JP2022006813A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022006813000001
【課題】コンパクトかつ高効率で熱交換を行うことが可能な熱交換器を提供すること。
【解決手段】同一形状に形成された第1螺旋板16と第2螺旋板18が軸体12の外周面に軸体12の軸線方向に所要間隔をあけて取り付けられた螺旋板体10が筒体20の内部空間に収容されていると共に、内部空間が第1螺旋空間32と第2螺旋空間34に区分されていて、第1螺旋空間32の両端部には第1螺旋空間32に第1流体を供給する第1流体供給口42と第1螺旋空間32から第1流体を排出する第1流体排出口52が設けられ、第2螺旋空間34の両端部には第2螺旋空間34に第2流体を供給する第2流体供給口44と第2螺旋空間34から第2流体を排出する第2流体排出口54が設けられていることを特徴とする熱交換器100である。
【選択図】図3

Description

本発明は熱交換器に関する。
熱媒体どうしを非接触状態で流通させることにより熱交換を行う熱交換器は公知である。このような熱交換器としては例えば特許文献1(特開2018-89681号公報)に開示されているような構造が知られている。
特開2018-89681号公報(請求項4、図1等)
特許文献1に開示されているような二重管構造の熱交換器を含めた熱交換器全般において熱交換を行う際の効率を高めるためには、熱交換器を大型化する必要や流体を流通させる際のエネルギーが大量に必要になる。そこで、コンパクトかつ低エネルギーで効率よく熱交換することが可能な熱交換器の提案が強く望まれている。
そこで本発明は、コンパクトかつ低エネルギーで効率よく熱交換することが可能な熱交換器の提供を目的としている。
上記課題を解決すべく発明者は以下の構成に想到した。すなわち本発明は、同一形状に形成された第1螺旋板と第2螺旋板が軸体の外周面に前記軸体の軸線の延長方向に所要間隔をあけて取り付けられた螺旋板体が筒体の内部空間に収容されていると共に、前記筒体の内部空間が、前記筒体の内周面と前記軸体の外表面と前記第1螺旋板の第1面と前記第2螺旋板の第2面とにより形成される第1螺旋空間と、前記筒体の内周面と前記軸体の前記外表面と前記第1螺旋板の前記第2面と前記第2螺旋板の前記第1面とにより形成される第2螺旋空間に区分されていて、前記第1螺旋空間の前記軸線の延長方向における両端部には、前記第1螺旋空間に第1流体を供給する第1流体供給口と、前記第1螺旋空間から前記第1流体を排出する第1流体排出口が設けられ、前記第2螺旋空間の前記軸線の延長方向における両端部には、前記第2螺旋空間に第2流体を供給する第2流体供給口と、前記第2螺旋空間から前記第2流体を排出する第2流体排出口が設けられていることを特徴とする熱交換器である。
これにより、コンパクトかつ低エネルギーで効率よく熱交換することが可能な熱交換器を提供することができる。
また、前記第1螺旋板の外周縁および前記第2螺旋板の前記外周縁と前記筒体の内周面が密着していることが好ましい。さらには、前記螺旋板体と前記筒体が一体形成されていることが好ましい。
これらにより、第1螺旋空間と第2螺旋空間を流通する第1流体と第2流体の混合が確実に防止され、コンパクトかつ低エネルギーで高効率の熱交換器の信頼性を向上させることができる。
また、前記第1螺旋空間の前記第1流体の流れ方向における幅寸法と、前記第2螺旋空間の前記第2流体の流れ方向における幅寸法が異なっていることが好ましい。
これにより、第1螺旋区間を流通する第1流体と第2螺旋空間を流通する第2流体との熱交換をさらに効率的に行うことができる。
また、第1螺旋板と第2螺旋板は、前記軸体の前記軸線に対して所要角度傾斜させた状態で取り付けられていることが好ましい。
これにより、熱交換器を三次元プリンタで製造する際において、第1螺旋板および第2螺旋板をサポートするためのサポート部材が不要になり、三次元プリンタによる熱交換器の製造が容易になる。
また、前記軸体と前記筒体の間には、前記第1螺旋空間および前記第2螺旋空間を径方向に仕切る仕切体が前記筒体の周方向に所要間隔をあけて複数配設されていることが好ましく、前記仕切体は前記軸体の中心軸に正対視した際において、前記筒体の内周面と平行な円弧形に形成されていることがより好ましい。
これにより、熱交換器に流入させた熱媒体を遠心力によって外周面部分と内周面部分に分離させることができる。仕切体は周方向に連続していないので、熱交換器の内部において熱媒体を分離させても適宜混合させることができるので、効率的な熱交換を行うことができる。また、熱交換器を三次元プリンタで製造する際において、第1螺旋板および第2螺旋板をサポートするためのサポート部材としても用いることができる。
本発明における熱交換器の構成によれば、筒体の内部空間に螺旋板体を収容した本体部の内部空間における第1螺旋空間と第2螺旋空間との接触面積を増大させることができるため、コンパクトかつ低エネルギーでありながらも高効率で第1流体と第2流体との熱交換を行うことができる。
第1実施形態における熱交換器の斜視図である。 第1実施形態における熱交換器の正面図である。 図2中のIII-III線における断面図である。 図3中のIV部分の拡大図である。 図3中のV部分の拡大図である。 第2実施形態における熱交換器の斜視図である。 第2実施形態における熱交換器の一部透視正面図である。 第2実施形態における熱交換器の内部構造を示す平面図である。 第2実施形態における熱交換器の内部構造を示す側面図である。 図7中のX-X線における断面図(A)と、破線の円で囲った部分の拡大図(B)である。
(第1実施形態)
本実施形態における熱交換器100は、図1~図3に示すように、螺旋板体10と螺旋板体10を収容する筒体20を有する本体部30と、本体部30(筒体20)の両端部に配設された流体供給口40および流体排出口50を具備している。本実施形態における流体供給口40および流体排出口50は、それぞれ複数配設されている。
図3からも明らかなように、本実施形態における螺旋板体10は、棒状に形成された軸体12と軸体12の外周面に取り付けられた第1螺旋板16と第2螺旋板18を有している。第1螺旋板16と第2螺旋板18は同一形状に形成されていて、軸体12の中心軸である軸線14の延長方向(軸体12の軸線方向)に所要間隔をあけて取り付けられている。
本実施形態における筒体20は円形断面を有する筒状をなし、筒体20と、筒体20の内部空間に収容された螺旋板体10とにより本体部30が形成されている。本実施形態においては、三次元プリンタを用いて第1螺旋板16の外周縁と第2螺旋板18の外周縁を筒体20の内周面に密着させ、螺旋板体10と筒体20とを一体形成している。本実施形態における本体部30は、少なくとも第1螺旋板16および第2螺旋板18を銅により形成しているが、アルミニウムやステンレススチールを用いて形成することもできる。なお、本実施形態における銅、アルミニウム、ステンレススチールは、純銅、純アルミニウムであることはもちろんのこと、各種の公知の合金を含む概念である。
本実施形態における本体部30の内部には、軸体12の外表面と第1螺旋板16の第1面16Aと第2螺旋板18の第2面18Bと筒体20の内周面とにより第1螺旋空間32が形成されている。ここで、第1面とは本体部30の第1端部30Aの側における面であり、第2面とは本体部30の第2端部30Bの側における面である。また本体部30の内部には、軸体12の外表面と第1螺旋板16の第2面16Bと第2螺旋板18の第1面18Aと筒体20の内周面とにより形成された第2螺旋空間34が形成されている。図1および図2からも明らかなように、第1螺旋空間32と第2螺旋空間34の両端部(本体部30の第1端部30Aおよび第2端部30B)にはそれぞれ閉塞板36が取り付けられている。このように本体部30の内部空間には、2つの異なる螺旋空間がそれぞれ独立かつ隣接した状態で形成されることになる。
本実施形態における流体供給口40は、図2~図4に示すように、第1流体を第1螺旋空間32に供給するための第1流体供給口42と第2流体を第2螺旋空間34に供給するための第2流体供給口44を有している。第1流体供給口42は第1螺旋空間32の長さ方向(軸線14の延長方向)における両端部に設けられていて、第2流体供給口44は第2螺旋空間34の長さ方向(軸線14の延長方向)における両端部にそれぞれ設けられている。第1流体供給口42および第2流体供給口44の一方の端部は、いずれも図示しない流体供給ポンプに接続されている。
第1流体供給口42は本体部30の第1端部30Aの側における第1螺旋板16の第1面16Aを貫通させることで流体供給ポンプと第1螺旋空間32とを連通させている。また、第2流体供給口44は、本体部30の第1端部30Aの側の最初の第1螺旋空間32と第1螺旋板16を貫通させることで流体供給ポンプと第2螺旋空間34とを連通させている。図2~図4からも明らかなように、本実施形態における第1流体供給口42は、第2流体供給口44よりも大径寸法に形成されていると共に、第2流体供給口44と同一軸線上に配設され、かつ、軸体12の軸線14と平行に設けられている。
なお、図示はしないが、第1流体供給口42に連通する第1螺旋空間32には、第1流体供給口42から供給される第1流体を第1螺旋空間32の内部で整流させるために、螺旋形状に形成された供給口側整流板を配設することもできる。また、同様に図示はしないが、第2流体供給口44に連通する第2螺旋空間34には、第2流体供給口44から供給される第2流体を第2螺旋空間34の内部で整流させるために、螺旋形状に形成された供給口側整流板を配設することもできる。
また、本実施形態における流体排出口50は、図2、図3、図5に示すように、第1螺旋空間32から第1流体を排出するための第1流体排出口52と第2螺旋空間34から第2流体を排出するための第2流体排出口54を有している。第1流体排出口52は第1螺旋空間32の長さ方向(軸線14の延長方向)における両端部に設けられていて、第2流体排出口54は第2螺旋空間34の長さ方向(軸線14の延長方向)における両端部にそれぞれ設けられている。第1流体排出口52および第2流体排出口54の一方の端部は、いずれも図示しない流体排出ポンプに接続することもできる。流体排出口50と流体供給口40とは図示しない熱交換部またはコンプレッサもしくはエバポレータを介して循環する循環路に形成することもできる。
第1流体排出口52は、図3および図5から明らかなように、本体部30の第2端部30Bの側の最後の第2螺旋空間34および第2螺旋板18を貫通するようにして第1螺旋空間32と外部空間とを連通させている。本実施形態における第1流体排出口52は、第2流体排出口54よりも大径寸法に形成されていると共に、第1流体排出口52と第2流体排出口54はいずれも軸体12の軸線14と平行に設けられている。
なお、図示はしないが、第1螺旋空間32における第1流体排出口52との連通部分には、第1流体排出口52への第1流体の流れを誘導するために、螺旋形状に形成された排出口側整流板を配設することもできる。また、同様に図示はしないが、第2螺旋空間34における第2流体排出口54との連通部分には、第2流体排出口54への第2流体の流れを誘導するために、螺旋形状に形成された排出口側整流板を配設することもできる。
本実施形態における熱交換器100は、螺旋板体10と筒体20とを3次元プリンタにより一体形成した本体部30の構成を採用しているため、熱交換を行う流体が相変化を伴う場合においても十分な強度を有している。よって、シリーズ方式の冷凍機におけるカスケードコンデンサ等への適用が特に好適である。もちろん、熱交換を行う流体に相変化を伴わない熱交換器100においても適用は可能である。
次に本実施形態における熱交換器100における流体の熱交換機構について説明する。本実施形態においては、第1螺旋空間32の流路断面積が第2螺旋空間34の流路断面積よりも小さいため、第1螺旋空間32に供給される第1流体は第2螺旋空間34に供給される第2流体よりも体積の大きい流体が用いられる。なお、第1螺旋空間32における流路断面積と第2螺旋空間34における流路断面積との比率は、第1流体と第2流体の組み合わせに応じて、第1螺旋板16と第2螺旋板18の軸線14方向における離間距離を予め調整することにより適宜比率に調整されている。
第1流体は図示しない流体供給ポンプにより第1流体供給口42から第1螺旋空間32に供給され、第1螺旋空間32に沿って移動した後に第1流体排出口52から排出される。これと同様に第2流体は図示しない流体供給ポンプにより第2流体供給口44から第2螺旋空間34に供給され、第2螺旋空間34に沿って移動した後に第2流体排出口54から排出される。このとき、第1螺旋空間32を流通する第1流体と第2螺旋空間34を流通する第2流体は、第1螺旋板16と第2螺旋板18を介して熱交換されることになる。本実施形態における熱交換器100は、第1螺旋空間32および第2螺旋空間34において第1流体と第2流体との熱交換が行われる部分である第1螺旋板16および第2螺旋板18の表面積をきわめて大きくすることができる。これにより従来技術に比較してコンパクトで省エネルギーでの運用が可能な熱交換器100でありながらも、高効率で熱交換することができる。
第1螺旋空間32から排出された第1流体と第2螺旋空間34から排出された第2流体は、少なくとも一方が図示しない熱交換部またはコンプレッサもしくはエバポレータを介して温度調整された後に再度熱交換器100に還流させることができる。
このように本実施形態における熱交換器100によれば、コンパクトで省エネルギーありながらも第1螺旋空間32と第2螺旋空間34の間で高効率での熱交換が可能である。このような熱交換器100を採用することにより、熱交換を行う流体として二酸化炭素に代表される自然冷媒を用いた場合であっても必要にして十分な熱交換を行うことができる点において好都合である。
(第2実施形態)
次に第2実施形態における熱交換器100について図6~図10を参照しながら説明する。本実施形態における熱交換器100は、螺旋板体10と螺旋板体10を収容する筒体20を有する本体部30と、本体部30(筒体20)の両端部に配設された流体供給口40および流体排出口50を具備する点で基本的構成が共通している。よって本実施形態の熱交換器100の構成において第1実施形態と共通するものについては、第1実施形態で用いた符号を付すことによりここでの詳細な説明を省略している。なお、本実施形態における熱交換器100は、第1実施形態における熱交換器100と比較して3つの相違点を有している。
第1の相違点は、図6~図9に示すように、第1流体供給口42および第2流体供給口44と、第1流体排出口52および第2流体排出口54が軸体12の軸線14に対して直交する方向に連結されている点である。これにより、第1螺旋空間32および第2螺旋空間34に対する第1流体供給口42および第2流体供給口44と、第1流体排出口52および第2流体排出口54の配設構造を単純にすることができる。また、第1螺旋空間32および第2螺旋空間34に対して熱媒体をそれぞれの螺旋方向に沿って供給および排出することもでき、供給口側整流板や排出口側整流板の配設を省略することができる。このように本実施形態における熱交換器100の構造は、第1実施形態の熱交換器100の構造に比較して単純化することができる。
第2の相違点は、図7~図10に示されているように、第1螺旋板16と第2螺旋板18がいずれも軸体12の軸線14に対して所要角度傾斜させた状態で軸体12の外周面に取り付けられている点である。本実施形態においては、第1螺旋板16と第2螺旋板18がいずれも軸体12の軸線14に対する傾斜角度を45度としている。なお、軸線14に対する第1螺旋板16と第2螺旋板18の傾斜角度は45度に限定されるものではなく、熱交換器100を製造する際の材料などの条件に応じて適宜変更することができる。これにより熱交換器100を3次元プリンタで形成する際に、第1螺旋板16と第2螺旋板18をサポートするためのサポート部材の使用を省略することができ、製造が容易になる点で好都合である。
第3の相違点は、図7と図8に示されているように、軸体12の外周面と筒体20の内周面との間において、第1螺旋空間32と第2螺旋空間34とを筒体20の径方向に仕切る仕切体38が配設されている点である。本実施形態においては、軸体12の軸線14を正対視した際に筒体20の内周面に平行な円弧形をなす2つの仕切体38が周方向に所要間隔をあけて配設されている。これらの仕切体38は図8と図9に示すように、筒体20の長さ方向の全範囲にわたって配設されているが、筒体20の周方向に所要間隔をあけて3つ以上の仕切体38を配設することもできる。本実施形態における仕切体38は第1螺旋板16および第2螺旋板18と同じ材料により形成されているが、仕切体38を形成する材料は特に限定されるものではない。
このような仕切体38を筒体20の内部空間に配設することにより、第1螺旋空間32と第2螺旋空間34に流通させる熱媒体を遠心力の作用により内側通路と外側通路に分離させることができ、熱交換性能を向上させることもできる。先にも説明したように本実施形態における仕切体38は周方向に所要間隔をあけて配設されているので、熱媒体が内側通路と外側通路に分岐しても、仕切体38の配設が途切れている合流部分39で合流するため、熱媒体が分離したままになってしまうことはない。さらに仕切体38は、第1螺旋板16と第2螺旋板18とを軸体12の軸線14に対して所要角度傾斜させて取り付けした際におけるサポート部材としても使用することができる。
以上に説明した本実施形態に基づいて本発明の説明をしたが、本発明の技術的範囲は本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態においては、第1螺旋板16の外周縁および第2螺旋板18の外周縁が筒体20の内周面に密着するよう一体形成されているが、この形態に限定されるものではない。筒体20の内径寸法を螺旋板体10の外形寸法よりも大径に形成することもできる。このような筒体20の形態を採用した場合には、第1螺旋板16の外周縁および第2螺旋板18の外周縁と筒体20の内周面とをロウ付けして密着させることもできる。また、第1螺旋板16の外周縁および第2螺旋板18の外周縁のそれぞれに図示しないシール部を設け、シール部を筒体20の内周面に当接させた形態を採用することもできる。
また、以上の実施形態においては、第1螺旋空間32を流通する第1流体と第2螺旋空間34を流通する第2流体の流れ方向が同一方向である形態について説明しているが、この形態に限定されるものではない。第1螺旋空間32における第1流体の流れ方向と第2螺旋空間34における第2流体の流れ方向を逆向きにすることもできる。この形態を採用した場合には、図1において第1流体供給口42と第1流体排出口52の配設位置が入れ替えられた形態、または、図1において第2流体供給口44と第2流体排出口54の配設位置が入れ替えられた形態になる。
また、本実施形態においては、第1螺旋空間32の第1流体の流れ方向における幅寸法と、第2螺旋空間34の第2流体の流れ方向における幅寸法が異なっている形態について説明しているが、この形態に限定されるものではない。第1螺旋空間32の第1流体の流れ方向における幅寸法と、第2螺旋空間34の第2流体の流れ方向における幅寸法とを等しくした形態を採用することもできる。
また、以上の実施形態においては、軸体12に対する第1螺旋板16と第2螺旋板18の取り付け角度が同一角度である形態について説明しているが、軸体12に対する第1螺旋板16と第2螺旋板18の取り付け角度を異ならせた形態を採用することもできる。
また、仕切体38は軸体12の軸線14を正対視した際において筒体20の内周面に平行な円弧形をなしているがこの形態に限定されるものではない。仕切体38は第1螺旋空間32および第2螺旋空間34を周方向の所要範囲において径方向に仕切ることができればよく、軸体12の軸線14を正対視した際において直線的な形状に形成することもできる。
さらには、以上に説明した本実施形態の構成に対し、明細書中に記載されている変形例や、他の公知の構成を適宜組み合わせた形態を採用することもできる。
10 螺旋板体
12 軸体
14 軸線
16 第1螺旋板
16A,18A 第1面
16B,18B 第2面
18 第2螺旋板
20 筒体
30 本体部
32 第1螺旋空間
34 第2螺旋空間
36 閉塞板
38 仕切体
39 合流部分
40 流体供給口
42 第1流体供給口
44 第2流体供給口
50 流体排出口
52 第1流体排出口
54 第2流体排出口
100 熱交換器

Claims (7)

  1. 同一形状に形成された第1螺旋板と第2螺旋板が軸体の外周面に前記軸体の軸線の延長方向に所要間隔をあけて取り付けられた螺旋板体が筒体の内部空間に収容されていると共に、前記筒体の内部空間が、前記筒体の内周面と前記軸体の外表面と前記第1螺旋板の第1面と前記第2螺旋板の第2面とにより形成される第1螺旋空間と、前記筒体の内周面と前記軸体の前記外表面と前記第1螺旋板の前記第2面と前記第2螺旋板の前記第1面とにより形成される第2螺旋空間に区分されていて、
    前記第1螺旋空間の前記軸線の延長方向における両端部には、前記第1螺旋空間に第1流体を供給する第1流体供給口と、前記第1螺旋空間から前記第1流体を排出する第1流体排出口が設けられ、
    前記第2螺旋空間の前記軸線の延長方向における両端部には、前記第2螺旋空間に第2流体を供給する第2流体供給口と、前記第2螺旋空間から前記第2流体を排出する第2流体排出口が設けられていることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記第1螺旋板の外周縁および前記第2螺旋板の前記外周縁と前記筒体の内周面が密着していることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 前記螺旋板体と前記筒体が一体形成されていることを特徴とする請求項2記載の熱交換器。
  4. 前記第1螺旋空間の前記第1流体の流れ方向における幅寸法と、前記第2螺旋空間の前記第2流体の流れ方向における幅寸法が異なっていることを特徴とする請求項1~3のうちのいずれか一項に記載の熱交換器。
  5. 第1螺旋板と第2螺旋板は、前記軸体の前記軸線に対して所要角度傾斜させた状態で取り付けられていることを特徴とする請求項1~4のうちのいずれか一項に記載の熱交換器。
  6. 前記軸体と前記筒体の間には、前記第1螺旋空間および前記第2螺旋空間を径方向に仕切る仕切体が前記筒体の周方向に所要間隔をあけて複数配設されていることを特徴とする請求項1~5のうちのいずれか一項に記載の熱交換器。
  7. 前記仕切体は前記軸体の中心軸に正対視した際において、前記筒体の内周面と平行な円弧形に形成されていることを特徴とする請求項6記載の熱交換器。
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