JP2021528941A - 先細り分岐を備える電磁モータまたは発電機用のロータ - Google Patents

先細り分岐を備える電磁モータまたは発電機用のロータ Download PDF

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Abstract

本発明は、ロータ(1)の回転中心軸(7)に対して同心の内部ハブ(2)と;内部ハブ(2)から出発し、ロータ(1)の円形の外周を形成するフレット(8)に向かって、回転中心軸(7)に関して径方向に伸長する分岐(3)と;2つの隣接する分岐(3)の間に画定されるそれぞれの空間内に収容される、少なくとも1つの磁石と;を備えた本体を有し、それぞれの分岐(3)は、内部ハブ(2)から離れるにつれて幅(l)が減少し、ロータ(1)を囲むフレット(8)に当接して終了する、電磁モータまたは発電機のロータ(1)に関する。それぞれの磁石は磁石構造体(10)の形態であり、磁石構造体は繊維強化絶縁材料によって結合された複数の単位磁石(4)から構成され、それぞれの単位磁石(4)は細長い形状を有し、そしてロータ(1)の軸方向に伸長する。
【選択図】図1

Description

本発明は、軸方向磁束電磁モータまたは発電機用のロータであって、有利には拡大されたハブを有し、そのハブから先細りの分岐が伸長し、そして2つの隣接する分岐の間に少なくとも1つの磁石構造を有するロータに関する。本発明はまた、そのようなロータを備えた電磁モータまたは発電機に関する。
本発明は、本発明によるロータの特定の特性によって得られる、ロータの高速回転で高出力を送達する電磁モータに有利で非限定的な用途を見出す。このようなモータは、例えば、完全な電気自動車またはハイブリッド自動車の電磁モータとして使用することができる。
有利であるが、しかしそれに限定されないが、電磁モータまたは発電機は、2つのステータに取り囲まれた少なくとも1つのロータを含むことができ、これらの要素は、同じシャフト上で、少なくとも1つのエアギャップによって分離されながら、互いに対して重ね合わせることができる。
高速の用途では、システムの信頼性を向上させるために、回転部品、つまりロータの機械的強度が非常に優れている必要がある。
軸方向磁束電磁機械の場合、ロータは、厚さで接続された2つの円形面を有する、磁石のディスク状支持体の形状の本体を有し、そのディスクは、フレットによって形成される外側リングと、回転シャフト用のくぼみを画定する内周との間で画定される。
磁石はそれぞれ、保持手段によってディスク状の支持体に保持され、磁石の間に隙間が残されている。
軸方向磁束モータは、径方向磁束モータよりも質量トルクが高いモータとしてよく使用される。したがって、低速の用途によく使用される。
高速用途の場合、遠心効果による力によってロータに非常に大きな機械的応力が発生するため、軸方向磁束モータのロータの設計はより困難になる。さらに、渦電流損失は、回転部分が導電性材料で作られている場合、磁石と回転部分の両方で支配的になる。
高速で回転しなければならないロータにとって、高回転速度モータの主な欠点は、1つまたは複数の磁石がロータから外れる可能性が高く、ロータが少なくとも部分的に故障することである。したがって、そのようなモータのロータは、高い回転速度に耐えることができなければならない。
従来型技術は、遠心力に対抗するために、1つまたは複数の磁石のディスク状支持体を強化するように当技術分野の当業者に促している。これには、ディスク状支持体に特定の材料が必要であり、ディスク状支持体がより剛性になるように厚くすることによって、その寸法を増やす必要がある。
このようにディスク状支持体を備えたモータまたは発電機は、重量が重く、製造コストが高くなるため、完全に満足のいくものではなかった。
1つの解決策は、渦電流を低減するため、強化繊維および樹脂の構造の細長い単位磁石のメッシュを作成し、そしてロータに電気を通さない複合材料からなる本体を使用し、理想的にはグラスファイバからなるロータとし、遠心効果による力を維持するためにロータの周囲にフレットが配置される。
ただし、速度が非常に高速になる用途では、機械的応力が大きくなり、これらの回転速度にアクセスするには、磁石の質量を減らす必要がある。ただし、電気機械が提供しなければならないトルクは、ステータによって生成された磁場と相互作用する磁石の面積に比例する。したがって、磁石の面積が減少すると、トルクが減少し、したがって機械の出力が減少する。
文書EP−A−0353042(特許文献1)は、最も近い従来技術を表しており、ロータの回転の中心軸と同心の内部ハブと、内部ハブから出発してロータの円形の外周を形成するフレットに向かって回転の中心軸に対して径方向に伸びる分岐と、2つの隣接する分岐の間に画定されるそれぞれの空間に収容される少なくとも1つの磁石と、を備えた本体を有する電磁発電機のロータについて記載している。ここで各分岐は内部ハブからの距離が離れるに従って幅が狭まるハブを有し、フレットに当接する先細りの先端部で終わっている。それぞれの磁石は内部ハブから離れるにつれて増加する幅を有し、ロータを取り囲むフレットに当接して終わる。
文書EP−A−2773023(特許文献2)は、上記の特性を備えたロータであって、先細りの分岐について言及しない、ロータについて記載している。
これらの2つの文書の教えは、複数の永久磁石の支持体が、一方ではロータ上に支持される永久磁石を効果的に維持し、効率的に遠心力を補償しながら永久磁石がロータから外れるのを防ぎ、他方ではロータが非常に高速で回転できるような機械的強度を備える、ことを可能にしていない。
さらに、互いに独立した単位磁石の配置には、ステータの巻線によって生成される空間高調波または電流に敏感であるという大きな欠点がある。その結果、磁石構造体で発生する損失が非常に大きくなり、特に高速での効率が低下する。
文書FR−A−1475501(特許文献3)はロータについては記載せず、複数の単位磁石を含む磁石構造のみを記載しており、そのような磁石構造のロータのための使用がこの文書で言及されていないことを考慮すると、前述の2つの文書の欠点が複数の単位磁石を備えたそのような磁石構造の使用により克服されることを示唆していない。
本発明が解決しようとする課題は、複数の永久磁石を支持するための、フレットを備える軸方向磁束電磁機械用ロータの設計であって、それは一方ではロータが支持する永久磁石を効果的に維持し、効率的に遠心力を補償しながら永久磁石がロータから外れるのを防ぎ、他方ではロータが非常に高速で回転できるような機械的強度を有する、ロータを設計することである。
EP−A−0353042 EP−A−2773023 FR−A−1475501
この目的のために、本発明は、ロータの回転中心軸に対して同心の内部ハブと;内部ハブから出発し、ロータの円形の外周を形成するフレットに向かって、回転中心軸に関して径方向に伸長する分岐と;2つの隣接する分岐の間に画定されるそれぞれの空間内に収容される、少なくとも1つの磁石と;を備えた本体を有し、それぞれの分岐は、内部ハブから離れるにつれて幅が減少し、ロータを囲むフレットに当接して終了する、電磁モータまたは発電機のロータであって、それぞれの磁石は磁石構造体の形態であり、磁石構造体は繊維強化絶縁材料によって結合された複数の単位磁石から構成され、それぞれの単位磁石は細長い形状を有し、そしてロータの軸方向に伸長する、ことを特徴とする電磁モータまたは発電機のロータに関する。
本発明によるロータの構成は、非常に高速な回転においてロータに加えられる最大応力が、ロータの回転中心軸を取り囲むハブのレベルにあるという観察に基づいている。したがって、ロータのこの内側部分は強固にする必要がある。この強固化は、拡大されたハブと交換されなければならない、この領域に配置される磁石を犠牲にして行われる。またロータには、少なくともハブとの接続レベルにおいて、比較的太い分岐を取り付ける必要がある。ただし、分岐の形を太くすればするほど、配置される磁石は少なくなる。
本発明の根底にある主要な考えは、ロータにかかる応力は、ロータの中心から離れるほど減少するため、本質的にハブとの接続部でのみ分岐を太くする必要がある、ということである。
線形速度が非常に高くなる用途の場合、通常は毎秒160メートルまたは毎秒180メートル以上の場合、機械的応力が増大し、この回転速度を達成するためには磁石の質量を減らす必要がある。これには、電気機械が提供しなければならないトルクが、ステータによって生成された磁場と相互作用する、磁石の面積に比例するという大きな不利益がある。したがって、磁石の面積が減少すると、トルクが減少し、したがって機械の出力が減少する。したがって、特にハブの半径も増加される場合、ハブの外周のレベルで分岐の幅を増加させることには強い偏見がある。
本願の出願人は、軸方向磁束機械の場合、トルクがロータの半径の3乗に比例することに気づいた。したがって、ロータの周辺部分の磁石の表面積を増やす方がロータの内側の磁石の表面積を増やすより効果的である。回転軸の近くに磁石がないことは、ロータの周辺部分に磁石を追加することで簡単に補償することができる。これは、幅がゼロに近い先細りの先端部に向かってロータの中心から離れるほど分岐の幅が狭くなる構成によって得られる。
したがって、高いモータトルクを維持するための磁石の表面積を増やすために、ハブとの接続部においてロータの分岐の断面積を増やし、この断面積を徐々に減らすことが望ましい。
磁石のためのスペースを作るために一定幅の分岐と小さな半径のハブのみを使用する従来技術においては、このことは決して考慮されていなかった。したがって、ロータ上の磁石の分布を減らしてロータの機械的強度を増やす方が良いという強い偏見があり、従来技術は、分岐およびハブの軸方向の増加などの他の解決策に向かって進んでいた。これは、その機械的強度に大きな有益な影響を与えることなく、ロータの重量を増加させた。
本発明によって得られる追加のシナジー効果は、ロータが、2つの分岐間の1つの磁石構造体にグループ化される単位磁石を有することである。それぞれの三次元磁石構造体は、複数の単位磁石で構成される。
これにより、多数の単位磁石を備えた磁石構造体が可能になる。このような複数の単位磁石を備えた構造は、ステータの巻線によって生成される空間高調波または電流に対し高いレベルの非敏感性を有することが見出された。したがって、磁石構造体内で発生する損失は非常に低く、出力は特に高速で非常に大きい。このような磁石構造体は、磁極を形成することも、完全な磁石にすることもできる。
本発明の手段の1つは、従来技術による磁石全体または磁極であり得る磁石構造を複数の小さな磁石またはマイクロ磁石に分解することである。大きな磁石は、小さな磁石やマイクロ磁石の同等物よりも大きな渦電流損失を受ける。したがって、小さな磁石またはマイクロ磁石を使用すると、電磁アクチュエータの動作に悪影響を与えるこれらの損失が減少する。
最適な強度の磁場を得るには、磁石の理想的な体積が、立方体または長さが直径に等しい円柱のそれに近づく必要があることが知られている。それを超えて磁石の長さを長くしても磁場は増加しないことは周知の事実である。しかしながら、本発明のアプローチは、この一般的な知見に反する。
単位磁石の長さは、広く使用されている方法と比較して、その平らな長手方向面の直径または対角線と比較してかなり長くなっている。これは本質的に、本発明の主な目的である、構造の機械的強度に関する要求を満たすためである。
本願の出願人は、磁石構造体内の複数の単位磁石が、n個の単位磁石が存在する場合、n個の単位磁石の基本表面積のn倍に等しい表面積を有する単一の磁石とほぼ同様の磁気特性を維持しながら、はるかに大きな機械的強度を有する磁石構造体となることを発見した。
有利なことに、それぞれの分岐の先細りの先端部が、内部ハブに接続する分岐の基部に対して少なくとも2倍幅が狭い。
有利なことに、2つの隣接する分岐の基部が、内部ハブの中間部分によって分離され、中間部分がロータの回転中心軸の方向に丸みを帯びた凹面の形態であり、内部ハブはロータの半径の少なくとも4分の1に等しい半径を有する。
分岐の間の中間部分の内向きの湾曲は、ハブの外周にある分岐の最も厚い断面の部分のレベルでの機械的応力を減らすことを可能にする。
有利なことに、ハブおよび分岐が、樹脂で鋳造されたガラス繊維でできている。これらの補強繊維は、磁石構造の強度、特に曲げや座屈に対する剛性を高めるのに役立つ。
有利なことに、ハブと分岐は一体である。ハブおよび分岐が一体である。これにより、組立体の機械的強度が向上し、その結果、ロータの機械的強度が向上する。
有利なことに、複数の単位磁石のそれぞれの単位磁石が多角形の形状であるか、または、それぞれの単位磁石が少なくとも部分的に卵形の輪郭を有し、そして単位磁石の本体を形成する第1の部分を有し、第1の部分は、単位磁石の関連する長手方端部を指し示す、少なくとも1つの第2の長手方向末端部分に比べて、より大きな断面を有しそして単位磁石のより長い長さにわたって伸長し、第2の長手方向末端部分の断面積は長手方向端部に近づくにつれて減少する。
卵形の磁石はファセットを備える場合がある。このようにして得られた単位磁石は、ファセットまたは長手方向ファセットの表面全体にわたって結合されていないが、互いに接続される「クリスタル」である。樹脂と接着剤の層が、多面ファセットのブロックの端部に磁石間の限られた接触面積を備える、メッシュネットワークを構築する。
別の方法として、丸みを帯びた第1の部分を持つ完全な卵形の単位磁石の場合、2つの隣接する単位磁石間の接触は小さく、点接触のみが可能であり、2つの単位磁石の間の小さな円弧に実質的に一致する。溝は、好ましくは樹脂の形の接着剤を受容するために、2つの隣接する単位磁石間の接触円弧の寸法に中空に掘られうる。
有利なことに、それぞれの磁石構造体は、それぞれの単位磁石のハウジングを画定するメッシュセルを有する少なくとも1つのメッシュ構造体を含み、それぞれのハウジングは、ハウジングと単位磁石との間に繊維強化樹脂で満たされたスペースを残しながら、単位磁石を内部に導入するのにちょうど十分な内部寸法を有し、メッシュセルは繊維強化絶縁材料で作られる。
メッシュ構造体は所定の位置に残り、また複合材料層でコーティングされうる。このようなタイプのメッシュ構造体は、磁石構造体の製造中に単位磁石を所定の位置に保ち、磁石構造体の追加の強化要素であるという利点があり、ここでメッシュ構造体は強化繊維を含むこともできる。
たとえば、ハニカムメッシュ構造体は、要素、この場合は磁石構造体、の強度を強化することが知られている。単位磁石は、それらの保持を確実にする六角形のハウジングに挿入される。ハウジングの壁は電気絶縁体として機能し、磁石構造内のハウジングの密度を大幅に高めることができる。ハニカムメッシュ構造体は、繊維強化絶縁複合材料で作ることができる。
フレットは有利にはガラス繊維または炭素繊維でできている。複合材料フレットは、大きな磁石または磁石構造をロータの外周で円周方向に取り囲んでいる。フレットは、必要に応じて、複合材料コーティングの外側層によって提供されるものに加えて、磁石の径方向の保持に貢献する。分岐の先細りの先端は、フレットに固定されている場合とされていない場合がある。
有利には、2つの隣接する分岐間のそれぞれの磁石構造体が複合材料の層に埋め込まれ、ロータもまた複合材料の層にコーティングされる。
有利なことに、カバーディスクがロータのそれぞれの円形面の上に配置される。
上記は複数の単位磁石を持つ磁石構造に主に当てはまるが、それだけに当てはまるわけではない。従来技術に従ってロータに使用された大きな磁石は、大量の熱を放散する。この大量の熱の放散は、複合材料カバーディスクの形での軸方向保持手段の使用を妨げ、熱放散は、コーティングの強度に影響を与え、このコーティングおよび磁石の加速された経年劣化を伴う可能性がある。
複合材料カバーディスクは、磁石によって生成される熱放散に耐えることが出来ないため、従来技術ではあまり使用されていなかった。
本発明は、好ましくは、従来技術のコンパクトな磁石の代わりに多数の単位磁石を使用するため、熱放散が少なく、カバーディスクを軸方向保持手段として使用することができ、これらのディスクは有利にも磁石とロータ本体の間の軸方向保持手段に置き換わる。そのため適切な場合、ロータによって担持される固定手段との追加の固定手段を実現するため、磁石またはそれらのコーティングに変更を加える必要がある。
本発明はまた、ロータを製造する方法であって、ハブの外周からフレットの内周まで径方向に延びる分岐の長さの上の1つの点における、それぞれの分岐の幅が、ロータに加えられうる許容機械的応力、ロータの最大許容回転速度、および分岐の材料の機械的強度の評価に基づいて決定され、ハブから離れるに従って減少するそれぞれの分岐の幅は、それぞれの分岐に対して、分岐内で等応力を取得することを可能にするように、分岐の長さの各点における幅を選択することによって得られる、方法に関する。
制限する訳ではないが、ハブに接続された端部に向かって分岐にかかる最大応力は、120メガパスカルと見積もることができる。この等応力を取得することで、分岐の幅を最小限に抑え、大きな磁石または磁石構造の表面積を増やすことができる。したがって、後者の場合、より多くの単位磁石が可能になり、それにより、より大きなトルクを得、そしてハブに向かっての磁石表面積の損失に対する追加の補償を得る。
有利なことに、径方向に伸長する長さのある点での各分岐の幅 l は、次の式で与えられる:
Figure 2021528941
Kはフレットの厚さによって変化する定数であり、分岐の材料の機械的強度を表し、ρ は磁石構造体の密度であり、σm はロータに、そして結果的に分岐に加えられる可能性のある許容可能な機械的応力であり、θ は各磁石構造体の開き角、W はロータの最大許容回転速度、r は長さにおけるロータの中心からその点までの距離である。
本発明は最終的に,軸方向磁束電磁モータまたは発電機であって,少なくとも1つの上記のようなロータと、少なくとも1つの巻線を有する少なくとも1つのステータと、少なくとも1つのロータと少なくとも1つのステータとの間の1つまたは複数のエアギャップと、を備えることを特徴とする電磁モータまたは発電機に関する。
有利には、電磁モータまたは発電機は2つのステータに関連する少なくとも1つのロータを有する。
本発明の他の特徴、目的および利点は、非限定的な例として与えられる添付の図面に関する以下の詳細な説明を読むことにより明らかになろう:
本発明の第1の実施形態による軸方向磁束電磁機械用のロータの正面図の概略図であり、単位磁石から構成される磁石構造体が磁石のディスク状支持体の2つの隣接する分岐の間にそれぞれ挿入されている。分岐はロータのハブからの距離とともに減少する幅を持つ。 図1に示されるロータの一部分の拡大概略図である。 図3aおよび3bは卵形形状を有する単位磁石のそれぞれの実施形態を示し、図3cは卵形単位磁石からなる磁石構造体の概略図であり、4つの卵形単位磁石が磁石構造体から離れて示されている。 ロータの回転中心軸から距離 r に位置する点の関数としての、本発明によるロータの分岐の幅の曲線を示しており、分岐は、ロータの回転中心軸から離れるに従って減少する幅を有する。
図は例として与えられており、本発明を限定するものではない。それらは、本発明の理解を容易にすることを目的とした原理の概略図を構成し、必ずしも実際の用途の規模ではない。特に、異なる部分の寸法は現実を表すものではない。
以下の文では、単一の分岐3、分岐3の単一の基部3aおよび単一の先細りの先端部3bは、図1および2のすべての分岐の代表である。内側面10aおよび外側面40bを有する、参照番号10で参照されている単一の磁石構造体についても同じことが言える。同様に、2つの分岐の間の単一の中間部分9はすべての中間部分を代表する。
図2では、単一の単位磁石4が、すべての単位磁石を代表し、また単位磁石間の単一の接着剤層6、磁石構造体10を包む単一の外側層5も同様である。
これらの代表する要素のいずれかに記載されている内容は、個別に識別されない全ての同様の要素に適用される。
すべての図、より具体的には図1および2を参照すると、これらの図はそれぞれ、本発明によるロータ1およびロータ1の一部の拡大図を示し、拡大図は2つの分岐3を有し、分岐に挟まれた磁石構造体10を備え、磁石構造体は複数の多角形形状の単位磁石4からなる。
この実施形態は限定的なものではなく、単一の大型磁石が2つの分岐3の間に挿入されうる。ここでこの単一の大型磁石を、図2で示されそして参照される、磁石構造体10の単位磁石4と混同しないようにされたい。
このようなロータ1は、有利には軸方向磁束の電磁モータまたは発電機で使用される。ロータ1は、有利には実質的に円形であり、ロータ1の回転中心軸7またはロータ1の長手方向正中軸と同心の内部ハブ2を備える本体を有する。分岐3は、ロータ1内で、回転中心軸7に関して径方向に、内部ハブ2から始まって、ロータ1の円形の外周を形成するフレット8に向かって延びる。
小さなサイズの複数の単位磁石4を含む少なくとも1つの磁石構造体10が、2つの隣接する分岐3の間で画定される、それぞれの空間に収容される。
本発明によれば、各分岐3は、図1および4に見られる幅 l を有し、その幅は内部ハブ2から離れるに従って減少し、フレット8に当接する先細りの先端部3bで終わる。幅 l は、図1では分岐3の最大幅で示されている、即ち、ハブ2に接続されているこの分岐3の基部3aにおける幅で示されている。
各磁石構造体10は、内部ハブ2から離れるにつれて増大し、ロータ1を囲むフレット8に当接して終わる幅を有する。図1において幅 la で示されるのは、磁石構造体10の最大幅である。
ハブ2に面する端部または基部3aに向かって分岐3の幅 l が増大することによる、また必要に応じてハブ2の半径が増大することによる、失われた磁石用のスペースは、ロータ1の外周末端部分によって取り戻すことが出来る。最大幅 la でロータ1の外周に向かって各磁石構造体10を配置することにより、ロータ1の外周に配置される磁石の部分を増やすことができ、したがって、磁石の合計表面積を増やすことが出来る。
図1および図2を参照すると各分岐3の先細り先端部3bは、内部ハブ2に接続された分岐3の基部3aよりも少なくとも2〜4倍幅が狭くなりうる。
単一の基部3aについて図2に最もよく見られるように、2つの隣接する分岐3の基部3aは、内部ハブ2の中間部分9によって分離できる。この中間部分9は、ロータ1の軸の方向に丸みを帯びた凹状形状であり得る。同様に、代替的にまたは追加的に、特に図1を参照して、内部ハブ2は、ロータ1の半径の少なくとも4分の1に等しい半径 ri を有することができ、それは実際には、ハブ2は従来技術のハブ2より大きい。ロータの半径は、分岐3の半径 re に、フレット8の厚さを追加したされるものに等しい。
ハブ2と分岐3は、樹脂で鋳造されたガラス繊維で作ることができる。ロータ1の強度、特に曲げ剛性および座屈剛性を高めるために、強化プラスチック繊維を使用することもできる。
ロータ1を強固にするために、ロータ1と分岐3を一体にすることができる。分岐3は、それらの先細りの端部3bによってフレット8に固定されてもされなくてもよい。
図1、2、3a〜3cを参照すると、各磁石構造体10は、繊維強化絶縁材料によって固定された複数の単位磁石4から構成され得、各単位磁石4は、形状が細長く、ロータ1の軸方向に延びる。単位磁石4は、図では1つのみ参照されているが、磁石構造体10または図に示されていない大きな磁石と混同されるべきではない。
したがって、各磁石構造体10は、三次元であり得、複数の単位磁石4からなり得る。
図1および図2では、複数の単位磁石4のそれぞれの単位磁石4は多角形の形状である。
図3a、3bおよび3cにおいて、各単位磁石4は、少なくとも部分的に卵形の輪郭を有し得、単位磁石4の本体を形成する第1の部分4aを含み、その第1の部分は少なくとも1つの長手方向末端部分4bよりも、より大きな断面を有し、そしてより長い単位磁石4の長さにわたって伸長し、長手方向末端部分は単位磁石4の関連する長手方向端部に向かっており、その断面は長手方向端部に近づくにつれて減少する。
図3aでは、単位磁石4はほぼ完全な卵形であり、第1の部分4aと2つの第2の部分4bは丸い端部と凸状の形状をしている。図3cに見られるように、2つの隣接する卵形単位磁石4間の接触は、実質的に点状であるか、または限定された円弧に沿って延在する。
この場合、単位磁石4は、少なくとも部分的に卵形の外側輪郭を有し得、単位磁石4の本体を形成する第1の部分4aを備え、第1の部分は少なくとも1つの第2の部分4bよりも、より大きな断面を有し、より長い単位磁石4の長さにわたって延在する。
図3bにおいて、単位磁石4は、第1の部分4aの延長として、単位磁石4の少なくとも1つの長手方向端部に少なくとも1つの第2の部分4bを有し得る。単位磁石4の1つの長手方向端部にそれぞれ1つの第2の部分4bを有する、2つの第2の部分4bが存在し得る。
1つまたは複数の第2の部分4bは、単位磁石の関連する長手方向端部を指すことができ、その断面積は長手方向端部に近づくにつれて減少する。
図3bに示されるように、第2の長手方向端部4bは、凸型形状であることにより丸まっている。第2の長手方向端部4bは、長手方向端部を形成する中央ファセット11によって、それらの関連する長手方向端部で終了しうる。ただし、図3bでは、卵形の場合、長手方向の端部を形成するこの中央ファセット11は膨らんでおり、それは選択肢にすぎない。
この図3bにおいて、1つまたは複数の第2の長手方向端部4bは、単位磁石4の関連する長手方向端部に接近しながら単位磁石4の長手方向軸に向かって傾斜した横方向ファセットを含み得る。
図3cに示すように、磁石構造体10では、単位磁石4は互いに直接隣接しており、部分的に接触している。単位磁石4は、接着剤を堆積させることによって結合されている。複数の単位磁石4は、接着剤以外の保持要素をそれらの間に介在させることなく磁石のメッシュを形成し、単位磁石4は、隣接する磁石間で直接接触している。単位磁石の第1の部分4aおよび第2の部分4bもまた、この図3cに示されている。
図2では、単位磁石4は、メッシュ構造をその間に介さずに互いに接着される。図3cについても同様である。図2では、参照5は、分岐3を備えた磁石構造体10の接着層を示している。この接着層は、より見やすくするために拡大して示されている。接着剤は、複合材料層、有利には熱硬化性または熱可塑性の接着樹脂、であり得る。
参照番号6は、2つの単位磁石4の間の接着剤で満たされた空間を示し、単位磁石4の間の接着剤は、磁石構造体10または2つの分岐3の間の大きな磁石の接着剤に類似することができる。2つの隣接する分岐3の間の各磁石構造体10も複合材料の層に埋め込むことができ、ロータ1もその全体が複合材料の層でコーティングされている。
したがって、単位磁石4を囲む複合材料の第1層、磁石構造体10を個別に囲む複合材料の第2層、およびロータ1をコーティングする複合材料の第3層の重ね合わせがあり得る。
図に示されていないが、同様の要素について図ですでに識別された参照として、各磁石構造体10は、それぞれの単位磁石4のハウジングをそれぞれが画定するメッシュセルを備える少なくとも1つのメッシュ構造を有することができる。各ハウジングは、ハウジングと単位磁石4との間に繊維強化樹脂で満たされる空間を残しながら、その内部に単位磁石4を導入するのにちょうど十分な内部寸法を有し得、ここでメッシュセルは繊維強化絶縁材料でできている。
フレット8はガラス繊維または炭素繊維で作ることができる。複合材料のフレット8は、ロータ1の外周で磁石構造体10または大きな磁石を円周方向に取り囲む。フレット8は、必要に応じて、外側の複合材料コーティング層によって提供される保持に加えて、磁石構造体10または大きな磁石の径方向の保持に寄与する。分岐3の先細りの先端部3bは、フレット8に固定されてもされなくてもよい。
図に示されていないカバーディスクをロータ1の各円形面に配置して、磁石構造体10または2つの分岐3間の大きな磁石の軸方向の移動を防止することができる。
本発明はまた、上述のロータ1を製造する方法に関し、そこでは、ロータ1の回転中心軸7からの既知の距離にある、ハブ2の外周からフレットの内周まで径方向に延びるその長さの上の1つの点における、各分岐3の幅 l が、ロータ1に加えられうる許容機械的応力、ロータ1の最大許容回転速度、および分岐の材料の機械的強度の評価に基づいて決定される。
ハブ2から距離が離れる事による各分岐3の幅 l の減少は、各分岐3に対して、その長さの各点での幅 l を、分岐3内で等応力を取得できるように選択することによって得られる。
図4は、図1および2をも参照して、非制限的な事例としての、分岐3の幅 l を、分岐3の長さにおいて測定される、ロータ1の回転中心軸7に対するある1点の距離 r の関数としてミリメートル(mm)単位で与える曲線を示す。この曲線は、毎分1,400回転またはrpmの任意に選択されたロータ1の回転速度に対して描かれているが、別の速度、特にロータ1の最大許容回転速度も選択できる。
分岐3の幅 l は、ロータ1の回転中心軸7からの距離としての r が大きくなるほど減少することがわかる。2つの異なる点の r が示されている図1および図2に示すように、ロータ1の回転中心軸7からのある1点までの距離 r は、内部半径に対して ri として識別されるハブ2の半径と、各磁石構造体10の外部半径 re に等しいフレット8の内部半径との間にある。
有利なことに、半径方向に伸びる長さのある1点での各分岐の幅 l は、次の式で与えられる:
Figure 2021528941
前述のように、Kはフレット8の厚さによって変化する定数であり、分岐の材料の機械的強度を表し、ρ は磁石構造体10の密度であり、σm はロータ1に、そして結果的に分岐に加えられる可能性のある許容可能な機械的応力であり、θ は各磁石構造体10の開き角、W はロータの最大許容回転速度、r は長さにおけるロータ1の中心からその1点までの距離である。
角度 θ が図2に表示される。この図2および図1においても、フレット8に隣接する磁石構造体10の外側面10bは、磁石構造体10の内側面10aよりも大きい寸法であることが分かる。これは、ハブ2に向かってよりも多くの磁石表面積が、ロータ1の外周に向かって存在することを意味する。
最後に、本発明は、少なくとも1つの上記のロータ1を含む軸方向磁束電磁モータまたは発電機、少なくとも1つの巻線を担持する少なくとも1つのステータを含む電磁モータまたは発電機、少なくとも1つのロータ1と少なくとも1つのステータとの間の1つまたは複数のエアギャップを含む電磁モータまたは発電機に関する。
モータまたは電磁発電器は、好ましくは、2つのステータに関連する少なくとも1つのロータ1を含み得る。
図2において角度 θ が2つの分岐の間に示される。この図2および図1においても、フレット8に隣接する磁石構造体10の外側面10bは、磁石構造体10の内側面10aよりも大きい寸法であることが分かる。これは、ハブ2に向かってよりも多くの磁石表面積が、ロータ1の外周に向かって存在することを意味する。

Claims (13)

  1. ロータ(1)の回転中心軸(7)に対して同心の内部ハブ(2)と;
    前記内部ハブ(2)から出発し、前記ロータ(1)の円形の外周を形成するフレット(8)に向かって、前記回転中心軸(7)に関して径方向に伸長する分岐(3)と;
    2つの隣接する前記分岐(3)の間に画定されるそれぞれの空間内に収容される、少なくとも1つの磁石と;
    を備えた本体を有し、
    それぞれの前記分岐(3)は、前記内部ハブ(2)から離れるにつれて幅(l)が減少し、前記ロータ(1)を囲むフレット(8)に当接して終了する、
    電磁モータまたは発電機のロータ(1)であって、
    それぞれの前記磁石は磁石構造体(10)の形態であり、前記磁石構造体は繊維強化絶縁材料によって結合された複数の単位磁石(4)から構成され、
    それぞれの前記単位磁石(4)は細長い形状を有し、そして前記ロータ(1)の軸方向に伸長する、
    ことを特徴とする電磁モータまたは発電機のロータ(1)。
  2. それぞれの前記分岐(3)の先細りの先端部(3b)が、前記内部ハブ(2)に接続する前記分岐(3)の基部(3a)に対して少なくとも2倍幅が狭い、ことを特徴とする請求項1に記載のロータ(1)。
  3. 2つの隣接する前記分岐(3)の前記基部(3a)が、前記内部ハブ(2)の中間部分(9)によって分離され、前記中間部分(9)が前記ロータ(1)の前記回転中心軸の方向に丸みを帯びた凹面の形態であり、前記内部ハブ(2)は前記ロータ(1)の半径の少なくとも4分の1に等しい半径(ri)を有する、ことを特徴とする請求項2に記載のロータ(1)。
  4. 前記ハブ(2)および前記分岐(3)が、樹脂で鋳造されたガラス繊維でできている、ことを特徴とする請求項1−3のいずれか一項に記載のロータ(1)。
  5. 前記ハブ(2)および前記分岐(3)が一体である、ことを特徴とする請求項1−4に記載のロータ(1)。
  6. 複数の前記単位磁石(4)のそれぞれの前記単位磁石(4)が多角形の形状であるか、または、それぞれの前記単位磁石(4)が少なくとも部分的に卵形の輪郭を有し、そして前記単位磁石(4)の本体を形成する第1の部分(4a)を有し、前記第1の部分は、前記単位磁石(4)の関連する長手方端部を指し示す少なくとも1つの第2の長手方向末端部分(4b)に比べて、より大きな断面を有しそして前記単位磁石(4)のより長い長さにわたって伸長し、前記第2の長手方向末端部分(4b)の断面積は前記長手方向端部に近づくにつれて減少する、ことを特徴とする請求項1−5のいずれか一項に記載のロータ(1)。
  7. それぞれの前記磁石構造体(10)は、それぞれの前記単位磁石(4)のハウジングを画定するメッシュセルを有する少なくとも1つのメッシュ構造体を含み、それぞれの前記ハウジングは、前記ハウジングと前記単位磁石(4)との間に繊維強化樹脂で満たされたスペースを残しながら、前記単位磁石(4)を内部に導入するのにちょうど十分な内部寸法を有し、前記メッシュセルは繊維強化絶縁材料で作られる、ことを特徴とする、請求項1−6のいずれか一項に記載のロータ(1)。
  8. 2つの隣接する前記分岐(3)間のそれぞれの前記磁石構造体(10)が複合材料の層に埋め込まれ、前記ロータ(1)もまた複合材料の層にコーティングされる、ことを特徴とする請求項1−7のいずれか一項に記載のロータ(1)。
  9. カバーディスクが前記ロータ(1)のそれぞれの円形面の上に配置される、ことを特徴とする請求項1−8のいずれか一項に記載のロータ(1)。
  10. 請求項1−9のいずれか一項に記載のロータ(1)を製造する方法であって、
    前記ハブ(2)の外周から前記フレット(8)の内周まで径方向に延びる前記分岐(3)の長さの上の1つの点における、それぞれの前記分岐(3)の幅(l)が、前記ロータ(1)に加えられうる許容機械的応力、前記ロータ(1)の最大許容回転速度、および前記分岐(3)の材料の機械的強度の評価に基づいて決定され、
    前記ハブ(2)から離れたそれぞれの前記分岐(3)の前記幅(l)の減少は、それぞれの前記分岐(3)に対して、前記分岐(3)の長さの各点における前記幅(l)を、前記分岐(3)内で等応力を取得することを可能にするように選択することによって得られる、
    ことを特徴とする方法。
  11. 径方向に伸長する長さのある1点でのそれぞれの前記分岐(3)の幅(l)は、次の式で与えられる、ことを特徴とする請求項10に記載の方法:
    Figure 2021528941
    ここで K は前記フレット(8)の厚さによって変化する定数であり、前記分岐(3)の材料の機械的強度を表し、ρ は前記磁石構造体(10)の密度であり、σm は前記ロータ(1)に、そして結果的に前記分岐(3)に加えられる可能性のある許容可能な機械的応力であり、θ は各前記磁石構造体(10)の開き角、W は前記ロータ(1)の最大許容回転速度、r は長さにおける前記ロータ(1)の中心から前記1点までの距離である。
  12. 請求項1−9のいずれか一項に記載のロータ(1)を少なくとも1つ有する軸方向磁束電磁モータまたは発電機であって、少なくとも1つの巻線を有する少なくとも1つのステータを有し、前記少なくとも1つのロータ(1)と前記少なくとも1つのステータとの間に1つまたは複数のエアギャップを備える、ことを特徴とする電磁モータまたは発電機。
  13. 2つのステータに関連する少なくとも1つの前記ロータ(1)を有する、ことを特徴とする請求項12に記載の電磁モータまたは発電機。
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