JP2021521766A - ワイヤレス電力伝送送信機および受信デバイスを内蔵したタイル - Google Patents

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Abstract

タイルのワイヤレス電力伝送共振器からタイルのワイヤレス電力受信デバイスに電力をワイヤレスで伝送することを可能にする内蔵ワイヤレス電力伝送技術を備えるタイルが提供される。ワイヤレス電力受信デバイスは、受信デバイスによって電力を供給される、タイルの前面に配された1つ以上の電気デバイスを含むか、または、電気的に結合される。タイルのアレイが提供されてもよく、その場合、各タイルはワイヤレス電力伝送共振器を有する。アレイのタイルのうち少なくとも1つは、RF電源に電気的に結合される。各タイルによって生成されるEM界は、そのタイルからアレイの最近傍のタイルに誘導結合される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2018年4月20日に出願され、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる“TILES HAVING BUILT−IN WIRELESS POWER TRANSFER TRANSMITTER AND RECEIVER DEVICES”と題する米国仮出願第62/660,448号の出願日の利益および優先権を主張する非仮PCT国際出願である。
ワイヤレス電力伝送は、人工の導体を使用して電源を電気的負荷に接続することなく、電源から電気的負荷に電気的エネルギを送信する。ワイヤレス電力伝送システムは、送信機と1つ以上の受信デバイスとを含む。送信機は、電力源に電気的に結合され、電力を時間変動電磁(EM)界に変換する。1つ以上の受信デバイスは、EM界を介して電力を受信し、受信した電力を変換し、受信デバイスの一部または受信デバイスに電気的に結合されている電気的負荷によって利用される電流に戻す。
本出願の発明者らは、ワイヤレス電力伝送エリアで使用するための可変フォームファクタ送信機および受信デバイスを含むワイヤレス電力伝送システムに関する米国非仮出願を発明し、先に出願している。例えば、2016年10月18日に出願された米国出願第15/296,704号(以下、'704号という)は、本願と同一の発明者により、“WIRELESS POWER TRANSFER TO MULTIPLE RECEIVER DEVICES ACROSS A VARIABLE−SIZED AREA”と題し、そのような送信機および受信デバイスを開示している。
このような可変フォームファクタ送信機の形状およびサイズは、特定の特性周波数を達成しながら、実質的に任意のサイズおよび形状の無線電力伝送エリアに対応するように変化させうる。送信機は、送信機に電気的に結合されたラジオ周波数(RF)電源から、送信機によって生成された近接EM界を介して、ワイヤレス伝送電力エリアにわたってRF電力を送信するように構成される。
ワイヤレス電力伝送エリアで動作する受信デバイスは、近接EM界から電力を受信するために、送信機が動作している特性周波数で共振するように構成される。受信デバイスは、近接EM界から受信した電力を、受信デバイスの一部または受信デバイスに電気的に結合されている電気的負荷に電力を供給するために使用できる電流に変換する。
上述したワイヤレス電力伝送技術の1つの潜在的な用途は、照明用途である。例えば、受信デバイスは、'704号に開示されるように、1つ以上の発光ダイオード(LED)にDC電流を供給するように構成されうる。そのような場合、ワイヤレス電力伝送エリアは、例えば、天井および天井の少し上下を横方向にわたって延在してもよい。LEDを組み込んだ受信デバイスは、部屋の照明を提供するために、床に面する天井の側面に配されてもよい。
このような照明用途に関する1つの困難は、天井(例えば、アルミニウムストラット)の中、上、または、上方に、しばしば導電性のフィーチャまたはデバイスが存在し、そこには、送信機によって生成されるEM界によって渦電流が誘起されうることである。これらの渦電流は、EM界を部分的または全面的に遮断しうり、それによって、LED照明ソリューションの有効性を低減させる。同様の困難は、照明用途が床、壁、中庭、歩道、道路などを含む場合にも生じうる。本質的に、受信機および照明ソリューションが取り付けられる表面が、渦電流が誘起されうる導電性要素(例えば、金属配管パイプ、金属ストラット、アルミニウムスタッドなど)のネットワークに隣接する任意の場所で、問題は生じうる。
ワイヤレス電力照明ソリューションが提案されているが、それらはEM界内の金属物体の渦電流に起因する問題を考慮していないため、部分的にのみ効果的である。例えば、Keslerらの米国特許出願公開2014/0021798号は、例えば、壁、床、天井、パーティション壁カバーなど種々の構造にワイヤレス共振器を構築することを提案しているが、渦電流に関する問題は考慮していない。
そのような照明用途に関するさらに別の問題は、例えば、アレイを形成する床タイルまたは天井タイルにワイヤレス伝送技術が組み込まれる場合、異なる数の最近接タイルを有するアレイ内の異なる位置にあるタイルのために、EM界が均一ではないことである。タイルの上に位置する共振器は、主に最近接タイルと誘導結合する。したがって、異なる数の最近接物を有するタイルは、それらが内部タイル(4つの最近接物)、端部タイル(3つの最近接物)、または、コーナータイル(2つの最近接物)の何れであるかに応じて、異なる量の誘起されたEMFを有することになる。アレイ全体にわたって均一なEM界の大きさを維持するためには、これらの差が考慮されなければならない。Keslerらに開示されているものを含め、提案されているワイヤレス電力照明ソリューションは、これらの差を考慮していない。その結果、提案されている既知の技術を使用して作成されたアレイは、機能していても完全に効果的ではない。
ワイヤレス電力伝送技術を利用し、渦電流で上述した困難を克服し、均一なEM界を維持する照明ソリューションのためのニーズが存在する。
本明細書に開示される発明の原理および概念によれば、前面および裏面を有する基板と、タイル内またはタイルの上に配されたワイヤレス電力伝送共振器と、タイル内またはタイルの上に配されたワイヤレス電力受信デバイスと、を含むタイルが提供される。
別の態様によれば、タイルは、ワイヤレス電力受信デバイスに電気的に結合され、かつ、タイルの前面に取り付けられた電気デバイスをさらに含む。電気デバイスは、ワイヤレス電力受信デバイスによって給電される。別の態様によれば、電気デバイスは、電気照明デバイスである。別の態様によれば、電気デバイスは、電気検出デバイスである。
別の態様によれば、タイルは、吊り天井(dropped ceiling)を形成する際に使用するために適合されたドロップアウトタイルである。
別の態様によれば、タイルは、ワイヤレス電力伝送共振器に電気的に結合され、かつ、タイルの上にまたはタイル内に配されたワイヤレスラジオ周波数(RF)電源をさらに含む。
上述の態様の1つ以上によれば、ワイヤレス電力伝送共振器は、タイルの第1、第2、第3および第4の側面にそれぞれ隣接して延びる第1、第2、第3および第4のセグメントを有する導電性材料の矩形ループと、少なくとも、矩形ループの両端に電気的に結合された第1のキャパシタと、を含む。矩形ループおよび少なくとも第1のキャパシタは、予め選択された特性周波数でワイヤレス電力伝送共振器が共振することを確保にするために、予め選択される。
上述の態様の1つ以上によれば、ワイヤレス電力受信デバイスは、予め選択された特性周波数で共振する。
上述の態様の1つ以上によれば、ワイヤレス電力伝送共振器は、タイルの裏面に配される。
別の態様によれば、各タイルが少なくとも1つの隣接するタイルを有するように配されたタイルのアレイが提供され、アレイの各タイルは、前面および裏面を有する基板と、それぞれのタイル内またはタイルの上に配された第1のワイヤレス電力伝送共振器と、を含む。
タイルのアレイの1つの態様によれば、第1のワイヤレス電力伝送共振器のうち少なくとも1つは、第1のワイヤレス電力伝送共振器が配されたタイルの上またはタイル内に配された第1のRF電源に電気的に結合される。
タイルのアレイの1つの態様によれば、アレイの少なくとも1つのタイルは、タイル内またはタイルの上に配された第1のワイヤレス電力受信デバイスと、
第1のワイヤレス電力伝送受信デバイスに電気的に結合され、かつ、タイルの前面に取り付けられた電気デバイスをさらに含む。電気デバイスは、第1のワイヤレス電力伝送受信デバイスによって給電される。タイルのアレイの1つの態様によれば、電気デバイスは、電気照明デバイスである。タイルのアレイの別の態様によれば、電気デバイスは、電気検出デバイスである。
タイルのアレイの1つの態様によれば、アレイの各タイルは、吊り天井を形成する際に使用するために適合されたドロップアウトタイルである。
タイルのアレイの上述の態様の1つ以上によれば、第1のワイヤレス電力伝送共振器のそれぞれは、タイルの第1、第2、第3および第4の側面にそれぞれ隣接して延びる第1、第2、第3および第4のセグメントを有する導電性材料の矩形ループと、少なくとも、矩形ループの両端に電気的に結合された第1のキャパシタと、を含む。矩形ループおよび少なくとも第1のキャパシタは、予め選択された特性周波数で第1のワイヤレス電力伝送共振器が共振することを確保にするために、予め選択される。
タイルのアレイの上述の態様の1つ以上によれば、第1のワイヤレス電力伝送共振器のそれぞれの予め選択された特性周波数は、アレイ内のそれぞれのタイルの位置に少なくとも部分的に基づいて予め選択される。アレイのコーナーに位置するタイルは、第1の特性周波数で共振する第1のワイヤレス電力伝送共振器を有する。アレイの内部に位置するタイルは、第2の特性周波数で共振する第1のワイヤレス電力伝送共振器を有する。コーナータイルではないアレイの側面に沿って位置するタイルは、第3の特性周波数で共振する第1のワイヤレス電力伝送共振器を有する。コーナータイルではないアレイの側面に沿って位置する、1つのみの他のタイルに隣接するタイルは、第4の特性周波数で共振する第1のワイヤレス電力伝送共振器を有する。
タイルのアレイの他の態様によれば、第1、第2、第3および第4の特性周波数は、実質的に一定の電磁界がアレイにわたって存在することを確保にするために、予め選択される。
タイルのアレイの他の態様によれば、アレイの少なくとも第2のタイルもまた、その上に配された第2のワイヤレス電力伝送共振器を有する。第2のタイルに配された第1および第2のワイヤレス電力伝送共振器は、ゼロの正味(net)の磁束が第2のタイルを通過することを確保する。
タイルのアレイの上述の態様の1つ以上によれば、第1および第2のワイヤレス電力伝送共振器は、ゼロの正味の磁束が第2のタイルを通過することを確保するクロスオーバジャンクションによって互いに結合される。
タイルのアレイの上述の態様の1つ以上によれば、アレイの少なくとも第3のタイルは、その上に配された第2、第3および第4のワイヤレス電力伝送共振器を有する。第3のタイルに配された第1、第2、第3および第4のワイヤレス電力伝送共振器は、ゼロの正味の磁束が第3のタイルを通過することを確保するクロスオーバジャンクションによって互いに結合される。
タイルのアレイの上述の態様の1つ以上によれば、アレイは、少なくとも第2のワイヤレス電力伝送共振器に電気的に結合された少なくとも第2のRF電源をさらに含む。第2のRF電源は、第2のワイヤレス電力伝送共振器が中または上に配されるタイルの上またはタイル内に配される。第1および第2のRF電源は、予め選択された距離によって互いに分離されている。
タイルのアレイの上述の態様の1つ以上によれば、タイルのアレイ内の隣接するタイルは、隣接するタイルのワイヤレス電力伝送共振器の間の十分に強い相互インダクタンスを確保するために予め選択された、予め選択されたギャップによって互いに分離されている。
タイルのアレイの上述の態様の1つ以上によれば、各矩形ループは、ギャップのサイズの公差に少なくとも部分的に基づいて予め選択された幅を有する。
タイルのアレイの上述の態様の1つ以上によれば、第1および第2のRF電源は、互いに同相である。
本開示の多くの態様は、以下の図面を参照することによって、よりよく理解されうる。図面中の構成要素は、必ずしも縮尺通りではなく、代わりに、本開示の原理を明確に示すことに重点を置いている。さらに、図面において、同様の参照番号は、いくつかの図を通して対応する部分を示す。
図1は、1つ以上のワイヤレス電力受信デバイスを有するワイヤレス電力伝送エリアにわたってワイヤレス電力伝送のためにRF電源から電力を受信する可変フォームファクタワイヤレス電力送信機を含むワイヤレス電力伝送システムのブロック図である。
図2は、本発明の1つ以上の実施形態による、受信デバイスの例の概略図を示す。
図3は、本発明の1つ以上の実施形態による、別の受信デバイスの例の概略図を示す。
図4Aおよび4Bは、代表的な実施形態による、ワイヤレス電力伝送技術を内蔵した天井タイルの裏面図および前面図をそれぞれ示す。
図5は、各天井タイルがワイヤレス電力共振器を組み込んだ1つの実施形態による、天井タイルのアレイの平面図を示す。
図6は、各セルがゼロの正味の束を生成するようにクロスオーバジャンクションによって相互接続された2つの同一の共振器を有する1つの実施形態による、天井タイルのアレイの平面図を示す。
図7は、各セルがゼロの正味の束を生成するようにクロスオーバジャンクションによって相互接続された4つの同一の共振器を有する1つの実施形態による、2'×2'の天井タイルのアレイの平面図を示す。
図8は、全ての共振器が同じ特性周波数を有し、EM界の振幅がアレイにわたって実質的に一定であることを確保するためのステップが考慮されない場合に、各共振器の中心で測定される電磁界の二乗強度のプロットを示す。
図9は、電磁界がタイルのアレイにわたって均一な場合の電磁界の二乗強度のプロットを示す。
図10は、アレイ全体にわたって均一な場の大きさの基本モードに対する電磁界の二乗強度のプロットを示す。
図11〜13は、アレイの第1、第2および第3の倍音に対する電磁界の二乗強度を示す。
図14は、2つの隣接するタイルと、それぞれ共振器を含むループの隣接する部分を分離する小さなギャップと、を示す。
図15は、図4Aおよび4Bに示される共振器において使用されてもよいタイプの隣接する2つの導電性のループが、小さなギャップによって分離された平坦な導電性のリボンで作られた場合のシミュレーションを示している。
図16は、2つのループの間のギャップの関数として、図15に示される2つの正方形のループの間の結合係数kの近似シミュレーションのプロットを示す。
図17は、ギャップ幅の変化に対する結合係数の感度のプロットを示す。
図18は、Q=400の場合のλとkとの関係をプロットしたもので、kの大きさがゼロに近づくにつれて、電力が伝送されうる距離がゼロに近づくため、kの小さい大きさは望ましくないことを実証している。
図19は、隣接する正方形のループの間の誘導結合を向上するために、正方形のループの中心に平坦な導体をそれぞれ有する2つの隣接する共振器の正方形のループを描写する。
図20は、タイルの共振器を駆動するための4つのRF増幅器を有する図4Aおよび4Bに示されるタイルのアレイの平面図を示す。
図21は、注入位相同期によって位相がロックされた2つの同一のRF電力源を示す概略図を示す。
本明細書に記載される代表的な実施形態によれば、タイルのワイヤレス電力送信機または共振器からタイルのワイヤレス電力受信デバイスに電力をワイヤレスで伝送することを可能にする内蔵ワイヤレス電力伝送技術を備えるタイルが提供される。タイルは、典型的にタイルのアレイとして配される。アレイの1つ以上のタイルは、タイルの前面の上に配された1つ以上の照明デバイスを含むか、または、電気的に結合されたワイヤレス電力受信デバイスを含む。アレイの各タイルは、ワイヤレス電力伝送送信機または共振器を有する。ワイヤレス電力伝送送信機または共振器のうち少なくとも1つは、RF電源に電気的に結合される。各タイルによって生成されるEM界は、アレイ全体にわたって電力を結合するために、そのタイルからアレイの最近傍のタイルに誘導結合される。
内蔵ワイヤレス電力伝送技術を有するタイルを説明する前に、代表的な実施形態による、タイルに組み込むのに適切なワイヤレス電力送信機およびワイヤレス電力受信デバイスの例の説明が提供される。本発明の原理および概念は、ワイヤレス電力送信機および受信デバイスのこれらの特定の構成に限定されるものではなく、本明細書に提供される説明を考慮して当業者によって理解されるように、他の構成も使用されうることに注意すべきである。
図1は、A、B、C、D、EおよびFとしてラベル付けされた円形アイコンとして示される、その中に配された1つ以上のワイヤレス電力受信デバイスを有するワイヤレス電力伝送エリア101にわたるワイヤレス電力伝送のために、RF電源108(例えば、RF増幅器)から電力を受信するワイヤレス電力送信機102を含むワイヤレス電力伝送システム100のブロック図である。これらの構成要素の各々が、以下に説明される。
本発明の1つ以上の実施形態において、ワイヤレス電力伝送エリア101は、1つ以上の受信デバイスが送信機102から電力を受信する任意の3次元(3−D)の物理的な空間である。以下に説明する代表的な実施形態によれば、ワイヤレス電力伝送エリア101は、ワイヤレス電力伝送技術を組み込んだ天井タイルがワイヤレス電力伝送エリア内にあるように、天井および天井の少し上下にわたって互いに垂直である少なくとも第1および第2の方向に横方向に延在する3−D空間を含む。
本発明の1つ以上の実施形態において、受信デバイス(A)から(F)が、以下でより詳細に説明するように、天井タイル内または天井タイルの上に配される。上述したように、受信デバイスは、受信デバイスによって受信される電力によって電力を供給される1つ以上の電気デバイスを含むか、または、電気的に結合される。電気デバイスは、本明細書に記載される電気的電力伝送技術を使用することによって、有益に電力を供給されうる任意のタイプの電気デバイスであってもよい。この目的のために使用される典型的な電気デバイスは、天井タイルの前面に配された照明デバイスおよび検出デバイスである。送信機102の近傍電磁界の性質に基づいて、受信デバイスの何れによって受信されない近傍電磁界の電力は、送信機102およびRF電源108に戻される。これは、電力が放射され、その結果、ワイヤレス電力伝送には生産的でないエネルギ損失が生じる遠方電磁界とは対照的である。受信デバイスの例が、図2および3を参照して以下に説明される。
本発明の1つ以上の実施形態において、送信機102は、少なくとも1つのキャパシタ103を含む。例示的な目的のために、送信機102は、分布キャパシタのストリングを有するものとして図1に示されている。分布キャパシタのストリングは、電源108によって生成されたRF電流105を伝導するために直列に接続された複数のキャパシタ−ワイヤセグメントを含む。RF電流105は、ワイヤレス電力伝送エリア101の全体にわたって存在する磁界(例えば、磁界106)を誘起する。1つ以上の実施形態において、RF電流105は、端子Aおよび端子Bでワイヤに入る/出る。1つ以上の実施形態において、可変フォームファクタ送信機102の動作を妨げることなく、追加の介在構成要素(図示せず)もまた、キャパシタ−ワイヤセグメントの系に挿入されてもよく、または、キャパシタ−ワイヤセグメントの系と1つ以上の端子(例えば、端子A、端子B)との間に挿入されてもよい。
1つ以上の実施形態において、各キャパシタ−ワイヤセグメントは、ワイヤセグメント(例えば、ワイヤセグメント104)に接続されたキャパシタ(例えば、キャパシタ103)を含む。1つ以上の実施形態において、送信機102内の各キャパシタ(例えば、キャパシタ103)は、ワイヤレス電力伝送エリア101内に送信機102を配する前に決定される、その中の任意の他のキャパシタと同じ公称容量値を有する。例えば、送信機102内のキャパシタ(例えば、キャパシタ103)は、ユーザが送信機102を使用してワイヤレス電力伝送エリア101内においてワイヤレスで電力を提供する前に、工場で取り付けられてもよい。キャパシタ(例えば、キャパシタ103)は、例えば、セラミックキャパシタ、フィルムおよび紙キャパシタ、電解質キャパシタ、ポリマキャパシタ、銀マイカキャパシタなど、適切なタイプのものであってもよい。1つ以上の実施形態において、1つ以上のキャパシタは、アルミニウムまたは金属酸化物層によって分離された2つのアルミニウムまたは他の金属のシート、箔またはフィルムを含んでいてもよい。工場製造プロセスにおいて典型的であるように、送信機102内のすべてのキャパシタ(例えば、キャパシタ103)の容量値は、例えば、製造公差に起因して、ある範囲(キャパシタンス範囲と呼ばれる)内で変化してもよい。
1つ以上の実施形態において、各キャパシタ−ワイヤセグメントは、所定のセグメント長と、単位長さあたりの所定のインダクタンスと、を有するワイヤセグメントを含む。例えば、可変フォームファクタ送信機102内のワイヤセグメント(例えば、ワイヤセグメント104)は、ユーザが可変フォームファクタ送信機102を使用してワイヤレス電力伝送エリア101内にワイヤレスで電力を提供する前に、工場で取り付けられてもよい。ワイヤセグメント(例えば、ワイヤセグメント(104))は、例えば、銅、アルミニウムまたは他の適切な金属および/または合金材料で作られた、絶縁または非絶縁ワイヤ、シート、箔またはフィルムなど、適切なタイプのものであってもよい。工場製造プロセスにおいて典型的であるように、可変フォームファクタ送信機102内の各およびすべてのワイヤセグメント(例えば、ワイヤセグメント104)の長さおよびインダクタンス値は、例えば、製造公差に起因して、ある範囲(長さ範囲およびインダクタンス範囲と呼ばれる)内で変化してもよい。
電界を閉じ込めることによって、送信機102内のキャパシタ(例えば、キャパシタ103)は、漂遊電界およびその結果生じるワイヤセグメント(例えば、ワイヤセグメント104)の誘起電圧を低減する。その結果、送信機102内のキャパシタ(例えば、キャパシタ103)は、システム100内の全エネルギにわたって、ワイヤセグメント(例えば、ワイヤセグメント104)の浮遊容量に蓄積されるエネルギの割合を低減する。浮遊容量に関する誘起電圧および蓄積エネルギの両方の低減は、環境相互作用に起因する損失を低減し、ユーザに対する安全性を向上する。
本発明の1つ以上の実施形態において、送信機102は、少なくとも所定のキャパシタンス、所定のセグメント長、および、単位長あたりの所定のインダクタンスに基づく特性周波数に関連付けられる。この文章の全体にわたって、“特性周波数”および“共振周波数”の用語は、文脈に応じて交換可能に使用されてもよい。
1つ以上の実施形態において、電源108への直接接続の代わりに、送信機102は、駆動ループ(図示せず)を介して誘導結合を使用して、電源108から電力を受信する。換言すると、電源108は、送信機102と直接結合されていてもよいし、誘導結合されていてもよい。
図2は、本発明の1つ以上の実施形態による、受信デバイスA500aの例の概略図である。1つ以上の実施形態において、図2に示されるモジュールおよび素子の1つ以上が、省略、繰り返し、および/または、置換されてもよい。その結果、本発明の実施形態は、図2に示されるモジュールの特定の配置に限定されると考えられるべきではない。
この代表的な実施形態によれば、受信デバイスA500aは、この代表的な実施形態において円形パターンで配された複数のLED502である照明ソリューションを含む。LED502は、LEDストリングを形成するために並列に接続される。受信デバイスA500aは、わずか1つのLED502しか有していなくてもよいことに注意すべきである。LEDストリングの両端は、ループを形成するために整流回路A50laに接続される。例えば、ループは、図1に描写されるワイヤレス電力伝送エリア101内で使用されるモバイルLED照明デバイスとして使用される円形ループであってもよい。本発明の1つ以上の実施形態において、整流回路A50laは、キャパシタC、CおよびCと、整流ダイオードDおよびDと、を含む。受信デバイスA500aが振動磁界の存在下にある場合、LEDストリングのループを通る変化する磁束は、LEDストリングの両端の間に電圧差を誘起する。誘起された電圧差は、時間とともに振動する。キャパシタCは、誘起された振動電圧を高めるために、LEDストリングを振動磁界と共振させるように調整される。整流ダイオードDおよびDは、誘起された振動電圧を整流して、LEDストリングの外側ワイヤ503aと内側ワイヤ503bとの間にDC電圧差を生じさせ、それによって、並列接続されたLED502に電力を届ける。キャパシタCおよびCは、LEDストリングの外側ワイヤ503aおよび内側ワイヤ503bがRF電流に短絡されているように見えることを維持するために、RFバイパスキャパシタとして機能する。受信デバイスA500aの構成は、整流ダイオードDまたはDと直列に配置されたLEDにわたって結合順方向電圧降下によってループ電圧を制限し、これにより、ユーザに対する安全性が改善される。
図3は、1つ以上の実施形態による、追加の受信デバイス500dの例の概略図を示す。インダクタLは、キャパシタCおよびCと共に、図1を参照して説明した送信機102およびRF電源108の特性周波数で共振するようにチューニングされるが、受信デバイス500dは、送信機102および/またはRF電源108と共に使用されることに限定されない。キャパシタCの値は、共振受信機とLED負荷との間のインピーダンス整合を提供するように選択される。ブリッジ整流器は、キャパシタCに存在するRF電圧を、LEDを駆動するDC電圧に変換する。例えば、LEDは、装飾的な発光ダイオード(LED)のストリングに対応してもよい。
図1および2は、それぞれ、1つの実施形態による、タイルに組み込まれてもよい、ワイヤレス電力送信機102およびワイヤレス電力受信デバイス500aの例を示す。図3は、それぞれ、1つの実施形態による、タイルに組み込まれてもよいワイヤレス電力受信デバイス500dの別の例を示す。しかしながら、より詳細に以下に説明するように、タイルと共に典型的に使用される送信機は、1つ以上のキャパシタを有し、わずか単一のキャパシタしか有していなくてもよい。送信機の構成は、得られる特性周波数だけでなく、より詳細に以下に説明するように、例えば、隣接するタイル間の間隔など、他のファクタにも依存する。
上述のように、ワイヤレス電力伝送技術を利用する照明用途に関する1つの困難は、天井(例えば、アルミニウムストラット)の中、上、または、上方に、しばしば導電性のフィーチャまたはデバイスが存在し、そこには、送信機によって生成されるEM界によって渦電流が誘起されうることである。これらの渦電流は、送信機によって生成されるEM界を無効にしうる、または、劣化させうる、それ自体のEM界を生成する。以下は、ワイヤレス電力伝送技術が天井タイルに組み込まれる場合の、この問題に対するソリューションを提供する。
図4Aおよび4Bは、代表的な実施形態による、吊り天井(dropped ceiling)で使用するための天井タイル600の裏面図および前面図をそれぞれ示す。天井タイル600は、例えば、ビニルまたはポリスチレンなどの、既知の材料で作られた既知のタイプのドロップアウト天井タイルであってもよい。このような天井タイルは、典型的に、2'×4'または2'×2'タイルとして製造される。例示的な目的のために、天井タイル600は、2'×4'天井タイルであると仮定する。
天井タイル600は、その裏面600aに配されたワイヤレス電力共振器601と、その前面600bに配されたワイヤレス電力受信デバイス602と、を有する。この実施形態において、前面600bは、典型的に天井を含む建物の床と向かい合っている。ワイヤレス電力共振器601は、ワイヤレス電力共振器601がそれ自体のRF電源に電気的に結合される必要がなく、共振器601のフォームファクタが、固定され、かつ、タイル600のそれぞれの側面に隣接する側面を有する矩形ループであることを除いて、図1に示される送信機102と同様または同一であってもよい。この実施形態によれば、共振器は、単一のキャパシタ603を有する。共振器601の矩形ループは、例えば銅などの導電性材料を含み、上述のプロセスの何れかによって形成されてもよい。ワイヤレス電力共振器601は、例えば、特定の構成および寸法を有するフレックス回路など、典型的に、固定のフォームファクタを有することになる。この実施形態によれば、共振器601は、共振器601を含む矩形ループのインダクタンスとキャパシタ603のキャパシタンスとに基づく予め選択された特性周波数を有する。当業者に理解されるように、矩形ループ604の幅、長さ、および/または、高さは、特定のインダクタンス値を有するように予め選択されうり、キャパシタ603は、特定の容量値を有するように選択されうる。したがって、共振器601を含む矩形ループの構成の予めの選択と、適切な容量値を有するキャパシタ603の予めの選択と、を通して、共振器601の特性周波数は予め選択されうる。
複数のタイル600は、そのような吊り天井が現在組み立てられているのと同じ方法でアレイを形成するように、グリッドパターンで互いに横方向に隣接して配されてもよい。しかしながら、タイル600のアレイは、任意の所望のパターンであってもよく、任意の形状を有してもよいことに注意すべきである。アレイのタイル600のうちの少なくとも1つの共振器601のうちの少なくとも1つは、共振器601にEM界を生成させるために、RF電源(図示せず)に電気的に結合されることになる。次いで、EM界は、アレイ全体にわたって1つのタイル600から次のタイルへ誘導結合されることになる。しかしながら、上述のように、EM界の振幅が、アレイにわたって実質的に一定のままであることを確保するためのステップが考慮されるべきである。それが達成される方法もまた、以下に詳細に説明される。
図5は、各天井タイル600がワイヤレス電力共振器601を組み込んだ1つの実施形態による、天井タイル600のアレイ610の平面図を示す。各タイル600は、また、ワイヤレス電力受信デバイスを組み込んでいるが、ワイヤレス電力受信デバイスは磁束線604の方向を示すために省略されている。説明を容易にするために、各共振器601は、矩形ループの端部を相互接続するキャパシタ603を備えた矩形ループによって示される。しかしながら、他の実施形態において、矩形ループが、図1に示されるワイヤセグメント104によって分離されたキャパシタ103の構成を有していてもよい。図1に示す送信機102を参照して上述したように、共振器601の特性周波数は、少なくとも所定のキャパシタンス、所定のセグメント長、および、単位長あたりの所定のインダクタンスに基づく。受信デバイス(図示せず)は、特性周波数にチューニングされる。より詳細に後述するように、共振器601の一部は、EM界の大きさがアレイ610にわたって実質的に一定であることを確保するために、アレイ内のそれらの位置に応じて、異なる特性周波数を有していてもよい。
典型的であるように、天井タイル600は、矩形グリッドを形成するアルミニウムストラット621によって支持される。これらのストラット621は導電性であり、これらは接合部において電気的に接続される。このグリッド内のセルを通過する任意のEM界は、その場に対向することになるストラット621内に渦電流を生成することになる。1つの実施形態によると、共振器601は、グリッド内の各セルが通過する正味(net)の磁束がゼロになるように配される。これは、一対の同一の共振器601を各セル内に設置することによって達成することができる(なぜなら、隣接する共振器は、アレイがその最低周波数(すなわち、基本モード)で駆動されるとき、反対方向を指す磁界を有するからである)。
図6は、各セルがゼロの正味の束を生成するようにクロスオーバジャンクション631によって相互接続された2つの同一の共振器601を有する1つの実施形態による、天井タイル600のアレイ630の平面図を示す。
図7は、各セルがゼロの正味の束を生成するようにクロスオーバジャンクション641によって相互接続された4つの同一の共振器601を有する1つの実施形態による、2'×2'の天井タイル600のアレイ640の平面図を示す。
同一の共振器601の矩形アレイは、その固有モードの1つで自由に振動する場合、均一な振幅のEM界を有することはない。これは、受信デバイスに利用可能な電力がアレイにわたって均一になることなく、タイルごとに変化することになるため、ワイヤレス電力伝送に望ましくない。同一の共振器601のアレイにおいて、アレイの端部およびコーナーの共振器601のEM界は、異なる数の最近接物を有するそれらのタイルに起因して、ゼロに近い振幅を有することになる。
図8は、全ての共振器601が同じ特性周波数を有し、EM界の振幅がアレイにわたって実質的に一定であることを確保するためのステップが考慮されない場合に、各共振器601の中心で測定されるEM界の二乗強度のプロットを示す。共振器601によって生成されるEM界の振幅は、位置によって滑らかに変化し、アレイの中心付近で最大値に達することになる。隣接する共振器601間の誘導結合に起因して、各共振器601の固有共振周波数に対する適切な選択は、その最近接物の数に基づいて決定される。nを最近接物の数とし、kを結合係数とし、fをアレイ全体の所望の発振周波数とする。各タイルの固有共振周波数fは、次のようにチューニングされるべきである:
Figure 2021521766
矩形グリッドの場合、共振器601には、内部の共振器(4つの最近接物)、端部の共振器(3つの最近接物)、および、コーナーの共振器(2つの最近接物)の3つの異なるタイプがある。共振器601が式(1)に従ってチューニングされる場合、共振器601の振幅は、図8に示されるように、アレイが周波数fで駆動されるときに、アレイにわたって均一になる。これは、図7に示すように、すべての共振器が同一の共振周波数を有する場合と比較することができる。周波数fは、アレイの基本モードの周波数に対応することに注意すべきである。これが重要である理由は、図10〜13を参照して以下に説明される。
図9は、電磁界がタイルのアレイにわたって均一な場合のEM界の二乗強度のプロットを示す。共振器601のアレイは、定在波モードの系を有することになる。図10〜13は、各共振器601の中心で測定されたEM界の二乗強度のプロットである。基本モードは、図10に示されるように、アレイ全体にわたって均一な場の大きさを有する。図11〜13から、基本モードにおいて、EM界の方向が、隣接する共振器では逆であることがわかる。しかしながら、倍音は、場の振幅がゼロである節線を有する。アレイが基本以外の任意の倍音に対応する周波数で駆動される場合、アレイはこれらの節線を有する。これは、節線上に配置された受信デバイスが電力を全く受信しなくなるため、ワイヤレス電力用途には望ましくない。この問題は、式(1)に従って共振器601をチューニングし、基本モードの周波数である周波数fでアレイを駆動することによって避けられる。
解決される必要のある別の問題は、アレイが基本駆動周波数の高調波を伝搬することを可能にしうるということである。アレイは、fからf√(1−4k)/(1+4k)の範囲の共振帯域を有し、ここで、−1/4<k<0である。アレイは、周波数fで1つ以上のRF増幅器によって駆動される。システムに接続されたに任意のRF増幅器は、fの整数倍のいくつかの高調波を生成する。これらの高調波が、アレイを通る波として伝搬することができる場合、意図しない周波数の望ましくない送信に起因して、他の電子デバイスと干渉を起こす原因になりうる。
の高調波は、最低周波数の高調波が共振帯域の上端よりも高い場合、すなわち、以下が満たされる場合、アレイを通り伝播しない:
Figure 2021521766
−0.15<k<0の場合、満たされる。
式(2)を満たす場合、アレイは、駆動周波数の高調波の伝搬を抑制することになる。これは、駆動波形の純度を高め、意図しない干渉を防止することを助けることになる。
アレイにおいて、電力が隣接する共振器601間の相互インダクタンスを通して、共振器601から共振器601に結合される。結合が強ければ強いほど、電力伝送はより効果的になる。隣接する共振器間の相互インダクタンスMは、kLに等しく、ここで、kは無次元結合係数であり、Lは各共振器601の自己インダクタンスである。電力が伝搬できる距離は、kの大きさが大きくなるとともに大きくなる。結合係数の大きさは、各共振器ループを構成するワイヤをできるだけその隣接物に近づけることによって最大にしてもよい。正方形のグリッドの場合、これは、共振器601がワイヤまたはリボンの間のギャップをできるだけ小さくし、ワイヤまたは金属リボンの正方形のループとして成形されることを意味する。
図14は、2つの隣接するタイル600と、それぞれ共振器を含むループ601aおよび601bの隣接する部分を分離する小さなギャップ650と、を示す。ギャップ650が0に近づくと、細線からなる隣り合う正方形のためのkの制限値は、k→−1/4である。この制限値は、式(2)によって与えられる制約を超えることに注意すべきである。したがって、ギャップ650は、k>0.15となるように十分に大きくされるべきである。しかしながら、本発明の原理および概念は、この範囲外のkの値に対してシステムが効果的に動作するため、kの値のこの範囲に限定されるものではないことに注意すべきである。吊り天井の他の制約が、この制約を満たすためにタイル同士を、十分に間隔を近くすることを妨げる場合がありうる。そのような状況において、共振器601aおよび601bの間の相互結合が最大化されなくなりうるが、システムが効果的に動作するために十分に強くすることができる。
実際には、タイル600の配置に、したがって共振器601の配置に、いくつかのバリエーションがあってもよい。吊り天井は、ストラット621内のタイルのいくらかの移動の自由を可能にするように設計される(図5〜7)。その結果、共振器601間のギャップ650は、取り付けプロセスの標準の公差に起因して変化してもよい。結合係数kは、このギャップのサイズの関数であるため、結合係数kは、アレイにわたってランダムに変化することになる。このランダムな変動が大きすぎる場合、アレイにわたる磁界の振幅の均一性を乱すことになる。この問題は、以下のように対処されてもよい。共振器601の矩形ループが、例えば、平坦な導電性のリボンで作られている場合、リボン幅は、ギャップ650の幅に対する結合係数kの感度を低減させるために大きくされてもよい。
図15は、ループが小さなギャップによって分離された平坦な導電性のリボンで作られている場合に、共振器601において使用されてもよいタイプの、2つの隣接する導電性の正方形のループ661および662を示す。図16は、2つのループの間のギャップの関数として、2つの正方形のループ661および662の間の結合係数kの近似シミュレーションのプロットを示す。正方形のループは、(中心間で測定され)24インチにわたる。3つのリボン幅:1インチ、1/2インチ、および、2インチがシミュレートされる。曲線663、664および665は、それぞれ、幅1/2インチ、幅1インチおよび幅2.0インチの平坦な導電性のリボンに対応する。図17は、ギャップ幅の変化に対する結合係数の感度のプロットを示す。図17において、曲線667、668および669は、それぞれ、幅1/2インチ、幅1インチおよび幅2.0インチの平坦な導電性リボンに対応する。より幅が広いリボンからなる正方形間の結合係数は、より幅が狭いリボンからなる正方形間の結合係数よりも、ギャップ幅の変化に対する感度が低いことに注意すべきである。
式(2)に記載される制約は、kのサイズに強い制約を提供する。基本駆動周波数の高調波の伝搬を抑制することが望ましい場合、この制約を満たさなければならない。しかしながら、kには弱い制約もまたあり、より大きな大きさ(すなわち、kのより負の値)は、結合アレイにわたって電力を伝送するのにより効果的である。結合アレイにおいて電力が伝送されうる特性長のスケールλは、次式で与えられる:
Figure 2021521766
ここで、Qは各共振器の品質係数であり、kは各共振器とその最近接物との間の無次元結合係数である。長さのスケールλは無次元数である。1つの単位が、1つのグリッド空間に対応する。
図18は、Q=400の場合のλとkとの間の関係のプロットである。kの大きさがゼロに近づくにつれて、電力が伝送されうる距離がゼロに近づくため、kの小さな大きさは望ましくないことがプロットからわかる。ギャップ幅が小さい場合、共振器を構成する導電性のリボンの幅が大きくなるとkの大きさが小さくなるという事実に起因してトレードオフが起こる。(図16参照)リボンを狭くすることは、結合係数の大きさを大きくするが、共振器601の正確な間隔に対する結合係数の感度もまた、大きくなる。リボンを広くすることは、結合係数の感度を低減させるが、結合係数の大きさもまた、低減する。したがって、式(2)によって定義される制約に加えて、kに対する追加の制約が存在し、すなわち、ギャップサイズに対する感度を特定の許容値未満に維持しながら、kを可能な限り大きくすべきである。最大許容感度は、共振器601の取り付けプロセスによって決定される、ギャップサイズの既知の交差に依存する。
上述したように、リボン導体の幅を大きくすることは、ギャップサイズに対するkの感度を小さくするが、また、kの大きさが小さくなり、それによって、ワイヤレス電力伝送の特性長が低減する。図19は、正方形のループ671の中心に各々、平坦な導体672を有する2つの隣接する共振器601の正方形のループ671を描写する。隣接する正方形のループ671間の結合は、各正方形の共振器601の中心に平坦な導体672を配置することによって大きくされてもよい。この平坦な導体672は、正方形の端部の近くに磁力線を集中させ、そこで、共振器601の4つの最近接物に、より効果的に結合させうる。この配置は、平坦な導体672に誘起される渦電流に起因して、各共振器601の中心に磁界が侵入することを遮蔽することに注意すべきである。したがって、この平坦な導体672と直接接触して配置される場合、例えば、それぞれ図2または3のデバイス500aまたは500dなどのワイヤレス給電受信デバイスは、何れの電力も受信しない。これは、このソリューションがすべての状況に適用できないことを意味する。しかしながら、共振器601の中心に磁界が侵入するのを遮蔽するという事実は、特定の用途においては問題にならない場合がある。例えば、フラットOLEDパネルライトなどのように、デバイスが各タイル上の共振器に直接接続されることは許容されてもよい。そのようなデバイスは、誘導結合に頼ることなく、各共振器への直接接続からそれらの電力を取り出しうる。他の用途において、導電性のリボン671と平坦な導体672との間の空間に、アクティブなワイヤレス電力伝送の領域を限定することが許容されてもよい。
図20は、共振器601を駆動するための4つのRF増幅器770を有する図4Aおよび4Bに示されるタイル600のアレイの平面図を示す。上述のように、共振器601のうちの少なくとも1つは、RF増幅器770に電気的に(直接または誘導的に)結合される。RF増幅器770に電気的に結合された共振器601は、次いで、最近接の共振器601に電磁的に結合され、アレイ全体にわたって場を結合するEM界を生成する。以下は、所与のサイズの所与のアレイに必要とされるRF増幅器770の数およびRF増幅器770間の間隔を決定する際に考慮されるべき考慮事項を実証する。
図20に示される例は、共振器601が正方形のグリッドを形成し、RF増幅器770が共振器601のいくつかに取り付けられて電力を供給することを仮定している。RF増幅器770は、増幅器間にs個の正方形の距離で正方形のグリッド上に均等に離間され、ここで、sは正の整数である。図20に示される例において、増幅器770間には5個の正方形の距離があり、すなわちs=5である。
単一の共振器601に接続されたRF増幅器770によって生成された電力密度は、RF増幅器770からの距離とともに指数関数的に減衰する。この指数関数的な減衰の特性長は、上記の式(3)によって与えられる。結合アレイのスケールが、式(3)で定義される特性長よりも大きい場合、アレイの電力密度は均一ではない。このような均一性を確保するための1つの方法は、各々が単一の共振器601に取り付けられている複数のRF増幅器770によって複数の点でアレイを駆動することである。RF増幅器770間の間隔は、電力密度の均一性を確保するためにλと同じオーダとなるように選択してもよい。
しかしながら、アレイが複数の独立したRF増幅器770によって駆動される場合、RF増幅器770は、当然ながら異なる周波数、および/または、位相で動作する。独立したRF増幅器770間の同期の不足は、RF増幅器770によって生成される結合界にうなり(beat note)が現れる原因になる。例えば、2つの独立したRF増幅器770が、周波数が10Hz異なる場合、2つのRF電源の間に配置される任意のワイヤレス給電光において、目に見える10Hzのフリッカが見られることになる。そのため、これらのうなりの生成を排除するために、RF増幅器770は、位相がロックされるべきである。位相同期は、マスタークロック信号を全てのRF増幅器770に分配することによって達成してもよい。位相同期は、また、システム内に存在する全てのRF増幅器770間の注入同期によって達成してもよい。
図21は、互いに同相で動作する2つの同一のRF電源780aおよび780bを示す概略図を示す。図20に示されるRF増幅器770は、図21に示されるRF電源780aおよび780bとして実装されうる。各電源780aおよび780bは、それぞれ狭帯域通過フィルタ781aおよび781bを通り結合された正のフィードバックを含む。正のフィードバックは、発振の原因となり、フィルタ781aおよび781bは、発振の周波数を設定する。2つのRF電源780aおよび780bは、互いに弱い結合を有する。この結合は、第1電源780aからのRFの一部が第2電源780bに漏れる原因となり、フィードバックループの一部となる。一方の電源から他方のフィードバックループへのRFのこの注入は、2つの電源780aおよび780bを同じ位相で発振させる。図21に示される概略図は、RF増幅器770が位相で動作していることを確保するために使用されうる技術および回路構成の、ただ単なる一例である。
本発明の原理および概念は、天井タイルを参照して例示的な目的で上述したが、本発明の原理および概念は、床タイル、中庭の舗装、歩道および道路の舗装、壁(例えば、バックスプラッシュ)に使用される装飾タイル、バルコニーおよびポーチに使用される屋外タイルなどを含む、タイルのアレイを形成するために並んで位置する他のタイプのタイルにも等しく適用されることに注意すべきである。より一般的な(すなわち、非矩形の)構成において、4つの異なる固有共振周波数を有する4つの異なるタイプのタイル、すなわち、4つ、3つ、2つ、または1つの最近接物を有するタイルが存在する。
語句「X、YまたはZのうちの少なくとも1つ」などの離接語は、特に断らない限り、アイテム、用語などが、X、YまたはZ、あるいはそれらの任意の組合せ(たとえば、X、Yおよび/またはZ)でありうることを提示するために、一般に使用されるような文脈で別段に理解される。したがって、そのような離接語は、一般に、特定の実施形態が、Xのうちの少なくとも1つ、Yのうちの少なくとも1つ、または、Zのうちの少なくとも1つがそれぞれ存在することを必要とすることを意図しておらず、また意味すべきではない。
本開示の上述の実施形態は、本開示の原理の明確な理解のために記載された単なる実施の可能な例にすぎないことが強調されるべきである。本開示の精神および原理から実質的に逸脱することなく、上述の実施形態に対して多くの変形および修正が行われてもよい。これらの変更および変形は、本開示の範囲内に含まれることが意図されており、以下の請求項によって保護される。

Claims (25)

  1. タイルであって、
    前面および裏面を有する基板と、
    前記タイル内または前記タイルの上に配されたワイヤレス電力伝送共振器と、
    前記タイル内または前記タイルの上に配されたワイヤレス電力受信デバイスと、を含む、タイル。
  2. 前記ワイヤレス電力伝送受信デバイスに電気的に結合され、かつ、前記タイルの前記前面に取り付けられた電気デバイスをさらに含み、前記電気デバイスは、前記ワイヤレス電力受信デバイスによって給電される、請求項1に記載のタイル。
  3. 前記電気デバイスは、電気照明デバイスである、請求項2に記載のタイル。
  4. 前記電気デバイスは、電気検出デバイスである、請求項2に記載のタイル。
  5. 前記タイルは、吊り天井(dropped ceiling)を形成する際に使用するために適合されたドロップアウトタイルである、請求項1に記載のタイル。
  6. 前記タイルは、
    前記ワイヤレス電力伝送共振器に電気的に結合されたラジオ周波数(RF)電源をさらに含み、前記RF電源は、前記タイルの上または前記タイル内に配される、請求項1または2の何れかの請求項1に記載のタイル。
  7. 前記ワイヤレス電力伝送共振器は、
    前記タイルの第1、第2、第3および第4の側面にそれぞれ隣接して延びる第1、第2、第3および第4のセグメントを有する導電性材料の矩形ループと、
    少なくとも、前記矩形ループの両端に結合された第1のキャパシタと、を含み、前記矩形ループおよび当該少なくとも第1のキャパシタは、予め選択された特性周波数で前記ワイヤレス電力伝送共振器が共振することを確保するために、予め選択される、請求項1または2に記載のタイル。
  8. 前記ワイヤレス電力受信デバイスは、前記予め選択された特性周波数で共振する、請求項1乃至7の何れか1項に記載のタイル。
  9. 前記ワイヤレス電力伝送共振器は、前記タイルの前記裏面に配される、請求項1乃至8の何れか1項に記載のタイル。
  10. 各タイルが少なくとも1つの隣接するタイルを有するように配されたタイルのアレイであって、前記アレイの各タイルは、
    前面および裏面を有する基板と、
    それぞれの前記タイル内または前記タイルの上に配された第1のワイヤレス電力伝送共振器と、を含む、アレイ。
  11. 前記第1のワイヤレス電力伝送共振器のうち少なくとも1つは、第1のラジオ周波数(RF)電源に電気的に結合され、前記第1のRF電源は、前記第1のワイヤレス電力伝送共振器のうち当該第1のワイヤレス電力伝送共振器が配された前記タイルの上または前記タイル内に配される、請求項10に記載のアレイ。
  12. 前記アレイの少なくとも第1のタイルは、
    前記第1のタイル内または前記第1のタイルの上に配された少なくとも第1のワイヤレス電力受信デバイスと、
    前記第1のワイヤレス電力伝送受信デバイスに電気的に結合され、かつ、前記タイルの前記前面に取り付けられた電気デバイスと、を含み、前記電気デバイスは、前記第1のワイヤレス電力伝送受信デバイスによって給電される、請求項11に記載のアレイ。
  13. 前記電気デバイスは、電気照明デバイスである、請求項12に記載のアレイ。
  14. 前記電気デバイスは、電気検出デバイスである、請求項12に記載のアレイ。
  15. 各タイルは、吊り天井(dropped ceiling)を形成する際に使用するために適合されたドロップアウトタイルである、請求項12に記載のアレイ。
  16. 前記第1のワイヤレス電力伝送共振器の各々は、
    前記タイルの第1、第2、第3および第4の側面にそれぞれ隣接して延びる第1、第2、第3および第4のセグメントを有する導電性材料の矩形ループと、
    少なくとも、前記矩形ループの両端に結合された第1のキャパシタと、を含み、前記矩形ループおよび当該少なくとも第1のキャパシタは、予め選択された特性周波数で前記第1のワイヤレス電力伝送共振器が共振することを確保するために、予め選択される、請求項10乃至15の何れか1項に記載のアレイ。
  17. 前記第1のワイヤレス電力伝送共振器の各々の前記予め選択された特性周波数は、前記アレイ内のそれぞれの前記タイルの位置に少なくとも部分的に基づいて予め選択され、
    前記アレイのコーナーに位置するタイルは、第1の特性周波数で共振する第1のワイヤレス電力伝送共振器を有し、
    前記アレイの内部に位置するタイルは、第2の特性周波数で共振する第1のワイヤレス電力伝送共振器を有し、
    コーナータイルではない前記アレイの側面に沿って位置するタイルは、第3の特性周波数で共振する第1のワイヤレス電力伝送共振器を有し、
    コーナータイルではない前記アレイの側面に沿って位置する、1つのみの他のタイルに隣接するタイルは、第4の特性周波数で共振する第1のワイヤレス電力伝送共振器を有する、請求項10乃至16の何れかに記載のアレイ。
  18. 前記第1、第2、第3および第4の特性周波数は、実質的に一定の電磁界が前記アレイにわたって存在することを確保にするために、予め選択される、請求項10乃至16の何れか1項に記載のアレイ。
  19. 前記アレイの少なくとも第2のタイルは、その上に配された第2のワイヤレス電力伝送共振器を有し、前記第2のタイルに配された前記第1および第2のワイヤレス電力伝送共振器は、ゼロの正味(net)の磁束が前記第2のタイルを通過することを確保する、請求項10乃至18の何れか1項に記載のアレイ。
  20. 前記第1および第2のワイヤレス電力伝送共振器は、ゼロの正味の磁束が前記第2のタイルを通過することを確保するクロスオーバジャンクションによって互いに結合される、請求項10乃至19の何れか1項に記載のアレイ。
  21. 前記アレイの少なくとも第3のタイルは、その上に配された少なくとも第2、第3および第4のワイヤレス電力伝送共振器を有し、前記第3のタイルに配された前記第1、第2、第3および第4のワイヤレス電力伝送共振器は、ゼロの正味の磁束が前記第3のタイルを通過することを確保するクロスオーバジャンクションによって互いに結合される、請求項10乃至19の何れか1項に記載のアレイ。
  22. 少なくとも第2のワイヤレス電力伝送共振器に電気的に結合された少なくとも第2のRF電源をさらに含み、前記第2のRF電源は、当該第2のワイヤレス電力伝送共振器が中または上に配される前記タイル内の上または前記タイル内に配され、前記第1および第2のRF電源は、予め選択された距離によって互いに分離されている、請求項10または11の何れか1項に記載のアレイ。
  23. タイルの前記アレイ内の隣接するタイルは、予め選択されたギャップによって互いに分離されており、前記予め選択されたギャップは、前記隣接するタイルの前記ワイヤレス電力伝送共振器の間の十分に強い相互インダクタンスを確保するために予め選択される、請求項10に記載のアレイ。
  24. 各矩形ループは、前記ギャップの前記サイズの公差に少なくとも部分的に基づいて予め選択された幅を有する、請求項10乃至16に記載のアレイ。
  25. 前記第1および第2のRF電源は、互いに同相である、請求項10乃至21の何れか1項に記載のアレイ。
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