[0005] 説明される技法は、再同期信号設計をサポートする、改善された方法、システム、デバイス、または装置に関する。概して、説明される技法は、通信のレイテンシを低減するための再同期信号(resynchronization signal)の効率的な設計を提供する。いくつかの第5世代(5G)または新無線(NR)システムは、低い信号対雑音比(SNR)を有するユーザ機器(UE)をサポートするように設計される。前の技法を使用して、UEは、同期信号の複数のインスタンスからの信号エネルギーを合成することによってタイミング同期を検出するように構成され得る。いくつかの態様では、セルのための同期信号は、1次同期信号(PSS)と、2次同期信号(SSS)とを含む。しかしながら、低いSNRにおける動作では、UEが同期を失うと、UEは、同期を達成する前に複数のPSS/SSSサイクルにわたってエネルギーを合成し得る。本開示の態様は、同期信号のエネルギー密度を増加させ、それの送信のためのタイミング検出特性を改善するための方法、システム、およびデバイスを提供する。
[0006] いくつかの場合には、UEは、セルと同期するための第1の同期信号(first synchronization signal)(たとえば、PSS/SSS)を受信し得る。いくつかの例では、第1の同期信号は、セルにサービスする基地局によって第1の周期性(first periodicity)に従って送信され得る。第1の同期信号は、タイミング同期と、セルのセル識別子(cell identifier)の検出とのためにUEによって使用され得る。いくつかの例では、第1の同期信号は、第1の周期性に従って送信され得る。第1の同期信号を受信した後に、UEは、何らかの時間期間の間、(たとえば、最初に接続モード(connected mode)に入ることを伴うかもしくは伴わない)アイドルモードまたはスリープモード(たとえば、省電力状態)において、セルにキャンプオンし得る。いくつかの例では、スリープモードに遷移することによって、UEは、セルとのシンボルレベル同期を失い得る。本開示のいくつかの態様によれば、UEは、セルと再同期(resynchronize)するための第2の同期信号(second synchronization signal)を受信し得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は再同期信号(RSS:resynchronization signal)と呼ばれることがある。いくつかの例では、RSSは、第1の周期性とは異なる第2の周期性(second periodicity)に従って送信され得る。たとえば、第2の周期性は第1の周期性よりも低くなり得る。いくつかの場合には、UEは、UEがスリープモードにあったとき、同期を再捕捉(re-acquire)するためにRSSを使用するように構成され得る。いくつかの例では、再同期すると、UEは、セルと通信するように構成され得る。このようにして、UEが基地局と同期状態にあったか、または再同期信号の周期性に関係するタイミング情報を有するとき、本技法は、UEが、低減されたレイテンシおよび電力消費でタイミング同期を回復することを可能にする。
[0007] ワイヤレス通信の方法について説明される。本方法は、セルと同期するための第1の同期信号を受信することと、第1の同期信号が、第1の周期性に従ってセルにサービスする基地局によって送信される、同期することの後に、セルと再同期するための第2の同期信号を受信することと、第2の同期信号が、第2の周期性に従って基地局によって送信される、再同期することに基づいてセルを介して基地局と通信することとを含み得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンス(first sequence)の複数の繰り返し(repetition)を含み得る。
[0008] ワイヤレス通信のための装置について説明される。本装置は、セルと同期するための第1の同期信号を受信するための手段と、第1の同期信号が、第1の周期性に従ってセルにサービスする基地局によって送信される、同期することの後に、セルと再同期するための第2の同期信号を受信するための手段と、第2の同期信号が、第2の周期性に従って基地局によって送信される、再同期することに基づいてセルを介して基地局と通信するための手段とを含み得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを含み得る。
[0009] ワイヤレス通信のための別の装置について説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、セルと同期するための第1の同期信号を受信することと、第1の同期信号が、第1の周期性に従ってセルにサービスする基地局によって送信される、同期することの後に、セルと再同期するための第2の同期信号を受信することと、第2の同期信号が、第2の周期性に従って基地局によって送信される、再同期することに基づいてセルを介して基地局と通信することとをプロセッサに行わせるように動作可能であり得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを含み得る。
[0010] ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer-readable medium)について説明される。非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサに、セルと同期するための第1の同期信号を受信することと、第1の同期信号が、第1の周期性に従ってセルにサービスする基地局によって送信される、同期することの後に、セルと再同期するための第2の同期信号を受信することと、第2の同期信号が、第2の周期性に従って基地局によって送信される、再同期することに基づいてセルを介して基地局と通信することとを行わせるように動作可能な命令を含み得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを含み得る。
[0011] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のシーケンスは、第1のサブシーケンス(first subsequence)と、第2のサブシーケンス(second subsequence)とを含み得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2のサブシーケンスは、第1のサブシーケンスの複素共役(complex conjugate)に対応する。
[0012] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2の同期信号は、第2のシーケンス(second sequence)の複数の繰り返しを含み得る。いくつかの場合には、第1のシーケンスの複数の繰り返しと、第2のシーケンスの複数の繰り返しとは、バイナリシーケンス(binary sequence)に従って送信され得る。
[0013] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のシーケンスと、第2のシーケンスとは、互いに相互相関の低い絶対値(low absolute value of cross-correlation)を有し得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2のシーケンスは、第1のシーケンスの複素共役に対応する。
[0014] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、バイナリシーケンスを識別することは、第1のシーケンスの長さ、または第2の同期信号の長さ、またはセル識別子、またはそれらの組合せに基づく。
[0015] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、バイナリシーケンスのシーケンスタイプ(sequence type)を識別することは、第1のシーケンスの長さまたは第2の同期信号の長さに基づく。いくつかの場合には、シーケンスタイプは、ゴールドシーケンス(Gold sequence)、mシーケンス(m-sequence)、または自己相関関数(autocorrelation function)において最小サイドローブ振幅(minimum sidelobe amplitude)をもつコンピュータ生成シーケンス(computer-generated sequence)に対応する。
[0016] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、バイナリシーケンスは、{1,0,1,1}によって与えられる4ビットバイナリシーケンス、{1,0,0,1,0,1,1,1}によって与えられる8ビットバイナリシーケンス、{0,0,1,1,0,1,0,0,0,1,1,0,0,1,0,1}によって与えられる16ビットバイナリシーケンス、{1,1,0,0,1,0,0,1,0,1,1,1,0,0,0,1,1,1,0,1,0,1,0,0,1,0,0,0,1,1,0,1}によって与えられる32ビットバイナリシーケンス、または{0,1,1,0,1,1,0,0,0,1,0,1,0,0,1,1,1,0,1,1,1,0,0,0,0,1,1,1,0,1,0,0,1,1,0,1,0,1,1,0}によって与えられる40ビットバイナリシーケンスを備える。
[0017] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、セルと再同期するための第3の同期信号(third synchronization signal)を受信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含んでよく、第3の同期信号は、第2の同期信号の後にセルを介して基地局によって送信され、第1のシーケンスのシーケンス長(sequence length)よりも長いシーケンス長を有する。
[0018] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第3の同期のシーケンス長は、第2の同期信号のシーケンス長よりも短くなり得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1の同期信号は、複数の物理リソースブロック(PRB:physical resource block)にわたってよく、第2の同期信号は、これらの複数のPRBにわたり得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2の同期信号は、狭帯域プロトコルタイプ(narrowband protocol type)の帯域幅(bandwidth)に対応する複数のPRBのサブセット(subset)にわたり得る。
[0019] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2の同期信号に関連する送信電力は、複数のPRBのサブセット中のPRBの第2の数に対する複数のPRB中のPRBの第1の数の比(ratio)だけ、第1の同期信号に関連する送信電力に対して増加され得る。いくつかの場合には、複数のPRBのサブセットは、PRBの連続セット(contiguous set)に対応する。いくつかの場合には、複数のPRBのサブセットは、PRBの不連続セット(non-contiguous set)に対応する。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の同期信号から基地局のセル識別子を決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、セル識別子に基づいて決定される第1のシーケンスの表現(representation)を使用して再同期することのために第2の同期信号を相関(correlate)させるためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0020] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、セルに関連するシステム情報(system information)を受信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含んでよく、システム情報は、第2の同期信号の存在、第2の同期信号のタイミング情報(たとえば、第2の周期性、第1の同期信号からのタイミングオフセット(timing offset))、第2の同期信号の長さ、第2の同期信号の周波数オフセット(frequency offset)および/または周波数ロケーション(frequency location)、第2の同期信号の送信電力、第2の同期信号の帯域幅、第2の同期信号のホッピングパターン(hopping pattern)、第2の周期性の乗法的ファクタ(multiplicative factor)、あるいはオーバーヘッド割合(overhead percentage)のうちの少なくとも1つを示す。
[0021] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、システム情報中で受信された第2の同期信号の長さと第2の周期性との間の関連付けに基づいて第2の周期性を決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0022] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、システム情報中で受信された第2の同期信号の長さと第2の周期性との間の関連付けは、乗法的ファクタに基づいて決定され得る。
[0023] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、システム情報中で受信された第2の周期性と第2の同期信号の長さとの間の関連付けに基づいて第2の同期信号の長さを決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0024] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、システム情報中で受信された第2の周期性と第2の同期信号の長さとの間の関連付けは、オーバーヘッド割合に基づいて決定され得る。
[0025] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2の同期信号を受信することは、第2の同期信号のための複数のスケジュールされたサブフレーム(scheduled subframe)のうちの少なくとも1つが、第2の同期信号の送信のために制限され得るサブフレームと一致すると識別することを含み得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2の同期信号を受信することのために、複数のスケジュールされたサブフレームを修正する(modify)ためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0026] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、制限されたサブフレーム(restricted subframe)は、マルチキャストサブフレーム(multicast subframe)、マシンタイプ通信(MTC:machine-type communication)無効サブフレーム(invalid subframe)、時分割複信(TDD:time division duplex)アップリンクサブフレーム(uplink subframe)、またはTDDスペシャルサブフレーム(special subframe)のうちの1つを含み得る。
[0027] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、複数のスケジュールされたサブフレームを修正することは、複数のスケジュールされたサブフレームのうちの少なくとも1つを、制限されたサブフレームの後の次のサブフレームに延期することと、制限されたサブフレームのために、複数のスケジュールされたサブフレームのうちの少なくとも1つの受信を抑制することと、制限されたサブフレーム中で、複数のスケジュールされたサブフレームのうちの少なくとも1つの一部分を受信することとを含むグループから修正行為(modification action)を選択することを含み得る。
[0028] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、修正行為を選択することは、TDDスペシャルサブフレーム構成(special subframe configuration)に基づき得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2の同期信号は、基準信号(reference signal)、第1の同期信号、またはブロードキャストチャネル(broadcast channel)のうちの少なくとも1つによってパンクチャ(puncture)され得る。
[0029] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局から、ネイバーセル(neighbor cell)のための再同期信号構成(resynchronization signal configuration)を受信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含んでよく、再同期信号構成は、ネイバーセルのための再同期信号の存在、再同期信号の周期性、再同期信号の長さ、再同期信号のタイミングオフセット、再同期信号の周波数オフセット、再同期信号の送信電力、再同期信号の帯域幅、または再同期信号のホッピングパターンのうちの少なくとも1つを含む。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、再同期信号構成は、基地局からシステム情報中でまたは専用シグナリング(dedicated signaling)中で受信され得る。
[0030] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、同期することの後に、基地局との接続モードから遷移するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のシーケンスは、擬似雑音(PN:pseudo-noise)シーケンス、Zadoff−Chuシーケンス、またはバイナリシーケンスとのサブシーケンスのクロネッカー積(Kronecker product)の結果に対応する。
[0031] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、サブシーケンスは、PNシーケンスまたはZadoff−Chuシーケンスに対応する。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、バイナリシーケンスは、最大長シーケンス(maximum length sequence)、バーカーコード(Barker code)、またはゴールドシーケンスに対応する。
[0032] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2の同期信号から決定される位相またはタイミング情報に基づいて、セルと再同期するための第1の同期信号の第2のインスタンスを受信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のシーケンスの長さを識別することは、第2の同期信号の長さに基づく。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2の同期信号の長さは、第1のシーケンスの長さの倍数である。
[0033] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、ルックアップテーブルから第1のシーケンスの長さと第2の同期信号の長さとの間の関連付けを識別するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0034] ワイヤレス通信の方法について説明される。本方法は、セルにサービスする基地局によって、セルのための第1の同期信号を送信することと、第1の同期信号が、第1の周期性に従って送信される、セルのための第2の同期信号を送信することと、第2の同期信号が、第2の周期性に従って送信される、第1の同期信号または第2の同期信号の送信に基づいてセルを介して少なくとも1つのUEと通信することとを含み得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを含み得る。
[0035] ワイヤレス通信のための装置について説明される。本装置は、セルにサービスする基地局によって、セルのための第1の同期信号を送信するための手段と、第1の同期信号が、第1の周期性に従って送信される、セルのための第2の同期信号を送信するための手段と、第2の同期信号が、第2の周期性に従って送信される、第1の同期信号または第2の同期信号の送信に基づいてセルを介して少なくとも1つのUEと通信するための手段とを含み得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを含み得る。
[0036] ワイヤレス通信のための別の装置について説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、セルにサービスする基地局によって、セルのための第1の同期信号を送信することと、第1の同期信号が、第1の周期性に従って送信される、セルのための第2の同期信号を送信することと、第2の同期信号が、第2の周期性に従って送信される、第1の同期信号または第2の同期信号の送信に基づいてセルを介して少なくとも1つのUEと通信することとをプロセッサに行わせるように動作可能であり得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを含み得る。
[0037] ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体について説明される。非一時的コンピュータ可読媒体は、セルにサービスする基地局によって、セルのための第1の同期信号を送信することと、第1の同期信号が、第1の周期性に従って送信される、セルのための第2の同期信号を送信することと、第2の同期信号が、第2の周期性に従って送信される、第1の同期信号または第2の同期信号の送信に基づいてセルを介して少なくとも1つのUEと通信することとをプロセッサに行わせるように動作可能な命令を含み得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを含み得る。
[0038] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のシーケンスは、第1のサブシーケンスと、第2のサブシーケンスとを含み得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2のサブシーケンスは、第1のサブシーケンスの複素共役に対応する。
[0039] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のアンテナポート(first antenna port)を介して第1のサブシーケンスを、および第2のアンテナポート(second antenna port)を介して第2のサブシーケンスを送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2の同期信号は、第2のシーケンスの複数の繰り返しを含み得る。いくつかの場合には、第1のシーケンスの複数の繰り返しと、第2のシーケンスの複数の繰り返しとは、バイナリシーケンスに従って送信され得る。
[0040] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のシーケンスと、第2のシーケンスとは、互いに相互相関の低い絶対値を有し得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2のシーケンスは、第1のシーケンスの複素共役に対応する。
[0041] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、バイナリシーケンスを識別することは、第1のシーケンスの長さ、または第2の同期信号の長さ、またはセル識別子、またはそれらの組合せに基づく。
[0042] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、バイナリシーケンスのシーケンスタイプを識別することは、第1のシーケンスの長さまたは第2の同期信号の長さに基づく。いくつかの場合には、シーケンスタイプは、ゴールドシーケンス、mシーケンス、または自己相関関数において最小サイドローブ振幅をもつコンピュータ生成シーケンスに対応する。
[0043] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のアンテナポートを介して第1のシーケンスを、および第2のアンテナポートを介して第2のシーケンスを送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0044] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2の同期信号の後にセルのための第3の同期信号を送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含んでよく、第3の同期信号は、第1のシーケンスのシーケンス長よりも長いシーケンス長を有する。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第3の同期のシーケンス長は、第2の同期信号のシーケンス長よりも短くなり得る。
[0045] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、セルに関連するシステム情報を送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含んでよく、システム情報は、第2の同期信号の存在、第2の同期信号のタイミング情報(たとえば、第2の周期性、第1の同期信号からのタイミングオフセット)、第2の同期信号の長さ、第2の同期信号の周波数オフセットおよび/または周波数ロケーション、第2の同期信号の送信電力、第2の同期信号の帯域幅、第2の同期信号のホッピングパターン、第2の周期性の乗法的ファクタ、あるいはオーバーヘッド割合のうちの少なくとも1つを示す。
[0046] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、システム情報中に示される第2の同期信号の長さと第2の周期性との間の関連付けに基づいて第2の周期性を決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、システム情報中で受信された第2の同期信号の長さと第2の周期性との間の関連付けは、乗法的ファクタに基づいて決定され得る。
[0047] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、システム情報中に示される第2の周期性と第2の同期信号の長さとの間の関連付けに基づいて第2の同期信号の長さを決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、システム情報中で受信された第2の周期性と第2の同期信号の長さとの間の関連付けは、オーバーヘッド割合に基づいて決定され得る。
[0048] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2の同期信号のための複数のスケジュールされたサブフレームのうちの少なくとも1つが、第2の同期信号ののために制限され得るサブフレームと一致すると識別するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2の同期信号を送信することのために、複数のスケジュールされたサブフレームを修正するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0049] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、制限されたサブフレームは、マルチキャストサブフレーム、マシンタイプ通信(MTC)無効サブフレーム、時分割複信(TDD)アップリンクサブフレーム、またはTDDスペシャルサブフレームのうちの1つを含み得る。
[0050] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、複数のスケジュールされたサブフレームを修正することは、複数のスケジュールされたサブフレームのうちの少なくとも1つを、制限されたサブフレームの後の次のサブフレームに延期することと、制限されたサブフレームのために、複数のスケジュールされたサブフレームのうちの少なくとも1つの送信を抑制することと、制限されたサブフレーム中で、複数のスケジュールされたサブフレームのうちの少なくとも1つの一部分を送信することとを含むグループから修正行為を選択することを含み得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、修正行為を選択することは、TDDスペシャルサブフレーム構成に基づき得る。
[0051] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基準信号、第1の同期信号、またはブロードキャストチャネルのうちの少なくとも1つで第2の同期信号をパンクチャするためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、少なくとも1つのUEに、ネイバーセルのための再同期信号構成を送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含んでよく、再同期信号構成は、ネイバーセルのための再同期信号の存在、再同期信号の周期性、再同期信号の長さ、再同期信号のタイミングオフセット、再同期信号の周波数オフセット、再同期信号の送信電力、再同期信号の帯域幅、または再同期信号のホッピングパターンのうちの少なくとも1つを含む。
[0052] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、再同期信号構成は、基地局から少なくとも1つのUEにシステム情報中でまたは専用シグナリング中で送信され得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のシーケンスは、PNシーケンス、Zadoff−Chuシーケンス、またはバイナリシーケンスとのサブシーケンスのクロネッカー積の結果に対応する。
[0053] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、サブシーケンスは、PNシーケンスまたはZadoff−Chuシーケンスに対応する。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、バイナリシーケンスは、最大長シーケンス、バーカーコード、またはゴールドシーケンスに対応する。
[0054] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のシーケンスの長さを識別することは、第2の同期信号の長さに基づく。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2の同期信号の長さは、第1のシーケンスの長さの倍数である。
[0055] 上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、ルックアップテーブルから第1のシーケンスの長さと第2の同期信号の長さとの間の関連付けを識別するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0056] UEにおけるワイヤレス通信の方法について説明される。本方法は、時間周波数リソースブロック(time-frequency resource block)のリソース要素(resource element)の第1のサブセットにマッピングされた信号と、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングされた基準信号のセットとを受信することと、ここで、リソース要素の第1のサブセットが、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間(symbol period)のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含む、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比(power ratio)を識別することと、電力比に基づいて信号を復調することとを含み得る。
[0057] UEにおけるワイヤレス通信のための装置について説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットにマッピングされた信号と、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングされた基準信号のセットとを受信することと、ここで、リソース要素の第1のサブセットが、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含む、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比を識別することと、電力比に基づいて信号を復調することとを本装置に行わせるようにプロセッサによって実行可能であり得る。
[0058] UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置について説明される。本装置は、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットにマッピングされた信号と、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングされた基準信号のセットとを受信するための手段と、ここで、リソース要素の第1のサブセットが、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含む、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比を識別するための手段と、電力比に基づいて信号を復調するための手段とを含み得る。
[0059] UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明される。コードは、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットにマッピングされた信号と、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングされた基準信号のセットとを受信すること、ここで、リソース要素の第1のサブセットが、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含む、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比を識別することと、電力比に基づいて信号を復調することとを行うようにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
[0060] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、電力比を識別することは、第1のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比と、第2のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第2の電力比との関数を評価するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0061] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、関数は、第1の電力比によって第2の電力比を正規化することを含み得る。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、関数は、第1の電力比と第2の電力比との最小値を含む。
[0062] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、関数は、第1の電力比と第2の電力比との最大値を含む。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、関数は、第1のスケーリングファクタ(scaling factor)との第1の電力比の積と、第2のスケーリングファクタとの第2の電力比の積との和を含む。
[0063] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比は、第1のシンボル期間のために構成されてよく、基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第2の電力比は、第2のシンボル期間のために構成され得る。システム情報パラメータの値の第1のサブセットについて、電力比は第1の電力比に対応し得、システム情報パラメータの値の第2のサブセットについて、電力比は第2の電力比に対応し得る。
[0064] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、電力比は、アンテナポートの数(the number of antenna ports)、および第1の電力比と第2の電力比との比によってインデックス付けされたテーブルに基づいて識別される。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、電力比を識別することは、第1のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比と、第2のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第2の電力比とに独立し得る。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、電力比は、アンテナポートの数の各々についてのポート毎電力比に基づき得る。
[0065] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、電力比に基づいて信号を使用してチャネル推定またはチャネル測定を実施するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、信号に関連する電力ブーストパラメータ(power boost parameter)を受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよく、電力ブーストパラメータは、信号の送信電力の構成可能な増加を示し、ここで、電力比を識別することは、電力ブーストパラメータに基づき得る。
[0066] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、いくつかのアンテナポートの各々は、信号の送信機における単一の無線周波数(RF)チェーンに関連し得る。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、信号は、セルのセル識別子に基づき得る第1のシーケンスの繰り返しのセットを含む再同期信号を含む。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、信号は、UEのための関連するページングオケージョン(paging occasion)より前に送信されるウェークアップ信号(wake-up signal)を含む。
[0067] 基地局におけるワイヤレス通信の方法について説明される。本方法は、信号を時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットに、および基準信号のセットを時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングすることと、ここで、リソース要素の第1のサブセットが、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含む、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比を識別することと、電力比に基づいて信号と基準信号のセットとを送信することとを含み得る。
[0068] 基地局におけるワイヤレス通信のための装置について説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、信号を時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットに、および基準信号のセットを時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングすることと、ここで、リソース要素の第1のサブセットが、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含む、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比を識別することと、電力比に基づいて信号と基準信号のセットとを送信することとを本装置に行わせるようにプロセッサによって実行可能であり得る。
[0069] 基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置について説明される。本装置は、信号を時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットに、および基準信号のセットを時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングするための手段と、ここで、リソース要素の第1のサブセットが、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含む、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比を識別するための手段と、電力比に基づいて信号と基準信号のセットとを送信するための手段とを含み得る。
[0070] 基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明される。コードは、信号を時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットに、および基準信号のセットを時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングすることと、ここで、リソース要素の第1のサブセットが、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含む、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比を識別することと、電力比に基づいて信号と基準信号のセットとを送信することとを行うようにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
[0071] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、電力比を識別することは、第1のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比と、第2のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第2の電力比との関数を評価するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、関数は、第1の電力比によって第2の電力比を正規化することを含み得る。
[0072] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、関数は、第1の電力比と第2の電力比との最小値を含む。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、関数は、第1の電力比と第2の電力比との最大値を含む。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、関数は、第1のスケーリングファクタとの第1の電力比の積と、第2のスケーリングファクタとの第2の電力比の積との和を含む。
[0073] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比は、第1のシンボル期間のために構成されてよく、基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第2の電力比は、第2のシンボル期間のために構成され得る。システム情報パラメータの値の第1のサブセットについて、電力比は第1の電力比に対応し得、システム情報パラメータの値の第2のサブセットについて、電力比は第2の電力比に対応し得る。
[0074] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、電力比は、アンテナポートの数、および第1の電力比と第2の電力比との比によってインデックス付けされたテーブルに基づいて識別される。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、電力比を識別することは、第1のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比と、第2のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第2の電力比とに独立し得る。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、電力比は、アンテナポートの数の各々についてのポート毎電力比に基づき得る。
[0075] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、信号に関連する電力ブーストパラメータを構成するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよく、電力ブーストパラメータは、信号の送信電力の構成可能な増加を示し、ここで、電力比を識別することは、電力ブーストパラメータに基づき得る。
[0076] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、電力ブーストパラメータは、いくつかのブランキングされた時間周波数リソースブロック(blanked time-frequency resource block)に基づき得る。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、基準信号のセットのうちの第1の基準信号は、時間周波数リソースブロックの第1のリソース要素にマッピングされてよく、基準信号のセットのうちの第2の基準信号は、時間周波数リソースブロックの第2のリソース要素にマッピングされてよく、送信することは、第1のアンテナポートを介して、第1のリソース要素を介して第1の基準信号を、および第2のリソース要素を介してヌルシンボル(null symbol)を送信することと、第2のアンテナポートを介して、第2のリソース要素を介して第2の基準信号を、および第1のリソース要素を介してヌルシンボルを送信することとを含む。
[0077] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、アンテナポートの数の各々は、基地局における単一の無線周波数(RF)チェーンに関連し得る。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、信号は、セルのセル識別子に基づき得る第1のシーケンスの繰り返しのセットを含む再同期信号を含む。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、信号は、ページングオケージョンより前に送信されるウェークアップ信号を含む。
[0088] 第5世代(5G)または新無線(NR)システムは、低い信号対雑音比(SNR)を有するユーザ機器(UE)をサポートするように設計される。いくつかの態様では、セルのための同期信号は、1次同期信号(PSS)と、2次同期信号(SSS)とを含む。しかしながら、低いSNRにおけるセル検出またはタイミング同期では、UEは、同期を達成する前に複数のPSS/SSSサイクルにわたってエネルギーを合成し得る。(エネルギーを正確に合成するためになど)PSS/SSSからタイミング同期を正確に検出するために、UEは、長い時間期間の間オンのままである。これは、電力非効率性ならびに通信の増加したレイテンシを生じる。本開示の態様は、同期信号のエネルギー密度を増加させ、それの送信のためのタイミング検出特性を改善するための方法、システム、およびデバイスを提供する。
[0089] いくつかの場合には、UEは、セルと同期するための第1の同期信号(たとえば、PSS/SSS)を受信し得る。いくつかの例では、第1の同期信号は、セルにサービスする基地局によって第1の周期性に従って送信され得る。第1の同期信号は、タイミング同期と、セルのセル識別子の検出とのためにUEによって使用され得る。第1の同期信号を受信した後に、UEは、何らかの時間期間の間、(たとえば、最初に接続モードに入ることを伴うかもしくは伴わない)アイドルモードまたはスリープモード(たとえば、省電力状態)において、セルにキャンプオンし得る。UEは、ローカルクロックを介してセルとの粗いタイミング同期を維持し得るが、シンボルレベルタイミング同期を維持しないことがある。いくつかの態様によれば、UEは、セルと再同期するための第2の同期信号を受信し得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は再同期信号(RSS)と呼ばれることがある。たとえば、UEは、UEがスリープモードにあったとき、同期を再捕捉するためにRSSを使用するように構成され得る。いくつかの態様によれば、RSSは、第2の周期性に従って(たとえば、第1の周期性とは異なり得る別個に構成された周期性に従って)基地局によって送信され得る。たとえば、第2の周期性は第1の周期性よりも低くなり得る。RSSは、PSS/SSSよりも低い周期性において送信され得るが、増加した密度(たとえば、より連続また準連続したシンボル)は、UEが、より少数のサイクルを介して再同期することを可能にし得る(たとえば、いくつかの場合には、再同期は、RSSの1つのインスタンスから達成され得る)。このようにして、UEが基地局と同期状態にあったか、またはRSSの周期性に関係するタイミング情報を有するとき、本技法は、UEが、低減されたレイテンシおよび電力消費でタイミング同期を回復することを可能にする。
[0090] いくつかの例では、UEは、再同期信号において使用されるシーケンスに気づいていることがある。より詳細には、UEは、ローカルに記憶されたシーケンスのコピーを有し得るか、またはセルパラメータ(たとえば、セルIDなど)に基づいてシーケンスを決定し得る。いくつかの実施形態では、UEは、システム情報ブロック(SIB:system information block)中でRSSの存在またはパラメータのインジケーションを受信し得る。1つまたは複数のシーケンスを含むRSSを受信すると、UEは、RSSを、シーケンスの記憶されたローカルコピーと相関させる(correlate)ように構成され得る。相関出力に基づいて、UEは、セルのためのタイミング(たとえば、シンボルタイミング)を検出するように構成され得る。
[0091] いくつかの例では、同期信号の処理の複雑さは、同期信号の長さに基づき得る。より長いシーケンスを含む同期信号はより良い性能を有し得るが、より長いシーケンスは、より高い処理の複雑さを伴う。たとえば、より長いランダムシーケンスを含む同期信号は、同期信号を、記憶されたローカルコピーと相関させる一方で、より良い性能を生じ得る。より良い相関性能は、(セルのためのシンボルタイミング調整など)より正確なタイミング調整を生じ得るしかしながら、UEにおいてシーケンスを相関させるプロセスは、計算量的に複雑である。構造化された(たとえば、非ランダム)シーケンスは、計算複雑さを低減し得るが、良好な信号自己相関特性を有しないことがある。そのような場合、構造化されたシーケンスの相関は、相関における2次ピーク(たとえば、サイドローブ)の振幅により、(UEなどの)受信機における劣悪な性能につながり得る。したがって、本開示は、受信機において低減された計算複雑さを有しながら、高い相関性能を達成するための、同期信号設計を提供する。
[0092] 再同期のための様々な同期信号設計が開示される。いくつかの例では、RSSは、シーケンスSの複数の繰り返しを含み得る。いくつかの例では、シーケンスSは、時間領域において繰り返される擬似雑音(PN)シーケンスであり得る。より詳細には、シーケンスSは、同期信号中で所定の回数繰り返されてよく、連結された信号は、第1のRSSと呼ばれることがある。いくつかの場合には、シーケンスSは、セルのセル識別子に基づき得る。いくつかの場合には、セルのための再同期は、第1のRSSの後に送信される第2のRSSを介してサポートされ得る。いくつかの例では、第2のRSSは、シーケンスSのシーケンス長よりも長く、第1のRSS(たとえば、複数のシーケンスSの連結)のシーケンス長よりも短い、シーケンス長を有し得る。いくつかの例では、第2のRSSはまた、第1のRSSと第2のRSSとを送信する基地局によってサービスされるセルの識別子に基づき得る。第1のRSSを受信すると、(UEなどの)受信機は、受信されたRSSをシーケンスSと相関させることによって受信信号を検出するように構成され得る。いくつかの場合には、受信機は、シーケンスSとの相関を計算するように構成されてよく、相関が計算されると、受信機は、シーケンスの後続の繰り返しの相関をシフトおよび加算し得る。いくつかの場合には、シーケンスSの長さは、第1のRSSの長さに関係し得る。たとえば、シーケンスSの長さは、第1のRSSの長さの固定の部分であり得る。代替的に、シーケンスSの長さは、第1のRSSの長さの構成可能な部分であり得る。いくつかの場合には、シーケンスSの長さと第1のRSSの長さとの間の関係が、ルックアップテーブルとして定義され得る。
[0093] いくつかの場合には、信号自己相関における2次ピークを低減または拡散することにより、性能を改善し得る。第2のRSS設計は、第1のシーケンスSと第2のシーケンスS*との複数の繰り返しを含み得る。いくつかの例では、第2のシーケンスS*は、第1のシーケンスSの複素共役であり得る。いくつかの場合には、第2のシーケンスS*と、第1のシーケンスSは、無相関であり得る。いくつかの例では、第1のシーケンスSはPNシーケンスであり得る。第1のRSSは、第1のシーケンスSと第2のシーケンスS*との交互繰り返しを含み得る。いくつかの場合には、シーケンスSは、第1のRSSを送信する基地局によってサービスされるセルのセル識別子に基づき得る。いくつかの場合には、セルのための再同期は、第1のRSSの後に送信される第2のRSSを介してサポートされ得る。いくつかの例では、第2のRSSは、第1のシーケンスSと第2のシーケンスS*とのシーケンス長よりも長いシーケンス長を有し得る。いくつかの場合には、第2のRSSのシーケンス長は、第1のRSS(第1のシーケンスSと第2のシーケンスS*との複数の繰り返し)のシーケンス長よりも短くなり得る。
[0094] 第1のRSSを受信すると、(UEなどの)受信機は、受信されたRSSを第1のシーケンスSおよび第2のシーケンスS*と相関させることによって受信信号を検出するように構成され得る。いくつかの場合には、受信機は、第1のシーケンスSおよび第2のシーケンスS*との受信信号の相関を計算するように構成され得る。いくつかの例では、第1のRSSについての信号自己相関は、複数のピークを含み得る。たとえば、自己相関は、1次ピークと、複数の2次ピークとを含み得る。しかしながら、第1のRSS設計と比較されたとき、第2のRSS設計は、自己相関において交互ピークをなくす。第2のRSSは、ピーク間の曖昧さを除去するために受信機によって使用され得る。第2のRSSを受信すると、(UEなどの)受信機は、第2のRSSをさらに相関させることによって同期を実施するように構成され得る。
[0095] 第3のRSS設計では、RSSは、バイナリシーケンス中の0および1に従って配置された第1のシーケンスS1と第2のシーケンスS2との複数の繰り返しを含み得る。いくつかの場合には、第1のシーケンスS1の長さまたは第2のシーケンスS2の長さは、所定の長さであり得る。いくつかの場合には、第1のシーケンスS1または第2のシーケンスS2は、長さが1つのサブフレーム(たとえば、1ms)であり得る。いくつかの例では、RSSは、所定の長さであり得るか、またはその長さは、RSS長の所定のセットから選択され得る。たとえば、RSSは、4ms、8ms、16ms、32ms、または40msのうちの1つの全長を有し得る(たとえば、長さ4、8、16、32、または40のバイナリシーケンス、ただし、バイナリシーケンス中の0および1は、それぞれ、第1のシーケンスS1と第2のシーケンスS2との繰り返しに対応する)。バイナリシーケンスのためにいくつかの異なるシーケンスタイプが使用され得る。たとえば、バイナリシーケンスは、mシーケンス、バーカーコード、ゴールドシーケンス、自己相関関数において最小サイドローブ振幅をもつコンピュータ生成シーケンス、またはそれらの組合せであり得る。いくつかの場合には、シーケンスタイプは、第1のシーケンスS1の長さまたはRSSの長さに基づき得る。一例として、RSSの長さがしきい値よりも大きい場合、バイナリシーケンスとしてゴールドシーケンスまたはmシーケンスが使用され得る。追加または代替として、RSSの長さがしきい値よりも小さい場合、バイナリシーケンスとして、自己相関関数において最小サイドローブ振幅をもつコンピュータ生成シーケンスが使用され得る。より詳細には、最小サイドローブ振幅をもつコンピュータ生成シーケンスは、シーケンス自己相関関数(たとえば、ハミング相関)において最も小さい「最大サイドローブ振幅(maximum side-lobe amplitude)」を有するコンピュータ生成シーケンスを含み得る。いくつかの例では、(たとえば、力まかせ探索について実現可能であるよりも大きい長さを有するシーケンスについて)所与の長さのシーケンスを決定するために、動的プログラミングまたは確率的探索技法が使用され得る。たとえば、シミュレーテッドアニーリング、モンテカルロ探索、または進化的探索などの技法が使用され得る。確率的探索は、探索分岐を選定するためにランダムまたは半ランダムルールを使用し得る。いくつかの場合には、ミニマックスプルーニング、ナイーブミニマックスプルーニング、またはアルファベータプルーニングを含む、探索ツリーをプルーニングするための分岐限定技法が使用され得る。一例では、長さ4バイナリシーケンスは{1,0,1,1}によって与えられることがあり、長さ8バイナリシーケンスは{1,0,0,1,0,1,1,1}によって与えられることがあり、長さ16バイナリシーケンスは{0,0,1,1,0,1,0,0,0,1,1,0,0,1,0,1}によって与えられることがあり、長さ32バイナリシーケンスは{1,1,0,0,1,0,0,1,0,1,1,1,0,0,0,1,1,1,0,1,0,1,0,0,1,0,0,0,1,1,0,1}によって与えられることがあり、長さ40バイナリシーケンスは{0,1,1,0,1,1,0,0,0,1,0,1,0,0,1,1,1,0,1,1,1,0,0,0,0,1,1,1,0,1,0,0,1,1,0,1,0,1,1,0}によって与えられることがある。いくつかの場合には、このバイナリシーケンスは、セルIDに関する情報を搬送することもある。いくつかの例では、第2のシーケンスS2は、第1のシーケンスS1の複素共役(たとえば、上記で説明されたSおよびS*)であり得る。いくつかの場合には、第2のシーケンスS2と、第1のシーケンスS1は、2つの異なる無相関シーケンス(uncorrelated sequence)であり得る。第1のRSS設計と第2のRSS設計とに関して前に説明されたように、シーケンスS1およびS2はPNシーケンスであり得る。いくつかの場合には、S1およびS2は、Zadoff−Chuシーケンス、コンピュータ生成シーケンスであるか、またはバイナリカバーコード(binary cover code)を使用してより小さいシーケンスを繰り返すことによって構築され得る。いくつかの場合には、第1のシーケンスS1と、第2のシーケンスS2とは、セル識別子に基づき得る。RSSを受信すると、受信機は、受信されたRSSを第1のシーケンスS1および第2のシーケンスS2と相関させることによって受信信号を検出するように構成され得る。いくつかの場合には、第3のRSS設計は、第2のRSS(たとえば、より長いシーケンス長を有する第2のRSS)の必要をなくし得る。いくつかの場合には、第3のRSS設計は、計算複雑さを増加させることなしに受信機の最高2×高速な再捕捉時間(re-acquisition time)を導き得る。したがって、このより高速な再捕捉時間は、省電力化およびレイテンシの利益を生じる。
[0096] 本開示のいくつかの態様によれば、基地局は、信号(たとえば、RSS、WUS)を時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットに、および基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS:cell-specific reference signal))のセットを時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングし得る。いくつかの場合には、第1の電力比(ρA)は、CRSを含まないシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の電力比として構成されてよく、第2の電力比(ρB)は、CRSを含むシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の電力比として構成され得る。いくつかの場合には、UEは、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比の関数を決定し得る。たとえば、関数は、第1の電力比によって第2の電力比を正規化することを含み得る。代替的に、関数は、第1の電力比と第2の電力比との最小値、または第1の電力比と第2の電力比との最大値を含み得る。いくつかの例では、関数は、第1のスケーリングファクタとの第1の電力比の積と、第2のスケーリングファクタとの第2の電力比の積との和を含み得る。
[0097] 本開示の態様について、初めにワイヤレス通信システムのコンテキストにおいて説明される。より詳細には、本開示の態様は、再同期信号設計をサポートする方法を対象とする。本開示の態様は、再同期信号設計に関係する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに示され、それらを参照しながら説明される。
[0098] 図1は、本開示の様々な態様によるワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE−A)ネットワーク、LTE−Aプロネットワーク、または新無線(NR)ネットワークであり得る。いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、または低コストおよび低複雑度デバイスを用いた通信をサポートし得る。
[0099] 基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレスに通信し得る。本明細書で説明される基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、(いずれもgNBと呼ばれることがある)次世代ノードBもしくはギガノードB、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語を含み得るか、または当業者によってそれらで呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロセル基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明されるUE115は、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、リレー基地局などを含む様々なタイプの基地局105およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
[0100] 各基地局105は、様々なUE115との通信がサポートされる特定の地理的カバレージエリア110に関連付けられ得る。各基地局105は、通信リンク125を介してそれぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得、基地局105とUE115との間の通信リンク125は、1つまたは複数のキャリアを利用し得る。ワイヤレス通信システム100に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、一方、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。
[0101] 基地局105のための地理的カバレージエリア110は、地理的カバレージエリア110の一部分のみを構成するセクタに分割され得、各セクタはセルに関連付けられ得る。たとえば、各基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、もしくは他のタイプのセル、またはそれらの様々な組合せに通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は可動であり得、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連する異なる地理的カバレージエリア110は、重複することがあり、異なる技術に関連する重複する地理的カバレージエリア110は、同じ基地局105によってまたは異なる基地局105によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを提供する異種LTE/LTE−A/LTE−AプロまたはNRネットワークを含み得る。
[0102] 「セル(cell)」という用語は、(たとえば、キャリアを介した)基地局105との通信のために使用される論理的通信エンティティを指し、同じまたは異なるキャリアを介して動作する近隣セルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID:physical cell identifier)、仮想セル識別子(VCID:virtual cell identifier))に関連付けられ得る。いくつかの例では、キャリアは複数のセルをサポートし得、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC:machine-type communication)、狭帯域モノのインターネット(NB−IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB:enhanced mobile broadband)など)に従って構成され得る。いくつかの場合には、「セル」という用語は、論理エンティティがその上で動作する地理的カバレージエリア110の一部分(たとえば、セクタ)を指すことがある。
[0103] UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各UE115は固定または移動であり得る。UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもあり、ここで、「デバイス」は、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115はまた、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスであり得る。いくつかの例では、UE115は、器具、車両、メーターなどの様々な物品中で実装され得る、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、またはMTCデバイスなどを指すこともある。
[0104] MTCデバイスまたはIoTデバイスなど、いくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度デバイスであり得、(たとえば、マシンツーマシン(M2M)通信を介した)マシン間の自動通信を提供し得る。M2M通信またはMTCは、デバイスが人間の介入なしに互いにまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指すことがある。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、情報を測定またはキャプチャするためにセンサーまたはメーターを組み込み、情報を利用することができる中央サーバもしくはアプリケーションプログラムにその情報を中継するか、またはプログラムもしくはアプリケーションと対話している人間に情報を提示するデバイスからの通信を含み得る。いくつかのUE115は、情報を収集するか、またはマシンの自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイスのための適用例の例は、スマートメータリング、インベントリ監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理およびトラッキング、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネス課金を含む。
[0105] いくつかのUE115は、半二重通信などの電力消費量を低減する動作モード(たとえば、送信と受信とを同時にではなく、送信または受信を介した一方向通信をサポートするモード)を採用するように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートで実施され得る。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブ通信に関与していないときに省電力「ディープスリープ(deep sleep)」モードに入ること、または(たとえば、狭帯域通信に従って)制限された帯域幅上で動作することを含む。いくつかの場合には、UE115は、重要な機能(たとえば、ミッションクリティカルな機能)をサポートするように設計され得、ワイヤレス通信システム100は、これらの機能に超高信頼通信を提供するように構成され得る。
[0106] いくつかの場合には、UE115は、(たとえば、ピアツーピア(P2P:peer-to-peer)またはデバイス間(D2D:device-to-device)プロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することも可能であり得る。D2D通信を利用するUE115のグループのうちの1つまたは複数は、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ、基地局105からの送信を受信することができないことがある。いくつかの場合には、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループ中のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの場合には、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを促進する。他の場合には、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115間で行われる。
[0107] 基地局105は、コアネットワーク130とおよび互いに通信し得る。たとえば、基地局105は、バックホールリンク132を通して(たとえば、S1または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、直接的に(たとえば、基地局105間で直接的に)あるいは間接的に(たとえば、コアネットワーク130を介して)バックホールリンク134を介して(たとえば、X2または他のインターフェースを介して)互いに通信し得る。
[0108] コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス許可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを提供し得る。コアネットワーク130は、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME)と、少なくとも1つのサービングゲートウェイ(S−GW)と、少なくとも1つのパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P−GW)とを含み得る、発展型パケットコア(EPC)であり得る。MMEは、EPCに関連付けられた基地局105によってサービスされるUE115のためのモビリティ、認証、およびベアラ管理などの非アクセス層(たとえば、制御プレーン)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、それ自体がP−GWに接続され得るS−GWを通して転送され得る。P−GWは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得る。P−GWは、ネットワーク事業者IPサービスに接続され得る。事業者IPサービスは、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換(PS)ストリーミングサービスに対するアクセスを含み得る。
[0109] 基地局105など、ネットワークデバイスのうちの少なくともいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得る、アクセスネットワークエンティティなどの副構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティは、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれることがある、いくつかの他のアクセスネットワーク送信エンティティを通してUE115と通信し得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティまたは基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびアクセスネットワークコントローラ)にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)に統合され得る。
[0110] ワイヤレス通信システム100は、一般に300MHzから300GHzの範囲内の、1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。概して、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が約1デシメートルから1メートルまでの長さの範囲にあるので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建築物および環境特徴によってブロックまたはリダイレクトされることがある。しかしながら、波は、マクロセルが屋内に位置するUE115にサービスを提供するために構造を十分に透過し得る。UHF波の送信は、300MHzを下回るスペクトルの短波(HF)または超短波(VHF)部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較してより小さいアンテナおよびより短い距離(たとえば、100km未満)に関連付けられ得る。
[0111] ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域としても知られる3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用して超高周波(SHF:Super High Frequency)領域において動作し得る。SHF領域は、他のユーザからの干渉を許容することができるデバイスによって機会主義的に使用され得る、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの帯域を含む。
[0112] ワイヤレス通信システム100はまた、ミリメートル帯域としても知られる(たとえば、30GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF:extremely high frequency)領域において動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートし得、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりもさらに小さく、さらに狭い間隔にあり得る。いくつかの場合には、これは、UE115内でのアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHFまたはUHF送信よりも一層大きい大気減衰を受け、距離が短くなり得る。本明細書で開示される技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって採用され得、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制団体によって異なり得る。
[0113] いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz ISM帯域などの無認可帯域中でライセンス支援型アクセス(LAA:License Assisted Access)、LTE無認可(LTE−U)無線アクセス技術、またはNR技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域中で動作するとき、基地局105およびUE115などのワイヤレスデバイスは、データを送信する前に周波数チャネルがクリアであることを保証するために、リッスンビフォアトーク(LBT:listen-before-talk)手順を採用し得る。いくつかの場合には、無認可帯域中の動作は、認可帯域(たとえば、LAA)中で動作するCCとともに、CA構成に基づき得る。無認可スペクトル中の動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、ピアツーピア送信、またはこれらの組合せを含み得る。無認可スペクトル中の複信は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、またはその両方の組合せに基づき得る。
[0114] いくつかの例では、基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る、複数のアンテナを装備され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、送信デバイス(たとえば、基地局105)と受信デバイス(たとえば、UE115)との間で送信方式を使用し得、ここで、送信デバイスは、複数のアンテナを装備され、受信デバイスは、1つまたは複数のアンテナを装備される。MIMO通信は、空間多重化と呼ばれることがある異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を増加させるためにマルチパス信号伝搬を採用し得る。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリームに関連付けられたビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートに関連付けられ得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU−MIMO)と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU−MIMO)とを含む。
[0115] 空間フィルタ処理、指向性送信、または指向性受信と呼ばれることもあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)を成形または誘導するために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105またはUE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対して特定の向きに伝搬する信号が強め合う干渉を受ける一方で他のものが弱め合う干渉を受けるようにアンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関連付けられたアンテナ要素の各々を介して搬送される信号に特定の振幅と位相オフセットとを適用することを含み得る。アンテナ要素の各々に関連付けられた調整は、(たとえば、送信デバイスもしくは受信デバイスのアンテナアレイに対して、または何らかの他の向きに対して)特定の向きに関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
[0116] 一例では、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用し得る。たとえば、いくつかの信号(たとえば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、様々な方向に複数回基地局105によって送信されてよく、それらは、様々な送信方向に関連付けられた様々なビームフォーミング重みセットに従って送信される信号を含み得る。様々なビーム方向における送信は、基地局105による後続の送信および/または受信のためのビーム方向を(たとえば、基地局105、またはUE115などの受信デバイスによって)識別するために使用され得る。特定の受信デバイスに関連付けられたデータ信号などのいくつかの信号は、単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスに関連付けられた方向)に基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連付けられたビーム方向は、様々なビーム方向に送信された信号に少なくとも部分的に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、様々な方向に基地局105によって送信された信号のうちの1つまたは複数を受信し得、UE115は、最高の信号品質または別様の許容できる信号品質でそれが受信した信号のインジケーションを基地局105に報告し得る。これらの技法について、基地局105によって1つまたは複数の方向に送信される信号に関して説明されたが、UE115は、(たとえば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)様々な方向に複数回信号を送信すること、または(たとえば、受信デバイスにデータを送信するために)単一の方向に信号を送信することを行うために同様の技法を採用し得る。
[0117] 受信デバイス(たとえば、mmW受信デバイスの一例であり得るUE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号など、基地局105からの様々な信号を受信するときに複数の受信ビームを試み得る。たとえば、受信デバイスは、様々なアンテナサブアレイを介して受信することによって、様々なアンテナサブアレイに従って受信信号を処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用された様々な受信ビームフォーミング重みセットに従って受信することによって、またはアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用された様々な受信ビームフォーミング重みセットに従って受信信号を処理することによって、複数の受信方向を試みることができ、それらのいずれも、様々な受信ビームまたは受信方向に従って「リッスンすること(listening)」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するときに)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信ビームを使用し得る。単一の受信ビームは、様々な受信ビーム方向(たとえば、複数のビーム方向に従ってリッスンすることに基づいて最も高い信号強度、最も高い信号対雑音比、またはさもなければ許容できる信号品質を有すると決定されたビーム方向)に従ってリッスンすることに基づいて決定されたビーム方向に整列され得る。
[0118] いくつかの場合には、基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作または送信もしくは受信ビームフォーミングをサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイ内に位置し得る。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナタワーなどのアンテナアセンブリにおいてコロケートされ得る。いくつかの場合には、基地局105に関連するアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーションに位置し得る。基地局105は、UE115との通信のビームフォーミングをサポートするために基地局105が使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列をもつアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。
[0119] いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信はIPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、いくつかの場合には、論理チャネル上で通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実施し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実施し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するために、MACレイヤにおいて再送信を行うためにハイブリッド自動再送要求(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と構成と維持とを行い得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
[0120] いくつかの場合には、UE115および基地局105は、データが正常に受信される可能性を増加させるためにデータの再送信をサポートし得る。HARQフィードバックは、データが通信リンク125を介して正しく受信される可能性を増加させる1つの技法である。HARQは、(たとえば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)誤り検出と、前方誤り訂正(FEC)と、再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))との組合せを含み得る。HARQは、劣悪な無線状態(たとえば、信号対雑音状態)でのMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。いくつかの場合には、ワイヤレスデバイスは、デバイスがスロット中の前のシンボル中で受信されたデータ用の特定のスロット中でHARQフィードバックを実現し得る、同一スロットHARQフィードバックをサポートし得る。他の場合には、デバイスは、後続のスロット中でまたは何らかの他の時間間隔に従ってHARQフィードバックを実現し得る。
[0121] LTEまたはNRにおける時間間隔は、たとえば、Ts=1/30,720,000秒のサンプリング周期を指す基本時間単位の倍数で表され得る。通信リソースの時間間隔は、各々が10ミリ秒(ms)の持続時間を有する無線フレームに従って編成され得、ここで、フレーム周期は、Tf=307,200Tsとして表され得る。無線フレームは、0から1023にわたるシステムフレーム番号(SFN:system frame number)によって識別され得る。各フレームは、0から9まで番号付けされた10個のサブフレームを含み得、各サブフレームは、1msの持続時間を有し得る。サブフレームは、各々が0.5msの持続時間を有する2つのスロットにさらに分割され得、各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)6つまたは7つの変調シンボル期間を含んでいてよい。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は2048個のサンプル期間を含んでよい。いくつかの場合には、サブフレームは、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリングユニットであり得、送信時間間隔(TTI:transmission time interval)と呼ばれることがある。他の場合には、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリングユニットは、サブフレームよりも短くなり得るか、あるいは(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバースト中でまたはsTTIを使用する選択されたコンポーネントキャリア(component carrier)中で)動的に選択され得る。
[0122] いくつかのワイヤレス通信システムでは、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含んでいる複数のミニスロットにさらに分割され得る。場合によっては、ミニスロットのシンボルまたはミニスロットは、スケジューリングの最も小さい単位であり得る。たとえば、各シンボルは、サブキャリア間隔または動作周波数帯域に応じて持続時間において変化し得る。さらに、いくつかのワイヤレス通信システムは、複数のスロットまたはミニスロットが互いにアグリゲートされ、UE115と基地局105との間の通信のために使用されるスロットアグリゲーションを実装し得る。
[0123] 「キャリア(carrier)」という用語は、通信リンク125を介した通信をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指す。たとえば、通信リンク125のキャリアは、所与の無線アクセス技術のための物理レイヤチャネルに従って動作する無線周波数スペクトル帯域の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、ユーザデータ、制御情報、または他のシグナリングを搬送し得る。キャリアは、あらかじめ定義された周波数チャネル(たとえば、E−UTRA絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連付けられ得、UE115による発見のためのチャネルラスタに従って配置され得る。キャリアは、(たとえば、FDDモードで)ダウンリンクまたはアップリンクであり得るか、あるいは(たとえば、TDDモードで)ダウンリンクおよびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。いくつかの例では、キャリアを介して送信される信号波形は、(たとえば、OFDMまたはDFT−s−OFDMなどのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。
[0124] キャリアの編成構造は、異なる無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE−A、LTE−Aプロ、NRなど)では異なり得る。たとえば、キャリアを介した通信は、TTIまたはスロットに従って編成され得、それらの各々は、ユーザデータならびにユーザデータを復号するのをサポートするための制御情報またはシグナリングを含み得る。キャリアはまた、キャリアのための動作を協調させる専用の捕捉シグナリング(acquisition signaling)(たとえば、同期信号またはシステム情報など)と制御シグナリングとを含み得る。いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアはまた、他のキャリアのための動作を協調させる捕捉シグナリングまたは制御シグナリングを有し得る。
[0125] 物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルと物理データチャネルとは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM−FDM技法を使用して、ダウンリンクキャリア上で多重化され得る。いくつかの例では、物理制御チャネル中で送信される制御情報は、カスケード方式で異なる制御領域間で(たとえば、共通制御領域または共通探索空間と、1つまたは複数のUE固有制御領域またはUE固有探索空間との間で)分散され得る。
[0126] キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連付けられ得、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれることがある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの所定の帯域幅(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80MHz)のうちの1つであり得る。いくつかの例では、各サービスされるUE115は、キャリア帯域幅の部分またはすべてを介して動作するために構成され得る。他の例では、いくつかのUE115は、キャリア内のあらかじめ定義された部分または範囲(たとえば、サブキャリアまたはRBのセット)に関連付けられる狭帯域プロトコルタイプを使用した動作(たとえば、狭帯域プロトコルタイプの「帯域内(in-band)」展開)のために構成され得る。
[0127] MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)と、1つのサブキャリアとを含んでよく、ここで、シンボル期間とサブキャリア間隔は逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、UE115のデータレートは高くなり得る。MIMOシステムでは、ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソース、時間リソース、および空間リソース(たとえば、空間レイヤ)の組合せを指すことがあり、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートをさらに増加させ得る。
[0128] ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105またはUE115)は、特定のキャリア帯域幅を介した通信をサポートするハードウェア構成を有し得るか、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つを介した通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、2つ以上の異なるキャリア帯域幅に関連するキャリアを介した同時通信をサポートすることができる基地局105および/またはUEを含み得る。
[0129] ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上でのUE115との通信、キャリアアグリゲーション(CA:carrier aggregation)またはマルチキャリア動作と呼ばれることがある特徴をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って複数のダウンリンクCCと1つまたは複数のアップリンクCCとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
[0130] いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、拡張コンポーネントキャリア(eCC:enhanced component carrier)を利用し得る。eCCは、より広いキャリアもしくは周波数チャネル帯域幅、より短いシンボル持続時間、より短いTTI持続時間、または修正された制御チャネル構成を含む1つまたは複数の特徴によって特徴づけられ得る。いくつかの場合には、eCCは、(たとえば、複数のサービングセルが準最適または非理想バックホールリンクを有するときに)キャリアアグリゲーション構成またはデュアル接続性構成に関連付けられ得る。eCCはまた、(たとえば、2つ以上の事業者がスペクトルを使用することを許可された場合)無認可スペクトルまたは共有スペクトル中で使用するために構成され得る。広いキャリア帯域幅によって特徴付けられるeCCは、キャリア帯域幅全体を監視することが可能でないか、またはさもなければ(たとえば、電力を節約するために)限られたキャリア帯域幅を使用するように構成されたUE115によって利用され得る1つまたは複数のセグメントを含み得る。
[0131] いくつかの場合には、eCCは、他のCCとは異なるシンボル持続時間を利用し得、これは、他のCCのシンボル持続時間と比較して低減されたシンボル持続時間の使用を含み得る。より短いシンボル持続時間は、隣接するサブキャリア間の増加した間隔に関連付けられ得る。eCCを利用する、UE115または基地局105などのデバイスは、低減されたシンボル持続時間(たとえば、16.67マイクロ秒)で(たとえば、20、40、60、80MHzなどの周波数チャネルまたはキャリア帯域幅に従って)広帯域信号を送信し得る。eCC中のTTIは、1つまたは複数のシンボル期間を含み得る。いくつかの場合には、TTI持続時間(すなわち、TTI中のシンボル期間の数)は可変であってよい。
[0132] NRシステムなどのワイヤレス通信システムは、特に、認可スペクトル帯域、共有スペクトル帯域、および無認可スペクトル帯域の任意の組合せを利用し得る。eCCシンボル持続時間およびサブキャリア間隔の柔軟性は、複数のスペクトルにわたってeCCの使用を可能にし得る。いくつかの例では、NR共有スペクトルは、詳細には、リソースの動的な垂直(たとえば、周波数にわたる)共有と水平(たとえば、時間にわたる)共有とを通して、スペクトル利用率とスペクトル効率とを増加させ得る。
[0133] セルにサービスする基地局105のうちの1つまたは複数は、第1の周期性に従ってセルのための第1の同期信号を送信し得る。基地局105は、第1の周期性とは異なる第2の周期性に従ってセルのための第2の同期信号を送信し得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを含み得る。いくつかの場合には、第2の同期信号はRSSと呼ばれることがある。いくつかの例では、基地局105は、第1の同期信号または第2の同期信号の送信に基づいてセルを介して少なくとも1つのUE115と通信し得る。
[0134] 本開示の1つまたは複数の態様によれば、UE115は、セルと同期するための第1の同期信号を受信し得る。いくつかの場合には、セルにサービスする基地局105によって第1の周期性に従って送信される第1の同期信号。いくつかの例では、UE115は、同期することの後に、セルと再同期するための第2の同期信号を受信し得る。いくつかの場合には、第1の周期性とは異なる第2の周期性に従って基地局105によって送信される第2の同期信号。さらに、いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを含み得る。UE115は、次いで、再同期することに基づいてセルを介して基地局105と通信し得る。
[0135] 図2は、本開示の様々な態様による再同期信号設計をサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、図1を参照しながら説明された対応するデバイスの例であり得る、基地局105−aとUE115−aとを含み得る。UE115−aは、カバレージエリア110−a内の基地局105−aと通信し得る。
[0136] いくつかの例では、基地局105−aは、UE115−aとともにセル捕捉手順(cell acquisition procedure)を実施するために同期信号を利用し得る。たとえば、UE115−aは、セルと同期するためにPSSとSSSとを利用し得る。一例では、同期信号は、セルのためにキャリア205を介して送信され得る。同期信号は、同期シーケンスを使用して伝達され得る。いくつかの場合には、UE115−aは、基地局105−aによってサービスされるセルと同期するための同期信号(たとえば、PSS/SSS)を受信し得る。いくつかの例では、UE115−aは、基地局105−aによって第1の周期性に従って送信された同期信号210を受信し得る。図2の例では、UE115−aは、その後、第1の周期性に従って、同期信号の第1のインスタンス210−aと、同期信号の第2のインスタンス210−bと、同期信号の第3のインスタンス210−cとを受信し得る。いくつかの場合には、同期信号210は、タイミング同期と、セル識別子の検出とのためにUE115−aによって使用され得る。たとえば、UE115−aは、基地局105−aによってサービスされるセルに関連する識別子を決定するために同期信号210を利用し得る。
[0137] いくつかの場合には、UE115−aは、セルに関連するシステム情報(図示されず)を受信するように構成され得る。たとえば、同期信号を受信した後に、システム情報は、システム情報ブロック(SIB)の形態で受信され得る。SIBは、キャリア205上でRSSの存在をシグナリングし得る。いくつかの場合には、SIBは、RSSの第2の周期性、RSSの長さ、RSSの周波数オフセットおよび/または周波数ロケーションのインジケーションをシグナリングし得る。いくつかの場合には、周波数オフセットは、セルID、ならびにRSSの周波数領域構成に基づき得る。RSSの周波数領域構成に基づく周波数オフセットは、セル間衝突を低減し得る。追加または代替として、SIBは、RSSの送信電力、RSSの帯域幅、RSSのホッピングパターン、第2の周期性の乗法的ファクタ、またはオーバーヘッド割合を示し得る。いくつかの場合には、SIBは、RSSの開始物理リソースブロック(PRB)を示し得る。いくつかの例では、UE115−aは、RSSの周期性とRSSの長さとの間の暗黙的または明示的関係を決定するように構成され得る。たとえば、RSSの長さが明示的にシグナリングされることがあり、RSSの周期性は、RSSの長さに対する暗黙的関係に基づいて決定され得る。代替的に、RSSの周期性が明示的にシグナリングされることがあり、RSSの長さは、RSSの周期性に対する暗黙的関係に基づいて決定され得る。暗黙的関係は、別のパラメータ(たとえば、オーバーヘッド割合、乗法的ファクタなど)に基づき得る。いくつかの場合には、初期同期の後に、UE115−aは、接続モードから遷移し得る。いくつかの場合には、初期同期の後に、UE115−aは、スリープモードに遷移することによって同期を失い得る。
[0138] いくつかの例によれば、UE115−aは、セルと再同期するための第2の同期信号215を受信し得る。第2の同期信号215はRSS215と呼ばれることもある。図2の例では、UE115−aは、その後、第2の周期性に従って、RSSの第1のインスタンス215−aと、RSSの第2のインスタンス215−bとを受信し得る。いくつかの態様によれば、UE115−aは、同期を再捕捉するためにRSS215を使用し得る。いくつかの態様によれば、RSS215の第2の周期性は、同期信号210の第1の周期性とは異なり得る。図2の例に示されているように、第2の周期性は第1の周期性よりも低くなり得る。いくつかの場合には、RSS215は、より連続または準連続したシンボルを使用して増加した密度で送信され得る。これは、UE115−aが、より少数のサイクルを介して再同期することを可能にする(たとえば、いくつかの場合には、再同期は、RSS215の1つのインスタンスから達成され得る)。
[0139] いくつかの例では、UE115−aは、再同期信号において使用されるシーケンスに気づいていることがある。前に説明されたように、UE115−aは、RSS215の存在、タイミング情報(たとえば、第2の周期性、同期信号210からのオフセット)、RSS215の長さ、RSS215の周波数オフセットおよび/または周波数ロケーション、RSS215の送信電力、RSS215の帯域幅、RSS215のホッピングパターン、第2の周期性の乗法的ファクタ、あるいはオーバーヘッド割合のうちの少なくとも1つを示すSIBを受信し得る。いくつかの場合には、RSS215の周波数オフセットは、セル間衝突を低減するために、セルID、ならびにRSS215の周波数領域構成に基づき得る。周波数オフセットは、たとえば、RSS215の開始PRBを示し得る。RSS215に関連する情報を受信すると、UEは、RSS215において使用されるシーケンスのコピーを記憶し得る。追加または代替として、UE115−aは、SIB中に示されるPSS/SSSから決定されるセルパラメータ(たとえば、セルIDなど)に基づいてシーケンスを決定し得る。
[0140] いくつかの例では、RSS215は、第1のRSS240と、第2のRSS250とを含み得る。第1のRSS240は、シーケンスSの第1の繰り返し220と、第2の繰り返し230とを含み得る。いくつかの例では、RSSは、時間領域において繰り返されるPNシーケンスであり得る。1つまたは複数の態様によれば、シーケンスSは、信号中で所定の回数繰り返されてよく、連結された信号は、第1のRSS240と呼ばれることがある。いくつかの場合には、シーケンスSの長さは、第1のRSS240の長さに関係し得る。たとえば、シーケンスSの長さは、第1のRSS240の長さの固定の部分であり得る。代替的に、シーケンスSの長さは、第1のRSS240の長さの構成可能な部分であり得る。いくつかの場合には、シーケンスSの長さと第1のRSS240の長さとの間の関係が、基地局105−aとUE115−aの両方にとって利用可能なルックアップテーブル内で定義され得る。たとえば、ルックアップテーブルは、第1のRSS240の様々な長さについて、シーケンスSの長さの値を含み得る。いくつかの例では、シーケンスSは、基地局105−aによってサービスされるセルのセル識別子に基づき得る。いくつかの場合には、セルのための再同期は、場合によっては、第1のRSS240の後に送信される第2のRSS250を介してサポートされ得る。いくつかの例では、第2のRSS250は、シーケンスSのシーケンス長よりも長く、第1のRSS240(たとえば、シーケンスSの複数の繰り返し)のシーケンス長よりも短い、シーケンス長を有し得る。いくつかの例では、第2のRSS250はまた、第1のRSS240と第2のRSS250とを送信する基地局105−aによってサービスされるセルの識別子に基づき得る。
[0141] RSS215のための第2の設計の別の例では、RSS215は、第1のRSS240と、第2のRSS250とを含み得る。第1のRSS240は、第1のシーケンスSの第1の繰り返し220と、第2のシーケンスS*の第1の繰り返し230とを含み得る。第1のRSS240は、第1のシーケンスSと第2のシーケンスS*との追加の繰り返しを含み得る。いくつかの例では、第2のシーケンスS*は、第1のシーケンスSの複素共役であり得る。いくつかの場合には、第2のシーケンスS*と、第1のシーケンスSは、無相関であり得る。いくつかの例では、第1のRSS240は、第1のシーケンスSと第2のシーケンスS*との交互繰り返しを含み得る。いくつかの場合には、第1のシーケンスSはPNシーケンスであり得る。1つまたは複数の態様によれば、第1のシーケンスSと、第2のシーケンスS*とは、代替的に、信号中で所定の回数繰り返されてよく、連結された信号は、第1のRSS240と呼ばれることがある。いくつかの場合には、シーケンスSは、基地局105−aによってサービスされるセルのセル識別子に基づき得る。いくつかの場合には、セルのための再同期は、第1のRSS240の後に送信される第2のRSS250を介してサポートされ得る。前に論じられたように、第2のRSS250は、第1のシーケンスSと第2のシーケンスS*とのシーケンス長よりも長いシーケンス長を有し得る。いくつかの場合には、第2のRSS250のシーケンス長は、第1のRSS(すなわち、第1のシーケンスSと第2のシーケンスS*との複数の繰り返し)のシーケンス長よりも短くなり得る。
[0142] RSS215のための設計の第3の例では、RSS215は第1のRSS240を含み得る。第1のRSS240は、バイナリシーケンス中の0および1に従って配置された、第1のシーケンスS1の第1の繰り返し220と、第2のシーケンスS2の第2の繰り返し230とを含み得る。バイナリシーケンスのためにいくつかの異なるシーケンスタイプが使用され得る。たとえば、バイナリシーケンスは、mシーケンス、バーカーコード、ゴールドシーケンス、自己相関関数において最小サイドローブ振幅をもつコンピュータ生成シーケンス、またはそれらの組合せであり得る。いくつかの場合には、バイナリシーケンスのシーケンスタイプは、第1のシーケンスS1の長さまたは第1のRSS240の長さに基づき得る。一例として、第1のRSS240の長さがしきい値よりも大きい場合、バイナリシーケンスとしてゴールドシーケンスまたはmシーケンスが使用され得る。追加または代替として、第1のRSS240の長さがしきい値よりも小さい場合、バイナリシーケンスとして、自己相関関数において最小サイドローブ振幅をもつコンピュータ生成シーケンスが使用され得る。いくつかの場合には、バイナリシーケンスは、セルIDに関する情報を搬送することもある。いくつかの場合には、バイナリシーケンスは第1のRSSの長さに依存する(たとえば、バイナリシーケンスは、SIB中でシグナリングされるRSSの明示的長さに基づいて選択される)。
[0143] いくつかの例では、第2のシーケンスS2は、第1のシーケンスS1の複素共役(たとえば、第2の設計に関して説明されるSおよびS*)であり得る。いくつかの場合には、第2のシーケンスS2と、第1のシーケンスS1は、2つの異なる無相関シーケンスであり得る。第1のRSS設計と第2のRSS設計とに関して前に説明されたように、第1のシーケンスS1と第2のシーケンスS2とはPNシーケンスであり得る。いくつかの場合には、第1のシーケンスS1と第2のシーケンスS2とは、Zadoff−Chuシーケンス、コンピュータ生成シーケンスであるか、またはバイナリカバーコードを使用してより小さいシーケンスを繰り返すことによって構築され得る。いくつかの例では、第1のシーケンスS1と第2のシーケンスS2とは、基地局105−aによってサービスされるセルのセル識別子に基づき得る。いくつかの例では、第2のRSS250は、第1のRSS240の後に送信されないことがある。
[0144] いくつかの場合には、RSS215のための複数のスケジュールされたサブフレームのうちの少なくとも1つが、制限されたサブフレームと一致し得る。たとえば、RSS215のための複数のスケジュールされたサブフレームのうちの少なくとも1つは、RSS215の送信のために制約されているかあるいは無効サブフレームであるサブフレームと一致し得る。いくつかの場合には、有効サブフレームと無効サブフレームとのための既存のパターンがあり得る。たとえば、1つまたは複数のサブフレームは、より優先度の高い情報の送信のためにネットワークによってブロックされ得る。いくつかの例では、制限されたサブフレームは、マルチキャストサブフレーム、マシンタイプ通信(MTC)無効サブフレーム、時分割複信(TDD)アップリンクサブフレーム、またはTDDスペシャルサブフレームのうちの1つを含み得る。そのような場合、基地局105−aとUE115−aとは、RSS215のための複数のスケジュールされたサブフレームを修正し得る。一例として、基地局105−aは、複数のスケジュールされたサブフレームを次回の有効ダウンリンクサブフレームに延期するように構成され得る。
[0145] いくつかの場合には、次回の衝突を決定すると、UE115−aは、RSSのためのそのあるスケジュールされたサブフレームを無効と見なしてよく、スケジュールされたサブフレームの受信を次の有効サブフレームに延期するか、またはサブフレームのためのRSSの受信をドロップし得る。いくつかの例では、基地局105−aは、RSS215のためのサブフレームの部分をパンクチャするように構成され得る。たとえば、基地局105−aは、制限された部分と有効部分とを有するTDDスペシャルサブフレームまたは他のサブフレームのダウンリンク部分中でのみ送信するためにRSS215をパンクチャし得る。その結果、UE115−aは、RSS215がサブフレームのダウンリンク部分中にのみあるように適応されていると識別し得る。いくつかの例では、UE115−aは、SIB中でスペシャルサブフレーム構成のインジケーションを受信し得る。いくつかの場合には、基地局は、どのようにRSSがスペシャルサブフレーム中で適応されるかのインジケーションを(たとえば、SIB中で)送信してよく、この適応は、スペシャルサブフレームのダウンリンク部分の長さに基づいて変化することができる。たとえば、UE115−aは、(たとえば、しきい値以下のダウンリンク部分などを有する)短いダウンリンクサブフレームのためのRSS215を延期するかまたはドロップするように構成され得る。さらに、いくつかの場合には、(たとえば、しきい値以上のダウンリンク部分などを有する)より長いダウンリンクサブフレームのために、RSS215はパンクチャされ得る。
[0146] いくつかの態様によれば、RSS215は、基準信号、第1の同期信号、またはブロードキャストチャネルのうちの少なくとも1つによってパンクチャされ得る。たとえば、RSS215は、CRS、PSS、SSS、または物理ブロードキャストチャネル(PBCH:physical broadcast channel)によってパンクチャされ得る。いくつかの場合には、RSS215が、PSS、SSS、またはPBCHのためのサブフレームと衝突する場合、RSS215は、サブフレーム全体についてドロップされる。いくつかの場合には、そのようなパンクチャを防ぐために、RSS215の周波数中のロケーションが、SIBにおいて構成可能であり得る。いくつかの場合には、1つのセルは、それの近隣セルのRSS構成を示すように構成され得る。たとえば、RSS構成は、近隣セルに関連するRSSの長さ、近隣セルに関連するRSSの周期性、近隣セルに関連するRSSのタイミングオフセット、近隣セルに関連するRSSの送信電力、近隣セルに関連するRSSの送信帯域幅、近隣セルに関連するRSSの周波数位置、および近隣セルに関連するRSSの存在のインジケーションを含み得る。いくつかの場合には、近隣セルのためのRSS構成は、無線リソース制御(RRC:radio resource control)シグナリングを介して示されてもよい。
[0147] いくつかの場合には、1つまたは複数のシーケンスを含む、RSS215を受信すると、UE115−aは、RSS215を、シーケンスの記憶されたローカルコピーと相関させるように構成され得る。相関出力に基づいて、UEは、セルのためのタイミング(たとえば、シンボルタイミング)を検出するように構成され得る。
[0148] 図3は、本開示の様々な態様による再同期信号設計をサポートする信号設計300の一例を示す。いくつかの例では、信号設計300は、ワイヤレス通信システム100の態様によって実装され得る。
[0149] いくつかの例では、(図1の基地局105および図2の基地局105−aなどの)基地局は、UEのためのセル上の接続をサポートするためのセルの同期信号をブロードキャストし得る。たとえば、基地局は、第1の周期性に従ってUEに第1の同期信号を送信し得る。UEは、セルと同期するための第1の同期信号を受信し得る。いくつかの場合には、UEは、接続モードから遷移するか、またはスリープモードに遷移するか、またはセルとの同期を失い得る。そのような場合、UEは、セルと再同期するための第2の同期信号を受信し得る。より詳細には、第2の同期信号はRSSと呼ばれることがある。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づき得る。図3の例では、第2の同期信号は、第1のRSS310と、第2のRSS330とを含み得る。第1のRSS310は、シーケンスS305の複数の繰り返しを含み得る。いくつかの場合には、シーケンスSは所定の長さ315であり得る。いくつかの場合には、シーケンスSの長さ315は、第1のRSS310に基づいて構成され得る。そのような場合、シーケンスSの長さ315は、第1のRSS310のシーケンス長320に関係し得る。たとえば、シーケンスSの長さ315は、第1のRSS310のシーケンス長320の長さの固定の部分であり得る。代替的に、シーケンスSの長さ315は、第1のRSS310のシーケンス長320の構成可能な部分であり得る。いくつかの場合には、シーケンスSの長さ315と第1のRSS310の長さ320との間の関係が、ルックアップテーブル中の値に基づいて決定され得る。たとえば、長さ315は、第1のRSS310の長さ320の値または範囲に従ってルックアップテーブル中で指定され得る。
[0150] 1つまたは複数の態様によれば、シーケンスSは、信号中で所定の回数繰り返されてよく、連結された信号は、第1のRSS310と呼ばれることがある。いくつかの場合には、第1のRSS310の長さは、シーケンスSの長さ315と、シーケンスが繰り返されている回数とに基づき得る。いくつかの例では、各シーケンスSは、1つのシンボル期間中に送信され、したがって、第1のRSS310が及んでいるシンボル期間の数は、シーケンスSの繰り返しの数に対応する。
[0151] いくつかの場合には、セルのための再同期は、第1のRSS310の後に送信される第2のRSS330を介してサポートされ得る。図3を参照しながら説明されるように、第2のRSS330もPNシーケンスであり得る。いくつかの例では、第2のRSS330はまた、第1のRSS310と第2のRSS330とを送信する基地局によってサービスされるセルのセル識別子に基づき得る。いくつかの例では、第2のRSS330は、シーケンスSのシーケンス長315よりも長く、第1のRSS310のシーケンス長320よりも短い、シーケンス長325を有し得る。第1のRSS310を受信すると、UEは、次いで第1のRSSを、シーケンスSの記憶されたローカルコピーと相関させることによって、受信信号を検出するように構成され得る。いくつかの場合には、相関が計算されると、UEは、後続のシーケンスの相関をシフトおよび加算し得る。
[0152] 図4は、本開示の様々な態様による再同期信号設計をサポートする信号設計400の一例を示す。いくつかの例では、信号設計400は、ワイヤレス通信システム100の態様によって実装され得る。
[0153] 図3を参照しながら前に論じられたように、(図1の基地局105および図2の基地局105−aなどの)基地局は、UEによるセル上の接続をサポートするためのセルの同期信号をブロードキャストし得る。基地局は、第1の周期性に従って第1の同期信号を送信し得る。いくつかの例では、UEは、セルと同期するための第1の同期信号を受信し得る。いくつかの場合には、UEがセルとの同期を失ったとき、UEは、セルと再同期するための第2の同期信号を受信するように構成され得る。より詳細には、第2の同期信号はRSSと呼ばれることがある。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づき得る。図4の例では、第2の同期信号は、第1のRSS415と、第2のRSS440とを含み得る。第1のRSS415は、第1のシーケンスS405と第2のシーケンスS*410との複数の繰り返しを含み得る。いくつかの場合には、シーケンスSは所定の長さ420であり得る。いくつかの場合には、シーケンスSの長さ420は、第1のRSS415のシーケンス長425に関係し得る。一例では、第1のRSS415のシーケンス長425は、シーケンスSの長さ420の倍数であり得る。いくつかの場合には、シーケンスSの長さ420と第1のRSS415のシーケンス長425との間の関係が、ルックアップテーブルを使用して決定され得る。いくつかの例では、第2のシーケンスS*410は、第1のシーケンスS405の複素共役であり得る。いくつかの場合には、第2のシーケンスS*410と、第1のシーケンスS405は、無相関であり得る。いくつかの例では、第1のRSS415は、第1のシーケンスS405と第2のシーケンスS*410との代替繰り返しを含み得る。
[0154] 前に論じられたように、第1のシーケンスS405と第2のシーケンスS*410とはPNシーケンスであり得る。図4の例によれば、第1のシーケンスS405と、第2のシーケンスS*410とは、代替的に、所定の回数繰り返されてよく、連結された信号は、第1のRSS415と呼ばれることがある。いくつかの場合には、第1のシーケンスS405と第2のシーケンスS*410は両方とも、基地局によってサービスされるセルのセル識別子に基づき得る。いくつかの例では、各シーケンスS405またはシーケンスS*410は、1つのシンボル期間中に送信され、したがって、第1のRSS415が及んでいるシンボル期間の数は、シーケンスS405またはシーケンスS*410の繰り返しの数に対応する。
[0155] いくつかの場合には、セルのための再同期は、第1のRSS415の後に送信される第2のRSS440を介してサポートされ得る。いくつかの例では、第2のRSS440は、第1のシーケンスSと第2のシーケンスS*とのシーケンス長420よりも長いシーケンス長430を有し得る。いくつかの場合には、第2のRSS440のシーケンス長430は、第1のRSS415のシーケンス長425よりも短くなり得る。第1のRSSを受信すると、(UEなどの)受信機は、受信されたRSSを第1のシーケンスS405および第2のシーケンスS*410と相関させることによって受信信号を検出するように構成され得る。いくつかの場合には、受信機は、第1のシーケンスS405および第2のシーケンスS*410との、受信されたRSSの相関を計算するように構成され得る。
[0156] 図5は、本開示の様々な態様による再同期信号設計をサポートする信号設計500の一例を示す。いくつかの例では、信号設計500は、ワイヤレス通信システム100の態様によって実装され得る。
[0157] 図3および図4を参照しながら前に論じられたように、(図1の基地局105および図2の基地局105−aなどの)基地局は、UEによるセルを介した接続をサポートするためのセルの同期信号をブロードキャストし得る。基地局は、(第1の周期性においてなど)第1の周期性に従って第1の同期信号を送信し得る。いくつかの場合には、UEがセルとの同期を失ったとき、UEは、セルと再同期するための第2の同期信号(たとえば、RSS)を受信するように構成され得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づき得る。図5は、セルと再同期するための第2の同期信号(たとえば、RSS)の信号設計を示している。
[0158] 図5の例では、第2の同期信号(たとえば、RSS540)は、バイナリシーケンス中の0および1に従って配置された、第1のシーケンスS1または第2のシーケンスS2のいずれかの第1の繰り返し505と、第1のシーケンスS1または第2のシーケンスS2のいずれかの第2の繰り返し510とを含み得る。いくつかの例では、第1のシーケンスS1は、バイナリシーケンスの0に従って配置され得る。いくつかの場合には、第2のシーケンスS2は、バイナリシーケンスの1に従って配置され得る。いくつかの場合には、第1のシーケンスS1は第1の長さ520であってよく、第2のシーケンスS2は第2の長さ530であってよい。バイナリシーケンスが0から始まり、その後に1が続く例では、第1の長さ520の第1のシーケンスS1が最初に送信されてよく、第1のシーケンスS1の後に、第2の長さ530の第2のシーケンスS2が送信され得る。バイナリシーケンスのためにいくつかの異なるシーケンスタイプが使用され得る。いくつかの例では、バイナリシーケンスは、mシーケンス、バーカーコード、ゴールドシーケンス、自己相関関数において最小サイドローブ振幅をもつコンピュータ生成シーケンス、またはそれらの組合せであり得る。いくつかの場合には、シーケンスタイプは、第1のシーケンスS1の長さまたはRSS540の長さに基づき得る。一例として、RSS540の長さがしきい値よりも大きい場合、バイナリシーケンスとしてゴールドシーケンスまたはmシーケンスが使用され得る。一例では、ゴールドシーケンス生成器がセルIDに基づいて初期化されてよく、この初期化の後に擬似ランダムシーケンス(pseudo-random sequence)が生成され得る。いくつかの場合には、ゴールドシーケンスは、ゴールドシーケンス生成器によって生成される擬似ランダムシーケンスの一例であり得る。いくつかの場合には、RSS540の長さは、サブキャリアの数と、OFDMシンボルの数とに基づいて決定され得る。いくつかの場合には、RSS540の長さは、サブキャリアの数と、シンボルの数と、RSS540のマッピング(たとえば、4位相シフトキーイング(QPSK)マッピング)とに基づき得る。
[0159] さらに、RSS540の長さがしきい値よりも小さい場合、バイナリシーケンスとして、自己相関関数において最小サイドローブ振幅をもつコンピュータ生成シーケンスが使用され得る。いくつかの場合には、このバイナリシーケンスは、セルIDに関する情報を搬送することもある。いくつかの場合には、第2のシーケンスS2は、第1のシーケンスS1の複素共役(たとえば、SおよびS*)であり得る。いくつかの場合には、第2のシーケンスS2と、第1のシーケンスS1は、2つの異なる無相関シーケンスであり得る。
[0160] 図5の例では、第1のシーケンスS1または第2のシーケンスS2のいずれかを含む第1の繰り返し505は、第1のシーケンスS1または第2のシーケンスS2のいずれかの第1の繰り返し505を含む第2の繰り返し510と同様であり得る。前に説明されたように、第1のシーケンスS1と第2のシーケンスS2とはPNシーケンスであり得る。いくつかの場合には、第1のシーケンスS1と第2のシーケンスS2とは、Zadoff−Chuシーケンス、コンピュータ生成シーケンスであるか、またはバイナリカバーコードを使用してより小さいシーケンスを繰り返すことによって構築され得る。いくつかの例では、第1のシーケンスS1と第2のシーケンスS2とは、基地局105−aによってサービスされるセルのセル識別子に基づき得る。いくつかの例では、第1のシーケンスS1と第2のシーケンスS2との複数の繰り返しは、RSS540を形成するために連結され得る。いくつかの例では、各シーケンスS1またはS2は、1つのシンボル期間中に送信され、したがって、RSS540が及んでいるシンボル期間の数は、シーケンスS1またはS2の繰り返しの数に対応する。
[0161] さらに、図5の例では、第2の同期信号(たとえば、RSS540)は、バイナリシーケンス中の0および1に従って配置された、第1のシーケンスS1または第2のシーケンスS2のいずれかの第1の繰り返し505と、第1のシーケンスS1または第2のシーケンスS2のいずれかの第2の繰り返し510とを含み得る。いくつかの場合には、第2のシーケンスS2は、第1のシーケンスS1の位相回転バージョン(phase-rotated version)(たとえば、SおよびSejθ)であり得る。したがって、第1の繰り返し505と第2の繰り返し510とは、第1のシーケンスS1(たとえば、S)または第2のシーケンスS2(たとえば、Sejθ)のいずれかを含み得る。前に説明されたように、第1のシーケンスS1と、第2のシーケンスS2とは、それぞれ、PNシーケンスと、PNシーケンスの位相回転バージョンとであり得る。いくつかの例では、第1のシーケンスS1と第2のシーケンスS2とは、基地局105−aによってサービスされるセルのセル識別子に基づき得る。いくつかの例では、第1のシーケンスS1と第2のシーケンスS2との複数の繰り返しは、RSS540を形成するために連結され得る。
[0162] いくつかの場合には、第1のシーケンスS1の長さは、1サブフレームに対応する持続時間にわたり得る。一例では、1サブフレームに対応する持続時間は、1msであり得る。追加または代替として、第2のシーケンスS2の長さは、1サブフレーム(または1ms)に対応する持続時間にわたり得る。いくつかの例では、第1のシーケンスS1と第2のシーケンスS2との複数の繰り返し(またはRSS540)の長さは、4ms、8ms、16ms、32ms、または40msの総持続時間に対応し得る。
[0163] いくつかの場合には、前に論じられたように、第1のシーケンスS1は、バイナリシーケンスの0に従って繰り返され(または配置され)てよく、第2のシーケンスS2は、バイナリシーケンスの1に従って配置されてよい。第1のシーケンスS1と第2のシーケンスS2との複数の繰り返し(またはRSS540)の長さが、4ms、8ms、16ms、32msおよび40msのうちの1つの総持続時間に対応する場合、バイナリシーケンスは、以下の表1を使用して構築され得る。
[0164] いくつかの例では、バイナリシーケンスのためにいくつかの異なるシーケンスタイプが使用され得る。いくつかの例では、バイナリシーケンスは、mシーケンス、バーカーコード、ゴールドシーケンス、自己相関関数において最小サイドローブ振幅をもつコンピュータ生成シーケンス、またはそれらの組合せを含み得る。いくつかの例では、バイナリシーケンスは、ハミング自己相関関数において最大サイドローブ振幅を最小限に抑えることによって生成され得る。一例として、表1に記載されているように、4msの持続時間を有するRSS540を送信するためのバイナリシーケンス{1,0,1,1}は、自己相関関数において最小サイドローブ振幅を有するバイナリシーケンスに対応し得る。同様に、バイナリシーケンス{1,0,0,1,0,1,1,1}は、8msの持続時間を有するRSS540のために自己相関関数において最小サイドローブ振幅を有し得る。加えて、バイナリシーケンス{0,0,1,1,0,1,0,0,0,1,1,0,0,1,0,1}は、16msの持続時間を有するRSS540のために自己相関関数において最小サイドローブ振幅を有し得る。いくつかの場合には、バイナリシーケンス{1,1,0,0,1,0,0,1,0,1,1,1,0,0,0,1,1,1,0,1,0,1,0,0,1,0,0,0,1,1,0,1}は、32msの持続時間を有するRSS540のために自己相関関数において最小サイドローブ振幅を有し得る。いくつかの場合には、バイナリシーケンス{0,1,1,0,1,1,0,0,0,1,0,1,0,0,1,1,1,0,1,1,1,0,0,0,0,1,1,1,0,1,0,0,1,1,0,1,0,1,1,0}は、40msの持続時間を有するRSS540のために自己相関関数において最小サイドローブ振幅を有し得る。
[0165] 前に論じられたように、第1のシーケンスS1と第2のシーケンスS2との複数の繰り返しは、バイナリシーケンス中の0および1に従って配置され得る。一例では、バイナリシーケンスは、バイナリシーケンスが0を含む場所において第1のシーケンスS1を含んでよく、バイナリシーケンスが1を含む場所において第2のシーケンスS2を含んでよい。そのような場合、RSS540持続時間が8msであるとき、バイナリシーケンスは、{S2,S1,S1,S2,S1,S2,S2,S2}のように構築され得る。いくつかの場合には、シーケンスタイプは、第1のシーケンスS1の長さまたはRSS540の長さに基づき得る。たとえば、RSS540の長さがしきい値よりも大きい場合、バイナリシーケンスとしてゴールドシーケンスまたはmシーケンスが使用され得る。代替的に、RSS540の長さがしきい値よりも小さい場合、バイナリシーケンスとして、自己相関関数において最小サイドローブ振幅をもつコンピュータ生成シーケンスが使用され得る。いくつかの場合には、このバイナリシーケンスは、セルIDに関する情報を搬送することもある。いくつかの例では、バイナリシーケンスは、サブフレーム番号(SFN:subframe number)をも含み得る。いくつかの場合には、バイナリシーケンスは、システム情報が変化したかどうかを示すために使用されることも可能である。一例では、バイナリシーケンスは、あらゆるセルについて一意であってよく、第2の同期シーケンス(たとえば、RSS)Sは、複数のセルについて同じであってよい。
[0166] 図6は、本開示の様々な態様による再同期信号設計をサポートする信号設計600の一例を示す。特に、図6は、再同期信号のための様々な例示的な周波数領域信号設計を示す。いくつかの例では、信号設計600は、ワイヤレス通信システム100の態様によって実装され得る。
[0167] いくつかの例では、(図1の基地局105および図2の基地局105−aなどの)基地局は、(図1のUE115および図2のUE115−aなどの)UEのためのセル上の接続をサポートするためのセルの同期信号をブロードキャストし得る。たとえば、基地局は、第1の周期性に従ってUEに第1の同期信号を送信し得る。いくつかの場合には、UEは、第1の同期信号を受信した後に、接続モードから遷移するか、またはスリープモードに遷移するか、またはセルとの同期を失い得る。そのような場合、UEは、セルと再同期するための第2の同期信号(たとえば、RSS)を受信し得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づき得る。いくつかの場合には、シーケンスSは所定の長さであり得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、図3〜図5を参照しながら前に説明されたように、シーケンスSを含み得る。いくつかの場合には、図3〜図5を参照しながら前に論じられたように、(RSSなどの)第2の同期信号は、時間領域において生成され得る。さらに、いくつかの場合には、(RSSなどの)第2の同期信号は、セル帯域幅の異なる部分を占有するために生成され得る。いくつかの構成オプションが図6の例に記載されている。
[0168] 第1の例601として、第2の同期信号は、第1の同期信号が及んでいるいくつかのPRB605−aにわたるシーケンスS610によって生成され得る。たとえば、第1の同期信号は、6つのPRB605−aにわたり得る。いくつかの場合には、シーケンスS610は、周波数領域においてすべての6つのPRBにわたるように構成され得る。そのような場合、シーケンスS610は、個々のPRBに(たとえば、第1の同期信号に対する)どんな電力ブースティング(power boosting)をも適用することなしに、基地局からUEに送信され得る。
[0169] 第2の例615として、第2の同期信号は、PRB605−bのサブセットにわたるシーケンスS620によって生成され得る。前に論じられたように、PRB605−bは、6つのPRBを含み得る。いくつかの場合には、シーケンスS620は、連続方式で6つのPRBのサブセットにわたるように構成され得る。第2の例615では、シーケンスS620は、連続方式で3つのPRBにわたるように構成され得る。シーケンスS620が及んでいるPRBのサブセットは、完全なPRBのみにわたり得るか、または例615によって示されているように部分的なPRBにわたり得る。シーケンスS620は、シーケンスS620が送信されるPRBに(2×電力ブースティングなどの)電力ブーストを適用することによって、基地局からUEに送信され得る。たとえば、第2の同期信号は、シーケンスS620が及んでいるPRBに対するPRB605−bの数の比に従って電力ブーストされ得る。
[0170] 第3の例625として、第2の同期信号は、PRB605−cのサブセットにわたるシーケンスS630によって生成され得る。前に論じられたように、PRB605−cは、6つのPRBを含み得る。いくつかの場合には、シーケンスS630は、連続方式でPRB605−cのサブセットにわたるように構成され得る。第3の例625では、シーケンスS630は、連続方式で2つのPRBにわたるように構成され得る。いくつかの場合には、シーケンスS630は、例615に関して論じられたように所定の電力ブースティングを適用することによって送信され得る。図示の例では、シーケンスS630は、シーケンスS630が送信されるPRBに3×電力ブースティングを適用することによって、基地局からUEに送信され得る。
[0171] 第4の例640として、第2の同期信号は、PRB605−dのサブセットにわたるシーケンスS645によって生成され得る。第4の例640では、シーケンスS645は、第1のPRB上で、および第2の不連続なPRB上で送信され得る。前に論じられたように、PRB605−dは、6つのPRBを含み得る。不連続方式でPRB605−dのサブセットにわたることにより、追加の周波数ダイバーシティ(frequency diversity)が提供され得る。いくつかの場合には、シーケンスS645は、例615および625に関して論じられたように所定の電力ブースティングを適用することによって送信され得る。図示の例では、シーケンスS645は、第1のPRBと第2のPRBとに3×電力ブースティングを適用することによって送信され得る。いくつかの場合には、シーケンスS645を含む不連続領域は、周波数ダイバーシティを最大にするために、PRB605−dのエッジにあってよい。
[0172] 図7Aは、本開示の様々な態様による再同期信号設計をサポートする信号設計700の一例を示す。特に、図7Aは、再同期信号またはウェークアップ信号(WUS:wake-up signal)を含むPRBのための例示的な時間周波数リソース割振り(time-frequency resource allocation)を示す。いくつかの例では、信号設計700は、ワイヤレス通信システム100の態様によって実装され得る。
[0173] いくつかの例では、(図1の基地局105および図2の基地局105−aなどの)基地局は、(図1のUE115および図2のUE115−aなどの)UEのためのセル上の接続をサポートするためのセルの同期信号をブロードキャストし得る。たとえば、基地局は、第1の周期性に従ってUEに第1の同期信号を送信し得る。いくつかの場合には、UEが第1の同期信号を受信した後に接続モードから遷移した場合、基地局は、セルと再同期するための第2の同期信号(たとえば、RSS)を送信し得る。いくつかの態様によれば、RSSは、基準信号、第1の同期信号、またはブロードキャストチャネルのうちの少なくとも1つを含み得る、1つまたは複数のPRBを介して送信され得る。たとえば、RSSは、CRS、PSS、SSS、またはPBCHをも含む1つまたは複数のPRBを介して送信され得る。信号710(たとえば、RSS、WUS)は、いくつかのPRB705にわたり得る。いくつかの場合には、PRBはCRSを含むことがあり、CRSは、1つまたは複数のアンテナポートに関連付けられ得る。各PRBは、いくつかのリソース要素712を含み得る。
[0174] 本開示のいくつかの態様によれば、基地局は、信号を時間周波数リソースブロックのリソース要素712の第1のサブセットに、および基準信号のセットを時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングし得る。いくつかの場合には、リソース要素の第1のサブセットは、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含み得る。図7Aの例では、PRB705は、8つのPRB上にわたり得る。各PRBは、いくつかのシンボル期間714といくつかのサブキャリア716とに対応するリソース要素を含み得る。3つのシンボル期間714と6つのサブキャリア716とのブロックであるものとして示されているが、これらの寸法は明快のために示されており、PRB705は、12もしくは14個のシンボル期間714および12個のサブキャリア716、または任意の好適な寸法など、他のサイズであってよいことを理解されたい。いくつかの場合には、(PRB0などの)PRB中に含まれるリソース要素712は、RSSまたはWUSのためにマッピングされたリソース要素と、CRSリソース要素とを含み得る。いくつかの場合には、CRS、RSSおよび/またはWUSは、(たとえば、第1の同期信号に対して)電力ブーストされ得る。いくつかの場合には、CRSに関連する電力ブーストと、(RSS/WUSに関連するリソース要素などの)残りのリソース要素に関連する電力ブーストとの間に関係があり得る。
[0175] いくつかの実装形態では、RSSまたはWUSのリソース要素当たりのエネルギー(EPRE:energy per resource element)は、OFDMシンボル上で一定であり得る。したがって、UEは、RSSまたはWUSについて、EPREが一定であると仮定し得る。たとえば、EPREがリソース要素上で一定でない場合、RSSまたはWUSシーケンスについての検出性能は劣化され得る。加えて、UEは、RSSまたはWUSを使用してチャネル推定を実施するかまたはチャネル測定を実施するように構成されてよく、RSSまたはWUSが、異なるリソース要素上で異なるEPREを有する場合、それは、チャネル推定または測定性能に影響を及ぼし得る。いくつかの場合には、基地局は、アンテナポートと送信チェーン(たとえば、無線周波数(RF)チェーン)またはアンテナとの間の対応を用いて構成され得る。いくつかの場合には、異なるRFチェーンまたはアンテナ(もしくはアンテナのグループ)上の送信電力は一定であり得る。すなわち、基地局は、異なるRFチェーンまたはアンテナ間で電力を別様に割り振らないことがある。同様に、シンボル期間当たりの送信電力も一定であり得る。すなわち、基地局は、シンボル期間の間で別様に送信電力を割り振らないことがある。
[0176] いくつかの例では、CRS、RSSおよびWUSは、異なる電力ブースティングパラメータ(power boosting parameter)に関連付けられ得る。図6を参照しながら論じられたように、いくつかの場合における電力ブースティングパラメータは、1つまたは複数のPRBのブランキング(blanking)に基づき得る。チャネル推定または測定における検出または使用では、UEが、RSSまたはWUSのEPREに対してCRSの送信電力を決定することが有益であり得る。特に、UEが、RSSのEPREとCRSのEPREとの間の関係、ならびにWUSのEPREとCRSのEPREとの間の関係を決定することが有益であり得る。いくつかの場合には、RSSまたはWUSは2つのPRB中で送信されてよく、1つまたは複数のPRBがブランキングされ得る。たとえば、0dB、2dB、4dB、または6dBの電力ブースティングは、それぞれ、0個、2個、4個、または6個のPRBのブランキングに対応し得る。いくつかの場合には、RSSまたはWUSは、複数のRFチェーンまたは物理アンテナを介して送信されてよく、ここで、各RFチェーンまたはアンテナはアンテナポートに関連付けられる。
[0177] いくつかの場合には、CRSを含まないシンボル期間(たとえば、シンボル期間714−bまたは714−c)のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比(ρA)と、CRSを含むシンボル期間(たとえば、シンボル期間714−1)のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第2の電力比(ρB)とが、(たとえば、UEのためにまたはセルのために)構成され得る。いくつかの場合には、ρAは、CRSなしのデータチャネルのシンボル期間の電力比と呼ばれることがあり、ρBは、CRSありのデータチャネルのシンボル期間の電力比と呼ばれることがある。いくつかの場合には、ρAとρBとは、比パラメータ(たとえば、PB)によって伝達されてよく、PBが構成されない場合、UEは、ρA=ρBを仮定し得る。いくつかの場合には、ρAとρBとのセル固有比は、上位レイヤによってシグナリングされるセル固有パラメータPBと、構成されたeノードBセル固有アンテナポートの数とに従って示され得る。単一のアンテナポートの場合、PBが1に等しいとき、各リソース要素(たとえば、CRS、RSS、およびWUSのためのリソース要素)は、同じ電力(たとえば、P)をも有することになることがわかる。ρAがρBに等しくない場合、UEは、上位レイヤによってシグナリングされるセル固有パラメータPBと、構成されたeノードBセル固有アンテナポートの数とに基づいてRSSおよび/またはWUSリソース要素の電力、あるいは代替的にあらかじめ定義された値を決定するために、第1の電力比と第2の電力比との関数を評価するように構成され得る。
[0178] 図7Aに記載された例によれば、PRBのうちの1つまたは複数は、(アンテナポート0 715およびアンテナポート1 720などの)2つのアンテナポートにマッピングされ得る。いくつかの場合には、アンテナポート0 715中のCRSは、アンテナポート1 720中のCRSでFDM化され得る。すなわち、アンテナポート0 715について、アンテナポート1 720のためのCRSに対応するリソース要素は、送信されるシンボルを有しないことがある(たとえば、ヌルシンボルを搬送することがある)。逆に、アンテナポート1 720について、アンテナポート0 715のためのCRSに対応するリソース要素は、送信されるシンボルを有しないことがある(たとえば、ヌルシンボルを搬送することがある)。上記で説明されたように、各アンテナポートは、単一のRFチェーンまたはアンテナ(もしくはアンテナのグループ)に対応し得る。図7Aを参照しながら説明されるように、CRSは、様々なRFチェーンまたはアンテナに対応するFDMおよびアンテナポートの影響を釣り合わせるために、1つのリソース要素から電力を借りて、別のリソース要素の電力を増加させるように構成され得る。たとえば、アンテナポート715では、CRSは、リソース要素725から電力を借りて、リソース要素730の電力をブーストし得る。
[0179] 加えて、アンテナポート720では、CRSは、リソース要素730から電力を借りて、リソース要素725の電力をブーストし得る。いくつかの場合には、各リソース要素は電力Pに関連し得る。したがって、借りた後に、リソース要素725のためにアンテナポート715を介して送信される電力は0になり得、リソース要素730のためにアンテナポート715を介して送信される電力は2Pになり得る。同様に、借りた後に、リソース要素735のためにアンテナポート720を介して送信される電力は2Pになり得、リソース要素740のためにアンテナポート720を介して送信される電力は0になり得る。いくつかの場合には、CRSポートが直交であるので、UEは、(アンテナポート715および720を通して)CRSポートのために2P電力を受信し、RSSまたはWUSに関連するリソース要素が、各アンテナポートについて電力Pで送信される場合、同様に残りのリソース要素のために2P電力を受信し得る。この場合、RSSまたはWUSの電力ブースティングは実施されない。いくつかの場合には、ネットワークは、(たとえば、追加のPRBのブランキングを介して)RSS、またはWUSを電力ブーストするように構成され得る。このようにして、図7Aの例は、CRS送信のために別個のアンテナポートが使用されるとき、CRSの送信電力をブーストするために利用され得る。
[0180] いくつかの例では、RSSまたはWUSが、2個のPRBを介して送信され、6個のPRBがブランキングされた場合、RSSのEPREとCRSのEPREとの比は、1アンテナポートまたは2アンテナポートでは6dBに、および4アンテナポートでは9dBになり得る。UEは、構成メッセージを介して、ブランキングされたPRBの数を識別し得る。したがって、CRSのEPREに対するRSSのEPREの比は、1または2アンテナポートではブランキングされたPRBの構成された数によって与えられ、4アンテナポートではブランキングされたPRBの構成された数+3dBによって与えられ得る。加えて、WUSについて、WUSのEPREは、1アンテナポートまたは2アンテナポートでは3dBだけ、および4アンテナポートでは6dBだけCRSのEPREを上回ってブーストされ得る。すなわち、CRSに対するWUSのEPREの比は、1アンテナポートまたは2アンテナポートでは10×log103dBに、および4アンテナポートでは10×log106dBになり得るしたがって、RSSまたはWUSのEPREは、ブランキングされたPRBの数と、アンテナポートの数とに依存し得る。
[0181] 図7Bは、本開示の様々な態様による再同期信号設計をサポートする信号設計750の一例を示す。特に、図7Bは、再同期信号またはWUSを含むPRBのための例示的な時間周波数リソース割振りを示す。いくつかの例では、信号設計750は、ワイヤレス通信システム100の態様によって実装され得る。
[0182] 図7Aを参照しながら論じられたように、(図1の基地局105および図2の基地局105−aなどの)基地局は、第1の周期性に従ってUEに第1の同期信号を送信し得る。UEが同期から遷移した場合、基地局は、セルと再同期するための第2の同期信号(たとえば、RSS)を送信し得る。WUSは、非周期的に(たとえば、ページングオケージョンより前に)送信され得る。図7Bの例では、基地局は、信号を時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットに、および基準信号のセットを時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングし得る。
[0183] 図7Aを参照しながら説明されたように、CRSを含まないシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比(ρA)と、CRSを含むシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第2の電力比(ρB)とが、(たとえば、UEのためにまたはセルのために)構成され得る。いくつかの場合には、ρAは、CRSなしのデータチャネルのシンボル期間の電力比と呼ばれることがあり、ρBは、CRSありのデータチャネルのシンボル期間の電力比と呼ばれることがある。いくつかの場合には、ρAとρBとは、比パラメータ(たとえば、PB)によって伝達されてよく、PBのデフォルト値は1であり得る(たとえば、ρA=ρB)。いくつかの場合には、ρAとρBとの比はセル固有パラメータであり得る。
[0184] 図7Bに記載された例によれば、PRBのうちの1つまたは複数は、4つのアンテナポート755、760、765、および770にマッピングされ得る。いくつかの場合には、第1のアンテナポート755は、第2のアンテナポート760を用いてFDM化されてよく、残りのアンテナポート765および770は、(隣接するシンボル中などで)第1および第2のアンテナポート755および760を用いてTDM化されてよい。そのような場合、1つまたは複数のアンテナポートは、(他のアンテナポートのためのCRSに対応するリソース要素がそれにおいてブランキングされたシンボルなどの)いくつかのOFDMシンボル中で追加の電力を有し得る。しかしながら、RSSはすべてのシンボル上で一定のEPREを有するように構成されているので、この追加の電力は、これらのシンボル中のRSSまたはWUSに転送されないことがある。したがって、4つのアンテナポートの場合、CRSを送信するためのリソース要素は、2Pの送信電力に関連することがあり、RSSに関連するリソース要素は、4Pの送信電力に関連することがある。したがって、(他のPRBのブランキングなしの)RSSのデフォルトEPREは、CRSのEPREよりも3dB高い。
[0185] 図8Aは、本開示の様々な態様による再同期信号設計をサポートする信号設計800の一例を示す。特に、図8Aは、再同期信号のための様々な例示的な周波数領域信号設計を示す。いくつかの例では、信号設計800は、ワイヤレス通信システム100の態様によって実装され得る。
[0186] 前に論じられたように、(図1の基地局105および図2の基地局105−aなどの)基地局は、(図1のUE115および図2のUE115−aなどの)UEのためのセル上の接続をサポートするためのセルの同期信号をブロードキャストし得る。たとえば、基地局は、第1の周期性に従ってUEに第1の同期信号を送信し得る。いくつかの場合には、基地局は、セルと再同期するための第2の同期信号(たとえば、RSS)を送信し得る。追加または代替として、基地局は、ページングオケージョンより前にWUSを送信し得る。いくつかの態様によれば、RSSまたはWUSは、基準信号、第1の同期信号、またはブロードキャストチャネルを含むPRB中で送信され得る。たとえば、RSSまたはWUSのために使用されるPRBは、CRS、PSS、SSS、またはPBCHを搬送し得る。
[0187] 本開示のいくつかの態様によれば、基地局は、信号(たとえば、RSS、WUS)を時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットに、および基準信号(たとえば、CRS)のセットを時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングし得る。図8Aの例では、PRBのうちの1つまたは複数は、2つのアンテナポート815および820にマッピングされ得る。アンテナポート0 815中のCRSは、アンテナポート1 820中のCRSでFDM化され得る。図8Aの例では、リソース要素850は、アンテナポート815のために(CRSを含むリソース要素などの)ρbに関連付けられてよく、リソース要素860は、アンテナポート820のために(CRSを含むリソース要素などの)ρbに関連付けられてよい。いくつかの場合には、リソース要素825は0電力に関連付けられてよく、リソース要素830は1(またはP)電力に関連付けられてよい。同様に、アンテナポート820について、リソース要素835は1(またはP)電力に関連付けられてよく、リソース要素840は0電力に関連付けられてよい。
[0188] いくつかの場合には、UEは、第1のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比(ρA)と、第2のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第2の電力比(ρB)との関数を評価することによってCRS、RSSおよび/またはWUSの電力を識別し得る。いくつかの場合には、CRSが、1つのアンテナポート(図示されず)上で送信される場合、電力比は、以下の式と表2とを使用して計算され得る。
、ただし、
[0189] いくつかの場合には、CRSが、(図8Aに示されている)2つのアンテナポートまたは4アンテナポート(図示されず)上で送信される場合、電力比は、以下の式と表2とを使用して計算され得る。
、ただし、
[0190] 図8Bは、本開示の様々な態様による再同期信号設計をサポートする信号設計851の一例を示す。特に、図8Bは、再同期信号のための様々な例示的な周波数領域信号設計を示す。いくつかの例では、信号設計851は、ワイヤレス通信システム100の態様によって実装され得る。
[0191] 本開示のいくつかの態様によれば、基地局は、信号(たとえば、RSS、WUS)を時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットに、および基準信号(たとえば、CRS)のセットを時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングし得る。図8Bの例では、PRBのうちの1つまたは複数は、アンテナポート(アンテナポート0)にマッピングされ得、ここで、アンテナポートの総数は4である。
[0192] いくつかの場合には、UEは、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比の関数を決定し得る。たとえば、関数は、第1の電力比(ρA)によって第2の電力比(ρB)を正規化することを含むことができる。代替的に、関数は、第1の電力比と第2の電力比との最小値、または第1の電力比と第2の電力比との最大値を含み得る。いくつかの例では、関数は、第1のスケーリングファクタとの第1の電力比の積と、第2のスケーリングファクタとの第2の電力比の積との和を含み得る。たとえば、関数は、β*ρB+α*ρAとして計算されてよく、ここで、1または2アンテナポートの場合、β=3/11およびα=8/11であるか、または4アンテナポートの場合、β=4/11およびα=7/11である。いくつかの場合には、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)に対するRSSまたはWUSのEPREの比ρAは、ポートのEPRE(EPREport)であり得る。たとえば、PDSCHに対するRSSまたはWUSのEPREρaは、{ρおよび1}の最小値であり得る。図8Bの例では、リソース要素855はPDSCHに関連付けられ、リソース要素861は、それらがρBに等しい場合、RSSおよび/またはWUSに関連付けられ、リソース要素865は、それらがρAに等しい場合、RSSおよび/またはWUSに関連付けられる。加えて、CRSに対するRSSまたはWUSのEPREの比は、p*EPREportであり得、ここで、pはアンテナポートの数である。いくつかの場合には、たとえば、ρA=ρBであるとき、CRSに対するRSSまたはWUSのEPREは、1または2アンテナポートでは0dB、および4アンテナポートでは+3dBであり得る。追加または代替として、電力比は表3に従って決定され得る。
[0193] 特に、UEは、RSSのEPREとCRSのEPREとの比を
として計算するように構成されてよく、ただし、
および
は、表3からのCRS EPREに対するデフォルトρAおよびρBの値であり、pはCRSポートの数である。加えて、UEは、WUSのEPREとCRSのEPREとの比
を計算するように構成されてよく、ただし、
および
は、表3からのCRS EPREに対するデフォルトρAおよびρBの値であり、pはCRSポートの数である。すべてのRB上で均一な電力割振りを可能にするその
および
に留意されたい。
の場合、CRS EPREに対するRSS EPREは、それぞれ、1または2ポートCRSでは0dB、および4ポートCRSでは3dBである。代替的に、UEは、構成されたPBとCRSポートの数とに従って値を発見するために、CRS EPREに対するRSS EPREについてあらかじめ定義された表(たとえば、表3)を参照し得る。
[0194] 図9は、本開示の態様による再同期信号設計をサポートするワイヤレスデバイス905のブロック図900を示す。ワイヤレスデバイス905は、本明細書で説明されるUE115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス905は、受信機910と、UE通信マネージャ915と、送信機920とを含み得る。ワイヤレスデバイス905は、プロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
[0195] 受信機910は、1つまたは複数のアンテナを介してシグナリング907を受信し得、シグナリングを処理するために様々な動作(たとえば、ダウンコンバージョン、アナログデジタル変換、フィルタ処理、ベースバンド処理など)を実施し得る。この情報は、デバイスの他の構成要素に受け渡され得る。いくつかの場合には、受信機910は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(たとえば、再同期信号設計などに関係する制御チャネル、データチャネル、および情報)などの情報を受信し得る。受信機910は、図12を参照しながら説明されるトランシーバ1235の態様の一例であり得る。受信機910は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0196] 受信機910は、セルに関連するシステム情報を受信することと、システム情報が、第2の同期信号の存在、第2の同期信号のタイミング情報(たとえば、第2の周期性、第1の同期信号からのタイミングオフセット)、第2の同期信号の長さ、第2の同期信号の周波数オフセットおよび/または周波数ロケーション、第2の同期信号の送信電力、第2の同期信号の帯域幅、第2の同期信号のホッピングパターン、第2の周期性の乗法的ファクタ、あるいはオーバーヘッド割合のうちの少なくとも1つを示す、第2の同期信号から決定される位相またはタイミング情報に基づいて、セルと再同期するための第1の同期信号の第2のインスタンスを受信することとを行い得る。
[0197] UE通信マネージャ915は、図12を参照しながら説明されるUE通信マネージャ1015の態様の一例であり得る。UE通信マネージャ915および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、UE通信マネージャ915および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかの機能は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本開示で説明される機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。UE通信マネージャ915および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、機能の部分が、1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。いくつかの例では、UE通信マネージャ915および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による、分離した別個の構成要素であり得る。他の例では、UE通信マネージャ915および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、限定はされないが、本開示の様々な態様による、I/O構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つまたは複数の他の構成要素、あるいはそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わされ得る。
[0198] UE通信マネージャ915は、信号907の表現であり得、第1の同期信号と第2の同期信号とを含み得る、信号912を受信し得る。UE通信マネージャ915は、セルと同期するための第1の同期信号を受信してよく、第1の同期信号は、セルにサービスする基地局によって第1の周期性に従って送信される。UE通信マネージャ915は、同期することの後に、セルと再同期するための第2の同期信号を受信することと、第2の同期信号が、第2の周期性に従って基地局によって送信され、ここで、第2の同期信号が、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの繰り返しのセットを含む、再同期することに基づいてセルを介して基地局と通信することとを行い得る。いくつかの場合には、第2の周期性は、第1の周期性とは異なり得る。
[0199] UE通信マネージャ915は、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットにマッピングされた信号と、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングされた基準信号のセットとを含む信号912を受信することと、ここで、リソース要素の第1のサブセットが、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含む、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比を識別することと、電力比に基づいて信号を復調することとを行い得る。いくつかの場合には、UE通信マネージャ915は、情報917を送信機920に受け渡し得る。UE通信マネージャ915は、本明細書で説明されるUE通信マネージャ1015の態様の一例であり得る。
[0200] 送信機920は、デバイスの他の構成要素によって生成されたかまたはそれから受信された信号922を送信し得る。いくつかの例では、送信機920は、トランシーバモジュール中で受信機910とコロケートされ得る。たとえば、送信機920は、図12を参照しながら説明されるトランシーバ1235の態様の一例であり得る。送信機920は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0201] 図10は、本開示の態様による再同期信号設計をサポートするワイヤレスデバイス1005のブロック図1000を示す。ワイヤレスデバイス1005は、図9を参照しながら説明されたワイヤレスデバイス905またはUE115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス1005は、受信機1010と、UE通信マネージャ1015と、送信機1020とを含み得る。ワイヤレスデバイス1005は、プロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
[0202] 受信機1010は、1つまたは複数のアンテナを介してシグナリング1007を受信し得る。いくつかの場合には、シグナリング1007は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(たとえば、再同期信号設計などに関係する制御チャネル、データチャネル、および情報)などの情報を含み得る。情報は、デバイスの他の構成要素に受け渡され得る。受信機1010は、図12を参照しながら説明されるトランシーバ1235の態様の一例であり得る。受信機1010は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。受信機1010は、信号1007、または(たとえば、フィルタ処理、デジタル化などされた)シグナリング1007の表現を、信号1012中でUE通信マネージャ1015に伝え得る。
[0203] UE通信マネージャ1015は、図12を参照しながら説明されるUE通信マネージャ1015の態様の一例であり得る。UE通信マネージャ1015はまた、同期構成要素1025と、再同期構成要素1030と、通信構成要素1035と、信号受信構成要素1040と、電力比構成要素1045と、復調構成要素1050とを含み得る。
[0204] 同期構成要素1025は、セルと同期するための第1の同期信号を受信してよく、第1の同期信号は、セルにサービスする基地局によって第1の周期性に従って送信される。いくつかの場合には、第1の同期信号は、信号1012中に含まれ得る。
[0205] 再同期構成要素1030は、同期することの後に、セルと再同期するための第2の同期信号を受信してよく、第2の同期信号は、第2の周期性に従って基地局によって送信される。いくつかの場合には、第2の同期信号は、信号1012中に含まれ得る。いくつかの場合には、第2の周期性は、第1の周期性とは異なる。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの繰り返しのセットを含む。再同期構成要素1030は、セルと再同期するための第3の同期信号を受信してよく、第3の同期信号は、第2の同期信号の後にセルを介して基地局によって送信され、第1のシーケンスのシーケンス長よりも長いシーケンス長を有する。
[0206] いくつかの場合には、再同期構成要素1030は、基地局から、ネイバーセルのための再同期信号構成を受信してよく、再同期信号構成は、ネイバーセルのための再同期信号の存在、再同期信号の周期性、再同期信号の長さ、再同期信号のタイミングオフセット、再同期信号の周波数オフセット、再同期信号の送信電力、再同期信号の帯域幅、または再同期信号のホッピングパターンのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの場合には、第2の同期信号は、第2のシーケンスの繰り返しのセットを含み、ここで、第1のシーケンスの繰り返しのセットと、第2のシーケンスの繰り返しのセットとは、バイナリシーケンスに従って送信される。いくつかの場合には、再同期信号構成は、基地局からシステム情報中でまたは専用シグナリング中で受信される。
[0207] 通信構成要素1035は、再同期することに基づいてセルを介して基地局と通信し得る。たとえば、通信構成要素1035は、第1の同期信号と第2の同期信号とに関連する情報を、信号1017を介して送信機1020に受け渡し得る。
[0208] 信号受信構成要素1040は、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットにマッピングされた信号と、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングされた基準信号のセットとを受信してよく、ここで、リソース要素の第1のサブセットは、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含む。
[0209] 電力比構成要素1045は、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比を識別し得る。復調構成要素1050は、電力比に基づいて信号を復調し得る。復調構成要素1050は、復調された信号を、信号1017を介して送信機1020に受け渡し得る。
[0210] 送信機1020は、デバイスの他の構成要素によって生成されたシグナリング1017に基づいてシグナリング1022を送信し得る。たとえば、UE通信マネージャ1015は、情報1017を送信機1020に受け渡し得る。いくつかの例では、送信機1020は、トランシーバモジュール中で受信機1010とコロケートされ得る。たとえば、送信機1020は、図12を参照しながら説明されるトランシーバ1235の態様の一例であり得る。送信機1020は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0211] 図11Aは、本開示の態様による再同期信号設計をサポートするUE通信マネージャ1115のブロック図1100を示す。UE通信マネージャ1115は、図9、図10、および図12を参照しながら説明されるUE通信マネージャ915、UE通信マネージャ1015、またはUE通信マネージャ1215の態様の一例であり得る。UE通信マネージャ1115は、同期構成要素1120と、再同期構成要素1125と、通信構成要素1130と、シーケンス構成要素1135と、セル識別子構成要素1140と、相関構成要素1145と、周期性構成要素1150と、サブフレーム構成要素1155と、パンクチャ構成要素1160と、遷移構成要素(transition component)1165とを含み得る。これらのモジュールの各々は、直接的または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
[0212] 同期構成要素1120は、セルと同期するための第1の同期信号1102を受信してよく、第1の同期信号1102は、セルにサービスする基地局によって第1の周期性に従って送信される。同期構成要素1120は、第1の同期情報1107を決定し、第1の同期情報1107を通信構成要素1130に受け渡し得る。いくつかの場合には、同期構成要素1120は、第1の同期情報1107をセル識別子構成要素1140に受け渡し得る。
[0213] セル識別子構成要素1140は、第1の同期情報1107から基地局のセル識別子を決定し得る。いくつかの場合には、セル識別子構成要素1140は、決定されたセル識別子1109を再同期構成要素1125に受け渡し得る。再同期構成要素1125は、セル識別子1109を、今度は、シーケンス構成要素1135と相関構成要素1145とに受け渡し得る。
[0214] 再同期構成要素1125は、同期することの後に、セルと再同期するための第2の同期信号1104を受信してよく、第2の同期信号1104は、第2の周期性に従って基地局によって送信され、ここで、第2の同期信号1104は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの繰り返しのセットを含む。第2の周期性は、第1の周期性とは別個に構成されてよく、それとは異なり得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、第2のシーケンスの繰り返しのセットを含み、ここで、第1のシーケンスの繰り返しのセットと、第2のシーケンスの繰り返しのセットとは、バイナリシーケンスに従って送信される。再同期構成要素1125は、第2の同期信号1104に基づいて第2の同期情報1113を決定し得、第2の同期情報1113を通信構成要素1130に受け渡し得る。第2の同期情報1113は、デバイスの同期を示す信号1111を含み得る。
[0215] いくつかの例では、第1の同期信号1102は、複数のPRBにわたってよく、第2の同期信号1104は、これらの複数のPRBにわたってよい。いくつかの例では、第1の同期信号1102は、複数のPRBにわたってよく、第2の同期信号1104は、これらの複数のPRBのサブセットにわたってよい。いくつかの例では、第2の同期信号1104に関連する送信電力は、複数のPRBのサブセット中のPRBの第2の数に対する複数のPRB中のPRBの第1の数の比だけ、第1の同期信号1102に関連する送信電力に対して増加され得る。いくつかの場合には、複数のPRBのサブセットは、PRBの連続セットに対応する。いくつかの場合には、複数のPRBのサブセットは、PRBの不連続セットに対応する。
[0216] いくつかの場合には、再同期構成要素1125は、再同期構成要素1125は、セルと再同期するための第3の同期信号1106を受信してよく、第3の同期信号1106は、第2の同期信号1104の後にセルを介して基地局によって送信され、第1のシーケンスのシーケンス長よりも長いシーケンス長を有する。再同期構成要素1125は、第3の同期信号1106に基づいて第2の同期情報1113を決定し得、第2の同期情報1113を通信構成要素1130に受け渡し得る。いくつかの場合には、第3の同期信号1106のシーケンス長は、第2の同期信号1104のシーケンス長よりも短い。
[0217] いくつかの例では、再同期構成要素1125は、基地局から、ネイバーセルのための再同期信号構成1108を受信してよく、再同期信号構成1108は、ネイバーセルのための再同期信号の存在、再同期信号の周期性、再同期信号の長さ、再同期信号のタイミングオフセット、再同期信号の周波数オフセット、再同期信号の送信電力、再同期信号の帯域幅、または再同期信号のホッピングパターンのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの場合には、再同期構成要素1125は、再同期信号構成1108に基づいて第2の同期情報1113を決定し得、第2の同期情報1113を通信構成要素1130に受け渡し得る。いくつかの場合には、再同期信号構成1108は、基地局からシステム情報中でまたは専用シグナリング中で受信される。
[0218] シーケンス構成要素1135は、セル識別子構成要素1140からセル識別子1109を受信し得る。シーケンス構成要素1135は、第2の同期信号1104の長さまたはセル識別子1109に基づいて第2の同期信号1104のためのバイナリシーケンスを識別し得る。いくつかの場合には、第1のシーケンスは、第1のサブシーケンスと、第2のサブシーケンスとを含む。いくつかの場合には、第2のサブシーケンスは、第1のサブシーケンスの複素共役に対応する。いくつかの場合には、第1のシーケンスと、第2のシーケンスとは、互いに相互相関の低い絶対値を有する。いくつかの場合には、第2のシーケンスは、第1のシーケンスの複素共役に対応する。
[0219] いくつかの場合には、第1のシーケンスは、PNシーケンス、Zadoff−Chuシーケンス、またはバイナリシーケンスとのサブシーケンスのクロネッカー積の結果に対応する。いくつかの場合には、サブシーケンスは、PNシーケンスまたはZadoff−Chuシーケンスに対応する。いくつかの場合には、バイナリシーケンスは、最大長シーケンス、バーカーコード、またはゴールドシーケンスに対応する。
[0220] 相関構成要素1145は、セル識別子1109を受信し得る。相関構成要素1145は、セル識別子1109に基づいて決定される第1のシーケンスの表現を使用して再同期することのために第2の同期信号1104を相関させ得る。
[0221] 周期性構成要素1150は、システム情報中で受信された第2の同期信号1104の長さと第2の周期性との間の関連付けに基づいて第2の周期性を決定し得、システム情報中で受信された第2の周期性と第2の同期信号1104の長さとの間の関連付けに基づいて第2の同期信号の長さを決定し得る。いくつかの場合には、システム情報中で受信された第2の同期信号1104の長さと第2の周期性との間の関連付けは、乗法的ファクタに基づいて決定される。いくつかの場合には、システム情報中で受信された第2の周期性と第2の同期信号1104の長さとの間の関連付けは、オーバーヘッド割合に基づいて決定される。再同期構成要素1125は、第2の同期信号1104と、周期性構成要素1150によって決定された第2の周期性とに基づいて、第2の同期情報1113を決定し得る。
[0222] サブフレーム構成要素1155は、再同期構成要素1125によって第2の同期信号1104を受信することのために、スケジュールされたサブフレームのセットを修正し得る。いくつかの場合には、第2の同期信号1104を受信することは、第2の同期信号1104のためのスケジュールされたサブフレームのセットのうちの少なくとも1つが、第2の同期信号1104の送信のために制限されたサブフレームと一致すると識別することを含む。サブフレーム構成要素1155は、スケジュールされたサブフレームの修正されたセットを、第2の同期情報1113中で通信構成要素1130に受け渡し得る。いくつかの場合には、制限されたサブフレームは、マルチキャストサブフレーム、MTC無効サブフレーム、TDDアップリンクサブフレーム、またはTDDスペシャルサブフレームのうちの1つを含む。いくつかの場合には、スケジュールされたサブフレームのセットを修正することは、スケジュールされたサブフレームのセットのうちの少なくとも1つを、制限されたサブフレームの後の次のサブフレームに延期することと、制限されたサブフレームのために、スケジュールされたサブフレームのセットのうちの少なくとも1つの受信を抑制することと、制限されたサブフレーム中で、スケジュールされたサブフレームのセットのうちの少なくとも1つの一部分を受信することとを含むグループから修正行為を選択することを含む。いくつかの場合には、修正行為を選択することは、TDDスペシャルサブフレーム構成に基づく。
[0223] パンクチャ構成要素1160は、第2の同期信号1104がパンクチャされると決定し得る。いくつかの場合には、第2の同期信号1104は、基準信号、第1の同期信号1102、またはブロードキャストチャネルのうちの少なくとも1つによってパンクチャされ得る。
[0224] 通信構成要素1130は、第1の同期情報1107と、第2の同期情報1113とを受信し得る。いくつかの場合には、通信構成要素1130は、第2の同期情報1113を介して、スケジュールされたサブフレームの修正されたセットを受信し得る。通信構成要素1130は、再同期すること(たとえば、第2の同期情報1113)に基づいて、セルを介して基地局と通信し(たとえば、ランダムアクセス手順または他の接続手順を実施し)得る。いくつかの例では、通信構成要素1130は、通信情報1117をさらなる処理のためにワイヤレスデバイス内の他の構成要素に受け渡し得る。
[0225] 遷移構成要素1165は、デバイスの同期を示す信号1111を受信し得る。いくつかの場合には、遷移構成要素1165は、同期することの後に、基地局との接続モードから遷移し得る。いくつかの例では、遷移構成要素1165は、通信情報1119をさらなる処理のためにワイヤレスデバイス内の他の構成要素に受け渡し得る。
[0226] 図11Bは、本開示の態様による再同期信号設計をサポートするUE通信マネージャ1152のブロック図1151を示す。UE通信マネージャ1152は、図9、図10、図11A、および図12を参照しながら説明されるUE通信マネージャ915、UE通信マネージャ1015、UE通信マネージャ1115、またはUE通信マネージャ1215の態様の一例であり得る。UE通信マネージャ1152は、信号受信構成要素1170と、電力比構成要素1175と、復調構成要素1180と、チャネル推定構成要素1185と、電力ブーストパラメータ構成要素1190とを含み得る。これらのモジュールの各々は、直接的または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
[0227] 信号受信構成要素1170は、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットにマッピングされた信号1153と、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングされた基準信号1153のセットとを受信してよく、ここで、リソース要素の第1のサブセットは、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含む。
[0228] いくつかの場合には、信号1153は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの繰り返しのセットを含む再同期信号を含む。いくつかの場合には、信号1153は、UEのための関連するページングオケージョンより前に送信されるウェークアップ信号を含む。信号受信構成要素1170は、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットにマッピングされた信号1153と、リソース要素の第2のサブセットにマッピングされた基準信号1153のセットとに基づいて、信号1171を決定し得る。信号受信構成要素1170は、信号1171を、信号1171を介して電力比構成要素1175に受け渡し得る。
[0229] 電力比構成要素1175は、信号1171を介して、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットにマッピングされた信号1153と、リソース要素の第2のサブセットにマッピングされた基準信号1153のセットとを含む信号1171を受信し得る。電力比構成要素1175は、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比1172を識別し得る。いくつかの例では、電力比構成要素1175は、第1のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比と、第2のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第2の電力比との関数を評価し得る。
[0230] いくつかの場合には、関数は、第1の電力比と第2の電力比との最小値を含む。いくつかの場合には、関数は、第1の電力比と第2の電力比との最大値を含む。いくつかの場合には、関数は、第1のスケーリングファクタとの第1の電力比の積と、第2のスケーリングファクタとの第2の電力比の積との和を含む。
[0231] いくつかの場合には、基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比は、第1のシンボル期間のために構成され、基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第2の電力比は、第2のシンボル期間のために構成され、ここで、システム情報パラメータの値の第1のサブセットについて、電力比は第1の電力比に対応し、システム情報パラメータの値の第2のサブセットについて、電力比1172は第2の電力比に対応する。
[0232] いくつかの場合には、電力比1172を識別することは、第1のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比、および第2のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第2の電力比に独立している。いくつかの場合には、電力比1172は、いくつかのアンテナポートの各々についてのポート毎電力比に基づく。いくつかの場合には、いくつかのアンテナポートの各々は、信号の送信機における単一の無線周波数(RF)チェーンに関連付けられる。電力比構成要素1175は、決定された電力比1172を復調構成要素1180とチャネル推定構成要素1185とに受け渡し得る。
[0233] 電力ブーストパラメータ構成要素1190は、信号1153に関連する電力ブーストパラメータ1174を受信してよく、電力ブーストパラメータ1174は、信号の送信電力の構成可能な増加を示す。いくつかの例では、電力比1172を識別することは、電力ブーストパラメータ1174に基づく。
[0234] 復調構成要素1180は、信号1153を受信し得、電力比構成要素1175から、決定された電力比1172を受信し得る。復調構成要素1180は、電力比1172に基づいて信号1153を復調し得る。いくつかの例では、復調構成要素1180は、復調された信号1177をさらなる処理のためにワイヤレスデバイス内の他の構成要素(たとえば、デコーダなど)に受け渡し得る。
[0235] チャネル推定構成要素1185は、電力比構成要素1175から、決定された電力比1172を受信し得る。チャネル推定構成要素1185は、電力比1172に基づいて信号1153を使用してチャネル推定またはチャネル測定を実施し得る。いくつかの例では、チャネル推定構成要素1185は、チャネル測定値1177をさらなる処理のためにワイヤレスデバイス内の他の構成要素に受け渡し得る。
[0236] 図12は、本開示の態様による再同期信号設計をサポートするデバイス1205を含むシステム1200の図を示す。デバイス1005は、たとえば、図9および図10を参照しながら上記で説明されたワイヤレスデバイス905、ワイヤレスデバイス1005、またはUE115の構成要素の一例であり得るか、またはそれらを含む。デバイス1205は、UE通信マネージャ1215と、プロセッサ1220と、メモリ1225と、ソフトウェア1230と、トランシーバ1235と、アンテナ1240と、I/Oコントローラ1245とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1210)を介して電子通信していることがある。デバイス1205は、1つまたは複数の基地局105とワイヤレスに通信し得る。
[0237] プロセッサ1220は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合に、プロセッサ1220は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ1220に組み込まれ得る。プロセッサ1220は、様々な機能(たとえば、再同期信号設計をサポートする機能またはタスク)を実施するためにメモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
[0238] メモリ1225は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。メモリ1225は、実行されたとき、本明細書で説明される様々な機能をプロセッサに実施させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア1230を記憶し得る。いくつかの場合には、メモリ1225は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話など、基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る基本入出力システム(BIOS)を含んでいることがある。
[0239] ソフトウェア1230は、再同期信号設計をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア1230は、システムメモリまたは他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、ソフトウェア1230は、プロセッサによって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたときに)本明細書で説明される機能をコンピュータに実施させ得る。
[0240] トランシーバ1235は、上記で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1235は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1235はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するための、およびアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
[0241] いくつかの場合には、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1240を含み得る。しかしながら、いくつかの場合には、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1240を有し得る。
[0242] I/Oコントローラ1245は、デバイス1205のための入力信号と出力信号とを管理し得る。I/Oコントローラ1245はまた、デバイス1205に組み込まれていない周辺機器を管理し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ1245は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ1245は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS−DOS(登録商標)、MS−WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなど、オペレーティングシステムを利用し得る。他の場合には、I/Oコントローラ1245は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらと対話し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ1245はプロセッサの一部として実装され得る。いくつかの場合には、ユーザは、I/Oコントローラ1245を介して、またはI/Oコントローラ1245によって制御されるハードウェア構成要素を介してデバイス1205と対話し得る。
[0243] 図13は、本開示の態様による再同期信号設計をサポートするワイヤレスデバイス1305のブロック図1300を示す。ワイヤレスデバイス1305は、本明細書で説明される基地局105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス1305は、受信機1310と、基地局通信マネージャ1315と、送信機1320とを含み得る。ワイヤレスデバイス1305は、プロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
[0244] 受信機1310は、1つまたは複数のアンテナを介してシグナリング1307を受信し得、シグナリングを処理するために様々な動作(たとえば、ダウンコンバージョン、アナログデジタル変換、フィルタ処理、ベースバンド処理など)を実施し得る。この情報は、デバイスの他の構成要素に受け渡され得る。受信機1310は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(たとえば、再同期信号設計などに関係する制御チャネル、データチャネル、および情報)などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に受け渡され得る。受信機1310は、図16を参照しながら説明されるトランシーバ1635の態様の一例であり得る。受信機1310は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0245] 基地局通信マネージャ1315は、図16を参照しながら説明される基地局通信マネージャ1615の態様の一例であり得る。基地局通信マネージャ1315および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、基地局通信マネージャ1315および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかの機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本開示で説明される機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。基地局通信マネージャ1315および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、機能の部分が、1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。いくつかの例では、基地局通信マネージャ1315および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による、分離した別個の構成要素であり得る。他の例では、基地局通信マネージャ1315および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、限定はされないが、本開示の様々な態様による、I/O構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つまたは複数の他の構成要素、あるいはそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わされ得る。
[0246] 基地局通信マネージャ1315は、信号1307の表現であり得、第1の同期信号と第2の同期信号とを含み得る、信号1312を受信し得る。基地局通信マネージャ1315は、セルのための第1の同期信号を送信することと、第1の同期信号が、第1の周期性に従って送信される、セルのための第2の同期信号を送信することと、第2の同期信号が、第1の周期性とは異なる第2の周期性に従って送信され、ここで、第2の同期信号が、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの繰り返しのセットを含む、第1の同期信号または第2の同期信号の送信に基づいてセルを介して少なくとも1つのUEと通信することとを行い得る。
[0247] 基地局通信マネージャ1315は、信号を時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットに、および基準信号のセットを時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングすることと、ここで、リソース要素の第1のサブセットが、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含む、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比を識別することと、電力比に基づいて信号と基準信号のセットとを送信することとを行い得る。いくつかの場合には、基地局通信マネージャ1315は、情報1317を送信機1320に受け渡し得る。基地局通信マネージャ1315は、本明細書で説明される基地局通信マネージャ1415の態様の一例であり得る。
[0248] 送信機1320は、デバイスの他の構成要素によって生成されたかまたはそれから受信された信号1322を送信し得る。いくつかの例では、送信機1320は、トランシーバモジュール中で受信機1310とコロケートされ得る。たとえば、送信機1320は、図16を参照しながら説明されるトランシーバ1635の態様の一例であり得る。送信機1320は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0249] 送信機1320は、第1のアンテナポートを介して第1のサブシーケンスを、および第2のアンテナポートを介して第2のサブシーケンスを送信することと、第1のアンテナポートを介して第1のシーケンスを、および第2のアンテナポートを介して第2のシーケンスを送信することと、セルに関連するシステム情報を送信することと、システム情報が、第2の同期信号の存在、第2の同期信号のタイミング情報(たとえば、第2の周期性、第1の同期信号からのタイミングオフセット)、第2の同期信号の長さ、第2の同期信号の周波数オフセットおよび/または周波数ロケーション、第2の同期信号の送信電力、第2の同期信号の帯域幅、第2の同期信号のホッピングパターン、第2の周期性の乗法的ファクタ、あるいはオーバーヘッド割合のうちの少なくとも1つを示す、を行う。
[0250] 図14は、本開示の態様による再同期信号設計をサポートするワイヤレスデバイス1405のブロック図1400を示す。ワイヤレスデバイス1405は、図10を参照しながら説明されたワイヤレスデバイス1305または基地局105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス1405は、受信機1410と、基地局通信マネージャ1415と、送信機1420とを含み得る。ワイヤレスデバイス1305は、プロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
[0251] 受信機1410は、1つまたは複数のアンテナを介してシグナリング1407を受信し得る受信し得る。いくつかの場合には、シグナリング1407は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(たとえば、再同期信号設計などに関係する制御チャネル、データチャネル、および情報)などの情報を含み得る。情報は、デバイスの他の構成要素に受け渡され得る。受信機1410は、図16を参照しながら説明されるトランシーバ1635の態様の一例であり得る。受信機1410は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。受信機1410は、信号1407、または(たとえば、フィルタ処理、デジタル化などされた)シグナリング1407の表現を、信号1412中で基地局通信マネージャ1415に伝え得る。
[0252] 基地局通信マネージャ1415は、図16を参照しながら説明される基地局通信マネージャ1615の態様の一例であり得る。基地局通信マネージャ1415はまた、同期構成要素1425と、通信構成要素1430と、マッピング構成要素1435と、電力比構成要素1440と、信号送信構成要素1445とを含み得る。
[0253] 同期構成要素1425は、セルのための第1の同期信号を送信することと、第1の同期信号が、第1の周期性に従って送信される、セルのための第2の同期信号を送信することと、第2の同期信号が、第2の周期性に従って送信され、ここで、第2の同期信号が、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの繰り返しのセットを含む、を行い得る。いくつかの場合には、第2の周期性は、第1の周期性とは異なる。いくつかの場合には、同期構成要素1425は、第2の同期信号の後にセルのための第3の同期信号を送信してよく、第3の同期信号は、第1のシーケンスのシーケンス長よりも長いシーケンス長を有する。いくつかの例では、同期構成要素1425は、少なくとも1つのUEに、ネイバーセルのための再同期信号構成を送信してよく、再同期信号構成は、ネイバーセルのための再同期信号の存在、再同期信号の周期性、再同期信号の長さ、再同期信号のタイミングオフセット、再同期信号の周波数オフセット、再同期信号の送信電力、再同期信号の帯域幅、または再同期信号のホッピングパターンのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの場合には、第2の同期信号は、第2のシーケンスの繰り返しのセットを含み、ここで、第1のシーケンスの繰り返しのセットと、第2のシーケンスの繰り返しのセットとは、バイナリシーケンスに従って送信される。いくつかの場合には、再同期信号構成は、基地局から少なくとも1つのUEにシステム情報中でまたは専用シグナリング中で送信される。
[0254] いくつかの例では、第1の同期信号は、複数のPRBにわたってよく、第2の同期信号は、これらの複数のPRBにわたってよい。いくつかの例では、第1の同期信号は、複数のPRBにわたってよく、第2の同期信号は、これらの複数のPRBのサブセットにわたってよい。いくつかの例では、第2の同期信号に関連する送信電力は、複数のPRBのサブセット中のPRBの第2の数に対する複数のPRB中のPRBの第1の数の比だけ、第1の同期信号に関連する送信電力に対して増加され得る。いくつかの場合には、複数のPRBのサブセットは、PRBの連続セットに対応し得る。いくつかの場合には、複数のPRBのサブセットは、PRBの不連続セットに対応し得る。
[0255] 通信構成要素1430は、第1の同期信号または第2の同期信号の送信に基づいてセルを介して少なくとも1つのUEと通信し得る。たとえば、通信構成要素1430は、第1の同期信号と第2の同期信号とに関連する情報を、信号1417を介して送信機1420に受け渡し得る。
[0256] マッピング構成要素1435は、信号を時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットに、および基準信号のセットを時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングしてよく、ここで、リソース要素の第1のサブセットは、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含む。
[0257] 電力比構成要素1440は、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比を識別し得る。信号送信構成要素1445は、電力比に基づいて信号と基準信号のセットとを送信し得る。たとえば、信号送信構成要素1445は、信号1417中に信号と基準信号のセットとを含め、信号1417を送信機1420に受け渡し得る。
[0258] 送信機1420は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号1422を送信し得る。いくつかの例では、送信機1420は、トランシーバモジュール中で受信機1410とコロケートされ得る。たとえば、送信機1420は、図16を参照しながら説明されるトランシーバ1635の態様の一例であり得る。送信機1420は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0259] 図15Aは、本開示の態様による再同期信号設計をサポートする基地局通信マネージャ1515のブロック図1500を示す。基地局通信マネージャ1515は、図12、図13、および図16を参照しながら説明される基地局通信マネージャ1615の態様の一例であり得る。基地局通信マネージャ1515は、同期構成要素1520と、通信構成要素1525と、シーケンス構成要素1530と、周期性構成要素1535と、サブフレーム構成要素1540と、パンクチャ構成要素1545とを含み得る。これらのモジュールの各々は、直接的または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
[0260] 同期構成要素1520は、同期信号情報1502を受信し得る。同期構成要素1520は、同期信号1502に基づいて第1の同期信号と第2の同期信号とを決定し得る。同期構成要素1520は、セルのための第1の同期信号を送信することと、第1の同期信号が、第1の周期性に従って送信される、セルのための第2の同期信号を送信することと、第2の同期信号が、第2の周期性に従って送信され、ここで、第2の同期信号が、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの繰り返しのセットを含む、を行い得る。いくつかの場合には、第2の周期性は、第1の周期性とは異なる。いくつかの場合には、同期構成要素1520は、第1の同期信号と第2の同期信号とを、信号1526を介して通信構成要素1525に送り得る。
[0261] 同期構成要素1520は、第2の同期信号の後にセルのための第3の同期信号を送信することと、第3の同期信号が、第1のシーケンスのシーケンス長よりも長いシーケンス長を有する、少なくとも1つのUEに、ネイバーセルのための再同期信号構成を送信することと、再同期信号構成が、ネイバーセルのための再同期信号の存在、再同期信号の周期性、再同期信号の長さ、再同期信号のタイミングオフセット、再同期信号の周波数オフセット、再同期信号の送信電力、再同期信号の帯域幅、または再同期信号のホッピングパターンのうちの少なくとも1つを含む、を行い得る。いくつかの場合には、同期構成要素1520は、同期情報1502に基づいて第3の同期信号と再同期信号とを決定し得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、第2のシーケンスの繰り返しのセットを含み、ここで、第1のシーケンスの繰り返しのセットと、第2のシーケンスの繰り返しのセットとは、バイナリシーケンスに従って送信される。いくつかの場合には、再同期信号構成は、基地局から少なくとも1つのUEにシステム情報中でまたは専用シグナリング中で送信される。
[0262] シーケンス構成要素1530は、セル識別子1506を受信し得る。シーケンス構成要素1530は、第2の同期信号の長さまたはセル識別子1506に基づいてバイナリシーケンスを識別し得る。いくつかの場合には、第1のシーケンスは、第1のサブシーケンスと、第2のサブシーケンスとを含む。いくつかの場合には、第2のサブシーケンスは、第1のサブシーケンスの複素共役に対応する。いくつかの場合には、第1のシーケンスと、第2のシーケンスとは、互いに相互相関の低い絶対値を有する。いくつかの場合には、第2のシーケンスは、第1のシーケンスの複素共役に対応する。いくつかの場合には、第3の同期信号のシーケンス長は、第2の同期信号のシーケンス長よりも短い。いくつかの場合には、第1のシーケンスは、PNシーケンス、Zadoff−Chuシーケンス、またはバイナリシーケンスとのサブシーケンスのクロネッカー積の結果に対応する。いくつかの場合には、サブシーケンスは、PNシーケンスまたはZadoff−Chuシーケンスに対応する。いくつかの場合には、バイナリシーケンスは、最大長シーケンス、バーカーコード、またはゴールドシーケンスに対応する。
[0263] 周期性構成要素1535は、システム情報1512を受信し得る。周期性構成要素1535は、システム情報1512中に示される第2の同期信号の長さと第2の周期性との間の関連付けに基づいて第2の周期性を決定し、システム情報1512中に示される第2の周期性と第2の同期信号の長さとの間の関連付けに基づいて第2の同期信号の長さを決定し得る。いくつかの場合には、システム情報1512中で受信された第2の同期信号の長さと第2の周期性との間の関連付けは、乗法的ファクタ(multiplicative factor)に基づいて決定される。いくつかの場合には、システム情報1512中で受信された第2の周期性と第2の同期信号の長さとの間の関連付けは、オーバーヘッド割合に基づいて決定される。
[0264] サブフレーム構成要素1540は、第2の同期信号のためのスケジュールされたサブフレームのセットのうちの少なくとも1つが、第2の同期信号ののために制限されたサブフレームと一致すると識別し、第2の同期信号を送信することのために、スケジュールされたサブフレームのセットを修正し得る。いくつかの場合には、制限されたサブフレームは、マルチキャストサブフレーム、MTC無効サブフレーム、TDDアップリンクサブフレーム、またはTDDスペシャルサブフレームのうちの1つを含む。いくつかの場合には、スケジュールされたサブフレームのセットを修正することは、スケジュールされたサブフレームのセットのうちの少なくとも1つを、制限されたサブフレームの後の次のサブフレームに延期することと、制限されたサブフレームのために、スケジュールされたサブフレームのセットのうちの少なくとも1つの送信を抑制することと、制限されたサブフレーム中で、スケジュールされたサブフレームのセットのうちの少なくとも1つの一部分を送信することとを含むグループから修正行為を選択することを含む。いくつかの場合には、修正行為を選択することは、TDDスペシャルサブフレーム構成に基づく。
[0265] パンクチャ構成要素1545は、基準信号、第1の同期信号、またはブロードキャストチャネルのうちの少なくとも1つを用いて第2の同期信号をパンクチャし得る。通信構成要素1525は、信号1526を介して第1の同期信号と第2の同期信号とを受信し得る。通信構成要素1525は、第1の同期信号または第2の同期信号の送信に基づいてセルを介して少なくとも1つのUEと通信し得る。いくつかの場合には、通信構成要素1525は、信号1528を介して通信し得る。
[0266] 図15Bは、本開示の態様による再同期信号設計をサポートする基地局通信マネージャ1552のブロック図1551を示す。基地局通信マネージャ1552は、図13、図15Aおよび図16を参照しながら説明される基地局通信マネージャ1315、または基地局通信マネージャ1515、または基地局通信マネージャ1615の態様の一例であり得る。基地局通信マネージャ1515は、マッピング構成要素1550と、電力比構成要素1555と、信号送信構成要素1560と、電力ブーストパラメータ構成要素1565とを含み得る。これらのモジュールの各々は、直接的または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
[0267] マッピング構成要素1550は、信号1524を受信してよく、信号1524を時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットに、および基準信号のセットを時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングしてよく、ここで、リソース要素の第1のサブセットは、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含む。いくつかの場合には、基準信号のセットのうちの第1の基準信号は、時間周波数リソースブロックの第1のリソース要素にマッピングされ、基準信号のセットのうちの第2の基準信号は、時間周波数リソースブロックの第2のリソース要素にマッピングされる。マッピング構成要素1550は、マッピングされた信号1554を電力比構成要素1555に受け渡し得る。
[0268] 電力比構成要素1555は、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比1556を識別し得る。いくつかの例では、電力比構成要素1555は、第1のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比と、第2のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第2の電力比との関数を評価し得る。
[0269] いくつかの場合には、関数は、第1の電力比と第2の電力比との最小値を含む。いくつかの場合には、関数は、第1の電力比と第2の電力比との最大値を含む。いくつかの場合には、関数は、第1のスケーリングファクタとの第1の電力比の積と、第2のスケーリングファクタとの第2の電力比の積との和を含む。
[0270] いくつかの場合には、基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比は、第1のシンボル期間のために構成され、基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第2の電力比は、第2のシンボル期間のために構成され、ここで、システム情報パラメータの値の第1のサブセットについて、電力比1556は第1の電力比に対応し、システム情報パラメータの値の第2のサブセットについて、電力比1556は第2の電力比に対応する。
[0271] いくつかの場合には、電力比1556を識別することは、第1のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比、および第2のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第2の電力比に独立している。いくつかの場合には、電力比1556は、いくつかのアンテナポートの各々についてのポート毎電力比に基づく。いくつかの場合には、いくつかのアンテナポートの各々は、基地局における単一のRFチェーンに関連付けられる。電力比構成要素1555は、決定された電力比1556を信号送信構成要素1560に受け渡し得る。
[0272] 電力ブーストパラメータ構成要素1565は、信号に関連する電力ブーストパラメータを構成してよく、電力ブーストパラメータは、信号の送信電力の構成可能な増加を示す。いくつかの例では、電力比1556を識別することは、電力ブーストパラメータに基づく。いくつかの場合には、電力ブーストパラメータは、いくつかのブランキングされた時間周波数リソースブロックに基づく。
[0273] 信号送信構成要素1560は、電力比1565に基づいて信号と基準信号のセットとを送信し得る。いくつかの場合には、送信することは、第1のアンテナポートを介して、第1のリソース要素を介して第1の基準信号を、および第2のリソース要素を介してヌルシンボルを送信することと、第2のアンテナポートを介して、第2のリソース要素を介して第2の基準信号を、および第1のリソース要素を介してヌルシンボルを送信することとを含む。いくつかの場合には、信号は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの繰り返しのセットを含む再同期信号を含む。いくつかの場合には、信号は、ページングオケージョンより前に送信されるウェークアップ信号を含む。信号送信構成要素1560は、信号1562を介して信号と基準信号のセットとを送信し得る。
[0274] 図16は、本開示の態様による再同期信号設計をサポートするデバイス1605を含むシステム1600の図を示す。デバイス1605は、たとえば、図1を参照しながら、上記で説明された基地局105の構成要素の一例であるか、またはそれを含み得る。デバイス1605は、基地局通信マネージャ1615と、プロセッサ1620と、メモリ1625と、ソフトウェア1630と、トランシーバ1635と、アンテナ1640と、ネットワーク通信マネージャ1645と、局間通信マネージャ1650とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1610)を介して電子通信していることがある。デバイス1605は、1つまたは複数のUE115とワイヤレスに通信し得る。
[0275] プロセッサ1620は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ1620は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ1620に組み込まれ得る。プロセッサ1620は、様々な機能(たとえば、再同期信号設計をサポートする機能またはタスク)を実施するためにメモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
[0276] メモリ1625は、RAMとROMとを含み得る。メモリ1625は、実行されたとき、本明細書で説明される様々な機能をプロセッサに実施させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア1630を記憶し得る。いくつかの場合には、メモリ1625は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話など、基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含んでいることがある。
[0277] ソフトウェア1630は、再同期信号設計をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア1630は、システムメモリまたは他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、ソフトウェア1630は、プロセッサによって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたときに)本明細書で説明される機能をコンピュータに実施させ得る。
[0278] トランシーバ1635は、上記で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1635は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1635はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するための、およびアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。いくつかの場合には、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1640を含み得る。しかしながら、いくつかの場合には、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1640を有し得る。
[0279] ネットワーク通信マネージャ1645は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1645は、1つまたは複数のUE115など、クライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
[0280] 局間通信マネージャ1650は、他の基地局105との通信を管理し得、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ1650は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のためにUE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1650は、基地局105間の通信を行うために、LTE/LTE−Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
[0281] 図17は、本開示の態様による再同期信号設計のための方法1700を示すフローチャートを示す。方法1700の動作は、本明細書で説明されるUE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1700の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたUE通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実施するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
[0282] 1705において、UE115は、セルと同期するための第1の同期信号を受信し得る。いくつかの場合には、第1の同期信号は、セルにサービスする基地局によって第1の周期性に従って送信され得る。いくつかの場合には、第1の同期信号は、複数のPRBにわたる。1705の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1705の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明された同期構成要素によって実施され得る。
[0283] 1710において、UE115は、セルと再同期するための第2の同期信号を受信し得る。いくつかの例では、第2の同期信号は、同期することの後に受信され得る。いくつかの場合には、第1の周期性とは異なる第2の周期性に従って基地局によって送信される第2の同期信号。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを含み得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、第2のシーケンスの複数の繰り返しを含み得る。第1のシーケンスの複数の繰り返しと、第2のシーケンスの複数の繰り返しとは、バイナリシーケンスに従って送信され得る。1710の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1710の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明された再同期構成要素によって実施され得る。
[0284] 1715において、UE115は、再同期することに基づいてセルを介して基地局と通信し得る。1715の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1715の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明された通信構成要素によって実施され得る。
[0285] 図18は、本開示の態様による再同期信号設計のための方法1800を示すフローチャートを示す。方法1800の動作は、本明細書で説明されるUE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1800の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたUE通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実施するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
[0286] 1805において、UE115は、セルと同期するための第1の同期信号を受信し得る。図16を参照しながら前に説明されたように、第1の同期信号は、セルにサービスする基地局によって第1の周期性に従って送信され得る。1805の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1805の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明された同期構成要素によって実施され得る。
[0287] 1810において、UE115は、基地局のセル識別子を決定し得る。いくつかの場合には、UE115は、第1の同期信号から基地局のセル識別子を決定し得る。1810の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1810の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたセル識別子構成要素によって実施され得る。
[0288] 1815において、UE115は、セルと再同期するための第2の同期信号を受信し得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、第2の周期性に従って基地局によって送信され得る。いくつかの場合には、第2の周期性は、第1の周期性とは異なり得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを含み得る。1815の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1815の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明された再同期構成要素によって実施され得る。
[0289] 1820において、UE115は、再同期することのために第2の同期信号を相関させ得る。いくつかの場合には、UE115は、セル識別子に基づいて決定される第1のシーケンスの表現を使用して第2の同期信号を相関させ得る。1820の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1820の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明された相関構成要素によって実施され得る。
[0290] 1825において、UE115は、再同期することに基づいてセルを介して基地局と通信し得る。1825の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1825の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明された通信構成要素によって実施され得る。
[0291] 図19は、本開示の態様による再同期信号設計のための方法1900を示すフローチャートを示す。方法1900の動作は、本明細書で説明される基地局105またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1900の動作は、図13〜図16を参照しながら説明された基地局通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実施するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
[0292] 1905において、セルにサービスする基地局105は、セルのための第1の同期信号を送信し得る。いくつかの場合には、第1の同期信号は、第1の周期性に従って送信され得る。1905の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1905の動作の態様は、図13〜図16を参照しながら説明された同期構成要素によって実施され得る。
[0293] 1910において、基地局105は、セルのための第2の同期信号を送信してよく、第2の同期信号は、第1の周期性とは異なる第2の周期性に従って送信される。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを含み得る。基地局105は、サービングセルのセル識別子を識別し得、セル識別子に基づいて第2の同期信号を送信し得る。1910の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1910の動作の態様は、図13〜図16を参照しながら説明された同期構成要素によって実施され得る。
[0294] 1915において、基地局105は、第1の同期信号または第2の同期信号の送信に基づいてセルを介して少なくとも1つのUEと通信し得る。1915の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1915の動作の態様は、図13〜図16を参照しながら説明された通信構成要素によって実施され得る。
[0295] 図20は、本開示の態様による再同期信号設計のための方法2000を示すフローチャートを示す。方法2000の動作は、本明細書で説明される基地局105またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法2000の動作は、図13〜図16を参照しながら説明された基地局通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実施するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
[0296] 2005において、セルにサービスする基地局105は、セルのための第1の同期信号を送信し得る。いくつかの場合には、第1の同期信号は、第1の周期性に従って送信され得る。2005の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2005の動作の態様は、図13〜図16を参照しながら説明された同期構成要素によって実施され得る。
[0297] 2010において、基地局105は、第2の同期信号のための複数のスケジュールされたサブフレームのうちの少なくとも1つが、第2の同期信号ののために制限されたサブフレームと一致すると識別し得る。いくつかの場合には、制限されたサブフレームは、マルチキャストサブフレーム、MTC無効サブフレーム、TDDアップリンクサブフレーム、またはTDDスペシャルサブフレームを含み得る。2010の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2010の動作の態様は、図13〜図16を参照しながら説明されたサブフレーム構成要素によって実施され得る。
[0298] 2015において、基地局105は、第2の同期信号を送信することのために、複数のスケジュールされたサブフレームを修正し得る。修正するために、基地局105は、複数のスケジュールされたサブフレームのうちの少なくとも1つを、制限されたサブフレームの後の次のサブフレームに延期することと、制限されたサブフレームのために、複数のスケジュールされたサブフレームのうちの少なくとも1つの送信を抑制することとを含むグループから修正行為を最初に選択し得る。基地局105は、次いで、制限されたサブフレーム中で、複数のスケジュールされたサブフレームのうちの少なくとも1つの一部分を送信し得る。2015の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2015の動作の態様は、図13〜図16を参照しながら説明されたサブフレーム構成要素によって実施され得る。
[0299] 2020において、基地局105は、スケジュールされたサブフレームの修正されたセットに基づいてセルのための第2の同期信号を送信し得る。いくつかの例では、第2の同期信号は、第2の周期性に従って送信され得る。いくつかの場合には、第2の周期性は、第1の周期性とは異なり得る。いくつかの場合には、第2の同期信号は、セルのセル識別子に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを含み得る。2020の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2020の動作の態様は、図13〜図16を参照しながら説明された同期構成要素によって実施され得る。
[0300] 2025において、基地局105は、第1の同期信号または第2の同期信号の送信に基づいてセルを介して少なくとも1つのUEと通信し得る。2025の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2025の動作の態様は、図13〜図16を参照しながら説明された通信構成要素によって実施され得る。
[0301] 図21は、本開示の態様による再同期信号設計をサポートする方法2100を示すフローチャートを示す。方法2100の動作は、本明細書で説明されるUE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法2100の動作は、図9〜図12を参照しながら説明された通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
[0302] 2105において、UEは、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットにマッピングされた信号と、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングされた基準信号のセットとを受信し得る。いくつかの場合には、リソース要素の第1のサブセットは、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含む。2105の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2105の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明された信号受信構成要素によって実施され得る。
[0303] 2110において、UEは、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比を識別し得る。電力比を識別するために、UEは、第1のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比と、第2のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第2の電力比との関数を評価し得る。2110の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2110の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明された電力比構成要素によって実施され得る。
[0304] 2115において、UEは、電力比に基づいて信号を復調し得る。2115の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2115の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明された復調構成要素によって実施され得る。
[0305] 図22は、本開示の態様による再同期信号設計をサポートする方法2200を示すフローチャートを示す。方法2200の動作は、本明細書で説明されるUE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法2200の動作は、図9〜図12を参照しながら説明された通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
[0306] 2205において、UEは、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットにマッピングされた信号と、時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングされた基準信号のセットとを受信し得る。いくつかの場合には、リソース要素の第1のサブセットは、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含む。2205の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2205の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明された信号受信構成要素によって実施され得る。
[0307] 2210において、UEは、第1のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比と、第2のシンボル期間のための基準信号のセットとデータチャネルのリソース要素との間の第2の電力比との関数を評価し得る。いくつかの場合には、関数は、第1の電力比によって第2の電力比を正規化することを含む。いくつかの場合には、関数は、第1の電力比と第2の電力比との最小値を含む。いくつかの場合には、関数は、第1の電力比と第2の電力比との最大値を含む。いくつかの場合には、関数は、第1のスケーリングファクタとの第1の電力比の積と、第2のスケーリングファクタとの第2の電力比の積との和を含む。2210の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2210の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明された電力比構成要素によって実施され得る。
[0308] 2215において、UEは、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比を識別し得る。2215の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2215の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明された電力比構成要素によって実施され得る。
[0309] 2220において、UEは、電力比に基づいて信号を復調し得る。2220の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2220の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明された復調構成要素によって実施され得る。
[0310] 図23は、本開示の態様による再同期信号設計をサポートする方法2300を示すフローチャートを示す。方法2300の動作は、本明細書で説明される基地局105またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法2300の動作は、図13〜図16を参照しながら説明された通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、基地局は、以下で説明される機能を実施するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
[0311] 2305において、基地局は、信号を時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットに、および基準信号のセットを時間周波数リソースブロックのリソース要素の第2のサブセットにマッピングし得る。いくつかの場合には、リソース要素の第1のサブセットは、時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを含む。2305の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2305の動作の態様は、図13〜図16を参照しながら説明されたマッピング構成要素によって実施され得る。
[0312] 2310において、基地局は、基準信号のセットのアンテナポートの数に基づいてリソース要素の第1のサブセットの各々と基準信号のセットとの間の電力比を識別し得る。2310の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2310の動作の態様は、図13〜図16を参照しながら説明された電力比構成要素によって実施され得る。
[0313] 2315において、基地局は、電力比に基づいて信号と基準信号のセットとを送信し得る。2315の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2315の動作の態様は、図13〜図16を参照しながら説明された信号送信構成要素によって実施され得る。
[0314] 上記で説明された方法は、可能な実装形態について説明していること、ならびに動作およびステップが並べ替えられるかまたはさもなければ変更され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされ得る。
[0315] 本明細書で説明される技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)、および他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリースは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれることがある。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))と、CDMAの他の変形態とを含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。
[0316] OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)の一部である。LTE、LTE−A、LTE−Aプロは、E−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、LTE−Aプロ、NR、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標))という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上述のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。LTE、LTE−A、LTE−Aプロ、またはNRシステムの態様について例として説明されることがあり、LTE、LTE−A、LTE−Aプロ、またはNRの用語が説明の大部分において使用され得るが、本明細書で説明される技法は、LTE、LTE−A、LTE−Aプロ、またはNRの適用例以外に適用可能である。
[0317] マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、低電力基地局105に関連付けられ得、スモールセルは、マクロセルと同じかまたは異なる(たとえば、認可、無認可などの)周波数帯域内で動作し得る。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)を同じくカバーし得、フェムトセルとの関連付けを有するUE115(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE115、自宅内のユーザのためのUE115など)による制限付きアクセスを提供し得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セルをサポートし得、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用する通信をやはりサポートし得る。
[0318] ワイヤレス通信システム100または本明細書で説明されるシステムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は時間的にほぼ整合され得る。非同期動作の場合、基地局105は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかにも使用され得る。
[0319] 本明細書で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁気粒子、光場または光粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0320] 本明細書の開示に関して説明される様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のPLD、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明される機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成)として実装され得る。
[0321] 本明細書で説明される機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアに実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲および添付の特許請求の範囲内にある。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装されることが可能である。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションに実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。
[0322] コンピュータ可読媒体(Computer-readable media)は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体(non-transitory computer storage media)と通信媒体(communication media)との両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスされることが可能な任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用されることが可能で、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされることが可能な任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義の中に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0323] 特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用される、項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目のリスト)中で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的なリストを示す。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照と解釈されないものとする。たとえば、「条件Aに基づいて」と記述された例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様に解釈されるものとする。
[0324] 添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれにも適用可能である。
[0325] 添付の図面に関して本明細書に記載された説明は、例示的な構成を記載しており、実装され得るか、または特許請求の範囲内にあるすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明される技法の理解を提供するための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、説明される例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形態で示される。
[0326] 本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするように提供される。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明される例および設計に限定されず、本明細書で開示される原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
[0326] 本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするように提供される。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明される例および設計に限定されず、本明細書で開示される原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための方法であって、
セルと同期するための第1の同期信号を受信することと、前記第1の同期信号が、第1の周期性に従って前記セルにサービスする基地局によって送信される、
前記同期することの後に、前記セルと再同期するための第2の同期信号を受信することと、前記第2の同期信号が、第2の周期性に従って前記基地局によって送信され、ここにおいて、前記第2の同期信号が、前記セルのセル識別子に少なくとも部分的に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを備える、
前記再同期することに少なくとも部分的に基づいて前記セルを介して前記基地局と通信することと
を備える、方法。
[C2]
前記第2の同期信号が、第2のシーケンスの複数の繰り返しを備え、前記第1のシーケンスの前記複数の繰り返しと、前記第2のシーケンスの前記複数の繰り返しとが、バイナリシーケンスに従って送信される、C1に記載の方法。
[C3]
前記第1のシーケンスと、前記第2のシーケンスとが、互いに相互相関の低い絶対値を有する、C2に記載の方法。
[C4]
前記第2のシーケンスが、前記第1のシーケンスの複素共役に対応する、C2に記載の方法。
[C5]
前記第2のシーケンスが、前記第1のシーケンスの位相回転バージョンに対応する、C2に記載の方法。
[C6]
前記バイナリシーケンスが、前記第1のシーケンスの長さ、または前記第2の同期信号の長さ、または前記セル識別子、またはそれらの組合せに少なくとも部分的に基づく、C2に記載の方法。
[C7]
前記バイナリシーケンスのシーケンスタイプが、前記第1のシーケンスの長さまたは前記第2の同期信号の長さに少なくとも部分的に基づき、前記シーケンスタイプが、ゴールドシーケンス、mシーケンス、または自己相関関数において最小サイドローブ振幅をもつコンピュータ生成シーケンスに対応する、C2に記載の方法。
[C8]
前記バイナリシーケンスが、{1,0,1,1}によって与えられる4ビットバイナリシーケンス、{1,0,0,1,0,1,1,1}によって与えられる8ビットバイナリシーケンス、{0,0,1,1,0,1,0,0,0,1,1,0,0,1,0,1}によって与えられる16ビットバイナリシーケンス、{1,1,0,0,1,0,0,1,0,1,1,1,0,0,0,1,1,1,0,1,0,1,0,0,1,0,0,0,1,1,0,1}によって与えられる32ビットバイナリシーケンス、または{0,1,1,0,1,1,0,0,0,1,0,1,0,0,1,1,1,0,1,1,1,0,0,0,0,1,1,1,0,1,0,0,1,1,0,1,0,1,1,0}によって与えられる40ビットバイナリシーケンスを備える、C2に記載の方法。
[C9]
前記第1のシーケンスが、第1のサブシーケンスと、第2のサブシーケンスとを備える、C1に記載の方法。
[C10]
前記第2のサブシーケンスが、前記第1のサブシーケンスの複素共役に対応する、C9に記載の方法。
[C11]
前記セルと前記再同期するための第3の同期信号を受信すること、前記第3の同期信号が、前記第2の同期信号の後に前記セルを介して前記基地局によって送信され、前記第1のシーケンスのシーケンス長よりも長いシーケンス長を有する、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C12]
前記第3の同期信号の前記シーケンス長が、前記第2の同期信号のシーケンス長よりも短い、C11に記載の方法。
[C13]
前記第1の同期信号が、複数の物理リソースブロック(PRB)にわたり、前記第2の同期信号が、前記複数のPRBにわたる、C1に記載の方法。
[C14]
前記第2の同期信号が、狭帯域プロトコルタイプの帯域幅に対応する複数の物理リソースブロック(PRB)のサブセットにわたる、C1に記載の方法。
[C15]
前記第2の同期信号に関連する送信電力が、前記複数のPRBの前記サブセット中のPRBの第2の数に対する前記複数のPRB中のPRBの第1の数の比だけ、前記第1の同期信号に関連する送信電力に対して増加される、C14に記載の方法。
[C16]
前記複数のPRBの前記サブセットが、PRBの連続セットに対応する、C14に記載の方法。
[C17]
前記複数のPRBの前記サブセットが、PRBの不連続セットに対応する、C14に記載の方法。
[C18]
前記第1の同期信号から前記基地局の前記セル識別子を決定することと、
前記セル識別子に少なくとも部分的に基づいて決定される前記第1のシーケンスの表現を使用して前記再同期することのために前記第2の同期信号を相関させることと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C19]
前記セルに関連するシステム情報を受信すること、前記システム情報が、前記第2の同期信号の存在、前記第2の同期信号のタイミング情報、前記第2の同期信号の長さ、前記第2の同期信号の周波数オフセットおよび/または周波数ロケーション、前記第2の同期信号の送信電力、前記第2の同期信号の帯域幅、前記第2の同期信号のホッピングパターン、前記第2の周期性の乗法的ファクタ、あるいはオーバーヘッド割合のうちの少なくとも1つを示す、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C20]
前記システム情報中で受信された前記第2の同期信号の前記長さと前記第2の周期性との間の関連付けに少なくとも部分的に基づいて前記第2の周期性を決定すること
をさらに備える、C19に記載の方法。
[C21]
前記システム情報中で受信された前記第2の同期信号の前記長さと前記第2の周期性との間の前記関連付けが、前記乗法的ファクタに少なくとも部分的に基づいて決定される、C20に記載の方法。
[C22]
前記システム情報中で受信された前記第2の周期性と前記第2の同期信号の前記長さとの間の関連付けに少なくとも部分的に基づいて前記第2の同期信号の前記長さを決定すること
をさらに備える、C19に記載の方法。
[C23]
前記システム情報中で受信された前記第2の周期性と前記第2の同期信号の前記長さとの間の前記関連付けが、前記オーバーヘッド割合に少なくとも部分的に基づいて決定される、C22に記載の方法。
[C24]
前記第2の同期信号のための複数のスケジュールされたサブフレームのうちの少なくとも1つが、前記第2の同期信号の送信のために制限されたサブフレームと一致し、前記第2の同期信号を前記受信することが、
前記第2の同期信号を前記受信することのために、前記複数のスケジュールされたサブフレームを修正すること
を備える、C1に記載の方法。
[C25]
前記制限されたサブフレームは、マルチキャストサブフレーム、マシンタイプ通信(MTC)無効サブフレーム、時分割複信(TDD)アップリンクサブフレーム、またはTDDスペシャルサブフレームのうちの1つを備える、C24に記載の方法。
[C26]
前記複数のスケジュールされたサブフレームを前記修正することが、前記複数のスケジュールされたサブフレームのうちの前記少なくとも1つを、前記制限されたサブフレームの後の次のサブフレームに延期することと、前記制限されたサブフレームのために、前記複数のスケジュールされたサブフレームのうちの前記少なくとも1つの受信を抑制することと、前記制限されたサブフレーム中で、前記複数のスケジュールされたサブフレームのうちの前記少なくとも1つの一部分を受信することとからなるグループから修正行為を選択することを備える、C24に記載の方法。
[C27]
前記修正行為を前記選択することが、TDDスペシャルサブフレーム構成に少なくとも部分的に基づく、C26に記載の方法。
[C28]
前記第2の同期信号が、基準信号、前記第1の同期信号、またはブロードキャストチャネルのうちの少なくとも1つによってパンクチャされる、C1に記載の方法。
[C29]
前記基地局からネイバーセルのための再同期信号構成を受信すること、前記再同期信号構成が、前記ネイバーセルのための再同期信号の存在、前記再同期信号の周期性、前記再同期信号の長さ、前記再同期信号のタイミングオフセット、前記再同期信号の周波数オフセット、前記再同期信号の送信電力、前記再同期信号の帯域幅、または前記再同期信号のホッピングパターンのうちの少なくとも1つを備える、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C30]
前記再同期信号構成が、前記基地局からシステム情報中でまたは専用シグナリング中で受信される、C29に記載の方法。
[C31]
前記同期することの後に、前記基地局との接続モードから遷移すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C32]
前記第1のシーケンスが、擬似雑音シーケンス(pseudo-noise sequence)、Zadoff−Chuシーケンス、またはバイナリシーケンスとのサブシーケンスのクロネッカー積の結果に対応する、C1に記載の方法。
[C33]
前記サブシーケンスが、擬似雑音シーケンスまたはZadoff−Chuシーケンスに対応し、前記バイナリシーケンスが、最大長シーケンス、バーカーコード、またはゴールドシーケンスに対応する、C31に記載の方法。
[C34]
前記第2の同期信号から決定される位相またはタイミング情報に少なくとも部分的に基づいて、前記セルと前記再同期するための前記第1の同期信号の第2のインスタンスを受信すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C35]
前記第1のシーケンスの長さが、前記第2の同期信号の長さに少なくとも部分的に基づき、前記第2の同期信号の前記長さが、前記第1のシーケンスの前記長さの倍数である、C1に記載の方法。
[C36]
前記第1のシーケンスの前記長さと前記第2の同期信号の前記長さとの間の関連付けが、ルックアップテーブルから識別される、C35に記載の方法。
[C37]
ワイヤレス通信のための方法であって、
セルにサービスする基地局によって、前記セルのための第1の同期信号を送信することと、前記第1の同期信号が、第1の周期性に従って送信される、
前記セルのための第2の同期信号を送信することと、前記第2の同期信号が、第2の周期性に従って送信され、ここにおいて、前記第2の同期信号が、前記セルのセル識別子に少なくとも部分的に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを備える、
前記第1の同期信号または前記第2の同期信号の前記送信に少なくとも部分的に基づいて前記セルを介して少なくとも1つのユーザ機器(UE)と通信することと
を備える、方法。
[C38]
第1のアンテナポートを介して前記第1のサブシーケンスを、および第2のアンテナポートを介して前記第2のサブシーケンスを送信すること
をさらに備える、C37に記載の方法。
[C39]
前記第2の同期信号が、第2のシーケンスの複数の繰り返しを備え、前記第1のシーケンスの前記複数の繰り返しと、前記第2のシーケンスの前記複数の繰り返しとが、バイナリシーケンスに従って送信される、C38に記載の方法。
[C40]
前記第1のシーケンスと、前記第2のシーケンスとが、互いに相互相関の低い絶対値を有する、C38に記載の方法。
[C41]
前記第2のシーケンスが、前記第1のシーケンスの複素共役に対応する、C38に記載の方法。
[C42]
前記バイナリシーケンスが、前記第1のシーケンスの長さ、または前記第2の同期信号の長さ、または前記セル識別子、またはそれらの組合せに少なくとも部分的に基づく、C38に記載の方法。
[C43]
前記バイナリシーケンスのシーケンスタイプが、前記第1のシーケンスの長さまたは前記第2の同期信号の長さに少なくとも部分的に基づき、前記シーケンスタイプが、ゴールドシーケンス、mシーケンス、または自己相関関数において最小サイドローブ振幅をもつコンピュータ生成シーケンスに対応する、C38に記載の方法。
[C44]
第1のアンテナポートを介して前記第1のシーケンスを、および第2のアンテナポートを介して前記第2のシーケンスを送信すること
をさらに備える、C38に記載の方法。
[C45]
前記第1のシーケンスが、第1のサブシーケンスと、第2のサブシーケンスとを備える、C37に記載の方法。
[C46]
前記第2のサブシーケンスが、前記第1のサブシーケンスの複素共役に対応する、C45に記載の方法。
[C47]
前記第2の同期信号の後に前記セルのための第3の同期信号を送信すること、前記第3の同期信号が、前記第1のシーケンスのシーケンス長よりも長いシーケンス長を有する、をさらに備える、C37に記載の方法。
[C48]
前記第3の同期信号の前記シーケンス長が、前記第2の同期信号のシーケンス長よりも短い、C47に記載の方法。
[C49]
前記第1の同期信号が、複数の物理リソースブロック(PRB)にわたり、前記第2の同期信号が、前記複数のPRBにわたる、C37に記載の方法。
[C50]
前記第1の同期信号が、複数の物理リソースブロック(PRB)にわたり、前記第2の同期信号が、前記複数のPRBのサブセットにわたる、C37に記載の方法。
[C51]
前記第2の同期信号に関連する送信電力が、前記複数のPRBの前記サブセット中のPRBの第2の数に対する前記複数のPRB中のPRBの第1の数の比だけ、前記第1の同期信号に関連する送信電力に対して増加される、C50に記載の方法。
[C52]
前記複数のPRBの前記サブセットが、PRBの連続セットに対応する、C50に記載の方法。
[C53]
前記複数のPRBの前記サブセットが、PRBの不連続セットに対応する、C50に記載の方法。
[C54]
前記セルに関連するシステム情報を送信すること、前記システム情報が、前記第2の同期信号の存在、前記第2の同期信号のタイミング情報、前記第2の同期信号の長さ、前記第2の同期信号の周波数オフセットおよび/または周波数ロケーション、前記第2の同期信号の送信電力、前記第2の同期信号の帯域幅、前記第2の同期信号のホッピングパターン、前記第2の周期性の乗法的ファクタ、あるいはオーバーヘッド割合のうちの少なくとも1つを示す、
をさらに備える、C37に記載の方法。
[C55]
前記システム情報中に示される前記第2の同期信号の前記長さと前記第2の周期性との間の関連付けに少なくとも部分的に基づいて前記第2の周期性を決定すること、ここにおいて、前記システム情報中で受信された前記第2の同期信号の前記長さと前記第2の周期性との間の前記関連付けが、前記乗法的ファクタに少なくとも部分的に基づいて決定される、
をさらに備える、C54に記載の方法。
[C56]
前記システム情報中に示される前記第2の周期性と前記第2の同期信号の前記長さとの間の関連付けに少なくとも部分的に基づいて前記第2の同期信号の前記長さを決定すること、ここにおいて、前記システム情報中で受信された前記第2の周期性と前記第2の同期信号の前記長さとの間の前記関連付けが、前記オーバーヘッド割合に少なくとも部分的に基づいて決定される、
をさらに備える、C55に記載の方法。
[C57]
前記第2の同期信号のための複数のスケジュールされたサブフレームのうちの少なくとも1つが、前記第2の同期信号ののために制限されたサブフレームと一致し、前記第2の同期信号を前記送信することが、
前記第2の同期信号を前記送信することのために、前記複数のスケジュールされたサブフレームを修正すること
を備える、C37に記載の方法。
[C58]
前記制限されたサブフレームは、マルチキャストサブフレーム、マシンタイプ通信(MTC)無効サブフレーム、時分割複信(TDD)アップリンクサブフレーム、またはTDDスペシャルサブフレームのうちの1つを備える、C57に記載の方法。
[C59]
前記複数のスケジュールされたサブフレームを前記修正することが、前記複数のスケジュールされたサブフレームのうちの前記少なくとも1つを、前記制限されたサブフレームの後の次のサブフレームに延期することと、前記制限されたサブフレームのために、前記複数のスケジュールされたサブフレームのうちの前記少なくとも1つの送信を抑制することと、前記制限されたサブフレーム中で、前記複数のスケジュールされたサブフレームのうちの前記少なくとも1つの一部分を送信することとからなるグループから修正行為を選択することを備える、C57に記載の方法。
[C60]
前記修正行為を前記選択することが、TDDスペシャルサブフレーム構成に少なくとも部分的に基づく、C59に記載の方法。
[C61]
基準信号、前記第1の同期信号、またはブロードキャストチャネルのうちの少なくとも1つを用いて前記第2の同期信号をパンクチャすること
をさらに備える、C37に記載の方法。
[C62]
前記少なくとも1つのUEに、ネイバーセルのための再同期信号構成を送信すること、前記再同期信号構成が、前記ネイバーセルのための再同期信号の存在、前記再同期信号の周期性、前記再同期信号の長さ、前記再同期信号のタイミングオフセット、前記再同期信号の周波数オフセット、前記再同期信号の送信電力、前記再同期信号の帯域幅、または前記再同期信号のホッピングパターンのうちの少なくとも1つを備える、
をさらに備える、C37に記載の方法。
[C63]
前記再同期信号構成が、前記基地局から前記少なくとも1つのUEにシステム情報中でまたは専用シグナリング中で送信される、C62に記載の方法。
[C64]
前記第1のシーケンスが、擬似雑音シーケンス、Zadoff−Chuシーケンス、またはバイナリシーケンスとのサブシーケンスのクロネッカー積の結果に対応する、C37に記載の方法。
[C65]
前記サブシーケンスが、擬似雑音シーケンスまたはZadoff−Chuシーケンスに対応し、前記バイナリシーケンスが、最大長シーケンス、バーカーコード、またはゴールドシーケンスに対応する、C64に記載の方法。
[C66]
前記第1のシーケンスの長さを識別することが、前記第2の同期信号の長さに少なくとも部分的に基づき、前記第2の同期信号の前記長さが、前記第1のシーケンスの前記長さの倍数である、C37に記載の方法。
[C67]
前記第1のシーケンスの前記長さと前記第2の同期信号の前記長さとの間の関連付けが、ルックアップテーブルから識別される、C66に記載の方法。
[C68]
ワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令は、
セルと同期するための第1の同期信号を受信することと、前記第1の同期信号が、第1の周期性に従って前記セルにサービスする基地局によって送信される、
前記同期することの後に、前記セルと再同期するための第2の同期信号を受信することと、前記第2の同期信号が、第2の周期性に従って前記基地局によって送信され、ここにおいて、前記第2の同期信号が、前記セルのセル識別子に少なくとも部分的に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを備える、
前記再同期することに少なくとも部分的に基づいて前記セルを介して前記基地局と通信することと
を前記装置に行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、装置。
[C69]
前記第2の同期信号が、第2のシーケンスの複数の繰り返しを備え、前記第1のシーケンスの前記複数の繰り返しと、前記第2のシーケンスの前記複数の繰り返しとが、バイナリシーケンスに従って送信される、C68に記載の装置。
[C70]
前記第1のシーケンスと、前記第2のシーケンスとが、互いに相互相関の低い絶対値を有する、C69に記載の装置。
[C71]
ワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令は、
セルにサービスする基地局によって、前記セルのための第1の同期信号を送信することと、前記第1の同期信号が、第1の周期性に従って送信される、
前記セルのための第2の同期信号を送信することと、前記第2の同期信号が、第2の周期性に従って送信され、ここにおいて、前記第2の同期信号が、前記セルのセル識別子に少なくとも部分的に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを備える、
前記第1の同期信号または前記第2の同期信号の前記送信に少なくとも部分的に基づいて前記セルを介して少なくとも1つのユーザ機器(UE)と通信することと
を前記装置に行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、装置。
[C72]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットにマッピングされた信号と、前記時間周波数リソースブロックの前記リソース要素の第2のサブセットにマッピングされた基準信号のセットとを受信すること、ここにおいて、リソース要素の前記第1のサブセットが、前記時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、前記時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを備える、
基準信号の前記セットのアンテナポートの数に少なくとも部分的に基づいてリソース要素の前記第1のサブセットの各々と基準信号の前記セットとの間の電力比を識別することと、
前記電力比に少なくとも部分的に基づいて前記信号を復調することと
を備える、方法。
[C73]
前記電力比を前記識別することが、
前記第1のシンボル期間のための基準信号の前記セットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比と、前記第2のシンボル期間のための基準信号の前記セットと前記データチャネルのリソース要素との間の第2の電力比との関数を評価すること
を備える、C72に記載の方法。
[C74]
前記関数が、前記第1の電力比によって前記第2の電力比を正規化することを備える、C73に記載の方法。
[C75]
前記関数が、前記第1の電力比と前記第2の電力比との最小値を備える、C73に記載の方法。
[C76]
前記関数が、前記第1の電力比と前記第2の電力比との最大値を備える、C73に記載の方法。
[C77]
前記関数が、第1のスケーリングファクタとの前記第1の電力比の積と、第2のスケーリングファクタとの前記第2の電力比の積との和を備える、C73に記載の方法。
[C78]
基準信号の前記セットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比が、前記第1のシンボル期間のために構成され、基準信号の前記セットと前記データチャネルのリソース要素との間の第2の電力比が、前記第2のシンボル期間のために構成される、C72に記載の方法。
[C79]
システム情報パラメータの値の第1のサブセットについて、前記電力比が前記第1の電力比に対応し、前記システム情報パラメータの値の第2のサブセットについて、前記電力比が前記第2の電力比に対応する、C78に記載の方法。
[C80]
前記電力比が、前記アンテナポートの数、および前記第1の電力比と前記第2の電力比との比によってインデックス付けされたテーブルに基づいて識別される、C78に記載の方法。
[C81]
前記電力比を前記識別することが、前記第1のシンボル期間のための基準信号の前記セットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比、および前記第2のシンボル期間のための基準信号の前記セットと前記データチャネルのリソース要素との間の第2の電力比に独立している、C72に記載の方法。
[C82]
前記電力比が、いくつかの前記アンテナポートの各々についてのポート毎電力比に少なくとも部分的に基づく、C72に記載の方法。
[C83]
前記電力比に少なくとも部分的に基づいて前記信号を使用してチャネル推定またはチャネル測定を実施すること
をさらに備える、C72に記載の方法。
[C84]
前記信号に関連する電力ブーストパラメータを受信すること、前記電力ブーストパラメータが、前記信号の送信電力の構成可能な増加を示す、
をさらに備え、ここにおいて、前記電力比を前記識別することが、前記電力ブーストパラメータに少なくとも部分的に基づく、
C72に記載の方法。
[C85]
前記数のアンテナポートの各々が、前記信号の送信機における単一の無線周波数(RF)チェーンに関連付けられる、C72に記載の方法。
[C86]
前記信号が、セルのセル識別子に少なくとも部分的に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを備える再同期信号を備える、C72に記載の方法。
[C87]
前記信号が、前記UEのための関連するページングオケージョンより前に送信されるウェークアップ信号を備える、C72に記載の方法。
[C88]
基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
信号を時間周波数リソースブロックのリソース要素の第1のサブセットに、および基準信号のセットを前記時間周波数リソースブロックの前記リソース要素の第2のサブセットにマッピングすることと、ここにおいて、リソース要素の前記第1のサブセットが、前記時間周波数リソースブロックの第1のシンボル期間のリソース要素のサブセットと、前記時間周波数リソースブロックの第2のシンボル期間の各リソース要素とを備える、
基準信号の前記セットのアンテナポートの数に少なくとも部分的に基づいてリソース要素の前記第1のサブセットの各々と基準信号の前記セットとの間の電力比を識別することと、
前記電力比に少なくとも部分的に基づいて前記信号と基準信号の前記セットとを送信することと
を備える、方法。
[C89]
前記電力比を前記識別することが、
前記第1のシンボル期間のための基準信号の前記セットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比と、前記第2のシンボル期間のための基準信号の前記セットと前記データチャネルのリソース要素との間の第2の電力比との関数を評価すること
を備える、C88に記載の方法。
[C90]
前記関数が、前記第1の電力比によって前記第2の電力比を正規化することを備える、C89に記載の方法。
[C91]
前記関数が、前記第1の電力比と前記第2の電力比との最小値を備える、C89に記載の方法。
[C92]
前記関数が、前記第1の電力比と前記第2の電力比との最大値を備える、C89に記載の方法。
[C93]
前記関数が、第1のスケーリングファクタとの前記第1の電力比の積と、第2のスケーリングファクタとの前記第2の電力比の積との和を備える、C89に記載の方法。
[C94]
基準信号の前記セットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比が、前記第1のシンボル期間のために構成され、基準信号の前記セットと前記データチャネルのリソース要素との間の第2の電力比が、前記第2のシンボル期間のために構成される、C88に記載の方法。
[C95]
システム情報パラメータの値の第1のサブセットについて、前記電力比が前記第1の電力比に対応し、前記システム情報パラメータの値の第2のサブセットについて、前記電力比が前記第2の電力比に対応する、C94に記載の方法。
[C96]
前記電力比が、前記アンテナポートの数、および前記第1の電力比と前記第2の電力比との比によってインデックス付けされたテーブルに基づいて識別される、C94に記載の方法。
[C97]
前記電力比を前記識別することが、前記第1のシンボル期間のための基準信号の前記セットとデータチャネルのリソース要素との間の第1の電力比、および前記第2のシンボル期間のための基準信号の前記セットと前記データチャネルのリソース要素との間の第2の電力比に独立している、C88に記載の方法。
[C98]
前記電力比が、前記数のアンテナポートの各々についてのポート毎電力比に少なくとも部分的に基づく、C88に記載の方法。
[C99]
前記信号に関連する電力ブーストパラメータを構成すること、前記電力ブーストパラメータが、前記信号の送信電力の構成可能な増加を示す、
をさらに備え、ここにおいて、前記電力比を前記識別することが、前記電力ブーストパラメータに少なくとも部分的に基づく、
C88に記載の方法。
[C100]
前記電力ブーストパラメータは、いくつかのブランキングされた時間周波数リソースブロックに少なくとも部分的に基づく、C99に記載の方法。
[C101]
基準信号の前記セットのうちの第1の基準信号が、前記時間周波数リソースブロックの第1のリソース要素にマッピングされ、基準信号の前記セットのうちの第2の基準信号が、前記時間周波数リソースブロックの第2のリソース要素にマッピングされ、
前記送信することが、第1のアンテナポートを介して、前記第1のリソース要素を介して前記第1の基準信号を、および前記第2のリソース要素を介してヌルシンボルを送信することと、第2のアンテナポートを介して、前記第2のリソース要素を介して前記第2の基準信号を、および前記第1のリソース要素を介してヌルシンボルを送信することとを備える、
C88に記載の方法。
[C102]
前記数のアンテナポートの各々が、前記基地局における単一の無線周波数(RF)チェーンに関連付けられる、C88に記載の方法。
[C103]
前記信号が、セルのセル識別子に少なくとも部分的に基づく第1のシーケンスの複数の繰り返しを備える再同期信号を備える、C88に記載の方法。
[C104]
前記信号が、ページングオケージョンより前に送信されるウェークアップ信号を備える、C88に記載の方法。