JP2021503194A - パスハンドオーバー方法及び端末装置 - Google Patents
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Abstract
パスハンドオーバー方法及び端末装置を提供し、該端末装置はパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層を有し、該PDCP層は第1セルグループ又は第2セルグループにアップリンクデータを送信可能であり、該第1セルグループと該第2セルグループは異なるセルグループであり、該PDCP層は現在アップリンクデータを該第1セルグループに送信し、該方法は、該端末装置は該PDCP層を、該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーするステップと、該端末装置は、該端末装置が該第1セルグループの無線リンク制御(RLC)層に送信したデータである第1データを少なくとも含む第1アップリンクデータを、該第2セルグループに送信するステップと、を含む。本発明の実施例における方法によれば、該端末装置のパスハンドオーバー性能を効果的に向上させることができる。
Description
本発明の実施例は通信分野に関し、より具体的には、パスハンドオーバー方法及び端末装置に関する。
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)では、上位層のデータは到達後にパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層に留まり、マスターセルグループ(Master Cell Group、MCG)又はセカンダリセルグループ(Secondary CG、SCG)からアップリンクリソース認可がユーザー装置(User Equipment、UE)に到達すると、UEはさらにデータを下位へMCG又はSCGの無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)層に送信し、最終的には基地局側に送信する。
しかしながら、上記技術案の欠点は、アップリンクリソース認可がUEに到達する時だけ、UEがデータをPDCPからRLCに送信してRLC PDUを生成し、さらにMAC PDUを生成し、求められるUEの瞬時処理能力が高過ぎる。
上記技術案の欠点を克服するために、新無線(New Radio、NR)では前処理(pre−processing)スキームを提供する。具体的には、アップリンクリソース認可がUEに到達する前にUEがデータをPDCPからRLCに送信してRLC PDUを生成し、アップリンクリソース認可が到達後にMAC PDUを生成することを許可し、それによりUEの瞬時処理能力の要求を軽減させる。
一方、該前処理(pre−processing)スキームには、いくつかの悪影響もある。例えば、最初に、ユーザーがMCG上にあり、且つ一定量のデータを前処理した場合、PDCPからデータをMCG RLCに送信し、その後、ユーザーがSCGにハンドオーバーすると、この前処理されたデータが「ハンドオーバー」されていないため、ハンドオーバー性能が低下してしまう。
ハンドオーバー性能を効果的に向上させることができるパスハンドオーバー方法及び端末装置を提供する。
第1態様によれば、パスハンドオーバー方法を提供し、前記方法は端末装置に応用され、前記端末装置はパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層を有し、前記PDCP層は第1セルグループ又は第2セルグループにアップリンクデータを送信可能であり、前記第1セルグループと前記第2セルグループは異なるセルグループであり、前記PDCP層は現在アップリンクデータを前記第1セルグループに送信し、
前記方法は、
前記端末装置は前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーするステップと、前記端末装置は、第1アップリンクデータを前記第2セルグループに送信し、前記第1アップリンクデータは、前記端末装置が前記第1セルグループの無線リンク制御(RLC)層に送信したデータである第1データを少なくとも含むステップと、を含む。
前記方法は、
前記端末装置は前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーするステップと、前記端末装置は、第1アップリンクデータを前記第2セルグループに送信し、前記第1アップリンクデータは、前記端末装置が前記第1セルグループの無線リンク制御(RLC)層に送信したデータである第1データを少なくとも含むステップと、を含む。
本発明の実施例では、該端末装置の該PDCP層を該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーした後、該第1セルグループのRLC層に送信したデータを第2セルグループに送信することで、この「ハンドオーバー」されていないデータを再ハンドオーバーし、それによりハンドオーバー性能を効果的に向上させることができる。
いくつかの可能な実施形態では、前記第1データは、前記端末装置が前記第1セルグループのRLC層に送信したが正確受信フィードバックを受信していないデータを含む。
いくつかの可能な実施形態では、前記第1データは、前記端末装置が前記第1セルグループのRLC層に送信したがメディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDU)に完全にマッピングされていないデータを含む。
いくつかの可能な実施形態では、前記端末装置が第1アップリンクデータを前記第2セルグループに送信する前、前記方法は、
前記端末装置のPDCP層は、前記第1セルグループのRLC層が前記第1データをクリアすることを指示するための第1指示情報を、前記第1セルグループのRLC層に送信するステップをさらに含む。
前記端末装置のPDCP層は、前記第1セルグループのRLC層が前記第1データをクリアすることを指示するための第1指示情報を、前記第1セルグループのRLC層に送信するステップをさらに含む。
本発明の実施例の技術案によれば、端末装置の性能をさらに向上させることができる。
いくつかの可能な実施形態では、前記端末装置が前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする前、前記方法は、
前記端末装置はネットワーク装置から送信された第2指示情報を受信し、前記第2指示情報は、前記PDCP層を前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーすることを前記端末装置に指示することに用いられるステップをさらに含み、前記端末装置が前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーすることは、
前記端末装置は前記第2指示情報に応じて、前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーするステップを含む。
前記端末装置はネットワーク装置から送信された第2指示情報を受信し、前記第2指示情報は、前記PDCP層を前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーすることを前記端末装置に指示することに用いられるステップをさらに含み、前記端末装置が前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーすることは、
前記端末装置は前記第2指示情報に応じて、前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーするステップを含む。
いくつかの可能な実施形態では、前記第1アップリンクデータは、前記端末装置が前記PDCP層を前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする前、前記PDCP層のバッファ中の前記第1セルグループに送信していないデータをさらに含む。
いくつかの可能な実施形態では、前記第1アップリンクデータは、前記端末装置が前記PDCP層を前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーした後、前記PDCP層が受信したデータをさらに含む。
第2態様によれば、端末装置を提供し、前記端末装置はパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層を有し、前記PDCP層は第1セルグループ又は第2セルグループにアップリンクデータを送信可能であり、前記第1セルグループと前記第2セルグループは異なるセルグループであり、前記PDCP層は現在アップリンクデータを前記第1セルグループに送信し、
前記端末装置は、
前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする処理ユニットと、
第1アップリンクデータを前記第2セルグループに送信し、前記第1アップリンクデータは、前記端末装置が前記第1セルグループの無線リンク制御(RLC)層に送信したデータである第1データを少なくとも含む送受信ユニットと、を備える。
前記端末装置は、
前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする処理ユニットと、
第1アップリンクデータを前記第2セルグループに送信し、前記第1アップリンクデータは、前記端末装置が前記第1セルグループの無線リンク制御(RLC)層に送信したデータである第1データを少なくとも含む送受信ユニットと、を備える。
第3態様によれば、端末装置を提供し、前記端末装置はパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層を有し、前記PDCP層は第1セルグループ又は第2セルグループにアップリンクデータを送信可能であり、前記第1セルグループと前記第2セルグループは異なるセルグループであり、前記PDCP層は現在アップリンクデータを前記第1セルグループに送信し、
前記端末装置は、
前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーするプロセッサと、
第1アップリンクデータを前記第2セルグループに送信し、前記第1アップリンクデータは、前記端末装置が前記第1セルグループの無線リンク制御(RLC)層に送信したデータである第1データを少なくとも含む送受信機と、を備える。
前記端末装置は、
前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーするプロセッサと、
第1アップリンクデータを前記第2セルグループに送信し、前記第1アップリンクデータは、前記端末装置が前記第1セルグループの無線リンク制御(RLC)層に送信したデータである第1データを少なくとも含む送受信機と、を備える。
なお、本発明の実施例の第2態様及び第3態様に係る端末装置は上記第1態様及び各実施形態における方法実施例を実行できる。
第4態様によれば、コンピュータ可読媒体を提供し、上記第1態様及び各実施形態における方法実施例を実行するための命令を含むコンピュータプログラムを記憶する。
第5態様によれば、コンピュータチップを提供し、入力インターフェース、出力インターフェース、少なくとも1つのプロセッサ、及びメモリを備え、前記プロセッサは前記メモリ中のコードを実行し、前記コードが実行されると、前記プロセッサは上記第1態様及び各実施形態におけるパスハンドオーバー方法中の端末装置によって実行される各プロセスを実現できる。
第6態様によれば、通信システムを提供し、前記端末装置を備える。
なお、本発明の実施例の技術案は各種の通信システムに適用できる。例えば、モバイル通信用グローバル(Global System of Mobile communication、GSM)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、TDD)、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)等が挙げられる。
また、本発明はネットワーク装置及び端末装置を参照して各実施例を説明する。
ネットワーク装置とは、信号を送信又は受信するためのいずれかのネットワーク側エンティティであってもよい。例えば、マシンタイプコミュニケーション(MTC)のユーザー装置、GSM又はCDMA中の基地局(Base Transceiver Station、BTS)、WCDMA中の基地局(NodeB)、LTE中の発展型基地局(Evolutional Node B、eNB又はeNodeB)、5Gネットワーク中の基地局装置等であり得る。
端末装置はいずれかの端末装置であり得る。具体的には、端末装置は無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つ又は複数のコアネットワーク(Core Network)と通信してもよく、アクセス端末、ユーザー装置(User Equipment、UE)、ユーザーユニット、ユーザー局、移動局、移動ステーション、遠隔局、遠隔端末、移動装置、ユーザー端末、端末、無線通信装置、ユーザーエージェント又はユーザー装置と呼ばれてもよい。例えば、セルラーホン、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティング装置又は無線モデムに接続されるほかの処理装置、車載装置、ウェアラブル装置及び5Gネットワーク中の端末装置等であってもよい。
デュアル接続(Dual Connection、DC)シーンでは、複数のネットワークノード(セルグループ(Cell Group、CG))は端末装置にサービスを提供でき、セルグループと端末装置との間で複製データの伝送が可能である。
なお、本願の実施例では、CGはネットワークノード又はネットワーク装置等に相当してもよい。
具体的には、DCシーンでは、複製データ伝送方式のプロトコルアーキテクチャは図1及び図2に示される。
図1及び図2に示すように、DCシーンでは、複製データ伝送方式はスプリットベアラ(split bearer)のプロトコルアーキテクチャを採用する。アップリンク・ダウンリンクにとって、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)はあるCG(マスターCG(Master CG、MCG)又はセカンダリCG(Secondary CG、SCG))に位置し、該CGは「アンカー」CG(anchor CG)である。PDCPはPDCP プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)を同様に2つ複製し、例えば、一方はPDCP PDU、他方は複製(Duplicated) PDCP PDUであり、2つのPDCP PDUは異なるCGの無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)層及びメディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)層を経由し、さらにエアインタフェースを経由して端末(ダウンリンク)又は基地局(アップリンク)の対応するMAC、RLC層に到達し、最終的にPDCPにコンバージェンし、PDCP層は2つのPDCPが同じ複製バージョンを監視し検出した場合、そのうちの一方を破棄し、他方を上位層に伝送する。
また、本発明の実施例では、PDCPの下にそれぞれRLC及びMACが接続される2つのベアラをスプリットベアラ(split bearer)と呼び、PDCPがMCGに位置する場合、MCG Split Bearerであり、PDCPがSCGに位置する場合、SCG Split Bearerである。
本発明の実施例では、2つのPDCP PDUを異なるCGによって伝送することで、周波数ダイバーシティゲインの目的を達成でき、さらにデータ伝送の信頼性を向上させることができる。
なお、本発明の実施例では、各サブ層はプロトコルデータユニットのデータによって、受信側の指定層に送信する。各サブ層に伝送された未処理のデータはサービスデータユニット(service data unit、SDU)と呼ばれ、サブ層において処理されて、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)と呼ぶ特定のフォーマットのデータを形成する。すなわち、SDUは上位層プロトコルから下位層プロトコルに伝送される情報ユニットであり、すなわち、SDUの元のデータはプロトコル上位層のPDUである。換言すれば、本層で形成されるPDUはその下位層のSDUである。例えば、各端末装置の論理チャネルごとに1つのRLCエンティティ(RLC entity)を有し、RLCエンティティがPDCP層から受信したデータ、又はPDCP層へ送信したデータはRLC SDU(又はPDCP PDU)と呼ばれてもよい。RLCエンティティがMAC層から受信したデータ、又はMAC層へ送信したデータはRLC PDU(又はMAC SDU)と呼ばれてもよい。さらに理解できるように、本発明の実施例では、RLC層はPDCP層とMAC層との間に位置し、RLC層はサービスアクセスポイント(Service Access Point、SAP)を介してPDCP層と通信し、且つ論理チャネルを介してMAC層と通信することができる。しかし、本発明の実施例はこれに限定されるものではない。
なお、従来技術では、端末装置はデータを前処理することができる。具体的には、該端末装置はアップリンクリソース認可が該端末装置に到達する前、データをPDCP層からRLC層に送信してRLC PDUを生成し、アップリンクリソース認可が到達した後にMAC PDUを生成することができる。
それにより端末装置の瞬時処理能力の要求を軽減させることができる。
しかし、端末装置がパスハンドオーバーにかかわると、ハンドオーバー性能の過度低下を招く恐れがある。
例えば、最初に、端末装置のPDCP層がMCGにアップリンクデータを送信し、且つ一定量のデータを前処理した場合、PDCPからデータをMCG RLCに送信し、その後、該端末装置がSCGにハンドオーバーすると、この前処理されたデータが「ハンドオーバー」されていないため、ハンドオーバーの性能が低下してしまう。
従って、本発明の実施例では、端末装置のパスハンドオーバー性能を効果的に向上させることができるパスハンドオーバー方法を提供する。以下、アップリンクのシーンに対して本発明の実施例におけるパスハンドオーバー方法を説明する。
図3は本発明の実施例における端末装置がパスをハンドオーバーする方法の概略フローチャートである。
図3に示すように、該方法はステップ110〜120を含む。
110、端末装置は該端末装置のPDCP層を、第1セルグループへのアップリンクデータ送信から第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする。
120、該端末装置は、第1アップリンクデータを該第2セルグループに送信し、該第1アップリンクデータは、該端末装置が該第1セルグループの無線リンク制御(RLC)層に送信したデータである第1データを少なくとも含む。
なお、本発明の実施例におけるパスハンドオーバー方法は複数の伝送パスを有する端末装置(例えば、デュアル接続をサポートする端末装置)に適用できる。さらに理解できるように、本発明の実施例では、用語の第1セルグループおよび第2セルグループを採用するが、これらのセルグループはこれらの用語に限定されない。これらの用語は単にセルグループを区別するためのものである。
具体的には、該端末装置はパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層を有し、該PDCP層は第1セルグループ又は第2セルグループにアップリンクデータを送信可能であり、該第1セルグループと該第2セルグループは異なるセルグループであり、現在の該PDCP層は該第1セルグループにアップリンクデータを送信する。すなわち、現在、端末装置のPDCP層が該第1セルグループにアップリンクデータを送信する。
該端末装置は、パスをハンドオーバーする必要がある場合、該PDCP層を該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーし、該端末装置は、該端末装置が該第1セルグループのRLC層に送信したデータである第1データを少なくとも含む第1アップリンクデータを該第2セルグループに送信する。
すなわち、該端末装置の該PDCP層を該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーした後、該第1セルグループのRLC層に送信したデータを第2セルグループに送信することで、この「ハンドオーバー」されていないデータを再ハンドオーバーし、それによりハンドオーバー性能を効果的に向上させることができる。
なお、本発明の実施例では、第1データは、端末装置のハンドオーバー性能を向上させるためにハンドオーバーを必要とする、第1セルグループに送信されたデータを含む。すなわち、該第2セルグループに該第1データを送信する作用は、該端末装置のハンドオーバー性能を向上させることである。本発明の実施例では、該第1データの具体的な内容を特に限定しない。
例えば、該第1データは、該端末装置が該第1セルグループのRLC層に送信したが正確受信フィードバックを受信していないデータを含む。
また、例えば、該第1データは、該端末装置が該第1セルグループのRLC層に送信したがメディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)PDUに完全にマッピングされていないデータを含む。
さらに理解できるように、本発明の実施例では、第1アップリンクデータは該第1データを含むが、これに限定されない。
例えば、該第1アップリンクデータは、該端末装置が該PDCP層を該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする前、該PDCP層のバッファ中の該第1セルグループに送信していないデータをさらに含む。
また、例えば、該第1アップリンクデータは、該端末装置が該PDCP層を該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーした後、該PDCP層が受信したデータをさらに含む。
さらに、該端末装置がパスハンドオーバーを完了した後、少なくとも第1データを含む第1アップリンクデータを該第2セルグループに送信する。
従って、端末装置の性能をさらに向上させるために、該第1セルグループのRLC層が該第1データをクリアすることができる。
例えば、該端末装置は、第1アップリンクデータを該第2セルグループに送信する前、該第1セルグループのRLC層が該第1データをクリアすることを指示するための第1指示情報を該第1セルグループのRLC層に送信するようにしてもよい。それにより該第1セルグループのRLC層が該第1指示情報を受信した後、該第1データをクリアする。
また、本発明の実施例では、該端末装置が該PDCP層を、該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーすることは、ネットワーク装置によって設定されてもよく、予め設定されてもよく、本発明の実施例では特に限定しない。
例えば、一例として、該端末装置は、ネットワーク装置から送信された第2指示情報を受信し、該第2指示情報は、該PDCP層を該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーすることを該端末装置に指示することに用いられ、その後、該端末装置は該第2指示情報に応じて、該PDCP層を、該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする。
具体的には、該第2指示情報は無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングに含まれてもよい。すなわち、端末装置は、該RRCシグナリング中の該第2指示情報に応じて、該端末装置が該PDCP層を、該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーするか否かを決定することができる。
なお、上記実施例は単に本発明の実施例の例示的な説明である。本発明の実施例は、第1セルグループに送信したハンドオーバー対象の第1データを第2セルグループに送信することで、端末装置のハンドオーバー性能をさらに向上させることができる。本発明の実施例では、第1データの具体的な内容及びパスのハンドオーバー方式を特に限定しない。
図4は本発明の実施例に係る端末装置200の概略ブロック図である。なお、該端末装置200はパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層を有し、該PDCP層は第1セルグループ又は第2セルグループにアップリンクデータを送信可能であり、該第1セルグループと該第2セルグループは異なるセルグループであり、該PDCP層は現在アップリンクデータを該第1セルグループに送信する。
図4に示すように、該端末装置200は、処理ユニット210、及び送受信ユニット220を備え、
処理ユニット210は、該PDCP層を、該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする。
処理ユニット210は、該PDCP層を、該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする。
送受信ユニット220は、該端末装置が該第1セルグループの無線リンク制御(RLC)層に送信したデータである第1データを少なくとも含む第1アップリンクデータを該第2セルグループに送信する。
選択肢として、該第1データは、該端末装置が該第1セルグループのRLC層に送信したが正確受信フィードバックを受信していないデータを含む。
好ましくは、該第1データは、該端末装置が該第1セルグループのRLC層に送信したがメディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDU)に完全にマッピングされていないデータを含む。
選択肢として、該送受信ユニット220はさらに、
第1アップリンクデータを該第2セルグループに送信する前、該第1セルグループのRLC層が該第1データをクリアすることを指示するための第1指示情報を該第1セルグループのRLC層に送信する。
第1アップリンクデータを該第2セルグループに送信する前、該第1セルグループのRLC層が該第1データをクリアすることを指示するための第1指示情報を該第1セルグループのRLC層に送信する。
選択肢として、該送受信ユニット220はさらに、
該PDCP層を、該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする前、ネットワーク装置から送信された第2指示情報を受信し、該第2指示情報は、該PDCP層を該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーすることを該端末装置に指示することに用いられ、該処理ユニット210は具体的には、
該第2指示情報に応じて、該PDCP層を、該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする。
該PDCP層を、該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする前、ネットワーク装置から送信された第2指示情報を受信し、該第2指示情報は、該PDCP層を該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーすることを該端末装置に指示することに用いられ、該処理ユニット210は具体的には、
該第2指示情報に応じて、該PDCP層を、該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする。
選択肢として、該第1アップリンクデータは、該端末装置が該PDCP層を該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする前、該PDCP層のバッファ中の該第1セルグループに送信していないデータをさらに含む。
選択肢として、該第1アップリンクデータは、該端末装置が該PDCP層を該第1セルグループへのアップリンクデータ送信から該第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーした後、該PDCP層が受信したデータをさらに含む。
本発明の実施例では、処理ユニット210はプロセッサによって実現され、送受信ユニット220は送受信機によって実現されるようにしてもよい。図5に示すように、端末装置300はプロセッサ310、送受信機320及びメモリ330を備えてもよい。メモリ330は指示情報を記憶し、プロセッサ310によって実行されるコード、命令等をさらに記憶する。端末装置300の各ユニットはバスシステムによって接続され、バスシステムはデータバスに加えて、電源バス、制御バス及び状態信号バスをさらに含む。
図5に示される端末装置300は上記図3の方法実施例中の端末装置によって実現される各プロセスを実現でき、重複を回避するために、ここでは詳細説明を省略する。すなわち、本発明の実施例における方法実施例はプロセッサに適用され、又はプロセッサによって実現される。
実現過程中、本発明の実施例における方法実施例の各ステップはプロセッサのハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形態の命令によって完了される。より具体的には、本発明の実施例を参照して開示されている方法のステップは直接ハードウェアデコードプロセッサによって実行し完了され、又はデコードプロセッサのハードウェア及びソフトウェアモジュール組合せによって実行し完了される。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど本分野の成熟した記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完了する。
なお、本発明の実施例に係るプロセッサは集積回路チップであってもよく、信号処理能力を有し、本発明の実施例に開示される各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行できる。例えば、上記プロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)又はほかのプログラマブルロジックデバイス、トランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアユニットであってもよい。また、汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、該プロセッサは任意の通常のプロセッサ等であってもよい。
また、本発明の実施例に係るメモリは揮発性メモリ又は不揮発性メモリであり、又は揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含む。不揮発性メモリは読み出し専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよく、外部高速キャッシュメモリとして機能する。なお、上記メモリは制限的ではなく例示的なものであり、例えば、本発明の実施例におけるメモリはスタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(Synch link DRAM、SLDRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)などであってもよい。なお、本明細書に記載のシステム及び方法のメモリはこれら及び任意の適切なタイプのメモリを含むが、それらに限定されない。
最後に、本発明の実施例及び添付特許請求の範囲に使用される用語は単に特定の実施例を説明するためのものであり、本発明の実施例を限定しない。
例えば、本発明の実施例及び添付特許請求の範囲に使用される単数形の「1種」、「前記」、「上記」及び「該」は、コンテキストにおいてその意味を明記しない限り、複数形をも含む。また、例えば、コンテキスト次第であり、例えば、ここで使用される用語「…場合」は「…ば」又は「…と」又は「…時」又は「決定に応答し」又は「検出に応答し」を意味できる。同様に、コンテキスト次第であり、フレーズ「決定すれば」又は「(陳述する条件又はイベント)を検出すれば」は「決定する時」又は「決定に応答し」又は「(陳述する条件又はイベント)を検出する時」又は「(陳述する条件又はイベント)を検出することに応答し」を意味できる。
当業者であれば、本明細書に開示されている実施例を参照して説明された各例のユニット及びアルゴリズムのステップを電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せによって実現できると理解できる。これらの機能をハードウェアで実行するかそれともソフトウェアで実行するかは、技術案の特定の応用及び設計制約条件に応じて決められる。当業者は本発明の実施例の範囲を逸脱せずに、説明された機能を各特定の応用に応じて異なる方法で実現できる。
当業者であれば、説明の便宜及び簡潔上、上記説明したシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスは、上記方法の実施例の対応するプロセスを参照すればよいと理解できるため、ここで詳細説明を省略する。
本願により提供されるいくつかの実施例では、開示されているシステム、装置及び方法をほかの形態で実現できると理解すべきである。例えば、以上説明された装置実施例は単に例示的なものであり、例えば、前記ユニットの分割は、単に1種のロジック機能分割であり、実際の実装では他の分割方式を採用してもよく、例えば複数のユニット又は要素を他のシステムに結合又は集積し、又はいくつかの特徴を無視したり実行しなかったりする。また、表示又は検討された相互の結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットを介した間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又はほかの形態としてもよい。
前記分離部材として説明されたユニットは物理的に分離しているものであってもよく、物理的に分離しているものでなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもよく物理ユニットでなくてもよく、すなわち、1つの場所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに分散してもよい。実際の必要に応じて一部又はすべてのユニットを選択して本発明の実施例の目的を実現することができる。
また、本発明の実施例における各機能ユニットは1つの処理ユニットに集積されてもよく、別々に物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットは1つのユニットに集積されてもよい。
ソフトウェア機能ユニットの形態で実現され独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されうる。このような理解に基づき、本発明の実施例の技術案は本質的に又は従来技術に貢献する部分又は該技術案の一部はソフトウェア製品の形態で実施され得て、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置等)に本発明の実施例に係る方法の全て又は一部のステップを実行させるための複数の命令を含む。上記記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、磁気ディスク又は光ディスクなどプロクラムコードを記憶可能な種々の媒体を含む。
以上は、本発明の実施例の具体的な実施形態に過ぎず、本発明の実施例の保護範囲はそれに限定されるものではなく、当業者が本発明の実施例に開示されている技術範囲を逸脱せずに容易に想到し得る変更や置換はすべて本発明の実施例の保護範囲に属する。従って、本発明の実施例の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲に準じるべきである。
Claims (14)
- パスハンドオーバー方法であって、端末装置に応用され、前記端末装置はパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層を有し、前記PDCP層は第1セルグループ又は第2セルグループにアップリンクデータを送信可能であり、前記第1セルグループと前記第2セルグループは異なるセルグループであり、前記PDCP層は現在アップリンクデータを前記第1セルグループに送信し、
前記方法は、
前記端末装置は前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーするステップと、
前記端末装置は、第1アップリンクデータを前記第2セルグループに送信し、前記第1アップリンクデータは、前記端末装置が前記第1セルグループの無線リンク制御(RLC)層に送信したデータである第1データを少なくとも含むステップと、を含むことを特徴とする方法。 - 前記第1データは、前記端末装置が前記第1セルグループのRLC層に送信したが正確受信フィードバックを受信していないデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記第1データは、前記端末装置が前記第1セルグループのRLC層に送信したがメディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDU)に完全にマッピングされていないデータを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
- 前記端末装置が第1アップリンクデータを前記第2セルグループに送信する前、前記方法は、
前記端末装置のPDCP層は、前記第1セルグループのRLC層が前記第1データをクリアすることを指示するための第1指示情報を、前記第1セルグループのRLC層に送信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。 - 前記端末装置が前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする前、前記方法は、
前記端末装置はネットワーク装置から送信された第2指示情報を受信し、前記第2指示情報は、前記PDCP層を前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーすることを前記端末装置に指示することに用いられるステップをさらに含み、
前記端末装置が前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーすることは、
前記端末装置は前記第2指示情報に応じて、前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーするステップを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。 - 前記第1アップリンクデータは、前記端末装置が前記PDCP層を前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする前、前記PDCP層のバッファ中の前記第1セルグループに送信していないデータをさらに含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1アップリンクデータは、前記端末装置が前記PDCP層を前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーした後、前記PDCP層が受信したデータをさらに含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
- 端末装置であって、前記端末装置はパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層を有し、前記PDCP層は第1セルグループ又は第2セルグループにアップリンクデータを送信可能であり、前記第1セルグループと前記第2セルグループは異なるセルグループであり、前記PDCP層は現在アップリンクデータを前記第1セルグループに送信し、
前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする処理ユニットと、
第1アップリンクデータを前記第2セルグループに送信し、前記第1アップリンクデータは、前記端末装置が前記第1セルグループの無線リンク制御(RLC)層に送信したデータである第1データを少なくとも含む送受信ユニットと、を備えることを特徴とする端末装置。 - 前記第1データは、前記端末装置が前記第1セルグループのRLC層に送信したが正確受信フィードバックを受信していないデータを含むことを特徴とする請求項8に記載の端末装置。
- 前記第1データは、前記端末装置が前記第1セルグループのRLC層に送信したがメディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDU)に完全にマッピングされていないデータを含むことを特徴とする請求項8又は9に記載の端末装置。
- 前記送受信ユニットはさらに、
第1アップリンクデータを前記第2セルグループに送信する前、前記第1セルグループのRLC層が前記第1データをクリアすることを指示するための第1指示情報を、前記第1セルグループのRLC層に送信することを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の端末装置。 - 前記送受信ユニットはさらに、
前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする前、ネットワーク装置から送信された第2指示情報を受信し、前記第2指示情報は、前記PDCP層を前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーすることを前記端末装置に指示することに用いられ、
前記処理ユニットは具体的には、
前記第2指示情報に応じて、前記PDCP層を、前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーすることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載の端末装置。 - 前記第1アップリンクデータは、前記端末装置が前記PDCP層を前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーする前、前記PDCP層のバッファ中の前記第1セルグループに送信していないデータをさらに含むことを特徴とする請求項8〜12のいずれか一項に記載の端末装置。
- 前記第1アップリンクデータは、前記端末装置が前記PDCP層を前記第1セルグループへのアップリンクデータ送信から前記第2セルグループへのアップリンクデータ送信にハンドオーバーした後、前記PDCP層が受信したデータをさらに含むことを特徴とする請求項8〜12のいずれか一項に記載の端末装置。
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