JP2021509937A - 温度調節衣服及び空気交換システム - Google Patents
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Abstract
本発明は、温度調節衣服及び空気交換システムであって、生地であって、裏から見えるバックグラウンド糸(11)と、当該生地の表から見えるベース糸(12)と、で構成されており、特定の性能特性が当該衣服に(したがって当該生地に)要求されるゾーンで、第3の糸(2)が機械加工に導入されて当該生地に所望の性能特性を与える構造の構築を可能にしている、当該衣服の構造を作る、生地を備える、温度調節衣服及び空気交換システムを、開示する。特に、汗を吸収して放出しかつ通気性があるように設計されたゾーンで、当該衣服は、生地構造であって、当該バックグラウンド糸(11)と当該ベース糸(12)とを、良好な空気の通過を可能にするように、そのような性能が要求されていない他の部分に対して目がより粗い編み、すなわちオープンワークで機械加工することによって得られる、生地構造を特徴としており、当該第3の糸(2)は、当該糸を、幅に関して明確に定められており、かつ得られる通気性領域の幅に対応している、編成の列の一部の中に、挿入することによって追加されている。第3の糸は、第3の糸を、人の皮膚に接触している内側から、外部環境に接触する生地の外側へと通過させて、それから戻すことによって機械加工され、生地の内側と外側の間で一種の「ギリシャ雷文」を作るものであり、一種の格子を作るために、特定の数の列にわたって機械加工が繰り返される。【選択図】図1
Description
本発明は、特に発汗しやすいあらかじめ決められた皮膚の領域にわたって、効果的な蒸発、及び正確かつ均一な温度調節を得るために、特定の局所的な蒸発及び温度調節を有する、差異を設けたゾーンを作るのに特に適しており、それによって、位置によって明確に識別される正確な機能を有する衣服セクタを得ることが可能となる、温度調節衣服及び空気交換システムに関する。
今日、いっそう特殊化した特定のタイプの性能を有する衣料品の必要性により、研究者は、快適性、蒸発、温度調節などに関する非常に特定的な要求を満たすことを目的として、よりいっそう高性能な生地を開発するようになっている。
知られているように、スポーツ活動において、ユーザは、明確に定められた要件を満たす衣服を着用することが求められる。実際、衣服は、着用して快適なものでなければならず、かつスポーツ分野に応じた特定の特性を提供しなければならない。ここで、その衣服は、そのスポーツ分野のために作られているものとする。実際、様々なスポーツの分野で、衣料品は、体への最適な密着性及び軽さ、高いレベルの快適性を保証する特性を提供しなければならず、機能的でなければならず、着用者に、最も広い範囲の動き、及び健康を保証しなければならない。
特に、衣料品は、スポーツ活動中に着用者を外部環境から保護し、かつ皮膚の温度を可能な限り体温に近く保つことが求められる。したがって、その衣料品は、必要に応じて空気を通すことができなければならない。身体活動によって発生する熱を消散する(disperse,散らしてなくす)ため、又は外部温度が特に低いときに熱の消散に対するバリアを作るためである。
現在、多くのスポーツ活動では、スポーツ活動中に行われる種類の動きによるニーズを、可能な限り厳密に満たす環境を作るために、重ね着をするのが通例である。
重ね着したもののうち1つ又は複数を必要に応じて取り除くことができるようにしているものの、重ね着によって、着用者は、逆に、もはや受け入れられない方法で「着込む」こととなる。動きが、したがって快適性が制限されるからである。その結果として、対処すべき「重荷」となるその衣服をどうにかして取り除くことが必要となる。
さらにまた、スポーツマン及びスポーツウーマンが非常に強く感じるニーズの1つは、明確に画定された領域で特に通気性があり、かつ動きとともに生成される汗の気化を確実にすることも生地によってでき、それによって体温と周囲環境の温度との温度差から着用者の体を保護する、衣料品の必要性である。この必要性は、例えばスキーで特に強く感じられる。スキーでは、体と外部環境との間の温度差がかなりのものになる。
温度が過度に上昇する場合、このことが筋肉の細胞マトリックスへのダメージを引き起こす可能性があることが、実施された研究によって判明している。ある特定の温度、かつストレス下において、筋繊維の動きは、最適でないからである。
温かいゾーンと冷たいゾーンとの間の熱衝撃により、血管の観点から見た温度が変化するポイントにおいて熱衝撃による液体の停滞が引き起こされる可能性があるから、細胞の化学作用が、影響を受ける。ここで、この細胞の化学作用は、筋肉の収縮を確実にするものである。
さらにその上、スキー中の場合のように、外部温度が体温よりもはるかに低い場合、ちょうど説明された現象の効果が、増幅される。
特に、消散の欠如及び/又は不規則な消散は、温度の強制的なさらなる上昇を誘発し、これは、ある長さ及び時間にわたって血管の侵食を引き起こす、前述の効果の加速につながる。
さらにまた、過度の加熱により、筋肉に存在する液状界面活性剤の粘性が低下し、その結果、パフォーマンスが低下し、細胞及び筋肉の損傷のリスクが高まる。さらにまた、不適切な蒸発は、皮膚の刺激、又は細菌及び真菌の増殖を誘発する可能性がある。それら細菌及び真菌は、暖かく湿った環境で理想的な生息場所を見つけるのである。
これまでに説明したことに加えて、ほとんどの衣料品は、生成される汗を吸収するが、しかし後者を生地の中に保持して、その生地は、重く押さえられ、皮膚に気持ちの悪い湿った感じを残すとともに、体に有害である。それは、暑い状態と寒い状態との間を行きつ戻りつし、不快である。
本出願人は、米国特許出願公開第2005/0086721号明細書を知っており、これは、温度調節衣料品、及び皮膚の領域から湿気を取り除く方法を、開示している。特に、その特許では、その品は、蒸発を可能にする、特定の機械加工を伴う経路を有する編地で作られていると述べられている。さらにまた、非常に薄い機械加工の層を有する他の領域があり、その領域は、蓄積された汗が進み出ることができるようにして、湿気が気化することを可能にしている。
その特許では、通気経路を作り出す複数の平行なリブで形成された、異なる形式の温度調節も開示されているが、別の形態は、波の形状の構成で保持された生地に基づいている。このように構成された生地の上面は、封じ込め生地の層によって覆われている。温度調節の部分は、汗の滴によって湿った皮膚上に、伸縮自在に置かれている。その領域はまた、汗を乾かすために空気を循環させることが意図されている、空洞も有する。
より詳細には、その特許は、「平坦な生地の第1の層と波状の生地の第2の層とを特徴とする、少なくとも1つの温度調節ゾーンであって、波状の生地の前記第2の層は、テープとレリーフとを交互に特徴とし、前記テープは、生地の前記第1の層に結合されており、前記レリーフ及び生地の前記第1の層は、一緒に、複数の中空チャンバを画定している、少なくとも1つの温度調節ゾーン」を開示している。
その特許は、汗が、波状の生地によって運ばれるにつれて、皮膚から取り除かれる方法であって、しかし、その波が生地の2つの層の間に閉じ込められており、結果として湿気が気化するためにより多くの時間が必要となるから、汗が、部分的に生地にも残る、方法を説明している。実際、その波には、湿気が充満しているが、しかしその波は、生地の内側にあり、かつ多少太い横糸を特徴としているから、急激な気化を促進することはなく、そのため、ユーザは、蓄積された湿気によって重みを感じる。
前述の特許に開示されているように、記載されている機械加工は、バックグラウンド糸と、生地の編地を得るために使用される糸と、の2つの糸を使用して行われる。第2の糸に関しては、温度調節生地の部分を作るために、残りの生地に存在するものとは異なる糸が、使用される。
より詳細には、前述の特許では、蒸発の領域は、非常に明確に画定されており、かつ規則的であり、その結果、汗は、領域全体を通して均一かつ一定であるが、しかし一方で、同じセクタ内であっても、より大きな蒸発を必要とする領域があるのに対して、そのような領域に対して横方向では、蒸発の必要性がより抑えられているから、汗の生成は、ある場所から別の場所までの間に、同じセクタ内であっても変化する。
その特許に記載されている機械加工によって得られる生地は、その波のパターンを得るために必要とされる機械加工のタイプ、結果として得られる生地がより重くかつ硬さがより大きいということにつながる条件に起因して、特に厚くボリュームのある生地であることが判明している。実際、その特許のポイント(008)で示されているように、編地は、より厚く、このことは、衣服が重いということに変わる。ここで、ポイント(008)は、より多くの量の汗を吸収するために、どのようにして、温度調節ゾーンが、複数の層で構成されることができるかを説明している。その汗は、その後、運び去られなければならない。結果として、得られる編地は硬くなりがちであり、したがって、あまり快適ではないし、時間とともに不快感を引き起こす可能性がある。
さらに、波状の生地を作るために使用される機械加工のタイプに起因して、特に冬の活動のための衣服において、皮膚上及び汗の多い領域内に、顕著な熱の蓄積がある。それらの衣服は、蓄積された熱を消散できないからである。そのため、衣服を脱いだとき、皮膚がわずかに湿ったままであるということだけでなく、皮膚と周囲環境との間にかなりの温度差がある。
これまでに説明したことに加えて、その特許は、どのようにして、「温度調節」の経路が、水分集中ゾーンから始まり、湿気の一部を気化させる一方、残りの部分が生地に吸収され、さらにその上、衣服の他の領域に向けて湿気を輸送するように設計されているかを、開示している。ここで、その湿気は、その領域で、気化されることができる。
これまでの説明に加えて、一連の動き全体を、過激なものを含めて全く快適に、何らの制約若しくは制限又は重量の感覚もなく、同時に理想的な蒸発及び温度調節並びに衣服が接触する体の部分の良好な保護を促進しながら、ユーザが実行できるようにし、しかしまた、心地よくかつ魅力的な外観を有し、とりわけ軽く柔らかく、かつ断然かさばらないしボリュームあるものでないものでもある、いっそう人間工学的な衣料品への需要が、様々なスポーツ分野に関連する市場から表明されている。
本発明の目的は、本質的に、周知の技術の問題を解決することであり、温度調節衣服及び空気交換システムによって、前述の欠点を克服することである。これらは、適時な態様で汗を消散させる必要性に基づいて蒸発に差異を設けたゾーンを有する衣服をユーザに提供し、最適な快適性、優れた通気性をユーザに提供するが、しかし対象としているニーズに合わせて調整されている。
本発明の第2の目的は、衣服に構造的特徴を与える、温度調節衣服及び空気交換システムを提供することである。その構造的特徴は、生地内に何ら湿気が存在することなく皮膚を乾いたままにする、効果的な温度調節を得るために、機能特性に変換される。
本発明の第3の目的は、温度調節衣服及び空気交換システムであって、それらが提供しなければならない機能及び保護のタイプに従って区切られた、明確に画定された領域を有するものを、提供することである。
本発明のさらなる目的は、ゾーンを提供する、温度調節衣服及び空気交換システムを提供することである。そのゾーンは、温度を保ち皮膚から湿気を取り除き、かつ、湿気が、それが生み出される正確な場所で、生地から進み出ることができるようにする。
本発明の、さらなる目的であるがしかし最終的ではない目的は、製造が容易であり、よく働く、温度調節衣服及び空気交換システムを提供することである。
これらの目的、及び本明細書を通じてよりよく明らかになる他の目的は、以下の特許請求の範囲で要点を述べるように、温度調節衣服及び空気交換システムによって本質的に達成される。
非限定的な例の形式で提供される、本発明による温度調節衣服及び空気交換システムの詳細な説明において、さらなる特徴及び利点が、添付の図面を参照することによって、よりよく明らかになるであろう。
図を参照すると、1は、本発明による温度調節衣服及び空気交換システムを、全体として示す。
知られているように、汗(perspiration)、蒸発(transpiration)、及び外部環境からの分離などに関してそれぞれ異なる要求を有する、体の領域があり、図1は、体のそれぞれ異なる部分を参照して、それぞれ異なる必要性を示している。
多様な要求を満たすために、編地構造(knitted fabric construction)において求められるそれらの機能的特性を与える、それぞれ異なるタイプの機械加工(machining)が、あらかじめ決められたゾーンで、行われてきた。
本発明による衣服(garment)は、従来の種類の生地で実質的に構成されており、裏(reverse)から見えるグラウンド糸(ground yarn)11と、生地(fabric)の表から見えて衣服の質感を作るベース糸(base yarn)12と、からなる。
衣服の、したがって生地の、特定の性能(performance)が要求されるゾーンでは、第3の糸(third yarn)2が、機械加工に追加されて、生地に所望の性能を与える構造の構築を可能にしている。
図2に示されているように、示されている構成を特徴とする生地は、汗を吸収して放出しかつ通気性があるということに、適している。
この領域の生地の構造は、バックグラウンド糸(background yarn)11及びベース糸12を機械加工することによって得られ、それによって、(そのような性能が要求されていない他の部分に対して)目がより粗い編地、すなわちオープンワーク(openwork,透かし編み)が、良好な空気の通過を可能にするために作られ、第3の糸2は、編成の列の一部の、機械加工に追加される。この編成の列の一部は、幅に関して明確に定められており、得られる通気性ゾーンの幅に対応している。より詳細には、第3の糸は、第3の糸を、人の皮膚に接触している内側から、外部環境に接触する生地の外側へと通過させて、それから戻すことによって加工され、図4に概略的に示されているように、生地の内側と外側の間で一種の「ギリシャ雷文」(Greek fret)を作る。
実際、第3の糸2は、バックグラウンド糸11及びベース糸12の2つの糸に接続されており、第1のセクション20で、当該糸は、内側にあり、それから、第2のセクション21で、当該糸は、他の2つの糸によって得られた編成体(knitting)を通り抜け、それから、第3のセクション22で、外側に出て来て、それから、第4のセクション23で、もう一度編成体を通り抜け、それから内側へ通って戻って、作られる領域の幅全部について、そのように進められるような方法で、機械加工される。
第3の糸を追加するこの方法は、領域の所望の幅に沿って、あらかじめ決められた数の、編成の列にわたって繰り返される。特に、編成の同じ列の中で、第1の内部セクションの長さ及び第3の外部部分の長さは、変化し得る。これらの、第1のセクションと第3のセクションのサイズの違いは、生地が汗を吸収して逃がす(wick away,吸い取る、排出する)能力の違いに対応している。さらにまた、前述のように、図2に示されているように、一種の格子を作るために、特定の数の列にわたって機械加工が繰り返される。
本発明によれば、格子のパターンは、そのゾーン内に存在する汗の量に従って変化するから、規則的ではない。例えば、図1に示されているように、背中の中央には、ちょうど説明されたもののようなセクタAがある。これは、脊椎の形態、並びに背筋及び腰筋の挿入によって、一種の自然の経路(natural channel)が作られているために、その領域内に汗の合流点があるからである。その結果、格子の形状及び構成は、関係する領域と、生成される汗の量、及びしたがって必要な蒸発量との両方に従う。実際、格子の要素25のサイズは、変化するものであり、背骨から離れて腕に向かって移動すると徐々に減少し、第3の糸によって得られる外部要素と内部要素との両方の面は、蒸発の必要性が、背骨から離れて移動すると減少するから、腕に向かって移動すると減少する。
機械加工は、皮膚と接触する第3の糸2の量を増加するように行われる。このことによって、汗を吸収する能力が、高まる。これは、第3の糸のレイアウト及び物理的特性が、汗が皮膚から吸収されることを確実にするからである。当該第3の糸は、疎水性であり、そのため、汗が浸透せず、汗をベース生地(base fabric)から外側に向かって逃がして空気と接触させ、当該汗は、リブ(ribs,畝)26の存在によって得られる空気の動き(movement)によっても助けられて、そこで気化する。
実際、汗が第3の糸2に触れると、その汗は、非常に急速に外側に運ばれ、残る生地は、直ちに乾燥する。
これまでに説明したことに加えて、このセクタの機械加工は、先に開示された格子が、得られる生地を重くするであろう厚みを編成体内に作らないように、非常に小さい寸法の複数の水平リブ26を含むことを想定している。
実際、リブ(ribbing,畝)は、バックグラウンド糸11及びベース糸12を使用して得られ、生地のボリュームを生み出すように編み目(stitches)を保持している。
本実施形態によれば、各リブ26は、非常に目の粗い(very open)通気性のある機械加工によって囲まれている。
より詳細には、一連のリブ26は、空気の二次的な通路を作るように、ギリシャ雷文パターンの間に挿入される。この二次的な通路の中で、格子構造によって移動される空気に対して横方向に、空気が、移動する。この格子構造によって移動される空気は、皮膚に対して本質的に垂直の方向に移動する。このようにして、2つの方向で空気循環が生み出されて、非常に繊細な渦が生み出される。その結果、素早く効果的に汗が気化して、その汗は、それが見つかる場所で取り除かれる。
本発明によれば、すでに述べたように、リブによって、空気循環が促進され、したがって蒸発が促進される。さらにまた、当該リブは、汗のより強い集中が起きやすい中央領域からより遠く離れると空気が通過する必要性が小さくなることから、ゾーンの脇に向かって厚さが減少する。
前述のように、リブは、その構成によって、1つのリブと隣のリブとの間で生地の一部が皮膚からほんの少し持ち上げられて保たれることを可能にし、そのようにして、横方向の空気循環を促進し、したがって皮膚に対して平行な空気の流れを促進する。
本実施形態では、一変形は、リブの構造内に、それぞれ異なる程度の蒸発及び温度の調節を管理するように、間隔を置いて配置された、高蒸発のセル(high transpiration cells)があることを想定している。
特にオープンニットを提供する機械加工によってバックグラウンド糸を使用して作られた、空気を通過させるセル(cells,小室)は、リブの内側でも空気の交換があることを確実にして、それぞれ異なる温度のゾーンが作られて蒸発及び均一で十分な温度調節が制限されることを回避する。
図5及び図6に示されている、本件の衣服に存在する別の機械加工は、第3の糸が、ギリシャ雷文を含むことを想定している。ここで、このギリシャ雷文のセクションは、互いに非常に接近しており、それによって、よりコンパクトな生地を得ている。その生地に要求される性能は、皮膚を外部環境から遮断する(insulate)ことだからである。実際、生地のこの構造は、一定の温度を保ちかつ熱損失を回避する必要がある、体の領域で提供される。熱損失は、筋肉の動作をより遅く、より硬くするであろう。
これらのセクタ(図1のセクタB)では、まさに通気性、及び冷気の通過を低減する目的で、格子は、はるかによりコンパクトで密になっている。この通気性、及び冷気の通過は、例えば、側部、及びスキーでかなり使用される殿筋の挿入部分の冷え、並びに腰仙部又は上背部(shoulder,肩)の脊柱の可動性が遅く不安定になることにつながる。ここで、この上背部の回旋腱板筋は、小さくかつ機械的により弱く、そのためより容易に損傷する。
本発明によれば、第3の糸の存在及び使用により、図7及び図8に示されている機械加工を行うことが可能になる。この機械加工は、わずかに通気性であるように設計されており、外部環境に対する良好な遮断を提供し、かつ引っ張りへの強い耐久性を保証する。これらのセクタ(図1のCで示されている)は、例えば肘及び膝などの、衣服が、かなりの伸張を与える必要があり、かつ着用者の動きに制約を作らない必要がある所で想定されている。ここで、肘及び膝は、折り目が形成されることなく、かつ生地の張りを生じさせることなく、曲がることができなければならない。折り目は、不快感を引き起こすものであろうし、生地の張りは、衣服が第2の皮膚のようにくっつくことから、動きの自由及び可能性を制限するであろう。
特に、例えば、肘は、手が機能できるようにする筋肉の座であるので、すでに手がなさなければならない努力に加えて、パフォーマンスと耐久性の両方の点で、動きに対する抵抗がある場合、短期的にはかなりの力が失われるであろうし、長期的には、例えば上顆炎などの、炎症性の現象が、現れ得る。さらにその上、遮断をもたらす生地の構造は、ノック及びバンプから部分を保護するためのアクションを実行できる、パディングも提供する。
これまでに説明したことに加えて、第3の糸は、ポリプロピレン、又は同等の特性を有する別の材料で作られている。これらには、機械加工中に当該糸が内側に置かれるとそれによってその部分の良好な断熱(insulation)が保証されるように、皮膚に触れたときに暖かくなる能力がある。このことは、この機能のためにこの糸が内側に配置されるとき、この糸は、より多くの材料が皮膚上にあるように、目の粗い機械加工がされるという事実にも手伝われている。さらにまた、生地の内側のこの配置によって、図6に示されているように、一種のスポンジ機械加工が作り出され、これは、温度を保ち空気を閉じ込める、毛羽立て効果(napped effect,ナップ効果)を再現して、一種の内部的な「エアチャンバ」を作り出す。この「エアチャンバ」は、着用者に、より大きな快適性、及びより良好な温度調節を与える。生地と糸との層の間に閉じ込められた空気は、温度が外の空気よりも体に近いからである。
さらにまた、この「エアチャンバ」は、あらゆるノック及びバンプを緩衝し、吸収するのに役立つ。このようにして、衣服のセクタは、より柔らかくなり、その結果、装着することと、数時間保つこととの両方が、より便利で快適になる。
異なって、第3の糸が、生地の外側に配置されて、かつ張られている場合、軽く、目の粗い編地(loose knit)が得られる。この編地は、そのセクタで衣服を非常に通気性があるものにする。主編成(main knitting)にバックグラウンド糸を使用して機械加工が行われ、かつ、ベース糸及び第3の糸を使用して編成の中にオープンステッチ(open stitch)が作られ、そのために空気の通過が促進されるからである。
糸と、厚さと、編地の構成の選択と、の組み合わせが、糸によって生み出される構造に応じて、結果につながる。最適な通気のためのより目の粗い機械加工タイプ、又は遮断及び保護のためのより密でよりコンパクトな編地の交替によって、クローズニット(close knit)及び/又はオープンニット(open knit)のいずれかの、所望の特徴が得られる。
前述の組織は、非常に通気性がありかつ汗の排出(expulsion)を促進する、組織化された生地につながる。
主に構造的な説明の後、ここで本件の発明を概説する。
努力を必要とする一連の反復的な動きを伴う、特定のスポーツ活動を行うことをユーザが意図する場合、そのようなユーザは、特にそのタイプのスポーツ活動のために設計された本発明による衣服を、単に着用しなければならない。最適な快適性に加えて皮膚の心地よい感じを保証する、正確で十分な温度調節、及びしたがって良好な蒸発を得るためである。さらにまた、この衣服は、様々な動き及び努力の中でユーザを保護し、ノックを受ける可能性のある領域を保護するものであり、かつ、ユーザは、常に乾いた生地を皮膚に接触させている。
このようにして、本発明は、設定された目的を達成するのである。
本件の、温度調節衣服及び空気交換システムは、適時な態様で汗を消散(dispersion)させる必要性に基づいて蒸発に差異を設けたゾーンを有する衣服をユーザに提供し、最適な快適性、優れた通気性を提供するが、しかし特定のセクタを対象としており、ニーズに合わせて調整されている。
有利なことに、この衣服の生地を作り出す機械加工は、衣服に構造的特徴を与える。その構造的特徴は、皮膚を乾いたままにし生地からの湿気(moisture)の完全な排出を促進する、効果的な温度調節を得るために、機能特性に変換される。
さらにまた、本発明による温度調節衣服は、明確に画定された領域を有し、それら領域は、それらが発揮しなければならない機能のタイプに従って、区切られている。汗を吸収してそれを外側に放出(expel)するセクタ、スポーツ活動のニーズ及びタイプに応じて蒸発のレベルに差異を設けた通気性ゾーン、外部環境の温度差から体の部分を保護する断熱された領域及び断熱する領域、並びに何らの制限又は締め付けもなく自由な動きを可能にする一方で、それでもなお部分の保護を保証する、伸張可能で引っ張りへの耐久性がある領域が、機械加工に応じて、あり得るからである。
温度調節衣服及び空気交換システムのさらなる利点は、それらが、着用者にゾーンを提供することである。そのゾーンは、温度を保ち皮膚から湿気を逃がし、湿気が、生地から進み出て、触れると心地よい乾いた感覚(sense)を残すことができるようにする。したがって、スポーツ活動の後にこの衣服を脱いだとき、もはや温度差が感じられず、健康であると感じられ、かつ即時に気候上の快適性が感じられる。
実際、有利なことに、空気交換システムがあることによって、従来技術による衣服で生じるような、生地の代替的なゾーン内に湿気を輸送するための経路(channels)の必要性は、もはやない。さらに、皮膚から集められた汗は、湿気が生地の中に残る従来技術の衣服とは異なり、生地から引き出されて空気に触れ、即時に完全に生地から気化する。
さらにまた、この衣服は、第2の皮膚になるように設計されており、生理学的特性に及び体の形態に適応し、最適な快適性、優れた通気性、十分な空気循環、良好な筋肉サポート、及び問題が起きる可能性がある体の部分への保護を提供する。
有利なことに、空気交換システムは、セクタを特徴とする。そのセクタは、適切な空気循環を促進する。皮膚に触れて快適で軽い感じのする乾いたゾーンを有するようにし、かつ、温度調節及び蒸発の組織化された領域を作り出して、運動中に作り出される湿気を排出するためである。
有利なことに、本件の衣服は、非常に軽く薄く、したがってかさばらず、かつ着用者に、動きの最適な自由を与える。
本衣服によって得られる1つの利点は、この衣服が、ユーザのパフォーマンス(performance)を促進及び向上させ、とりわけ活動全体を通して当該パフォーマンスを一定に保つということである。これは、不快で煩わしい要素が減少し、またそれによって、ユーザが、運動(movements)及び努力(efforts)中、より自信を持つようにもなるからである。
特に、ストレス要因を減らすことによって、スポーツ活動後の状態も改善され、ユーザがより素早く体力を回復するために役立つ。これは、継続的なパフォーマンスを伴うプロフェッショナルな活動のための、基本的な条件である。
さらにまた、この衣類は、蒸発及び皮膚の温度調節を最適に管理するから、このことによって、過熱に起因する汗が減り、したがって、スポーツパーソンの力とスタミナとの両方のための基礎である、液体の、とりわけミネラルの損失が減る。この状態によって、パフォーマンスの前と後との両方で、又は一部のスポーツ活動中であっても、液体及びミネラルの過負荷が、防止される。これはすべて、動脈−静脈循環におけるアシドーシスの減少ということになる。これは、アスリートの呼吸が、アシドーシスと闘うためではなく、組織に酸素を供給するために役割を果たすことを意味する。
さらなる利点は、本件の温度調節衣服及び湿気排出システムが、製造が容易であり、よく働くということによるものである。
当然のこととして、本発明を特徴付ける、本発明の範囲内にとどまりながら、さらなる修正又は変形が、本発明に適用され得る。
Claims (13)
- 生地の裏から見えるバックグラウンド糸(11)と、前記生地の表から見えるベース糸(12)と、で構成されており、特定の性能特性が前記衣服に(したがって前記生地に)要求される領域で、第3の糸(2)が機械加工に導入されて前記生地に所望の性能特性を与える構造の構築を可能にしている、ということを特徴とする前記衣服の構造を作る、生地からなる温度調節衣服及び空気交換システムであって、
汗を吸収して放出しかつ通気性があるように設計された領域は、生地構造であって、前記バックグラウンド糸(11)と前記ベース糸(12)とを、良好な空気の通過を可能にするように、そのような性能が要求されていない他の部分に対して目がより粗い編み、すなわちオープンワークで機械加工することによって得られる、生地構造を特徴としており、
前記第3の糸(2)は、前記糸を、幅に関して明確に定められており、かつ得られる通気性領域の幅に対応している、編成の列の一部の中に、挿入することによって追加されており、
前記第3の糸は、(人の皮膚に接触している)前記生地の内側部分から通って、(外部環境に接触している)前記生地の外側部分に出て、次に戻るように機械加工されて、前記生地の前記内側と前記外側の間で一種の「ギリシャ雷文」を作っており、
前記機械加工は、一種の格子を作るために、特定の数の列に沿って繰り返された、
温度調節衣服及び空気交換システム。 - 前記第3の糸(2)は、(バックグラウンド糸(11)及びベース糸(12)の)2つの前記糸に接続されており、かつ、第1のセクション(20)で、前記糸は、前記内側にあり、次に、第2のセクション(21)で、前記糸は、他の2つの糸によって得られた前記編成の編成体を通り抜け、次に、第3のセクション(22)で、前記外側に出て来て、次に、第4のセクション(23)で、もう一度前記編成体を通り抜け、次に前記内側へ通って戻って、作られる前記領域の幅全部について、同様に進められるような方法で、機械加工され、
前記第3の糸の前記挿入は、あらかじめ決められた数の、編成の列において、かつ前記領域の所望の幅で、繰り返され、
編成の同じ列内部の中で、前記第1の(内部)セクションの長さ及び前記第3の(外部)セクションの長さは、変化し得、なぜならば、前記第1のセクションと前記第3のセクションとのサイズの違いは、前記生地が汗を吸収して前記汗を前記外側に向かって逃がす能力の違いに対応しているからである、
ということを特徴とする、請求項1に記載の温度調節衣服及び空気交換システム。 - 前記皮膚を前記外部環境から分離するように設計された領域は、機械加工された構造を特徴とし、
前記機械加工された構造において、前記第3の糸は、ギリシャ雷文の形状を特徴とし、
前記ギリシャ雷文の形状の、セクションは、より厚くより密な生地を得るように、互いに非常に接近しており、
前記機械加工された構造において、前記格子は、通気性、及び前記空気の通過を低減するために、正確にはるかによりコンパクトでより密であり、
前記生地構造は、体の領域であって、前記体の領域は、一定の温度を保ちかつ熱損失を回避する、必要があり、前記熱損失は、筋肉をより硬くし、筋肉の動作をより遅くする、体の領域で提供されている、
ということを特徴とする、請求項1に記載の温度調節衣服及び空気交換システム。 - 前記格子のレイアウトは、前記領域に存在する汗の量に応じて前記レイアウトが変化するから、規則的ではなく、
したがって、前記格子は、前記格子の要素(25)のサイズが、変化するものであって、最も汗をかきやすい部分からより遠く離れ、汗をよりかきにくい領域により近いと、減少し、かつ、前記第3の糸によって得られる前記要素(25)の外部及び内部の面が、汗をかきにくい部分により近いと、通気性の必要性が減少するから、減少するように、問題となっている領域と、生成される汗の量及び必要な通気性と、の両方に応じて、形作られて構成されている、
ということを特徴とする、請求項1に記載の温度調節衣服及び空気交換システム。 - 前記機械加工は、前記皮膚と接触する前記第3の糸(2)の量を増加するように行われ、したがって、前記第3の糸のレイアウト及び物理的特性が、汗が前記皮膚から吸収されることを確実にするから、汗を吸収する能力が、高まり、
前記第3の糸は、疎水性であり、したがって、汗が浸透せず、かつ前記汗をベース生地から前記外側に向かって逃がして空気と接触させて、
前記汗が、リブ(26)の存在によって得られる空気の動きによっても助けられて、気化し、
前記リブ(26)の構成は、1つのリブと隣のリブとの間で、生地の一部を、前記皮膚からほんの少し高くして保って、横方向の空気循環を促進し、したがって前記皮膚に対して平行な空気の流れを促進する、
ということを特徴とする、請求項1に記載の温度調節衣服及び空気交換システム。 - 対応するセクタの前記機械加工は、先に開示された前記格子が、(前記生地を重くする厚みを前記生地内に作らないように)非常に小さい寸法の、複数の水平リブ(26)を含むことを想定しており、
前記水平リブ(26)は、前記バックグラウンド糸(11)及び前記ベース糸(12)を使用して得られるものであり、リブ構造を生み出すように編み目を保持しており、
前記リブ構造は、非常に目が粗く通気性のある、編成領域によって囲まれている、
ということを特徴とする、請求項1に記載の温度調節衣服及び空気交換システム。 - 前記リブ(26)は、空気の二次的な通路が作られることによって、前記ギリシャ雷文パターンの間に挿入されるものであり、
前記二次的な通路の中で、空気は、前記格子の格子構造によって移動される空気に対して横方向に移動するものであり、
非常に繊細な渦を伴う、2つの方向の空気循環が実現されて、素早く効果的に汗が気化されることが可能になり、したがって、前記汗が、それが見つかる正確な場所で取り除かれるように、前記移動される空気の方向は、前記皮膚に対して本質的に垂直である、
ということを特徴とする、請求項6に記載の温度調節衣服及び空気交換システム。 - 前記リブは、汗のより強い集中が起きやすい中央領域からより遠く離れると空気が通過する必要性が小さくなることから、前記領域の脇に向かって厚さが減少する、ということを特徴とする、請求項6に記載の温度調節衣服及び空気交換システム。
- 前記リブの構造内に、それぞれ異なる程度の通気性及び温度の調節を管理するように、間隔を置いて配置された、高通気性のセルがあり、
(空気が通過できるようにするために、目の粗い編地を作り出す機械加工によって前記バックグラウンド糸を使用して作られた)前記セルは、それぞれ異なる温度の領域が作られて通気性とともに均一で十分な温度調節が制限されることを回避するように、前記リブ内でも空気の交換があることを確実にしている、
ということを特徴とする、請求項6に記載の温度調節衣服及び空気交換システム。 - (要求される性能特性が、わずかに通気性であることと、前記外部環境に対する良好な遮断を提供することと、ノック及びバンプから部分を保護するための緩衝を提供することと、高い引っ張り強度及びかなりの伸張を保証することと、からなる)第3の領域において、機械加工された構造であって、前記機械加工された構造において、前記第3の糸は、ギリシャ雷文の形状を特徴とし、前記ギリシャ雷文の形状の、セクションは、非常に規則的で伸縮性があり、前記セクションの大部分(20)は、内側に配置されている、機械加工された構造を、想定している、
ということを特徴とする、請求項1に記載の温度調節衣服及び空気交換システム。 - 機械加工中、前記第3の糸は、皮膚と接触している内側に配置され、
前記糸は、加温能力を有しており、したがって前記体の部分の良好な断熱を確実にし、
前記糸は、より多くの材料を前記皮膚上に有するようにするために、目が粗くなるように機械加工されて、毛の効果を再現しており、すなわち、一種の内部的な「エアチャンバ」を形成することによって、温度を保ち空気を閉じ込めるテリー布のような生地を作っており、
前記「エアチャンバ」は、(前記生地と前記糸との層の間に閉じ込められた空気の温度は、外部温度よりも前記体の温度に近いから)着用者に、より大きな快適性、及びより良好な温度調節を提供するものであり、
前記「エアチャンバ」は、可能性のあるノック及びバンプを緩衝し、吸収することを助けて、前記衣服の対応するセクタを、より柔らかく、かつ、装着することと数時間着用することとの両方をより快適にしている、
ということを特徴とする、請求項1に記載の温度調節衣服及び空気交換システム。 - 前記第3の糸が、前記生地の前記外側に配置されて、かつ張られている場合、軽く、目の粗い編地が得られ、
前記編地は、対応するセクタで前記衣服を非常に通気性があるものにし、なぜならば、主編成に前記バックグラウンド糸を使用して前記機械加工が行われ、かつ、前記ベース糸及び前記第3の糸を使用して前記編成の中にオープンステッチが作られ、したがって空気の通過が促進されるからである、
ということを特徴とする、請求項1に記載の温度調節衣服及び空気交換システム。 - 前記第3の糸は、ポリプロピレン、又は同等の特性を有する他の材料で作られている、ということを特徴とする、請求項1に記載の温度調節衣服及び空気交換システム。
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