関連出願の相互参照
[0001]本出願は、「TECHNIQUES AND APPARATUSES FOR DEMODULATION REFERENCE SIGNAL AND PHASE ROTATION FOR SUB-PHYSICAL RESOURCE BLOCK ALLOCATION WITH TWO TONE MODULATION」と題された、2018年1月17日に出願された特許協力条約出願第PCT/CN2018/072968号、及び「DEMODULATION REFERENCE SIGNAL AND PHASE ROTATION FOR SUB-PHYSICAL RESOURCE BLOCK ALLOCATION WITH TWO TONE MODULATION」と題された、2018年12月18日に出願された米国非仮特許出願第16/224,227号の優先権を主張し、それらは、参照により本明細書に明確に組み込まれる。
[0002]本開示の態様は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、2トーン変調を用いるサブ物理リソースブロック(サブPRB)割り振りのための復調基準信号(DMRS)及び位相回転(phase rotation)のための技法及び装置に関する。
[0003]ワイヤレス通信システムは、電話通信、ビデオ、データ、メッセージング、及びブロードキャストなどの様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅、送信電力、及び/又は同様のもの)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能である多元接続技術を用い得る。そのような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システム、及びロングタームエボリューション(LTE(登録商標))を含む。LTE/LTEアドバンストは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表されたユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)のモバイル規格への拡張セットである。
[0004]ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのユーザ機器(UE)のための通信をサポートすることができるいくつかの基地局(BS)を含み得る。UEは、ダウンリンク及びアップリンクを介してBSと通信し得る。ダウンリンク(即ち順方向リンク)は、BSからUEへの通信リンクを指し、アップリンク(即ち逆方向リンク)は、UEからBSへの通信リンクを指す。本明細書でより詳細に説明されることになるように、BSは、ノードB、gNB、アクセスポイント(AP)、無線ヘッド、送受信ポイント(TRP)、5G BS、5GノードB、及び/又は同様のもので呼ばれ得る。
[0005]上記の多元接続技術は、異なるワイヤレス通信デバイスが、都市、国家、地域、更には地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されてきた。ニューラジオ(NR)とも呼ばれ得る5Gは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって公表されたLTEモバイル規格の拡張セットである。5Gは、スペクトル効率を改善することと、コストを下げることと、サービスを改善することと、新たなスペクトルを利用することと、ダウンリンク(DL)上でサイクリックプレフィックス(CP)を伴うOFDMA(CP−OFDM)を、アップリンク(UL)上でCP−OFDM及び/又は(例えば、離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT−s−OFDM)としても知られる)SC−FDMを使用して他のオープン規格とより良く統合することとによって、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートし、並びにビームフォーミングと、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術と、キャリアアグリゲーションとをより良くサポートするように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増大し続けるにつれて、LTE及び5G技術における更なる改善の必要性が存在する。好ましくは、これらの改善は、他の多元接続技術及びこれらの技術を用いる電気通信規格に適用可能であるべきである。
[0006]一般に、アップリンク通信(例えば、拡張マシンタイプ通信(eMTC)UEによって送信される物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)通信)のための最小リソース割り振り粒度(minimum resource allocation granularity)は、1つのPRBである。しかしながら、そのような最小粒度での割り振りは、(例えば、UEが、例えば、ディープカバレッジシナリオ(deep coverage scenario)において1つのPRB割り振りを用いても電力制限されるので)非効率的であり得る。このことから、リソース割り振りの最小粒度を1つのPRB未満に低減することは、追加のUEが(周波数分割多重化を使用して)PRB中で多重化されることを可能にすることによって、アップリンクスペクトル効率を改善し得る。(例えば、eMTC UEのための)サブPRB粒度でのリソース割り振りをサポートするための1つの技法は、SC−FDMAπ/2位相偏移変調(BPSK)変調を用いる3つのサブキャリア(例えば、3つの隣接するサブキャリア)のリソース割り振りをインプリメントすることであり、ここで、3つのサブキャリアのうちの2つのみが、アップリンク通信を送信するためにUEによって使用される。この技法は、比較的低いピーク対平均電力比(PAPR)を提供するという利点を有するが、これは、長さ2のDFT拡散を用いると、UEに単一のトーン(即ち、単一の割り振られたサブキャリア)を使用して送信させるからである。しかしながら、アップリンクデータのそのような送信に関連付けられた復調基準信号(DMRS)を生成及び送信するとき、例えば、DMRSに関連付けられたPAPRをデータ送信に関連付けられたPAPRに適度に近く保つために、1トーンDMRS(即ち、単一のサブキャリアを使用するDMRS)が望ましくあり得る。
[0007]更に、受信機が、1トーンアップリンク通信に関連付けられたシンボル(例えば、1トーンDMRSに関連付けられたシンボル、2変調スキームに少なくとも部分的に基づいて1トーン中で送信されるアップリンクデータに関連付けられたシンボル)を受信するとき、受信機は、前のシンボルの終了と次のシンボルの開始との間の位相跳躍(phase jump)を補償する必要がある。特に、位相回転は、各シンボルにわたって連続的に適用され、所与のシンボルにおける位相回転は、全ての前のシンボルの位相回転に依存する。言い換えれば、位相回転は、シンボルにわたって累算される。SC−FDMAπ/2 BPSKを使用する2トーン変調の場合、所与のシンボルのトーンインデックスは、(例えば、所与のシンボルのために使用されるサブキャリアが、次のシンボルのために使用されるサブキャリアとは異なる可能性があるので)前のシンボルのトーンインデックスとは異なる可能性がある。このことから、1トーン通信のために実際に使用されるトーンのトーンインデックスに基づいて決定される位相回転は、位相連続性が維持されることを可能にし得るが、これは、実際には受信機にとって実現不可能及び/又は望ましくないことがある。例えば、所与のシンボルのための位相回転は、全ての前のシンボルのための位相回転に依存するので、受信機は、N個のシンボルについて2N個の仮説(hypotheses)を仮定する必要があり、それによって、(例えば、トレリス復号器(trellis decoder)を必要とすることによって)受信機における複雑さが増大する。
[0008]本明細書で説明されるいくつかの技法及び装置は、1つ又は複数のシーケンスに少なくとも部分的に基づく1トーンDMRSの生成を提供する。1トーンDMRSは、本明細書で説明されるように、UEがサブPRB粒度でリソースを割り振られ、2トーン変調を使用するとき、UEによって生成及び送信され得る。いくつかの態様では、1トーンDMRSは、第1のシーケンス(例えば、線形巡回コード、アダマールコード、ゴールドシーケンス、複数の複素直交シーケンスのうちの1つ、及び/又は同様のもの)及び第2のシーケンス(例えば、ゴールドシーケンス、複数のバイナリ直交シーケンスのうちの1つ、及び/又は同様のもの)に少なくとも部分的に基づいて生成され得る。加えて又は代替として、1トーンDMRSは、単一のバイナリシーケンスに少なくとも部分的に基づいて生成され得る。いくつかの態様では、1トーンDMRSは、サブPRBリソース割り振りに関連付けられた単一のトーン中で送信され得る。
[0009]本明細書で説明されるいくつかの技法及び装置は、トーンインデックスに少なくとも部分的に基づく、1トーンアップリンク通信に関連付けられたシンボルのための位相回転の決定を提供する。位相回転は、本明細書で説明されるように、アップリンク通信がサブPRB粒度で割り振られたリソースを使用し、2トーン変調を使用するとき、ワイヤレス通信デバイス(例えば、基地局、UE)によって決定及び適用され得る。いくつかの態様では、位相回転は、基準トーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて決定され得る。いくつかの態様では、基準トーンインデックスは、リソース割り振りに関連付けられた特定のトーンに対応し得るか、又はリソース割り振りに関連付けられた2つのトーン(例えば、2つのトーンに関連付けられた中間点)に少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの態様では、位相回転は、位相跳躍を補償するためにシンボルに適用され得る。
[0010]本開示の一態様では、方法、ユーザ機器(UE)、基地局、装置、及びコンピュータプログラム製品が提供される。
[0011]いくつかの態様では、方法は、UEによって実行され得る。方法は、UEが、1つ又は複数のシーケンスに少なくとも部分的に基づいて1トーン復調基準信号を生成すること、ここにおいて、UEは、サブ物理リソースブロック粒度でのリソース割り振りと2トーン変調スキームとに少なくとも部分的に基づいて1トーン復調基準信号を送信するべきである、と、UEが、リソース割り振りに関連付けられた単一のトーンを使用して1トーン復調基準信号を送信することとを含み得る。
[0012]いくつかの態様では、UEは、メモリと、メモリに動作可能に結合された1つ又は複数のプロセッサとを含み得る。メモリ及び1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数のシーケンスに少なくとも部分的に基づいて1トーン復調基準信号を生成すること、ここにおいて、UEは、サブ物理リソースブロック粒度でのリソース割り振りと2トーン変調スキームとに少なくとも部分的に基づいて1トーン復調基準信号を送信するべきである、と、リソース割り振りに関連付けられた単一のトーンを使用して1トーン復調基準信号を送信することとを行うように構成され得る。
[0013]いくつかの態様では、装置は、1つ又は複数のシーケンスに少なくとも部分的に基づいて1トーン復調基準信号を生成するための手段、ここにおいて、装置は、サブ物理リソースブロック粒度でのリソース割り振りと2トーン変調スキームとに少なくとも部分的に基づいて1トーン復調基準信号を送信するべきである、と、リソース割り振りに関連付けられた単一のトーンを使用して1トーン復調基準信号を送信するための手段とを含み得る。
[0014]いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。1つ又は複数の命令は、UEの1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、1つ又は複数のプロセッサに、1つ又は複数のシーケンスに少なくとも部分的に基づいて1トーン復調基準信号を生成すること、ここにおいて、UEは、サブ物理リソースブロック粒度でのリソース割り振りと2トーン変調スキームとに少なくとも部分的に基づいて1トーン復調基準信号を送信するべきである、と、リソース割り振りに関連付けられた単一のトーンを使用して1トーン復調基準信号を送信することとを行わせ得る。
[0015]いくつかの態様では、方法は、基地局によって実行され得る。方法は、基地局が、アップリンク通信に関連付けられたシンボルのための位相回転を決定すること、ここにおいて、アップリンク通信は、2トーン変調スキームを使用し、サブ物理リソースブロック粒度でのリソース割り振りに関連付けられ、位相回転は、リソース割り振りに関連付けられたトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、と、基地局が、シンボルに位相回転を適用することとを含み得る。
[0016]いくつかの態様では、基地局は、メモリと、メモリに動作可能に結合された1つ又は複数のプロセッサとを含み得る。メモリ及び1つ又は複数のプロセッサは、アップリンク通信に関連付けられたシンボルのための位相回転を決定すること、ここにおいて、アップリンク通信は、2トーン変調スキームを使用し、サブ物理リソースブロック粒度でのリソース割り振りに関連付けられ、位相回転は、リソース割り振りに関連付けられたトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、と、シンボルに位相回転を適用することとを行うように構成され得る。
[0017]いくつかの態様では、装置は、アップリンク通信に関連付けられたシンボルのための位相回転を決定するための手段、ここにおいて、アップリンク通信は、2トーン変調スキームを使用し、サブ物理リソースブロック粒度でのリソース割り振りに関連付けられ、位相回転は、リソース割り振りに関連付けられたトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、と、シンボルに位相回転を適用するための手段とを含み得る。
[0018]いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。1つ又は複数の命令は、基地局の1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、1つ又は複数のプロセッサに、アップリンク通信に関連付けられたシンボルのための位相回転を決定すること、ここにおいて、アップリンク通信は、2トーン変調スキームを使用し、サブ物理リソースブロック粒度でのリソース割り振りに関連付けられ、位相回転は、リソース割り振りに関連付けられたトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、と、シンボルに位相回転を適用することとを行わせ得る。
[0019]いくつかの態様では、方法は、UEによって実行され得る。方法は、UEが、アップリンク通信に関連付けられたシンボルのための位相回転を決定すること、ここにおいて、アップリンク通信は、2トーン変調スキームを使用するべきであり、サブ物理リソースブロック粒度でのリソース割り振りに関連付けられ、位相回転は、リソース割り振りに関連付けられたトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、と、UEが、シンボルに位相回転を適用することとを含み得る。
[0020]いくつかの態様では、ワイヤレス通信デバイスは、メモリと、メモリに動作可能に結合された1つ又は複数のプロセッサとを含み得る。メモリ及び1つ又は複数のプロセッサは、アップリンク通信に関連付けられたシンボルのための位相回転を決定すること、ここにおいて、アップリンク通信は、2トーン変調スキームを使用するべきであり、サブ物理リソースブロック粒度でのリソース割り振りに関連付けられ、位相回転は、リソース割り振りに関連付けられたトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、と、シンボルに位相回転を適用することとを行うように構成され得る。
[0021]いくつかの態様では、装置は、アップリンク通信に関連付けられたシンボルのための位相回転を決定するための手段、ここにおいて、アップリンク通信は、2トーン変調スキームを使用するべきであり、サブ物理リソースブロック粒度でのリソース割り振りに関連付けられ、位相回転は、リソース割り振りに関連付けられたトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、と、シンボルに位相回転を適用するための手段とを含み得る。
[0022]いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。1つ又は複数の命令は、UEの1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、1つ又は複数のプロセッサに、アップリンク通信に関連付けられたシンボルのための位相回転を決定すること、ここにおいて、アップリンク通信は、2トーン変調スキームを使用するべきであり、サブ物理リソースブロック粒度でのリソース割り振りに関連付けられ、位相回転は、リソース割り振りに関連付けられたトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、と、シンボルに位相回転を適用することとを行わせ得る。
[0023]態様は一般に、添付の図面及び明細書を参照して及びそれらによって例示されるように本明細書で実質的に説明される、方法、装置、システム、コンピュータプログラム製品、非一時的コンピュータ可読媒体、ユーザ機器、基地局、ワイヤレス通信デバイス、及び処理システムを含む。
[0024]前述は、以下の詳細な説明がより良く理解され得るように、本開示に従った例の特徴及び技術的利点をどちらかといえば広く概説している。追加の特徴及び利点が以下に説明されることになる。開示される概念及び特定の例は、本開示と同じ目的を実行するための他の構造を修正又は設計するための基礎として容易に利用され得る。そのような等価な構造は、添付された特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示される概念の特性は、関連する利点と共に、それらの編成及び動作の方法の両方に関して、添付の図面に関連して検討されたときに以下の説明からより良く理解されるであろう。図面の各々は、例示及び説明を目的として提供され、特許請求の範囲の限定の定義としては提供されない。
[0025]ワイヤレス通信ネットワークの一例を例示する図である。
[0026]ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器(UE)と通信状態にある基地局の一例を例示する図である。
[0027]分散型無線アクセスネットワーク(RAN)の実例的な論理アーキテクチャを例示する図である。
[0028]分散型RANの実例的な物理アーキテクチャを例示する図である。
[0029]2トーン変調を用いるサブPRB割り振りのために1トーンDMRSを生成する一例に関連付けられた図である。
2トーン変調を用いるサブPRB割り振りのために1トーンDMRSを生成する一例に関連付けられた図である。
2トーン変調を用いるサブPRB割り振りのために1トーンDMRSを生成する一例に関連付けられた図である。
2トーン変調を用いるサブPRB割り振りのために1トーンDMRSを生成する一例に関連付けられた図である。
2トーン変調を用いるサブPRB割り振りのために1トーンDMRSを生成する一例に関連付けられた図である。
[0030]ワイヤレス通信の方法のフローチャートである。
[0031]実例的な装置中の異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを例示する概念的なデータフロー図である。
[0032]処理システムを用いる装置のためのハードウェアインプリメンテーションの一例を例示する図である。
[0033]2トーン変調を用いるサブPRB割り振りに関連付けられたアップリンク通信のシンボルのための位相回転を決定する一例に関連付けられた図である。
[0034]ワイヤレス通信の方法のフローチャートである。
[0035]実例的な装置中の異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを例示する概念的なデータフロー図である。
[0036]処理システムを用いる装置のためのハードウェアインプリメンテーションの一例を例示する図である。
[0037]ワイヤレス通信の方法のフローチャートである。
[0038]実例的な装置中の異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを例示する概念的なデータフロー図である。
[0039]処理システムを用いる装置のためのハードウェアインプリメンテーションの一例を例示する図である。
詳細な説明
[0040]添付された図面に関連して以下に記載される詳細な説明は、様々な構成の説明として意図され、本明細書で説明される概念が実施され得る構成を表すことを意図されない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を提供することを目的とした特定の詳細を含む。しかしながら、これらの概念がそれらの特定の詳細なしに実施され得ることは当業者にとって明らかであろう。いくつかの事例では、よく知られた構造及びコンポーネントは、そのような概念を曖昧にすることを避けるためにブロック図形式で示される。
[0041]ここで、電気通信システムのいくつかの態様が、様々な装置及び方法を参照して提示されることになる。これらの装置及び技法は、以下の詳細な説明において説明され、様々なブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズム、及び/又は同様のもの(一括して「要素」と呼ばれる)によって添付の図面において例示されることになる。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又はそれらの任意の組み合わせを使用してインプリメントされ得る。そのような要素がハードウェアとしてインプリメントされるか、又はソフトウェアとしてインプリメントされるかは、特定のアプリケーションとシステム全体上に課せられる設計制約とに依存する。
[0042]例として、要素、又は要素の任意の一部、又は要素の任意の組み合わせは、1つ又は複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いてインプリメントされ得る。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、ステートマシン、ゲートロジック、ディスクリートハードウェア回路、及びこの開示全体を通じて説明される様々な機能を実行するように構成された他の適したハードウェアを含む。処理システム中の1つ又は複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、又はその他の名称で呼ばれるかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数、及び/又は同様のものを意味するように広く解釈されるべきである。
[0043]それ故に、1つ又は複数の実例的な実施形態では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせにおいてインプリメントされ得る。ソフトウェアにおいてインプリメントされる場合、機能は、コンピュータ可読媒体上で1つ又は複数の命令又はコードとして記憶又は符号化され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスクROM(CD−ROM)若しくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置若しくは他の磁気記憶デバイス、前述されたタイプのコンピュータ可読媒体の組み合わせ、又はコンピュータによってアクセスされることができるデータ構造若しくは命令の形態でコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用されることができる任意の他の媒体を備えることができる。
[0044]態様は、3G及び/又は4Gワイヤレス技術に共通して関連付けられた専門用語を使用して本明細書で説明され得るが、本開示の態様は、5G及び後続の関連する技術などの他の世代ベースの通信システム中で適用されることができることに留意されたい。
[0045]図1は、本開示の態様が実施され得るネットワーク100を例示する図である。ネットワーク100は、LTEネットワーク又は5Gネットワークなどの何らかの他のワイヤレスネットワークであり得る。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかのBS110(BS110a、BS110b、BS110c、及びBS110dとして示される)及び他のネットワークエンティティを含み得る。BSは、ユーザ機器(UE)と通信するエンティティであり、基地局、5G BS、ノードB、gNB、5G NB、アクセスポイント、送受信ポイント(TRP)、及び/又は同様のものでも呼ばれ得る。各BSは、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用されるコンテキストに応じて、BSのカバレッジエリア及び/又はこのカバレッジエリアにサービングするBSサブシステムを指すことができる。
[0046]BSは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、及び/又は別のタイプのセルに通信カバレッジを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限のアクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限のアクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(例えば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとのアソシエーションを有するUE(例えば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)中のUE)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセルのためのBSは、マクロBSと呼ばれ得る。ピコセルのためのBSは、ピコBSと呼ばれ得る。フェムトセルのためのBSは、フェムトBS又はホームBSと呼ばれ得る。図1に示される一例では、BS110aは、マクロセル102aのためのマクロBSであり得、BS110bは、ピコセル102bのためのピコBSであり得、BS110cは、フェムトセル102cのためのフェムトBSであり得る。BSは、1つ又は複数の(例えば、3つの)セルをサポートし得る。「eNB」、「基地局」、「5G BS」、「gNB」、「TRP」、「AP」、「ノードB」、「5G NB」、及び「セル」という用語は、本明細書では交換可能に使用され得る。いくつかの態様では、BS110は、本明細書で説明されるように、(例えば、アップリンク通信を送信するUEがサブPRB粒度でリソースを割り振られ、2トーン変調を使用するとき)受信されたシンボルに関連付けられたトーンのトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて、1トーンアップリンク送信に関連付けられた受信されたシンボルのための位相回転を決定し得る。
[0047]いくつかの例では、セルは、必ずしも固定ではないことがあり、セルの地理的エリアは、モバイルBSのロケーションに従って移動し得る。いくつかの例では、BSは、直接物理接続、仮想ネットワーク、及び/又は任意の適したトランスポートネットワークを使用する同様のものなどの様々なタイプのバックホールインターフェースを通じて、アクセスネットワーク100中で互いに及び/又は1つ又は複数の他のBS若しくはネットワークノード(図示せず)に相互接続され得る。
[0048]ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局を含み得る。中継局は、アップストリーム局(例えば、BS又はUE)からのデータの送信を受信し、ダウンストリーム局(例えば、UE又はBS)へのデータの送信を送ることができるエンティティである。中継局はまた、他のUEのための送信を中継することができるUEであり得る。図1に示される一例では、中継局110dは、BS110aとUE120dとの間の通信を容易にするために、マクロBS110a及びUE120dと通信し得る。中継局はまた、中継BS、中継基地局、中継器、及び/又は同様のもので呼ばれ得る。
[0049]ワイヤレスネットワーク100は、異なるタイプのBS、例えば、マクロBS、ピコBS、フェムトBS、中継BS、及び/又は同様のものを含む異種ネットワークであり得る。これらの異なるタイプのBSは、ワイヤレスネットワーク100中で、異なる送信電力レベル、異なるカバレッジエリア、及び干渉に対する異なる影響を有し得る。例えば、マクロBSが、高い送信電力レベル(例えば、5〜40ワット)を有し得るのに対して、ピコBS、フェムトBS、及び中継BSは、より低い送信電力レベル(例えば、0.1〜2ワット)を有し得る。
[0050]ネットワークコントローラ130は、BSのセットに結合し得、これらのBSに協調及び制御を提供し得る。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してBSと通信し得る。BSはまた、例えば、ワイヤレス又はワイヤラインバックホールを介して間接的に又は直接互いと通信し得る。
[0051]UE120(例えば、120a、120b、120c)は、ワイヤレスネットワーク100全体を通じて分散され得、各UEは、固定又はモバイルであり得る。UEはまた、アクセス端末、端末、モバイル局、加入者ユニット、局、等と呼ばれ得る。UEは、セルラ電話(例えば、スマートフォン)、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、カメラ、ゲーミングデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイス若しくは医療機器、生体センサ/デバイス、ウェアラブルデバイス(スマートウォッチ、スマート衣料、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリ(例えば、スマートリング、スマートブレスレット))、エンターテインメントデバイス(例えば、音楽若しくはビデオデバイス、又は衛星ラジオ)、ビークルコンポーネント若しくはセンサ、スマートメータ/センサ、工業製造機器、全地球測位システムデバイス、又はワイヤレス若しくはワイヤード媒体を介して通信するように構成された任意の他の適したデバイスであり得る。いくつかの態様では、UE120は、本明細書で説明されるように、UE120がサブPRB粒度でリソースを割り振られ、2トーン変調を使用するとき、(例えば、1つ又は複数のシーケンスに少なくとも部分的に基づいて)1トーンDMRSを生成し得、単一のトーン中で1トーンDMRSを送信し得る。
[0052]いくつかのUEは、マシンタイプ通信(MTC)又は発展型若しくは拡張マシンタイプ通信(eMTC)UEと見なされ得る。MTC UE及びeMTC UEは、基地局、別のデバイス(例えば、遠隔デバイス)、又は何らかの他のエンティティと通信し得る、例えば、ロボット、ドローン、遠隔デバイス、例えば、センサ、メータ、モニタ、ロケーションタグ、等を含む。ワイヤレスノードは、例えば、ワイヤード又はワイヤレス通信リンクを介して、ネットワーク(例えば、セルラネットワーク又はインターネットなどのワイドエリアネットワーク)のための、又はそれへの接続性を提供し得る。いくつかのUEは、モノのインターネット(IoT)デバイスと見なされ得る、及び/又はNB−IoT(ナローバンドモノのインターネット)デバイスとしてインプリメントされ得るようにインプリメントされ得る。いくつかのUEは、顧客構内機器(CPE:Customer Premises Equipment)と見なされ得る。UE120は、プロセッサコンポーネント、メモリコンポーネント、及び/又は同様のものなど、UE120のコンポーネントを収容するハウジング内部に含まれ得る。
[0053]一般に、任意の数のワイヤレスネットワークが、所与の地理的エリア中に展開され得る。各ワイヤレスネットワークは、特定のRATをサポートし得、1つ又は複数の周波数上で動作し得る。RATはまた、無線技術、エアインターフェース、及び/又は同様のもので呼ばれ得る。周波数はまた、キャリア、周波数チャネル、及び/又は同様のもので呼ばれ得る。各周波数は、異なるRATのワイヤレスネットワーク間の干渉を避けるために、所与の地理的エリア中で単一のRATをサポートし得る。いくつかのケースでは、5G RATネットワークが展開され得る。
[0054]いくつかの例では、エアインターフェースへのアクセスがスケジューリングされ得、ここにおいて、スケジューリングエンティティ(例えば、基地局)は、スケジューリングエンティティのサービスエリア又はセル内のいくつか又は全てのデバイス及び機器間の通信のためのリソースを割り振る。本開示内では、更に以下に論述されるように、スケジューリングエンティティは、1つ又は複数の下位(subordinate)エンティティのためのリソースをスケジューリング、割り当て、再構成、及び解放することを担い得る。即ち、スケジューリングされた通信のために、下位エンティティは、スケジューリングエンティティによって割り振られたリソースを利用する。
[0055]基地局は、スケジューリングエンティティとして機能し得る唯一のエンティティではない。即ち、いくつかの例では、UEが、スケジューリングエンティティとして機能し得、1つ又は複数の下位エンティティ(例えば、1つ又は複数の他のUE)のためのリソースをスケジューリングする。この例では、UEは、スケジューリングエンティティとして機能しており、他のUEは、ワイヤレス通信のために該UEによってスケジューリングされたリソースを利用する。UEは、ピアツーピア(P2P)ネットワーク中で、及び/又はメッシュネットワーク中でスケジューリングエンティティとして機能し得る。メッシュネットワークの例では、UEはオプションとして、スケジューリングエンティティと通信することに加えて、互いと直接通信し得る。
[0056]このことから、時間−周波数リソースへのスケジューリングされたアクセスを伴い、且つセルラ構成、P2P構成、及びメッシュ構成を有するワイヤレス通信ネットワークでは、スケジューリングエンティティ及び1つ又は複数の下位エンティティは、スケジューリングされたリソースを利用して通信し得る。
[0057]いくつかの態様では、(例えば、UE120a及びUE120eとして示される)2つ以上のUE120は、(例えば、互いに通信するための媒介として基地局110を使用せずに)1つ又は複数のサイドリンクチャネルを使用して直接通信し得る。例えば、UE120は、ピアツーピア(P2P)通信、デバイスツーデバイス(D2D)通信、ビークルツーエブリシング(V2X)プロトコル(例えば、それは、ビークルツービークル(V2V)プロトコル、ビークルツーインフラストラクチャ(V2I)プロトコル、及び/又は同様のものを含み得る)、メッシュネットワーク、及び/又は同様のものを使用して通信し得る。このケースでは、UE120は、スケジューリング動作、リソース選択動作、及び/又は基地局110によって実行されるものとして本明細書の他の箇所で説明される他の動作を実行し得る。
[0058]上記に示されたように、図1は、単に例として提供される。他の例は、図1に関して説明されたものとは異なり得る。
[0059]図2は、基地局110及びUE120の設計のブロック図200を示し、それらは、図1の基地局のうちの1つ及びUEのうちの1つであり得る。基地局110は、T個のアンテナ234a〜234tを装備され得、UE120は、R個のアンテナ252a〜252rを装備され得、ここで、一般に、T≧1及びR≧1である。
[0060]基地局110において、送信プロセッサ220は、1つ又は複数のUEのためのデータをデータソース212から受信し、UEから受信されたチャネル品質インジケータ(CQI)に少なくとも部分的に基づいて、各UEのために1つ又は複数の変調及びコーディングスキーム(MCS)を選択し、UEのために選択されたMCS(1つ以上)に少なくとも部分的に基づいて、各UEのためのデータを処理(例えば、符号化及び変調)し、全てのUEにデータシンボルを提供し得る。送信プロセッサ220はまた、(例えば、半静的リソース区分化情報(SRPI:semi-static resource partitioning information)、及び/又は同様のものについての)システム情報と、制御情報(例えば、CQI要求、許可、上位レイヤシグナリング、及び/又は同様のもの)とを処理し、オーバヘッドシンボル及び制御シンボルを提供し得る。送信プロセッサ220はまた、基準信号(例えば、CRS)及び同期信号(例えば、プライマリ同期信号(PSS)及びセカンダリ同期信号(SSS))のための基準シンボルを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合に、データシンボル、制御シンボル、オーバヘッドシンボル、及び/又は基準シンボルに対して空間処理(例えば、プリコーディング)を実行し得、T個の変調器(MOD)232a〜232tにT個の出力シンボルストリームを提供し得る。各変調器232は、出力サンプルストリームを取得するために(例えば、OFDM、及び/又は同様のもののために)それぞれの出力シンボルストリームを処理し得る。各変調器232は更に、出力サンプルストリームを処理(例えば、アナログに変換、増幅、フィルタリング、及びアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得し得る。変調器232a〜232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれT個のアンテナ234a〜234tを介して送信され得る。以下でより詳細に説明される様々な態様によると、同期信号は、追加の情報を伝達するために、ロケーション符号化を用いて生成され得る。いくつかの態様では、基地局110の上記のコンポーネントのうちの1つ又は複数は、本明細書で説明されるように、(例えば、アップリンク通信を送信するUE120がサブPRB粒度でリソースを割り振られ、2トーン変調を使用するとき)受信されたシンボルに関連付けられたトーンのトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて、1トーンアップリンク送信に関連付けられた受信されたシンボルのための位相回転を決定するように構成され得る。
[0061]UE120において、アンテナ252a〜252rは、基地局110及び/又は他の基地局からダウンリンク信号を受信し得、受信された信号をそれぞれ復調器(DEMOD)254a〜254rに提供し得る。各復調器254は、受信された信号を調整(例えば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、及びデジタル化)して、入力サンプルを取得し得る。各復調器254は、(例えば、OFDM、及び/又は同様のもののために)入力サンプルを更に処理して、受信されたシンボルを取得し得る。MIMO検出器256は、全てのR個の復調器254a〜254rから受信されたシンボルを取得し、適用可能な場合、受信されたシンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供し得る。受信(RX)プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(例えば、復調及び復号)し、データシンク260にUE120のための復号されたデータを提供し、復号された制御情報及びシステム情報をコントローラ/プロセッサ280に提供し得る。チャネルプロセッサは、RSRP、RSSI、RSRQ、CQI、及び/又は同様のものを決定し得る。
[0062]アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ264が、データソース262からのデータ及びコントローラ/プロセッサ280からの(例えば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQI、及び/又は同様のものを備えるレポートのための)制御情報を受信及び処理し得る。送信プロセッサ264はまた、1つ又は複数の基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合に、TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされ、(例えば、DFT−s−OFDM、CP−OFDM、及び/又は同様のもののために)変調器254a〜254rによって更に処理され、基地局110に送信され得る。いくつかの態様では、UE120の上記のコンポーネントのうちの1つ又は複数は、本明細書で説明されるように、UE120がサブPRB粒度でリソースを割り振られ、2トーン変調を使用するとき、(例えば、1つ又は複数のシーケンスに少なくとも部分的に基づいて)1トーンDMRSを生成し得、単一のトーン中で1トーンDMRSを送信し得る。
[0063]基地局110において、UE120及び他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、適用可能な場合に、MIMO検出器236によって検出され、受信プロセッサ238によって更に処理されて、UE120によって送られた復号されたデータ及び制御情報が取得され得る。受信プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供し得る。基地局110は、通信ユニット244を含み、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130に通信し得る。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294、コントローラ/プロセッサ290、及びメモリ292を含み得る。
[0064]基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、及び/又は図2の任意の他のコンポーネント(1つ以上)は、本明細書の他の箇所でより詳細に説明されるように、2トーン変調を用いるサブPRB割り振りのためのDMRS及び位相回転に関連付けられた1つ又は複数の技法を実行し得る。例えば、基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、及び/又は図2の任意の他のコンポーネント(1つ以上)は、例えば、図6の方法600、図10の方法1000、及び/又は本明細書で説明される他のプロセスの動作を実行又は指示し得る。メモリ242及び282は、それぞれBS110及びUE120のためのデータ及びプログラムコードを記憶し得る。スケジューラ246は、ダウンリンク及び/又はアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジューリングし得る。
[0065]上記に示されたように、図2は、単に例として提供される。他の例は、図2に関して説明されたものとは異なり得る。
[0066]5Gは、新しいエアインターフェース(例えば、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ベースのエアインターフェース以外)又は固定トランスポートレイヤ(例えば、インターネットプロトコル(IP)以外)に従って動作するように構成された無線を指し得る。態様では、5Gは、アップリンク上でCPを伴うOFDM(本明細書ではサイクリックプレフィックスOFDM又はCP−OFDMと呼ばれる)及び/又はSC−FDMを利用し得、ダウンリンク上でCP−OFDMを利用し得、TDDを使用する半複信動作のためのサポートを含み得る。態様では、5Gは、例えば、アップリンク上でCPを伴うOFDM(本明細書ではCP−OFDMと呼ばれる)及び/又は離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT−s−OFDM)を利用し得、ダウンリンク上でCP−OFDMを利用し得、TDDを使用する半複信動作のためのサポートを含み得る。5Gは、広帯域幅(例えば、80メガヘルツ(MHz)以上)をターゲットとする拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービス、高キャリア周波数(例えば、60ギガヘルツ(GHz))をターゲットとするミリメートル波(mmW)、非後方互換MTC技法をターゲットとする大規模MTC(mMTC:massive MTC)、及び/又は超高信頼低レイテンシ通信(URLLC:ultra reliable low latency communications)サービスをターゲットとするミッションクリティカルを含み得る。
[0067]100MHZの単一のコンポーネントキャリア帯域幅がサポートされ得る。5Gのリソースブロックは、0.1msの持続時間にわたって75キロヘルツ(kHz)のサブキャリア帯域幅を有する12個のサブキャリアにまたがり得る。各無線フレームは、10msの長さを有する50個のサブフレームを含み得る。その結果として、各サブフレームは、0.2msの長さを有し得る。各サブフレームは、データ送信のためのリンク方向(例えば、DL又はUL)を示し得、各サブフレームのためのリンク方向は、動的に切り替えられ得る。各サブフレームは、DL/ULデータ並びにDL/UL制御データを含み得る。
[0068]ビームフォーミングがサポートされ得、ビーム方向が動的に構成され得る。プリコーディングを伴うMIMO送信もまたサポートされ得る。DLにおけるMIMO構成は、最大8つのストリーム及びUEごとに最大2つのストリームのマルチレイヤDL送信を伴う最大8つの送信アンテナをサポートし得る。UEごとに最大2つのストリームを伴うマルチレイヤ送信がサポートされ得る。複数のセルのアグリゲーションが、最大8つのサービングセルを伴ってサポートされ得る。代替として、5Gは、OFDMベースのインターフェース以外の異なるエアインターフェースをサポートし得る。5Gネットワークは、集中型ユニット又は分散型ユニットなどのエンティティを含み得る。
[0069]RANは、集中型ユニット(CU)及び分散型ユニット(DU)を含み得る。5G BS(例えば、gNB、5GノードB、ノードB、送受信ポイント(TRP)、アクセスポイント(AP))は、1つ又は複数のBSに対応し得る。5Gセルは、アクセスセル(ACell:access cell)又はデータオンリセル(DCell:data only cell)として構成され得る。例えば、RAN(例えば、集中型ユニット又は分散型ユニット)は、セルを構成し得る。DCellは、キャリアグリゲーション又はデュアルコネクティビティのために使用されるが、初期アクセス、セル選択/再選択、又はハンドオーバのためには使用されないセルであり得る。いくつかの態様では、DCellは、同期信号を送信しないことがある。いくつかの態様では、DCellは、同期信号を送信し得る。5G BSは、セルタイプを示すダウンリンク信号をUEに送信し得る。セルタイプインジケーションに少なくとも部分的に基づいて、UEは、5G BSと通信し得る。例えば、UEは、示されたセルタイプに少なくとも部分的に基づいて、セル選択、アクセス、ハンドオーバ、及び/又は測定のために考慮する5G BSを決定し得る。
[0070]図3は、本開示の態様による、分散型RAN300の実例的な論理アーキテクチャを例示する。5Gアクセスノード306は、アクセスノードコントローラ(ANC)302を含み得る。ANCは、分散型RAN300の集中型ユニット(CU)であり得る。次世代コアネットワーク(NG−CN)304へのバックホールインターフェースは、ANCにおいて終端し得る。近隣の次世代アクセスノード(NG−AN)へのバックホールインターフェースは、ANCにおいて終端し得る。ANCは、1つ又は複数のTRP308を含み得る(それはまた、BS、5G BS、ノードB、5G NB、AP、gNB、又は何らかの他の用語で呼ばれ得る)。上述されたように、TRPは、「セル」と交換可能に使用され得る。
[0071]TRP308は、分散型ユニット(DU)であり得る。TRPは、1つのANC(ANC302)又は1つよりも多くのANC(例示せず)に接続され得る。例えば、RAN共有、サービスとしての無線(RaaS:radio as a service)、及びサービス固有AND展開(service specific AND deployments)のために、TRPは、1つよりも多くのANCに接続され得る。TRPは、1つ又は複数のアンテナポートを含み得る。TRPは、UEにトラフィックを個々に(例えば、動的選択)又は共同で(例えば、共同送信)サービングするように構成され得る。いくつかの態様では、TRP308は、本明細書で説明されるように、(例えば、アップリンク通信を送信するUEがサブPRB粒度でリソースを割り振られ、2トーン変調を使用するとき)受信されたシンボルに関連付けられたトーンのトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて、UEからの1トーンアップリンク送信に関連付けられた受信されたシンボルのための位相回転を決定し得る。いくつかの態様では、UEは、本明細書で説明されるように、(例えば、UEがサブPRB粒度でリソースを割り振られ、2トーン変調を使用するとき)1トーンDMRSを(例えば、1つ又は複数のシーケンスに少なくとも部分的に基づいて)生成し、TRP308に提供し得る。
[0072]RANのローカルアーキテクチャ300は、フロントホール定義(fronthaul definition)を例示するために使用され得る。アーキテクチャは、異なる展開タイプにわたってフロントホーリングソリューション(fronthauling solutions)をサポートするように定義され得る。例えば、アーキテクチャは、送信ネットワーク能力(例えば、帯域幅、レイテンシ、及び/又はジッタ)に少なくとも部分的に基づき得る。
[0073]アーキテクチャは、LTEと特徴及び/又はコンポーネントを共有し得る。態様によると、次世代AN(NG−AN)310は、NRとのデュアルコネクティビティをサポートし得る。NG−ANは、LTE及びNRについて共通のフロントホールを共有し得る。
[0074]アーキテクチャは、TRP308の間及び中(between and among)での協働を可能にし得る。例えば、協働は、ANC302を介して複数のTRPにわたって及び/又は1つのTRP内で予め設定され得る。態様によると、TRP間インターフェースは、必要とされない/存在しないことがある。
[0075]態様によると、分けられた論理機能(split logical functions)の動的構成が、RAN300のアーキテクチャ内に存在し得る。PDCP、RLC、MACプロトコルは、ANC又はTRPに適応的に配置され得る。
[0076]様々な態様によると、BSは、1つの集中型ユニット(CU)(例えば、ANC302)及び/又は1つ又は複数の分散型ユニット(例えば、1つ又は複数のTRP308)を含み得る。
[0077]上記に示されたように、図3は、単に例として提供される。他の例は、図3に関して説明されたものとは異なり得る。
[0078]図4は、本開示の態様による、分散型RAN400の実例的な物理アーキテクチャを例示する。集中型コアネットワークユニット(C−CU:centralized core network unit)402は、コアネットワーク機能をホストし得る。C−CUは、集中的に(centrally)展開され得る。C−CUの機能は、ピーク容量を処理するために(例えば、アドバンストワイヤレスサービス(AWS)に)オフロードされ得る。
[0079]集中型RANユニット(C−RU)404は、1つ又は複数のANC機能をホストし得る。オプションとして、C−RUは、局所的にコアネットワーク機能をホストし得る。C−RUは、分散型展開を有し得る。C−RUは、ネットワークエッジにより近くあり得る。
[0080]分散型ユニット(DU)406は、1つ又は複数のTRPをホストし得る。DU406は、無線周波数(RF)機能を有するネットワークのエッジにロケートされ得る。いくつかの態様では、(1つ又は複数のTRP308をホストする)DU406は、本明細書で説明されるように、(例えば、アップリンク通信を送信するUEがサブPRB粒度でリソースを割り振られ、2トーン変調を使用するとき)受信されたシンボルに関連付けられたトーンのトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて、UEからの1トーンアップリンク送信に関連付けられた受信されたシンボルのための位相回転を決定し得る。いくつかの態様では、UEは、本明細書で説明されるように、(例えば、UEがサブPRB粒度でリソースを割り振られ、2トーン変調を使用するとき)1トーンDMRSを(例えば、1つ又は複数のシーケンスに少なくとも部分的に基づいて)生成し、DU406に提供し得る。
[0081]上記に示されたように、図4は、単に例として提供される。他の例は、図4に関して説明されたものとは異なり得る。
[0082]一般に、アップリンク通信(例えば、拡張マシンタイプ通信(eMTC)UEによって送信されるPUSCH通信)のための最小割り振り粒度は、1つの物理リソースブロック(PRB)である。しかしながら、そのような最小粒度での割り振りは、(例えば、UEが、例えば、ディープカバレッジシナリオにおいて1つのPRB割り振りを用いても電力制限されるので)非効率的であり得る。このことから、リソース割り振りの最小粒度を1つのPRB未満に低減することは、追加のUEが周波数分割多重化を使用してPRB中で多重化されることを可能にすることによって、アップリンクスペクトル効率を改善し得る。1つのPRB未満の粒度でのリソース割り振りは、本明細書では、サブPRB粒度でのリソース割り振りと呼ばれる。
[0083](例えば、eMTC UEのための)サブPRB粒度でのリソース割り振りをサポートするための1つの技法は、SC−FDMAπ/2 2位相偏移変調(BPSK)変調を用いる3つのサブキャリア(例えば、3つの隣接するサブキャリア)のリソース割り振りをインプリメントすることであり、ここで、3つのサブキャリアのうちの2つのみが、アップリンク通信を送信するためにUEによって使用される。この技法は、比較的低いピーク対平均電力比(PAPR)を提供するという利点を有するが、これは、長さ2のDFT拡散を用いると、UEに単一のトーン(即ち、単一の割り振られたサブキャリア)を使用して送信させるからである。例えば、a及びbが、BPSK変調されるシンボルであると想定する。DFT拡散の後、2つのトーン上のマッピングのためのシンボルは、(a+b)又は(a−b)である。BPSKの使用により、これらの2つのシンボルのうちの1つは、0である(即ち、1つのトーン上でのみ送信される)。そのようなケースでは、入力ビット(例えば、アップリンクデータのビット)は、以下の表を使用してサブキャリアにマッピングされ得る:
ここで、k0及びk1は、使用されるべき2つの隣接するトーンの第1のトーンインデックス及び第2のトーンインデックスをそれぞれ表す。特に、上記の表は例示を目的として提供され、他のマッピングスキームが使用され得る。
[0084]アップリンクデータのそのような送信に関連付けられた復調基準信号(DMRS)を送信するとき、例えば、DMRSに関連付けられたPAPRをデータ送信に関連付けられたPAPRに適度に近く保つために、1トーンDMRS(即ち、単一のサブキャリアを使用するDMRS)が望ましくあり得る。
[0085]本明細書で説明されるいくつかの技法及び装置は、1つ又は複数のシーケンスに少なくとも部分的に基づく1トーンDMRSの生成を提供する。1トーンDMRSは、上述されたように、UEがサブPRB粒度でリソースを割り振られ、2トーン変調を使用するとき、UEによって生成及び送信され得る。
[0086]図5A〜5Eは、2トーン変調を用いるサブPRB割り振りのために1トーンDMRSを生成する一例500に関連付けられた図である。
[0087]505において、UE(例えば、UE120)は、UEがアップリンク通信を送信し得るサブPRB粒度(例えば、3つのサブキャリア)において複数のサブキャリアを識別するリソース割り振りを受信し得る。いくつかの態様では、UEは、上述されたように、アップリンクデータ又は1トーンDMRSを送信するとき、複数のサブキャリアのうちの少なくとも2つ上で送信するために、(例えば、π/2BPSK変調を使用する)2トーン変調スキームを使用するように構成され得る。いくつかの態様では、UEは、図5Aに示されるように、基地局(例えば、基地局110)からリソース割り振りを受信し得る。例500を目的として、UEは、(例えば、2トーン変調スキームが、各シンボルの単一のトーン上での送信をもたらすように)上述された方法で送信のためのアップリンクデータを処理する。いくつかの態様では、リソース割り振りは、(例えば、2トーン変調スキームを使用してアップリンク通信を送るとき、UEが1トーンDMRSを送信する必要があるので)UEが1トーンDMRSを生成するべきであるというインジケーションの役割を果たし得る。
[0088]510において、UEは、1つ又は複数のシーケンスに少なくとも部分的に基づいて1トーンDMRSを生成し得る。いくつかの態様では、1つ又は複数のシーケンスは、第1のシーケンス及び第2のシーケンスを含み得、UEは、第1のシーケンスと第2のシーケンスとの複合(composite)に少なくとも部分的に基づいて、1トーンDMRSを生成し得る。そのようなケースでは、第1のシーケンスは、変調シンボル(例えば、BPSKシンボル)を選択することに関連付けられ得、第2のシーケンスは、少なくとも2つのトーンのうちの、1トーンDMRSを送信するために使用されるべきトーン(即ち、サブキャリア)を選択することに関連付けられ得る。いくつかの態様では、第1のシーケンスは、例えば、線形巡回コード、アダマールコード、ゴールドシーケンス、及び/又は同様のものであり得、第2のシーケンスは、例えば、ゴールドシーケンスであり得る。いくつかの態様では、第2のシーケンスは、UEに関連付けられたセルのアイデンティティとは無関係であり得る(例えば、ゴールドシーケンスは、異なるセル間で共通であり得る)。いくつかの態様では、比較的多数のDMRSシーケンスが、異なるセル間の干渉をランダム化するために線形巡回コードの異なるコードワードを選択することによって生成されることができる。例えば、生成多項式1+D2+D8+D10を有する(16,6)線形巡回コードが使用されることができ、30個のコードワードが、各々が長さ16を有する30個のDMRSシーケンスを生成するために選択されることができる。いくつかの態様では、コードワードの選択は、セル間干渉の影響を最小化するために、シーケンス間の低い相互相関を提供することができる。
[0089]加えて又は代替として、第1のシーケンスは、N個の複素直交シーケンスのうちの1つであり得、第2のシーケンスは、2つのバイナリ直交シーケンスのうちの1つであり得る(ここで、Nは、1トーンDMRSに関連付けられたシンボルの数である)。例えば、いくつかの態様では、第1のシーケンスは、アダマールコードであり得、(例えば、
によって定義され、ここで、w(n )は、長さ16を有するアダマールコードである)、第2のシーケンスは、バイナリシーケンス(例えば、101010...又は010101...)であり得る。いくつかの態様では、バイナリ直交シーケンスは、1トーンDMRSを送信するためのトーンを決定するために使用され得る。例えば、値「0」は、2つの使用されるトーンのうちの特定のトーン上での送信を示し得、値「1」は、2つの使用されるトーンのうちのもう一方のトーン上での送信を示し得る。図5B及び図5Cは、それぞれ、バイナリシーケンス101010...及び010101...に少なくとも部分的に基づくトーンマッピングの例を示す。
[0090]いくつかの態様では、1つ又は複数のシーケンスが第1のシーケンス及び第2のシーケンスを含むとき、(例えば、1トーンDMRSシンボルがアップリンクデータに関連付けられたシンボルとは異なる方法で処理されるように)BPSK変調又はDFT拡散を実行することなしに、1トーンDMRSのシンボルのマッピングが実行され得る。
[0091]いくつかの態様では、1つ又は複数のシーケンスが第1のシーケンス及び第2のシーケンスを含むとき、(例えば、1トーンDMRSシンボルがアップリンクデータに関連付けられたシンボルと同様の方法で処理されるように)第1のシーケンス及び第2のシーケンスに関連付けられたBPSK変調及びDFT拡散を実行することに少なくとも部分的に基づいて、1トーンDMRSシンボルが処理され得る。図5Dは、実例的な第1のシーケンス(例えば、長さNを有する線形巡回コード)及び実例的な第2のシーケンス(例えば、長さNを有するバイナリゴールドシーケンス)に関連付けられたBPSK変調及びDFT拡散を実行することに少なくとも部分的に基づいて、1トーンDMRSシンボルを処理するための実例的なステップを例示する図である。図5Dに示されるように、いくつかの態様では、BPSK変調及びDFT拡散は、第2のシーケンス中の1つ又は複数のビットをスワップすることに少なくとも部分的に基づいて(第1のシーケンス中の1つ又は複数の対応する値に少なくとも部分的に基づいて)、及び第1のシーケンスと第2のシーケンスとを多重化することに少なくとも部分的に基づいて実行されることができる。示されるように、BPSK変調及びDFT拡散は、スワッピング及び多重化の後に(例えば、アップリンクデータシンボルを処理することに関連付けられたものと同じ変調及びDFT拡散を使用して)実行され得る。いくつかの態様では、1トーンDMRSシンボルをマッピングするためのトーンインデックスが(例えば、上記で提供されたデータマッピング表に従って)2つの入力ビットの値に少なくとも部分的に基づいて決定されるので、スワッピング動作が必要とされ得る。いくつかの態様では、シンボルマッピングは、図5Dに示されるように、BPSK変調及びDFT拡散の後に実行され得る。
[0092]いくつかの態様では、1つ又は複数のシーケンスは、単一のバイナリシーケンスを含み得、1トーンDMRSは、単一のバイナリシーケンス上でBPSK変調及びDFT拡散を実行することに少なくとも部分的に基づいて生成され得る。いくつかの態様では、単一のバイナリシーケンスは、例えば、長さ2Nを有するゴールドシーケンスを含み得、ここで、Nは、1トーンDMRSに関連付けられたシンボルの数である。特定の例として、長さ16を有するゴールドシーケンス「1011101001101110」は、10、11、10、10、01、10、11、及び10の値ペアを備える。ここで、10及び11のペアが、
にマッピングされ、00及び01のペアが、
にマッピングされる場合(例えば、上記で提供された実例的なマッピング表を使用して)、8つのBPSK変調されるシンボル「bbbbabbb」が、このシーケンスに基づいて生成される。ここで、値00又は11に関連付けられたシンボルがトーンインデックスk0にマッピングされ、値01又は10に関連付けられたシンボルがトーンインデックスk1を有するトーンにマッピングされる場合、第2及び第7のDMRSシンボル(例えば、両方とも11の値に関連付けられる)は、トーンインデックスk0を有する第1のトーンにマッピングされることができ、他の6つのDMRSシンボルは、(例えば、他のシンボルが、10及び01の値に関連付けられるので)トーンインデックスk1を有する第2のトーンにマッピングされることができる。図5Eは、実例的な単一のバイナリシーケンス(例えば、長さ2Nを有するバイナリゴールドシーケンス)に関連付けられたBPSK変調及びDFT拡散を実行することに少なくとも部分的に基づいて、1トーンDMRSシンボルを処理するための実例的なステップを例示する図である。図5Eに示されるように、いくつかの態様では、シンボルマッピングが実行された後、BPSK変調及びDFT拡散が、単一のバイナリシーケンスに対して実行されることができる。
[0093]515において、UEは、1トーンDMRSを送信し得る。例えば、UEは、(例えば、1トーンDMRSを生成することに少なくとも部分的に基づいて識別されたトーンを使用して)上述されたように1トーンDMRSを生成することに少なくとも部分的に基づいて1トーンDMRSを送信し得る。
[0094]上記に示されたように、図5A〜5Eは、例として提供される。他の例は、図5A〜5Eに関して説明されたものとは異なり得る。
[0095]図6は、ワイヤレス通信の方法600のフローチャートである。方法は、ユーザ機器(例えば、図1のUE120、装置702/702’、及び/又は同様のもの)によって実行され得る。
[0096]610において、UEは、1トーンDMRSを生成するためのインジケーションを受信し得る。例えば、UEは、上述されたように、1トーンDMRSを生成するためのインジケーションとしての役割を果たすリソース割り振りを(例えば、アンテナ252、DEMOD254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、コントローラ/プロセッサ280、及び/又は同様のものを使用して)受信し得る。いくつかの態様では、UEは、上述されたように、サブPRB粒度でのリソース割り振り及び2トーン変調スキームに少なくとも部分的に基づいて、1トーンDMRSを送信し得る。
[0097]620において、UEは、1つ又は複数のシーケンスに少なくとも部分的に基づいて1トーンDMRSを生成し得る。例えば、UEは、上述されたように、1つ又は複数のシーケンスに少なくとも部分的に基づいて1トーンDMRSを(例えば、送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、コントローラ/プロセッサ280、及び/又は同様のものを使用して)生成し得る。
[0098]630において、UEは、1トーンDMRSを送信し得る。例えば、UEは、上述されたように、1トーンDMRSを(例えば、アンテナ252、変調器253、TX MIMOプロセッサ266、送信プロセッサ264、コントローラ/プロセッサ280、及び/又は同様のものを使用して)送信し得る。いくつかの態様では、UEは、上述されたように、リソース割り振りに関連付けられた単一のトーンを使用して1トーンDMRSを送信し得る。
[0099]方法600は、以下に説明される、及び/又は本明細書の他の箇所で説明される1つ又は複数の他の方法若しくはプロセスに関連する、任意の単一の態様又は態様の任意の組み合わせなどの追加の態様を含み得る。
[00100]いくつかの態様では、2トーン変調スキームは、π/2BPSK変調を使用する。
[00101]いくつかの態様では、単一のトーンは、リソース割り振りに関連付けられた3つのトーンのうちの1つである。
[00102]いくつかの態様では、1つ又は複数のシーケンスは、第1のシーケンス及び第2のシーケンスを含む。
[00103]いくつかの態様では、1トーン復調基準信号は、第1のシーケンスと第2のシーケンスとの複合に少なくとも部分的に基づいて生成される。
[00104]いくつかの態様では、第1のシーケンスは、変調シンボルを選択することに関連付けられ、第2のシーケンスは、1トーン復調基準信号を送信するために使用される単一のトーンを選択することに関連付けられる。
[00105]いくつかの態様では、第1のシーケンスは、線形巡回コード、アダマールコード、又はゴールドシーケンスであり、第2のシーケンスは、ゴールドシーケンスである。
[00106]いくつかの態様では、第2のシーケンスは、UEに関連付けられたセルのアイデンティティとは無関係である。
[00107]いくつかの態様では、第1のシーケンスは、N個の複素直交シーケンスのうちの1つであり、第2のシーケンスは、2つのバイナリ直交シーケンスのうちの1つであり、ここにおいて、Nは、1トーン復調基準信号に関連付けられたシンボルの数である。
[00108]いくつかの態様では、第1のシーケンスは、アダマールコードであり、第2のシーケンスは、バイナリシーケンスである。
[00109]いくつかの態様では、1トーン復調基準信号は、第1のシーケンス及び第2のシーケンスに関連付けられたBPSK変調及びDFT拡散を実行することに少なくとも部分的に基づいて生成される。
[00110]いくつかの態様では、BPSK変調及びDFT拡散は、第1のシーケンスと第2のシーケンスとの多重化に少なくとも部分的に基づいて実行される。
[00111]いくつかの態様では、BPSK変調及びDFT拡散は、第1のシーケンス中の1つ又は複数の対応する値に少なくとも部分的に基づいて、第2のシーケンス中の1つ又は複数のビットをスワップすることに少なくとも部分的に基づいて実行される。
[00112]いくつかの態様では、1つ又は複数のシーケンスは、単一のバイナリシーケンス含む。
[00113]いくつかの態様では、単一のバイナリシーケンスは、長さ2Nを有するゴールドシーケンスであり、ここにおいて、Nは、1トーン復調基準信号に関連付けられたシンボルの数である。
[00114]いくつかの態様では、1トーン復調基準信号は、単一のバイナリシーケンスに関連付けられたBPSK変調及びDFT拡散を実行することに少なくとも部分的に基づいて生成される。
[00115]図6は、ワイヤレス通信の方法の実例的なブロックを示すが、いくつかの態様では、本方法は、図6に示されたものと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、又は異なるように配置されたブロックを含み得る。加えて又は代替として、図6に示される2つ以上のブロックが並列に実行され得る。
[00116]図7は、実例的な装置702中の異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを例示する概念的なデータフロー図700である。装置702は、UEであり得る。いくつかの態様では、装置702は、受信モジュール704、生成モジュール706、及び/又は送信モジュール708を含む。
[00117]受信モジュール704は、基地局750から、データ710として、1トーンDMRSを生成するためのインジケーションを受信し得る。例えば、サブPRB粒度でのリソース割り振りは、上述されたように、UEが2トーン変調スキームを使用してアップリンクデータを送信するように構成されるとき、UEが1トーンDMRSを生成するべきであるというインジケーションとしての役割を果たし得る。
[00118]生成モジュール706は、受信モジュール704から、データ712として、1トーンDMRSを生成することに関連付けられた情報(例えば、1トーンDMRSを生成するためのインジケーション)を受信し得る。いくつかの態様では、生成モジュール706は、1トーンDMRSを生成し得る。例えば、生成モジュール706は、上述されたように、1つ又は複数のシーケンスに少なくとも部分的に基づいて1トーンDMRSを生成し得る。
[00119]送信モジュール708は、生成モジュール706から、データ714として、基地局750に1トーンDMRSを送信することに関連付けられた情報を受信し得る。いくつかの態様では、送信モジュール708は、データ716として基地局750に1トーンDMRSを送信し得る。例えば、送信モジュール708は、上述されたように、基地局750に1トーンDMRSを送信し得る。
[00120]装置は、図6の前述された方法600及び/又は同様のものにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のモジュールを含み得る。そのため、前述された図6の方法600及び/又は同様のものにおける各ブロックは、モジュールによって実行され得、装置は、それらのモジュールのうちの1つ又は複数を含み得る。モジュールは、記載されたプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成された1つ又は複数のハードウェアコンポーネントであり得るか、記載されたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによってインプリメントされ得るか、プロセッサによるインプリメンテーションのためにコンピュータ可読媒体内に記憶され得るか、又はそれらの何らかの組み合わせであり得る。
[00121]図7に示されるモジュールの数及び配置は、例として提供される。実際には、図7に示されるものと比べて、追加のモジュール、より少ないモジュール、異なるモジュール、又は異なるように配置されたモジュールがあり得る。更に、図7に示される2つ以上のモジュールは、単一のモジュール内にインプリメントされ得るか、又は図7に示される単一のモジュールは、複数の分散型モジュールとしてインプリメントされ得る。加えて又は代替として、図7に示されるモジュールのセット(例えば、1つ又は複数のモジュール)は、図7に示されるモジュールの別のセットによって実行されるものとして説明される1つ又は複数の機能を実行し得る。
[00122]図8は、処理システム802を用いる装置702’のためのハードウェアインプリメンテーションの一例を例示する図800である。装置702’は、UEであり得る。
[00123]処理システム802は、一般にバス804によって表されるバスアーキテクチャを用いてインプリメントされ得る。バス804は、処理システム802の特定のアプリケーション及び全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バス及びブリッジを含み得る。バス804は、プロセッサ806、モジュール704、706、708、及びコンピュータ可読媒体/メモリ808によって表された、1つ又は複数のプロセッサ及び/又はハードウェアモジュールを含む様々な回路を共にリンクさせる。バス804はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、及び電力管理回路などの様々な他の回路をリンクし得るが、それらは、当該技術において良く知られており、従って、これ以上は説明されない。
[00124]処理システム802は、トランシーバ810に結合され得る。トランシーバ810は、1つ又は複数のアンテナ812に結合される。トランシーバ810は、送信媒体を通して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ810は、1つ又は複数のアンテナ812から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム802、具体的には受信モジュール704に提供する。加えて、トランシーバ810は、処理システム802、具体的には送信モジュール708から情報を受信し、受信された情報に少なくとも部分的に基づいて、1つ又は複数のアンテナ812に適用されることになる信号を生成する。処理システム802は、コンピュータ可読媒体/メモリ808に結合されたプロセッサ806を含む。プロセッサ806は、コンピュータ可読媒体/メモリ808上に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般の処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ806によって実行されると、処理システム802に、任意の特定の装置について上述された様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ808はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ806によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムは更に、モジュール704、706及び708のうちの少なくとも1つを含む。モジュールは、プロセッサ806中で実行中であり、コンピュータ可読媒体/メモリ808中に存在する/記憶されたソフトウェアモジュール、プロセッサ806に結合された1つ又は複数のハードウェアモジュール、又はそれらの何らかの組み合わせであり得る。処理システム802は、UE120のコンポーネントであり得、メモリ282及び/又はTX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、及び/又はコントローラ/プロセッサ280のうちの少なくとも1つを含み得る。
[00125]いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置702/702’は、1つ又は複数のシーケンスに少なくとも部分的に基づいて1トーン復調基準信号を生成するための手段、ここにおいて、装置702/702’は、サブ物理リソースブロック粒度でのリソース割り振りと2トーン変調スキームとに少なくとも部分的に基づいて1トーンDMRSを送信するべきである、 リソース割り振りに関連付けられた単一のトーンを使用して1トーン復調基準信号を送信するための手段、 及び/又は同様のものを含む。前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を実行するように構成された装置702’の処理システム802及び/又は装置702の前述されたモジュールのうちの1つ又は複数であり得る。上述されたように、処理システム802は、TX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、及び/又はコントローラ/プロセッサ280を含み得る。一構成では、前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を実行するように構成されたTX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、及び/又はコントローラ/プロセッサ280であり得る。
[00126]図8は、一例として提供される。他の例は、図8に関連して説明されたものとは異なり得る。
[00127]1トーンアップリンク通信に関連付けられたシンボル(例えば、1トーンDMRSに関連付けられたシンボル、2変調スキームに少なくとも部分的に基づいて1トーン中で送信されるアップリンクデータに関連付けられたシンボル)を受信するとき、受信機(例えば、基地局)は、前のシンボルの終了と次のシンボルの開始との間の(例えば、サイクリックプレフィックス(CP)の存在によって引き起こされる)位相跳躍を補償する必要があり得る。例えば、基地局は、シンボルの所与のペア間の位相跳躍が(例えば、π/2BPSK変調を使用するとき)ほぼ±π/2に等しくなるように、シンボル間の位相跳躍を補償する必要があり得る。特に、位相回転は、各シンボルにわたって連続的に適用され、所与のシンボルにおける位相回転は、全ての前のシンボルの位相回転に依存する。言い換えれば、位相回転は、シンボルにわたって累積される。
[00128]SC−FDMAπ/2BPSKを使用する2トーン変調の場合、所与のシンボルのトーンインデックスは、(例えば、所与のシンボルのために使用されるサブキャリアが、次のシンボルのために使用されるサブキャリアとは異なる可能性があるので)前のシンボルのトーンインデックスとは異なる可能性がある。ここで、1トーン通信のために実際に使用されるトーンのトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて決定された位相回転は、位相連続性が維持されることを可能にし得るが、これは、基地局が追跡するには実現不可能及び/又は望ましくないことがある。例えば、所与のシンボルのための位相回転は、全ての前のシンボルのための位相回転に依存するので、受信機は、N個のシンボルについて2N個の仮説を仮定する必要があり、それによって、(例えば、トレリス復号器が基地局上で構成されることを必要とすることによって)基地局における複雑さが増大する。
[00129]本明細書で説明されるいくつかの技法及び装置は、トーンインデックスに少なくとも部分的に基づく、1トーンアップリンク通信に関連付けられたシンボルのための位相回転の決定を提供する。位相回転は、上述されたように、アップリンク通信がサブPRB粒度で割り振られたリソースを使用し、2トーン変調を使用するとき、ワイヤレス通信デバイス(例えば、基地局、UE)によって決定及び適用され得る。
[00130]図9は、2トーン変調を使用するサブPRB割り振りに関連付けられたアップリンク通信のシンボルのための位相回転を決定する一例900を例示する図である。
[00131]905において、UE(例えば、UE120)は、2トーン変調を使用するサブPRBリソース割り振り(例えば、3つのサブキャリア)に少なくとも部分的に基づいて送信されるべきアップリンク通信に関連付けられたシンボルのための位相回転を決定し得る。いくつかの態様では、UEは、基地局(例えば、基地局110)による位相回転の決定に関して以下に説明されるのと同様の方法で位相回転を決定し得る。例えば、いくつかの態様では、UEは、以下に説明されるように、サブPRBリソース割り振りに関連付けられたトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて、位相回転を決定し得る。示されるように、UEは、シンボルに位相回転を適用し得、シンボルに関連付けられた更なる処理(例えば、変調、符号化、及び/又は同様のもの)を実行し得、その後、UEは、シンボルを送信し得る。
[00132]910において、基地局は、UEから、サブPRBリソース割り振りに関連付けられた単一のトーン中でシンボルを受信し得る。例えば、基地局は、上述されたように、UEがサブPRB割り振りに従ってアップリンク通信を送信するために(例えば、π/2BPSK変調を使用する)2トーン変調スキームを使用するとき、単一のトーン中でUEによって送信された(例えば、1トーンDMRSに関連付けられた、アップリンクデータに関連付けられた)シンボルを受信し得る。
[00133]915において、基地局は、アップリンク通信に関連付けられたシンボルのための位相回転を決定し得る。いくつかの態様では、基地局は、シンボルに関連付けられたトーンのトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて位相回転を決定し得る。いくつかの態様では、基地局は、リソース割り振りに関連付けられた基準トーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて、位相回転を決定し得る。そのようなケースでは、基準トーンインデックスは、複数のシンボルについて同じであり得る(例えば、基準トーンは、アップリンク通信に関連付けられた各シンボルについて同じであり得る)。
[00134]いくつかの態様では、基準トーンインデックスは、リソース割り振りに関連付けられたトーンのうちの1つのトーンインデックスと一致し得る。例えば、UEが3つの隣接するサブキャリアを割り振られるケースでは、基準トーンインデックスは、3つのトーンのうちの1つに対応するトーンインデックスであり得る。そのようなケースでは、基準トーンインデックスは、シンボルが受信されたトーンに関連付けられることも、関連付けられないこともある。
[00135]いくつかの態様では、基準トーンインデックスは、リソース割り振りに関連付けられた少なくとも2つのトーンに少なくとも部分的に基づき得る。例えば、UEが3つの隣接するサブキャリアを割り振られるケースでは、基準トーンインデックスは、リソース割り振りに関連付けられたトーンのうちの2つの間の中間点に対応するトーンインデックスであり得る。特定の例として、トーンインデックスk1を有するトーン及びトーンインデックスk1+1を有するトーンが、2トーン変調スキームに少なくとも部分的に基づいて送信することに関連して使用される場合、基準トーンインデックスは、k1+1/2(即ち、k1とk1+1との間の中間のトーンに関連付けられたトーンインデックス)であり得る。
[00136]いくつかの態様では、(受信されたシンボルのための位相回転を識別する)位相回転累積項(cumulative term)(φk(l))は、以下の式に少なくとも部分的に基づいて決定され得る:
[00137]示されたように、位相回転の第1の部分は、実際のトーンインデックスk(例えば、シンボルが受信されるトーンに関連付けられたトーンインデックス)に少なくとも部分的に基づいて決定され得、位相回転の第2の部分は、基準トーンインデックス(上記の式においてkrefとして表される)に少なくとも部分的に基づいて決定され得る。このように、各シンボルにおける位相回転は、基地局に知られ得、受信された信号から補償されることができる。特に、2つの連続するシンボル間の位相跳躍は、厳密に±π/2に維持されないことがある。例えば、同じトーンkが2つの連続するシンボルのために選択される場合、位相跳躍は、k1+1/2の基準トーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて位相回転を適用するとき、2π×0.5×NCP/N±π/2になる。
[00138]いくつかの態様では、位相回転は、シンボルが受信されるトーンに関連付けられたトーンインデックスに基づいて決定され得る。そのようなケースでは、位相回転は、(例えば、サブフレームの開始時、スロットの開始時、及び/又は同様のときに)周期的にリセットされ得る。
[00139]920において、基地局は、シンボルに位相回転を適用し得る。例えば、基地局は、シンボルに位相回転を適用し得、シンボルに関連付けられた更なる処理(例えば、復調、復号、及び/又は同様のもの)を実行し得る。
[00140]上記に示されたように、図9は、一例として提供される。他の例は、図9に関して説明されたものとは異なり得る。
[00141]図10は、ワイヤレス通信の方法1000のフローチャートである。方法は、基地局(例えば、図1のBS110、装置1102/1102’、及び/又は同様のもの)によって実行され得る。
[00142]1010において、基地局は、サブPRBリソース割り振りに関連付けられた単一のトーン中でシンボルを受信し得る。例えば、基地局は、上述されたように、サブPRBリソース割り振りにおけるアップリンク通信に関連付けられた単一のトーン中でシンボルを(例えば、アンテナ234、DEMOD232、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、コントローラ/プロセッサ240、及び/又は同様のものを使用して)受信し得る。いくつかの態様では、UEは、上述されたように、アップリンク通信を送信するために2トーン変調スキームを使用し、サブPRB粒度でのリソース割り振りに関連付けられる。
[00143]1020において、基地局は、シンボルのための位相回転を決定し得る。例えば、基地局は、上述されたように、シンボルのための位相回転を(例えば、DEMOD232、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、コントローラ/プロセッサ240、及び/又は同様のものを使用して)決定し得る。いくつかの態様では、位相回転は、上述されたように、リソース割り振りに関連付けられたトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される。
[00144]1030において、基地局は、シンボルに位相回転を適用し得る。例えば、基地局は、上述されたように、シンボルに位相回転を(例えば、DEMOD232、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、コントローラ/プロセッサ240、及び/又は同様のものを使用して)適用し得る。
[00145]方法1000は、以下に説明される、及び/又は本明細書の他の箇所で説明される1つ又は複数の他の方法若しくはプロセスに関連する、任意の単一の態様又は態様の任意の組み合わせなどの追加の態様を含み得る。
[00146]いくつかの態様では、2トーン変調スキームは、π/2BPSK変調を使用する。
[00147]いくつかの態様では、トーンインデックスは、基準トーンインデックスであり、リソース割り振りに関連付けられ、基準トーンインデックスは、複数のシンボルについて同じである。
[00148]いくつかの態様では、基準トーンインデックスは、リソース割り振りに関連付けられた3つのトーンのうちの1つのトーンインデックスと一致する。
[00149]いくつかの態様では、基準トーンインデックスは、リソース割り振りに関連付けられた2つのトーンに少なくとも部分的に基づく。
[00150]いくつかの態様では、基準トーンインデックスは、リソース割り振りに関連付けられた2つのトーン間の中間点に少なくとも部分的に基づく。
[00151]いくつかの態様では、トーンインデックスは、シンボルが受信されるトーンのトーンインデックスである。
[00152]いくつかの態様では、位相回転は、サブフレームの開始時又はスロットの開始時にリセットされる。
[00153]図10は、ワイヤレス通信の方法の実例的なブロックを示すが、いくつかの態様では、本方法は、図10に示されたものと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、又は異なるように配置されたブロックを含み得る。加えて又は代替として、図10に示される2つ以上のブロックが並列に実行され得る。
[00154]図11は、実例的な装置1102中の異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを例示する概念的なデータフロー図1100である。装置1102は、基地局であり得る。いくつかの態様では、装置1102は、受信モジュール1104、決定モジュール1106、及び/又は適用モジュール1108を含む。
[00155]受信モジュール1104は、単一のトーン中で、UE1150から、データ1110として、アップリンク通信に関連付けられたシンボルを受信し得る。例えば、基地局は、上述されたように、アップリンク通信を送信するUEが2トーン変調スキームを使用して1トーンDMRS及びアップリンクデータを送信するように構成されるとき、サブPRB粒度でのリソース割り振りに少なくとも部分的に基づいて送信されたアップリンク通信に関連付けられたシンボルを単一のトーン中で受信し得る。
[00156]決定モジュール1106は、受信モジュール1104から、データ1112として、受信されたシンボルのための位相回転を決定することに関連付けられた情報を受信し得る。いくつかの態様では、決定モジュール1106は、位相回転を決定し得る。例えば、決定モジュール1106は、上述されたように、受信されたシンボルに関連付けられたトーンのトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて、受信されたシンボルに関連付けられた位相回転を決定し得る。
[00157]適用モジュール1108は、決定モジュール1106から、データ1114として、受信されたシンボルに位相回転を適用することに関連付けられた情報を受信し得る。いくつかの態様では、適用モジュール1108は、受信されたシンボルに位相回転を適用し得る。例えば、適用モジュール1108は、上述されたように、シンボルに関連付けられた更なる処理(例えば、復調、復号、及び/又は同様のもの)が実行されることができるように、受信されたシンボルに位相回転を適用し得る。
[00158]装置は、図10の前述された方法1000及び/又は同様のものにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のモジュールを含み得る。前述された図10の方法1000及び/又は同様のものにおける各ブロックは、モジュールによって実行され得、装置は、それらのモジュールのうちの1つ又は複数を含み得る。モジュールは、記載されたプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成された1つ又は複数のハードウェアコンポーネントであり得るか、記載されたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによってインプリメントされ得るか、プロセッサによるインプリメンテーションのためにコンピュータ可読媒体内に記憶され得るか、又はそれらの何らかの組み合わせであり得る。
[00159]図11に示されるモジュールの数及び配置は、例として提供される。実際には、図11に示されるものと比べて、追加のモジュール、より少ないモジュール、異なるモジュール、又は異なるように配置されたモジュールがあり得る。更に、図11に示される2つ以上のモジュールは、単一のモジュール内にインプリメントされ得るか、又は図11に示される単一のモジュールは、複数の分散型モジュールとしてインプリメントされ得る。加えて又は代替として、図11に示されるモジュールのセット(例えば、1つ又は複数のモジュール)は、図11に示されるモジュールの別のセットによって実行されるものとして説明される1つ又は複数の機能を実行し得る。
[00160]図12は、処理システム1202を用いる装置1102’のためのハードウェアインプリメンテーションの一例1200を例示する図である。装置1102’は、基地局であり得る。
[00161]処理システム1202は、一般にバス1204よって表されるバスアーキテクチャを用いてインプリメントされ得る。バス1204は、処理システム1202の特定のアプリケーション及び全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バス及びブリッジを含み得る。バス1204は、プロセッサ1206、モジュール1104、1106、1108、及びコンピュータ可読媒体/メモリ1208によって表された、1つ又は複数のプロセッサ及び/又はハードウェアモジュールを含む様々な回路を共にリンクさせる。バス1204はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、及び電力管理回路などの様々な他の回路をリンクし得るが、それらは、当該技術において良く知られており、従って、これ以上は説明されない。
[00162]処理システム1202は、トランシーバ1210に結合され得る。トランシーバ1210は、1つ又は複数のアンテナ1212に結合される。トランシーバ1210は、送信媒体を通して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1210は、1つ又は複数のアンテナ1212から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1202、具体的には受信モジュール1104に提供する。加えて、トランシーバ1210は、処理システム1202、具体的には送信モジュール(図示せず)から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つ又は複数のアンテナ1212に適用されることになる信号を生成する。処理システム1202は、コンピュータ可読媒体/メモリ1208に結合されたプロセッサ1206を含む。プロセッサ1206は、コンピュータ可読媒体/メモリ1208上に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般の処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1206によって実行されると、処理システム1202に、任意の特定の装置について上述された様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1208はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1206によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムは更に、モジュール1104、1106及び1108のうちの少なくとも1つを含む。モジュールは、プロセッサ1206中で実行中であり、コンピュータ可読媒体/メモリ1208中に存在する/記憶されたソフトウェアモジュール、プロセッサ1206に結合された1つ又は複数のハードウェアモジュール、又はそれらの何らかの組み合わせであり得る。処理システム1202は、eNB110のコンポーネントであり得、メモリ242及び/又はTX MIMOプロセッサ230、RXプロセッサ238、及び/又はコントローラ/プロセッサ240のうちの少なくとも1つを含み得る。
[00163]いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置1102/1102’は、アップリンク通信に関連付けられた受信されたシンボルのための位相回転を決定するための手段、ここにおいて、アップリンク通信は、2トーン変調スキームを使用し、サブ物理リソースブロック粒度でのリソース割り振りに関連付けられ、位相回転は、受信されたシンボルに関連付けられたトーンのトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、受信されたシンボルに位相回転を適用するための手段、及び/又は同様のものを含む。前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を実行するように構成された装置1102’の処理システム1202及び/又は装置1102の前述されたモジュールのうちの1つ又は複数であり得る。上述されたように、処理システム1202は、TX MIMOプロセッサ230、受信プロセッサ238、及び/又はコントローラ/プロセッサ240を含み得る。一構成では、前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を実行するように構成されたTX MIMOプロセッサ230、受信プロセッサ2312、及び/又はコントローラ/プロセッサ240であり得る。
[00164]図12は、一例として提供される。他の例は、図12に関連して説明されたものとは異なり得る。
[00165]図13は、ワイヤレス通信の方法1300のフローチャートである。方法は、UE(例えば、図1のUE120、装置1402/1402’、及び/又は同様のもの)によって実行され得る。
[00166]1310において、UEは、シンボルのための位相回転を決定し得る。例えば、UEは、上述されたように、シンボルのための位相回転を(例えば、MOD254、TX MIMOプロセッサ266、送信プロセッサ264、コントローラ/プロセッサ280、及び/又は同様のものを使用して)決定し得る。いくつかの態様では、位相回転は、上述されたように、リソース割り振りに関連付けられたトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される。
[00167]1320において、UEは、シンボルに位相回転を適用し得る。例えば、UEは、上述されたように、シンボルに位相回転を(例えば、MOD254、TX MIMOプロセッサ266、送信プロセッサ264、コントローラ/プロセッサ280、及び/又は同様のものを使用して)適用し得る。
[00168]1330において、UEは、サブPRBリソース割り振りに関連付けられた単一のトーン中でシンボルを送信し得る。例えば、UEは、上述されたように、サブPRBリソース割り振りにおけるアップリンク通信に関連付けられた単一のトーン中でシンボルを(例えば、アンテナ252、MOD254、TX MIMOプロセッサ266、送信プロセッサ264、コントローラ/プロセッサ280、及び/又は同様のものを使用して)送信し得る。いくつかの態様では、UEは、上述されたように、アップリンク通信を送信するために2トーン変調スキームを使用し、サブPRB粒度でのリソース割り振りに関連付けられる。
[00169]方法1300は、以下に説明される、及び/又は本明細書の他の箇所で説明される1つ又は複数の他の方法若しくはプロセスに関連する、任意の単一の態様又は態様の任意の組み合わせなどの追加の態様を含み得る。
[00170]いくつかの態様では、2トーン変調スキームは、π/2BPSK変調を使用する。
[00171]いくつかの態様では、トーンインデックスは、基準トーンインデックスであり、リソース割り振りに関連付けられ、基準トーンインデックスは、複数のシンボルについて同じである。
[00172]いくつかの態様では、基準トーンインデックスは、リソース割り振りに関連付けられた3つのトーンのうちの1つのトーンインデックスと一致する。
[00173]いくつかの態様では、基準トーンインデックスは、リソース割り振りに関連付けられた2つのトーンに少なくとも部分的に基づく。
[00174]いくつかの態様では、基準トーンインデックスは、リソース割り振りに関連付けられた2つのトーン間の中間点に少なくとも部分的に基づく。
[00175]いくつかの態様では、トーンインデックスは、シンボルが送信されるトーンのトーンインデックスである。
[00176]いくつかの態様では、位相回転は、サブフレームの開始時又はスロットの開始時にリセットされる。
[00177]図13は、ワイヤレス通信の方法の実例的なブロックを示すが、いくつかの態様では、本方法は、図13に示されたものと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、又は異なるように配置されたブロックを含み得る。加えて又は代替として、図13に示される2つ以上のブロックが並列に実行され得る。
[00178]図14は、実例的な装置1402中の異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを例示する概念的なデータフロー図1400である。装置1402は、UEであり得る。いくつかの態様では、装置1402は、決定モジュール1404、適用モジュール1406、及び/又は送信モジュール1408を含む。
[00179]決定モジュール1404は、本明細書で説明されるように、受信されたデータ1410に基づいて、シンボルのための位相回転を決定し得る。例えば、決定モジュール1404は、上述されたように、サブPRBリソース割り振りに関連付けられたトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて、シンボルに関連付けられた位相回転を決定し得る。
[00180]適用モジュール1406は、決定モジュール1404から、データ1412として、シンボルに位相回転を適用することに関連付けられた情報を受信し得る。いくつかの態様では、適用モジュール1406は、シンボルに位相回転を適用し得る。例えば、適用モジュール1406は、上述されたように、シンボルに関連付けられた更なる処理(例えば、変調、符号化、及び/又は同様のもの)が実行されることができるように、受信されたシンボルに位相回転を適用し得る。
[00181]送信モジュール1408は、上述されたように、適用モジュール1406から、データ1414として、位相回転されたシンボルに関連付けられた情報を受信し得、サブPRB粒度でのリソース割り振りに少なくとも部分的に基づいて送信されるべきアップリンク通信に関連付けられたシンボルを送信し得る。
[00182]装置は、図13の前述された方法1300及び/又は同様のものにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のモジュールを含み得る。そのため、前述された図13の方法1300及び/又は同様のものにおける各ブロックは、モジュールによって実行され得、装置は、それらのモジュールのうちの1つ又は複数を含み得る。モジュールは、記載されたプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成された1つ又は複数のハードウェアコンポーネントであり得るか、記載されたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによってインプリメントされ得るか、プロセッサによるインプリメンテーションのためにコンピュータ可読媒体内に記憶され得るか、又はそれらの何らかの組み合わせであり得る。
[00183]図14に示されるモジュールの数及び配置は、例として提供される。実際には、図14に示されるものと比べて、追加のモジュール、より少ないモジュール、異なるモジュール、又は異なるように配置されたモジュールがあり得る。更に、図14に示される2つ以上のモジュールは、単一のモジュール内にインプリメントされ得るか、又は図14に示される単一のモジュールは、複数の分散型モジュールとしてインプリメントされ得る。加えて又は代替として、図14に示されるモジュールのセット(例えば、1つ又は複数のモジュール)は、図14に示されるモジュールの別のセットによって実行されるものとして説明される1つ又は複数の機能を実行し得る。
[00184]図15は、処理システム1502を用いる装置1402’のためのハードウェアインプリメンテーションの一例を例示する図1500である。装置1402’は、UEであり得る。
[00185]処理システム1502は、一般にバス1504よって表されるバスアーキテクチャを用いてインプリメントされ得る。バス1504は、処理システム1502の特定のアプリケーション及び全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バス及びブリッジを含み得る。バス1504は、プロセッサ1506、モジュール1404、1406、1408、及びコンピュータ可読媒体/メモリ1508によって表された、1つ又は複数のプロセッサ及び/又はハードウェアモジュールを含む様々な回路を共にリンクさせる。バス1504はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、及び電力管理回路などの様々な他の回路をリンクし得るが、それらは、当該技術において良く知られており、従って、これ以上は説明されない。
[00186]処理システム1502は、トランシーバ1510に結合され得る。トランシーバ1510は、1つ又は複数のアンテナ1512に結合される。トランシーバ1510は、送信媒体を通して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1510は、1つ又は複数のアンテナ1512から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1502、具体的には受信モジュール(図示せず)に提供する。加えて、トランシーバ1510は、処理システム1502、具体的には送信モジュール1408から情報を受信し、受信された情報に少なくとも部分的に基づいて、1つ又は複数のアンテナ1512に適用されることになる信号を生成する。処理システム1502は、コンピュータ可読媒体/メモリ1508に結合されたプロセッサ1506を含む。プロセッサ1506は、コンピュータ可読媒体/メモリ1508上に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般の処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1506によって実行されると、処理システム1502に、任意の特定の装置について上述された様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1508はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1506によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムは更に、モジュール1404、1406及び1408のうちの少なくとも1つを含む。モジュールは、プロセッサ1506中で実行中であり、コンピュータ可読媒体/メモリ1508中に存在する/記憶されたソフトウェアモジュール、プロセッサ1506に結合された1つ又は複数のハードウェアモジュール、又はそれらの何らかの組み合わせであり得る。処理システム1502は、UE120のコンポーネントであり得、メモリ282及び/又はTX MIMOプロセッサ266、TXプロセッサ264、及び/又はコントローラ/プロセッサ280のうちの少なくとも1つを含み得る。
[00187]いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置1502/1402’は、アップリンク通信に関連付けられた受信されたシンボルのための位相回転を決定するための手段、ここにおいて、アップリンク通信は、2トーン変調スキームを使用し、サブ物理リソースブロック粒度でのリソース割り振りに関連付けられ、位相回転は、リソース割り振りに関連付けられたトーンインデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、 受信されたシンボルに位相回転を適用するための手段、及び/又は同様のものを含む。前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を実行するように構成された装置1402’の処理システム1502及び/又は装置1402の前述されたモジュールのうちの1つ又は複数であり得る。上述されたように、処理システム1502は、TX MIMOプロセッサ266、送信プロセッサ268、及び/又はコントローラ/プロセッサ280を含み得る。一構成では、前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を実行するように構成されたTX MIMOプロセッサ266、送信プロセッサ264、及び/又はコントローラ/プロセッサ280であり得る。
[00188]図15は、一例として提供される。他の例は、図15に関連して説明されたものとは異なり得る。
[00189]開示されたプロセス/フローチャート中のブロックの特定の順序又は階層は、実例的なアプローチの例示であることが理解されるべきである。設計の選好に基づいて、これらプロセス/フローチャート中のブロックの特定の順序又は階層は、再配置され得ることが理解されるべきである。更に、いくつかのブロックは、組み合わされ得るか、又は省略され得る。添付の方法の請求項は、サンプルの順序で様々なブロックの要素を提示しており、提示された特定の順序又は階層に限定されることを意図されない。
[00190]先の説明は、いかなる当業者であっても、本明細書で説明された様々な態様を実施することを可能にするために提供される。これらの態様への様々な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、本明細書で定義された包括的な原理は、他の態様に適用され得る。このことから、特許請求の範囲は、本明細書で示された態様に限定されることを意図されないが、特許請求の範囲の文言と一致する全範囲を付与されるべきであり、ここにおいて、単数形での要素への言及は、そうであると具体的に記載されない限り、「1つ及び1つのみ」を意味することを意図されず、むしろ「1つ又は複数」を意味する。別途具体的に記載されない限り、「いくつかの/いくらかの/何らかの」という用語は、1つ又は複数を指す。「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」、及び「A、B、C、又はそれらの任意の組み合わせ」などの組み合わせは、A、B、及び/又はCの任意の組み合わせを含み、複数のA、複数のB、又は複数のCを含み得る。具体的には、「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」、及び「A、B、C、又はそれらの任意の組み合わせ」などの組み合わせは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとB、AとC、BとC、又はAとBとCであり得、ここで、任意のそのような組み合わせは、A、B、又はCの1つまた複数のメンバを包含し得る。当業者に知られているか、又は後に知られることになる、この開示全体を通じて説明された様々な態様の要素に対する全ての構造的及び機能的な同等物は、参照によって本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることを意図される。その上、本明細書で開示されたものはいずれも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公に献呈されることを意図されない。どの請求項の要素も、その要素が「〜のための手段」というフレーズを使用して明確に記載されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。