JP2022009352A - 電子カルテシステムおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】動物病院における多様なカルテの取り扱いについて医療従事者がより正確に対応する電子カルテシステム及びプログラムを提供する。【解決手段】サーバと、病院端末とが、ネットワークを介して通信可能に接続されている動物病院において用いられる電子カルテシステムにおいて、サーバ10は、種類毎に異なる複数のカルテの少なくともいずれかの、病院端末の表示部への表示を制御するカルテ表示制御部と、カルテの種類に関連付けられた入力手段を、表示部に表示されているカルテへの診察情報の入力に反映させる入力手段制御部と、を備える。【選択図】図3

Description

本開示は、電子カルテシステムおよびプログラムに関する。
患者情報を病院内または複数の病院のグループ内で共有するために、病院において、電子カルテが幅広く使用されるようになっている。例えば、特許文献1には、電子カルテにおける入力支援に関する技術が開示されている。
特開2016-21216号
動物病院の場合、患者が動物であり、症状の種類や患者への対応についても多様であるため、これらの症状を正確に記録することが求められる。
そこで、本開示は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、動物病院における多様なカルテの取り扱いについて医療従事者がより正確に対応することが可能な電子カルテシステムおよびプログラムを提供することである。
本開示によれば、動物病院において用いられる電子カルテシステムであって、種類ごとに異なる複数のカルテの少なくともいずれかの、表示部への表示を制御するカルテ表示制御部と、前記カルテの種類に関連付けられた入力手段を、前記表示部に表示されている前記カルテへの診察情報の入力に反映させる入力手段制御部と、を備える、電子カルテシステムが提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを、動物病院において用いられる電子カルテシステムとして機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを、種類ごとに異なる複数のカルテの少なくともいずれかの、表示部への表示を制御するカルテ表示制御部と、前記カルテの種類に関連付けられた入力手段を、前記表示部に表示されている前記カルテへの診察情報の入力に反映させる入力手段制御部と、として機能させるプログラムが提供される。
本開示によれば、動物病院における多様なカルテの取り扱いについて医療従事者がより正確に対応することができる。
本開示の第1の実施形態に係る電子カルテシステム1の構成例を示す図である。 同実施形態に係るサーバ10を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。 同実施形態に係るサーバ10のソフトウェア構成例を示す図である。 同実施形態に係るカルテDB104の一例を示す図である。 同実施形態に係るフォーマット/項目DB105のデータ構造の概念図である。 同実施形態に係るカルテ表示制御部101と入力手段制御部102によるカルテの表示の第1の例を示す図である。 同実施形態に係るカルテ表示制御部101と入力手段制御部102によるカルテの表示の第2の例を示す図である。 同実施形態に係る電子カルテシステム1における一連の制御に係るフローチャート図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本開示の第1の実施形態に係る電子カルテシステム1の構成例を示す図である。図示するように、本実施形態に係る電子カルテシステム1は、電子カルテ管理サーバ10(以下、サーバ10と称する)と、病院端末20とを備える。サーバ10と、病院端末20とは、ネットワークNWを介して通信可能に接続されている。なお、本構成は一例であり、ある構成が他の構成を兼ね備えていたり、他の構成が含まれていたりしてもよい。
本実施形態においてネットワークNWはインターネットを想定している。ネットワークNWは、例えば、公衆電話回線網、携帯電話回線網、無線通信網、イーサネット(登録商標)などにより構築される。
サーバ10は、例えば、動物病院において診察を受けたり入院したりする動物のカルテを管理する機能を有する。かかる動物病院に勤務する、獣医、看護師、理学療法士、医療事務等の医療従事者R1は、病院端末20を使用してサーバ10にアクセスし、患者である動物のカルテを閲覧または編集する。かかるサーバ10は、例えば、動物病院により直接的に管理されてもよいし、動物病院を経営する組織や、少なくとも一の動物病院にかかる電子カルテシステム1を提供するサービサーにより管理されてもよい。
また、例えば、サーバ10は、ワークステーションまたはパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、或いはクラウドコンピューティングによって論理的に実現されてもよい。
病院端末20は、例えば、動物病院に勤務する医療従事者R1が使用する端末である。かかる端末は、医療従事者R1により操作され得る。例えば、病院端末20は、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピュータまたはパーソナルコンピュータ等であり得る。なお、病院端末20は、動物病院に設けられるものとしたが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、病院端末20は、動物病院の外部の検査機関等に設けられるものであってもよい。
本実施形態に係る電子カルテシステム1の概要について説明する。電子カルテシステム1は、動物病院において受診、入院または手術の予定または実績のある動物のカルテを管理するシステムである。動物病院に勤務する医療従事者である獣医R1は、例えば、動物の主訴や動物に対する処置の内容等をカルテに記入する。しかしながら、動物病院においては、動物種による専門性や、動物の主訴は様々であり、一般的な総合診療の範囲では収まらず、専門医等による診察等が必要になる場合もある。そのため、動物病院におけるカルテの項目は煩雑化し得る。
そこで、本実施形態に係る電子カルテシステム1によれば、複数のカルテのフォーマットを備え、動物病院における患者の種類や専門診療の内容に応じて、フォーマットを変更することができる。フォーマットとは、例えば、カルテの項目や、カルテに記入する際の入力支援機能等である。これにより、動物病院における多様なカルテの取り扱いにおいて、医療従事者がより正確に対応することが可能となる。以下、本実施形態の詳細について説明する。
図2は、本実施形態に係るサーバ10を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。コンピュータは、少なくとも、制御部11、メモリ12、ストレージ13、通信部14および入出力部15等を備える。これらはバス16を通じて相互に電気的に接続される。
制御部11は、サーバ10全体の動作を制御し、各要素間におけるデータの送受信の制御、及びアプリケーションの実行及び認証処理に必要な情報処理等を行う演算装置である。例えば制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであり、ストレージ13に格納されメモリ12に展開されたプログラム等を実行して各情報処理を実施する。
メモリ12は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性記憶装置で構成される主記憶と、フラッシュメモリまたはHDD(Hard Disc Drive)等の不揮発性記憶装置で構成される補助記憶と、を含む。メモリ12は、制御部11のワークエリア等として使用され、また、サーバ10の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、及び各種設定情報等を格納する。
ストレージ13は、アプリケーション・プログラム等の各種プログラムを格納する。各処理に用いられるデータを格納したデータベースがストレージ13に構築されていてもよい。
通信部14は、サーバ10をネットワークに接続する。通信部14は、例えば、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、Wi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、近距離または非接触通信等の方式で、外部機器と直接またはネットワークアクセスポイントを介して通信する。
入出力部15は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等の情報入力機器、及びディスプレイ等の出力機器である。
バス16は、上記各要素に共通に接続され、例えば、アドレス信号、データ信号及び各種制御信号を伝達する。
本実施形態に係る病院端末20を実現するコンピュータやスマートフォン等の端末のハードウェア構成は、図2に示すサーバ10のハードウェア構成例と同様であるため、説明を省略する。
図3は、本実施形態に係るサーバ10のソフトウェア構成例を示す図である。サーバ10は、カルテ表示制御部101、入力手段制御部102、入力情報取得部103、カルテDB104、フォーマット/項目DB105および辞書DB106を備える。カルテ表示制御部101、入力手段制御部102および入力情報取得部103は、制御部11がストレージ13に記憶されているプログラムをメモリ12に読み出して実行することにより実現され得る。また、カルテDB104、フォーマット/項目DB105および辞書DB106は、メモリ12およびストレージ13が提供する記憶領域の一部として実現され得る。なお、カルテDB104、フォーマット/項目DB105および辞書DB106は、サーバ10以外の一または複数のサーバが提供する外部の記憶領域の一部として実現されてもよい。
カルテ表示制御部101は、種類ごとに異なる複数のカルテの少なくともいずれかの、表示部(例えば病院端末20の表示部)への表示を制御する機能を有する。カルテの種類とは、例えば、「診察」「入院」「手術」というような、患者である動物への対応の種類や、「総合診療」「専門診療」のような診療内容の種類を意味する。すなわち、カルテの種類としては、「総合診療用カルテ」「専門診療用カルテ」や、「診察用カルテ」「入院用カルテ」「手術用カルテ」が存在する。また、カルテの種類としては、これらの組み合わせ等によるカルテ(例えば、診察時の専門診療用カルテ)等が設けられてもよい。
これらの複数のカルテにより入力されるカルテ情報は、後述するカルテDB104において記憶される。複数のうちいくつかのカルテにおいては、表示する項目が共通であれば、表示される内容はカルテDB104に記憶されている同一のカルテ情報から抽出されるものであってもよい。これらの複数のカルテの表示内容やフォーマットは、フォーマット/項目DB105に記憶される。例えば、ユーザである医療従事者が「診察用」「専門医用」のカルテを選択すると、カルテ表示制御部101は、フォーマット/項目DB105から対応するカルテを取得し、かかるカルテに表示すべき内容をカルテDB104から取得する。これらの取得した情報を、カルテ表示制御部101は病院端末20に表示する。
なお、カルテ表示制御部101は、電子カルテシステム1のアカウントに関連付けられるユーザ(たとえば獣医)の専門分野に対応する専門診療用カルテを表示してもよい。例えば、皮膚科の獣医が病院端末20を介してサーバ10にログインしカルテを取得する際、サーバ10のカルテ表示制御部101は、不図示のスタッフ管理DBからログインした獣医の専門分野に関する情報を取得する。そして、カルテ表示制御部101は、ログインした獣医の専門分野である皮膚科のカルテ(皮膚科カルテ)を病院端末20の表示部に表示させる。これにより、獣医等の医療従事者は、ログインするだけで本人の使用するカルテをすぐに見ることができる。
かかるカルテの種類ごとに、カルテの機能は異なる。かかるカルテの機能は、例えば後述する入力手段制御部102により制御される入力手段に反映される。カルテの表示例については後述する。
入力手段制御部102は、カルテの種類に関連付けられた入力手段を、表示部に表示されているカルテへの診察情報の入力に反映させる機能を有する。入力手段とは、例えば、表示部等に表示されているカルテに、カルテへの診察情報の入力のための文言を提示する機能を含む。すなわち、入力手段の一例は、入力支援機能である。カルテへの診察情報の入力のための文言は、カルテの種類に関連付けられる辞書DB106から取得される。例えば、皮膚科カルテに対する診察内容等の入力においては、入力手段制御部102は皮膚科の検査や診断等に関連する文言を辞書DB106から取得し、取得した文言をカルテ上に提示し得る。かかる文言の提示は、例えば、選択リストの態様で表示するものであってもよいし、ユーザがカルテに対して入力しようとする文字に対して推測される文言の提示であってもよい。
また、入力手段は、例えば、カルテの種類に基づいて設けられる項目からなる診察情報を入力するための入力領域を提供する機能を含む。すなわち、入力手段の一例は、カルテの種類に応じた入力フォーム機能である。項目とは、例えば、問診情報(状況、出欠、期間、食欲、体調、嘔吐の有無、下痢の有無等)、身体所見、病歴、検査、診断、処理/投薬、処方等の、診察、入院また手術時における動物に対して行うタスクの項目である。例えば、入力手段制御部102は、皮膚科カルテにおいては、問診の他に、シェーマに関する項目を表示し、かかるシェーマに関する項目に対する入力領域を提示する。入力領域は、例えば、現在の診察等の内容を入力する領域である。また、入力領域は、過去にカルテに入力された内容を表示する領域でもあってもよい。
入力情報取得部103は、上述した入力領域等に入力された情報を取得してカルテに反映させる機能を有する。入力された情報(入力情報)は、例えば、病院端末20に対して獣医等が入力したテキスト、画像等の情報を含む。
カルテDB(データベース)104は、動物病院に通院または入院する動物のカルテ情報を管理するためのデータベースである。図4は、本実施形態に係るカルテDB104の一例を示す図である。カルテ情報は、例えば、動物毎に動物IDと関連づけて管理され、また、動物毎のカルテ情報は、受診日または入院期間毎に管理される。例えば、動物ID10001で識別される動物の、受診日が2020年1月20日に入力されたカルテ情報として、動物の飼主の基本情報(氏名、住所、Eメール等)、動物(ペット)情報(ペット名、性別、種別、体重等)、問診情報(状況、出欠、期間、食欲、体調、嘔吐の有無、下痢の有無等)、身体所見、病歴、検査、診断、処理/投薬、処方、メモ、及び動物(ペット)の動画/画像等の情報が含まれる。かかる情報は、飼主や獣医等の担当者から適宜取得される情報に基づいて構成され得る。また、カルテ情報を、動物が病院の受診時に獣医等が入力した情報とは別に、動物が入院時に獣医等が入力した情報として管理することもできる。この場合、入院時のカルテ情報は受診時の情報と共通するものを含むことができるが、例えば、飲食、排尿、排せつに関する情報、入院中の動物の画像及び/または動画、入院時の排泄を確認するために散歩に出る場合、散歩中の画像及び/または動画、及び各々の画像等に関するコメント等を含むことができる。また、カルテ情報のうち、動物の飼主等のユーザに共有可能な範囲(例えば、入院に関する電子カルテ情報に限る等)を、医療従事者が操作する病院端末20からの設定要求等に応じて、設定することができる。また、かかるカルテ情報は、後述するフォーマット/項目DB105により得られるフォーマットに応じて、病院端末20に出力されるカルテとして表示され得る。
フォーマット/項目DB105は、カルテのフォーマット、並びに該フォーマットにより表示される項目及び使用される辞書の種類を規定するデータ構造を含むデータベースである。図5は、本実施形態に係るフォーマット/項目DB105のデータ構造の概念図である。図5に示すように、フォーマット/項目DB105が構成するデータ構造においては、総合診療(診察)カルテ1050を基礎とする。総合診療(診察)カルテ1050には、問診、身体所見および現病歴等の項目により構成される総合診療用フォーマット1051と、基本辞書データ1052とが関連付けられている。基本辞書データ1052は、辞書DB106に記憶されているデータセットであり、総合診療カルテ1050の使用時に用いられる辞書データである。
また、総合診療カルテ1050の下位には、皮膚科カルテ1053と神経科カルテが関連付けられている。例えば、皮膚科カルテ1053には、皮膚科問診、シェーマ、皮膚科検査等の皮膚科用の項目により構成される皮膚科フォーマット1054と、皮膚科辞書データ1055とが関連付けられている。皮膚科カルテ1053を使用する場合は、カルテには皮膚科フォーマット1054が表示され、入力の際には皮膚科辞書データ1055が入力支援用の辞書データとして用いられ得る。また、神経科カルテも同様に、神経科フォーマットと神経科辞書データとが関連付けられている。
また、総合診療カルテ1050と並列して、入院カルテ1056と手術カルテが関連付けられている。例えば、入院カルテ1056には、食事管理、排泄管理等の入院管理用の項目により構成される入院フォーマット1057と、入院辞書データ1058とが関連付けられている。また、手術カルテも同様に、麻酔、写真、輸血等の手術フォーマットと手術辞書データとが関連付けられている。
このように、各種類におけるカルテの使用時には、カルテの種類に応じたカルテフォーマットと、カルテの入力支援に用いられる辞書データの少なくともいずれかが用いられ得る。これにより、各カルテに切り替えた場合に、そのカルテに適した項目や入力機能を使用することができる。なお、図5に示したフォーマット/項目DBのデータ構造はあくまで一例である、具体的なデータ構造については特に限定されない。
辞書DB106は、図5に示した基本辞書データ1052等の辞書データを記憶するデータベースである。辞書DB106は、図5に示すように、カルテの種類に関連する辞書データをそれぞれ有する。辞書データは、カルテに入力したり記録したりする文言が、カルテの種類等に関連付けられ得る。例えば、「総合診療(診察)」のカルテにおいては、検査の項目について入力する際に、血液検査に関する文言(血液検査の種類、メニュー等)が辞書DB106の基本辞書データから読み出されて、カルテに提示され得る。
次に、本実施形態に係るカルテ表示制御部101と入力手段制御部102によるカルテの表示例について説明する。その際、付随的に他の機能部による機能についても説明する。
図6は、本実施形態に係るカルテ表示制御部101と入力手段制御部102によるカルテの表示の第1の例を示す図である。図6に示す画面2000は、病院端末20の表示部201に表示される。画面2000は、例えば、医療従事者である獣医が診察している犬の、2020年3月24日時点での診察(総合診療)用のカルテの画面である。画面2000には、患者情報2001、日付切替カラム2002、項目選択領域2003、項目入力領域2004およびカルテ選択ボタン2009が含まれる。
患者情報2001は、例えば、患者である動物の写真、名前、動物種、年齢等の情報を含み得る。患者情報2001に含まれる情報は、例えばカルテDB104から取得される。日付切替カラム2002は、動物の現在または過去の診察日におけるカルテに切り替えるための領域である。例えば、日付切替カラム2002に表示されている日付を選択すると、該日付におけるカルテが表示され得る。項目選択領域2003は、カルテの各項目に対応するカルテ画面を表示させるために該項目を選択するための領域である。図6に示す例では、総合診療カルテの「検査」項目における「すべて」の検査結果に関して表示されている。
項目入力領域2004は、特記事項入力フォーム2005、検査内容表示入力フォーム2006、2007を含む。特記事項入力フォーム2005は、検査に関する特記事項を入力するための入力フォームである。検査内容表示入力フォーム2006、2007は、検査の内容およびその結果を入力するための入力フォームである。例えば、獣医は、検査を行う内容として「血液検査」を入力しようとする際に、入力手段制御部102による入力支援機能により「血液検査(ProCyte+Chem10+Lyte4+CRP+URIC)」が入力候補2008として表示され得る。かかる入力候補は、辞書DB106に記憶される総合診療(の検査)の辞書データに含まれる文言であってもよい。入力手段制御部102は、例えば、過去にカルテに入力された(入力情報取得部103が取得した)情報の履歴に基づいて、かかる入力候補の文言を優先的に表示してもよい。
また、カルテ選択ボタン2009は、表示されるカルテの種類を切り替えるためのボタンである。かかるボタン2009は、例えば「診察」「入院」「手術」「皮膚科」「神経科」等の総合診療用カルテと専門診療用カルテとを切り替えるためのボタンであり得る。かかるボタン2009のいずれかを選択することで、項目入力領域2004に表示されるカルテのフォーマットを切り替えることができる。
図7は、本実施形態に係るカルテ表示制御部101と入力手段制御部102によるカルテの表示の第2の例を示す図である。図7に示す画面2010は、病院端末20の表示部201に表示される。画面2010は、例えば、医療従事者である獣医が診察している犬の、2020年3月24日時点での皮膚科(専門診療)用のカルテの画面である。画面2010には、患者情報2011、日付切替カラム2012、項目選択領域2013、項目入力領域2014およびカルテ選択ボタン2018が含まれる。
患者情報2011と日付切替カラム2012は図6に示した例と同様である。項目選択領域2013は、カルテの各項目に対応するカルテ画面を表示させるために該項目を選択するための領域である。図7に示す例では、皮膚科用カルテの「シェーマ」項目における「頭部」の検査結果に関して表示されている。
項目入力領域2014は、特記事項入力フォーム2015、シェーマ表示入力領域2016およびコメント表示入力領域2017を含む。特記事項入力フォーム2015は、シェーマに関する特記事項を入力するための入力フォームである。シェーマ表示入力領域2016は、動物のシェーマを表示する領域である。例えば、獣医は、シェーマを入力する際に、かかるシェーマ表示入力領域2016を選択することで、シェーマの画像が拡大して表示され得る。かかる拡大されたシェーマ画像に対して、患部に関する記入をすることができる。カルテ選択ボタン2018について、図7に示す例では、「皮膚科」のボタンが強調して表示されている。これにより、「皮膚科」のカルテが切り替わって表示されていることが示される。このように、カルテ選択ボタン2018を選択することで、所望の専門診療に関するカルテを簡単に表示することができる。
図8は、本実施形態に係る電子カルテシステム1における一連の制御に係るフローチャート図である。以下、電子カルテシステム1によるカルテの取得、選択および入力に係る処理の流れの一例について説明する。
まず、獣医が患者である動物のカルテをカルテDB104から取得する(ステップS101)。サーバ10のカルテ表示制御部101および入力手段制御部102は、取得される動物のカルテの画面を病院端末20の表示部201に表示させる。
次に、獣医が皮膚科医であるため、皮膚科のカルテを選択する(ステップS103)。その際、獣医は図6に示すようなカルテ画面2000のカルテ選択ボタン2009のうち「皮膚科」のボタンを選択する。
サーバ10のカルテ表示制御部101および入力手段制御部102は、皮膚科カルテの画面を病院端末20の表示部201に表示させる(ステップS105)。例えば、ここでは、図7に示すような皮膚科のカルテ画面2010が表示される。かかる皮膚科用カルテに対して、獣医はシェーマ等の情報を入力する。サーバ10の入力情報取得部103は、入力に対する情報を取得し、カルテに反映させる(ステップS107)。
以上説明したように、本実施形態に係る電子カルテシステム1によれば、複数のカルテがそれぞれ異なる項目により構成されるフォーマットにより表示される。そのため、例えば獣医が総合診療を行う場合か専門診療を行う場合かにおいて、それぞれに適したカルテが獣医に対して表示され得る。例えば、週に一度だけ勤務する非常勤の皮膚科が動物のカルテを閲覧する場合、皮膚科用カルテを選択して皮膚科の項目に対応するカルテをすぐに見ることができる。そのため、普段から動物のカルテを見ていない場合であっても、対応するカルテを簡単に確認することができる。これにより、動物病院における多様なカルテの取り扱いについて医療従事者がより正確に対応することができる。
かかるカルテにおいては、カルテの種類に応じた入力表示項目の表示機能や、入力支援機能が設けられ得る。これにより、カルテの種類に応じて入力のしやすさが改善され得る。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
本明細書において説明した装置は、単独の装置として実現されてもよく、一部または全部がネットワークで接続された複数の装置(例えばクラウドサーバ)等により実現されてもよい。例えば、サーバ10の制御部11およびストレージ13は、互いにネットワークで接続された異なるサーバにより実現されてもよい。
本明細書において説明した装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。本実施形態に係るサーバ10の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、PC等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
また、本明細書においてフローチャート図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(項目1)
動物病院において用いられる電子カルテシステムであって、
種類ごとに異なる複数のカルテの少なくともいずれかの、表示部への表示を制御するカルテ表示制御部と、
前記カルテの種類に関連付けられた入力手段を、前記表示部に表示されている前記カルテへの診察情報の入力に反映させる入力手段制御部と、
を備える、電子カルテシステム。
(項目2)
項目1に記載の電子カルテシステムであって、
前記カルテの種類は、総合診療用カルテと、専門診療用カルテと、を含む、
電子カルテシステム。
(項目3)
項目2に記載の電子カルテシステムであって、
前記専門診療用カルテは皮膚科用カルテを含み、
前記カルテの項目は、シェーマに関する項目を含む、
電子カルテシステム。
(項目4)
項目2または3に記載の電子カルテシステムであって、
前記カルテ表示制御部は、前記電子カルテシステムのアカウントに関連付けられるユーザの専門分野に対応する前記専門診療用カルテを表示する、
電子カルテシステム。
(項目5)
項目1~4のいずれか1項に記載の電子カルテシステムであって、
前記入力手段制御部は、表示されている前記カルテに、前記カルテへの診察情報の入力のための文言を提示し、
前記文言は、前記カルテの種類に関連付けられる辞書DBから取得される、
電子カルテシステム。
(項目6)
項目1~5のいずれか1項に記載の電子カルテシステムであって、
前記入力手段は、前記カルテの種類に基づいて設けられる項目からなる、前記診察情報を入力するための入力領域を含む、
電子カルテシステム。
(項目7)
コンピュータを、動物病院において用いられる電子カルテシステムとして機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
種類ごとに異なる複数のカルテの少なくともいずれかの、表示部への表示を制御するカルテ表示制御部と、
前記カルテの種類に関連付けられた入力手段を、前記表示部に表示されている前記カルテへの診察情報の入力に反映させる入力手段制御部と、
として機能させるプログラム。
1 電子カルテシステム
10 サーバ
20 病院端末
101 カルテ表示制御部
102 入力手段制御部

Claims (7)

  1. 動物病院において用いられる電子カルテシステムであって、
    種類ごとに異なる複数のカルテの少なくともいずれかの、表示部への表示を制御するカルテ表示制御部と、
    前記カルテの種類に関連付けられた入力手段を、前記表示部に表示されている前記カルテへの診察情報の入力に反映させる入力手段制御部と、
    を備える、電子カルテシステム。
  2. 請求項1に記載の電子カルテシステムであって、
    前記カルテの種類は、総合診療用カルテと、専門診療用カルテと、を含む、
    電子カルテシステム。
  3. 請求項2に記載の電子カルテシステムであって、
    前記専門診療用カルテは皮膚科用カルテを含み、
    前記カルテの項目は、シェーマに関する項目を含む、
    電子カルテシステム。
  4. 請求項2または3に記載の電子カルテシステムであって、
    前記カルテ表示制御部は、前記電子カルテシステムのアカウントに関連付けられるユーザの専門分野に対応する前記専門診療用カルテを表示する、
    電子カルテシステム。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の電子カルテシステムであって、
    前記入力手段制御部は、表示されている前記カルテに、前記カルテへの診察情報の入力のための文言を提示し、
    前記文言は、前記カルテの種類に関連付けられる辞書DBから取得される、
    電子カルテシステム。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の電子カルテシステムであって、
    前記入力手段は、前記カルテの種類に基づいて設けられる項目からなる、前記診察情報を入力するための入力領域を含む、
    電子カルテシステム。
  7. コンピュータを、動物病院において用いられる電子カルテシステムとして機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    種類ごとに異なる複数のカルテの少なくともいずれかの、表示部への表示を制御するカルテ表示制御部と、
    前記カルテの種類に関連付けられた入力手段を、前記表示部に表示されている前記カルテへの診察情報の入力に反映させる入力手段制御部と、
    として機能させるプログラム。

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