JP2022007636A - 生コンクリートの受発注システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022007636000001
【課題】発注内容通りに生コンクリートを納入できない場合に、発注者が手間をかけずに発注内容を変更できるようにする生コンクリートの受発注システムの提供。
【解決手段】生コンクリートの注文情報、及び生コンクリートを所定時間内に運搬可能な発注先の候補を示す工場情報であり、生コンクリートの注文予約の受付状況を示す予約情報が関連付けられている工場情報を複数含む候補群情報の情報に基づいて生コンクリートの納入可否を判定する納入可否判定手段と、前記納入可否判定手段が、前記生コンクリートを納入不可と判定した場合、前記発注内容の代替案を示す代替案情報を導出する代替案導出手段と、該代替案導出手段が導出した代替案情報を発注者Cに提示する提示手段とを備え、前記代替案導出手段は、前記候補群情報に基づき前記代替案情報を導出する生コンクリートの受発注システム1。
【選択図】図1

Description

本発明は、生コンクリートを受発注するための生コンクリートの受発注システムに関する。
従来、生コンクリートの受発注業務を支援するシステムが種々提案されており、かかるシステムとして、例えば、特許文献1に開示されているような、生コンクリートの受注業務を支援する出荷管理装置が知られている。
かかる出荷管理装置では、生コンクリートの配合比や出荷量等の出荷に関する情報(出荷情報)が、生コンクリートの出荷先毎に用意したキーコードによってグループ分けされており、受注者がキーコードを指定するだけで出荷先に関する出荷情報を一括して取得できるようにすることで、出荷情報の管理にかかる手間を抑えることができるようになっている。
実公昭59-037886号公報
ところで、生コンクリート工場が発注内容に則して生コンクリートを納入できない場合、発注者は、生コンクリート工場と連絡を取り合って発注内容の調整をしたり、新たな発注先を探したりする必要があり、発注内容の代替案を模索する手間を要していた。このような問題点は、従来の出荷管理装置が導入されている生コンクリート工場であっても依然として解決されていない。
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、発注内容通りに生コンクリートを納入できない場合に、発注者が手間をかけずに発注内容を変更できるようにする生コンクリートの受発注システムの提供を課題とする。
本発明の生コンクリートの受発注システムは、
生コンクリートの発注内容を示す注文情報、
注文された生コンクリートを所定の時間内に納入先に運搬可能であり且つ発注先の候補とする工場情報であって、生コンクリートの注文予約の受付状況を示す予約情報が関連付けられている工場情報を複数含んでいる候補群情報に基づいて前記注文された生コンクリートの納入の可否を判定する納入可否判定手段と、
前記納入可否判定手段が、前記注文された生コンクリートを前記納入先に納入できないと判定した場合に、前記発注内容の代替案を示す代替案情報を導出する代替案導出手段と、
前記代替案導出手段が導出した前記代替案情報を発注者に提示する提示手段と、を備え、
前記代替案導出手段は、前記候補群情報に基づいて前記代替案情報を導出するように構成される。
上記構成の生コンクリートの受発注システムでは、注文情報に示されている発注内容に則して生コンクリートを納入できない場合、代替案導出手段が複数の工場情報を含む候補群情報に基づいて発注内容の代替案を示す代替案情報を導出するため、発注者が自分で発注内容の代替案を模索する手間を抑えることができ、これにより、発注内容通りに生コンクリートを納入できない場合であっても発注者が手間をかけずに発注内容を変更することが可能となる。
本発明の生コンクリートの受発注システムにおいて、
前記代替案導出手段は、前記候補群情報に含まれている複数の前記工場情報のそれぞれと、該複数の前記工場情報のそれぞれに関連付けられている前記予約情報とに基づいて前記代替案情報を導出するように構成されていてもよい。
上記構成の生コンクリートの受発注システムによれば、代替案導出手段によって導出された代替案情報(発注内容の代替案)は、複数の工場情報を対象として生コンクリートの注文予約の受付状況を考慮したうえで導出されたものであるため、発注者が自分で発注先の工場を新たに探す手間を抑えて発注内容の代替案を決定することが可能となる。
本発明の生コンクリートの受発注システムは、
前記提示手段によって提示された前記代替案情報が示す前記代替案を承認するか否かを前記発注者に選択させる承認選択手段と、
前記代替案情報が示す前記代替案を該承認選択手段で承認した前記発注者に対して、生コンクリートの注文後の応対に付随して生じる費用であって、生コンクリート自体の価格以外の費用の支払いに使用できる電子支払媒体を付与する付与処理を実行する電子支払媒体設定手段と、を備えていてもよい。
上記構成の生コンクリートの受発注システムによれば、承認選択手段から提案された代替案を承認すれば、発注者にとっては、生コンクリートの取り引きにおいて生じる費用の支払いに使用できる電子支払媒体を得られるメリットとなるため、代替案が発注者に受け入れられる確率を高めて生コンクリートの供給の円滑さも高めることができる。
本発明の生コンクリートの受発注システムは、
前記提示手段によって提示された前記代替案情報が示す前記代替案を承認するか否かを前記発注者に選択させる承認選択手段と、
前記代替案情報が示す前記代替案を前記承認選択手段で承認した前記発注者に対して、取り引きの優良さを示す優良度を加算する優良度導出手段と、を備えるようにしてもよい。
上記構成の生コンクリートの受発注システムによれば、承認選択手段から提案された代替案を承認すれば、発注者にとっては、自身の優良度を上げるメリットとなるため、代替案が発注者に受け入れられる確率を高めて生コンクリートの供給の円滑さも高めることができる。
本発明の生コンクリートの受発注システムにおいて、
前記提示手段によって提示された前記代替案情報が示す前記代替案を承認するか否かを前記発注者に選択させる承認選択手段と、
前記代替案情報が示す前記代替案を前記承認選択手段で承認した前記発注者に対して、生コンクリートの注文後の応対に付随して生じる費用であって、生コンクリート自体の価格以外の費用の支払いに使用できる電子支払媒体としてのポイントを加算する加算処理を実行する電子支払媒体設定手段と、
該承認選択手段で付与した前記ポイントの高さに応じて前記発注者の優良さを示す優良度を導出する優良度導出手段と、を備え、
前記電子支払媒体設定手段は、前記費用の支払い時に前記ポイントを減算する減算処理を実行可能となるように構成されていてもよい。
このようにすれば、発注者は、生コンクリートの注文後の応対に付随して生じる費用の支払いを電子支払媒体で行うと、電子支払媒体とともに発注者自身の優良度の減算につながるため、例えば、注文情報の変更や取り消し等の発注先にとって迷惑となる行為の抑制につながる。
以上のように、本発明の生コンクリートの受発注システムは、発注内容通りに生コンクリートを納入できない場合に、発注者が手間をかけずに発注内容を変更できるという優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明の一実施形態に係る生コンクリートの受発注システムのユースケース図である。 図2は、同実施形態に係る生コンクリートの受発注システムのブロック図である。 図3は、同実施形態に係る生コンクリートの受発注システムで使用する注文情報の説明図である。 図4において、(a)は同実施形態に係る生コンクリートの受発注システムで使用する工場情報の説明図であり、(b)は工場情報に含まれる車両情報の説明図である。 図5は、同実施形態に係る生コンクリートの受発注システムのメインフローチャートである。 図6は、同実施形態に係る生コンクリートの受発注システムにおける発注先候補を選択する処理のフローチャートである。 図7は、同実施形態に係る生コンクリートの受発注システムにおける発注先候補に出荷配分を行う処理のフローチャートである。 図8は、同実施形態に係る生コンクリートの受発注システムの変更受付手段が発注内容の変更や取り消しを受け付けた際に行う処理のフローチャートである。 図9は、同実施形態に係る生コンクリートの受発注システムの変更受付手段が、発注内容の変更を受け付けた際の処理のフローチャートである。 図10は、同実施形態に係る生コンクリートの受発注システムの変更受付手段が、発注内容の取り消しを受け付けた際の処理のフローチャートである。 図11は、同実施形態に係る生コンクリートの受発注システムにおける戻りコン処理手段のフローチャートである。 図12は、同実施形態に係る生コンクリートの受発注システムにおける残コン処理手段のフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態にかかる生コンクリートの受発注システム(以下、受発注システムと称する)について、添付図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る受発注システムは、図1に示すように、発注者Cからの注文に則して生コンクリートの出荷工場fnに生コンクリートを発注するシステムである。また、本実施形態の受発注システム1は、発注者Cから受けた発注内容に則して生コンクリートを出荷できない場合に、発注内容の代替案を導出して発注者Cに提示する機能(提示手段)を有するシステムである。
具体的に説明すると、受発注システム1は、図2に示すように、発注者Cが送信した生コンクリートの発注内容を示す注文情報を受けるとともに、該注文情報に基づいて発注内容通りに生コンクリートを納入できるか否かを判定する納入可否判定手段2と、前記納入可否判定手段2が、前記生コンクリートを前記納入先に納入できないと判定した場合に、前記発注内容の代替案を示す代替案情報を導出する代替案導出手段3と、該代替案導出手段3が導出した代替案情報を承認するか否かを発注者か選択可能な状態で表示する承認選択手段4と、該承認選択手段4により前記代替案情報が示す前記代替案を承認した前記発注者に対して、生コンクリートの注文後の応対に付随して生じる費用であって、生コンクリート自体の価格以外の費用(例えば、注文のキャンセル料や、戻りコン及び残コンの処理に要する費用等)の支払いに使用できる電子支払媒体を付与する付与処理を実行する電子支払媒体設定手段5と、発注者の取り引きの優良さを示す優良度を導出する優良度導出手段6と、注文情報に従って出荷工場群Fに含まれている出荷工場fnに生コンクリートの出荷を依頼する出荷依頼手段7と、出荷依頼手段7による生コンクリートの出荷依頼が完了した後に行われた発注内容の変更や取り消しを受け付ける変更受付手段8と、生コンクリートの返品に関する処理を実行する返品処理手段9と、を備えている。
なお、受発注システム1は、例えば、コンピューターに上記の納入可否判定手段2、代替案導出手段3、承認選択手段4、電子支払媒体設定手段5、優良度導出手段6、出荷依頼手段7、変更受付手段8、返品処理手段9として機能するプログラムを組み込むことで構築することができる。
納入可否判定手段2は、発注者Cからの生コンクリートの注文内容を示す注文情報を取得する受注手段20と、予め登録されている出荷工場fnの集合である出荷工場群Fの中から、生コンクリートの発注先の候補とする出荷工場fnを複数選択する発注先選択手段21と、注文された総量の生コンクリートを発注先選択手段21で選択した複数の出荷工場fnによって納入できるか否かを判定する需給確認手段22と、を有する。
受注手段20は、生コンクリートの注文内容を示す注文情報を入力するための注文入力手段200を有する。注文入力手段200は、例えば、入力フォームや、選択フォームを表示し、発注者Cがこれらのフォームに対して注文に必要な情報を入力できるように構成されていればよい。
図3に示すように、受注手段20に入力可能な注文情報D2には、生コンクリートの納入日時を示す納入日時情報D20と、生コンクリートの納入量を示す納入量情報D21と、生コンクリートの納入先を示す納入先情報D22と、出荷工場fnが原料を調達する原料製造業者を示す業者指定情報D23と、生コンクリートの種類を示す種類指定情報D24と、現場への生コンクリートの納入回数を示す納入回数情報D25と、ポンプ車に生コンクリートの圧送前に供給するモルタル(いわゆる、先行モルタル)の量を示す先行モルタル量情報D26と、が含まれている。なお、原料製造業者とは、セメント製造業者や、砕石製造業者、コンクリート用の混和剤若しくは混和材の製造業者等のことである。
なお、納入回数情報D25に設定されている生コンクリートの納入回数が1回である場合、納入日時情報D20には、生コンクリートを納入する日付と時刻とが設定されていればよい。また、納入回数情報D25に設定されている生コンクリートの納入回数が複数回である場合、納入日時情報D20には、生コンクリートを納入する日付と時間帯(納入を開始する時刻から納入を完了する時刻までの時間帯)が設定されていればよい。この場合、納入日時情報D20に設定されている時間帯と納入回数情報D25に設定されている納入回数とに基づいて、納入ピッチを算出することも可能となる。
発注先選択手段21は、図2に示すように、受発注システム1に登録されている出荷工場群Fの中から、発注者Cが指定する条件を満たし、且つ納入日時に納入先へ生コンクリートを納入可能な出荷工場fnを選択するように構成されている。
なお、本実施形態で発注者Cが指定する条件とは、出荷工場fnが原料を調達する原料製造業者を示す業者情報である。また、生コンクリートを納入可能な出荷工場fnとは、所有している車両(アジテータ車)の中に、納入日時に納入先に向かうことができる車両がある出荷工場fnのことである。
ここで、工場情報について説明する。工場情報は、受発注システム1の記憶手段(図示しない)に記憶されている。
図4(a)に示すように、工場情報D3には、出荷工場fnの所在地を示す所在地情報D30と、出荷工場fnが原料を調達する原料製造業者を示す業者情報D31と、出荷工場fnで取り扱っている生コンクリートの種類を示す取扱種類情報D32と、出荷工場fnが所有する車両に関する情報である車両情報D33と、出荷工場fnの操業時間(出荷工場fnの稼働時間として定められている工場稼働時間と、工場稼働時間中に出発した車両の納入作業が工場稼働時間後に及ぶ可能性のある時間とを含む時間帯)を示す操業時間情報D34と、が含まれている。
車両情報D33には、図4(b)に示すように、車両ごとに固有に付与される識別情報D330と、該識別情報D330に関連付けられている積載量情報D331と、該識別情報D330に関連付けられている予約情報D332と、が含まれている。
予約情報D332は、例えば、操業時間に対応する時間幅のタイムテーブルD333と、該タイムテーブルD333上での予約状況(予約の有無)を示す予約表示情報D334と、を有するように構成されていればよい。
発注先選択手段21は、図2、及び図4(a)に示すように、複数の工場情報D3の中から業者指定情報D23に該当する業者情報D31を有する工場情報D3を選択する業者別選択手段210と、複数の工場情報D3の中から生コンクリートの納入の可否に基づいて工場情報D3を選択する納入可否別選択手段211と、複数の工場情報D3の中から種類指定情報D24に該当する取扱種類情報D32を有する工場情報D3を選択する種類別選択手段212と、を有する。
納入可否別選択手段211は、複数の工場情報D3の中から納入先への生コンクリートの運搬が可能である出荷工場fnの工場情報D3を選択する運搬可否別選択手段211aと、複数の出荷工場fnの中から生コンクリートの発注を受付可能な出荷工場fn(納入日時に納入先に向かうことができる車両がある出荷工場fn)の工場情報D3を選択する予約別選択手段211bと、を有する。
運搬可否別選択手段211aは、図2、及び図3、図4(a)に示すように、工場情報D3の所在地情報D30と納入先情報D22とに基づいて出荷工場fnから納入先に向かう往路の移動に要する運搬時間を導出し、該運搬時間と出荷工場fnから納入先に生コンクリートを運搬する際に許容される時間(運搬許容時間)とを比較し、運搬時間が運搬許容時間以下である場合は運搬可能、運搬時間が運搬許容時間を超える場合は運搬不可と判定するように構成されている。
なお、出荷工場fnで製造した生コンクリートは、出荷工場fnから出荷された後、時間が経過するとともに固化が進行するため、運搬許容時間は、生コンクリートを使用できる状態で納入できる範囲内の時間(例えば60分)に設定されていることが好ましい。
予約状況別選択手段311は、納入日時により示される時刻から運搬時間分を遡った時刻から納入日時により示される時刻までの時間帯を示す納入時間帯情報を導出する運搬時間帯導出処理と、操業時間中に生コンクリートを運搬して納入先に届けることができるか否かを判定する操業判定処理と、各車両情報D33を対象として納入時間帯情報が示す時間帯における予約の有無を判定する(すなわち、納入時間帯情報が示す時間帯内に予約が入っていない空き車両であるかを判定する)予約判定処理と、操業判定処理及び予約判定処理の判定結果に基づいて出荷工場fnを選択する選択判定処理と、を実行可能である。
操業判定処理は、操業時間中に生コンクリートの出荷から納入までを行えるか否かを判定するための処理であり、具体的には、操業時間情報D34が示す時間帯が納入時間帯情報が示す時間帯全体を含んでいるか否かによって判定を行うように構成されている(図4(a)参照)。
なお、操業判定処理では、操業時間情報D34が示す時間帯が納入時間帯情報が示す時間帯全体を含んでいる場合に、操業時間中に生コンクリートを運搬して納入先に届けることができると判定され、納入時間帯情報が示す時間帯に操業時間情報D34が示す時間帯外と重なっている時間帯がある場合は、操業時間中に生コンクリートを運搬して納入先に届けることができないと判定される。
予約判定処理では、予約情報D332に納入時間帯情報が示す時間帯に予約があることを示す情報がない場合に、予約可能であると判定され(すなわち、空き車両であると判定され)、予約情報D332に納入時間帯情報が示す時間帯に予約があることを示す情報がある場合は、予約不可であると判定される。
そして、予約状況別判定処理は、操業判定処理において操業時間中に生コンクリートを運搬して納入先に届けることができると判定され、且つ予約判定処理において予約可能であると判定された場合に、選択判定処理で出荷工場fnを選択するように構成されている。
このように、発注先選択手段21は、出荷工場群Fの中から前記空き車両がある出荷工場fnを選択でき、業者別選択手段210と種類別選択手段212によって発注者Cが指定した条件を満たす出荷工場fnを選択することができるように構成されている。
なお、本実施形態では、発注先選択手段21が選択した工場情報D3を発注先候補情報と称し、発注先候補情報が示す出荷工場fnを発注先候補と称し、複数の発注先候補情報を一群にしたものを候補群情報と称して以下の説明を行う。
需給確認手段22は、発注先候補の生コンクリートの出荷可能量の総和と、納入量情報D21で示される生コンクリートの総量とを比較し、出荷可能量の総和が納入量情報D21で示される生コンクリートの総量以上であれば生コンクリートを納入可能と判定し、出荷可能量の総和が納入量情報D21で示される生コンクリートの総量よりも少なければ生コンクリートを納入不可と判定するように構成されている。
なお、発注先候補における生コンクリートの出荷可能量は、前記空き車両の積載量と、納入時間帯情報が示す時間帯内において納入先に向かうことができる回数とを乗算することで算出した車両別出荷可能量の総和により求められる。
代替案導出手段3は、候補群情報に基づいて代替案情報を導出するように構成されている。より具体的に説明すると、代替案導出手段3は、候補群情報に含まれている複数の発注先候補情報のそれぞれと、該複数の発注先候補情報のそれぞれに関連付けられている予約情報D332とを取得し、代替案を導出するように構成されている。
なお、代替案導出手段3は、代替案として、例えば、納入日時情報D20が示す日付と同日であり、且つ納入日時情報D20が示す時間とは別の時間に生コンクリートを納入する予定や、納入日時情報D20が示す日付と別日であり、且つ納入日時情報D20が示す時間とは別の時間に生コンクリートを納入する予定等のように、納入日時情報が示す日付と時間のうちの少なくとも何れか一方が異なる日時を代替案として導出するように構成されていればよい。
また、代替案導出手段3は、複数の代替案を導出した場合は、納入日時情報D20が示す日時に近い日時の代替案を優先的に表示するように構成されていてもよい。
本実施形態の承認選択手段4は、承認するか否かを発注者Cに選択させる他、注文情報D2を再度入力し直すこと、及び注文情報D2の内容は変更せずにキャンセル待ちに登録することを選択できるように構成されている。
すなわち、承認選択手段4は、代替案を承認するための承認手段40と、注文情報D2を再度入力し直すための再入力手段41と、発注予約のキャンセル待ちを登録するキャンセル待ち登録手段42と、を有する。なお、承認手段40、再入力手段41、キャンセル待ち登録手段42のそれぞれは、例えば、ウェブページの表示画面や、コンピューターに導入されているアプリケーションの表示画面等に表示したボタンを表示し、このボタンが押し操作された際に処理を実行するように構成されていればよい。
承認手段40は、実行されると、代替案情報を注文情報D2としたうえで、需給確認手段22に生コンクリートの納入の可否を判定する処理を実行させるように構成されている。
再入力手段41は、実行されると、注文入力手段200に注文画面を表示する処理を実行させるように構成されている。
そして、キャンセル待ち登録手段42は、注文情報D2の納入日時情報D20が示す納入日時と重なる日時の注文予約のキャンセルを待つ旨を示す情報を登録した後に、注文入力手段200に注文画面を表示する処理を実行させるように構成されている。
本実施形態の電子支払媒体設定手段5は、電子支払媒体としてポイントを扱うように構成されており、また、このポイントを発注者Cに加算する前記付与処理としての加算処理と、ポイントを減算する減算処理とを実行するように構成されている。なお、電子支払媒体設定手段5は、電子支払媒体としてポイントではなく、クーポン等を発注者に付与するように構成されていてもよい。ここで、ポイントは、マイナスの値をとるようにも構成されており、ポイントが0の状態で減算処理が実行されると、ポイントの数値がマイナス側に大きくなる。
本実施形態の優良度導出手段6は、ポイントの値をそのまま発注者Cの優良度とするように構成されており、ポイントが変更されたときに優良度を導出し直すように構成されている。そのため、優良度はポイントに連動して増減する。
本実施形態の出荷依頼手段7は、発注先選択手段21で選択した複数の出荷工場fnを対象として、注文されている総量の生コンクリートの出荷配分を決定する出荷配分手段70と、出荷配分手段70による出荷配分の決定結果に基づいて、出荷が割り当てられた出荷工場fnに生コンクリートの出荷を依頼する発注手段71と、出荷配分が決定した後において生コンクリートの供給量が不足した場合に、不足している分量の生コンクリートを補うための補填手段72と、を有する。
出荷配分手段70は、発注先候補の単位時間当たりにおける生コンクリートの納入量を示す納入効率を導出する納入効率導出手段50と、該納入効率に基づいて発注先候補への生コンクリートの出荷配分を決定する配分決定手段51と、を有する。
納入効率導出手段50は、上述の出荷可能量Sと、運搬時間Tとに基づいて、下式(1)により納入効率Rを導出する。
Figure 2022007636000002
出荷配分手段70は、納入効率Rに基づいて生コンクリートの出荷配分を決定するように構成されている。本実施形態の出荷配分手段70は、発注先候補の全てに対して納入効率Rの高さに応じた出荷配分を決定するように構成されている。
より具体的に説明すると、出荷配分手段70は、納入効率Rと各発注先候補について導出された納入効率Rの総和RTとに基づいて、下式(2)により発注先候補への生コンクリートの配分割合である配分率Dnを導出する。
Figure 2022007636000003
発注先候補への配分量Vは、納入量Vnと、配分率Dnとに基づいて下式(3)により導出される。
Figure 2022007636000004
発注手段71は、発注先候補に対して配分量に相当する分量の生コンクリートを、納入日時情報D20が示す日時に納入先情報D22が示す納入先に運搬するよう発注を行うように構成されている。
補填手段72は、需給確認手段22と同様に、発注先候補の生コンクリートの出荷可能量の総和と、納入量情報D21で示される生コンクリートの総量とを比較し、出荷可能量の総和が納入量情報D21で示される生コンクリートの総量以上であれば生コンクリートを納入可能と判定し、出荷可能量の総和が納入量情報D21で示される生コンクリートの総量よりも少なければ生コンクリートを納入不可と判定するように構成されている。
なお、補填手段72は、納入不可と判定した場合、不足している分量の生コンクリートを補うための処理、例えば、発注先候補以外の出荷工場fnに生コンクリートの出荷を要請したり、車両の手配等をしたりするように構成されていてもよい。
変更受付手段8は、発注した生コンクリートの数量変更を受け付ける数量変更処理手段80と、発注そのものを取り消す取消処理手段81と、を有する。
数量変更処理手段80は、生コンクリートの数量を変更する処理と、生コンクリートの数量を変更した後に数量変更を受け付けた日時を確認する処理とを実行し、生コンクリートの数量を変更した後に数量変更を受け付けた日時が出荷依頼手段7によって出荷工場fnに生コンクリートの出荷が依頼された日時よりも遅い場合に、電子支払媒体設定手段5に減算処理を実行させるように構成されている。数量変更処理手段80は、生コンクリートの数量の変更に伴って発生する費用の支払い時に、強制的に電子支払媒体設定手段5で減算処理を実行するようにしてもよいし、発注者Cが前記費用を電子支払媒体で支払うことを望んだときに電子支払媒体設定手段5で減算処理を実行するようにしてもよい。また、電子支払媒体であるポイントが0以下である場合は、前記費用の支払いにポイントを使用させずに電子支払媒体設定手段5で減算処理を実行するようにしてもよい。
なお、数量変更処理手段80は、生コンクリートの数量を変更する処理には、生コンクリートの数量を増加させる処理と、減らす処理とが含まれるが、生コンクリートの数量を増加させる処理を実行した後は、需給確認手段22に、注文された総量の生コンクリートを発注先選択手段21で選択した複数の出荷工場fnによって納入できるか否かを再度判定させてもよい。
取消処理手段81は、注文情報D2を取り消すか否かを確認する処理と、該処理を実行した後、発注者Cによって注文情報D2を取り消す意向が示された場合に、注文情報D2を取り消す処理とを実行するように構成されている。
また、取消処理手段81は、注文情報D2を取り消した後に注文情報D2の取り消しを受け付けた日時が出荷依頼手段7によって出荷工場fnに生コンクリートの出荷が依頼された日時よりも遅い場合に、電子支払媒体設定手段5に減算処理を実行させるように構成されている。取消処理手段81は、注文情報D2の取り消しに伴って発生する費用の支払い時に、強制的に電子支払媒体設定手段5で減算処理を実行するようにしてもよいし、発注者Cが前記費用を電子支払媒体で支払うことを望んだときに電子支払媒体設定手段5で減算処理を実行するようにしてもよい。また、電子支払媒体であるポイントが0以下である場合は、前記費用の支払いにポイントを使用させずに電子支払媒体設定手段5で減算処理を実行するようにしてもよい。
なお、数量変更処理手段80や、取消処理手段81が電子支払媒体設定手段5に減算処理を実行させるタイミングは、注文情報D2の変更や取り消しを受け付けた日時が、生コンクリートの出荷前日の正午12時以降である時に設定してもよい。
返品処理手段9は、出荷工場fnが戻りコンを受け入れた際に実行される戻りコン処理手段90と、出荷工場fnが残コンを受け入れた際に実行される残コン処理手段91と、を有する。
なお、戻りコンとは、出荷工場fnから出荷された後に、現場で車両から荷下ろしされることなく返品された生コンクリートのことであり、残コンとは、出荷工場fnから出荷された後に、現場で車両から一部が荷下ろしされた状態で返品された生コンクリートのことである。
戻りコン処理手段90は、出荷工場fnが受け入れた戻りコンの数量が入力される戻りコン数量入力手段900と、戻りコン数量入力手段900に入力された戻りコンの数量に基づいて、発注者Cに戻りコンの処理に要する費用を請求する戻りコン処理費用請求手段901と、発注者Cから戻りコンの処理に要する費用の支払い手続きを受け付ける戻りコン支払受付手段902と、戻りコン支払受付手段902で受け付けた支払い手続きの内容に基づいて電子支払媒体を減算処理する戻りコン用減算手段903と、を有する。
戻りコン数量入力手段900は、例えば、生コンクリートの出荷時における車両の出荷前積載重量と、出荷先の現場から出荷工場fnに戻った車両の出荷後積載重量とを対比し、出荷後積載重量と出荷前積載重量とが同じである場合に出荷前積載重量を戻りコンの数量として入力されるように構成されていてもよい。
なお、出荷工場fnで車両の積載重量を算出できない場合(出荷工場fnに台貫等の車両の積載重量を算出する設備が無いような場合)は、例えば、出荷工場fnに戻った車両に残っている生コンクリートの数量を計測して戻りコン数量入力手段900に入力するようにしてもよい。
なお、戻りコン用減算手段903は、戻りコン支払受付手段902が電子支払媒体を利用して戻りコンの処理に要する費用を支払うことを発注者Cから受け付けた場合に、電子支払媒体を戻りコンの処理に要する費用に応じて減算するようにしてもよいし、電子支払媒体を戻りコンの処理に要する費用に応じて強制的に減算するようにしてもよい。また、戻りコン用減算手段903での電子支払媒体の減算処理は、戻りコン用減算手段903が電子支払媒体設定手段5を呼び出すことで実行されるようにしてもよい。
残コン処理手段91は、出荷工場fnが受け入れた残コンの数量が入力される残コン数量入力手段910と、残コン数量入力手段910に入力された残コンの数量に基づいて、残コンの処理に要する費用を発注者Cに請求する残コン処理費用請求手段911と、発注者Cからの残コンの処理に要する費用の支払い手続きを受け付ける残コン支払受付手段912と、残コン支払受付手段912で受け付けた支払い手続きの内容に基づいて電子支払媒体を減算処理する残コン用減算手段913と、を有する。
残コン数量入力手段910は、例えば、生コンクリートの出荷時における車両の出荷前積載重量と、出荷先の現場から出荷工場fnに戻った車両の出荷後積載重量とを対比し、出荷後積載重量が出荷前積載重量よりも小さい場合に出荷前積載重量から出荷後積載重量を減算した値を残コンの数量として入力するように構成されていてもよい。
なお、出荷工場fnで車両の積載重量を算出できない場合(出荷工場fnに台貫等の車両の積載重量を算出する設備が無いような場合)は、例えば、戻りコン数量入力手段900と同様に、出荷工場fnに戻った車両に残っている生コンクリートの数量を計測して残コン数量入力手段910に入力するようにしてもよい。
残コン処理費用請求手段911は、例えば、残コン数量入力手段910に残コンの数量を入力した出荷工場fnが組合に属しているか否かを判断し、該出荷工場fnが組合に属していない場合にのみ発注者Cに残コンの処理に要する費用を請求するようにしてもよい。
なお、戻りコンからわずかな量だけ抜き取ることで残コンとするような「戻りコン逃れ」などの悪質行為を判別するために、数量入力手段910は、例えば、前記出荷前積載重量と前記出荷後積載重量とを対比した情報を利用して戻りコン逃れの有無を判別するように構成されていてもよい。この場合、残コン処理費用請求手段911は、数量入力手段910によって戻りコン逃れが有ると判別された場合においても発注者Cに残コンの処理に要する費用を請求するように構成されていてもよい。
なお、残コン用減算手段913は、残コン支払受付手段912が電子支払媒体を利用して残コンの処理に要する費用を支払うことを発注者Cから受け付けている場合に、電子支払媒体を残コンの処理に要する費用に応じて減算するようにしてもよいし、電子支払媒体を残コンの処理に要する費用に応じて強制的に減算するようにしてもよい。また、残コン用減算手段913での電子支払媒体の減算処理は、残コン用減算手段913が電子支払媒体設定手段5を呼び出すことで実行されるように構成されていればよい。
本実施形態に係る受発注システム1の構成は、以上の通りである。続いて、受発注システム1の動作を説明する。
受発注システム1は、図5、及び図2、図3に示すように、注文入力手段200によって注文画面を表示し(S1)、注文入力手段200を介して入力された注文情報D2に基づいて出荷工場群Fの中から発注先候補を選択し(S2)、注文されている総量の生コンクリートを発注先候補で手配できる状態である場合は(S3でYes)、発注先候補を対象として注文情報D2により注文されている総量の生コンクリートの出荷を配分し(S4)、発注先候補に発注をかけるタイミングに至った時点で(S5でYes)、発注先候補に生コンクリートを発注する(S6)。
発注先候補を選択する処理(S2)についてより具体的に説明する。発注先候補を選択する処理(S2)では、図6、及び図2、図3、図4(a)に示すように、業者指定情報D23が入力されている場合(S20でYes)、業者別選択手段210が複数の工場情報D3のうち、業者情報D31が業者指定情報D23と一致する工場情報D3のみが選択された状態にする(S21)。これにより、業者指定情報D23に該当する出荷工場fnのみが選出される。
なお、業者指定情報D23が入力されていない場合は(S20でNo)、業者別選択手段210による処理を実行せず、全ての工場情報D3が選択された状態にし(S22)、その後、運搬可否別選択手段211aによる処理に移るようにすればよい。
続いて、選択されている複数の工場情報D3の中から、納入先に生コンクリートを納入できる出荷工場fnの工場情報D3を運搬可否別選択手段211aが選択し(S23)、さらに、生コンクリートの出荷を予約できる出荷工場fnの工場情報D3を予約別選択手段211bが選択する(S24)。なお、予約別選択手段211bによる、生コンクリートの出荷を予約できる出荷工場fnであるか否かの判定は、上述のように、出荷工場fnの操業時間と納入日時、及び空き車両の有無に基づいて行われる。
さらに、種類別選択手段212によって、取扱種類情報D32が種類指定情報D24と一致する工場情報D3が選択される(S25)。
このようにして、発注先候補を選択する処理を経て選択されている工場情報D3が発注先候補情報として取り扱われる。
図5、及び図2に示すように、発注先候補によって注文されている総量の生コンクリートを手配できない場合、すなわち、発注内容通りに生コンクリートを納入できず、需給確認手段22が納入不可と判定した場合(S3でNo)、代替案導出手段3が代替案情報(代替案)を導出して表示する(S7)。
発注者Cが承認手段40によって代替案を承認した場合(S8でYes)、電子支払媒体設定手段5が加算処理によりポイントを加算し、次に、優良度導出手段6が加算後のポイントに基づいて発注者Cの優良度を導出する(S9)。そして、発注候補に生コンクリートの出荷を配分する処理(S4)に移る。
代替案が承認されずに、再入力手段41が実行された場合、すなわち、別の日時を指定する意向が示された場合(S8でNo、且つS10でYes)、再入力手段41が注文入力手段200に注文画面を表示させる(S1)。
また、別の日時を指定する意向が示されず、キャンセル待ち登録手段42が実行された場合、すなわち、注文予約のキャンセル待ちを登録する意向が示された場合(S10でNo、且つS11でYes)、キャンセル待ち登録手段42によってキャンセル待ちの登録が行われる(S12)。
なお、本実施形態では、キャンセル待ち登録手段42がキャンセル待ちを登録した場合(S12)、注文入力手段200に再び注文画面を表示させているが、例えば、処理を終了してもよい。注文予約のキャンセル待ちを登録する意向も示されない場合についても(S11でNo)、注文入力手段200に再び注文画面を表示させているが、例えば、処理を終了してもよい。
発注候補に生コンクリートの出荷を配分する処理(S4)では、図7、及び図2に示すように、納入効率導出手段50が各発注先候補の納入効率を導出し(S40)、配分決定手段51が各発注候補の納入効率に基づいて発注先候補への生コンクリートの出荷配分を決定する(S41)。
例えば、下表1に示す例では、A工場の空き車両の数が6台であり、各車両の積載量が4m3である。また、運搬時間が1時間であるため、A工場の納入効率は24となる。また、B工場、C工場、D工場の納入効率は、それぞれ、16、32、18.18となる。
Figure 2022007636000005
そして、A工場、B工場、C工場、D工場、のそれぞれの配分率は、27%、18%、35%、20%となる。さらに、納入先に500m3の総量の生コンクリートを配分する場合は、A工場、B工場、C工場、D工場のそれぞれの配分量が133.06m3、88.71m3、177.42m3、100.81m3となる。
図5に示すように、発注候補への出荷配分が決定された後は、発注先候補に発注をかけるタイミングに至るまでの間(S5でNoである間)、発注先候補で注文されている総量の生コンクリートを手配できる状態であるか否かを監視する。
発注先候補で注文されている総量の生コンクリートを手配できない状態(S13でNo)、すなわち、出荷可能量の総和が納入量情報D21で示される生コンクリートの総量よりも少なくなった場合は、不足している分量の生コンクリートを補うための処理(S14)、例えば、発注先候補以外の出荷工場fnに生コンクリートの出荷を要請や、車両の手配等をする。
ここで、発注者Cが受注手段20から入力した注文情報D2は、発注候補への出荷配分を行う処理(S4)が完了した時点で受発注システム1に受け付けられた状態になるが、受発注システム1によって受け付けられた状態の注文情報D2の変更や取り消し、すなわち、発注した生コンクリートの数量変更や、発注のキャンセルが行われた際の動作を説明する。
図8、及び図2に示すように、変更受付手段8が注文情報D2の変更を受け付けた場合において(S15)、かかる変更が数量変更である場合(S16でYes)、数量変更処理手段80が数量変更処理を実行する(S17)。
このとき、図9に示すように、数量変更が生コンクリートの数量を増やす変更である場合(S170でYes)、生コンクリートの数量を増加させ(S171)、数量変更が生コンクリートの数量を減らす変更である場合(S170でNo)、生コンクリートの数量を減少させる(S172)。
続いて、数量変更処理手段80は、注文情報D2の変更を受け付けた時期が発注依頼前であるか否かを判定し(S173)、発注依頼前である場合(S174でYes)、処理を終了する。一方、発注依頼の後であった場合(S174でNo)、電子支払媒体設定手段5を呼び出して減算処理を実行させ(S175)、優良度導出手段6に変更後の電子支払媒体に基づいて優良度を導出させる(S176)。
図8に示すように、変更受付手段8が注文情報D2の取り消しを受け付けた場合(S18でYes)、取消処理手段81が注文情報D2を取り消す取消処理を実行する(S19)。
図10、及び図2に示すように、注文情報D2を取り消す処理では、発注者Cに対して注文情報D2の取り消しを実行するか否かの確認が行われ(S190)、発注者Cがキャンセルを実行する意向を示した場合(S191でYes)、注文情報D2を取り消し(S191)、キャンセルを本当に実行するか確認する。
キャンセルを実行する場合(S191でYes)、注文を取り消し(S191)、注文情報D2の取り消しを受け付けた時期が発注依頼前であるか否かを判定する。
注文情報D2の取り消しを受け付けた時期が発注依頼前である場合は(S192でYes)そのまま処理を終了し、注文情報D2の取り消しを受け付けた時期が発注依頼後である場合は(S192でNo)電子支払媒体設定手段5を呼び出して減算処理を実行させ、優良度導出手段6に変更後の電子支払媒体に基づいて優良度を導出させる(S193)。
なお、出荷工場fnから出荷した生コンクリートが戻りコンとして出荷工場fnに戻された場合、出荷工場fnは、戻りコン数量入力手段900に戻りコンの数量を入力する。
図11、及び図2に示すように、戻りコン数量入力手段900に戻りコンの数量が入力されると(S260)、戻りコン処理費用請求手段901が発注者Cに対して戻りコンの処理に要する費用を請求する処理を実行する(S261)。
そして、戻りコン支払受付手段902が発注者Cから戻りコンの処理に要する費用の支払い手続きを受け付けた際、戻りコン支払受付手段902が電子支払媒体を利用して戻りコンの処理に要する費用を支払うことも発注者Cから受け付けていると(S262でYes)、戻りコン用減算手段903が減算処理を実行する(S263)。
また、出荷工場fnから出荷した生コンクリートが残コンとして出荷工場fnに戻された場合、出荷工場fnは、残コン数量入力手段910に残コンの数量を入力する。
図12、及び図2に示すように、残コン数量入力手段910に残コンの数量が入力され(S264でYes)、且つ残コン処理費用請求手段911が残コン数量入力手段に残コンの数量を入力した出荷工場fnが組合に属していると判断した場合(S265でYes)は、発注者Cに対して残コンの処理に要する費用の請求はされずに残コン処理手段91の処理が終了する。
一方で、残コン処理費用請求手段911が残コン数量入力手段910に残コンの数量を入力した出荷工場fnが組合に属していないと判断した場合(S265でNo)は、残コン処理費用請求手段911が発注者Cに対して残コンの処理に要する費用を請求する処理を実行する(S266)。
さらに、残コン支払受付手段912が発注者Cから残コンの処理に要する費用の支払い手続きを受け付けた際、残コン支払受付手段912が電子支払媒体を利用して残コンの処理に要する費用を支払うことも発注者Cから受け付けていると(S267でYes)、残コン用減算手段913が減算処理を実行する(S268)。
このようにして、戻りコン、残コンが発生した場合に発生した費用の請求や支払、電子支払媒体を減算する処理が適宜行われるようになっている。
以上のように、本実施形態に係る受発注システム1によれば、注文情報D2に示されている発注内容に則して生コンクリートを納入できない場合、代替案導出手段3によって発注内容の代替案を示す代替案情報を導出するように構成されているため、発注者Cは代替案導出手段3で導出した代替案情報を受け入れるか否かを判断するだけで発注内容を変更する手続きを取ることができる。
また、代替案導出手段3によって導出された代替案情報(発注内容の代替案)は、複数の出荷工場fnを対象として生コンクリートの注文予約の受付状況を考慮したうえで導出されたものであるため、発注者Cは、出荷工場fnと発注内容の調整をしたり、新たな発注先(出荷工場fn)を探したりする手間を抑えて発注内容の代替案を決定することが可能となる。
従って、本実施形態の受発注システム1は、発注内容通りに生コンクリートを納入できない場合に、発注者Cが手間をかけずに発注内容を変更できるという優れた効果を奏し得る。
また、承認選択手段4から提案された代替案を承認すれば、発注者Cにとっては、生コンクリートの取り引きにおいて生じる費用の支払い(より具体的には、生コンクリートの注文後の応対に付随して生じる費用であって、生コンクリート自体の価格以外の費用の支払い)に使用できる電子支払媒体を得られるメリットとなるため、代替案が発注者Cに受け入れられる確率を高めて生コンクリートの供給の円滑さも高めることができる。
さらに、承認選択手段4から提案された代替案を承認すれば、発注者Cにとっては、自身の優良度を上げるメリットとなるため、代替案が発注者Cに受け入れられる確率を高めて生コンクリートの供給の円滑さをより高めることができる。
そして、本実施形態では、発注者Cが注文情報D2の変更や取り消し、戻りコンや残コンの処理を出荷工場fnに依頼する度に自身の優良度となるポイントの減算につながるため、注文情報D2の変更又は取り消しが行われにくくなる。従って、出荷工場fnが迷惑を被る行為が抑制される。
なお、本発明に係る生コンクリートの受発注システムは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態において、代替案導出手段3は、候補群情報に含まれている複数の発注先候補情報の全てを用いて代替案を導出数するように構成されていたが、この構成に限定されない。例えば、代替案導出手段3は、候補群情報に含まれている複数の発注先候補情報のうちの一部の発注先候補情報を用いて代替案を導出数するように構成されていてもよい。
上記実施形態において、特に言及しなかったが、受発注システム1は、残コン用減算手段913が減算処理を実行した回数を減算処理の実行に繋がる行為を取った回数としてカウントするカウント手段を備えていてもよい。このようにすれば、カウント手段でカウントした回数と優良度とを併せて表示すれば、例えば、出荷工場fnが迷惑を被る行為を取る頻度と、生コンクリートの出荷予定を融通する頻度とを踏まえて発注者Cの事情を察することができる。
1…受発注システム、2…納入可否判定手段、3…代替案導出手段、4…承認選択手段、5…電子支払媒体設定手段、6…優良度導出手段、7…出荷依頼手段、8…変更受付手段、9…返品処理手段、20…受注手段、21…発注先選択手段、22…需給確認手段、40…承認手段、41…再入力手段、42…キャンセル待ち登録手段、50…納入効率導出手段、51…配分決定手段、70…出荷配分手段、71…発注手段、72…補填手段、80…数量変更処理手段、81…取消処理手段、90…戻りコン処理手段、91…残コン処理手段、200…注文入力手段、210…業者別選択手段、211…納入可否別選択手段、211a…運搬可否別選択手段、211b…予約別選択手段、212…種類別選択手段、311…予約状況別選択手段、900…戻りコン数量入力手段、901…戻りコン処理費用請求手段、902…戻りコン支払受付手段、903…戻りコン用減算手段、910…残コン数量入力手段、911…残コン処理費用請求手段、912…残コン支払受付手段、913…残コン用減算手段、C…発注者、D2…注文情報、D20…納入日時情報、D21…納入量情報、D22…納入先情報、D23…業者指定情報、D24…種類指定情報、D25…納入回数情報、D26…先行モルタル量情報、D3…工場情報、D30…所在地情報、D31…業者情報、D32…取扱種類情報、D33…車両情報、D330…識別情報、D331…積載量情報、D332…予約情報、D333…タイムテーブル、D334…予約表示情報、D34…操業時間情報、F…出荷工場群、fn…出荷工場

Claims (5)

  1. 生コンクリートの発注内容を示す注文情報、
    注文された生コンクリートを所定の時間内に納入先に運搬可能であり且つ発注先の候補とする工場情報であって、生コンクリートの注文予約の受付状況を示す予約情報が関連付けられている工場情報を複数含んでいる候補群情報に基づいて前記注文された生コンクリートの納入の可否を判定する納入可否判定手段と、
    前記納入可否判定手段が、前記注文された生コンクリートを前記納入先に納入できないと判定した場合に、前記発注内容の代替案を示す代替案情報を導出する代替案導出手段と、
    前記代替案導出手段が導出した前記代替案情報を発注者に提示する提示手段と、を備え、
    前記代替案導出手段は、前記候補群情報に基づいて前記代替案情報を導出するように構成される、
    生コンクリートの受発注システム。
  2. 前記代替案導出手段は、前記候補群情報に含まれている複数の前記工場情報のそれぞれと、該複数の前記工場情報のそれぞれに関連付けられている前記予約情報とに基づいて前記代替案情報を導出するように構成される、
    請求項1に記載の生コンクリートの受発注システム。
  3. 前記提示手段によって提示された前記代替案情報が示す前記代替案を承認するか否かを前記発注者に選択させる承認選択手段と、
    前記代替案情報が示す前記代替案を該承認選択手段で承認した前記発注者に対して、生コンクリートの注文後の応対に付随して生じる費用であって、生コンクリート自体の価格以外の費用の支払いに使用できる電子支払媒体を付与する付与処理を実行する電子支払媒体設定手段と、を備える、
    請求項1又は請求項2に記載の生コンクリートの受発注システム。
  4. 前記提示手段によって提示された前記代替案情報が示す前記代替案を承認するか否かを前記発注者に選択させる承認選択手段と、
    前記代替案情報が示す前記代替案を前記承認選択手段で承認した前記発注者に対して、取り引きの優良さを示す優良度を加算する優良度導出手段と、を備える、
    請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の生コンクリートの受発注システム。
  5. 前記提示手段によって提示された前記代替案情報が示す前記代替案を承認するか否かを前記発注者に選択させる承認選択手段と、
    前記代替案情報が示す前記代替案を前記承認選択手段で承認した前記発注者に対して、生コンクリートの注文後の応対に付随して生じる費用であって、生コンクリート自体の価格以外の費用の支払いに使用できる電子支払媒体としてのポイントを加算する加算処理を実行する電子支払媒体設定手段と、
    該承認選択手段で付与した前記ポイントの高さに応じて前記発注者の優良さを示す優良度を導出する優良度導出手段と、を備え、
    前記電子支払媒体設定手段は、前記費用の支払い時に前記ポイントを減算する減算処理を実行可能となるように構成される、
    請求項1又は請求項2に記載の生コンクリートの受発注システム。
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