JP2021512594A - トリマヘッドとトリマ - Google Patents
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Abstract
インターフェース2を介して回転軸ax周りで駆動されて、トリマライン3を回転させるように構成されたトリマヘッド1を開示する。トリマヘッド1は、ハウジング1a、1b、インターフェース2、トリマラインスプール5、5’及び自動供給機構7を備える。自動供給機構7は、トリマヘッド1にインターフェース2を介して回転速度の変化の閾値割合よりも高い割合で回転速度の変化が生じるときに、トリマラインスプール5、5’に巻かれたトリマライン3を解放するように構成される。トリマヘッド1は、自動供給機構7に接続されたアクチュエータ9、9’をさらに備え、アクチュエータ9、9’を手動で作動させることにより、トリマラインスプール5、5’周りに巻かれたトリマライン3を解放する。本開示は、トリマヘッド1を備えるトリマ13にさらに関する。
Description
本発明は、回転軸を中心に駆動されてトリマラインを回転させるように構成されたトリマヘッドに関する。本発明は、トリマヘッドを備えるトリマにさらに関する。
トリマとは、1つ又は複数のトリマラインを高速で回転させることによって動作するものである。トリマラインは、芝生などの植物に衝突すると、植物を切断する。植物とトリマラインとの間の物理的な相互作用により、トリマラインが摩耗し、トリマラインは典型的には時間とともに短くなる。均等な切断操作を提供するには、追加のラインを供給する必要がある。
従来技術の解決策では、トリマヘッドの下側に配置された押しボタンをトリマに設ける。ユーザが追加のラインを供給したい場合、ユーザはトリマヘッドを地面に押しつけて、ラインを供給させる押しボタンを押すことによってラインを供給することができる。しかし、押しボタンがトリマヘッドから突出しているため、この構成はトリマヘッドの切断高さを増大させることになり、厳密で正確な刈り込みには適していない。さらに、トリマヘッドを地面に押しつけると、不要な円形マークが植物に形成される。
ユーザの介入なしにトリマラインを供給することができる自動供給機構を備えたトリマヘッドが開発された。そのようなトリマヘッドは、一般的な押しボタンによって解決するトリマヘッドよりも使用が簡素であり、トリマヘッドを地面に押しつける必要がない。しかし、そのようなトリマヘッドにもいくつかの問題がある。例えば、トリマラインの使いやすさ、もつれ、固着、溶結が挙げられる。即ち、例えば、トリマラインがトリマラインスプール周りに不注意に巻き付けられている場合、例えば、少し緩んでいる場合、トリマヘッドの動作中にトリマラインが固着したり、引っ掛かったり、絡まったりするリスクがある。これは、トリマヘッドが高速で回転し、トリマラインが遠心力を受けて、切断時に植物の抵抗に遭遇することによるものである。
トリマヘッドの動作中、トリマラインスプール周りに巻かれたトリマラインの一部が、互いに擦れる可能性がある。その結果、トリマラインの一部に溶結が発生する可能性がある。これは、トリマラインの一部が互いに固着することを意味する。そのような溶結は、自動供給機構の機能を損なう可能性がある。さらに、トリマラインには、トリマラインの一部の溶結の確率にも影響を及ぼし得るライン材料及びライン表面構造に関してさまざまな品質のものがある。トリマラインのもつれ、引っ掛かり、固着及び溶結は、ユーザにとって解決するのが面倒なものである場合がある。
本発明の目的は、上述の問題及び欠点の少なくともいくつかを克服するか、少なくとも軽減することである。
本発明の第1の態様によれば、この目的は、トリマラインを回転させるために、インターフェースを介して回転軸周りで駆動するように構成されたトリマヘッドによって達成される。トリマヘッドは、ハウジング、インターフェース、トリマラインスプール及び自動供給機構を備える。自動供給機構は、トリマヘッドにインターフェースを介して、回転速度の変化の閾値割合よりも高い割合で回転速度の変化が生じたときに、トリマラインスプール周りに巻かれたトリマラインを解放するように構成される。トリマヘッドは、自動供給機構に接続されたアクチュエータをさらに備え、その結果、アクチュエータを手動で作動させて、トリマラインスプール周りに巻かれたトリマラインを解放する。
これにより、インターフェースを介して閾値割合よりも高い割合で回転速度の変化が生じるだけでトリマラインを供給することができるトリマヘッドが提供される。その結果、トリマヘッドの動作中にトリマラインの供給を簡素な方法で実施することができる。さらに、トリマヘッドを地面に押しつける必要がなくなり、芝生に不要な円形マークが形成されるのを回避することができる。さらに、トリマヘッドの下側に押しボタンを配置する必要がなくなり、切断高さの低いトリマヘッドに必要な条件が整う。
さらに、トリマヘッドは、自動供給機構に接続されたアクチュエータを備えているため、ユーザが、アクチュエータを作動させることにより、トリマラインの手動供給を簡素かつ迅速に実施することができる。このため、ユーザがトリマヘッドの停止中にトリマヘッドを分解することを必要とせずに簡素な方法で、トリマラインを手動供給することができるトリマヘッドが提供される。例えば、トリマラインが短くなりすぎた場合、自動供給機構は、トリマラインに作用する遠心力が小さすぎるためトリマラインを供給することができないことから、トリマラインを供給することができない場合がある。自動供給機構を備える従来技術のトリマヘッドでは、ユーザは、そのような場合、トリマラインを供給できるようにトリマヘッドを分解しなければならないであろう。しかし、提供されるトリマヘッドは、自動供給機構に接続されたアクチュエータを備えるため、ユーザは、そのような場合にも、アクチュエータを作動させることにより、トリマラインを簡素かつ迅速に供給することができる。
別の例として、場合によっては、トリマラインは、トリマラインスプールに絡まるか、引っ掛かるか、固着されるか、溶結されることがある。自動供給機構を備える従来技術のトリマヘッドでは、ユーザは、そのような場合、トリマラインを供給することができるようにトリマヘッドを分解しなければならないであろう。しかし、提供されるトリマヘッドは、自動供給機構に接続されたアクチュエータを備えるため、ユーザは、そのような場合にも、アクチュエータを作動させることにより、トリマラインを簡素かつ迅速に供給することができる。
さらに別の例として、汚れ、油脂及び植物の残留物が、自動供給機構の機能を損なう場合がある。その結果、自動供給機構がトリマラインを供給することができない場合がある。自動供給機構を備えた従来技術のトリマヘッドでは、ユーザは、そのような場合、トリマヘッドを分解し、そのような汚れを取り除いてから、トリマヘッドを組み立てなければならないであろう。しかし、提供されるトリマヘッドは自動供給機構に接続されたアクチュエータを備えるため、ユーザは、そのような場合にも、アクチュエータを1回又は複数回作動させるだけで、トリマラインを供給し、自動供給機構の機能を回復することができる。
このため、上記のように、トリマヘッドの動作中にトリマラインを簡素に供給することができ、トリマヘッドの停止中にトリマラインを手動で解放することができる、さらに使いやすいトリマヘッドが提供される。このため、上記の問題及び欠点の少なくともいくつかを克服するか、少なくとも軽減するトリマヘッドが提供される。その結果、上記目的は達成される。
必要に応じて、自動供給機構は、トリマラインスプールをハウジングに対して回転させることによってトリマラインを解放するように構成される。それにより、トリマラインの簡素で信頼性の高い供給が実施される。
必要に応じて、自動供給機構は、トリマラインスプールがハウジングに対して所定の角度回転することができるように構成される。それにより、トリマラインの簡素で信頼性の高い供給が実施される。さらに、アクチュエータが手動で作動され、トリマヘッドにインターフェースを介して変化の閾値割合よりも高い割合で回転速度の変化が生じたときに、所定の長さのトリマラインが供給される。その結果、トリマラインの過剰供給が回避される。これにより、トリマラインのもつれ、引っ掛かり、固着のリスクが低減され、トリマラインの消費が低く抑えられる。
必要に応じて、アクチュエータは、自動供給機構がトリマラインを係止する第1の位置と、自動供給機構がトリマラインを解放する第2の位置との間で移動可能である。ここで、アクチュエータは第1の位置に向かって付勢される。それにより、第1の位置からのアクチュエータの意図しない移動のリスクが低減される。結果としてさらに、トリマラインの意図しない供給が回避され、トリマラインのもつれ、引っ掛かり及び固定のリスクが低減され、トリマラインの消費が低減される。
必要に応じて、アクチュエータは、押すか、回転軸周りに任意の角度回転させることによって手動で作動させるように構成される。これにより、アクチュエータの意図しない作動のリスクが低減される。その結果としてさらに、トリマラインの意図しない供給のリスクが低減され、トリマラインのもつれ、引っ掛かり及び固着のリスクが低減され、トリマラインの消費が低減される。さらに、アクチュエータが軸方向、即ち、回転軸と一致する方向に移動可能である必要がないため、高さが低いトリマヘッドに必要な条件が提供される。その結果としてさらに、厳密かつ正確な刈り込みに必要な条件を提供し、切断高さが低いトリマヘッドに必要な条件が提供される。
必要に応じて、トリマヘッドは、トリマに取り付けられるとき、トリマに面するように構成された第1の部分と、トリマに背を向けるように構成された第2の部分とを備える。ここで、アクチュエータは第1の部分に配置される。これにより、アクチュエータの意図しない作動のリスクが低減される。その結果としてさらに、トリマラインの意図しない供給が回避され、トリマラインのもつれ、引っ掛かり及び固着のリスクが低減され、トリマラインの消費が低減される。さらに、アクチュエータは、トリマに面するように構成された第1の部分に配置されるため、汚れ、油脂、植物の残留物から保護されるほか、地面の物体による損傷から保護される。さらに、切断高さが低く、第2の部分の滑らかな表面を有するトリマヘッドに必要な条件が提供される。これにより、厳密で正確な刈り込みに必要な条件が提供される。
必要に応じて、トリマヘッドは、トリマラインスプールに動作可能に接続された内部本体を備える。ここで、内部本体は、トリマヘッドにインターフェースを介して回転速度の上記の変化が生じると、ハウジングに対して移動するように構成され、自動供給機構は、内部本体がハウジングに対して移動するときに、トリマラインスプール周りに巻かれたトリマラインを解放するように構成される。これにより、簡素で効率的で信頼性の高い自動供給機構が提供される。さらに、アクチュエータと自動供給機構との間に簡素で信頼性の高い接続を提供することができるため、トリマラインの簡素で効率的で信頼性の高い手動解放が可能になる。
必要に応じて、自動供給機構は、ハウジング及び内部本体に動作可能に接続された機構本体を備える。これにより、簡素で効率的で信頼性の高い自動供給機構が提供される。これは、内部本体がハウジングに対して移動すると、機構本体がトリマラインスプール周りに巻かれたトリマラインを解放し得ることによるものである。さらに、アクチュエータと自動供給機構との間に簡素で信頼性の高い接続を提供することができるため、トリマラインの簡素で効率的で信頼性の高い手動解放が可能になる。
必要に応じて、アクチュエータは機構本体に動作可能に接続される。これにより、トリマラインの手動解放を、簡素で効率的で信頼性の高い方法によって実施することができる。これは、ユーザがアクチュエータを作動させるだけで、機構本体にトリマラインスプール周りに巻かれたトリマラインを解放させ得ることによるものである。
必要に応じて、機構本体は、回転軸の方向に移動可能であり、内部本体は、ハウジングに対して移動すると、回転軸の方向に機構本体を移動させるように構成される。これにより、簡素で堅牢で信頼性の高い自動供給機構が提供される。さらに、均衡の取れたトリマヘッドに必要な条件を提供する回転対称機構本体を使用するのに必要な条件が提供される。さらに、機構本体に作用する遠心力又は求心力が、内部本体の移動に及ぼす影響は小さい。これは、一貫した信頼性のある自動供給機構に必要な条件を提供する。
必要に応じて、機構本体は、トリマラインスプールに配置された少なくとも1つの止め具と協働するようにそれぞれ構成された少なくとも1つの第1の止め具と、少なくとも1つの第2の止め具とを備える。少なくとも1つの第2の止め具は、回転軸の方向に少なくとも1つの第1の止め具から距離をあけて配置され、回転軸周りに少なくとも1つの第1の止め具から円周方向に距離をあけて配置される。これにより、簡素で効率的で信頼性の高い自動供給機構が提供される。さらに、トリマラインの簡素で効率的で信頼性の高い手動解放に必要な条件が提供される。
必要に応じて、機構本体はハウジングに回転自在に係止される。これにより、堅牢で効率的で信頼性の高い自動供給機構が提供される。
必要に応じて、アクチュエータは内部本体に動作可能に接続される。これにより、ユーザが、例えば、トリマヘッドのハウジングを把持してアクチュエータを作動させることにより、簡素かつ効率的な方法でトリマラインの手動供給を実施することができるようにする堅牢なトリマヘッドが提供される。
必要に応じて、機構本体は係止レバーを備え、アクチュエータは係止レバーに動作可能に接続される。これにより、簡素で効率的で信頼性の高い自動供給機構が提供される。さらに、アクチュエータを作動させることにより、トリマラインの手動解放を簡素で効率的で信頼性の高い方法で実施することができる。
必要に応じて、トリマヘッドは、ハウジングに接続されたバネを備えたバネ保持部材をさらに備える。バネ保持部材は、アクチュエータを係止レバーに接続する。これにより、アクチュエータと係止レバーとの間に効率的で信頼性の高い接続が提供され、トリマラインを簡素かつ効率的に手動で解放することができる。
必要に応じて、バネ保持部材は、トリマヘッドが閾値回転速度を上回る回転速度で回転するときにバネ保持部材を内部本体に係止するように構成された遠心係止装置を備える。これにより、バネ保持部材は、内部本体がハウジングに対して動き、トリマヘッドが閾値回転速度を上回る回転速度で回転すると、ハウジングに対して動くことになる。その結果、トリマヘッドが閾値回転速度を上回る回転速度で回転したとき、あるいはアクチュエータが作動したときにのみトリマラインを解放する自動供給機構に必要な条件が提供される。その結果、低めの回転速度でのトリマラインの意図しない解放を回避することができ、トリマラインのもつれ、引っ掛かり、固着のリスクを低減し、トリマラインの消費を低減する。さらに、2つの異なる回転方向で動作することができるトリマヘッドに必要な条件が提供される。
必要に応じて、トリマラインスプールは、凹部を備える。凹部は、その内周壁に少なくとも1つの半径方向に突出する内部止め具を備え、その外周壁に少なくとも1つの半径方向に突出する外部止め具を備える。少なくとも1つの内部止め具は、少なくとも1つの外部止め具に対して周方向に移動する。ここで、係止レバーは、少なくとも1つの半径方向に突出する内部止め具と少なくとも1つの半径方向に突出する外部止め具と協働するように構成される。これにより、係止レバーと少なくとも1つの内部止め具及び少なくとも1つの外部止め具との間の相互作用により、トリマラインの簡素で効率的で信頼性の高い解放を実施することができる。このため、簡素で効率的で信頼性の高い自動供給機構のほか、トリマラインの簡素で効率的で信頼性の高い手動解放に必要な条件が提供される。
必要に応じて、内部本体は、トリマヘッドにインターフェースを介して回転速度の上記の変化が生じたときに、ハウジングに対して回転するように構成される。自動供給機構は、内部本体がハウジングに対して回転するときに、トリマラインスプール周りに巻かれたトリマラインを解放するように構成される。これにより、簡素で効率的で信頼性の高い自動供給機構が提供される。さらに、アクチュエータと自動供給機構との間に簡素で信頼性の高い接続を提供することができるため、トリマラインの簡素で効率的で信頼性の高い手動解放が可能になる。
必要に応じて、トリマヘッドは、内部本体とハウジングとの間の相対運動を打ち消すように構成された少なくとも1つのバネを備える。これにより、信頼性が高く予測可能なトリマラインの解放が提供される。
必要に応じて、インターフェースは内部本体に配置される。これにより、堅牢なトリマヘッドが提供される。さらに、内部本体にインターフェースを介して、回転速度の変化の閾値割合よりも高い割合で回転速度の変化を生じさせることによって、内部本体とハウジングとの間の相対運動を効率的で信頼性の高い方法で実施することができる。
必要に応じて、インターフェースは駆動軸インターフェースである。これにより、トリマの駆動軸に簡素で信頼性の高い方法で取り付けることができるトリマヘッドが提供される。
必要に応じて、アクチュエータは、回転軸から距離を置いて配置される。これにより、アクチュエータの作動が容易になる。さらに、アクチュエータは、アクチュエータが汚れ、油脂及び植物の残留物からさらに保護されるほか、動作中の物体による損傷からさらに保護されるトリマヘッドの位置に位置決めすることができる。
本発明の第2の態様によれば、目的は、いくつかの実施形態によるトリマヘッドを備えるトリマによって達成される。トリマは、いくつかの実施形態によるトリマヘッドを備えるため、トリマラインの自動解放のほか、トリマラインの手動解放に必要な条件を有する、さらに使いやすいトリマが提供される。これにより、多くの場合、トリマヘッドを分解する必要がなくなる。
このため、上記の問題及び欠点の少なくともいくつかを克服するか少なくとも軽減するトリマが提供される。その結果、上記目的が達成される。
必要に応じて、トリマは、トリマヘッドにインターフェースを介して回転速度の変化の閾値割合よりも高い割合でトリマヘッドの回転速度の変化が生じることにより、トリマヘッドのトリマラインスプール周りに巻かれたトリマラインの供給を開始するように構成される。これにより、ユーザの介入なしにトリマラインの自動解放を実施する一方で、トリマラインの簡素で信頼性の高い手動解放に必要な条件を提供することができるトリマが提供される。
本発明の別の特徴及び利点が、添付の特許請求の範囲及び以下の詳細な説明を検討するときに明らかになるであろう。
本発明のさまざまな態様が、その特定の特徴及び利点とともに、以下の詳細な説明及び添付の図面にて考察される例示的な実施形態から容易に理解されるであろう。
図1は、いくつかの実施形態によるトリマの斜視図である。
図2は、図1に示すトリマのトリマヘッド部分を示す図である。
図3は、図2に示す実施形態によるトリマヘッドを示す図である。
図4は、いくつかの別の実施形態によるトリマヘッドを示す図である。
図5は、図1、図2及び図3に示す実施形態によるトリマヘッドの分解図である。
図6は、図5に示すトリマヘッドのいくつかの構成要素の第2の分解図である。
図7は、図4に示す実施形態によるトリマヘッドの分解図である。
図8は、図7に示すトリマヘッドの上部ハウジング、機構本体及びバネ保持部材を示す図である。
ここで、本発明の態様をさらに全体的に説明する。同一の番号は全体を通して同一の要素を指す。周知の機能又は構造は、簡潔さ及び/又は明確さのために必ずしも詳細に説明されない。
図1は、いくつかの実施形態によるトリマ13の斜視図を示す。トリマ13は、図示の実施形態では電気モータを備える動力源4を備える。トリマ13は、電気モータに電気を供給するための1つ又は複数の電池及び/又は電気コネクタを備えてもよい。別の実施形態によれば、動力源4は燃焼機関及び燃料タンクを備える。トリマ13は、トリマヘッド1、ポール6、少なくとも1つのハンドル8、8’及びトリムガード10をさらに備える。トリマヘッド1、動力源4、少なくとも1つのハンドル8、8’及びトリムガード10はポール6に取り付けられる。動力源4は、ポール6を通って延びるシャフトを介してトリマヘッド1を回転させるように構成される。別の実施形態によれば、動力源4はトリマヘッド1の領域に配置されてもよい。そのような実施形態によれば、トリマ13には、ポール6を通って延びるシャフトがなくてもよい。その代わりに、動力源4の出力シャフトを、トリマヘッド1のインターフェースに直接又はトランスミッションを介して接続してもよい。トリマヘッド1は、トリマヘッド1の回転時に芝生などの植物を切断するように構成されたトリマライン3を備える。トリマ13は、少なくとも1つのハンドル8、8’に隣接するか同ハンドル上にある、速度制御ボタン、スロットル制御ボタン及び/又は始動ボタンなどの1つ又は複数のボタン12を備えてもよい。少なくとも1つのハンドル8、8’は、ハンドル8、8’を保持するときにユーザの手によって押し下げられるデッドマンズハンドスイッチ14をさらに備えてもよい。
図2は、図1に示すトリマ13のトリマヘッド部分16を示す。図2は、トリマヘッド部分16に取り付けられた、いくつかの実施形態によるトリマヘッド1をさらに示す。トリマヘッド1は、回転軸ax回りに駆動して、トリマヘッド1から半径方向に延びるトリマライン3を回転させるように構成される。図示の実施形態によれば、トリマヘッド1は、トリマヘッド1から半径方向に延びる2つのトリマライン3を備える。別の実施形態によれば、トリマヘッド1は、1つ、3つ又は4つのトリマライン3など、別の数のトリマライン3を備えてもよい。トリマのトリマヘッド部分16は、トリマヘッド部分16から回転軸axの方向に延びるトリマヘッドシャフトを備える。トリマヘッドシャフトは図2では見えない。トリマヘッド部分16は、ポール6のシャフトからトリマヘッドシャフトに回転を伝達するように配置されたトランスミッション18をさらに備える。
図3は、図2に示す実施形態によるトリマヘッド1を示す。トリマヘッド1は、トリマヘッド1をトリマのトリマヘッドシャフトに接続するインターフェース2を備える。図示の実施形態によれば、インターフェース2は、半径方向内側に配置されたキー溝を備えるスプラキー溝付き駆動シャフトインターフェースを備える。図2を参照すると、トリマヘッドシャフトは、半径方向外側に配置された対応キー溝を備える。このため、トリマヘッドシャフトは、トリマヘッド1のインターフェース2内に延びるように構成される。別の実施形態によれば、トリマヘッド1は、キー溝付き駆動軸インターフェースとは別のタイプのインターフェース2、例えば、ネジ付きインターフェースを備えてもよい。トリマヘッド1はハウジング1a、1dをさらに備える。図示の実施形態によるハウジング1a、1dは、上部ハウジング1a及び下部ハウジング1bを備える。上部ハウジング1aは、トリマヘッド1がトリマに取り付けられたときに、トリマに面するように構成されたトリマヘッド1の第1の部分11の一部を形成する。下部ハウジング1bは、トリマヘッド1がトリマに取り付けられたときに、トリマに背を向けるように構成されたトリマヘッド1の第2の部分15の一部を形成する。このため、第1の部分11はトリマヘッド1の上側と呼んでもよく、第2の部分15はトリマヘッド1の下側と呼んでもよい。
図4は、いくつかの別の実施形態によるトリマヘッド1を示す。このような実施形態によるトリマヘッド1は、図3を参照して説明した実施形態によるインターフェース2と、ハウジング1a、1bとを備える。
図5は、図1、図2及び図3に示す実施形態によるトリマヘッド1の分解図を示す。図5では、上部ハウジング1aと下部ハウジング1bとは分離される。図からわかるように、ハウジング1a、1bは、トリマラインスプール5を収容するように構成される。トリマラインスプール5は、トリマラインスプール5周りに巻かれたトリマラインを収容するように構成される。図示の実施形態によれば、上部ハウジング1aは、図3に示すように、トリマヘッド1が組み立てられた状態にあるとき、下部ハウジング1bの開口部20’に嵌合するように構成されたスナップ構成20を備える。このようにして、上部ハウジング1aは、トリマヘッド1が組み立てられた状態にあるとき、下部ハウジング1bに取り付けられる。トリマヘッド1は、自動供給機構7をさらに備える。自動供給機構7は、トリマヘッド1にインターフェース2を介して回転速度の変化の閾値割合よりも高い割合で回転速度の変化が生じると、トリマラインスプール5周りに巻かれたトリマラインを解放するように構成される。このため、トリマヘッド1が閾値割合よりも高い割合でインターフェース2を介してトリマ駆動軸によって加速するか減速すると、自動供給機構7は、トリマラインスプール5周りに巻かれたトリマラインを解放することになる。ここで、自動供給機構7の機能及び特徴について詳細に説明する。トリマヘッド1は、自動供給機構7に接続されたアクチュエータ9をさらに備え、アクチュエータ9を手動で作動させて、トリマラインスプール5周りに巻かれたトリマラインを解放する。これにより、ユーザが、トリマヘッド1を分解することを必要とせずに、トリマヘッド1の手動供給を実施することができる。
図示の実施形態によれば、トリマヘッド1は、自動供給機構7を介してトリマラインスプール5に動作可能に接続された内部本体1cを備える。図5からわかるように、インターフェース2、即ち、駆動軸インターフェース2は、内部本体1cに配置され、回転自在に係止される。内部本体1cは、ハウジング1a、1bに対して動かせる。内部本体1cは、トリマヘッド1にインターフェース2を介して回転速度の変化の閾値割合よりも高い割合で回転速度の変化が生じたときに、ハウジング1a、1bに対して動くように構成される。自動供給機構7は、内部本体1cがハウジング1a、1bに対して動くとき、即ち、回転するときに、トリマラインスプール5周りに巻かれたトリマラインを解放するように構成される。
図示の実施形態によれば、自動供給機構7は、ハウジング1a、1b及び内部本体1cに動作可能に接続された機構本体7’を備える。
図6は、図5に示すトリマヘッド1のいくつかの構成要素の第2の分解図を示す。図6からわかるように、上部ハウジング1aは、トリマヘッド1の回転軸axと同じ方向に延びるキー溝22’を備える部分22を備える。図5から最もよくわかるように、機構本体7’は、トリマヘッド1の回転軸axと同じ方向に延びる細長い突起22’’を備える。機構本体7’の細長い突起22’’は、トリマヘッド1が組み立てられた状態にあるとき、上部ハウジング1aのキー溝22’内に延びるように構成される。このため、このような特徴により、機構本体7’は、トリマヘッドが組み立てられた状態にあるとき、ハウジング1a、1bに回転自在に係止される。機構本体7’の細長い突起22’’は、上部ハウジング1aのキー溝22’に対して摺動することができる。このため、機構本体7’は、トリマヘッド1が組み立てられた状態にあるとき、回転軸axの方向に動くことができる。さらに、図5及び図6からわかるように、図示の実施形態によれば、トリマヘッド1は、上部ハウジング1aから下部ハウジング1bに向かう方向に機構本体7’に力を付与するように構成されたバネ24を備える。図6から最もよくわかるように、内部本体1cはピッチ面26を備え、機構本体7’は当接面26’を備える。当接面26’は、トリマヘッド1が組み立てられた状態にあるとき、ピッチ面26に当接するように構成される。当接面26’がピッチ面26に当接するため、内部本体1cは、ハウジング1a、1bに対して回転すると、機構本体7’を回転軸axの方向に上部ハウジング1aに向かって移動させることになる。 機構本体7’が移動すると、バネ24が圧縮される。
図5に示すように、機構本体7’は、一組の第1の止め具17と一組の第2の止め具19とを備える。図示の実施形態によれば、第1及び第2の止め具17、19は、機構本体7’の半径方向外側に突出している。また、トリマラインスプール5は、トリマラインスプール5の半径方向内側に突出する一組の止め具21を備える。機構本体7’の第1及び第2の止め具17、19は、トリマラインスプール5の止め具21と協働するように構成される。自動供給機構7が非作動状態にあるとき、バネ24は機構本体7’を下部ハウジング1bに向かって第1の位置に位置づける。第1の位置では、図6に示す当接面26’は、ピッチ面26の下部28にある。機構本体7’が第1の位置にあるとき、トリマラインスプール5は、図5に示す一組の第1の止め具17とトリマラインスプール5の止め具21との間の当接により、ハウジング1a、1bに対して回転することが防止される。第2の止め具19は、回転軸axの方向に第1の止め具17から距離を置いて配置される。自動供給機構7が非作動状態から作動状態に移行するとき、例えば、内部本体1cがハウジング1a、1bに対して動くとき、即ち、回転するとき、ピッチ面26は、機構本体7’を第2の位置に向かって、下部ハウジング1bから上部ハウジング1aに向かう方向に移動させる。第2の位置では、図6に示す当接面26’は、ピッチ面26の上部28’にある。機構本体7’が第2の位置にあるとき、トリマラインスプール5は、図5に示す一組の第2の止め具19とトリマラインスプール5の止め具21との間の当接により、ハウジング1a、1bに対して回転することが防止される。さらに、図5からわかるように、第2の止め具19は、回転軸ax周りで第1の止め具17に対して円周方向に移動する。
このため、内部本体1cがハウジング1a、1bに対して動き、機構本体7’を第1の位置から第2の位置に向かって移動させると、トリマラインスプール5は、ハウジング1a、1bに対して所定の角度回転することができる。このため、図示の実施形態によれば、自動供給機構7は、トリマラインスプール5がハウジング1a、1bに対して所定の角度回転することを可能にすることによってトリマライン3を解放するように構成される。所定の角度は、第1の止め具17と第2の止め具19との間の円周距離によって判定される。図示の実施形態によれば、所定の角度は約30度である。
自動供給機構7が作動状態から非作動状態に移行すると、バネ24は機構本体7’を第1の位置に移動させる。第1の位置では、トリマラインスプール5は、第1の止め具17とトリマラインスプール5の止め具21との間の当接により、ハウジング1a、1bに対して回転することが防止される。第1の止め具17が第2の止め具19に対して回転軸ax周りに円周方向に移動するため、トリマラインスプール5は、自動供給機構7が作動状態から非作動状態に移行すると、ハウジング1a、1bに対して任意の角度回転することができる。このため、自動供給機構7が非作動状態から作動状態に移行し、非作動状態に戻る一連の過程では、トリマラインスプールの止め具21は、最初の第1の止め具17、第2の止め具19に当接し、次に、回転軸ax周りの円周方向位置が最初の第1の止め具17とは異なる位置に配置された隣接する第1の止め具17に当接することになる。図示の実施形態によれば、2つの隣接する第1の止め具17の当接面が、回転軸ax周りで互いから約60度離れて配置される。これにより、自動供給機構7が非作動状態から作動状態に移行し、非作動状態に戻る一連の過程では、トリマラインスプール5は、回転軸ax周りに約60度回転することができる。
図5に示すように、下部ハウジング1bは開口部30を備え、開口部30を通して、トリマヘッド1の使用中にトリマラインが延びることになる。作動中、トリマラインに作用する遠心力がトリマラインを開口部30を通して引っ張る。このため、トリマラインは、トリマラインスプール5がハウジング1a、1bに対して回転すると、供給されることになる。トリマラインに作用する遠心力は、自動供給機構7がそのような回転を可能にすると、トリマラインスプール5をハウジング1a、1bに対して回転させ得る。
記載したように、トリマヘッド1はアクチュエータ9をさらに備える。図示の実施形態によれば、アクチュエータ9は、円盤形状であり、回転軸ax周りの全周に沿って延びる。図6に示すように、アクチュエータ9は突起32を備える。アクチュエータ9の突起32は、内部本体1cの上部の切り欠き34内に延びるように構成される。内部本体1cの上部の切り欠き34はこのほか、図5に見られ示される。さらに、図6に示すように、アクチュエータ9はスナップ構成33を備える。スナップ構成33は、図5に示すように、内部本体1cの開口部33’内に延びて、アクチュエータ9を内部本体1cに取り付けるように構成される。このため、図示の実施形態によれば、アクチュエータ9は、内部本体1cに回転自在に係止されることによって、内部本体1cに動作可能に接続される。アクチュエータ9は、回転軸ax周りに任意の角度押したり回転させたりすることにより手動で作動させるように構成される。アクチュエータ9は、アクチュエータ9を手動によって作動させて機構本体7’を移動させるという意味で、機構本体7’に動作可能に接続される。以下、図2、図5及び図6を同時に参照して説明する。ユーザがトリマライン3の手動供給を実施したい場合、ユーザはハウジング1a、1bを単に把持して、ハウジング1a、1bに対してアクチュエータ9を動かしてもよい。もちろん、ユーザはこのほか、アクチュエータ9に対してハウジング1a、1bを動かすことにより、トリマライン3の手動供給を実施してもよい。その結果として、内部本体1cは、ハウジング1a、1bに対して動き、即ち、回転し、それにより、内部本体1cは、機構本体7’を回転軸axの方向に第1の位置から第2の位置に移動させることになる。その結果、トリマラインスプール5周りに巻かれたトリマライン3は、トリマラインスプール5が自由になり、ハウジング1a、1bに対して所定の角度回転するため、解放される。次に、ユーザはトリマライン3を引っ張って、その供給を実施することができる。ユーザがアクチュエータ9を解放すると、バネ24は機構本体7’を第2の位置から第1の位置に回転軸axの方向に移動させ、トリマラインスプール5は自由になり、ハウジング1a、1bに対して所定角度回転する。このため、ユーザは、アクチュエータ9を解放した後、トリマライン3を引っ張って、トリマライン3の追加の供給を実施してもよい。ユーザがさらに追加のトリマライン3を供給したい場合、ユーザはトリマライン3を引っ張っている間に、ハウジング1a、1bに対してアクチュエータ9を何度か作動させて動かしてもよい。
図5及び図6に示すように、トリマヘッド1は、上部ハウジング1aとアクチュエータ9との間に配置されたバネ50、例えば、捻りバネを備える。バネ50は、アクチュエータ9とハウジング1a、1bとの間の相対運動を打ち消すように構成される。アクチュエータ9は内部本体1cに回転自在に係止されているため、バネ50はこのほか、内部本体1cとハウジング1a、1bとの間の相対運動を打ち消すことになる。アクチュエータ9は、自動供給機構7がトリマライン3を係止する第1の位置と、ハウジング1a、1bに対してトリマラインスプール5の回転を可能にすることにより自動供給機構7がトリマライン3を解放する第2の位置との間で移動可能である。このため、アクチュエータ9は、バネ50によって第1の位置に向かって付勢される。このため、図示の実施形態によれば、内部本体1cとハウジング1a、1bとの間の相対運動は、バネ50のほか、機構本体7’に第1の位置に向かって力を付与するバネ24によって打ち消される。
バネ24、50のバネ係数が回転速度の閾値割合に影響を及ぼす、即ち、内部本体1cとハウジング1a、1bとの間の相対運動を得るのに必要な回転速度の割合に影響を及ぼす。さらに、内部本体1c、ハウジング1a、1b、トリマラインスプール5及び自動供給機構7などのトリマヘッド1の構成要素の質量及び慣性も、回転速度の変化の閾値割合のほか、構成要素間の摩擦力に影響を及ぼす。このような要因及び態様は、回転速度の望ましい閾値割合を得るために選択されてもよい。いくつかの実施形態によれば、回転速度の変化の閾値割合は、トリマの通常動作中に得られるものよりも高い割合に設定される。そのような実施形態によれば、自動供給機構7は、トリマヘッド1にインターフェース2を介してトリマの通常動作中に得られるものよりも高い回転速度の割合で回転速度の変化が生じたときに、トリマラインの解放を実施することになる。図1に示すトリマ13は、通常動作中よりも高い割合でトリマヘッド1を加速するか減速することによってトリマライン3の供給を開始するように構成されてもよい。トリマヘッドを制動することによって、例えば、動力源4を制動するか動力源4の動力を逆転することによって、トリマヘッド1を減速してもよい。トリマ13は、ボタンなどのインターフェース構成要素であって、この構成要素を介してユーザがトリマ13を制御して、閾値割合よりも高い割合でトリマヘッド1を加速するか減速することによってトリマライン3の供給を開始することができる構成要素を備えてもよい。これとは別に、あるいはこれに加えて、トリマ13は、トリマライン3の長さを検出するように構成されたセンサを備えてもよい。ここで、トリマ13は、長さが閾値を下回ったときにトリマライン3の供給を開始するように構成される。
図2に示すように、トリマヘッド1がトリマに装着されると、トリマヘッド1の第1の部分11がトリマに面し、トリマヘッド1の第2の部分15がトリマに背を向ける。このため、トリマの動作中にトリマヘッド1が地面に対して水平に保持されると、トリマに背を向けるトリマヘッド1の第2の部分15は地面に面することになり、トリマに面しているトリマヘッド1の第1の部分11は地面に背を向けることになる。図示の実施形態によれば、アクチュエータ9は第1の部分11に配置される。これにより、アクチュエータ9は、ほこり、汚れ及び植物の残留物から保護される。さらに、アクチュエータ9は、地面上の物体による損傷から保護される。さらに、アクチュエータ9の意図しない作動のリスクが低減される。さらに、図1、図2、図3、図5及び図6に示す実施形態によれば、アクチュエータ9は円盤形状であり、回転軸ax周りの全周に沿って延びる。これにより、アクチュエータ9がほこり、汚れ、植物の残留物によって詰まることからさらに保護される。さらに、図1、図2、図3、図5及び図6に示す実施形態によれば、アクチュエータ9、内部本体1c、機構本体7’及びトリマラインスプール5など、トリマヘッド1の多数の構成要素が、トリマヘッド1の回転軸axと一致する中心軸に対して回転対称である。これにより、均衡の取れたトリマヘッド1を容易に提供することができ、使用時の振動量を低減する。さらに、このような実施形態によれば、機構本体7’は、均衡の取れたトリマヘッド1に必要な条件も提供するスリーブ形状である。
図7は、図4に示す実施形態によるトリマヘッド1の分解図を示す。図7では、上部ハウジング1aと下部ハウジング1bとが分離されている。図からわかるように、ハウジング1a、1bは、トリマラインスプール5’を収容するように配置される。トリマラインスプール5’は、トリマラインスプール5’周りに巻かれたトリマラインを収容するように構成されている。図示の実施形態によれば、上部ハウジング1aは、図4に示すように、トリマヘッド1が組み立てられた状態にあるとき、下部ハウジング1bの開口部20’に嵌合するように構成されたスナップ構成20を備える。このようにして、上部ハウジング1aは、トリマヘッド1が組み立てられた状態にあるとき、下部ハウジング1bに取り付けられる。トリマヘッド1は自動供給機構7をさらに備える。自動供給機構7は、トリマヘッド1にインターフェース2を介して回転速度の変化の閾値割合よりも高い割合で回転速度の変化が生じると、トリマラインスプール5’周りに巻かれたトリマラインを解放するように構成される。このため、トリマヘッド1がインターフェース2を介して閾値割合よりも高い割合でトリマ駆動軸によって加速するか減速すると、自動供給機構7は、トリマラインスプール5’周りに巻かれたトリマラインを解放することになる。ここで、自動供給機構7の機能及び特徴について詳細に説明する。トリマヘッド1は、自動供給機構7に接続されたアクチュエータ9’をさらに備え、アクチュエータ9’を手動で作動させて、トリマラインスプール5’周りに巻かれたトリマラインを解放する。これにより、ユーザが、トリマヘッド1を分解することなく、トリマヘッド1の手動供給を実施することができる。
図示の実施形態によれば、トリマヘッド1は、自動供給機構7を介してトリマラインスプール5’に動作可能に接続された内部本体1cを備える。図7からわかるように、インターフェース2、即ち、駆動軸インターフェース2は、内部本体1cに配置され、内部本体1cに回転自在に係止される。内部本体1cは、ハウジング1a、1bに対して動くことができる。図示の実施形態によれば、内部本体1cは、円盤形状であり、少なくとも1つの滑り止め37を備える。上部ハウジング1aに配置された止め具が、少なくとも1つの滑り止め37内に延び、それにより、内部本体1cとハウジング1a、1bとの間の相対運動を、20〜35度、即ち、約25度などの特定の角度に制限する。内部本体1cは、トリマヘッド1にインターフェース2を介して回転速度の変化の閾値割合よりも高い割合で回転速度の変化が生じると、ハウジング1a、1bに対して動くように構成される。自動供給機構7は、内部本体1cがハウジング1a、1bに対して動くとき、即ち、回転するときに、トリマラインスプール5’周りに巻かれたトリマラインを解放するように構成される。
図示の実施形態によれば、自動供給機構7は、ハウジング1a、1b及び内部本体1cに動作可能に接続された機構本体7’’を備える。図7に示す実施形態によれば、機構本体7’’は係止レバー23を備える。トリマヘッド1は、バネ保持部材38と、捻りバネなどのバネ50とをさらに備える。バネ50は、上部ハウジング1aとバネ保持部材38とに接続される。バネ50は、バネ保持部材38とハウジング1a、1bとの間の相対運動を打ち消すように構成される。トリマヘッド1は、トリマヘッド1が閾値回転速度を上回る回転速度で回転するときに、バネ保持部材38を内部本体1cに係止するように構成された遠心クラッチ39をさらに備える。閾値回転速度は、例えば、500〜1000rpmの範囲内であってもよい。図示の実施形態によれば、遠心クラッチ39は、バネ保持部材38に配置された遠心係止装置46と、内部本体1cの異なる円周位置にそれぞれ配置された2つの切り欠き45、45’とを備える。図示の実施形態によればピンとして形成されている遠心係止装置46は、バネ47によって、トリマヘッド1の回転軸axに向かって半径方向に付勢される。トリマヘッド1が閾値回転速度を上回る回転速度で回転すると、遠心係止装置46に作用する遠心力は、バネ47の付勢力を克服する。その結果、遠心係止装置46は2つの切り欠き45、45’のうちの1つに移動し、その結果、バネ保持部材38は内部本体1cに回転自在に係止される。本明細書でさらに説明するように、遠心係止装置46が2つの切り欠き45、45’のうちのどちらに移動するかは、トリマヘッド1の回転方向に依存する。バネ保持部材38が内部本体1cに回転自在に係止されると、バネ保持部材38は、内部本体1cがハウジング1a、1bに対して動くとき、ハウジング1a、1bに対して動くことになる。さらに、バネ保持部材38が内部本体1cに回転自在に係止されると、バネ50は、内部本体1cとハウジング1a、1bとの間の相対運動を打ち消すことになる。
図8は、図7のトリマヘッド1の上部ハウジング1a、機構本体7’’及びバネ保持部材38の組み立てられた状態を示す。図8からわかるように、機構本体7’’は、旋回軸48にて上部ハウジング1aに軸支される。旋回軸48はこのほか、図7に示される。機構本体7’’は、バネ保持部材38の第1の当接面51に当接するように構成された第1の当接面49と、バネ保持部材38の第2の当接面51’に当接するように構成された第2の当接面49’とを備える。機構本体7’’の係止レバー23は、機構本体7’’の旋回軸48から離れて配置される。さらに、機構本体7’’及び第1及び第2の当接面49、51、49’、51’は、トリマヘッドの回転軸axに対する係止レバー23の半径方向位置が、上部ハウジング1aとバネ保持部材38との間の相対回転位置に依存するように配置される。図示の実施形態によれば、機構本体7’’と第1及び第2の当接面49、51、49’、51’は、バネ保持部材38が上部ハウジング1aに対して動くとき、係止レバー23が回転軸axに対する第1の半径方向位置から回転軸axに対する第2の半径方向位置に移動するように配置される。
以下、図7を参照して説明する。機構本体7’’の係止レバー23は、トリマヘッド1が組み立てられた状態にあるとき、内部本体1cの開口部52を通って延びるように構成される。トリマラインスプール5’は凹部42を備える。係止レバー23は、トリマヘッド1が組み立てられた状態にあるとき、凹部42内に延びるように構成される。凹部42は、その内周壁43上に一組の半径方向に突出する内部止め具40を備え、その外周壁44上に一組の半径方向に突出する外部止め具41を備える。係止レバー23は、一組の半径方向に突出する内部止め具40と、一組の半径方向に突出する外部止め具41と協働するように構成される。係止レバー23が凹部42の内周壁43に向かって第1の半径方向位置にあるとき、トリマラインスプール5’は、係止レバー23と半径方向に突出する内部止め具40との間の当接によって回転することが防止される。係止レバー23が凹部42の外周壁44に向かって第2の半径方向位置にあるとき、トリマラインスプール5’は、係止レバー23と半径方向に突出する外部止め具41との間の当接によって回転することが防止される。
図7からわかるように、半径方向に突出する外部止め具41は、半径方向に突出する内部止め具40に対して円周方向に移動する。このため、係止レバー23が第1の半径方向位置から第2の半径方向位置に動くと、トリマラインスプール5’は自由になって、ハウジング1a、1bに対して所定の角度回転する。所定の角度は、半径方向に突出する内部止め具40と半径方向に突出する外部止め具41との間の円周方向距離によって判定される。図示の実施形態によれば、所定の角度は約30度である。
図7からわかるように、半径方向に突出する外部止め具41は、半径方向に突出する内部止め具40に対して円周方向に移動する。このため、係止レバー23が第1の半径方向位置から第2の半径方向位置に動くと、トリマラインスプール5’は自由になって、ハウジング1a、1bに対して所定の角度回転する。所定の角度は、半径方向に突出する内部止め具40と半径方向に突出する外部止め具41との間の円周方向距離によって判定される。図示の実施形態によれば、所定の角度は約30度である。
係止レバー23が第2の半径方向位置から第1の半径方向位置に動くとき、トリマラインスプール5’は、係止レバー23と半径方向に突出する内部止め具40との間の当接によって回転することが防止される。半径方向に突出する内部止め具40は、半径方向に突出する外部止め具41に対して円周方向に移動するため、トリマラインスプール5’は、係止レバー23が第2の半径方向位置から第1の半径方向位置に動くと、自由になって、ハウジング1a、1bに対して任意の角度回転する。図示の実施形態によれば、隣接して半径方向に突出する2つの内部止め具40の当接面が、回転軸ax周りで互いから約60度離れて配置される。このため、係止レバー23が第1の半径方向位置から第2の半径方向位置に動き、第1の半径方向位置に戻る一連の過程では、トリマラインスプール5’は、回転軸ax周りに約60度回転することができる。
図7に示すように、下部ハウジング1bは開口部30を備える。この開口部を通って、トリマヘッドの使用中にトリマラインが延びることになる。作動中、トリマラインに作用する遠心力が、開口部30を通してトリマラインを引っ張ることになる。このため、トリマラインスプール5’がハウジング1a、1bに対して回転すると、トリマラインが供給されることになる。トリマラインに作用する遠心力は、自動供給機構7がそのような回転を可能にするとき、トリマラインスプール5’をハウジング1a、1bに対して回転させ得る。
要約すると、トリマヘッド1が閾値回転速度を上回る回転速度で回転軸ax周りを回転するように駆動される場合、遠心クラッチ39は、バネ保持部材38を内部本体1cに係止する。トリマヘッド1にインターフェース2を介して閾値割合よりも高い割合、例えば、急激な減速で回転速度の変化が生じる場合、内部本体1c及びバネ保持部材38は、ハウジング1a、1bに対して回転することになる。その結果、係止レバー23は第1の半径方向位置から第2の半径方向位置に動き、トリマラインスプール5’は自由になって回転する。トリマヘッド1が閾値回転速度を下回る回転速度で回転し、トリマヘッド1にインターフェース2を介して閾値割合よりも高い割合で回転速度の変化が生じる場合、内部本体1cが自由になってバネ保持部材38に対して回転するためトリマラインは供給されないことになる。このため、遠心クラッチ39により、自動供給機構7は、トリマヘッド1が閾値回転速度を上回る回転速度で回転し、トリマヘッド1にインターフェース2を介して閾値割合より高い割合で回転速度の変化が生じるときに、トリマラインを解放することになる。それにより、低めの回転速度でのトリマラインの意図しない解放を回避することができる。
記載したように、トリマヘッド1はアクチュエータ9’を備える。このような実施形態によれば、アクチュエータ9はバネ保持部材38に接続される。アクチュエータ9’は、図4に示すように、トリマヘッド1が組み立てられた状態にあるとき、上部ハウジング1aの開口部53を通って延びる。アクチュエータ9は、ハウジング1a、1bに対して回転軸ax周りに任意の角度押すか回転させることによって手動で作動させるように構成される。トリマヘッド1が停止しているか、閾値回転速度を下回る回転速度で回転しているとき、バネ保持部材38は自由になって、内部本体1cに対して回転する。このため、アクチュエータ9’を、ハウジング1a、1bに対して回転軸ax周りに任意の角度押すか回転させることによって手動で作動させるとき、バネ保持部材38は、ハウジング1a、1bに対して回転軸ax周りに任意の距離を動くことになる。その結果、係止レバー23は第1の半径方向位置から第2の半径方向位置に動き、トリマラインスプール5’は自由になって所定の角度回転することになる。このため、図示の実施形態によれば、アクチュエータ9’は、バネ保持部材38を介して係止レバー23に動作可能に接続される。バネ保持部材38がハウジング1a、1bに対して回転軸ax周りを動くと、バネ50は圧縮される。ユーザが、アクチュエータ9’を手動で作動させた後、開口部30を通って延びるトリマラインを把持して、引き出してもよい。
アクチュエータ9’を解放すると、アクチュエータ9’はバネ50によって中立の非作動位置に戻り、その結果、トリマラインスプール5’は自由になってハウジング1a、1bに対して任意の角度回転する。このため、ユーザは、アクチュエータ9’を解放した後、トリマラインを引っ張って、追加のトリマラインを供給してもよい。ユーザがトリマラインをさらに供給したい場合、ユーザはトリマラインを引っ張りながら、アクチュエータ9’のいくつかの作動動作を単に実施してもよい。
アクチュエータ9’を解放すると、アクチュエータ9’はバネ50によって中立の非作動位置に戻り、その結果、トリマラインスプール5’は自由になってハウジング1a、1bに対して任意の角度回転する。このため、ユーザは、アクチュエータ9’を解放した後、トリマラインを引っ張って、追加のトリマラインを供給してもよい。ユーザがトリマラインをさらに供給したい場合、ユーザはトリマラインを引っ張りながら、アクチュエータ9’のいくつかの作動動作を単に実施してもよい。
図4及び図7からわかるように、アクチュエータ9’は、回転軸axから距離を置いて配置される。さらに、アクチュエータ9’は上部ハウジング1aの凹部54に配置される。その結果、アクチュエータ9’は、損傷から保護され、汚れ、油脂、植物の残留物などから保護される。さらに、アクチュエータ9の意図しない作動のリスクが低減される。トリマヘッド1がトリマに取り付けられると、トリマヘッド1の第1の部分11がトリマに面し、トリマヘッド1の第2の部分15がトリマに背を向ける。このため、トリマの動作中にトリマヘッド1が地面に対して水平に保持されると、トリマに背を向けるトリマヘッド1の第2の部分15は地面に面し、トリマに面するトリマヘッド1の第1の部分11は地面に背を向けることになる。図示の実施形態によれば、アクチュエータ9’は第1の部分11に配置される。これにより、アクチュエータ9’は、ほこり、汚れ及び植物の残留物から保護される。さらに、アクチュエータ9’は、地面上の物体による損傷から保護される。さらに、アクチュエータ9’の意図しない作動のリスクが低減される。
図4及び図7に示す実施形態によるトリマヘッド1は、2つの異なる回転方向で動作することができるように構成される。即ち、トリマヘッド1が第1の回転方向に閾値回転速度を上回る回転速度で回転しているとき、遠心係止装置46は、2つの切り欠き45、45’のうちの第1の切り欠き45内に移動する。トリマヘッド1が、第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に閾値回転速度を上回る回転速度で回転しているとき、遠心係止装置46は、2つの切り欠き45、45’のうちの第2の切り欠き45’に移動する。このようにして、内部本体1cとハウジング1a、1bとの間の相対運動を、トリマヘッド1の回転方向に関係なく、係止レバー23の第1の位置から第2の位置への動作に伝達することができる。これにより、自動供給機構7は、トリマヘッド1の回転方向に関わらず、トリマラインを解放することができる。その結果、用途の広いトリマヘッド1が提供される。
バネ50のバネ係数が、回転速度の変化の閾値割合に影響を及ぼす、即ち、内部本体1cとハウジング1a、1bとの間の相対運動を得るために必要な回転速度の変化の割合に影響を及ぼす。さらに、内部本体1c、ハウジング1a、1b、トリマラインスプール5’及び自動供給機構7などのトリマヘッド1の構成要素の質量及び慣性はこのほか、回転速度の変化の閾値割合のほか、構成要素間の摩擦力に影響を及ぼす。このような要因及び態様は、回転速度の変化の望ましい閾値割合を得るために選択されてもよい。いくつかの実施形態によれば、回転速度の変化の閾値割合は、トリマの通常動作中に得られる割合よりも高い割合に設定される。そのような実施形態によれば、自動供給機構7は、トリマヘッド1にインターフェース2を介してトリマの通常動作中に得られる割合よりも高い割合で回転速度の変化が生じるとき、トリマラインの解放を実施することになる。図4及び図7に示す実施形態によるトリマヘッド1を備えるトリマが、閾値回転速度よりも高い回転速度でトリマヘッド1を回転させ、通常動作中よりも高い割合でトリマヘッド1を加速させるか減速させることによって、トリマラインの供給を開始するように構成されてもよい。トリマヘッドを制動する、例えば、動力源を制動するか、トリマの動力源の動力を逆転させることによって、トリマヘッド1を減速させてもよい。そのようなトリマは、ボタンなどのインターフェース構成要素を備えてもよい。この構成要素を介してユーザが、トリマを制御して、閾値割合よりも高い割合でトリマヘッド1を加速するか減速することによってトリマラインの供給を開始することができる。これとは別に、あるいはこれに加えて、トリマは、トリマラインの長さを検出するように構成されたセンサを備えてもよい。ここで、トリマは、長さが閾値を下回るとトリマラインの供給を開始するように構成される。
これまでの記載はさまざまな例示的な実施形態を示すものであり、本発明は添付の特許請求の範囲によってのみ定義されることを理解されたい。当業者であれば、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく、例示的な実施形態が変更されてもよく、例示的な実施形態の異なる特徴が組み合わされて、本明細書に記載された実施形態以外の実施形態を作成してもよいことを理解するであろう。本明細書で言及されるトリマ13はこのほか、ストリングトリマ(string trimmer)、ウィードウィップ(weed−whip)、ホイッパースニッパー(whipper−snipper)、ウィードワッカー(weed−whacker)、ライントリマ(line trimmer)、回転式切断工具又はストリマ(strimmer)と呼ばれることがある。
本明細書で使用する場合、「具備する」又は「備える」という用語は非限定的であり、1つ又は複数の記載された特徴、要素、ステップ、構成要素又は機能を含むが、1つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ、構成要素、機能又はそのグループの存在又は追加を排除するものではない。
Claims (24)
- インターフェース(2)を介して回転軸(ax)周りで駆動されて、トリマライン(3)を回転させるように構成されたトリマヘッド(1)であって、前記トリマヘッド(1)は、
−ハウジング(1a、1b)と、
−前記インターフェース(2)と、
−トリマラインスプール(5、5’)と、
−自動供給機構(7)と、を具備し、
前記自動供給機構(7)は、前記トリマヘッド(1)に前記インターフェース(2)を介して回転速度の変化の閾値割合よりも高い割合で回転速度の変化が生じるときに、前記トリマラインスプール(5、5’)に巻かれたトリマライン(3)を解放するように構成される、トリマヘッド(1)において、
前記トリマヘッド(1)は、前記自動供給機構(7)に接続されたアクチュエータ(9、9’)をさらに具備し、前記アクチュエータ(9、9’)を手動で作動させて、前記トリマラインスプール(5、5’)に巻かれた前記トリマライン(3)を解放することを特徴とする、トリマヘッド。 - 前記自動供給機構(7)は、前記トリマラインスプール(5、5’)が前記ハウジング(1a、1b)に対して回転することを可能にすることにより、前記トリマライン(3)を解放するように構成される、請求項1に記載のトリマヘッド(1)。
- 前記自動供給機構(7)は、前記トリマラインスプール(5、5’)が前記ハウジング(1a、1b)に対して所定の角度回転することを可能にするように構成される、請求項2に記載のトリマヘッド(1)。
- 前記アクチュエータ(9、9’)は、前記自動供給機構(7)が前記トリマライン(3)を係止する第1の位置と、前記自動供給機構(7)が前記トリマライン(3)を解放する第2の位置との間で移動可能であり、前記アクチュエータ(9、9’)は前記第1の位置に向かって付勢される、請求項1〜3のいずれか1項に記載のトリマヘッド(1)。
- 前記アクチュエータ(9、9’)は、前記回転軸(ax)周りに任意の角度押されるか、回転させられることによって手動で作動するように構成される、請求項1〜4のいずれか1項に記載のトリマヘッド(1)。
- 前記トリマヘッド(1)は、前記トリマヘッド(1)がトリマ(13)に装着されたときに、前記トリマ(13)に面するように構成された第1の部分(11)と、前記トリマ(13)に背を向けるように構成された第2の部分(15)とを備え、前記アクチュエータ(9、9’)は前記第1の部分(11)に配置される、請求項1〜5のいずれか1項に記載のトリマヘッド(1)。
- 前記トリマヘッド(1)は、前記トリマラインスプール(5、5’)に動作可能に接続された内部本体(1c)を備え、前記内部本体(1c)は、前記トリマヘッド(1)に前記インターフェース(2)を介して回転速度の前記変化が生じるときに、前記ハウジング(1a、1b)に対して動くように構成され、前記自動供給機構(7)は、前記内部本体(1c)が前記ハウジング(1a、1b)に対して動くと、前記トリマラインスプール(5、5’)周りに巻かれた前記トリマライン(3)を解放するように構成される、請求項1〜6のいずれか1項に記載のトリマヘッド(1)。
- 前記自動供給機構(7)は、前記ハウジング(1a、1b)と前記内部本体(1c)とに動作可能に接続された機構本体(7’、7’’)を備える、請求項7に記載のトリマヘッド(1)。
- 前記アクチュエータ(9、9’)は前記機構本体(7’、7’’)に動作可能に接続される、請求項8に記載のトリマヘッド(1)。
- 前記機構本体(7’)は前記回転軸(ax)の方向に動作可能であり、前記内部本体(1c)は、前記内部本体(1c)が前記ハウジング(1a、1b)に対して動くとき、前記回転軸(ax)の方向に前記機構本体(7’)を移動させるように構成される、請求項8又は9に記載のトリマヘッド(1)。
- 前記機構本体(7’)は、前記トリマラインスプール(5)上に配置された少なくとも1つの止め具(21)と協働するようにそれぞれ構成された少なくとも1つの第1の止め具(17)及び少なくとも1つの第2の止め具(19)を備え、
前記少なくとも1つの第2の止め具(19)は、前記回転軸(ax)の方向に前記少なくとも1つの第1の止め具(17)から距離を置いて配置され、前記回転軸(ax)周りに前記少なくとも1つの第1の止め具(17)から任意の円周距離をあけて配置される、請求項10に記載のトリマヘッド(1)。 - 前記機構本体(7’)は前記ハウジング(1a、1b)に回転自在に係止される、請求項8〜11のいずれか1項に記載のトリマヘッド(1)。
- 前記アクチュエータ(9)は前記内部本体(1c)に動作可能に接続される、請求項7〜12のいずれか1項に記載のトリマヘッド(1)。
- 前記機構本体(7’’)は係止レバー(23)を具備し、前記アクチュエータ(9’)は前記係止レバー(23)に動作可能に接続される、請求項8又は9に記載のトリマヘッド(1)。
- 前記トリマヘッド(1)は、前記ハウジング(1a、1b)に接続されたバネ(50)を備えたバネ保持部材(38)をさらに具備し、前記バネ保持部材(38)は前記アクチュエータ(9’)を前記係止レバー(23)に接続する、請求項14に記載のトリマヘッド(1)。
- 前記バネ保持部材(38)は、前記トリマヘッド(1)が閾値回転速度を上回る回転速度で回転するときに、前記バネ保持部材(38)を前記内部本体(1c)に係止するように構成された遠心係止装置(46)を備える、請求項15に記載のトリマヘッド(1)。
- 前記トリマラインスプール(5’)は凹部(42)を備え、前記凹部(42)は、その内周壁(43)上に少なくとも1つの半径方向に突出する内部止め具(40)を備え、その外周壁(44)上に少なくとも1つの半径方向に突出する外部止め具(41)を備え、前記少なくとも1つの内部止め具(40)は、前記少なくとも1つの外部止め具(41)に対して円周方向に移動し、
前記係止レバー(23)は、前記少なくとも1つの半径方向に突出する内部止め具(40)と前記少なくとも1つの半径方向に突出する外部止め具(41)と協働するように構成される、請求項14〜16のいずれか1項に記載のトリマヘッド(1)。 - 前記内部本体(1c)は、前記トリマヘッド(1)に前記インターフェース(2)を介して回転速度の前記変化が生じるときに、前記ハウジング(1a、1b)に対して回転するように構成され、
前記自動供給機構(7)は、前記内部本体(1c)が前記ハウジング(1a、1b)に対して回転すると、前記トリマラインスプール(5、5’)周りに巻かれた前記トリマライン(3)を解放するように構成される、請求項7〜17のいずれか1項に記載のトリマヘッド(1)。 - 前記トリマヘッド(1)は、前記内部本体(1c)と前記ハウジング(1a、1b)との間の相対運動を打ち消すように構成された少なくとも1つのバネ(24、50)を備える、請求項7〜18のいずれか1項に記載のトリマヘッド(1)。
- 前記インターフェース(2)は前記内部本体(1c)に配置される、請求項7〜19のいずれか1項に記載のトリマヘッド(1)。
- 前記インターフェース(2)は駆動軸インターフェースである、請求項1〜20のいずれか1項に記載のトリマヘッド(1)。
- 前記アクチュエータ(9、9’)は前記回転軸(ax)から距離を置いて配置される、請求項1〜21のいずれか1項に記載のトリマヘッド(1)。
- 請求項1〜22のいずれか1項に記載のトリマヘッド(1)を備えるトリマ(13)。
- 前記トリマ(13)は、前記トリマヘッド(1)の前記インターフェース(2)を介して、回転速度の変化の閾値割合よりも高い割合で前記トリマヘッド(1)の回転速度を変化させることによって、前記トリマヘッド(1)の前記トリマラインスプール(5、5’)周りに巻かれたトリマライン(3)の供給を開始するように構成される、請求項23に記載のトリマ(13)。
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