JP2021512312A - 陽電子放出断層撮影(pet)の散乱補正 - Google Patents

陽電子放出断層撮影(pet)の散乱補正 Download PDF

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Abstract

非一時的コンピュータ可読媒体が、画像再構成方法100を行うように、少なくとも1つの電子プロセッサ20を含むワークステーション18によって読み取り可能及び実行可能な命令を格納する。この方法は、受け取った撮像データから、異なるエネルギーウィンドウに分割されたデータから散乱補正なしに再構成される複数の中間画像を生成するステップと、生成された中間画像における真のカウントの割合及び散乱イベントの割合を生成するステップと、。中間画像、中間画像における真のカウントの割合及び中間画像における散乱カウントの割合から、最終的な再構成画像を生成するステップと、非一時的コンピュータ可読媒体を制御して最終画像を格納するステップ及び表示デバイス24を制御して最終画像を表示するステップのうちの少なくとも一方のステップとを含む。

Description

以下は、概して、医用撮像技術、医用画像解釈技術、画像再構成技術及び関連技術に関する。
陽電子放出断層撮影(PET)撮像では、散乱同時計数が、検出された総同時計数のかなりの部分に寄与することがある。散乱同時計数は、PET再構成中に補正する必要がある。現在、PETにおける散乱補正の目的で、一回散乱推定(SSS)法が広く利用されている。この方法では、同時計数ガンマのペアが検出される前に単一散乱イベントを経験する確率を計算することによって、散乱分布をシミュレートする。SSSだけでは、検出された総同時計数に対する散乱寄与の相対量は決定されない。
通常、散乱寄与の相対量は、テールフィッティング法又はモンテカルロシミュレーションベースの方法によって決定される。テールフィッティングベースの方法が散乱推定に使用される場合、コンピュータ断層撮影(CT)スキャンとPETスキャンとの間で患者が動きに遭遇した場合や、患者が大きいためにテール部分のノイズやトランケーションが大きいか、又は、テール部分についてのランダム補正が正確ではないために散乱推定精度が低下する場合のように、結果の画像にかなりのアーチファクトが生じることがある。モンテカルロシミュレーションの散乱量推定では、テール部分におけるノイズによるアーチファクトは問題にならなくなるが、体軸方向視野(FOV)外の活動からの散乱寄与をシングルベッド収集又はエンドベッドフレームでは正確に推定することができない。これは、体軸方向FOV外の活動は未知であることによる。
以下は、これらの問題を克服する新規且つ改良されたシステム及び方法を開示する。
開示する一態様では、非一時的コンピュータ可読媒体が、画像再構成方法を行うように、少なくとも1つの電子プロセッサを含むワークステーションによって読み取り可能かつ実行可能な命令を格納する。この方法は、受け取った撮像データから、異なるエネルギーウィンドウに分割されたデータから散乱補正なしで再構成される複数の中間画像を生成するステップと、生成された中間画像における真のカウントの割合及び散乱イベントの割合を生成するステップと、中間画像、中間画像における真のカウントの割合及び中間画像における散乱カウントの割合から、最終的な再構成画像を生成するステップと、最終画像を格納するように非一時的コンピュータ可読媒体を制御するステップ及び最終的画像を表示するように表示デバイスを制御するステップのうちの少なくとも一方のステップとを含む。
別の開示する態様では、非一時的コンピュータ可読媒体が、画像再構成方法を行うように、少なくとも1つの電子プロセッサを含むワークステーションによって読み取り可能及び実行可能な命令を格納する。この方法は、受け取った撮像データから、異なるエネルギーウィンドウに分割されたデータから散乱補正なしで再構成される複数の中間画像を生成するステップと、操作によって、生成された中間画像における真のカウントの割合及び散乱カウントの割合を生成するステップであって、上記操作は、撮像データのエネルギーヒストグラムを生成することと、エネルギーヒストグラムを1次元の真のカウントエネルギー分布及び1次元の散乱カウントエネルギー分布にフィッティングすることと、散乱投影推定値を生成するように散乱推定画像を順投影するフィッティングされた1次元の真のカウント及び散乱カウント分布に基づいて、真のカウントの割合及び散乱カウントの割合を生成することとを含む、生成するステップと、散乱投影推定値を使用して散乱補正された最終画像を撮像データから再構成するステップと、最終画像を格納するように非一時的コンピュータ可読媒体を制御するステップ及び最終画像を表示するように表示デバイスを制御するステップのうちの少なくとも一方のステップとを含む。
別の開示する態様では、非一時的コンピュータ可読媒体が、画像再構成方法を行うように、少なくとも1つの電子プロセッサを含むワークステーションによって読み取り可能及び実行可能な命令を格納する。この方法は、受け取った撮像データから、異なるエネルギーウィンドウに分割されたデータから散乱補正なしで再構成される複数の中間画像を生成するステップと、エネルギーウィンドウへの真のカウント及び散乱カウントの既知の寄与を有するエネルギー分布を有する推定された真の画像から、収集された撮像データの収集をシミュレートすることによって、生成された中間画像における真のカウントの割合及び散乱カウントの割合を生成するステップと、散乱投影推定値を生成するように、散乱推定画像を順投影するステップと、散乱投影推定値を使用して散乱補正された最終画像を撮像データから再構成するステップと、最終画像を格納するように非一時的コンピュータ可読媒体を制御するステップ及び最終画像を表示するように表示デバイスを制御するステップのうちの少なくとも一方のステップとを含む。
1つの利点は、撮像データにおける散乱寄与の正確な推定が提供される点にある。
別の利点は、撮像データにおけるアーチファクトが低減される点にある。
別の利点は、散乱補償された画像が再構成される点にある。
別の利点は、体軸方向FOV外の散乱寄与を組み込んだ散乱推定が提供される点にある。
別の利点は、真の同時計数及び散乱同時計数のエネルギースペクトルの正確なフィッティングを利用して散乱推定が提供される点にある。
別の利点は、真の同時計数及び散乱同時計数のエネルギースペクトルのフィッティングを利用して散乱推定を提供して、低エネルギーウィンドウ(LEW)再構成画像対高エネルギーウィンドウ(HEW)再構成画像の異なる散乱成分の推定が向上される点にある。
本開示を読み、理解すれば当業者には明らかとなるように、所与の実施形態は、前述の利点の幾つかを提供するか、及び/又は、他の利点を提供することができる。
本開示は、様々なコンポーネント及びコンポーネントの構成、また、様々なステップ及びステップの構成の形を取ってよい。図面は、好適な実施形態を例示するに過ぎず、本開示を限定するものと解釈されるべきではない。
図1は、一態様による画像再構成システムを図示する。 図2は、図1のシステムの動作の例示的なフローチャートを示す。 図3は、図1のシステムの動作の他の例示的なフローチャートを示す。 図4は、図1のシステムの動作の他の例示的なフローチャートを示す。 図5は、図1のシステムの動作の他の例示的なフローチャートを示す。 図6は、図1のシステムの動作の他の例示的なフローチャートを示す。 図7は、図1のシステムの動作の他の例示的なフローチャートを示す。
以下は、PET撮像における散乱補正の向上に関し、データが低エネルギーパーティションと高エネルギーパーティションとに分割される場合、低エネルギーパーティションには高エネルギーパーティションよりも多くの散乱が含まれるはずであるという予想を利用している。これは、散乱イベントの任意の非弾性は、散乱511keVガンマ線からのエネルギー損失につながるが、散乱はガンマ線にエネルギーを追加する可能性は低いためである。
この洞察から実際の散乱推定を提供するために、以下は、(i)高エネルギーウィンドウ(HEW)画像及び低エネルギーウィンドウ(LEW)画像を生成し、(ii)HEW画像及びLEW画像から散乱推定画像を生成し、(iii)散乱推定画像を順投影して散乱投影推定値を生成し、(iv)散乱投影推定値を使用して高解像度画像再構成を行うアプローチを使用する。
操作(iii)は、任意の従来の順投影ステップを適切に使用することができる一方で、操作(iv)は、任意の既知の手法を適切に使用して、散乱推定値を所与として、高解像度反復PET再構成において散乱補正を提供することができる。したがって、操作(iv)は、例えば一回散乱推定(SSS)を組み込むために使用されるタイプの散乱投影推定値を組み込む再構成アルゴリズムを使用することができる。
幾つかの実施形態では、PET撮像データは、HEW及びLEWに分割され、ステップ(i)は、高速(例えば低解像度)再構成で始まり、初期HEW画像を生成するために使用される。HEW画像は、モンテカルロシミュレータに入力される。モンテカルロシミュレータは、真のイベントサンプルと散乱イベントサンプルを生成し、HEW画像における真のイベント対LEW画像における真のイベントの割合又は比率rと、HEW画像における散乱イベント対LEW画像における散乱イベントの割合又は比率rとを計算する。これらの比率は、任意選択的に、これらの比率の予想される遅い空間変動を強制する制約と共に、ピクセル毎に計算することができる。次に、計算された比率r及び比率rを使用して、HEW画像及びLEW画像から散乱推定値を生成することによってステップ(ii)を完了する。任意選択的に、計算された比率r及び比率rを代わりにフィードバックして真の推定画像を精緻化し、これにより、最終的な散乱推定画像を取り出す前に、1回以上の反復繰り返しを介してモンテカルロサンプリングを向上させることができる。
他の実施形態では、比率r及び比率rは、真の同時計数及び散乱同時計数のエネルギースペクトルに対する近似線から導出され、比率を所与として、真の推定画像及び散乱推定画像がLEW画像及びHEW画像から生成される。この場合、モンテカルロシミュレーションは行われない。
更なる実施形態では、HEW画像及びLEW画像を生成する際に高解像度反復画像再構成が使用されることを除き、モンテカルロシミュレーションアプローチが前述のように使用され、したがって、散乱についてHEW画像を補正するように結果として得られる散乱推定画像を順投影して直接適用して、最終的な臨床画像を生成することができる。
図1を参照すると、例示的な医用撮像システム10が示されている。図1に示すように、システム10は、画像収集デバイス12を含む。一例では、画像収集デバイス12は、PET/コンピュータ断層撮影(CT)撮像システムのPETガントリを含み、PETガントリは更に、CTガントリ13を含む。他の例では、画像収集デバイス12は、CTコンポーネントのないスタンドアロンのPETスキャナであってよい。患者テーブル14が、患者をPETガントリ12又はCTガントリ13の検査領域16の中に入れるように配置される。他の実施形態では、画像収集デバイス12は、単光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)デバイスのガンマカメラを含んでよく、これはまた、CTガントリ13を含むSPECT/CT撮像システムのコンポーネントを構成することができる。
システム10はまた、少なくとも1つの電子プロセッサ20、少なくとも1つのユーザ入力デバイス(例えばマウス、キーボード、トラックボール等)22及び表示デバイス24といった典型的なコンポーネントを有するコンピュータ、ワークステーション又は他の電子データ処理デバイス18を含む。幾つかの実施形態では、表示デバイス24は、コンピュータ18とは別個のコンポーネントであってよい。ワークステーション18はまた、1つ以上の非一時的記憶媒体26(磁気ディスク、RAID又は他の磁気記憶媒体、ソリッドステートドライブ、フラッシュドライブ、電子的に消去可能な読み取り専用メモリ(EEROM)又は他の電子的メモリ、光ディスク又は他の光ストレージ、これらの様々な組み合わせ等)を含むことができる。表示デバイス24は、ユーザ入力デバイス22からのユーザ入力を受け取るために1つ以上のフィールドを含むグラフィカルユーザインターフェース(GUI)28を表示する。
少なくとも1つの電子プロセッサ20は、1つ以上の非一時的記憶媒体26と動作可能に接続される。非一時的記憶媒体26は、本明細書に開示するように散乱推定及び補正を組み込む画像再構成方法又はプロセス100を行うことを含む開示の操作を行うために、少なくとも1つの電子プロセッサ20によって読み取り可能及び実行可能な命令を格納する。幾つかの例では、画像再構成方法又はプロセス100は、少なくとも部分的にクラウド処理によって行われてもよい。
図2を参照すると、画像再構成方法100の例示的な実施形態が、フローチャートとして図示されている。プロセスを開始するために、画像収集デバイス12は、少なくとも1つの電子プロセッサ20によって制御されて撮像データを収集する。ステップ102において、少なくとも1つの電子プロセッサ20は、受け取った撮像データから、異なるエネルギーウィンドウに分割されたデータから散乱補正なしに再構成される複数の中間画像を生成するようにプログラムされる。一実施形態では、画像収集デバイス12は、PET撮像デバイスを含み、少なくとも1つの電子プロセッサ20によって制御されてPET撮像データを収集する。少なくとも1つの電子プロセッサ20は、PET撮像データを、PET撮像データのカウントから散乱補正なしに再構成される低エネルギーウィンドウ(LEW)画像と、511keVより大きい撮像データをPET撮像データのカウントからの散乱補正なしで再構成される高エネルギーウィンドウ(HEW)画像とに分離するようにプログラムされる。
図示する例では、HEWの低い閾値は、LEWの高い閾値と同じであるが、例えばHEWデータセット及びLEWデータセットの多少の重複又はギャップを提供して、異なるHEW閾値及びLEW閾値を有することも考えられる。本明細書に示す例では、HEW及びLEWの両方用の単一の閾値は、電子−陽電子消滅イベントから生じる2つの反対方向に向けられるガンマ線のエネルギーに相当する511keVである。したがって、図示する例では、少なくとも1つの電子プロセッサ20は、511keV未満の撮像データをLEW画像に、約511keV又は511keV以上の撮像データをHEW画像に分離するようにプログラムされる。検出されたペアのガンマの少なくとも1つが閾値を下回るエネルギーを有する場合、撮像データをLEW画像に割り当てることができる。HEW画像の場合、検出されたペアの両方のガンマが、HEW画像への割り当てのために、エネルギー閾値を上回る必要がある。
別の実施形態では、画像収集デバイス12は、SPECT撮像デバイスを含み、少なくとも1つの電子プロセッサ20によって制御されてSPECT撮像データを収集する。第1のエネルギーウィンドウと第2のエネルギーウィンドウとのカットオフは、約511keVに基づくのではなく、撮像セッションの前に患者に投与されたSPECT放射性医薬品同位体の真のエネルギー値に基づいている。少なくとも1つの電子プロセッサ20は、撮像セッションの前に患者に投与されたSPECT放射性医薬品同位体の真のエネルギー値未満であるSPECT撮像データをLEW画像に、真のエネルギー値よりも大きい撮像データをHEW画像に分離するようにプログラムされる。
ステップ104において、少なくとも1つの電子プロセッサ20は、生成された中間画像における真のカウント(又はイベント)の割合と、生成された中間画像における散乱カウント(又はイベント)の割合を生成するようにプログラムされる。幾つかの実施形態では、少なくとも1つの電子プロセッサ20は、真のカウント及び散乱カウントの既知の寄与を有するエネルギー分布又はヒストグラムを有する推定された真の画像から収集撮像データの収集をシミュレートして、それぞれの割合を推定するようにプログラムされる。幾つかの例では、シミュレーション操作は、モンテカルロシミュレータを使用する。このアプローチは、陽電子−電子消滅イベントが511keVガンマ線(又はSPECT放射性医薬品同位体のエネルギー値)を出力し、非弾性散乱イベントがこれらの511keVガンマ線のエネルギー(又はSPECT放射線医薬品同位体のエネルギー値)を減少することが予想されるため、HEW画像は散乱からの寄与が比較的低いはずであるという予想を前提としている。このシミュレーション操作から、少なくとも1つの電子プロセッサ20は、真のカウントの割合及び散乱カウントの割合を生成するようにプログラムされる。
別の実施形態では、少なくとも1つの電子プロセッサ20は、撮像データを1次元の真のカウントエネルギー分布及び1次元の散乱カウント分布にフィットさせるようにプログラムされる。幾つかの例では、1次元の真のカウントエネルギー分布はガウス分布を含み、1次元の散乱カウント分布は多項式分布を含むが、他のパラメータ化された分布の使用も考えられる。次に、フィットされた真のエネルギー分布及び散乱エネルギー分布を使用して、真のカウントの割合及び散乱カウントの割合を推定することができる。
ステップ106において、少なくとも1つの電子プロセッサ20は、中間画像と、中間画像における真のカウントの割合及び散乱カウントの割合とから、散乱推定画像を生成するようにプログラムされる。少なくとも1つの電子プロセッサ20は、シミュレーション又はエネルギー分布フィッティングを介して推定されたHEW画像における真のカウント対LEW画像における真のカウント数の割合及びHEW画像における散乱カウント対LEW画像における散乱カウントの割合を用いて、高エネルギーウィンドウ画像、低エネルギーウィンドウ画像及び割合に基づいて散乱推定画像を生成するようにプログラムされる。散乱推定画像(又は散乱推定画像の個々のボクセル値)は、式1:
Figure 2021512312
によって生成される。ここで、sは、散乱推定画像を表し、sは、高エネルギーウィンドウからの散乱寄与イベントを表し、sは、低エネルギーウィンドウからの散乱寄与イベントを表し、rは、高エネルギーウィンドウ画像における真のイベント対低エネルギーウィンドウ画像における真のイベントの比率を表し、rは、高エネルギーウィンドウ画像における散乱イベント対低エネルギーウィンドウ画像における散乱イベントの比率を表し、yは、高エネルギーウィンドウ画像を表し、yは、低エネルギーウィンドウ画像を表す。
他の実施形態では、散乱推定画像のシミュレーション及び再構成は、散乱推定画像を使用して散乱について高エネルギーウィンドウ画像を反復的に補償することと、散乱推定画像のシミュレーション及び再構成を繰り返すこととを含む。反復的な入力は、停止基準が満たされるまで繰り返される。
ステップ108において、少なくとも1つの電子プロセッサ20は、散乱推定画像を順投影して散乱投影推定値を生成するようにプログラムされる。これは、任意の適切な順投影操作又はアルゴリズムを使用して行うことができる。
ステップ110において、少なくとも1つの電子プロセッサ20は、撮像データから最終画像を再構成するようにプログラムされる。幾つかの実施形態では、最終画像の再構成は、散乱投影推定値を使用する散乱補償で行われる。一例では、最終画像は、散乱投影推定値を使用する散乱補償ですべての撮像データから再構成される。別の例では、最終画像は、散乱投影推定値を使用する散乱補償で、高エネルギーウィンドウ閾値を上回るエネルギーを有する撮像データのカウントから再構成される。幾つかの実施形態では、散乱推定画像は、散乱補正されていないすべての撮像データを使用して再構成された画像から差し引かれて散乱補正を実現し、これにより、最終的な再構成画像を生成することができる。
ステップ112において、少なくとも1つの電子プロセッサ20は、表示デバイス24を制御して臨床画像を表示するようにプログラムされる。幾つかの例では、少なくとも1つの電子プロセッサ20は、非一時的記憶媒体26を制御して臨床画像を適切なデータベース(例えば画像保管通信システム)に格納するようにプログラムされる。
図3から図7は、画像再構成方法100の他の実施形態の他の例示的なフローチャートを示す。図3を参照すると、画像再構成方法200の別の例示的な実施形態が、フローチャートとして図示されている。ステップ202において、画像収集デバイス12から撮像データが収集される。ステップ204において、収集された撮像データから異なるエネルギーウィンドウを有する中間画像が生成される。ステップ206において、中間画像と、各ウィンドウの真のイベント及び散乱イベントの割合とから真の推定画像が生成される。これらの割合は既知であり、例えば非一時的記憶媒体26から取得することができる。ステップ208において、生成された真の推定画像が最終的な再構成画像として出力される(例えば表示デバイス24に表示される又は非一時的記憶媒体26に格納される)。
図4を参照すると、画像再構成方法300の別の例示的な実施形態が、フローチャートとして図示されている。ステップ302において、画像収集デバイス12から撮像データが収集される。ステップ304において、収集された撮像データから異なるエネルギーウィンドウを有する中間画像が生成される。ステップ306において、中間画像と、各ウィンドウの真のイベント及び散乱イベントの割合とから散乱推定画像が生成される。これらの割合は既知であり、例えば非一時的記憶媒体26から取得することができる。ステップ308において、散乱補正なしで画像が生成される。ステップ310において、(ステップ306において生成された)散乱推定画像が(ステップ308において生成された)散乱補正なしの画像から差し引かれ、最終的な再構成画像が生成される。ステップ312において、生成された最終的な再構成画像が出力される(例えば表示デバイス24に表示される又は非一時的記憶媒体26に格納される)。
図5を参照すると、画像再構成方法400の別の例示的な実施形態が、フローチャートとして図示されている。ステップ402において、画像収集デバイス12から撮像データが収集される。ステップ404において、収集された撮像データから、異なるエネルギーウィンドウを有する中間画像が生成される。ステップ406において、中間画像と、各ウィンドウの真のイベント及び散乱イベントの割合とから散乱推定画像が生成される。これらの割合は既知であり、例えば非一時的記憶媒体26から取得することができる。ステップ408において、散乱推定画像から散乱順投影が生成される。ステップ410において、散乱順投影を使用して散乱補正された再構成画像が生成される。ステップ412において、生成された最終的な再構成画像が出力される(例えば表示デバイス24に表示される又は非一時的記憶媒体26に格納される)。
図6及び図7は、(ステップ104、ステップ206、ステップ306及びステップ406において説明される)真のカウントの割合及び散乱カウントの割合を生成するための例示的なフローチャートを示す。図6を参照すると、ステップ502において、画像収集デバイス12から撮像データが収集される。ステップ504において、収集された撮像データのエネルギーウィンドウの撮像データエネルギーヒストグラムが生成される。ステップ506において、各エネルギーウィンドウについて、真のイベント及び散乱イベントの割合が生成される。
図7を参照すると、ステップ602において、画像収集デバイス12から撮像データが収集される。ステップ604において、収集された撮像データから異なるエネルギーウィンドウを有する中間画像が生成される。ステップ606において、撮像データの収集が、異なるエネルギーウィンドウに関する情報でシミュレートされる。ステップ608において、各エネルギーウィンドウについて、真のイベント及び散乱イベントの割合が生成される。ステップ610において、真の推定画像が、中間画像と、真のイベント及び散乱イベントの割合とから生成される。
実施例
収集された撮像データは、イベントエネルギーに基づいてHEWとLEWとに分割され、それぞれ散乱補正なしでHEW画像とLEW画像とに再構成される。分割エネルギーは、PET撮像では511keV(検出器17の有限エネルギー分解能によって決まるマージンを含む)であるが、他の分割エネルギーも選択することができる(例えば撮像セッションの前に患者に投与されるSPECT放射性医薬品同位体の真のエネルギー値)。HEWデータ及びLEWデータのそれぞれは、非散乱(真の)同時計数イベントと散乱同時計数イベントとの両方を含む。HEW画像及びLEW画像内の画像ボクセル値は、y及びyと表すことができ、これらのボクセル値は式2:
=t+s
=t+s (2)
に従って決定することができる。ここで、yは、高エネルギーウィンドウ画像のボクセルの値を表し、yは、低エネルギーウィンドウ画像の対応するボクセルの値を表し、tは、当該ボクセルでの高エネルギーウィンドウ画像からの真の寄与イベントを表し、tは、当該ボクセルでの低エネルギーウィンドウ画像からの真の寄与イベントを表し、sは、当該ボクセルでの高エネルギーウィンドウからの散乱寄与イベントを表し、sは、当該ボクセルでの低エネルギーウィンドウからの散乱寄与イベントを表す。
高エネルギーウィンドウ画像における真のイベント対低エネルギーウィンドウ画像における真のイベントの比率、及び、高エネルギーウィンドウ画像における散乱イベント対低エネルギーウィンドウ画像における散乱イベントの比率は、式3:
=t/t
=s/s (3)
に従って定義される。ここで、rは、高エネルギーウィンドウ画像における真のイベント対低エネルギーウィンドウ画像における真のイベントの比率を表し、rは、高エネルギーウィンドウ画像における散乱イベント対低エネルギーウィンドウ画像における散乱イベントの比率を表す。
これらの比率が決定されると、式4:
Figure 2021512312
に従って真の推定値を計算することができる。ここで、tは、真の推定画像を表す。この真の推定画像は、最終的な再構成画像として直接使用することができる。
幾つかの実施形態では、上記真の推定画像は、HEW画像とLEW画像との組み合わせから得られる。HEW画像及びLEW画像のそれぞれは、測定からの部分的な同時計数イベントを含むため、すべての同時計数イベントを再構成に使用すると、画像内のノイズを低減することができると予想される。次のスキームは、HEW画像及びLEW画像並びにより高い解像度から散乱寄与を推定し、散乱推定値を使用して散乱補正されて、すべての同時計数イベントを使用して、低ノイズ画像を再構成することができる。
散乱の推定値は、式1(下に再掲):
Figure 2021512312
に従って計算される。ここで、sは、散乱推定値を表す。
幾つかの実施形態では、散乱推定画像を、散乱補正なしですべての撮像データを使用して再構成された画像から差し引いて散乱補正を実現し、したがって、最終的な再構成画像を生成することができる。
これらの式を適用するために、比率r及び比率rの推定値が決定される。一般に、任意の適切な点にエネルギー分割点があって、r>rである。初期推定値として、エネルギーウィンドウが511keVを超えて対称であり、エネルギー分割点がちょうど511keVにある場合、真の同時計数の2Dエネルギーヒストグラム分布が2Dガウス関数であると仮定すると、rは、約1/3であり、rは、初期推定値として、例えばゼロといった低い値に設定することができる。rが0の場合、式4で示されるように、4yは真の推定値である。
比率r及び比率rがシフト不変である場合、任意の位置におけるローカル比率は、合計カウントからの比率と同じである。比率r及び比率rは、同時計数ガンマのエネルギーヒストグラムから見つけることができる。幾つかの例では、1つの光子のエネルギー分布確率関数は、式5:
f(x)=s(x)+t(x) (5)
に従って表される。ここで、s(x)は、散乱寄与からのものであり、t(x)は、非散乱イベントからの寄与である。1つのアプローチでは、散乱寄与関数s(x)は、多項式であると想定され、t(x)は、511keVで対称なガウス関数であると想定される。収集されたPET撮像データのシングルスのエネルギー分布は、t(x)のパラメータ化されたガウス(パラメータは、例えばガウスの平均、振幅及び分散)を使用して、また、s(x)のパラメータ化された低次多項式関数(パラメータは多項式項の係数)(例えば2次多項式s(x)=A+Ax+Aを使用する場合、パラメータはA、A及びAである)を使用して式(5)にフィッティングすることができる。したがって、この例では、フィッティングは、6つのパラメータ、即ち、係数A、A及びAと共にガウス平均、振幅及び分散を有する。これは、ガウス平均が511keVであるという物理的に妥当な仮定を立てることで減らすことができる。パラメータ化された式(5)へのシングルスエネルギー分布のフィッティングは、任意の適切な最適化アルゴリズム、例えばLevenberg−Marquardt又は他の最小二乗最適化を使用することができる。
PET撮像データは同時計数を含み、各同時計数は(同時計数時間幅内の)2つの時間的に一致するシングルスによって定義される。同時計数を、「A」と指定された第1のシングルイベント及び「B」と指定された第2の時間的に一致するシングルイベントとして表すと、2Dエネルギーヒストグラムは、式6:
Figure 2021512312
に従ってイベントA及びイベントBのエネルギースペクトルの乗算として表される。ここで、x及びyは、それぞれシングルイベントA及びシングルイベントBの光子エネルギーである。式6は、式7:
Figure 2021512312
に表されるように展開することができる。
式(5)及び式(6)において、s(x)は、第1の放射イベントxからの散乱寄与を表し、s(y)は、第2の放射イベントyからの散乱寄与を表し、t(x)は、第1の放射イベントxからの真の寄与を表し、t(y)は、第2の放射イベントyからの真の寄与を表す。初項s(x)s(y)は、同時計数ペアの両方の光子が散乱するイベントを表す。第2項s(x)t(y)及び第3項s(y)t(x)は、同時計数ペアの1つの光子のみが散乱するイベントを表す。末項t(x)t(y)は、非散乱同時計数イベントを表す。
HEW内で収集されたボクセルカウントは、式8:
Figure 2021512312
で表される。ここで、Yは、高エネルギーウィンドウ画像を表し、Eは、高エネルギーウィンドウ画像の最大エネルギー限度を表し、Eは、HEWエネルギー範囲とLEWのエネルギー範囲との分離を表す。
式8から、HEWの真の同時計数寄与は、式9:
Figure 2021512312
として表され、HEWの散乱同時計数寄与は、式10:
=Y−T (10)
として表される。
同様に、LEW内で収集されたボクセルカウントは、式11:
Figure 2021512312
で表される。ここで、Yは、低エネルギーウィンドウ画像を表し、Eは、低エネルギーウィンドウ画像の最小エネルギー限度を表す。
式11から、LEWの真の同時計数寄与は、式12:
Figure 2021512312
として表される。ここで、Tは、LEW画像における真のイベントの寄与を表す。
式12から、LEWの散乱同時計数寄与は、式13:
=Y−T (13)
として表される。ここで、Sは、LEW画像における散乱イベントからの寄与を表す。
次に、式(3)から、比率r=T/T及び比率r=S/Sとなる。このアプローチでは、これらの比率は、モンテカルロシミュレーションなしで取得することができることに留意されたい。変形実施形態では、モンテカルロシミュレーションを使用して、これらの初期比率推定値が精緻化される。
本開示は、好適な実施形態を参照して説明した。前述の詳細な説明を読んで理解すると、他の人が修正態様及び変更態様を想到することができるであろう。本発明は、添付の特許請求の範囲又はその均等物の範囲内にある限り、すべてのこのような修正態様及び変更態様を含むと解釈されることが意図されている。

Claims (20)

  1. 画像再構成方法を行うように、少なくとも1つの電子プロセッサを含むワークステーションによって読み取り及び実行可能な命令を格納する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記画像再構成方法は、
    受け取った撮像データから、異なるエネルギーウィンドウに分割されたデータから散乱補正なしで再構成される複数の中間画像を生成するステップと、
    生成された前記複数の中間画像における真のカウントの割合及び散乱イベントの割合を生成するステップと、
    前記複数の中間画像、前記複数の中間画像における真のカウントの割合及び前記複数の中間画像における散乱カウントの割合から、最終的な再構成画像を生成するステップと、
    前記最終的な再構成画像を格納するように前記非一時的コンピュータ可読媒体を制御するステップ及び前記最終的な再構成画像を表示するように表示デバイスを制御するステップのうちの少なくとも一方のステップと、
    を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
  2. 前記方法は更に、
    前記複数の中間画像における真のカウントの前記割合及び散乱カウントの前記割合から散乱推定画像を生成するステップと、
    散乱投影推定値を生成するように、前記散乱推定画像を順投影するステップと、
    前記散乱投影推定値を使用して散乱補正された前記最終的な再構成画像を前記撮像データから再構成するステップと、
    前記最終的な再構成画像を格納するように前記非一時的コンピュータ可読媒体を制御するステップ及び前記最終的な再構成画像を表示するように表示デバイスを制御するステップのうちの少なくとも一方のステップと、
    を含む、請求項1に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  3. 前記最終的な再構成画像は、前記散乱投影推定値を使用して散乱補償されてすべての撮像データから再構成される、請求項2に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  4. 前記最終的な再構成画像は、前記撮像データの前記散乱投影推定値を使用して散乱補償されて、エネルギーウィンドウ閾値を上回るエネルギーを有する前記撮像データのカウントから再構成される、請求項2に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  5. 前記散乱推定画像をシミュレーションするステップ及び再構成するステップは更に、
    前記散乱推定画像を使用して散乱について推定された真の画像を反復的に補償するステップと、
    前記散乱推定画像をシミュレーションするステップ及び再構成するステップを繰り返すステップと、
    を含む、請求項2に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  6. 反復的に入力するステップは、停止基準が満たされるまで繰り返される、請求項5に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  7. 前記真のカウントの割合及び前記散乱カウントの割合を生成するステップは、
    前記真のカウント及び前記散乱カウントの既知の寄与を有するエネルギー分布を有する推定された真の画像から収集された前記撮像データの収集をシミュレートするステップを含む、請求項2に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  8. 前記シミュレーションするステップは、モンテカルロシミュレータを使用する、請求項7に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  9. 前記最終的な再構成画像を生成するステップは更に、
    前記最終的な再構成画像を生成するように、前記中間画像から前記散乱推定画像を差し引くステップを含む、請求項2から8のいずれか一項に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  10. 受け取った前記撮像データは、陽電子放出断層撮影(PET)撮像データを含み、前記複数の中間画像は、高エネルギーウィンドウ閾値を上回るエネルギーを有する前記PET撮像データのカウントから散乱補正なしで再構成される中間画像用の高エネルギーウィンドウと、低エネルギーウィンドウ閾値を下回るエネルギーを有する前記PET撮像データのカウントから散乱補正なしで再構成される中間画像用の低エネルギーウィンドウとを含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  11. 前記画像再構成方法は更に、
    511keV未満の前記PET撮像データを低エネルギーウィンドウ画像に、511keVより大きい前記PET撮像データを高エネルギーウィンドウ画像に分離するステップを含む、請求項10に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  12. 受け取った前記撮像データは、単光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)撮像データを含み、前記複数の中間画像は、高エネルギーウィンドウ閾値を上回るエネルギーを有する前記SPECT撮像データのカウントから散乱補正なしで再構成される中間画像用の高エネルギーウィンドウと、低エネルギーウィンドウ閾値を下回るエネルギーを有する前記SPECT撮像データのカウントから散乱補正なしで再構成される中間画像用の低エネルギーウィンドウとを含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  13. 前記方法は更に、
    撮像セッションの前に患者に投与されたSPECT放射性医薬品同位体の真のエネルギー値未満の前記SPECT撮像データを低エネルギーウィンドウ画像に、前記真のエネルギー値よりも大きい前記SPECT撮像データを高エネルギーウィンドウ画像に分離するステップを含む、請求項12に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  14. 前記真のカウントの割合及び前記散乱カウントの割合を生成するステップは、
    PET撮像データを、1次元の真のカウントエネルギー分布及び1次元の散乱カウントエネルギー分布にフィッティングするステップと、
    フィッティングされた前記1次元の真のカウントエネルギー分布及び前記1次元の散乱カウントエネルギー分布に基づいて、真のカウントの前記割合及び散乱カウントの前記割合を生成するステップを含む、請求項2に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  15. 前記1次元の真のカウントエネルギー分布は、ガウス分布を含み、前記1次元の散乱カウントエネルギー分布は、多項式分布を含む、請求項14に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  16. 前記散乱推定画像は、
    Figure 2021512312
    によって与えられ、ここで、sは、前記散乱推定画像を表し、sは、前記高エネルギーウィンドウからの散乱寄与イベントを表し、sは、前記低エネルギーウィンドウからの散乱寄与イベントを表し、rは、前記高エネルギーウィンドウ画像における真のイベント対前記低エネルギーウィンドウ画像における真のイベントの比率を表し、rは、前記高エネルギーウィンドウ画像における散乱イベント対前記低エネルギーウィンドウ画像における散乱イベントの比率を表し、yは、前記高エネルギーウィンドウ画像を表し、yは、前記低エネルギーウィンドウ画像を表す、請求項14又は15に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  17. 画像再構成方法を行うように、少なくとも1つの電子プロセッサを含むワークステーションによって読み取り可能及び実行可能な命令を格納する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記画像再構成方法は、
    受け取った撮像データから、異なるエネルギーウィンドウに分割されたデータから散乱補正なしで再構成される複数の中間画像を生成するステップと、
    操作によって、生成された前記複数の中間画像における真のカウントの割合及び散乱カウントの割合を生成するステップであって、前記操作は、
    前記撮像データのエネルギーヒストグラムを生成することと、
    前記エネルギーヒストグラムを1次元の真のカウントエネルギー分布及び1次元の散乱カウントエネルギー分布にフィッティングすることと、
    散乱投影推定値を生成するように散乱推定画像を順投影するフィッティングされた前記1次元の真のカウントエネルギー分布及び前記1次元の散乱カウントエネルギー分布に基づいて、前記真のカウントの割合及び前記散乱カウントの割合を生成することとを含む、生成するステップと、
    前記散乱投影推定値を使用して散乱補正された前記最終画像を前記撮像データから再構成するステップと、
    前記最終画像を格納するように前記非一時的コンピュータ可読媒体を制御するステップ及び前記最終画像を表示するように表示デバイスを制御するステップのうちの少なくとも一方のステップと、
    を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
  18. 前記1次元の真のカウントエネルギー分布は、ガウス分布を含み、前記1次元の散乱カウントエネルギー分布は、多項式分布を含む、請求項17に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  19. 画像再構成方法を行うように、少なくとも1つの電子プロセッサを含むワークステーションによって読み取り可能及び実行可能な命令を格納する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記画像再構成方法は、
    受け取った撮像データから、異なるエネルギーウィンドウに分割されたデータから散乱補正なしで再構成される複数の中間画像を生成するステップと、
    前記異なるエネルギーウィンドウへの真のカウント及び散乱カウントの既知の寄与を有するエネルギー分布を有する推定された真の画像から、収集された前記撮像データの収集をシミュレートすることによって、生成された前記複数の中間画像における真のカウントの割合及び散乱カウントの割合を生成するステップと、
    散乱投影推定値を生成するように、散乱推定画像を順投影するステップと、
    前記散乱投影推定値を使用して散乱補正された最終画像を前記撮像データから再構成するステップと、
    前記最終画像を格納するように前記非一時的コンピュータ可読媒体を制御するステップ及び前記最終画像を表示するように表示デバイスを制御するステップのうちの少なくとも一方のステップと、
    を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
  20. 前記シミュレーション操作は、モンテカルロシミュレータを使用する、請求項19に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
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