JP2021532438A - デジタルコンポーネントをフォーマットするための確率的技法 - Google Patents

デジタルコンポーネントをフォーマットするための確率的技法 Download PDF

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Abstract

デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを提供するために確率的技法を使用するための装置を含む、方法、システム、および装置。一態様では、プロセスは、デジタルコンポーネントの拡張のセットを使用して再フォーマットする対象となる所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限を指定するデータを取得することを含む。複数のデジタルコンポーネントの要求の各々について、所与のデジタルコンポーネントの拡張は、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの基本選択要件と結合されると、配信パラメータ制限を超える追加の選択要件を有すると決定される。確率的技法を使用して、時間の経過とともに要求に応答して所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントを配信するための総選択要件が配信パラメータ制限内であるように、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成する際に使用するために所与のデジタルコンポーネントの拡張が選択される確率の決定が行われる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2019年1月22日に出願された「PROBABILISTIC TECHNIQUES FOR FORMATTING DIGITAL COMPONENTS」と題された米国特許出願第16/254,160号の優先権を主張し、2018年10月26日に出願された「PROBABILISTIC TECHNIQUES FOR FORMATTING DIGITAL COMPONENTS」と題された米国特許出願第62/751,106号の35 U.S.C.§119(e)の利益を主張する。前述の出願の開示は、すべての目的のためにその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
インターネットは、様々なリソースへのアクセスを提供する。たとえば、ビデオおよび/またはオーディオファイル、ならびに特定の主題または特定のニュース記事のウェブページは、インターネット経由でアクセス可能である。リソースは、特定の主題または特定のニュース記事に関連するコンテンツを提示することができる。デジタルコンポーネントは、リソースのコンテンツとともに提示され得る。一部のデジタルコンポーネントは、たとえば、デジタルコンポーネントに拡張を追加することによって、再フォーマットされ得る。しかしながら、一部のデジタルコンポーネントは、一部の拡張を使用して再フォーマットする対象ではない場合がある。
本明細書は、そうでなければ提供されないデジタルコンポーネントの特定のフォーマットが、デジタルコンポーネントが提示のために提供される時間の一部で提供されるように、確率的技法を使用してデジタルコンポーネントを再フォーマットすることに関連する技術について説明する。
一般に、本明細書に記載される主題の1つの発明的態様は、デジタルコンポーネントの要求を受信し、要求に応答してデジタルコンポーネントを提供するように構成された1つまたは複数のフロントエンドサーバ、および1つまたは複数のフロントエンドサーバとデータ通信している1つまたは複数のバックエンドサーバを含むシステムで具体化することができる。1つまたは複数のバックエンドサーバは、デジタルコンポーネントの拡張のセットを使用して再フォーマットする対象となる所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限を指定するデータを取得することを含む動作を実行するように構成され得る。各デジタルコンポーネントの拡張は、選択されると、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成するために使用される追加のコンテンツを含むことができる。デジタルコンポーネントの要求に応答してクライアントデバイスに配信するために、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントが選択される複数のデジタルコンポーネントの要求の各々について、バックエンドサーバは、デジタルコンポーネントの拡張のセット内の所与のデジタルコンポーネントの拡張が、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの基本選択要件と結合されると、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限を超える追加の選択要件を有すると決定することができる。基本選択要件は、拡張なしでデジタルコンポーネントの基本バージョンを提供するために、デジタルコンポーネント配信者にサブミットする必要がある量である。バックエンドサーバは、確率的技法を使用して、少なくとも配信パラメータ制限および基本選択要件に基づいて、時間の経過とともに複数の要求に応答して所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントを配信するための総選択要件が配信パラメータ制限内であるように、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成する際に使用するために所与のデジタルコンポーネントの拡張が選択される確率を決定することができる。バックエンドサーバは、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントのためのデジタルコンポーネントの拡張を選択することができる。基本選択要件と追加の選択要件との結合が配信パラメータ制限を超える所与のデジタルコンポーネントの拡張は、決定された確率に従って、デジタルコンポーネントの要求の一部に対して選択される。バックエンドサーバは、選択されたデジタルコンポーネントの拡張を使用して、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成することができる。バックエンドサーバは、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンをフロントエンドサーバに提供することができる。フロントエンドサーバは、所与のデジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを、デジタルコンポーネントの要求が受信されたクライアントデバイスに送信することができる。この態様の他の実装形態は、コンピュータ記憶デバイス上に符号化された、方法の態様を実行するように構成された、対応する装置、方法、およびコンピュータプログラムを含む。
これらおよび他の実装形態は、各々、任意選択で、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。いくつかの態様では、動作は、確率的技法を使用して、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの第2の再フォーマットされたバージョンを生成する際に使用するために第2のデジタルコンポーネントの拡張が選択される第2の確率を決定することを含む。基本選択要件と第2のデジタルコンポーネントの拡張の第2の追加の選択要件との結合は、配信パラメータ制限未満とすることができる。
いくつかの態様では、動作は、(i)基本選択要件と追加の選択要件との結合、および(ii)基本選択要件と第2の追加の選択要件との結合に基づいて、デジタルコンポーネントの拡張のセットから所与のデジタルコンポーネントの拡張および第2のデジタルコンポーネントの拡張を選択することを含む。デジタルコンポーネントの拡張のセットから所与のデジタルコンポーネントの拡張および第2のデジタルコンポーネントの拡張を選択することは、基本選択要件と追加の選択要件との結合に基づく第1の結合された選択要件が、配信パラメータ制限よりも高いデジタルコンポーネントの拡張のセットの最も低い結合された選択要件であると決定し、それに応答して、所与のデジタルコンポーネントの拡張を選択することと、基本選択要件と第2の追加の選択要件との結合に基づく第2の結合された選択要件が、配信パラメータ制限未満のデジタルコンポーネントの拡張のセットの最も高い結合された選択要件であると決定し、それに応答して、第2のデジタルコンポーネントの拡張を選択することとを含むことができる。
いくつかの態様では、動作は、確率的技法を使用して、デジタルコンポーネントの拡張を使用して再フォーマットすることなく所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントが提供される第2の確率を決定することを含む。
いくつかの態様では、動作は、各または2つ以上の第2のデジタルコンポーネントの拡張について、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの第2の再フォーマットされたバージョンを生成する際に使用するために第2のデジタルコンポーネントの拡張が選択されるそれぞれの第2の確率を決定することを含む。所与のデジタルコンポーネントの拡張が選択される確率および各第2の確率は、所与のデジタルコンポーネントの拡張および第2のデジタルコンポーネントの拡張の各々を使用して所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントを配信するための総選択要件が配信パラメータ制限内であるように決定され得る。
所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成する際に使用するために所与のデジタルコンポーネントが選択される確率を決定することは、再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンに、所与のデジタルコンポーネントの拡張を含めることによって、再フォーマット可能デジタルコンポーネントとのユーザ対話の予想される増加に基づいて確率を決定することを含むことができる。
いくつかの態様では、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの基本選択要件は、配信パラメータ制限と再フォーマット可能デジタルコンポーネントの性能との結合に基づく。
本明細書に記載される主題は、以下の利点のうちの1つまたは複数を実現するように特定の実施形態で実施することができる。本明細書に記載の確率的技法を使用して、そうでなければ関連する選択要件に基づいて提供されないデジタルコンポーネントのフォーマットが、デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限を超えないように、指定されたレートで提供される。指定された確率を使用してデジタルコンポーネントを再フォーマットする際に使用するための拡張を選択すると、デジタルコンポーネントの分散フォーマットの総選択要件が、デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限に等しいか、それに近い(たとえば、しきい値内)ように、複数の拡張を使用してデジタルコンポーネントを再フォーマットすることができる。
本明細書で説明される非従来型のデジタルコンポーネント配信技法を使用して、ユーザは、より高いユーザ対話率を有し、したがって、ユーザによって好まれるフォーマットで、デジタルコンポーネントが提供されるので、ユーザエクスペリエンスは、従来の技法と比較して改善される。加えて、従来、これらのフォーマットのデジタルコンポーネントは、デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限を超える選択要件を有することが多いので、ユーザは、ユーザのアクションを開始するよりインタラクティブなデジタルコンポーネントが提供される。デジタルコンポーネント配信者は、デジタルコンポーネントがより高いユーザ対話率を有するフォーマットで提供されることにより、対話率が高くなるというメリットがある。
前述の主題の様々な特徴および利点は、図に関して以下に説明される。追加の特徴および利点は、本明細書に記載の主題および特許請求の範囲から明らかである。
例示的なデジタルコンポーネント配信システムがデジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成し、配信する環境のブロック図である。 図1の例示的なデジタルコンポーネント配信システムがデジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成し、配信する環境のブロック図である。 デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成し、配信するための例示的なプロセスを示すフロー図である。 デジタルコンポーネントを使用してデジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成するための確率を決定するための例示的なプロセスを示すフロー図である。
様々な図面における同様の参照番号および名称は同様の要素を示す。
一般に、本明細書に記載のシステムおよび技法は、配信パラメータ制限に基づいて、通常配信の対象ではない再フォーマットされたバージョンが、配信パラメータ制限を超えずに配信されるように、デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成し、配信することができる。本明細書では、再フォーマット可能デジタルコンポーネントは、異なるコンテンツおよび/または異なる機能を使用して、たとえば、異なるデジタルコンポーネントの拡張を使用してフォーマットすることができるデジタルコンポーネントである。デジタルコンポーネントの拡張は、デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成するために、デジタルコンポーネントに追加することができる追加のコンテンツまたは機能である。簡潔にするために、デジタルコンポーネントの拡張は、拡張とも呼ばれる。記載された技術の目的は、結果として得られる結合された選択要件が配信パラメータ制限を超える原因となる拡張でデジタルコンポーネントを再フォーマットできるようにすることである。
デジタルコンポーネントは、デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限に基づいて、配信のために選択することができる。一般に、配信パラメータ制限は、デジタルコンポーネントのデジタルコンポーネント発行者がデジタルコンポーネントの提示のために提供する用意がある最大量である。たとえば、デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限は、一部の選択プロセスの最大入札とすることができる。デジタルコンポーネントの基本バージョンの各提示のためにサブミットする必要のある量(すなわち、基本選択要件)は、選択プロセスの結果として、配信パラメータ制限未満であることが多い。たとえば、選択されたデジタルコンポーネントの基本選択要件は、2番目に高い配信パラメータ制限を有するデジタルコンポーネントの配信パラメータ制限とすることができる。そのような場合、デジタルコンポーネント配信者は、基本選択要件、および1つまたは複数の拡張ごとの追加の選択要件に基づく結合された選択要件を超えない限り、デジタルコンポーネントに1つまたは複数の拡張を追加することができる。
各拡張は、拡張を含むようにデジタルコンポーネントが再フォーマットされたときに、基本選択要件に追加することができる関連する追加の選択要件を有することができる。たとえば、デジタルコンポーネント配信システムが所与の拡張を使用してデジタルコンポーネントを再フォーマットする場合、デジタルコンポーネントの発行者は、基本選択要件と追加の選択要件との合計に等しいか、またはそれに基づく結合された選択要件をサブミットするように要求され得る。
デジタルコンポーネント発行者は、結合された選択要件を超えないように配信パラメータ制限を指定し、配信パラメータ制限を超えない限り、デジタルコンポーネントの配信者がデジタルコンポーネントに拡張を追加できるようにすることができる。これによって、様々なフォーマットでデジタルコンポーネントを提供する際に、デジタルコンポーネント配信システムの柔軟性が提供される。しかしながら、配信パラメータ制限は、デジタルコンポーネントが、結合された選択要件が配信パラメータ制限を超えるような拡張を提示されることを防止することもできる。本書に記載されている技法によって、デジタルコンポーネントを、結合された選択要件が配信パラメータ制限を超えるようないくつかの拡張で再フォーマットすることができると同時に、時間の経過とともに、デジタルコンポーネントの結合された総(たとえば平均)選択要件が配信パラメータ制限以下であることを確実にすることができる。
本明細書全体で使用される場合、「デジタルコンポーネント」というフレーズは、デジタルコンテンツまたはデジタル情報の個別のユニット(たとえば、ビデオクリップ、オーディオクリップ、マルチメディアクリップ、画像、テキスト、または別のコンテンツユニット)を指す。デジタルコンポーネントは、単一のファイルとして、またはファイルの集合で、物理的なメモリデバイスに電子的に記憶されていてもよく、デジタルコンポーネントは、ビデオファイル、オーディオファイル、マルチメディアファイル、画像ファイル、またはテキストファイルの形態をとり、広告情報を含むことができ、したがって、広告は、デジタルコンポーネントの一種である。
図1は、例示的なデジタルコンポーネント配信システム120がデジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成し、配信する環境100のブロック図である。デジタルコンポーネント配信システム120は、デジタルコンポーネントセレクタ122、拡張セレクタ124、およびデジタルコンポーネントフォーマッタ126を含む。図2を参照しながら以下に説明するように、これらのコンポーネントの各々は、1つまたは複数のサーバに実装することができる。
デジタルコンポーネントセレクタ122は、クライアントデバイス、たとえば、クライアントデバイスA130またはクライアントデバイスB132から受信されたデジタルコンポーネントの要求に応答して提供するための1つまたは複数のデジタルコンポーネントを選択することができる。デジタルコンポーネントセレクタ122は、各デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限、デジタルコンポーネントの品質もしくは性能、および/または各デジタルコンポーネント127の他の配信基準に基づいて、デジタルコンポーネント127のセットからデジタルコンポーネントを選択することができる。以下でより詳細に説明するように、配信パラメータ制限は、デジタルコンポーネントを提供するための選択要件が超えてはならない量、たとえば貨幣額である。総配信パラメータ制限は、デジタルコンポーネントの複数の配信についての総選択要件、たとえば、平均選択要件が超えてはならない量、たとえば、平均量とすることができる。たとえば、複数の配信にわたる平均選択要件は、総配信パラメータ制限を超えず、この例では、配信パラメータ制限に等しい可能性がある。特定の例では、配信パラメータ制限が10である場合、デジタルコンポーネントの複数の配信の平均選択要件は、10を超えないものとする。
デジタルコンポーネントの拡張セレクタ124は、デジタルコンポーネントの選択確率を決定し、選択確率を使用して、デジタルコンポーネントの拡張を選択することができる。拡張の選択確率は、デジタルコンポーネントの拡張セレクタ124がデジタルコンポーネントを再フォーマットする際に使用するための拡張を選択する確率を定義する。たとえば、所与の拡張の選択確率が10%である場合、所与の拡張は、デジタルコンポーネントの所与の提示のためのデジタルコンポーネントを再フォーマットする際に使用するために10%選択される。拡張セレクタ124は、デジタルコンポーネントの拡張129のセットから拡張を選択することができる。各拡張は、たとえば、デジタルコンポーネントに拡張を追加する、またはデジタルコンポーネントの一部を拡張に置き換えることによって、デジタルコンポーネントを再フォーマットするために使用することができる追加のコンテンツまたは機能を含むことができる。
たとえば、拡張1は、デジタルコンポーネントに関連付けられたウェブサイトにサイトリンクを追加し、デジタルコンポーネントの基本選択要件の5%の関連する追加の選択要件を有する。拡張2は、デジタルコンポーネントに関連付けられたエンティティのレーティングであり、デジタルコンポーネントの基本選択要件の10%の関連する追加の選択要件を有する。拡張3は、Click-to-Callリンクであり、対話すると、デジタルコンポーネントを表示している電話が、デジタルコンポーネントに関連付けられているエンティティの電話番号に電話をかけ、デジタルコンポーネントの基本選択要件の20%の関連する追加の選択要件を有する。拡張4は、デジタルコンポーネントに対するエンティティの位置であり、デジタルコンポーネントの基本選択要件の35%の関連する追加の選択要件を有する。いくつかの実装形態では、拡張の追加の選択要件は、異なるデジタルコンポーネントごとに異なる可能性がある。
拡張の選択確率は、結合された選択要件、たとえば、基本選択要件プラス拡張の追加の選択要件が、配信パラメータ制限を超える拡張を依然として提供することができるように定義される。たとえば、配信パラメータ制限未満の結合された選択要件を有するフォーマットでデジタルコンポーネントを提供し、指定された選択確率で配信パラメータ制限を超える結合された選択要件を有するフォーマットでデジタルコンポーネントを提供することによって、総選択要件を、配信パラメータ制限以下にすることができる。選択確率を決定するための例示的な技法について、以下で説明する。
一例として、デジタルコンポーネントaがクライアントデバイスでの提示のために選択される所与の選択プロセスについて、デジタルコンポーネント1は、2.3の配信パラメータ制限、2.0の基本選択要件、50%の拡張2の選択確率、50%の拡張3の選択確率を有する。この例では、拡張2の追加の選択要件は0.1(たとえば、基本選択要件の5%)であるので、拡張2の結合された選択要件は、2.0+(2.0*0.1)=2.2である。同様に、拡張3の追加の選択要件は0.2(たとえば、基本選択要件の10%)であるので、拡張3の結合された選択要件は、2.0+(2.0*0.2)=2.4である。
この例では、拡張3を有するデジタルコンポーネント1の結合された選択要件(2.4)は、配信パラメータ(2.3)を超える。したがって、パラメータのうちの1つが変更されない限り、拡張3をデジタルコンポーネント1で使用することはできない。しかしながら、拡張3が50%の時間使用され、拡張2が50%の時間使用され、基本選択要件が2.0である場合、デジタルコンポーネント1の総選択要件、たとえば、平均選択要件は、基本選択要件が2.0であるデジタルコンポーネント1の提示の場合、2.3になる。たとえば、拡張3が10回使用され、拡張2が10回使用された場合、総量は、24(すなわち、2.4*10)+23(すなわち、2.2*10)=46になる。20回の平均は、2.3(たとえば、46/20)になり、これは、デジタルコンポーネント1の配信パラメータ制限に等しい。指定された確率で配信制限よりも大きい結合された選択要件を有する1つまたは複数の拡張を使用してデジタルコンポーネントを配信するとともに、配信パラメータ制限未満の結合された選択要件を有する0個以上の拡張を使用してデジタルコンポーネントを配信することによって、より高い追加の選択要件を有する拡張を、時間の経過とともに総配信パラメータ制限を超えることなく使用することができる。
デジタルコンポーネントの拡張セレクタ124は、確率を使用してデジタルコンポーネントの拡張を選択し、デジタルコンポーネントおよび拡張を指定するデータをデジタルコンポーネントフォーマッタ126に送信することができる。デジタルコンポーネントフォーマッタ126は、選択された拡張を使用して、デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成することができる。たとえば、デジタルコンポーネントフォーマッタ126は、選択された拡張によって定義されたデータまたは機能をデジタルコンポーネントに追加することができる。
次いで、デジタルコンポーネント配信システム120は、再フォーマットされたデジタルコンポーネントを、デジタルコンポーネントの要求が受信されたクライアントデバイスに送信することができる。図示の例では、デジタルコンポーネント配信システム120は、拡張2を有するデジタルコンポーネント1の再フォーマットされたバージョン140を生成し、再フォーマットされたバージョン140をクライアントデバイスA130に送信した。再フォーマットされたバージョン140は、拡張2によって指定されたレーティング141を含む。同様に、デジタルコンポーネント配信システム120は、拡張3を有するデジタルコンポーネント1の再フォーマットされたバージョン142を生成し、再フォーマットされたバージョン142をクライアントデバイスB132に送信した。再フォーマットされたバージョン142は、拡張3によって指定されたClick-to-Callリンク143を含む。
選択確率を使用することによって、デジタルコンポーネント配信システム120は、デジタルコンポーネントの要求に応答して提供するためのデジタルコンポーネントを選択した後、リアルタイムまたはほぼリアルタイムで拡張を選択することができる。デジタルコンポーネント配信システム120は、毎日何百万ものデジタルコンポーネントの要求を受信することができ、たとえばミリ秒単位などの短い時間期間内に、1つまたは複数のデジタルコンポーネントで各要求に応答しなければならないので、拡張を高速に選択するための決定論的技法、たとえば本明細書に記載の技法が必要とされる。
デジタルコンポーネント配信システム120の要素は、図2に関してより詳細に説明されており、図2は、例示的なデジタルコンポーネント配信システム120がデジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成し、配信する環境200のブロック図である。
デジタルコンポーネント配信システム120は、クライアントデバイス230からデジタルコンポーネントの要求を受信し、要求に応答して、クライアントデバイス230にデジタルコンポーネントを提供する1つまたは複数のフロントエンドサーバ255を含む。フロントエンドサーバ255は、要求を受信し、データ通信ネットワーク220、たとえば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、モバイルネットワーク、またはそれらの組合せを介してデジタルコンポーネントを送信することができる。ネットワーク220は、デジタルコンポーネント配信システム120、リソース発行者210(たとえば、ウェブページおよび/またはアプリケーションの発行者)、クライアントデバイス230、およびデジタルコンポーネント発行者240を接続する。
デジタルコンポーネント配信システム120は、デジタルコンポーネントを選択し、デジタルコンポーネントの要求に応答して提供するためのデジタルコンポーネントを再フォーマットするバックエンドサーバを含む。バックエンドサーバは、1つまたは複数のデジタルコンポーネント選択サーバ260、1つまたは複数の拡張選択サーバ262、1つまたは複数の選択確率決定サーバ264、および1つまたは複数のデジタルコンポーネントフォーマットサーバ257を含む。
デジタルコンポーネント選択サーバ260は、デジタルコンポーネントの要求に応答して提供するための1つまたは複数のデジタルコンポーネントを選択する。デジタルコンポーネント選択サーバ260は、デジタルコンポーネントデータ記憶デバイス266、たとえば、1つまたは複数のハードドライブ、フラッシュメモリ、および/または他の適切なタイプの記憶デバイスに記憶されたデジタルコンポーネントから1つまたは複数のデジタルコンポーネントを選択することができる。デジタルコンポーネントデータ記憶デバイス266に記憶されたデジタルコンポーネントは、デジタルコンポーネント発行者240によって提供されるデジタルコンポーネント、たとえば、ユーザに配信するためのデジタルコンポーネントを提供するエンティティを含むことができる。デジタルコンポーネントは、デジタルコンポーネント発行者240および/またはデジタルコンポーネント発行者240によって提供される製品またはサービスに関連するコンテンツ、たとえば、テキスト、画像などを含むことができる。
デジタルコンポーネント選択サーバ260は、デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限、デジタルコンポーネントの配信基準、デジタルコンポーネントの品質、および/またはデジタルコンポーネントの性能に基づいて、1つまたは複数のデジタルコンポーネントを選択することができる。たとえば、デジタルコンポーネントは、デジタルコンポーネントが配信の対象となるコンテキスト、たとえば、特定のウェブページ、特定の検索キーワード、特定のキーワードを含むか、または特定のトピックに向けられたリソースなどを指定する関連する配信基準を有することができる。この例では、デジタルコンポーネント選択サーバ260は、たとえば、配信パラメータ制限、品質、および/または性能を使用して、デジタルコンポーネントの要求によって定義されたコンテキストでの提示の対象となるデジタルコンポーネントから選択することができる。
配信パラメータ制限は、デジタルコンポーネントを提供するための選択要件が超えてはならない量、たとえば貨幣額である。たとえば、上記で説明したように、デジタルコンポーネントの特定の配信についての実際の選択要件は、デジタルコンポーネントを再フォーマットするために使用される拡張の追加の選択要件と基本選択要件との結合に基づく結合された選択要件とすることができる。
デジタルコンポーネントは、複数の配信パラメータ制限を有することができる。たとえば、デジタルコンポーネント発行者240は、異なるプレゼンテーションコンテキストについての異なる配信パラメータ制限を指定することができる。加えて、デジタルコンポーネントの性能または品質は、デジタルコンポーネントが提示されるプレゼンテーションコンテキストに基づいて変わり得る。たとえば、野球のバットに関連するデジタルコンポーネントは、自動車に関連するウェブページに提示されるときよりも、野球に関連するウェブページに提示されるときの方が、より良く実行され、たとえば、より高いレートでユーザ対話を受信し得る。基本選択要件が、配信パラメータ制限と組み合わせた性能または品質に基づいている場合、異なるプレゼンテーションコンテキストの性能または品質のこの違いは、異なるプレゼンテーションコンテキストのデジタルコンポーネントの基本選択要件に影響を与える可能性がある。
上記で説明したように、デジタルコンポーネントサーバ260は、たとえば、プレゼンテーションコンテキストに基づいて、要求に応答して配信の対象となるデジタルコンポーネントを識別することができる。次いで、デジタルコンポーネントサーバ260は、それらの配信パラメータ制限、たとえば、プレゼンテーションコンテキストの配信パラメータ制限に基づいて、対象となるデジタルコンポーネントから1つまたは複数のデジタルコンポーネントを選択することができる。
デジタルコンポーネントサーバ260は、1つまたは複数のタイプの選択プロセスを使用することができ、デジタルコンポーネントの基本選択要件および配信パラメータ制限は、選択プロセスに基づいて変わり得る。一例では、デジタルコンポーネント発行者は、デジタルコンポーネントの各インプレッション(たとえば、各提示)の配信パラメータ制限を提供する。この例では、配信パラメータ制限は、コストパーインプレッション入札とすることができ、デジタルコンポーネント選択サーバ260は、プレゼンテーションコンテキストについて最も高い配信パラメータ制限を有するデジタルコンポーネントを選択することができる。選択されたデジタルコンポーネントの基本選択要件は、選択されたデジタルコンポーネントの配信パラメータ制限、2番目に高い配信パラメータ制限(たとえば、2番目に高い入札)を有するデジタルコンポーネントの配信パラメータ制限、または2番目に高い入札+別の金額(たとえば、1セント)に等しい可能性がある。
別の例では、デジタルコンポーネント発行者240は、各ユーザアクション、たとえば、デジタルコンポーネントの選択、またはデジタルコンポーネントの選択後の別のアクションのための配信パラメータ制限を提供することができる。たとえば、配信パラメータ制限は、コストパークリック(「CPC」)入札またはコストパーコンバージョン入札とすることができる。この例では、選択されたデジタルコンポーネントの基本選択要件は、選択されたデジタルコンポーネントの配信パラメータ制限、2番目に高い配信パラメータ制限(たとえば、2番目に高い入札)を有するデジタルコンポーネントの配信パラメータ制限、または2番目に高い入札+別の金額(たとえば、1セント)に等しい可能性がある。
別の例では、デジタルコンポーネント選択サーバ260は、デジタルコンポーネントの特定の数の提示の実効コストに基づいてデジタルコンポーネントを選択することができる。たとえば、デジタルコンポーネント選択サーバ260は、デジタルコンポーネントのCPC入札の製品、およびデジタルコンポーネントの性能(たとえば、クリックスルー率)に基づいて、デジタルコンポーネントの百万の提示の実効コストを決定することができる。この例では、各デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限は、デジタルコンポーネントのeCPM入札とすることができる。選択されたデジタルコンポーネントの基本選択要件は、選択されたデジタルコンポーネントの配信パラメータ制限、2番目に高い配信パラメータ制限(たとえば、2番目に高い入札)を有するデジタルコンポーネントの配信パラメータ制限、または2番目に高い入札+別の金額(たとえば、1セント)に等しい可能性がある。
デジタルコンポーネント選択サーバ260は、選択されたデジタルコンポーネントまたは選択されたデジタルコンポーネントを識別するデータを拡張選択サーバ262に提供することができる。拡張選択サーバ262は、選択されたデジタルコンポーネントが拡張を使用して再フォーマットされるかどうかを決定し、再フォーマットされる場合、デジタルコンポーネントの拡張を選択することができる。上記で説明したように、拡張は、デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成するために、デジタルコンポーネントに追加することができる追加のコンテンツまたは機能である。拡張または拡張を生成するために使用されるデータ、たとえば、リンク、電話番号、レビューなどは、拡張データ記憶デバイス268、たとえば、1つまたは複数のハードドライブ、フラッシュメモリなどに記憶することができる。
拡張選択サーバ262は、デジタルコンポーネントの各拡張の選択確率に基づいて、デジタルコンポーネントの拡張を選択することができる。拡張の選択確率は、拡張選択サーバ262がデジタルコンポーネントを再フォーマットする際に使用するための拡張を選択する確率または他のレートを定義する。拡張を使用しないオプションは、拡張なしでデジタルコンポーネントが配信されるレートを定義するデジタルコンポーネントの選択確率も有し得る。
たとえば、所与のデジタルコンポーネントは、拡張なしの場合の25%の選択確率、拡張1の場合の25%の選択確率、拡張2の場合の25%の選択確率、および拡張4の場合の25%の選択確率を有することができる。この例では、デジタルコンポーネントが拡張なしで提供される機会が25%、デジタルコンポーネントが拡張1で提供される機会が25%、デジタルコンポーネントが拡張2で提供される機会が25%、デジタルコンポーネントが拡張3で提供される機会が25%である。
以下に説明するように、確率決定サーバ264は、デジタルコンポーネントの基本選択要件を使用して、拡張の選択確率を決定することができる。基本選択要件は、(たとえば、2番目に高い入札を使用して)デジタルコンポーネントが選択された選択プロセスの結果に基づいて異なる可能性があるので、確率決定サーバ264は、デジタルコンポーネントが選択された後に選択確率を決定することができる。別の例では、確率決定サーバ264は、たとえば、複数の潜在的な基本選択要件について、選択プロセスの前に選択確率を決定することができる。この例では、選択確率は、選択データ記憶ユニット270に記憶することができ、デジタルコンポーネントが選択された後にアクセスすることができる。
拡張選択サーバ262は、選択されたデジタルコンポーネントおよび選択された拡張(または選択されたデジタルコンポーネントおよび選択された拡張を指定するデータ)をデジタルコンポーネントフォーマットサーバ257に提供することができる。デジタルコンポーネントフォーマットサーバ257は、選択された拡張を使用してデジタルコンポーネントを再フォーマットすることができる。たとえば、デジタルコンポーネントフォーマットサーバ257は、選択された拡張のコンテキストまたは機能を、選択されたデジタルコンポーネントに追加することができる。特定の例では、選択された拡張がウェブページへのリンクである場合、デジタルコンポーネントフォーマットサーバ257は、デジタルコンポーネントへのリンクを追加することができる。選択された拡張がclick-to-call拡張である場合、デジタルコンポーネントフォーマットサーバ257は、デジタルコンポーネントの電話番号を参照して、click-to-callリンクをデジタルコンポーネントに追加することができる。
デジタルコンポーネントフォーマットサーバ257は、デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンをフロントエンドサーバ255に提供することができる。次に、フロントエンドサーバ255は、デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを、デジタルコンポーネントの要求が受信されたクライアントデバイス230に提供することができる。
確率決定サーバ264は、デジタルコンポーネントおよび拡張の選択確率を決定することができる。各拡張には、対応する追加の選択要件を有することができる。拡張の追加の選択要件は、拡張を使用してデジタルコンポーネントを再フォーマットする際に拡張を使用するために、デジタルコンポーネント配信者にサブミットする必要がある量である。デジタルコンポーネントフォーマットサーバ257が所与の拡張を使用して所与のデジタルコンポーネントを再フォーマットする場合、所与のデジタルコンポーネントのデジタルコンポーネント発行者は、所与のデジタルコンポーネントの基本選択要件および所与の拡張の追加の選択要件に基づく量である結合された選択要件をサブミットする必要がある。たとえば、結合された選択要件は、基本選択要件と追加の選択要件との合計に等しくすることができる。
拡張の追加の選択要件は、基本選択要件のパーセンテージとして表すことができる。たとえば、拡張は、拡張が使用される任意のデジタルコンポーネントの基本選択の10%である追加の選択要件を有することができる。この例では、デジタルコンポーネントの基本選択要件が10である場合、追加の選択要件は1、結合された選択要件は11になる。
いくつかの実装形態では、拡張の追加の選択要件は、拡張が使用されないときのデジタルコンポーネントのユーザ対話率と比較して、拡張を使用してデジタルコンポーネントが再フォーマットされるときのデジタルコンポーネントのユーザ対話率の増加に基づく。たとえば、所与の拡張によって、拡張が使用されているすべてのデジタルコンポーネントにわたってユーザ対話率が10%増加する可能性がある。この増加は、拡張のリフトとも呼ばれる。
拡張の追加の選択要件によって指定される基本選択要件のパーセンテージは、拡張のリフトに等しいか、または比例することができる。たとえば、パーセンテージは、リフトの半分とすることができる。この例では、拡張が10%のリフトを提供する場合、追加の選択要件は、拡張が使用されるデジタルコンポーネントの基本選択要件の5%になる可能性がある。
いくつかの実装形態では、拡張の追加の選択要件は、異なるデジタルコンポーネントごとに異なる場合がある。たとえば、所与の拡張の追加の選択要件は、第1のデジタルコンポーネントの基本選択要件の10%であり得る。所与の拡張の追加の選択要件は、第1のデジタルコンポーネントとは異なる第2のデジタルコンポーネントの基本選択要件の20%であり得る。
確率決定サーバ264は、デジタルコンポーネントの基本選択要件および拡張の追加の選択要件を使用して、デジタルコンポーネントの選択確率を決定することができる。確率決定サーバ264は、結合された選択要件が配信パラメータ制限を超える拡張がデジタルコンポーネントを再フォーマットするために使用されるが、時間の経過とともに、デジタルコンポーネントの配信制限を超えないように選択確率を決定することができる。たとえば、特定のプレゼンテーションコンテキストにおけるデジタルコンポーネントの配信パラメータ制限が10である場合、確率決定サーバ264は、特定のプレゼンテーションコンテキストにおけるデジタルコンポーネントの平均の結合された選択要件が10を超えないように選択確率を決定することができるが、特定のプレゼンテーションコンテキストにおけるデジタルコンポーネントの提示の一部は、結合された選択要件が10を超える拡張を使用する。
本明細書に記載されている確率的技法がない場合、デジタルコンポーネントは、結合された選択要件がデジタルコンポーネントの配信パラメータ制限を超える拡張を使用して再フォーマットされないことになる。一例として、第1の拡張は、デジタルコンポーネントに10%のリフトを提供することができるが、基本選択要件を5%増加させる追加の選択要件を有する。第2の拡張は、20%のリフトを提供することができるが、基本選択要件を15%増加させる追加の選択要件を有する。この例では、配信パラメータ制限が、配信パラメータ制限を超えずに15%のリフトしか取得できないようなものである場合、確率的技法なしで第1の拡張のみが使用され、リフトがわずか10%になる。確率的技法を使用すると、両方の拡張は、配信パラメータ制限を超えることなく15%のリフトが達成されるように、指定された確率で使用することができる。
提示のためにデジタルコンポーネントが選択されるたびに、確率決定サーバ264は、1つまたは複数の拡張を選択し、1つまたは複数の拡張を使用するデジタルコンポーネントのための、選択確率を考慮した平均の結合された選択要件が、デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限のしきい値量に等しいか、またはそれ以内であるように、1つまたは複数の拡張の選択確率を決定することができる。特定の例では、確率決定サーバ264は、デジタルコンポーネントの2つのフォーマットを識別する。2つのフォーマットは、拡張のないフォーマットと拡張のあるフォーマット、または拡張のある2つのフォーマットを含み得る。確率決定サーバ264は、2つのフォーマットとして、配信パラメータ制限を超えない最も高い結合された選択要件を有するフォーマット、および配信パラメータ制限を超える最も低い結合された選択要件を有するフォーマットを選択することができる。
特定の例では、配信パラメータ制限を2.3、基本選択要件を2.0、拡張1の結合された選択要件を2.1(たとえば、基本選択要件の5%である追加の選択要件)、拡張2の結合された選択要件を2.2(たとえば、基本選択要件の10%である追加の選択要件)、拡張3の結合された選択要件を2.4(たとえば、基本選択要件の20%である追加の選択要件)、および拡張4の結合された選択要件を2.6(たとえば、基本選択要件の30%である追加の選択要件)と見なす。この例では、確率決定サーバ264は、2つのフォーマットとして、配信パラメータ制限(2.3)を超えない最も高い結合された選択要件(2.2)を有するフォーマットとして、拡張2を有するフォーマット、および配信パラメータ制限(2.3)を超える最も低い結合された選択要件(2.4)を有するフォーマットとして、拡張3を有するフォーマットを選択する。
次いで、確率決定サーバ264は、平均選択要件が、配信パラメータ制限のしきい値量(たとえば、1%、5%、または別の適切な量)に等しいか、またはそれ以内であるように、2つのフォーマットの確率を決定することができる。この例では、確率決定サーバ264は、以下の関係1を使用して、選択確率を決定することができる。関係1は、デジタルコンポーネントの2つのフォーマットの基本選択要件、追加の選択要件、選択確率、および配信パラメータ制限の間の関係を定義する。
関係1:Base SR*((p1*(1+ASR1)+((1-p1)*(1+ASR2)))=DPL
関係1では、Base SRは、デジタルコンポーネントの基本選択要件であり、p1は、第1のフォーマットの選択確率(たとえば、拡張なし、または配信パラメータ制限を超えない最も高い結合された選択要件を有する拡張を有する)であり、ASR1は、第1のフォーマットの追加の選択要件であり、ASR2は、第2のフォーマットの追加の選択要件(たとえば、配信パラメータ制限を超える最も低い結合された選択要件を有する拡張を有する)であり、DPLは、デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限である。関係1では、追加の選択要件は、基本選択要件のパーセンテージとして表される(たとえば、基本選択要件の10%)。確率決定サーバ264は、第1のフォーマットの選択確率を得るために、p1について関係1を解くことができる。次いで、確率決定サーバ264は、p1を使用して、第2のフォーマットの選択確率を決定することができ、すなわち、1-p1である。
前の例を続けると、第1のフォーマットの選択確率および第2のフォーマットの選択確率は、両方とも0.5(すなわち、50%)である。すなわち、この例での関係1は、2.0*((0.5*1.2)+(0.5*1.4))=2.3になる。したがって、デジタルコンポーネントに拡張2が50%の時間、拡張3が50%の時間で提供される場合、2.3の総配信パラメータ制限を超えないが、デジタルコンポーネントに拡張3が提供されるたびに、2.3の配信パラメータ制限を超えることになる。
いくつかの実装形態では、確率決定サーバ264は、3つ以上のフォーマット、たとえば、3つ以上の拡張を選択し、平均の結合された選択要件が配信パラメータ制限のしきい値量に等しいか、またはそれ以内であるように、選択されたフォーマットの各々の選択確率を決定する。たとえば、確率決定サーバ264は、関係2を使用することができるような選択確率が満たされると決定することができる。
関係2:Base SR*((p1*(1+ASR1))+((p2)*(1+ASR2))+・・・+(pn*(1+ASRn))=DPL
関係2では、関係1のパラメータと一致するパラメータは同じである。さらに、p2は、第2のフォーマットの選択確率、pnは、n番目のフォーマットの選択確率、ASRnは、n番目のフォーマットの追加の選択要件である。
いくつかの実装形態では、確率決定サーバ264は、結合された選択要件の代わりに、拡張のリフト、または拡張の値の別の尺度を使用して、選択確率を決定する。たとえば、確率決定サーバ264は、以下の関係3を使用して選択確率を決定することができる。
関係3:Base SR*((p1*(1+L1))+((1-p1)*(1+L2)))=DPL
関係3では、関係1のパラメータと一致するパラメータは同じである。加えて、L1は、第1のフォーマットのリフトであり、L2は、第2のフォーマットのリフトである。関係2は、たとえば、3つ以上のフォーマットが使用されているときの選択確率を決定するために、結合された選択要件をリフトに置き換えることによって、同様の方法で変更することができる。
デジタルコンポーネントについて確率が決定され、検討される拡張は、デジタルコンポーネントが提示のために選択される様々な時間にわたって変わる可能性がある。たとえば、基本選択の要件が非常に低い場合、さらに2つの高価な拡張を検討することができる。基本選択がデジタルコンポーネントの配信パラメータ制限に近い場合、2つの安価な拡張が検討され得る。
各拡張の追加の選択要件、各デジタルコンポーネントの配信基準、デジタルコンポーネントの選択確率、および/またはデジタルコンポーネントまたはデジタルコンポーネントの拡張を選択する際に使用するための他の適切なデータを選択データ記憶ユニット270に記憶することができる。各サーバ260、262、および264は、データにアクセスし、および/または選択データを選択データ記憶ユニット270に記憶することができる。
図3は、デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成し、配信するための例示的なプロセス300を示すフロー図である。プロセス300は、たとえば、図1または図2のデジタルコンポーネント配信システム120または220によって実施することができる。プロセス300の動作はまた、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶された命令として実施することができ、1つまたは複数のデータ処理装置による命令の実行によって、1つまたは複数のデータ処理装置は、プロセス300の動作を実行することができる。
所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限を指定するデータが取得される(302)。再フォーマット可能デジタルコンポーネントは、デジタルコンポーネントの拡張のセットを使用して再フォーマットする対象とすることができる。上記で説明したように、拡張は、デジタルコンポーネントの異なるフォーマットを生成するために再フォーマット可能デジタルコンポーネントに追加することができるコンテンツまたは機能を含むことができる。配信パラメータ制限は、デジタルコンポーネントを提供するための選択要件が超えてはならない量、たとえば貨幣額である。いくつかの実装形態では、配信パラメータ制限は、最大入札とすることができる。
所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントがクライアントデバイスへの配信のために選択される複数のデジタルコンポーネントの要求の各々について、デジタルコンポーネントの拡張のセット内の所与のデジタルコンポーネントの拡張は、所与のデジタルコンポーネントの基本選択要件と結合されると、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限を超える追加の選択要件を有すると決定される(304)。上記で説明したように、基本選択要件は、デジタルコンポーネントが選択される選択プロセス中にデジタルコンポーネントについて決定することができる。いくつかの実装形態では、基本選択要件は、デジタルコンポーネントが配信されるのに必要な量(たとえば、別の利用可能なデジタルコンポーネントの次に高い選択要件の量(たとえば、2番目に高い入札))とすることができる。基本選択要件は、所与のデジタルコンポーネントをいかなる拡張もない基本のフォーマットで提供するために、デジタルコンポーネント配信者にサブミットされる必要がある量である。各拡張は、拡張を含むようにデジタルコンポーネントが再フォーマットされた場合、基本選択要件に追加することができる関連する追加の選択要件を有することができる。
通常、拡張を使用した結合された選択要件(たとえば、基本選択要件プラス追加の選択要件)が配信パラメータ制限を超える場合、拡張を使用して再フォーマット可能デジタルコンポーネントは提供されない。このプロセス300を使用して、所与のデジタルコンポーネントの拡張の結合された選択要件が配信パラメータ制限を超えると決定された場合、所与のデジタルコンポーネントの拡張を使用して、デジタルコンポーネントを指定された確率で再フォーマットすることができるが、それを行うと、結合された選択要件は、配信パラメータ制限を超える。
所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成する際に使用するための所与のデジタルコンポーネントの拡張が選択される選択確率が決定される(306)。たとえば、それぞれの選択確率は、所与のデジタルコンポーネントの拡張および1つまたは複数の他のデジタルコンポーネントの拡張について決定することができる。選択確率は、拡張のない再フォーマット可能デジタルコンポーネントのバージョンについても決定することができる。
選択確率は、時間の経過に伴う再フォーマット可能デジタルコンポーネントの総選択要件が、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの総配信パラメータ制限を超えないように決定することができる。総選択要件は、時間の経過に伴う平均選択要件とすることができ、総配信パラメータは、配信パラメータ制限に等しくすることができる。たとえば、配信パラメータ制限は10であり得る。時間の経過とともに、再フォーマット可能デジタルコンポーネントの平均選択要件は、10以下になるものとする。選択確率は、平均選択要件が10に等しいか、またはしきい値10以内になるように決定され得る。拡張の選択確率は、上記の関係1、2、または3を使用して決定することができる。
所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントに対して、拡張(または拡張なし)が選択される(308)。拡張は、選択確率を使用して選択することができる。たとえば、所与の拡張の選択確率が50%である場合、所与の拡張は、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントが選択されるデジタルコンポーネントの要求ごとに、50%の選択される機会を有する。
所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンが生成される(310)。再フォーマットされたバージョンは、選択された拡張のコンテンツまたは機能をデジタルコンポーネントに追加することによって生成することができる。たとえば、選択された拡張がレーティング拡張である場合、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントに関連付けられたエンティティのレーティングを、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントに追加することができる。
所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンは、デジタルコンポーネントの要求が受信されたクライアントデバイスに送信される(312)。たとえば、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンは、ネットワークを介してクライアントデバイスに送信され得る。次いで、所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを、クライアントデバイスによって提示することができる。
図4は、デジタルコンポーネントを使用してデジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成するための確率を決定するための例示的なプロセス400を示すフロー図である。プロセス400は、たとえば、図1または図2のデジタルコンポーネント配信システム120または220によって実施することができる。プロセス400の動作はまた、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶された命令として実施することができ、1つまたは複数のデータ処理装置による命令の実行によって、1つまたは複数のデータ処理装置は、プロセス400の動作を実行することができる。
再フォーマット可能デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限が取得される(402)。上記で説明したように、配信パラメータ制限は、再フォーマット可能デジタルコンポーネントを提供するための選択要件が超えてはならない量である。
デジタルコンポーネントの基本選択要件が取得される(404)。上記で説明したように、デジタルコンポーネントの基本選択要件は、配信者のデジタルコンポーネント配信システムがデジタルコンポーネントの基本バージョンをユーザのクライアントデバイスに提供する場合、デジタルコンポーネントの発行者がデジタルコンポーネント配信者にサブミットする必要がある基本量である。
1つまたは複数のデジタルコンポーネントの拡張のセット内の各デジタルコンポーネントの拡張について、追加の選択要件が取得される(406)。拡張およびデジタルコンポーネントの追加の選択要件は、デジタルコンポーネントに拡張が提供されているとき、デジタルコンポーネントの結合された選択要件を決定するために、基本選択要件と結合される量である。上記で説明したように、追加の選択要件は、拡張によって提供されるリフトに基づき得る。
デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成するために少なくとも1つの拡張が使用される確率が決定される(408)。選択確率は、複数の拡張、または1つの拡張、および拡張を有していないデジタルコンポーネントのフォーマットについて決定することができる。選択確率が決定されるフォーマットは、結合された選択要件が配信パラメータ制限を超える少なくとも1つのフォーマット(たとえば、拡張を有する)、および結合された選択要件が配信パラメータ制限を超えない少なくとも1つのフォーマットを含むことができる。このようにして、選択要件を使用してデジタルコンポーネントの2つ以上のフォーマットを提供するための平均選択要件が、配信パラメータ制限のしきい値量に等しいか、またはそれ以内であるように、選択確率を決定することができる。
各フォーマットの選択確率は、上記の関係1〜3を使用して決定することができる。たとえば、2つのフォーマットが選択されている場合、結合された選択要件が使用されるか、拡張によって提供されるリフトが使用されるかに応じて、関係1または関係3を使用することができる。3つ以上のフォーマットが選択された場合、選択確率が、総配信パラメータのしきい値に等しいか、またはそれ以内の総選択要件になることを確実にするために、関係2を使用することができる。
本明細書に記載された主題および機能的動作の実施形態は、デジタル電子回路、有形に実施されたコンピュータソフトウェアまたはファームウェア、本明細書に開示される構造およびそれらの構造的均等物を含むコンピュータハードウェア、またはそれらの1つもしくは複数の組合せに実装することができる。本明細書に記載される主題の実施形態は、1つまたは複数のコンピュータプログラム、すなわち、データ処理装置によって実行される、またはデータ処理装置の動作を制御するための有形の非一時的プログラムキャリア上に符号化されたコンピュータプログラム命令の1つまたは複数のモジュールとして実装することができる。代替的に、または追加として、プログラム命令は、人工的に生成された伝搬信号、たとえば、データ処理装置によって実行するための適切な受信機装置への送信のために情報を符号化するために生成された機械生成電気、光学、または電磁信号上で符号化することができる。コンピュータ記憶媒体は、機械可読記憶デバイス、機械可読記憶基板、ランダムまたはシリアルアクセスメモリデバイス、またはそれらの1つもしくは複数の組合せとすることができる。
「データ処理装置」という用語は、たとえば、プログラム可能プロセッサ、コンピュータ、または複数のプロセッサもしくはコンピュータを含む、データを処理するためのあらゆる種類の装置、デバイスおよび機械を包含する。装置は、たとえばFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)などの専用論理回路を含むことができる。装置は、ハードウェアに加えて、当該のコンピュータプログラムの実行環境を生成するコード、たとえば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、またはそれらの1つもしくは複数の組合せを構成するコードを含むこともできる。
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、モジュール、ソフトウェアモジュール、スクリプト、またはコードとも呼ばれるまたは記述されることもある)は、コンパイルもしくはインタープリタ型言語、宣言型言語もしくは手続き型言語を含む、任意の形式のプログラミング言語で記述することができ、それは、スタンドアロンプログラムとして、またはモジュール、コンポーネント、サブルーチン、もしくはコンピューティング環境での使用に適した他のユニットとしてなど、あらゆる形式で展開できる。コンピュータプログラムは、必ずしも必要はないが、ファイルシステム内のファイルに対応し得る。プログラムは、当該プログラム専用の単一のファイル、またはたとえば、1つもしくは複数のモジュール、サブプログラム、もしくはコードの一部を記憶するファイルなど、複数のコーディネートされたファイルに、たとえば、マークアップ言語ドキュメントに記憶された1つもしくは複数のスクリプトなど、他のプログラムまたはデータを保持するファイルの一部に記憶することができる。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上で、または1つのサイトに位置するか、もしくは複数のサイトに分散され、通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるように展開することができる。
本明細書で記述されたプロセスおよび論理フローは、入力データ上で動作し、出力を生成することによって機能を実行するために、1つまたは複数のコンピュータプログラムを実行する1つまたは複数のプログラム可能コンピュータによって実行することができる。プロセスおよび論理フローはまた、たとえばFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、ASIC(特定用途向け集積回路)、またはGPGPU(汎用グラフィックス処理ユニット)などの専用論理回路によっても実行することができ、装置を専用論理回路として実装することもできる。
コンピュータプログラムの実行に適したコンピュータは、一例として、汎用マイクロプロセッサもしくは専用マイクロプロセッサ、もしくはその両方、または任意の他の種類の中央処理ユニットに基づくことができる。一般に、中央処理ユニットは、読取り専用メモリまたはランダムアクセスメモリまたはその両方から命令およびデータを受信する。コンピュータの必須要素は、命令を実行または実行するための中央処理ユニット、ならびに命令およびデータを記憶するための1つまたは複数のメモリデバイスである。一般に、コンピュータは、たとえば磁気、光磁気ディスク、または光ディスクなど、データを記憶するための1つまたは複数の大容量記憶デバイスも含み、あるいは、1つまたは複数の大容量記憶デバイスからデータを受信する、それにデータを転送する、またはその両方のために動作可能に結合される。しかしながら、コンピュータはそのようなデバイスを有する必要はない。さらに、コンピュータは、別のデバイス、たとえば、ほんのいくつかの例を挙げれば、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、モバイルオーディオもしくはビデオプレーヤ、ゲームコンソール、全地球測位システム(GPS)受信機、またはユニバーサルシリアルバス(USB)フラッシュドライブなどのポータブル記憶デバイス中に組み込むことができる。
コンピュータプログラム命令およびデータを記憶するのに適したコンピュータ可読媒体は、一例として、たとえば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイスなどの半導体メモリデバイス、たとえば内部ハードディスクまたはリムーバブルディスクなどの磁気ディスク、光磁気ディスク、ならびにCD-ROMおよびDVD-ROMディスクを含むすべての形態の不揮発性メモリ、メディアおよびメモリデバイスを含む。プロセッサおよびメモリは、専用論理回路によって補われる、またはそれに組み込まれ得る。
ユーザとの対話を提供するために、本明細書に記載される主題の実施形態は、ユーザに情報を表示するための、CRT(陰極線管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタなどのディスプレイデバイス、ならびにキーボードおよび、ユーザがコンピュータに入力を提供することができる、たとえば、マウスまたはトラックボールなどのポインティングデバイスを有するコンピュータ上に実装することができる。他の種類のデバイスを使用して、ユーザとの対話を提供することもでき、たとえば、ユーザに提供されるフィードバックは、たとえば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバックなど、任意の形態の感覚フィードバックとすることができ、ユーザからの入力は、音響、音声、または触覚入力を含む任意の形態で受信することができる。さらに、コンピュータは、たとえば、ウェブブラウザから受信された要求に応答して、ユーザのクライアントデバイス上のウェブブラウザにウェブページを送信することによってなど、ユーザによって使用されるデバイスとの間でドキュメントを送受信することによって、ユーザと対話することができる。
本明細書に記載される主題の実施形態は、たとえばデータサーバとしてのバックエンド構成要素を含む、またはアプリケーションサーバなどのミドルウェア構成要素を含む、またはたとえば、グラフィカルユーザインターフェースを有するクライアントコンピュータ、もしくはユーザが本明細書に記載された主題の実装と対話することができるウェブブラウザを有するクライアントコンピュータなどのフロントエンド構成要素を含む、または1つもしくは複数のそのようなバックエンド、ミドルウェア、またはフロントエンド構成要素の任意の組合せを含むコンピューティングシステムにおいて実装することができる。システムの構成要素は、たとえば、通信ネットワークなど、任意の形式または媒体のデジタルデータ通信によって相互接続することができる。通信ネットワークの例には、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)およびワイドエリアネットワーク(「WAN」)、たとえばインターネットがある。
コンピューティングシステムは、クライアントおよびサーバを含むことができる。クライアントとサーバとは、一般に、互いに遠隔であり、典型的には、通信ネットワークを介して対話する。クライアントとサーバとの関係は、それぞれのコンピュータ上で実行され、互いにクライアントサーバ関係を有するコンピュータプログラムによって生じる。
本明細書は、多くの具体的な実施の詳細を含むが、これらは、いかなる発明の範囲または特許請求される可能性のある範囲に対する限定ではなく、むしろ特定の発明の特定の実施形態に固有であり得る特徴の説明として解釈されるものとする。別個の実施形態の文脈において本明細書で説明されるいくつかの特徴は、単一の実施形態において組み合わせて実装することもできる。逆に、単一の実施形態の文脈で記載されている様々な特徴は、複数の実施形態で別々にまたは任意の適切な部分組合せで実装することもできる。さらに、特徴は、いくつかの組合せで作用するものとして上述されており、当初はそのように請求されているものであるが、請求された組合せからの1つまたは複数の特徴を、いくつかの場合、組合せから切り取ることができ、請求された組合せは、部分組合せ、または部分組合せの変形を対象とし得る。
同様に、動作が特定の順序で図面に示されているが、これは、そのような動作が、示された特定の順序、または逐次的な順序で実行されること、あるいは望ましい結果を達成するために、図示されたすべての動作が実行されることを必要とするものとして理解されないものとする。いくつかの状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利であり得る。さらに、上述した実施形態における様々なシステムモジュールおよび構成要素の分離は、すべての実施形態においてそのような分離を必要とするものと理解されないものとし、記述されたプログラム構成要素およびシステムを、一般に、単一のソフトウェア製品に一緒に組み入れることができ、または複数のソフトウェア製品にパッケージ化することができることを理解されたい。
主題の特定の実施形態が記載されている。他の実施形態は、以下の特許請求の範囲内にある。たとえば、特許請求の範囲に列挙されたアクションは、異なる順序で実行され、依然として望ましい結果を達成することができる。一例として、添付の図面に示されるプロセスは、望ましい結果を達成するために、示された特定の順序または逐次的な順序を必ずしも必要としない。いくつかの実装形態では、マルチタスキングおよび並列処理が有利であり得る。
100 環境
120 デジタルコンポーネント配信システム
122 デジタルコンポーネントセレクタ
124 拡張セレクタ
126 デジタルコンポーネントフォーマッタ
127 デジタルコンポーネント
129 デジタルコンポーネントの拡張
130 クライアントデバイスA
132 クライアントデバイスB
140 再フォーマットされたバージョン
141 レーティング
142 再フォーマットされたバージョン
143 Click-to-Callリンク
200 環境
210 リソース発行者
220 データ通信ネットワーク
230 クライアントデバイス
240 デジタルコンポーネント発行者
255 フロントエンドサーバ
257 デジタルコンポーネントフォーマットサーバ
260 デジタルコンポーネント選択サーバ
262 拡張選択サーバ
264 選択確率決定サーバ
266 デジタルコンポーネントデータ記憶デバイス
268 拡張データ記憶デバイス
270 選択データ記憶ユニット

Claims (20)

  1. デジタルコンポーネントの要求を受信し、前記要求に応答してデジタルコンポーネントを提供するように構成された1つまたは複数のフロントエンドサーバと、
    前記1つまたは複数のフロントエンドサーバとデータ通信する1つまたは複数のバックエンドサーバとを含み、前記1つまたは複数のバックエンドサーバは、
    デジタルコンポーネントの拡張のセットを使用して再フォーマットの対象となる所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限を指定するデータを取得することであり、各デジタルコンポーネントの拡張は、選択されると、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成するために使用される追加のコンテンツを含む、取得することと、
    前記デジタルコンポーネントの要求に応答してクライアントデバイスに配信するために、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントが選択される複数のデジタルコンポーネントの要求の各々について、
    前記デジタルコンポーネントの拡張の前記セット内の所与のデジタルコンポーネントの拡張は、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの基本選択要件と結合されると、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの前記配信パラメータ制限を超える追加の選択要件を有すると決定することであり、前記基本選択要件は、拡張なしで前記デジタルコンポーネントの基本バージョンを提供するためにデジタルコンポーネント配信者にサブミットする必要がある量である、決定することと、
    確率的技法を使用して、少なくとも前記配信パラメータ制限および前記基本選択要件に基づいて、時間の経過とともに複数の要求に応答して前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントを配信するための総選択要件が、前記配信パラメータ制限内であるように、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成する際に使用するために前記所与のデジタルコンポーネントの拡張が選択される確率を決定することと、
    前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントのためのデジタルコンポーネントの拡張を選択することであり、前記基本選択要件と前記追加の選択要件との結合が前記配信パラメータ制限を超える前記所与のデジタルコンポーネントの拡張は、前記決定された確率に従って、前記デジタルコンポーネントの要求の一部に対して選択される、選択することと、
    前記選択されたデジタルコンポーネントの拡張を使用して、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成することと、
    前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの前記再フォーマットされたバージョンを、前記1つまたは複数のフロントエンドサーバに提供することであり、前記1つまたは複数のフロントエンドサーバは、前記所与のデジタルコンポーネントの前記再フォーマットされたバージョンを、前記デジタルコンポーネントの要求が受信された前記クライアントデバイスに送信する、提供することと
    を含む動作を実行するように構成されている、
    システム。
  2. 前記動作は、前記確率的技法を使用して、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの第2の再フォーマットされたバージョンを生成する際に使用するために第2のデジタルコンポーネントの拡張が選択される第2の確率を決定することを含み、前記基本選択要件と前記第2のデジタルコンポーネントの拡張の第2の追加の選択要件との結合は、前記配信パラメータ制限未満である、請求項1に記載のシステム。
  3. (i)前記基本選択要件と前記追加の選択要件との前記結合、および(ii)前記基本選択要件と前記第2の追加の選択要件との前記結合に基づいて、デジタルコンポーネントの拡張の前記セットから前記所与のデジタルコンポーネントの拡張および前記第2のデジタルコンポーネントの拡張を選択することをさらに含む、請求項2に記載のシステム。
  4. デジタルコンポーネントの拡張の前記セットから前記所与のデジタルコンポーネントの拡張および前記第2のデジタルコンポーネントの拡張を選択することが、
    前記基本選択要件と前記追加の選択要件との前記結合に基づく第1の結合された選択要件が、前記配信パラメータ制限よりも高いデジタルコンポーネントの拡張の前記セットの最も低い結合された選択要件であると決定し、それに応答して、前記所与のデジタルコンポーネントの拡張を選択することと、
    前記基本選択要件と第2の追加の選択要件との前記結合に基づく第2の結合された選択要件が、前記配信パラメータ制限未満のデジタルコンポーネントの拡張の前記セットの最も高い結合された選択要件であると決定し、それに応答して、前記第2のデジタルコンポーネントの拡張を選択することと
    を含む、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記動作は、前記確率的技法を使用して、デジタルコンポーネントの拡張を使用して再フォーマットすることなく前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントが提供される第2の確率を決定することを含む、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記動作は、各または2つ以上の第2のデジタルコンポーネントの拡張について、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの第2の再フォーマットされたバージョンを生成する際に使用するために前記第2のデジタルコンポーネントの拡張が選択されるそれぞれの第2の確率を決定することを含み、前記所与のデジタルコンポーネントの拡張が選択される前記確率および各第2の確率は、前記所与のデジタルコンポーネントの拡張および前記第2のデジタルコンポーネントの拡張の各々を使用して、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントを配信するための前記総選択要件が、前記配信パラメータ制限内であるように決定される、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの前記再フォーマットされたバージョンを生成する際に使用するために前記所与のデジタルコンポーネントが選択される前記確率を決定することは、前記再フォーマット可能デジタルコンポーネントの前記再フォーマットされたバージョンに、前記所与のデジタルコンポーネントの拡張を含めることによって、前記再フォーマット可能デジタルコンポーネントとのユーザ対話の予想される増加に基づいて前記確率を決定することを含む、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの前記基本選択要件は、前記配信パラメータ制限と前記再フォーマット可能デジタルコンポーネントの性能との結合に基づく、請求項1に記載のシステム。
  9. 1つまたは複数のデータ装置によって実行する方法であって、
    デジタルコンポーネントの拡張のセットを使用して再フォーマットの対象となる所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限を指定するデータを取得するステップであり、各デジタルコンポーネントの拡張は、選択されると、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成するために使用される追加のコンテンツを含む、取得するステップと、
    デジタルコンポーネントの要求に応答してクライアントデバイスに配信するために、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントが選択される複数のデジタルコンポーネントの要求の各々について、
    前記デジタルコンポーネントの拡張の前記セット内の所与のデジタルコンポーネントの拡張は、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの基本選択要件と結合されると、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの前記配信パラメータ制限を超える追加の選択要件を有すると決定するステップであり、前記基本選択要件は、拡張なしで前記デジタルコンポーネントの基本バージョンを提供するためにデジタルコンポーネント配信者にサブミットする必要がある量である、決定するステップと、
    確率的技法を使用して、少なくとも前記配信パラメータ制限および前記基本選択要件に基づいて、時間の経過とともに複数の要求に応答して前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントを配信するための総選択要件が、前記配信パラメータ制限内であるように、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成する際に使用するために前記所与のデジタルコンポーネントの拡張が選択される確率を決定するステップと、
    前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントのためのデジタルコンポーネントの拡張を選択するステップであり、前記基本選択要件と前記追加の選択要件との結合が前記配信パラメータ制限を超える前記所与のデジタルコンポーネントの拡張は、前記決定された確率に従って、前記デジタルコンポーネントの要求の一部に対して選択される、選択するステップと、
    前記選択されたデジタルコンポーネントの拡張を使用して、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成するステップと、
    前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの前記再フォーマットされたバージョンを、前記デジタルコンポーネントの要求が受信された前記クライアントデバイスに送信するステップと
    を含む、方法。
  10. 前記確率的技法を使用して、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの第2の再フォーマットされたバージョンを生成する際に使用するために第2のデジタルコンポーネントの拡張が選択される第2の確率を決定するステップをさらに含み、前記基本選択要件と前記第2のデジタルコンポーネントの拡張の第2の追加の選択要件との結合は、前記配信パラメータ制限未満である、請求項9に記載の方法。
  11. (i)前記基本選択要件と前記追加の選択要件との前記結合、および(ii)前記基本選択要件と前記第2の追加の選択要件との前記結合に基づいて、デジタルコンポーネントの拡張の前記セットから前記所与のデジタルコンポーネントの拡張および前記第2のデジタルコンポーネントの拡張を選択するステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. デジタルコンポーネントの拡張の前記セットから前記所与のデジタルコンポーネントの拡張および前記第2のデジタルコンポーネントの拡張を選択するステップが、
    前記基本選択要件と前記追加の選択要件との前記結合に基づく第1の結合された選択要件が、前記配信パラメータ制限よりも高いデジタルコンポーネントの拡張の前記セットの最も低い結合された選択要件であると決定し、それに応答して、前記所与のデジタルコンポーネントの拡張を選択するステップと、
    前記基本選択要件と第2の追加の選択要件との前記結合に基づく第2の結合された選択要件が、前記配信パラメータ制限未満のデジタルコンポーネントの拡張の前記セットの最も高い結合された選択要件であると決定し、それに応答して、前記第2のデジタルコンポーネントの拡張を選択するステップと
    を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記確率的技法を使用して、デジタルコンポーネントの拡張を使用して再フォーマットすることなく前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントが提供される第2の確率を決定するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  14. 各または2つ以上の第2のデジタルコンポーネントの拡張について、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの第2の再フォーマットされたバージョンを生成する際に使用するために前記第2のデジタルコンポーネントの拡張が選択されるそれぞれの第2の確率を決定するステップをさらに含み、前記所与のデジタルコンポーネントの拡張が選択される前記確率および各第2の確率は、前記所与のデジタルコンポーネントの拡張および前記第2のデジタルコンポーネントの拡張の各々を使用して、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントを配信するための前記総選択要件が、前記配信パラメータ制限内であるように決定される、請求項9に記載の方法。
  15. 前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの前記再フォーマットされたバージョンを生成する際に使用するために前記所与のデジタルコンポーネントが選択される前記確率を決定するステップは、前記再フォーマット可能デジタルコンポーネントの前記再フォーマットされたバージョンに、前記所与のデジタルコンポーネントの拡張を含めることによって、前記再フォーマット可能デジタルコンポーネントとのユーザ対話の予想される増加に基づいて前記確率を決定するステップを含む、請求項9に記載の方法。
  16. 前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの前記基本選択要件は、前記配信パラメータ制限と前記再フォーマット可能デジタルコンポーネントの性能との結合に基づく、請求項1に記載の方法。
  17. コンピュータプログラムで符号化された非一時的コンピュータ記憶媒体であって、前記プログラムは、1つまたは複数のデータ処理装置によって実行されると、前記1つまたは複数のデータ処理装置に、
    デジタルコンポーネントの拡張のセットを使用して再フォーマットの対象となる所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの配信パラメータ制限を指定するデータを取得することであり、各デジタルコンポーネントの拡張は、選択されると、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成するために使用される追加のコンテンツを含む、取得することと、
    デジタルコンポーネントの要求に応答してクライアントデバイスに配信するために、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントが選択される複数のデジタルコンポーネントの要求の各々について、
    前記デジタルコンポーネントの拡張の前記セット内の所与のデジタルコンポーネントの拡張は、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの基本選択要件と結合されると、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの前記配信パラメータ制限を超える追加の選択要件を有すると決定することであり、前記基本選択要件は、拡張なしで前記デジタルコンポーネントの基本バージョンを提供するためにデジタルコンポーネント配信者にサブミットする必要がある量である、決定することと、
    確率的技法を使用して、少なくとも前記配信パラメータ制限および前記基本選択要件に基づいて、時間の経過とともに複数の要求に応答して前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントを配信するための総選択要件が、前記配信パラメータ制限内であるように、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成する際に使用するために前記所与のデジタルコンポーネントの拡張が選択される確率を決定することと、
    前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントのためのデジタルコンポーネントの拡張を選択することであり、前記基本選択要件と前記追加の選択要件との結合が前記配信パラメータ制限を超える前記所与のデジタルコンポーネントの拡張は、前記決定された確率に従って、前記デジタルコンポーネントの要求の一部に対して選択される、選択することと、
    前記選択されたデジタルコンポーネントの拡張を使用して、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの再フォーマットされたバージョンを生成することと、
    前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの前記再フォーマットされたバージョンを、前記デジタルコンポーネントの要求が受信された前記クライアントデバイスに送信することと
    を含む動作を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体。
  18. 前記動作は、前記確率的技法を使用して、前記所与の再フォーマット可能デジタルコンポーネントの第2の再フォーマットされたバージョンを生成する際に使用するために第2のデジタルコンポーネントの拡張が選択される第2の確率を決定することを含み、前記基本選択要件と前記第2のデジタルコンポーネントの拡張の第2の追加の選択要件との結合は、前記配信パラメータ制限未満である、請求項17に記載の非一時的コンピュータ記憶媒体。
  19. 前記動作は、(i)前記基本選択要件と前記追加の選択要件との前記結合、および(ii)前記基本選択要件と前記第2の追加の選択要件との前記結合に基づいて、デジタルコンポーネントの拡張の前記セットから前記所与のデジタルコンポーネントの拡張および前記第2のデジタルコンポーネントの拡張を選択することを含む、請求項18に記載の非一時的コンピュータ記憶媒体。
  20. デジタルコンポーネントの拡張の前記セットから前記所与のデジタルコンポーネントの拡張および前記第2のデジタルコンポーネントの拡張を選択することが、
    前記基本選択要件と前記追加の選択要件との前記結合に基づく第1の結合された選択要件が、前記配信パラメータ制限よりも高いデジタルコンポーネントの拡張の前記セットの最も低い結合された選択要件であると決定し、それに応答して、前記所与のデジタルコンポーネントの拡張を選択することと、
    前記基本選択要件と第2の追加の選択要件との前記結合に基づく第2の結合された選択要件が、前記配信パラメータ制限未満のデジタルコンポーネントの拡張の前記セットの最も高い結合された選択要件であると決定し、それに応答して、前記第2のデジタルコンポーネントの拡張を選択することと
    を含む、請求項19に記載の非一時的コンピュータ記憶媒体。
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