様々な図面において類似の参照符号は類似の要素を示している。
無線技術の絶え間ない進歩に起因して、広範なワイヤレス応用例が登場してきており、ワイヤレス配備の成長につながっている。しかしながら、従来の技術は帯域幅に対するそのような高まる要求を満たすには至っていない。例えば、一部の従来の商業通信事業によって通常提供される最大帯域幅は300MHzであるが、これは大きくなり続けている帯域幅要求を満たすには十分でない場合がある。周波数スペクトルの不足は、新しいワイヤレス通信技術が対処すべき問題の一つである。
次世代ワイヤレス通信のいくつかの実装においてより高い周波数帯域を使用できることが提案されている。例えば、ワイヤレス通信は、第4世代(4G)通信システムによって使用される搬送周波数よりも高い搬送周波数を使用して実行できる。かかる通信に利用可能ないくつかの例示的なスペクトル帯域は、28GHz、45GHz、70GHz、等の範囲内であり得る。かかる高周波で送信される信号は、例えば大気酸素、雨水等の、空気中に存在する物質による吸収に起因する、大きな自由空気伝播損失を経る。かかる損失は、高周波通信システムのカバレージ性能に悪影響を与える。しかしながら、高周波通信に対応する搬送周波数はその波長がより短いため、単位面積当たりより多くのアンテナ素子を収容できることを保証することが可能であり、より多くのアンテナ素子を適切に使用することにより、かかるアンテナ素子によるビームフォーミングによりアンテナ利得を改善することが可能となり、このことにより更に、ネットワークにおいて通信可能な1秒1ヘルツ当たりのビットの数を増やすことができる。
例示的な例として、次世代3GPPでは、マルチアンテナ通信を容易にするために、同期信号(SS:Synchronization Signal)ブロックと呼ばれる機構を使用している。SSブロックは、プライマリ同期系列(PSS:primary synchronization sequence)、セカンダリ同期系列(SSS:secondary synchronization sequence)、および/または、送信機と受信機との間のビームのうちの一つ若しくはビームのセットに対応する物理報知チャネル(PBCH:physical broadcast channel)を搬送する、時間単位として定義することができる。他の信号(例えば、ビーム関連参照信号(RS:reference signal)、ページング、データ送信)の多重化は、SSブロック内で除外されていない。SSバーストは、名目上のSSブロック送信用の、一個以上の連続したリソースを含み得る。固定された周期性を有するSSバーストセットは、一個以上のSSバーストを含み得る。一個のSSバーストセット中に一個のビームデューティサイクルが存在する。一周波数帯域当たりに、可能なSSブロック時間位置の単一のセットが指定される。
現行版の規格では、様々な周波数範囲に対するSSバーストセット内のSSブロックの最大数Lは、以下の通りである。
・3GHzまでの周波数範囲に対しては、SSバーストセット内のSSブロックの最大数Lは[1、2、4]である。
・3GHzから6GHzまでの周波数範囲に対しては、SSバーストセット内のSSブロックの最大数Lは[4、8]である。
・6GHzから52.6GHzまでの周波数範囲に対しては、SSバーストセット内のSSブロックの最大数Lは[64]である。
現時点の標準的な考察では、上記したタイミング情報を示すために物理報知チャネルPBCHを使用することが提案されている。これらの中で、PBCHによるImplicit通知は、様々なPBCH処理方法(例えば、報知チャネルの巡回シフト、スクランブリングコード、巡回冗長検査(CRC:Cyclic Redundancy Check)マスク、冗長性バージョン)によって様々なSSブロック中のSSブロックのインデックス情報を暗黙的に通知するための方法として有望である。
高周波数帯域では、最大六十四個のまたはそれ以上のSSブロックをサポートすることを検討するのが望ましい場合がある。しかしながら、そのような多数のSSブロックをサポートすることにより、いくつかの技術的課題が生じる可能性がある。例えば、PBCHだけに依存して多数のSSブロック中で大量のインデックス情報を暗黙に搬送することは、困難または不可能である場合がある。この点に関して、典型的には40ビット長であるPBCHについて検討すると、一意の巡回シフトはたった四十個しか存在しない可能性がある(1ビットのシフト間隔)。この数では六十四個またはそれ以上の異なるSSブロックインデックスという要件を満たすことができない。他方、別の例では、このような多数のSSブロックをサポートするこのスキームは、モバイル端末に、PBCHを復号するために六十四個またはそれ以上の異なる構成を試みる必要があり得る、PBCHをブラインドで復号するための非常に大きいオーバヘッドをもたらすことになる。
現時点の規格には、上記の方法のオーバヘッドをどのように低減するか、および、New Radio(NR)仕様などの次世代システムにおいて命令の容量要件をどのように低減するかについての解決法は存在しない。
本特許文書で開示される技術は、NR技術における上記の技術的課題に対処するように実装することができ、新世代通信システムにおいてタイミング情報を送信するための技法、およびその情報を受信するための対応する技法を含む。開示される技術のいくつかの実施形態は、信号を使用して同期信号ブロックインデックス関連情報の少なくとも一部を搬送することを含む、特徴を実装し得る。信号は、物理報知チャネルの復調参照信号(DMRS)および/または同期信号を含んでもよい。
ビームフォーミングに基づいて、送信機はその放出エネルギーを特定の方向に集中させることができ、このとき、他の方向ではエネルギーは小さいかまたは存在しない、すなわち、各ビームはそれ自体の指向性を有し、各ビームは特定の方向にある端末しかカバーできない。したがって、基地局は、セル内で全範囲のカバレージを遂行するために、様々な異なる方向、例えば数ダースまたは更には数百の方向のビームを用いて動作可能な送信機を使用することができる。実施形態によっては、ネットワークの初期アクセス中に予備ビーム方向の測定および認識を行うように、並びに、端末が好ましいビームまたはポートを特定できるようにある時間間隔の基地局側送信ビームを集束させるように、プログラムされていてもよい。
具体的には、図1の例に示すように、同期信号、物理報知チャネルの掃引リソースを送信するためにSSバーストセット構造が使用され、この場合、SSバーストセットは一つ以上の同期信号バースト(SSバースト)を含む。一個のSSバーストは一つ以上の同期信号ブロック(SSブロック)を含み、各SSブロックは同期信号の特定のビーム/ポート(グループ)を搬送する。SSバーストセットを使用して、ビームの完全な、すなわち送信に利用可能な全てのビーム/ポートのスキャンを可能にすることができる。これらの中で、同期信号ブロックは、他の信号、例えば物理報知チャネルPBCHを含んでもよく、PBCHは復調参照信号、他の制御チャネル、データチャネルなどに対応している。複数のSSブロックが同じサブフレームへとマッピングされる場合、サブフレーム境界に対する様々なSSブロックのオフセットは異なっており、様々な位置にある端末は、SSブロックのうちの任意の一個中の同期信号を問題なく検出し得る。サブフレームのタイミングを完了するために、端末は、現時点でSSブロックに同期されている時間帯情報を知っているべきである。
開示される技術の様々な実施形態において、同期信号ブロックインデックス関連情報は、以下のうちの少なくとも一つを含んでもよい:(1)同期信号ウィンドウグループのSSバーストセット番号、(2)SSバーストセット内の同期信号ウィンドウのSSバーストセット番号、(3)SSバースト中のスロット番号、(4)スロット中のSSブロック番号、(5)バーストセット中のSSブロック番号、(6)SSバースト中のSSブロック番号、(7)SSバーストセット中のスロット番号、(8)SSブロックインデックスのN個の最下位ビット(N個のLSB)、(9)SSブロックインデックスのM個の最上位ビット(M個のMSB)、(10)SSブロックインデックスのX個の中位ビット、ここで、N、M、およびXは負ではない整数である。
様々な実施形態において、以下のDMRS特徴のうちの少なくとも一つは、同期信号ブロックインデックス関連情報を示す:(1)DMRS系列、(2)DMRS系列のスクランブリングコード、(3)複数のデータシンボルに関するDMRS系列の順序、(4)DMRSの時間領域位置、および(5)DMRSの周波数領域位置。
一部の実施形態では、同期信号ブロックインデックス相関情報は同期信号によって示され、同期信号ブロックインデックス関連情報を示すために、以下の同期信号特性のうちの少なくとも一つが使用される:(1)同期信号の系列、(2)一次同期信号のスクランブリング系列、(3)マルチレベル同期信号スクランブリング系列の組み合わせ、(4)同期信号系列、および(5)同期信号系列スクランブリング系列。
一部の実施形態では、信号は、物理報知チャネル送信モードの組み合わせを用いて、完全な同期信号インデックスを示すことができる。
一部の実施形態では、物理報知チャネル送信は、以下の項目のうちの少なくとも一つを含み得る:(1)物理報知チャネルによって搬送される情報ビット、(2)物理報知チャネル情報ビットの巡回シフト、(3)物理報知チャネルのスクランブリングコード、および(4)物理報知チャネルのCRCマスク、(5)物理報知チャネルの冗長性バージョン(RV:redundancy version)。
一部の実施形態では、タイミング情報と信号との間のマッピング関係および/または物理報知チャネル送信モードは、セルIDに紐付けされ(bound)得る。
本明細書では様々な例示的な実施形態を開示する。
実施形態1
この実施形態では、SSブロックインデックス情報を示すためのPBCHのDMRS系列の使用について記載する。
図2に示す構造では、PBCH TTI=80ミリ秒は、20ミリ秒周期の四個のSSバーストセットを含む。各SSバーストセットは、四個のSSバーストを含み、各SSバーストはSSバーストセット内で均等に分散される。こうして、5ミリ秒の構成ごとに、持続時間が0.5ミリ秒であるSSバーストが存在する。例示的なSSバースト内部構造、すなわち、SSブロックからデータ送信スロットへのマッピング構造、「240kHz14シンボル時間スロット」が、本明細書でこの図および以下に与える説明において例として示されている。これは、SSバーストセット中にSSブロックを最大六十四個含む。データ送信スロットへのSSブロックのマッピングおよびSSバーストセット中に含まれるSSブロックの数は、例に過ぎない。他の数のSSブロックを使用してもよい。更に、周波数帯域が異なる場合、SSブロックの数、SSブロック内の信号チャネルのサブキャリア間隔、およびSSブロックからスロットへの時間領域マッピング構造が異なっていてもよい。更に、六十四個のリソースは、SSブロック用の送信リソースとなり得るものである。実際のシステムでは、基地局は、いくつかのまたは全てのリソース上でSSブロックを搬送することを選択できる。いくつかのリソースが実際に送信されるSSブロックではない場合、対応するインデックスもまた保留されて、他のSSブロックのインデックスに影響しないことになる、すなわち、SSブロックインデックスおよびインデックスの対応する時間領域位置は固定される。
基地局が端末に六十四個のSSブロックインデックス{SSブロックインデックス0〜63}をどのように示すのかのいくつかの例が、本明細書に与えられている。
特に、この例示的な実施形態では、PBCH DMRSは、各SSブロック内で固定された時間-周波数リソース、例えばDMRS系列長にマッピングされ、例えば、PBCH復調性能要件を満たすように挿入される時間-周波数領域間隔は、系列が異なることによってのみ、異なるSSブロックを区別する。図2に示す構造では、SSバーストセット中に六十四個の異なるSSブロックが存在する。したがって、六十四個の異なるDMRS系列(例えば系列0から系列63)を定義することができる。DMRS系列は擬似ランダム系列PN系列(例えばM系列)であってもよい。異なるSSブロックは、異なるPBCH DMRS系列を搬送する。DMRS系列とSSブロックインデックスとの間のマッピングは、事前定義されていてもよい。例えば、DMRS系列0(S0)はSSブロックインデックス0(SBI0)に対応し、系列1とSSブロックインデックス1は対応する、等であり、これはSn<=>SBInのルールを満たす。
更に、セル間干渉ランダム化を達成するために、システム全体はまた、上記マッピング関係の複数のグループを定義することができ、各グループのマッピング関係は、表1に示すようにマッピング関係の三個のセットを定義するようにセルIDに紐付けされる。
この例では、セルIDは、プライマリおよびセカンダリ同期信号によって判定される。例えば、プライマリ同期信号系列は、グループID1に対応する三個のルート系列を含み、セカンダリ同期信号系列は、グループ内ID2に対応する千個の系列を含み、このとき、セルID=グループ内ID2*3+グループID1である。セルIDの総数は3000である。例えば、プライマリ同期特定によるグループIDが0であり、セカンダリ同期系列特定によるグループ内IDが500である場合、セルIDは1500に設定される。この例示的な実施形態では、セルID値は3を法としてとられ、この結果はそれぞれ0、1、2であり、三個の事前定義されたSSブロックインデックスおよびDMRS系列マッピングルールに対応しており、これは三個のグループに分割されたセルIDと等価である。
端末は最初に、セルの同期信号(プライマリおよびセカンダリ同期信号を含む)を検出することによってセルIDを判定し、SBIとセルIDに対応するDMRS系列との間のマッピングルールを取得し、固定の事前定義されたDMRSマッピングリソース上のDMRS系列を更に検出する。現時点のSSブロック中で搬送されるDMRS系列によって、DMRS系列と現時点のセルSBIとの間のマッピングおよびDMRS系列と関連してSBIが判定される。
本実施形態では、DMRS系列の同じグループが異なるセルによって定義され、現時点のセルのマッピングルールは、セルIDとマッピングルールを紐付けすることによって判定される。DMRS系列の複数のセットを定義すること、例えば、セルを(上記したようなセルID mod 3を依然として使用する)三個のグループへと分割することも可能である。各グループは、DMRS系列の異なるセットに対応し、セルによって搬送されるDMRS系列の現時点のセットを特定することによって、セルIDを特定する。例えば、同じSSブロックを使用するセルの様々なグループは、それぞれのPBCH DMRSとして互いに直交する系列を選択してもよく、この場合、コード領域の直交性に起因して、PBCH DMRSの異なるグループの相互干渉が回避され、DMRS系列特定が改善されることになり、DMRSの使用によりチャネル推定動作が実行される。
実施形態2
この実施形態では、SSブロックインデックス情報を示すためのPBCHのDMRS系列の組み合わせの使用について記載する。
図2に示す構造では、PBCH TTI=80ミリ秒は、20ミリ秒周期の四個のSSバーストセットを含み、各SSバーストセットは、SSバーストセット内に均等に、すなわち5ミリ秒ごとに分散された四個のSSバースト、および持続時間が0.5ミリ秒であるSSバーストを含む。この図における例として、SSバースト内部構造、すなわち、SSブロックからデータ送信スロットへのマッピング構造(例えば、「240kHz14シンボル時間スロット」)が更に与えられている。これは、SSバーストセット中にSSブロックを最大六十四個含む。SSブロックからデータ送信スロットへのマッピングおよびSSバーストセット中に含まれるSSブロックの数は、例に過ぎない。数SSブロックの他の可能性は除外されていない。周波数帯域が異なる場合、SSブロックの数、SSブロック内の信号チャネルのサブキャリア間隔、およびSSブロックからスロットへの時間領域マッピング構造も異なり得る。
この実施形態では、PBCH DMRSは、各SSブロック中の二個以上のシンボル上にマッピングされる。図3に示すように、DMRSは二個のPBCHシンボルにそれぞれマッピングされ、一個のシンボルが各シンボルDMRS系列上にマッピングされる。一番目のPBCHシンボル上にマッピングされたDMRS系列をDMRS1とラベル付けすることができ、また二番目のPBCHシンボル上にマッピングされたDMRS系列はDMRS2であり、SSブロックインデックス情報は二個のDMRS系列の組み合わせによって示される。各シンボル上に、DMRSをマッピングする周波数領域リソースが固定される。図2に示す構造では、SSバーストセット中に六十四個の異なるSSブロックが存在する。したがって、DMRS1およびDMRS2はそれぞれ、八個のDMRS系列を定義することになる。DMRS系列は擬似ランダム系列PN系列(例えばM系列、等)であり得る。DMRS系列同士は同じであっても異なっていてもよい。異なるSSブロックは、異なるPBCHのDMRS1系列およびDMRS2系列の組み合わせを搬送する。DMRS系列とSSブロックインデックスとの間のマッピングは表2の例に示すように事前定義され、この場合、二個のシンボル上のDMRS系列は同じセット{S0、S1、・・・、S7}に属し、SSブロックインデックス0(SBI0)は表2に示すようにマッピングされる。マッピング関係はシステムに対して事前定義され、表2に列挙したマッピング関係に限定されない。
セル間干渉のランダム化を達成するために、システム全体は上記したようなマッピング関係の複数のセットを定義することができ、マッピング関係の各セットは表3に示すようにセルIDに紐付けされる。端末は最初に、セルの同期信号(プライマリおよびセカンダリ同期信号を含む)を検出することによってセルIDを判定し、SBIとセルIDに対応するDMRS系列との間のマッピングルールを取得し、固定の事前定義されたDMRSマッピングリソース上のDMRS1およびDMRS2を更に検出し、現時点のSSブロック中で搬送されるDMRS系列の組み合わせを判定し、DMRS系列1、2、および現時点のセルSBIとDMRS系列との間のマッピングを組み合わせて、SBIを判定する。例えば、端末がセル同期信号を検出しセルIDが468であると判定すると、この端末は、468 mod 3=0であり、したがってSSブロックインデックスとDMRS系列との組み合わせのマッピングルールは「マッピングルール1」である、と確認できる。マッピングルール1が表2に示すマッピングモードであると想定すると、端末は、PBCHが配置されている二個のシンボル上のDMRS1およびDMRS2を検出し、DMRS1はS7でありDMRS2はS1であると判定し、この結果SBI=57であると判定する。
実施形態3
この実施形態では、SSブロックインデックス情報の一部を示すためのPBCH DMRS時間領域位置の使用について記載する。
図4に示す構造では、PBCH TTI=80ミリ秒は、20ミリ秒周期の四個のSSバーストセットを含む。各SSバーストセットは、四個のSSバーストを含む。各SSバーストはSSバーストセット内に均等に分散され、SSバーストは1ミリ秒の持続時間を有する。図4にはまた、SSバースト内部構造、すなわち、SSブロックからデータ送信スロットへのマッピングの例、「30kHz 14シンボルのタイムスロット」も描かれている。この例は、SSバーストセット中に最大八個のSSブロックを含む。具体的なマッピングおよび数は例示を目的としたものに過ぎず、他の数を使用してもよい。周波数帯域が異なる場合、SSブロックの数、SSブロック内の信号チャネルのサブキャリア間隔、およびSSブロックからスロットへの時間領域マッピング構造も異なり得る。
以下に示すシナリオでは、基地局が八個のSSブロックインデックスを端末にどのように示すかを検討する。
具体的には、本例では、各SSブロックは二個以上のPBCHシンボル(図3に示す2シンボルPBCHの例として記載される)を含み、時間領域位置はPBCH DMRSによってマッピングされる。すなわち、最後から二番目のシンボルまたは最後のシンボルは、SSバーストセット内のどのSSバーストが現時点のSSブロックであるかを示す。例えば、DMRSが先方のPBCHシンボルにマッピングされるとき、このことは、現時点のSSブロックがSSバーストセット内の一番目のSSバーストに属することを示す。DMRSが後方のPBCHシンボル上にマッピングされるとき、このことは、現時点のSSブロックがSSバーストセット内の二番目のSSバーストに属することを示す。各PBCHシンボル内で、DMRSはいずれかの(which)周波数領域リソース(例えばいずれかの(which)RE)にマッピングされ、DMRS系列が固定される。
セル間干渉のランダム化を達成するために、システム全体は上記したようなマッピング関係の複数のセットを定義することができ、マッピング関係の各セットは表4に示すようにセルIDに紐付けされる。端末は最初に、セルの同期信号(プライマリおよびセカンダリ同期信号を含む)を検出することによってセルIDを判定し、SBIとセルIDに対応するDMRS時間領域位置との間のマッピングルールを取得する。
実施形態4
端末は最初に、セルの同期信号を検出し、同期信号とPBCHシンボルとの間の固定された相対位置関係に基づいてPBCHの二個のシンボルを判定し、現時点のSSブロックのPBCH DMRSマッピングの時間領域位置を判定するために、および、現時点のセルSBIとDMRS時間領域位置との間のマッピングルールと組み合わせてSSバーストセット内のどのSSバーストが現時点のSSブロックに属するかを判定するために、DMRS系列を使用して二個のシンボル中のDMRS周波数領域位置上のデータと相関させることを試みる。
この実施形態では、部分的なSSブロックインデックスはPBCH DMRS時間領域位置によって示され、この場合、部分的なSSブロックインデックス情報は具体的には、SSバーストセット内のSSバースト番号である。PBCH DMRS時間領域位置を使用して、他のSSブロックインデックス情報、例えば、同期信号ウィンドウグループSSバーストセット番号、SSバースト内のスロット番号、スロット内のSSブロック番号、SSバーストセット番号中のSSブロック、SSバースト中のSSブロック番号、SSバーストセット中のスロット番号を示すことも可能である。
この実施形態では、部分的なSSブロックインデックス情報を示すためのPBCH DMRS周波数領域位置の使用について記載する。
既に記載したように、図4に示す構造では、PBCH TTI=80ミリ秒は、20ミリ秒周期の四個のSSバーストバーストを含む。各SSバーストセットは、四個のSSバーストを含む。
以下のシナリオでは、基地局が八個のSSブロックインデックスをユーザデバイスにどのように示すかを検討する。
具体的には、本実施形態では、図5に示すように、PBCH DMRSは、例として各SSブロックの一番目のPBCHシンボルに、および、PBCH DMRSマップの周波数領域位置、すなわち、SSバースト内の現時点のSSブロックの番号を示すための異なるDMRS周波数位置1、2、3、4、または表4に示すようなSSバースト内のSSブロックの相対位置に、マッピングされる。例3と同様に、セル間干渉のランダム化を達成するために、システム全体はまた、上記マッピング関係の複数のセットを定義することもでき、マッピング関係の各セットはセルIDに紐付けされる。端末は最初に、セルの同期信号(プライマリおよびセカンダリ同期信号を含む)を検出することによってセルIDを判定し、SBIとセルIDに対応するDMRS周波数領域位置との間のマッピングルールを取得する。
図5では、各DMRS位置は、DMRS周波数領域リソース(例えば、いくつかのRE)のセットを含む。周波数領域リソースの各グループはシステムによって事前定義され、基地局はDMRS系列を送信するためにこれらの位置のうちの一つを選択する。この実施形態では、DMRSの系列は固定されていると想定している。
端末は最初に、セルの同期信号を検出し、同期信号とPBCHシンボルとの間の固定された相対位置関係に基づいてPBCHの二個のシンボルを判定し、一番目のPBCHシンボルのDMRS系列位置で受信した信号と相関するDMRS系列の使用を試みる。最大相関ピークのDMRS位置は、現時点のDMRSによってマッピングされた周波数領域位置であると見なされる。端末はその場合、現時点のSSブロックがSSバースト内の当該相対位置に属すると判定する。例えば、DMRS位置が位置1であることを現時点の端末が判定する場合、現時点のSSブロックがSSバースト内の一番目のSSブロックであると判定することが可能である。この判定は現時点のSSバーストがSSバーストセットのうちのどのセットであるかを区別せず、この情報は、SSブロックインデックスの完全な情報命令を達成するために、(例えばより高位のレイヤの通信からの)他の命令によって考慮され得る。
この実施形態では、部分的なSSブロックインデックスはPBCH DMRS周波数領域位置によって示され、この場合、部分的なSSブロックインデックス情報は具体的には、SSブロック番号/SSバースト内の相対位置である。PBCH DMRS周波数領域位置を使用して、他のSSブロックインデックス情報、例えば、同期信号ウィンドウグループのSSバーストセット番号、SSバーストセット中のSSバースト番号、SSバースト中のスロット番号、スロット番号中のSSブロック、SSバーストセット中のSSブロック番号、およびSSバーストセット中のスロット番号を示すことも可能である。
実施形態5
この実施形態では、SSブロックインデックス情報の一部を示すためのPBCH DMRSの時間領域位置および周波数領域位置の組み合わせの使用について記載する。
図4に示す構造では、PBCH TTI=80ミリ秒は、20ミリ秒周期の四個のSSバーストセットを含む。各SSバーストセットは、四個のSSバーストを含む。各SSバーストはSSバーストセット内に均等に分散され、持続時間が1ミリ秒であるSSバーストを構成する。更に与えられている、この図における例としての、SSバースト内部構造、すなわち、SSブロックからデータ送信スロットへのマッピング、「30kHz 14シンボル時間スロット」。これは、SSバーストセット中にSSブロックを最大八個含む。ここで使用される数は例示を目的としたものに過ぎず、他の数を使用してもよい。周波数帯域が異なる場合、SSブロックの数、SSブロック内の信号チャネルのサブキャリア間隔、およびスロット時間領域へのマッピングも異なり得る。
このシナリオでは、基地局が八個のSSブロックインデックスを端末にどのように示すかを検討する。
本実施形態では、図6に示すように、PBCH DMRSを四個の位置、DMRS位置1、2、3、4にマッピングすることができ、これらは、SSバースト内の現時点のSSブロックの番号を、またはSSブロックをSSバースト内の相対位置で示すために、使用される。表4に示すように。
図6では、各DMRS位置は、DMRS時間領域リソース(例えば、シンボル上のいくつかのRE)のセットを含む。時間-周波数リソースの各セットは、システムによって事前定義されている。基地局は、DMRS系列を送信するためにこれらの位置のうちの一つを選択する。この実施形態では、DMRSの系列は固定されていると想定している。
端末は最初に、セルの同期信号を検出し、同期信号とPBCHシンボルとの間の固定された相対位置関係に基づいてPBCHの二個のシンボルを判定し、一番目および二番目のPBCHシンボルの各々中にDMRS周波数領域位置を有するDMRS系列の使用を試みる。最大相関ピークのDMRS位置は、現時点のDMRSの時間-周波数領域位置であると見なされる。そしてその場合、現時点のSSブロックがSSバースト内の当該相対位置に属すると判定する。例えば、現時点の端末がDMRS周波数領域位置をDMRS位置3として判定するとき、現時点のSSブロックはSSバースト内の第3のSSブロックであると判定することが可能である。しかし、現時点のSSバーストがSSバーストセットのうちのどれであるかを区別することはできず、この情報は、SSブロックインデックスに関する完全な情報の通知を達成するために更なる通知を行う(例えば、DMRS位置のセットに対して二個の系列を定義し、SSバースト番号内のSSバーストセットを更に区別する)ための他の命令によって考慮され得る。
この実施形態では、部分的なSSブロックインデックスはPBCH DMRS周波数領域位置によって示され、この場合、部分的なSSブロックインデックス情報は具体的には、SSブロック番号/SSバースト内の相対位置である。PBCH DMRS周波数領域位置を使用して、他のSSブロックインデックス情報、例えば、同期信号ウィンドウグループのSSバーストセット番号、SSバーストセット中のSSバースト番号、SSバースト中のスロット番号、スロット番号中のSSブロック、SSバーストセット中のSSブロック番号、およびSSバーストセット中のスロット番号を示すことも可能である。
実施形態6
この実施形態では、SSブロックインデックス情報を示すためのPBCH DMRS系列のスクランブリング系列の使用について記載する。
図2に示す構造では、具体的には、本実施形態では、PBCH DMRSは各SSブロック中に固定された時間-周波数リソース、すなわちDMRS系列長、すなわち挿入される時間-周波数領域間隔にマッピングされ、PBCH復調性能要求を満足するが、この場合、異なるSSブロックを示すために異なる系列のみが使用される。図2に示す構造では、SSバーストセット中に六十四個の異なるSSブロックが存在する。したがって、あるDMRS系列と六十四個の異なるDMRS系列(例えば系列0から系列63)のうちの一つは、異なるSSブロックを示すように定義され、バーストセット中のDMRS系列およびそれらのスクランブリング系列は、擬似ランダム系列PN系列(例えばM系列、等)であり得る。異なるSSブロックは、異なるPBCH DMRS系列のスクランブリング系列を搬送する。DMRS系列のスクランブリング系列とSSブロックインデックスとの間のマッピングは、事前定義されている。例えば、DMRS系列のスクランブリング系列0(S0)とSSブロックインデックス0(SBI0)、DMRS系列のスクランブリング系列1はSSブロックインデックス1に対応する、などであり、すなわち、Sn<=>SBInというルールである。
更に、実施形態1と同様に、セル間干渉のランダム化を実現するために、システム全体はまた、上記マッピング関係の複数のセットも定義することができ、マッピング関係の各セットはセルIDに紐付けされる。
端末は最初に、セルの同期信号(プライマリおよびセカンダリ同期信号を含む)を検出することによってセルIDを判定することができ、SBIとセルIDに対応するDMRS系列スクランブリング系列との間のマッピングルールを取得する。端末は同じ固定されたDMRSマッピングリソースを更に使用し、現時点のSSブロック中で搬送されるDMRS系列のスクランブリング系列は、DMRS系列スクランブリング系列および現時点のセルSBIとDMRS系列スクランブリング系列との間のマッピング関係と組み合わされる。DMRS系列のDMRS系列は、DMRS系列のデスクランブルを試行しSBIを判定するために使用される。
本実施形態では、異なるセルがDMRS系列スクランブリング系列の同じセットを定義する場合があり、現時点のセルのマッピングルールは、事前定義されたセルIDとマッピングルールとの間の対応関係によって判定される。DMRS系列スクランブリング系列の複数のセットのセットを定義すること、例えば、セルを(依然として上記したセルID対3によってモデル化できる)三個のグループへと分割することも可能である。各グループは、異なるDMRS系列スクランブリング系列のセットに対応してもよい。端末はセルIDを特定すること、および、現時点のセルによって搬送されるDMRS系列スクランブリング系列のセットを判定することができる。例えば、セルの異なるグループが、それぞれのPBCH DMRSスクランブリング系列として同じSSブロック中の互いに直交するスクランブリング系列を選択し、DMRS系列特定を改善し、DMRSを使用してチャネル推定動作を行う。
実施形態7
本実施形態では、SSブロックインデックス情報の一部を示すための同期信号のスクランブリング系列の使用について記載する。
図4に示す構造では、各SSバーストセットは、各々四個のSSブロックを含む二個のSSバーストを含む。特に、本実施形態は、SSバーストセットに属する異なるSSバーストを区別するために同期信号の異なるスクランブリング系列を利用し、これらスクランブリング系列は、同期信号の特定のレベルでスクランブルすることができる(例えば、五百個のセカンダリ同期信号系列と、セカンダリ同期信号をスクランブルして千個のスクランブルした系列を取得するためのスクランブリングコード1およびスクランブリングコード2と、が存在する)。このようにして、端末は最初に、セカンダリ同期信号のスクランブリング系列を特定することによって、現時点のSSブロックが属するのがどのSSバーストおよびSSバーストセットであるかを特定する。
本実施形態では、通知のために他の同期信号特性を使用することも可能である。これらの特性は、例えば、同期信号系列または同期信号のマッピングを含む。この点に関して、例えば、同期信号は最初に、同期信号の同じグループ/パケット内で、同じグループ/パケット中の同期信号の系列が同じSSブロックインデックス情報に対応するように、グループまたはパケットに分割される。更に、同期信号は、プライマリおよびセカンダリ同期信号に限定されない。更に、同期信号はまた、新たに追加された同期信号も含み得る。
以下の例において、命令の組み合わせのいくつかの典型的な例を与える。
実施形態8
この実施形態では、SSブロックインデックスの通知モードは、PBCH DMRS系列およびPBCH明示情報が組み合わされて、組み合わされたPBCHの範囲がSSバーストおよび異なるSSバーストセット内の対応するSSブロックであることを示す、というものである。
PBCH明示情報とは、PBCH情報ビットに含まれるSSブロックインデックス通知情報ビットを指す。例えば、本実施形態では、完全なSSブロックインデックス情報は、PBCH明示情報とPBCH DMRS系列の組み合わせによって示される。
図2に示す構造では、PBCH TTI=80ミリ秒は20ミリ秒周期の四個のバーストバーストを含み、各SSバーストセットは四個のSSバーストを含み、各SSバーストはSSバーストセット内に均等に分散される、すなわち、5ミリ秒ごとに持続時間が0.5ミリ秒であるSSバーストが構成される。図2にはまた、SSバースト内部構造、すなわち、SSブロックからデータ送信スロットへのマッピングが、「240kHz 14シンボルのタイムスロット」として示されている。これは、SSバーストセット中にSSブロックを最大六十四個含む。
続くシナリオでは、基地局が端末に六十四個のSSブロックインデックスをどのように示すかを検討する。
具体的には、二個のSSブロック中のPBCHが異なる情報ビットを含むとき、これら二個のPBCHを統合することができない。したがって、PBCH明示情報がSSブロックインデックス情報の一部を示すと見なすとき、二個のPBCHチャネルを統合する必要性を考慮することが有用である。
SSバースト内の異なるSSブロックは、組み合わせをサポートできる、すなわち、PBCHは2ビットの明示情報を使用してSSブロックインデックス情報の一部を示すことができる。同じSSバースト内で、2ビットの明示情報は同じであるものとする。このことにより、関連して連続したSSブロック内の二個の異なるPBCHチャネルが二個のPBCHチャネルの統合を適度にサポートできることを保証できる。しかしながら、異なるSSバースト間で、あるSSバースト中のあるPBCHチャネルに関する明示情報は別のSSバースト中の別のPBCHチャネルの明示情報とは異なっており、これではもはや統合をサポートすることはできない。
表6に示すように:PBCHの列は、PBCH TTI中の各SSバーストセット中の各SSバーストのSSブロック、例えばSSバーストセット0のSSバースト0中の十六個のSSブロック中で、ベアラの明示通知を与える。PBCHは「00」を搬送する。十六個のPBCH DMRS系列は、SSバースト中の異なるSSブロックに対応するように定義される。
特に、一実装形態は、領域{00、01、10、11}を示すSSブロックインデックスを含む、PBCH情報ビットに対応する四個のPBCH(PBCH0、PBCH1、PBCH2、PBCH3)に分割することができる。チャネル符号化およびレートマッチングのための各PBCH情報ビット(例えば、CRCビットを含む40ビット)ごとに、符号化された情報が取得され、この情報は、各々がSSバーストセット0、1、2、3にそれぞれ対応する送信内のSSバーストセット中にある、四個のセグメントに分割される。SSバーストセット0の場合、SSバースト0は、(SSブロックインデックスがビット00を示すことを含む)PBCH0に対応する。SSバースト0内の異なるSSは、異なるPBCH DMRS系列によって区別される。事前定義されたDMRS系列はSSバーストSSブロックマッピング関係とは異なっており(例えばS0はSSブロック0に対応する)、この場合、各SSブロックPBCH情報内のSSバースト0およびPBCH DMRSは特定されている。同様に、SSバーストセット0中のその他のSSバースト内の各SSブロックは、対応するPBCH情報ビットおよびPBCH DMRSを取得することができる。同様に、基地局はまた、PBCH TTI内の他のSSバーストセットに関するPBCHも生成することになる。セル間干渉のランダム化を達成するために、システム全体はまた、上述したDMRS系列とSSバースト中のSSブロック番号との間のマッピング関係も定義でき、各グループマッピング関係はセルIDに紐付けされる。
この処理モードでは、端末は最初に、セルの同期信号(プライマリおよびセカンダリ同期信号を含む)を検出することによって、セルIDを判定する。次に、端末は、SBIとセルIDに対応するDMRS系列との間のマッピングルールを取得する。端末は次いで、固定の事前定義されたDMRSマッピングリソース間のマッピングルールを比較する。このために、現時点のSSブロック中のDMRS系列が最初に判定され、DMRS系列と、様々なSSブロック番号と現時点のSSバースト中のDMRS系列との間のマッピング関係と、を組み合わせることによって、SSバースト内のSSブロックの番号が判定される。
更に、PBCH DMRSのチャネル推定結果を使用してPBCHが復号され、SSブロックインデックスはPBCHからビットが00であることを示す。したがって、現時点のSSブロックはSSバーストセット中のSSバースト0に属すると判定される。
更に、異なるSSバーストセットの対応するSSブロックもまた同じ情報ビットを有しているので、SSバーストセット間の対応するSSブロックを組み合わせることもできる。
本実施形態では、PBCHをサポートする元の情報ビットはSSバースト内で不変のままであり、したがってSSバースト範囲内で統合することができる。同様に、タイムスロット中のPBCH、無線フレーム、サブフレーム、SSバースト、およびPBCH TTIのサポートを考慮することも可能であり、対応する範囲内で不変のままであるべきなのは、PBCHの元の情報ビットである。
実施形態9
本実施形態では、SSブロックインデックスの通知は、PBCH黙示情報とPBCH DMRS系列の組み合わせである。
PBCH Implicit通知は、異なるPBCH処理方法によって異なるSSブロックインデックス情報が暗黙的に通知されていることを示す。PBCH処理モードは、以下の一つ以上を含む:報知チャネルの冗長性バージョン、巡回シフト、スクランブリング、CRCマスク、など。
PBCH情報ビットの巡回シフトは、異なるSSバースト内の異なるSSブロックを暗黙に示し、PBCHの復調される参照信号系列は、SSバーストセット中の異なるSSを示すために使用される。この場合、命令の他の組み合わせは除外されない。
表7に示すように、PBCH DMRSの列は、SSバーストセット中の異なるSSバーストに対応するPBCH DMRS系列を与え、この場合、SSバースト0中の全てのSSブロック中のPBCHのDMRSは系列0を使用し、SSバースト1中の全てのSSブロック中でPBCHのDMRSは系列1を使用する。
四個のPBCH巡回シフト量0、ΔN、2ΔN、および3ΔNは、SSバースト中の異なるSSブロックに対応するように定義される。
この処理モードでは、SSバースト内部の各SSブロックは同じPBCH情報ビットを含むが、情報ビットの巡回シフトは異なっている。端末が二個のSSブロック中のPBCHを組み合わせるとき、SSブロックの時間間隔を判定することによって、二個のSSブロックの巡回シフトの相対的なずれを取得できる。二個のSSブロックが14という距離だけ異なっているとき、二個のSSブロックは、SSバースト中のSSブロックのうちの二つによって互いから分離されている。例えば、図4の構成(2ΔT)によれば、二個のPBCH情報ビットの巡回シフトは、2ΔNだけ異なっている。二個のPBCHが統合される前に、後方のPBCHは、先方のPBCH情報ビットと同じものを取得するために逆方向に2ΔNだけシフトされ、このとき、二個のPBCHを組み合わせて復号の成功率を改善することができる。
この場合、二個のPBCHは、依然として巡回シフト後の情報である場合がある。端末は組み合わされたPBCHの異なるPBCHを復号してもよい。PBCHを復号する前に、端末はDMRSの測定に従ってチャネルを推定することができる。DMRS系列0およびDMRS系列1を使用してDMRS位置で受信した信号を相関させることによってチャネルを推定するために、DMRS系列が使用される。そして、より大きい相関ピークを有するDMRS系列(例えばDMRS系列0)が、現時点で使用されているDMRS系列と判定される。PBCH復号のためにチャネル推定結果が使用される。PBCHは、PBCHが巡回シフトされ、CRCチェックが完了し、PBCHの復号が完了したときに、復号されると見なされる。対応する巡回シフト番号は、異なるSSブロックインデックス情報を表すことができる。
本実施形態では、SSブロックインデックス情報の一部はPBCH DMRS系列中で搬送され、同様に、PBCH DMRS系列組み合わせ、DMRS系列のスクランブリングコード、PBCH DMRSの時間領域位置、およびPBCH DMRSの周波数領域位置もまた、SSブロックインデックス情報の一部を搬送すると考えることができる。更に、一部のSSブロックインデックス情報はまた、以下の情報:PBCH DMRS系列、PBCH DMRS系列組み合わせ、DMRS系列スクランブリングコード、PBCH DMRS時間領域位置、およびPBCH DMRS周波数領域位置、のうちの、二つ以上の組み合わせによって搬送されてもよい。
実施形態10
本実施形態では、SSブロックインデックスの通知は、PBCHスクランブリングコードとPBCH DMRS系列との組み合わせである。PBCH情報ビットのスクランブリングコードは、SSバースト内の異なるSSブロックを暗黙に示し、PBCHの復調参照信号系列は、SSバーストセット内の異なるSSバーストを示すために使用される。この場合、他の命令の組み合わせは除外されない。
表8では、PBCH DMRSの列は、SSバーストセット中の異なるSSバーストに対応するPBCH DMRS系列を示す。例えば、SSバースト0中の全てのSSブロック中のPBCHのDMRSは、系列0を使用する。DMRSの時間領域、位置は、システムによって事前定義される、すなわち、DMRSはPBCHが配置されているシンボル上の固定された周波数領域リソース(例えば、リソース単位、RE、リソース要素)に挿入される。
SSバースト1中の全てのSSブロック中のPBCHのDMRSは、スクランブリング系列1を使用する。スクランブリング系列は、PBCHをビット符号化するために使用されるスクランブリング処理である。
システムは、四個のPBCHスクランブリング系列:SSバースト内の異なるSSブロックにそれぞれ対応する、スクランブリング系列1、2、3、4を使用することができる。
端末は最初に、同期信号を検出し、PBCHと同期信号との間の相対位置関係に従ってPBCHの時間領域リソースを判定し、次いで、PBCHシンボル上に挿入されたDMRSのREを判定する。より大きい相関ピークを有するDMRS系列(例えばDMRS系列0)は、DMRS系列0およびDMRS系列1をそれぞれ使用してDMRS位置で受信した信号を相関させることによって、現時点で使用されているDMRS系列と判定され、したがってPBCH復号のためのチャネル推定結果を推定するためのDMRS系列0チャネルと判定され得る。PBCHの復号中、端末は、スクランブリング系列1、2、3、4をそれぞれ使用して、PBCHのデスクランブルを試行することができる。特定のスクランブリング系列を用いたPBCHのデスクランブルの試行後、CRCはCRCチェッカーによって更に復号される。これに対応するように、現時点で使用されているスクランブリング系列は、SSバースト内の現時点のSSブロックの位置/番号を示し、DMRS系列と組み合わされて、SSブロックSBI取得を完了させる。
この処理モードでは、SSバースト内の各SSブロックは同じPBCH情報ビットを含むが、情報ビットのスクランブリングは異なっている。端末が二個のSSブロック中のPBCHを組み合わせることを要求する場合、異なるスクランブリング系列組み合わせが当然想定される。この場合、例えば端末が二個の隣接するSSブロック中のPBCHを組み合わせることを望む場合、以下の四個のスクランブリング系列を使用して、二個のPBCHのデスクランブリングを行うことができる:{スクランブリング系列1、スクランブリング系列2}、{スクランブリングコード系列2、スクランブリングコード系列3}、{スクランブリングコード系列3、スクランブリングコード系列4}、{スクランブリングコード系列4、スクランブリングコード系列1}。デスクランブルしたPBCHはソフト統合され(soft-merged)、復号される。二個のPBCHは、スクランブリング系列組み合わせ、例えば{スクランブリング系列2およびスクランブリング系列3}を用いて復号され、二個のデスクランブルしたデータは組み合わされ復号される。成功した場合、このことは、二個のSSブロックがスクランブリング系列2およびスクランブリング系列3に対応するSSブロックであることを示す。DMRS系列と組み合わせることで、SSブロックSBI取得が完了する。
実施形態11
本実施形態では、SSブロックインデックスの通知モードは以下である:PBCH黙示情報+同期信号スクランブリング、PBCH サポート範囲はPBCH TTIである。
同期信号の特性を使用してSSブロックインデックス情報の一部を示すことは、以下の一つ以上を含む:同期信号系列、同期信号スクランブリング、同期信号マッピング。PBCH処理方法は、異なるSSブロックインデックス情報を暗黙に含み、この場合、PBCH処理方法は、以下の一つ以上を含む:巡回シフト、スクランブリングコード、CRCマスク、など。本実施形態では、完全なSSブロックインデックス情報は、PBCH Implicit通知と同期信号の組み合わせによって示される。
具体的には、PBCH情報ビットはPBCH TTIにおいて不変のままである、すなわち、PBCHはPBCH TTIにおいてサポートされる。
図2に示す構造では、同期信号の異なるスクランブリング系列を使用して、異なるSSバーストを区別する。スクランブリング系列は、同期信号の特定のレベルでスクランブルすることができ(例えば、五百個の同期系列と、セカンダリ同期信号をスクランブルして千個のスクランブルした系列を取得するための二個のスクランブリングコード)、同じSSバースト内の異なるSSブロックのPBCHは異なる巡回シフトを使用する。
表9に示すように、同期信号スクランブリング系列は、SSバーストセット0 SS2のSSバースト0中の16など、PBCH TTI中の各SSバーストセット中の各SSバーストのSSバースト中の同期信号のスクランブリング系列を与える。異なるPBCH巡回オフセット{ΔN、2ΔN、・・・、15ΔN}は異なるSSブロックに対応し、異なるRVはPBCH TTI内の異なるバーストに対応する。具体的には、PBCH情報ビット(例えば、CRCビットを含む40ビット)は、チャネル符号化およびレートマッチングのために処理される。この処理が完了すると、取得した符号化された情報は四個のセグメントに分割され、分割された各セグメントはSSバーストセット内で送信され、この送信されたセグメントが、RVの冗長バージョンとして定義され、この結果、合計で四個のRV、RV0、RV1、RV2、およびRV3が形成される。例えば、RV0はSSバーストセット0に対応し、RV1はSSバーストセット1に対応し、RV2はSSバーストセット2に対応し、RV3はSSバーストセット3に対応する。
スクランブリングコード1はSSバーストセット中の先方のSSバーストに対応し、スクランブリングコード2はSSバーストセット中の最後のSSバーストに対応する。この場合、二個のセカンダリ同期信号のスクランブリング系列は、以下のように定義される:SSバースト内部には、十六個のSSブロックと、隣接するSSブロック間の間隔が存在する。時間シフトは順番に、PBCH巡回シフト量0、ΔN、2ΔN、…、15ΔNにそれぞれ対応する。
同様に、基地局はまた、PBCH TTI内の他のSSバーストセットに関する同期信号およびPBCHも生成することになる。違いは、SSバーストセットのPBCHが使用するRVは様々であることである。
この処理モードでは、端末は最初に、セカンダリ同期信号のスクランブリング系列を特定することによって、現時点のSSブロックがどのSSバーストに属しているかを特定する。
更に、SSバースト内の各SSブロックは同じPBCH情報ビットを含むが、情報ビットの巡回シフトは異なっている。端末が二個のSSブロック中のPBCHを組み合わせるとき、SSブロックの時間間隔を判定することによって、二個のSSブロックの巡回シフトの相対的なずれを得ることができる。例えば、図2の構成によれば、SSバースト中の二個のSSブロックは七個のシンボル(ΔTなど)によって巡回シフトされ、二個のSSブロックが14個のシンボル(例えば、すなわち2ΔT)だけ異なっているとき、二個のPBCH情報ビットの巡回シフトは2ΔNだけ異なっている。端末が二個のPBCHを組み合わせるとき、後方のPBCHが逆方向に2ΔNだけ巡回シフトされて、先方のPBCHと同じ情報ビットが取得される。この時点で二個のPBCHを組み合わせて、復号の成功率を改善することができる。この時点では二個のPBCHは依然として巡回シフト後の情報である場合があり、復号のためには異なる周期後のPBCHを組み合わせることを試みる必要があり、CRCチェックが合格である場合には、PBCH復号を完了し、その場合周期シフトの対応する番号は、SSバースト内の異なるSSブロックのインデックスを表し得る。
端末は初期アクセスの受信を開始する、すなわちSSバーストセット周期のうちのいずれか一つ中の同期信号および物理報知チャネルを受信することができるので、PBCHのPBはRV0〜3のいずれかであってよく、端末はまた、上記した復号処理を試みるために上記した四個のRVのうちのいずれかを使用する必要がある。RV復号が成功しない場合、別のRVを想定し、試行を続ける。
例えば、SSブロック1およびSSブロック3のPBCHが組み合わされ、端末は最初に、二個のSSブロックの時間領域間隔に基づいて、後方のPBCHが先方のPBCHよりも2倍多く巡回シフトされると判定する。次いで、2ΔN逆巡回シフトの後方PBCH、および逆巡回シフトされたPBCHは、先方のPBCHとソフト統合される。この時点で、組み合わされたPBCHは依然として、4セグメント符号化後のPBCHにおける巡回シフトの結果である。端末は、現時点で検出されているPBCHが四個のセグメントのうちのいずれか一つであると想定し、PBCHとΔNの逆巡回シフトとの組み合わせを試みるときにPBCHの周期シフトの逆転を試行し、CRCチェックを介して復号を試み、その後現時点で検出されているPBCHコードフィールド(例えば、SSバーストセット1に対応するセグメント1)を判定し、組み合わされたPBCH巡回シフト値はΔNであり、すなわち、先方のSSブロックはSSブロック1であり、後方のSSブロックおよび先方のSSブロックは2ΔNとは異なっているので、この場合次のSSブロックはSSブロック3である。更に、二個のSSブロックの同期信号によって、先に検出された同期信号に基づいて現時点のスクランブリング系列が系列1であると判断され、これがSSバースト1に属すると判定され、SSブロックインデックスの特定処理が完了される。先方のPBCHはSSバーストセット1のSSバースト1のSSブロック1に属し、後方のPBCHはSSバーストセット1のSSバースト1のSSブロック3に属する。
更に、PBCH TTI中の異なるSSバーストセットのSSブロックもまた同じ情報ビットを含んでいるので、SSバーストセット間のSSブロックを統合することもできる。
本実施形態では、PBCHが異なる巡回シフトが定義される様式を暗黙に示すか、または、異なるスクランブリングコード若しくは異なるCRCブロックを使用して、SSブロックインデックス情報の一部を暗黙に示すことができる。
同期信号スクランブリングに加えて、同期信号の特性は、以下のいずれかであり得る:同期信号系列、同期信号マッピング方法、または、同期信号系列、同期信号スクランブリングコード、および同期信号マッピングスキームの任意の組み合わせ。
実施形態12
本実施形態では、SSブロックインデックスの通知モードは以下である:PBCH DMRS時間-周波数領域位置+PBCH DMRS系列+同期信号系列、PBCH有効結合範囲はPBCH TTIである。
具体的には、PBCH情報ビットはPBCH TTIにおいて不変のままである、すなわち、PBCHはPBCH TTIにおいてサポートされる。
図7に示す構造では、PBCH TTI=80ミリ秒は20ミリ秒周期の四個のSSバーストセットを含み、これらの各々は四個のSSバーストを含み、これらの各々はSSバーストセットの先方の5ミリ秒の中心にマッピングされており、各SSバーストの持続時間は0.5ミリ秒である。この図における例として、SSバースト内部構造、すなわち、SSブロックからデータ送信スロットへのマッピング構造、「120kHz 14シンボル時間スロット」が更に与えられている。これは、SSバーストセット中にSSブロックを最大四十八個含む。注記:データ送信スロットへのSSブロックのマッピングおよびSSバーストセット中に含まれるSSブロックの数は、例に過ぎない。他の数のSSブロックの可能性を除外するものではない。周波数帯域が異なる場合、SSブロックの数、SSブロック内の信号チャネルのサブキャリア間隔、およびSSブロックからスロットへのマッピングの時間領域構造も異なり得る。
このシナリオでは、基地局が端末に四十八個のSSブロックインデックスをどのように示すかを検討する。
表10に示すように、本実施形態では、同期信号は三個の系列セットに分割され、異なる同期信号系列セットを使用して、スロット中の異なるSSブロックを区別する(例えば、スロット0中の全ての同期信号は同期信号系列セット中に設定される。スロット0内の同期信号の組み合わせた検出をサポートするために、同じ同期信号系列を選択することが可能である。典型的には、プライマリ同期信号は三個のルート系列を含み、これらはプライマリ同期信号の異なるルート系列に基づいて三個のグループに分割可能である)。PBCH DMRS系列を使用して、SSバースト内の異なるスロット同士が区別され(四個の異なるPBCH DMRS系列:{PBCH DMRS系列0、1、2、3}を定義する)、PBCH DMRS時間帯位置を使用して、SSバーストセットが示される(図6に示すように、SSバーストセット中の異なるSSバーストにそれぞれ対応する、四個のPBCH DMRS時間-周波数位置を定義する)。
この処理モードでは、端末は最初に、同期信号の系列を特定することによって、スロット内のSSブロック番号を特定する。更に、可能なDMRS系列を使用してPBCH DMRSの異なる時間-周波数位置で受信したデータと相関させることによって、現時点のPBCH DMRSの時系列およびPBCH DMRSの系列が判定され、その場合これらは、SSバースト内のスロット番号およびSSバーストセット中のどのSSバーストであるかを判定する。SSブロックインデックス認識処理の完了。
更に、本実施形態はPBCH明示情報を導入せずにインデックス情報を示すので、PBCH TTI中の全てのSSブロックを組み合わせることができる。
セル間干渉のランダム化を達成するために、システム全体はまた、上述したPBCH DMRS時間-周波数領域位置+PBCH DMRS系列+同期信号系列およびSBIの間の二個以上のマッピング関係を定義することもでき、各マッピング関係はセルIDに紐付けされる。
実施形態13
本実施形態では、SSブロックインデックスの通知モードは、PBCH明示情報と同期信号の特性との組み合わせ、および、SSバーストをサポートするPBCHと異なるSSバーストセットの対応するSSバーストとの組み合わせである。
PBCH明示情報は、対応するSSブロックインデックス通知情報ビットがPBCH情報ビットに含まれることを意味する。同期信号の特性は、同期信号系列、スクランブリングコード系列、マッピングモード、などを含む。本実施形態では、完全なSSブロックインデックス情報は、PBCH明示情報と同期信号スクランブリング系列との組み合わせによって示される。
図4に示す構造では、PBCH TTI=80ミリ秒は、20ミリ秒周期の四個のSSバーストセットを含む。各SSバーストセットは、四個のSSバーストを含む。各SSバーストはSSバーストセット内に均等に分散され、持続時間が1ミリ秒であるSSバーストを構成する。この図における例として、SSバースト内部構造、すなわち、SSブロックからデータ送信スロットへのマッピングの構造、「30kHz 14シンボル時間スロット」が更に与えられている。これは、SSバーストセット中に最大八個のSSブロックを含む。注記:データ送信スロットへのSSブロックのマッピングおよびSSバーストセット中に含まれるSSブロックの数は、例に過ぎない。その他の数のSSブロックを除外するものではない。周波数帯域が異なる場合、SSブロックの数、SSブロック内の信号チャネルのサブキャリア間隔、およびSSブロックからスロットへのマッピングの時間領域構造も異なり得る。
このシナリオでは、基地局が八個のSSブロックインデックスを端末にどのように示すかを検討する。
具体的には、二個のSSブロック中のPBCHが異なる情報ビットを含むとき、これら二個のPBCHを統合することができない。したがって、PBCH明示情報がSSブロックインデックス情報の一部を示すと見なすとき、PBCHを統合する要求を考慮することが必要である。
SSバースト内のSSブロックは、組み合わせをサポートする:SSブロックインデックス情報の一部を示すためのPBCH1ビット明示情報、同じSSバーストは、関連する連続したSSブロックPBCHが組み合わせを良好にサポートできることを保証するために、同じ1ビット明示情報を含む。そして、SSバースト同士の間の組み合わせは、明示情報が異なることに起因してもはやサポートされない。
表11に示すように:PBCHの列は、PBCH TTI中の各SSバーストセット中の各SSバーストのSSブロック、例えばSSバーストセット0のSSバースト0中の四個のSSブロック中で搬送される、明示通知を与える。PBCHは「0」を搬送する。四個の異なる同期信号スクランブリングコードが定義され、これらはセカンダリ同期信号のように同期信号の系列上でスクランブルされる。異なるスクランブリングコードは、SSバースト内の異なるSSブロックを表す。
特に、これは、PBCH情報内容が異なることにそれぞれ起因するフィールド{0、1}を示すSSブロックインデックスを含む、PBCH情報ビットに対応する(PBCH0、PBCH1として表される)二個のPBCHに分割することができる。PBCH情報ビット(CRCビットを含む40ビットなど)の各々は、符号化された情報を取得するためのチャネル符号化およびレートマッチングを行い、この情報は四個のセグメントに分割され、それらの各々がSSバーストセット中で送信され、SSバースト0 送信 PBCH0 符号化された第1のセグメント、SSバーストセット1 SSバースト0 送信 PBCH0 符号化された第2のセグメント、SSバーストセット2 SSバースト0 送信 PBCH0 符号化された第3のセグメント、SSバーストセット3 SSバースト0 送信 PBCH0 第4のパラグラフ後に符号化。SSバーストセット0の場合、SSバースト0中で使用されるSSブロックは、PBCH0に対応する。更に、各SSバースト内の異なるSSブロックは、{スクランブリングコード0、…、スクランブリングコード3}に対応する、異なるセカンダリ同期系列スクランブリングコードを使用する。
同様に、基地局はまた、PBCHおよびPBCH TTI中のその他のSSバーストセット内のSSブロック用の同期信号も生成することになる。更に、異なるSSバーストセット中で、異なる符号化されたPBCHコードセグメントを送信することで、SSバーストセットPBCHの増加的冗長性(incremental redundancy)(IR、増加的冗長性合成)をサポートして、より大きい統合ゲインを得ることができる、すなわち、チャネル符号化およびレートマッチングのための各一個のPBCH情報ビット(CRCビットを含む40ビットなど)ごとに符号化された情報が取得され、この情報は四個のセグメントに分割され、各セグメントはSSバーストセット0、1、2、3にそれぞれ対応するSSバーストセット中で送信される。
この処理モードでは、端末は最初に、セカンダリ同期信号のスクランブリング系列を特定することによって、SSバーストに属するSSブロックを特定する。更に、SSバースト内部の各SSブロックは同じPBCH情報ビットを含み、端末がSSバースト内の異なるSSブロック内のPBCHを統合できるとき、端末は受信した二個のSSブロック中のPBCHをソフト統合することになり、現時点で統合されているPBCHは四個のセグメントのうちのいずれかであると想定される。復号が成功した場合、これはCRCチェックによるものであるが、現時点で検出されているPBCHコードフィールドが判定され、現時点のSSブロックはSSバースト0またはSSバースト1に属している。
更に、PBCH TTI中の異なるSSバーストセットの対応するSSブロックもまた同じ情報ビットを含んでいるので、SSバーストセット間の対応するSSブロックを組み合わせることもできる。
本実施形態では、SSブロックインデックスの一部を示すために同期信号のスクランブリング系列を使用すること。例えば、同期信号系列(すなわち同期信号系列のグループ化、同じグループ中の系列は同じSSブロックインデックスに対応する)、または同期信号マッピングモードを示すために、他の同期信号特性を使用することも可能である。更に、同期信号を新しい同期信号とすることもできる。
実施形態14
この実施形態では、PBCH DMRS系列、DMRS周波数領域位置、およびDMRS時間領域位置の組み合わせを使用するSSブロックインデックス情報について記載する。
図2に示す構造において、このスキームは、基地局が端末に六十四個のSSブロックインデックス{SSブロックインデックス0から63}:六十四個のSSブロックインデックス情報および6ビット、をどのように示すかを検討する。この実施形態では、SSブロックインデックスの最下位ビットを示すDMRS時間領域位置を使用し、SSブロックインデックスの中位の2ビット、すなわちビット4、5を示すためのDMRS周波数領域位置を使用する、PBCH DMRS系列通知SSブロックインデックス。
図8に示すように、八個のPBCH DMRS系列は、SSブロックインデックスの上位3ビットに対応するように定義される。二個のPBCH DMRS時間領域位置は、SSブロックの最下位ビットに対応する、時間領域位置1(PBCHの先方のシンボル)、時間領域位置2(PBCHの最後のシンボル)として定義され、SSブロックインデックスの中位の2有効ビットにそれぞれ対応する周波数領域位置1、2、3、4である、四個のPBCH DMRS周波数領域位置を定義する。表12、13、および14に示すように。
表13は、M個の最下位ビット(表13に示す例ではM=1)とDMRS位置との間のマッピングを示す。
表14は、X個の中位ビットと対応するDMRS位置との間の関係を示す(Xは整数であり、表14の例示された例では値2を有する)。
SSブロックインデックスが110001であるとき、基地局は上記の表のマッピング関係に従って、時間領域位置2および周波数領域位置1において系列7を送信する。
この時点で、端末は、表中の対応する関係に対応する、PBCH DMRSおよび系列の時間-周波数領域リソースを特定することによって、現時点のSSブロックのインデックスを判定する。
本実施形態と同様に、DMRSスクランブリングなどのDMRSの他の系列特徴、または同期信号特性(同期信号系列、同期信号のスクランブリング系列)、または物理報知チャネル送信モード(物理報知チャネルベアラ情報ビット、物理報知チャネル情報ビットの巡回シフト、物理報知チャネルのスクランブリング、および物理報知チャネルのCRCマスク)の使用、SSブロックインデックス中の任意の有効ビットが可能であると示すことが可能である。
図8は、例示的なワイヤレス通信方法800のフローチャートである。方法800は、基地局(例えば、BS1002)において実施され得る。
方法800は、802において、ワイヤレス通信ネットワークにおけるタイミング情報を信号にマッピングすることであって、タイミング情報は同期信号(SS)ブロックインデックスに関連する情報を含み、信号は報知チャネル上の参照信号および/または同期信号を含む、マッピングすること、を含む。
本文書中の様々な例示的な実施形態において記載したように、SSブロックインデックスに関連する情報は:SSバーストセット番号、SSバーストセット中のSSバースト番号、SSバースト中のスロット番号、スロット中のSSブロック番号、SSバーストセット中のSSブロック番号、SSバースト中のSSブロック番号、SSバーストセット中のスロット番号、SSブロックインデックスのN個の最下位ビット、SSブロックインデックスのM個の最上位ビット、またはSSブロックインデックスのX個の中位ビット、のうちの少なくとも一つを含んでもよく、ここで、N、M、およびXは負ではない整数である。
一部の実施形態では、受信側ワイヤレスデバイスによるチャネル推定を可能にする参照信号を使用してもよい。例えば、一部の実施形態では、DMRSを参照信号として使用することができる。SSブロックインデックスを通知するために、以下のDMRS特徴:DMRS系列、複数のシンボル上のDMRS系列の組み合わせ、DMRSスクランブリング情報、DMRS時間領域位置、DMRS周波数領域位置、のうちの少なくとも一つを使用することができる。
一部の実施形態では、タイミング情報と信号特徴との間のマッピングは、方法800を実施中であるセルのアイデンティティと相関し得る。
実施形態15
この例示的な実施形態では、システムフレーム番号(SFN:System Frame Number)は、SSブロックインデックス情報およびPBCHベアラ表示情報を示すために使用される。
例えば、システムフレーム番号が十個のビットを含むと想定する。PBCH TTIは80ミリ秒であり無線フレーム長は10ミリ秒であるので、つまり、PBCH TTIは八個の無線フレームを含む。PBCH TTIの八個の無線フレーム中、全てのPBCHが、SFNの上位7ビット(すなわち、七個のMSB、最上位ビット)を示す、同じSFN通知フィールドを含む。SFNの三個のLSBの通知は、PBCH TTI内の異なる無線フレームを区別するために更に考慮されるべきである。SFNの下位3ビット(すなわち三個のLSB、最下位ビット)は、SSブロックインデックスの関連情報を示すために使用され得る。いくつかの実装オプションとして、以下の場合が挙げられる。
SSバーストセットの周期性が無線フレームの長さ(例えば、5ミリ秒、10ミリ秒)未満の場合は、無線フレームは一個または二個のSSバーストセットを含む。SSバーストセットの異なるインデックス/通知は、単一の無線フレームに対応し得る。したがって、SSバーストセットのインデックス/通知は、SFN情報(例えば三個のLSB)の一部を示すことができ、この場合、PBCH TTI内のSSバーストセットのインデックス/通知は、LTEとちょうど同じように、PBCHの異なるRVによって暗黙に示され得る。一部の実施形態では、PBCHのスクランブリングコードまたは巡回冗長検査(CRC)マスクを考慮することもできる。
具体的には、図12のタイムライン1200に示すように、一部の実施形態では、SSバーストセットは10ミリ秒の持続時間を有し得る。SSブロックのシステムフレーム番号は1110000010である。SSブロック中のPBCH情報ビットのSFN通知フィールドは、明示通知である七個の最上位ビット、すなわち1110000を示し、この場合、PBCH TTI内の全てのSSブロックのPBCHは、同じ明示情報を含む。更に、下位3ビットはPBCHの冗長バージョン(RV)によって示され、PBCHの八個の異なるRVを定義し、各SSバーストセットは一個のRVに対応する。例えば、三個のLSB「010」は特定のRVに対応する。三個のLSB「010」に対応するSSブロック中で、基地局は、対応するPBCHを送信するために、特定のRVを使用する。端末は、PBCH RVを特定することによって、SFNの下位3ビットを判定する。
無線フレームの長さよりも長いSSバーストセットの周期性(例えば、20ミリ秒、40ミリ秒)については、例としてSSバーストセットの20ミリ秒周期を示す図13のタイムライン1300に示すように、SSバーストセットの各継続時間中に配置された、二個の無線フレームが存在する。このような場合、SSバーストセットのインデックス/通知は、単独ではSFNのLSBの全3ビットを与えることができない。しかしながら、SSバーストセット内のSSブロックのインデックスは、SSバーストセット中の一番目および二番目の無線フレームを区別するために、更に使用することができる。上記の記載と同様に、PBCHの異なるRVまたはスクランブリングコードまたは巡回冗長検査(CRC)マスクによって、PBCH TTI内のSSバーストセットのインデックス/通知を暗黙に示すことができる。このように、PBCHを復号する前に信号を受信することによって、SSブロックのインデックスを取得することができる。
具体的には、例示的な一実施形態では、20ミリ秒SSバーストセット周期の場合、一個のSSブロックによって記述される無線フレームのシステムフレーム番号SFNは、1110000010である。この場合、SSブロック中のPBCH情報ビットのSFN通知フィールドは、明示通知である七個の最上位ビット、すなわち1110000を示し、この場合、PBCH TTI内の全てのSSブロックのPBCHは同じ明示情報を含み、更に、SFNの下位3ビットは、PBCHの冗長性のバージョンおよびSSバーストセット内のSSブロックインデックスによって示される。各SSバーストセットは一個のRVに対応する、すなわち、SFNの3ビットのうちの最初の2ビットは、一意のPBCHのRVに対応する。例えば、「010」および「011」は、同じPBCH RV(「01」)に対応する。この場合、SSバーストセット内のSSブロックインデックスは更に、SSブロックインデックスとSFNの最下位ビットとの間の事前定義されたマッピング関係を以下のように使用して、最下位ビットが0か1かを区別することができ、SSバーストセットは十六個のSSブロックを含み、最初の八個のSSブロック(SSブロック0〜7)はSSバーストセットの先方の無線フレーム内に配置される。他方の八個のSSブロック(SSブロック8〜15)は、SSバーストセットの続く無線フレーム中に配置される。この場合、SSブロック0〜7は0の最下位ビットに対応し、SSブロック8〜15は1の最下位ビットに対応することが、予め規定されている。基地局は上で判定されたRVを使用して対応するPBCHを送信する。端末は、PBCH RVおよびSSブロックインデックスを特定することによって、SFNの下位3ビットを判定する。
PBCH TTI以上の長さのSSバーストセットの周期性(すなわち80ミリ秒、160ミリ秒)について。図14に示すように、SSバーストセットの継続時間中に二個のPBCH TTIが配置される。SSブロックが異なるPBCH TTIに属するとき、一個のSSバーストセット内でPBCH内容が変更されることになる。少なくとも、合計NビットのSFNの様々な(N-3)個のMSB中に配置されたPBCH。
更に、PBCH TTI内のSSブロックが同じSSバーストセットに由来するものであるので、SSバーストセットのインデックス/通知は、PBCH TTI内の異なる無線フレームを区別するためのその意味を失うことになる。ただしSSブロックは、異なる無線フレーム中に配されてもよい。無線フレームを区別するために、SSバーストセット内のSSブロックのインデックスを使用することができる。
SFNの三個のLSBビットは、SSバーストセット内のSSブロックインデックスおよび/またはPBCH TTI内のSSバーストセットのインデックス/通知によって、暗黙に示すことができる。SSバーストセットの5ミリ秒/10ミリ秒周期性の場合は、SFNの三個のLSBビットは、PBCH TTI内のSSバーストセットのインデックス/通知によって、暗黙に示すことができる。SSバーストセットの20ミリ秒/40ミリ秒周期性の場合は、SFNの三個のLSBビットは、SSバーストセット内のSSブロックインデックス、およびPBCH TTI内のSSバーストセットのインデックス/通知によって、暗黙に示すことができる。SSバーストセットの80ミリ秒/160ミリ秒周期性の場合は、SFNの三個のLSBビットは、SSバーストセット内のSSブロックインデックスによって、暗黙に示すことができる。これらの実装形態では、PBCHの異なるRVまたはスクランブリングコードまたは巡回冗長検査(CRC)マスクによって、PBCH TTI内のSSバーストセットのインデックス/通知を暗黙に示すことができ、これを考慮することもできる。
図8は、ワイヤレス通信の例示的な方法800用のフローチャートを示す。
方法800は、802において、ワイヤレス通信ネットワークにおけるタイミング情報を信号にマッピングすることであって、タイミング情報は同期信号(SS)ブロックインデックスに関連する情報を含み、信号は報知チャネル上の参照信号および/または同期信号を含む、マッピングすること、を含む。
方法800は、804において、信号をSSブロックインデックスの少なくとも一部に関連する情報を含むように送信することを含む。
一部の実施形態では、同期信号系列または同期信号スクランブリング情報を使用して、SSブロックインデックス情報を示すことができる。
一部の実施形態では、SSブロックインデックス情報を示すために、報知チャネル送信モードを使用することができる。例えば、送信モードは、報知チャネルによって搬送される情報ビット、報知チャネル情報ビットの巡回シフト、報知チャネルのスクランブリング、または報知チャネルの巡回冗長検査マスクであってもよい。
図9は、別のワイヤレス通信方法900の例のフローチャートである。方法900は、ユーザデバイス(例えば、ユーザデバイス1106)によって実施され得る。
方法900は、902において、受信デバイスによってワイヤレス通信ネットワークにおけるタイミング情報のマッピングを含む信号を受信することであって、タイミング情報は同期信号(SS)ブロックインデックスに関連する情報を含み、信号は報知チャネル上の参照信号および/または同期信号を含む、受信すること、を含む。
方法900は、904において、信号の少なくとも一部からSSブロックインデックスを復元することを含む。方法900は、信号からSSブロックインデックス情報を復元することであって、情報は本明細書に記載する技法のうちの一つを使用して示される、復元すること、を更に含み得る。
図10は、ワイヤレス通信装置1000の例のブロック図である。装置1000は、本明細書に記載する技法のうちの一つを実施するように構成できるプロセッサ1010と、アンテナ1020を使用した信号の送信または信号の受信が可能な送受信機電子機器1015と、プロセッサ1010および/またはデータストレージによって実行可能な命令を格納するために使用できる一つ以上のメモリ1005と、を備える。
図11は、例示的なワイヤレス通信ネットワーク1100を示す。ネットワーク1100は、地局BS1102と複数のユーザデバイス1106とを含み、これらは基送信媒体1104を介して互いと通信できる。BS1102からデバイス1106への送信は一般に、ダウンリンク送信またはダウンストリーム送信と呼ばれる。デバイス1106からBS1102への送信は一般に、アップリンク送信またはアップストリーム送信と呼ばれる。送信媒体1104は、典型的にはワイヤレス(空気)媒体である。BS1102はまた、ネットワーク内でバックホールまたはアクセスネットワーク接続1112を介して他の基地局または他の機器と通信するように結合されてもよい。
複数の命令の組み合わせによってSSブロックインデックス情報を示すために使用できる、タイミングの合った情報を送信するための方法を提供する技法が開示されていることが諒解されるであろう。これにより、PBCHの黙示通知に起因するブラインドチェックオーバヘッドを効果的に低減すること、および、異なるセルに対して異なる定義を行うことによって単一の命令モード要求の容量を効果的に低減することができる。
開示されたおよび他の実施形態、モジュール、並びに本文書に記載した機能的動作は、本文書に開示されている構造およびそれらの構造的等価物またはそれらの一つ以上の組み合わせを含む、デジタル電子回路において、またはコンピュータソフトウェア、ファームウェア、若しくはハードウェアにおいて、実施することができる。開示されたおよび他の実施形態は、一つ以上のコンピュータプログラム製品、すなわち、データ処理装置によって実行するためのまたはデータ処理装置の動作を制御するためにコンピュータ可読媒体上で符号化されたコンピュータプログラム命令の一つ以上のモジュールとして、実施することができる。コンピュータ可読媒体は、機械可読ストレージデバイス、機械可読ストレージ基板、メモリデバイス、機械可読伝播信号を有効にする物質の組成物、またはそれらの一つ以上の組み合わせとすることができる。用語「データ処理装置」は、プログラム可能なプロセッサ、コンピュータ、または複数のプロセッサ若しくはコンピュータを例として含む、データを処理するためのあらゆる装置、デバイス、および機械を包含する。装置は、ハードウェアの他に、当該コンピュータプログラムの実行環境を作り出すコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、またはこれらの一つ以上の組み合わせを構成するコードを含み得る。伝播信号とは人工的に生成された信号であり、例えば、好適な受信機装置に送信するため情報を符号化するように生成されている、機械が生成した電気、光学、または電磁信号である。
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても知られる)は、コンパイラ型言語またはインタープリタ型言語を含む任意の形態のプログラミング言語で記述することができ、スタンドアロンプログラムとして、またはモジュール、コンポーネント、サブルーチン、若しくはコンピュータ環境での使用に適した他のユニットとしてを含め、任意の形態で展開することができる。コンピュータプログラムは、ファイルシステムにおけるファイルに必ずしも対応していない。プログラムは、他のプログラム若しくはデータ(例えば、マークアップ言語文書に格納された一つ以上のスクリプト)を保持するファイルの一部に、当該プログラム専用の単一のファイルに、または、複数の連携したファイル(例えば、一つ若しくは複数のモジュール、サブプログラム、若しくはコード部分を格納するファイル)に、格納することができる。コンピュータプログラムは、一つのコンピュータ上で、または、一つの場所に配置されているか若しくは通信ネットワークによって相互接続された複数の場所にわたって分散されている複数のコンピュータ上で実行されるように、配備することができる。
本文書に記載した処理および論理フローは、入力データに対して演算を行い出力を生成することで機能を果たす一つ以上のコンピュータプログラムを実行する、一つ以上のプログラム可能なプロセッサによって実行できる。処理および論理フローは専用論理回路、例えばFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)よっても実行可能であり、装置は上記した専用論理回路として実装可能である。
コンピュータプログラムの実行に適したプロセッサとしては、例として、汎用マイクロプロセッサおよび専用マイクロプロセッサの両方、並びに、任意の種類のデジタルコンピュータの任意の一つ以上のプロセッサを挙げることができる。一般に、プロセッサは、読み出し専用メモリまたはランダムアクセスメモリまたは両方から、命令およびデータを受信するものである。コンピュータの本質的な要素は、命令を実行するためのプロセッサ、並びに、命令およびデータを格納するための一つ以上のメモリデバイスである。一般に、コンピュータはまた、データを格納するための一つ以上のマスストレージデバイス、例えば磁気ディスク、光磁気ディスク、若しくは光学ディスクを含むか、または、そこからデータ受信する、若しくはそこからデータを転送する、若しくはその両方を行うよう作動するように結合されるものである。しかしながら、コンピュータは必ずしもかかるデバイスを有さない。コンピュータプログラム命令およびデータの格納に適したコンピュータ可読媒体としては、半導体メモリデバイス、例えばEPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス;磁気ディスク、例えば内部ハードディスクまたはリムーバブルディスク;光磁気ディスク;並びにCD ROMおよびDVD-ROMディスクを例として含む、あらゆる形態の不揮発性メモリ、媒体、およびメモリデバイスが挙げられる。プロセッサおよびメモリは、専用論理回路によって補完すること、または専用論理回路に組み込むことができる。
本文書は多くの詳細を含むが、それらは特許請求されているまたは特許請求され得る発明の範囲を限定するものとしてではなく、特定の実施形態に特有の特徴の記載として解釈されるべきである。本文書において別々の実施形態の文脈で記載されている特定の特徴を、単一の実施形態として組み合わせて実施することも可能である。逆に、単一の実施形態の文脈で記載されている様々な特徴を、複数の実施形態において個別にまたは任意の好適な下位組み合わせで実施することもできる。更に、特徴は特定の組み合わせで機能するものとして上記されている場合があり、そのように当初特許請求されている場合さえあるが、特許請求される組み合わせにある一つ以上の特徴を、場合によってはその組み合わせから削除することができ、その特許請求される組み合わせは、下位組み合わせまたは下位組み合わせの変形を対象としてもよい。同様に、図面において動作が特定の順序で描写されているが、このことは、望ましい結果を達成するために、そのような動作を示された特定の順序で若しくは連続した順序で実行することまたは図示された全ての動作を実行することが必要になるものと理解されるべきではない。
数件の例および実装形態のみが開示されている。開示されている内容に基づき、記載された例および実装形態並びに他の実装形態に対して、変形、修正、改良を行うことができる。