JP2021507643A - 画像デモザイク処理システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

画像センサにより取り込まれた画像をデモザイク処理する方法であって、(a)複数の第1の補間ピクセル値ごとに、隣接基本ピクセル値に基づいて、それぞれの第1の信頼値を演算するステップと、(b)閾値よりも小さな第1の信頼値を有する各補間ピクセル値を除去することによって、第1の座標マッピングから第1の閾値化マッピングを生成するステップと、(c)複数の第2および第3の一部分のセンサピクセルに対して演算および生成ステップを繰り返すことにより、第2および第3の閾値化マッピングを生成するステップと、(d)すべての閾値化マッピングに含まれるアレイ座標として、高信頼アレイ座標を決定するステップであり、残りのアレイ座標が低信頼アレイ座標である、複数の高信頼アレイ座標を決定するステップと、(e)各高信頼アレイ座標における、1つの基本ピクセル値および2つの補間ピクセル値を含む各ピクセル値トリプレットを含む洗練された画像を構成するステップと、(f)低信頼アレイ座標ごとに、隣接高信頼アレイ座標のピクセル値に基づいてピクセル値を割り当てることにより、洗練された画像を充填するステップと、を含む。【選択図】 図13

Description

関連出願の相互参照
本出願は、いずれも2018年1月16日に出願された米国特許仮出願第62/617,709号および欧州特許出願第18151852.3号の優先権を主張するものであり、それぞれのすべての内容が参照により本明細書に組み込まれている。
高ダイナミックレンジ(HDR)画像および映像の高精度なレンダリングには、デモザイク処理プロセスにより取り込まれるアーチファクトが結果としての画像に生じないように、カメラにより受像された生画像をデモザイク処理するように構成された画像プロセッサが必要である。既存のデモザイク処理プロセスにおいては、カラーアーチファクトが共通の問題である。非特許文献1には、適応デモザイク処理アルゴリズムが提示されている。最初に、異なるエッジ方向に沿った色差の分散に基づいて、欠落した緑色サンプルが推定される。その後、補間された緑色平面に基づいて、欠落した赤色および青色成分が推定される。このアルゴリズムは、テクスチャ領域に詳細を保存すると同時に、カラーアーチファクトを低減可能である。さらに、非特許文献2においては、カラーチャンネル間の相関を考慮して、カラーフィルタアレイ(CFA)画像が補間される。この提案方法では、CFA画像において直接、水平方向および垂直方向のチャンネル間差分を推定して、補間の方向を決定する。その後、絶対チャンネル間差分の違いを考慮し、推定した水平方向および垂直方向に沿って、3つの色成分(R/G/B)が補間され、この補間画像を改善する後処理が行われる。
K.-H. Chung et al., "Color Demosaicing Using Variance of Color Differences", IEEE Transactions on Image Processing, volume 15, issue 10, October 2006, pages 2944-2955 Ji Won Lee et al., "Adaptive demosaicing algorithm using characteristics of color filter array pattern" in "Deformation models", 17 December 2013, Springer Netherlands, Dordrecht, volume 11, pages 29-53
本明細書に開示の実施形態は、前述のような既存のデモザイク処理プロセスのカラーアーチファクトの問題を改善する。画像センサにより取り込まれた画像をデモザイク処理する方法が開示される。画像センサは、複数のアレイ座標のそれぞれにそれぞれが位置するアレイ状の複数のセンサピクセルを有する。複数のセンサピクセルは、(i)複数の第1の一部分のアレイ座標における、それぞれの第1のカラーフィルタによりそれぞれフィルタリングされた複数の第1の一部分のセンサピクセルと、(ii)複数の第2の一部分のアレイ座標における、それぞれの第2のカラーフィルタによりフィルタリングされた複数の第2の一部分のセンサピクセルと、(iii)複数の第3の一部分のアレイ座標における、それぞれの第3のカラーフィルタによりフィルタリングされた複数の第3の一部分のセンサピクセルと、を含む。この方法は、演算、生成、決定、構成、および充填のステップを含む。
演算ステップは、複数の第1の補間ピクセル値ごとに、隣接基本ピクセル値に基づいて、複数の第2の一部分のアレイ座標または複数の第3の一部分のアレイ座標のいずれかのアレイ座標にそれぞれ対応する複数の第1の信頼値のそれぞれを演算するステップを含む。複数の第1の補間ピクセル値は、複数の第1の一部分のセンサピクセルにより生成された複数の第1の基本ピクセル値のうちの隣接基本ピクセル値から補間される。
生成ステップは、閾値よりも小さな第1の信頼値を有する各補間ピクセル値およびこれにマッピングされたアレイ座標を除去することによって、第1の座標マッピングから第1の閾値化マッピングを生成するステップを含む。第1の座標マッピングは、複数の第1の補間ピクセル値のそれぞれにマッピングされた複数の第2の一部分のアレイ座標および複数の第3の一部分のアレイ座標それぞれを含む。
また、この方法は、複数の第2の一部分のセンサピクセルに対して演算および生成ステップを繰り返すことにより、第2の閾値化マッピングを生成するステップを含む。また、この方法は、複数の第3の一部分のセンサピクセルに対して演算および生成ステップを繰り返すことにより、第3の閾値化マッピングを生成するステップを含む。
決定ステップは、第1の閾値化マッピング、第2の閾値化マッピング、および第3の閾値化マッピングそれぞれに含まれる複数のアレイ座標のうちのアレイ座標として、複数の高信頼アレイ座標を決定するステップであり、残りのアレイ座標が複数の低信頼アレイ座標である、ステップを含む。構成ステップは、複数の高信頼アレイ座標それぞれにおいて、1つの基本ピクセル値および2つの補間ピクセル値を含む各ピクセル値トリプレットを含む洗練された画像を構成するステップを含む。充填ステップは、複数の低信頼アレイ座標ごとに、隣接高信頼アレイ座標のピクセル値に基づいてピクセル値を割り当てることにより、洗練された画像を充填するステップを含む。
画像センサにより取り込まれた画像を処理する画像デモザイク処理装置が開示される。画像デモザイク処理装置は、メモリおよびマイクロプロセッサを備える。メモリは、持続性コンピュータ可読命令を記憶するとともに、画像を記憶するように構成される。マイクロプロセッサは、命令を実行して、前述の方法を実行するように構成される。
カメラによってその画像センサ上に撮像されたHDRシーンを示した図である。 一実施形態における、図1の画像センサの領域およびそこから生成された生画像の対応領域の模式平面図である。 図2の生画像から生成された赤色チャンネルの例示的な模式図である。 図2B〜図2Dのチャンネルの組み合わせであるデモザイク処理画像の模式図である。 一実施形態における、図2の生画像から、エッジアーチファクトのない出力画像を生成するように構成された画像デモザイク処理装置の概略図である。 図2Bの赤色チャンネルに対応する赤色信頼マップの例示的な領域を示した図である。 図2Cの緑色チャンネルに対応する緑色信頼マップの例示的な領域を示した図である。 図2Dの青色チャンネルに対応する青色信頼マップの例示的な領域を示した図である。 図4の赤色信頼マップの例示的な閾値化マッピングを示した図である。 図5の緑色信頼マップの例示的な閾値化マッピングを示した図である。 図6の青色信頼マップの例示的な閾値化マッピングを示した図である。 全体として、図3の画像デモザイク処理装置により生成された高信頼アレイ座標の一例である高信頼アレイ座標の例を示した図である。 一実施形態における、図2B〜図2Dのカラーチャンネルおよび図10の高信頼アレイ座標から生成された例示的な洗練された画像を示した図である。 一実施形態における、図3の画像デモザイク処理装置によって図11の洗練された画像から生成された出力画像の一例を示した図である。 一実施形態における、画像センサにより取り込まれた画像をデモザイク処理する方法を示したフローチャートである。 一実施形態における、図13の方法により形成された洗練された画像を充填する方法を示したフローチャートである。
本明細書に提示の実施形態の利点を説明する一例として、図1は、高い輝度ダイナミックレンジを有するシーン120を撮像するカメラ130を示している。シーン120には、発光するライトボックス122の最上面122T上の鍵121の平面図を含む。カメラ130は、結像レンズ(図示せず)、画像センサ132、メモリ110、および画像センサ132に通信結合されたマイクロプロセッサ102を具備する。画像センサ132は、ピクセルアレイ134Aを含み、その上にカラーフィルタアレイ(CFA)136を有していてもよい。ピクセルアレイ134Aは、複数のピクセル134を含むが、図示の明瞭化のため、図1には示していない。CFA136の各カラーフィルタは、ピクセルアレイ134Aの各ピクセル134と位置合わせされている。結像レンズは、シーン120を画像センサ132上に結像する。また、画像センサ132は、少なくとも1つのアナログ−デジタルコンバータを含む回路138を具備する。
各ピクセル134は、ピクセルアレイ134Aに結像されたシーン120からの各光強度に対応する各ピクセル電荷を有する。回路138は、生画像194としてメモリ110に記憶される複数のピクセル値のそれぞれへと各ピクセル電荷を変換する。カメラ130は、生画像194をデモザイク処理画像196として表示するように構成されたディスプレイ139を具備していてもよい。
シーン120においては、ライトボックス122が最上面122Tを通じて発光する。鍵121は不透明で黒く見えるため、鍵121と最上面122Tとが実質的に異なる照度を有することにより、シーン120は高い照度ダイナミックレンジを有する。鍵121は、その外周の非断続曲線として表されるエッジ121Eを有する。シーン120の高精度なHDR画像であれば、エッジ121Eにおいて、ピクセル値が黒色、白色、またはグレースケールのみに対応するピクセルを含むことになる。ただし、標準的なHDR撮像のデモザイク処理画像196は、擬似色のエッジアーチファクトを含み、エッジ121Eの画像がグレーレベルではない色に対応するピクセル値を有するピクセルを含む。本明細書に提示の実施形態(たとえば、画像デモザイク処理方法およびこれらの方法を実装するシステム)は、前述の画像アーチファクトのないデモザイク処理画像196を生成する。
図2Aは、画像センサ200の領域および画像センサ200により生成された生画像202の対応領域の模式平面図である。画像センサ200および生画像202は、x−y座標系298に関して位置決めされている。
画像センサ200は、画像センサ132の一例であって、CFA136は、バイエルパターンに配置された複数の赤色(R)、緑色(G)、および青色(B)カラーフィルタを含む。座標(x,y)は、各カラーフィルタおよびその直下のピクセルの場所を示す。たとえば、画像センサ200は、座標(i,j)において赤色のカラーフィルタを含み、iおよびjが整数である。たとえば、G(i+1,j)は、座標(i+1,j)における緑色のカラーフィルタを表す。CFA136は、本発明の範囲から逸脱することなく、異なるカラーフィルタを含んでいてもよい。たとえば、CFA136は、シアン色、マゼンタ色、黄色、および無色のカラーフィルタのうちの少なくとも1つのアレイを含んでいてもよい。無色のカラーフィルタは、可視光および近赤外光の少なくとも一方に対して透明である。
生画像202は、生画像194の一例であって、複数の基本ピクセル値P、複数の基本ピクセル値P、および複数の基本ピクセル値Pを含む。生画像202は、たとえばエッジ121Eの領域の画像である撮像エッジ204を含んでいてもよい。図2Aは、ピクセルアレイ134AおよびCFA136の行および列に関するスキューラインとして、撮像エッジ204を模式的に示している。
各基本ピクセル値Pは、CFA136の赤色カラーフィルタの直下の各ピクセル134により生成される。各基本ピクセル値Pは、CFA136の緑色カラーフィルタの直下の各ピクセル134により生成される。各基本ピクセル値Pは、CFA136の青色カラーフィルタの直下の各ピクセル134により生成される。たとえば、各座標(i,j)、(i,j+1)、および(i+1,j+1)における基本ピクセル値P、P、およびPは、同じ各座標(i,j)、(i,j+1)、および(i+1,j+1)における画像センサ200の各ピクセルにより生成される。より簡潔な表現として、本明細書における表記法を導入するなら、基本ピクセル値P(i,j)、P(i,j+1)、およびP(i+1,j+1)は、カラーフィルタR(i,j)、G(i,j+1)、およびB(i+1,j+1)の直下の画像センサ200の各ピクセルにより生成される。
図2B、図2C、および図2Dはそれぞれ、生画像194から生成された赤色チャンネル210、緑色チャンネル220、および青色チャンネル230の模式図である。チャンネル210、220、および230は、x−y座標系298に関して位置決めされている。
赤色チャンネル210は、CFA136の赤色ピクセルに対応する場所において、生画像194の基本ピクセル値Pを含む。また、赤色チャンネル210は、基本ピクセル値Pごとに、隣接基本ピクセル値Pから補間された3つの補間ピクセル値pを含む。各補間ピクセル値pは、複数の各補間ピクセル値pのうちの1つに対する複数の座標(x,y)の座標マッピングを赤色チャンネル210が含むように、各座標(x,y)に対してマッピングされる。
緑色チャンネル220は、CFA136の緑色カラーフィルタに対応する場所において、生画像194の基本ピクセル値Pを含む。また、緑色チャンネル220は、基本ピクセル値Pごとに、隣接基本ピクセル値Pから補間された2つの補間ピクセル値pを含む。各補間ピクセル値pは、複数の各補間ピクセル値pのうちの1つに対する複数の座標(x,y)の座標マッピングを緑色チャンネル220が含むように、各座標(x,y)に対してマッピングされる。
青色チャンネル230は、CFA136の青色ピクセルに対応する場所において、生画像194の基本ピクセル値Pを含む。また、青色チャンネル230は、基本ピクセル値Pごとに、隣接基本ピクセル値Pから補間された3つの補間ピクセル値pを含む。各補間ピクセル値pは、複数の各補間ピクセル値pのうちの1つに対する複数の座標(x,y)の座標マッピングを青色チャンネル230が含むように、各座標(x,y)に対してマッピングされる。
図2Eは、赤色チャンネル210、緑色チャンネル220、および青色チャンネル230の組み合わせであるデモザイク処理画像240の模式図である。デモザイク処理画像240は、1つの基本ピクセル値(P、P、またはP)および2つの補間ピクセル値(p、p、またはp)を含むピクセル値トリプレットとそれぞれ関連付けられた複数の表示ピクセルを含む。デモザイク処理画像240は、エッジ121Eにおけるデモザイク処理画像196と類似のエッジアーチファクトを含む可能性がある。
図3は、生画像202から、エッジアーチファクトのないデモザイク処理画像339を生成するように構成された画像デモザイク処理装置300の概略図である。画像デモザイク処理装置300は、マイクロプロセッサ302と、コンピュータ可読命令を含むソフトウェア320を記憶するメモリ310とを具備する。マイクロプロセッサ302は、画像プロセッサ等のデジタルシグナルプロセッサであってもよい。メモリ310は、非持続性および/または持続性であってもよく、また、揮発性メモリ(たとえば、SRAM、DRAM、VRAM、またはこれらの任意の組み合わせ)および不揮発性メモリ(たとえば、フラッシュ、ROM,磁気媒体、光学媒体、またはこれらの任意の組み合わせ)の一方または両方を含んでいてもよい。
メモリ310およびマイクロプロセッサ302はそれぞれ、カメラ130(図1)のメモリ110およびマイクロプロセッサ102として機能し得る。本明細書に記載の通り、マイクロプロセッサ302は、命令を実行して、画像デモザイク処理装置300の機能を実行するように構成される。メモリ310は、基本ピクセル値311、信頼閾値312、重み閾値319T、信頼マッピング331、信頼値333、閾値化マッピング335、低信頼アレイ座標337L、高信頼アレイ座標337H、洗練された画像338、およびデモザイク処理画像339のうちの少なくとも1つを記憶していてもよい。ソフトウェア320のコンピュータ可読命令には、補間器321、信頼評価器323、閾値化器325、結合演算器327、画像生成器328、および画像充填器329を含む。画像充填器329は、スケーリング関数318および重み関数319の少なくとも一方を含んでいてもよく、これらのいずれかがルックアップテーブルとして記憶されていてもよい。低信頼アレイ座標337Lおよび高信頼アレイ座標337Hに位置するピクセルはそれぞれ、低信頼ピクセルおよび高信頼ピクセルと称し得る。
生画像202(図2)の基本ピクセル値P、P、およびPは、基本ピクセル値311の例である。座標マッピング331(1,2,3)は、各補間ピクセル値332(1,2,3)を含む。チャンネル210、220、および230の補間ピクセル値p、p、およびpはそれぞれ、補間ピクセル値332(1,2,3)の例である。したがって、座標にマッピングされた補間ピクセル値を含むチャンネル210、220、および230はそれぞれ、座標マッピング331(1)、331(2)、および331(3)の例である。
基本ピクセル値311およびデモザイク処理画像339は、JPEGおよびTIFF等の画像ファイルフォーマットまたはTIFF/EPおよびDigital Negative(DNG)等の生画像フォーマットのいずれかにてメモリ310に記憶されていてもよい。ピクセル値311、332およびデモザイク処理画像339は、同じフォーマットで記憶されていてもよいし、異なるフォーマットで記憶されていてもよい。一実施形態においては、ピクセル値311、332およびデモザイク処理画像339の少なくとも一方がメモリ310の揮発性メモリに記憶され、デモザイク処理画像339がメモリ310の不揮発性メモリに記憶される。
図4〜図6はそれぞれ、赤色信頼マップ410、緑色信頼マップ510、および青色信頼マップ610の領域を示している。信頼マップ410、510、および610はそれぞれ、複数の信頼値411、511、および611を含む。信頼値411は全体として、画像デモザイク処理装置300の信頼評価器323により生成され、メモリ310に記憶された信頼値333(1)の一例である。信頼値511は全体として、信頼値333(2)の一例である。信頼値611は全体として、信頼値333(3)の一例である。
図4に示すように、複数の信頼値411はそれぞれ、赤色チャンネル210の各座標(x,y)にマッピングされる。たとえば、信頼値41135は、(x,y)座標(3,5)にマッピングされる。赤色信頼マップ410は、i=2およびj=3の座標系298の一例である座標系498に関して示している。
図5に示すように、複数の信頼値511はそれぞれ、緑色チャンネル220の各座標(x,y)にマッピングされる。たとえば、信頼値51123は、(x,y)座標(2,3)にマッピングされる。緑色信頼マップ510は、座標系498に関して示している。
図6に示すように、複数の信頼値611はそれぞれ、青色チャンネル230の各座標(x,y)にマッピングされる。たとえば、信頼値61123は、(x,y)座標(2,3)にマッピングされる。青色信頼マップ610は、座標系498に関して示している。
一般的に、各信頼値411xy、511xy、611xyは、座標(x,y)における補間ピクセル値が演算された隣接基本ピクセル値の空間類似性(たとえば、ある領域におけるピクセル強度展開)またはスペクトル類似性(たとえば、異なるスペクトル帯の相関)を示し得る。各信頼値411xy、511xy、611xyは、たとえば座標(x,y)における補間ピクセル値が演算された隣接基本ピクセル値の均一度を示し得る。このような均一性は、たとえば隣接基本ピクセル値の相対差分または標準偏差であってもよい。信頼マップ410(図4)において、信頼値41124は、たとえば座標(2,3)および(2,5)における側方隣接基本ピクセル値Pの相対差分である。信頼値41134は、たとえば座標(2,3)、(2,5)、(4,3)、および(4,5)における隅部隣接基本ピクセル値Pの標準偏差である。信頼マップ510(図5)において、信頼値51134は、たとえば座標(2,4)、(3,3)、(3,5)、および(4,4)における側方隣接基本ピクセル値Pの標準偏差である。信頼マップ610(図6)において、信頼値61124は、たとえば座標(1,4)および(3,4)における側方隣接基本ピクセル値Pの相対差分である。信頼値61123は、たとえば座標(1,2)、(1,4)、(3,2)、および(3,4)における隅部隣接基本ピクセル値Pの標準偏差である。
画像デモザイク処理装置300は、閾値化器325の実装により、信頼マップ410、510、および610の各信頼値を信頼閾値312に対して比較するようにしてもよい。このような比較はそれぞれ、たとえば図7、図8、および図9の閾値化マッピング735、835、および935となる。閾値化マッピング735、835、および935はそれぞれ、閾値化マッピング335(1)、335(2)、および335(3)の例である。信頼閾値312は、たとえば基本ピクセル値の相対差分または標準偏差の減少関数であるため、相対差分または標準偏差の減少とともに信頼値が単調増加する。
閾値化マッピング735、835、および935はそれぞれ、信頼閾値312未満の信頼値411、511、および611を除去した信頼マップ410、510、および610である。信頼閾値312未満の信頼値411、511、および611は、撮像エッジ204の近くに位置するピクセルに対応しており、図7〜図9において×マークを付している。たとえば、信頼値41133は、信頼閾値312未満となる可能性がある。座標(3,3)における補間赤色ピクセル値は、(各座標(2,3)および(4,3)における)基本ピクセル値P(2,3)およびP(4,3)から演算され、それぞれが撮像エッジ204の反対側にあることから大きく異なるピクセル値を有するためである。同様の理由で、共有領域における他の信頼値411ijについても、信頼閾値312の特定値に応じて、信頼閾値312未満となる可能性がある。たとえば、信頼値41135は、基本ピクセル値P(2,5)およびP(4,5)間の相対差分として決定されるようになっていてもよい。座標(2,5)におけるセンサピクセルは大抵、座標(4,5)におけるセンサピクセルと同じ側にあるため、各ピクセル値が十分に近く、信頼値41135が信頼閾値312を超える可能性がある。
図10は、画像デモザイク処理装置300の結合演算器327により生成された高信頼アレイ座標337Hの一例である高信頼アレイ座標1037Hを示している。高信頼アレイ座標1037Hには、順序付けペアが付された座標を含むが、低信頼アレイ座標337Lの例である×が付された低信頼アレイ座標1037Lは含まない。
閾値化マッピング735、835、および935の座標は、閾値化マッピング735、835、および935ごとに、(a)座標の信頼値が信頼閾値312を超える場合または(b)座標が基本ピクセル値に対応する場合にのみ、高信頼アレイ座標1037Hに含まれ得る。それ以外の場合、この座標は、低信頼アレイ座標1037L(たとえば、図10において×を付した座標)のうちの1つである。たとえば、高信頼アレイ座標1037Hには、座標(2,2)を含む。信頼値41122および61122が信頼閾値312を超え、座標(2,2)が基本ピクセル値P(2,2)に対応するためである。
高信頼座標は、隔離高信頼アレイ座標(たとえば、中間の隣接高信頼座標1037Hを有さない座標および/または低信頼アレイ座標により完全に囲まれた座標)であってもよい。隔離高信頼座標は、たとえば低信頼アレイ座標1037Lとして、結合演算器327により再割り当てまたは指定されるようになっていてもよい。中間の隣接座標の例としては、側方隣接座標および隅部隣接座標の少なくとも一方が挙げられる。
図11は、高信頼アレイ座標1037Hならびにチャンネル210、220、および230から、画像デモザイク処理装置300の画像生成器328によって生成された洗練された画像338の一例である洗練された画像1100を示している。洗練された画像1100は、低信頼アレイ座標1037Lに対応する補間ピクセル値を除去した後のデモザイク処理画像240(図2)である。除去された補間ピクセル値は、×により指定される。2つの×マークが付いた低信頼アレイ座標1037Lには、高信頼ピクセル値が1つしかない。×マークが1つだけ付いた低信頼アレイ座標1037Lは、2つの高信頼ピクセル値(1つの基本ピクセル値Pαおよび1つの非基本ピクセル値pα)を含む。このように2つの高信頼ピクセル値を含む低信頼アレイ座標1037Lの例としては、座標(2,3)、(3,2)、および(3,5)が挙げられる。
図12は、画像デモザイク処理装置300の画像充填器329により生成されたデモザイク処理画像339の例であるデモザイク処理画像1200を示している。デモザイク処理画像1200は、低信頼アレイ座標1037Lにおいて割り当てピクセル値Vαを追加した洗練された画像1100である。以下の記述において、(x,y)は、低信頼アレイ座標を示し、ターゲット座標とも称する。ターゲット座標(x,y)は、関連する基本ピクセル値Pα(x,y)を有し、また、非基本ピクセル値pα(x,y)を有していてもよい。以下、高信頼ターゲット座標Ρα(x,y)は、Pα(x,y)またはpα(x,y)のいずれかを示す。下付き文字αは、r、g、およびbのうちの1つを示し、割り当てピクセル値V、V、およびVはそれぞれ、赤色、緑色、および青色ピクセル値である。
画像充填器329は、重み関数319を採用して、隣接高信頼ピクセル値(基本ピクセル値Pαおよび/または隣接非基本ピクセル値pα)から、割り当てピクセル値Vαを演算するようにしてもよい。本明細書において、ターゲットピクセルの隣接ピクセル値は、ソース座標(x,y)に対応するソースピクセル値とも称する。以下、Ρα(x,y)は、基本ピクセル値Pα(x,y)または非基本ピクセル値pα(x,y)のいずれかを示す。重み関数319(本明細書においては、重みwα(x,y)とも称する)は、ターゲットピクセルの半径R内の隣接ピクセル値の加重平均を生成し得る。重みwα(x,y)は、近接性基準Π(x,y)および類似性基準σα(x,y)の組み合わせであってもよい。たとえば、重みwα(x,y)は、近接性基準Π(x,y)および類似性基準σα(x,y)の積または線形結合であってもよい。
一実施形態においては、ターゲット座標(x,y)に位置するターゲットピクセルに関して、割り当てピクセル値Vα(x,y)が隣接高信頼ピクセル値Ρα(x,y)(Pα(x,y)および/またはpα(x,y))の加重平均であり、各隣接ピクセル値が重みwα(x,y)により加重され、(x,y)≠(x,y)である。所与の色αに関しては、基本ピクセル値Pα(x,y)および補間ピクセル値pα(x,y)の一方のみが所与の座標(x,y)と関連付けられることに留意されたい。割り当てピクセル値Vα(x,y)は、Vα(x,y)=Σx,yα(x,y)Ρα(x,y)として表現可能であり、wα(x,y)はΠα(x,y)σα(x,y)に等しくてもよい。
近接性基準Π(x,y)は、距離dの単調減少関数として表現可能であり、距離
は、ソース座標(x,y)とターゲット座標(x,y)との間の距離である。たとえば、Π(x,y)=exp(−d/(2ρ))で、ρ=R/rである。定数rは、d=Rの場合に近接性基準Π(x,y)が0.20〜0.25となるように選定され得る。半径Rは、たとえば7つ分のセンサピクセルの幅であり、r=1.3±0.1である。近接性基準Π(d)は、d>Rの場合に、ゼロに等しくてもよい。
類似性基準σα(x,y)は、ターゲット座標(x,y)における基本ピクセル値Pα(x,y)とソース座標(x,y)における同色ピクセル値Ρα(x,y)((x,y)に応じて、ピクセル値pα(x,y)または基本ピクセル値Pα(x,y)のいずれか)との間で増加する相対差分の関数として減少し得る。たとえば、類似性基準は、σα(x,y)=c/(c+Δ)により表現可能であり、Δ>0である。差分Δは、たとえばソースピクセル値Ρα(x,y)と高信頼ターゲットピクセル値(たとえば、基本ピクセル値Pα(x,y)または必要に応じて非基本ピクセル値pα(x,y))との間の相対差分である。近接性基準Π(x,y)の最大値に対する定数cの比は、たとえば0.02±0.01である。指数mは、たとえば2に等しい。
割り当てピクセル値Vαの輝度をその隣接ピクセル値(Pα,pα)と整合させるため画像充填器329は、スケーリング関数318を実装して、倍率κにより割り当てピクセル値Vαをスケーリングするようにしてもよい。すなわち、Vα(x,y)=Σx,yκ(x,y)wα(x,y)Ρα(x,y)である。倍率κの第1の例は、高信頼ピクセル値が1つだけΡα(x,y)=Pα(x,y)である低信頼アレイ座標(x,y)に対応する割り当てピクセル値Vαに当てはまる。このような場合、ソース座標(x,y)における倍率κは、ソースピクセル((x,y))における同色ピクセル値に対する((x,y)における)ターゲットピクセルの高信頼ピクセル値の比である。たとえば、図11のx=2およびy=4において、高信頼ピクセル値は、P(2,4)(赤色)である。(x,y)=(2,4)において、倍率κ(x,y)は、κ(x,y)=(P(2,4)+cκ)/(Ρ(x,y)+cκ)として表現可能である。
定数cκは、P(2,4)およびΡ(x,y)の一方または両方が基本ピクセル値311のノイズフロアに近い結果として倍率κの値が大き過ぎたり小さ過ぎたりすることのないようにするが、この場合、比P(2,4)/Ρ(x,y)は、割り当てピクセル値V、V、およびVの決定に意味を持たない。ビット深度が16に等しいピクセル値で、最大ピクセル値が216の場合、定数cκは、2〜2の範囲であってもよく、たとえばcκ=10である。一般的に、定数cκは、基本ピクセル値311のノイズフロアを超え、ノイズフロアの10倍未満であってもよい。あるいは、定数cκは、ゼロに等しくてもよい。
倍率κの第2の例は、高信頼ピクセル値が2つ(たとえば、第1および第2の高信頼ピクセル値)であるターゲット低信頼アレイ座標(x,y)に対応する割り当てピクセル値Vαに当てはまる。このような場合、ソース座標(x,y)における倍率κは、(a)ソースピクセルにおける同色ピクセル値に対する第1の高信頼ピクセル値の比および(b)ソースピクセルにおける同色ピクセル値に対する第2の高信頼ピクセル値の比の合計である。たとえば、図11のx=2およびy=3において、高信頼ピクセル値は、P(2,3)(赤色)およびp(2,3)である。(x,y)=(2,3)において、ソース座標(x,y)における倍率κ(x,y)は、P(2,3)対Ρ(x,y)およびp(2,3)対Ρ(x,y)という2つの比の平均である。たとえば、以下の通りである。
割り当てピクセル値Vα(x,y)が隣接ピクセル値の加重平均であるかは、重み閾値319Tの例である所定の閾値τを重みwα(x,y)の合計Σが超えるかによって決まり得る。たとえば、R=7±1の場合は、閾値τ=0.2±0.1である。重みwα(x,y)の合計は、たとえばdのすべての値に関して画像充填器329により演算されるようになっていてもよいし、d≦Rに限られていてもよい。
第1の実施形態において、合計Σが閾値τを超えない場合、画像充填器329は、(x,y)における基本ピクセル値に等しくなるように割り当てピクセル値Vα(x,y)を設定するようにしてもよい。たとえば、デモザイク処理画像1200における座標(4,2)において、基本ピクセル値は、P(4,2)である。重みw(x,y)および/またはw(x,y)の合計Σが閾値τを超えない場合、画像充填器329は、P(4,2)に等しくなるようにV(4,2)および/またはV(4,2)を設定するようにしてもよい。V(4,2)およびV(4,2)の両値をこのように設定することは、デモザイク処理画像1200が座標(4,2)において中間色(たとえば、グレーの色合い)を有することに寄与するため、撮像エッジにおける前述のカラーアーチファクトの導入が回避される。以下2つの実施形態には、アーチファクトを回避する別の手段を含む。
第2の実施形態において、合計Σが閾値τを超えず、ターゲットアレイ座標(x,y)が高信頼ピクセル値Ρβ(x,y)を有する場合(ここで、βは生画像194の第1のカラーチャンネルである)、画像充填器329は、高信頼ピクセル値Ρα(x,y)に等しいものとして割り当てピクセル値Vα(x,y)を決定するようにしてもよい。ここで、Ρβ(x,y)は、ターゲットアレイ座標(x,y)からの所定の距離(たとえば、半径R)内のすべてのソースアレイ座標(x,y)のうちでΡβ(x,y)に最も近い。本例において、αは、βに対応する第1のチャンネルと異なる生画像194の第2のカラーチャンネルである。
第3の実施形態において、合計Σが閾値τを超えない場合、画像充填器329は、中間ソースピクセル値Ρα(x,y)に従って、割り当てピクセル値Vα(x,y)を決定するようにしてもよい。中間アレイ座標(x,y)は、最も中間のピクセル値を有するターゲットアレイ座標(x,y)の所定の距離(たとえば、半径R)内の高信頼アレイ座標(x,y)に対応する。中間ピクセル値は、グレーの色合いに対応していてもよい。ピクセル値トリプレットΡr,g,b(x,y)が基準を満たす場合に、画像充填器329は、それを「中間」と見なし得る。画像充填器329は、複数のピクセル値トリプレットΡr,g,b(x,y)が十分に中間であるものと見なすように決定するとともに、ターゲットアレイ座標(x,y)に最も近接する複数のピクセル値トリプレットのうちの1つとして、中間ソースピクセル値Ρα(x,y)を決定するようにしてもよい。高信頼ターゲットピクセル値の輝度を整合させるため、スケーリング関数318は、ターゲットアレイ座標(x,y)における既知の基本ピクセル値に従って、中間ソースピクセル値Ρα(x,y)をスケーリングするようにしてもよい。
たとえば、デモザイク処理画像1200における座標(4,2)において、基本ピクセル値はP(4,2)であり、最も中間の隣接ピクセルは、アレイ座標(4,4)に存在していてもよい。重みw(x,y)および/またはw(x,y)の合計Σが閾値τを超えない場合、画像充填器329は、倍率κ=(P(4,2)+c)/(P(4,4)+c)を乗じたp(4,4)に等しいものとしてV(4,2)を設定し、倍率κ=(P(4,2)+c)/(P(4,4)+c)を乗じたp(4,4)に等しいものとしてV(4,2)を設定するようにしてもよい。
本明細書に開示の実施形態では、ピクセル値の中立性を定量化する1つまたは複数の基準を採用するようにしてもよい。たとえば、座標(x,y)におけるピクセル値の中立性の基準としては、3つのピクセル値Ρr,g,b(x,y)の平均の標準偏差または分散が挙げられる。基準としては、Ρr,g,b(x,y)の飽和が挙げられ、中立性は飽和と逆相関する。飽和は、たとえば数量(1−min(Ρ,Ρ,Ρ)/Υ)により表現される通りであり、相対輝度Υ=(cΡ+ cΡ+ cΡ)およびc+c+c=1である。係数c、c、およびcはそれぞれ、たとえば0.3、0.6、および0.1である。また、飽和は、HSLまたはHSV等、色空間の飽和の定義に従って、ピクセル値トリプレットΡr,g,b(x,y)から定量化されるようになっていてもよい。
図13は、画像センサにより取り込まれた画像をデモザイク処理する方法1300を示したフローチャートである。画像センサは、複数のアレイ座標のそれぞれにそれぞれが位置するアレイ状の複数のセンサピクセルを含む。複数のセンサピクセルは、(i)複数の第1の一部分のアレイ座標における、それぞれの第1のカラーフィルタによりそれぞれフィルタリングされた複数の第1の一部分のセンサピクセルと、(ii)複数の第2の一部分のアレイ座標における、それぞれの第2のカラーフィルタによりフィルタリングされた複数の第2の一部分のセンサピクセルと、(iii)複数の第3の一部分のアレイ座標における、それぞれの第3のカラーフィルタによりフィルタリングされた複数の第3の一部分のセンサピクセルと、を含む。
方法1300は、たとえば画像デモザイク処理装置300の1つまたは複数の態様において実装される。たとえば、方法1300は、ソフトウェア320のコンピュータ可読命令を実行するマイクロプロセッサ302により実装される。方法1300は、ステップ1310、1320、1330、1340、1350、1360、1370、および1380のうちの少なくとも1つを含む。
ステップ1310は、隣接基本ピクセル値から補間された複数の第1の補間ピクセル値のそれぞれにマッピングされた複数の第2および第3のアレイ座標それぞれを含む第1の座標マッピングを生成するステップを含む。隣接基本ピクセル値は、複数の第1の一部分のセンサピクセルにより生成された複数の第1の基本ピクセル値のうちの複数の一部分のピクセル値である。ステップ1310の一例において、補間器321は、基本ピクセル値311(1)から、補間ピクセル値332(1)を含む座標マッピング331(1)を生成する。赤色チャンネル210(図2B)は、座標マッピング331(1)の例である。
ステップ1320は、複数の第1の補間ピクセル値ごとに、隣接基本ピクセル値に基づいて、複数の第1の信頼値のそれぞれを演算するステップを含む。複数の第1の信頼値はそれぞれ、複数の第2または第3のアレイ座標のいずれかのアレイ座標に対応する。ステップ1320の一例において、信頼評価器323は、基本ピクセル値311(1)の補間ピクセル値332(1)および隣接ピクセル値から信頼値333(1)を演算する。信頼値411(図4)は、信頼値333(1)の例である。
ステップ1330は、閾値よりも小さな第1の信頼値を有する各補間ピクセル値およびこれにマッピングされたアレイ座標を除去することによって、第1の座標マッピングから第1の閾値化マッピングを生成するステップを含む。ステップ1330の一例において、閾値化器325は、閾値化マッピング735(図7)を一例とする閾値化マッピング335(1)を生成する。
ステップ1340は、複数の第2の一部分のセンサピクセルに対してステップ1310、1320、および1330を繰り返すことにより、第2の閾値化マッピングを生成するステップを含む。ステップ1310の一例において、ステップ1340において実行される通り、補間器321は、基本ピクセル値311(2)から、補間ピクセル値332(2)を含む座標マッピング331(2)を生成する。緑色チャンネル220(図2C)は、座標マッピング331(2)の一例である。ステップ1320の一例において、ステップ1340において実行される通り、信頼評価器323は、基本ピクセル値311(2)の補間ピクセル値332(2)および隣接ピクセル値から信頼値333(2)を演算する。信頼値511(図5)は、信頼値333(2)の例である。ステップ1330の一例において、ステップ1340において実行される通り、閾値化器325は、閾値化マッピング835(図8)を一例とする閾値化マッピング335(2)を生成する。
ステップ1350は、複数の第2の一部分のセンサピクセルに対してステップ1310、1320、および1330を繰り返すことにより、第3の閾値化マッピングを生成するステップを含む。ステップ1310の一例において、ステップ1350において実行される通り、補間器321は、基本ピクセル値311(3)から、補間ピクセル値332(3)を含む座標マッピング331(3)を生成する。青色チャンネル230(図2D)は、座標マッピング331(3)の一例である。ステップ1320の一例において、ステップ1340において実行される通り、信頼評価器323は、基本ピクセル値311(3)の補間ピクセル値332(3)および隣接ピクセル値から信頼値333(3)を演算する。信頼値611(図6)は、信頼値333(3)の例である。ステップ1330の一例において、ステップ1340において実行される通り、閾値化器325は、閾値化マッピング935(図9)を一例とする閾値化マッピング335(3)を生成する。
ステップ1360は、第1の閾値化マッピング、第2の閾値化マッピング、および第3の閾値化マッピングそれぞれに含まれる複数のアレイ座標のうちのアレイ座標として、複数の高信頼アレイ座標を決定するステップを含む。高信頼アレイ座標として決定されない複数のアレイ座標のうちの残りのアレイ座標は、複数の低信頼アレイ座標である。ステップ1360の一例において、結合演算器327は、閾値化器335それぞれに含まれる座標マッピング331のアレイ座標から高信頼アレイ座標337Hを決定する。残りの座標は、低信頼アレイ座標337Lである。高信頼アレイ座標1037Hおよび低信頼アレイ座標1037L(図10)は、それぞれ高信頼アレイ座標337Hおよび低信頼アレイ座標337Lの例である。
ステップ1370は、複数の高信頼アレイ座標それぞれにおいて、1つの基本ピクセル値および2つの補間ピクセル値を含む各ピクセル値トリプレットを含む洗練された画像を構成するステップを含む。ステップ1370の一例において、画像生成器328は、洗練された画像1100(図11)を一例とする洗練された画像338を構成する。
ステップ1380は、複数の低信頼アレイ座標ごとに、隣接高信頼アレイ座標のピクセル値に基づいてピクセル値を割り当てることにより、洗練された画像を充填するステップを含む。ステップ1380の一例において、画像充填器329は、洗練された画像338を充填して、デモザイク処理画像1200を一例とするデモザイク処理画像339を生成する。デモザイク処理画像1200は、低信頼アレイ座標1037Lにおいて割り当てピクセル値Vαを含む。
図14は、方法1300のステップ1370により形成された洗練された画像を充填する方法1400を示したフローチャートである。ステップ1380は、ステップ1410ならびにステップ1420および1430の少なくとも一方を含む方法1400を実装していてもよい。
ステップ1410は、複数の低信頼アレイ座標ごとに、複数の高信頼アレイ座標のうちの複数の一部分のアレイ座標のそれぞれに対応する複数の重みを演算するステップを含む。複数の重みそれぞれは、(i)高信頼アレイ座標と低信頼アレイ座標との間の距離および(ii)低信頼アレイ座標の関連する基本ピクセル値に対する隣接高信頼アレイ座標のピクセル値の類似性の少なくとも一方により決定される。ステップ1410の一例においては、低信頼アレイ座標1037L(図10)ごとに、画像充填器329が重みwα(x,y)を演算する。
ステップ1420は、1つの低信頼アレイ座標と関連付けられた複数の重みの合計が所定の重み閾値未満である場合に、色中立条件を満たす第1、第2、および第3のカラーフィルタそれぞれに対応する第1、第2、および第3のピクセル値を有する複数の隣接高信頼アレイ座標のうちの最も近接した座標と関連付けられたピクセル値に比例する割り当てピクセル値を設定するステップを含む。ステップ1420の一例において、画像充填器329は、倍率κ=(P(4,2)+c)/(P(4,4)+c)を乗じたp(4,4)に等しいものとしてV(4,2)を設定し、倍率κ=(P(4,2)+c)/(P(4,4)+c)を乗じたp(4,4)に等しいものとしてV(4,2)を設定する。
ステップ1430は、1つの低信頼アレイ座標と関連付けられた複数の重みの合計が所定の重み閾値を超える場合に、ピクセル値の加重平均として割り当てピクセル値を演算するステップを含む。ステップ1430の一例において、画像充填器329は、デモザイク処理画像1200(図12)の割り当てピクセル値Vα(x,y)を演算する。
特徴の組み合わせ
上述の特徴および以下に請求される特徴は、本発明の範囲から逸脱することなく、様々に組み合わせ可能である。以下の例は、いくつかの考え得る非限定的な組み合わせを示す。
(A1)は、画像センサにより取り込まれた画像をデモザイク処理する方法を示す。画像センサは、複数のアレイ座標のそれぞれにそれぞれが位置するアレイ状の複数のセンサピクセルを有する。複数のセンサピクセルは、(i)複数の第1の一部分のアレイ座標における、それぞれの第1のカラーフィルタによりそれぞれフィルタリングされた複数の第1の一部分のセンサピクセルと、(ii)複数の第2の一部分のアレイ座標における、それぞれの第2のカラーフィルタによりフィルタリングされた複数の第2の一部分のセンサピクセルと、(iii)複数の第3の一部分のアレイ座標における、それぞれの第3のカラーフィルタによりフィルタリングされた複数の第3の一部分のセンサピクセルと、を含む。この方法は、演算、生成、決定、構成、および充填のステップを含む。
演算ステップは、複数の第1の補間ピクセル値ごとに、隣接基本ピクセル値に基づいて、複数の第2の一部分のアレイ座標または複数の第3の一部分のアレイ座標のいずれかのアレイ座標にそれぞれ対応する複数の第1の信頼値のそれぞれを演算するステップを含む。複数の第1の補間ピクセル値は、複数の第1の一部分のセンサピクセルにより生成された複数の第1の基本ピクセル値のうちの隣接基本ピクセル値から補間される。
生成ステップは、閾値よりも小さな第1の信頼値を有する各補間ピクセル値およびこれにマッピングされたアレイ座標を除去することによって、第1の座標マッピングから第1の閾値化マッピングを生成するステップを含む。第1の座標マッピングは、複数の第1の補間ピクセル値のそれぞれにマッピングされた複数の第2の一部分のアレイ座標および複数の第3の一部分のアレイ座標それぞれを含む。
また、この方法は、複数の第2の一部分のセンサピクセルに対して演算および生成ステップを繰り返すことにより、第2の閾値化マッピングを生成するステップを含む。また、この方法は、複数の第3の一部分のセンサピクセルに対して演算および生成ステップを繰り返すことにより、第3の閾値化マッピングを生成するステップを含む。
決定ステップは、第1の閾値化マッピング、第2の閾値化マッピング、および第3の閾値化マッピングそれぞれに含まれる複数のアレイ座標のうちのアレイ座標として、複数の高信頼アレイ座標を決定するステップであり、残りのアレイ座標が複数の低信頼アレイ座標である、ステップを含む。構成ステップは、複数の高信頼アレイ座標それぞれにおいて、1つの基本ピクセル値および2つの補間ピクセル値を含む各ピクセル値トリプレットを含む洗練された画像を構成するステップを含む。充填ステップは、複数の低信頼アレイ座標ごとに、隣接高信頼アレイ座標のピクセル値に基づいてピクセル値を割り当てることにより、洗練された画像を充填するステップを含む。
(A2)(A1)により示される方法においては、複数の低信頼アレイ座標がそれぞれ、第1、第2、および第3の座標マッピングのうちの1つの関連する基本ピクセル値を有し、充填するステップが、複数の高信頼アレイ座標のうちの複数の一部分のアレイ座標に近接する複数の低信頼アレイ座標ごとに、(a)複数の一部分の高信頼アレイ座標のそれぞれに対応する複数の重みを演算するステップであり、複数の重みがそれぞれ、(i)高信頼アレイ座標と低信頼アレイ座標との間の距離および(ii)低信頼アレイ座標の関連する基本ピクセル値に対する隣接高信頼アレイ座標のピクセル値間の差分の少なくとも一方により決定される、複数の重みを演算するステップと、(b)合計が所定の重み閾値を超える場合に、複数の重みのうちの対応する1つを乗じた複数の一部分の高信頼アレイ座標の各ピクセル値の平均として、割り当てピクセル値を演算するステップと、を含んでいてもよい。
(A3)(A2)により示される方法においては、複数の重みを演算するステップにおいて、複数の重みがそれぞれ、距離の単調減少関数である近接性基準の関数であってもよい。
(A4)(A2)および(A3)の一方により示されるいずれかの方法においては、複数の重みを演算するステップにおいて、複数の重みがそれぞれ、差分の単調減少関数である類似性基準の関数であってもよい。
(A5)(A1)〜(A4)のうちの1つにより示されるいずれかの方法においては、演算するステップにおいて、複数の第1の信頼値がそれぞれ、隣接基本ピクセル値の相対差分および標準偏差の少なくとも一方に基づいていてもよい。
(A6)(A1)〜(A5)のうちの1つにより示されるいずれかの方法は、第1の座標マッピングを生成するステップをさらに含んでいてもよい。
(A7)(A1)〜(A6)のうちの1つにより示されるいずれかの方法は、低信頼アレイ座標により完全に囲まれた隔離高信頼アレイ座標を複数の高信頼アレイ座標が含む場合に、隔離高信頼アレイ座標を低信頼アレイ座標として指定するステップをさらに含んでいてもよい。
(A8)(A1)〜(A7)のうちの1つにより示されるいずれかの方法は、低信頼アレイ座標の基本ピクセル値が第1のカラーフィルタと関連付けられた場合に、(a)複数の一部分の高信頼アレイ座標のそれぞれに対応する複数の倍率を演算するステップであり、複数の倍率がそれぞれ、第1のカラーフィルタと関連付けられた高信頼アレイ座標におけるピクセル値に対する低信頼アレイ座標の基本ピクセル値の比に比例する、複数の倍率を演算するステップと、(b)合計が所定の重み閾値を超える場合に、複数の重みのうちの対応する1つおよび複数の倍率のうちの対応する1つを乗じた複数の一部分の高信頼アレイ座標の各ピクセル値の平均として、割り当てピクセル値を演算するステップと、をさらに含んでいてもよい。
(A9)(A1)〜(A8)のうちの1つにより示されるいずれかの方法は、複数の重みの合計が所定の重み閾値未満である場合に、色中立条件を満たす第1、第2、および第3のカラーフィルタそれぞれに対応する第1、第2、および第3のピクセル値を有する複数の隣接高信頼アレイ座標のうちの最も近接した座標と関連付けられたピクセル値に比例する割り当てピクセル値を設定するステップをさらに含んでいてもよい。
(A10)(A1)〜(A9)のうちの1つにより示されるいずれかの方法は、複数のセンサピクセルがそれぞれ、入射するシーンからの各光強度に対応するピクセル電荷を有する場合に、アナログ−デジタルコンバータによって、各ピクセル電荷を基本ピクセル値のそれぞれへと変換し、生成、演算、決定、構成、および充填のステップを実行するように構成されたマイクロプロセッサに通信結合されたメモリに基本ピクセル値を記憶することにより、画像を取り込むステップをさらに含んでいてもよい。
(B1)画像デモザイク処理装置は、メモリおよびマイクロプロセッサを備え、画像センサにより取り込まれた画像を処理するように構成される。メモリは、持続性コンピュータ可読命令を記憶するとともに、画像を記憶するように構成される。マイクロプロセッサは、命令を実行して、方法(A1)〜(A10)のいずれかを実行するように構成される。
上記デモザイク処理方法およびデモザイク処理システムにおいては、本発明の範囲から逸脱することなく、変更が可能である。したがって、上記説明に含まれる内容または添付の図面に示される内容については、例示として解釈され、何ら限定的な意味で解釈されるべきではないことに留意されたい。本明細書においては、別段の指定のない限り、形容詞「例示的な(exemplary)」は、一例、事例、または実例として機能することを意味する。以下の特許請求の範囲は、本明細書に記載のすべての一般的および具体的特徴のほか、表現の便宜上、両者間に含まれると考えられる本デモザイク処理方法およびシステムの範囲のすべての記述内容を網羅することが意図される。
以下に列挙される例示的な実施形態(EEE)から、本発明の種々態様が明らかとなり得る。
1.複数のアレイ座標のそれぞれにそれぞれが位置するアレイ状の複数のセンサピクセルを有する画像センサにより取り込まれた画像をデモザイク処理する方法であって、複数のセンサピクセルが、(i)複数の第1の一部分のアレイ座標における、それぞれの第1のカラーフィルタによりそれぞれフィルタリングされた複数の第1の一部分のセンサピクセルと、(ii)複数の第2の一部分のアレイ座標における、それぞれの第2のカラーフィルタによりフィルタリングされた複数の第2の一部分のセンサピクセルと、(iii)複数の第3の一部分のアレイ座標における、それぞれの第3のカラーフィルタによりフィルタリングされた複数の第3の一部分のセンサピクセルと、を含み、
複数の第1の補間ピクセル値ごとに、隣接基本ピクセル値に基づいて、複数の第2の一部分のアレイ座標または複数の第3の一部分のアレイ座標のいずれかのアレイ座標にそれぞれ対応する複数の第1の信頼値のそれぞれを演算するステップであり、複数の第1の補間ピクセル値が、複数の第1の一部分のセンサピクセルにより生成された複数の第1の基本ピクセル値のうちの隣接基本ピクセル値から補間された、複数の第1の信頼値のそれぞれを演算するステップと、
閾値よりも小さな第1の信頼値を有する各補間ピクセル値およびこれにマッピングされたアレイ座標を除去することによって、第1の座標マッピングから第1の閾値化マッピングを生成するステップであり、第1の座標マッピングが、複数の第1の補間ピクセル値のそれぞれにマッピングされた複数の第2の一部分のアレイ座標および複数の第3の一部分のアレイ座標それぞれを含む、第1の閾値化マッピングを生成するステップと、
複数の第2の一部分のセンサピクセルに対して演算および生成ステップを繰り返すことにより、第2の閾値化マッピングを生成するステップと、
複数の第3の一部分のセンサピクセルに対して演算および生成ステップを繰り返すことにより、第3の閾値化マッピングを生成するステップと、
第1の閾値化マッピング、第2の閾値化マッピング、および第3の閾値化マッピングそれぞれに含まれる複数のアレイ座標のうちのアレイ座標として、複数の高信頼アレイ座標を決定するステップであり、残りのアレイ座標が複数の低信頼アレイ座標である、ステップと、
複数の高信頼アレイ座標それぞれにおいて、1つの基本ピクセル値および2つの補間ピクセル値を含む各ピクセル値トリプレットを含む洗練された画像を構成するステップと、
複数の低信頼アレイ座標ごとに、隣接高信頼アレイ座標のピクセル値に基づいてピクセル値を割り当てることにより、洗練された画像を充填するステップと、
を含む、方法。
2.複数の低信頼アレイ座標がそれぞれ、第1の座標マッピング、第2の座標マッピング、および第3の座標マッピングのうちの1つの関連する基本ピクセル値を有し、充填するステップが、複数の高信頼アレイ座標のうちの複数の一部分のアレイ座標に近接する複数の低信頼アレイ座標ごとに、
複数の一部分の高信頼アレイ座標のそれぞれに対応する複数の重みを演算するステップであり、複数の重みがそれぞれ、(i)高信頼アレイ座標と低信頼アレイ座標との間の距離および(ii)低信頼アレイ座標の関連する基本ピクセル値に対する隣接高信頼アレイ座標のピクセル値間の差分の少なくとも一方により決定される、複数の重みを演算するステップと、
合計が所定の重み閾値を超える場合に、複数の重みのうちの対応する1つを乗じた複数の一部分の高信頼アレイ座標の各ピクセル値の平均として、割り当てピクセル値を演算するステップと、
を含む、EEE1に記載の方法。
3.複数の重みを演算するステップにおいて、複数の重みがそれぞれ、距離の単調減少関数である近接性基準の関数である、EEE2に記載の方法。
4.複数の重みを演算するステップにおいて、複数の重みがそれぞれ、差分の単調減少関数である類似性基準の関数である、EEE2に記載の方法。
5.演算するステップにおいて、複数の第1の信頼値がそれぞれ、隣接基本ピクセル値の相対差分および標準偏差の少なくとも一方に基づく、EEE1に記載の方法。
6.第1の座標マッピングを生成するステップをさらに含む、EEE1に記載の方法。
7.低信頼アレイ座標により完全に囲まれた隔離高信頼アレイ座標を複数の高信頼アレイ座標が含む場合に、隔離高信頼アレイ座標を低信頼アレイ座標として指定するステップをさらに含む、EEE1に記載の方法。
8.低信頼アレイ座標の基本ピクセル値が、第1のカラーフィルタと関連付けられており、
複数の一部分の高信頼アレイ座標のそれぞれに対応する複数の倍率を演算するステップであり、複数の倍率がそれぞれ、第1のカラーフィルタと関連付けられた高信頼アレイ座標におけるピクセル値に対する低信頼アレイ座標の基本ピクセル値の比に比例する、複数の倍率を演算するステップと、
合計が所定の重み閾値を超える場合に、複数の重みのうちの対応する1つおよび複数の倍率のうちの対応する1つを乗じた複数の一部分の高信頼アレイ座標の各ピクセル値の平均として、割り当てピクセル値を演算するステップと、
をさらに含む、EEE2に記載の方法。
9.複数の重みの合計が所定の重み閾値未満である場合に、色中立条件を満たす第1、第2、および第3のカラーフィルタそれぞれに対応する第1、第2、および第3のピクセル値を有する複数の隣接高信頼アレイ座標のうちの最も近接した座標と関連付けられたピクセル値に比例する割り当てピクセル値を設定する、EEE2に記載の方法。
10.複数のセンサピクセルがそれぞれ、入射するシーンからの各光強度に対応するピクセル電荷を有しており、
アナログ−デジタルコンバータによって、各ピクセル電荷を基本ピクセル値のそれぞれへと変換することと、
生成、演算、決定、構成、および充填のステップを実行するように構成されたマイクロプロセッサに通信結合されたメモリに基本ピクセル値を記憶することと、
によって、画像を取り込むステップをさらに含む、EEE1に記載の方法。
11.複数のアレイ座標のそれぞれにそれぞれが位置するアレイ状の複数のセンサピクセルを有する画像センサにより取り込まれた画像を処理する画像デモザイク処理装置であり、複数のセンサピクセルが、(i)複数の第1の一部分のアレイ座標における、それぞれの第1のカラーフィルタによりそれぞれフィルタリングされた複数の第1の一部分のセンサピクセルと、(ii)複数の第2の一部分のアレイ座標における、それぞれの第2のカラーフィルタによりフィルタリングされた複数の第2の一部分のセンサピクセルと、(iii)複数の第3の一部分のアレイ座標における、それぞれの第3のカラーフィルタによりフィルタリングされた複数の第3の一部分のセンサピクセルと、を含む、画像デモザイク処理装置であって、
持続性コンピュータ可読命令を記憶するとともに、画像を記憶するように構成されたメモリと、
命令を実行することによって、
複数の第1の補間ピクセル値ごとに、隣接基本ピクセル値に基づいて、複数の第2の一部分のアレイ座標または複数の第3の一部分のアレイ座標のいずれかのアレイ座標にそれぞれ対応する複数の第1の信頼値のそれぞれを演算するステップであり、複数の第1の補間ピクセル値が、複数の第1の一部分のセンサピクセルにより生成された複数の第1の基本ピクセル値のうちの隣接基本ピクセル値から補間された、複数の第1の信頼値のそれぞれを演算するステップと、
閾値よりも小さな第1の信頼値を有する各補間ピクセル値およびこれにマッピングされたアレイ座標を除去することによって、第1の座標マッピングから第1の閾値化マッピングを生成するステップであり、第1の座標マッピングが、複数の第1の補間ピクセル値のそれぞれにマッピングされた複数の第2の一部分のアレイ座標および複数の第3の一部分のアレイ座標それぞれを含む、第1の閾値化マッピングを生成するステップと、
複数の第2の一部分のセンサピクセルに対して演算および生成ステップを繰り返すことにより、第2の閾値化マッピングを生成するステップと、
複数の第3の一部分のセンサピクセルに対して演算および生成ステップを繰り返すことにより、第3の閾値化マッピングを生成するステップと、
第1の閾値化マッピング、第2の閾値化マッピング、および第3の閾値化マッピングそれぞれに含まれる複数のアレイ座標のうちのアレイ座標として、複数の高信頼アレイ座標を決定するステップであり、残りのアレイ座標が複数の低信頼アレイ座標である、ステップと、
複数の高信頼アレイ座標それぞれにおいて、1つの基本ピクセル値および2つの補間ピクセル値を含む各ピクセル値トリプレットを含む洗練された画像を構成するステップと、
複数の低信頼アレイ座標ごとに、隣接高信頼アレイ座標のピクセル値に基づいてピクセル値を割り当てることにより、洗練された画像を充填するステップと、
を行うように構成されたマイクロプロセッサと、
を備えた、画像デモザイク処理装置。
12.複数の低信頼アレイ座標がそれぞれ、第1の座標マッピング、第2の座標マッピング、および第3の座標マッピングのうちの1つの関連する基本ピクセル値を有し、マイクロプロセッサが、充填するステップにおいて、複数の高信頼アレイ座標のうちの複数の一部分のアレイ座標に近接する複数の低信頼アレイ座標ごとに、
複数の一部分の高信頼アレイ座標のそれぞれに対応する複数の重みを演算するステップであり、複数の重みがそれぞれ、(i)高信頼アレイ座標と低信頼アレイ座標との間の距離および(ii)低信頼アレイ座標の関連する基本ピクセル値に対する隣接高信頼アレイ座標のピクセル値の類似性の少なくとも一方により決定される、複数の重みを演算するステップと、
合計が所定の重み閾値を超える場合に、複数の一部分の高信頼アレイ座標の各ピクセル値の加重平均として、割り当てピクセル値を演算するステップと、
を行うようにさらに構成された、EEE11に記載の画像デモザイク処理装置。
13.演算するステップにおいて、複数の第1の信頼値がそれぞれ、隣接基本ピクセル値の相対差分および標準偏差の少なくとも一方に基づく、EEE11に記載の画像デモザイク処理装置。
14.複数の重みがそれぞれ、距離の単調減少関数である近接性基準の関数である、EEE11に記載の画像デモザイク処理装置。
15.複数の重みがそれぞれ、差分の単調減少関数である類似性基準の関数である、EEE11に記載の画像デモザイク処理装置。
16.マイクロプロセッサが、第1の座標マッピングを生成するようにさらに構成された、EEE11に記載の画像デモザイク処理装置。
17.マイクロプロセッサが、低信頼アレイ座標により完全に囲まれた隔離高信頼アレイ座標を複数の高信頼アレイ座標が含む場合に、隔離高信頼アレイ座標を低信頼アレイ座標として指定するようにさらに構成された、EEE11に記載の画像デモザイク処理装置。
18.低信頼アレイ座標の基本ピクセル値が、第1のカラーフィルタと関連付けられており、マイクロプロセッサが、
複数の一部分の高信頼アレイ座標のそれぞれに対応する複数の倍率を演算するステップであり、複数の倍率がそれぞれ、第1のカラーフィルタと関連付けられた高信頼アレイ座標におけるピクセル値に対する低信頼アレイ座標の基本ピクセル値の比に比例する、複数の倍率を演算するステップと、
合計が所定の重み閾値を超える場合に、複数の重みのうちの対応する1つおよび複数の倍率のうちの対応する1つを乗じた複数の一部分の高信頼アレイ座標の各ピクセル値の平均として、割り当てピクセル値を演算するステップと、
を行うようにさらに構成された、EEE11に記載の画像デモザイク処理装置。
19.マイクロプロセッサが、複数の重みの合計が所定の重み閾値未満である場合に、色中立条件を満たす第1、第2、および第3のカラーフィルタそれぞれに対応する第1、第2、および第3のピクセル値を有する複数の隣接高信頼アレイ座標のうちの最も近接した座標と関連付けられたピクセル値に比例する割り当てピクセル値を設定するようにさらに構成された、EEE11に記載の画像デモザイク処理装置。
20.複数のセンサピクセルがそれぞれ、入射するシーンからの各光強度に対応するピクセル電荷を有しており、マイクロプロセッサが、画像を取り込む際に、
アナログ−デジタルコンバータによって、各ピクセル電荷を基本ピクセル値のそれぞれへと変換するステップと、
基本ピクセル値をメモリに記憶するステップと、
を行うようにさらに構成された、EEE11に記載の画像デモザイク処理装置。
21.画像デモザイク処理装置の1つまたは複数のマイクロプロセッサにより実行された場合に、EEE1〜EEE10のいずれか一項に記載の方法を画像デモザイク処理装置に実行させるコンピュータ可読命令を含むコンピュータプログラム製品。
22.EEE21に記載のコンピュータプログラム製品が記憶されたコンピュータ可読媒体。

Claims (15)

  1. 複数のアレイ座標のそれぞれにそれぞれが位置するアレイ状の複数のセンサピクセルを有する画像センサにより取り込まれた画像をデモザイク処理する方法であって、前記複数のセンサピクセルが、複数の第1の一部分のアレイ座標における、それぞれの第1のカラーフィルタによりそれぞれフィルタリングされた複数の第1の一部分のセンサピクセルと、複数の第2の一部分のアレイ座標における、それぞれの第2のカラーフィルタによりフィルタリングされた複数の第2の一部分のセンサピクセルと、複数の第3の一部分のアレイ座標における、それぞれの第3のカラーフィルタによりフィルタリングされた複数の第3の一部分のセンサピクセルと、を含み、
    複数の第1の補間ピクセル値ごとに、隣接基本ピクセル値に基づいて、前記複数の第2の一部分のアレイ座標または前記複数の第3の一部分のアレイ座標のいずれかのアレイ座標にそれぞれ対応する複数の第1の信頼値のそれぞれを演算するステップであり、前記複数の第1の補間ピクセル値が、前記複数の第1の一部分のセンサピクセルにより生成された複数の第1の基本ピクセル値のうちの隣接基本ピクセル値から補間された、複数の第1の信頼値のそれぞれを演算するステップと、
    閾値よりも小さな第1の信頼値を有する各補間ピクセル値およびこれにマッピングされたアレイ座標を除去することによって、第1の座標マッピングから第1の閾値化マッピングを生成するステップであり、前記第1の座標マッピングが、複数の第1の補間ピクセル値のそれぞれにマッピングされた前記複数の第2の一部分のアレイ座標および前記複数の第3の一部分のアレイ座標それぞれを含む、第1の閾値化マッピングを生成するステップと、
    前記複数の第2の一部分のセンサピクセルに対して前記演算するステップおよび前記生成するステップを繰り返すことにより、第2の閾値化マッピングを生成するステップと、
    前記複数の第3の一部分のセンサピクセルに対して前記演算するステップおよび前記生成するステップを繰り返すことにより、第3の閾値化マッピングを生成するステップと、
    前記第1の閾値化マッピング、前記第2の閾値化マッピング、および前記第3の閾値化マッピングそれぞれに含まれる前記複数のアレイ座標のうちのアレイ座標として、複数の高信頼アレイ座標を決定するステップであり、残りのアレイ座標が複数の低信頼アレイ座標である、複数の高信頼アレイ座標を決定するステップと、
    前記複数の高信頼アレイ座標それぞれにおいて、1つの基本ピクセル値および2つの補間ピクセル値を含む各ピクセル値トリプレットを含む洗練された画像を構成するステップと、
    前記複数の低信頼アレイ座標ごとに、隣接高信頼アレイ座標のピクセル値に基づいてピクセル値を割り当てることにより、前記洗練された画像を充填するステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記複数の低信頼アレイ座標がそれぞれ、第1の座標マッピング、第2の座標マッピング、および第3の座標マッピングのうちの1つの関連する基本ピクセル値を有し、前記充填するステップが、前記複数の高信頼アレイ座標のうちの複数の一部分のアレイ座標に近接する前記複数の低信頼アレイ座標ごとに、
    複数の一部分の高信頼アレイ座標のそれぞれに対応する複数の重みを演算するステップであり、前記複数の重みがそれぞれ、前記高信頼アレイ座標と前記低信頼アレイ座標との間の距離および前記低信頼アレイ座標の関連する基本ピクセル値に対する隣接高信頼アレイ座標のピクセル値間の差分の少なくとも一方により決定される、複数の重みを演算するステップと、
    前記複数の重みの合計が所定の重み閾値を超える場合に、前記複数の重みのうちの対応する1つを乗じた前記複数の一部分の高信頼アレイ座標の各ピクセル値の平均として、前記割り当てピクセル値を演算するステップと、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数の重みを演算するステップにおいて、前記複数の重みがそれぞれ、前記距離の単調減少関数である近接性基準の関数である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記複数の重みを演算するステップにおいて、前記複数の重みがそれぞれ、前記差分の単調減少関数である類似性基準の関数である、請求項2または3に記載の方法。
  5. 前記演算するステップにおいて、前記複数の第1の信頼値がそれぞれ、前記隣接基本ピクセル値の相対差分および標準偏差の少なくとも一方に基づく、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1の座標マッピングを生成するステップをさらに含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記低信頼アレイ座標の基本ピクセル値が、前記第1のカラーフィルタと関連付けられており、
    前記複数の一部分の高信頼アレイ座標のそれぞれに対応する複数の倍率を演算するステップであり、前記複数の倍率がそれぞれ、前記第1のカラーフィルタと関連付けられた前記高信頼アレイ座標における前記ピクセル値に対する前記低信頼アレイ座標の基本ピクセル値の比に比例する、複数の倍率を演算するステップと、
    前記合計が前記所定の重み閾値を超える場合に、前記複数の重みのうちの対応する1つおよび前記複数の倍率のうちの対応する1つを乗じた前記複数の一部分の高信頼アレイ座標の各ピクセル値の平均として、前記割り当てピクセル値を演算するステップと、
    をさらに含む、請求項2〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記複数の重みの前記合計が前記所定の重み閾値未満である場合に、色中立条件を満たす前記第1のカラーフィルタ、前記第2のカラーフィルタ、および前記第3のカラーフィルタそれぞれに対応する第1のピクセル値、第2のピクセル値、および第3のピクセル値を有する前記複数の隣接高信頼アレイ座標のうちの最も近接した座標と関連付けられたピクセル値に比例する前記割り当てピクセル値を設定する、請求項2〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 複数のアレイ座標のそれぞれにそれぞれが位置するアレイ状の複数のセンサピクセルを有する画像センサにより取り込まれた画像を処理する画像デモザイク処理装置であり、前記複数のセンサピクセルが、複数の第1の一部分のアレイ座標における、それぞれの第1のカラーフィルタによりそれぞれフィルタリングされた複数の第1の一部分のセンサピクセルと、複数の第2の一部分のアレイ座標における、それぞれの第2のカラーフィルタによりフィルタリングされた複数の第2の一部分のセンサピクセルと、複数の第3の一部分のアレイ座標における、それぞれの第3のカラーフィルタによりフィルタリングされた複数の第3の一部分のセンサピクセルと、を含む、画像デモザイク処理装置であって、
    持続性コンピュータ可読命令を記憶するとともに、前記画像を記憶するように構成されたメモリと、
    前記命令を実行することによって、
    複数の第1の補間ピクセル値ごとに、隣接基本ピクセル値に基づいて、前記複数の第2の一部分のアレイ座標または前記複数の第3の一部分のアレイ座標のいずれかのアレイ座標にそれぞれ対応する複数の第1の信頼値のそれぞれを演算するステップであり、前記複数の第1の補間ピクセル値が、前記複数の第1の一部分のセンサピクセルにより生成された複数の第1の基本ピクセル値のうちの隣接基本ピクセル値から補間された、複数の第1の信頼値のそれぞれを演算するステップと、
    閾値よりも小さな第1の信頼値を有する各補間ピクセル値およびこれにマッピングされたアレイ座標を除去することによって、第1の座標マッピングから第1の閾値化マッピングを生成するステップであり、前記第1の座標マッピングが、複数の第1の補間ピクセル値のそれぞれにマッピングされた前記複数の第2の一部分のアレイ座標および前記複数の第3の一部分のアレイ座標それぞれを含む、第1の閾値化マッピングを生成するステップと、
    前記複数の第2の一部分のセンサピクセルに対して前記演算するステップおよび前記生成するステップを繰り返すことにより、第2の閾値化マッピングを生成するステップと、
    前記複数の第3の一部分のセンサピクセルに対して前記演算するステップおよび前記生成するステップを繰り返すことにより、第3の閾値化マッピングを生成するステップと、
    前記第1の閾値化マッピング、前記第2の閾値化マッピング、および前記第3の閾値化マッピングそれぞれに含まれる前記複数のアレイ座標のうちのアレイ座標として、複数の高信頼アレイ座標を決定するステップであり、残りのアレイ座標が複数の低信頼アレイ座標である、複数の高信頼アレイ座標を決定するステップと、
    前記複数の高信頼アレイ座標それぞれにおいて、1つの基本ピクセル値および2つの補間ピクセル値を含む各ピクセル値トリプレットを含む洗練された画像を構成するステップと、
    前記複数の低信頼アレイ座標ごとに、隣接高信頼アレイ座標のピクセル値に基づいてピクセル値を割り当てることにより、前記洗練された画像を充填するステップと、
    を行うように構成されたマイクロプロセッサと、
    を備えた、画像デモザイク処理装置。
  10. 前記複数の低信頼アレイ座標がそれぞれ、第1の座標マッピング、第2の座標マッピング、および第3の座標マッピングのうちの1つの関連する基本ピクセル値を有し、前記マイクロプロセッサが、前記充填するステップにおいて、前記複数の高信頼アレイ座標のうちの複数の一部分のアレイ座標に近接する前記複数の低信頼アレイ座標ごとに、
    複数の一部分の高信頼アレイ座標のそれぞれに対応する複数の重みを演算するステップであり、前記複数の重みがそれぞれ、前記高信頼アレイ座標と前記低信頼アレイ座標との間の距離および前記低信頼アレイ座標の関連する基本ピクセル値に対する隣接高信頼アレイ座標のピクセル値の類似性の少なくとも一方により決定される、複数の重みを演算するステップと、
    前記複数の重みの合計が所定の重み閾値を超える場合に、前記複数の一部分の高信頼アレイ座標のピクセル値の加重平均として、前記割り当てピクセル値を演算するステップと、
    を行うようにさらに構成された、請求項9に記載の画像デモザイク処理装置。
  11. 前記演算するステップにおいて、前記複数の第1の信頼値がそれぞれ、前記隣接基本ピクセル値の相対差分および標準偏差の少なくとも一方に基づく、請求項9または10に記載の画像デモザイク処理装置。
  12. 前記複数の重みがそれぞれ、前記距離の単調減少関数である近接性基準の関数である、請求項10または11に記載の画像デモザイク処理装置。
  13. 前記複数の重みがそれぞれ、差分の単調減少関数である類似性基準の関数である、請求項10〜12のいずれか一項に記載の画像デモザイク処理装置。
  14. 前記マイクロプロセッサが、低信頼アレイ座標により完全に囲まれた隔離高信頼アレイ座標を前記複数の高信頼アレイ座標が含む場合に、前記隔離高信頼アレイ座標を低信頼アレイ座標として指定するようにさらに構成された、請求項9〜13のいずれか一項に記載の画像デモザイク処理装置。
  15. 前記マイクロプロセッサが、前記複数の重みの前記合計が前記所定の重み閾値未満である場合に、色中立条件を満たす前記第1のカラーフィルタ、前記第2のカラーフィルタ、および前記第3のカラーフィルタそれぞれに対応する第1のピクセル値、第2のピクセル値、および第3のピクセル値を有する前記複数の隣接高信頼アレイ座標のうちの最も近接した座標と関連付けられたピクセル値に比例する前記割り当てピクセル値を設定するようにさらに構成された、請求項10〜14のいずれか一項に記載の画像デモザイク処理装置。
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