JP2021513636A - 流体を移送するための継手、そのような継手の流体経路を閉鎖するための方法および前記継手の好ましい使用 - Google Patents

流体を移送するための継手、そのような継手の流体経路を閉鎖するための方法および前記継手の好ましい使用 Download PDF

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Abstract

ハウジング(20)と、そこへ留められることができてあらかじめ定められた軸方向の引く力(Z)がスプリング力(F)を克服する間に凌駕した時にハウジング(20)から分離されることができるニップル(30)とを持っており、ハウジング(20)およびニップル(30)を横切り、それの進路において配置されたハウジング側およびニップル側逆止弁(21、31)を持っていて放射状に案内された仕方においてニップル(30)の通気された円筒状の内部(35)の周囲に走らせられる流体導管(15)を持っており、当該導管において閉止機構はそれぞれの弁側ピン(22、32)とこれらのピンの間において配置されたスリーブ(33)とを備え、該スリーブはニップル(30)の内部(35)において軸方向に移動可能であるように配置されて、ニップル(30)が固定されては、逆止弁(21、31)はそれらのスプリング力に対して開放しておかれ、および、ニップル(30)が解放されては、ハウジング側逆止弁(21)は完全に閉鎖されてニップル側逆止弁(31)は少なくとも部分的に閉鎖されるようなやり方においてスプリング圧力はめ込みされたロック素子(34)を以ってピン(22)のうちの少なくとも一つへロックされることができる、流体を移送するための継手(10)と、発明は関連する。またそのような継手の流体導管を閉鎖するための方法とおよびそれの好ましい使用とも、発明は関連する。

Description

説明
先行技術
発明は、燃料補給技術の技術的な分野とおよび、とりわけ、請求項1による流体を移送するための継手、請求項13によるそのような継手の流体経路を閉鎖するための方法および請求項15による前記継手の好ましい使用と関連する。
燃料電池車両の水素燃料補給において車両は、補給継手およびそこへ連結されたホースを経て補給所のディスペンサーへ連結される。安全理由のために、このホースは決められた引張りの負荷でディスペンサーから分離されねばならずそれから媒体逃げはホースおよびディスペンサー側で防がれねばならない。離脱が生じねばならない、力は、具体的な範囲へ固定される。同時に、難題は、離脱力の上のおよび下の限度が完全な温度範囲における0バールから最大の作業圧力に至るまでの圧力で凌駕されても割込まれてもいけないということである。それゆえに、離脱力に実質的に影響する、軸方向の力を圧力が生成するということは排除される。加えるに、離脱保護は完全な圧力および温度範囲にわたって堅固だという、要求が、存在する。
発明によって扱われた課題
発明によって扱われた課題は、上の課題を解決することと車両の燃料補給安全を簡単なおよび信頼できる、また費用効果もあるやり方において増加させることとである。
課題の解決
ハウジングと、そこへ固定されることができあらかじめ定められた軸方向の引張りの力が凌駕した時にスプリング力を克服することによってハウジングから分離されることができるニップルとを、ハウジングおよびニップルを通って通過し、放射状に向けられた仕方においてニップルの通気された円筒状の内部の周囲に案内される、流体経路とともに備え、当該経路の進路においてハウジング側およびニップル側逆止弁が配置され、当該経路において閉止機構はそれぞれの弁側ピンと前記ピンの間において配置されたスリーブとを備え、該スリーブは軸方向に移動可能な仕方においてニップルの内部において配置され、スプリング圧力はめ込みされたロック素子を以ってピンのうちの少なくとも一つとともにロックされることができ、それでニップルが固定される時に、逆止弁はそれらのスプリング力に対して開放しておかれ、ニップルが解放される時にハウジング側逆止弁は完全に閉鎖されてニップル側逆止弁は少なくとも部分的に閉鎖される、請求項1による流体を移送するための継手によって、この課題は解決される。
本発明による継手の本質的な点は、ディスペンサーへ固定された離脱継手の部分とホースで固定された離脱ニップルとの間における両方の側の放射状の密封とともの各場合における放射状の圧力移送によって広範な圧力非依存性が保証されることができるという点にそれによってある。従って、とりわけ、静的なシールよりも維持により敏感であってより高価である、どんな動力のシールももはや必要でない。同時に、逆止弁それら自身のスプリング力を使用する、両方の逆止弁のために、離脱の情況においてそれらを信頼して閉鎖する為に単一の簡単な閉鎖機構は生成される。ただホースの制御された通気が要求されるべきでなくて異なるように向きを変えられることができる時にだけニップル側逆止弁はそれによって完全に閉鎖される。
好ましい実施の形態
本発明の好ましい実施の形態は、それぞれの従属請求項において指し示される。
本発明による継手の第一の好ましい実施の形態において、スリーブはハウジング側のピストンの周囲に掛かり、ロック素子を以ってそこへ固定されることができてそれのスプリング力に対してそこから分離されることができ、ハウジング側のピンは軸方向に移動可能な仕方においてピストンにおいて案内され、ロック素子に対してハウジング側逆止弁の開放状態において支えられるということが与えられる。結果として、ニップル側逆止弁を閉鎖すること、ハウジング側逆止弁の閉鎖およびニップルとハウジングとの離脱の情況における分離のためのスリーブの固定の三重の機能は、直ちに保証される。
本発明による継手のさらなる好ましい実施の形態において、後者につながってピストンの自由な端へ向かって連続的に放射状に外向きに延びる、ピストンベベルを持っている、少なくとも一つの軸方向の溝をピストンは持っており、当該溝の中へそれぞれのロック素子が掛かり、当該ベベルを経てロック素子はスリーブがピストンから除去される時にそれらのスプリング力に対して放射状に外向きに押されることができるということが与えられる。従って、特に簡単なおよび同時に信頼できる機械的な解決が、ハウジング側逆止弁を一斉に閉鎖する間にスリーブをピストンから分離するために与えられる。
本発明による継手のもっとさらなる好ましい実施の形態において、ピストンの自由な端へ向かって連続的に先細りになる、先端をピストンは持っており、当該先端を経てロック素子はスリーブがピストンではめ込まれる時にそれらのスプリング力に対して放射状に外向きに押されることができるということが与えられる。従って、簡単なおよびまた信頼もできる機械的な解決が、ハウジング側の逆止弁を一斉に開放する時にスリーブをピストンで離脱後に(再度)はめ込むために与えられる。
本発明による継手のもっとさらなる好ましい実施の形態において、ピストンの自由な端は、流体経路に対して封鎖されてニップルがハウジングへ固定される時に通気された内部において収容されるということが与えられる。通気された内部における収容の結果として、継手の圧力非依存的な機能を危うくするだろう、ピストン先端での抵抗圧は排除される。
本発明による継手のもっとさらなる好ましい実施の形態において、ピストンの連続的に先細りになる先端は、通気された内部の中へ伸びるということが与えられる。結果として、継手の圧力非依存性を危うくするだろう、ピストン先端での抵抗圧が排除されるのみならず、むしろ同時にまたスリーブの(再度)はめ込みも簡単な仕方において可能である。
本発明による継手のもっとさらなる好ましい実施の形態において、ハウジング側ピンは、ロック素子に対して、とりわけ、軸方向の止め具を経て、とりわけ、ピンの周囲に環状に掛かる保持素子を付加的に経てロックピンに対して支えられ、それに従って機械的に特に簡単な閉止機構は実現されるということが与えられる。付加的な保持素子はロック素子の特に正確な位置決めおよび支えを殊にこれらがそこへ印加される、ロックピンとして設計される時に、それによって提供することができる。
本発明による継手のもっとさらなる好ましい実施の形態において、ニップルがハウジングへ固定される時にその通気された内部をハウジングによって備えられないニップルの部分へ連結する、通気経路が、与えられるということが与えられる。なぜならこの部分は雰囲気と直接に通じることができるから、継手の雰囲気の圧力レベルを常に持っている、内部の機械的に簡単なおよび信頼できる通気がある。
本発明による継手のもっとさらなる好ましい実施の形態において、スリーブはニップル側のピンへ固定して連結されて後者は、とりわけ、円筒ピンとして設計されるということが与えられる。原則において、スリーブは、必ずしもピンへ固定して連結されねばならなくはない。しかしながら、固定して連結されたピンは簡単な機械的な解決を構成する、なぜならこの点でどんな別々の部分も要求されないからである。
本発明による継手のもっとさらなる好ましい実施の形態において、ロック素子の領域における、とりわけ、ロック素子の放射状の位置平面における流体経路は、スリーブを通ってピストンから放射状に延びるということが与えられる。結果として、ロック素子の領域における材料厚さはスリーブとニップルハウジングとの間における流体の軸方向の案内はもちろん、コンパクトな設計を成し遂げるために利用されることができる。原則において、またロックピンそれら自身を流体経路で装備することまたは囲むこともそれによって考えられるだろう。
本発明による継手のもっとさらなる好ましい実施の形態において、ニップルは、あらかじめ定められた軸方向の引張りの力によってのハウジングからの分離に対して合併されたボール/スプリング確保手段を以って固定されるということが与えられる。従って、また標準の規則の全部も満たす、決められた離脱保護が、生み出される。好ましくは、ニップルをハウジングの中へ挿入するための合併されたボール/スプリング確保手段は、偏心器機構を以ってそれによって初荷重されることができる。これは、とりわけ、ニップルのハウジングにおける特に簡単な(再度)はめ込みを許す。
あらかじめ定められた軸方向の引張りの力は克服してニップルはハウジングから解放され、ニップル側逆止弁はスリーブと相対的なニップルの軸方向の移動によって少なくとも部分的に閉鎖されてハウジング側逆止弁はスリーブと共のニップルの軸方向の移動によって完全に閉鎖される、記述された継手の流体経路を閉鎖するためのまた請求項13による方法によっても、上の課題は解決される。
ニップルの等しく信頼できるおよび安全な離脱を保証する、本発明による方法の本質的な点は、両方の逆止弁を閉鎖するためのその簡単な手続きにそれによってある。とりわけ、さもなければ行動の一定の過程、試験手順および安全予防を命じるだろう、この方法は、車両に燃料補給する時に普通の使用者ふるまいにおける何の変化も要求しない。
本発明による方法の好ましい実施の形態において、合併されたボール/スプリング確保手段は偏心器機構を経て初荷重され、ニップルはハウジングの中へ挿入されて合併されたボール/スプリング確保手段を緩和することによって固定されるということが与えられる。従って、とりわけ、従来の工具を使用して実行されることができる、ニップルのハウジングにおける特に簡単な(再度)はめ込みは、可能である。
上に記述された継手の特に高い信頼性および簡単な操作に因って、これは、とりわけ、水素、天然ガスおよび液化されたガスで車両に燃料補給するために好ましく使用されるべきである。水素燃料補給の場合における高い圧力レベルででさえも堅固さは、離脱の情況においてでさえもそれによって保証される。
上に言及されたおよび下にもっと明白にされる特徴は、本発明の視野からはずれることなくそれぞれに明示された合併においてのみならず、他の合併または孤立しても使用されることができるということが理解される。
図の短い説明
発明の好ましい実施の形態は図面において描写されて詳細に次の説明において明瞭にされ、そこで同一の参照符号は同一のまたは類似したまたは機能的に同一のコンポーネントと関連する。
図1aは、連結された状態における本発明による継手の長軸方向に切断された側面図を示す;
図1bは、図1aの継手の閉止機構の拡大された長軸方向に切断された側面図を示す;
図1cは、図1aの継手の閉止機構の拡大された長軸方向に切断された斜視図を示す;
図1dは、図1aの継手のただピストンだけの拡大された斜視図を示し、
図2から5は、離脱の情況における図1の本発明による継手のそれぞれの長軸方向に切断された側面図を示す。
図1aは、連結された状態における本発明による継手10の長軸方向に切断された側面図を示す。継手10は、ディスペンサー(描写されず)へ連結されることができる、ハウジング20と、そこへ取り付けられることができる、ホースを経て今度は充填継手(両方とも描写されず)へ連結されることができる、前記ハウジング20へ固定されたニップル30と、をそれによって備える。
前記継手10において、ディスペンサーからやってくる媒体は流体経路15の中へ流れそれからフィルター26を通って通過したその後に、ピストン23−1において収容されてハウジング側ピン22によって閉鎖することから機械的に防がれる、ハウジング側逆止弁21を通って通過する。その後、媒体はピストン23−1とハウジング側ピン22との間における環状のギャップ37を通って流れてそれから放射状に外向きに案内される。最終的に、媒体は、ニップル30に軸方向に移動可能にはめ込まれる、スリーブ33の通気された内部35−1の周囲に流れ放射状に内むきに再び案内されてそれから、またニップル側ピン32によって閉鎖することからも機械的に防がれる、ニップル側逆止弁31を通って通過する。媒体は、それからねじ式の連結38を経て継手10を去る。通気された内部35−1は、ただニップル30において延びる少なくとも一つの通気経路35−2を経て雰囲気へそれによって連結される。
ハウジング側およびニップル側逆止弁21および31の閉鎖を防ぐための閉止機構は、これらが継手10の連結された状態におけるそれらのそれぞれのスプリング力に対してハウジング側およびニップル側ピン22および32を以って閉鎖することから防がれるとそれによって規定する。ニップル側逆止弁31は、通気された内部35−1を囲むスリーブ33に横断してはめ込まれる、ピン32に対して耐える。前記ピン32は、ここにスリーブ33へ固定して連結されるが、しかしまた別々の部分として設計されることもできる。スリーブ33は、放射状に内むきに向けられている、一つのまたは複数のスプリングはめ込みされたロックピン34を備える。ハウジング側ピン22は、当該素子を経てそれがロックピン34に対して支えられる、そのうえではめ込まれた保持素子36を持っている。他方では、ハウジング側ピン22は、逆止弁21ではめ込まれてそのスプリング力に対して後者を開放しておく。
離脱の情況においては、巻き込まれたボール40が、ハウジング20の据え付けの部分に統合されて従ってニップル30を解放する、アンロック溝42の中へ外向きに外れることができるまで、ニップル30はハウジング20およびニップル30をくっつける複数のボール40を経て、引張りの力Zの離脱方向におけるスプリング41の力Fに対してハウジングブッシュ27をそれと一緒に引く。ニップル30の軸方向の移動の結果として、上に記述された閉止機構は二つの逆止弁21および31の間においてそれによって解放され、それに従ってこれらはそれらへ印加されるスプリング力に因ってそれらのそれぞれの密封シートに対して押されて媒体が両方の分離コンポーネント20および30で逃げることから防ぐ。連結の解放は離脱方向において変位させられているスリーブ33によって起こり、それに従ってスリーブ33にはめ込まれたロックピン34はピストンベベル23−3を経てピストン23−1の軸方向の溝24の中から外へ引かれて、ピストンヘッド23−2が克服されるまでそれによってスプリング力に対して放射状に外向きに引かれる。
閉止機構における逆止弁21および31の直接の機械的な結合の結果として、とりわけ、両方のコンポーネント20および30のどんな別のまたは付加的な動力の密封も要求されず、それは加えるに標準化されたコンポーネントの使用を可能にする。加えるに、圧力非依存的な離脱力Zは、表面補償の密封断面によって保証されることができる。
ニップル30をハウジング20で(再度)はめ込むために、スプリング41が、ハウジング20に変位可能にはめ込まれてスプリング41の方向における偏心器51の回転によって移動させられることができる、ボルト50を以って初荷重されることを許す、偏心器機構が与えられる。従って、離れニップル30のハウジングブッシュ27の中への簡単な挿入は可能である、というのはボール/スプリング確保手段のボール40がアンロック溝42において収容されてニップル30をブロックしない、位置の中へ後者が移動するからである。ただボルト50が引っ込んだ時にだけまたハウジングブッシュ27も再びボール40が放射状に内向きに押されてニップル30のロック溝39に掛かる、位置の中へ戻り移動し、それを経てニップル30のハウジング20での固定が起こる。
図1bは、スプリング圧力を受けさせられたスリーブ33のロックピン34がピストン23−1の軸方向の溝24にラッチされる、図1aの継手10の閉止機構の拡大された長軸方向に切断された側面図を示す。ニップル20がハウジング30へ固定される、状態において、ハウジング側のピン22は、当該弁に対してハウジング側のピン22が寄りかかっている、逆止弁21のスプリング力によってそれを開放しておく為に負荷される。ハウジング側ピン22は左へ外れたいとそれゆえに思うが、当該ピンに対してハウジング側ピン22がそこへ取り付けられた止め具25と今度はそれに対して耐える、保持素子36とを以って支えられる、ロックピン34によってそれは防がれる。閉止機構のこの位置における媒体は、環状のギャップ37を通って流れることができて最終的に放射状に外向きにそらされてスリーブ33の周囲に流れる。流体経路15はピストンヘッド23−2でスリーブ33の通気された内部35−1に対して軸方向の密封を以って封鎖され、さらなる軸方向の密封がそのシャフトの領域においてニップル30に対して与えられる。
離脱の情況においては、スリーブ33は今やニップル30の残りに対して右へ移動し、そこでニップル側逆止弁31は閉鎖される、というのはまたニップル側ピン32もそれとともに移動してニップル側逆止弁31を容赦し、それでそれはその密封シートに掛かってホース側流体経路15を閉鎖するからである。スリーブ33での力の釣り合いにおける変化とともに、しかしながら、遅くとも距離Aを克服した後にスリーブ33は移動連関された仕方においてニップル30の残りとともに左へ移動し、そこで今やまたハウジング側逆止弁21も閉鎖される、というのはまたハウジング側ピン22もそれとともに移動してハウジング側逆止弁21を容赦し、それでそれは同様にその密封シートに掛かってディスペンサー側流体経路15を閉鎖するからである。スリーブ33はそれからもっとさらに左へ移動し、そこでロックピン34は今やそれらのスプリング力に対してピストンベベル23−4に沿って放射状に外向きに移動して最終的にピストンヘッド23−2から自由にされる。最終的に、スリーブ33はピストン先端23−3が収容される、通気された内部35−1を経て、ハウジング20から分離されることができる、なぜならどんな抵抗圧も確立されないからである。逆に、ニップル30が(再度)はめ込まれる時にスリーブ33はハウジングブッシュ27の中へピストン先端23−3を経て容易に挿入されることができる、なぜならロックピン34はそれによってニップル20が離脱するときと類似した仕方においてそれらのそれぞれのスプリング力に対して放射状に外向きに押されて最終的に再び軸方向の溝24にラッチされるからである。
図1cは、ピストン23−1の向かい合っている軸方向の溝24におけるスプリングはめ込みされたロック素子34の掛かりのよりよい理解のための図1aの継手10の閉止機構の拡大された長軸方向に切断された斜視図を示す。ハウジング側ピン22は、これらのロック素子34に対して耐えて弁シートを形成するシール28と相対的にハウジング側逆止弁21を開放しておく。ハウジング側ピン22は、半球形に形づくられたヘッドととものスプリングはめ込みされたピンとしてここに設計される、そのうえで形成された放射状の止め具25と今度はそれに対して寄りかかっている保持素子36とを経てロック素子34に対してそれによって支えられる。ハウジング側逆止弁21が完全に閉鎖されるまで、ロック素子34は、それらが−さらなるスリーブ33の移動にあたり−スプリング力に対してピストンベベル23−4を経て放射状に外むきに押されてピストンヘッド23−2と最終的にピストン先端23−3とを経て引かれるまで軸方向の溝24に沿って移動することができる。保持素子36は、一方では、それがハウジング側ピン22の周囲に掛かり、他方では、それぞれの軸方向の溝24の中へ案内される、向かい合っているカムを持っているようにそれによって設計され、それに従ってハウジング側ピン22の起こりうる回転に非依存的に常に決められた止め具がロックピン34と相対的に形成される。ピストンヘッド23−2からのスリーブ33の除去は、この移動を妨害するということもありうる、何の抵抗圧も通気された内部35−1が確立しないという点で保証される。流体経路は、通気された内部35−1および雰囲気からピストンヘッド23−2でのまたはピストンシャフト23−5でのそれぞれの環状のシール16−1および16−2を経て封鎖される。
図1dは、向かい合っている軸方向の溝24のよりよい可視性のための図1aの継手10のただピストン23−1だけの拡大された斜視図を示す。この実施の形態において、これらは、とりわけ、その外の縁の円周の面取り23−6を持っている、スロット状のすっかり平削りされた一部として設計される。この面取り23−6は、ピストン23−1をバリ取りするために役立ち、たとえば、平削り作業だけを以って、ピストンベベル23−4と共に軸方向の溝24へ取り付けられることができる。
図2から5は、離脱の情況における図1の本発明による継手のそれぞれの長軸方向に切断された側面図を示す。
図1aにおけるニップル30およびハウジング20の連結された状態から出発して、ニップル30での引張りの力Zがスプリング41の力Fを凌駕した後に、図2はハウジング20でのニップル30の第一の位置をそれによって示す。ニップルはハウジングブッシュ27と共にスプリング力Fに対して、ボール/スプリング確保手段のボール40がほとんどアンロック溝42の中へ外れることができるほど遠くに左へそれによって移動したが、何れの場合においてもハウジングブッシュ27の移動と向かい合う右へのスリーブ33の移動に因って、ニップル側逆止弁31はすでに閉鎖されたが、でなければ少なくとも部分的に閉鎖される。従って、流体経路15の信頼できるホース側密封は、すでにこの離脱状態において起こる。
図3は、ボールがアンロック溝42に完全に掛かってロック溝39から完全に離れた、ハウジング20でのニップル30の第二の位置を示す。ニップル30は従ってハウジング20でもはや固定されないで遅くも今やスリーブ33をそれとともに左へ同伴し、そこでロックピン34はそれらのそれぞれのスプリング力に対してピストンベベル23−4に沿って放射状に外向きに押される。結果として、ピストン23−1のピストンヘッド23−2は抵抗圧を避ける為に少なくとも一つの通気経路35−2を経て雰囲気へ連結される、通気された内部35−1の中から外へ引かれる。スリーブ33およびそのロックピン34とともにまたハウジング側ピン22もハウジング側逆止弁21のスプリング負荷のもとに、後者が密封シートに掛かってまたディスペンサー側流体経路15も閉鎖するまで左へ移動する。
図4は、ニップル側逆止弁31が−その具体的な設計に依存して−少なくとも部分的に閉鎖されるのみならずまた、ハウジング側逆止弁21が完全に閉鎖される、ハウジング20でのニップルの第三の位置を示す。ニップル30の離脱にもかかわらず、媒体の制御されていない解放は、ホース側でもまたはディスペンサー側でもどちらでももはや可能でない。この位置において、ロックピン34はスプリング圧力のもとにピストン先端23−3で放射状に内向きにスライドして、ニップル30はもちろん、スリーブ33は自由である。
図5は、ニップル30がハウジングブッシュ27において自由にスライドすることができてハウジング20から分離されることができる、ハウジング20でのニップル30の第四の位置を最終的に示す。この位置において、ボール/スプリング確保手段のボール40はアンロック溝42から再び解放される、なぜなら後者はそれらの前におけるニップル30によってもはやブロックされないからである。このやり方においてアンロックされたハウジングスリーブ27はそれからスプリング41の力Fの影響のもとに引っ込んで、そこでボール40は溝ベベル43を経て放射状に内むきに案内される。
継手10の切り離された状態において、ニップル30のハウジング20での迅速な(再度)はめ込みは従ってたやすく可能でない、なぜならボール40はニップル30の挿入をブロックするだろうからである。ボール40をそれにもかかわらずスプリング41の力Fに対してロック溝42の中へ戻し返す為に、長軸方向に変位可能なボルト50とスプリング41の方向においてボルト50を移動させるための偏心器51とを備える、偏心器機構がハウジング20で与えられる。偏心器51は、当該工具とともにそれが作業されることができる、工具を取り付けるために外側からアクセス可能な掛かりをそれによって持っている。左へ変位させられたボルト50を以って、ボール40がロック溝42の上に存しにくる時に、スプリング41はハウジングブッシュ27が負荷無しであるようにそれによって初荷重されることができる。ニップル30は従ってハウジングブッシュ27の中へ簡単に挿入されることができて偏心器機構50を以ってのスプリング41の容赦を経て、51はハウジング20で固定されることができる。ロックピン34は、それによってピストン先端23−2を越えてスライドしてピストンヘッド23−2の背後でピストン23−1の軸方向の溝24の中へ掛かる。この状態において、ニップル側逆止弁31はスリーブ33へ連結される、ニップル側ピン32を経て開放される。他方では、またハウジング側逆止弁21も止め具25および保持素子36を経てロックピン34に対して耐える、ピストン23−1において案内されたピン22を経て開放される。
要するに、車両の燃料補給安全は従って本発明による継手とともに、簡単なおよび信頼できる仕方、また費用効果もある仕方において、万一ホースの離脱が生じる、普通でない場合においてでさえも増加させられる。
参照符号の一覧表
10 継手
15 流体経路
16−1 環状のシール
16−2 環状のシール
20 ハウジング
21 ハウジング側逆止弁
22 ハウジング側ピン
23−1 ピストン
23−2 ピストンヘッド
23−3 ピストン先端
23−4 ピストンベベル
23−5 ピストンシャフト
23−6 面取り
24 軸方向のキーみぞ
25 止め具位置
26 フィルター
27 ハウジングブッシュ
28 シール
30 ニップル
31 ニップル側逆止弁
32 ニップル側ピン
33 スリーブ
34 ロック素子
35−1 通気された内部
35−2 通気経路
36 保持素子
37 環状のギャップ
38 ねじ式の連結
39 ロック溝
40 ボール
41 スプリング
42 アンロック溝
43 溝ベベル
50 ボルト
51 偏心器
A 距離
F スプリング力
Z 引張りの力

Claims (15)

  1. ハウジング(20)と、そのうえで固定されることができあらかじめ定められた軸方向の引張りの力(Z)がスプリング力(F)を克服する間に凌駕した時にハウジング(20)から分離されることができるニップル(30)とを持っており、放射状に向けられた仕方においてニップル(30)の通気された円筒状の内部(35)の周囲に案内され、ハウジング(20)およびニップル(30)を通って通過する流体経路(15)を持っており、当該経路の進路においてハウジング側およびニップル側逆止弁(21、31)が配置され、当該経路において閉止機構はそれぞれの通気側ピン(22、32)と、軸方向に移動可能な仕方においてニップル(30)の内部(35)において配置され、ニップル(30)が固定される時に逆止弁(21、31)はそれらのスプリング力に対して開放しておかれ、ニップル(30)が解放される時にハウジング側逆止弁(21)は完全に閉鎖されてニップル側逆止弁(31)は少なくとも部分的に閉鎖されるようにスプリング圧力はめ込みされたロック素子(34)を以ってピン(22)のうちの少なくとも一つとともにロックされることができる、前記ピンの間において配置されたスリーブ(33)とを備える、流体を移送するための継手(10)。
  2. スリーブ(33)はハウジング側ピストン(23)の周囲に掛かり、ロック素子(34)を経てそこへ固定されることができてスプリング力に対してそこから分離されることができ、ハウジング側ピン(22)は軸方向に移動可能な仕方においてピストン(23)において案内され、ハウジング側逆止弁(21)の開放状態においてロック素子(34)に対して支えられる、請求項1による継手(10)。
  3. 後者につながってピストン(23)の自由な端へ向かって連続的に放射状に外向きに延びる、ピストンベベル(23−4)を持っている、少なくとも一つの軸方向の溝(24)をピストン(23)は持っており、当該溝の中へそれぞれのロック素子(34)が掛かり、当該ベベルを経てロック素子(34)はスリーブ(33)がピストン(23)から除去される時にそれらのスプリング力に対して放射状に外向きに押されることができる、請求項2による継手。
  4. ピストン(23)の自由な端へ向かって連続的に先細りになる、先端(23−2)をピストン(23)は持っており、当該先端を経てロック素子(34)はスリーブ(33)がピストン(23)ではめ込まれる時にそれらのスプリング力に対して放射状に外向きに押されることができる、請求項2または3による継手(10)。
  5. ピストン(23)の自由な端は、流体経路(15)に対して封鎖されてニップル(30)がハウジング(20)へ固定される時に通気された内部(35)において収容される、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  6. ピストン(23)の連続的に先細りになる先端(23−2)は、通気された内部(35)の中へ伸びる、請求項4または5による継手(10)。
  7. ハウジング側ピン(22)は、ロック素子(34)に対して、とりわけ、軸方向の止め具(25)を経て、とりわけ、ピン(22)の周囲に環状に掛かる、保持素子(36)を付加的に経てロックピンに対して支えられる、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  8. ニップル(30)がハウジング(20)へ固定される時にその通気された内部(35)をハウジング(20)によって備えられないニップル(30)の部分へ連結する、通気経路が、与えられる、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  9. スリーブ(33)はニップル側のピン(32)へ固定して連結されて後者は、とりわけ、円筒ピンとして設計される、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  10. ロック素子(34)の領域における、とりわけ、ロック素子(34)の放射状の位置平面における流体経路(15)は、スリーブ(33)を通ってピストン(23)から放射状に延びる、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  11. ニップル(30)は、あらかじめ定められた軸方向の引張りの力(Z)によってのハウジング(20)からの分離に対して合併されたボール/スプリング確保手段(40、41)を以って固定される、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  12. ニップル(30)をハウジング(20)の中へ挿入するための合併されたボール/スプリング確保手段(40、41)は、偏心器機構(50、51)を以って初荷重されることができる、請求項11による継手(10)。
  13. あらかじめ定められた軸方向の引張りの力(Z)は克服してニップル(30)はハウジング(20)から解放され、ニップル側逆止弁(31)はスリーブ(33)と相対的なニップル(30)の軸方向の移動によって少なくとも部分的に閉鎖されてハウジング側逆止弁(21)はスリーブ(33)と共のニップル(30)の軸方向の移動によって完全に閉鎖される、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)の流体経路(15)を閉鎖するための方法。
  14. 合併されたボール/スプリング確保手段(40、41)は偏心器機構(50、51)を経て初荷重され、ニップル(30)はハウジング(20)の中へ挿入されて合併されたボール/スプリング確保手段(40、41)を緩和することによって固定される、請求項13による方法。
  15. とりわけ、水素、天然ガスまたは液化されたガスで車両に燃料補給するための、請求項1から12の何れか一つによる継手(10)の使用。
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