JP2022007277A - ナットワッシャ保持治具 - Google Patents

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勝哉 和木
Katsuya Wagi
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Abstract

【課題】締め込み作業中にワッシャ及びナットが落下することを略防止でき、ワッシャやナットを捜索しなければならないような事態になることがないナットワッシャ保持治具を提供すること。【解決手段】ナットワッシャ保持治具1が、ワッシャ2,3の厚さ方向がナット4の厚さ方向に略一致していると共にワッシャ2,3の厚さ方向から見たときにワッシャ2,3の孔の少なくとも一部がナット4の孔の少なくとも一部に重なっている状態でワッシャ2,3及びナット4を保持できると共に弾性材料で構成される保持部20を備えるようにする。【選択図】図3

Description

本開示は、ナットとワッシャを保持可能なナットワッシャ保持治具に関する。
従来、特許文献1に記載されているように、ボルトの締め込みは、例えば、ボルトの軸部を、壁部等で構成されるボルト固定部に設けられた貫通孔に挿通させた後、ボルトの軸部において該貫通孔から突出している先端部をナットに螺合させることで行う。
特開2000-288952号公報
手が入りにくくて、作業のし難い場所でボルトをワッシャとナットに締め込んでいく際、ワッシャやナットが、手から滑り落ちたり、ボルトへの掛かり始めのタイミングでボルトから脱落して落下することがある。また、そのような場合、小型部品であるワッシャやナットの行先が分からなくなり易く、ワッシャやナットの捜索に多大な時間を要して、作業を円滑に行うことができないことがある。
そこで、本開示の目的は、締め込み作業中にワッシャ及びナットが落下することを略防止でき、ワッシャやナットを捜索しなければならないような事態になることがないナットワッシャ保持治具を提供することにある。
上記課題を解決するため、本開示に係るナットワッシャ保持治具は、ワッシャの厚さ方向がナットの厚さ方向に略一致していると共に前記ワッシャの前記厚さ方向から見たときに前記ワッシャの孔の少なくとも一部が前記ナットの孔の少なくとも一部に重なっている状態で前記ワッシャ及び前記ナットを保持できると共に、弾性材料で構成される保持部を備える。
本開示によれば、保持部によるワッシャ及びナットの保持によって、ワッシャの厚さ方向がナットの厚さ方向に略一致していると共にワッシャの厚さ方向から見たときにワッシャの孔の少なくとも一部がナットの孔の少なくとも一部に重なっている状態(以下、この状態をナットワッシャ保持状態という)において、更に、人がナットワッシャ保持治具を適切な位置に配置した上で、ボルトに対してナットワッシャ保持治具を相対回転させるだけで、ボルトの軸部をワッシャ及びナットに螺合させることができる。
すなわち、人がワッシャとナットを個別かつ独立に保持している状態でボルトをワッシャ及びナットに締め込む必要がなくて、人がボルトとナットワッシャ保持治具のみを持った状態でボルトをナットワッシャ保持治具が保持しているワッシャの孔とナットの孔に締め込むだけで、ボルトをワッシャとナットに締め込むことができる。よって、締め込み作業中にワッシャ及びナットが落下することを略防止できる。更には、仮に、ワッシャ及びナットが落下した場合でも、ワッシャ及びナットがナットワッシャ保持治具と一体となった状態で落下することになるので、ワッシャやナットが単独で行方知れずになることがなく、ワッシャやナットを捜索しなければならないような事態が生じることがない。したがって、ボルトの締め込み作業を円滑に行うことができる。
また、前記保持部は、前記ワッシャの外周面と前記ナットの外周面とを係止する内周面を含む孔を有してもよい。
本構成によれば、保持部がナットワッシャ保持状態においてワッシャの外周面とナットの外周面を全周に亘って保持することができる。よって、ナットワッシャ保持状態を安定に維持することができ、ボルトの締め込み作業を円滑に行うことができる。
また、前記孔は、前記孔の延在方向の片側に行くにしたがって内径が連続的に大きくなる拡径部を有してもよい。
ワッシャの外径がナットの外径と異なる場合が多いが、そのような場合において、保持部の孔の内径が孔の延在方向の存在位置に拠らず同一であると、外径が大きい方のワッシャ又はナットを保持部に保持させにくくなる。
これに対し、本構成によれば、保持部の孔が孔の延在方向の片側に行くにしたがって内径が連続的に大きくなる拡径部を有する。したがって、ワッシャの外径がナットの外径と異なる場合であっても、ワッシャ及びナットの両方を拡径部の異なる位置に容易に係止させることができる。
また、前記孔が、第1内径を有する第1孔部、前記第1孔部の前記延在方向の一方側の端部から前記孔の径方向の内方側に突出する環状端面、及び前記環状端面の前記径方向の内方側の端部から前記延在方向の一方側に延在すると共に前記第1内径よりも小さな第2内径を有する第2孔部を有してもよい。
本構成においても、ワッシャの外径がナットの外径と異なる場合において、ワッシャ及びナットのうちで外径が大きい一方部材を第1孔部に容易に係止でき、ワッシャ及びナットのうちで外径が小さい他方部材を第2孔部に容易に係止できる。
また、延在方向の一方側のみに開口を有する有底の孔を備え、前記保持部が、前記孔の底から前記開口側に突出して前記ワッシャ及び前記ナットを保持している状態で前記ワッシャの孔と前記ナットの孔に挿通される孔挿入部を有してもよい。
本構成によれば、孔挿入部でワッシャの孔の内周面とナットの孔の内周面を保持できるので、ワッシャとナットの軸合わせを行うことができて、ワッシャの中心軸とナットの中心軸とを略同一の直線上に位置させることができる。したがって、ボルトをワッシャの孔とナットの孔の両方に円滑に挿入させることができる。
また、前記孔挿入部の前記開口側の先端部に磁石が固定されていてもよい。
本構成によれば、ボルトの先端面を磁石の方に誘導できる。よって、ボルトの先端面を孔挿入部の先端面に当接させ易くなるので、ボルトをワッシャの孔とナットの孔の両方に更に円滑に挿入させることができる。
また、前記保持部の側方を全周に亘って覆うと共に、弾性材料よりも硬い材料で構成される外殻部を備えてもよい。
なお、硬さ(かたさ、英:hardness、硬度)とは物質、材料の表面または表面近傍の機械的性質の一つであり、材料が異物によって変形や傷を与えられようとする時の、物体の変形しにくさ、物体の傷つきにくさである。外殻部は、例えば、金属、硬い樹脂、又は木材等で構成されることができる。
本構成によれば、保持部の側方が全周に亘って硬い外殻部で覆われているので、保持した状態のワッシャやナットにおけるナットワッシャ保持治具に対する相対位置が殆ど変動することがない。よって、ボルトをワッシャの孔とナットの孔の両方に更に円滑に挿入させることができる。
更には、人が硬い外殻部を掴んでナットワッシャ保持治具を容易に所望の位置に移動させることができる。また、人が硬い外殻部を掴んでナットワッシャ保持治具を容易に回転させることができるため、場合によっては、人がボルトを押さえてボルトを静止させた状態でナットワッシャ保持治具を回転させて、ワッシャとナットが落下しない状態までボルトを容易に締め込むことができる。
また、前記保持部における前記ボルトの挿入部の少なくとも一部を照らす照明装置を備えてもよい。
本構成によれば、ボルトの締め込み箇所が薄暗い場合でも、照明装置を点灯させることで、人が保持部におけるボルトの挿入部を見易くなる。よって、ボルトを保持部に適切な姿勢で挿入させ易い。
本開示に係るナットワッシャ保持治具によれば、締め込み作業中にワッシャ及びナットが落下することを略防止でき、ワッシャやナットを捜索しなければならないような事態になることがない。
本開示の第1実施形態に係るナットワッシャ保持治具の斜視図である。 上記ナットワッシャ保持治具の中心軸を含む断面図である。 上記ナットワッシャ保持治具が平ワッシャ、スプリングワッシャ、及びナットを保持している状態における図2に対応する断面図である。 上記ナットワッシャ保持治具を用いてボルトの締め込み作業を行っている最中における、平ワッシャ、スプリングワッシャ、及びナットを保持している状態のナットワッシャ保持治具と、ボルトを示す部分断面図である。 第2実施形態のナットワッシャ保持治具における図2に対応する断面図である。 第3実施形態のナットワッシャ保持治具における図2に対応する断面図である。 第4実施形態のナットワッシャ保持治具における図2に対応する断面図である。 第5実施形態のナットワッシャ保持治具における図2に対応する断面図である。 第6実施形態のナットワッシャ保持治具における図2に対応する断面図である。 第7実施形態の保持治具を軸方向の一方側の外方から見たときの平面図である。
以下に、本開示に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて新たな実施形態を構築することは当初から想定されている。また、以下の実施例では、図面において同一構成に同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、複数の図面には、模式図が含まれ、異なる図間において、各部材における、縦、横、高さ等の寸法比は、必ずしも一致しない。また、以下で説明される構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素であり、必須の構成要素ではない。また、本明細書で、「略」という文言を用いた場合、「大雑把に言って」という文言と同じ意味合いで用いており、「略~」という要件は、人がだいたい~のように見えれば満たされる。例を挙げれば、略円形という要件は、人がだいたい円形に見えれば満たされる。また、以下の実施例では、本開示のナットワッシャ保持治具1を用いて、ボルト30を、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4に締め込む場合について説明し、ナットワッシャ保持治具1を用いて、ボルト30を、2つのワッシャ2,3とナット4に締め込む場合について説明する。しかし、本開示のナットワッシャ保持治具を用いて、ボルトを、1つのみのワッシャとナットに締め込んでもよく、又は、本開示のナットワッシャ保持治具を用いて、ボルトを、3以上のワッシャとナットに締め込んでもよい。
図1は、本開示の第1実施形態に係るナットワッシャ保持治具1の斜視図である。また、図2は、ナットワッシャ保持治具1の中心軸を含む断面図であり、図3は、ナットワッシャ保持治具1が平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4を保持している状態における図2に対応する断面図である。なお、図3では、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4の外観を理解し易いように、これらの部材2,3,4は、断面ではなく、径方向外方から見たときの側面図を示している。
図1及び図2に示すように、ナットワッシャ保持治具(以下、単に保持治具という)1は、略円筒形状を有し、中央に軸方向に延在する孔21を有する。孔21は、図1及び図2に示すように貫通孔でもよく、有底の孔でもよい。また、保持治具1は、円筒形状の外殻部10と、外殻部10の円筒内周面に固定された略円筒形状の保持部20を備える。外殻部10は、弾性材料よりも硬い材料で構成され、例えば、金属材料、硬い樹脂材料、又は木材等で構成される。
一方、保持部20は、弾性材料で構成され、例えば、ゴム材料、又はスポンジ等で構成される。外殻部10と保持部20が共に異なる樹脂材料である場合には、保持治具1は、例えば、2色成形で形成されてもよい。図3に示すように、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4は、ユーザにより保持部20の孔21の軸方向の一方側の開口から保持部20内に圧入によって押し込まれ、弾性材料で構成される保持部20においてそれらの部材2,3,4を保持している部分の径方向外方側に変形させることで保持部20に保持(係止)される。図3に示す例では、軸方向の一方側から、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4の順に保持部20に保持されている。
図1及び図2に示す例では、外殻部10が略円筒形状を有するが、外殻部は、略円筒形状でない環状(筒状)形状でもよい。また、図1及び図2に示す例では、保持部20も略円筒形状を有するが、保持部も、略円筒形状でない環状(筒状)形状でもよい。しかし、図1及び図2に示すように、外殻部10と保持部20の両方が、略円筒形状を有すると、図3に示すように、保持部20が、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4を保持している状態で、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4の夫々の中心軸を、略同一の直線上に位置させ易い。よって、ボルトの締め込み作業を円滑に行い易い。
なお、図1及び図2に示す例では、保持部20が、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4を保持している状態で、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4の夫々の中心軸が、略同一の直線上に位置している。しかし、保持部20は、ワッシャ2,3の厚さ方向がナット4の厚さ方向に略一致していると共にワッシャ2,3の厚さ方向から見たときに各ワッシャ2,3の孔の少なくとも一部がナット4の孔の少なくとも一部に重なっている状態でワッシャ2,3及びナット4を保持できればよい。また、図3に示す保持状態の例では、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4が、軸方向に間隔をおいて配置されているが、保持部は、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4のうちの2以上の部材が、軸方向に当接している状態で、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4を保持してもよい。
次に、保持治具1を用いたボルト30の締め込み作業について説明する。図4は、保持治具1を用いてボルト30の締め込み作業を行っている最中における、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4を保持している状態の保持治具1と、ボルト30を示す部分断面図である。図4に示すように、ボルト30の締め込みを行う際には、先ず、ボルト30の軸部31を、例えばボルト30で固定する2つの部位(部材)35(図4では、2つの部材(部材)のうちの一方の部材(部材)のみ図示)の夫々に設けられた2つの貫通孔(図示せず)を通過させ、更には、軸部31の先端側32を保持治具1の保持部20の孔21に保持治具1の軸方向の一方側から挿入する。
その後、例えば、人が図示しないボルト30の頭部を回転しないように保持しながら、ボルト30の軸部31が平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4の全てに螺合するまで、保持治具1をボルト30に対して回転させる。又は、人が、保持治具1を回転しないように保持しながら、ボルト30の頭部を保持治具1に対して回転させることで、ボルト30の軸部31を平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4の全てに螺合させる。
その後、保持治具1を2つの部位(部材)35から離れるように移動させて、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4から引く抜くことで、保持治具1を平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4から分離させる。ここで、保持治具1を平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4から引く抜く際には、ボルト30の軸部31が、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4の全てに螺合しているので、そのような保持治具1の引き抜きを行っても、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4が下方に落下することはない。最後に、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4の全てが、ボルト30の軸部にある程度、螺合している状態から、ナット4を更に回転させて、ナット4を2つの部位(部材)35側に回転できなくなるまで締め込むことで、ボルト30の締め込み作業が完了する。
以上、保持治具1は、ワッシャ2,3の厚さ方向がナット4の厚さ方向に略一致していると共にワッシャ2,3の厚さ方向から見たときにワッシャ2,3の孔2a,3a(図4参照)の少なくとも一部がナット4の孔4a(図4参照)の少なくとも一部に重なっている状態でワッシャ2,3及びナット4を保持できると共に、弾性材料で構成される保持部20を備える。
したがって、保持部20によるワッシャ2,3及びナット4の保持によって、ワッシャ2,3の厚さ方向がナット4の厚さ方向に略一致していると共にワッシャ2,3の厚さ方向から見たときにワッシャ2、3の孔2a,3aの少なくとも一部がナット4の孔4aの少なくとも一部に重なっている状態(以下、この状態をナットワッシャ保持状態という)において、更に、人が保持治具1を適切な位置に配置した上で、ボルト30に対して保持治具1を相対回転させるだけで、ボルト30の軸部31をワッシャ2,3及びナット4に螺合させることができる。
すなわち、人がワッシャ2,3とナット4を個別かつ独立に保持している状態で人が更にボルト30をワッシャ2、3及びナット4に締め込む必要がなくて、人がボルト30と保持治具1のみを持った状態でボルト30を保持治具1が保持しているワッシャ2,3の孔2a,3aとナット4の孔4aに締め込むだけで、ボルト30をワッシャ2,3とナット4に締め込むことができる。よって、締め込み作業中にワッシャ2,3及びナット4が落下することを略防止できる。更には、仮に、ワッシャ2,3及びナット4が落下した場合でも、ワッシャ2,3及びナット4が保持治具1と一体となった状態で落下することになるので、ワッシャ2,3やナット4が単独で行方知れずになることがなく、ワッシャ2,3やナット4を捜索しなければならないような事態が生じることがない。したがって、ボルト30の締め込み作業を円滑に実行することができる。
また、保持部20は、ワッシャ2,3の外周面とナット4の外周面とを係止する内周面22(図2参照)を含む孔(貫通孔)21を有してもよい。
本構成によれば、保持部20がナットワッシャ保持状態においてワッシャ2,3の外周面とナット4の外周面を全周に亘って保持することができる。よって、ナットワッシャ保持状態を安定に維持することができ、ボルト30の締め込み作業を円滑に行うことができる。
また、保持部20の側方を全周に亘って覆うと共に、弾性材料よりも硬い材料で構成される外殻部10を備えてもよい。上述のように、外殻部10は、例えば、金属や硬い樹脂で構成することができる。
本構成によれば、保持部20の側方が全周に亘って硬い外殻部10で覆われているので、保持した状態のワッシャ2,3やナット4における保持治具1に対する相対位置が殆ど変動することがない。よって、ボルト30をワッシャ2,3の孔2a,3aとナット4の孔4aの両方に更に円滑に挿入させることができる。
更には、人が硬い外殻部10を掴んで保持治具1を容易に所望の位置に移動させることができる。また、人が硬い外殻部10を掴んで保持治具1を容易に回転させることができるため、場合によっては、人がボルト30を押さえてボルト30を静止させた状態で保持治具1を回転させて、ワッシャ2,3とナット4が落下しない状態までボルト30をワッシャ2,3の孔2a,3aとナット4の孔4aに容易に締め込むことができる。
次に、図5~図10を用いて、第2~第7実施形態の保持治具の説明を行う。なお、第2~第7実施形態では、第1実施形態と同様の作用効果及び変形例についての説明を省略する。また、以下の第2~第7実施形態で説明する保持治具101,201,301,401,501,601の外殻部110,210,310,410,510,610の材料は、第1実施形態の外殻部10の材料と同一の材料を採用でき、第2~第7実施形態で説明する保持治具101,201,301,401,501,601の保持部120,220,320,420,520,620の材料も、第1実施形態の保持部20の材料と同一の材料を採用できる。
図5は、第2実施形態の保持治具101における図2に対応する断面図である。図5に示すように保持治具101は、略円筒形状の外殻部110と、その径方向の内側に位置する保持部120を備える。図5に示すように、保持部120は、ワッシャの外周面とナットの外周面とを係止する内周面122を含む有底の孔121を有する。また、孔121は、孔121の延在方向の片側に行くにしたがって内径が連続的に大きくなる拡径部125を有する。この拡径部125は、例えば、底側に行くにしたがって内径が連続的に小さくなる円錐内周面で構成されることができる。
第1実施形態で説明した、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4のように、ワッシャ2,3の外径がナット4の外径と異なる場合が多く、更には、2以上のワッシャ2,3を締め込みに用いる場合に、その2以上のワッシャ2,3の外径も異なる場合が多いが、そのような場合において、保持部の孔の内径が孔の延在方向位置に拠らず同一であると、外径が大きい方の部材、図3に示す例では、平ワッシャ2を保持部に保持させにくくなる。
これに対し、第2実施形態によれば、保持部120の孔121が孔の延在方向の片側に行くにしたがって内径が連続的に大きくなる拡径部125を有する。したがって、ワッシャ2,3の外径がナット4の外径と異なる場合であっても、ワッシャ2,3及びナット4の両方を拡径部125の異なる位置に容易に係止させることができる。
具体的には、例えば、保持治具101に、図3に示す、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4を保持させる場合には、先ず、ナット4を、一番最初に、孔121の開口から、ナット4の中心軸が孔121の中心軸に略平行になっていると共にナット4が動かなくなるまで、孔121の底側に押し込み、ナット4を拡径部125に係止させる。次に、ワッシャ2,3のうちで外径が小さいスプリングワッシャ3を、孔121の開口から、スプリングワッシャ3の中心軸が孔121の中心軸に略平行になっていると共にスプリングワッシャ3が動かなくなるまで、孔121の底側に押し込み、スプリングワッシャ3を拡径部125に係止させる。
このとき、スプリングワッシャ3の外径が、ナット4の外径よりも大きいため、スプリングワッシャ3は、拡径部125においてナット4が係止されている部分よりも内径が大きい箇所に係止される。最後に、最も外径が大きい平ワッシャ2を、孔121の開口から、平ワッシャ2の中心軸が孔121の中心軸に略平行になっていると共に平ワッシャ2が動かなくなるまで、孔121の底側に押し込み、平ワッシャ2を拡径部125に係止させる。平ワッシャ2の外径が、スプリングワッシャ3の外径よりも大きいため、平ワッシャ2は、拡径部125においてスプリングワッシャ3が係止されている部分よりも内径が大きい箇所に係止される。このように、保持治具101では、保持部120の孔121が孔の延在方向の片側に行くにしたがって内径が連続的に大きくなる拡径部125を有するので、平ワッシャ2、スプリングワッシャ3、及びナット4の全てを拡径部125の異なる位置に容易に係止させることができる。
なお、保持治具101では、保持部120の孔121が、有底の孔であったが、保持部の孔は、貫通孔でもよい。また、図5に示す例では、拡径部125が保持治具101の軸方向(高さ方向)の中央部に形成されている場合について説明した。しかし、拡径部は保持治具の軸方向(高さ方向)の一端から他端までのいずれかの軸方向(高さ方向)の領域に形成されればよく、例えば、保持治具の軸方向(高さ方向)の一端から他端までの軸方向(高さ方向)の全ての領域に形成されてもよい。
図6は、第3実施形態の保持治具201における図2に対応する断面図である。図6に示すように、保持治具201は、略円筒形状の外殻部210と、その径方向の内側に位置する保持部220を備える。図6に示すように、保持部220は、ワッシャ2,3(図3参照)の外周面とナット4(図3参照)の外周面とを係止する内周面222を含む有底の孔221を有する。また、孔221は、第1内径を有する第1孔部221a、第1孔部221aの延在方向の一方側の端部から孔221の径方向の内方側に突出する第1環状端面227a、及び第1環状端面227aの径方向の内方側の端部から延在方向の一方側に延在すると共に第1内径よりも小さな第2内径を有する第2孔部221bを有する。また、孔221は、第2孔部221bの延在方向の一方側の端部から孔221の径方向の内方側に突出する第2環状端面227b、第2環状端面227bの径方向の内方側の端部から延在方向の一方側に延在すると共に第2内径よりも小さな第3内径を有する第3孔部221c、及び第3孔部221cの延在方向の一方側の端部から孔221の径方向の内方側に突出する端面227cを備える。
第1環状端面227a、第2環状端面227b、及び端面227cの夫々は、孔221の延在方向(保持治具201の軸方向に略一致)に直交する平面と略平行に広がると好ましい。また、第1孔部221a、第2孔部221b、及び第3孔部221cの夫々は、円筒孔で円筒内周面を有すると好ましい。また、第1孔部221a、第2孔部221b、及び第3孔部221cの夫々の中心軸が、略同一の直線上に位置すると好ましい。
第3実施形態においても、第2実施形態と同様に、2つのワッシャ2,3の外径が異なり、更に、ナット4の外径が2つのワッシャ2,3のいずれの外径とも異なる場合において、最も外径が小さいナット4を、その一方側の端面が端面227cに当接するように第3孔部221c内に容易に係止できる。また、2つのワッシャ2,3の内で外径が小さい方のスプリングワッシャ3をその一方側の端面が第2環状端面227bに当接するように第2孔部221b内に容易に係止でき、2つのワッシャ2,3の内で外径が大きい方の平ワッシャ2をその一方側の端面が第1環状端面227aに当接するように第1孔部221a内に容易に係止できる。
更には、2つのワッシャ2,3とナット4の夫々の厚さ方向が略一致すると共に、2つのワッシャ2,3とナット4の夫々の中心軸が、略同一の直線上に位置している状態にすることができるので、2つのワッシャ2,3及びナット4の夫々の孔へのボルト30(図4参照)の軸部31(図4参照)の挿入も格段に容易に実行できる。
なお、図6に示す例では、孔221が有底の孔であって、端面227cを有していたがが、孔は、貫通孔であって、底(端面)が存在しなくてもよい。また、上述のように、ワッシャは1つのみでもよいが、そのような場合には、第1孔部、第2孔部、及び第1環状端面が存在すればよく、第3孔部、及び第2環状端面は、存在しなくてもよい。
図7は、第4実施形態の保持治具301における図2に対応する断面図である。図7に示すように保持治具301は、略円筒形状の外殻部310と、その径方向の内側に位置する保持部320を備える。また、保持部320は、延在方向の一方側のみに開口を有する有底の孔321と、孔321の底から開口側に突出して1以上のワッシャ2,3(1以上のワッシャとは、全てのワッシャという意味)及びナット4を保持している状態でその1以上のワッシャ2,3の孔2a,3aとナット4の孔4aに挿通される孔挿入部377を有する。
ここで、孔321の内周面は、1以上のワッシャ2,3の夫々の外周面と、ナット4の外周面とに接触して、静止摩擦でそれらの外周面を係止できていれば好ましいが、孔321の内周面は、1以上のワッシャ2,3の夫々の外周面とナット4の外周面のうちの1以上の外周面(全ての外周面も含む)に接触しない構成でもよい。だだし、その場合、少なくとも、孔321の内周面に接触しない1以上の部材の孔の内周面(全ての部材における各部材の孔の内周面でもよい)の夫々は、孔挿入部377の外周面との接触による静止摩擦で孔挿入部377から離脱できなくなっていると好ましい。孔挿入部377は、保持部320の一部を構成して、弾性材料で構成されているので、孔挿入部377をワッシャ2,3の孔2a,3aやナット4の孔4aに挿入させたときに、径方向の内方側に容易に変形することができ、その結果、ワッシャ2,3やナット4を孔挿入部377に確実に係止することができる。
なお、孔挿入部377の外周面が、1以上のワッシャ(全てのワッシャ)2,3の孔の内周面と、ナット4の孔の内周面を係止する構成でもよいが、その場合、孔挿入部377で1以上のワッシャ2,3の孔の内周面とナット4の孔の内周面を保持できるので、ワッシャ2,3とナット4の軸合わせを行うことができて、ワッシャ2,3の中心軸とナット4の中心軸とを略同一の直線上に位置させることができる。したがって、ボルト30(図4参照)を1以上のワッシャ2,3の孔2a,3aとナット4の孔4aに円滑に挿入させることができる。
ここで、保持治具301を用いて、ボルト30をワッシャ2,3及びナット4に締め込むときには、ボルト30がそれらの部材2,3,4に締め込まれるにつれて、孔挿入部377がボルト30によって2つの部位(部材)35(図4参照)から離れる方向に押しやられて2つの部位(部材)35(図4参照)から離れる側に変位する。保持治具301は、ボルト30がそれらの部材2,3,4の全てに螺合した状態で、2つの部位(部材)35(図4参照)から離れる方向に部材2,3,4から引き抜かれる。
なお、図7に示す例では、保持部320が、筒状部375と、筒状部375の一方側の開口を閉鎖する蓋部376と、蓋部376の他方側の端面から軸方向の他方側に延在する孔挿入部377を有している。しかし、第4実施形態では、保持治具は、延在方向の一方側のみに開口を有する有底の孔を備えていればよく、保持部が、その孔の底から開口側に突出してワッシャ及びナットを保持している状態でワッシャの孔とナットの孔に挿通される孔挿入部を有していればよい。すなわち、第4実施形態では、保持部は、筒状部を有していなくて、蓋部と孔挿入部を有する構成でもよく、又は、保持部は、筒状部及び蓋部を有していなくて、孔挿入部のみを有する構成でもよい。保持部が、筒状部及び蓋部を有していなくて、孔挿入部のみを有する構成は、例えば、保持治具が、筒状部及び筒状部の片側の開口のみを塞いでいる蓋部を有する外殻部を備えるようにし、更に、孔挿入部を外殻部の蓋部の底面に固着させて、孔挿入部を外殻部の筒状部の孔内を該底面から孔の軸方向に延在させることで容易に実現することができる。
また、保持治具301は、磁石を有していなくてもよいが、図7に示すように、孔挿入部377の開口側の先端部に磁石388が固定されていてもよい。この場合、ボルト30の軸部31の先端面を磁石388の方に誘導できる。よって、ボルト30の先端面を孔挿入部377の先端面に当接させ易くなるので、ボルト30をワッシャ2,3の孔2a,3aとナット4の孔4aの両方に更に円滑に挿入させることができる。
更には、保持治具301は、照明装置を有していなくてもよいが、図7に示すように、保持治具301は、保持部320におけるボルト30の挿入部の少なくとも一部を照らす照明装置355を備えていてもよい。
この場合、例えば、孔挿入部377を含む保持部320を、透明な弾性材料、例えば、透明のシリコンゴム(シリコン樹脂)等で構成し、孔挿入部377内に発光部357を配置する。発光部357の発光箇所は、保持部320におけるボルト30の挿入部側に向けられている。発光部357は、光を発光する素子、例えば、発光ダイオード、又は有機EL(Electro Luminescence)素子若しくは無機EL素子等の固体発光素子等で構成されてもよく、白熱灯(豆電球)等で構成されてもよい。透明のシリコンゴム(シリコン樹脂)は、耐熱性に優れるため、採用すると好ましい。
この場合、保持治具301は、例えば、外殻部310の外周面に設置されたスイッチ359と、小型電池等で構成される電源360を有する。そして、スイッチ359をオンにすると、電力が電源360から配線361を介して発光部357に供給され、発光部357が発光する。発光部357の発光箇所は、保持部320におけるボルト30の挿入部側に向けられている。したがって、孔挿入部377が透明の素材で構成されているため、発光部357による発光によって、保持部320におけるボルト30の挿入部の少なくとも一部を照らすことができる。この構成によれば、ボルト30の締め込み箇所が薄暗い場合でも、照明装置355を点灯させることで、人が保持部320におけるボルト30の挿入部を見易くなる。よって、ボルト30を保持部320に適切な姿勢で挿入させ易い。
図8は、第5実施形態の保持治具401における図2に対応する断面図である。第4実施形態の保持治具301は、孔挿入部377を有し、孔挿入部377内に発光部357を配置した。しかし、第5実施形態の保持治具401のように、孔挿入部を有さない保持治具401が照明装置455を有する構成でもよい。
詳しくは、保持治具401は、略円筒形状の外殻部410と、その径方向の内方側に位置すると共に透明な弾性材料で構成される保持部420とを有してもよい。保持部420の材質としては、例えば、透明のシリコンゴム(シリコン樹脂)等を採用できる。そして、例えば、保持部420が、略円筒形状を有し、保持治具401が、保持部420の軸方向の一方側の端部内に配置される発光部457を有してもよい。また、発光部457の発光箇所は、保持部420におけるボルト30(図4参照)の挿入部側である軸方向の他方側に向けられてもよい。なお、保持治具401も、第4実施形態の保持治具301と同様に、外殻部410の外周面に設置されたスイッチ459と、小型電池等で構成される電源460を有する。保持治具401においても、第4実施形態の保持治具301と同様に、スイッチ459をオンにすると、電力が電源460から配線461を介して発光部457に供給され、発光部457が発光する。発光部457の発光箇所は、保持部420におけるボルト30の挿入部側に向けられている。したがって、発光部457が配置される保持部420が透明の素材で構成されているため、発光部457による発光によって、保持部420におけるボルト30の挿入部の少なくとも一部を照らすことができる。
なお、保持治具が、照明装置を有する場合において、発光部は、保持部内に配置される必要はない。例えば、図9、すなわち、第6実施形態の保持治具501における図2に対応する断面図に示すように、外殻部510が、筒状部510aと、筒状部510aの軸方向の一方側の開口を閉鎖する底部510bを有する構成でもよい。また、保持部520が、筒状の形状を有し、外殻部510の筒状部510aの径方向の内方側に配置されてもよい。
また、照明装置555の発光部557が底部510bに固定されると共に保持部520の孔520a内に配置されてもよい。また、発光部557の発光箇所が、保持部520の孔520a内における軸方向の底部510b側とは反対側に向けられていてもよい。また、保持治具501も、外殻部510の外周面に設置されたスイッチ559と、小型電池等で構成される電源560を有してもよく、スイッチ559をオンにすると、電力が電源560から配線561を介して発光部557に供給され、発光部557が発光するようになっていてもよい。このような構成でも、保持部520におけるボルト30の挿入部を光で照らすことができる。
次に、更なる実施形態について説明する。第1~第6実施形態では、保持治具1,101,201,301,401,501が、孔21,121,221,321を有する場合について説明したが、保持治具は、孔を有さなくてもよい。例えば、図10、すなわち、第7実施形態の保持治具601を軸方向の一方側の外方から見たときの平面図に示すように、保持治具601は、軸方向の一方側の外方から見たときの平面視でC字形状を有して孔を有さなくてもよい。
そして、保持治具601が、軸方向の一方側の外方から見たときの平面視でC字形状を有する外殻部610と、C字形状の外殻部610の内側面に固定されると共に軸方向の一方側の外方から見たときの平面視でC字形状を有する保持部620とを有してもよい。保持治具601が、軸方向の一方側の外方から見たときの平面視でC字形状を有している場合、軸方向の一方側の外方から見たときの平面視でC字形状を有する保持部620の内側面で、ワッシャやナットを抱き抱えるように確実に保持できる。
更には、保持治具601が、軸方向の一方側の外方から見たときの平面視でC字形状を有して環状構造でない場合、ワッシャやナットを保持治具601に保持させるときに、一時的にC字形状の切欠部645の隙間を広げるように保持治具601を変形させ易くなる。したがって、ワッシャやナットを保持治具601に容易に保持させることができる。
なお、本開示は、上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲において種々の改良や変更が可能である。
例えば、上記第1~第7実施形態では、保持治具1,101,201,301,401,501,601が、外殻部10,110,210,310,410,510,610を有する場合について説明したが、保持治具は、外殻部を有さなくてもよい。この場合、特に、第7実施形態の保持治具601のように、軸方向の一方側の外方から見たときの平面視でC字形状を有して環状構造でない保持治具が外殻部を有さない構造にすると、軸方向の一方側の外方から見たときの平面視でC字形状を有する保持治具の切欠部の可撓性を大きくでき、保持治具に対するワッシャやナットの保持動作を容易に行い易くなる。
また、保持治具,101,201,301,401,501が、孔を有する場合において、孔21,121,221,321の延在方向に直交する平面における孔21,121,221,321の断面形状が、円形である場合について説明した。しかし、保持治具が孔を有する場合、孔の延在方向に直交する平面における孔の断面形状は、円形以外の如何なる形状でもよく、例えば、正方形等の正多角形でもよく、星形等でもよい。
なお、繰り返し述べるが、本開示の保持治具は、1以上の如何なる数のワッシャを保持してもよい。そして、本開示の保持治具が、保持するワッシャの数が1つのみである場合には、例えば、平ワッシャのみを保持して、スプリングワッシャは保持しなくてもよい。また、本開示の保持治具は、上で説明したワッシャ以外の如何なる形態のワッシャを保持してもよく、例えば、貫通孔を有するウェーブワッシャ等を保持してもよい。
1,101,201,301,401,501,601 保持治具、 2 平ワッシャ、 2a 平ワッシャの孔、 3 スプリングワッシャ、 3a スプリングワッシャの孔、 4 ナット、 4a ナットの孔、 10,110,210,310,410,510,610 外殻部、 20,120,220,320,420,520,620 保持部、 21,121,221,321 保持治具の孔、 22,122,222 保持治具の孔の内周面、 30 ボルト、 31 ボルトの軸部、 125 拡径部、 221a 第1孔部、 221b 第2孔部、 221c 第3孔部、 227a 第1環状端面、 227b 第2環状端面、 227c 端面、 355,455,555 照明装置、 357,457,557 発光部、 359,459,559 スイッチ、 360,460,560 電源、 361,461,561 配線、 377 孔挿入部、 388 磁石、 510a 外殻部の筒状部、 510b 外殻部の底部、 520a 保持部の孔、 645 切欠部。

Claims (8)

  1. ワッシャの厚さ方向がナットの厚さ方向に略一致していると共に前記ワッシャの前記厚さ方向から見たときに前記ワッシャの孔の少なくとも一部が前記ナットの孔の少なくとも一部に重なっている状態で前記ワッシャ及び前記ナットを保持できると共に、弾性材料で構成される保持部を備える、ナットワッシャ保持治具。
  2. 前記保持部は、前記ワッシャの外周面と前記ナットの外周面とを係止する内周面を含む孔を有する、請求項1に記載のナットワッシャ保持治具。
  3. 前記孔は、前記孔の延在方向の片側に行くにしたがって内径が連続的に大きくなる拡径部を有する、請求項2に記載のナットワッシャ保持治具。
  4. 前記孔が、第1内径を有する第1孔部、前記第1孔部の前記延在方向の一方側の端部から前記孔の径方向の内方側に突出する環状端面、及び前記環状端面の前記径方向の内方側の端部から前記延在方向の一方側に延在すると共に前記第1内径よりも小さな第2内径を有する第2孔部を有する、請求項2に記載のナットワッシャ保持治具。
  5. 延在方向の一方側のみに開口を有する有底の孔を備え、
    前記保持部が、前記孔の底から前記開口側に突出して前記ワッシャ及び前記ナットを保持している状態で前記ワッシャの孔と前記ナットの孔に挿通される孔挿入部を有する、請求項1に記載のナットワッシャ保持治具。
  6. 前記孔挿入部の前記開口側の先端部に磁石が固定されている、請求項5に記載のナットワッシャ保持治具。
  7. 前記保持部の側方を全周に亘って覆うと共に、弾性材料よりも硬い材料で構成される外殻部を備える、請求項1から6のいずれか1つに記載のナットワッシャ保持治具。
  8. 前記保持部における前記ボルトの挿入部の少なくとも一部を照らす照明装置を備える、請求項1から7のいずれか1つに記載のナットワッシャ保持治具。
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