本出願は、2019年1月16日に提出された、出願番号が201910041445.7であり、発明の名称が「情報提示方法及び装置」である中国特許出願の優先権を主張するものであり、当該出願の全文を引用することにより本出願に組み込む。
本出願は、車両分野に関し、具体的には車両テスト分野に関し、特に情報提示方法及び装置に関する。
車両速度、走行軌跡などの走行中の車両の走行過程に関する情報の可視化は、即ち、ユーザ(例えば、車両をデバッグするエンジニア)に走行過程に関する情報を提示することは、様々な態様における車両の挙動を評価する基礎となる。
現在、ユーザがカスタマイズして提示する必要がある走行過程に関する情報の種類毎に応じて、走行過程に関する情報を提示可能なコントロールなどの可視化ツールを、走行過程に関する情報の種類毎についてそれぞれ開発する必要があり、開発の難しさが高くて、開発コストが高い。
本出願は、情報提示方法及び装置を提供している。
第1の態様によれば、本出願は、車両の走行データを取得するステップと、可視化ツールにより前記車両の走行過程関連情報をユーザに提示するステップであって、前記可視化ツールが情報生成インタフェースに基づいて構築され、情報生成インタフェースが車両の走行データに基づいて、走行過程関連情報のうち情報生成インタフェースに対応する情報を生成可能であるステップと、を含む情報提示方法を提供している。
第2の態様によれば、本出願は、車両の走行データを取得するように構成される取得ユニットと、可視化ツールにより前記車両の走行過程関連情報をユーザに提示するように構成される提示ユニットであって、前記可視化ツールが情報生成インタフェースに基づいて構築され、情報生成インタフェースが車両の走行データに基づいて、走行過程関連情報のうち情報生成インタフェースに対応する情報項目を生成可能な提示ユニットと、を含む情報提示装置を提供する。
本出願に係る情報提示方法及び装置は、車両の走行データを取得することにより、可視化ツールにより前記車両の走行過程関連情報をユーザに提示し、前記可視化ツールが情報生成インタフェースに基づいて構築され、情報生成インタフェースが車両の走行データに基づいて、走行過程関連情報のうち情報生成インタフェースに対応する情報を生成可能である。車両の走行過程に関する情報を生成可能な情報生成インタフェースを予め構築しておくことを実現し、車両の走行過程に関する情報を調べたいテストエンジニアのようなユーザに予め構築した情報生成インタフェースを提供することで、ユーザが情報生成インタフェースにより調べたい車両の走行過程に関する情報を提示可能な可視化ツールを開発することができ、可視化ツールの開発の難しさを低減して、可視化ツールの開発コストを削減する。
本出願の他の特徴、目的及び利点は、以下の図面を参照してなされる非限定的な実施例に係る詳細な説明を読むことにより、より明らかになるであろう。
本出願の実施例を実現するために適する例示的なシステムアーキテクチャを示す図である。
本出願に係る情報提示方法の一実施例を示すフローチャートである。
本出願に係る情報提示方法の別の実施例を示すフローチャートである。
本出願に係る情報提示装置の一実施例を示す構造概略図である。
本出願の実施例を実施するための端末、サーバに適するコンピュータシステムを示す構造概略図である。
以下、添付図面及び実施例を参照しながら、本出願をより詳細に説明する。ここで説明する具体的な実施例は、関連する発明を説明することができるものに過ぎず、当該発明を限定するものではないことを理解されたい。また、説明の便宜上、図面には発明に関連する部分のみが示されていることに留意されたい。
なお、本出願の実施例及び実施例における特徴は、矛盾を生じない限り、相互に組み合わせることができる。以下、添付図面及び実施例を参照しながら、本出願を詳細に説明する。
図1は本出願の実施例を実現するために適用される例示的なシステムアーキテクチャを示す図である。
図1に示すように、システムアーキテクチャは端末101、車両102、可視化プラットフォームのサーバ103、テストサーバ104を含んでもよい。
可視化プラットフォームを使用する人(車両をデバッグするエンジニアなど)は、ユーザと呼ばれてもよい。端末101はユーザが使用する端末である。車両102は自律運転能力を有する自動運転車両であってもよい。
ユーザは端末101を介してログイン要求を可視化プラットフォームのサーバ103に送信することができ、可視化プラットフォームのサーバ103によりユーザのIDが検証された後に、ユーザは可視化プラットフォームにログインする。
車両102をテストする際に、車両102は走行中に車両102で走行データを生成する。車両102は車両102で生成された走行データをテストサーバ104に送信して記憶することができる。
車両102の走行データは、車両速度、車両位置、検出された走行環境オブジェクトの属性を含むことができるが、これらに限定されない。走行環境オブジェクトは建物、障害物を含むことができるが、これらに限定されない。走行環境オブジェクトの属性は種類、位置を含むことができるが、これらに限定されない。
可視化プラットフォームのサーバ103に情報生成インタフェースを複数記憶することができ、各情報生成インタフェースが車両の走行データに基づいて、走行関連情報のうち対応する種類の情報を生成可能である。可視化プラットフォームのサーバ103に、開発した可視化ツールを複数予め記憶しておくことができる。可視化ツールが情報生成インタフェースに基づいて構築され、可視化ツールが動作する時に、情報生成インタフェースを呼び出すことにより走行関連情報のうち対応する種類の情報項目を生成する。サーバ103がテストサーバ104から車両102のテスト中において車両102で生成された車両102の走行データを取得することができる。
ユーザが車両102の走行過程関連情報を調べたい場合に、ユーザにより選択された、調べたい走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールにより、テストサーバ104から取得された車両102のテスト中において車両102で生成された車両102の走行データに基づいて、車両102の走行過程関連情報を生成することができる。走行過程関連情報が動画であってもよい。
ユーザは可視化プラットフォームにおいて予めアカウントを登録することができ、ユーザが使用した他のユーザにより開発された可視化ツール、ユーザが開発した可視化ツールを、ユーザの可視化プラットフォームに登録されたアカウントとバインディングすることができる。ユーザは、登録されたアカウントによって可視化プラットフォームにログインした後、ユーザが使用した他のユーザが開発した可視化ツール、ユーザが開発した可視化ツールを、可視化管理インタフェースにおいてユーザに提示することができる。
ユーザは端末101を介してユーザの調べたい走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールをダウンロードすることができ、ローカルでダウンロードした可視化ツールにより車両102の走行過程関連情報を生成し、端末101における提示画面において可視化ツールにより生成された車両102の走行過程関連情報をユーザに提示する。ユーザは端末101を介して可視化プラットフォームのサーバ103に、可視化プラットフォームのサーバ103における可視化ツールに対する制御要求を送信して、可視化プラットフォームのサーバ103において可視化ツールにより車両102の走行過程関連情報を生成することができ、生成された車両102の走行過程関連情報を可視化プラットフォームのサーバ103から端末101に送信した後、端末101における提示画面において可視化ツールにより生成された車両102の走行過程関連情報をユーザに提示する。
端末101における提示画面は車両の走行過程関連情報の提示過程を制御するための制御ボタンを含み、端末101のユーザが提示画面において相応するクリック操作を行って車両の走行過程関連情報の提示過程を制御することができる。
図1における端末101、車両102、可視化プラットフォームのサーバ103、テストサーバ104はただ例示的なものに過ぎず、端末101は可視化プラットフォームと連携する任意の車両メーカのユーザ(例えば、車両をデバッグするエンジニア)によって使用される端末であってもよいことを理解されたい。車両102は可視化プラットフォームと連携する任意の車両メーカにより製造される任意の車両であってもよい。テストサーバ104は可視化プラットフォームと連携する任意の車両メーカの車両の、車両のテスト中に生成された走行データを記憶するサーバであってもよい。各車両メーカの車両はそれぞれのテスト中に生成された走行データをそれぞれのテストサーバに記憶する。
本出願に係る情報提示方法の一実施例を示すフローチャートである図2を参照する。該方法は、ステップ201及びステップ202を含む。
ステップ201:車両の走行データを取得する。
本実施例において、車両の走行データは車両のテスト中に生成された走行データであってもよい。車両の走行過程関連情報を生成するために、まず車両の走行データを取得してもよい。
本実施例において、走行過程関連情報は走行過程に関連する情報項目を複数含む。
例えば、走行過程関連情報は、走行パラメータ情報、走行環境オブジェクトの属性情報などの複数の情報項目を含み、走行パラメータ情報はさらに車両速度情報、車両フロント部の角度情報などの複数の情報項目を含んでもよい。
ステップ202:可視化ツールにより走行過程関連情報をユーザに提示する。
本実施例において、車両の走行過程関連情報における情報項目を生成することができるAPI(Application Programming Interface,アプリケーションプログラミングインタフェース)を情報生成インタフェースと呼ぶことができる。
本実施例において、車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに、車両の走行過程関連情報を提示することができる可視化ツールが情報生成インタフェースに基づいて構築される。車両の走行過程関連情報をユーザに提示することができる可視化ツールは、走行過程関連情報をユーザ車両に提示することができるコントロールウィジェットであってもよい。
本実施例において、予め複数の情報生成インタフェースを構築しておくことができる。それぞれの情報生成インタフェースが1種類の情報項目をそれぞれ生成することができる。1種類の情報項目を生成することができる情報生成インタフェースの数が複数であってもよい。情報生成インタフェースにより生成された情報を該情報生成インタフェースに対応する情報項目と呼ぶことができる。車両の走行中において、各時点に取得した車両走行データが、車両の走行過程関連情報を生成することができる。
例えば、走行過程関連情報は車両速度情報を含む。車両速度情報は、車両の走行中における車両速度を示すパターンであってもよい。車両速度情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出される場合に、車両の走行データにおける車両速度データに基づいて、走行中の車両の速度を示すパターンを生成することができる。各車両速度データは、車両の走行中における車両速度を示すパターンを生成することができる。
本実施例において、予め構築した複数の情報生成インタフェースを、可視化ツールを開発するユーザに提供し、可視化ツールを開発するユーザは情報生成インタフェースに基づいて可視化ツールを開発することができる。可視化ツールを開発するユーザが可視化ツールを開発する際に、可視化ツールにより提示する必要がある情報項目に応じて、提示する必要のある情報項目を生成することができる情報生成インタフェースを呼び出すコードを作成するだけである。したがって、可視化ツールを開発するユーザにより開発した可視化ツールは、提示する必要がある情報項目を生成することができる情報生成インタフェースを呼び出すコードを含み、可視化ツールを開発するユーザにより開発した可視化ツールが動作する時に、可視化ツールにおける各情報生成インタフェースが呼び出され、情報生成インタフェースに対応する情報項目をそれぞれ生成する。生成された各情報項目はいずれも提示時刻を有する。各提示時刻は車両走行中における情報項目を生成するためのデータの取得時刻にそれぞれ対応することができる。例えば、車両の走行過程関連情報をユーザに提示する開始時刻は車両の走行過程の開始時刻に対応することができ、提示する開始時刻の後の各情報項目の提示時刻は、情報項目を生成するためのデータの取得時刻にそれぞれ対応することができる。一つの情報項目の提示時刻と車両の走行過程関連情報をユーザに提示する開始時刻との間の時間差が、該情報項目を生成するためのデータの取得時刻と車両の走行過程の開始時刻との間の時間差と同じである。
本実施例において、可視化ツールを開発するユーザに情報項目を提示するための提示インタフェースを提供してもよく、可視化ツールを開発するユーザが提示インタフェースを呼び出すステートメントを作成するだけでよい。したがって、可視化ツールを開発するユーザにより開発した可視化ツールは提示インタフェースを呼び出すステートメントを含み、可視化ツールが動作する時に、提示インタフェースが呼び出され、提示インタフェースが呼び出されると、情報項目の提示時刻に基づいて、車両の走行過程関連情報を調べたいユーザの端末の提示画面において情報項目を車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに提示することができる。
本実施例において、情報生成インタフェースにより車両の走行過程関連情報を生成するための車両の走行データは所定フォーマットの走行データであってもよい。車両の走行データを取得した後に、まず取得した車両の走行データを所定フォーマットに変換してもよく、所定フォーマットの走行データを情報生成インタフェースの入力データとすることができる。したがって、走行データにおける同種類のデータに対して、複数の異なるメーカの車両の制御システムにおける各メーカの車両の制御システムに記録された該種類の走行データのフォーマットが異なり、所定フォーマットに変換することにより、異なるメーカの車両に対して、該種類の対応する同一情報生成インタフェースにより走行過程関連情報のうち該同一情報生成インタフェースに対応する情報項目を生成することができる。
例えば、車両速度という種類のデータに対して、一つのメーカの車両の制御システムに記録された各車両速度データにはいずれも車両速度という種類の種類識別子、車両速度が含まれる。該メーカの車両の制御システムに記録された車両速度データのフォーマットが予め記憶されたので、該車両から送信された該車両の車両速度データを受信した後に、予め記録されたフォーマットに基づいて、車両速度データを解析して、該車両の車両速度を得、その後、所定フォーマットの車両速度データに変換することができる。
本実施例において、ユーザが車両の走行過程関連情報を調べたい場合に、提示画面においてユーザの所望する車両の走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールにより、ユーザの所望する車両の走行過程関連情報をユーザに提示することができる。ユーザの所望する車両の走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールのコードには、ユーザの所望する車両の走行過程関連情報における情報項目を生成することができる情報生成インタフェースを呼び出すコードが含まれる。
例えば、ユーザの所望する車両の走行過程関連情報は、車両速度情報、車両ヘッドの角度情報、車両の位置と車線中心との距離情報を含む。ユーザが調べたい車両の走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールのコードには、車両速度情報を生成することができる情報生成インタフェースを呼び出すステートメント、車両ヘッドの角度情報を生成することができる情報生成インタフェースを呼び出すステートメント、車両の位置と車線中心との距離情報を生成することができる情報生成インタフェースを呼び出すステートメントが含まれる。ユーザが調べたい車両の走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールは動作する時に、車両速度情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出され、車両ヘッドの角度情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出され、車両の位置と車線中心との距離情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出される。
車両速度情報は、車両の走行中における車両速度を示すパターンであってもよい。車両速度情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出される場合に、車両の走行データにおける車両速度データに基づいて、車両速度を示すパターンを生成することができる。車両ヘッドの角度情報は車両の走行中における車両ヘッドの角度を示すパターンであってもよく、車両ヘッドの角度情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出される場合に、車両の走行データに基づいて、車両の走行中における車両ヘッドの角度を示すパターンを生成することができる。車両の位置と車線中心との距離情報は、車両の走行中における車両の位置と車線中心との距離を示すパターンであってもよい。車両の位置と車線中心との距離情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出される場合に、車両の走行データに基づいて、車両の走行中における車両の位置と車線中心との距離を示すパターンを生成することができる。
本実施例において、車両の走行過程関連情報を調べたいユーザの端末における提示画面は、車両の走行過程関連情報の提示過程を制御するための制御ボタンを含み、車両の走行過程関連情報を調べたいユーザが提示画面において操作を行って車両の走行過程関連情報の提示過程を制御することができる。
本出願に係る情報提示方法の別の実施例を示すフローチャートである図3を参照する。該方法はステップ301及びステップ302を含む。
ステップ301:車両の走行データを取得する。
本実施例において、車両の走行データは車両のテスト中に生成された走行データであってもよい。車両の走行過程関連情報を生成するために、まず車両の走行データを取得してもよい。
本実施例において、走行過程関連情報は、車両の走行パラメータ情報、走行環境オブジェクト情報、運転決定情報を含んでもよい。車両の走行パラメータ情報は、車両速度情報、車両ヘッドの角度情報、車両の位置と車線中心との距離情報などを含んでもよい。走行環境オブジェクトの属性情報は、車両が走行中に現れる建物、障害物などの走行環境オブジェクトの種類を示すパターンであってもよい。車両の運転決定情報は、車両が走行中になされる運転決定を示すパターンであってもよい。
ステップ302:可視化ツールにより走行パラメータ情報、走行環境オブジェクトの属性情報、運転決定情報をユーザに提示する。
本実施例において、ユーザが車両の走行過程関連情報を調べたい場合に、提示画面においてユーザの所望する車両の走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールによりユーザの所望する車両の走行過程関連情報をユーザに提示することができる。ユーザの所望する車両の走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールのコードには、ユーザの所望する車両の走行過程関連情報における情報項目を生成することができる情報生成インタフェースを呼び出すコードが含まれる。
例えば、ユーザの所望する車両の走行過程関連情報は、車両速度情報、走行環境オブジェクトの属性情報、車両の運転決定情報などの情報項目を含む。ユーザの所望する車両の走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールのコードには、走行過程関連情報における情報項目を生成することができる情報生成インタフェースを呼び出すステートメントが含まれる。
ユーザの所望する車両の走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールは動作時に、車両速度情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出され、走行環境オブジェクトの属性情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出され、車両の運転決定情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出される。車両速度情報は、車両の走行中における車両速度を示すパターンであってもよい。車両速度情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出される場合に、車両の走行中における車両速度を示すパターンを生成することができる。走行環境オブジェクトの属性情報は、車両の走行中に現れる走行環境オブジェクトの種類を示すパターンであってもよく、走行環境オブジェクトの属性情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出される場合に、車両の走行データに基づいて、車両の走行中に現れる走行環境オブジェクトの種類を示すパターンを生成することができる。車両の運転決定情報は、車両が走行中になされる運転決定を示すパターンであってもよい。車両の運転決定情報を示す情報生成インタフェースが呼び出される場合に、車両の走行データに基づいて車両が走行中になされる運転決定を示すパターンを生成することができる。
本実施例において、車両の走行中において、各時刻に取得した車両走行データが、車両の走行過程関連情報を生成することができる。生成された走行過程関連情報における各情報項目はいずれも提示時刻を有する。各提示時刻は車両の走行中における情報項目を生成するためのデータの取得時刻とそれぞれ対応することができる。例えば、車両の走行過程関連情報をユーザに提示する開始時刻は車両の走行過程の開始時刻に対応することができ、提示する開始時刻の後の各情報項目の提示時刻は、情報項目を生成するためのデータの取得時刻にそれぞれ対応することができる。一つの情報項目の提示時刻と車両の走行過程関連情報をユーザに提示する開始時刻との間の時間差が、該情報項目を生成するためのデータの取得時刻と車両の走行過程の開始時刻との間の時間差とが同じである。
本実施例において、可視化ツールを開発するユーザに情報項目を提示するための提示インタフェースを提供してもよく、可視化ツールを開発するユーザが提示インタフェースを呼び出すステートメントだけを作成すればよい。したがって、可視化ツールを開発するユーザにより開発された可視化ツールは、提示インタフェースを呼び出すステートメントを含み、可視化ツールが動作する時に、提示インタフェースが呼び出され、提示インタフェースが呼び出されることは、情報項目の提示時刻によって、車両の走行過程関連情報を調べたいユーザの端末の提示画面において情報項目を車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに提示することができる。
本実施例において、車両の走行過程関連情報を調べたいユーザは車両の走行関連情報における情報項目の属性コンフィグ命令を入力して、車両の走行関連情報における各情報項目のサイズ、色などの属性をコンフィグすることができる。車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに走行関連情報を提示する際に、コンフィグされるサイズ、色を有する情報項目を車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに提示する。
例えば、車両速度情報は、車両の走行中における車両速度を示すパターンである。運転決定情報は、車両が走行中になされる運転決定を示すパターンであってもよい。ユーザはコンフィグ命令を入力して車両の走行中における車両速度を示すパターンのサイズ、色をコンフィグすることができる。ユーザはコンフィグ命令を入力して車両が走行中になされる運転決定を示すパターンのサイズ、色をコンフィグすることができる。車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに車両の走行中における車両速度を示すパターンを提示する際に、コンフィグされるサイズ、色を有する、車両の走行中における車両速度を示すパターンを車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに提示することができる。車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに車両の走行中になされる運転決定を示すパターンを提示する際に、コンフィグされるサイズ、色を有する、車両の走行中になされる運転決定を示すパターンを車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに提示することができる。
本実施例において、車両の走行過程関連情報を調べたいユーザの端末の提示画面において車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに複数の可視化ツールの名称及び複数の可視化ツールそれぞれの機能紹介情報を提示することができる。車両の走行過程関連情報を調べたいユーザにより、所望の走行過程関連情報に応じて、複数の可視化ツールから、車両の走行過程関連情報を調べたいユーザの所望する車両走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールを選択することができる。
本実施例において、各ユーザは可視化プラットフォームの可視化ツールの開発標準によって可視化ツールを開発することができる。同時に、各ユーザは可視化プラットフォームにおいてユーザにより開発された可視化ツールが走行過程情報を生成する際に用いる走行データのフォーマットを配信することができる。可視化ツールを開発するユーザが開発された可視化ツールを他のユーザにシェアすることができる。可視化ツールを開発するユーザは該ユーザの端末を介して可視化プラットフォームのサーバにシェア命令を送信することができ、可視化プラットフォームのサーバは可視化ツールを開発するユーザが開発した可視化ツールを指示するシェア命令の受信に応答して、可視化ツールを開発するユーザにより開発した可視化ツールを他のユーザに提供することができる。
図4を参照すると、上記の各図面に示された方法の実施態様として、本出願は、情報提示装置の一実施例を提供し、該装置の実施例は、図2に示された方法の実施例に対応している。
図4に示すように、本実施例の情報提示装置は、取得ユニット401と、提示ユニット402とを含む。取得ユニット401は、車両の走行データを取得するように構成され、提示ユニット402は、可視化ツールにより前記車両の走行過程関連情報をユーザに提示するように構成され、前記可視化ツールは情報生成インタフェースに基づいて構築され、情報生成インタフェースは車両の走行データに基づいて、走行過程関連情報のうち情報生成インタフェースに対応する情報項目を生成可能である。
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態において、車両の走行過程関連情報は、走行パラメータ情報、走行環境オブジェクトの属性情報、運転決定情報を含む。
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態において、情報提示装置はさらに、前記車両の走行過程関連情報における情報項目の属性をコンフィグするためのコンフィグ命令を受信し、前記コンフィグ命令が前記ユーザによるコンフィグ操作に基づいて生成され、前記車両の走行過程関連情報における情報項目の属性をコンフィグするように構成されるコンフィグユニットを含む。
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態において、情報提示装置はさらに、車両の走行データを取得する前に、複数の可視化ツールを前記ユーザに提示し、前記ユーザが入力した可視化ツール選択命令を受信し、ユーザが選択した可視化ツールを確定し、前記ユーザが選択した可視化ツールを、前記車両の走行過程関連情報を提示するための可視化ツールとするように構成される選択ユニットを含む。
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態において、情報提示装置はさらに、前記ユーザが開発した可視化ツールを他のユーザに提供することを指示するシェア命令の受信に応答して、前記ユーザが開発した可視化ツールを他のユーザに提供するように構成されるシェアユニットを含む。
図5は本出願の実施例を実施するための端末、サーバに適するコンピュータシステムを示す構造概略図である。
図5に示すように、コンピュータシステムは、読み出し専用メモリ(ROM)502に格納されているプログラム又は記憶部508からランダムアクセスメモリ(RAM)503にロードされたプログラムによって様々で、適当な動作及び処理を実行することができる中央処理装置(CPU)501を備える。RAM503には、コンピュータシステムの操作に必要な様々なプログラム及びデータがさらに格納されている。CPU501、ROM502及びRAM503がバス504を介して互いに接続されている。入力/出力(I/O)インタフェース505もバス504に接続されている。
入力部506、出力部507、ハードディスクなどを備える記憶部508、並びにLANカード、モデムなどを備えるネットワークインタフェースカードの通信部509は、I/Oインタフェース505に接続されている。通信部509は、例えばインターネットのようなネットワークを介して通信処理を実行する。ドライバ510も必要に応じてI/Oインタフェース505に接続されている。リムーバブルメディア511は、例えば、マグネチックディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどが挙げられ、必要に応じてドライバ510に取り付けられることによって、リムーバブルメディアから読み出されたコンピュータプログラムが所望により記憶部508にインストールされる。
特に、本出願の実施例に記載されたプロセスは、コンピュータプログラムとして実現されてもよい。例えば、本出願の実施例は、コンピュータ可読媒体に担持されるコンピュータプログラムを備えるコンピュータプログラム製品を備え、該コンピュータプログラムは、フローチャートで示される方法を実行するための命令を備える。該コンピュータプログラムは、通信部509を介してネットワークからダウンロードされてインストールされてもよく、及び/又はリムーバブルメディア511からインストールされてもよい。該コンピュータプログラムが中央処理装置(CPU)501によって実行される場合に、本出願の方法で限定された上記の機能を実行する。
本出願はさらに、電子機器を提供しており、該電子機器には、1つ又は複数のプロセッサと、前記実施例に記載された操作を実行するための命令が含まれる1つ又は複数のプログラムを格納するためのメモリとが構成されてもよい。1つ又は複数のプログラムが1つ又は複数のプロセッサで実行される場合に、1つ又は複数のプロセッサに上記の実施例に記載された操作の命令を実行させる。
本出願はさらに、コンピュータ可読媒体を提供しており、該コンピュータ可読媒体は、電子機器に含まれるものであってもよく、独立に存在して電子機器に組み込まれていないものであってもよい。上記コンピュータ可読媒体に1つ又は複数のプログラムが担持され、1つ又は複数のプログラムが電子機器で実行される場合に、上記の実施例に記載した操作を電子機器に実行させる。
注意すべきなのは、本出願に記載したコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記憶媒体、又はこれらの任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線の、又は半導体のシステム、装置若しくはデバイス、又はこれらの任意の組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、1本又は複数本の導線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM若しくはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、光メモリ、磁気メモリ、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。本出願において、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置若しくはデバイスで使用可能な、又はそれらに組み込まれて使用可能なプログラムを包含又は格納する任意の有形の媒体であってもよい。本出願において、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンド内で、又はキャリアの一部として伝送される、コンピュータ可読プログラムコードが担持されたデータ信号を含んでもよい。このような伝送されたデータ信号は、様々な形態をとることができ、電磁信号、光信号、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体は、さらにコンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよい。該コンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置若しくはデバイスによって使用されるか、又はそれらに組み込まれて使用されるプログラムを、送信、伝送又は転送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送することができ、無線、有線、光ケーブル、RFなど、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本出願の各実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品により実現可能なアーキテクチャ、機能及び操作を示す。ここで、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、モジュール、プログラムセグメント若しくはコードの一部を表してもよく、該モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部は、規定されたロジック機能を達成するための1つ以上の実行可能な命令を含む。なお、いくつかの代替実施態様において、ブロック内に示された機能は、図面に示された順番とは異なるもので実行されてもよい。例えば、連続して示された2つのブロックは、実際には関連する機能に応じて、ほぼ並行に実行されてもよく、逆の順番で実行されてもよい。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、並びに、ブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、規定された機能若しくは操作を実行する、ハードウェアに基づく専用システムで実現されてもよいか、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実行されてもよい。
以上の記載は、本出願の好ましい実施例、及び使用される技術的原理に関する説明に過ぎない。本出願に係る発明の範囲が、上記の技術的特徴の特定の組み合わせからなる技術案に限定されるものではなく、上記の本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記の技術的特徴又はそれらの同等の特徴を任意に組み合わせてなる他の技術案も含むべきであることを、当業者に理解されたい。例えば、上記の特徴と、本出願に開示された類似の機能を持っている技術的特徴(これらに限定されていない)とを互いに置き換えてなる技術案が挙げられる。
本出願は、2019年1月16日に提出された、出願番号が201910041445.7であり、発明の名称が「情報提示方法及び装置」である中国特許出願の優先権を主張するものであり、当該出願の全文を引用することにより本出願に組み込む。
本出願は、車両分野に関し、具体的には車両テスト分野に関し、特に情報提示方法及び装置、電子機器、記憶媒体並びにコンピュータプログラムに関する。
車両速度、走行軌跡などの走行中の車両の走行過程に関する情報の可視化は、即ち、ユーザ(例えば、車両をデバッグするエンジニア)に走行過程に関する情報を提示することは、様々な態様における車両の挙動を評価する基礎となる。
現在、ユーザがカスタマイズして提示する必要がある走行過程に関する情報の種類毎に応じて、走行過程に関する情報を提示可能なコントロールなどの可視化ツールを、走行過程に関する情報の種類毎についてそれぞれ開発する必要があり、開発の難しさが高くて、開発コストが高い。
本出願は、情報提示方法及び装置、電子機器、記憶媒体並びにコンピュータプログラムを提供している。
第1の態様によれば、本出願は、車両の走行データを取得するステップと、可視化ツールにより前記車両の走行過程関連情報をユーザに提示するステップであって、前記可視化ツールが情報生成インタフェースに基づいて構築され、情報生成インタフェースが車両の走行データに基づいて、走行過程関連情報のうち情報生成インタフェースに対応する情報を生成可能であるステップと、を含む情報提示方法を提供している。
第2の態様によれば、本出願は、車両の走行データを取得するように構成される取得ユニットと、可視化ツールにより前記車両の走行過程関連情報をユーザに提示するように構成される提示ユニットであって、前記可視化ツールが情報生成インタフェースに基づいて構築され、情報生成インタフェースが車両の走行データに基づいて、走行過程関連情報のうち情報生成インタフェースに対応する情報項目を生成可能な提示ユニットと、を含む情報提示装置を提供する。
第3の態様によれば、本出願は、1つ又は複数のプロセッサと、1つ又は複数のプログラムを記憶するためのメモリとを備える電子機器であって、前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサに第1の態様に記載の方法を実現させる電子機器を提供する。
第4の態様によれば、本出願は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体であって、該プログラムがプロセッサによって実行されると、第1の態様に記載の方法を実現するコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
第5の態様によれば、本出願は、コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、第1の態様に記載の方法を実現するコンピュータプログラムを提供する。
本出願に係る情報提示方法及び装置、電子機器、記憶媒体並びにコンピュータプログラムは、車両の走行データを取得することにより、可視化ツールにより前記車両の走行過程関連情報をユーザに提示し、前記可視化ツールが情報生成インタフェースに基づいて構築され、情報生成インタフェースが車両の走行データに基づいて、走行過程関連情報のうち情報生成インタフェースに対応する情報を生成可能である。車両の走行過程に関する情報を生成可能な情報生成インタフェースを予め構築しておくことを実現し、車両の走行過程に関する情報を調べたいテストエンジニアのようなユーザに予め構築した情報生成インタフェースを提供することで、ユーザが情報生成インタフェースにより調べたい車両の走行過程に関する情報を提示可能な可視化ツールを開発することができ、可視化ツールの開発の難しさを低減して、可視化ツールの開発コストを削減する。
本出願の他の特徴、目的及び利点は、以下の図面を参照してなされる非限定的な実施例に係る詳細な説明を読むことにより、より明らかになるであろう。
本出願の実施例を実現するために適する例示的なシステムアーキテクチャを示す図である。
本出願に係る情報提示方法の一実施例を示すフローチャートである。
本出願に係る情報提示方法の別の実施例を示すフローチャートである。
本出願に係る情報提示装置の一実施例を示す構造概略図である。
本出願の実施例を実施するための端末、サーバに適するコンピュータシステムを示す構造概略図である。
以下、添付図面及び実施例を参照しながら、本出願をより詳細に説明する。ここで説明する具体的な実施例は、関連する発明を説明することができるものに過ぎず、当該発明を限定するものではないことを理解されたい。また、説明の便宜上、図面には発明に関連する部分のみが示されていることに留意されたい。
なお、本出願の実施例及び実施例における特徴は、矛盾を生じない限り、相互に組み合わせることができる。以下、添付図面及び実施例を参照しながら、本出願を詳細に説明する。
図1は本出願の実施例を実現するために適用される例示的なシステムアーキテクチャを示す図である。
図1に示すように、システムアーキテクチャは端末101、車両102、可視化プラットフォームのサーバ103、テストサーバ104を含んでもよい。
可視化プラットフォームを使用する人(車両をデバッグするエンジニアなど)は、ユーザと呼ばれてもよい。端末101はユーザが使用する端末である。車両102は自律運転能力を有する自動運転車両であってもよい。
ユーザは端末101を介してログイン要求を可視化プラットフォームのサーバ103に送信することができ、可視化プラットフォームのサーバ103によりユーザのIDが検証された後に、ユーザは可視化プラットフォームにログインする。
車両102をテストする際に、車両102は走行中に車両102で走行データを生成する。車両102は車両102で生成された走行データをテストサーバ104に送信して記憶することができる。
車両102の走行データは、車両速度、車両位置、検出された走行環境オブジェクトの属性を含むことができるが、これらに限定されない。走行環境オブジェクトは建物、障害物を含むことができるが、これらに限定されない。走行環境オブジェクトの属性は種類、位置を含むことができるが、これらに限定されない。
可視化プラットフォームのサーバ103に情報生成インタフェースを複数記憶することができ、各情報生成インタフェースが車両の走行データに基づいて、走行関連情報のうち対応する種類の情報を生成可能である。可視化プラットフォームのサーバ103に、開発した可視化ツールを複数予め記憶しておくことができる。可視化ツールが情報生成インタフェースに基づいて構築され、可視化ツールが動作する時に、情報生成インタフェースを呼び出すことにより走行関連情報のうち対応する種類の情報項目を生成する。サーバ103がテストサーバ104から車両102のテスト中において車両102で生成された車両102の走行データを取得することができる。
ユーザが車両102の走行過程関連情報を調べたい場合に、ユーザにより選択された、調べたい走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールにより、テストサーバ104から取得された車両102のテスト中において車両102で生成された車両102の走行データに基づいて、車両102の走行過程関連情報を生成することができる。走行過程関連情報が動画であってもよい。
ユーザは可視化プラットフォームにおいて予めアカウントを登録することができ、ユーザが使用した他のユーザにより開発された可視化ツール、ユーザが開発した可視化ツールを、ユーザの可視化プラットフォームに登録されたアカウントとバインディングすることができる。ユーザは、登録されたアカウントによって可視化プラットフォームにログインした後、ユーザが使用した他のユーザが開発した可視化ツール、ユーザが開発した可視化ツールを、可視化管理インタフェースにおいてユーザに提示することができる。
ユーザは端末101を介してユーザの調べたい走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールをダウンロードすることができ、ローカルでダウンロードした可視化ツールにより車両102の走行過程関連情報を生成し、端末101における提示画面において可視化ツールにより生成された車両102の走行過程関連情報をユーザに提示する。ユーザは端末101を介して可視化プラットフォームのサーバ103に、可視化プラットフォームのサーバ103における可視化ツールに対する制御要求を送信して、可視化プラットフォームのサーバ103において可視化ツールにより車両102の走行過程関連情報を生成することができ、生成された車両102の走行過程関連情報を可視化プラットフォームのサーバ103から端末101に送信した後、端末101における提示画面において可視化ツールにより生成された車両102の走行過程関連情報をユーザに提示する。
端末101における提示画面は車両の走行過程関連情報の提示過程を制御するための制御ボタンを含み、端末101のユーザが提示画面において相応するクリック操作を行って車両の走行過程関連情報の提示過程を制御することができる。
図1における端末101、車両102、可視化プラットフォームのサーバ103、テストサーバ104はただ例示的なものに過ぎず、端末101は可視化プラットフォームと連携する任意の車両メーカのユーザ(例えば、車両をデバッグするエンジニア)によって使用される端末であってもよいことを理解されたい。車両102は可視化プラットフォームと連携する任意の車両メーカにより製造される任意の車両であってもよい。テストサーバ104は可視化プラットフォームと連携する任意の車両メーカの車両の、車両のテスト中に生成された走行データを記憶するサーバであってもよい。各車両メーカの車両はそれぞれのテスト中に生成された走行データをそれぞれのテストサーバに記憶する。
本出願に係る情報提示方法の一実施例を示すフローチャートである図2を参照する。該方法は、ステップ201及びステップ202を含む。
ステップ201:車両の走行データを取得する。
本実施例において、車両の走行データは車両のテスト中に生成された走行データであってもよい。車両の走行過程関連情報を生成するために、まず車両の走行データを取得してもよい。
本実施例において、走行過程関連情報は走行過程に関連する情報項目を複数含む。
例えば、走行過程関連情報は、走行パラメータ情報、走行環境オブジェクトの属性情報などの複数の情報項目を含み、走行パラメータ情報はさらに車両速度情報、車両フロント部の角度情報などの複数の情報項目を含んでもよい。
ステップ202:可視化ツールにより走行過程関連情報をユーザに提示する。
本実施例において、車両の走行過程関連情報における情報項目を生成することができるAPI(Application Programming Interface,アプリケーションプログラミングインタフェース)を情報生成インタフェースと呼ぶことができる。
本実施例において、車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに、車両の走行過程関連情報を提示することができる可視化ツールが情報生成インタフェースに基づいて構築される。車両の走行過程関連情報をユーザに提示することができる可視化ツールは、走行過程関連情報をユーザ車両に提示することができるコントロールウィジェットであってもよい。
本実施例において、予め複数の情報生成インタフェースを構築しておくことができる。それぞれの情報生成インタフェースが1種類の情報項目をそれぞれ生成することができる。1種類の情報項目を生成することができる情報生成インタフェースの数が複数であってもよい。情報生成インタフェースにより生成された情報を該情報生成インタフェースに対応する情報項目と呼ぶことができる。車両の走行中において、各時点に取得した車両走行データが、車両の走行過程関連情報を生成することができる。
例えば、走行過程関連情報は車両速度情報を含む。車両速度情報は、車両の走行中における車両速度を示すパターンであってもよい。車両速度情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出される場合に、車両の走行データにおける車両速度データに基づいて、走行中の車両の速度を示すパターンを生成することができる。各車両速度データは、車両の走行中における車両速度を示すパターンを生成することができる。
本実施例において、予め構築した複数の情報生成インタフェースを、可視化ツールを開発するユーザに提供し、可視化ツールを開発するユーザは情報生成インタフェースに基づいて可視化ツールを開発することができる。可視化ツールを開発するユーザが可視化ツールを開発する際に、可視化ツールにより提示する必要がある情報項目に応じて、提示する必要のある情報項目を生成することができる情報生成インタフェースを呼び出すコードを作成するだけである。したがって、可視化ツールを開発するユーザにより開発した可視化ツールは、提示する必要がある情報項目を生成することができる情報生成インタフェースを呼び出すコードを含み、可視化ツールを開発するユーザにより開発した可視化ツールが動作する時に、可視化ツールにおける各情報生成インタフェースが呼び出され、情報生成インタフェースに対応する情報項目をそれぞれ生成する。生成された各情報項目はいずれも提示時刻を有する。各提示時刻は車両走行中における情報項目を生成するためのデータの取得時刻にそれぞれ対応することができる。例えば、車両の走行過程関連情報をユーザに提示する開始時刻は車両の走行過程の開始時刻に対応することができ、提示する開始時刻の後の各情報項目の提示時刻は、情報項目を生成するためのデータの取得時刻にそれぞれ対応することができる。一つの情報項目の提示時刻と車両の走行過程関連情報をユーザに提示する開始時刻との間の時間差が、該情報項目を生成するためのデータの取得時刻と車両の走行過程の開始時刻との間の時間差と同じである。
本実施例において、可視化ツールを開発するユーザに情報項目を提示するための提示インタフェースを提供してもよく、可視化ツールを開発するユーザが提示インタフェースを呼び出すステートメントを作成するだけでよい。したがって、可視化ツールを開発するユーザにより開発した可視化ツールは提示インタフェースを呼び出すステートメントを含み、可視化ツールが動作する時に、提示インタフェースが呼び出され、提示インタフェースが呼び出されると、情報項目の提示時刻に基づいて、車両の走行過程関連情報を調べたいユーザの端末の提示画面において情報項目を車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに提示することができる。
本実施例において、情報生成インタフェースにより車両の走行過程関連情報を生成するための車両の走行データは所定フォーマットの走行データであってもよい。車両の走行データを取得した後に、まず取得した車両の走行データを所定フォーマットに変換してもよく、所定フォーマットの走行データを情報生成インタフェースの入力データとすることができる。したがって、走行データにおける同種類のデータに対して、複数の異なるメーカの車両の制御システムにおける各メーカの車両の制御システムに記録された該種類の走行データのフォーマットが異なり、所定フォーマットに変換することにより、異なるメーカの車両に対して、該種類の対応する同一情報生成インタフェースにより走行過程関連情報のうち該同一情報生成インタフェースに対応する情報項目を生成することができる。
例えば、車両速度という種類のデータに対して、一つのメーカの車両の制御システムに記録された各車両速度データにはいずれも車両速度という種類の種類識別子、車両速度が含まれる。該メーカの車両の制御システムに記録された車両速度データのフォーマットが予め記憶されたので、該車両から送信された該車両の車両速度データを受信した後に、予め記録されたフォーマットに基づいて、車両速度データを解析して、該車両の車両速度を得、その後、所定フォーマットの車両速度データに変換することができる。
本実施例において、ユーザが車両の走行過程関連情報を調べたい場合に、提示画面においてユーザの所望する車両の走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールにより、ユーザの所望する車両の走行過程関連情報をユーザに提示することができる。ユーザの所望する車両の走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールのコードには、ユーザの所望する車両の走行過程関連情報における情報項目を生成することができる情報生成インタフェースを呼び出すコードが含まれる。
例えば、ユーザの所望する車両の走行過程関連情報は、車両速度情報、車両ヘッドの角度情報、車両の位置と車線中心との距離情報を含む。ユーザが調べたい車両の走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールのコードには、車両速度情報を生成することができる情報生成インタフェースを呼び出すステートメント、車両ヘッドの角度情報を生成することができる情報生成インタフェースを呼び出すステートメント、車両の位置と車線中心との距離情報を生成することができる情報生成インタフェースを呼び出すステートメントが含まれる。ユーザが調べたい車両の走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールは動作する時に、車両速度情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出され、車両ヘッドの角度情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出され、車両の位置と車線中心との距離情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出される。
車両速度情報は、車両の走行中における車両速度を示すパターンであってもよい。車両速度情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出される場合に、車両の走行データにおける車両速度データに基づいて、車両速度を示すパターンを生成することができる。車両ヘッドの角度情報は車両の走行中における車両ヘッドの角度を示すパターンであってもよく、車両ヘッドの角度情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出される場合に、車両の走行データに基づいて、車両の走行中における車両ヘッドの角度を示すパターンを生成することができる。車両の位置と車線中心との距離情報は、車両の走行中における車両の位置と車線中心との距離を示すパターンであってもよい。車両の位置と車線中心との距離情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出される場合に、車両の走行データに基づいて、車両の走行中における車両の位置と車線中心との距離を示すパターンを生成することができる。
本実施例において、車両の走行過程関連情報を調べたいユーザの端末における提示画面は、車両の走行過程関連情報の提示過程を制御するための制御ボタンを含み、車両の走行過程関連情報を調べたいユーザが提示画面において操作を行って車両の走行過程関連情報の提示過程を制御することができる。
本出願に係る情報提示方法の別の実施例を示すフローチャートである図3を参照する。該方法はステップ301及びステップ302を含む。
ステップ301:車両の走行データを取得する。
本実施例において、車両の走行データは車両のテスト中に生成された走行データであってもよい。車両の走行過程関連情報を生成するために、まず車両の走行データを取得してもよい。
本実施例において、走行過程関連情報は、車両の走行パラメータ情報、走行環境オブジェクト情報、運転決定情報を含んでもよい。車両の走行パラメータ情報は、車両速度情報、車両ヘッドの角度情報、車両の位置と車線中心との距離情報などを含んでもよい。走行環境オブジェクトの属性情報は、車両が走行中に現れる建物、障害物などの走行環境オブジェクトの種類を示すパターンであってもよい。車両の運転決定情報は、車両が走行中になされる運転決定を示すパターンであってもよい。
ステップ302:可視化ツールにより走行パラメータ情報、走行環境オブジェクトの属性情報、運転決定情報をユーザに提示する。
本実施例において、ユーザが車両の走行過程関連情報を調べたい場合に、提示画面においてユーザの所望する車両の走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールによりユーザの所望する車両の走行過程関連情報をユーザに提示することができる。ユーザの所望する車両の走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールのコードには、ユーザの所望する車両の走行過程関連情報における情報項目を生成することができる情報生成インタフェースを呼び出すコードが含まれる。
例えば、ユーザの所望する車両の走行過程関連情報は、車両速度情報、走行環境オブジェクトの属性情報、車両の運転決定情報などの情報項目を含む。ユーザの所望する車両の走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールのコードには、走行過程関連情報における情報項目を生成することができる情報生成インタフェースを呼び出すステートメントが含まれる。
ユーザの所望する車両の走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールは動作時に、車両速度情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出され、走行環境オブジェクトの属性情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出され、車両の運転決定情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出される。車両速度情報は、車両の走行中における車両速度を示すパターンであってもよい。車両速度情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出される場合に、車両の走行中における車両速度を示すパターンを生成することができる。走行環境オブジェクトの属性情報は、車両の走行中に現れる走行環境オブジェクトの種類を示すパターンであってもよく、走行環境オブジェクトの属性情報を生成することができる情報生成インタフェースが呼び出される場合に、車両の走行データに基づいて、車両の走行中に現れる走行環境オブジェクトの種類を示すパターンを生成することができる。車両の運転決定情報は、車両が走行中になされる運転決定を示すパターンであってもよい。車両の運転決定情報を示す情報生成インタフェースが呼び出される場合に、車両の走行データに基づいて車両が走行中になされる運転決定を示すパターンを生成することができる。
本実施例において、車両の走行中において、各時刻に取得した車両走行データが、車両の走行過程関連情報を生成することができる。生成された走行過程関連情報における各情報項目はいずれも提示時刻を有する。各提示時刻は車両の走行中における情報項目を生成するためのデータの取得時刻とそれぞれ対応することができる。例えば、車両の走行過程関連情報をユーザに提示する開始時刻は車両の走行過程の開始時刻に対応することができ、提示する開始時刻の後の各情報項目の提示時刻は、情報項目を生成するためのデータの取得時刻にそれぞれ対応することができる。一つの情報項目の提示時刻と車両の走行過程関連情報をユーザに提示する開始時刻との間の時間差が、該情報項目を生成するためのデータの取得時刻と車両の走行過程の開始時刻との間の時間差とが同じである。
本実施例において、可視化ツールを開発するユーザに情報項目を提示するための提示インタフェースを提供してもよく、可視化ツールを開発するユーザが提示インタフェースを呼び出すステートメントだけを作成すればよい。したがって、可視化ツールを開発するユーザにより開発された可視化ツールは、提示インタフェースを呼び出すステートメントを含み、可視化ツールが動作する時に、提示インタフェースが呼び出され、提示インタフェースが呼び出されることは、情報項目の提示時刻によって、車両の走行過程関連情報を調べたいユーザの端末の提示画面において情報項目を車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに提示することができる。
本実施例において、車両の走行過程関連情報を調べたいユーザは車両の走行関連情報における情報項目の属性コンフィグ命令を入力して、車両の走行関連情報における各情報項目のサイズ、色などの属性をコンフィグすることができる。車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに走行関連情報を提示する際に、コンフィグされるサイズ、色を有する情報項目を車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに提示する。
例えば、車両速度情報は、車両の走行中における車両速度を示すパターンである。運転決定情報は、車両が走行中になされる運転決定を示すパターンであってもよい。ユーザはコンフィグ命令を入力して車両の走行中における車両速度を示すパターンのサイズ、色をコンフィグすることができる。ユーザはコンフィグ命令を入力して車両が走行中になされる運転決定を示すパターンのサイズ、色をコンフィグすることができる。車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに車両の走行中における車両速度を示すパターンを提示する際に、コンフィグされるサイズ、色を有する、車両の走行中における車両速度を示すパターンを車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに提示することができる。車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに車両の走行中になされる運転決定を示すパターンを提示する際に、コンフィグされるサイズ、色を有する、車両の走行中になされる運転決定を示すパターンを車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに提示することができる。
本実施例において、車両の走行過程関連情報を調べたいユーザの端末の提示画面において車両の走行過程関連情報を調べたいユーザに複数の可視化ツールの名称及び複数の可視化ツールそれぞれの機能紹介情報を提示することができる。車両の走行過程関連情報を調べたいユーザにより、所望の走行過程関連情報に応じて、複数の可視化ツールから、車両の走行過程関連情報を調べたいユーザの所望する車両走行過程関連情報を提示可能な可視化ツールを選択することができる。
本実施例において、各ユーザは可視化プラットフォームの可視化ツールの開発標準によって可視化ツールを開発することができる。同時に、各ユーザは可視化プラットフォームにおいてユーザにより開発された可視化ツールが走行過程情報を生成する際に用いる走行データのフォーマットを配信することができる。可視化ツールを開発するユーザが開発された可視化ツールを他のユーザにシェアすることができる。可視化ツールを開発するユーザは該ユーザの端末を介して可視化プラットフォームのサーバにシェア命令を送信することができ、可視化プラットフォームのサーバは可視化ツールを開発するユーザが開発した可視化ツールを指示するシェア命令の受信に応答して、可視化ツールを開発するユーザにより開発した可視化ツールを他のユーザに提供することができる。
図4を参照すると、上記の各図面に示された方法の実施態様として、本出願は、情報提示装置の一実施例を提供し、該装置の実施例は、図2に示された方法の実施例に対応している。
図4に示すように、本実施例の情報提示装置は、取得ユニット401と、提示ユニット402とを含む。取得ユニット401は、車両の走行データを取得するように構成され、提示ユニット402は、可視化ツールにより前記車両の走行過程関連情報をユーザに提示するように構成され、前記可視化ツールは情報生成インタフェースに基づいて構築され、情報生成インタフェースは車両の走行データに基づいて、走行過程関連情報のうち情報生成インタフェースに対応する情報項目を生成可能である。
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態において、車両の走行過程関連情報は、走行パラメータ情報、走行環境オブジェクトの属性情報、運転決定情報を含む。
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態において、情報提示装置はさらに、前記車両の走行過程関連情報における情報項目の属性をコンフィグするためのコンフィグ命令を受信し、前記コンフィグ命令が前記ユーザによるコンフィグ操作に基づいて生成され、前記車両の走行過程関連情報における情報項目の属性をコンフィグするように構成されるコンフィグユニットを含む。
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態において、情報提示装置はさらに、車両の走行データを取得する前に、複数の可視化ツールを前記ユーザに提示し、前記ユーザが入力した可視化ツール選択命令を受信し、ユーザが選択した可視化ツールを確定し、前記ユーザが選択した可視化ツールを、前記車両の走行過程関連情報を提示するための可視化ツールとするように構成される選択ユニットを含む。
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態において、情報提示装置はさらに、前記ユーザが開発した可視化ツールを他のユーザに提供することを指示するシェア命令の受信に応答して、前記ユーザが開発した可視化ツールを他のユーザに提供するように構成されるシェアユニットを含む。
図5は本出願の実施例を実施するための端末、サーバに適するコンピュータシステムを示す構造概略図である。
図5に示すように、コンピュータシステムは、読み出し専用メモリ(ROM)502に格納されているプログラム又は記憶部508からランダムアクセスメモリ(RAM)503にロードされたプログラムによって様々で、適当な動作及び処理を実行することができる中央処理装置(CPU)501を備える。RAM503には、コンピュータシステムの操作に必要な様々なプログラム及びデータがさらに格納されている。CPU501、ROM502及びRAM503がバス504を介して互いに接続されている。入力/出力(I/O)インタフェース505もバス504に接続されている。
入力部506、出力部507、ハードディスクなどを備える記憶部508、並びにLANカード、モデムなどを備えるネットワークインタフェースカードの通信部509は、I/Oインタフェース505に接続されている。通信部509は、例えばインターネットのようなネットワークを介して通信処理を実行する。ドライバ510も必要に応じてI/Oインタフェース505に接続されている。リムーバブルメディア511は、例えば、マグネチックディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどが挙げられ、必要に応じてドライバ510に取り付けられることによって、リムーバブルメディアから読み出されたコンピュータプログラムが所望により記憶部508にインストールされる。
特に、本出願の実施例に記載されたプロセスは、コンピュータプログラムとして実現されてもよい。例えば、本出願の実施例は、コンピュータ可読媒体に担持されるコンピュータプログラムを備えるコンピュータプログラム製品を備え、該コンピュータプログラムは、フローチャートで示される方法を実行するための命令を備える。該コンピュータプログラムは、通信部509を介してネットワークからダウンロードされてインストールされてもよく、及び/又はリムーバブルメディア511からインストールされてもよい。該コンピュータプログラムが中央処理装置(CPU)501によって実行される場合に、本出願の方法で限定された上記の機能を実行する。
本出願はさらに、電子機器を提供しており、該電子機器には、1つ又は複数のプロセッサと、前記実施例に記載された操作を実行するための命令が含まれる1つ又は複数のプログラムを格納するためのメモリとが構成されてもよい。1つ又は複数のプログラムが1つ又は複数のプロセッサで実行される場合に、1つ又は複数のプロセッサに上記の実施例に記載された操作の命令を実行させる。
本出願はさらに、コンピュータ可読媒体を提供しており、該コンピュータ可読媒体は、電子機器に含まれるものであってもよく、独立に存在して電子機器に組み込まれていないものであってもよい。上記コンピュータ可読媒体に1つ又は複数のプログラムが担持され、1つ又は複数のプログラムが電子機器で実行される場合に、上記の実施例に記載した操作を電子機器に実行させる。
注意すべきなのは、本出願に記載したコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記憶媒体、又はこれらの任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線の、又は半導体のシステム、装置若しくはデバイス、又はこれらの任意の組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、1本又は複数本の導線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM若しくはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、光メモリ、磁気メモリ、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。本出願において、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置若しくはデバイスで使用可能な、又はそれらに組み込まれて使用可能なプログラムを包含又は格納する任意の有形の媒体であってもよい。本出願において、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンド内で、又はキャリアの一部として伝送される、コンピュータ可読プログラムコードが担持されたデータ信号を含んでもよい。このような伝送されたデータ信号は、様々な形態をとることができ、電磁信号、光信号、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体は、さらにコンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよい。該コンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置若しくはデバイスによって使用されるか、又はそれらに組み込まれて使用されるプログラムを、送信、伝送又は転送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送することができ、無線、有線、光ケーブル、RFなど、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本出願の各実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品により実現可能なアーキテクチャ、機能及び操作を示す。ここで、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、モジュール、プログラムセグメント若しくはコードの一部を表してもよく、該モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部は、規定されたロジック機能を達成するための1つ以上の実行可能な命令を含む。なお、いくつかの代替実施態様において、ブロック内に示された機能は、図面に示された順番とは異なるもので実行されてもよい。例えば、連続して示された2つのブロックは、実際には関連する機能に応じて、ほぼ並行に実行されてもよく、逆の順番で実行されてもよい。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、並びに、ブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、規定された機能若しくは操作を実行する、ハードウェアに基づく専用システムで実現されてもよいか、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実行されてもよい。
以上の記載は、本出願の好ましい実施例、及び使用される技術的原理に関する説明に過ぎない。本出願に係る発明の範囲が、上記の技術的特徴の特定の組み合わせからなる技術案に限定されるものではなく、上記の本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記の技術的特徴又はそれらの同等の特徴を任意に組み合わせてなる他の技術案も含むべきであることを、当業者に理解されたい。例えば、上記の特徴と、本出願に開示された類似の機能を持っている技術的特徴(これらに限定されていない)とを互いに置き換えてなる技術案が挙げられる。