JP2022006508A - 施工モデル作成システム,施工モデル作成方法,施工検査システム,施工検査方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022006508000001
【課題】施工時の作業結果から施工モデルを自動的に生成する。
【解決手段】上記目的のために、本発明は、建築現場にて作業員が工具で施工作業を行った作業結果のデータに基づき、施工物の施工モデルを作成する。そのために、本発明のある施工モデル作成システム(1)は、作業結果の位置座標を記憶した作業結果データベース(3)と、前記作業結果データベースから必要な前記作業結果を抽出する作業結果抽出部(5)と、抽出された前記作業結果からモデルを作成するモデル作成部(6)と、前記モデル作成部が作成したモデルの確定要素を前記施工物の施工モデルとして記憶させるモデル確定部(7)と、前記モデル確定部により確定された前記施工モデルを記憶する施工モデルデータベース(4)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築現場における施工物の施工モデルを作成するシステム、およびそのモデルから施工品質検査を行うシステム等に関する。
建築工事やプラント建設工事等では、鉄筋コンクリート造の床,天井,壁等の施工物があり、近年、これらの施工物はBIM(Building Information Modeling)と呼ばれる3Dモデルで設計されている。これらの工事においては、施工物がBIM設計通り正しく施工されているかを確認する検査が行われる。検査では、作業員が作業を行った施工物に対し、施工者または設計者が目視して検査するか、または特許文献1のように、施工物をレーザスキャナ等で計測し、計測データから検査を行っていた。
特開2019-45962号公報
しかしながら、上記のような手法の検査では、施工者等には検査のための計測を行う作業負荷があった。また、計測と検査は別々に行われ、データ同士が結びついていないため、例えば検査で不具合が発覚した場合、現場で大掛かりな確認作業が発生することもあった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、施工時の作業結果から施工物の施工モデルを自動的に生成し、同モデルを利用した検査を可能とするシステム等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の施工モデル作成方法は、建築現場にて作業員が工具で施工作業を行った作業結果のデータに基づき、施工物の施工モデルを作成することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の別の態様の施工モデル作成方法は、建築現場にて作業員が工具で施工作業を行った作業結果の位置座標を記憶した作業結果データベースと情報の送受信を行って、(A)前記作業結果データベースから、作成対象となる施工物のモデル作成に必要な前記作業結果を抽出するステップと、(B)前記Aステップで抽出した抽出作業結果から、モデルを作成するステップと、(C)前記Bステップで作成したモデルの確定要素を前記施工物の施工モデルとして施工モデルデータベースに記憶するステップと、を備えることを特徴とする。
上記態様において、さらに、部材の形状パターンに関するデータが記憶された部材形状データベースと情報の送受信を行って、前記Bステップにおいて、前記部材形状データベースを参照し、作成対象となる前記施工物の部材形状に応じて、モデルを作成するのも好ましい。
上記態様において、前記部材形状データベースに記憶された形状パターンに基づき、前記Bステップにおいて、少なくとも、直線形状、四角形状、または円形状のモデルを作成するのも好ましい。
上記態様において、さらに、設計図面から得られる部材の座標データが記憶された図面データベースと情報の送受信を行って、前記Aステップにおいて、前記図面データベースを参照し、前記設計図面にある前記作成対象となる施工物の座標を基に、前記作業結果を抽出するのも好ましい。
上記態様において、さらに、前記Bステップにおいて、ある作成処理に馴染まない作業起点を前記抽出作業結果から除外し、前記Cステップで特異点として記憶して、前記特異点を新たな抽出作業結果として、再帰的にモデル作成処理を行うのも好ましい。
上記態様において、前記作業結果データベースは、少なくとも、作業時刻,作業者,または工具の属性情報を記憶し、前記Aステップにおいて、前記属性情報によって前記作業結果を抽出するのも好ましい。
また、(D)前記施工モデルデータベースから検査対象モデルを選択するステップと、(E)設計図面から得られる部材の座標データおよび確認内容データが記憶された図面データベースと情報の送受信を行って、前記検査対象モデルの確認内容を選択するステップと、(F)前記検査対象モデルの構成要素と前記設計図面にある構成要素を対応付けるステップと、(G)前記検査対象モデルの構成要素が、対応付けられた前記設計図面の構成要素の前記確認内容を満たしているか確認するステップと、(H)前記Gステップが満たされていない場合は、作業不備を通知するステップと、を有する施工検査方法も好ましい。
また、上記課題を解決するために、本発明のある態様の施工モデル作成システムは、建築現場にて作業員が工具で施工作業を行った作業結果の位置座標を記憶した作業結果データベースと、前記作業結果データベースから、作成対象となる施工物のモデル作成に必要な前記作業結果を抽出する作業結果抽出部と、前記作業結果抽出部による抽出作業結果を結びから、モデルを作成するモデル作成部と、前記モデル作成部が作成したモデルの確定要素を前記施工物の施工モデルとして記憶させるモデル確定部と、前記モデル確定部により確定された前記施工モデルを記憶する施工モデルデータベースと、を備えることを特徴とする。
上記態様において、さらに、部材の形状パターンに関するデータが記憶された部材形状データベースを備え、前記モデル作成部は、前記部材形状データベースを参照し、作成対象となる前記施工物の部材形状に応じて、モデルを作成するのも好ましい。
上記態様において、さらに、設計図面から得られる部材の座標データが記憶された図面データベースを備え、前記作業結果抽出部は、前記図面データベースを参照し、前記設計図面にある前記作成対象となる施工物の座標を基に、前記作業結果を抽出するのも好ましい。
上記態様において、さらに、前記モデル作成部のあるモデル作成処理に馴染まない作業起点を前記抽出作業結果から除外して特異点として取り扱う特異点処理部を備えるのも好ましい。
また、前記施工モデルデータベースから検査対象モデルを選択し、設計図面から得られる部材の座標データおよび確認内容データが記憶された図面データベースから前記確認内容を選択し、前記検査対象モデルの構成要素と前記設計図面の構成要素を対応付けて、前記検査対象モデルの構成要素が対応付けられた前記設計図面の構成要素の前記確認内容を満たしているか確認し、満たされていない場合は作業不備を通知するモデル検査部を備える施工検査システムも好ましい。
また、上記態様の施工モデル作成方法を、コンピュータプログラムで記載し、それを実行可能にした施工モデル作成プログラムも好ましい。
上記態様の施工検査方法を、コンピュータプログラムで記載し、それを実行可能にした施工検査プログラムも好ましい。
本発明の施工モデル作成システム等によれば、施工時の作業結果から施工物の施工モデルを自動的に生成することができる。
第一の実施形態に係る施工モデル作成システムの構成ブロック図である。 (A)同システムにおける作業結果データベースの例である。(B)同システムにおける作業結果データベースの別の例である。(C)同システムにおける作業結果データベースのまた別の例である。 (A)同システムにおける施工モデルデータベースの例である。(B)同システムにおける施工モデルデータベースの別の例である。(C)同システムにおける施工モデルデータベースのまた別の例である。 第一の実施形態に係る施工モデル作成方法を示す作成フロー図である。 同施工モデル作成方法におけるモデル作成処理の詳細フロー図である。 図5の作成処理のイメージ図である。 線分の作成処理のパターン例を示す図である。 第一の実施形態に係る施工モデル作成システムの変形例の構成ブロック図である。 同変形例に係るモデル作成処理のフロー図である。 同変形例に係る特異点処理のイメージ図である。 第二の実施形態に係る施工モデル作成システムの構成ブロック図である。 同システムにおける部材形状データベースの例である。 (A)同システムにおける施工モデルデータベースの例である。(B)同システムにおける施工モデルデータベースの別の例である。 第二の実施形態に係る施工モデル作成方法を示す作成フロー図である。 第二の実施形態に係る主筋モデル作成方法1のフロー図である。 図15の作成処理のイメージ図である。 図15の主筋モデル作成方法1の変形例に係る特異点処理のフロー図である。 第二の実施形態に係る帯筋モデル作成方法1のフロー図である。 図18の作成処理のイメージ図である。 図18の帯筋モデル作成方法1の変形例に係る特異点処理のフロー図である。 第二の実施形態に係る主筋モデル作成方法2のフロー図である。 図21の作成処理のイメージ図である。 第二の実施形態に係る帯筋モデル作成方法2のフロー図である。 図23の作成処理のイメージ図である。 第二の実施形態に係る帯筋モデル作成方法3のフロー図である。 図25の作成処理のイメージ図である。 第三の実施形態に係る施工モデル作成システムの構成ブロック図である。 (A)同システムにおける図面データベースの例である。(B)同システムにおける図面データベースの別の例である。 第三の実施形態に係る施工モデル作成方法を示す作成フロー図である。 同施工モデル作成方法における作業結果抽出処理を示すフロー図である。 第四の実施形態に係る施工検査システムの構成ブロック図である。 同システムにおける図面データベースの例である。 同システムにおける検査結果データベースの例である。 第四の実施形態に係る施工検査方法を示す検査フロー図である。 同施工検査方法における対応付けの作業イメージ図である。 第四の実施形態に係る施工検査と従来の施工検査を比較する図である。
次に、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。
<第一の実施形態>
(施工モデル作成システム)
図1は、本発明の第一の実施形態に係る施工モデル作成システム1の構成ブロック図である。施工モデル作成システム1は、入出力装置2と、作業結果データベース3と、施工モデルデータベース4と、作業結果抽出部5と、モデル作成部6と、モデル確定部7と、を備える。
入出力装置2は、少なくとも演算部、記憶部、通信部、表示部、操作部を備える汎用パーソナルコンピュータやタブレット端末等であり、作成者からの操作が可能である。
作業結果抽出部5、モデル作成部6、およびモデル確定部7の各機能部は、
CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのPLD(Programmable Logic Device)などの電子回路により構成される。各機能部は、入出力装置2内に、または他の外部ハードウェア/ソフトウェアのいずれかで、構成される。後者の場合、各機能部は、入出力装置2とネットワークを通じて情報の送受信を行える。但し、作業結果抽出部5、モデル作成部6、およびモデル確定部7の作業は手作業で行われてもよいものとする。
作業結果データベース3と施工モデルデータベース4は、ネットワークを介して通信可能に構成されたサーバコンピュータに記憶されている。該サーバコンピュータは、入出力装置2および関連する機能部と通信が可能であり、情報の送受信を行える。
作業結果データベース3は、図2に示すように、作業員が工具で作業を行った施工箇所(以下、「作業点」と言う。但し、「点」ではなく「線」や「面」の情報として記憶することも可能であり、これらを含める場合、「作業点」は「作業結果」と読み替えられる。)に関するデータが記憶された作業結果テーブル31を備える。作業結果テーブル31は、図2(A)に示すように、少なくとも、作業点の識別情報(作業結果ID)と、作業点の三次元位置座標(作業結果座標)を関連付けて記憶する。
作業結果データベース3の作成は、手作業によって行われてもよいが、作業管理システム(特願2020-080480号)により自動作成されるのが好ましい。同作業管理システムは、通信部とトリガースイッチを備える工具と、通信部とカメラと姿勢検出装置とプリズムを備えるカメラユニットと、通信部と追尾部と測距部と測角部を備える測量機と、を備え、上記トリガースイッチが使用されたことを検出すると、上記姿勢検出装置によるカメラ姿勢情報と、上記カメラによる工具画像と、上記測量機により測定された上記プリズムの位置座標と、上記測量機から見た上記カメラユニットの方位情報を集めて、上記工具の先端位置座標を求め記憶する。これにより、作業点のデータ(特に、工具の先端位置座標)が施工作業と同時並行で取得され、自動的に作業結果データベース3が作成される。
作業結果データベース3の作業結果テーブル31は、図2(B)に示すように、属性情報として、作業時刻を関連付けて記憶するのも好ましい。これにより、作業結果抽出部5は、作業時刻による抽出が可能となる。また、作業結果データベース3の作業結果テーブル31は、作業量も関連付けて記憶するのも好ましい。これにより、モデル作成部6は、例えば、施工作業に使用された工具が鉄筋結束機であれば、結束に使用された針金の使用量から、結束対象の配筋の径を算出することも可能となる。
また、作業結果データベース3は、図2(C)に示すように、属性情報として、さらに、作業者テーブル32や工具テーブル33を備えるのも好ましい。作業者テーブル32は、作業者の識別情報(作業者ID)を作業結果IDと関連付けて記憶する。さらに作業者を特定するための要素として、作業者名や所属企業の情報を追加してもよい。作業者テーブル32により、作業結果抽出部5は、作業者情報による抽出が可能となる。工具テーブル33は、工具の識別情報(工具ID)を作業結果IDと関連付けて記憶する。さらに工具を特定するための要素として、工具名や工具用途の情報を追加してもよい。工具テーブル33により、作業結果抽出部5は、工具情報による抽出が可能となる。
次に、施工モデルデータベース4には、作業結果に基づき作成された施工物の「施工モデル」に関するデータが記憶される。施工モデルデータベース4は、図3(A)に示すように、少なくとも、施工モデルの頂点に関する頂点モデルテーブル41と、施工モデルの直線に関する直線モデルテーブル42を備える。
頂点モデルテーブル41は、少なくとも、施工モデルの頂点ごとに、識別情報(頂点ID)と,頂点座標を関連付けて記憶する。
直線モデルテーブル42は、例えば、施工モデルの直線ごとに、識別情報(直線ID)と,直線の始点の識別情報(始点ID)と,直線の終点の識別情報(終点ID)を関連付けて記憶する。但し、直線は、直線のベクトル情報で構成することも可能であるため、直線モデルテーブル42は、例えば、直線IDと,始点IDと,向き情報と,長さ情報を関連付けて構成することも可能である。
頂点モデルテーブル41は、図3(B)に示すように、「点属性」を関連付けて記憶するのも好ましい。同様に、直線モデルテーブル42は、「線属性」を関連付けて記憶するのも好ましい。これにより、ある点やある直線がモデル作成処理においてどのように使用されたものかを識別することができるので、モデル作成部6のモデル作成処理を円滑にすることが可能となる。
また、直線モデルテーブル42は、図3(C)に示すように、施工モデルのモデル径情報が追加されるのも好ましい。これにより、モデル作成部6は、施工モデルに配筋径の情報を持たせることが可能となる。
なお、施工モデルデータベース4は、直線モデルテーブル42以外に、直線以外の形状モデルテーブル等を備えることも可能である。
施工モデルデータベース4の作成は、手作業によって行われてもよいが、作業結果抽出部5、モデル作成部6、およびモデル確定部7により自動作成されるのが好ましい。作業結果抽出部5、モデル作成部6、およびモデル確定部7については、次に記載する施工モデル作成方法において説明する。
(第一の実施形態に係る施工モデル作成方法)
図4は第一の実施形態に係る施工モデル作成方法を示す作成フロー図である。
まず、ステップS101で、作業結果抽出部5は、作業結果データベース3から、作成対象となる施工物のモデル作成に必要な作業結果を抽出する。抽出は、作成者が入出力装置2を介して手作業で選択してもよいが、上述の属性情報(作業時刻,作業者情報,工具情報)を基に絞り込みを行って自動抽出されるのが好ましい。
次に、ステップS102に移行して、モデル作成部6は、ステップS101で抽出された作業点(以下、「抽出作業結果」と言う。)に基づき、モデル作成処理を行う。この詳細は後述する。モデル作成部6が全ての作業点について処理を終えると、ステップS103に移行する。
ステップS103に移行すると、モデル確定部7は、モデル作成部6の作成したモデルの確定要素を施工物の施工モデルとして確定し、施工モデルの情報を施工モデルデータベース4の対応箇所に記憶する。
図5は同施工モデル作成方法におけるモデル作成部6によるモデル作成処理の詳細フロー図、図6は図5の作成処理のイメージ図である。
ステップS101で抽出作業結果が抽出されると、まず、ステップS102-1で、モデル作成部6は、ステップS101で抽出された抽出作業結果のなかから、座標が一番小さい点を、「作業起点」(図6のT0)として選択する。
次に、ステップS102-2で、モデル作成部6は、抽出作業結果のなかから、作業起点から座標が近い順に三点を、「候補点1,候補点2,候補点3」(図6のT1,T2,T3)として選択する。
次に、ステップS102-3で、モデル作成部6は、作業起点と候補点1,2,3を結ぶ線分を、「候補線分1,候補線分2,候補線分3」(図6のs1,s2,s3)として選択する。
次に、ステップS102-4で、線分同士が直交しているか判断する。直交している場合(YES)は、ステップS102-5に移行し、直交する線分は、「確定線分」(図6のS1,S2)にして、ステップS102-8に移行する。直交していない場合(NO)は、ステップS102-6に移行する。
ステップS102-6に移行すると、線分が直線上にあるか判断する。線分が直線上にある場合(YES)は、ステップS102-7に移行し、直線上にある線分は、「確定線分」にして、ステップS102-8に移行する。線分が直線上にない場合(NO)は、ステップS102-9に移行する。
ステップS102-8に移行すると、ステップS102-1で選択した作業起点を、抽出作業結果から除外する。
次に、ステップS102-9に移行して、全ての抽出作業結果に対して処理を実施したか判断する。全て終わっていない場合(NO)は、ステップS102-10に移行して、候補点1,2,3のなかから座標が一番小さい点を、新たな「作業起点」として選択する。
次に、ステップS102-11に移行して、抽出作業結果のなかから、新たな作業起点から座標が近い順に三点を、新たな「候補点1,候補点2,候補点3」として選択する。
次に、ステップS102-12で、新たな作業起点と候補点1,2,3を結ぶ線分を、新たな「候補線分1,候補線分2,候補線分3」として選択する。
次に、ステップS102-13で、新たな作業起点を通りすでに確定線分とされた線分を選択して、ステップS102-4に移り、この線分に対し新たな「候補線分1,候補線分2,候補線分3」が直交しているかを判断し、フローを繰り返す。
一方、ステップS102-9において、全ての抽出作業結果に対する処理が終わった場合(YES)は、ステップS103に移行する。
ステップS103において、モデル確定部7は、「確定線分」を「確定要素」とし、確定要素を施工物の施工モデル(配筋モデル)として施工モデルデータベース4に記憶する。具体的には、モデル確定部7は、確定線分の頂点,始点,終点(または向き長さ)等を、施工モデルデータベース4の頂点モデルテーブル41,直線モデルテーブル42の対応箇所に格納する。この際、モデル確定部7は、頂点モデルテーブル41に、「点属性」として、作業起点/候補点の別を記憶するのも好ましい。同様に、直線モデルテーブル42に、「線属性」として、候補線分/確定線分の別を記憶するのも好ましい。
なお、ステップS102の線分の作成には、複数のパターンが設定されてよいものとする。図7は線分の作成処理のパターン例を示す図である。モデル作成部6は、例えば以下のパターンに基づき線分をモデル化する。
(パターン1)作業結果テーブル31の作業点と同一の座標を頂点とし、確定線分とする。
(パターン2)作業点の起点と終点を頂点とし、確定線分とする。
(パターン3)各作業点の平均位置を通る線分を、確定線分とする。
(パターン4)許容範囲内で分割した線分を、それぞれ確定線分とする。
(第一の実施形態に係る作用効果)
以上、本形態の施工モデル作成システム1および作成方法によれば、建設現場で作業員が施工作業を行った作業点(作業結果)に基づいて、施工物の施工モデルが自動的に生成される。
すなわち、従来の手法では、施工作業,施工物計測,計測データから施工モデル作成,の工程を経て得られていた施工モデルが、本形態によれば、作業結果に基づいて自動生成されることとなる。このため、施工物の計測は不要となり、また、施工作業と同時進行で施工モデルを得ることも可能となる。
また、従来の手法では、レーザスキャナ等の反射光受信による計測データに基づいて施工モデルを得ていたため、ガラス等の透過部材,軽量鉄骨等の反射率が高い部材,および部材面積の小さい部材などは、計測が難しくモデルの自動作成が困難であったが、本形態によれば、実際に施工された作業点の座標情報に基づいてモデルが作成されるため、部材の性質によらず施工モデルを作成することができる。
(特異点処理)
次に、第一の実施形態の好ましい変形例を述べる。図8は、第一の実施形態に係る施工モデル作成システム1の変形例の構成ブロック図、図9は同変形例に係るモデル作成処理のフロー図である。
変形例に係る施工モデル作成システム1は、図8に示すように、さらに特異点処理部6’を備える。
変形例に係る施工モデル作成方法では、図9に示すように、ステップS102-6で線分が直線上にない(NO)と判断された場合、ステップS102-14に移行して、特異点処理部6’が機能する。特異点処理部6’は、現在実行中の作成処理における作業起点を、当作成処理に馴染まないとして抽出作業結果から除外し、モデル確定部7において、この作業起点を点属性「特異点」として取り扱うよう処理する。
図10は特異点処理のイメージ図である。図10において、灰色の点が特異点処理を受けた点(P’)、黒の点が特異点処理を受けなかった点(P)である。点(P)からは、施工モデル(M1)が作成される。一方、作業結果抽出部5が「特異点」の点属性から点(P’)のみを抽出し、点(P’)を新たな抽出作業結果に設定して、モデル作成部6がモデル作成処理を行うと、施工モデル(M1)とは別の施工モデル(M2)が作成される。このように、特異点処理部6’により、「特異点」の点属性を与えることで、再帰的に、異なるパターンの施工モデルを自動生成することが可能となる。
<第二の実施形態>
(施工モデル作成システム)
図11は、本発明の第二の実施形態に係る施工モデル作成システム1’の構成ブロック図である。第一の実施形態と同様の構成については、同一の符号を使用して説明を割愛する。
施工モデル作成システム1’は、モデル作成を円滑にするために、さらに、部材形状データベース8を備える。
部材形状データベース8には、施工部材の形状パターンに関するデータが記憶されている。部材形状データベース8は、図12に示すように、施工部材の特定の形状パターンの識別情報(形状パターンID)と形状情報を記憶する部材形状パターンテーブル81と、施工部材の構成種別(部材ID:柱配筋/梁配筋…等)を記憶する部材テーブル82と、施工部材の要素種別(部材構成要素ID:主筋/帯筋/あばら筋…等)を部材IDと形状パターンIDと関連付けて記憶する部材構成要素テーブル83を備える。部材形状パターンテーブル81は、直線形状テーブル,四角形状テーブル,円形状テーブル,L字形状テーブル等を備える。なお、これらは例示であり、テーブルは上記に限定されるものではない。部材形状データベース8は、座標によって作業結果データベース3と関連付けられる。
部材形状データベース8の作成は、手作業によって行われてもよいが、例えば、配筋の画像を取得し、取得した画像に対して登録画像との幾何学形状パターン認識処理を行い、抽出された形状パターンに形状パターンID,部材ID,部材構成要素IDを関連付けて登録することで自動作成されるのが好ましい。なお、画像解析に使用する画像は作業管理システム(特願2020-080480号)により取得可能である。
本形態における施工モデルデータベース4は、図13(A)に示すように、さらに、四角形モデルテーブル43や円形モデルテーブル44を備えるのが好ましい。四角形モデルテーブル43は、四角形モデル識別情報(四角形ID)と,四つの頂点の識別情報(頂点ID1,頂点ID2,頂点ID3,頂点ID4)を関連付けて記憶する。円形モデルテーブル44は、モデル識別情報(円形ID)と,中心点の識別情報(中心点ID)と,直径または半径の径情報を関連付けて記憶する。なお、これらは例示であり、形状モデルテーブルは上記に限定されるものではない。本形態の施工モデルデータベース4は、部材形状パターンテーブル81が備える形状パターンに対応した形状モデルテーブルを備えるのが好ましい。
また、施工モデルデータベース4は、図13(B)に示すように、施工部材テーブル45と施工部材構成要素テーブル46を備えるのも好ましい。施工部材テーブル45は、施工部材の識別情報(施工部材ID)を部材形状データベース8の部材IDと関連付けて記憶する。施工部材構成要素テーブル46は、施工部材の構成要素の識別情報(施工部材構成要素ID)と施工部材の形状パターンの識別情報(施工部材形状パターンID)と施工部材IDを関連付けて記憶する。施工部材形状パターンIDは、直線モデルテーブル42の直線ID,四角形モデルテーブル43の四角形ID,円形モデルテーブル44の円形IDと紐づけられる。
(第二の実施形態に係る施工モデル作成方法)
図14は第二の実施形態に係る施工モデル作成方法を示す作成フロー図である。本形態の作成フローは、詳細部分を除くと、図4のステップS101~S103と同等である。すなわち、ステップS201で、作業結果抽出部5が作業結果データベース3から施工モデルの作成に必要な作業結果を抽出し、ステップS202でモデル作成部6がモデル作成処理を行い、ステップS203でモデル確定部7が施工物の施工モデルを確定し、施工モデルデータベース4に記憶する。
ただし、本形態では、ステップS202で、部材形状データベース8の部材形状データが参照される。以下に、第二の実施形態に係る施工モデル作成方法、すなわち部材形状データベース8を利用した施工モデル作成方法の例を示す。
-部材・構成から推測する方法―
「主筋モデルの作成例 その1」
施工部材、その配筋構成から推測して、直線形状の「主筋モデル」を作成する例を説明する。図15は第二の実施形態に係る主筋モデル作成方法1のフロー図、図16は図15の作成処理のイメージ図である。
本形態では、作成者により、作成対象とする施工モデルの配筋構成(柱配筋/梁配筋等)が予め選択される。
作成処理が開始されると、ステップS201で、作業結果抽出部5は、作業結果データベース3から、作成対象となる施工物のモデル作成に必要な作業結果を抽出する。抽出は、作成者が入出力装置2を介して手作業で選択してもよいが、上述の属性情報(作業時刻,作業者情報,工具情報)を基に絞り込みを行って自動抽出されるのが好ましい。
抽出作業結果が抽出されると、モデル作成部6は、部材形状データベース8の部材テーブル82と部材構成要素テーブル83を参照し、作成対象となる施工物の配筋構成から部材構成要素を把握し、そのうちの「主筋」の形状パターンが「直線形状」であることを把握する。以降、モデル作成部6は、直線モデルを作成するため、ステップS202-1に移行し、抽出作業結果のなかから、z座標が一番小さい点を、「作業起点」(図16のT0)として選択する。
次に、ステップS202-2で、抽出作業結果のなかから、作業起点とx,y座標が同一の点を、「候補点」(図16のT’)として選択する。
次に、ステップS202-3で、候補点があったか判断する。候補点があった場合(YES)はステップS202-4に移行し、候補点がなかった場合(NO)はステップS202-5に移行する。
ステップS202-4に移行すると、作業起点と候補点の中でz座標が一番大きい点を結ぶ線分を作成し、「確定線分」(図16のS1)とする。なお、線分の作成処理は、図7に示す複数のパターンが行われてよい。
次に、ステップS202-5に移行して、作業起点と候補点を抽出作業結果から除外する。
次に、ステップS202-6に移行して、全ての抽出作業結果に対して処理を実施したか判断する。全て終わっていない場合(NO)は、ステップS202-1に戻り、新たな「作業起点」を選択する。一方、全て終わった場合(YES)は、ステップS203に移行する。ステップS203において、モデル確定部7は、「確定線分」を「確定要素」とし、確定要素を「主筋の施工モデル」として、施工モデルデータベース4に記憶する。
(特異点処理)
上記の主筋作成においても、特異点処理部6’の処理は有効である。図17は図15の主筋モデル作成方法1の変形例に係る特異点処理のフロー図である。ステップS202-3で候補点がなかった場合(NO)、ステップS202-7に移行し、特異点処理部6’が機能するのが好ましい。特異点処理部6’は、現在実行中の作成処理における作業起点を、当作成処理に馴染まないとして抽出作業結果から除外し、「特異点」としてから、ステップS202-5に移行する。ステップS203で、モデル確定部7は、この点を点属性「特異点」として記憶する。本変形例においても、特異点処理を取り入れることにより、再帰的に異なるパターンの施工モデルを自動生成することが可能となる。
-部材・構成から推測する方法-
「帯筋モデルの作成例 その1」
施工部材、その配筋構成から推測して、四角形状の「帯筋モデル」を作成する例を説明する。図18は第二の実施形態に係る帯筋モデル作成方法1のフロー図、図19は図18の作成処理のイメージ図である。
本形態では、作成者により、作成対象とする施工モデルの配筋構成(柱配筋/梁配筋等)が予め選択される。
作成処理が開始されると、ステップS201で、作業結果抽出部5は、作業結果データベース3から、作成対象となる施工物のモデル作成に必要な作業結果を抽出する。抽出は、作成者が入出力装置2を介して手作業で選択してもよいが、上述の属性情報を基に絞り込みを行って自動抽出されるのが好ましい。
抽出作業結果が抽出されると、モデル作成部6は、部材形状データベース8の部材テーブル82と部材構成要素テーブル83を参照し、作成対象となる施工モデルの配筋構成から部材構成要素を把握し、そのうちの「帯筋」の形状パターンが「四角形状」であることを把握する。以降、モデル作成部6は、四角形モデルを作成するため、ステップS202-11に移行し、抽出作業結果のなかから、z座標が一番小さい点を、「仮起点」(図19のt0)として選択する。
次に、ステップS202-12で、抽出作業結果のなかから、仮起点とx,y座標が同一の点を、「候補点」(図19のT’)として選択する。
次に、ステップS202-13で、候補点があったか判断する。候補点があった場合(YES)はステップS202-14に移行し、候補点がなかった場合(NO)はステップS202-11に戻り、仮起点を再選択する。
ステップS202-14に移行すると、候補点の中でxyz軸の原点から再近方の点を「作業起点1」(図19のT1)として選択する。
次に、ステップS202-15に移行して、作業起点1から再近方の候補点を「仮候補点」(図19のt’)として選択する。
次に、ステップS202-16に移行して、仮起点と仮候補点を通る直線上にあり、仮起点から再遠方の候補点を、「作業起点2」(図19のT2)として選択する。
次に、ステップS202-17に移行して、仮起点と仮候補点を通る直線と直交し、作業起点1(T1)を通り、作業起点1から再遠方の候補点を、「作業起点3」(図19のT3)として選択する。
次に、ステップS202-18に移行して、仮起点と仮候補点を通る直線と直交し、作業起点2(T2)を通り、作業起点2から再遠方の候補点を、「作業起点4」(図19のT4)として選択する。
次に、ステップS202-19に移行して、作業起点1~4(T1~T4)を通る線分の集合を、四角形モデル(図19のM)として作成する。
次に、ステップS202-20に移行して、作業起点(T1~T4)および候補点(T’)を抽出作業結果から除外する。
次に、ステップS202-21に移行して、全ての抽出作業結果に対して処理を実施したか判断する。全て終わっていない場合(NO)は、ステップS202-11に戻り、新たな「仮起点」を選択する。一方、全て終わった場合(YES)は、ステップS203に移行する。ステップS203において、モデル確定部7は、「四角形モデル」を「確定要素」とし、確定要素を「帯筋の施工モデル」として施工モデルデータベース4に記憶する。
(特異点処理)
上記の帯筋の作成方法においても、特異点処理部6’の処理は有効である。図20は図18の帯筋モデル作成方法1の変形例に係る特異点処理のフロー図である。ステップS202-13で候補点がなかった場合(NO)、ステップS202-22に移行し、特異点処理部6’が機能するのが好ましい。特異点処理部6’は、現在実行中の作成処理における作業起点を、当作成処理に馴染まないとして抽出作業結果から除外し、「特異点」としてから、ステップS202-20に移行する。ステップS203で、モデル確定部7は、この点を点属性「特異点」として記憶する。本変形例においても、特異点処理を取り入れることにより、再帰的に異なるパターンの施工モデルを自動生成することが可能となる。
-面投影によりグループ化して推測する方法-
「主筋モデルの作成例 その2」
面投影によるグループ化で推測し、直線形状の「主筋モデル」を作成する例を説明する。図21は第二の実施形態に係る主筋モデル作成方法2のフロー図、図22は図21の作成処理のイメージ図である。
本形態では、作成者により、作成対象とする施工モデルの配筋構成(柱配筋/梁配筋等)が予め選択される。
作成処理が開始されると、ステップS201で、作業結果抽出部5は、作業結果データベース3から、作成対象となる施工物のモデル作成に必要な作業結果を抽出する。抽出は、作成者が入出力装置2を介して手作業で選択してもよいが、上述の属性情報を基に絞り込みを行って自動抽出されるのが好ましい。
抽出作業結果が抽出されると、モデル作成部6は、部材形状データベース8の部材テーブル82と部材構成要素テーブル83を参照し、作成対象となる施工モデルの配筋構成から部材構成要素を把握し、そのうちの「主筋」の形状パターンが「直線形状」であることを把握する。以降、モデル作成部6は、直線モデルを作成するため、ステップS202-1’に移行して、抽出作業結果をxy平面に投影する(図22のS202-1’参照)。
次にステップS202-2’に移行して、一定距離内の点をグループ化する(図22のS202-2’参照)。
次にステップS202-3’に移行して、グループ化された点の中でz座標が一番小さい点と一番大きい点を結ぶ線分を作成し、「確定線分」とする(図22のS202-3’参照)。なお、線分の作成処理は、図7に示す複数のパターンが行われてよい。
次にステップS202-4’に移行して、グループ化された全ての点に対して線分作成を実施したか判断する。全て終わっていない場合(NO)は、ステップS202-3’に戻り、残りの線分を作成する。一方、全て終わった場合(YES)は、ステップS203に移行する。ステップS203において、モデル確定部7は、「確定線分」を「確定要素」とし、確定要素を「主筋の施工モデル」として施工モデルデータベース4に記憶する。
-面投影によりグループ化して推測する方法-
「帯筋モデルの作成例 その2」
面投影によるグループ化で推測し、四角形状の「帯筋モデル」を作成する例を説明する。図23は第二の実施形態に係る帯筋モデル作成方法2のフロー図、図24は図23の作成処理のイメージ図である。帯筋モデルの作成その1と同等の処理を同じステップ番号で引用する。
本形態では、作成者により、作成対象とする施工モデルの配筋構成(柱配筋/梁配筋等)が予め選択される。
作成処理が開始されると、ステップS201で、作業結果抽出部5は、作業結果データベース3から、作成対象となる施工物のモデルの作成に必要な作業結果を抽出する。抽出は、作成者が入出力装置2を介して手作業で選択してもよいが、上述の属性情報を基に絞り込みを行って自動抽出されるのが好ましい。
抽出作業結果が抽出されると、モデル作成部6は、部材形状データベース8の部材テーブル82と部材構成要素テーブル83を参照し、作成対象となる施工モデルの配筋構成から部材構成要素を把握し、そのうちの「帯筋」の形状パターンが「四角形状」であることを把握する。以降、モデル作成部6は、四角形モデルを作成するため、ステップS202-11’に移行して、抽出作業結果を、ステップS202-14で選択した「作業近点1」とステップS202-16で選択した「作業起点2」を結ぶ線分に平行な面に、投影する(図24のS202-11’参照)。
次に、ステップS202-12’に移行して、一定距離内の点をグループ化する。
次に、ステップS202-13’に移行して、グループ化された点の中で投影面に一番近い点と一番遠い点を結ぶ線分を作成し、「確定線分1」とする。
次にステップS202-14’に移行して、グループ化された全ての点に対して線分作成を実施したか判断する。全て終わっていない場合(NO)は、ステップS202-13’に戻り、残りの線分を作成する。一方、全て終わった場合(YES)は、ステップS202-15’に移行する。
ステップS202-15’に移行すると、次は、抽出作業結果を、ステップS202-16で選択された「作業起点2」とステップS202-18で選択された「作業起点4」を結ぶ線分に平行な面に、投影する(図24のS202-15’参照)。
次に、ステップS202-16’に移行して、一定距離内の点をグループ化する。
次に、ステップS202-17’に移行して、グループ化された点の中で投影面に一番近い点と一番遠い点を結ぶ線分を作成し、「確定線分2」とする。
次にステップS202-18’に移行して、グループ化された全ての点に対して線分作成を実施したか判断する。全て終わっていない場合(NO)は、ステップS202-17’に戻り、残りの線分を作成する。一方、全て終わった場合(YES)は、ステップS202-19’に移行する。
ステップS202-19’に移行すると、確定線分1,2の中で、z座標が同一の点をグループ化し、「四角形モデル」を作成する。
次にステップS202-20’に移行して、全ての確定線分に対して四角形モデルを作成したか判断する。全て終わっていない場合(NO)は、ステップS202-19’に戻り、残りのモデルを作成する。一方、全て終わった場合(YES)は、ステップS203に移行する。ステップS203において、モデル確定部7は、「四角形モデル」を「確定要素」とし、確定要素を「帯筋の施工モデル」として施工モデルデータベース4に記憶する。
-面投影によりグループ化して推測する方法-
「帯筋モデルの作成例 その3」
面投影によるグループ化で推測し、円形状の「帯筋モデル」を作成する例を説明する。図25は第二の実施形態に係る帯筋モデル作成方法3のフロー図、図26は図25の作成処理のイメージ図である。
本形態では、作成者により、作成対象とする施工モデルの配筋構成(柱配筋/梁配筋等)が予め選択される。
作成処理が開始されると、ステップS201で、作業結果抽出部5は、作業結果データベース3から、作成対象となる施工物のモデル作成に必要な作業結果を抽出する。抽出は、作成者が入出力装置2を介して手作業で選択してもよいが、上述の属性情報を基に絞り込みを行って自動抽出されるのが好ましい。
抽出作業結果が抽出されると、モデル作成部6は、部材形状データベース8の部材テーブル82と部材構成要素テーブル83を参照し、作成対象となる施工モデルの配筋構成から部材構成要素を把握し、そのうちの「帯筋」の形状パターンが「円形状」であることを把握する。以降、モデル作成部6は、円形モデルを作成するため、ステップS202-11”に移行して、抽出作業結果をxy平面に垂直な面に投影する(図26のS202-11”参照)。
次に、ステップS202-12”に移行して、z座標が一定距離内の点をグループ化する(図26のS202-12”参照)。
次に、ステップS202-13”に移行して、グループ化した点から任意の二点を二組選択し、各点を通る線分と直交し線分の中間を通る法線を作成し、法線が交わる点を「中心点」として算出する(図26のS202-13”参照)。
次に、ステップS202-14”に移行して、中心点と任意の点のxy平面上の距離(半径)の二倍して直径を算出し、円形モデルを作成する(図26のS202-14”参照)。
次に、ステップS202-15”に移行して、グループ化された全ての点に対して円形モデル作成を実施したか判断する。全て終わっていない場合(NO)は、ステップS202-13’に戻り、残りのモデルを作成する(図26のS202-15”参照)。一方、全て終わった場合(YES)は、ステップS203に移行する。ステップS203において、モデル確定部7は、「円形モデル」を「確定要素」とし、確定要素を「帯筋の施工モデル」として施工モデルデータベース4に記憶する。
(第二の実施形態に係る作用効果)
以上、本形態の施工モデル作成システム1’および作成方法によれば、部材形状(部材形状データベース8)の情報を取り入れることにより、モデル作成部6は作成対象となる施工部材の形状を円滑に把握することができるので、効率よく施工モデルを作成することが可能となる。
<第三の実施形態>
(施工モデル作成システム)
図27は、本発明の第三の実施形態に係る施工モデル作成システム1”の構成ブロック図である。前述の実施形態と同様の構成については、同一の符号を使用して説明を割愛する。
施工モデル作成システム1”は、モデル作成を円滑化するために、さらに、図面データベース9を備える。部材形状データベース8は必要に応じて参照される。
図面データベース9には、施工物の施工に利用する構造図、施工計画書、二次元施工図面等の設計図面から得られるデータが記憶される。図面データベース9は、少なくとも、図28(A)に示すように、設計図面において部材それぞれに与えられた符号(符号ID)と,部材の平面座標(x、y)とフロア座標(z)を記憶する設計部材テーブル91を備える。図面データベース9は、座標によって作業結果データベース3と関連付けられる。好ましくは、図面データベース9は、図28(B)に示すように、符号IDを部材形状データベース8の部材IDと関連付ける符号テーブル92を備える。
図面データベース9は、手作業で作成されてもよいが、設計図面をスキャンして、平面座標,フロア座標,および各部材の符号に関する情報を取り込み、自動作成されるのが好ましい。
(第三の実施形態に係る施工モデル作成方法)
図29は第三の実施形態に係る施工モデル作成方法を示す作成フロー図である。本形態の作成フローは、詳細部分を除くと、図4のステップS101~S103と同等である。すなわち、ステップS301で、作業結果抽出部5が作業結果データベース3から施工モデルの作成に必要な作業結果を抽出し、ステップS302でモデル作成部6がモデル作成処理を行い、ステップS303でモデル確定部7が施工物の施工モデルを確定して施工モデルデータベース4に記憶する。
ただし、本形態では、ステップS301で図面データベース9のデータが参照される。
図30は同施工モデル作成方法における作業結果抽出処理を示すフロー図である。
ステップS301-1において、まず、作成者から、図面データベース9を基に、作成対象とする施工物が予め選択される。この時、符号IDまたは部材ID等を基に選択されるのが好ましい。部材ID等を基に選択される場合は、施工モデル作成システム1”は部材形状データベース8も参照する。
次にステップS301-2において、作業結果抽出部5は、作業結果データベース3を参照し、作成対象となる施工部材の座標と許容誤差範囲内にある座標を持つ作業結果を自動抽出する。
これ以降は、モデル作成部6が機能し、ステップS302において、第一の実施形態(図5,図9)または第二の実施形態(図15,図17,図18,図20,図21,図23,図25)のモデル作成処理を行う。なお、ステップS302において、第二の実施形態のモデル作成処理を行う場合は、施工モデル作成システム1”は部材形状データベース8も参照する。
(第三の実施形態に係る作用効果)
以上、本形態の施工モデル作成システム1”および作成方法によれば、設計図面(図面データベース9)の情報を取り入れることにより、作業結果抽出部5はモデル作成に必要な作業点を効率良く抽出することができるので、効率よく施工モデルを作成することが可能となる。
<第四の実施形態>
(施工検査システム)
本形態による施工検査システムは、前述の施工モデル作成システムにより作成された施工モデルデータベース4を活用して、施工品質検査を行うものである。
図31は、本発明の第四の実施形態に係る施工検査システム10の構成ブロック図である。前述の実施形態と同様の構成については、同一の符号を使用して説明を割愛する。
検査作成システム10は、必須要素として、入出力装置2と、施工モデルデータベース4と、図面データベース9と、検査結果データベース11と、モデル検査部12を備える。任意の要素として、作業結果データベース3と、部材形状データベース8を備える。作業結果データベース3と部材形状データベース8は必要に応じて参照される。
入出力装置2は、少なくとも演算部、記憶部、通信部、表示部、操作部を備える汎用パーソナルコンピュータやタブレット端末等であり、検査者からの操作が可能である。
モデル検査部12は、CPU、ASIC、FPGAなどのPLDなどの電子回路により構成される。各機能部は、入出力装置2内に、または他の外部ハードウェア/ソフトウェアのいずれかで、構成されてもよい。後者の場合、モデル検査部12は、入出力装置2とネットワークを通じて情報の送受信を行える。
本形態の図面データベース9は、図32に示すように、設計図面から得られる確認内容テーブル93を備える。内容確認テーブル93は、配筋型(柱配筋/地中梁配筋等)に関する識別情報(型ID)と、その必要設計情報(主筋本数/主筋間隔/帯筋間隔/上端筋本数/下端筋本数/腹筋本数/あばら筋間隔/巾止間隔等)を記憶する。符号テーブル92は、符号IDと部材IDと型IDを関連付けて記憶する。
検査結果データベース11には、施工モデルデータベース4に記憶された施工モデルを設計図面と比較することで行った、検査対象モデルの検査結果に関するデータが記憶される。検査結果データベース11は、図33に示すように、少なくとも、施工部材ID,検査結果(作業良好/作業不備)を記憶する検査結果テーブル110を備える。検査結果テーブル110は、検査結果に基づき、例えば帯筋本数が不足している、帯筋間隔が許容誤差値を超えている等の具体的な作業不備内容について記憶することも可能である。
(施工検査方法)
図34は第四の実施形態に係る施工検査方法を示す検査フロー図である。
まず、ステップ401で、検査者は、施工モデルデータベース4から、検査対象とする施工モデルを選択する(以下、検査対象モデルと言う)。その際、属性情報(作業時刻/作業者情報/工具情報等)や施工部材ID(柱配筋A/梁配筋B等)によって絞り込みを行うのが好ましい。
次に、ステップ402で、検査者は、図面データベース9の確認内容テーブル93から、検査対象モデルと対応する確認内容を選択する。なお、図面データベース9は座標情報を持っているので、検査対象モデルの頂点座標から確認内容を選択することも可能である。
次に、ステップ403に移行して、モデル検査部12が機能する。モデル検査部12は、検査対象モデルの構成要素と設計図面にある部材の構成要素を例えば次のように対応付ける。
図35は同施工検査方法における対応付けの作業イメージ図である。図35では、ある地中梁配筋について、設計図面から作成された確認内容テーブル93と、同地中梁配筋の施工モデルが示されている。モデル検査部12は、例えば、以下のように対応付ける。
・上端筋=z座標が一番大きい線モデルの集合
・下端筋=z座標が一番小さい線モデルの集合
・腹筋=上下端筋以外で、上下端筋の線モデルと平行する線モデルの集合
・あばら筋=四角形モデルの集合
・巾止=腹筋と直交する線モデルの集合
また、線分作成がパターン4(図7参照)により行われ分割されていた場合、配筋数が一致しなくなるため、予め統合する処理を行うのが好ましい。
次に、ステップ404に移行して、モデル検査部12は、対応付けた内容を基に確認内容の基準を満たしているか確認する。図35の例では、例えば、各部材の本数、各部材の間隔などを検査する。満たしている場合(YES)は、検査結果「作業良好」を検査結果データベース11に記憶したのち、終了する。一方、満たされていない場合(NO)は、ステップS405に移行し、「作業不備」を検査結果データベース11に記憶するとともに、検査者に通知する。
ステップ405において、通知は、例えば、検査端末または現場端末に表示する、メールを送る、警告音を出す等が可能であるが、これらの例に限定されるものではない。なお、作業結果データベース3を参照できる場合は、作業者を特定し、現場にリアルタイムに通知することも可能である。
(第四の実施形態に係る作用効果)
図36は第四の実施形態に係る施工検査と従来の施工検査を比較する図である。例えばコンクリート打設後に配筋の不具合の可能性がある場合、従来は、現場に赴き不具合の可能性がある場所をレントゲン検査し、ウォータージェットで砕いて不具合を確認する大掛かりな作業が必要であったため、不具合の確認のために多額のコストと工期遅延が生じていた。一方、本形態の施工検査であれば、不具合の可能性がある場所の施工モデルをソフトウェア処理で検査するので、現場に赴かなくとも、施工物を壊さずとも、不具合の有無を確認することができる。このため、施工品質検査の業務効率が大幅に向上する。
また、本形態の施工検査であれば、作業点に属性情報が作成されていれば、不具合箇所の作業者や作業時刻等も抽出できるため、いつ、だれが、何をしたのかを後追いすることができ、トレーサビリティの確保も可能になる。
また、従来、施工物の中間検査は、現場で配筋1本1本を確認するのは作業負荷が大きいため、一部の配筋に対する「抜取り検査」が行われていた。一方、本形態の施工検査であれば、施工モデルに対し「全数検査」することができるため、不具合の見落としリスクが低減する。
なお、作業結果データベース3における作業点の作成に関する工具は、例示した鉄筋結束機だけでなく、インパクトレンチ,溶接機,ドライバー,シーリングガン,タッカー,釘打,リベッタ,ボードカッターハンマードリル,ケレン,ニブラ,パンチャなど,工事に使用されるあらゆる工具が対象となる。なお、ドライバーのように正転逆転の動作が可能なものは、作業結果の「作成」だけでなく「取消」の情報を記憶することも可能である。また、鉄筋結束機は配筋部材、ドリルはアンカーボルト等、使用している工具によって関連付ける部材を絞りこむことも可能である。また、ボードカッターやスプレーガン等、工具の種類によっては、「点」ではなく「線」や「面」の情報として記憶することも可能である。
以上、本発明の好ましい実施の形態および変形例を述べたが、各形態および各変形を当業者の知識に基づいて組み合わせることが可能であり、そのような形態も本発明の範囲に含まれる。
1,1’,1” モデル作成システム
2 入出力装置
3 作業結果データベース
4 施工モデルデータベース
5 作業結果抽出部
6 モデル作成部
6’ 特異点処理部
7 モデル確定部
8 部材形状データベース
9 図面データベース
10 施工検査システム
11 検査結果データベース
12 モデル検査部
ステップS202-14に移行すると、候補点の中でxyz軸の原点から近方の点を「作業起点1」(図19のT1)として選択する。
次に、ステップS202-15に移行して、作業起点1から近方の候補点を「仮候補点」(図19のt’)として選択する。
次に、ステップS202-16に移行して、作業起点1と仮候補点を通る直線上にあり、作業起点1から遠方の候補点を、「作業起点2」(図19のT2)として選択する。
次に、ステップS202-17に移行して、作業起点1と仮候補点を通る直線と直交し、作業起点1(T1)を通り、作業起点1から遠方の候補点を、「作業起点3」(図19のT3)として選択する。
次に、ステップS202-18に移行して、作業起点1と仮候補点を通る直線と直交し、作業起点2(T2)を通り、作業起点2から遠方の候補点を、「作業起点4」(図19のT4)として選択する。

Claims (15)

  1. 建築現場にて作業員が工具で施工作業を行った作業結果のデータに基づき、施工物の施工モデルを作成することを特徴とする施工モデル作成方法。
  2. 建築現場にて作業員が工具で施工作業を行った作業結果の位置座標を記憶した作業結果データベースと情報の送受信を行って、
    (A)前記作業結果データベースから、作成対象となる施工物のモデル作成に必要な前記作業結果を抽出するステップと、
    (B)前記Aステップで抽出した抽出作業結果から、モデルを作成するステップと、
    (C)前記Bステップで作成したモデルの確定要素を前記施工物の施工モデルとして施工モデルデータベースに記憶するステップと、
    を備えることを特徴とする施工モデル作成方法。
  3. 請求項2に記載の施工モデル作成方法において、さらに、部材の形状パターンに関するデータが記憶された部材形状データベースと情報の送受信を行って、
    前記Bステップにおいて、前記部材形状データベースを参照し、作成対象となる前記施工物の部材形状に応じて、モデルを作成する
    ことを特徴とする施工モデル作成方法。
  4. 請求項3に記載の施工モデル作成方法において、前記部材形状データベースに記憶された形状パターンに基づき、前記Bステップにおいて、少なくとも、直線形状、四角形状、または円形状のモデルを作成する
    ことを特徴とする施工モデル作成方法。
  5. 請求項2に記載の施工モデル作成方法において、さらに、設計図面から得られる部材の座標データが記憶された図面データベースと情報の送受信を行って、
    前記Aステップにおいて、前記図面データベースを参照し、前記設計図面にある前記作成対象となる施工物の座標を基に、前記作業結果を抽出する
    ことを特徴とする施工モデル作成方法。
  6. 請求項2~5のいずれかに記載の施工モデル作成方法において、さらに、
    前記Bステップにおいて、ある作成処理に馴染まない作業起点を前記抽出作業結果から除外し、前記Cステップで特異点として記憶して、
    前記特異点を新たな抽出作業結果として、再帰的にモデル作成処理を行う
    ことを特徴とする施工モデル作成方法。
  7. 請求項2~5のいずれかに記載の施工モデル作成方法において、
    前記作業結果データベースは、少なくとも、作業時刻,作業者,または工具の属性情報を記憶し、前記Aステップにおいて、前記属性情報によって前記作業結果を抽出する
    ことを特徴とする施工モデル作成方法。
  8. (D)請求項2に記載の施工モデルデータベースから検査対象モデルを選択するステップと、
    (E)設計図面から得られる部材の座標データおよび確認内容データが記憶された図面データベースと情報の送受信を行って、前記検査対象モデルの確認内容を選択するステップと、
    (F)前記検査対象モデルの構成要素と前記設計図面にある構成要素を対応付けるステップと、
    (G)前記検査対象モデルの構成要素が、対応付けられた前記設計図面の構成要素の前記確認内容を満たしているか確認するステップと、
    (H)前記Gステップが満たされていない場合は、作業不備を通知するステップと、
    を有することを特徴とする施工検査方法。
  9. 建築現場にて作業員が工具で施工作業を行った作業結果の位置座標を記憶した作業結果データベースと、
    前記作業結果データベースから、作成対象となる施工物のモデル作成に必要な前記作業結果を抽出する作業結果抽出部と、
    前記作業結果抽出部による抽出作業結果から、モデルを作成するモデル作成部と、
    前記モデル作成部が作成したモデルの確定要素を前記施工物の施工モデルとして記憶させるモデル確定部と、
    前記モデル確定部により確定された前記施工モデルを記憶する施工モデルデータベースと、
    を備えることを特徴とする施工モデル作成システム。
  10. 請求項9に記載の施工モデル作成システムにおいて、さらに、部材の形状パターンに関するデータが記憶された部材形状データベースを備え、
    前記モデル作成部は、前記部材形状データベースを参照し、作成対象となる前記施工物の部材形状に応じて、モデルを作成する
    ことを特徴とする施工モデル作成システム。
  11. 請求項9に記載の施工モデル作成システムにおいて、さらに、設計図面から得られる部材の座標データが記憶された図面データベースを備え、
    前記作業結果抽出部は、前記図面データベースを参照し、前記設計図面にある前記作成対象となる施工物の座標を基に、前記作業結果を抽出する
    ことを特徴とする施工モデル作成システム。
  12. 請求項9~11のいずれかに記載の施工モデル作成システムにおいて、さらに、前記モデル作成部のあるモデル作成処理に馴染まない作業起点を前記抽出作業結果から除外して特異点として取り扱う特異点処理部を備える
    ことを特徴とする施工モデル作成システム。
  13. 請求項9~12のいずれかに記載の施工モデル作成システムによって作成された前記施工モデルデータベースから検査対象モデルを選択し、設計図面から得られる部材の座標データおよび確認内容データが記憶された図面データベースから前記確認内容を選択し、前記検査対象モデルの構成要素と前記設計図面の構成要素を対応付けて、前記検査対象モデルの構成要素が対応付けられた前記設計図面の構成要素の前記確認内容を満たしているか確認し、満たされていない場合は作業不備を通知するモデル検査部を備えることを特徴とする施工検査システム。
  14. 請求項1~7のいずれかに記載の施工モデル作成方法を、コンピュータプログラムで記載し、それを実行可能にしたことを特徴とする施工モデル作成プログラム。
  15. 請求項8に記載の施工検査方法を、コンピュータプログラムで記載し、それを実行可能にしたことを特徴とする施工検査プログラム。
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