JP2021515660A - 高周波発生器、制御ユニット、高周波発生器を動作させる方法 - Google Patents

高周波発生器、制御ユニット、高周波発生器を動作させる方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、電気外科器具(205)を接続するための高周波発生器(10)であって、電気外科器具(205)のための電気出力端子(125)と、少なくとも間接的に出力端子(125)に接続された電源(110)と、出力端子(125)を介して送出される送出電力(PO)を制御するパワー制御装置(300)とを有する、高周波発生器(10)に関する。本発明によれば、当該高周波発生器において、パワー制御装置(300)は、送出エネルギ平衡化量(EB)が送出エネルギ限界値(EBX)よりも大きい場合に、送出電力(PO)の送出を開始し、送出エネルギ平衡化量(EB)が最小値(EBMIN)を下回る場合に、送出電力(PO)の送出を終了するように構成されており、ここで、送出エネルギ平衡化量(EB)は、スライド式決定期間(TA)にわたって、供給された発生器設定パワー(PAV)と送出された送出電力(PO)とから決定される。

Description

本発明は、電気外科器具を接続するための高周波発生器であって、電気外科器具のための電気出力端子と、少なくとも間接的に出力端子に接続された電源と、出力端子を介して送出される送出電力を制御するパワー制御装置とを有する、高周波発生器に関する。
高周波発生器、特に電気外科器具に給電するための高周波発生器は、一般に公知である。身体組織を切除するための切除プラズマを生成させるには、ふつう、発生器の許容平均パワーを数倍上回る高い点弧パワーが必要である。このため、発生器の送出電力をパルス化すること、すなわち複数のパルスとして送出することが有意である。パルス間の相応の長さのポーズにより、高い点弧パワーにもかかわらず、発生器の許容平均パワーが超過されないことが保証可能となる。
国際公開第2010/108523号公報には、アークによって身体組織を切除する電気外科器具を接続するための高周波発生器が記載されている。当該器具は、出力端子を介して送出される電力を制御するためのパワー制御装置を有する。当該パワー制御装置は、最初、設定された最大期間を有する切開支援のためのフェーズにおいて高い出力パワーの送出を生じさせ、これに続いて、切開支援のためのフェーズ中にアーク点弧に至った場合、切除フェーズの設定された期間において、上記高いパワーに比べて低減されたパワーの送出を生じさせ、さらにこれに続いて、長いポーズインターバルの設定された期間において、パワーの送出を行わないかもしくはアークが生じないより低いパワーの送出を生じさせ、または切開支援時の設定された最大期間に達するまでにアークの点弧に至らなかった場合、短いポーズインターバルの設定された期間において、パワーの送出を行わないかまたは低いパワーの送出を生じさせるように構成されている。
本発明の基礎とする課題は、種々の周囲条件において可能なかぎり均質かつ良好なパワー制御を行える、改善された高周波発生器を提供することにある。
このために、本発明によれば、請求項1記載の高周波発生器が提案される。
高周波発生器は、電気外科器具を接続するために構成されており、電気外科器具のための電気出力端子と、少なくとも間接的に出力端子に接続された電源と、出力端子を介して送出される送出電力を制御するパワー制御装置とを有する。
パワー制御装置は、送出エネルギ平衡化量が送出エネルギ限界値よりも大きい場合に、送出電力の送出を開始するように構成されており、ここで、送出エネルギ平衡化量は、スライド式決定期間にわたって、供給された発生器設定パワーと送出された送出電力とから決定される。
本発明は、(特に従来技術の上述したアプローチに関して)適切な送出電力の決定がさらに改善可能となるという考察を基礎としている。送出エネルギ平衡化量の「決定」なる概念によれば、発生器設定パワーと送出された送出電力との真の平衡を可能なかぎり厳密に、少なくとも制御にとって充分に厳密に反映した値の形成が意図される。ここでは、「発生器設定パワー」なる概念は、ユーザが設定可能な、発生器から電極を介して送出され、決定期間にわたって平均されたパワーを表す。
第1の態様は、適切なパルス期間およびその間のポーズ期間の決定に関する。特に、冒頭に言及した、パルス期間および/またはポーズ期間が固定の時間窓として設定されるアプローチでは、ちょうどプラズマが有効に発生しても、当該パルス期間が経過した後にはエネルギパルスの送出が終了されてしまうケースが発生しうる。
また、従来技術から公知のアプローチでは、法的にかつ/または規則によって規定された最大許容エネルギ量が平衡化期間内に超過されないことを保証するために、固定のポーズ期間が過度に長く選定される傾向があったり、またはポーズが必要以上に頻繁に発生されたりするケースが生じうる。このことは、潜在的に利用可能なエネルギリザーブが利用されない状態を生じさせる。
本発明は、最大許容発生器パワーを超過することなく、フレキシブルな、特に周囲条件に合わせて適応化された送出電力の制御によって、既存のエネルギリザーブがより良好に利用可能となるという認識を含む。特に、必要に応じて、プラズマを点弧するための点弧パワーを有するインパルスを、最大許容発生器パワーから得られるエネルギ量が超過されないかぎり、より長く持続するように制御することができ、このことは特に固定のパルス期間に比べて有利である。
別の態様は、送出エネルギのより良好な制御可能性に関する。送出エネルギの純粋に時間的な制御は、(冒頭に言及した従来技術に開示されているように)点弧パワーと切除パワーとの間の切り替えが非制御で繰り返される危険を生じさせ、このことは特に、不安定な切除プラズマのもとで、または過度に低い発生器設定パワーのもとで生じうる。こうしたケースでは、高い点弧パワーの繰り返しの送出により、組織への非制御の高いエネルギ入力が生じうる。
送出エネルギ平衡化量により、仮想エネルギ蓄積器の範囲において、送出された真のエネルギ量によって仮想エネルギ蓄積器が空となったことを考慮して、どれだけのエネルギが最新のスライド式決定期間中に既に消費されたか、したがって、定められた決定量のもと、どれだけのエネルギが瞬時にさらに利用可能であるかを検出することができる。よって、有利には、エネルギ送出の固定の時間制限を設定することなく、処置すべき組織への非制御の高いエネルギ入力の危険を低減することができ、または最小化することさえ可能である。
これに関連して、「スライド式」とは、平衡化フレームとしての決定期間が不変の期間を有するものの、連続する時間にともなって移動され、これにより転回していく時間窓が生じ、当該時間窓において、送出エネルギ平衡化量が再帰的に、例えば新たなプログラムサイクルごとにまたは定められたサイクル期間ごとに新たに計算されることを意味する。計算の際、特に、発生器設定パワーおよび(真に送出された)送出電力が平衡化される。したがって、比喩的に言えば、決定期間および最大送出エネルギ平衡化量によって定義される仮想エネルギ蓄積器につき、発生器設定パワーにしたがったエネルギの供給も、送出電力にしたがったエネルギの引き出しも行われる。発生器設定パワーによって、真に送出される送出電力が同時に仮想エネルギ蓄積器から引き出されながらも、どれだけのエネルギが当該仮想エネルギ蓄積器に供給されるかが決定される。ここから生じる差が、送出エネルギ平衡化量となる。
好適には、発生器設定パワーが設定可能であるように構成される。このことは、具体的には、発生器設定パワーの値、特に単位ワットを有するスカラー数値が、適切なユーザインタフェースまたは操作素子を介して設定可能であることを含む。例えば、こうした操作素子は、ジョグダイヤルまたはポインティングデバイスとして形成可能であり、任意手段として、発生器設定パワーの最新の設定値を表示するディスプレイを設けることもできる。発生器設定パワーの設定可能性により、有利には、送出電気エネルギの送出が調整可能となり、ひいては具体的な用途に合わせて適応化可能となる。ここでは、場合により、特にパワー上方限界として、法的なかつ/または規則による規定を考慮すべきである。
好適には、送出エネルギ平衡化量は、最大送出エネルギ平衡化量を超過しないように構成される。これは、具体的には、送出エネルギ平衡化量が制限されており、(比喩的に言えば)仮想エネルギ蓄積器が最大保持能力を有し、それ以上のエネルギが蓄積されないことを意味する。最大送出エネルギ平衡化量により、特に発生器設定パワーを考慮して、法的なかつ/または規則による規定の遵守を達成することができる。こうした規定は、特に、決定期間内の最大許容送出エネルギ量に関連する。特に、当該範囲は、DIN規格EN60601‐2‐2のタイトル“Medizinische elektrische Geraete ‐ Teil 2‐2: Besondere Festlegungen fuer die Sicherheit von Hochfrequenz‐Chirugiegeraeten”に定められており、ここには、1秒の決定期間内で400Jの最大許容送出エネルギ量が超過されないことが記載されている。このような発展形態では、有利には、最大エネルギ量の超過の危険を、特に患者の安全を保証するために、低減することができる。可能な発展形態では、最大送出エネルギ平衡化量は、さらに所定の値だけ、例えば最大送出エネルギ平衡化量の10%だけ低く選定可能であり、これにより、例えば法的なかつ/または規則による規定を超過する危険をいっそう低減するための安全マージンを見込むことができる。
一発展形態の範囲では、最大送出エネルギ平衡化量が、許容エネルギ量と送出されたエネルギ量との差から決定され、許容エネルギ量が、平衡化期間において最大で送出が許容されるエネルギ量となるように構成される。許容エネルギ量および平衡化期間に関する設定は、法的なかつ/または規則による決定に基づいて行うことができる。この場合、当該発展形態では、送出エネルギ平衡化量に関連して、法的なかつ/または規則による規定の遵守を達成し、にもかかわらずつねに(当該規定内で)最大で利用可能な送出パワーを利用することができる。これは特に、特に非侵襲的に構成された定められた送出エネルギパルス間のポーズ期間、特に点弧パルス間のポーズ期間によってこうした規定の遵守が達成されて、これにより潜在的に利用可能なパワーが利用されない従来技術とは異なると考えることができる。好ましい発展形態では、平衡化期間は決定期間に等しくてよい。
送出エネルギ限界値は、設定可能である。送出エネルギ限界値が設定可能であることで、有利には、パワー制御装置の挙動(ひいては高周波発生器の切除挙動)が調整可能となる。低い送出エネルギ限界値により、送出エネルギ平衡化量がゼロに等しくなった(つまりエネルギ蓄積器が完全に空となった)時点の後、高周波発生器に対し、再び迅速に、送出パワーの送出、特に点弧パワーの送出に必要なエネルギ量が供給されうる状態となる。しかし、低い送出エネルギ限界値は、送出エネルギ平衡化量の再びの迅速な最小値の下方超過、特にゼロへの降下も生じさせる。送出エネルギ限界値が過度に低く選定されると、蓄積器において利用可能なエネルギがプラズマの点弧に充分でなくなることも起こりうる。対して、送出エネルギ限界値がより大きく選定されれば、送出エネルギ限界値に達した後、より多くの送出エネルギが(特により長い点弧パルスにおいて)利用可能となる。ただし、当該ケースでは、ポーズ期間、すなわち送出エネルギ限界値に達するまでの待機時間が相応に長くなる。
一発展形態の範囲では、パワー制御装置は、送出エネルギ平衡化量を周期的に決定するように構成された平衡化ユニットを有するように構成される。このことは、具体的には、平衡化ユニットが、平衡化量の周期的な再計算により、仮想エネルギ蓄積器をつねに更新することを含む。この場合、周期的な再計算は、決定期間より短いサイクル時間内で行われる。可能な発展形態では、サイクル時間は、少なくとも係数100だけ、好ましくは係数1000だけ、特に好ましくは係数10000だけ、決定期間より短い。例えば、決定期間が1秒である場合、サイクル時間に対し、100μs〜5msの間の値を選定することができる。短いサイクル時間により、有利には、パワー制御装置にはつねに送出エネルギ平衡化量の最新の値が供給されるので、送出エネルギ平衡化量に基づく送出電力の閉ループ制御は、無視可能な遅延のみで可能となる。
冒頭に言及した課題を解決するために、さらに、高周波発生器のためのパワー制御装置を提案する。当該高周波発生器は、ここでは、電気外科器具のための電気出力端子と、少なくとも間接的に出力端子に接続された電流源または電圧源と、パワー制御装置とを有する。当該パワー制御装置は、送出エネルギ平衡化量が送出エネルギ限界値よりも大きいかまたは初期値を有する場合に、送出電力の送出を開始し、送出エネルギ平衡化量が最小値を下回る場合に、送出電力の送出を終了するように構成されており、ここで、送出エネルギ平衡化量は、スライド式決定期間にわたって決定され、送出エネルギ平衡化量は、発生器設定パワーと送出電力との差として形成される。本発明のパワー制御装置では、本発明の高周波発生器の利点が有利に利用される。パワー制御装置の可能な発展形態では、当該パワー制御装置は、既存の高周波発生器へのレトロフィットに適するように構成可能である。このために、パワー制御装置は、(特に交換可能な)ハードウェアモジュールおよび/またはソフトウェアモジュールとして構成可能である。
冒頭に言及した課題を解決するために、さらに、パワー制御装置により高周波発生器を動作させる方法を提案する。当該方法は、
・送出エネルギ平衡化量を初期エネルギへ初期化するステップと、
・送出エネルギ平衡化量が送出エネルギ限界値より大きいかまたは初期エネルギを有する場合に、特にフットスイッチを操作することにより、送出電力の送出を選択的に開始するステップと
を含む。
当該方法の一発展形態では、送出エネルギ平衡化量がゼロに等しい場合に、送出電力の送出が終了されるように構成される。
当該方法の一発展形態では、送出エネルギ平衡化量が、スライド式決定期間にわたって、供給された発生器設定パワーと送出された送出電力とから決定されるように構成される。
本発明の高周波発生器を動作させる方法では、高周波発生器の利点が有利に利用される。
本発明の別の利点、特徴および詳細は、以下の好ましい実施形態の説明から、さらに図面に即して得られる。
接続された電気外科器具を有する高周波発生器を示す図である。 本発明のコンセプトによる高周波発生器の基本回路図である。 最大送出エネルギ平衡化量の決定を示す概略図である。 高周波発生器の可能な動作を示す状態図である。 送出パワーおよび送出エネルギ平衡化量の概略的な経過特性を示すフローチャートである。 作動回路の詳細を示す基本回路図である。 スイッチオンモードの可能な切り替え状態を示す図である。
図1には、電流源に接続するための電力ケーブルが入力側に設けられた高周波発生器10が示されている。高周波発生器10は、当該高周波発生器10の作動に用いられるフットスイッチ240に接続されている。出力側では、ここには詳細に図示されていない2つの出力極、すなわち高周波発生器10の出力端子125の第1の出力極125.1および第2の出力極125.2が、電流線路を介して、電気外科器具205のバイポーラ電極210に接続されている。ここでは、電気外科器具にバイポーラ切除電極210が設けられており、当該バイポーラ切除電極210は、図1の例示的な実施形態では、バイポーラループ切除器具として構成されている。
図2には、従来技術に比べて改善された切開挙動を有する本発明の高周波発生器10の好ましい一実施例の基本回路図が示されている。図示の実施例は、外科的介入、特に経尿道切除術(TURi)の分野、また他の分野、例えば内視鏡的粘膜切除術(EMR)およびポリペクトミーにも適している。
高周波発生器10は電源110を含み、当該電源110は、入力端110.1で交流電流供給網に接続可能であり、出力側では、出力端110.2で、クロック制御可能な高周波発生器モジュール120の入力端120.1に接続されている。当該電源110は、交流電圧を直流電圧に変換する。
高周波発生器モジュール120は、直流電圧を、0.3MHz〜2MHzの間の周波数を有する交流電圧に変換する。高周波発生器モジュール120の出力端120.2は、少なくとも1つの通電防止コンデンサ122と高周波発生器10の2極の電気出力端子125とを介して、電気外科器具205のバイポーラ電極210に接続されている。少なくとも1つの通電防止コンデンサは、直流電流の伝送を阻止しなければならない。ここで、出力端120.2での交流電圧の送出は、クロック制御されて行われる。「クロック制御されて」とは、種々のインパルス長さおよび種々のインパルス経過を有する複数のインパルスを含むパルス列が出力端120.2に供給されるよう、高周波発生器モジュール120が作動回路322によりクロック制御可能であることを意味する。インパルス振幅は、当該インパルスの経過に関して変化しうる。高周波発生器モジュール120のパワー送出は、送出エネルギ平衡化量EBが種々のパワーレベルおよび期間で送出電力のシーケンスを送出できるよう、時間的に制御される。
電気外科器具205は、ふつう、切除電極210およびグリップ部212から成る。切除電極210の近傍に位置する(ここでは一部が図示された)組織230を電気外科的に切除可能とするために、手術領域の身体組織230に塩化ナトリウム溶液232を加え、当該領域において電極210によりプラズマ234を形成することができる。これは、高周波発生器モジュール120の出力端120.2に、高い電力、特に点弧パワーPIを有する高周波電流が送出されることにより行われる。高周波発生器モジュール120の出力端120.2には、2極の電気出力端子125を介して、電気外科器具のバイポーラ切除電極210が接続されている。バイポーラ切除電極210に送出される高周波電流により、バイポーラ切除電極210の領域で塩化ナトリウム溶液232の加熱が行われ、これにより、プラズマ234が点弧される。当該プラズマ234により、手術医は、切除電極210に印加される組織230において所望の切除を行うことができる。手術医は、一般に、ここには図示していないフットスイッチ240の操作により、こうした切除過程を開始および終了することができる。
電気外科的切除に必要なプラズマを維持するには、比較的低い電力、特に切除パワーPCがあれば充分である。これは、プラズマが生理食塩水よりも格段に高い電気抵抗を有するために、このようになる。プラズマの電気抵抗は数百Ωの領域となりうるのに対して、生理食塩水の電気抵抗は約25Ωの領域でありうる。
高周波発生器10は、平衡化ユニット320を含むパワー制御装置300を有する。
平衡化ユニット320は、パワー検出ユニット330を有する。パワー検出ユニット330は、真に送出された送出電力POが検出可能となるように、特に測定可能となるように、高周波発生器モジュール120の出力端120.2に接続されている。パワー検出ユニット330の出力端は、第1の積分器332に接続されている。第1の積分器332は、送出電力POの値、特に測定値を、決定期間TAにわたって積分し、これにより決定期間TA内で高周波発生器モジュール120から真に送出された送出エネルギ量EOを求めるように構成されている。
平衡化ユニット320は、さらに、第2の積分器334を有する。当該第2の積分器334は、発生器設定パワーPAVの値を決定期間TAにわたって積分するように構成されている。第2の積分器334は、入力側で、ユーザが発生器設定パワーPAVを設定可能な発生器パワー設定モジュール342に接続されている。第2の積分器334は、出力側から積分結果を和形成器336に伝送し、当該和形成器により、発生器設定パワーの積分に初期エネルギESが加算され、設定エネルギ量EAVが決定される。所定の実施形態では、代替的に、発生器設定パワーPAVに決定期間TAを乗算することにより、設定エネルギ量EAVを簡単に形成することもできる。この場合、EAV=PAVTAが当てはまる。
和形成器336によって発生器設定パワーの積分に加算される初期エネルギESは、初期エネルギ設定モジュール344を介して設定可能である。この場合、初期エネルギESは、特に、最大送出エネルギ平衡化量EBMAXが超過されないように選定されなければならない。
差形成器338では、送出エネルギ量EOが設定エネルギ量EAVから減算され、これにより、送出エネルギ平衡化量EBが形成される。ここから、式による関係、すなわち
Figure 2021515660
が得られる。
作動回路322は、入力側で、差形成器338と限界値設定モジュール346とに接続されている。限界値設定モジュール346を介して、送出エネルギ限界値EBXが設定可能である。送出エネルギ限界値EBXは、特に、その値から送出電力POの送出、特に点弧パワーPIの送出を行う、増大する送出エネルギ平衡化量EBの最小値を定義している。つまり、送出エネルギ限界値EBXによって定義された最小エネルギ量よりも大きいエネルギ量が仮想エネルギ蓄積器内に存在する場合にのみ、点弧パワーが送出される。到来するパラメータ、すなわち送出エネルギ平衡化量EBと送出エネルギ限界値EBXとに依存して、作動回路322は、スイッチオン信号Dを出力する。スイッチオン信号Dを高周波発生器モジュール120に伝送するために、作動回路322は、出力側で、高周波発生器モジュール120に信号伝送可能に接続されている。スイッチオン信号Dを介して、高周波発生器モジュール120による送出エネルギPOの送出が作動可能および遮断可能となり、つまり開始可能および終了可能となる。
平衡化ユニット320は、サイクル時間TZで動作し、これは、送出エネルギ平衡化量EBを形成するための上述した計算が、サイクル時間TZを有するサイクルTの後に、更新された入力データ、特に最新の発生器設定パワーPAVおよび最新の送出パワーPOを用い、新たなサイクルT+1において新たに行われることを意味する。つまり、送出されたエネルギ量EOおよび設定エネルギ量EAVの値は、各サイクルTで更新される。サイクル時間TZは、特に平衡化ユニットの具体的な構成に応じて、特に使用されるハードウェアおよびソフトウェアに応じて、例えば100μs〜5msの間で選定することができる。
また、パワー制御装置300は、完全にまたは部分的に、コンポーネント320および任意手段としての別のコンポーネントがプログラミングされたマイクロコントローラ内に実現することもできる。
図3Aには、概略的に、最大送出エネルギ平衡化量EBMAXを求めるため、ひいては(比喩的に言えば)エネルギ蓄積器の大きさを求めるための図が示されている。外側の枠は、ここでは破線で示されているが、技術的なかつ/または法的なかつ/または規則による規定によって形成される。ここでの枠は、DIN EN60601−2−2のタイトル“Medizinische elektrische Geraete ‐ Teil 2-2: Besondere Festlegungen fuer die Sicherheit von Hochfrequenz‐Chirugiegeraeten”の規定によることができ、ここには、1秒の平衡化期間TB内で400Jの許容エネルギ量EAが超過されてはならないことが定められている。この場合、例示的にPAV=300Wとして選定されている、設定可能な発生器設定パワーPAVは、(1秒の平衡化期間TB内で)相応に、300Jの設定エネルギ量EAVを送出することになる。許容エネルギ量EAと設定エネルギ量EAVとの差から、ここでは100Jである最大送出エネルギ全体量EBMAXが得られる。
図3Bには、高周波発生器の可能な動作の状態図が示されている。初期エネルギESによる送出エネルギ平衡化量EBの作動または初期化の後、高周波発生器10は、作動状態HFONにある。当該作動状態HFONでは、スイッチオン信号Dが値「on」を有し、したがって高周波発生器モジュール120が送出電力POを送出する。送出エネルギ平衡化量EBが最小値EBMINを下回り、例えばゼロとなると(すなわち仮想エネルギ蓄積器が完全に空になると)、高周波発生器10は遮断状態HFOFFへ移行する。遮断状態HFOFFでは、スイッチオン信号Dが値「off」を有し、したがって、高周波発生器モジュール120は送出電力POを送出しない。当該遮断状態HFOFFでは、送出エネルギ平衡化量EBが、特に発生器設定パワーPAVの入力によって再び増大する。すなわち、仮想エネルギ蓄積器が再び充電される。送出エネルギ平衡化量EBが送出エネルギ限界値EBXを上回ると直ちに、高周波発生器10は再び作動状態HFONへ移行する。最大で最大送出エネルギ平衡化量EBMAXの値を取りうる高い初期エネルギESは、作動後、最大限の長さの送出期間を生じさせる。本発明の範囲において一般には、初期エネルギESの値が送出エネルギ限界値EBXと等しい値に選定されると、有利でありうる。このように、初期化後の最初の点弧試行は、特にパルス期間およびこれに続く待機期間に関して、それぞれ送出エネルギ限界値EBXに達した後に行われる次の点弧試行に対応する。なお、初期エネルギESが処置の開始時に1回のみ導入されるように構成可能である。
図3Cには、本発明のコンセプトによる高周波発生器10の一発展形態の送出電力POおよび送出エネルギ平衡化量EBの時間経過特性の図が示されている。第1の時点T1では、電気送出エネルギPOが、ここでは2300Wである点弧パワーPIの値を取っている。設定可能な発生器設定パワーPAVは、ここでは300Wであり、最大送出エネルギ平衡化量EBMAXは(図3Aに示したように)100Jである。
送出エネルギ平衡化量EBにより、(決定期間TA内で)所定の送出エネルギ量、すなわち最大送出エネルギ平衡化量EBMAXが超過されないことが保証可能となる。この場合、送出パワーPOは、短時間、特に決定期間TA内の時間中であれば、最大送出エネルギ平衡化量EBMAXと決定期間TAとの商から生じる平均送出パワーより高くなってもよい。ただし、高い送出パワーPOは、送出エネルギ平衡化量EBが、最大仮想送出パワーにしたがって新たなエネルギが加えられうるよりも迅速に低減される状態を生じさせる。言い換えれば、(仮想エネルギ蓄積器の範囲において、)送出エネルギ平衡化量EBが、充電されるよりも迅速に放電されてしまう。
時点T2では、送出エネルギ平衡化量EBが最小送出エネルギ平衡化量EBMINに等しくなっており、つまり、仮想エネルギ蓄積器が汲みつくされている。最小送出エネルギ平衡化量EBMINは、ここではゼロに等しい。したがって、時点T1で開始された点弧パルスのパルス期間は、時点T2で終了している。発生器設定パワーPAVは300Wであり、点弧パワーPIは2300Wであるので、パワー差は2000Wである。最大送出エネルギ平衡化量EBMAXが100Jであれば(ならびに最初の初期エネルギESが100Jであれば)、時点T2には0.05s後、すなわち50ms後に達する。時点T2で、送出電力POの送出は高周波発生器モジュール120によって終了され、すなわち、高周波発生器10は遮断状態HFOFFへ切り替えられる。したがって、図では、点弧パワーPIの値POが段状にゼロへ低下している。時点T2から、送出エネルギ平衡化量EBは、特に発生器設定パワーPAV=300W=300J/sに相当する速度で増大する。第3の時点T3で、送出エネルギ平衡化量EBが、ここでは60Jである送出エネルギ限界値EBXの値に達する。したがって、第3の時点T3は、第2の時点T2から0.2s=200ms後であり、T3=250msが当てはまる。時点T2と時点T3との間の時間は、送出電力POが送出されない待機期間である。
時点T3から、つまり送出エネルギ限界値EBXに達した後、高周波発生器モジュール120は、送出電力POの送出が再び行われるように、スイッチオンモジュール323を介して駆動される。バイポーラ電極での低い出力抵抗に基づいて、送出電力POが比較的高い値、すなわち点弧パワーPIのレベルの値を取る。時点T4で、プラズマが有効に点弧され、これに応じてバイポーラ電極の出力抵抗が増大し、したがって、送出電力POが低い値へ、特に切除パワーPCへ跳躍的に降下し、ここで、切除パワーPCは点弧パワーPIよりも数倍低い。ここでは、切除パワーPCは100Wである。
送出された切除パワーPCが発生器設定パワーPAVよりも低いという事実に基づいて、送出エネルギ平衡化量EBは第4の時点T4から増大する。比喩的に言えば、仮想エネルギ蓄積器が放電時よりも迅速に充電される。これにより、送出エネルギ平衡化量EBは、第5の時点T5で、ここでは100Jであるその最大値、すなわち最大送出エネルギ平衡化量EBMAXに達する。切除パワーPCが100Wであり、発生器設定パワーPAVが300Wである場合、パワー差200Wは200J/sである。
電気外科器具205により、切除は、時点T5を超えて、切除過程がフットスイッチ240の解放によって遮断されるまで、またはプラズマが停止されるまで、続行可能である。ここに図示されていない当該時点から、ここで説明している処置が切開のために繰り返し可能となる。
図4Aには、基本回路図として、作動回路322の可能な構造が示されている。作動回路322は、ここでは、3つの比較モジュール322A〜322Cと、サイクルメモリ325と、スイッチオンモジュール323とを有している。ここでは、サイクルZ中の作動回路322の機能が示されている。
第1の比較モジュール322Aでは、送出エネルギ平衡化量EBの値が最小送出エネルギ平衡化量EBMMINより大きいかどうか、特にゼロより大きいかどうかが検査される。ゼロより大きい場合、第1の比較信号Aが出力され、スイッチオンモジュール323へ導通される。当該比較信号Aと、別の比較モジュール322B,322Cの比較信号とは、特にブール性を有することができ、よって専ら値0または値1を取ることができる。
サイクルメモリ325は、スイッチオンモジュール323から先行のサイクルZ−1で出力されたスイッチオン信号Dを記憶し、最新のサイクルZにおいて、先行のスイッチオン信号DVとして出力側に供給する。サイクルメモリ325に接続された第2の比較モジュール322Bでは、先行のスイッチオン信号DVが正であるかどうか、すなわちDV=D(Z−1)=「on」であるかどうかが検査される。「on」である場合、正の第2の比較信号Bが出力され、スイッチオンモジュール323へ導通される。
第3の比較モジュール322Cでは、送出エネルギ平衡化量EBが送出エネルギ限界値EBXと比較される。送出エネルギ平衡化量EBが送出エネルギ限界値EBXよりも大きい場合、(比喩的に言えば)エネルギ蓄積器が定められた最小値まで充填される。この場合、正の第3の比較信号Cが出力され、スイッチオンモジュール323へ導通される。
スイッチオンモジュール323は、比較信号A,B,Cに依存して、値「on」または「off」を取りうるスイッチオン信号Dを出力する。同様に、代替的にもしくは付加的に、スイッチオンモジュール323により、ブール形態のスイッチオン信号、すなわち相応に「on」に対して1、「off」に対して0を出力することができる。
図4Bには、スイッチオンモジュール323の可能な切り替え状態323.1〜323.5が示されている。第1の切り替え状態323.1では、第1の比較信号Aが負であり、すなわちA=0である。ここから、第2の比較信号Bまたは第3の比較信号Cが正であるかまたは負であるかにかかわらず、負のスイッチオン信号Dが生じる。負のスイッチオン信号D、すなわち切り替え位置「off」により、高周波発生器モジュール120によって送出電力POが送出されないことになる。当該切り替え状態323.1は、送出エネルギ平衡化量EBが最新の時点でゼロに等しく、(比喩的に言えば)仮想エネルギ蓄積器が空であることを意味する。
第2の切り替え状態323.2では、第1の比較信号Aおよび第3の比較信号Cが正であり、第2の比較信号Bが負であり、これにより、正のスイッチオン信号D、すなわち切り替え位置「on」が生じる。当該スイッチオン状態323.2は、最新のサイクルZで送出エネルギ平衡化量EBが送出エネルギ限界値EBXより大きく、かつ先行のサイクルZ−1ではスイッチオンモジュール323が負のスイッチオン信号Dを出力しており、したがって先行のサイクルZ−1で高周波発生器モジュール120が送出パワーPOを送出しなかった場合に生じる。
第3の切り替え状態323.3では、3つの比較信号A,B,Cの全てが正であり、このため、正のスイッチオン信号D、すなわち切り替え位置「on」が生じる。当該切り替え状態323.3は、最新の時点で送出エネルギ平衡化量EBが送出エネルギ限界値EBXより大きく、先行のサイクルZ−1ではスイッチオンモジュール323が正のスイッチオン信号Dを出力したことを意味する。後者は、高周波発生器モジュール120が先行のサイクルZ−1で送出パワーPOを送出したことを意味する。
第4の切り替え状態323.4では、第1の比較信号Aが正であり、かつ第2の比較信号Bおよび第3の比較信号Cが負であり、これにより負のスイッチオン信号D、すなわち切り替え位置「off」が生じる。当該切り替え状態323.4は、最新の時点で送出エネルギ平衡化量EBが送出エネルギ限界値EBXより小さく、先行のサイクルZ−1ではスイッチオンモジュール323が負のスイッチオン信号Dを出力した、つまり高周波発生器モジュール120が送出パワーPOを送出しなかったことを意味する。
第5の切り替え状態323.5では、第1の比較信号Aおよび第2の比較信号Bが正であり、かつ第3の比較信号Cが負であり、これにより正のスイッチオン信号D、すなわち切り替え位置「on」が生じる。当該切り替え状態323.5は、最新の時点で送出エネルギ平衡化量EBが低下して送出エネルギ限界値EBXより小さくなり、先行のサイクルZ−1ではスイッチオンモジュール323が正のスイッチオン信号Dを出力した、つまり高周波発生器モジュール120が送出パワーPOを送出したことを意味する。
各切り替え状態に関連して、特に、第4の切り替え状態323.4および第5の切り替え状態323.5に言及しておく。すなわち、2つの切り替え状態323.4,323.5においては、送出エネルギ平衡化量EBが送出エネルギ限界値EBXよりも小さい。
この場合、第4の切り替え状態323.4では、先行のスイッチオン信号DV、すなわち先行のサイクルZ−1のスイッチオン信号Dが負であり、つまり高周波発生器モジュール120によって送出エネルギPOが送出されなかったのである。
ただしここで、第5の切り替え状態323.5と同様に、先行のサイクルZ−1のスイッチオン信号Dが正であった場合、すなわち高周波発生器モジュール120が送出エネルギPOを送出した場合には、高周波発生器モジュール120は、さらに、(最新のサイクルZでのスイッチオンモジュール323による正のスイッチオン信号Dの出力に基づいて)送出エネルギPOを送出する。つまり、簡単に言えば、(送出エネルギ平衡化量EBが送出エネルギ限界値EBXを下回っても)作動された高周波発生器モジュール120が作動されたままとなり、送出エネルギ平衡化量EBが最小送出エネルギ平衡化量EBMINを下回ってはじめて、特にゼロに等しくなってはじめて、遮断される。「作動される」「遮断される」とは、ここでは特に、高周波発生器モジュール120の出力端120.2を介した送出電気エネルギPOの送出に関連しており、電源110および/または高周波発生器10全体がオンであるかまたはオフであるかには関連しない。
10 高周波発生器
110 電源、クロック制御可能な電源
110.1 電源の入力端
110.2 電源の出力端
120 高周波発生器モジュール
122 通電防止コンデンサ
125 出力端子、高周波発生器の出力極
125.1 第1の出力極
125.2 第2の出力極
205 電気外科器具
210 切除電極、電気外科器具のバイポーラ電極
212 電気外科器具のグリップ部
230 組織
232 塩化ナトリウム溶液、生理食塩水
234 プラズマ
240 フットスイッチ
300 パワー制御装置
320 平衡化ユニット
322 作動回路
322A 第1の比較モジュール
322B 第2の比較モジュール
322C 第3の比較モジュール
323 スイッチオンモジュール
323.1〜323.5 第1の切り替え状態〜第5の切り替え状態
325 サイクルメモリ
330 パワー検出ユニット
332 第1の積分器
334 第2の積分器
336 和形成器
338 差形成器
342 発生器パワー設定モジュール
344 初期エネルギ設定モジュール
346 限界値設定モジュール
348 乗算器
356 点弧電圧
610 仮想エネルギ蓄積器
630 真のエネルギ量
A,B,C 第1の比較信号〜第3の比較信号
D スイッチオン信号
DV 先行のスイッチオン信号
EA 許容エネルギ量
EAV 送出されたエネルギ量
EB 送出エネルギ平衡化量
EBMAX 最大送出エネルギ平衡化量
EBMIN 最小送出エネルギ平衡化量、最小値
EBX 送出エネルギ限界値
EO 送出エネルギ量
ES 初期エネルギ
HFOFF 高周波発生器の遮断状態
HFON 高周波発生器の作動状態
PAV 発生器設定パワー
PC 切除パワー
PI 点弧パワー
PO 送出パワー、電力
T 時間
TA 決定期間
TB 平衡化期間
TI 点弧時点
TZ サイクル時間
Z サイクル、計算サイクル

Claims (10)

  1. 電気外科器具(205)を接続するための高周波発生器(10)であって、
    電気外科器具(205)のための電気出力端子(125)と、
    少なくとも間接的に前記出力端子(125)に接続された電源(110)と、
    前記出力端子(125)を介して送出される送出電力(PO)を制御するパワー制御装置(300)と、
    を有し、
    前記パワー制御装置(300)は、
    送出エネルギ平衡化量(EB)が送出エネルギ限界値(EBX)よりも大きい場合に、送出電力(PO)の送出を開始し、
    前記送出エネルギ平衡化量(EB)が最小値(EBMIN)を下回る場合に、前記送出電力(PO)の送出を終了する
    ように構成されており、
    前記送出エネルギ平衡化量(EB)は、スライド式決定期間(TA)にわたって、供給された発生器設定パワー(PAV)と送出された前記送出電力(PO)とから決定される
    ことを特徴とする、高周波発生器(10)。
  2. 前記発生器設定パワー(PAV)は、設定可能である、請求項1記載の高周波発生器(10)。
  3. 前記送出エネルギ平衡化量(EB)は、最大送出エネルギ平衡化量(EBMAX)を超過しない、請求項1または2記載の高周波発生器(10)。
  4. 前記最大送出エネルギ平衡化量(EBMAX)は、許容エネルギ量(EA)と設定エネルギ量(EAV)との差から決定され、前記許容エネルギ量(EA)は、平衡化期間(TB)において最大で送出が許容されるエネルギ量であり、前記設定エネルギ量(EAV)は、前記平衡化期間(TB)における前記発生器設定パワー(PAV)から決定される、請求項1から3までの少なくとも1項記載の高周波発生器(10)。
  5. 前記送出エネルギ限界値(EBX)は、設定可能である、請求項1から4までの少なくとも1項記載の高周波発生器(10)。
  6. 前記パワー制御装置(300)は、前記送出エネルギ平衡化量(EB)を周期的に決定するように構成された平衡化ユニット(320)を有する、請求項1から5までの少なくとも1項記載の高周波発生器(10)。
  7. 請求項1から6までのいずれか1項記載の高周波発生器(10)のためのパワー制御装置(300)であって、
    前記高周波発生器(10)は、
    電気外科器具(205)のための電気出力端子(125)と、
    少なくとも間接的に前記出力端子(125)に接続された電流源または電圧源(110)と、
    パワー制御装置(300)と、
    を有し、
    前記パワー制御装置(300)は、
    送出エネルギ平衡化量(EB)が送出エネルギ限界値(EBX)よりも大きいかまたは初期値(EBI)を有する場合に、送出電力(PO)の送出を開始し、
    前記送出エネルギ平衡化量(EB)が最小値(EBMIN)を下回る場合に、前記送出電力(PO)の送出を終了する
    ように構成されており、
    前記送出エネルギ平衡化量(EB)は、スライド式決定期間(TA)にわたって決定され、前記送出エネルギ平衡化量(EB)は、発生器設定パワー(PAV)の積分と前記送出電力(PO)との差として形成される
    ことを特徴とする、パワー制御装置(300)。
  8. 請求項7記載のパワー制御装置により、請求項1から6までのいずれか1項記載の高周波発生器(10)を動作させる方法であって、
    送出エネルギ平衡化量(EB)を初期エネルギ(ES)へ初期化するステップと、
    送出エネルギ平衡化量(EB)が送出エネルギ限界値(EBX)より大きいかまたは初期エネルギ(ES)を有する場合に、特に選択的にフットスイッチ(240)を操作することにより、送出電力(PO)の送出を開始するステップと、
    を含む、方法。
  9. 前記送出エネルギ平衡化量(EB)がゼロに等しい場合に、前記送出電力(PO)の送出を終了する、請求項8記載の方法。
  10. 前記送出エネルギ平衡化量(EB)を、スライド式決定期間(TA)にわたって、供給された発生器設定パワー(PAV)と送出された前記送出電力(PO)とから形成する、請求項8または9記載の方法。
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