JP2021505125A - エアロゾル化可能構造 - Google Patents

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Abstract

エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられるエアロゾル化可能構造(1)が開示される。エアロゾル化可能構造は、エアロゾル化可能材料を含む第1のシート(11、21、31、41)と、変動磁場の侵入により加熱可能であり、第1のシートのエアロゾル化可能材料を加熱する加熱材料を含む第2のシート(12、22、32、42)と、を有する寄集め積層構造(10、20、30、40、50)を備える。第2のシートは、エアロゾル化可能材料を含まない。【選択図】 図6

Description

本発明は、エアロゾル化可能材料を加熱する装置とともに用いられる物品に用いられるエアロゾル化可能構造、エアロゾル化可能構造を製造する方法、エアロゾル化可能材料を加熱する装置とともに用いられる物品、エアロゾル化可能材料を加熱する装置とともに用いられる物品を製造する方法、並びにこのような物品及びこのような装置を備えたシステムに関する。
紙巻タバコ、葉巻タバコ等の喫煙品は、使用時にタバコを燃焼させて、タバコ煙を生成する。燃焼なしに化合物を放出する製品の創出によって、これらの物品の代替物を提供しようとする試みがなされている。このような製品の例は、いわゆる「非燃焼加熱式」製品又はタバコ加熱デバイス若しくは製品であり、材料を燃焼させずに加熱することによって化合物を放出する。この材料は、例えばタバコ又は他の非タバコ製品が考えられ、ニコチンを含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。
本発明の第1の態様は、エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられるエアロゾル化可能構造であって、エアロゾル化可能材料を含む第1のシートと、変動磁場の侵入により加熱可能であり、第1のシートのエアロゾル化可能材料を加熱する加熱材料を含む第2のシートであり、エアロゾル化可能材料を含まない、第2のシートと、を有する寄集め積層構造を備えた、エアロゾル化可能構造を提供する。
例示的な一実施形態において、エアロゾル化可能材料は、再生エアロゾル化可能材料、セルロース系エアロゾル化可能材料、又はゲル形態のエアロゾル化可能材料である。
例示的な一実施形態において、このエアロゾル化可能構造は、加熱材料と、再生エアロゾル化可能材料若しくはセルロース系エアロゾル化可能材料又はゲル形態のエアロゾル化可能材料との間にエアロゾル化可能材料を一切含まない。
例示的な一実施形態において、再生エアロゾル化可能材料若しくはセルロース系エアロゾル化可能材料又はゲル形態のエアロゾル化可能材料は、加熱材料と表面接触している。
例示的な一実施形態において、第2のシートは、加熱材料のみから成る。
例示的な一実施形態において、積層構造は、波形である。
例示的な一実施形態において、加熱材料は、導電性材料、磁性材料、及び磁気導電性材料から成る群から選択される1つ又は複数の材料を含む。
例示的な一実施形態において、加熱材料は、金属又は合金を含む。
例示的な一実施形態において、加熱材料は、アルミニウム、金、鉄、ニッケル、コバルト、導電性カーボン、グラファイト、鋼、普通炭素鋼、軟鋼、ステンレス鋼、フェライト系ステンレス鋼、銅、及び青銅から成る群から選択される1つ又は複数の材料を含む。
例示的な一実施形態において、第1のシートは、再生タバコを含む。
例示的な一実施形態において、第2のシートは、アルミニウム箔を含む。
例示的な一実施形態において、このエアロゾル化可能構造は、寄集め積層構造に被覆されたラッパー(被覆体)を含む。
例示的な一実施形態において、このエアロゾル化可能構造は、実質的に円筒状である。
本発明の第2の態様は、エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられるエアロゾル化可能構造であって、エアロゾル化可能材料を含む第1のシートと、加熱材料を含む第2のシートと、エアロゾル化可能材料を含む第3のシートと、を有する寄集め積層構造であり、第2のシートが、第1のシートと第3のシートとの間に配置され、加熱材料が、変動磁場の侵入により加熱可能であり、第1のシート及び第3のシートのエアロゾル化可能材料を加熱する、寄集め積層構造を備えた、エアロゾル化可能構造を提供する。
例示的な一実施形態において、第2のシートは、エアロゾル化可能材料を含まない。
例示的な一実施形態において、第2のシートは、加熱材料のみから成る。
例示的な一実施形態において、積層構造は、波形である。
例示的な一実施形態において、加熱材料は、導電性材料、磁性材料、及び磁気導電性材料から成る群から選択される1つ又は複数の材料を含む。
例示的な一実施形態において、加熱材料は、金属又は合金を含む。
例示的な一実施形態において、加熱材料は、アルミニウム、金、鉄、ニッケル、コバルト、導電性カーボン、グラファイト、鋼、普通炭素鋼、軟鋼、ステンレス鋼、フェライト系ステンレス鋼、銅、及び青銅から成る群から選択される1つ又は複数の材料を含む。
例示的な一実施形態において、第1のシートのエアロゾル化可能材料は、再生エアロゾル化可能材料、セルロース系エアロゾル化可能材料、又はゲル形態のエアロゾル化可能材料である。
例示的な一実施形態において、第1のシートは、再生タバコを含む。
例示的な一実施形態において、第2のシートは、アルミニウム箔を含む。
例示的な一実施形態において、第3のシートのエアロゾル化可能材料は、再生エアロゾル化可能材料、セルロース系エアロゾル化可能材料、又はゲル形態のエアロゾル化可能材料である。
例示的な一実施形態において、第3のシートは、再生タバコを含む。
例示的な一実施形態において、このエアロゾル化可能構造は、寄集め積層構造に被覆されたラッパーを含む。
例示的な一実施形態において、このエアロゾル化可能構造は、実質的に円筒状である。
本発明の第3の態様は、エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品であって、本発明の第1の態様のエアロゾル化可能構造又は本発明の第2の態様のエアロゾル化可能構造を含む、物品を提供する。
例示的な一実施形態において、この物品は、使用時にエアロゾル化可能構造から放出されたエアロゾルをフィルタリングするフィルタと、フィルタをエアロゾル化可能構造に対して保持するコネクタと、を備える。
本発明の第4の態様は、エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させるシステムであって、本発明の第3の態様に係る物品と、物品のエアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置であり、物品を受容する加熱ゾーンと、物品が加熱ゾーンに配置された場合に、物品の加熱材料に侵入する変動磁場を生成する磁場生成器と、を備えた、装置と、を備えた、システムを提供する。
本発明の第5の態様は、エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられるエアロゾル化可能構造を製造する方法であって、エアロゾル化可能材料を含む第1のシートと、変動磁場の侵入により加熱可能であり、エアロゾル化可能材料を加熱する加熱材料を含む第2のシートとを有する積層構造を用意するステップと、積層構造を寄せ集めて寄集め積層構造を構成するステップと、を含む、方法を提供する。
例示的な一実施形態において、第2のシートは、エアロゾル化可能材料を含まない。
例示的な一実施形態において、第2のシートは、加熱材料のみから成る。
例示的な一実施形態において、第2のシートは、アルミニウム箔を含む。
例示的な一実施形態において、第1のシートのエアロゾル化可能材料は、再生エアロゾル化可能材料、セルロース系エアロゾル化可能材料、又はゲル形態のエアロゾル化可能材料である。
例示的な一実施形態において、第1のシートは、再生タバコを含む。
例示的な一実施形態において、積層構造は、エアロゾル化可能材料を含む第3のシートを有し、第2のシートは、第1のシートと第3のシートとの間に配置され、加熱材料は、変動磁場の侵入による加熱可能であり、第1のシート及び第3のシートのエアロゾル化可能材料を加熱する。
例示的な一実施形態において、第3のシートのエアロゾル化可能材料は、再生エアロゾル化可能材料、セルロース系エアロゾル化可能材料、又はゲル形態のエアロゾル化可能材料である。
例示的な一実施形態において、第3のシートは、再生タバコを含む。
例示的な一実施形態において、寄せ集めるステップは、集束漏斗を通じて積層構造を供給することを含む。
例示的な一実施形態において、寄せ集めるステップは、積層構造を実質的な円筒状にする。
例示的な一実施形態において、この方法は、寄せ集めるステップの前に、積層構造を波形にするステップを含む。
例示的な一実施形態において、積層構造を用意するステップは、第1のシートを第2のシートに接触させることを含む。
例示的な一実施形態において、積層構造を用意するステップは、第3のシートを第2のシートに接触させることを含む。
例示的な一実施形態において、この方法は、寄集め積層構造にラッパーを被覆して、被覆された寄集め積層構造を構成するステップを含む。
例示的な一実施形態において、この方法は、被覆された寄集め積層構造を切断して、離散状の被覆された寄集め積層構造を構成するステップを含む。
本発明の第6の態様は、エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品を製造する方法であって、
本発明の第5の態様の方法を実行するステップと、
フィルタを寄集め積層構造に対して保持するコネクタを用いて、フィルタを寄集め積層構造に接続するステップと、
を含む、方法を提供する。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を説明するが、これらは一例に過ぎない。
エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられるエアロゾル化可能構造の一例の模式側面図である。 図1のエアロゾル化可能構造の模式断面図である。 エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられるエアロゾル化可能構造の積層構造の一例の部分模式断面図である。 エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられる別のエアロゾル化可能構造の積層構造の一例の部分模式断面図である。 エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられる別のエアロゾル化可能構造の積層構造の一例の部分模式断面図である。 エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられるさらに別のエアロゾル化可能構造の積層構造の一例の部分模式断面図である。 エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられる別のエアロゾル化可能構造の一例の模式側断面図である。 エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品の一例の模式側断面図である。 エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる別の物品の一例の模式側断面図である。 図9の物品と、物品のエアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とを備えたシステムの一例の模式側断面図である。 エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられるエアロゾル化可能構造を製造する方法の一例を示したフロー図である。 エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられるエアロゾル化可能構造を製造する別の方法の一例を示したフロー図である。 エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品を製造する方法の一例を示したフロー図である。
本書において、用語「エアロゾル化可能材料(aerosolisable material)」は、通常は蒸気又はエアロゾルの形態で、加熱時に揮発成分を与える材料を含む。「エアロゾル化可能材料」は、非タバコ含有材料であってもよいし、タバコ含有材料であってもよい。「エアロゾル化可能材料」としては、例えば、タバコそれ自体、タバコ派生物、拡張タバコ、再生タバコ、タバコ抽出物、均質化タバコ、及びタバコ代替品のうちの1つ又は複数が挙げられる。エアロゾル化可能材料としては、挽きタバコ、刻みラグタバコ、押出タバコ、再生タバコ、再生エアロゾル化可能材料、液体、ゲル、ゲル化シート、粉末、又は塊等の形態が可能である。また、「エアロゾル化可能材料」としては、他の非タバコ製品も挙げられ、製品によっては、ニコチンを含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。「エアロゾル化可能材料」には、グリセロール又はプロピレングリコール等の1つ又は複数の保湿剤を含んでいてもよい。
本書において、用語「シート(sheet)」は、厚さよりも幅及び長さの方が実質的に大きい要素を示す。
本書において、シートが「エアロゾル化可能材料を含まない」と記す場合、これは、シート自体がエアロゾル化可能材料を含みもしなければ、エアロゾル化可能材料から成ってもおらず、エアロゾル化可能材料が被覆されてもいなければ、エアロゾル化可能材料が含浸されてもいないことを意味する。ただし、当該シートが、エアロゾル化可能材料を含むシートに(直接的又は間接的に)隣り合えないことも、付着し得ないことも意味するものではない。
本書において、用語「寄せ集められる(gathered)」は、規則的であれ不規則的であれ、形状がしわ付けされること、折り目が付けられること、折り曲げられること、或いは巻き込まれることを含む。これに対応し、本書において、用語「寄せ集める(gathering)」は、規則的であれ不規則的であれ、形状にしわ付けすること、折り目を付けること、折り曲げること、或いは巻き込むことを含む。
本書において、用語「波形化(crimped)」は、複数の実質的に平行なひだ、山部、及び谷部を有することを含む。
本書において、用語「加熱材料(heating material又はheater material)」は、変動磁場の侵入によって加熱可能な材料を表す。
誘導加熱は、変動磁場の侵入によって導電性物体が加熱されるプロセスである。このプロセスは、ファラデーの誘導の法則及びオームの法則によって記述される。誘導加熱器は、電磁石と、交流電流等の変動電流を電磁石に通過させるデバイスとを備えていてもよい。電磁石及び加熱対象の物体が好適に、電磁石により生成される結果としての変動磁場が物体に侵入するように相対位置決めされると、物体の内側には、1つ又は複数の渦電流が生成される。物体は、電流の流れに対する抵抗を有する。したがって、物体中にこのような渦電流が生成されると、その物体の電気抵抗に対する流れによって、物体が加熱される。このプロセスは、ジュール加熱、オーム加熱、又は抵抗加熱と称する。誘導加熱可能な物体は、サセプタとして知られている。
サセプタが閉回路の形態である場合は、使用時のサセプタと電磁石との磁気結合が増強されて、ジュール加熱が増大又は向上することが分かっている。
磁気ヒステリシス加熱は、変動磁場の侵入によって、磁性材料で構成された物体が加熱されるプロセスである。磁性材料は、多くの原子スケールの磁石すなわち磁気双極子を含むものと考えられる。磁場がこのような材料に侵入すると、磁気双極子が磁場と一致する。したがって、例えば電磁石が生成するような交番磁場等の変動磁場が磁性材料に侵入すると、変動磁場の印加に伴って、磁気双極子の配向が変化する。このような磁気双極子の再配向によって、磁性材料中に熱が発生する。
物体が導電性且つ磁性である場合は、物体への変動磁場の侵入によって、ジュール加熱及び磁気ヒステリシス加熱の両者が物体中に生じ得る。さらに、磁性材料の使用により磁場が強くなるため、ジュール加熱及び磁気ヒステリシス加熱が増大され得る。
上記プロセスのそれぞれにおいては、外部熱源からの伝熱ではなく、物体自体の内側で熱が発生するため、特に、好適な物体材料及び形状並びに好適な変動磁場の大きさ及び物体に対する配向の選択によって、物体中の急速な昇温及びより均等な熱分布が実現され得る。さらに、誘導加熱及び磁気ヒステリシス加熱では、変動磁場源と物体との物理的な接続が不要であるため、加熱プロファイルの設計自由度及び制御が増すとともに、コストが低下する可能性がある。
図1及び図2を参照して、これらの図は、本発明の一実施形態に係る、エアロゾル化可能構造の一例の模式側面図及び断面図である。エアロゾル化可能構造1は、図8に示すとともに以下に説明する物品100等、エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられるものである。
エアロゾル化可能構造1は、実質的に円形の断面を有する実質的な円筒状であるが(図2参照)、他の実施形態においては、エアロゾル化可能構造1は、長円又は楕円断面を有していてもよいし、円筒状以外であってもよい。いくつかの実施形態において、エアロゾル化可能構造1は、例えば多角形状、四角形状、長方形状、正方形状、三角形状、星形状、又は不規則な断面を有していてもよい。本実施形態において、エアロゾル化可能構造1は、ロッドである。他のいくつかの実施形態において、エアロゾル化可能構造は、中空の内側領域を有する管状であってもよい。
本実施形態において、エアロゾル化可能構造1は、細長であり、長手方向軸線A−Aを有する。長手方向軸線A−Aの方向におけるエアロゾル化可能構造1の長さは、70ミリメートル〜120ミリメートル等、40ミリメートル〜150ミリメートルの範囲内であってもよい。他の実施形態において、エアロゾル化可能構造1は、細長でなくてもよい。このような他のいくつかの実施形態においても、エアロゾル化可能構造1は依然として、図2に示す当該エアロゾル化可能構造1の断面に垂直な軸線方向A−Aを有する。軸線方向A−Aに垂直なエアロゾル化可能構造1の幅は、5ミリメートル〜8ミリメートル等、4ミリメートル〜10ミリメートルの範囲内であってもよい。軸線方向A−Aに垂直なエアロゾル化可能構造1の円周は、16ミリメートル〜25ミリメートル等、12ミリメートル〜30ミリメートルの範囲内であってもよい。
エアロゾル化可能構造1は、積層構造10を含む。図3は、エアロゾル化可能構造1の積層構造10の部分模式断面図である。積層構造10は、第1のシート11及び第2のシート12を含む。いくつかの実施形態において、積層構造10は、薄板である。いくつかの実施形態において、第1のシート11は、接着剤又は化学結合等によって、第2のシート12に結合されている。例示的な接着剤は、ポリ酢酸ビニル(PVA)及びエチレン酢酸ビニル(EVA)である。他の実施形態において、第1のシート11は、第2のシート12に結合されていなくてもよい。
本実施形態において、第1のシート11は、エアロゾル化可能材料を含む。第1のシート11のエアロゾル化可能材料は、再生エアロゾル化可能材料(例えば、再生タバコ)又はゲル形態等、本書に論じるエアロゾル化可能材料のいずれであってもよい。第1のシート11は、ゲル等のエアロゾル化可能材料が含浸又は被覆された紙等の基板を備えていてもよい。第1のシート11のエアロゾル化可能材料は、セルロース系エアロゾル化可能材料であってもよい。
本実施形態において、第2のシート12は、変動磁場の侵入により加熱可能な加熱材料を含む。より具体的に、加熱材料は、変動磁場の侵入により加熱可能であり、第1のシート11のエアロゾル化可能材料を加熱する。すなわち、加熱材料は、エアロゾル化可能材料と熱的接触している。第1及び第2のシート11、12が同じ積層構造10の一部であることから、変動磁場の侵入により第2のシート12で発生した熱は、第1のシート11に近く、第1のシート11のエアロゾル化可能材料の比較的効率的な加熱が実現され得る。いくつかの実施形態において、第1のシート11のエアロゾル化可能材料は、第2のシート12の加熱材料と表面接触している。このため、加熱材料からエアロゾル化可能材料に熱が直接伝わり得る。これは、第1のシート11のエアロゾル化可能材料の加熱の効率をさらに向上させるのに役立ち得る。他の実施形態において、加熱材料は、エアロゾル化可能材料と表面接触しないように保たれていてもよい。例えば、いくつかの実施形態においては、加熱材料及びエアロゾル化可能材料のない伝熱障壁が加熱材料をエアロゾル化可能材料から離隔していてもよい。いくつかの実施形態において、伝熱障壁は、第1のシート11又は第2のシート12上の被膜であってもよい。このような障壁を設けることは、放熱によって加熱材料中のホットスポットを緩和するのに役立ち得るため都合が良い。
第1のシート11のエアロゾル化可能材料が再生エアロゾル化可能材料、セルロース系エアロゾル化可能材料、又はゲル形態のエアロゾル化可能材料であるいくつかの実施形態において、エアロゾル化可能構造1は、第1のシート11の再生エアロゾル化可能材料、セルロース系エアロゾル化可能材料、又はゲル形態のエアロゾル化可能材料と第2のシート12の加熱材料との間にエアロゾル化可能材料を一切含んでいなくてもよい。いくつかの実施形態において、このことの利益は、変動磁場の加熱材料への侵入により第2のシート12に発生する熱のより大きな割合を第1のシート11のエアロゾル化可能材料の加熱に使用できる点である。
本実施形態においては、加熱材料がアルミニウムであり、第2のシート12がアルミニウム箔のシートである。ただし、他の実施形態においては、加熱材料が本書に記載の加熱材料のいずれか1つ若しくは複数であること並びに/又は加熱材料を含むシート12が本書に記載の形態のいずれかであることが可能である。
本実施形態において、第2のシート12は、エアロゾル化可能材料を含まない。いくつかの実施形態において、第2のシート12は、加熱材料のみから成る。図5及び図6を参照して後述するような他の実施形態においては、これが当てはまらなくてもよい。いくつかの実施形態において、このように第2のシート12からエアロゾル化可能材料を省略することの利益は、変動磁場の加熱材料への侵入により第2のシート12に発生する熱のより大きな割合を第1のシート11のエアロゾル化可能材料の加熱に使用できる点である。
図2に最もよく見られるように、エアロゾル化可能構造1の積層構造10は、寄集め積層構造10である。言い換えると、積層構造10は、寄せ集められたものである。積層構造10を寄せ集める例示的な方法については、以下により詳しく説明する。この積層構造10の寄集めにより、例えば加熱材料を含む第2のシート12をエアロゾル化可能材料の塊若しくは寄集め体の外側に被覆するだけの場合又は加熱材料のブレード若しくはバーをエアロゾル化可能材料の塊若しくは寄集め体において比較的集中的に配置される場合と比較して、加熱材料を含む第2のシート12のより大きな割合が、加熱対象のエアロゾル化可能材料を含む第1のシート11に近くなり得る。したがって、第1のシート11のエアロゾル化可能材料の加熱の効率が向上し得る。さらに、エアロゾル化可能材料を含むシートは、比較的大きな表面積対体積比を有し、エアロゾル化可能材料を含むシートを寄せ集めることによって、シートの表面積のより大きな割合が使用時のエアロゾルの放出に曝され得る。さらに、寄集めシートは、使用時に生成されたエアロゾルがエアロゾル化可能構造から抜け出る際に沿う1つ又は複数の流路を規定し得る。
図1〜図3の実施形態の一変形例において、積層構造は、波形であってもよい。図4は、本発明の一実施形態に係る、別のエアロゾル化可能構造の寄集め積層構造の一例の部分模式断面図であり、当該実施形態においては、積層構造が波形である。この場合も、図4の寄集め積層構造20は、エアロゾル化可能材料を含む第1のシート21と、変動磁場の侵入により加熱可能であり、第1のシート21のエアロゾル化可能材料を加熱する加熱材料を含む第2のシート22とを含む。さらにまた、この場合も、第2のシート22は、エアロゾル化可能材料を含まない。いくつかの実施形態において、第2のシート22は、加熱材料のみから成る。本実施形態のいくつかの変形例において、第1及び第2のシート21、22は、図2及び図3に示す第1及び第2のシート11、12に関して本書に記載の任意選択的又は代替的な特徴のいずれかを有していてもよい。
このような波形化は、エアロゾル化可能構造の製造において、積層構造20の寄集めに役立つ可能性及び/又は積層構造20の寄集め具合に影響を及ぼす可能性がある。例えば、積層構造20が波形になる距離は、寄集め時に積層構造20の巻き込みに要する経路の決定に役立ち得るとともに、得られる寄集め積層構造20の空隙率の決定に役立つ可能性がある。この追加又は代替として、このような波形化によれば、第1のシート21に近い第2のシート22の割合がさらに高くなって、第1のシート21のエアロゾル化可能材料の使用時における加熱の効率の向上に役立ち得る。波形化の結果として積層構造20中に存在する複数の実質的に平行なひだ又は山部及び谷部のいくつか、ほとんど又はすべては、積層構造20が含まれるエアロゾル化可能構造の軸線方向A−Aに平行であってもよい。
図1〜図3及び図4に示すとともに本書に記載の実施形態それぞれにおいて、寄集め積層構造10、20は、2つのシート11、12、21、22を含む。ただし、いくつかの実施形態において、寄集め積層構造は、3つ以上のシートを含んでいてもよい。図5は、本発明の一実施形態に係る、別のエアロゾル化可能構造の寄集め積層構造30の一例の部分模式断面図である。
図5の寄集め積層構造30は、第1のシート31、第2のシート32、及び第3のシート33を有する。第2のシート32は、第1のシート31と第3のシート33との間に配置されている。第1及び第2のシート31、33はそれぞれ、エアロゾル化可能材料を含む。第1のシート31のエアロゾル化可能材料は、再生タバコ又はゲル形態等、本書に論じるエアロゾル化可能材料のいずれであってもよい。同様に、第3のシート33のエアロゾル化可能材料は、再生タバコ又はゲル形態等、本書に論じるエアロゾル化可能材料のいずれであってもよい。第1及び第3のシート31、33の一方又は両方がセルロース系エアロゾル化可能材料であってもよい。
第2のシート32は、変動磁場の侵入により加熱可能であり、第1及び第3のシート31、33のエアロゾル化可能材料を加熱する加熱材料を含む。第2のシート32を第1及び第3のシート31、33間に配置することにより、エアロゾル化可能材料を含むシート31、33に対して、第2のシート32の表面の総面積のより大きな割合を近づけることができる。そして、これにより、使用時に第2のシート32の両面から放出される熱エネルギーによって、積層構造30のエアロゾル化可能材料を加熱することができる。
いくつかの実施形態において、第2のシート32は、エアロゾル化可能材料を含まない。いくつかの実施形態において、第2のシート32は、加熱材料のみから成る。ただし、他の実施形態においては、エアロゾル化可能材料の被膜の提供又は第2のシート32へのエアロゾル化可能材料の含浸若しくは混合等によって、第2のシート32自体がエアロゾル化可能材料を含んでいてもよい。本実施形態のいくつかの変形例において、第1及び第3のシート31、33の一方又は両方は、図2及び図3に示す第1のシート11に関して本書に記載の任意選択的又は代替的な特徴のいずれかを有していてもよい。本実施形態のいくつかの変形例において、第2のシート32は、図2及び図3に示す第2のシート12に関して本書に記載の任意選択的又は代替的な特徴のいずれかを有していてもよい。
図5の実施形態の一変形例において、積層構造は、波形であってもよい。図6は、本発明の一実施形態に係る、さらに別のエアロゾル化可能構造の寄集め積層構造の一例の部分模式断面図である。図6の寄集め積層構造40が波形である点を除いて、図6の寄集め積層構造40は図5の寄集め積層構造30と同じである。この場合も、図6の積層構造40は、エアロゾル化可能材料を含む第1及び第3のシート41、43を含むとともに、その両者間に、変動磁場の侵入により加熱可能であり、第1及び第3のシート41、43のエアロゾル化可能材料を加熱する加熱材料を含む第2のシート42を含む。図5の実施形態に対して考え得る本書に記載の変形例のいずれかが、図6の実施形態になされて、別の実施形態を構成していてもよい。
図7は、本発明の一実施形態に係る、別のエアロゾル化可能構造の一例の模式側断面図である。この場合も、図7のエアロゾル化可能構造5は、実質的に円形の断面及び長手方向軸線A−Aを有し、実質的に円筒状である。エアロゾル化可能構造5の長さ及び/又は幅は、例えば図1〜図3のエアロゾル化可能構造1に関して本書に論じるもののいずれか1つであってもよい。他の実施形態において、エアロゾル化可能構造5は、本書に論じる断面のいずれか等、異なる断面を有していてもよいし、円筒状以外であってもよいし、細長でなくてもよい。
図7のエアロゾル化可能構造5は、寄集め積層構造50を含む。寄集め積層構造50は、上述の寄集め積層構造10、20、30、40のいずれか1つ又は本書に論じるこれらの変形のいずれかと同じであってもよい。
また、エアロゾル化可能構造5は、寄集め積層構造50に被覆されたラッパー51を含む。ラッパー51は、寄集め積層構造50を囲み、積層構造50の緩み又は解けを回避又は防止するのに役立ち得るとともに、輸送及び使用時の損傷から寄集め積層構造50を保護するのに役立つ。また、ラッパー51は、使用時に空気の流れを寄集め積層構造50へと案内して通過させるのに役立つとともに、蒸気又はエアロゾルの流れを寄集め積層構造50に通過させて放出させるのに役立ち得る。
本実施形態において、ラッパー51は、自由端が互いに重なるように寄集め積層構造50に被覆されている。ラッパー51は、エアロゾル化可能構造5の円周方向外面の全体又は大部分を構成していてもよい。ラッパー51は、紙、ボール紙、再生エアロゾル化可能材料(例えば、再生タバコ)、又は加熱材料(例えば、アルミニウム箔等の金属又は合金箔)等、任意好適な材料で構成することも可能である。また、ラッパー51は、当該ラッパー51の重なった自由端を互いに接着する接着剤(図示せず)を含んでいてもよい。接着剤としては、例えばアラビアガム、天然若しくは合成樹脂、デンプン、並びにワニスのうちの1つ又は複数が挙げられる。接着剤は、ラッパー51の重なった自由端の分離を防止するのに役立つ。他の実施形態においては、接着剤が省略されてもよいし、ラッパー51が上述と異なる形態であってもよい。このような種類のラッパーのいずれか1つが本書に記載又は図示のその他のエアロゾル化可能構造に適用されて、別の実施形態を構成していてもよい。
図10に示すとともに以下に説明する装置500等、エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品として、本書に記載又は図示のエアロゾル化可能構造のいずれか1つがそれ自体として採用されるようになっていてもよい。ただし、他の実施形態において、物品は、1つ又は複数の別の構成要素と併せて、エアロゾル化可能構造を含んでいてもよい。
例えば、図8は、本発明の一実施形態に係る、物品の一例の模式側断面図である。図8の物品100は、図1〜図3のエアロゾル化可能構造1を含む。ただし、他の実施形態において、この物品のエアロゾル化可能構造は、例えば本書に記載のエアロゾル化可能構造のうちのその他任意の1つであってもよい。
物品100は、実質的に円形の断面を有する実質的な円筒状であるが、他の実施形態においては、長円又は楕円断面を有していてもよいし、円筒状以外であってもよい。いくつかの実施形態において、物品100は、例えば多角形状、四角形状、長方形状、正方形状、三角形状、星形状、又は不規則な断面を有していてもよい。本実施形態において、物品100は、ロッドである。他のいくつかの実施形態において、物品は、中空の内側領域を有する管状であってもよい。
本実施形態において、物品100は、細長状で、長手方向軸線B−Bを有する。物品100の長手方向軸線B−Bは、エアロゾル化可能構造1の長手方向軸線A−Aと一致する。長手方向軸線B−Bの方向における物品100の長さは、70ミリメートル〜120ミリメートル等、40ミリメートル〜150ミリメートルの範囲内であってもよい。他の実施形態において、物品100は、細長でなくてもよい。このような他のいくつかの実施形態においても、物品100は依然として、当該物品100の断面に垂直な軸線方向B−Bを有する。軸線方向B−Bに垂直な物品100の幅は、5ミリメートル〜8ミリメートル等、4ミリメートル〜10ミリメートルの範囲内であってもよい。軸線方向B−Bに垂直なエアロゾル化可能構造1の円周は、16ミリメートル〜25ミリメートル等、12ミリメートル〜30ミリメートルの範囲内であってもよい。
また、図8の物品100は、フィルタ1bを備える。フィルタ1bは、使用時に物品100のエアロゾル化可能構造1から放出されたエアロゾル又は蒸気をフィルタリングするものである。フィルタ1bとしては、タバコ業界において使用される任意の種類が可能である。例えば、フィルタ1bは、酢酸セルロースで構成されていてもよい。本実施形態において、フィルタ1bは、実質的に円形の断面及び長手方向軸線を有し、実質的に円筒状である。他の実施形態において、フィルタ1bは、エアロゾル化可能構造に関して本書に論じる断面のいずれか等、異なる断面を有していてもよいし、円筒状以外であってもよいし、細長でなくてもよい。
本実施形態において、フィルタ1bは、エアロゾル化可能構造1の長手方向端部に隣接しており、エアロゾル化可能構造1と軸線方向に位置合わせされている。他の実施形態において、フィルタ1bは、間隙並びに/又は物品100の1つ若しくは複数の別の構成要素等によって、エアロゾル化可能構造から離隔していてもよい。例示的な(1つ又は複数の)別の構成要素は、例えばろ過材の本体による保持又はろ過材の2つの本体間の保持が可能な添加剤又は香料源(添加剤又は香料含有カプセル又はスレッド)である。
また、物品100は、エアロゾル化可能構造1及びフィルタ1bに被覆され、エアロゾル化可能構造1に対してフィルタ1bを保持するラップ(被覆材)1cを含む。ラップ1cは、エアロゾル化可能構造1及びフィルタ1bを囲み、エアロゾル化可能構造1の積層構造の緩み又は解けを回避又は防止するのに役立ち得るとともに、輸送及び使用時の損傷から寄集め積層構造を保護するのに役立つ。また、ラップ1cは、使用時に空気の流れをエアロゾル化可能構造1へと案内して通過させるのに役立つとともに、蒸気又はエアロゾルの流れをエアロゾル化可能構造1に通過させて放出させるのに役立ち得る。
本実施形態において、ラップ1cは、自由端が互いに重なるようにエアロゾル化可能構造1及びフィルタ1bに被覆されている。ラップ1cは、物品100の円周方向外面の全体又は大部分を構成していてもよい。ラップ1cは、紙、ボール紙、又は再生エアロゾル化可能材料(例えば、再生タバコ)等、任意好適な材料で構成することも可能である。また、ラップ1cは、本書の他の場所で論じる接着剤のうちの1つ等、当該ラップ1cの重なった自由端を互いに接着する接着剤(図示せず)を含んでいてもよい。接着剤は、ラップ1cの重なった自由端の分離を防止するのに役立つ。他の実施形態においては、接着剤が省略されてもよいし、ラップ1cが上述と異なる形態であってもよい。他の実施形態において、フィルタ1bは、接着剤等、ラップ1c以外のコネクタによりエアロゾル化可能構造1に対して保持されていてもよい。
図9は、本発明の一実施形態に係る、別の物品の一例の模式側断面図である。図9の物品200は、エアロゾル化可能構造1の代わりに図7のエアロゾル化可能構造5を有する点を除いて、図8と同じである。したがって、図9の物品200のラップ1cは、エアロゾル化可能構造5のラッパー51及びフィルタ1bに被覆され、エアロゾル化可能構造5に対してフィルタ1bを保持する。本書に論じる図8の物品100に対して考え得る変形例のいずれかが、図9の物品200になされて、別の実施形態を構成していてもよい。
いくつかの実施形態において、物品は、当該物品のエアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに提供されていてもよい。装置は、物品を受容する加熱ゾーンと、物品が加熱ゾーンに配置された場合に、物品の加熱材料に侵入して物品のエアロゾル化可能材料を加熱する変動磁場を生成する磁場生成器とを備える。
例えば、図10は、本発明の一実施形態に係る、システムの一例の模式側断面図である。システム1000は、図9の物品200と、物品200のエアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置500とを備える。他の実施形態において、物品200は、本書に記載のその他の物品のいずれかで置き換え可能である。本実施形態において、装置500は、タバコ加熱製品(当技術分野においては、タバコ加熱デバイス又は非燃焼加熱式デバイスとしても知られる)である。
全般的に、装置500は、物品200を受容する加熱ゾーン511と、物品200が加熱ゾーン511に配置された場合に、物品200の加熱材料に侵入する変動磁場を生成する磁場生成器512とを備える。
より具体的に、本実施形態の装置500は、本体510及びマウスピース(吸い口)520を備える。マウスピース520は、プラスチック材料、厚紙、酢酸セルロース、紙、金属、ガラス、セラミック、又はゴム等の任意好適な材料で構成されていてもよい。マウスピース520は、内部を通るチャネル522を規定する。マウスピース520は、加熱ゾーン511への開口を覆うように、本体510に対して配置可能である。マウスピース520が本体510に対してこのように配置された場合、マウスピース520のチャネル522は、加熱ゾーン511と流体連通する。使用時、チャネル522は、加熱ゾーン511に挿入された物品のエアロゾル化可能材料から装置500の外部まで揮発材料が通過し得るようにする通路として作用する。本実施形態において、マウスピース520は、本体510に接続されるように、本体510と解除可能に係合可能である。他の実施形態において、マウスピース520及び本体510は、ヒンジ又は可撓性部材等によって、永久に接続されていてもよい。物品自体がマウスピースを備える実施形態等のいくつかの実施形態においては、装置500のマウスピース520が省略されてもよい。
装置500は、加熱ゾーン511を装置500の外部と流体接続する空気入口(図示せず)を規定していてもよい。このような空気入口は、本体510及び/又はマウスピース520により規定されていてもよい。使用者は、マウスピース520のチャネル522を通じてエアロゾル化可能材料の(1つ又は複数の)揮発成分を吸い出すことにより、(1つ又は複数の)揮発成分を吸引可能であってもよい。(1つ又は複数の)揮発成分が物品200から取り出されると、装置500の空気入口を介して、空気が加熱ゾーン511に取り込まれ得る。
本実施形態において、本体510は、加熱ゾーン511を備える。本実施形態において、加熱ゾーン511は、物品200の少なくとも一部を受容する凹部511を含む。他の実施形態において、加熱ゾーン511は、棚、表面、又は突起等、凹部以外であってもよく、また、物品との協働又は物品の受容のため、物品との機械的係合を要するものであってもよい。本実施形態において、加熱ゾーン511は、細長であり、物品200全体を収容するようにサイズ規定及び成形されている。他の実施形態において、加熱ゾーン511は、物品200の一部のみを受容するように寸法規定されていてもよい。
本実施形態において、磁場生成器512は、電力源513と、コイル514と、交流電流等の変動電流をコイル514に通過させるデバイス516と、制御装置517と、制御装置517の使用者による操作のためのユーザインターフェース518とを備える。
本実施形態の電力源513は、充電式バッテリである。他の実施形態において、電力源513は、非充電式バッテリ、キャパシタ、バッテリ・キャパシタ混成、又は商用電源への接続等、充電式バッテリ以外であってもよい。
コイル514は、任意好適な形態であってもよい。本実施形態において、コイル514は、銅等の導電性材料のヘリカルコイルである。いくつかの実施形態において、磁場生成器512は、コイル514が巻回された透磁性コアを備えていてもよい。このような透磁性コアは、使用時にコイル514により生成された磁束を集中させて、より強力な磁場を形成する。透磁性コアは、例えば鉄で構成されていてもよい。いくつかの実施形態において、透磁性コアは、コイル514の長さに沿って一部のみが延びることで、磁束を特定の領域に集中させるようにしてもよい。いくつかの実施形態において、コイルは、平坦なコイルであってもよい。すなわち、コイルは、2次元螺旋状であってもよい。本実施形態において、コイル514は、加熱ゾーン511を囲む。コイル514は、加熱ゾーン511の長手方向軸線と実質的に位置合わせされた長手方向軸線に沿って延びる。位置合わせされた両軸線は、一致する。本実施形態の一変形例において、位置合わせされた両軸線は、互いに平行であってもよいし、斜めであってもよい。
本実施形態において、変動電流をコイル514に通過させるデバイス516は、電力源513とコイル514との間で電気的に接続されている。また、本実施形態において、制御装置517は、電力源513に対して電気的に接続されるとともに、デバイス516に対して通信可能に接続されて、デバイス516を制御する。より具体的に、本実施形態において、制御装置517は、デバイス516を制御することによって、電力源513からコイル514への電力の供給を制御する。本実施形態において、制御装置517は、プリント配線板(PCB)上のIC等の集積回路(IC)を備える。他の実施形態において、制御装置517は、異なる形態であってもよい。いくつかの実施形態において、装置は、デバイス516及び制御装置517を備えた電気的又は電子的構成要素を1つだけ有していてもよい。本実施形態において、制御装置517は、ユーザインターフェース518の使用者による操作によって動作する。本実施形態において、ユーザインターフェース518は、本体510の外部に配置される。ユーザインターフェース518は、押しボタン、トグルスイッチ、ダイヤル、タッチスクリーン等を備えていてもよい。他の実施形態においては、ユーザインターフェース518が遠隔で、Bluetooth等を介して、装置のその他の部分に無線接続されていてもよい。
本実施形態においては、使用者によるユーザインターフェース518の操作によって、制御装置517により、デバイス516が交流電流をコイル514に通過させる。これにより、コイル514は、交番磁場を生成する。装置500のコイル514及び加熱ゾーン511は、物品200が加熱ゾーン511に配置された場合に、コイル514により生成された変動磁場が物品200の加熱材料に侵入するように、好適に相対位置決めされている。本実施形態においては、加熱材料が導電性材料であるため、この侵入によって、加熱材料中に1つ又は複数の渦電流が生成される。加熱材料の電気抵抗に対する加熱材料中の渦電流の流れによって、加熱材料がジュール加熱により加熱される。加熱材料が磁性材料で構成されている場合、加熱材料中の磁気双極子の配向は、印加された変動磁場とともに変化するため、加熱材料中に熱が発生する。
本実施形態の装置500は、加熱ゾーン511の温度を検知する温度センサ519を備える。温度センサ519は、制御装置517が加熱ゾーン511の温度をモニタリングできるように、制御装置517に対して通信可能に接続されている。温度センサ519から受信された1つ又は複数の信号に基づいて、制御装置517は、コイル514を通過する変動又は交流電流の特性を必要に応じてデバイス516に調整させることにより、加熱ゾーン511の温度が所定の温度範囲内に保たれるようにしてもよい。この特性は、例えば振幅、周波数、又はデューティサイクルであってもよい。所定の温度範囲内での使用時は、加熱ゾーン511に配置された物品内のエアロゾル化可能材料の十分な加熱によって、エアロゾル化可能材料の燃焼なく、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分が揮発する。したがって、制御装置517(全体として、装置500)は、エアロゾル化可能材料の加熱によって、エアロゾル化可能材料の燃焼なく、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させるように構成されている。いくつかの実施形態において、温度範囲は、およそ50℃〜およそ250℃、およそ50℃〜およそ150℃、およそ50℃〜およそ120℃、およそ50℃〜およそ100℃、およそ50℃〜およそ80℃、又はおよそ60℃〜およそ70℃等、およそ50℃〜およそ300℃である。いくつかの実施形態において、温度範囲は、およそ170℃〜およそ220℃である。他の実施形態において、温度範囲は、この範囲以外であってもよい。いくつかの実施形態において、温度範囲の上限としては、300℃超も可能である。いくつかの実施形態においては、温度センサ519が省略されてもよい。いくつかの実施形態において、加熱材料は、当該加熱材料を加熱するのが望ましい最大温度に基づいて選択されるキュリー点温度を有していてもよく、加熱材料の誘導加熱による当該温度を超えたさらなる加熱が阻止又は防止される。
図11及び図12は、エアロゾル化可能構造を製造する方法の各例を示したフロー図である。
図11の方法は、本書に記載のエアロゾル化可能構造のいずれかの製造に使用可能である。この方法は、エアロゾル化可能材料を含む第1のシート11、21、31、41と、変動磁場の侵入により加熱可能であり、エアロゾル化可能材料を加熱する加熱材料を含む第2のシート12、22、32、42とを有する積層構造を用意するステップ11aと、積層構造を寄せ集めて寄集め積層構造10、20、30、40を構成するステップ11bとを含む。
第2のシート12、22、32、42は、エアロゾル化可能材料を含んでいなくてもよい。第2のシート12、22、32、42は、加熱材料のみから成っていてもよい。いくつかの実施形態において、第2のシートは、エアロゾル化可能材料を含む。
寄せ集めるステップ11bは、集束漏斗を通じて積層構造を供給することを含んでいてもよい。寄せ集めるステップ11bは、積層構造を実質的な円筒状にしてもよい。この方法は、寄せ集めるステップ11bの前に、積層構造を波形にするステップを含んでいてもよい。積層構造を用意するステップ11aは、第1のシート11、21、31、41を第2のシート12、22、32、42に接触させることを含んでいてもよい。この方法は、寄集め積層構造にラッパーを被覆して、被覆された寄集め積層構造を構成するステップを含んでいてもよい。いくつかの実施形態において、この方法は、被覆された寄集め積層構造を切断して、離散状の被覆された寄集め積層構造を構成するステップを含む。
図12の方法は、図5及び図6に示すように、3つのシートを含む寄集め積層構造を有するエアロゾル化可能構造の製造に使用可能である。
この方法は、エアロゾル化可能材料を含む第1のシート31、41と、変動磁場の侵入により加熱可能な加熱材料を含む第2のシート32、42と、エアロゾル化可能材料を含む第3のシートとを有する積層構造を用意するステップであり、第2のシート32、42が、第1及び第3のシート31、33、41、43間に配置され、加熱材料が、変動磁場の侵入により加熱可能であり、第1及び第3のシート31、33、41、43のエアロゾル化可能材料を加熱する、ステップを含む。
いくつかの実施形態において、第2のシート32、42は、エアロゾル化可能材料を含まない。いくつかの実施形態において、第2のシート32、42は、加熱材料のみから成る。いくつかの実施形態において、第2のシートは、エアロゾル化可能材料を含む。
本実施形態において、用意するステップは、第1のシート31、41を第2のシート32、42に接触させること12aを含む。第1及び第2のシート31、41、32、42は、互いに接触させられる前に、各ボビン(図示せず)等の各供給源から引き出されるようになっていてもよい。他の実施形態においては、第1及び第2のシートが互いに接触済みであってもよく、この方法には、接触させることを含まない。むしろ、ボビン(図示せず)等の供給源から、第1及び第2のシート31、41、32、42の組み合わせ(薄板等)が引き出されるようになっていてもよい。
本実施形態において、用意するステップは、第3のシート33、43を第2のシート32、42に接触させること12bを含む。第3のシート33、43は、第2のシート32、42に接触させられる前に、ボビン(図示せず)等の供給源から引き出されるようになっていてもよい。他の実施形態においては、第2及び第3のシートが互いに接触済みであってもよく、この方法には、接触させることを含まない。むしろ、ボビン(図示せず)等の供給源から、第2及び第3のシート32、33、42、43の組み合わせ(薄板等)が引き出されるようになっていてもよい。或いは、ボビン(図示せず)等の供給源から、第1、第2、及び第3のシート31、32、33、41、42、43の組み合わせ(薄板等)が引き出されるようになっていてもよい。
図6に示す実施形態等、製造対象のエアロゾル化可能構造が波形の積層構造を有する実施形態において、この方法は、用意された積層構造を波形にするステップ12cを含む。この波形化は、積層構造が通過する際にこれと係合して波形にする一対の協働可能な波形化ローラー間で積層構造を移送することにより実行されるようになっていてもよい。図5に示す実施形態等、製造対象のエアロゾル化可能構造が非波形の積層構造を有する他の実施形態においては、波形化が省略されてもよい。
この方法は、積層構造を寄せ集めて寄集め積層構造30、40を構成するステップ12dを含む。積層構造が波形になる実施形態において、波形化ステップ12cは、寄せ集めるステップ12dの前に行われるようになっていてもよい。寄せ集めるステップ12dは、集束漏斗を通じて積層構造30、40を移送することを含んでいてもよい。他の実施形態において、寄せ集めるステップ12dは、互いに移動可能な本体若しくはプレート間での積層構造30、40の圧縮又は(例えば、螺旋形状への)捻転等、代替プロセスを含んでいてもよい。積層構造が波形になる実施形態において、寄せ集めるステップは、波形化の結果として積層構造中に存在するひだ、山部、及び谷部の方向と実質的に垂直な方向に行われるようになっていてもよい。
寄せ集めるステップ12dは、積層構造30、40を実質的な円筒状にしてもよい。これは、集束漏斗が使用される場合、その形状に起因していてもよい。他の実施形態において、寄せ集めるステップ12dは、積層構造30、40が円筒以外の形状を採用するようにしてもよい。
本実施形態において、この方法は、寄集め積層構造30、40にラッパー51を被覆して、被覆された寄集め積層構造を構成するステップ12eを含む。ラッパー51は、供給源(ボビン等)から引き出され、ガーニチュア又はエンドレスベルトコンベヤによって寄集め積層構造30、40に巻回されるようになっていてもよい。ラッパー51は、被覆ステップ12e前又は被覆ステップ12e中に接着剤が適用されるようになっていてもよく、ラッパー51の両自由端が互いに重なった場合に、接着剤が両自由端を互いに接着する。この方法は、被覆された寄集め積層構造を乾燥機に通過させて接着剤を乾燥させることを含んでいてもよい。本書に論じる通り、いくつかの実施形態においては、このようなラッパーが省略されてもよい。すなわち、寄集め積層構造がラッパーを含んでいなくてもよい。したがって、この方法は、上記のような被覆ステップ12eを含んでいなくてもよい。
本実施形態において、この方法は、被覆された寄集め積層構造を切断することにより、エアロゾル化可能材料を加熱してエアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられる離散被覆された寄集め積層構造を構成するステップ12eを含む。被覆ステップ12eが省略された実施形態において、この方法は、寄集め積層構造を切断して、物品に用いられる離散寄集め積層構造を構成するステップ12eを含んでいてもよい。切断ステップは、回転カッター等による切断を含んでいてもよい。さらに他のいくつかの実施形態においては、切断ステップ12eが省略されてもよい。例えば、いくつかの実施形態においては、切断を要することなく物品での使用に適するように、上記方法に従って製造される収集又は被覆された寄集め積層構造が寸法規定済みであってもよい。
図13は、エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品を製造する方法の一例を示したフロー図である。図13の方法は、図11又は図12の方法(又は、本書に記載のこれらの変形のいずれか)を実行するステップ13aと、フィルタを寄集め積層構造に対して保持するコネクタを用いて、フィルタを寄集め積層構造に接続するステップ13bとを含む。フィルタは、例えば上述のフィルタ1bであってもよい。コネクタは、例えば上述のラップ1cのうちの1つ等、本書に論じるコネクタのいずれかであってもよい。
いくつかの実施形態において、加熱材料は、アルミニウムである。ただし、他の実施形態において、加熱材料は、導電性材料、磁性材料、及び磁気導電性材料から成る群から選択される1つ又は複数の材料を含んでいてもよい。いくつかの実施形態において、加熱材料は、金属又は合金を含んでいてもよい。いくつかの実施形態において、加熱材料は、アルミニウム、金、鉄、ニッケル、コバルト、導電性カーボン、グラファイト、鋼、普通炭素鋼、軟鋼、ステンレス鋼、フェライト系ステンレス鋼、銅、及び青銅から成る群から選択される1つ又は複数の材料を含んでいてもよい。他の実施形態においては、(1つ又は複数の)他の加熱材料が用いられるようになっていてもよい。
いくつかの実施形態において、加熱材料を含むシートには、孔も切れ目もない。いくつかの実施形態において、加熱材料を含むシートは、金属又は合金箔(例えば、アルミニウム箔)等の箔を含む。ただし、いくつかの実施形態において、加熱材料を含むシートは、孔又は切れ目を有していてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、加熱材料を含むシートは、メッシュ、穿孔シート、又は金属若しくは合金穿孔箔(例えば、穿孔アルミニウム箔)等の穿孔箔を含んでいてもよい。
加熱材料が鋼(例えば、軟鋼又はステンレス鋼)等の鉄又はアルミニウムを含むようないくつかの実施形態において、加熱材料を含むシートは、使用時の加熱材料の腐食又は酸化の回避に役立つように被覆されていてもよい。このような被覆は、例えばニッケルめっき、金めっき、又はセラミック若しくは不活性ポリマーの被覆を含んでいてもよい。いくつかの実施形態において、加熱材料を含むシートは、ニッケルめっきのアルミニウム箔を含んでいてもよいし、ニッケルめっきのアルミニウム箔から成っていてもよい。
加熱材料は、誘導電流及び/又は磁気双極子の誘導再配向のほとんどが発生する外部ゾーンである表皮深さを有していてもよい。加熱材料の厚さが比較的小さいことを前提に、その他の寸法よりも比較的大きな深さ又は厚さを有する加熱材料と比較して、加熱材料のより大きな割合が所与の変動磁場により加熱可能であってもよい。このため、材料のより効率的な使用が実現される一方、コストは低下する。
いくつかの実施形態において、エアロゾル化可能材料は、タバコを含む。ただし、他の実施形態において、エアロゾル化可能材料は、タバコから成っていてもよいし、実質的に全体がタバコから成っていてもよいし、タバコ及びタバコ以外のエアロゾル化可能材料を含んでいてもよいし、タバコ以外のエアロゾル化可能材料を含んでいてもよいし、タバコを含んでいなくてもよい。いくつかの実施形態において、エアロゾル化可能材料は、蒸気若しくはエアロゾル形成剤又はグリセロール、プロピレングリコール、トリアセチン、若しくはジエチレングリコール等の保湿剤を含んでいてもよい。いくつかの実施形態において、エアロゾル化可能材料は、非液体エアロゾル化可能材料であり、装置は、非液体エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる。
いくつかの実施形態において、物品100、200は、消耗品である。物品100、200中のエアロゾル化可能材料の(1つ又は複数の)揮発可能な成分のすべて又は実質的にすべてが使い果たされたら、使用者は、装置500の加熱ゾーン511から物品100、200を取り外して破棄するようにしてもよい。その後、使用者は、別の物品100、200とともに装置500を再利用するようにしてもよい。ただし、他の各実施形態においては、物品が非消耗品であってもよく、エアロゾル化可能材料の(1つ又は複数の)揮発可能な成分が使い果たされた場合に、装置及び物品が一体的に破棄されるようになっていてもよい。
いくつかの実施形態において、物品100、200は、当該物品100、200とともに使用可能な装置500とは別個に販売、供給、或いは提供される。ただし、いくつかの実施形態においては、場合により洗浄用具等の付加的な構成要素とともに、キット又はアセンブリ等のシステムとして、装置500並びに1つ若しくは複数の物品100、200が一体的に提供されるようになっていてもよい。
様々な問題に対処するとともに技術を進歩させるため、本開示は全体として、特許請求の範囲に係る発明を実施可能であり、エアロゾル化可能材料を加熱する装置とともに用いられる物品に用いられる優れたエアロゾル化可能構造と、エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品と、エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられるエアロゾル化可能構造を製造する方法と、エアロゾル化可能材料を加熱して、エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品を製造する方法と、このような物品及びこのような装置を備えたシステムとを可能にする種々実施形態を例示的な一例として示している。本開示の利点及び特徴は、実施形態の代表的なサンプルに過ぎず、網羅的及び/又は排他的なものではない。これらは、理解の手助け及び特許請求の範囲或いは開示の特徴の教示のみを目的として提示される。本開示の利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、及び/又は他の態様は、特許請求の範囲により規定される本開示に対する制限とも、特許請求の範囲の同等物に対する制限とも考えるべきではなく、また、本開示の範囲及び/又は主旨から逸脱することなく、他の実施形態の利用及び改良が可能であることが了解されるものとする。種々実施形態は、開示の要素、構成要素、特徴、部分、ステップ、手段等の種々組み合わせを好適に含んでいてもよいし、種々組み合わせから成っていてもよいし、種々組み合わせから本質的に成っていてもよい。本開示は、現時点では請求されていないものの、将来的に請求され得る他の発明を含んでいてもよい。

Claims (27)

  1. エアロゾル化可能材料を加熱して、前記エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられるエアロゾル化可能構造であって、
    エアロゾル化可能材料を含む第1のシートと、
    変動磁場の侵入により加熱可能であり、前記第1のシートの前記エアロゾル化可能材料を加熱する加熱材料を含む第2のシートであって、エアロゾル化可能材料を含まない、第2のシートと
    を有する寄集め積層構造を備える、エアロゾル化可能構造。
  2. 前記エアロゾル化可能材料が、再生エアロゾル化可能材料、セルロース系エアロゾル化可能材料、又はゲル形態のエアロゾル化可能材料である、請求項1に記載のエアロゾル化可能構造。
  3. 前記加熱材料と、前記再生エアロゾル化可能材料若しくは前記セルロース系エアロゾル化可能材料又は前記ゲル形態のエアロゾル化可能材料との間にエアロゾル化可能材料を含まない、請求項2に記載のエアロゾル化可能構造。
  4. 前記再生エアロゾル化可能材料若しくは前記セルロース系エアロゾル化可能材料又は前記ゲル形態のエアロゾル化可能材料が、前記加熱材料と表面接触している、請求項2又は3に記載のエアロゾル化可能構造。
  5. エアロゾル化可能材料を加熱して、前記エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられるエアロゾル化可能構造であって、
    エアロゾル化可能材料を含む第1のシートと、
    加熱材料を含む第2のシートと、
    エアロゾル化可能材料を含む第3のシートと
    を有する寄集め積層構造であり、前記第2のシートが、前記第1のシートと前記第3のシートとの間に配置され、前記加熱材料が、変動磁場の侵入により加熱可能であり、前記第1のシート及び前記第3のシートの前記エアロゾル化可能材料を加熱する、寄集め積層構造を備える、エアロゾル化可能構造。
  6. 前記第2のシートがエアロゾル化可能材料を含まない、請求項5に記載のエアロゾル化可能構造。
  7. 前記積層構造が波形である、請求項1〜6のいずれか一項に記載のエアロゾル化可能構造。
  8. 前記加熱材料が、導電性材料、磁性材料、及び磁気導電性材料から成る群から選択される1つ又は複数の材料を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載のエアロゾル化可能構造。
  9. 前記加熱材料が、金属又は合金を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のエアロゾル化可能構造。
  10. 前記加熱材料が、アルミニウム、金、鉄、ニッケル、コバルト、導電性カーボン、グラファイト、鋼、普通炭素鋼、軟鋼、ステンレス鋼、フェライト系ステンレス鋼、銅、及び青銅から成る群から選択される1つ又は複数の材料を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載のエアロゾル化可能構造。
  11. 前記第1のシートが再生タバコを含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載のエアロゾル化可能構造。
  12. 前記第2のシートがアルミニウム箔を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載のエアロゾル化可能構造。
  13. 前記寄集め積層構造に被覆されたラッパーを含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載のエアロゾル化可能構造。
  14. 実質的に円筒状である、請求項1〜13のいずれか一項に記載のエアロゾル化可能構造。
  15. エアロゾル化可能材料を加熱して、前記エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品であって、請求項1〜14のいずれか一項に記載のエアロゾル化可能構造を含む、物品。
  16. 使用時に前記エアロゾル化可能構造から放出されたエアロゾルをフィルタリングするフィルタと、前記フィルタを前記エアロゾル化可能構造に対して保持するコネクタとを備える、請求項15に記載の物品。
  17. エアロゾル化可能材料を加熱して、前記エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させるシステムであって、
    請求項15又は16に記載の物品と、
    前記物品の前記エアロゾル化可能材料を加熱して、前記エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置であり、
    前記物品を受容する加熱ゾーン、及び
    前記物品が前記加熱ゾーンに配置された場合に、前記物品の前記加熱材料に侵入する前記変動磁場を生成する磁場生成器
    を備えた、装置と
    を具備する、システム。
  18. エアロゾル化可能材料を加熱して、前記エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品に用いられるエアロゾル化可能構造を製造する方法であって、
    エアロゾル化可能材料を含む第1のシートと、変動磁場の侵入により加熱可能であり、前記エアロゾル化可能材料を加熱する加熱材料を含む第2のシートとを有する積層構造を用意するステップと、
    前記積層構造を寄せ集めて寄集め積層構造を構成するステップと
    を含む、方法。
  19. 前記第2のシートがエアロゾル化可能材料を含まない、請求項18に記載の方法。
  20. 前記積層構造が、エアロゾル化可能材料を含む第3のシートを有し、前記第2のシートが、第1のシートと第3のシートとの間に配置され、前記加熱材料が、変動磁場の侵入により加熱可能であり、前記第1のシート及び前記第3のシートの前記エアロゾル化可能材料を加熱する、請求項18又は19に記載の方法。
  21. 前記寄せ集めるステップが、集束漏斗を通じて前記積層構造を供給することを含む、請求項18〜20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記寄せ集めるステップが、前記積層構造を実質的な円筒状にする、請求項18〜21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記寄せ集めるステップの前に、前記積層構造を波形にするステップを含む、請求項18〜22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記積層構造を用意する前記ステップが、前記第1のシートを前記第2のシートに接触させることを含む、請求項18〜23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記寄集め積層構造にラッパーを被覆して、被覆された寄集め積層構造を構成するステップを含む、請求項18〜24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記被覆された寄集め積層構造を切断して、離散被覆された寄集め積層構造を構成するステップを含む、請求項25に記載の方法。
  27. エアロゾル化可能材料を加熱して、前記エアロゾル化可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置とともに用いられる物品を製造する方法であって、
    請求項18〜26のいずれか一項に記載の方法を実行するステップと、
    フィルタを前記寄集め積層構造に対して保持するコネクタを用いて、前記フィルタを前記寄集め積層構造に接続するステップと
    を含む、方法。
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