JP2022007531A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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了以 山口
Ryoi Yamaguchi
宏一 田中
Koichi Tanaka
健人 柳澤
Kento Yanagisawa
英樹 寺田
Hideki Terada
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Abstract

Figure 2022007531000001
【課題】会議に関連する事項を総合的に管理することができる情報処理装置等を提供する。
【解決手段】情報処理装置1は、施設内のレイアウトを示すマップ画像と、前記施設内の各位置に対応する前記マップ画像上の座標値を示す座標データと、前記施設内の各会議スペースの場所とを記憶する記憶部と、前記各会議スペースの利用状況を示す情報を取得する第1取得部と、前記会議スペースを利用する各ユーザの位置情報を取得する第2取得部と、前記座標データを参照して、利用可能な前記会議スペースの場所と、前記ユーザの位置とを示す前記マップ画像を端末装置に表示させる表示制御部と、前記会議スペースの予約を前記端末装置から受け付ける受付部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
会議室の管理を支援する種々のシステムが提案されている。例えば特許文献1では、会議室の予約を受け付けるシステムであって、会議室利用者の属性情報に基づいて各利用者の優先度を決定し、優先度が最も高い利用者に対して移動負担が少ない会議室を選出し、選出された会議室の情報を表示する会議室予約システムが開示されている。
特開2019-49871号公報
しかしながら、特許文献1に係る発明は、移動負担が少ない会議室を提示しているに過ぎず、会議に関連する場所や人物の位置等を総合的に管理するに至っていない。
一つの側面では、会議に関連する事項を総合的に管理することができる情報処理装置等を提供することを目的とする。
一つの側面に係る情報処理装置は、施設内のレイアウトを示すマップ画像と、前記施設内の各位置に対応する前記マップ画像上の座標値を示す座標データと、前記施設内の各会議スペースの場所とを記憶する記憶部と、前記各会議スペースの利用状況を示す情報を取得する第1取得部と、前記会議スペースを利用する各ユーザの位置情報を取得する第2取得部と、前記座標データを参照して、利用可能な前記会議スペースの場所と、前記ユーザの位置とを示す前記マップ画像を端末装置に表示させる表示制御部と、前記会議スペースの予約を前記端末装置から受け付ける受付部とを備える。
一つの側面では、会議に関連する事項を総合的に管理することができる情報処理装置等を提供する。
管理システムの構成例を示す説明図である。 サーバの構成例を示すブロック図である。 端末の構成例を示すブロック図である。 ローカルサーバの構成例を示すブロック図である。 会議スペースDB、ユーザDB、試作品DB、及び書籍DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 利用履歴DB、第2スペースDB、及び位置情報DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 検索画面の一例を示す説明図である。 予約画面の一例を示す説明図である。 会議室端末との同期処理に関する説明図である。 ユーザ検索時の検索画面の一例を示す説明図である。 試作品検索時の検索画面の一例を示す説明図である。 書籍検索時の検索画面の一例を示す説明図である。 書籍検索時の検索画面の一例を示す説明図である。 サーバが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る検索画面の一例を示す説明図である。 実施の形態2に係るサーバが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 会議スペース決定のサブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る第2スペースを示す説明図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、管理システムの構成例を示す説明図である。本実施の形態では、所定の施設内の会議スペース、会議スペースを利用するユーザ、及び会議に必要な物品(後述の試作品、書籍等)の検索機能と、会議スペースの予約機能とを有する管理システムについて説明する。管理システムは、情報処理装置1、端末2、2、2…、ローカルサーバ3、会議室端末4、センサユニット5、中継機6、グループウェアサーバ7、デバイス管理サーバ8を含む。各装置はインターネット等のネットワークNに通信接続されている。
情報処理装置1は、種々の情報処理、情報の送受信が可能な情報処理装置であり、例えばサーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ等である。本実施の形態では情報処理装置1がサーバコンピュータであるものとし、以下では簡潔のためサーバ1と読み替える。サーバ1は、本システムを管理する管理装置として機能し、後述の検索画面(図7等参照)を介して、会議スペース等の検索機能と、会議スペースの予約機能とを提供する。
管理対象とする施設は特に限定されないが、例えばサーバ1は、企業の製造開発拠点である工場施設を対象として検索機能及び予約機能を提供する。サーバ1は、工場施設のように会議スペースやユーザ、物品等が広範囲に分散する施設について検索機能を提供することで、利用可能な会議スペースの場所、会議参加者であるユーザの位置、会議に必要な物品の場所等を確認可能とする。また、サーバ1は、これらの位置(場所)を考慮して会議を実施できるよう、検索された会議スペースの予約機能を提供する。
なお、管理対象とする施設は工場施設に限定されず、例えば企業オフィスなどであってもよい。また、対象施設は、例えば東京都のオフィス及び三重県の工場というように、複数の地点に跨っていてもよい。
端末2は、各ユーザが使用する端末装置であり、例えばスマートフォン、パーソナルコンピュータ、タブレット端末等である。サーバ1は、端末2に検索画面を出力し、施設内に在る会議スペースの場所や利用状況、他のユーザの位置などを表示させる。
ローカルサーバ3は、各会議スペース、ユーザ(従業員)等の情報を管理するサーバコンピュータであり、施設内に在る各会議スペース、各ユーザ、及び各物品の情報を記憶している。なお、ローカルサーバ3はパーソナルコンピュータ等であってもよい。ローカルサーバ3は、これらの情報を格納するデータベースを管理し、端末2やサーバ1に情報を提供する。
なお、会議スペース等の情報をローカルサーバ3で管理する理由は、施設(企業)内の情報を施設毎に管理できるようにするためであるが、クラウド上のサーバ1とローカルサーバ3を一体のサーバコンピュータとしてもよい。同様に、後述のグループウェアサーバ7及びデバイス管理サーバ8をサーバ1と一体としてもよい。
本実施の形態に係る会議スペースは、会議室と、会議室以外に会議スペースとして利用可能な第2スペースとを含む。以下のように、施設内の各会議室には会議室端末4が、各第2スペースにはセンサユニット5が設置されている。
会議室端末4は、施設内の各会議室に設置された端末装置であり、例えば会議室の入口付近に設置されたタッチパネル型の表示装置である。会議室端末4は、対応する会議室の利用状況(入室前、使用中、又は空室であるか等)を表示すると共に、入退室時に操作入力を受け付ける。後述のように、会議室の予約スケジュールはグループウェアサーバ7が提供するスケジューラに登録されており、会議室端末4は、グループウェアサーバ7と同期して会議室の利用状況を表示する。本実施の形態に係る会議室端末4として、特開2018-190414号公報に開示の会議室端末を適用することができる。
センサユニット5は、第2スペースに設置されたセンシングデバイスであり、例えば人感センサを備える。センサユニット5が設置されている第2スペースは、会議室端末4が設置されていない会議スペースであり、各ユーザが任意(自由)に利用することができるスペースである。例えば第2スペースは、パーテーションで区切られたブース、フリーアドレスオフィス(任意のユーザが作業を行う自由席で、他の空間と区切られていないエリア)、ソロワークを行うブース、サテライトオフィス(会議室が設置されているオフィス以外の出先のオフィス)などである。本システムではセンサユニット5によりユーザを検知することで、当該スペースの利用状況も管理する。
また、センサユニット5はLED(Light Emitting Diode)ランプ51を備える。LEDランプ51は、第2スペースの利用状況を表示するインジケータである。LEDランプ51は人感センサの検知結果と連動し、第2スペースにユーザが不在の場合(空いている場合)は青色に点灯し、第2スペースにユーザが居る場合(利用中の場合)は赤色に点灯する。また、後述するように端末2から仮押さえ(予約)を受け付けた場合、LEDランプ51は黄色に点灯する。
中継機6は、施設内で電子デバイスの通信を中継する無線LAN(Local Area Network)ポイントである。なお、中継機6は有線LANポイントであってもよい。施設内には複数の中継機6が設置されており、会議室端末4及びセンサユニット5は、中継機6を介して他の装置と通信を行う。
グループウェアサーバ7は、所定のグループウェアサービスを提供するサーバコンピュータであり、各ユーザのスケジュールを管理するスケジューラ機能を提供する。本実施の形態では、端末2等はグループウェアサーバ7と連携しており、グループウェアサーバ7は、スケジューラ機能の一部として会議室の予約スケジュールを管理している。端末2は、グループウェアサーバ7と同期して会議室の予約スケジュールを取得し、会議室の予約情報を登録する。また、会議室端末4は、グループウェアサーバ7と同期して会議室の予約情報を取得し、当該予約情報に従って会議室の利用状況を表示する。
デバイス管理サーバ8は、各ユーザが使用する電子デバイスを管理するサーバコンピュータであり、端末2を含む各デバイスのセキュリティ認証、ネットワーク通信等を管理するするサーバコンピュータである。デバイス管理サーバ8は、ユーザが使用する端末2の位置情報等を記録しており、サーバ1は、各ユーザの位置情報を取得して、後述の検索画面に各ユーザの位置を表示させる。
図2は、サーバ1の構成例を示すブロック図である。サーバ1は、制御部11、主記憶部12、通信部13、及び補助記憶部14を備える。
制御部11は、一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の演算処理装置を有し、補助記憶部14に記憶されたプログラムP1を読み出して実行することにより、種々の情報処理、制御処理等を行う。主記憶部12は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の一時記憶領域であり、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータを一時的に記憶する。通信部13は、通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、外部と情報の送受信を行う。
補助記憶部14は、大容量メモリ、ハードディスク等の不揮発性記憶領域であり、制御部11が処理を実行するために必要なプログラムP1、その他のデータを記憶している。また、補助記憶部14は、マップ画像M、座標データC、利用履歴DB141、第2スペースDB142、位置情報DB143を記憶している。
マップ画像Mは、施設内のレイアウトを地図状に示す画像であり、例えば建物の各フロアの見取り図である。なお、対象施設が複数の建物(棟)を有する場合、敷地全体の見取り図などをマップ画像Mに含めてもよい。座標データCは、施設内の各地点に対応するマップ画像M上の座標値を示すデータである。例えば座標データCには、各会議スペース、各ユーザの規定の座席(デスク)、物品の配置場所等の座標値を含む。
利用履歴DB141は、各会議室の利用履歴を格納するデータベースである。第2スペースDB142は、各第2スペースの利用状況を格納するデータベースである。位置情報DB143は、各ユーザの位置情報を記憶するデータベースである。
なお、補助記憶部14はサーバ1に接続された外部記憶装置であってもよい。また、サーバ1は複数のコンピュータからなるマルチコンピュータであっても良く、ソフトウェアによって仮想的に構築された仮想マシンであってもよい。
また、本実施の形態においてサーバ1は上記の構成に限られず、例えば操作入力を受け付ける入力部、画像を表示する表示部等を含んでもよい。また、サーバ1は、CD(Compact Disk)-ROM、DVD(Digital Versatile Disc)-ROM等の可搬型記憶媒体1aを読み取る読取部を備え、可搬型記憶媒体1aからプログラムP1を読み取って実行するようにしても良い。あるいはサーバ1は、半導体メモリ1bからプログラムP1を読み込んでも良い。
図3は、端末2の構成例を示すブロック図である。端末2は、制御部21、主記憶部22、通信部23、表示部24、入力部25、撮像部26、補助記憶部27を備える。
制御部21は、一又は複数のCPU、MPU等の演算処理装置を有し、補助記憶部27に記憶されたプログラムP2を読み出して実行することにより、種々の情報処理、制御処理等を行う。主記憶部22は、RAM等の一時記憶領域であり、制御部21が演算処理を実行するために必要なデータを一時的に記憶する。通信部23は、通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、外部と情報の送受信を行う。表示部24は、液晶ディスプレイ等の表示画面であり、画像を表示する。入力部25は、メカニカルキー等の操作インターフェイスであり、ユーザから操作入力を受け付ける。撮像部26は、CMOS(Complementary MOS)等の撮像素子を備えたカメラであり、画像を撮像する。補助記憶部27は、ハードディスク、大容量メモリ等の不揮発性記憶領域であり、制御部21が処理を実行するために必要なプログラムP2、その他のデータを記憶している。
なお、端末2は、CD-ROM等の可搬型記憶媒体2aを読み取る読取部を備え、可搬型記憶媒体2aからプログラムP2を読み取って実行するようにしても良い。あるいは端末2は、半導体メモリ2bからプログラムP2を読み込んでも良い。
図4は、ローカルサーバ3の構成例を示すブロック図である。ローカルサーバ3は、制御部31、主記憶部32、通信部33、及び補助記憶部34を備える。
制御部31は、CPU等の演算処理装置を有し、補助記憶部34に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、種々の情報処理、制御処理等を行う。主記憶部32は一時記憶領域であり、制御部31が演算処理を実行するために必要なデータを一時的に記憶する。通信部33は、通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、外部と情報の送受信を行う。
補助記憶部34は、大容量メモリ等の不揮発性記憶領域であり、制御部31が処理を実行するために必要なプログラム、その他のデータを記憶している。また、補助記憶部34は、会議スペースDB341、ユーザDB342、試作品DB343、書籍DB344を記憶している。会議スペースDB341は、各会議スペースの情報を格納するデータベースである。ユーザDB342は、各ユーザの情報を格納するデータベースである。試作品DB343は、施設内に在る製品の試作品(例えば対象施設がスマートフォンの製造工場である場合、スマートフォンの試作品等)の情報を格納するデータベースである。書籍DB344は、施設内に参考図書として配架されている書籍の情報を格納するデータベースである。後述のように、本システムでは会議室の場所及びユーザの位置を確認できるだけでなく、製品の製造又は開発に関連する物品であって、会議資料となり得る物品(試作品及び書籍)の配置場所、貸出状況などを確認することができる。
なお、試作品及び書籍は製品の製造又は開発に関連する物品の一例であって、例えば製品の製造機器、検査機器などを対象としてもよく、物品は試作品及び書籍に限定されない。
また、本実施の形態では製品の製造又は開発に関連する物品を対象とするが、例えばローカルサーバ3は、オフィス用品、オフィス機器、書類等、その他の物品の情報を格納したデータベースを用意しておき、これらの情報を検索可能としてもよい。
図5は、会議スペースDB341、ユーザDB342、試作品DB343、及び書籍DB344のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
会議スペースDB341は、スペースID列、スペース名列、場所列、定員列、設備列を含む。スペースID列は、各会議スペースを識別するためのスペースIDを記憶している。スペース名列、場所列、定員列、及び設備列はそれぞれ、スペースIDと対応付けて、会議スペースの名称、場所、定員数、会議スペースに用意されている設備(例えばプロジェクタの有無等)を記憶している。
ユーザDB342は、ユーザID列、氏名列、所属列、座席列、画像列を記憶している。ユーザID列は、各ユーザを識別するためのユーザIDを記憶している。氏名列、所属列、座席列、及び画像列はそれぞれ、ユーザIDと対応付けて、ユーザの氏名、所属組織(例えば部署)、ユーザが普段在席している施設内の座席の場所、及び後述のアイコン用の画像(例えば顔写真)を記憶している。座席列には、例えばユーザの座席が在る建物のフロア及び座席番号(「○○棟」の「8F」の座席番号「001」など)が記憶されている。
試作品DB343は、試作品ID列、名称列、場所列、状態列、画像列を記憶している。試作品ID列は、各試作品を識別するための試作品IDを記憶している。名称列、場所列、状態列、及び画像列はそれぞれ、試作品IDと対応付けて、試作品の名称、試作品が配置されている場所、試作品の状態、及び後述のアイコン用の画像(例えば試作品の外観写真)を記憶している。状態列には、例えば試作品が貸出中であるか否かが記憶されている。なお、試作品の状態は試作品の管理する担当者によって更新される。
書籍DB344は、書籍ID列、書籍名列、書籍情報列、場所列、状態列を記憶している。書籍ID列は、施設内に配架(配置)されている各書籍を識別するための書籍IDを記憶している。書籍名列、書籍情報列、場所列、及び状態列はそれぞれ、書籍IDと対応付けて、書籍名、書籍名以外の書籍情報(例えば書籍の表紙画像、紹介文、書籍の目次など)、配架場所、及び書籍の状態を記憶している。状態列には、書籍が貸出中であるか否かが記憶されている。なお、書籍の状態は書籍を管理する担当者によって更新される。
図6は、利用履歴DB141、第2スペースDB142、及び位置情報DB143のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
利用履歴DB141は、会議ID列、会議名列、利用会議室列、予約列、実績列を含む。会議ID列は、会議室で行われる各会議を識別するための会議IDを記憶している。会議名列、利用会議室列、予約列、及び実績列はそれぞれ、会議IDと対応付けて、会議名、利用される会議室、会議室の予約情報、及び実績情報を記憶している。予約列には、予約時に入力された会議の開始日時、終了日時、予約を登録した登録者(ユーザ)、予定参加者などが記憶されている。実績列には、実際の会議の開始日時、終了日時、参加人数などが記憶されている。予約列に記憶される情報は、会議室の予約時に入力される。実績列に記憶される情報は、会議室利用時(入室時及び退室時)に会議室端末4へ入力される。
第2スペースDB142は、スペースID列、状態列を含む。スペースID列は、第2スペースに対応するスペースIDを記憶している。状態列は、スペースIDと対応付けて、第2スペースの利用状況を記憶している。
位置情報DB143は、ユーザID列、位置情報列、状態列を含む。ユーザID列は、各ユーザのユーザIDを記憶している。位置情報列及び状態列はそれぞれ、ユーザIDと対応付けて、ユーザの現在の位置情報及び状態を記憶している。状態列には、ユーザが施設内の規定の座席に在席しているか、あるいは外出中(不在)であるかが記憶されている。
図7は、検索画面の一例を示す説明図である。以下では、端末2が表示する検索画面に沿って本実施の形態の概要を説明する。
サーバ1は、本システムを利用するユーザの端末2からログインを受け付けた場合、図7に例示する画面を出力して表示させる。当該画面は、会議スペースを含む施設内の情報を表示する表示画面であり、会議スペースの利用予約が可能であると同時に、会議スペース、会議に関連する人物、及び施設内に在る物品(試作品及び書籍)について、その場所(位置)や状況を検索可能な検索画面である。
検索画面は、検索対象(会議スペース、ユーザ、試作品、及び書籍)を切り換えるためのタブ70を含む。端末2は、タブ70への操作入力に応じて画面表示を切り換える。
図7では、「場所」のタブ70がアクティブになっている場合の画面例を図示している。「場所」のタブ70が操作された場合、端末2は、施設内の会議スペースの情報を検索画面に表示する。具体的には、端末2は、スペース表示欄71と、マップ表示欄72とを表示する。
スペース表示欄71は、施設に存在する各会議スペースの一覧を表示する表示欄である。例えば端末2は、スペース表示欄71の上部に表示された検索欄711において、会議室の場所、設備、人数、会議スペースの種類(会議室を検索するか、その他の第2スペースを検索するか)など、会議スペースに関する検索条件の入力を受け付ける。サーバ1は、検索条件と合致する会議スペースを会議スペースDB341から検索し、スペース表示欄71に表示させる。
また、サーバ1は、各会議スペースの現在の利用状況をグループウェアサーバ7及び第2スペースDB142から取得し、スペース表示欄71に表示させる。例えば端末2は、図7に示すように、会議室の利用状況(状態)を「入室待ち」、「使用中」、又は「空室」として表示する。また、端末2は、第2スペースの利用状況を「仮予約中」、「使用中」、又は「空席」として表示する。なお、「入室待ち」は、次の会議室の予約から所定時間以内であること(予約開始直前であること)を示す。「仮予約中」は、後述するように、第2スペースが仮予約されていることを示す。
なお、端末2は、会議スペースの利用状況の表示態様を、その利用状況に応じて変更する。例えば端末2は、「入室待ち」若しくは「仮予約中」であるか、「使用中」であるか、又は「空室」若しくは「空席」であるかに応じて、表示色を変更する。なお、図7では便宜上、表示色が変更される様子をハッチングで図示している。
また、端末2は、検索条件に合致する各会議スペースの場所をマップ表示欄72に表示する。マップ表示欄72は、施設内のレイアウトを示すマップ画像を表示する表示欄であって、検索された会議スペースの場所を示すマップ画像を表示する表示欄である。
例えばサーバ1は、施設建物の各フロアのマップ画像(見取り図)と、マップ画像上での会議スペース等の座標値を示す座標データとを補助記憶部14に記憶してある。サーバ1は座標データを参照して会議スペースのマップ画像上の座標値を特定し、スペース表示欄71に一覧表示された各会議スペースの場所を示すマップ画像を生成して端末2に表示させる。
具体的には、サーバ1は、各会議スペースに対応する画像領域を、各会議スペースの利用状況に応じて表示態様を変更したマップ画像を生成し、端末2に表示させる。例えばサーバ1は、スペース表示欄71と同様に、「入室待ち」若しくは「仮予約中」であるか、「使用中」であるか、又は「空室」若しくは「空席」であるかに応じて、各会議スペースの表示色を変更する。マップ画像における表示色は、スペース表示欄71で表示されている会議スペースの利用状況と同じとすると好適である。会議室の利用を希望するユーザは、スペース表示欄71及びマップ表示欄72を参照して、各会議スペースの場所及び利用状況を容易に把握することができる。
なお、色分け表示は表示態様の変更方法の一例であって、例えば各会議スペースに対応する画像領域のエッジの強調表示、点滅表示等で表示態様を変更してもよい。
また、図7で例示したマップ画像では、「入室待ち」又は「仮予約中」、及び「使用中」の会議スペースも表示したが、本実施の形態はこれに限定されるものではなく、「空室」又は「空席」の会議スペースのみ表示してもよい。すなわち、マップ画像は、少なくともユーザが利用可能な会議スペースを表示するものであればよく、利用不可能な会議スペースも表示する構成は必須ではない。
また、本実施の形態に係る検索画面では現在の会議スペース等の状況を表示するものとするが、将来の状況(予約状況)を表示してもよい。例えば端末2は、図7の検索画面においてユーザから日時の指定入力を受け付け、指定された日時における会議スペースの予約状況を表示してもよい。この点は以降で説明するユーザ及び物品の検索画面でも同様である。
端末2はスペース表示欄71において、「予約」の列に表示されるテキスト(「予約する」又は「仮予約する」)への操作に応じて会議スペースの予約を受け付ける。図8は、予約画面の一例を示す説明図である。上記のテキストへの操作入力を受け付けた場合、端末2は、図8A又は図8Bの画面をポップアップ表示する。図8Aは会議室を予約する場合の画面例であり、図8Bは会議室以外の第2スペースを仮予約する場合の画面例である。
なお、「仮予約」とは、他のユーザに先んじて第2スペースを仮押さえることを意味し、現時点から第2スペースを確保することを意味する。
検索画面のスペース表示欄71において、会議室に対応して表示された「予約する」のテキストへの操作入力を受け付けた場合、端末2は図8Aの画面を表示する。当該画面には、会議室の現在の利用状況、定員数、設備等が表示されると共に、次に予約されている会議の情報、及び一日の予約スケジュールが表示される。端末2は、グループウェアサーバ7から会議室の予約スケジュールを取得し、次に予約されている会議の情報、及び一日の予約スケジュールを表示する。
また、端末2は、予約ボタン81、及び即時利用ボタン82を表示する。予約ボタン81への操作入力を受け付けた場合、端末2は不図示の画面に遷移し、会議室の予約に必要な予約情報の入力を受け付ける。予約情報は、例えば会議名、開始日時、終了日時、参加者(他のユーザ)等の情報を含む。入力された予約情報はグループウェアサーバ7に送信され、スケジューラに登録される。
また、即時利用ボタン82への操作入力を受け付けた場合、端末2は、会議室を利用する旨を会議室端末4に通知する。この場合、会議室端末4は即時に表示を切り換え、会議室の利用状況を「空室」から「使用中」に変更する(図9参照)。なお、会議室端末4の画面表示については後述する。
検索画面のスペース表示欄71において、第2スペースに対応して表示された「仮予約する」のテキストへの操作入力を受け付けた場合、端末2は図8Bの画面を表示する。当該画面には、第2スペースの現在の利用状況を表示されると共に、第2スペースを仮予約(仮押さえ)するための仮予約ボタン83を表示される。
仮予約ボタン83への操作入力を受け付けた場合、端末2は、操作内容をサーバ1に通知する。この場合、サーバ1はLEDランプ51に通知を転送し、LEDランプ51を黄色に点灯させる。これにより、第2スペースが確保されている点が周知される。なお、LEDランプ51が点灯してから所定時間以内にセンサユニット5がユーザを検知しなかった場合、仮予約は自動キャンセルされ、第2スペースが利用可能であることを示す青色に点灯が変更される。
図9は、会議室端末4との同期処理に関する説明図である。図9では、グループウェアサーバ7及び会議室端末4が会議室の予約スケジュールを同期する様子を概念的に図示している。
上述の如く、端末2において会議室の予約情報が入力された場合、グループウェアサーバ7が管理するスケジューラに会議のスケジュールが登録される。会議室端末4は、自装置が設置されている会議室の予約情報をグループウェアサーバ7から取得し、メモリに記憶する。
会議室端末4は、グループウェアサーバ7から取得した予約情報に基づき、会議室の現在の利用状況を表示する。具体的には図9右側に示すように、会議室端末4は、予定されている会議の開始日時から所定時間前(例えば15分前)となった場合、「入室待ち」に表示を変更し、その会議の会議名、予約時間帯、参加者等を表示する。そして会議室端末4は、会議開始時にユーザから「入室」のボタンへの操作入力を受け付ける。この場合、会議室端末4は不図示の画面に遷移して、会議の参加人数等の入力を受け付けた後、「入室待ち」の表示を「使用中」に変更する。会議終了時も同様に会議室端末4はユーザから操作入力を受け付け、「使用中」の表示を「空室」に変更する。
なお、会議室端末4の表示が「空室」である場合、各ユーザが自由に会議室を利用することができる。具体的には、会議室端末4は「空室」の場合も「入室」のボタンを表示しておき、当該ボタンへの操作入力を受け付けた場合、会議の参加人数、会議時間等の入力を受け付ける。入力された情報はグループウェアサーバ7と同期され、ユーザは会議室を即時に利用することができる。
また、既に述べたように、ユーザは端末2から会議室の即時利用を申し込むことができる。具体的には図8Aで述べたように、端末2で即時利用ボタン82への操作入力を受け付けた場合、会議室端末4は「空室」から「使用中」に表示を切り換える。実際にユーザが入室する場合、会議室端末4は参加人数等の入力を受け付けてグループウェアサーバ7と同期する。これにより、ユーザは会議室まで行かずとも会議室を確保することができ、利便性を向上させることができる。
上述の如く、本システムでは会議室端末4を介して予約スケジュールの表示や入退室時の処理を行う。サーバ1は、会議室の予約情報、入退室時の操作内容(実績情報)を、会議室の利用状況を示す情報として会議室端末4から取得し、利用履歴DB141に記憶する。
以上のように、本実施の形態では検索画面において希望する会議スペースを検索し、予約を可能とする。さらに本実施の形態では、会議の参加者となる他のユーザの位置、会議に必要な物品の場所等を同じ検索画面で検索可能とすることで、ユーザの利便性を向上させる。
図10は、ユーザ検索時の検索画面の一例を示す説明図である。検索画面において「ヒト」のタブ70への操作入力を受け付けた場合、端末2は図10の画面に表示を切り換える。具体的には、端末2は、ユーザ表示欄101及びマップ表示欄102を表示する。
ユーザ表示欄101は、会議の参加者となり得る複数のユーザの情報を一覧で表示する表示欄である。サーバ1は、ユーザ表示欄101の上部に表示された検索窓1011で検索クエリの入力を受け付け、入力された検索クエリに合致するユーザをユーザDB342から検索してユーザ表示欄101に一覧表示させる。例えば端末2は、各ユーザの氏名、所属組織のほか、現在の位置及び状態(座席に在席しているか否か)を表示する。
サーバ1は、各ユーザの位置情報を取得し、現在の位置及び状態をユーザ表示欄101に表示させる。位置情報の取得手段は特に限定されないが、本実施の形態においてサーバ1は、各ユーザが使用するデバイス(端末2)を管理するデバイス管理サーバ8から、各ユーザの位置情報を取得する。
デバイス管理サーバ8は、各ユーザが使用するデバイスを管理するサーバコンピュータであり、端末2を含むデバイスのセキュリティ認証、ネットワーク通信等に係る機能を提供する。デバイス管理サーバ8に対応するプラットフォームとしては、例えばCisco(登録商標) Mobility Service Engine、Cisco Identity Service Engine等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
サーバ1はデバイス管理サーバ8から、ユーザの位置情報に相当するデータを取得する。例えばサーバ1は、ユーザが携帯するデバイスと、施設内に設置されている複数の無線LANポイントとの間の通信に基づく3点測位データを取得する。例えばユーザが端末2としてスマートフォン等の携帯端末を所持している場合に、デバイス管理サーバ8は、施設内に複数設置されている各中継機6と、端末2との間の通信強度等に基づき、3点測位を行う。サーバ1は、3点測位によって計測されたデータを、ユーザの位置情報としてデバイス管理サーバ8から取得し、位置情報DB143に格納する。
また、例えばサーバ1は、位置情報に相当するデータとして、ユーザが規定の座席で使用するデバイス(例えばデスクトップPC)の認証履歴を取得する。例えばユーザが端末2としてデスクトップPC等の設置端末を使用する場合に、デバイス管理サーバ8は、当該端末2が社内システムにアクセスする際のセキュリティ認証を行う。サーバ1は、その認証履歴をデバイス管理サーバ8から取得することで、ユーザが在席しているか、又は外出しているかを示すデータを取得する。サーバ1は、取得したデータをユーザの状態として位置情報DB143に格納する。
なお、本実施の形態ではユーザの状態を在席中及び外出中の2種類で特定するが、例えば休暇中、在宅勤務中など、その他のステータスで特定してもよい。
サーバ1は、位置情報DB143に格納してあるデータを、ユーザの現在の位置情報としてユーザ表示欄101に表示させる。具体的には、サーバ1は、現在ユーザが居る建物のフロア、及び座席への在席状況を表示させる。
なお、上記の位置情報の取得方法は一例であって、本実施の形態はこれに限定されるものではない。例えばサーバ1は、ユーザが携帯する端末2からGPS(Global Positioning System)座標値等の位置情報を直接取得してもよい。また、例えばユーザに社員証等の形で近距離無線通信ビーコンを携帯させ、施設内にビーコン受信機を設置しておくことで、ビーコン信号に基づき位置情報を取得してもよい。このように、位置情報の取得手段は特に限定されない。
なお、位置情報の取得対象とするユーザは施設従業員に限定されず、例えば会議のため施設に来訪する来客者であってもよい。この場合、例えば来客者に来館証等の形で近距離無線通信ビーコンを携帯させ、位置情報を取得する。これにより、来客者(社外の人間)についても位置情報を追跡し、検索画面で確認することができる。
端末2は、ユーザ表示欄101にユーザの位置及び状態を表示すると共に、現在のユーザの位置をマップ表示欄102に表示する。マップ表示欄102は、図7で説明したマップ表示欄72と同様に施設内のレイアウトを表示する表示欄であり、施設内を地図状に示すマップ画像を表示する。例えば端末2は、ユーザ表示欄101において、マップ画像に位置を表示するユーザを指定する指定入力を受け付ける。そして端末2は、指定されたユーザの現在の位置情報に応じて、当該ユーザを表すアイコンをマップ画像上に表示する。
なお、アイコンはユーザの位置の表示例であって、例えばアイコンに代えてテキストを表示させてもよく、その表示態様は特に限定されない。また、例えば端末2は、ユーザの現在の状態(在席状況)に応じてアイコンの表示色を変えるなど、その表示態様を変更してもよい。
上述の如く、本実施の形態では同一画面でタブ70により表示を切り換え、会議スペースの場所及び利用状況と、各ユーザの位置とをマップ画像で確認することができる。これにより、会議スペースを予約するユーザは、会議の参加者(他のユーザ)の位置を考慮しながら、適切な場所の会議スペースを確保することができる。
なお、本実施の形態では、会議スペースの場所を示すマップ画像(図7)と、ユーザの位置を示すマップ画像(図10)とを別々に表示したが、同一のマップ画像で会議スペースの場所及び利用状況とユーザの位置とを表示してもよい。すなわち、タブ70による表示の切り換えは必須ではなく、会議スペース及びユーザの情報を同時に表示してもよい。後述する試作品及び書籍についても同様である。
また、図10ではマップ画像に単一のユーザの位置を表示する様子を図示したが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。例えば端末2は、ユーザ表示欄101において複数のユーザの指定入力(例えばチェックボックスで表示ユーザを選択)を受け付け、指定された複数のユーザそれぞれの位置をマップ画像に表示してもよい。後述の試作品及び書籍についても同様である。
図11は、試作品検索時の検索画面の一例を示す説明図である。「モノ」のタブ70への操作入力を受け付けた場合、端末2は、図11の画面に表示を切り換える。当該画面は、施設内に在る試作品の情報を検索するための画面である。
端末2は、試作品表示欄111及びマップ表示欄112を表示する。試作品表示欄111は、試作品の一覧を表示する表示欄である。サーバ1は、試作品表示欄111の上部に表示される検索窓1111に入力された検索クエリに基づいて試作品DB343を検索し、検索された各試作品の名称、配置場所、状態(貸出中であるか否か)を表示する。
また、端末2は、試作品の配置場所をマップ表示欄112に表示する。マップ表示欄112は、試作品の配置場所に対応する位置に、当該試作品を表すアイコンを配置したマップ画像を表示する表示欄である。例えば端末2は、ユーザの位置を表示した際と同様に、試作品表示欄111からいずれかの試作品の指定入力を受け付け、指定された試作品の配置場所をアイコンにより表示する。なお、試作品の表示態様はアイコンに限定されない。また、例えば端末2は、試作品の貸出状況に応じて表示態様を変更してもよい。
また、端末2は、検索画面上で物品の貸出予約を受け付けてもよい。
図12及び図13は、書籍検索時の検索画面の一例を示す説明図である。「ホン」のタブ70への操作入力を受け付けた場合、端末2は図12及び図13の画面に表示を切り換える。当該画面は、施設に配架(配置)されている書籍を検索するための画面であり、書籍表示欄121及び詳細表示欄122を含む。
書籍表示欄121は、複数の書籍の情報を一覧で表示する表示欄である。端末2は、書籍表示欄121の上部に表示される検索窓1211に入力された検索クエリに基づいて書籍DB344から書籍を検索し、検索された書籍の情報を一覧表示する。例えば端末2は、各書籍の表紙画像、タイトル、著者等を一覧表示する。なお、例えば端末2は、書籍表示欄121に各書籍の状態(貸出中であるか否か)も表示してもよい。
詳細表示欄122は、書籍表示欄121に表示された書籍の詳細を表示する表示欄である。端末2は、書籍表示欄121に表示された各書籍からいずれかの書籍を指定する指定入力を受け付け、指定された書籍の詳細を詳細表示欄122に表示する。例えば端末2は、詳細表示欄122にタブ1221を表示し、「図書情報」のタブ1221がアクティブになっている場合は図12の画面を表示し、「配架場所」のタブ1221がアクティブになっている場合は図13の画面を表示する。
「図書情報」のタブ1221への操作入力を受け付けた場合、端末2は、指定された書籍に関する書籍情報を表示する。例えば図12に示すように、端末2は、書籍のタイトル、著者名のほかに、書籍の貸出状況、配架場所、紹介文、目次等を表示する。
なお、端末2はさらに、リンクボタン1222を表示する。リンクボタン1222は、表示中の書籍を購入可能なEC(Electronic Commerce)サイトの商品ページに遷移するためのハイパーリンクである。リンクボタン1222への操作入力を受け付けた場合、端末2はECサイトにアクセスし、書籍が掲載されている商品ページを表示する。例えばサーバ1は、書籍情報の一つとして書籍のISBN(International Standard Book Number)を書籍DB344に記憶してあり、ISBNに基づいてECサイトの商品ページへと遷移させる。これにより、例えば書籍が貸出中である場合などであっても、ユーザは書籍を入手することができる。
「配架場所」のタブ1221への操作入力を受け付けた場合、端末2は図13の画面に表示を変更し、書籍の配架場所を示すマップ画像を表示する。すなわち、端末2は、書籍の配架場所に対応する位置に、書籍を表すアイコンを配置したマップ画像を表示する。なお、書籍の表示態様はアイコンに限定されない。また、例えば端末2は、書籍の貸出状況に応じて表示態様を変更してもよい。
また、端末2は、当該画面上で書籍の貸出予約を受け付けるようにしてもよい。
上述の如く、本実施の形態では会議スペースの場所及び利用状況、会議参加者の位置等をマップ画像で確認可能なだけでなく、会議に必要な物品(試作品、書籍等)の場所や状態も同様に確認することができる。
なお、上記では物品の規定の配置場所を表示するのみであったが、各物品の現在の位置情報を取得し、マップ画像に表示してもよい。例えば試作品、書籍等に近距離無線通信ビーコンを装着しておくことで、位置情報を取得する。これにより、物品の正確な位置(場所)を追跡し、ユーザに提示することもできる。
図14は、サーバ1が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。サーバ1の制御部11は、端末2からログインを受け付けた場合、以下の処理を実行する。なお、端末2からログアウトを受け付けた場合、制御部11は任意のタイミングで処理を終了する。
制御部11は、会議スペース、ユーザ、及び物品(試作品及び書籍)を検索するための検索画面を端末2に出力し、表示させる(ステップS11)。検索画面は、検索対象(会議スペース、ユーザ、試作品、及び書籍)を切り換えるためのタブ70を含む。
制御部11は、「場所」のタブ70への操作入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS12)。「場所」のタブ70への操作入力を受け付けたと判定した場合(S12:YES)、制御部11は、会議スペースに関する検索条件の入力を受け付けて検索条件に合致する会議スペースを検索し、検索された会議スペースの一覧と、各会議スペースの場所を示すマップ画像とを表示させる(ステップS13)。制御部11は、会議スペースの予約を受け付ける(ステップS14)。
ステップS14の処理を実行後、又はステップS12でNOの場合、制御部11は、「ヒト」のタブ70への操作入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS15)。「ヒト」のタブ70への操作入力を受け付けたと判定した場合(S15:YES)、制御部11は、ユーザに関する検索条件の入力を受け付けて検索条件に合致するユーザを検索し、検索されたユーザの一覧を表示させる(ステップS16)。制御部11は、一覧からいずれかのユーザを指定する指定入力を受け付ける(ステップS17)。制御部11は、指定されたユーザの位置を示すマップ画像を表示させる(ステップS18)。
ステップS18の処理を実行後、又はステップS15でNOの場合、制御部11は、「モノ」のタブ70への操作入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS19)。「モノ」のタブ70への操作入力を受け付けたと判定した場合(S19:YES)、制御部11は、試作品に関する検索条件の入力を受け付けて検索条件に合致する試作品を検索し、検索された試作品の一覧を表示させる(ステップS20)。制御部11は、一覧からいずれかの物品を指定する指定入力を受け付ける(ステップS21)。制御部11は、指定された物品の配置場所を示すマップ画像を表示させる(ステップS22)。
ステップS22の処理を実行後、又はステップS19でNOの場合、制御部11は、「ホン」のタブ70への操作入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS23)。「ホン」のタブ70への操作入力を受け付けたと判定した場合(S23:YES)、制御部11は、書籍に関する検索条件の入力を受け付けて検索条件に合致する書籍を検索し、検索された書籍の一覧を表示させる(ステップS24)。制御部11は、一覧からいずれかの書籍を指定する指定入力を受け付ける(ステップS25)。制御部11は、指定された書籍の詳細、及び書籍の配架場所を示すマップ画像を表示させる(ステップS26)。
ステップS26の処理を実行後、又はステップS23でNOの場合、制御部11は処理をステップS12に戻す。
以上より、本実施の形態1によれば、利用可能な会議スペースの場所と、会議スペースを利用するユーザの位置とをマップ画像上で表示し、会議スペースの予約を受け付ける。これにより、会議スペースとユーザとの相対的な位置関係を考慮しつつ、会議スペースを確保することができる。
また、本実施の形態1によれば、会議スペース及びユーザの検索機能を提供することで、施設内の状況を好適に把握することができる。
また、本実施の形態1によれば、施設内の物品(試作品、書籍等)を検索し、物品の場所及び状況を把握することができる。
また、本実施の形態1によれば、予約スケジュールが管理されている会議室だけでなく、各ユーザが任意に利用可能な第2スペースの場所及び利用状況を把握することができる。
また、本実施の形態1によれば、第2スペースに人感センサ(センサユニット5)を設置することで、第2スペースの利用状況を好適に検知することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、会議スペース、ユーザ等の検索結果を表示するのみで、予約する会議スペースの選択はユーザが行うものとした。一方で、利用可能な会議スペースの場所、ユーザの位置等に基づき、利用すべき会議スペースをサーバ1がユーザにリコメンドしてもよい。本実施の形態では、利用を推奨する会議スペースをユーザに提示する形態について説明する。
図15は、実施の形態2に係る検索画面の一例を示す説明図である。図15では、図7と同様の会議スペースの検索画面において、会議スペース、ユーザの位置等に基づき、利用を推奨する会議スペースが表示される様子を図示している。図15に基づき、本実施の形態の概要を説明する。
例えばサーバ1はまず、不図示の画面で、予定(予約)される会議に関する情報の入力を先に受け付ける。ここで入力される情報は、例えば会議に参加するユーザ(参加者)、会議に必要な設備、試作品、書籍、希望する会議スペースの種類(会議室であるか第2スペースであるか)等を含み得る。なお、これらはいずれも例示であって、例えばサーバ1は、予定される会議の開催日時等の入力を受け付けてもよい。
サーバ1は、入力された会議の情報から、利用を推奨する会議スペースを決定してユーザに推奨する。会議スペースの決定手法は特に限定されないが、例えばサーバ1は、現在利用可能な各会議スペースの場所と、会議に参加する各ユーザの現在の位置とに基づき、推奨する会議スペースを決定する。具体的には、サーバ1は、現在空室となっている会議スペースの場所を会議室DB341から取得すると共に、各ユーザの現在の位置情報を位置情報DB143から取得する。そしてサーバ1は、全てのユーザの現在の位置から会議スペースまでの移動距離の総和が最短となる会議スペースを、推奨する会議スペースに決定する。
なお、移動距離は決定基準の一例であって、例えばサーバ1は、移動時間が最短なるように会議スペースを決定してもよい。また、例えばサーバ1は、各ユーザ(参加者)が現在居る建物のフロアに応じて、最も多くユーザが居るフロアの会議スペースを、推奨する会議スペースに決定してもよい。このように、サーバ1は会議スペースの場所及びユーザの位置に応じて会議スペースを決定可能であればよく、その決定基準は移動距離に限定されない。
また、例えばサーバ1は、会議に参加するユーザの位置によっては、ユーザが会議スペースに向かうのではなく、通信回線を介した遠隔会議(Web会議、電話会議等)で参加するよう推奨してもよい。具体的には、サーバ1は、位置情報DB143に格納されているユーザの現在の状態(在席状況)に基づいてユーザが施設に不在(外出中)であるか否かを判定し、不在であると判定されたユーザは遠隔会議で参加するよう推奨する。この場合、サーバ1は、不在のユーザを除外して、施設内に居る残りのユーザの位置に基づき、推奨する会議スペースを決定する。これにより、会議スペースに向かうことが困難なユーザを配慮しつつ、会議スペースを好適に提案することができる。
また、上記ではユーザの現在の位置に応じて会議スペースを決定したが、ユーザの未来の位置を推定して会議スペースを決定してもよい。例えばサーバ1は、グループウェアサーバ7から各ユーザのスケジュールを取得し、会議の開催日時における各ユーザの予定から、座席に在席しているか否かを推定する。そしてサーバ1は、在席しているユーザの座席位置と、開催日時において空室となっている各会議スペースの場所とに基づき、推奨する会議スペースを決定する。なお、開催日時において在席していないユーザ、すなわち外出の予定が入っているユーザは遠隔会議での参加を推奨する。
サーバ1は、会議スペースの場所、ユーザの位置のほかに、会議に必要な物品(試作品、書籍等)の場所、種類等に応じて会議スペースを決定してもよい。例えばサーバ1は、会議に必要な試作品が、重くて運搬困難な試作品である場合に、当該試作品の配置場所に最も近い会議スペースを、推奨する会議スペースに決定する。
なお、この場合にサーバ1は、会議に必要な物品によっては、会議室、第2スペース等の会議スペースではなく、その他の場所を会議場所として推奨してもよい。例えばサーバ1は、会議に必要な試作品が会議スペースに運搬不可能な試作品である場合、当該試作品の配置場所を会議場所に決定する。このように、サーバ1は、会議スペース以外の場所を、会議の開催を推奨する場所として決定してもよい。
なお、試作品が運搬困難な試作品であるか否か、あるいは運搬不可能な試作品であるか否かは、例えば試作品の名称に基づいて判定してもよく、あるいは該当する試作品であるか否かを示すデータを試作品DB343に格納しておいてもよい。
上述の如く、サーバ1は、会議スペースの場所、ユーザの位置、会議に必要な物品の場所等に応じて、推奨する会議スペースを決定する。なお、サーバ1は単一の会議スペースを推奨する会議スペースとして決定してもよく、又は複数の会議スペースを推奨する会議スペースとして決定してもよい。サーバ1は、決定した会議スペースを識別可能なように、他の会議スペースと異なる表示態様で端末2に表示させる。
例えば端末2は、スペース表示欄71において、推奨する会議スペースに係るテキストを、他の会議スペースとは異なる表示色で表示する。なお、図15では図示の便宜上、表示色が異なる様子を太字で図示している。
なお、表示色の変更は一例であって、端末2は、推奨する会議スペースを識別可能に表示することができればよい。例えば端末2は、推奨する会議スペースを、一覧表示された複数の会議スペースの最上位に表示してもよい。また、例えば端末2は、推奨する会議スペースを決定する際に各会議スペースの優先度合い(例えば移動距離)を算出し、その優先度合いに応じて各会議スペースを上位から順に表示してもよい。このように、端末2は推奨する会議スペースを識別可能に表示することができればよく、その表示手法は特に限定されない。
また、例えば端末2は、マップ表示欄72において、推奨する会議スペースの画像領域のエッジを強調表示する。なお、エッジの強調表示は一例であって、例えば端末2は、推奨する会議スペースの画像領域の表示色を変更してもよく、あるいは点滅させるなどしてもよい。
以降の処理は実施の形態1と同様であり、端末2は、当該画面上で会議スペースの予約を受け付ける。会議室が予約された場合、予約情報がグループウェアサーバ7と同期され、会議室端末4は予約情報に基づく表示を行う。第2スペースが予約された場合、LEDランプ51の表示が変更される。
図16は、実施の形態2に係るサーバ1が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。会議スペースの情報を表示させると判定した場合(S12:YES)、サーバ1は以下の処理を実行する。
サーバ1の制御部11は、予定(予約)される会議に関する情報の入力を受け付ける(ステップS201)。ステップS201で入力される情報は、会議に参加するユーザ、会議に必要な設備、試作品、書籍、希望する会議スペースの種類等を含み得る。制御部11は、入力された会議の情報に基づき、会議に推奨する会議スペースを決定するサブルーチンを実行する(ステップS202)。例えば制御部11は、利用可能な各会議スペースの場所、会議に参加する各ユーザの位置、会議に必要な物品の場所、種類等に基づき、推奨する会議スペースを決定する。制御部11は、決定した会議スペースを識別可能な会議スペースの一覧及びマップ画像を端末2に表示させる(ステップS203)。制御部11は処理をステップS14に移行する。
図17は、会議スペース決定のサブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。図17に基づき、ステップS202のサブルーチンの処理内容について説明する。
サーバ1の制御部11は、現在空室となっている会議スペースの場所等の情報を会議スペースDB341から取得する(ステップS221)。また、制御部11は、会議参加者である各ユーザの位置情報及び状態(在席状況)を位置情報DB143から取得する(ステップS222)。また、制御部11は、会議に必要な物品(試作品及び/又は書籍)の配置場所等の情報を試作品DB343及び/又は書籍DB344から取得する(ステップS223)。
制御部11は、会議に必要な物品が運搬困難な物品であるか否かを判定する(ステップS224)。運搬困難な物品であると判定した場合(S224:YES)、制御部11は、当該物品の配置場所に最も近い会議スペースを、推奨する会議スペースに決定する(ステップS225)。運搬困難な物品でないと判定した場合(S224:NO)、制御部11は、運搬不可能な物品であるか否かを判定する(ステップS226)。運搬不可能な物品であると判定した場合(S226:YES)、制御部11は、当該物品の配置場所を、会議の開催を推奨する場所に決定する(ステップS227)。
運搬不可能な物品でないと判定した場合(S226:NO)、制御部11は、各ユーザの現在位置から会議スペースの場所までの移動距離を会議スペース毎に算出する(ステップS228)。制御部11は、各ユーザの移動距離の総和に基づき、推奨する会議スペースを決定する(ステップS229)。なお、例えば制御部11は、会議に必要な物品の配置場所と会議スペースとの距離(移動距離)も総和に加算して、推奨する会議スペースを決定してもよい。ステップS225、S227、又はS229の処理を実行後、制御部11はサブルーチンをリターンする。
以上より、本実施の形態2によれば、利用可能な会議スペースの場所、会議に参加するユーザの位置等に基づき、会議スペースを提案することができる。
また、本実施の形態2によれば、会議に用いる物品の場所及び種類を考慮して会議場所を提案することができる。
また、本実施の形態2によれば、会議に用いる物品に依って会議場所を規定の会議スペースから変更することで、より好適に会議を実施することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1では、第2スペースにセンサユニット5を設けることで第2スペースの利用状況を管理する形態について述べた。本実施の形態では、センサユニット5に代えて二次元コード(読取媒体)の表示端末(又は読取端末)を設け、第2スペースの利用時に二次元コードの読取をユーザに行わせることで第2スペースの利用状況を管理する形態について述べる。
図18は、実施の形態2に係る第2スペースを示す説明図である。本実施の形態において第2スペースには、二次元コード(例えばQRコード(登録商標)、バーコード等)を表示する表示端末9が設置されている。表示端末9は、例えばスマートフォン、タブレット端末等であるが、専用のディスプレイ装置であってもよい。二次元コードには、対応する第2スペースの識別子であるスペースIDが記述されている。
なお、本実施の形態では表示端末9に二次元コードが表示されるものとするが、二次元コードをプリントアウトして第2スペースに貼付しておくのみであってもよい。すなわち、第2スペースに二次元コードが用意されていればよく、二次元コードは電子的に表示されるものであってもよく、印刷物であってもよい。
本実施の形態においてユーザは、第2スペースを利用する場合に、二次元コードを端末2で読み取ることによって認証を受ける。具体的には、端末2は、第2スペースの利用開始時に二次元コードを読み取り、サーバ1から認証を受ける。サーバ1は、第2スペースが他のユーザによって仮予約されていない場合、第2スペースの利用を許可し、認証結果を端末2に通知する。なお、通知先は端末2ではなく表示端末9であってもよい。第2スペースの利用を許可した場合、サーバ1は、第2スペースDB142で管理する第2スペースの利用状況を「利用中」に更新する。
また、サーバ1は、第2スペースの利用状況をグループウェアサーバ7と同期し、会議室と同様に第2スペースの利用状況をスケジューラに登録する。なお、スケジューラへの登録は端末2が実行しても良い。これにより、各ユーザは会議室と同様にスケジューラ上で第2スペースの利用状況を把握することができる。
第2スペースの利用終了時も同様に、端末2は、表示端末9に表示されている二次元コードを読み取り、サーバ1に通知する。サーバ1は、端末2からの通知に従って第2スペースDB142のレコードを更新する。
以上より、本実施の形態3によれば、第2スペースの利用状況を二次元コードで管理することもできる。
なお、上記では第2スペースに二次元コードを用意しておき、ユーザ側(端末2)で二次元コードを読み取るものとしたが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。例えば、表示端末9に代えて二次元コードの読取端末を第2スペースに設置しておき、端末2が二次元コードを表示して読取端末に読み取らせるようにしてもよい。すなわち、二次元コードの読み取りによって第2スペースの利用状況を管理可能であればよく、第2スペースに二次元コードを用意してもよく、あるいは第2スペースに二次元コードの読み取り端末を設置してもよい。
また、本実施の形態では認証用の読取媒体として二次元コードを使用したが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。例えば読取媒体は、NFC(Near Field Communication)、RFID(Radio Frequency Identifier)等による通信媒体であってもよい。例えば第2スペースにNFC通信端末(あるいはNFCシートのような印刷物)を設置し、端末2と近距離無線通信を行うことで認証を行う。このように、認証用の読取媒体は二次元コードに限定されず、その他の読取媒体であってもよい。
上記の点以外は実施の形態1と同様であるため、本実施の形態ではフローチャートその他の詳細な説明は省略する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 サーバ(情報処理装置)
11 制御部
12 主記憶部
13 通信部
14 補助記憶部
P1 プログラム
M マップ画像
C 座標データ
141 利用履歴DB
142 第2スペースDB
143 位置情報DB
2 端末
21 制御部
22 主記憶部
23 通信部
24 表示部
25 入力部
26 撮像部
27 補助記憶部
P2 プログラム
3 ローカルサーバ
31 制御部
32 主記憶部
33 通信部
34 補助記憶部
341 会議スペースDB
342 ユーザDB
343 試作品DB
344 書籍DB
4 会議室端末
5 センサユニット
51 LEDランプ
6 中継機
7 グループウェアサーバ
8 デバイス管理サーバ
9 表示端末

Claims (14)

  1. 施設内のレイアウトを示すマップ画像と、前記施設内の各位置に対応する前記マップ画像上の座標値を示す座標データと、前記施設内の各会議スペースの場所とを記憶する記憶部と、
    前記各会議スペースの利用状況を示す情報を取得する第1取得部と、
    前記会議スペースを利用する各ユーザの位置情報を取得する第2取得部と、
    前記座標データを参照して、利用可能な前記会議スペースの場所と、前記ユーザの位置とを示す前記マップ画像を端末装置に表示させる表示制御部と、
    前記会議スペースの予約を前記端末装置から受け付ける受付部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記表示制御部は、前記会議スペース及びユーザを検索するための検索画面を前記端末装置に表示させ、
    前記受付部は、前記会議スペース又はユーザに関する検索条件の入力を受け付け、
    前記各会議スペース及び各ユーザの情報を記憶する記憶部を参照して、検索条件に合致する前記会議スペース又はユーザを検索する検索部を備え、
    前記表示制御部は、検索された前記会議スペース又はユーザの一覧と、前記会議スペースの場所又はユーザの位置を示すマップ画像とを前記検索画面に表示させる
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2取得部は、前記各ユーザが前記施設内の規定の座席に在席しているか否かを示す情報を取得し、
    前記表示制御部は、前記各ユーザの在席状況を前記ユーザの一覧に表示させる
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記受付部はさらに、前記施設内に在る、製品の製造又は開発に関連する物品に関する検索条件の入力を受け付け、
    前記検索部は、前記物品の場所を含む各前記物品の情報を記憶する記憶部を参照して、検索条件に合致する前記物品を検索し、
    前記表示制御部は、検索された前記物品の一覧と、前記物品の場所を示すマップ画像とを前記検索画面に表示させる
    請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 利用可能な前記各会議スペースの場所と、前記各ユーザの位置とに基づき、利用を推奨する前記会議スペースを決定する決定部を備え、
    前記表示制御部は、決定した前記会議スペースを前記検索画面に表示させる
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記決定部はさらに、検索された前記物品に応じて会議の開催を推奨する場所を決定し、
    前記表示制御部は、決定した前記推奨する場所を前記検索画面に表示させる
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記決定部は、検索された前記物品が在る場所を前記推奨する場所に決定する
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記表示制御部は、前記会議スペースの利用状況に応じて、前記会議スペースに対応する画像領域の表示態様を変更した前記マップ画像を表示させる
    請求項1~7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 会議に参加する前記ユーザの位置情報に応じて、該ユーザが前記会議スペースに向かうべきか、又は通信回線を介した遠隔会議で参加すべきかを判定する判定部を備える
    請求項1~8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記会議スペースは、予約スケジュールが管理されている会議室と、前記各ユーザが任意に利用可能な第2スペースとを含み、
    前記表示制御部は、利用可能な前記会議室及び第2スペースの場所を示す前記マップ画像を表示させる
    請求項1~9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記第1取得部は、前記第2スペースに設置された人感センサで検知した検知結果を、前記第2スペースの利用状況を示すデータとして取得する
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記第1取得部は、前記第2スペースに用意された読取媒体の読取結果、又は前記第2スペースに設置された読取端末における読取媒体の読取結果を、前記第2スペースの利用状況を示すデータとして取得する
    請求項10に記載の情報処理装置。
  13. 施設内の各会議スペースの利用状況を示す情報を取得し、
    前記会議スペースを利用する各ユーザの位置情報を取得し、
    施設内のレイアウトを示すマップ画像と、前記施設内の各位置に対応する前記マップ画像上の座標値を示す座標データと、前記施設内の各会議スペースの場所とを記憶する記憶部を参照して、利用可能な前記会議スペースの場所と、前記ユーザの位置とを示す前記マップ画像を端末装置に表示させ、
    前記会議スペースの予約を前記端末装置から受け付ける
    処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
  14. 施設内の会議スペース、及び該会議スペースを利用するユーザを検索するための検索画面を表示部に表示し、
    前記会議スペース又はユーザに関する検索条件の入力を受け付け、
    前記検索条件に基づき検索された前記会議スペース又はユーザの一覧と、前記会議スペースの場所又はユーザの位置を示す前記施設内のマップ画像とを前記検索画面に表示する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023147864A (ja) * 2022-03-30 2023-10-13 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
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WO2024034467A1 (ja) * 2022-08-10 2024-02-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 情報処理装置及び予約管理システム

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