JP2021529941A - 測定対象を光学的にクロマチック共焦点で測定し、かつ共焦点で結像させる装置及び方法 - Google Patents

測定対象を光学的にクロマチック共焦点で測定し、かつ共焦点で結像させる装置及び方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、多数の波長の光を放出する光源(1)と第1のビームスプリッタ(3)とを有するクロマチック共焦点の測定装置に関する。光源(1)の光は、第1のビームスプリッタ(3)と結像光学系(25)を介して測定対象(8)上に結像される。結像光学系(25)はクロマチック収差を有しているので、異なる波長の光は、結像光学系によって異なる間隔で合焦される。測定対象から反射された光は、結像光学系と第1のビームスプリッタ(3)によって第1の共焦点の検出絞り配置(10)上に結像される。第1の検出装置(16)が、第1の検出絞り配置(10)を通して入射する光を検出し、それを評価する。照明絞り配置(2)はスリット絞りとして形成された少なくとも1つの第1の開口部を有し、その第1の開口部が第1の検出絞り配置(10)の検出開口部と共焦点のアパーチャとして協働する。第2のビームスプリッタ(13)が、測定対象(8)から反射された光を第1と第2の部分ビーム(14、17)に分割する。第1の検出装置(16)が、ライン検出器を用いて第1の部分ビーム(14)の光を検出し、かつ全強度プロフィール及び/又は全強度像を形成するために、すべての波長にわたる全強度を評価する。第2の検出装置(26)が、同時に、第2の部分ビーム(17)の光をスペクトル分割し、かつ多数の個々の波長又は多数の波長領域の光の強度を評価する。【選択図】図3

Description

本発明は、クロマチック共焦点の測定技術及び拡幅された焦点距離を有するイメージセンサの分野にある。
この種概念の測定装置は光源を有しており、その光源が多数の波長の光を放出し、その場合に測定対象が光源によって照明される。さらに測定装置は第1のビームスプリッタを有しており、その場合に光源の光が第1のビームスプリッタと結像光学系を介して測定対象上へ結像される。結像光学系は、異なる波長の光が結像光学系から異なる間隔で合焦されるような、クロマチック収差を有している。
測定対象から反射された光は、結像光学系と第1のビームスプリッタを通して第1の共焦点の検出絞り配置上へ結像され、かつ第1の検出絞り配置(10)を通って入射する光が第1の検出装置(16)によって検出され、かつ評価される。
特許文献1(欧州特許出願公開第3222964(A1)号明細書)からは、対象の表面を定めるためのクロマチック共焦点の装置が知られている。この装置は、広帯域の光源とクロマチック収差をもつレンズとを有しているので、異なる波長の光は異なる軸方向の間隔で合焦される。この装置は、多数の光学的な測定チャネルを有しており、それらがそれぞれ対象表面上の点を結像させ、その場合に測定チャネルの少なくとも一部については、スペクトル評価の代わりに、すべての波長にわたって全強度が評価される。この装置の実施形態において、出力チャネルがファイバーカプラーを有する工学ファイバーによって形成されるので、全強度と測定チャネルのスペクトルの評価を同時に行うことができる。照明側において、光源の光は同様に光学ファイバーによって案内され、その場合にファイバー端部が共焦点の測定アパーチャもしくは照明アパーチャとして用いられ、かつ装置によって対象上の測定点上へ結像される。
しかしこの装置は欠点を有しており、個々のファイバーであることにより、対象のすきまのない均一な照明と結像は不可能である。さらにファイバーを使用する場合に、測定点の直径と間隔が、測定チャネルを形成するファイバーの直径によって制限される。所望の測定点間隔と測定点直径がファイバーの直径及び間隔よりもずっと小さい場合には、縮小尺度β<<1を有する対物レンズが必要とされ、それが対物レンズのためのコストと寸法設計を著しく高める。さらに、ファイバー外径に対するファイバーコアの比によって、点間隔に対する点直径の比のための下限が与えられる。測定点間隔及び測定点直径を可変にしようとする場合には、対物レンズの可動の部分が必要とされ、それによってコストと寸法設計がさらに増大する。ファイバーが省かれる場合には、もはや全強度とスペクトルの同時評価は不可能である(特許文献1の段落131)。大きい空間領域を一度に測定するために必要とされる大量のファイバーとファイバーカプラーは、さらに、きわめて高価であり、かつ嵩張る。
欧州特許出願公開第3222964(A1)号明細書
したがって本発明の課題は、測定対象の少なくとも1方向に広がる空間領域の、反射されたそのスペクトルの全強度を迅速に定め、かつ同時に評価することを許す、測定対象を共焦点クロマチック結像させ、かつ測定するための、コンパクトで丈夫であり、かつ都合よく形成できる装置を提供することである。
本発明の他の課題は、全強度像とスペクトルの迅速な同時評価を可能にすることであり、その場合に測定点間隔は光学系コンポーネントによって前もって定められない。
これらの課題は、請求項1の装置と請求項14の方法によって解決される。
本発明は、照明側で第1のスリット絞りを有する照明絞り配置を共焦点のアパーチャとして使用することによって、測定領域の均一な照明が生じ、それによって測定対象から反射された全強度を第1の検出装置内の高速ライン検出器上へ均一に結像させることが可能である、という認識に基づいている。その場合に均一な照明というのは、共焦点の穴絞りのラスターを通して照明される、ディスクリートな測定点とは異なり、ほぼ連続して強度が変化しない照明である。驚くべきことに、既知の点状のアパーチャの代わりにこの空間的に広がるアパーチャを使用するにもかかわらず、測定対象から反射されたひかりのスペクトル分布の評価も可能であり、それによってたとえば高さ情報を定められることが、確認された。広がった共焦点のアパーチャ(スリット絞り)の利点を失うことなしに、全強度も測定対象の表面のスペクトル分布も同時に評価することを可能にするために、測定装置は第2のビームスプリッタを有しており、それが試料から反射された光を2つの部分ビームに分割するので、これらの部分ビームは同時に異なるように評価することができる。その場合に本発明によれば、1つの部分ビームのすべての波長にわたる全強度が第1の検出装置によって評価されて、他の部分ビームの光はスペクトル分割され、かつ個々の波長又は波長領域の強度が第2の検出装置によって定められる。
本発明によれば、結像光学系ははっきりとしたクロマチック収差を有している。その場合にクロマチック収差は、好ましくは、使用される最短の波長と使用される最長の波長の合焦平面が、測定装置のあらかじめ定められた高さ測定領域に相当する間隔だけ互いに離隔するように、表れる。好ましくはこの目的のために結像光学系は、50より小さい、好ましくは40より小さい、特に好ましくは30より小さいアッベ数を有する少なくとも1つのレンズを有している。
好ましくは第1の共焦点の検出絞り配置は、第2のビームスプリッタと第1の検出装置の間の光路内に配置されており、第2の共焦点の検出絞り配置は、第2のビームスプリッタと第2の検出装置の間の光路内に配置されている。2つの異なる検出装置のために2つの異なる検出絞り配置を使用することは、これらの検出装置の要請によりよく適合された異なる絞りを使用することができる、という利点を有している。すなわちたとえば、異なる空間解像を得るため、そして同時に2つの検出装置のために共焦点性条件をできる限り良好に満たすために、スリット絞りの幅又は長さを適合させることができる。
特に好ましくは、照明絞り配置が多数の開口部を有しており、その場合に照明絞り配置の第2の開口部が第2の検出絞り配置の検出開口部と共焦点のアパーチャとして協働する。それによって開口部の選択においてさらに多くの柔軟性が生じるので、検出装置へ入射する光の結像パラメータを互いに分離して選択することができる。
他の特に好ましい実施形態において、照明絞り配置は多数の開口部を有しており、第2の検出絞り配置は交換可能に形成されている。交換可能にする代わりに、第2の検出絞り配置の一部(「シャッター」)は、移動可能に形成することができる。それによって第2の検出絞り配置の1つもしくは複数の開口部が変化することができ、かつ選択的に照明絞り配置の第2の開口部又は照明絞り配置の第3の開口部が第2の検出絞り配置の検出開口部と共焦点のアパーチャとして協働することができる。この実施形態は利点を有しており、たとえば第2の検出装置の調節可能な空間的解像を可能にする測定装置が、特にコスト的に好ましく、かつ簡単なやり方で提供される。解像度を変化させるためには、マスクを交換し、あるいはシャッターを移動させるだけで済み、そのシャッターは第2の検出絞り配置の使用されない開口部を覆い、かつ1つの検出開口部のみを通る光の透過を許す。
本発明の好ましい実施形態において、照明絞り配置は少なくとも2つの開口部を有しており、その場合に第1の開口部が第1の検出絞り配置と共焦点のアパーチャとして協働し、第2の検出絞り配置は交換又は移動可能な部分の移動によって、照明絞り配置の第1の開口部と、あるいはまた照明絞り配置の第2又は他の開口部と共焦点のアパーチャとして協働する。
本発明の代替的な好ましい実施形態において、照明絞り配置の開口部、特に第1の開口部と第2の開口部は、それぞれ排他的に第1の検出絞り配置の検出開口部と、あるいは第2の検出絞り配置の検出開口部と、共焦点のアパーチャとして協働する。
好ましくは照明絞り配置の第1と第2の開口部は、スリット絞りであり、その幅は異なる。代替的に第2の開口部は穴絞りであって、第1の開口部はスリット絞りであり、その場合に特にスリット絞り(第1の開口部)の幅は穴絞りの直径とは異なる。この場合において照明絞り配置は、好ましくはさらに他の複数の穴絞りを有しており、それらが第2の開口部と一列に配置されており、それによって対象の空間的に広がった領域の結像が可能になる。
好ましい実施形態において、第1の共焦点の検出絞り配置は、第2のビームスプリッタと第1の検出装置の間の光路内に配置されており、かつ多数の光学ファイバーが、第2のビームスプリッタと第2の検出装置の間で第2の部分ビームを案内し、その場合に特にファイバーの端部が共焦点のアパーチャとして用いられる。この箇所にファイバーを使用することは利点を有し、第2の検出装置は、特にスペクトル分割する配置がしばしばスペースを必要とするので、フレキシブルにさらに離隔して配置することもできる。この配置は、たとえば照明又は第1の検出装置における、フライビーム配置の利点と組み合わせることができる。
本発明の特に好ましい実施形態によれば、第1の共焦点の検出絞り配置は同様に(第2の)スリット絞りである。特に好ましくは、第1の共焦点の検出絞り配置を形成する第2のスリット絞りの次元は、第1のスリット絞りの次元に相当する。その場合に第1と第2のスリット絞り及び結像光学系は、測定対象上に合焦された第1のスリット絞りの結像が、第2のスリット絞り上に等しく重なって結像されるように、配置されている。これによって光ビームの情報内容の最適な利用が可能になる。
本発明の文脈において、スリット絞りというのは、その1方向における広がりが、それに対して垂直の方向における広がりよりもずっと長い(特に少なくとも2倍長い)絞りである。好ましくはスリット絞りは、少なくとも近似的に矩形であって、その場合に細いエッジの代替的な成形、たとえば面取りも、スリット絞りの概念に入る。
本発明の文脈において全強度というのは、所定の点において、あるいは空間的に制限された小さい面(ピクセル)にわたって、使用される全波長にわたって検出器によって合計して測定された強度である。その場合に種々の場所及び/又は種々の時点において、種々の全強度が定められる。
好ましくは第1と第2の検出装置は、入射する光の場所を解像するように整えられた検出器である。その場合に、複数の場所において入射する光の強度が、たとえば多数の個別の検出ピクセルによって、定められる。このようにして、第1と第2の検出装置内へ入射する光の、少なくとも1つの次元に沿った空間的解像が可能であって、その場合に好ましくは、第2のスリット絞りの長い方のエッジに相当する次元が空間的に解像される。
好ましくは第2の検出装置内でマトリクス検出器、したがって2つの次元における入射する光強度の解像を許す検出器、が使用される。本発明の好ましい実施形態において、検出器は第2の検出装置内に次のように、すなわちスリット絞りのより長い側が検出器の1つの次元に沿って結像され、異なる波長の光が分散素子によって検出器の第2の次元に沿って分割されるように、配置されている。
ライン検出器の読みだしは、一般的に、マトリクス検出器のすべての情報の読みだしよりも高速に行うことができることが、知られている。言い換えると、マトリクス検出器はライン検出器よりも小さい、いわゆる「フレーム率」を有している。したがってこの種のライン検出器の評価率は、より高く(高速に)選択することができる。本発明の好ましい実施形態においては、この事実が、第1の検出装置のライン検出器の評価率が、第2の検出装置の評価率よりも高く選択されることにより、利用される。これは、強度像をより高速に形成することができる、という利点を有しており、それによってたとえば測定対象をスキャンする間に、強度像における(スキャン方向における)より高い解像が可能である。
好ましくは第2の検出装置は、マトリクス検出器の照明を少なくとも時々中断することができる閉鎖部材(「シャッター」)を有している。このようにして、測定対象のスキャンの間、したがって測定対象に対して移動する間、測定値のごまかしを阻止するために、評価率のために小さい空間領域の光のみがマトリクス検出器へ入射することが、保証される。好ましくは閉鎖部材は、ライン検出器の評価の期間の間のみ開放される。
好ましくは光源は、連続したスペクトルにわたる光を放出する。これは、通常、「広帯域光源」とも称される。
好ましくは既知のクロマチック共焦点の測定原理に従って、第2の検出装置内で検出された光のスペクトル分布から高さ情報が獲得される。好ましくは第2の検出装置によって検出された、多数の個別の波長又は多数の波長領域にわたる強度分布から、測定対象の表面の1つ又は複数の高さ情報が推定される。その場合に高さ情報を求めることは、直接検出装置内で、かつ/又は対応づけられた評価装置内で行われる。その場合に高さ情報というのは、測定装置からの、あるいはあらかじめ定められた参照平面からの、測定対象の表面の間隔あるいは表面上の複数の点の互いに対する高さである。高さ情報は、使用される光を少なくとも部分的に透過する測定対象の場合においては、測定対象の厚み又は測定対象の個々の層の厚みを有することもできる。
全強度の評価が写像を提供し、その写像は高さ情報を含まないが、高さに対して横方向の構造を、特に種々の波長が測定対象の領域内の種々の高さに、結像光学系のクロマチック収差がない場合よりも大きい焦点距離をもって合焦されることによって、写し取ることができる。
本発明の好ましい実施形態によれば、第1の検出装置によって獲得された全強度像と第2の検出装置によって同時に同じ測定領域について獲得された高さ情報を、たとえば表示装置によって重畳して示すことによって、組み合わせることができる。特に好ましくは、高さ情報も、高さに対して横方向の平面内でより正確に解像された全強度写像も評価し、かつ出力することが、可能である。
穴絞りのラスターに対するスリット絞りの利点を充分に利用するために、好ましくは、測定対象から反射された光は測定対象と第1の検出装置の間のフリービーム光学系を通して伝播される。さらに好ましくは、光が光源から測定対象までフリービーム光学系を通して伝播される。これがさらに利点を有しており、測定装置がさらにしっかりと構成され、かつより安価に組み立てられ、かつほぼ温度に依存しない。
本発明の好ましい実施形態によれば、第2のビームスプリッタはビームスプリッタキューブであって、それが特に好ましくは2つの互いに結合されたプリズムを有し、それらのプリズムの間にビームスプリッタ面が延びている。特に好ましくは、第1のビームスプリッタもこの種のビームスプリッタキューブである。
本発明の特に好ましい実施形態によれば、照明側の第1のスリット絞りは、第1のビームスプリッタの表面上に直接取り付けられている。それに加えて、あるいはその代わりに、第1の共焦点の検出絞り配置も、第1又は第2のビームスプリッタの表面に直接取り付けられている。この実現が、装置をよりしっかりしたものにする。というのは、光学的コンポーネントの互いに対する滑り移動がよりあり得なくなるからである。本発明の特にコンパクトかつ単純な形態において、ビームスプリッタキューブの該当する表面は透明なコーティングによって覆われており、かつ絞りはコーティングなしの箇所によって形成される。
ビームスプリッタの分割比は、好ましくは、部分ビームへの測定光の強度の分割が最適化されるように、選択される。第2の検出装置によって、光がスペクトル分割されて、マトリクス検出器へ向けられる。それによって測定光は、第1の検出装置のライン検出器の場合よりも、多くのピクセルへ分配される。この効果は、好ましくはビームスプリッタの分割比によって補償される。
本発明の好ましい実施形態によれば、第1の共焦点の検出絞り配置は、第1の部分ビームの光路内に配置されており、第2の共焦点の検出絞り配置は、第2の部分ビームの光路内に配置されている。特に好ましくは、第1の検出絞り配置は(第2の)スリット絞りであり、第2の検出絞り配置はスリット絞り、(第3の)スリット絞り又は少なくとも1列の穴絞りである。
本発明の好ましい実施形態によれば、第1の共焦点の検出絞り配置は、第1のビームスプリッタと第2のビームスプリッタの間の光路内に配置されている。この実施形態は、測定装置が特にしっかりしている、という利点を有している。というのは、1つの検出絞り配置しか必要とされず、かつそれは、上述したように、照明側の第1のスリット絞りと同様に、第1のビームスプリッタキューブ上に取り付けることができ、それによって互いに対する滑り移動の確率が、ほとんどないからである。
本発明の他の代替的な実施形態によれば、第2のビームスプリッタは回折格子として形成されており、その場合にゼロ番目の回折次数が第1の部分ビームを形成し、かつ第1の回折次数が第2の部分ビームを形成する。これによって特にコンパクトな構造が可能になる。
好ましくは測定装置の少なくとも一部、好ましくは少なくとも結像光学系と第1及び第2のビームスプリッタが、測定ヘッドに内蔵されている。特に好ましくは、測定ヘッドは光学軸に対して垂直の1つの方向において、光学軸に対して垂直の他の方向におけるよりも広がりが少ない。特に好ましくは広がりの少ない方向は、第1のスリット絞りの幅狭側のエッジの方向である。それによって、よりコンパクトな構造が可能になる。
これらの実施形態についてのより詳しい詳細は、図の説明から読み取ることができる。
本発明はさらに、測定対象をクロマチック共焦点測定する方法に関するものであり、その場合に1つの次元内に広がった空間領域内の測定対象が、多数の波長の光を放出する光源によって照明され、その場合に異なる波長の光が測定対象の領域内の異なる高さに合焦される。測定対象から反射された光は、第1の共焦点の検出絞り配置、特に第2のスリット絞り上へ、第1の検出絞り配置が共焦点のアパーチャとして機能するように、結像される。光は、第1の検出装置によって検出されて、評価される。測定対象から反射された光は、第2のビームスプリッタによって2つの部分ビームに分割される。第1の部分ビームのすべての波長にわたる全強度が検出されて、評価され、第2の部分ビームの光はスペクトル分割され、かつ個々の波長又は波長領域の強度が検出されて、評価される。
好ましくは、波長又は波長領域にわたる強度の分布から、高さ情報が獲得される。典型的に、強度の(ローカル又はグローバルな)最大値を有する波長が、高さ情報に相当する。
特に好ましくは、獲得された高さ情報が、測定領域の内部の場所に対応づけられる。さらに好ましくは、高さ情報が全強度像又は全強度プロフィールのセクションに対応づけられる。好ましくは、測定装置は全強度像又は全強度プロフィール及び対応づけられた高さ情報を、たとえば重畳して、あるいは他のように視覚的に対応づけて、表示する手段を有している。
照明絞り装置が、部分的に第1の検出絞り配置と、そして部分的に第2の検出絞り配置と、共焦点のアパーチャとして協働する多数の開口部を有している場合に、場合によっては対象の同じ領域は第1と第2の検出装置によって測定されない。この場合において、測定された場所の間の変位が計算されて、情報を表示する際に考慮される。
測定領域を均一に照明し、かつ検出装置上へ均一に結像させることによって、種々のアパーチャの効果の評価において、どれをバーチャルなアパーチャと解釈することができるか、を示すことが可能になる。
その場合にもっとも簡単なケースにおいて、使用される検出器の個々のピクセルは、使用される第2のスリット絞りの幅と共に、中間像内で効果的なアパーチャを形成する。そのために評価において、これらの個々のピクセルの強度のみが考慮される;これらの個々のピクセルが、共焦点のアパーチャの透過する領域を形成する。残りのピクセルの強度は、評価においては考慮されず、したがって共焦点のアパーチャの透過しない領域を形成する。
データを適切に評価することにより、たとえば種々の隣接するピクセルが1つのアパーチャにまとめられ、該当する強度値が評価において加算されることによって、他のバーチャルのアパーチャを示すことも、可能である。
バーチャルのアパーチャは、種々のパラメータにおいて区別することができる;アパーチャの中心点の配置と大きさ。好ましくは中心点は均一な間隔で配置されているので、中心点の場所は第1のアパーチャの場所により、かつアパーチャの中心点の間の間隔によって特徴づけられている。
好ましくはアパーチャの大きさと間隔は、表面のスペクトルに合わせて選択される。
好ましくは対象の空間的領域について、測定装置又は測定対象の互いに対する移動なしで、種々の共焦点のアパーチャによって複数の評価が実施される。従来の共焦点の測定方法によれば、アパーチャの中心点は固定であり、したがって測定ヘッド又は測定対象を移動させることなしに、表面上の個々の点(点の間に所定の間隔を有する)の高さのみを、定めることができる。バーチャルのアパーチャを使用することによって、特に、バーチャルのアパーチャの互いに対して移動した中心点による複数の評価を実施することができ、それによって個々の高さ情報点の間の間隔を減少させることができる。これは、第2のスリット絞りの長い方のエッジに沿ったある種のバーチャルスキャンである。
好ましくは測定装置と測定対象は、互いに対して移動することができ、その場合に好ましくはスリット絞りの幅狭のエッジの方向においてスキャン、すなわち複数の位置における複数の測定と測定データの共通の評価が行われる。このようにして、好ましくは、複数の隣接する測定領域の写像が共通に示されることによって、全強度像を形成することができる。
好ましくはスキャンの間に、測定装置もしくは測定装置の一部(測定ヘッド)が測定対象に対して、好ましくは第1のスリット絞りの幅狭のエッジの方向に、移動される。その場合に特に好ましくは、移動の速度は次のように、すなわち第1の検出装置の評価サイクル(すなわち評価が行われる期間)内に測定装置が第1のスリット絞りの幅よりも少ない距離だけ移動されるように、選択される。各評価サイクル内で、全強度のプロフィールが測定され、次に種々のプロフィールが全体像にまとめられる。
好ましくは各評価サイクルのために第2の検出装置のデータから、スリット絞りの長いエッジに沿った高さ情報のプロフィール(高さプロフィール)が形成される。
本発明の好ましい実施形態によれば、第2の検出装置への光入射は時々閉鎖部材によって、好ましくは第2の検出装置のマトリクス検出器が第1の検出装置の評価サイクルの長さの間だけ光を受信するように、ブロックされる。それによって獲得された高さ情報は、測定対象の表面の空間的に限定された箇所に相当し、間違えることはなく、間違ってもわずかである。好ましくはこのプロセスは、第1の検出装置の評価と同期されるので、与えられた高さプロフィールがどの強度プロフィールに相当するかが、わかる。好ましくはこれらの情報が重畳され、あるいは他のように出力装置上で視覚的に対応づけて示される。
本発明の他の好ましい実施形態によれば、強度像を形成するために第1のスキャンが実施され、次に高さ情報を検出するために第2のスキャンが実施される。特に好ましくは、強度像から識別される、特に興味ある箇所における高さ情報が検出される。
続いて、図を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、クロマチック共焦点の測定装置を図式的に示している。 図2は、クロマチック共焦点の測定装置の好ましい実施形態を示している。 図3は、クロマチック共焦点の測定装置の他の好ましい実施形態を示している。 図4は、絞り配置の例を示している。 図5は、クロマチック共焦点の測定装置の他の好ましい実施形態を示している。 図6は、バーチャルアパーチャの図式的な原理図である。 図7は、バーチャルスキャンの図式的な原理図である。 図8は、クロマチック共焦点の測定装置の他の好ましい実施形態を示している。 図9aは、クロマチック共焦点の測定装置の他の好ましい実施形態を示している。 図9bは、クロマチック共焦点の測定装置の他の好ましい実施形態を示している。 図10は、照明絞り配置と検出絞り配置の絞り配置の例を示している。
すべての図における等しい部分には、同一の参照符号が使用される。
図1は、クロマチック共焦点の測定装置の例を図式的に示している。
照明装置の一部である光源1が、多数の波長の光を放出し、その場合に照明装置は、光源1を用いて結像光学系25を通して測定対象8を照明するように、整えられている。照明装置は第1の照明絞り配置2を有しており、それが測定装置の共焦点のアパーチャとして機能し、かつ好ましくは少なくとも1つのスリット絞りを有している。
第1のビームスプリッタ3が照明装置からの光を結像光学系25内へ案内し、その場合に結像光学系25は著しいクロマチック収差を有している。
測定対象から反射された光は、結像光学系25と第1のビームスプリッタ3を通って、第1の検出絞り配置10が共焦点のアパーチャとして機能するようにして、第1の共焦点の検出絞り配置10へ結像される。
測定装置は、第2のビームスプリッタ13を有しており、それが、測定対象8から反射された光を第1と第2の部分ビーム14、17に分割し、それらは測定対象8の同一の空間領域を結像させる。
測定装置は、さらに、第1の共焦点の検出絞り配置10を通って入射する光を検出して、評価する第1の検出装置16及び第2の検出装置26を有している。第1の検出装置16は、第1の部分ビーム14の光をライン検出器を用いて検出し、かつすべての波長にわたって全強度を評価するように、整えられている。第2の検出装置26は、同時に第2の部分ビーム17の光をスペクトル的に分割し、かつ多数の個別の波長又は多数の波長領域の光の強度を検出して評価するように、整えられている。
図2は、本発明の好ましい実施形態に基づくクロマチック共焦点の測定装置の例を示している。
光源1が、多数の波長の光を放出する。この光は、第1のビームスプリッタキューブ3の1つの側に取り付けられた照明絞り配置2を通って入射する。照明絞り配置は、好ましくは少なくとも1つの第1のスリット絞りを有している。光源1と照明絞り配置2が一緒になって照明装置を形成している。
光は次に、結像光学系25を通して測定対象8上に結像され、その結像光学系はたとえば第1のレンズ5と第2のレンズ6から形成される。光路は、ライン4によって図式的に示されている。結像光学系25のクロマチック収差によって、異なる波長の光は測定対象8に対して異なる点もしくは高さ7a、7bに合焦される。
測定対象8によって反射された光は、結像光学系(すなわちレンズ6と5)及び第1のビームスプリッタキューブ3を通って戻る。光路は、ライン9によって図式的に示されている。
ビームスプリッタキューブ3内で、光の一部が光源1の方向へ戻るように透過され、光の他の部分は第2のビームスプリッタキューブ13の方向へ反射される。第1のビームスプリッタキューブ3の、第2のビームスプリッタキューブ13の方向に配置されている表面上に、共焦点の検出絞り配置10が配置されており、それは、たとえば第2のスリット絞りからなる。第2のスリット絞りは、第1のスリット絞り2の、測定対象8から反射された結像が再び近似的に重なり合ってその上に結像されるように、方位づけされている。
代替的に、第1のビームスプリッタキューブ3及び照明装置は、ビームスプリッタを透過した光が第2のビームスプリッタキューブ13の方向へ案内され、光源1が反射パス上に配置されているように、配置することができる。
第2のビームスプリッタキューブ13によって、ビームが2つの部分ビーム(14、17)に分割される。第1の部分ビーム14は、第1の検出装置16の方向へ案内される。検出装置16は、多数のピクセルからなるライン検出器を有している。これらのピクセルは列に沿って次のように、すなわち第2のスリット絞り(共焦点の検出絞り配置10)の長いエッジの方向に分割された光がピクセルの列に沿って結像されるように、配置されている。
検出装置16のライン検出器は、ライン検出器の各ピクセルにおいてすべての使用される波長にわたって全強度を測定する。このことが、スリット絞りの長いエッジの方向に沿った強度プロフィールの形成を許す。
第2の部分ビーム17は、分散素子18(たとえば回折格子)によってそのスペクトル成分に分割される。これが、2次元の光照射野を形成し、それがマトリクス検出器20上に結像される。したがってマトリクス検出器20は、スリット絞りの長いエッジに沿った各場所について、かつ各波長について、強度を測定することができる。第2の検出装置26は、これらの測定された強度から測定対象の高さ情報を定めるように整えられている。
図2の右下に、第2の検出装置26が再度斜視図で示されている。
たとえばレンズ12、15及び19は、共焦点の検出絞り配置10が検出器上に結像されるように、配置されている。たとえば、第3のレンズ12は、第1のビームスプリッタ3と第2のビームスプリッタ13の間に配置されている。好ましくは第3のレンズ12は、光がビームスプリッタ13内でコリメートされるように、選択されている。
たとえば第4のレンズ15は、第2のビームスプリッタ13と第1の検出装置16の間に配置されており、かつ第5のレンズ19は拡散素子18とマトリクス検出器20の間に配置されている。
図3は、本発明の代替的な実施形態を示している。
光源1は、多数の波長の光を放出する。光は、第1のスリット絞り2を通して入射する。第2のスリット絞り2は、好ましくはガラスブロック21、たとえばガラスキューブ上に取り付けられている。ガラスブロック21の使用は、測定装置の構成において効果的であり、かつ構成部品の互いに対する滑り移動を阻止する。装置はもちろん、代替的にガラスブロック21なしで形成することもでき、その場合にはそれによってもたらされる光学的距離長さの変化を考慮しなければならない。
好ましくはガラスブロック21に直接隣接して第1のビームスプリッタ3が配置されている。このビームスプリッタが光源1の光の一部を、図2に関連して上で説明したように、結像光学系25と測定対象8の方向へ反射する。
測定対象8から反射された光は、光路9に沿って再び第1のビームスプリッタ3内へ戻る。その場合に光の一部は、第2のビームスプリッタ13の方向へ透過される。この第2のビームスプリッタは、好ましくは第1のビームスプリッタ3に直接隣接している。
第2のビームスプリッタ13が光を第1の部分ビーム14と第2の部分ビーム17に分割する。その場合に部分ビームの各々の中にそれぞれ共焦点の検出絞り配置が配置されている:第1の共焦点の検出絞り配置10が第1の部分ビーム14内に、そして第2の共焦点の検出絞り配置10aが第2の部分ビーム17内に配置されている。たとえば第1と第2の共焦点の検出絞り配置10、10aは、それぞれ第2のビームスプリッタ13の表面上に取り付けられている。
その場合に、測定対象8上に合焦された光は、結像光学系25によって第1と第2の共焦点の検出絞り配置10、10a上へ結像される。
第1の部分ビーム14は、レンズ12bと15によって第1の検出装置16のライン検出器上に結像され、そのライン検出器がその上に入射する光のすべての波長にわたる全強度を測定する。
第2の部分ビーム17は、レンズ12aによってコリメートされて、分散素子18、たとえば回折格子によってスペクトル分割される。それによって生じた光照射野が、レンズ19によってマトリクス検出器20上に合焦される。
図4は、種々の共焦点の検出絞り配置を示している。好ましくは図1から3に示す実施形態の共焦点の検出絞り配置10と10aのためのスリット絞り106が使用される。
代替的に一列の穴絞り107が使用される。その場合にたとえば、穴しぼり107の直径は、第1のスリット絞り2の直径に相当する。好ましくは穴絞り107の列は、第2の検出絞り配置10aのためだけに使用される。
他の可能性は、少なくとも2つの互いに変位した列の穴絞り108と109を使用することである。この配置は、穴絞りの大きい点密度を得ること、かつその場合にいわゆる「クロストーク」、したがって測定対象の表面の隣接しあう点のノイズ信号を減少させることを可能にする。
図5は、本発明の他の代替的な実施形態を示している。ビームスプリッタキューブの代わりに、回折格子18が同時に2つの部分ビームに分割し、かつスペクトル分割するために使用される。
測定装置の、照明装置、結像光学系及び第1のビームスプリッタ3に関する部分は、図2に関して上で説明したように機能する。
第1のビームスプリッタ3の後方で、光が回折格子18上へ案内され、その回折格子が同時にビームスプリッタ13として機能する。たとえば、光をコリメートするために、第1のビームスプリッタ3と回折格子13、18との間に少なくとも1つのレンズ12が配置されている。
回折格子18のゼロ番目の回折次数が、たとえば第1の部分ビーム14を形成し、スペクトル分割された第1の回折配置が第2の部分ビーム17を形成する。第1の部分ビーム14は、検出装置16のライン検出器上へ入射し、そのライン検出器がライン検出器の個々のピクセルの場所における全強度を測定する。
スペクトル分割された第2の部分ビーム17は、マトリクス検出器20上へ入射し、そのマトリクス検出器が場所xと波長λに従って強度を測定する。マトリクス検出器20は、第2の検出装置26の一部であって、その第2の検出装置は、強度のスペクトル分割から測定対象8の高さ情報を獲得するように、整えられている。
図6は、バーチャルの共焦点アパーチャの原理を図式的に示している。上で説明したように、第2の検出装置のマトリクス検出器20の1つの次元は、測定対象8上に結像されたスリット絞りに沿った空間的な位置に相当し(y軸)、他の次元が波長λに相当する。その場合に第2の検出装置内へ入射する光は、λ軸に沿ってスペクトル分割される。
高さ情報は、常に、測定対象8上の空間的に制限された有限の領域についてのみ獲得することができる。この空間的領域は、クロマチック共焦点の測定原理におけるバーチャルアパーチャに相当する。その場合にスペクトルは、マトリクス検出器20上の領域31、33内にあるピクセルを介して考えられ、かつスペクトルからそれ自体知られた方法に従って1つ又は複数の高さ情報が得られる。これは、バーチャル絞りにおける共焦点のアパーチャ32、34の考察に相当する。
本発明に係る方法の利点の1つは、領域31、33を自由に選択できることである。たとえば領域31の間の間隔が大きく選択される場合には、これは離隔したバーチャルアパーチャ32に相当する。間隔が小さく選択される場合には(領域33)、これはより狭くセットされたアパーチャ34に相当する。同様に、領域31、33のy方向における幅が変化されることにより、バーチャルアパーチャの直径を変化させることができる。
図7は、x軸に沿った第2の検出器のバーチャルスキャンの原理を図式的に示している。この場合において、測定装置と測定対象が同一の相対位置に留まる間に、ピクセル領域が滑り移動される。たとえば3つの選択されたグループのピクセル領域41、42、43は、ほぼ重なり合ったバーチャルアパーチャ51、52、53をもたらす。
この種の重なり合ったバーチャルアパーチャ51、52、53によって、リアルアパーチャによって可能であるよりも、解像度の高い高さプロフィールを形成することができる。
図8は、クロマチック共焦点の測定装置の例を図式的に示している。
図示される装置は、図1の測定装置にほぼ相当し、その場合に照明絞り配置2は少なくとも2つの開口部を有しており、それらの少なくとも1つがスリット絞りとして形成されている。したがって照明絞り配置のすべての開口部が結像光学系25によって測定対象8上に結像される。
この実施形態において、第1の共焦点の検出絞り配置10は、第2のビームスプリッタ13と第1の検出装置16の間に配置されている。その場合に第1の共焦点の検出絞り配置10は、唯一のスリット絞りのみを有しており、それが照明絞り配置2のスリット絞りと共焦点のアパーチャとして協働する。したがって測定対象8の照明された領域の1つのみが、検出装置16上に結像される。
第2の共焦点の検出絞り配置10aは、第2のビームスプリッタ13と第2の検出装置26の間に配置されている。第1の共焦点の検出絞り配置10aは、1つ又は複数の開口部を有しており、その開口部が照明絞り配置2の、第1の共焦点の検出絞り配置10と協働しない開口部と協働する。したがって測定対象の他の領域が、第2の検出装置26上に結像される。
したがって第1と第2の共焦点の検出絞り配置10、10aによって、照明絞り配置の結像のそれぞれ空間的な一部が完全にブロックされる。
本発明の好ましい実施形態において、第2の共焦点の検出絞り配置10aは、交換可能である。代替的にこれは、移動可能な部分(「シャッター」)を有しており、その部分が選択的に第2の共焦点の検出絞り配置10aの開口部の一部を覆う。この好ましい実施形態の2つの状態が、図9aと9bに示されている。
図9aと9bに示す実施形態の構造は、実質的に図3に相当し、その場合に照明絞り配置と検出絞り配置2、10、10aが90°回動されている。
照明絞り配置は、少なくとも2つの開口部を有しており、ここでは例として第1と第2のスリット絞りが説明され、その場合にこれらのスリット絞りは一連の穴絞りによって代用することができる。
結像は、図8に関連して説明したように行われる。第1の共焦点の検出絞り配置10は、唯一のスリット絞りを有しており、その場合に照明絞り配置の第1のスリット絞りが第1の共焦点の検出絞り配置10のスリット絞り上に結像され、したがって部分ビーム14が検出装置16内へ入射する。
第2の共焦点の検出絞り配置10aが、図9aにおいて第1の交換可能なマスクとして示されており、そのマスクがスリット絞りを有し、そのスリット絞り上に照明絞り配置の第2のスリット絞りが結像される。したがって部分ビーム17が第2の検出装置26内へ案内され、その部分ビームが部分ビーム14とは異なる空間領域を結像させる。
たとえば、第2の共焦点の検出絞り配置10aは、交換可能である。図9bに第2の交換可能なマスクが示されており、そのマスクが他の箇所にスリット絞りを、照明絞り配置の第1のスリット絞りがその上に結像されるように、有している。
したがって第2の検出装置26は選択的に測定対象の、第1の検出装置16と同じ領域あるいは異なる領域を受信することができる。
本発明の特に好ましい実施形態において、照明絞り配置のスリット絞りは、様々な幅を有しており、その場合にそれぞれ第1又は他の検出絞り配置10、10aの該当するスリット絞りの幅は、それに対して等しい。
特に好ましくは照明絞り配置は次元の異なる2つより多いスリット絞りを有しており、その場合に第2の共焦点の検出絞り配置10aの交換可能なマスクがそれぞれそれに合わされている。
本発明の代替的な実施形態において、照明絞り配置の第2のスリット絞りは、一連の穴絞りによって代用され、その場合に好ましくは第2の共焦点の検出絞り配置10aには、対応する列の穴絞りが設けられている。
第2の共焦点の検出絞り配置の交換可能なマスクの代わりに、この検出絞り配置は移動可能な部分(「シャッター」)を有することができ、それが、それぞれ必要とされない開口部を覆う。
図10は、好ましいマスクを示しており、それらのマスクは照明絞り配置2と検出絞り配置内で使用される。
その場合にマスク200は、ここでは3つのスリット絞り201、202、203を有する照明絞り配置である。第2の共焦点の検出絞り配置10aに適合するマスクは、マスク300であって、そのマスクが唯一のスリット絞り302を有し、そのスリット絞りは配置と次元からスリット絞り202に相当する。このマスクは、スリット絞り203に相当するスリット絞りを有する図示されないマスクと交換することができる。符号400は、唯一のスリット絞り401を有する第1の共焦点の検出絞り配置10に適合したマスクであって、そのスリット絞りは配置と次元からスリット絞り201に相当する。
マスク200に代わるものとして、スリット絞り204と一連の穴絞り205とを有するマスクが示されている。この実施例において、第2の共焦点の検出絞り配置10aはしかるべき列の穴絞り305を有し、第1の共焦点の検出絞り配置10はスリット絞り404を有する。

Claims (17)

  1. クロマチック共焦点の測定装置であって、
    光源(1)を有し、前記光源が多数の波長の光、特に連続的なスペクトルを放出し、
    結像光学系(25)を有し、結像光学系(25)は、異なる波長の光が結像光学系によって異なる間隔で合焦されるような、クロマチック収差を有し、
    第1のビームスプリッタ(3)を有し、光源(1)の光が第1のビームスプリッタ(3)と結像光学系(25)を介して測定対象上に結像され、かつ測定対象から反射された光が結像光学系(25)と第1のビームスプリッタ(3)を通して第1の共焦点の検出絞り配置(10)上に結像され、
    第1の検出装置(16)を有し、前記第1の検出装置が第1の検出絞り配置(10)を通って入射する光を検出し、かつ評価する、
    ものにおいて、
    測定装置が照明絞り配置(2)を有し、前記照明絞り配置が少なくとも1つの第1の開口部を有し、前記第1の開口部が第1の検出絞り配置(10)の検出開口部と共焦点のアパーチャとして協働し、
    第1の開口部がスリット絞りであって、測定装置が第2の検出装置(26)と第2のビームスプリッタ(13)、特に偏光しないビームスプリッタを有しており、第2のビームスプリッタ(13)が、測定対象(8)から反射された光を第1と第2の部分ビーム(14、17)に分割し、
    第1の検出装置(16)が、第1の部分ビーム(14)の光をライン検出器を用いて検出し、かつすべての波長にわたる全強度を評価し、かつ全強度プロフィール及び/又は全強度画像を形成するように、整えられており、かつ
    第2の検出装置(26)が、同じ時に、第2の部分ビーム(17)の光をスペクトル分割し、かつ多数の個別波長又は多数の波長領域の光の強度を検出して評価するように、整えられている、
    ことを特徴とする測定装置。
  2. 第1の共焦点の検出絞り配置(10)が、第2のビームスプリッタ(13)と第1の検出装置(16)の間の光路内に配置されており、かつ第2の共焦点の検出絞り配置(10a)が、第2のビームスプリッタと第2の検出装置(26)の間の光路内に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  3. 照明絞り配置(2)が多数の開口部を有しており、照明絞り配置(2)の第2の開口部が第2の検出絞り配置(10a)の検出開口部と共焦点のアパーチャとして協働する、ことを特徴とする請求項2に記載の測定装置。
  4. 照明絞り配置(2)が多数の開口部を有し、かつ第2の検出絞り配置(10a)が交換可能に形成されており、あるいは移動可能な部分を有しており、それによって選択的に照明絞り配置の第2の開口部又は照明絞り配置の第3の開口部が、第2の検出絞り配置(10a)の検出開口部と共焦点のアパーチャとして協働する、ことを特徴とする請求項2に記載の測定装置。
  5. 照明絞り配置の開口部、特に第1の開口部と第2の開口部が、それぞれ排他的に第1の検出絞り配置(10)の検出開口部と、あるいは第2の検出絞り配置(10a)の検出開口部と、共焦点のアパーチャとして協働する、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の測定装置。
  6. 照明絞り配置(2)が多数の開口部を有しており、かつ第2の検出絞り配置(10a)が交換可能に形成されており、あるいは移動可能な部分を有し、それによって選択的に照明絞り配置の第2の開口部又は照明絞り配置の第1の開口部が第2の検出絞り配置(10a)の検出開口部と共焦点のアパーチャとして協働する、ことを特徴とする請求項2に記載の測定装置。
  7. 照明絞り配置の第1と第2の開口部が、スリット絞りであって、前記スリット絞りの幅が異なり、あるいは第2の開口部が穴絞りであって、特にスリット絞りの幅(第1の開口部)が穴絞りの直径とは異なる、ことを特徴とする請求項3から6のいずれか1項に記載の測定装置。
  8. 第1の共焦点の検出絞り配置(10)が、第2のビームスプリッタ(13)と第1の検出装置(16)の間の光路内に配置されており、かつ多数の光学ファイバーが第2のビームスプリッタ(13)と第2の検出装置(16)の間で第2の部分ビーム(17)を案内し、特にファイバーの端部が共焦点のアパーチャとして用いられる、ことを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  9. 第1の検出装置(16)の評価率、特にライン検出器の評価率が、第2の検出装置(16)の評価率よりも高い、ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の測定装置。
  10. 第2の検出装置(26)及び/又は対応づけられた評価装置が、第2の検出装置(26)によって検出された多数の波長又は多数の波長領域にわたる強度分布から、測定対象(8)の表面の1つ又は複数の高さ情報を推定するように、整えられている、ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の測定装置。
  11. 測定対象(8)から反射された光が、測定対象(8)と第1の検出装置(16)の間のフリービーム光学系を通して伝播する、ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の測定装置。
  12. 光が光源(1)から測定対象(8)までフリービーム光学系を通して伝播する、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の測定装置。
  13. 第2のビームスプリッタ(13)が、部分ビーム(14、17)の間のあらかじめ定められた分割比をもたらし、分割比が、2つの部分ビーム(14、17)の強度が等しくならないように選択される、ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の測定装置。
  14. 第2のビームスプリッタ(13)が回折格子(18)として形成されており、ゼロ番目の回折次数が第1の部分ビーム(14)を形成し、かつ第1の回折次数が第2の部分ビーム(17)を形成する、ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の測定装置。
  15. 測定対象(8)をクロマチック共焦点測定する方法であって、測定対象(8)が少なくともスリット形状の空間領域内で、多数の波長の光を放出する光源(1)によって照明され、異なる波長の光が測定対象(8)の領域内の異なる高さに合焦され、かつ測定対象(8)から反射された光は、第1の共焦点の検出絞り配置(10)が共焦点のアパーチャとして機能するようにして、結像され、光が第1の検出装置(16)によって検出されて、評価される、
    ものにおいて、
    測定対象(8)から反射された光が2つの部分ビーム(14、17)に分割され、第1の部分ビーム(14)のすべての波長にわたって全強度が検出されて、評価され、
    かつ第2の部分ビーム(17)の光がスペクトル分割され、かつ個々の波長又は波長領域のスペクトル強度が検出されて、評価される、
    ことを特徴とする方法。
  16. 検出されたスペクトル強度が、選択可能なバーチャルの共焦点のアパーチャ(32、34)に従って評価される、ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 測定対象(8)の空間領域について、種々のバーチャルの共焦点アパーチャ(32、34、51−53)による複数の評価が実施され、特にバーチャルの共焦点アパーチャのアパーチャ(32、34、51−53)の場所が異なるように選択される、ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
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