JP2022006169A - 著作権マネージメントシステム及びサーバー装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この発明はその様な問題点に鑑みて成されたものであり、その主目的は、ITを利用して、著作物の創作・利用・使用に係わる複数の関係者が互いに協力・補完し合って所定の著作物の創作・利用・使用を実現する著作権ビジネスの展開に於いて、後々に当該所定の著作物に関して著作権の帰属主体問題或いは利用等の契約上の争いというトラブルが生じるのを予防し得ると共に、現に生じたトラブルを解決し得るシステムを提供する点にある。
本実施の形態では、共に著作物の創作・利用・使用に係わる第1関係者及び第2関係者が、ITを用いたマッチング処理を通じて、互いに協力し合って音楽の著作物等の「種々の著作物」(所定の著作物)の創作・利用・使用を実現するための「著作権マネージメントシステム」の構成・動作・利点(効果)について記載する。
図1は、本実施の形態に係る著作権マネージメントシステム100の構成を模式的に示すブロック図である。又、図2は、図1に示されるクラウドサーバー装置1の内部構成を模式的に示すブロック図である。
A-0:前提
先ず、著作権マネージメントシステム100の運営者・管理者は、双方共に著作物の創作・利用・使用に係わる第1関係者及び第2関係者が、ITを用いたマッチング処理を通じて、互いに協力し合って音楽の著作物等の所定の著作物の創作・利用・使用を実現するための著作権マネージメントシステムの広告を行う。そこでは、運営者・管理者は、何らかの態様で以って著作物の創作・利用・使用に係わる、全ての著作物のジャンルに属する各関係者に発信して、登録を呼びかける宣伝手法(ツール)が利用される。例えば、チラシ又は音楽・アニメ等の各著作物関係の雑誌上の広告欄に、或いは、インターネット上の各種のWEBサイト上の広告欄又はSNSや動画サイト上の広告欄に、著作権マネージメントシステム100に関する上記広告が掲載される。当該広告欄には、著作権マネージメントシステム100のサーバー3上の登録サイトのURL(住所)の表記が記載され、又は/及び、サーバー3上の登録サイトの上記URLを与えるQRコード(登録商標)が表示されている。更に、当該広告欄には、例えばGoogle Play(登録商標)の様な外部サーバー20に於けるアプリケーションソフトウェア20Aが格納されているWEBサイトのURLの表記又は/及び検索用語が記載され、又は/及び、上記WEBサイトのURLを与えるQRコード(登録商標)が表示されている。
著作物の創作・利用・使用に係わる関係者として、「実演家」であるM国のボーカリストは、著作権マネージメントシステム100を通じてボーカリストとしての著作物の実演の機会を与えてくれる者を求めるべく、自己のスマートフォン5を操作して、ボーカリストに関する以下の各種の情報(「ボーカリスト登録情報」という。)をクラウドサーバー装置1に登録する手続を行う。
今、著作物の創作・利用・使用に係わる第1関係者又は第2関係者として、主として楽曲のメロディー(「ソングライター」の場合は「歌詞」を含む。又、「クラシック音楽」の場合には「編曲」も含む。)の「著作者」である「作曲家等」を考える。そして、当該作曲家等が、著作権マネージメントシステム100を通じて、音楽の著作物の創作・実演に係わる「作詞家」・「編曲家」・「演奏家」・「翻訳家」等の各アーティストと協力・補完し合って、或る言語の歌詞を含む音楽の著作物(「所定の著作物」に該当。)を創作し、当該音楽の著作物の創作・実演に係わる「音楽ユニット」を構成したいと、考える。そこで、作曲家等は、自己のスマートフォン7を操作して、作曲家等に関する以下の各種の情報(「作曲家等登録情報」という。)をクラウドサーバー装置1に登録する手続を行う。
今、著作物の創作・利用・使用に係わる第1関係者又は第2関係者として、種々のアーティスト同士の協力・補完によって或る著作物の創作・利用・使用を行う「著作者ユニット」を構成して、著作権ビジネスを行うことを希望する団体を考える。例えば、団体は、著作権マネージメントシステム100を通じて、音楽の著作物の創作・利用・実演に係わる「作曲家」・「作詞家」・「編曲家」・「演奏家」・「ボーカリスト」・「翻訳家」等の各アーティストを集めて、これらのアーティストを互いに協力・補完させることで、或る言語の歌詞を含む音楽の著作物(「所定の著作物」に該当。)の創作を実現し、当該音楽の著作物の創作・利用・実演に係わる「音楽ユニット」を構成したいと、考える。そこで、当該団体は、団体用コンピュータ14を操作して、当該団体に関する以下の各種の情報(「団体登録情報」という。)をクラウドサーバー装置1に登録する手続を行う。
その他の著作物の創作・利用・使用に係わる関係者(第1関係者又は第2関係者)、例えば、作詞家、音楽の歌詞・小説内の文章等の言語の著作物を自己が翻訳し得る言語に翻訳する翻訳者、編曲家、演奏家、漫画家、小説家、シナリオライター等のアーティスト等は、著作物の創作・利用・使用に関して他者とマッチングする際に必要となる登録情報を、既述の図3乃至図4に例示された登録過程と同様に、クラウドサーバー装置1に登録する。それらの登録過程の記載の詳述は、既述の登録過程の記載を援用することで割愛される。
大要;
第1関係者用の電子計算機は、インターネットを介して取得したアプリケーションソフトウェアの駆動後にクラウドサーバー装置から第1関係者用電子計算機に送信されて来る第2関係者登録情報信号の画面上の表示に基づいて、第2関係者と共に所定の著作物の創作・利用・使用を実現することを希望する、第1関係者のマッチング意思表示を与えるマッチング信号を、クラウドサーバー装置へと送信する。本実施の形態では、当該マッチング過程の一例として、所定の著作物に該当する「音楽の著作物」を創作し、これを利用し且つ使用するための「音楽ユニット」を構成するために、作曲家等(第1関係者)が、当該音楽ユニット構成の主体・促進者として、著作権マネージメントシステム100を通じて、M国のボーカリスト(第2関係者)に対して当該音楽の著作物の歌手(実演家)に成らないかを提案するマッチング過程を記載する。本手続過程の詳細は次の通りである。
尚、作曲家等用スマートフォン7は、上記のネイティブアプリ20Aの利用に代えて、(1)インストールが不要で且つインターネットを利用してブラウザ上から能動的に操作可能な、クラウドサーバー装置1により提供される「WEBアプリ(WEBアプリケーション)」を利用することで、当該作曲家等の能動的な操作に基づいて、マッチング過程以降の各過程を能動的に進めていくこととしても良い。又は、作曲家等用スマートフォン7は、上記のネイティブアプリ20Aの利用に代えて、(2)アプリストアよりダウンロード・インストールされて成る「ハイブリッドアプリ(ハイブリッドアプリケーション)」を利用することで、当該作曲家等の能動的な操作に基づいて、マッチング過程以降の各過程を能動的に進めていくこととしても良い。又は、作曲家等用スマートフォン7は、上記のネイティブアプリ20Aの利用に代えて、(3)基本的にユーザー側によるダウンロード・インストールの作業は不要ではあるが、通常はアプリストアに登録された上で当該アプリストアからユーザー側の作業によって端末機器にダウンロード・インストールされる「PWA(Progressive Web Apps)」を利用することで、当該作曲家等の能動的な操作に基づいて、マッチング過程以降の各過程を能動的に進めていくこととしても良い。尚、PWAは、ネイティブアプリケーションの様に動作するWEBアプリケーションであり、オフラインでも動作し、且つ、プッシュ通知等の機能も可能とする。或いは、作曲家等用スマートフォン7又は当該作曲家等は、上記のネイティブアプリ20Aの利用に代えて、(4)当該作曲家等の能動的な操作に基づいて、クラウドサーバー装置1のサーバー3上のマッチングサイト等の環境提供(プラットフォームの提供)を受けることで、マッチング過程以降の各過程を能動的に進めていくことも可能である。ここで、「プラットフォーム」とは、一般ユーザー側から見得る部分を考量しつつ、クラウドサーバー装置1側に於いてプログラミング等の処理を行うことで生成されるシステムを組んで成り、ネット接続可能な端末機器により操作可能となるもの、或いは、その様なアプリを実行するためのOS等のソフトウェア及び当該ソフトウェアで実行制御されるハードウェアを備えて成り且つ当該作曲家等の能動的な操作に基づいてネット接続可能・処理実行可能な専用の端末機器である。上記「プラットフォーム」としては、サービス型プラットフォーム、クラウド型プラットフォーム、クロス(マルチ)型プラットフォーム、Webサイト(サービス)型プラットフォーム、又は、ポータルサイト型プラットフォーム(ポータルプラットフォーム等)等が、適用可能である。
作曲家等用スマートフォン7より上記の「マッチング信号」を受信したサーバー3のマッチングサイトは、インターネット50を介して、マッチング相手とされたM国の各々のボーカリスト(第2関係者に該当。)が保有するボーカリスト用スマートフォン5(第1関係者用電子計算機に該当。)へマッチング伝達信号を送信する。即ち、図7(a)に示される様に、サーバー3のマッチングサイトは、上記マッチング信号の受信に応じて、当該作曲家等からのマッチングの意思表示、及び、サーバー3上のマッチングサイトのURLを与える「マッチング伝達信号」を、eメール信号として、マッチング相手のM国の各ボーカリストのボーカリスト用スマートフォン5へ送信する。
上記マッチング伝達信号(eメール信号)を受信したM国の各ボーカリストのボーカリスト用スマートフォン5は、当該eメールの内容を見た当該ボーカリスト側のクリック操作に応じて、サーバー3のマッチングサイトの上記URLに基づいて、サーバー3のマッチングサイトにアクセスする。このアクセスに応じて、サーバー3のマッチングサイトより送信される信号がボーカリスト用スマートフォン5のディスプレイSPD上に表示される画面を示す図が、図7(b)である。この図7(b)に示される画面の上部に於ける「詳細」の欄には、当該ボーカリストとのマッチングを希望している当該作曲家等の作曲家等登録情報の全て(動画像・静止画像等を含む。)が表示されている。そして、図7(b)に示される画面の中央部には、マッチング相手とされた当該ボーカリスト側が上記作曲家等登録情報に基づき当該作曲家等からのマッチング意思表示を受け入れるか否かの当該ボーカリスト側の判断を成した上で当該意思表示を示すための「マッチング回答ボタン」(YES,NO)が表示されている。更に、図7(b)に示される画面の下部に於ける「詳細」の欄には、当該ボーカリスト側の判断が「NO」である場合の理由が書き込まれる。この下部の「詳細」の欄への書込みについては、予め用意されたコメントを選択する仕組みが取り入れられても良い。
サーバー3のマッチングサイトは、「YES」の回答を与えるマッチング回答信号の受信に応じて、(1)「YES」の回答信号、及び、(2)「会議ルームアクセス信号」を、eメール信号として、送信する。ここで、上記(2)の「会議ルームアクセス信号」とは、当該作曲家等と相手先のM国の或るボーカリストとが、サーバー3上の「会議ルーム」のサイトに於いて、互いに協力・補完し合って音楽の著作物(所定の著作物に該当。)の創作・利用・使用の実現に向けての交渉(その際の音楽の著作物に係わる各著作権の帰属主体の明確化・記載化の交渉を含む。)(以下、単に「上記交渉」という。)を行うための場所である上記会議ルームのサイトにアクセスするために必要な信号である。即ち、サーバー3のマッチングサイトは、「YES」の回答である旨を示すと共に、会議ルームのサイトのURL及び会議ルームのサイトに入室するための当該作曲家等と相手先のM国の或るボーカリストとに共通の鍵の情報(鍵情報)を与える会議ルームアクセス信号(eメール信号)を、インターネット50を介して、作曲家等用スマートフォン7のメールアドレスへ送信する。加えて、サーバー3のマッチングサイトは、上記会議ルームのサイトのURL及び会議ルームのサイトに入室するための当該作曲家等と相手先のM国の或るボーカリストとに共通の鍵の情報(鍵情報)を与える会議ルームアクセス信号(eメール信号)を、インターネット50を介して、対応するボーカリスト用スマートフォン5のメールアドレスへ送信する。会議ルームは、インターネット50を介したビデオ会議システム・チャットシステム・伝言デジタルシステム等の双方向通信可能なシステム構築であるが、リアルタイム相互通信システムに限られる必要性はないものとする。尚、伝言デジタルシステムについては、音声・テキスト・映像のメッセージ等が可能であり、又、期限・時限型の自動消滅型に限られることもない。加えて、本実施の形態に係る著作権マネージメントシステム100及びクラウドサーバー装置1は、サーバー3上の会議ルームのサイトに於いて、インターネット50を介したビデオ会議システム・チャットシステム・伝言デジタルシステム等の全てを完備しなくとも良い。
サーバー3のマッチングサイトは、M国の或るボーカリストからの「NO」の回答を与えるマッチング回答信号の受信に応じて、当該M国の或るボーカリストの意思が「NO」である旨を与える信号、及び、その理由を与える信号を、eメール信号として、作曲家等用スマートフォン7のメールアドレスへ送信する。或いは、サーバー3のマッチングサイトは、理由無しで、単に当該M国の或るボーカリストの意思が「NO」である旨を与える信号のみを作曲家等用スマートフォン7のメールアドレスへ送信しても良い。或いは、サーバー3のマッチングサイトは、何らのeメール信号を送信しないとしても良い。
サーバー3のマッチングサイトより「YES」の回答信号及び会議ルームアクセス信号のeメールを受信した作曲家等用スマートフォン7は、上記会議ルームアクセス信号が与える会議ルームのサイトのURLに基づいて、サーバー3上の会議ルームのサイトにアクセスする。斯かるアクセスに応じて、サーバー3の会議ルームのサイトは、少なくとも作曲家等に既に付与されている会員番号、ID及び共通の鍵情報を入力する画面を与える信号を作曲家等用スマートフォン7へ送信する。この場合、既に登録されている当該作曲家等のパスワード等の他の情報をも入力させる画面が付加されても良い。そこで、当該作曲家等の情報入力操作に応じて、作曲家等用スマートフォン7は、少なくとも当該作曲家等の会員番号、ID、(パスワード)及び共通の鍵情報を与える「第1会議ルームアクセス信号」を、インターネット50及びルーター2を介して、サーバー3上の会議ルームのサイトへ送信する。
サーバー3のマッチングサイトより会議ルームアクセス信号のeメールを受信したボーカリスト用スマートフォン5は、上記会議ルームアクセス信号が与える上記会議ルームのサイトのURLに基づいて、サーバー3上の会議ルームのサイトにアクセスする。斯かるアクセスに応じて、サーバー3の会議ルームのサイトは、少なくともM国の或るボーカリストに既に付与されている会員番号、ID及び共通の鍵情報を入力する画面を与える信号を当該或るボーカリストのボーカリスト用スマートフォン5へ送信する。そこで、当該或るボーカリスト側の情報入力操作に応じて、ボーカリスト用スマートフォン5は、少なくとも当該或るボーカリストの会員番号、ID及び共通の鍵情報を与える「第2会議ルームアクセス信号」を、インターネット50及びルーター2を介して、サーバー3上の会議ルームのサイトへ送信する。この場合も、既に登録されている当該或るボーカリストのパスワード等の他の情報をも当該或るボーカリスト側に入力させるための画面が、付加されても良い。
概要;作曲家等用電子計算機及びM国の或るボーカリスト用電子計算機の各々は、クラウドサーバー装置1の専用の会議ルームのサイト(共有画面)上に於いて相手方とリアルタイムで上記交渉を行うための、自己の意思表示を与える「交渉信号」を、上記交渉の交渉段階に応じて、逐一、インターネットを介して、クラウドサーバー装置1の上記会議ルームのサイトへ送信する。ここで、会議ルームは、インターネット50を介したビデオ会議システム・チャットシステム・伝言デジタルシステム等の双方向通信可能なシステム構築であるが、リアルタイム相互通信システムに限られる必要性はないものとする。尚、伝言デジタルシステムについては、音声・テキスト・映像のメッセージ等が可能であり、又、期限・時限型の自動消滅型に限られることもない。加えて、本実施の形態に係る著作権マネージメントシステム100及びクラウドサーバー装置1は、サーバー3上の会議ルームのサイトに於いて、インターネット50を介したビデオ会議システム・チャットシステム・伝言デジタルシステム等の全てを完備しなくとも良い。
サーバー3の会議ルームのサイトは、当該作曲家等とM国の当該ボーカリスト間の上記交渉の各交渉段階に於ける交渉内容をデータベース4内に保存乃至記録する。即ち、サーバー3は、両者間の上記交渉の各交渉段階に於いて作曲家等用スマートフォン7及びボーカリスト用スマートフォン5の双方より受信する、当該作曲家等側の交渉信号及びM国の当該ボーカリスト側の交渉信号の各々を、作曲家等特定信号及びボーカリスト特定信号と関連付けて、上記交渉の履歴事項情報(交渉内容)を与える信号(音楽の著作物に係わる各著作権の帰属主体が誰であるかを明確化する情報を含む。)として、データベース4内に順次に保存乃至記録する。その結果、当該作曲家等とそのマッチング相手先のM国の当該ボーカリスト間の上記交渉の各段階に於ける、会議ルームの画面上にリアルタイムで表示される両者の意思表示の全てが、履歴事項情報(交渉内容)として、データベース4内に保存・記録される。例えば、図8に例示される交渉内容の全てが、「履歴事項情報」として、データベース4内に保存される。その場合、図8の両者M,Eの両会員番号、両ID及び両パスワード等(作曲家等特定信号・ボーカリスト特定信号)と関連付けられた交渉信号のデータ全て乃至は履歴事項情報のデータ全ては、所定の期間内、データベース4内に保存される。既述の通り、データベース4内に保存・記録される交渉信号のデータ乃至は履歴事項情報のデータには、映像、ビデオ、画像(動画像,静止画像)、又は、音声も含まれる。
サーバー3の会議ルームのサイト上での当該作曲家等とM国の当該ボーカリスト間の上記交渉の結果、交渉が物別れ(不合意)となった場合には、当該作曲家等又は相手方のM国の当該ボーカリストは、作曲家等用スマートフォン7のディスプレイSPD又はボーカリスト用スマートフォン5のディスプレイSPD上の画面内の「不成立」釦(図8参照。)に、タッチ等の選択の操作をする。このタッチ等の選択の操作による信号に応じて、サーバー3は、当該専用の会議ルームのサイトの画面を消去する信号を、ルーター2及びインターネット50を介して、作曲家等用スマートフォン7及びボーカリスト用スマートフォン5に送信する。と共に、サーバー3は、図8の両者M,Eの両会員番号等に関連付けられてデータベース4内に保存されている交渉信号のデータ全て乃至は履歴事項情報のデータ全てを破棄乃至は抹消する処理を実行する。尚、本実施の形態に於いては、サーバー3の会議ルームのサイト上での当該作曲家等とM国の当該ボーカリスト間の上記交渉が「合意」する場合とは、両者M,Eが共に図8に例示された「合意」の釦をタッチ等により選択操作をした場合である。
更に詳述すれば、
ア)署名のデジタルデータ又は署名及び押印(捺印)の両デジタルデータが覚書(契約書)・後述する確認書・メモ書き等の「契約書に相当する法的証拠書面」等の該当文書のデジタルデータ内に含まれて成る法的証拠データが、「両者署名済み」の覚書(契約書)を与える「覚書情報信号」のデジタルデータとしてクラウド上で生成されてデータベース内に記録・保存される場合、及び、
イ)声認証(音声声紋),指紋・掌紋認証,指静脈認証,顔認証,アイリス(虹採)認証,耳音響認証等の各生体認証技術、XR,8K以上の超高精細映像,ホログラム(3Dホログラム、アバター(自分の分身となるキャラクター)等。),AI等の各技術の活用によって、第1及び第2関係者の各当事者本人の生体認証データ(声認識,顔認識等。)が、当事者間の約定及び契約決済情報データ(収録映像・収録音声・画像・テキスト等。)並びに覚書(契約書)又は「契約書に相当する法的証拠書面」等の該当文書のデータに紐付けされて成る法的証拠データが、「両者署名済み」の覚書(契約書)を与える「覚書情報信号」のデジタルデータとして、クラウド上で生成されてデータベース内に記録・保存される場合が有る。
従って、留意すべき点として、本実施の形態では、「両者署名済み」の覚書(契約書)を与える「覚書情報信号」に於ける「両者署名済み」という用語乃至は概念は、上記のア)に該当する場合の他、上記イ)に該当する場合をも含む、広義の意味で捉えられることとなる、即ち、広義の「両者署名済み」を指す。以下の記載では、上記広義の「両者署名済み」という用語、又は、単に、「両者署名済み」という用語が、用いられる。ここで、図9に例示されている「覚書」(契約書)のデータには、音楽の著作物を構成する著作権の内で、「作曲」の著作権に関する著作者は当該作曲家等(作曲者)であり、実演家に係わる著作権の帰属主体である実演家はM国の当該ボーカリストである旨が、明示されている。
その上で、サーバー3内の覚書情報のサイトは、「覚書」(契約書)の各契約内容・音楽の著作物を構成する各著作権の帰属主体の記載を与える「覚書情報信号」(覚書整理番号を含む。)を、eメール信号に添付するファイルの信号として、ルーター2及びインターネット50を介して、作曲家等用スマートフォン7及びボーカリスト用スマートフォン5の各々のメールアドレスに送信する。このeメール信号の受信によって、作曲家等用スマートフォン7及びボーカリスト用スマートフォン5の各々は、添付ファイルより「覚書」(契約書)をアウトプットし、当該作曲家等及びM国の当該ボーカリストは、共に、アウトプットされた乃至は印刷された当該覚書を当該契約の証拠資料(契約書)として保持することとなる。或いは、サーバー3内の覚書情報のサイトは、「覚書情報信号」(覚書整理番号を含む。)が与える「覚書」(契約書)の契約内容・音楽の著作物を構成する各著作権の帰属主体の記載をeメールの本文の文章として直接に記載したeメール信号を、ルーター2及びインターネット50を介して、作曲家等用スマートフォン7及びボーカリスト用スマートフォン5の各々のメールアドレスに送信しても良い。この場合には、作曲家等用スマートフォン7及びボーカリスト用スマートフォン5の各々は、受信したeメール信号が与えるeメールの本文の文章を契約書として端末7,5内に保存し、又は、当該eメールの本文の文章を印刷された契約書の文書としてアウトプットする。或いは、サーバー3内の覚書情報のサイトは、「覚書情報信号」(覚書整理番号を含む。)が与える「覚書」(契約書)の各契約内容・音楽の著作物を構成する各著作権の帰属主体が記載されたファイル(例えばpdfファイル。)を保有するサイトのURL(位置情報)を与えるeメール信号を、ルーター2及びインターネット50を介して、作曲家等用スマートフォン7及びボーカリスト用スマートフォン5の各々のメールアドレスに送信しても良い。この場合には、作曲家等用スマートフォン7及びボーカリスト用スマートフォン5の各々は、eメール信号が与える上記URLのサイトにアクセスして、当該サイトより「覚書」(契約書)の各契約内容・音楽の著作物を構成する各著作権の帰属主体が記載された上記ファイルをダウンロードして各端末7,5内に上記ファイルを契約書として保存する。これにより、当該作曲家等及びM国の当該ボーカリストは、共に、対応する各端末7,5内に、「覚書」(契約書)のデータを保存・保持することが出来る。尚、サーバー3は、M国の当該ボーカリストとの間で「覚書」を作成するまでに至った当該作曲家等の会員番号等の情報を与える信号を、合意回数を与える信号の一つとして、データベース4の「登録情報」の内の「ボーカリスト登録情報」内に保存する。この合意回数は、M国の当該ボーカリストの将来性を示す指針ないしパロメーターの一つと成る。又、この時点では、上記の覚書整理番号のデータ乃至は情報は、既述の作曲家等特定信号及びボーカリスト特定信号の各々に含まれるデータ乃至は情報の一つとなる。
当該作曲家等側と本システム100を介して音楽ユニットの構成に関する上記契約を締結したM国の当該ボーカリストは、当該音楽ユニットの主催者たる当該作曲家等側と比較して実質的に見て弱い一方当事者であるとも言える。そのため、M国の当該ボーカリストは、例えば、当該音楽ユニットの破綻・解散等に伴う自己の著作権(実演家権)の帰属の不明確等の、上記契約の履行の前後・履行時に於ける契約上のトラブルに巻き込まれる可能性が有り得る。その様なトラブルに於いては、M国の当該ボーカリスト側から当該音楽ユニットの主催者たる作曲家等側に対して自己がボーカリストとしての権利の帰属主体である旨等の抗議を申し立てて、M国の当該ボーカリストは問題の解決を図る必要がある。その際に、M国の当該ボーカリストは、当該音楽ユニットに於ける「ボーカリスト」と成るために行った交渉の各段階での両当事者の意思表示の全内容及び両当事者間で合意の上交わした覚書(契約書)を締結済みの当該契約の証拠として保持して、相手側の作曲家等側に自己の主張を裏付ける証拠として提示することが出来れば、M国の当該ボーカリストにとっては有難いことである。本システム100は、その様な契約上のトラブルにも対処可能な、以下の情報送信機能を有する。
E;上記音楽ユニットの構成・構築のための、当該作曲家等からその他の第2関係者へのマッチング過程及び契約締結過程等
1)或る小説家が他の小説家と協力・補完し合って言語の著作物である「小説」(各人の持分・寄与が明確化される小説又は共同著作物としての小説)を創作する際に、本システム100を利用して各マッチング・契約交渉・最終合意による覚書作成・契約締結に至る過程を行っても良い。この場合には、当該或る小説家(第1関係者)の小説家用スマートフォン12(図1)が「第1関係者用電子計算機」と成り、当該他の小説家(第2関係者)の小説家用スマートフォン12が「第2関係者用電子計算機」と成る。或いは、言語の著作物の創作・利用・使用に係わる出版会社等の様な団体(第1関係者)が複数の小説家を用いて各小説家同士が協力・補完し合って乃至は共同し合って「小説」を創作してもらう企画・事業化を行う際に、当該団体用コンピュータ14(図1)が「第1関係者用電子計算機」として本システム100を利用することも有り得る。この場合には、各小説家(第2関係者)の小説家用スマートフォン12(図1)が「第2関係者用電子計算機」と成る。これらの場合に於ける本システム100上での各マッチング・契約交渉・最終合意による覚書作成・契約締結に至る過程の動作・手順は、作曲家等とM国のボーカリストとの間での既述の動作・手順と同等であるので、それらの記載及び関係する図面が説明として援用される。
(1)本システム100を通じて成立した、第1関係者が第2関係者と共に所定の著作物の創作・利用・使用を実現するための契約の履行の段階或いは履行の前後乃至は斯かる所定の著作物を用いた著作権ビジネスの展開に於いて、当該所定の著作物を成す各著作権の権利者(著作者)が誰で有るのか、或いは、当該所定の著作物の実演家は誰で有るのかという著作権の帰属主体の問題で揉め事が生じる場合が有る。又は、上記契約に基づいた所定の著作物の創作・利用等に関して、当該契約条項の定めが不明確であるがために、上記契約上の争いというトラブルが当事者間で生じる場合もある。この点、本システム100に於いては、既述の通り、第1関係者及び第2関係者は、クラウドサーバー装置1上に於いて、「契約の成立・契約の内容」或いは「契約の成立・契約の内容及び権利帰属主体」を証明する作用を呈する、押印無し又は押印有りの「契約書」或いは押印無し又は押印有りの後述の「確認書」等の様な「契約書に相当する証拠書面」を与えるデータを電気信号として生成して、当該データの電気信号をデータベース4内に記録・保存しておくことが出来る。既述の通り、覚書情報信号が与える最終的且つ広義の意味での両者署名済みの覚書(契約書)のデジタルデータ中には、両者の各押印のデータが無い乃至は存在しない場合のみならず、電子判子等の種々の捺印化技術を利用して両者の各押印のデータが最終的且つ両者署名済みの覚書(契約書)のデジタルデータ内に含まれていても良い。又、「両者署名済み」及び「押印無し」、又は、「両者署名済み」及び「押印有り」の覚書(契約書)のデジタルデータの生成・保存に関しては、インターネット等の通信インフラ回線に接続されている各種の端末機(スマートフォン、タブレット端末、パソコン等。)の画面等に第1関係者及び第2関係者が電子ペン等の電子ツール機器で又は電子ペン等及び電子印鑑等の電子ツール機器を使用して、電子署名をして成る又は電子署名及び電子押印して成る、デジタルデータとしての契約書である「覚書」を与える覚書情報信号を、クラウド上で生成して、データベース4内に保存することが出来る。加えて、上記広義の意味での「両者署名済み」の覚書(契約書)のデジタルデータのクラウド上での生成・保存に関して、生体認証技術の様な各種の認証技術とAI等との活用によって、例えば「当事者〇〇の「声」で以って契約文書番号〇〇号の契約書を承認しました。」と言う様なシーンの映像収録データ若しくは音声収録データと、当事者本人の生体認証データと、覚書内の詳細データ等とを、互いに紐付けて成る、約定のデジタルデータ(契約の成立・契約内容の特定の証と成る法的証拠デジタルデータ)を、「両者署名済み」の覚書情報信号として、クラウド上で生成・保存することが出来る。即ち、声認証(音声声紋),指紋・掌紋認証,指静脈認証,顔認証,アイリス(虹採)認証,耳音響認証等の各生体認証技術、XR,超高精細映像,ホログラム(3Dホログラム、アバター(自分の分身となるキャラクター)等。),AI等の各技術を活用して、第1及び第2関係者の各当事者本人の生体認証データ(声認識,顔認識等。)を、当事者間の約定及び契約決済情報データ(収録映像・収録音声・画像・テキスト等。)並びに覚書(契約書)・後述する確認書・メモ書き等の「契約書に相当する法的証拠書面」等の該当文書のデータに紐付けして成る法的証拠データの全てを、広義の意味での「両者署名済み」の覚書情報信号のデータとして、クラウド上で生成してデータベース内に保存・記録することが出来る。
よって、本システム100は、上記の様なトラブルの発生を未然に予防することが出来ると共に、現に生じたトラブルを有効に且つ的確に解決することが出来る。例えば、両当事者間の信頼関係の破綻等に起因して上記の著作権の帰属主体の問題の様な、何らかのトラブルが著作権ビジネスの展開に於いて上記契約の両当事者間に生じた場合を考える。この場合に於いて、トラブル解消の交渉を有利に展開したいと望む当事者の一方は、交渉段階での当事者間の各やり取りの又は/及び本システム100による双方の最終承諾済みの履歴をサーバー内に残すことが出来ると共に、所定の著作物に係わる各著作権の帰属主体が誰であるかを明確化する情報を含む、広義の意味での両者の署名済みの契約の覚書(契約書)のデータを、本システム100に対して開示要求することで、当該契約の成立及び当該契約内容を証明するための証拠として取得することが出来る。そのため、上記当事者の一方は、これらの取得済みデータを当事者の他方側に対して当該契約の証拠として提示しつつトラブル解消のための交渉を行うことが出来、当該トラブル解消交渉を自己に有利に進めることが十分に期待され得る。
新規の所定の著作物の創作・利用・使用を実現するための既述のマッチング・交渉・覚書(契約書)作成・契約締結の各過程に於ける情報伝達乃至は通信の方法・技術に関しては、1)第1関係者及び/又は第2関係者による文章(テキスト:文字・図形・図表等)より成るデータ又は口頭乃至は口述より成るデータの情報伝達・通信であっても良い。又は、2)第1関係者及び/又は第2関係者による音声・映像・画像の各データの利用による情報伝達・通信でも良い。或いは、3)8K以上の超高精細映像・5G/6G以上の大容量の高速通信回線・ホログラム(3Dホログラム、アバター等を含む。)・AI・XR(VR,AR,MR等を含む。)・人の五感(「五感」とは、視覚,聴覚の他,触覚,臭覚,味覚等の人間が感じ得る全感覚を言う。)により得られる情報の通信・量子コンピュータ等の種々の技術を駆使乃至は利用した情報伝達・通信であっても良い。そして、クラウドサーバー装置1は、AI等の技術を利用することで、第1関係者又は/及び第2関係者から口頭・口述により又は音声・映像・画像の各データの利用により伝達された情報を文章化・図形化等する処理を行って、文字化・図形化・図表化された各書面のデータの信号を、交渉中の各データ及び締結された契約内容を示す覚書(契約書)のデータの信号として生成・保存しても良い。例えば、第2関係者が、5G及び/又は6G以上の超高速通信スピードのネット上に於いて、3D映像を含む8K以上の超高精細映像、及び、ホログラム(3Dホログラム、アバター等を含む。),XR,AI等の技術を用いて展開し、第1関係者が、バーチャル化された第2関係者が映し出された8K以上の超高精細映像又は3Dホログラムの人物(動画)像(アバター等を含む。)との間に於いて所定の著作物の創作・利用・使用の交渉・契約締結を行いたいと希望して本システム100を利用する場合を考える。このときには、クラウド上で第1及び第2関係者の両者により信号として生成され且つ保存されている、何れも法的証拠データとなる第1及び第2関係者間での交渉内容及び覚書内容の各データに基づいて、第1関係者及び第2関係者は、成立・締結された契約の内容の明確化及び新規の所定の著作物の帰属主体の明確化を背景に、実にリアリティ感の溢れた環境の下で、所定の著作物の創作・利用・使用の交渉・契約締結をより確実に進行・展開していくことが出来る。その様な上記先端技術を用いて第1関係者及び第2関係者間で行われた交渉内容・覚書内容(契約内容)の各データも、本システム100の利用によって、予め且つ問題発生となる前の段階で未然に、クラウド上に於いて電気信号として明確に生成されて、データベース内に確実に保存される。既述の通り、広義の意味での「両者署名済み」及び「押印無し」、又は、広義の意味での「両者署名済み」及び「押印有り」の覚書(契約書)のデジタルデータの生成・保存に関しては、インターネット等の通信インフラ回線に接続されている各種の端末機(スマートフォン、タブレット端末、パソコン等。)の画面等に第1関係者及び第2関係者が電子ペン等の電子ツール機器で又は電子ペン等及び電子印鑑等の電子ツール機器を使用して、電子署名をして成る又は電子署名及び電子押印して成る、デジタルデータとしての契約書である「覚書」を与える覚書情報信号が、クラウド上で生成されて、データベース4内に保存されても良い。或いは、広義の意味での「両者署名済み」の覚書(契約書)のデジタルデータのクラウド上での生成・保存に関して、生体認証技術の様な各種の認証技術とAI等との活用によって、例えば「当事者〇〇の「声」で以って契約文書番号〇〇号の契約書を承認しました。」と言う様なシーンの映像収録データ若しくは音声収録データと、当事者本人の生体認証データと、覚書内の詳細データ等とを、互いに紐付けて成る、約定のデジタルデータ(契約の成立・契約内容の特定の証と成る法的証拠デジタルデータ)を、広義の意味での「両者署名済み」の覚書(契約書)を与える「覚書情報信号」としてクラウド上で生成・保存しても良い。即ち、声認証(音声声紋),指紋・掌紋認証,指静脈認証,顔認証,アイリス(虹採)認証,耳音響認証等の各生体認証技術と、XR,8K以上の超高精細映像,ホログラム(3Dホログラム、アバター(自分の分身となるキャラクター)等。),AI等の各技術を活用して、第1及び第2関係者の各当事者本人の生体認証データ(声認識,顔認識等。)が、当事者間の約定及び契約決済情報データ(収録映像・音声・画像・テキスト等。)並びに覚書(契約書)・後述する確認書・メモ書き等の「契約書に相当する法的証拠書面」等の該当文書のデータに紐付けして成る、法的証拠データの全てが、広義の意味での「両者署名済み」の覚書(契約書)を与える「覚書情報信号」として、クラウド上で生成されてデータベース内に記録・保存されても良い。
本実施の形態では、楽器演奏・声楽・バレー,ダンス,能楽等の様な舞踊・絵画・版画・写真・陶磁器の様な美術工芸品・習字・生け花等の、著作物を学習・創作・演奏又は歌唱等の実演をしてみたいと希望する、著作物の創作・利用・使用に係わる第1関係者(個人)が、著作権マネージメントシステム100を利用して、著作物の創作・利用・使用に関して教育・教授・指導・援助・レッスンしてくれる、著作物の創作・利用・使用に係わる第2関係者(個人・教室・バレー団等の様な団体)との間で、所定の著作物の創作・利用・使用を実現するためのマッチング・交渉・覚書作成・契約締結を行う場合が、展開・記載される。そこでは、第1関係者が第2関係者の所在地よりも遠隔の場所に居る場合に於けるマッチング・交渉等が典型的なケースである。勿論、近距離間でのマッチング・交渉等であっても良い。そこで、本実施の形態では、図1、図2、図3、図6、図7、図8,図9及び図10の開示内容、並びに、それらの図面に対応する実施の形態1に於ける既述の各記載が、援用される。本実施の形態では、図1に示される個人(学習者)用スマートフォン15が「第1関係者用電子計算機」として機能し、演奏家用スマートフォン10・団体用コンピュータ14等が「第2関係者用電子計算機」として機能する。尚、既存又は/及び新規の所定の著作物の創作・利用・使用を実現するためのマッチング・交渉・覚書作成・契約締結の各過程に於ける情報伝達乃至は通信の方法・技術に関しては、1)第1関係者及び/又は第2関係者による文章(テキスト:文字・図形・図表等)より成るデータ又は口頭乃至は口述より成るデータの情報伝達・通信であっても良い。又は、2)第1関係者及び/又は第2関係者による音声・映像・画像の各データの利用による情報伝達・通信でも良い。或いは、3)8K以上の超高精細映像(3D映像を含む。)・5G/6G以上の大容量の高速通信回線・ホログラム(3Dホログラム、アバター等。)・AI・XR(VR,AR,MR等を含む。)・人の五感(「五感」とは、視覚,聴覚の他,触覚,臭覚,味覚等の人間が感じ得る全感覚を言う。)により得られる情報の通信・量子コンピュータ等の種々の技術を駆使乃至は利用した情報伝達・通信であっても良い。そして、クラウドサーバー装置1は、AIの技術を利用することで、当事者たる当該第1関係者又は/及び第2関係者から口頭・口述により又は音声・映像・画像の各データの利用により伝達された情報を文章化・図形化等する処理を行って、文字化・図形化・図表化された各書面のデータの信号を、交渉中のデータ及び締結された契約内容を示す覚書(契約書)のデータの信号として生成・保存しても良い。例えば、スマートバーチャルスクール又はバーチャルカルチャーセンター等のバーチャル教室を、第2関係者が、ネット上に於いて、8K以上の超高精細映像(3D映像を含む。)及びホログラム(3Dホログラム、アバター等。)を用いて展開し、第1関係者が当該バーチャル教室に於いて所定の著作物の学習・利用・使用を行いたいと希望して本システム100を利用する場合を考える。このときには、クラウド上で第1及び第2関係者の両者により作成され且つ保存されている、何れも法的証拠データとなる第1及び第2関係者間での交渉内容及び覚書内容の各データに基づいて、第1関係者は、成立・締結された契約の内容の明確化及び新規の所定の著作物の帰属主体の明確化を背景に、より確実に、バーチャル教室であっても、実にリアリティ感の溢れた環境の下で、所定の著作物の学習・利用・使用を行うことが出来る。この点は、第1関係者がインターネット等の通信インフラに接続可能な端末機器(スマートフォン、タブレット端末、パソコン等。)さえ有していれば、在宅に於いても又は何処に於いても、同様に実現され得る点である。又、五感情報伝達技術(通信を含む。)の進展・展開によって、第1関係者は、第2関係者である教授・教師等からピアノのレッスンを受ける際には、ピアノの鍵盤を弾く指の力の加減等もリアリティに伝授されることとなる。その様な上記技術を用いた伝授方法の実現化に関する交渉内容・覚書内容(契約内容)のデータも、本システム100の利用によって、予め且つ未然に、クラウド上に於いて電気信号として明確に生成されて、データベース内に確実に記録・保存される。換言すれば、楽器演奏のレッスン伝授の方法に関する当事者間の諸々の約束事も、悉く、クラウド上に於いて、交渉内容・覚書内容(契約内容)のデータとして生成・記録・保持され得る。加えて、広義の意味での「両者署名済み」及び「押印無し」、又は、広義の意味での「両者署名済み」及び「押印有り」の覚書(契約書)のデジタルデータの生成・保存に関しては、インターネット等の通信インフラ回線に接続されている各種の端末機(スマートフォン、タブレット端末、パソコン等。)の画面等に第1関係者及び第2関係者が電子ペン等の電子ツール機器で又は電子ペン等及び電子印鑑等の電子ツール機器を使用して、電子署名をして成る又は電子署名及び電子押印して成る、デジタルデータとしての契約書である「覚書」を与える覚書情報信号が、クラウド上で生成されて、データベース4内に記録・保存されても良い。或いは、広義の意味での「両者署名済み」の覚書(契約書)のデジタルデータのクラウド上での生成・保存に関して、生体認証技術の様な各種の認証技術とAI等との活用によって、例えば「当事者〇〇の「声」で以って契約文書番号〇〇号の契約書を承認しました。」と言う様なシーンの映像収録データ若しくは音声収録データと、当事者本人の生体認証データと、覚書内の詳細データ等とを、互いに紐付けて成る、約定のデジタルデータ(契約の成立・契約内容の特定の証と成る法的証拠デジタルデータ)を、広義の意味での「両者署名済み」の覚書(契約書)のデジタルデータを与える「覚書情報信号」として、クラウド上で生成・保存しても良い。即ち、声認証(音声声紋),指紋・掌紋認証,指静脈認証,顔認証,アイリス(虹採)認証,耳音響認証等の各生体認証技術、XR,例えば8K以上の超高精細映像,ホログラム(3Dホログラム、アバター(自分の分身となるキャラクター)等。),AI等の各技術を活用して、第1及び第2関係者の各当事者本人の生体認証データ(声認識,顔認識等。)が、当事者間の約定及び契約決済情報データ(収録映像・音声・画像・テキスト等。)並びに覚書(契約書)・後述する確認書・メモ書き等の「契約書に相当する法的証拠書面」等の該当文書のデータに紐付けされて成る法的証拠データの全てが、広義の意味での「両者署名済み」の覚書(契約書)のデジタルデータを与える「覚書情報信号」として、クラウド上で生成されてデータベース内に記録・保存されても良い。
上記の記載より、本実施の形態によれば、以下の諸利点が得られる。即ち、著作物の創作・利用・使用に係わる第1関係者である地方在住の人が個人として楽器演奏等の学習をしたいと希望する場合であって、著作物の創作・利用・使用に係わる第2関係者(音楽等の教師・教授等)が都会等の遠隔地に居る場合であっても、著作物を受講・学習・利用する機会が第1関係者に対して十分に与えられ、地方の活性化に繋がり得る。特に、過疎化・若者の減少化が進んでおり、交通インフラが十分に整備仕切れていない地方の過疎地に於いては、その様な利点がもたらす影響は大である。換言すれば、モバイルネット(インターネット)を活用して、音楽、演劇、書道、絵画等の著作物等を指導教育することが十分に出来、そして、ネット端末さえ有れば何処でも、何時でも出会える・参加出来る・活動出来るインターネット上の在宅教授&リアルシステムの事業化が達成され得る。或いは、今からアート・クリエイト活動したい初心者乃至は今からアート・クリエイトシーンを更に深めたい人、逆に、アート・クリエイト活動を人々に広め教えたい人、或いは、その人等の集団(例えば、教室運営者、個人レッスン指導者等。)が、交流ポータルサイトに於いて、人と人とのマッチング・交渉・覚書作成・契約締結の実現を叶えることが出来る。文化振興事業団体等は、大都会、地方、或いは過疎地という様な如何なる場所シーンに於いても、インターネットを活用したバーチャル・リアリティな文化芸術シーンをアートしたい乃至はクリエイトしたい人と、逆にアート等を教えたい人とをマッチング出来るバーチャルカルチャーセンターとして機能し得るシステムを提供することが出来る。斯かるシステムに於いては、人と人との間の、又は、人と団体との間の、所定の著作物の創作・利用・使用に係わる契約内容が、そこで創作・展開される著作物に係る著作権の帰属主体の明確化と併せて、立証可能に明確に規定されて当該契約が締結されることとなる。特に、学習者である個人に教授される著作物が当該教授者又は第三者の専門家等により新たに創作されたものである場合には、当該著作物に係る著作権の帰属主体が後々に紛争の火種と成らない様に、当該学習者である個人と、当該教授者等側との間で、上記著作権の帰属主体が誰であるかを契約内容の一つとして明確に規定しておくことが可能となる。著作権の帰属主体と言う問題点は、個人が、例えばインターネット、ブルートゥース(登録商標)の利用、又はスキャン技術等の、種々の情報伝達技術を介したマッチングを通じて、アートの専門家との間で直接的に言語・美術・音楽等の著作物の創作を依頼して、出来上がった著作物を個人で鑑賞等を望む著作権ビジネスの展開のシーンに於いても、有効に解決され得る。又、覚書情報信号が与える最終的且つ両者署名済みの覚書(契約書)のデジタルデータ中に、両者の各押印のデータが無い場合のみならず、電子判子等の種々の捺印化技術を利用して両者の各押印のデータを最終的且つ両者署名済みの覚書(契約書)のデジタルデータ内に含めても良い。更に、広義の意味での「両者署名済み」及び「押印無し」、又は、、広義の意味での「両者署名済み」及び「押印有り」の覚書(契約書)のデジタルデータの作成・保存に関しては、インターネット等の通信インフラ回線に接続されている各種の端末機(スマートフォン、タブレット端末、パソコン等。)の画面等に第1関係者及び第2関係者が電子ペン等の電子ツール機器で又は電子ペン等及び電子印鑑等の電子ツール機器を使用して、電子署名をして成る又は電子署名及び電子押印して成る、デジタルデータとしての契約書である「覚書」を与える覚書情報信号を、クラウド上で生成して、データベース4内に保存することが出来る。加えて、広義の意味での「両者署名済み」の覚書(契約書)のデジタルデータのクラウド上での作成・保存に関して、生体認証技術の様な各種の認証技術とAI等との活用によって、例えば「当事者〇〇の「声」で以って契約文書番号〇〇号の契約書を承認しました。」と言う様なシーンの映像収録データ若しくは音声収録データと、当事者本人の生体認証データと、覚書内の詳細データ等とを、互いに紐付けて成る、約定のデジタルデータ(契約の成立・契約内容の特定の証と成る法的証拠デジタルデータ)を、広義の意味での「両者署名済み」の覚書(契約書)のデジタルデータを与える「覚書情報信号」として、クラウド上で生成・保存することが出来る。即ち、声認証(音声声紋),指紋・掌紋認証,指静脈認証,顔認証,アイリス(虹採)認証,耳音響認証等の各生体認証技術と、XR,超高精細映像,ホログラム(3Dホログラム、アバター(自分の分身となるキャラクター)等。),AI等の各技術を活用して、第1及び第2関係者の各当事者本人の生体認証データ(声認識,顔認識等。)が、当事者間の約定及び契約決済情報データ(収録映像・音声・画像・テキスト等。)並びに覚書(契約書)・後述する確認書・メモ書き等の「契約書に相当する法的証拠書面」等の該当文書のデータに紐付けされて成る法的証拠データの全てを、広義の意味での「両者署名済み」の覚書(契約書)のデジタルデータを与える「覚書情報信号」として、クラウド上で生成してデータベース内に保存・記録することが出来る。
本実施の形態では、或る地域の住民が、インターネットに接続可能なモバイル端末機器等のネット端末機器を利用して、クラウド上に於いて、当該地域の行政に携わる、省庁・役所・役場・行政機関へのコンサルタント業務に携わる民間企業(会社・団体・個人事業主)等の「団体」(地方公共団体等。)との間で、マッチング・交渉・覚書成立過程等を通じて、地域活性化対策・過疎化対策等の、当該地域行政に係わる政策(公共政策等。)に関するアイデアを、その著作権者として提言・提案していくための著作権マネージメントシステムが、展開される。即ち、当該地域の住民(個人)である第1関係者が、著作権マネージメントシステム100を利用して、クラウド上に於いて、当該地域行政に係わる政策(公共政策等。)に関するアイデアを上記団体である第2関係者に対して「文章」乃至は「口頭等」で提言・提案していく際の、当該政策(公共政策等。)のアイデアである言語上の著作物の創作・利用・使用を実現するためのマッチング・交渉・覚書作成・契約締結を行う場合が、展開・記載される。ここで、提言方法である上記の「口頭等」としては、1)第1関係者自身の口頭・口述による直接の「上記アイデアの伝達」(以下「情報伝達」という。)である他、2)第1関係者による音声・映像・画像の各データの利用による情報伝達でも良い。或いは、上記の「口頭等」の提言方法として、3)8K以上の超高精細映像・5G/6G以上の大容量の高速通信回線・ホログラム(3Dホログラム、アバター等。)・AI・XR(VR,AR,MR等を含む。)・人の五感(視覚,聴覚の他,触覚,臭覚,味覚等の人間が感じ得る全感覚を言う。)により得られる情報の通信・量子コンピュータ等の種々の技術を駆使乃至は利用した情報伝達であっても良い。例えば、行政への市民等による公共政策等の政策アイデアの提言・提案(マッチング下での交渉・覚書の作成・締結)の場に於いて、クラウドサーバー装置1が、3Dホログラム技術の利用による8K以上の超高精細映像画質の3D人物型ホログラムを用いる場合を考える。この場合、政策アイデアを提言する当該市民等は、バーチャルではあるが、一層のリアリティ感のある「対面」下に於いて、行政機関等に対して「情報伝達」を行っている感覚を有することとなり、以って、「分かりやすさ」及び「簡単化」なる上記提言・提案が実現される。そして、クラウドサーバー装置1は、AIの技術を利用することで、当該市民等から口頭により又は音声・映像・画像の各データの利用により提言・提案された公共政策等の政策アイデアを文章化・図形化等する処理を行って、文字化・図形化・図表化された各書面のデータの信号を、交渉中のデータ及び締結された契約内容を示す覚書(契約書)のデータの信号として作成・保存しても良い。加えて、広義の意味での「両者署名済み」及び「押印無し」、又は、広義の意味での「両者署名済み」及び「押印有り」の覚書(契約書)のデジタルデータの作成・保存に関しては、インターネット等の通信インフラ回線に接続されている各種の端末機(スマートフォン、タブレット端末、パソコン等。)の画面等に第1関係者及び第2関係者が電子ペン等の電子ツール機器で又は電子ペン等及び電子印鑑等の電子ツール機器を使用して、電子署名をして成る又は電子署名及び電子押印して成る、デジタルデータとしての契約書である「覚書」を与える覚書情報信号が、クラウド上で生成されて、データベース4内に保存されても良い。或いは、広義の意味での「両者署名済み」の覚書(契約書)のデジタルデータのクラウド上での作成・保存に関して、生体認証技術の様な各種の認証技術とAI等との活用によって、例えば「当事者〇〇の「声」で以って契約文書番号〇〇号の契約書を承認しました。」と言う様なシーンの映像収録データ若しくは音声収録データと、当事者本人の生体認証データと、覚書内の詳細データ等とを、互いに紐付けして成る、約定のデジタルデータ(契約の成立・契約内容の特定の証と成る法的証拠デジタルデータ)を、広義の意味での「両者署名済み」の覚書(契約書)のデジタルデータを与える「覚書情報信号」として、クラウド上で生成し保存しても良い。即ち、声認証(音声声紋),指紋・掌紋認証,指静脈認証,顔認証,アイリス(虹採)認証,耳音響認証等の各生体認証技術、XR,超高精細映像,ホログラム(3Dホログラム、アバター(自分の分身となるキャラクター)等。),AI等の各技術を活用して、第1及び第2関係者の各当事者本人の生体認証データ(声認識,顔認識等。)が、当事者間の約定及び契約決済情報データ(収録映像・音声・画像・テキスト等。)並びに覚書(契約書)・後述する確認書・メモ書き等の「契約書に相当する法的証拠書面」等の該当文書のデータに紐付けされて成る法的証拠データの全てが、広義の意味での「両者署名済み」の覚書(契約書)のデジタルデータを与える「覚書情報信号」として、クラウド上で生成されてデータベース内に記録・保存されても良い。そこで、本実施の形態では、図1、図2、図3、図5、図6、図7、図8、図9及び図10の開示内容、並びに、それらの図面に対応する実施の形態1に於ける既述の各記載が、援用される。本実施の形態では、図1に示される個人(学習者)用スマートフォン15が「第1関係者用電子計算機」として機能し、地方公共団体等の団体用コンピュータ14が「第2関係者用電子計算機」として機能する。
ア)当該住民(第1関係者)は当該団体(第2関係者)に対して当該地域行政に係わる公共政策等の政策に関するアイデアを現に提言・提案すること、対する団体等は現に提言・提案された上記政策に関するアイデアを真摯に検討すること、そして、
イ)当該提言・提案に係る公共政策等のアイデア(著作物)の著作権が当該住民に帰属する旨(著作物の創作・利用・使用に関する内容)を確認・確定することを、
両当事者間での交渉過程を通じて成立した両当事者間の当該契約の内容として明確に記載した、最終的且つ(広義の意味での)両者署名済みの覚書(一例として図9参照。)のデータを、法的証拠書面データとして機能する覚書情報信号として、取得する。
上記の記載より、本実施の形態によれば、クラウドのマッチングシステム上でのバーチャル役場又はバーチャル民間企業を通じて地域住民等から現に提言・提案される、その時代に即した、地域行政に係わる政策に関するアイデアが、実際に地方行政に於ける政策に反映される場合を見越して、斯かる公共政策等の政策学上のアイデア(著作物)が誰によって成されたものかを明確化することが出来る(地方公共団体等の団体との関係で。)。その結果、当該アイデアの出所の点が将来に於いて有耶無耶に成るという権利帰属主体に係わる問題点の発生の可能性を回避しておくことが出来る。特に、地域行政に係わる公共政策等の政策学上のアイデア(著作物)を現に(実際に)提言・提案した地域住民乃至は一市民たる第1関係者が、その立場が比較的に弱いが為に、民間の地域開発業者(建築会社、不動産会社、まちづくり会社。)又は行政機関に対するコンサルティング業務を担う者等によって上記アイデアを盗用されて当該民間の地域開発業者等から不当な扱いを受け得る可能性を予め防止しておくことが出来る(トラブル抑止)。又、覚書情報信号が与える最終的且つ両者署名済みの覚書(契約書)のデジタルデータ中に、両者の各押印のデータが無い場合のみならず、電子判子等の種々の捺印化技術を利用して両者の各押印のデータを最終的且つ両者署名済みの覚書(契約書)のデジタルデータ内に含めることが出来る。更に、広義の意味での「両者署名済み」及び「押印無し」、又は、広義の意味での「両者署名済み」及び「押印有り」の覚書(契約書)のデジタルデータの作成・保存に関しては、インターネット等の通信インフラ回線に接続されている各種の端末機(スマートフォン、タブレット端末、パソコン等。)の画面等に第1関係者及び第2関係者が電子ペン等の電子ツール機器で又は電子ペン等及び電子印鑑等の電子ツール機器を使用して、電子署名をして成る又は電子署名及び電子押印して成る、デジタルデータとしての契約書である「覚書」を与える覚書情報信号を、クラウド上で生成して、データベース4内に保存することが出来る。加えて、広義の意味での「両者署名済み」の覚書(契約書)のデジタルデータのクラウド上での作成・保存に関して、生体認証技術の様な各種の認証技術とAI等との活用によって、例えば「当事者〇〇の「声」で以って契約文書番号〇〇号の契約書を承認しました。」と言う様なシーンの映像収録データ若しくは音声収録データと、当事者本人の生体認証データと、覚書内の詳細データ等とを、互いに紐付けて成る、約定のデジタルデータ(契約の成立・契約内容の特定の証と成る法的証拠デジタルデータ)を、広義の意味での「両者署名済み」の覚書(契約書)のデジタルデータを与える「覚書情報信号」として、クラウド上で生成し保存することが出来る。即ち、声認証(音声声紋),指紋・掌紋認証,指静脈認証,顔認証,アイリス(虹採)認証,耳音響認証等の各生体認証技術と、XR,超高精細映像,ホログラム(3Dホログラム、アバター(自分の分身となるキャラクター)等。),AI等の各技術を活用して、第1及び第2関係者の各当事者本人の生体認証データ(声認識,顔認識等。)が、当事者間の約定及び契約決済情報データ(収録映像・音声・画像・テキスト等。)並びに覚書(契約書)・後述する確認書・メモ書き等の「契約書に相当する法的証拠書面」等の該当文書のデータに紐付けされて成る法的証拠データの全てを、広義の意味での「両者署名済み」の覚書(契約書)のデジタルデータを与える「覚書情報信号」として、クラウド上で生成してデータベース内に保存・記録することが出来る。
1)本発明の開示に於いては、既述の「第1関係者と第2関係者間の交渉の履歴事項情報を与える信号」とは、ア)最終的な契約内容を明確に定めて契約上のトラブルの発生を未然に防止するために交渉される各交渉内容の情報を与える信号である場合と、イ)最終的な契約内容を明確に定めて契約上のトラブルの発生を未然に防止するために交渉される各交渉内容の情報を与える信号であると共に、所定の著作物に係わる各著作権の帰属主体が誰であるかを交渉時に於いて明確化する情報をも与える信号である場合とがある。
既述の実施の形態1,2,3及び変形例等に於けるクラウドサーバー装置1と、クラウドサーバー装置1とは別個である複数のノード用コンピュータ(図示せず。)の各々とは、インターネット50を介して、ピアツーピア(P2P)方式で分散して互いに接続されて「ブロックチェーン」を構築乃至は形成することとしても良い。ここで、「ピアツーピア方式」乃至は「P2Pネットワーク」とは、インターネット等のネットワーク上に分散して配設された複数のコンピュータ同士がネットを通じてそれぞれ対等にデータをやり取りする方式である。特に、本例では、「スマートコントラクト」の機能を搭載乃至は実装したブロックチェーンのデータ構造が構築されることとしても良い。尚、「ブロックチェーン」に関する基礎的な情報は、例えば、既述の非特許文献1に開示されている。
以上、本発明の実施の形態を詳細に開示し記述したが、以上の記述は本発明の適用可能な局面を例示したものであって、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、記述した局面に対する様々な修正及び/又は変形例を、この発明の範囲から逸脱することの無い範囲内で考えることが可能である。
50 インターネット
1 クラウドサーバー装置
2 ルーター
3 サーバー(クラウドサーバー)
4 データベース
5 ボーカリスト用スマートフォン(端末)
6 翻訳者用スマートフォン(端末)
7 作曲家又はソングライター(作曲家等)用スマートフォン(端末)
8 作詞家用スマートフォン(端末)
9 編曲家用スマートフォン(端末)
10 演奏家用スマートフォン(端末)
14 団体用コンピュータ(端末)
15 個人(学習者)用スマートフォン(端末)
20 外部サーバー(アプリストア)
20A アプリケーションソフトウェア
Claims (11)
- データベースを有するクラウドサーバー装置と、
インターネットを介して前記クラウドサーバー装置との間で信号の送受信を行う、第1関係者が有する第1関係者用電子計算機と、
前記インターネットを介して前記クラウドサーバー装置との間で信号の送受信を行う、前記第1関係者とは異なる第2関係者が有する第2関係者用電子計算機とを備え、
(A-1)前記第1関係者用電子計算機は、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置にアクセスした上で、前記第1関係者の、著作物の創作・利用・使用に係わる第1関係者登録情報を与える第1関係者登録情報信号を前記クラウドサーバー装置に送信し、
前記クラウドサーバー装置は、前記第1関係者登録情報信号の受信に応じて、前記第1関係者を特定する第1関係者特定信号を設定した上で、前記第1関係者登録情報信号を前記第1関係者特定信号に関連付けて前記データベースに保存すると共に、前記第1関係者特定信号を、前記インターネットを介して、前記第1関係者用電子計算機へ送信し、
(A-2)前記第2関係者用電子計算機は、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置にアクセスした上で、前記第2関係者の、著作物の創作・利用・使用に係わる第2関係者登録情報を与える第2関係者登録情報信号を前記クラウドサーバー装置に送信し、
前記クラウドサーバー装置は、前記第2関係者登録情報信号の受信に応じて、前記第2関係者を特定する第2関係者特定信号を設定した上で、前記第2関係者登録情報信号を前記第2関係者特定信号に関連付けて前記データベースに保存すると共に、前記第2関係者特定信号を、前記インターネットを介して、前記第2関係者用電子計算機へ送信し、
(B-1)前記第1関係者用電子計算機は、前記クラウドサーバー装置から前記インターネットを介して前記第1関係者用電子計算機に送信されて来る前記第2関係者登録情報信号の画面上の表示に基づいて、前記第2関係者と共に所定の著作物の創作・利用・使用を実現することを希望する、前記第1関係者のマッチング意思表示を与えるマッチング信号を、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置へ送信すると、
(B-2)前記クラウドサーバー装置は、前記マッチング信号の受信に応じて、前記第2関係者に対する前記第1関係者からの前記マッチング意思表示及び前記クラウドサーバー装置上のマッチングサイトのURLを与えるマッチング伝達信号を前記第2関係者用電子計算機へ送信し、
(B-3)前記第2関係者用電子計算機は、受信した前記マッチング伝達信号が与える前記マッチングサイトの前記URLに基づいて、前記クラウドサーバー装置上の前記マッチングサイトにアクセスし、前記マッチングサイト上に表示される前記第1関係者登録情報に基づき、前記第1関係者からの前記マッチング意思表示を受け入れる旨の前記第2関係者の意思表示を与えるマッチング回答信号を、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置へ送信すると、
(C-1)前記クラウドサーバー装置は、前記マッチング回答信号の受信に応じて、前記第1関係者と前記第2関係者とが前記クラウドサーバー装置上の会議ルームのサイトに於いて前記インターネットを介して互いに前記所定の著作物の創作・利用・使用に向けての交渉を行うための前記会議ルームのサイトにアクセスするための会議ルームアクセス信号を、前記第1関係者用電子計算機及び前記第2関係者会場用電子計算機の各々へ前記インターネットを介して送信し、
(C-2)前記第1関係者用電子計算機は、受信した前記会議ルームアクセス信号に基づいて、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置上の前記会議ルームのサイトにアクセスする一方、
(C-3)前記第2関係者用電子計算機は、受信した前記会議ルームアクセス信号に基づいて、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置上の前記会議ルームのサイトにアクセスし、
(C-4)前記第1関係者用電子計算機及び前記第2関係者用電子計算機の各々は、前記クラウドサーバー装置の前記会議ルームのサイト上に於いて相手方と前記交渉を行うための、自らかの意思表示を与える交渉信号を、前記交渉の交渉段階に応じて、逐一、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置の前記会議ルームのサイトへ送信し、
(C-5)前記クラウドサーバー装置は、前記交渉の各交渉段階に於ける、前記第1関係者用電子計算機及び前記第2関係者用電子計算機より受信した前記第1関係者側の前記交渉信号及び前記第2関係者側の前記交渉信号の各々を、前記第1関係者特定信号及び前記第2関係者特定信号と関連付けて、前記交渉の履歴事項情報を与える信号として前記データベースに順次に保存し、
前記クラウドサーバー装置と、複数のノード用コンピュータの各々とは、前記インターネットを介してブロックチェーンを形成している
ことを特徴とする、著作権マネージメントシステム。 - 請求項1に記載の著作権マネージメントシステムであって、
(C-6)前記第1関係者用電子計算機及び前記第2関係者用電子計算機が前記交渉に於いて最終的に合意した旨を与える信号を、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置の前記会議ルームのサイトへ送信してきたときには、
前記クラウドサーバー装置は、前記データベースに保存されている各交渉段階に於ける前記第1関係者側の前記交渉信号及び前記第2関係者側の前記交渉信号に基づいて、前記第1関係者が前記第2関係者と共に前記所定の著作物の創作・利用・使用を実現するための合意の内容を示す未署名の覚書を与える未署名覚書情報信号を生成して、前記未署名覚書情報信号が与える前記未署名の覚書を前記クラウドサーバー装置上の覚書情報のサイトに表示すると共に、前記覚書情報のサイトのURLを与える信号を、前記インターネットを介して、前記第1関係者用電子計算機及び前記第2関係者用電子計算機へ送信し、
前記第1関係者用電子計算機及び前記第2関係者用電子計算機の各々は、前記クラウドサーバー装置上の前記覚書情報のサイトにアクセスして前記未署名の覚書の各条項を相互にチェックし合うことで前記未署名の覚書の前記各条項の内容を最終的なものとした上で、前記第1関係者用電子計算機及び前記第2関係者用電子計算機の内の一方の電子計算機は、前記未署名の覚書に前記第1関係者及び前記第2関係者の両方の署名が付与された最終の覚書を与える最終の覚書情報信号を、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置上の前記覚書情報のサイトに送信し、
前記クラウドサーバー装置は、前記覚書情報のサイトに於いて受信した前記最終の覚書情報信号に応じて、少なくとも最終的な合意内容を有し且つ両者署名済みの覚書を与える覚書情報信号を、前記第1関係者特定信号及び前記第2関係者特定信号に関連付けて、前記データベースに保存する
ことを特徴とする、著作権マネージメントシステム。 - 請求項2に記載の著作権マネージメントシステムであって、
(D)前記第1関係者用電子計算機が、前記クラウドサーバー装置の前記データベース内に保存されている前記交渉の前記履歴事項情報を与える信号及び前記覚書情報信号の何れか一方の信号又は両方の信号の開示を求める開示要求信号を、前記第1関係者特定信号と共に、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置へ送信してきた場合には、
前記クラウドサーバー装置は、前記開示要求信号の受信に応じて、前記第1関係者特定信号及び前記第2関係者特定信号に関連付けられた、前記交渉の前記履歴事項情報を与える信号及び前記覚書情報信号の何れか一方の信号又は両方の信号を前記データベースより抽出して前記インターネットを介して前記第1関係者用電子計算機に送信する
ことを特徴とする、著作権マネージメントシステム。 - 請求項2に記載の著作権マネージメントシステムであって、
(D)前記第2関係者用電子計算機が、前記クラウドサーバー装置の前記データベース内に保存されている前記交渉の前記履歴事項情報を与える信号及び前記覚書情報信号の何れか一方の信号又は両方の信号の開示を求める開示要求信号を、前記第2関係者特定信号と共に、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置へ送信してきた場合には、
前記クラウドサーバー装置は、前記開示要求信号の受信に応じて、前記第1関係者特定信号及び前記第2関係者特定信号に関連付けられた、前記交渉の前記履歴事項情報を与える信号及び前記覚書情報信号の何れか一方の信号又は両方の信号を前記データベースより抽出して前記インターネットを介して前記第2関係者用電子計算機に送信する
ことを特徴とする、著作権マネージメントシステム。 - データベースを有するクラウドサーバー装置と、
インターネットを介して前記クラウドサーバー装置との間で信号の送受信を行う、第1関係者が有する第1関係者用電子計算機と、
前記インターネットを介して前記クラウドサーバー装置との間で信号の送受信を行う、前記第1関係者とは異なる第2関係者が有する第2関係者用電子計算機とを備え、
(A-1)前記第1関係者用電子計算機は、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置にアクセスした上で、前記第1関係者の、著作物の創作・利用・使用に係わる第1関係者登録情報を与える第1関係者登録情報信号を前記クラウドサーバー装置に送信し、
前記クラウドサーバー装置は、前記第1関係者登録情報信号の受信に応じて、前記第1関係者を特定する第1関係者特定信号を設定した上で、前記第1関係者登録情報信号を前記第1関係者特定信号に関連付けて前記データベースに保存すると共に、前記第1関係者特定信号を、前記インターネットを介して、前記第1関係者用電子計算機へ送信し、
(A-2)前記第2関係者用電子計算機は、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置にアクセスした上で、前記第2関係者の、著作物の創作・利用・使用に係わる第2関係者登録情報を与える第2関係者登録情報信号を前記クラウドサーバー装置に送信し、
前記クラウドサーバー装置は、前記第2関係者登録情報信号の受信に応じて、前記第2関係者を特定する第2関係者特定信号を設定した上で、前記第2関係者登録情報信号を前記第2関係者特定信号に関連付けて前記データベースに保存すると共に、前記第2関係者特定信号を、前記インターネットを介して、前記第2関係者用電子計算機へ送信し、
(B-1)前記第1関係者用電子計算機は、前記クラウドサーバー装置から前記インターネットを介して前記第1関係者用電子計算機に送信されて来る前記第2関係者登録情報信号の画面上の表示に基づいて、前記第2関係者と共に所定の著作物の創作・利用・使用を実現することを希望する、前記第1関係者のマッチング意思表示を与えるマッチング信号を、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置へ送信すると、
(B-2)前記クラウドサーバー装置は、前記マッチング信号の受信に応じて、前記第2関係者に対する前記第1関係者からの前記マッチング意思表示及び前記クラウドサーバー装置上のマッチングサイトのURLを与えるマッチング伝達信号を前記第2関係者用電子計算機へ送信し、
(B-3)前記第2関係者用電子計算機は、受信した前記マッチング伝達信号が与える前記マッチングサイトの前記URLに基づいて、前記クラウドサーバー装置上の前記マッチングサイトにアクセスし、前記マッチングサイト上に表示される前記第1関係者登録情報に基づき、前記第1関係者からの前記マッチング意思表示を受け入れる旨の前記第2関係者の意思表示を与えるマッチング回答信号を、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置へ送信すると、
(C-1)前記クラウドサーバー装置は、前記マッチング回答信号の受信に応じて、前記第1関係者と前記第2関係者とが前記クラウドサーバー装置上の会議ルームのサイトに於いて前記インターネットを介して互いに前記所定の著作物の創作・利用・使用に向けての交渉を行うための前記会議ルームのサイトにアクセスするための会議ルームアクセス信号を、前記第1関係者用電子計算機及び前記第2関係者会場用電子計算機の各々へ前記インターネットを介して送信し、
(C-2)前記第1関係者用電子計算機は、受信した前記会議ルームアクセス信号に基づいて、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置上の前記会議ルームのサイトにアクセスする一方、
(C-3)前記第2関係者用電子計算機は、受信した前記会議ルームアクセス信号に基づいて、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置上の前記会議ルームのサイトにアクセスし、
(C-4)前記第1関係者用電子計算機及び前記第2関係者用電子計算機の各々は、前記クラウドサーバー装置の前記会議ルームのサイト上に於いて相手方と前記交渉を行うための、自らかの意思表示を与える交渉信号を、前記交渉の交渉段階に応じて、逐一、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置の前記会議ルームのサイトへ送信し、
(C-5)前記クラウドサーバー装置は、前記交渉の各交渉段階に於ける、前記第1関係者用電子計算機及び前記第2関係者用電子計算機より受信した前記第1関係者側の前記交渉信号及び前記第2関係者側の前記交渉信号の各々を、前記第1関係者特定信号及び前記第2関係者特定信号と関連付けて、前記所定の著作物に係わる各著作権の帰属主体が誰であるかを明確化する情報を含む前記交渉の履歴事項情報を与える信号として前記データベースに順次に保存し、
前記クラウドサーバー装置と、複数のノード用コンピュータの各々とは、前記インターネットを介してブロックチェーンを形成している
ことを特徴とする、著作権マネージメントシステム。 - 請求項5に記載の著作権マネージメントシステムであって、
(C-6)前記第1関係者用電子計算機及び前記第2関係者用電子計算機が前記交渉に於いて最終的に合意した旨を与える信号を、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置の前記会議ルームのサイトへ送信してきたときには、
前記クラウドサーバー装置は、前記データベースに保存されている各交渉段階に於ける前記第1関係者側の前記交渉信号及び前記第2関係者側の前記交渉信号に基づいて、前記第1関係者が前記第2関係者と共に前記所定の著作物の創作・利用・使用を実現するための合意であって且つ前記所定の著作物に係わる前記各著作権の帰属主体が誰であるかを規定する前記合意の内容を示す未署名の覚書を与える未署名覚書情報信号を生成して、前記未署名覚書情報信号が与える前記未署名の覚書を前記クラウドサーバー装置上の覚書情報のサイトに表示すると共に、前記覚書情報のサイトのURLを与える信号を、前記インターネットを介して、前記第1関係者用電子計算機及び前記第2関係者用電子計算機へ送信し、
前記第1関係者用電子計算機及び前記第2関係者用電子計算機の各々は、前記クラウドサーバー装置上の前記覚書情報のサイトにアクセスして前記未署名の覚書の各条項を相互にチェックし合うことで前記未署名の覚書の前記各条項の内容を最終的なものとした上で、前記第1関係者用電子計算機及び前記第2関係者用電子計算機の内の一方の電子計算機は、前記未署名の覚書に前記第1関係者及び前記第2関係者の両方の署名が付与された最終の覚書を与える最終の覚書情報信号を、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置上の前記覚書情報のサイトに送信し、
前記クラウドサーバー装置は、前記覚書情報のサイトに於いて受信した前記最終の覚書情報信号に応じて、少なくとも前記所定の著作物に係わる前記各著作権の帰属主体が誰であるかの規定を含む最終的な合意内容を有し且つ両者署名済みの覚書を与える覚書情報信号を、前記第1関係者特定信号及び前記第2関係者特定信号に関連付けて、前記データベースに保存する
ことを特徴とする、著作権マネージメントシステム。 - 請求項6に記載の著作権マネージメントシステムであって、
(D)前記第1関係者用電子計算機が、前記クラウドサーバー装置の前記データベース内に保存されている前記交渉の前記履歴事項情報を与える信号及び前記覚書情報信号の何れか一方の信号又は両方の信号の開示を求める開示要求信号を、前記第1関係者特定信号と共に、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置へ送信してきた場合には、
前記クラウドサーバー装置は、前記開示要求信号の受信に応じて、前記第1関係者特定信号及び前記第2関係者特定信号に関連付けられた、前記交渉の前記履歴事項情報を与える信号及び前記覚書情報信号の何れか一方の信号又は両方の信号を前記データベースより抽出して前記インターネットを介して前記第1関係者用電子計算機に送信する
ことを特徴とする、著作権マネージメントシステム。 - 請求項6に記載の著作権マネージメントシステムであって、
(D)前記第2関係者用電子計算機が、前記クラウドサーバー装置の前記データベース内に保存されている前記交渉の前記履歴事項情報を与える信号及び前記覚書情報信号の何れか一方の信号又は両方の信号の開示を求める開示要求信号を、前記第2関係者特定信号と共に、前記インターネットを介して、前記クラウドサーバー装置へ送信してきた場合には、
前記クラウドサーバー装置は、前記開示要求信号の受信に応じて、前記第1関係者特定信号及び前記第2関係者特定信号に関連付けられた、前記交渉の前記履歴事項情報を与える信号及び前記覚書情報信号の何れか一方の信号又は両方の信号を前記データベースより抽出して前記インターネットを介して前記第2関係者用電子計算機に送信する
ことを特徴とする、著作権マネージメントシステム。 - 請求項2又は6に記載の著作権マネージメントシステムであって、
前記覚書情報信号が与える前記覚書のデータは、契約書としての第1データ及び前記契約書に相当する証拠書面としての第2データの内の、一方のデータ或いは両方のデータである
ことを特徴とする、著作権マネージメントシステム。 - 請求項1乃至9の何れか一項に記載の前記著作権マネージメントシステムに於ける前記ブロックチェーンは量子耐性を持つ
ことを特徴とする、著作権マネージメントシステム。 - 請求項1乃至10の何れか一項に記載の前記著作権マネージメントシステムに於ける前記クラウドサーバー装置を備える
ことを特徴とする、サーバー装置。
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