LTEライセンスアシストアクセスに関して、アンライセンス周波数帯で動作する少なくとも1つのSCellを用いるキャリア・アグリゲーションは、ライセンスアシストアクセス(Licensed-Assisted Access:LAA)とも呼ばれている。したがって、LAAでは、UE向けに構成されたサービングセルのセットは、LAA SCellとも呼ばれるフレーム構造タイプ3に従って、アンライセンス周波数帯で動作する少なくとも1つのSCellを常に含む。特に指示がない限り、LAA SCellは、標準的なSCellとして動作する。
LAA eNBおよびUEは、LAA SCellでの伝送を実施する前に、リッスンビフォートーク(Listen-Before-Talk:LBT)を行う。LBTが行われるときに、送信機は、チャネルがフリーか、またはビジーかを判断するためにチャネルをリッスン/検知する。チャネルがフリーであると判断される場合、送信機は、伝送を実施する場合があるが、そうでない場合は、伝送を実施しない。LAA eNBが、LAAチャネルアクセスの目的で、他の技術のチャネルアクセス信号を使用する場合、LAAの最大エネルギー検出閾値要件を満たし続けなければならない。[1]3GPP TS 36.300, (E-UTRAN); Overall description; Stage 2 (Release 15), V15.0.0を参照されたい。
フレーム構造タイプ3は、通常のサイクリックプレフィックスのみを伴うLAAセカンダリセル操作に適用可能である。各無線フレームは、下記の数式1の長さであり、0から19まで番号が付けられた、下記の数式2の長さの20スロットで構成される。サブフレームは、スロットiおよび2i+1でサブフレームiが構成される、2つの連続するスロットで画定される。[2]3GPP TS 36.211, Physical channels and modulation (Release 15)を参照されたい。
無線フレーム内の10サブフレームが、下りリンクまたは上りリンク伝送向けに利用可能である。3GPP TS 36.211, Physical channels and modulation (Release 15)の表10.2−1で規定されているように、下りリンク伝送は、1つまたは複数の連続するサブフレームを占め、サブフレーム内のいずれかで始まり、かつ最後のサブフレームを完全に占めて終わるか、またはDwPTS時間期間のうち1つに続く。上りリンク伝送は、1つまたは複数の連続するサブフレームを占める。
NR測定に関して、RRC_CONNECTEDでは、UEは(少なくとも1つの)セルの複数のビームを測定し、かつ測定結果(電力値)を平均化してセル品質を導出する。そのことを行うために、UEは、検出したビームのサブセットを考慮に入れるように構成される。フィルタリングが、ビーム品質を導出する物理層のレベルと、複数のビームからセル品質を導出するRRCレベルとの2つのレベルで行われる。ビーム測定によるセル品質は、サービングセルと、非サービングセルのどちらに対しても同じ方式で導出される。測定報告は、UEがgNBによってベストビームを測定するように構成されている場合、X個のベストビームの測定結果を含む場合がある。NR測定モデルを図1に示す。このモデルは、3GPP TS 38.300, NR; NR and NG-RAN Overall Description; Stage 2 (Release 15), V15.2.0[3]3GPP TS 38.300, NR; NR and NG-RAN Overall Description; Stage 2 (Release 15), V15.2.0からの抜粋である。
NRでは、ネットワークが、SS/PBCHブロック(SS/PBCH Block:SSB)またはCSI−RS(チャネル状態情報参照信号)に基づいて測定を実施するようにUEを構成する場合があり、この際、測定量は、参照信号の受信電力(Reference Signal Received Power:RSRP)、参照信号の受信品質(Reference Signal Received Quality:RSRQ)、または信号対干渉雑音比(Signal-to-Noise and Interference Ratio:SINR)である場合がある。NR向けの物理層測定は、[5]3GPP TS 38.215, NR; Physical layer measurements (Release 15), V15.2.0で、規定されている。
NR無線リンク障害に関して、RRC_CONNECTEDでは、(1)物理層からの無線問題の通知後に開始したタイマの満了(タイマが満了する前に無線問題が回復された場合、UEはタイマを停止する)、(2)ランダムアクセスプロシージャ障害、(3)RLC障害の基準、のうち1つが満たされた場合に、UEは無線リンク障害(RLF)を宣言する。
RLFが、宣言された後に、UEは、1)RRC_CONNECTEDで留まり、2)好適なセルを選択して、RRC再確立を開始し、3)RLFが宣言された後に、ある一定の時間内に好適なセルが見つからない場合、RRC_IDLEに入る。
図2に示すように、2つのフェーズで、無線リンク障害に付随する動作を制御する。
第1フェーズは、1)無線問題検出時に開始、2)無線リンク障害検出を導く、3)UEベースのモビリティではなく、4)タイマ、または他の(カウント)基準(T1)に基づく。
第2フェーズは、1)無線リンク障害検出またはハンドオーバ障害時に開始、2)RRC_IDLEを導く、3)UEベースのモビリティであり、4)タイマ(T2)に基づく。
NRで帯域幅適応(Bandwidth Adaptation:BA)を用いることで、UEの受信および伝送帯域幅は、セルの帯域幅と同じ大きさである必要がなく、また調整することができ、幅は、変更するように指示される場合(例えば、電力を節約するために、低アクティビティ期間中に縮小される)があり、位置は、(例えば、スケジューリングの柔軟性を上げるために)周波数領域で移動させることができ、またサブキャリア間隔は、(例えば、異なるサービスを可能にするために)変更するように指定される場合がある。セルの総セル帯域幅のサブセットは、帯域幅パート(Bandwidth Part:BWP)と呼ばれ、BAは、BWPを用いてUEを構成して、どの構成されたBWPが現在アクティブであるかをUEに知らせることによって実現される。
図3は、1)40MHzの幅、15kHzのサブキャリア間隔のBWP1、2)10MHzの幅、15kHzのサブキャリア間隔のBWP2、および3)20MHzの幅、60kHzのサブキャリア間隔のBWP3の3つの異なるBWPが構成される場合のシナリオについて示している。
サービングセルは、最大で4つのBWPを用いて構成される場合があり、アクティブなサービングセルでは、1つのアクティブBWPが適時にいかなる点でも存在する。サービングセルにおけるBWPスイッチングは、同時に、非アクティブBWPをアクティブにし、アクティブBWPを非アクティブにするために用いられ、かつ、下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示すPDCCHによって制御される。SpCell(スペシャルセル)の追加またはSCellのアクティベーションに応じて、1つのBWPが、下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示すPDCCHを受信することなしに、最初にアクティブにされる。サービングセルのアクティブBWPは、RRCまたはPDCCHによって示される。対をなしていない周波数帯では、DL BWPは、UL BWPと対にされ、またBWPスイッチングは、ULとDLとの両方に対して共通するものである。[5]および[7]3GPP TS 38.321, NR; Medium Access Control (MAC) Protocol Specification (Release 15), V15.2.0を参照されたい。
ここで、無線リンク監視(RLM)および無線リソース管理(RRM)に戻り、新無線アンライセンス(NR−U)では、NR NodeB(例えば、gNB)が、チャネルを取得できず、伝送機会(TXOP)の間に下りリンク参照信号(DL−RS)を伝送することができない場合がある。ユーザ端末(UE)が、妨げられているTXOPの間に、DL−RSを測定しようとする場合、DL−RSがgNBによって伝送されていないために、UE測定は、誤って計算される可能性がある。これにより、無線リンク監視(RLM)測定量が誤ったものになる場合があり、gNBがチャネルを取得して測定のために参照信号を送信でき、リンク品質が良好である可能性がある場合であっても、同期はずれであるとUEが宣言する原因となる場合がある。また、これにより、計算されたRRM測定量も誤ったものになり、測定イベントの検出を誤る、または不具合の原因となる可能性もある。したがって、NR−U用に、妨げられているDL−RS TXOPに対処するRLMおよびRRM測定プロシージャの拡張が必要とされる。一例において、妨げられているというのは、gNBがチャネルを取得することができず、それにより、TXOPの間にDL−RSの伝送を実施することを「妨げられている」状況を指す場合がある。
一態様において、NR−U用のRRM測定を実施する方法について本明細書で開示するが、これは、不具合RS TXOPが検出されるときに、不具合RS TXOPインジケータが上位層に提供されて、RRCによって実施される測定機能を適応させる測定モデルに基づくものである。
別の態様においては、不具合RLM−RS TXOPと組み合わされた推定無線リンク品質に基づいた同期中/同期はずれインジケーションに基づいて、NR−U用のRLMを実施する方法について本明細書で開示する。
(NR−U用のRLMを実施する方法)
NR−U用のRLMを実施する方法について以下に開示する。UEは、PCellおよびPSCellの下りリンク無線リンク品質を検出するために、構成されたRLM−RSリソースの参照信号に基づいて下りリンクリンク品質を監視してもよい。下りリンクリンク品質を監視することに加えて、UEは、不具合RLM−RS TXOPの数を監視してもよい。下りリンク品質を監視することに関して、UEはDLリンク品質を判断する目的で構成された参照信号の測定を実施してもよく、測定値が構成された閾値より大きいか小さいかによって、無線リンクが、同期中であるのか、同期はずれであるのかが判断されてよい。不具合RLM−RS TXOPの数のカウントは、RLFを検出するために、下りリンクリンク品質推定値と組み合わされて使用されてよい。構成されたRLM−RSリソースは、全SSB、または全CSI−RS、もしくは、SSBとCSI−RSの組み合わせである場合がある。図4は、例示的なNR−U RLM/RLFモデルの図である。
(不具合RLM−RS TXOPの検出)
不具合RLM−RS TXOPを監視することは、発見参照信号(Discovery Reference Signal:DRS)、チャネルアクセスインジケーション(Channel Access Indication:CAI)信号、または、gNBがチャネルを取得したかどうかを確認するために、UEによって使用される場合があるgNBによって伝送される任意の他の信号の検出に基づいてよい。チャネル使用信号の特性は、単一のTXOPの間に確実に検出することができるようなもの、例えば、複数のTXOPにわたって組み合わせる必要がないものであってもよい。「チャネル使用」信号は、周波数分割多重(Frequency Division Multiplexing :FDM)または時間分割多重(Time Division Multiplexing:TDM)技法を使用して複数のRLM−RSで多重化されてもよい。
CAIの検出は、明確なものであっても、暗黙なものであってもよい。UEが、SSB/CSIRS向けに構成されたスロット/チャネル占有時間(Channel Occupancy Time:COT)でPDSCHを受信する場合、UEは、RSが利用可能であると暗に理解する場合がある。
明確なシグナリングの場合、gNBがCOT向けにチャネルを取得する際に、PSS/SSSのような信号が、gNBによって伝送されてよい。UEは、この信号を監視して、その伝送がgNBからのものであると識別する。そうすることで、UEは、RSがCOTの間に利用可能であると認識する。
あるいは、ライセンスバンド下りリンクもまた利用可能である構成では、gNBは、RLM−RS TXOPの間にアンライセンスチャネルが取得されたかどうかを示すために、ライセンスバンド下りリンクで下りリンク制御情報(Downlink Control Information:DCI)を伝送してもよい。例えば、表1に示される情報で構成され、かつC−RNTI、共通RNTI、またはグループRNTIでスクランブルされるDCI Format_2_Xは、特定のキャリア上の特定のRLM−RSに対する不具合TXOPを示すために使用されてよい。
また、さらに別の代替において、不具合RLM−RS TXOPの検出は、閾値ベースのものであってもよい。例えば、RLM−RS RSRP測定の値が閾値より小さい場合、UEはRLM−RS TXOPに不具合があったと見なす。閾値の値は、上位層(例えば、RRCシグナリング)によってUEにシグナリングされてよい。例えば、閾値は、表2に示すSpCellConfig情報要素(Information Element:IE)に含まれているパラメータrlmDetectionThresholdとしてシグナリングされてよい。
別の代替として、RLM−RSが無いことを検出するために、伝送が成功した他の構成またはスケジュールされた下りリンク伝送バーストに関連付けられる(例えば、重複する)ときにのみ、RLM−RSは伝送されてよい。言い換えると、RLM−RSと、関連付けられたDL伝送バーストとは、常に同じCOT内にある。例えば、RLM−RSが特定のSSBに関連付けられ、かつUEがこのSSBを検出することに失敗する場合、UEは、gNBがチャネルを正常に取得できないと推定し、これを不具合RLM−RS TXOPとして見なしてもよい。別の例として、RLM−RSが、特定の制御リソースセット(Control Resource Set:CORESET)に関連付けられ、かつUEが、このCORESET内のPDCCHを復号することに失敗する場合、UEは、gNBがチャネルを正常に取得しないと推定し、これを不具合RLM−RS TXOPとして見なすことができる。
RLM−RSに関連付けられた伝送バーストは、上位層(例えば、RRCシグナリング)によってUEにシグナリングされてよい。例えば、SSBID、CORESETIDなどの値をとることがあるRLM−AssociatedBurst IEが、UEにシグナリングされてよい。
(RLFの検出(代替1))
本明細書で論じるように、NR−U用のRLFの検出は、不具合RLM−RS TXOPと組み合わされた推定無線リンク品質に基づいた同期中または同期はずれインジケーションに基づいてよい。各RLM−RSリソースで、UEは下りリンク無線リンク品質を推定して、セルの下りリンク無線リンク品質を監視する目的で、それを閾値QoutおよびQinと比べる。閾値Qoutは、下りリンク無線リンクを確実に受信できないレベル、例えば、10%の同期はずれブロック誤り率(out-of-sync Block Error Rate:BLERout)と定義されてよい。閾値Qinは、Qoutよりも、下りリンク無線リンク品質をかなり確実に受信できるレベル、例えば、2%の同期中ブロック誤り率(in-sync Block Error Rate :BLERin)と定義されてよい。BLERoutおよびBLERinは、別の値も用いることもでき、この値は、gNBによって実施されるか、gNBに報告される計測(例えば、チャネル占有)に基づいて、gNBによって決定されて、上位層、例えば、SIブロードキャストまたは専用のシグナリングを介してUEにシグナリングされてよい。
無線リンク監視向けに構成されたリソースのセット内の全リソースで、RLM−RS TXOPに不具合があったとUEが検出すると、UEの物理層は、リンク品質が評価されたフレームで、不具合RLM−RS TXOPを示す。UEは、先のTEvaluate_missed_TXOP期間の間に不具合のあったRLM−RS TXOPの数が、閾値NMissed_TXOPよりも大きくなるかどうかを評価する。不具合RLM−RS TXOPの数を監視することは、TEvaluate_missed_TXOP期間の間に、NMissed_TXOPが受信されるタイミングに基づいてもよい。パラメータTEvaluate_missed_TXOPおよびNMissed_TXOPの値は、上位層(例えば、RRCシグナリング)によってUEにシグナリングされてよい。例えば、TEvaluate_missed_TXOPおよびNMissed_TXOPは、表3に示されているRLF−TimersAndConstants IEを介して、それぞれ、T312およびN312としてシグナリングされてよい。NR−U RLFタイマおよび定数は、それぞれ、表4および表5で提示されているように定義されてよい。タイマは、不具合RLM−RS TXOP検出時に開始されてよい。表4および表6を参照されたい。
(RRCのRLF関連動作(代替1))
NR−U向けに、RLF検出は、RRCによって実施されてよい。代替1としてRRCによって実施されるRLF関連動作の例示的説明を、表6、表7、または表8に示す。
(RLFの検出(代替2))
代替2では、NR−U用のRLFの検出は、推定無線リンク品質に基づいた同期中または同期はずれインジケーションと組み合わされた不具合RLM−RS TXOPに基づく。下りリンクリンク品質に基づくRLFの監視および検出は、代替1で記載したようなものである。不具合RLM−RS TXOPに基づくRLFの検出方法は、代替1とは異なるものである。代替2では、「不具合」RLM−RS TXOPに基づくRLFの監視および検出は、別の方法を使用し、この別の方法では、図5に示すように、「不具合」RLM−RS TXOPをUEが検出するとき、および、RLM−RS TXOPの間にRLM−RSが伝送されたとUEが検出するときに、上位層にインジケーションが提供される。図4では、不具合RLM−RS TXOPのインジケーションが、上位層に提供される。図5では、不具合かつ検出されたRLM−RS TXOPのインジケーションが、上位層に提供される。検出されたRLM−RS TXOPは、タイマT312を停止するために使用されてよい。
N312連続不具合RLM−RS TXOPの検出時に、UEはタイマT312を開始する。N313連続RLM−RS TXOPの間に、RLM−RSが検出されると、タイマは停止される。さらに一般的にいえば、連続参照信号TXOPの閾値(例えば、Ndetected_TXOP)の間に、参照信号が検出されるときにタイマは停止されてよい。閾値は、RRCによって事前構成されてよい。RLFは、タイマT312の満了時に宣言される。タイマT312ならびに定数N312およびN313の値は、表9に示すようなRLF−TimersAndConstants IEを介して、上位層(例えば、RRCシグナリング)によってUEにシグナリングされてよい。代替2で使用されるNR−U RLFタイマおよび定数は、それぞれ、表10および表11で提示されているように定義されてよい。
(RRCのRLF関連動作(代替2))
NR−U向けに、RLF検出は、RRCによって実施されてよい。代替2としてRRCによって実施されるRLF関連動作の例示的説明を、表12、表13、および表14に示す。
(RLFの検出(代替3))
広帯域キャリアが使用される場合の構成では、チャネルの一部が、他のユーザ、例えば、Wi−Fiユーザによって占有され、その一方で、残りの部分は占有されないことがあるシナリオが考えられる。チャネルの利用率を最適化するために、一部の下りリンク伝送、例えば、RLM−RSの伝送のために、チャネルにアクセスするときに、gNBがサブバンドLBTを実施することを提案する。それぞれが、RLMリソースのそれら固有のセットを有する異なるBWP構成である、複数のサブバンドのモデルについて本明細書で論じる。
一例において、gNBは、各対応するDLーBWPで実施されるサブバンドLBTの結果に従って、所定のUE向けに構成されたDLーBWPの全てで、RLM−RSを伝送する。アクティブDLーBWP上の物理層問題をUEが検出すると、UEは、BWPスイッチングを実施してもよい。BWPスイッチングの実施後、物理層問題からUEが回復しない場合、RLFを宣言する前に追加のBWPスイッチングが実施されてよい。タイマT310ならびに定数N312およびN313の値は、表15に示すようなRLF−TimersAndConstants IEを介して、上位層(例えば、RRCシグナリング)によってUEにシグナリングされてよい。代替3で使用されるNR−U RLFタイマおよび定数は、それぞれ、表16および表17で定義される。
(RRCのRLF関連動作(代替3))
NR−U向けに、RLF検出は、RRCによって実施されてよい。代替3としてRRCによって実施されるRLF関連動作の例示的説明を、表18、表19、および表20に示す。
RRCでBWPスイッチングをトリガする代替は、MAC層で物理層問題の検出を実施して、MACによる物理層問題の検出時にBWPスイッチングをトリガすることであってもよい。この代替において、物理層問題の検出に対してRRCによって実施される動作を、表21に示す。物理層問題の回復およびRLFの検出に対する残りのRRC動作は、表19および表20に示している。物理層問題の検出に対してMACによって実施される動作を、表22に示す。
この代替では、MAC層によって受信された同期はずれインジケーションは、推定無線リンク品質に基づいてもよい。あるいは、同期はずれインジケーションは、不具合RLM−RS TXOPと組み合わされた推定無線リンク品質に基づいてもよい。さらに別の代替では、MAC層による物理層問題の検出は、不具合RLM−RS TXOP、例えば、不具合RLM−RS TXOPの受信のみに基づいてもよい。
defaultDownlinkBWPまたはinitialDownlinkBWPへのスイッチングに代わるものとして、UEは自律的に任意の他の構成されたDL BWPに切り替えてもよい。例えば、UEは、構成されたBWPの数を法として1ずつアクティブBWPのBWP−IDをインクリメントしてもよい。全ての構成されたBWPを通した繰り返し後も、物理層問題からUEが回復しない場合、UEはdefaultDownlinkBWPまたはinitialDownlinkBWPへ切り替えてもよい。
(RLFの検出(代替4))
代替4では、NR−U用のRLFの検出は、N310連続同期はずれインジケーションの受信に基づいてもよい。タイマベースの回復期間は、定義されなくてもよく、例えば、N310連続同期はずれインジケーションの検出時に、RLFが宣言される。一例において、同期はずれインジケーションは、不具合RLM−RS TXOPが検出されるときに生成されてもよい。上位層は、同期はずれインジケーションを受信するとカウンタN310をインクリメントして、最大値に到達したときにRLFを宣言してもよい。カウンタN310は、N311連続「同期中」インジケーションが受信されると、リセットされる。
代替例では、同期中または同期はずれインジケーションは、リンク品質が評価されて、無線リンク監視向けに構成されたリソースのセット内の全リソースで、RLM−RS TXOPに不具合があったとUEが検出するフレーム内で生成されない場合がある。上位層は、同期はずれインジケーションを受信するとカウンタN310をインクリメントして、最大値に到達したときにRLFを宣言してもよい。カウンタN310は、N311連続「同期中」インジケーションが受信されると、リセットされてよい。N310およびN311のカウンタ値は、不具合RLM−RS TXOPが検出されたフレームの間に更新されない場合がある。
さらに別の例では、PHY層は、gNBにおけるLBTの失敗に起因して、UEがRLM参照信号検出に失敗するインスタンスのインジケーションを、上位層に提供する。これらのインスタンスは、本明細書で、不具合RLM−RS TXOPと呼ばれる場合がある。UE上位層は、不具合RLM−RS TXOP受信時に、カウンタN310、N311をリセットしない場合がある。上位層による不具合RLM−RS TXOPインジケーションの受信は、受信された連続同期中(In-Sync:IS)インジケーションまたは受信された連続同期はずれインジケーション(Out-Of-Sync:OOS)のカウントに影響を与えない場合がある。無線リンク問題が検出され次第、無線リンク障害の宣言を制御するために使用されるタイマ(例えば、タイマT310)は、不具合RLM−RS TXOPを表すように調整される。例えば、タイマT310は、不具合RLM−RS−TXOPの受信時に停止されて、ISインジケーションの受信時、またはOOSインジケーションの受信時に再開されてよい。
(NR−U用のRRM測定を実施する方法)
図6は、不具合RS TXOPが検出されるときに、不具合RS TXOPインジケータが上位層に提供されて、RRCによって実施される測定機能を適応させることができる例示的NR−U測定モデルである。測定またはフィルタリングに関するさらなる説明を、以下にて開示する。
−A:物理層内部の測定(ビーム固有サンプル)。
−層1フィルタリング:ポイントAで測定された入力の内層1フィルタリング。正確なフィルタリングは実装形態に依存する。実装形態(入力Aおよび層1フィルタリング)によって、物理層で実際にどのように測定が実行されるかは、規格によって強制されない。
−A1:層1フィルタリングの後に、層1によって層3に報告される測定値(例えば、ビーム固有測定値)。不具合RS TXOPが検出されると、L1は、「不具合」入力に応じて変化したであろう測定サンプルを破棄してもよい。例えば、層1は、層3にその測定値を報告しない。その結果、A1での測定サンプルのレートは、変動する場合がある。あるいは、層1は、全ての測定値を層3に報告し、層3は、不具合RS TXOPに関連付けられた測定サンプルを破棄してもよい。層3による測定サンプルの破棄は、層1から受信される明確なインジケーション(例えば、不具合RX TXOPインジケータ、予備値を伴う測定サンプルなど)に基づくか、または、層3は、測定サンプルが破棄されるべきかどうかを判断するために閾値テストを適用してもよい(例えば、測定値は構成された閾値より小さい場合、破棄される)。
−ビーム統合または選択:ビーム固有測定値は、セル品質を導出するために統合されてよい。ビーム統合または選択の動作は、標準化され、このモジュールの構成は、RRCシグナリングによって提供される。Bの報告期間は、A1の1つの測定期間と等しい。
−B:ビーム統合または選択後に、層3に報告されるビーム固有測定値から導出される測定値(例えば、セル品質)。セル品質測定値は、RS TXOPが、全ビームで不具合があった期間の報告向けには、導出されない場合がある。
−セル品質の層3フィルタリング:提供される測定値に基づいて実施されるフィルタリングは、報告基準の評価であることがあり、実際の測定報告がポイントDで必要かどうかを確認する。評価は、例えば、異なる測定値同士を比較するために、参照点Cにおける測定値の2つ以上のフローに基づいてもよい。これは、入力CおよびC1と、示されている。評価はまたは、不具合RS TXOPの検出に基づいてもよい。UEは、少なくとも、毎回、報告基準を評価してもよく、新しい測定結果は、ポイントC、C1、または不具合RX TXOPが検出されるときに報告される。報告基準は、標準化され、構成は、RRCシグナリング(UE測定値)によって提供される。
−D:無線インターフェースで送信される測定報告情報(メッセージ)。
−L3ビームフィルタリング:ポイントA1で提供される測定値(例えば、ビーム固有測定値)に基づいて実施されるフィルタリング。ビームフィルタの動作は、標準化され、このビームフィルタの構成は、RRCシグナリングによって提供される。層3フィルタリングは、測定サンプルが破棄されるときに、フィルタの時間特性は保持されるように、適応される。Eのフィルタリング報告期間は、A1の1つの測定期間と等しい。
−E:ビームフィルタによる処理後の測定値(例えば、ビーム固有測定値)。報告レートは、ポイントA1における報告レートと同じである場合がある。この測定値は、報告されることになるX個の測定値を選択するための入力として使用されてよい。
−ビーム報告でのビーム選択:ポイントEで提供される測定値からX個の測定値を選択する。ビーム選択の動作は、標準化される場合があり、このモジュールの構成は、RRCシグナリングによって提供される。
−F:無線インターフェースでの測定報告(送信)に含まれるビーム測定値情報。
「不具合」入力に応じて変化したであろう測定サンプルをL1が破棄する代替に関して、3GPP TS 38.331, Radio Resource Control (RRC) protocol specification (Release 15), V15.2.1のセクション5.5.3.3に記載されているような、ビーム統合または選択機能の動作を、本明細書にて開示する。「不具合」入力に応じて変化したであろう測定サンプルの破棄が、層3によって実施される代替に関して、少なくとも1つのビーム測定が不具合のなかったRS TXOPに対応する場合、ビーム統合または選択機能が、セル測定量を生成することを提案する。不具合RS TXOPが、全ビーム測定に対して示される場合、セル測定量は生成されなくてもよい。本代替のビーム統合または選択機能の例示的説明を、表23に記載する。
L3セル品質フィルタリング機能は、ビーム統合または選択機能からのセル品質サンプルの受信に応じて、新しい測定サンプルを出力してもよい。同様に、L3ビームフィルタリング機能は、L1でフィルタされたビーム測定値の受信に応じて新しい測定サンプルを出力してもよい。不具合RS TXOPインジケータが、これらの機能への入力として提供されて、いつ測定サンプルが破棄されたかを、これらの機能が判断できるようにしてもよい。
一例において、層3フィルタは、測定サンプルが破棄される報告期間の間に、新しい出力を生成しない。測定サンプルが破棄された1つまたは複数の報告期間の後に、測定サンプルが入力として層3フィルタに提供されるときに、層3フィルタリングは、フィルタの時間特性が保持されるように、適応される。
例えば、測定報告期間nおよび(n−x)の間に、有効な測定値が提供されたが、その間の他の全ての測定報告期間の間に、その有効な測定値が破棄されたと仮定した場合、サンプルnに対する層3フィルタの出力は、以下のように計算される。
式中:
M
nは、物理層からの最後に受信された測定結果である。
F
nは、報告基準の評価または測定報告で使用される、更新されフィルタされた測定結果である。
F
n−xは、時間(n−x)で計算された、古いフィルタされた測定結果である。
a=1/2
(k/4)であり、ここで、kはquantityConFIGによって受信される対応する測定量に対するfilterCoefficientである。
本代替の層3フィルタリング機能の例示的説明を、表24に記載する。
あるいは、層3フィルタは、サンプルが破棄された測定期間の間に新しい出力を計算する。層3フィルタは、計算が行われる際に、サンプルMnの値に対してスケーリングされたタイプのサンプルMn−1を使用してもよい(例えば、Mn=c*Mn−1、式中、0≦c≦1)。cの値は、規格に従って規定されるか、または上位層、例えば、RRCシグナリングを介してシグナリングされる。同じ層3フィルタが、L3ビームフィルタリング機能で使用されてもよいが、それは、異なるフィルタ係数を使用するように構成されてもよい。
NR向けに定義される測定イベントに加えて、不具合RS TXOPの検出、例えば、イベントAx(サービングセルで検出された不具合RS TXOP)、イベントAy(近隣セルで検出された不具合RS TXOP)に基づいた、NR−U向けの新しいイベントを定義することを提案する。そのようなイベントの開始条件は、所定時間期間の間に、構成された閾値を超えることが検出された不具合RS TXOPの数に基づいてもよく、また離脱条件は、所定タイマ期間で、いずれの不具合RS TXOPも検出されなかったことに基づいてよい。この際、UEにおけるイベントの構成のために使用されるパラメータは、上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)を介して提供されるか、規格に従って規定されてよい。提案するイベントの例示的定義は、表25および表26に示す。
UEは、測定報告にビーム測定情報を含むように構成されてよい。測定サンプルが所定のビームに関して破棄される報告期間の間に、L3フィルタは、新しい出力を生成しないか、または新しい出力が古いサンプルに基づいて新しい出力を計算する場合がある。いずれの場合においても、測定結果は不正確である可能性がある。開示するように、この状況をgNBに通知するために、ビーム測定報告にフィールドを含めて、測定サンプルが破棄されることによってビーム測定の精度が影響を受けた可能性があるかどうかを示すことが効果的である可能性がある。例えば、表27に示すように、MeasQuantityResults IEが、有効化フラグを含むように拡張されて、測定サンプルが破棄されることによって測定精度が影響を受けた可能性があるかどうかを示してもよい。あるいは、UEは、測定報告からそのようなビーム測定値を除外してもよい。
測定構成は、近隣セル測定を実施することをUEが要求されるタイミングを制御するパラメータを含んでもよい。このパラメータは、S−measureと呼ばれる場合がある。S−measureは、SpCellの導出されたセル品質と比較されるSpCell品質閾値に対応する場合がある。導出されたSpCell品質がS−measureを下回る場合、UEは、近隣セル測定を実施することを要求されてよい。導出されるSpCell品質は、SSBまたはCSI−RS参照信号に基づいてもよい。
NR−U向けに、導出されたSpCell品質以外の基準値も、近隣セル測定を実施することをUEが要求されるタイミングを制御するために使用されてよい。例えば、UEは、構成された時間間隔の間に検出された不具合RS TXOPの数が閾値を超えた場合に、近隣セル測定をトリガしてもよい。別の例では、近隣セル測定を実施することをUEが要求されるタイミングを制御するために、RSSIまたはサービングセル周波数で実施されるチャネル占有測定が、閾値と比較されてよい。提案する例で使用される閾値は、上位層、例えば、RRCシグナリングを介してUEにシグナリングされてよい。
このような基準は、近隣セル測定を実施することをUEが要求されるタイミングを制御するために、導出されたSpCellと組み合わされて、またはそれ自体で使用されてよい。例えば、UEは、SpCell品質が閾値を下回るか、または不具合RS TXOPが検出される場合、RSSIが閾値を上回る可能性がある、チャネル占有が閾値を上回る可能性がある、など、近隣セル測定を実施するように構成されてよい。
提案するパラメータを含む例示的MeasConfig IEを、図27に示す。
図7は、開示する主題を実装する例示的方法を示す。ステップ221で、同期中インジケーションまたは同期はずれインジケーションの監視が行われてよい。同期中インジケーションまたは同期はずれインジケーションは、無線リンク品質に基づいてもよい。ステップ222で、不具合RLM−RS TXOPの数の監視が行われてよい。ステップ223で、不具合RLM−RS TXOPの監視された数と組み合わされた監視された同期中インジケーションまたは同期はずれインジケーションに基づいて、ユーザ端末は、無線リンク障害を検出してもよい。不具合RLM−RS TXOPの数を監視することは、発見参照信号、チャネルアクセスインジケーション、または別の信号に基づいてもよい。同期はずれインジケーションのうちの1つまたは複数は、不具合RLM−RS TXOPのうち少なくとも1つが検出される可能性がある場合に、生成されてよい。タイマTEvaluate_missed_TXOPは、初期値が設定され、その後、カウントダウンされてよい。タイマの満了は、タイマがゼロ値に達することに対応してもよい。本方法フローに対する将来の変更は、表1から表28、および対応する説明に基づいてもよい。
表29は、本明細書に出現することがある例示的頭字語を提示する。特に指示がない限り、本明細書で使用される頭字語は、表29に記載する対応する用語を指す。
とりわけ、表1から表28、または図4から図7のような、本明細書で示すステップを実施するエンティティは、論理エンティティである場合があることを理解されたい。これらのステップは、図9Cまたは図9Dに示すような、ユーザ端末、サーバ、またはコンピュータシステムの、メモリに記憶されてよく、また、それらのプロセッサで実行されてよい。本明細書で開示される、例示的方法間で、ステップの省略、ステップの組み合わせ、またはステップの追加が検討される。
図8は、本明細書で論じるような、NR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャの方法、システム、およびデバイスに基づいて作り出されることがある、例示的ディスプレイ(例えば、グラフィカルユーザインターフェース)を示す。ディスプレイインターフェース901(例えば、タッチスクリーンディスプレイ)は、とりわけ、方法フローおよびRRC関連パラメータなど、NR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャに関連するテキストをブロック902に表示してもよい。本明細書で論じるステップのいずれの進行状況(例えば、メッセージの送信またはステップの成功)も、ブロック902内で表示されてよい。加えて、グラフィカル出力902が、ディスプレイインターフェース901上で表示されてよい。グラフィカル出力903は、NR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャの方法、システムおよびデバイスを実装するデバイスのトポロジー、本明細書で論じる任意の方法またはシステムの進行状況のグラフィカル出力などであってもよい。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP)は、無線アクセス、コアトランスポートネットワーク、およびサービス能力(符復号化、セキュリティ、およびサービスの品質に作用するものを含む)を含む、セルラー電気通信ネットワーク技術のために、技術的規格を策定している。最近の無線アクセス技術(RAT)規格は、WCDMA(一般に、3Gと称される)、LTE(一般に、4Gと称される)、LTE−アドバンスト規格、および「5G」とも称される新無線(NR)を含む。3GPP NR規格開発は、継続され、かつ次世代無線アクセス技術(新しいRAT)の規定を含むことが想定され、これは、7GHzを下回る新規のフレキシブルな無線アクセスのプロビジョンと、7GHzを上回る新規のウルトラモバイルブロードバンド無線アクセスのプロビジョンとを含むことが想定されている。フレキシブルな無線アクセスは、6GHzを下回る新しい周波数帯域における新しい非後方互換性無線アクセスで構成されることが想定され、また同じ周波数帯でまとめて多重化されて、多様な要件を伴う3GPP NRユースケースの広範なセットに対処する場合がある異なる動作モードを含むことが予期される。ウルトラモバイルブロードバンドは、例えば、屋内用途およびホットスポット向けのウルトラモバイルブロードバンドアクセスの機会を提供する、センチ波およびミリ波の周波数帯域を含むことが想定されている。特に、センチ波およびミリ波特有設計最適化を伴うウルトラモバイルブロードバンドは、7GHzを下回るフレキシブル無線アクセスと、共通設計フレームワークを共有することが想定されている。
3GPPは、データレート、遅延、およびモビリティに対する、様々なユーザ体験要件となるNRでサポートすることが予期される種々のユースケースを特定している。ユースケースは、一般的なカテゴリ、すなわち、高度化モバイルブロードバンド(eMBB)、超高信頼・低遅延通信(URLLC)、大規模マシンタイプ通信(mMTC)、ネットワークオペレーション(例えば、ネットワークスライシング、ルーティング、マイグレーションおよびインターワーキング、省エネルギー)、ならびに、ビークル・ツー・ビークル通信(Vehicle-To-Vehicle:V2V)、ビークル・ツー・インフラストラクチャ通信(Vehicle-To-Infrastructure:V2I)、ビークル・ツー・ネットワーク通信(Vehicle-To-Network:V2N)、ビークル・ツー・ペデストリアン通信(Vehicle-To-Pedestrian:V2P)、およびその他のエンティティとのビークル通信のうちいずれかを含む場合がある高度化ビークル・ツー・エブリシング(Enhanced Vehicle-To-Everything:eV2X)通信を含む。これらのカテゴリにおける具体的サービスおよびアプリケーションは、例えば、いくつか例を挙げると、監視およびセンサネットワーク、デバイス遠隔制御、双方向遠隔制御、パーソナルクラウドコンピューティング、ビデオストリーミング、無線クラウドベースのオフィス、緊急対応者コネクティビティ、自動車eコール、災害警告、リアルタイムゲーム、多人数ビデオコール、自律運転、拡張現実、触知インターネット、バーチャルリアリティ、ホームオートメーション、ロボティクスおよび空中ドローンを含む。これらのユースケースの全ておよび他のものが、本明細書で検討される。
図9Aは、本明細書で記載および請求される図4から図6に示すシステムおよび方法など、NR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャの方法および装置が、使用される場合がある通信システム100の一例を示す。通信システム100は、(概して、または集合的に(1つまたは複数の)WTRU102を指す場合がある)無線伝送/受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit:WTRU)102a、102b、102c、102d、102e、102fまたは102gを含んでもよい。通信システム100は無線アクセスネットワーク(RAN)103/104/105/103b/104b/105b、コアネットワーク106/107/109、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)108、インターネット110、その他のネットワーク112およびネットワークサービス113を含んでもよい。ネットワークサービス113は、例えば、V2Xサーバ、V2X機能、ProSeサーバ、ProSe機能、IoTサービス、動画ストリーミングまたはエッジコンピューティングなどを含んでもよい。
本明細書に開示する概念が、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、またはネットワーク要素と共に使用される場合があることを理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102d、102e、102fまたは102gのそれぞれは、無線環境で動作または通信するように構成される任意のタイプの装置またはデバイスであってよい。WTRU102a、102b、102c、102d、102e、102fまたは102gのそれぞれが、図9A、図9B、図9C、図9D、図9E、または図9Fにおいてハンドヘルド無線通信装置を指す場合があるが、5G無線通信で考えられる様々なユースケースで、各WTRUは、一例にすぎないが、ユーザ端末(UE)、移動局、固定またはモバイルサブスクライバユニット、ポケットベル、セルラー電話、携帯情報端末(Personal Digital Assistant:PDA)、スマートフォン、ラップトップ、タブレット、ネットブック、ノートブックコンピュータ、パーソナルコンピュータ、無線センサ、大衆消費電子製品、スマートウォッチまたはスマート衣類などのウェアラブルデバイス、医療またはe健康デバイス、ロボット、産業機器、ドローン、例えば、車、バス、トラック、電車、または飛行機の乗物などを含む、無線信号を伝送または受信するように構成されている任意のタイプの装置またはデバイスを備えている、またはそれらで具現化されてよいことを理解されよう。
通信システム100はまた、基地局114aおよび基地局114bを含む場合がある。図9Aの例では、各基地局114aおよび基地局114bは、単一の要素として示されている。実際には、基地局114aおよび114bは、相互接続する任意の数の基地局またはネットワーク要素を含んでいてもよい。基地局114aは、WTRU102a、102bおよび102cのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースをとり、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、ネットワークサービス113、またはその他のネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを促進するように構成される任意のタイプのデバイスであってもよい。同様に、基地局114bは、遠隔無線ヘッド(Remote Radio Head:RRH)118a、118b、送受信ポイント(TRP)119a、119bまたはロードサイドユニット(Roadside Unit:RSU)120aおよび120bのうちの少なくとも1つと有線または無線でインターフェースをとり、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、その他のネットワーク112、またはネットワークサービス113などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを促進するように構成される任意のタイプのデバイスであってもよい。RRH118a、118bは、WTRU102のうちの少なくとも1つ、例えば、WTRU102cと無線でインターフェースをとり、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、ネットワークサービス113、またはその他のネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを促進するように構成される任意のタイプのデバイスであってもよい。
TRP119a、119bは、WTRU102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースをとり、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、ネットワークサービス113、またはその他のネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを促進するように構成される任意のタイプのデバイスであってもよい。RSU120aおよび120bは、WTRU102eまたは102fのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースをとり、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、その他のネットワーク112、またはネットワークサービス113などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを促進するように構成される任意のタイプのデバイスであってもよい。例として、基地局114a、114bは、送受信機基地局(Base Transceiver Station:BTS)、Node−B、eNode B、ホームNodeB、ホームeNodeB、次世代Node−B(gNode B)、衛星、サイトコントローラ、アクセスポイント(Access Point:AP)、無線ルータなどであってもよい。
基地局114aは、RAN103/104/105の一部であってもよく、それらRANはまた、基地局コントローラ(Base Station Controller:BSC)、無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller:RNC)、中継ノードなど、他の基地局またはネットワーク要素(図示せず)をも含んでよい。同様に、基地局114bは、RAN103b/104b/105bの一部であってもよく、それらRANはまた、BSC、RNC、中継ノードなど、他の基地局またはネットワーク要素(図示せず)を含んでもよい。基地局114aは、特定の地理的領域内で無線信号を伝送または受信するように構成されてよく、その地理的領域はセルと呼ばれることもある(図示せず)。同様に、基地局114bは、特定の地理的領域内で有線または無線信号を伝送または受信するように構成されてよく、その地理的領域は、本明細書にて開示するような、NR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャの方法、システム、およびデバイスに関するセル(図示せず)と呼ばれることもある。同様に、基地局114bは、特定の地理的領域内で有線または無線信号を伝送または受信するように構成されてよく、その地理的領域はセルと呼ばれることもある(図示せず)。セルは、セルセクタにさらに分割されることがある。例えば、基地局114aに関連付けられたセルは、3つのセクタに分割されることがある。したがって、一例では、基地局114aは、例えば、セルのセクタ毎に1つの、3つの送受信機を備える場合がある。一例において、基地局114aは、多入力多出力(Multiple-Input Multiple Output:MIMO)技術を採用する場合があり、したがって、セルのセクタ毎に複数の送受信機を利用することがある。
基地局114aは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、高周波(Radio Frequency:RF)、マイクロ波、赤外線(Infrared:IR)、紫外線(Ultraviolet:UV)、可視光、センチ波、ミリ波など)であることがあるエアインターフェース115/116/117を通してWTRU102a、102b、102cまたは102gのうちの1つまたは複数と通信する場合がある。エアインターフェース115/116/117は、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されてよい。
基地局114bは、任意の好適な有線(例えば、ケーブル、光ファイバーなど)または無線通信リンク(例えば、高周波(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光、センチ波、ミリ波など)であることがある、有線またはエアインターフェース115b/116b/117bを通してRRH118a、118b、TRP119a、119bまたはRSU120a、120bのうち1つまたは複数と通信する場合がある。エアインターフェース115b/116b/117bは、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されてよい。
RRH118a、118b、TRP119a、119bまたはRSU120a、120b、は、任意の好適な無線通信リンク(例えば、高周波(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光、センチ波、ミリ波など)であることがある、エアインターフェース115c/116c/117cを通してWTRU102c、102d、102e、102fのうちの1つまたは複数と通信する場合がある。エアインターフェース115c/116c/117cは、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されてよい。
WTRU102a、102b、102c、102d、102eまたは102fは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、高周波(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光、センチ波、ミリ波など)であることがある、サイドリンク通信などのエアインターフェース115d/116d/117dを通して相互に通信する場合がある。エアインターフェース115d/116d/117dは、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されてよい。
通信システム100は、複数のアクセスシステムである場合があり、かつCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどの1つまたは複数のチャネルアクセススキームを採用する場合がある。例えば、RAN103/104/105内の基地局114aとWTRU102a、102b、102cとは、または、RAN103b/104b/105b内のRRH118a、118b、TRP119a、119bおよびRSU120a、120bとWTRU102c、102d、102e、102fとは、ユニバーサルモバイル電気通信システム(Universal Mobile Telecommunications System:UMTS)、地上無線アクセス(Universal Terrestrial Radio Access:UTRA)などの無線技術を実装してよく、それにより、広帯域CDMA(Wideband CDMA:WCDMA)を使用して、エアインターフェース115/116/117または115c/116c/117cをそれぞれ確立することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access:HSPA)または発展型HSPA(Evolved HSPA:HSPA+)などの通信プロトコルを含んでもよい。HSPAは、高速下りリンクパケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access:HSDPA)または高速上りリンクパケットアクセス(High-Speed Uplink Packet Access:HSUPA)を含んでもよい。
一例では、基地局114aとWTRU102a、102b、102cとは、または、RAN103b/104b/105b内のRRH118a、118b、TRP119a、119bまたはRSU120a、120bとWTRU102c、102dとは、発展型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access:E−UTRA)などの無線技術を実装してよく、それにより、ロングタームエボリューション(LTE)またはLTE−アドバンスト(LTE-Advanced:LTE−A)を使用して、エアインターフェース115/116/117または115c/116c/117cをそれぞれ確立することができる。将来、エアインターフェース115/116/117または115c/116c/117cは、3GPP NR技術を実装する可能性がある。LTEおよびLTE−A技術は、(サイドリンク通信などの)LTE D2DおよびV2X技術およびインターフェースを含む場合がある。同様に、3GPP NR技術は、(サイドリンク通信などの)NR V2X技術およびインターフェースを含む場合がある。
RAN103/104/105内の基地局114aと、WTRU102a、102b、102cおよび102gとは、または、RAN103b/104b/105b内のRRH118a、118b、TRP119a、119bまたはRSU120a、120bとWTRU102c、102d、102e、102fとは、IEEE802.16(例えば、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(Worldwide Interoperability For Microwave Access:WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、暫定規格2000(Interim Standard 2000:IS−2000)、暫定規格95(IS−95)、暫定規格856(IS−856)、モバイル通信用グローバルシステム(Global System For Mobile Communications:GSM(登録商標))、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data Rates For GSM Evolution:EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装してもよい。
図9Aにおける基地局114cは、無線ルータ、ホームNode B、ホームeNode B、またはアクセスポイントであってもよく、本明細書で論じるような、NR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャの方法、システム、およびデバイスを実装するために、例えば、事業所、家、車両、列車、航空機、衛星、製造所、キャンパスなどの局所エリア内の無線コネクティビティを促進するために、任意の好適なRATを利用してもよい。一例では、基地局114cとWTRU102、例えば、WTRU102eとは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network:WLAN)を確立してもよい。同様に、基地局114cとWTRU102、例えば、WTRU102dとは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(Wireless Personal Area Network:WPAN)を確立してもよい。さらに別の例では、基地局114cとWTRU102、例えば、WTRU102eとは、セルラーベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−A、NRなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立してもよい。図9Aに示すように、基地局114cは、インターネット110への直接接続を有する場合がある。したがって、基地局114cは、インターネット110にアクセスするために、コアネットワーク106/107/109を介する必要がない場合がある。
RAN103/104/105またはRAN103b/104b/105bは、コアネットワーク106/107/109と通信する場合があり、そのコアネットワークは、音声、データ、メッセージ送信、認可および認証、アプリケーション、またはボイスオーバーインターネットプロトコル(Voice Over Internet Protocol:VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に提供するように構成される任意のタイプのネットワークであってもよい。例えば、コアネットワーク106/107/109は、コール制御、請求サービス、モバイル位置ベースサービス、プリペイドコール、インターネットコネクティビティ、パケットデータネットワークコネクティビティ、イーサーネットコネクティビティ、ビデオ配信などを提供するか、またはユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実施してもよい。
図9Aでは図示されていないが、RAN103/104/105またはRAN103b/104b/105bまたはコアネットワーク106/107/109は、RAN103/104/105またはRAN103b/104b/105bと同じRATまたは異なるRATを採用する他のRANと直接または間接通信してもよいことを理解されよう。例えば、E−UTRA無線技術を利用することがあるRAN103/104/105またはRAN103b/104b/105bに接続されることに加え、コアネットワーク106/107/109はまた、GSMまたはNR無線技術を採用する別のRAN(図示せず)と通信してもよい。
コアネットワーク106/107/109はまた、WTRU102a、102b、102c、102d、102eがPSTN108、インターネット110、またはその他のネットワーク112にアクセスするために、ゲートウェイとして機能してもよい。PSTN108は、基本電話サービス(Plain Old Telephone Service:POTS)を提供する回線交換電話ネットワークを含んでもよい。インターネット110は、伝送制御プロトコル(Transmission Control Protocol:TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol:UDP)、およびTCP/IPインターネットプロトコルスイートのインターネットプロトコル(Internet Protocol:IP)などの共通通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含んでもよい。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有または操作される、有線または無線通信ネットワークを含んでもよい。例えば、ネットワーク112は、任意のタイプのパケットデータネットワーク(例えば、IEEE802.3イーサネット(登録商標)ネットワーク)か、もしくは、RAN103/104/105またはRAN103b/104b/105bと同じRATまたは異なるRATを採用することがある1つまたは複数のRANに接続される別のコアネットワークを含んでもよい。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102d、102eおよび102fの一部または全ては、マルチモード能力を備えていてもよく、例えば、WTRU102a、102b、102c、102d、102eおよび102fは、本明細書にて開示するNR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャの方法、システムおよびデバイスを実装するために、異なる無線リンクを通して異なる無線ネットワークと通信する複数の送受信機を備えていてもよい。例えば、図9Aに示すWTRU102gは、セルラーベースの無線技術を採用することがある基地局114a、およびIEEE802無線技術を採用することがある基地局114cと通信するように構成されてもよい。
図9Aには図示されていないが、ユーザ端末がゲートウェイへの有線接続を作る場合があることを理解されよう。ゲートウェイは、レジデンシャルゲートウェイ(Residential Gateway:RG)である場合がある。RGは、コアネットワーク106/107/109へのコネクティビティを提供する場合がある。本明細書に含まれる着想の多数が、WTRUであるUEおよびネットワークに接続する有線接続を使用するUEに同様に適用される場合があることはいうまでもない。例えば、無線インターフェース115、116、117および115c/116c/117cに適用される着想は、有線接続に同様に適用されてよい。
図9Bは、本明細書にて開示するNR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャの方法、システム、およびデバイスを実装する場合があるRAN103およびコアネットワーク106の一例のシステム図である。上記のように、RAN103はUTRA無線技術を採用して、エアインターフェース115を通してWTRU102a、102bおよび102cと通信してよい。RAN103はまた、コアネットワーク106と通信してもよい。図9Bに示すように、RAN103は、エアインターフェース115を通してWTRU102a、102bおよび102cと通信するために、1つまたは複数の送受信機をそれぞれが備えることがある、Node−B140a、140bおよび140cを含む場合がある。Node−B140a、140bおよび140cはそれぞれ、RAN103内の特定のセル(図示せず)に関連付けられてよい。RAN103はまた、RNC142a、142bを含む場合がある。RAN103は、任意の数のNode−Bおよび無線ネットワーク制御装置(RNC)を含む場合があることを理解されよう。
図9Bに示すように、Node−B140a、140bは、RNC142aと通信する場合がある。加えて、Node−B140cは、RNC142bと通信する場合がある。Node−B140a、140bおよび140cは、Iubインターフェースを介して、対応するRNC142aおよび142bと通信してもよい。RNC142aおよび142bは、Iurインターフェースを介して、相互に通信してもよい。RNC142aおよび142bのそれぞれは、接続されているそれぞれのNode−B140a、140bおよび140cを制御するように構成されてよい。加えて、RNC142a、142bのそれぞれは、アウターループ電力制御、負荷制御、受付制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバ制御、マクロダイバーシチ、セキュリティ機能、データ暗号化などの他の機能を実行、またはサポートするように構成されてよい。
図9Bに示されるコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(Media Gateway:MGW)144、移動通信交換局(Mobile Switching Center:MSC)146、サービングGPRSサポートノード(Serving GPRS Support Node:SGSN)148、またはゲートウェイGPRSサポートノード(Gateway GPRS Support Node:GGSN)150を含む場合がある。上述の要素のそれぞれが、コアネットワーク106の一部として表されているが、これらの要素のうちの任意の1つは、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有または操作される場合があることを理解されよう。
RAN103内のRNC142aは、IuCSインターフェースを介して、コアネットワーク106内のMSC146に接続されてよい。MSC146は、MGW144に接続されてよい。MSC146およびMGW144は、WTRU102a、102bおよび102cに、PSTN108などの回線交換網へのアクセスを提供し、WTRU102a、102bおよび102cと、従来の地上通信デバイスとの間の通信を促進してもよい。
RAN103内のRNC142aはまた、IuPSインターフェースを介して、コアネットワーク106内のSGSN148に接続されてよい。SGSN148は、GGSN150に接続されてよい。SGSN148およびGGSN150は、WTRU102a、102bおよび102cに、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを提供し、WTRU102a、102bおよび102c、とIP対応デバイスとの間の通信を促進してもよい。
コアネットワーク106はまた、他のサービスプロバイダによって所有または操作される他の有線または無線ネットワークを含むことがあるその他のネットワーク112に接続されてよい。
図9Cは、本明細書にて開示するNR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャの方法、システム、およびデバイスを実装する場合があるRAN104およびコアネットワーク107の一例のシステム図である。上記のように、RAN104は、E−UTRA無線技術を採用し、エアインターフェース116を通してWTRU102a、102bおよび102cと通信してよい。RAN104はまた、コアネットワーク107と通信してもよい。
RAN104は、eNode−B160a、160bおよび160cを含むことがあるが、RAN104は、任意の数のeNode−Bを含んでもよいことを理解されるであろう。eNode−B160a、160bおよび160cはそれぞれ、エアインターフェース116を通してWTRU102a、102bおよび102cと通信するために、1つまたは複数の送受信機を備えていてもよい。例えば、eNode−B160a、160bおよび160cは、MIMO技術を実装してもよい。したがって、eNode−B160aは、例えば、WTRU102aに無線信号を伝送し、かつWTRU102aから無線信号を受信するために、複数のアンテナを使用することがある。
eNode−B160a、160bおよび160cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられてよく、かつ無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、上りリンクまたは下りリンクにおけるユーザのスケジューリングなどを取り扱うように構成されてよい。図9Cに示すように、eNode−B160a、160bおよび160cは、X2インターフェースを通じて相互に通信してもよい。
図9Cに示されるコアネットワーク107は、モビリティ管理ゲートウェイ(Mobility Management Gateway:MME)162、サービングゲートウェイ164、およびパケットデータネットワーク(Packet Data Network:PDN)ゲートウェイ166を含む場合がある。上述の要素のそれぞれが、コアネットワーク107の一部として表されているが、これらの要素のうちの任意の1つは、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有または操作される場合があることを理解されよう。
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeNode−B160a、160bおよび160cのそれぞれに接続されてもよく、制御ノードとして機能してもよい。例えば、MME162は、WTRU102a、102bおよび102cのユーザを認証すること、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102bおよび102cの初期接続の間に特定のサービングゲートウェイを選択することなどの役割を担ってもよい。MME162はまた、RAN104と、GSMまたはWCDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間を切り替えるために、制御プレーン機能を提供してもよい。
サービングゲートウェイ164は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeNode−B160a、160bおよび160cのそれぞれに接続されてよい。サービングゲートウェイ164は、概して、WTRU102a、102bおよび102cへ/WTRU102a、102bおよび102cからユーザデータパケットをルーティングおよび転送してよい。サービングゲートウェイ164はまた、eNodeB間ハンドオーバの間のユーザプレーンのアンカ、下りリンクデータがWTRU102a、102bおよび102cに対して利用可能であるときのページングのトリガ、WTRU102a、102bおよび102cのコンテキストの管理および記憶などの他の機能を実施してよい。
サービングゲートウェイ164はまた、WTRU102a、102b、102cに、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを提供し、WTRU102a、102b、102cと、IP対応デバイスとの間の通信を促進することがあるPDNゲートウェイ166に接続されてよい。
コアネットワーク107は、他のネットワークとの通信を促進してもよい。例えば、コアネットワーク107は、WTRU102a、102bおよび102cに、PSTN108などの回線交換網へのアクセスを提供し、WTRU102a、102bおよび102cと従来の地上通信デバイスとの間の通信を促進してもよい。例えば、コアネットワーク107は、コアネットワーク107とPSTN108との間のインターフェースとして機能する、IPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem:IMS)サーバ)を含むか、またはそれと通信してよい。加えて、コアネットワーク107は、WTRU102a、102bおよび102cに、他のサービスプロバイダによって所有または操作される他の有線または無線ネットワークを含むことがあるネットワーク112へのアクセスを提供してもよい。
図9Dは、本明細書にて開示するNR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャの方法、システム、およびデバイスを実装する場合があるRAN105およびコアネットワーク109の一例のシステム図である。RAN105はNR無線技術を採用し、エアインターフェース117を通してWTRU102aおよび102bと通信してよい。RAN105はまた、コアネットワーク109と通信してもよい。非3GPPインターワーキング機能(Non-3GPP Interworking Function:N3IWF)199は、非3GPP無線技術を採用して、エアインターフェース198を通してWTRU102cと通信してもよい。N3IWF199はまた、コアネットワーク109と通信してもよい。
RAN105は、gNode−B180aおよび180bを含んでもよい。RAN105は、任意の数のgNode−Bを含む場合があることを理解されよう。gNode−B180aおよび180bはそれぞれ、エアインターフェース117を通してWTRU102aおよび102bと通信するために、1つまたは複数の送受信機を備えていてもよい。統合アクセスおよびバックホール接続が使用されるときに、同じエアインターフェースが、WTRUと、1つまたは複数のgNBを介したコアネットワーク109である場合があるgNode−Bとの間で使用されてよい。gNode−B180aおよび180bは、MIMO、MU−MIMO、またはデジタルビームフォーミング技術を実装してもよい。したがって、gNode−B180aは、例えば、WTRU102aに無線信号を伝送し、かつWTRU102aから無線信号を受信するために、複数のアンテナを使用することがある。RAN105は、eNode−Bなどの他のタイプの基地局を採用する場合があることが理解されるべきである。RAN105は、2つ以上のタイプの基地局を採用する場合があることも理解されよう。例えば、RANは、eNode−BおよびgNode−Bを採用する場合がある。
N3IWF199は、非3GPPアクセスポイント180cを含む場合がある。N3IWF199は、任意の数の非3GPPアクセスポイントを含む場合があることを理解されよう。非3GPPアクセスポイント180cは、エアインターフェース198を通してWTRU102cと通信するために、1つまたは複数の送受信機を含んでよい。非3GPPアクセスポイント180cは、802.11プロトコルを使用して、エアインターフェース198を通してWTRU102cと通信してもよい。
gNode−B180aおよび180bのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられてよく、かつ無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、上りリンクまたは下りリンクにおけるユーザのスケジューリングなどを取り扱うように構成されてよい。図9Dに示すように、gNode−B180aおよび180bは、例えば、Xnインターフェースを通して相互に通信してもよい。
図9Dに示されるコアネットワーク109は、5Gコアネットワーク(5G Core Network:5GC)である場合がある。コアネットワーク109は、無線アクセスネットワークによって相互接続する顧客に、非常に多くの通信サービスを提供する場合がある。コアネットワーク109は、コアネットワークの機能を実施するいくつかのエンティティを含む。本明細書で使用する場合、用語「コアネットワークエンティティ」または「ネットワーク機能」は、コアネットワークの1つまたは複数の機能を実施する任意のエンティティを意味する。コアネットワークエンティティは、無線またはネットワーク通信、もしくは図9Gに示されるシステム90などのコンピュータシステム向けに構成された装置のメモリに記憶され、かつ該装置のプロセッサで実行するコンピュータ実行可能命令(ソフトウェア)の形態で実装される論理的エンティティであってもよいことが理解される。
図9Dの例では、5Gコアネットワーク109は、アクセスモビリティ管理機能(Access And Mobility Management Function:AMF)172、セッション管理機能(Session Management Function:SMF)174、ユーザプレーン機能(User Plane Function:UPF)176aおよび176b、ユーザデータ管理機能(User Data Management Function:UDM)197、認証サーバ機能(Authentication Server Function:AUSF)190、ネットワーク・エクスポージャ機能(Network Exposure Function:NEF)196、ポリシー制御機能(Policy Control Function:PCF)184、非3GPPインターワーキング機能(N3IWF)199、ユーザデータリポジトリ(User Data Repository:UDR)178を含む場合がある。上述の要素のそれぞれが、5Gコアネットワーク109の一部として表されているが、これらの要素のうちの任意の1つは、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有または操作されてもよいことを理解されよう。5Gコアネットワークが、これらの要素の全てで構成されない場合があり、追加の要素で構成される場合もあり、かつ各これらの要素の複数のインスタンスで構成される場合があることを理解されよう。各ネットワーク機能は、相互に直接接続することが図9Dに示されているが、Diameterルーティングエージェントまたはメッセージバスなどのルーティングエージェントを介して通信される場合があることが理解されるべきである。
図9Dの例では、ネットワーク機能間のコネクティビティは、インターフェースまたは参照点のセットを介して実現されている。ネットワーク機能は、他のネットワーク機能またはサービスによって起動されるか、または呼び出されるサービスのセットとして、モデル化、記述、または実装される場合があることが理解されよう。ネットワーク機能サービスの起動は、ネットワーク機能間の直接接続、メッセージバスでのメッセージング交換、ソフトウェア機能の呼び出しを介して実現することができる。
AMF172は、N2インターフェースを介してRAN105に接続されてよく、制御ノードとして機能してもよい。例えば、AMF172は、登録管理、接続管理、到達可能性管理、アクセス認証、アクセス許可の役割を担ってもよい。AMFは、N2インターフェースを介してRAN105にユーザプレーントンネル構成情報を送達する役割を担ってもよい。AMF172は、N11インターフェースを介してSMFからユーザプレーントンネル構成情報を受信する場合がある。AMF172は、概して、N1インターフェースを介してWTRU102a、102bおよび102cへ/からNASパケットをルーティングおよび転送してもよい。N1インターフェースは、図9Dに示されていない。
SMF174は、N11インターフェースを介してAMF172に接続されてよい。同様に、SMFは、N7インターフェースを介してPCF184に、またN4インターフェースを介してUPF176aおよび176bに接続されてよい。SMF174は、制御ノードとして機能してもよい。例えば、SMF174は、セッション管理、WTRU102a、102bおよび102cに対するIPアドレス割り当て、UPF176aおよびUPF176bにおけるトラフィックを導く規則の管理および構成、ならびにAMF172への下りリンクデータ通知の生成の役割を担ってもよい。
UPF176aおよびUPF176bは、WTRU102a、102bおよび102cに、インターネット110などのパケットデータネットワーク(PDN)へのアクセスを提供し、WTRU102a、102bおよび102cと他のデバイスとの間の通信を促進してもよい。UPF176aおよびUPF176bはまた、WTRU102a、102bおよび102cに、他のタイプのパケットデータネットワークへのアクセスを提供してもよい。例えば、その他のネットワーク112は、イーサネットネットワークまたはデータのパケットを交換する任意のタイプのネットワークであってもよい。UPF176aおよびUPF176bは、N4インターフェースを介して、SMF174からトラフィックを導く規則を受信してもよい。UPF176aおよびUPF176bは、N6インターフェースを用いてパケットデータネットワークを接続することによって、またはN9インターフェースを用いて互いに、かつ他のUPFと接続することによって、パケットデータネットワークへのアクセスを提供してもよい。パケットデータネットワークへのアクセスの提供に加えて、UPF176は、パケットルーティングおよび転送、ポリシー規則施行、ユーザプレーントラフィックに対するサービス品質管理、下りリンクパケットのバッファリングの役割を担ってもよい。
AMF172はまた、例えば、N2インターフェースを介してN3IWF199に接続されてよい。N3IWFは、例えば、3GPP規定ではない無線インターフェース技術を介して、WTRU102cと5Gコアネットワーク109との間の接続を促進する。AMFは、RAN105と相互作用するのと同じかまたは類似の方式でN3IWF199と相互作用する場合がある。
PCF184は、N7インターフェースを介してSMF174に接続されてよく、N15インターフェースを介してAMF172に接続していてもよく、N5インターフェースを介してアプリケーション機能(Application Function:AF)188に接続していてもよい。N15およびN5インターフェースは、図9Dに示されていない。PCF184は、AMF172およびSMF174などの制御プレーンノードにポリシー規則を提供して、各制御プレーンノードが、これらの規則を施行できるようにしてもよい。PCF184は、AMF172に、WTRU102a、102bおよび102c向けのポリシーを送信することがあり、その結果、AMFはN1インターフェースを介してWTRU102a、102bおよび102cにポリシーを配信する場合がある。次に、ポリシーは、WTRU102a、102bおよび102cで施行または適用される場合がある。
UDR178は、認証証明書およびサブスクリプション情報のリポジトリとして機能する。UDRは、ネットワーク機能に接続する場合があり、その結果、ネットワーク機能は、リポジトリ内のデータに追加、データから読み出し、データを修正することができる。例えば、UDR178は、N36インターフェースを介してPCF184に接続する場合がある。同様に、UDR178は、N37インターフェースを介してNEF196に接続し、かつN35インターフェースを介してUDM197に接続する場合がある。
UDM197は、UDR178とその他のネットワーク機能との間のインターフェースとして機能する場合がある。UDM197は、UDR178のアクセスに対してネットワーク機能に権限を与える場合がある。例えば、UDM197は、N8インターフェースを介してAMF172に接続し、N10インターフェースを介してSMF174に接続する場合がある。同様に、UDM197は、N13インターフェースを介してAUSF190に接続する場合がある。UDR178およびUDM197は、密接に統合される場合がある。
AUSF190は、認証関連操作を実施し、かつN13インターフェースを介してUDM178に、N12インターフェースを介してAMF172に接続する。
NEF196は、5Gコアネットワーク109内の能力およびサービスをアプリケーション機能(AF)188にエクスポーズする。エクスポーズは、N33 APIインターフェースで生じる場合がある。NEFは、N33インターフェースを介してAF188に接続する場合があり、かつ他のネットワーク機能に接続して、5Gコアネットワーク109の能力およびサービスをエクスポーズする場合がある。
アプリケーション機能188は、5Gコアネットワーク109内のネットワーク機能と相互作用する場合がある。アプリケーション機能188と、ネットワーク機能との間の相互作用は、ダイレクトインターフェースを介したものであるか、またはNEF196を介して生じる場合がある。アプリケーション機能188は、5Gコアネットワーク109の一部と見なされるか、または5Gコアネットワーク109への外部のものである場合があり、かつモバイルネットワークオペレータと業務的な関係を有する企業によって配備される場合がある。
ネットワークスライシングは、オペレータのエアインターフェースの背後で1つまたは複数の「仮想」コアネットワークをサポートするモバイルネットワークオペレータによって使用される場合があるメカニズムである。これは、異なるRAN、または単一のRANにわたって動作する異なるサービスタイプをサポートするために、コアネットワークを1つまたは複数の仮想ネットワークに「スライシング」することに関連する。ネットワークスライシングは、オペレータが、例えば、機能性、性能、分離における多様な要件を求める異なる市場シナリオ向けにカスタマイズされたネットワークを構築し、最適化されたソリューションを提供することを可能にする。
3GPPは、ネットワークスライシングをサポートするように5Gコアネットワークを設計してきた。ネットワークスライシングは、ネットワークオペレータが、非常に多様で、かつ多大な要件が求められることが多い5Gユースケースの多様なセット(例えば、大規模IoT、クリティカル通信、V2X、および高度化モバイルブロードバンド)をサポートするために使用することができる良好なツールである。各ユースケースが、性能、拡張性、および可用性要件のそれ自体固有のセットを有する場合、ネットワークスライシング技術の使用なしでは、ネットワークアーキテクチャは、広範なユースケースニーズを効率的にサポートするのに十分な柔軟性および拡張性がない可能性がある。さらに、新しいネットワークサービスの導入は、より効率的に行われなければならない。
図9Dを再度参照し、ネットワークスライシングのシナリオでは、WTRU102a、102bまたは102cは、N1インターフェースを介してAMF172に接続する場合がある。AMFは、論理的に1つまたは複数のスライスの一部である場合がある。AMFは、WTRU102a、102bまたは102cと、1つまたは複数のUPF176aおよび176b、SMF174、およびその他のネットワーク機能との接続または通信を調整する場合がある。UPF176aおよび176b、SMF174、およびその他のネットワーク機能のそれぞれは、同じスライスまたは異なるスライスの一部である場合がある。それらが異なるスライスの一部である場合、それらが異なるコンピューティングリソース、セキュリティ証明書を利用する場合があるという点で、それらは互いに分離されている場合がある。
コアネットワーク109は、他のネットワークとの通信を促進する場合がある。例えば、コアネットワーク109は、5Gコアネットワーク109と、PSTN108との間のインターフェースとして機能するIPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバなどの、IPゲートウェイを含むか、またはそれと通信する場合がある。例えば、コアネットワーク109は、ショートメッセージサービスを介して通信を促進するショートメッセージサービス(Short Message Service:SMS)サービスセンターを含むか、またはそれと通信する場合がある。例えば、5Gコアネットワーク109は、WTRU102a、102bおよび102cと、サーバまたはアプリケーション機能188との間の非IPデータパケットの交換を促進する場合がある。加えて、コアネットワーク109は、WTRU102a、102bおよび102cに、他のサービスプロバイダによって所有または操作される他の有線または無線ネットワークを含むことがあるネットワーク112へのアクセスを提供してもよい。
本明細書に記載され、かつ図9A、図9C、図9D、図9Eに図示される、コアネットワークエンティティは、一定の既存の3GPP仕様におけるそれらのエンティティに与えられる名称によって識別されるが、将来において、それらのエンティティおよび機能は、他の名称によって識別される可能性があり、ある種のエンティティまたは機能は、将来的3GPP NR仕様を含む、3GPPによって公開される将来的な仕様において組み合わせられる場合があることを理解されたい。したがって、図9A、図9B、図9C、図9Dまたは図9Eで、記載および図示される特定のネットワークエンティティおよび機能は、例としてのみ提供され、本明細書で開示および請求される主題は、現在規定されているか、または将来的に規定されるかどうかにかかわらず、任意の類似通信システムにおいて具現化または実装される場合があることを理解されたい。
図9Eは、本明細書に記載されるNR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャを実装するシステム、方法、装置が使用される場合がある通信システム111の一例を示す。通信システム111は、無線伝送/受信ユニット(WTRU)A、B、C、D、E、F、基地局gNB121、V2Xサーバ124、およびロードサイドユニット(RSU)123aおよび123bを含む場合がある。実際には、本明細書で提示される概念は、任意の数のWTRU、基地局gNB、V2Xネットワーク、またはその他のネットワーク要素に適用されてよい。1つまたはいくつか、もしくは全てのWTRU A、B、C、D、EおよびFは、アクセスネットワークカバレッジ131の範囲外にある場合がある。V2XグループのWTRU A、BおよびCの中で、WTRU Aはグループを先導するものであり、またWTRU BおよびCはグループメンバである。
WTRU A、B、C、D、EおよびFは、それらがアクセスネットワークカバレッジ131内にある場合、gNB121を介して、Uuインターフェース129を通して互いに通信する場合がある。図9Eの例では、WTRU BおよびFは、アクセスネットワークカバレッジ131内に示されている。WTRU A、B、C、D、EおよびFは、インターフェース125a、125bまたは128などのサイドリンクインターフェース(例えば、PC5またはNR PC5)を介して、それらが、アクセスネットワークカバレッジ131下にある、またはアクセスネットワークカバレッジ131外にあるかどうかに関係なく直接、互いに通信する場合がある。例えば、図9Eの例では、アクセスネットワークカバレッジ131外にあるWTRU Dは、カバレッジ131内にあるWTRU Fと通信する。
WTRU A、B、C、D、EおよびFは、ビークル・ツー・ネットワーク(V2N)133またはサイドリンクインターフェース125bを介して、RSU123aおよび123bと通信する場合がある。WTRU A、B、C、D、EおよびFは、ビークル・ツー・インフラストラクチャ(V2I)インターフェース127を介して、V2Xサーバ124に通信する場合がある。WTRU A、B、C、D、EおよびFは、ビークル・ツー・パーソン(V2P)インターフェース128を介して、別のUEと通信する場合がある。
図9Fは、図9A、図9B、図9C、図9Dまたは図9E、もしくは、図4から図6のWTRU102など、本明細書に記載される、NR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャを実装するシステム、方法および装置に従って、無線通信および操作向けに構成される場合がある、装置またはデバイスWTRU102の例のブロック図である。図9Fに示すように、例示的WTRU102は、プロセッサ118、送受信機120、伝送/受信要素122、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128、非取り外し可能メモリ130、取り外し可能メモリ132、電源134、全地球測位システム(Global Positioning System:GPS)チップセット136、および他の周辺機器138を備える場合がある。WTRU102は、上述の要素の任意の副次的組み合わせを備える場合があることを理解されたい。限定ではないが、とりわけ、送受信機基地局(BTS)、Node−B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ホームNode−B、発展型ホームNode−B(Evolved Home Node-B:eNodeB)、ホーム発展型Node−B(Home Evolved Node-B:HeNB)、ホーム発展型Node−Bゲートウェイ、次世代node−B(Next Generation Node-B:gNode−B)およびプロキシノードなどの基地局114aおよび114b、または基地局114aおよび114bを意味する場合があるノードは、図9Fに描写する要素の一部または全部を備えていてもよく、本明細書に記載される、NR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャのために、開示したシステムおよび方法を実施する例示的実装形態であってもよい。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor:DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連付けられた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(Integrated Circuit:IC)、状態マシンなどであってよい。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、またはWTRU102が無線環境内で動作することを可能にする任意の他の機能性を実施してもよい。プロセッサ118は、伝送/受信要素122に連結されることがある、送受信機120に連結されてもよい。図9Fでは、別個のコンポーネントとしてプロセッサ118と送受信機120とを示しているが、プロセッサ118と送受信機120とが、電子パッケージまたはチップ内に一緒に統合されてもよいことを理解されよう。
UEの伝送/受信要素122は、エアインターフェース115/116/117を通して基地局(例えば、図9Aの基地局114a)、またはエアインターフェース115d/116d/117dを通して別のUEへ信号を伝送する、またはそこから信号を受信するように構成される場合がある。例えば、伝送/受信要素122は、RF信号を伝送または受信するように構成されたアンテナであってもよい。伝送/受信要素122は、例えば、IR、UV、または可視光信号を伝送または受信するように構成されるエミッタ/検出器であってもよい。伝送/受信要素122は、RFおよび光信号の両方を伝送および受信するように構成されてよい。伝送/受信要素122は、無線または有線信号の任意の組み合わせを伝送または受信するように構成されてもよいことを理解されよう。
加えて、伝送/受信要素122は、単一の要素として図9Fで描写されているが、WTRU102は、任意の数の伝送/受信要素122を含んでもよい。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を採用してもよい。したがって、WTRU102は、エアインターフェース115/116/117を通して無線信号を伝送および受信するために、2つ以上の伝送/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含んでもよい。
送受信機120は、伝送/受信要素122によって伝送されることになる信号を変調し、かつ伝送/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成されてよい。上記のように、WTRU102は、マルチモード能力を有する場合がある。したがって、送受信機120は、WTRU102が、複数のRAT、例えば、NRおよびIEEE802.11、またはNRおよびE−UTRAを介して通信するか、または異なるRRH、TRP、RSUまたはノードへの複数のビームを介して同じRATと通信できるようにするために、複数の送受信機を含む場合がある。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、またはディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128(例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)ディスプレイ装置または有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode:OLED)ディスプレイ装置)に連結されて、そこからユーザ入力データを受信してもよい。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、またはディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128に出力してもよい。加えて、プロセッサ118は、非取り外し可能メモリ130または取り外し可能メモリ132などの任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし、それの中にデータを記憶してもよい。非取り外し可能メモリ130としては、ランダムアクセスメモリ(Random-Access Memory:RAM)、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory :ROM)、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを挙げてもよい。取り外し可能メモリ132としては、加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module:SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(Secure Digital:SD)メモリカードなどを挙げてもよい。プロセッサ118は、クラウドまたはエッジコンピューティングプラットフォームでホストされるサーバ、もしくはホームコンピュータ(図示せず)内など、WTRU102上に物理的に設置されていないメモリの情報にアクセスし、そこにデータを記憶してもよい。プロセッサ118は、本明細書に記載される一部の例において、NR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャのセットアップが成功したか、失敗したかに応じて、ディスプレイまたはインジケータ128上の点灯パターン、画像または色を制御するか、あるいは、NR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャおよび関連するコンポーネントの状態を示すように構成されてよい。ディスプレイまたはインジケータ128の点灯パターン、画像または色の制御は、本明細書で示すまたは論じる各図(例えば、図4から図6など)の方法フローまたはコンポーネントのいずれかの状態が反映される場合がある。NR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャのメッセージおよびプロシージャを本明細書で開示する。ユーザが、入力ソース(例えば、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、またはディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128)を介して、リソースを要求するため、かつ、とりわけ、ディスプレイ128に表示される場合があるNR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャ関連情報を要求、構成または問い合わせするために、メッセージおよびプロシージャは、拡張されてインターフェース/APIを提供してもよい。
プロセッサ118は、電源134から電力を得てもよく、WTRU102内のその他のコンポーネントへの電力を分配または制御するように構成されてよい。電源134は、WTRU102に給電する任意の好適なデバイスであってよい。例えば、電源134は、1つまたは複数の乾電池、太陽電池、燃料電池などを含んでもよい。
プロセッサ118はまた、WTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成されることがあるGPSチップセット136に連結されてもよい。GPSチップセット136からの情報に加え、またはその代わりに、WTRU102は、エアインターフェース115/116/117を通して基地局(例えば、基地局114a、114b)から位置情報を受信するか、または2つ以上の近傍基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その場所を決定してもよい。WTRU102は、任意の好適な位置特定方法によって位置情報を取得してもよいことを理解されるであろう。
プロセッサ118はさらに、追加の特徴、機能性、もしくは有線または無線コネクティビティを提供する1つまたは複数のソフトウェアまたはハードウェアモジュールを含む場合がある他の周辺機器138に連結されてもよい。例えば、周辺機器138は、加速度計、バイオメトリック(例えば、指紋)センサなどの種々のセンサ、e−コンパス、衛星送受信機、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus:USB)ポートまたは他の相互接続インターフェース、振動デバイス、テレビ送受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(Frequency Modulated:FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含んでもよい。
WTRU102は、センサ、大衆消費電子製品、スマートウォッチまたはスマート衣類などのウェアラブルデバイス、医療またはe健康デバイス、ロボット、産業機器、ドローン、車、トラック、電車、または飛行機などの乗物などの他の装置もしくはデバイスに含まれてもよい。WTRU102は、周辺機器138のうちの1つを備えることがある相互接続インターフェースなどの1つまたは複数の相互接続インターフェースを介して、このような装置もしくはデバイスの他のコンポーネント、モジュール、またはシステムに接続してもよい。
図9Gは、例示的コンピューティングシステム90のブロック図である。このシステム内で、RAN103/104/105、コアネットワーク106/107/109、PSTN108、インターネット110、他のネットワーク112、またはその他のネットワークサービス113内のある種のノードまたは機能エンティティなど、図9A、図9C、図9D、および図9Eに例示される通信ネットワークの1つまたは複数の装置、ならびに、本明細書で論じ、かつ請求する、図4から図6に示されるシステムおよび方法など、NR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャが、具現化されてよい。コンピューティングシステム90は、コンピュータまたはサーバを含み、かつコンピュータ可読命令によって主に制御されてよく、このコンピュータ可読命令は、ソフトウェアの形態であってもよく、このようなソフトウェアが記憶またはアクセスされる場所もしくは手段は、いかなるものであってもよい。このようなコンピュータ可読命令は、コンピューティングシステム90を作動させるように、プロセッサ91内で実行されてよい。プロセッサ91は、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor:DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連付けられた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(Integrated Circuit:IC)、状態マシンなどであってよい。プロセッサ91は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、またはコンピューティングシステム90が通信ネットワーク内で動作することを可能にする任意の他の機能性を実施してもよい。コプロセッサ81は、主要プロセッサ91とは明確に異なる、任意選択のプロセッサであり、追加の機能を実施するか、またはプロセッサ91を支援することがある。プロセッサ91またはコプロセッサ81は、信号またはフレームの監視など、NR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャ向けに、本明細書に開示される方法および装置に関連するデータを、受信、生成、ならびに処理してよい。
プロセッサ91は、動作時に、命令をフェッチ、復号、および実行し、コンピューティングシステムの主要データ転送パスであるシステムバス80を介して、情報を他のリソースへ転送し、かつ他のリソースから転送する。このようなシステムバスは、コンピューティングシステム90内のコンポーネント同士を接続し、かつデータ交換向けの媒体を定義する。システムバス80は、典型的には、データを送信するためのデータライン、アドレスを送信するためのアドレスライン、および割り込みを送信し、かつシステムバスを操作するための制御ラインを含む。このようなシステムバス80の一例は、PCI(周辺コンポーネント相互接続)バスである。
システムバス80に連結されるメモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)82および読み取り専用メモリ(ROM)93を含む。このようなメモリは、情報の記憶および読み出しを可能にする回路を含む。ROM93は、概して、容易に修正することができない記憶されたデータを含む。RAM82内に記憶されたデータは、プロセッサ91または他のハードウェアデバイスによって読み取られる、もしくは変更されてよい。RAM82またはROM93へのアクセスは、メモリコントローラ92によって制御されてよい。メモリコントローラ92は、命令が実行されると、仮想アドレスを物理的アドレスに変換する、アドレス変換機能を提供する場合がある。メモリコントローラ92はまた、システム内のプロセスを隔離し、かつユーザプロセスからシステムプロセスを隔離するメモリ保護機能を提供する場合がある。したがって、第1のモードで起動するプロフラムは、それ自体のプロセス仮想アドレス空間によってマップされているメモリのみにアクセスする場合があり、プロセス間のメモリ共有が設定されていない限り、別のプロセスの仮想アドレス空間内のメモリにアクセスすることはできない。
加えて、コンピューティングシステム90は、プロセッサ91から、プリンタ94、キーボード84、マウス95およびディスクドライブ85などの周辺機器に命令を通信する役割を担う、周辺機器コントローラ83を含んでもよい。
ディスプレイコントローラ96によって制御されるディスプレイ86は、コンピューティングシステム90によって生成される視覚出力を表示するために使用される。このような視覚出力は、テキスト、グラフィックス、動画グラフィックス、およびビデオを含んでよい。視覚出力は、グラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の形態で提供されてよい。ディスプレイ86は、CRTベースのビデオディスプレイ、LCDベースのフラットパネルディスプレイ、ガスプラズマベースのフラットパネルディスプレイ、またはタッチパネルで実装される場合がある。ディスプレイコントローラ96は、ディスプレイ86に送信されるビデオ信号を生成するために必要とされる電子コンポーネントを含む。
さらに、コンピューティングシステム90は、図9A、図9B、図9C、図25Dまたは図25EのRAN103/104/105、コアネットワーク106/107/109、PSTN108、インターネット110、WTRU102または他のネットワーク112などの外部通信ネットワークまたは装置に、コンピューティングシステム90を接続するために使用されて、コンピューティングシステム90がそれらのネットワークの他のノードまたは機能エンティティと通信できるようにする、例えば、無線または有線ネットワークアダプタ97などの通信回路を含む場合がある。通信回路は、単独で、またはプロセッサ91と組み合わせて、本明細書で記載されるある種の装置、ノード、または機能エンティティの伝送および受信ステップを実施するために使用されてよい。
本明細書に記載される装置、システム、方法およびプロセスのうちいずれかまたは全ては、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令(例えば、プログラムコード)の形態で具現化される場合があり、その命令は、プロセッサ118または91などのプロセッサによって実行されると、プロセッサに、本明細書に記載されるシステム、方法、およびプロセスを実施または実装させることを理解されたい。具体的には、本明細書に記載されるいずれのステップ、動作、または機能も、このようなコンピュータ実行可能命令の形態で実装され、無線または有線ネットワーク通信向けに構成された装置またはコンピューティングシステムのプロセッサで実行されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、情報の記憶のために、任意の非一時的(例えば、有形または物理的)方法もしくは技術に実装される揮発性および不揮発性媒体、取り外し可能および非取り外し可能媒体を含むが、このようなコンピュータ可読記憶媒体には、信号は含まれない。コンピュータ可読記憶媒体としては、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(Digital Versatile Disk:DVD)または他の光学ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶デバイスまたは他の磁気記憶デバイス、もしくは所望の情報を記憶するために使用されてよく、かつコンピュータシステムによってアクセスされることがある任意の他の有形もしくは物理的媒体が挙げられるが、それらに限定されない。
各図に示すような、本開示、NR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャの主題の好適な方法、システムまたは装置について説明する際に、明確にする目的で特定の用語が用いられる。しかし、請求される主題は、そのような選択された特定の用語に限定されることを意図するものではなく、また各特定の要素は、類似の目的を達成するために類似の方式で動作する全ての技術的等価物を含むことを理解されたい。
本明細書に記載されている種々の技法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、または適切な場合はこれらの組み合わせと連携して実装されてもよい。このようなハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアは、通信ネットワークの種々のノードで配置される装置に常駐してもよい。本明細書に記載の方法を実施するために、装置は単独でまたは互いに連携して動作してもよい。本明細書で用いられる用語「装置」、「ネットワーク装置」、「ノード」、「デバイス」、「ネットワークノード」、などは、同じ意味で用いられる場合がある。加えて、単語「または」は、別段の定めがある場合を除き包括的に本明細書で全般的に使用される。
本明細書は、最良の方式を含む本発明を開示するために、また当業者が任意のデバイスまたはシステムを作製かつ使用し、任意の組み込まれた方法を行うことを含む本発明を実践することを可能にするために、各例を使用する。本発明の特許性のある範囲は、特許請求の範囲によって定義され、かつ当業者に想起される他の例(例えば、本明細書に開示される各例示的方法の間で、ステップを省く、ステップを組み合わせる、またはステップを追加する)を含む場合がある。そのような他の例は、特許請求の範囲の文字通りの言葉とは異ならない構造要素を有する場合、または特許請求の範囲の文字通りの言葉とのごくわずかな差異を伴う同等の構造要素を含む場合、特許請求の範囲の範囲内であることを意図している。
本明細書に記載される、方法、システムおよび装置は、特に、NR−U用の無線リンク監視および無線リソース管理測定プロシージャ向けの手段を提供することができる。方法、システム、コンピュータ可読記憶媒体、または装置は、1つまたは複数の構成された無線リンク監視参照信号(Radio Link Monitoring Reference Signal:RLM−RS)リソースの参照信号に基づいて、下りリンク品質を監視することと、不具合無線リンク監視参照信号(RLM−RS)伝送機会(TXOP)の数を監視すること(例えば、カウントすること)と、不具合RLM−RS TXOPの監視された数と組み合わされた監視された下りリンクリンク品質に基づいて、(例えば、検出された)無線リンク障害(RLF)を判断することと、を行う手段を有する。RLFが検出されると、UEは、RRC接続再確立プロシージャを開始してもよい。下りリンクリンク品質は、1つまたは複数のRLM参照信号に基づいてもよい。下りリンク無線リンク品質は、特定の参照信号に対して測定されてよい。UEは、DLに対してのみRLMを実施してもよい。UEは、下りリンク無線リンク品質を評価して、セルの下りリンク無線リンク品質を監視する目的で、それを閾値Qout(例えば、同期はずれ)およびQin(同期中)と比較してもよい。一例では、Qinは、それを超えると、同期中が宣言される閾値であり、Qoutはそれを下回ると、同期はずれが宣言される閾値である。gNBは、他の参照信号(例えば、UL品質を判断するSRSまたはDMRS)を使用してもよい。品質測定は、3GPP仕様に従って定義されるようなRSRPまたはRSRQ測定に対応する場合がある。本パラグラフおよび以下のパラグラフ中の全ての組み合わせ(ステップの省略または追加を含む)は、発明を実施するための形態の他の部分と一致する手段で考えられるものである。
方法、システム、コンピュータ可読記憶媒体、または装置は、同期中インジケーションまたは同期はずれインジケーションを監視することであって、該同期中インジケーションまたは該同期はずれインジケーションは、無線リンク品質に基づく、ことと、不具合無線リンク監視参照信号(RLM−RS)伝送機会(TXOP)の数を監視することと、不具合RLM−RS TXOPの監視された数と組み合わされた監視された同期中インジケーションまたは同期はずれインジケーションに基づいて、無線リンク障害(RLF)を判断する(例えば、検出する)ことと、を行う手段を有する。不具合RLM−RS TXOPの数を監視することは、発見参照信号、チャネルアクセスインジケーション、または別の信号に基づいてもよい。方法、システム、コンピュータ可読記憶媒体、または装置は、利用可能なライセンスバンド下りリンクがあるときに、ライセンスバンド下りリンクで取得された下りリンク制御情報(DCI)に基づいて、RLM−RS TXOPの間にアンライセンスチャネルが取得されたかどうかを検出すること、を行う手段を有する。不具合RLM−RS TXOPの数を監視することは、無線リンク品質が評価される物理層のフレームに基づいてよい。不具合RLM−RS TXOPの数を監視することは、TEvaluate_missed_TXOP期間の間に、NMissed_TXOPが受信されるタイミングに基づいてもよい。方法、システム、コンピュータ可読記憶媒体、または装置は、RLM−RS TXOPに不具合があるとき、またはRLM−RSが、RLM−RS TXOPの間に伝送されたと検出されるときに、RLM−RS TXOPに不具合があったというインジケーションを上位層に提供すること、を行う手段を有する。RRCは、上位層の例である。UEまたはgNB内のピアRRCエンティティ間のシグナリングは、RRCシグナリングと見なされる場合がある。方法、システム、コンピュータ可読記憶媒体、または装置は、NMissed_TXOP連続不具合RLM−RS TXOPを検出することに基づいて、タイマTEvaluate_missed_TXOPを作動させる(例えば、開始する)ことと、Ndetected_TXOP連続RLM−RS TXOPの間に、RLM−RSを検出することに基づいて、タイマTEvaluate_missed_TXOPを停止することと、タイマTEvaluate_missed_TXOPが停止されず、タイマTEvaluate_missed_TXOPが満了するときに、無線リンク障害があると判断することと、を行う手段を有する。TEvaluate_missed_TXOP、NMissed_TXOP、またはNdetected_TXOPは、RRCシグナリングによって、または別の上位層によってシグナリングされてよい。同期はずれインジケーションのうちの1つまたは複数は、不具合RLM−RS TXOPのうち少なくとも1つが検出される可能性がある場合に、生成されてよい。タイマT312は、初期値が設定され、その後、カウントダウンされてよい。タイマの満了は、タイマがゼロ値に達することに対応してもよい。無線リンク障害を検出することは、さらに、N310連続同期はずれインジケーションを受信することに基づいてよい。方法、システム、コンピュータ可読記憶媒体、または装置は、タイマTEvaluate_missed_TXOPが作動していない間に、不具合RLM−RS TXOPを検出することに基づいて、タイマTEvaluate_missed_TXOPを開始することと、Ndetected_TXOP連続RLM−RS TXOPの間に、RLM−RSを検出することに基づいて、タイマTEvaluate_missed_TXOPを停止することと、タイマTEvaluate_missed_TXOPが停止されず、タイマTEvaluate_missed_TXOPが満了するときに、無線リンク障害があると判断することと、を行う手段を有する。無線リンク障害を検出することは、さらに、下位層からのPCellに関する連続同期はずれインジケーションの最大数を受信することに基づいてもよい。方法、システム、コンピュータ可読記憶媒体、または装置は、上位層を使用して、同期はずれインジケーションのうち少なくとも1つを受信することに基づいて、カウンタN310をインクリメントすることと、最大値に到達するタイミングに基づいて、無線リンク障害を検出することと、N311連続同期中インジケーションを受信するときに、カウンタN310をリセットすることと、を行う手段を有する。方法、システム、コンピュータ可読記憶媒体、または装置は、RLM−RS TXOPに不具合がある場合に、RLM−RS TXOPに不具合があったというインジケーションを上位層に提供することを行う手段を有する。検出されたRLM−RS TXOPのインジケーションは、上位層に提供されてよい。TEvaluate_missed_TXOPの満了時に、RLFは検出されてよい。TEvaluate_missed_TXOPは、下位層からのNMissed_TXOP連続不具合RLM−RS TXOPインジケーションの受信時に開始されてよく、また、下位層からのNdetected_TXOP連続RLM−RS TXOPの間のRLM−RSの検出のインジケーションの受信時に停止されてよい。TEvaluate_missed_TXOP期間内に受信された不具合RLM−RS TXOPの数が、NMissed_TXOPよりも小さい場合であっても、監視は行われてよい。最大値は、同期はずれインジケーションの最大カウントに対応してもよい。カウンタN310は、同期はずれまたは同期中インジケーションが受信されるかどうかに基づいて、インクリメントされるかリセットされてよい。最大カウントに到達するときに、RLFは宣言されてよい。方法、システム、コンピュータ可読記憶媒体、または装置は、タイマTEvaluate_missed_TXOPが作動していない間に、不具合RLM−RS TXOPを検出することに基づいて、タイマTEvaluate_missed_TXOPを開始することと、Ndetected_TXOP連続RLM−RS TXOPの間に、RLM−RSを検出することに基づいて、タイマTEvaluate_missed_TXOPを停止することと、タイマTEvaluate_missed_TXOPが作動しているときに、下位層からのNMissed_TXOP連続不具合RLM−RS TXOPインジケーションを受信して、無線リンク障害があると判断することと、を行う手段を有する。このパラグラフの全ての組み合わせ(ステップの省略または追加を含む)は、発明を実施するための形態の他の部分と一致する手段で考えられるものである。