JP2021502756A - 通信装置のランダム・アクセス方法、装置、及び記憶媒体 - Google Patents

通信装置のランダム・アクセス方法、装置、及び記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2021502756A
JP2021502756A JP2020525864A JP2020525864A JP2021502756A JP 2021502756 A JP2021502756 A JP 2021502756A JP 2020525864 A JP2020525864 A JP 2020525864A JP 2020525864 A JP2020525864 A JP 2020525864A JP 2021502756 A JP2021502756 A JP 2021502756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rrc message
entity
random access
data
transmitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020525864A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7111812B2 (ja
Inventor
シャン,バオクン
ワン,ホォン
ローリンガー,オディール
アレクサンダー マーティン,ブライアン
アレクサンダー マーティン,ブライアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Huawei Technologies Co Ltd
Original Assignee
Huawei Technologies Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Huawei Technologies Co Ltd filed Critical Huawei Technologies Co Ltd
Publication of JP2021502756A publication Critical patent/JP2021502756A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7111812B2 publication Critical patent/JP7111812B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W74/00Wireless channel access
    • H04W74/08Non-scheduled access, e.g. ALOHA
    • H04W74/0833Random access procedures, e.g. with 4-step access
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/52Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on load
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

本願の実施形態は、方法を提供し、方法は、RRCエンティティによって、伝送されるべきデータを含む第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信し、MACエンティティによって上位レイヤエンティティから第1RRCメッセージを受信することと、MACエンティティによって、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用される第1ランダム・アクセス・プリアンブルを決定することとを含む。

Description

本願は、通信技術に、特に、通信装置のランダム・アクセス方法、装置、及び記憶媒体に関する。
移動体通信は、人々の生活を大きく変えてきたが、より高い性能を有している移動体システムの追求は、決して止まらない。例えば、第4世代(4th Generation,4G)移動体通信システム及び第5世代(5th Generation,5G)移動体通信システムは、移動体データトラフィックの将来の爆発的な増加、膨大な数のデバイス接続、並びに絶えず進化する様々な新しいサービス及びアプリケーションサービスに対処するために現れる。インターネット・オブ・シングスは、5Gの構成要素であり、IoTに対する市場要求は、急速に成長している。
現在、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project,3GPP)標準は、セルラー・ネットワークに基づいて、例えば、セルラー・ナローバンド・インターネット・オブ・シングス(Narrow Band Internet of Things,NB−IoT)ネットワーク又はセルラー・マシン・タイプ・コミュニケーションズ(machine type communication,MTC)ネットワークに基づいてインターネット・オブ・シングスの特徴のための解決法を提案している。NB−IoTネットワーク及びMTCネットワークは夫々、IoTサービスを運ぶために狭帯域技術の特徴を使用する。NB−IoTネットワークは、既存のセルラー・ネットワーク・ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution,LTE)に依存しない新しいエア・インターフェース技術を使用し、端末コストがより安く、より低いレート及びより低いモビリティをサポートする。MTCネットワークは、従来のセルラー・ネットワークの一部であり、NB−IoTと比べて端末コストがわずかに高く、より高いレート及びより高いモビリティを有しているインターネット・オブ・シングスのサービスに適用可能である。
Rel−15バージョンにおいて、NB−IoT及びMTCは、インターネット・オブ・シングスのスモール・データ・パケット伝送の特徴のために継続的に最適化され、ランダム・アクセス・プロセスでのデータ伝送のための新しい技術は、スモール・データ・パケット伝送のレイテンシ及び電力消費を減らすように、設計中である。しかし、この新しい設計は、新しい課題ももたらす。例えば、単に無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)接続を確立することを目的とした従来のランダム・アクセスでは、RRCレイヤと媒体アクセス制御(Media Access Control,MAC)レイヤとの間のレイヤ間相互作用は、比較的に簡単であり、通常はランダム・アクセスの最初のフェーズ及び終わりのフェーズ(異常終了を含む)でのみ起こる。しかし、ランダム・アクセス・プロセスでデータが伝送される必要がある場合に、ネットワーク資源の不足又はエア・インターフェース伝送の失敗によりロールバック・メカニズムが必要とされることがある。この場合に、RRCレイヤとMACレイヤとの間の相互作用は、より複雑である可能性がある。
従って、ランダム・アクセス・プロセスでのデータ伝送の新しい要件を満足するように、新しいランダム・アクセス・ソリューションがNB−IoT及びMTCのために設計される必要がある。
本願は、ランダム・アクセス・プロセスでのデータ伝送の新しい要件を満足するように、NB−IoT及びMTCのための新しいランダム・アクセス・ソリューションを設計するために、通信装置のランダム・アクセス方法、装置、及び記憶媒体を提供する。
本願の第1の態様は、通信装置のランダム・アクセス方法を提供する。通信装置は、MACエンティティを含み、方法は、
MACエンティティによって、上位レイヤエンティティから、伝送されるべきデータを含む第1無線リソース制御RRCメッセージを受け取ることと、
MACエンティティによって、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用される第1ランダム・アクセス・プリアンブルを決定することと
を含む。
すなわち、第1ランダム・アクセス・プリアンブルは、シグナリング以外のデータが現在のランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであることを受信端に通知するために使用されてよい。第1ランダム・アクセス・プリアンブルの機能は、複数の方法で表現される可能性があることが理解され得る。例えば、第1ランダム・アクセス・プリアンブルは、伝送されるべきデータを運ぶRRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用されてよい。他の例として、第1ランダム・アクセス・プリアンブルは、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用されてよい。他の例として、第1ランダム・アクセス・プリアンブルは、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスでRRCメッセージを使用することによって送信されるべきであることを示すために使用されてよい。他の例として、第1ランダム・アクセス・プリアンブルは、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスでMSG3において送信されるべきであることを示すために使用されてよい。他の例として、第1ランダム・アクセス・プリアンブルは、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスでメッセージを使用することによって送信されるべきであることを示すために使用されてよい。第1ランダム・アクセス・プリアンブルの機能の表現方法は、本願において制限されない。
加えて、第1ランダム・アクセス・プリアンブル及び既存のランダム・アクセス・プリアンブルは、異なるリソースを使用してよく、それにより、受信端は、プリアンブルによって使用されているリソースを使用することによって、第1ランダム・アクセス・プリアンブルと既存のランダム・アクセス・プリアンブルとを区別することができる。リソース次元は、時間領域(プリアンブルを送るためのリソースの周期、期間、開始時間、など)、周波数領域(プリアンブルを送るために使用されるキャリア、サブキャリア、など)、符号領域(プリアンブルによって使用される符号語)、などを含む。リソース間の違いは、時間領域、周波数領域、及び符号領域のうちのいずれか1つ以上における違いであってよい。これは、本願において制限されない。MACエンティティは、複数の方法で、第1ランダム・アクセス・プリアンブル及び既存のランダム・アクセス・プリアンブルによって使用され得るリソースを取得し、例えば、関連するコンフィグレーションを上位レイヤエンティティから取得してよい。これも制限されない。第1ランダム・アクセス・プリアンブル及び既存のランダム・アクセス・プリアンブルが異なるリソースを使用する解決法に基づいて、上記の方法は、次のように表現され得る:
MACエンティティによって、伝送されるべきデータを含む第1RRCメッセージを上位レイヤエンティティから受け取り、
通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、MACエンティティによって、第1ランダム・アクセス・プリアンブルによって占有されるリソースを決定し、第1ランダム・アクセス・プリアンブルによって占有されるリソースは、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用される。第1ランダム・アクセス・プリアンブルによって占有されるリソースの機能の表現は、第1ランダム・アクセス・プリアンブルの機能の上記表現と同様であり得る。詳細は、ここで再び記載されない。
MACエンティティは、カバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足するかどうかを判定し、それにより、MACエンティティと他のエンティティ(例えば、RRCエンティティ)との間で交換される必要がある情報は低減可能である。
任意に、方法は、
MACエンティティによって、下位レイヤエンティティから、通信装置に割り当てられているリソースを含む、第1ランダム・アクセス・プリアンブルに応答する応答メッセージを受け取ることと、
MACエンティティによって、リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信することと
を更に含む。
任意に、方法は、
MACエンティティによって、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第1指示情報を上位レイヤエンティティへ送信することを更に含む。
上記のいくつかの解決法では、MACエンティティは、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足するかどうかを判定する必要があることが理解されるべきである。第1RRCメッセージのサイズがカバレッジレベルによってサポートされるデータ量以下であるときには、カバレッジレベルによってサポートされるデータ量は第1RRCメッセージのサイズを満足し、あるいは、第1RRCメッセージのサイズがカバレッジレベルによってサポートされるデータ量よりも大きいときには、カバレッジレベルによってサポートされるデータ量は第1RRCメッセージのサイズを満足しない。
MACエンティティは、複数の方法で、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量を取得し得る。例えば、MACエンティティは、上位レイヤエンティティからネットワークのコンフィグレーション情報又は通信装置のコンフィグレーション情報を取得してよい。これは、この解決法において制限されない。
第1指示情報の主な目的は、MACエンティティの判定結果が、データがランダム・アクセス・プロセスで伝送不可能であることであることを、RRCエンティティに知らせることである。第1指示情報の機能は、複数の方法で表現される可能性があることが理解され得る。例えば、第1指示情報は、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用されてよい。他の例として、第1指示情報は、現在のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しないことを示すために使用されてよい。他の例として、第1指示情報は、第1RRCメッセージが伝送不可能であることを示すために使用されてよい。他の例として、第1指示情報は、データを含まないRRCメッセージが必要とされることを示すために使用されてよい。他の例として、第1指示情報は、アーリーデータ伝送プロシージャが現在のランダム・アクセス・プロセスでは実行されるべきではないこと、又はデータが現在のランダム・アクセス・プロセスでは伝送不可能であることを示すために使用されてよい。これは、本願において制限されない。
任意に、方法は、
MACエンティティによって、リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第2指示情報を上位レイヤエンティティへ送信することを更に含む。
同様に、第2指示情報の目的も、リソースが、伝送プロセスで第1RRCメッセージを伝送するには不十分であると判明することを示すことである。第2指示情報の機能は、複数の方法で表現される可能性があることが理解され得る。例えば、第2指示情報は、アップリンクリソースが第1RRCメッセージを伝送するには不十分であることを示すために使用されてよい。他の例として、第2指示情報は、伝送されるべきデータを含まない第2RRCメッセージが取得されるべきであることを示すために使用されてよい。他の例として、第2指示情報は、第1RRCメッセージが伝送に失敗することを示すために使用されてよい。他の例として、第2指示情報は、データが現在のランダム・アクセス・プロセスで伝送不可能であることを示すために使用されてよい。これは、本願において制限されない。
任意に、方法は、
MACエンティティによって、送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを上位レイヤエンティティから受け取ることと、
MACエンティティによって、通信装置の前記カバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信し、あるいは、
MACエンティティによって、リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信することと
を更に含む。
本願の第2の態様は、通信装置のランダム・アクセス方法を提供する。通信装置は、RRCエンティティを含み、方法は、
RRCエンティティによって、伝送されるべきデータを含む第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信することを含む。
任意に、方法は、
RRCエンティティによって、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される、下位レイヤエンティティによって送信された指示情報を受け取ることを更に含む。
任意に、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量は、第1RRCメッセージのサイズを満足せず、あるいは、通信装置に割り当てられているリソースは、第1RRCメッセージのサイズを満足しない。
任意に、方法は、
RRCエンティティによって、送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信することを更に含む。
上記の解決法では、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しないときには、指示情報は、第1の態様における第1指示情報であり、あるいは、通信装置に割り当てられているリソースが第1RRCメッセージのサイズを満足しないときには、指示情報は、第1の態様における第2指示情報である。指示情報の具体的な意味については、第1の態様での説明を参照されたい。
本願の第3の態様は、通信装置のランダム・アクセス方法を提供する。通信装置は、MACエンティティを含み、方法は、
MACエンティティによって、上位レイヤエンティティから、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであること示すために使用される第1指示情報を受け取ることと、
MACエンティティによって、通信装置のカバレッジレベルを上位レイヤエンティティへ返すことと
を含む。
この解決法では、第1指示情報の意味は、上記の解決法での第1指示情報のそれとは異なっている。ここで、RRCエンティティによってMACエンティティへ第1指示情報を送信する目的は、カバレッジレベルを取得することである。従って、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであることを示すことに加えて、第1指示情報は、カバレッジレベルが取得されるべきであることを示すか、あるいは、MACエンティティにカバレッジレベルをRRCエンティティへ返すよう指示するために、更に使用されてよい。これは、本願において制限されない。
任意に、方法は、
MACエンティティによって、上位レイヤエンティティから、伝送されるべきデータを含む第1RRCメッセージを受け取ることと、
MACエンティティによって、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用される第1ランダム・アクセス・プリアンブルを決定することと
を更に含む。
任意に、方法は、
MACエンティティによって、下位レイヤエンティティから、通信装置に割り当てられているリソースを含む、第1ランダム・アクセス・プリアンブルに応答する応答メッセージを受け取ることと、
MACエンティティによって、リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信することと
を更に含む。
任意に、方法は、
MACエンティティによって、リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第2指示情報を上位レイヤエンティティへ送信することを更に含む。
この解決法では、第2指示情報の目的も、リソースが、伝送プロセスで第1RRCメッセージを伝送するには不十分であると判明することを示すことである。従って、第2指示情報は、アップリンクリソースが第1RRCメッセージを伝送するには不十分であることを示すか、あるいは、伝送されるべきデータを含まない第2RRCメッセージが取得されるべきであることを示すか、あるいは、第1RRCメッセージが伝送に失敗することを示すか、あるいは、データが現在のランダム・アクセス・プロセスで伝送不可能であることを示すために使用されてよい。これは、本願において制限されない。
任意に、方法は、
MACエンティティによって、送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを上位レイヤエンティティから受け取ることと、
MACエンティティによって、第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信することと
を更に含む。
本願の第4の態様は、通信装置のランダム・アクセス方法を提供する。通信装置は、RRCエンティティを含み、方法は、
RRCエンティティによって、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであること示すために使用される第1指示情報を下位レイヤエンティティへ送信することと、
RRCエンティティによって、下位レイヤエンティティによって返された通信装置のカバレッジレベルを受け取ることと、
RRCエンティティによって、通信装置の前記カバレッジレベルによってサポートされるデータ量が、伝送されるべきデータを含む第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信することと
を含む。
任意に、方法は、
RRCエンティティによって、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される、下位レイヤエンティティによって送信された第2指示情報を受け取ることと、
RRCエンティティによって、送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信することと
を更に含む。
任意に、方法は、
RRCエンティティによって、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信することを更に含む。
第3の態様及び第4の態様の夫々の技術的解決法では、RRCエンティティは、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足するかどうかを判定する必要があることが理解されるべきである。第1RRCメッセージのサイズがカバレッジレベルによってサポートされるデータ量以下であるときには、カバレッジレベルによってサポートされるデータ量は第1RRCメッセージのサイズを満足し、あるいは、第1RRCメッセージのサイズがカバレッジレベルによってサポートされるデータ量よりも大きいときには、カバレッジレベルによってサポートされるデータ量は第1RRCメッセージのサイズを満足しない。
上記の解決法では、第1指示情報及び第2指示情報の意味は、第3の態様での第1指示情報及び第2指示情報のそれらと同様である。詳細は、ここで再び記載されない。
第1の態様乃至第4の態様のいずれの解決法でも、上位レイヤエンティティは、現在のエンティティよりも高いレイヤに位置し、かつ、現在のエンティティに隣接する又は隣接しないエンティティを含む。例えば、無線リンク制御(Radio Link Control,RLC)エンティティのような他の機能エンティティが更に、RRCエンティティとMACエンティティとの間に含まれてよい。
本願の第5の態様は、MACエンティティを提供し、MACエンティティは、第1の態様における方法を実装するよう構成されてよい。例えば、MACエンティティは、
伝送されるべきデータを含む第1無線リソース制御RRCメッセージを上位レイヤエンティティから受け取り、
通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用される第1ランダム・アクセス・プリアンブルを決定する
よう構成される。
任意に、MACエンティティは、
下位レイヤエンティティから、通信装置に割り当てられているリソースを含む、第1ランダム・アクセス・プリアンブルに応答する応答メッセージを受け取り、
リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう更に構成される。
任意に、MACエンティティは、
通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第1指示情報を上位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される。
任意に、MACエンティティは、
リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第2指示情報を上位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される。
任意に、MACエンティティは、
送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを上位レイヤエンティティから受け取り、
通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信するか、あるいは、リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう更に構成される。
本願の第6の態様は、RRCエンティティを提供し、RRCエンティティは、第2の態様における方法を実装するよう構成されてよい。例えば、RRCエンティティは、
伝送されるべきデータを含む第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信するよう構成される。
任意に、RRCエンティティは、
第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される、下位レイヤエンティティによって送信された指示情報を受け取るよう更に構成される。
任意に、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量は、第1RRCメッセージのサイズを満足せず、あるいは、
通信装置に割り当てられているリソースは、第1RRCメッセージのサイズを満足しない。
任意に、RRCエンティティは、
送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される。
本願の第7の態様は、MACエンティティを提供し、MACエンティティは、第3の態様における方法を実装するよう構成されてよい。例えば、MACエンティティは、
伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであること示すために使用される第1指示情報を上位レイヤエンティティから受け取り、
通信装置のカバレッジレベルを上位レイヤエンティティへ返す
よう構成される。
任意に、MACエンティティは、
伝送されるべきデータを含む第1RRCメッセージを上位レイヤエンティティから受け取り、
第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用される第1ランダム・アクセス・プリアンブルを決定する
よう更に構成される。
任意に、MACエンティティは、
下位レイヤエンティティから、通信装置に割り当てられているリソースを含む、第1ランダム・アクセス・プリアンブルに応答する応答メッセージを受け取り、
リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう更に構成される。
任意に、MACエンティティは、
リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第2指示情報を上位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される。
任意に、MACエンティティは、
送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを上位レイヤエンティティから受け取り、
第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう更に構成される。
本願の第8の態様は、RRCエンティティを提供し、RRCエンティティは、第4の態様における方法を実装するよう構成されてよい。例えば、RRCエンティティは、
伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであること示すために使用される第1指示情報を下位レイヤエンティティへ送信し、
下位レイヤエンティティによって返された通信装置のカバレッジレベルを受け取り、
通信装置の前記カバレッジレベルによってサポートされるデータ量が、伝送されるべきデータを含む第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう構成される。
任意に、RRCエンティティは、
第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される、下位レイヤエンティティによって送信された第2指示情報を受け取り、
送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう更に構成される。
任意に、RRCエンティティは、
通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される。
本願は、第5の態様又は第7の態様のいずれかの実施で提供されるMACエンティティを含む通信装置を更に提供する。
本願は、第6の態様又は第8の態様のいずれかの実施で提供されるRRCエンティティを含む通信装置を更に提供する。
本願は、第5の態様のいずれかの実施で提供されるMACエンティティと、第6の態様のいずれかの実施で提供されるRRCエンティティとを含む通信装置を更に提供する。
本願は、第7の態様のいずれかの実施で提供されるMACエンティティと、第8の態様のいずれかの実施で提供されるRRCエンティティとを含む通信装置を更に提供する。
本願の第9の態様は、コンピュータ命令を記憶するよう構成されたメモリと、コンピュータ命令を実行して、第1の態様乃至第4の態様におけるいずれかの方法を実装するよう構成されたプロセッサとを含む通信装置を提供する。
本願の第10の態様は、コンピュータ命令を記憶するよう構成されたメモリと、コンピュータ命令を実行して、第5の態様乃至第8の態様におけるいずれかのエンティティの機能を実装するよう構成されたプロセッサとを含む通信装置を提供する。
通信装置は、端末、通信チップ、ベースバンドチップ、又はシステム・オン・ア・チップ(system-on-a-chip)チップであってよい。
第9の態様又は第10の態様に従う通信装置には、メモリに記憶されている実行可能命令、すなわち、コンピュータプログラムを実行するよう構成された少なくとも1つのプロセッサが存在する。
本願の第11の態様は、読み出し可能な記憶媒体及びコンピュータ命令を含む読み出し可能な記憶媒体を更に提供し、コンピュータプログラムは、第1の態様のいずれかの実施解決法で提供される通信装置のランダム・アクセス方法を実装するために使用される。
本願の第12の態様は、読み出し可能な記憶媒体及びコンピュータ命令を含む読み出し可能な記憶媒体を更に提供し、コンピュータプログラムは、第2の態様のいずれかの実施解決法で提供される通信装置のランダム・アクセス方法を実装するために使用される。
本願の第13の態様は、読み出し可能な記憶媒体及びコンピュータ命令を含む読み出し可能な記憶媒体を更に提供し、コンピュータプログラムは、第3の態様のいずれかの実施解決法で提供される通信装置のランダム・アクセス方法を実装するために使用される。
本願の第14の態様は、読み出し可能な記憶媒体及びコンピュータ命令を含む読み出し可能な記憶媒体を更に提供し、コンピュータプログラムは、第4の態様のいずれかの実施解決法で提供される通信装置のランダム・アクセス方法を実装するために使用される。
本願の第15の態様は、コンピュータ命令が、読み出し可能な記憶媒体に記憶されており、通信装置の少なくとも1つのプロセッサが、読み出し可能な記憶媒体からコンピュータ命令を読み出し、コンピュータ命令を実行して、通信装置が、第1の態様のいずれかの実施に従う通信装置のランダム・アクセス方法を実行することを可能にするところのプログラム製品を提供する。
本願の第16の態様は、コンピュータ命令が、読み出し可能な記憶媒体に記憶されており、通信装置の少なくとも1つのプロセッサが、読み出し可能な記憶媒体からコンピュータ命令を読み出し、コンピュータ命令を実行して、通信装置が、第2の態様のいずれかの実施に従う通信装置のランダム・アクセス方法を実行することを可能にするところのプログラム製品を提供する。
本願の第17の態様は、コンピュータ命令が、読み出し可能な記憶媒体に記憶されており、通信装置の少なくとも1つのプロセッサが、読み出し可能な記憶媒体からコンピュータ命令を読み出し、コンピュータ命令を実行して、通信装置が、第3の態様のいずれかの実施に従う通信装置のランダム・アクセス方法を実行することを可能にするところのプログラム製品を提供する。
本願の第18の態様は、コンピュータ命令が、読み出し可能な記憶媒体に記憶されており、通信装置の少なくとも1つのプロセッサが、読み出し可能な記憶媒体からコンピュータ命令を読み出し、コンピュータ命令を実行して、通信装置が、第4の態様のいずれかの実施に従う通信装置のランダム・アクセス方法を実行することを可能にするところのプログラム製品を提供する。
本願で提供される通信装置のランダム・アクセス方法、装置、及び記憶媒体に従って、適切なランダム・アクセス・プリアンブルを決定し、伝送されるべきデータを運ぶRRCメッセージをランダム・アクセス・プロセスで送信し、それによってアーリーデータ伝送を実装するために、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足するかどうかが判定される。このようにして、アーリーデータ伝送プロシージャと従来のランダム・アクセス・プロシージャとの間でフレキシブルスイッチングが実行され、それによって、通信装置の電力消費及び伝送レイテンシを減らすのを助ける。その上、上位レイヤエンティティとの複数回のシグナリング交換を回避し、それによって、シグナリング・オーバヘッドを低減しかつ伝送効率を改善するために、MACエンティティは、カバレッジレベルに基づいて、データ伝送をランダム・アクセス・プロセスで実行すべきかどうかを判定する。カバレッジレベルによってサポートされるデータ量を満足しないRRCメッセージが生成され、RRCメッセージがその後のプロセスで再び生成される必要があるという問題を回避し、それによって伝送効率を改善するために、任意に、RRCエンティティは、MACエンティティからカバレッジレベルを取得し、データ伝送をランダム・アクセス・プロセスで実行すべきかどうかを判定し、そして、判定結果に基づいて、対応するRRCメッセージを生成してよい。
ランダム・アクセス・フェーズでのデータ伝送の略フローチャートである。 本願に従う通信装置のランダム・アクセス方法の適用シナリオの概略図である。 本願に従う通信装置のランダム・アクセス方法の実施例1の略相互作用図である。 本願に従う通信装置のランダム・アクセス方法の実施例2の略相互作用図である。 本願に従う通信装置のランダム・アクセス方法の実施例3の略相互作用図である。 本願に従う通信装置の実施例1の略構造図である。 本願に従う通信装置の実施例1の略構造図である。
図1は、ランダム・アクセス・フェーズでのデータ伝送の略フローチャートである。NB−IoTシステム及びMTCシステムでは、図1に示されるように、ランダム・アクセス・フェーズでのデータ伝送のプロシージャは、次のとおりである。
0:基地局は、ランダム・アクセス・コンフィグレーションを実行する。基地局は、ランダム・アクセス・プロセスでのデータ伝送の関連するコンフィグレーションをブロードキャストする。ランダム・アクセス・プロセスでのデータ伝送は、アーリーデータ伝送(early data transmission,EDT)と呼ばれることがある。このコンフィグレーションは、EDTの関連するコンフィグレーションとして理解されてよい。関連するコンフィグレーションは、各カバレッジレベルによってサポートされるEDTのアップリンクデータ量の制御閾値(transport block size,TBS)を含む。
UEは、UEのアップリンクデータ量及びカバレッジレベルに基づいて、EDTを実行すべきかどうかを判定する。データ量が現在のカバレッジレベルのデータ量制御閾値よりも多い場合には、UEは、従来のランダム・アクセス・プロシージャを開始する。データ量が現在のカバレッジレベルのデータ量制御閾値以下である場合には、UEは、次のステップ1でEDTを開始する。
1:UEは、ランダム・アクセスを開始し、プリアンブルを使用することによって、アーリーデータ伝送が現在のランダム・アクセス・プロセスで実行されるべきであることを示す。これは、UEが、特定のランダム・アクセス・リソースを使用してランダム・アクセスを開始することを意味し、更には、このランダム・アクセスがEDTプロシージャであることを示す。
2:基地局は、アップリンクリソースを運ぶランダム・アクセス・レスポンス(Random Access Response,RAR)を返す。基地局は、UEによって送信されたランダム・アクセス・プリアンブルに基づいてRARにより応答し、RARに対して、アップリンクデータ伝送のために使用されるリソース(UL grant)を加える。リソースは、ステップ0でのブロードキャストTBSと等しくなくてもよい。
3:UEは、アップリンクリソースでRRCメッセージを送信する。これは、UEが、RAR内のUL grantに基づいて、メッセージ3(MSG3)においてデータを加えるべきかどうかを判定することを意味する。UL grantがアップリンクデータを運ぶには不十分である場合には、UEは、RRC接続をセットアップし始めるように、従来のRRC接続セットアップ要求メッセージを送信する。UL grantがアップリンクデータを運ぶのに十分である場合には、UEは、メッセージ3において、データを含むRRCメッセージを送信する。
4:ダウンリンクデータが存在する場合に、基地局は、ダウンリンクデータをUEへ送信する。データを運ぶメッセージ3を受信した後、基地局は、アップリンクデータをコアネットワークに提示する。コアネットワークが、UEへ送信されるべきダウンリンクデータを有している場合には、基地局は、メッセージ4においてUEへダウンリンクデータを伝えることを選択し、UEがメッセージ4を受信した後にアイドル状態に入ることを可能にし得る。
従来のランダム・アクセス・プロセスでは、無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)接続がセットアップされるべきである場合に、端末のRRCレイヤは、通常、RRC接続セットアップ要求メッセージを準備し、次いでRRC接続セットアップ要求メッセージを伝送のためにMACレイヤに提示する。RRCメッセージを送信するために、MACレイヤは、ランダム・アクセスを開始し、メッセージ3において基地局へRRCメッセージを送信し、メッセージ4においてダウンリンクRRC接続セットアップメッセージを受信する。ランダム・アクセスが成功する場合には、MACレイヤは、RRCレイヤに通知し、対応するメッセージをRRCレイヤに提示する。ランダム・アクセスが心配する場合には、例えば、競合解除が失敗するか、あるいは、端末が負荷理由によりネットワークにアクセスすることを一時的に認められない場合には、MACレイヤは、ランダム・アクセス失敗をRRCレイヤに通知する。
以下は、RRCレイヤ、MACレイヤ、及び他のレイヤの機能と、EDTプロシージャにおけるレイヤ間相互作用の実施とを詳細に記載する。
本願では、MACエンティティ及びMACレイヤは夫々、通信装置内にあって、物理レイヤに対する制御及び接続に関与する媒体を表し、RRCエンティティ、RRC、RRCレイヤ、RRCプロトコルレイヤ、などは夫々、通信装置内にあって、無線リソース制御を実装する機能エンティティを表すことが理解されるべきである。具体的な名称は、本願において制限されない。通信装置は、端末、UE、などであってよく、あるいは、携帯電話機、コンピュータ、様々なセンサ、又は通信チップのような、通信機能を含む特定のデバイスであってよい。
上記の説明に基づいて、本願は、通信装置のランダム・アクセス方法を提供する。方法は、RRCエンティティとMACエンティティとの間にあって、アーリーデータ伝送プロシージャに適している相互作用モードを提供する。
本願で提供される解決法は、2Gシステム、3G通信システム、4G通信システム、5Gシステム、及びワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのような様々な無線通信システムに適用され、特に、端末の電力消費が低くかつ複雑度が低い無線通信システム、例えば、ナローバンド・インターネット・オブ・シングス(NarrowBand Internet of Things,NB−IoT)ネットワーク及びMTCネットワークに適用されてよい。図2は、本願に従う通信装置のランダム・アクセス方法の適用シナリオの概略図である。図2に示されるように、シナリオは、ネットワークデバイス(例えば、基地局)、及びネットワークデバイスへ接続された様々なタイプの端末、及びまとめて通信デバイスと呼ばれ得る携帯電話機、コンピュータ、様々なセンサ、又は通信チップのような、通信機能を含む特定のデバイスを含む。本願における通信装置は、RRCエンティティ及びMACエンティティを含む。MACエンティティ及びRRCは、分散した様態で配置されてよい。これは、本願において制限されない。本願の全ての実施形態で、伝送されるべきデータ、送信されるべきデータ、サービスデータ、データ、などは、同じ意味を有している。
図3は、本願に従う通信装置のランダム・アクセス方法の実施例1の略相互作用図である。図3に示されるように、この解決法では、RRCエンティティは、毎回1つのRRCメッセージを生成し、MACエンティティは、最初のフェーズでアーリーデータ伝送(early data transmission,略してEDT)を開始すべきかどうか、すなわち、ランダム・アクセス・プロセスでデータ伝送を実行すべきかどうかを判定する。方法の具体的な相互作用プロセスは、次のとおりである。
ステップ1:RRCエンティティは、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを生成し、伝送されるべき含むRRCメッセージをMACエンティティへ送信する。
本願では、RRCエンティティとMACエンティティとの間で交換される情報は、サービスデータ及びシグナリングに分類され得る。伝送されるべきデータは、アップロードするためにRRCメッセージで運ばれる必要があるサービスデータであり、RRCシグナリングではない。RRCエンティティとMACエンティティとの間の情報交換はまた、情報転送又は情報配信として理解されてもよい。これは、本願において制限されない。
ステップ2:RRCエンティティによって送信される、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを受信するとき、MACエンティティは、カバレッジレベルに対応するデータ量が、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを満足するかどうかを判定してよい。
このステップの具体的な手段として、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスをトリガし、MACエンティティは、測定を通じて取得されたRSRPに基づいて通信装置のカバレッジレベルを決定し、基地局によって事前設定された、カバレッジレベルに対応するデータ量制御閾値に基づいて、通信装置のカバレッジレベルに対応するデータ量が伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを伝送するのに十分であるかどうかを判定する。具体的に言えば、MACエンティティは、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージのサイズがカバレッジレベルに対応するデータ量制御閾値よりも大きいかどうかを判定する。伝送されるべきデータを含むRRCメッセージがカバレッジレベルに対応するデータ量制御閾値よりも大きい場合には、カバレッジレベルに対応するデータ量は、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを満足せず、すなわち、MACエンティティは、アーリーデータ伝送を実行しないと、すなわち、現在のランダム・アクセス・プロセスでデータを伝送しないと決定し、あるいは、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージのサイズがカバレッジレベルに対応するデータ量制御閾値以下である場合には、カバレッジレベルに対応するデータ量は、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを満足し、すなわち、MACエンティティは、アーリーデータ伝送を実行すると、すなわち、現在のランダム・アクセス・プロセスでデータを伝送すると決定する。
上位レイヤエンティティとの複数回のシグナリング交換を回避し、それによって、シグナリング・オーバヘッドを低減しかつ伝送効率を改善するために、MACエンティティは、カバレッジレベルに基づいて、ランダム・アクセス・プロセスでデータ伝送を実行すべきかどうかを判定する。
ステップ3:MACエンティティの判定結果が、カバレッジレベルに対応するデータ量が伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを満足しないことである場合に、MACエンティティは、RRCエンティティへ指示情報を返し、このとき、指示情報は、データがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきでないことを示すために使用される。
指示情報の主な目的は、MACエンティティの判定結果が、データがランダム・アクセス・プロセスで伝送不可能であることであることを、RRCエンティティに通知することであることが理解され得る。指示情報の機能は、複数の方法で表現される可能性があることが理解され得る。例えば、指示情報は、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用されてよい。他の例として、指示情報は、現在のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が伝送されるべきデータを含むRRCメッセージのサイズを満足しないことを示すために使用されてよい。他の例として、指示情報は、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージが伝送不可能であることを示すために使用されてよい。他の例として、指示情報は、データを含まないRRCメッセージが必要とされることを示すために使用されてよい。他の例として、第1指示情報は、アーリーデータ伝送プロシージャが現在のランダム・アクセス・プロセスでは実行されるべきではないこと、又はデータが現在のランダム・アクセス・プロセスでは伝送不可能であることを示すために使用されてよい。これは、本願において制限されない。
ステップ4:データがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきでないことを示す指示情報を受信した後、RRCエンティティは、伝送されるべきデータを含まないRRCメッセージを生成し、すなわち、従来のRRCメッセージを生成し、従来のRRCメッセージをMACエンティティへ送信する。
ステップ5:MACエンティティは、従来のRRCメッセージに基づいてランダム・アクセスを実行し、具体的に言えば、ランダム・アクセス・プリアンブルを送信し、基地局によって返されたランダム・アクセス・レスポンスを受信し、ランダム・アクセス・レスポンス内のアップリンクリソースで、伝送されるべきデータを含まないRRCメッセージを送信する。
ステップ6:MACエンティティの判定結果が、カバレッジレベルに対応するデータ量が伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを満足することである場合に、MACエンティティは、アーリーデータ伝送プロセスを開始するように、特定のランダム・アクセス・プリアンブルを下位レイヤエンティティへ送信する。
この解決法は、ステップ6でのランダム・アクセス・プリアンブルがステップ5でのランダム・アクセス・プリアンブルとは異なることを意味する。
このステップで、MACエンティティは、特定のランダム・アクセス・プリアンブルを決定し、特定のランダム・アクセス・プリアンブルを下位レイヤエンティティへ送信する。ランダム・アクセス・プリアンブルは、データが現在のランダム・アクセス・プロセスで伝送される必要があることを示す。具体的な指示方法は、本願において制限されない。このようにして、下位レイヤエンティティが基地局と相互作用するとき、基地局は、ランダム・アクセス・プリアンブルを使用することによって、データが現在のランダム・アクセスで伝送される必要があると決定することができ、リソースを通信デバイスに割り当てる。MACエンティティは、下位レイヤエンティティから、基地局によって返されたランダム・アクセス・レスポンスRARを受信し、このとき、RARはアップリンクリソースを運ぶ。MACエンティティは、アップリンクリソースで、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを送信するか、あるいは、基地局によって割り当てられているアップリンクリソースの中から、伝送されるべきデータを含む全て又は一部のRRCメッセージをアップロードするための適切なリソースを選択する。すなわち、MACエンティティは、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを図1に示されるメッセージ3において送信する。
ステップ6の後、任意に、MACエンティティは更に、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送可能であるかどうかを判定するために、RARにおいて運ばれるリソースに基づいて再び判定を行ってもよい。具体的なプロセスは、続くステップ7から9に示される。
ステップ7:リソースが比較的に小さい場合には、MACエンティティは、データがランダム・アクセス・プロセスで伝送不可能であることを示すために、RRCエンティティへ指示情報を送信する。
指示情報の目的はまた、リソースが第1RRCメッセージを伝送するのに不十分と判明することを示すこと、すなわち、設定されたアップリンクリソースが比較的に小さいことを示すことである。指示情報の機能は、複数の方法で表現される可能性があることが理解され得る。例えば、指示情報は、アップリンクリソースが第1RRCメッセージを伝送するには不十分であることを示すために使用されてよい。他の例として、指示情報は、伝送されるべきデータを含まない第2RRCメッセージが取得されるべきであることを示すために使用されてよい。他の例として、指示情報は、第1RRCメッセージが伝送に失敗することを示すために使用されてよい。他の例として、指示情報は、データが現在のランダム・アクセス・プロセスで伝送不可能であることを示すために使用されてよい。これは、本願において制限されない。
この解決法では、MACエンティティが伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを送信し、設定されたアップリンクリソースが伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを伝送するには不十分であると気づくとき、MACエンティティは、従来のRRCメッセージが送信される必要があることをRRCエンティティに示す必要がある。
ステップ8:データがランダム・アクセス・プロセスで伝送不可能であることを示す指示情報を受信した後、RRCエンティティは、伝送されるべきデータを含まないRRCメッセージを生成し、すなわち、従来のRRCメッセージを生成し、従来のRRCメッセージをMACエンティティへ送信する。
ステップ9:MACエンティティは、従来のRRCメッセージを受信し、ランダム・アクセス・レスポンス内のアップリンクリソースで、伝送されるべきデータを含まない従来のRRCメッセージを送信する。すなわち、MACエンティティは、従来のRRCメッセージを図1に示されるメッセージ3において送信する。
この実施形態で提供される通信装置のランダム・アクセス方法は、ランダム・アクセス・プロセスにおけるMACエンティティとRRCエンティティとの間の相互作用のための解決法を提供し、それにより、アーリーデータ伝送プロシージャと従来のランダム・アクセス・プロシージャとの間でフレキシブルスイッチングが実行され得る。その上、アーリーデータ伝送プロシージャは、従来のランダム・アクセス・プロセスへシームレスにロールバック可能であり、ランダム・アクセス・プリアンブルは再送される必要がなく、ランダム・アクセス・レスポンスは再び受信される必要がなく、それによって、シグナリング・オーバヘッドを低減し、通信装置の電力消費及び伝送レイテンシを低減することを助ける。
図4は、本願に従う通信装置のランダム・アクセス方法の実施例2の略相互作用図である。図3に示されるように、この解決法では、RRCエンティティは、同時に2つのRRCメッセージを生成し、一方のRRCメッセージは、伝送されるべきデータを含み、他方のメッセージは、伝送されるべきデータを含まない。ランダム・アクセス・プロセスでデータ伝送を実行すべきかどうかは、MACエンティティによって決定される。方法の具体的な相互作用プロセスは、次のとおりである。
ステップ1:RRCエンティティは、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージと、従来のRRCメッセージとを生成し、伝送されるべき含むRRCメッセージ及び従来のランダム・アクセスを同時にMACエンティティへ送信する。
ステップ2:RRCエンティティによって送信される、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージ及び従来のRRCメッセージを受信するとき、MACエンティティは、カバレッジレベルに対応するデータ量が、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを満足するかどうかを判定してよい。
このステップの具体的な手段として、MACエンティティは、測定を通じて取得されたRSRPに基づいて通信装置のカバレッジレベルを決定し、基地局によって事前設定された、カバレッジレベルに対応するデータ量制御閾値に基づいて、通信装置のカバレッジレベルに対応するデータ量が伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを伝送するのに十分であるかどうかを判定する。具体的に言えば、MACエンティティは、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージのサイズがカバレッジレベルに対応するデータ量制御閾値よりも大きいかどうかを判定する。伝送されるべきデータを含むRRCメッセージがカバレッジレベルに対応するデータ量制御閾値よりも大きい場合には、カバレッジレベルに対応するデータ量は、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを満足せず、すなわち、MACエンティティは、アーリーデータ伝送を実行しないと、すなわち、現在のランダム・アクセス・プロセスでデータを伝送しないと決定し、あるいは、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージのサイズがカバレッジレベルに対応するデータ量制御閾値以下である場合には、カバレッジレベルに対応するデータ量は、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを満足し、すなわち、MACエンティティは、アーリーデータ伝送を実行すると、すなわち、現在のランダム・アクセス・プロセスでデータを伝送すると決定する。
ステップ3:MACエンティティの判定結果が、カバレッジレベルに対応するデータ量が伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを満足しないことである場合に、MACエンティティは、RRCエンティティへ指示情報を返し、このとき、指示情報は、データがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきでないことを示すために使用される。
ステップ4:MACエンティティは、従来のRRCメッセージに基づいてランダム・アクセスを実行し、具体的に言えば、ランダム・アクセス・プリアンブルを送信し、基地局によって返されたランダム・アクセス・レスポンスを受信し、ランダム・アクセス・レスポンス内のアップリンクリソースで、伝送されるべきデータを含まないRRCメッセージを送信する。
この実施形態でRRCエンティティは、データがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきでないことを示す指示情報を受信した後に再びRRCメッセージを生成する必要がなく、MACエンティティは、前に受信された従来のRRCメッセージに基づいて、直接ランダム・アクセスを実行する。
ステップ5:MACエンティティの判定結果が、カバレッジレベルに対応するデータ量が伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを満足することである場合に、MACエンティティは、アーリーデータ伝送プロセスを開始するように、特定のランダム・アクセス・プリアンブルを下位レイヤエンティティへ送信する。
この解決法は、MACエンティティが、特定のランダム・アクセス・プリアンブルを決定し、特定のランダム・アクセス・プリアンブルを下位レイヤエンティティへ送信することを意味する。ランダム・アクセス・プリアンブルは、データが現在のランダム・アクセス・プロセスで伝送される必要があることを示す。具体的な指示方法は、本願において制限されない。このようにして、下位レイヤエンティティが基地局と相互作用するとき、基地局は、ランダム・アクセス・プリアンブルを使用することによって、データが現在のランダム・アクセスで伝送される必要があると決定することができ、リソースを通信デバイスに割り当てる。MACエンティティは、下位レイヤエンティティから、基地局によって返されたランダム・アクセス・レスポンスRARを受信し、このとき、RARはアップリンクリソースを運ぶ。MACエンティティは、アップリンクリソースで、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを送信するか、あるいは、基地局によって割り当てられているアップリンクリソースの中から、伝送されるべきデータを含む全て又は一部のRRCメッセージをアップロードするための適切なリソースを選択する。すなわち、MACエンティティは、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを図1に示されるメッセージ3において送信する。
ステップ5の後、任意に、MACエンティティは更に、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送可能であるかどうかを判定するために、RARにおいて運ばれるリソースに基づいて再び判定を行ってもよい。具体的なプロセスは、続くステップ6及び7に示される。
ステップ6:リソースが比較的に小さい場合には、MACエンティティは、データがランダム・アクセス・プロセスで伝送不可能であることを示すために、RRCエンティティへ指示情報を送信する。
このステップでの指示情報の意味は、実施例1におけるステップ7での指示情報それと同様である。詳細は、ここで再び記載されない。
この解決法では、MACエンティティが伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを送信し、設定されたアップリンクリソースが伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを伝送するには不十分であると気づくとき、MACエンティティは、データがランダム・アクセス・プロセスで伝送不可能であることを示しさえすればよく、従来のRRCメッセージが生成される必要があることをRRCエンティティに示す必要はない。
ステップ7:MACエンティティは、前に受信された従来のRRCメッセージに基づいてランダム・アクセス・レスポンス内のアップリンクリソースで、伝送されるべきデータを含まない従来のRRCメッセージを送信する。すなわち、MACエンティティは、従来のRRCメッセージを図1に示されるメッセージ3において送信する。
この実施形態で提供される通信装置のランダム・アクセス方法は、ランダム・アクセス・プロセスにおけるMACエンティティとRRCエンティティとの間の相互作用のための解決法を提供する。MACエンティティは、データ量制御閾値及びリソースのサイズに基づいて、2つのRRCメッセージのうちのどちらか一方が伝送されるべきであるかを決定し、ランダム・アクセス・プロセスにおいてRRCメッセージを生成する必要がなく、それにより、アーリーデータ伝送プロシージャと従来のランダム・アクセス・プロシージャとの間でフレキシブルスイッチングが実行され得る。その上、アーリーデータ伝送プロシージャは、従来のランダム・アクセス・プロセスへシームレスにロールバック可能であり、ランダム・アクセス・プリアンブルは再送される必要がなく、ランダム・アクセス・レスポンスは再び受信される必要がなく、それによって、シグナリング・オーバヘッドを低減し、通信装置の電力消費及び伝送レイテンシを低減することを助ける。
図5は、本願に従う通信装置のランダム・アクセス方法の実施例3の略相互作用図である。図5に示されるように、この解決法では、初期フェーズで従来のランダム・アクセス又はEDTを開始すべきかどうかが、RRCエンティティによって決定される。方法の具体的な相互作用プロセスは、次のとおりである。
ステップ1:RRCエンティティは、データがランダム・アクセス・プロセスで伝送される必要があることを示すように、指示情報をMACエンティティへ送る。
この解決法では、指示情報の意味は、上記の解決法における指示情報のそれとは異なっている。ここで、RRCエンティティによってMACエンティティへ指示情報を送る目的は、カバレッジレベルを取得することである。従って、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであることを示すことに加えて、指示情報は、カバレッジレベルが取得されるべきであることを示すために更に使用されてよく、あるいは、指示情報は、MACエンティティにカバレッジレベルをRRCエンティティへ返すよう指示するために更に使用されてよい。これは、本願において制限されない。
ステップ2:MACエンティティが指示情報を受け取った後、MACエンティティは、測定を通じて取得されたRSRPに基づいて通信装置のカバレッジレベルを決定し、MACエンティティは、カバレッジレベルをRRCエンティティへ送る。
ステップ3:RRCエンティティは、受け取られたカバレッジレベルに基づいて、カバレッジレベルに対応するデータ量が伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを満足するかどうかを判定する。
このステップの具体的な意味として、RRCエンティティは、カバレッジレベルに対応する、基地局によって事前設定されたデータ量制御閾値に基づいて、通信装置のカバレッジレベルに対応するデータ量が伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを伝送するのに十分であるかどうかを判定する。具体的に言えば、RRCエンティティは、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージのサイズがカバレッジレベルに対応するデータ量制御閾値よりも大きいかどうかを判定する。伝送されるべきデータを含むRRCメッセージがカバレッジレベルに対応するデータ量制御閾値よりも大きい場合には、カバレッジレベルに対応するデータ量は、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを満足せず、すなわち、RRCエンティティは、アーリーデータ伝送を実行しないと、すなわち、現在のランダム・アクセス・プロセスでデータを伝送しないと決定し、あるいは、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージのサイズがカバレッジレベルに対応するデータ量制御閾値以下である場合には、カバレッジレベルに対応するデータ量は、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを満足し、すなわち、RRCエンティティは、アーリーデータ伝送を実行すると、すなわち、現在のランダム・アクセス・プロセスでデータを伝送すると決定する。その上、カバレッジレベルによってサポートされるデータ量を満足しないRRCメッセージが生成され、RRCメッセージが、その後のプロセスで再び生成される必要があるという問題を回避し、それによって、伝送効率を改善するために、RRCエンティティは、MACエンティティからカバレッジレベルを取得し、データ伝送をランダム・アクセス・プロセスで実行すべきかどうかを判定し、そして、判定結果に基づいて、対応するRRCメッセージを生成し得る。
ステップ4:RRCエンティティの判定結果が、カバレッジレベルに対応するデータ量が伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを満足しないことである場合に、RRCエンティティは、従来のRRCメッセージをMACエンティティへ送信する。
ステップ5:MACエンティティは、従来のRRCメッセージに基づいてランダム・アクセスを実行し、具体的に言えば、ランダム・アクセス・プリアンブルを送信し、基地局によって返されたランダム・アクセス・レスポンスを受信し、ランダム・アクセス・レスポンス内のアップリンクリソースで、伝送されるべきデータを含まないRRCメッセージを送信する。
ステップ6:RRCエンティティの判定結果が、カバレッジレベルに対応するデータ量が伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを満足することである場合に、RRCエンティティは、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージをMACエンティティへ送信する。
ステップ7:MACエンティティは、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを受信し、アーリーデータ伝送プロセスを開始する。
MACエンティティは、特定のランダム・アクセス・プリアンブルを決定し、特定のランダム・アクセス・プリアンブルを下位レイヤエンティティへ送信する。ランダム・アクセス・プリアンブルは、データが現在のランダム・アクセス・プロセスで伝送される必要があることを示す。具体的な指示方法は、本願において制限されない。このようにして、下位レイヤエンティティが基地局と相互作用するとき、基地局は、ランダム・アクセス・プリアンブルを使用することによって、データが現在のランダム・アクセスで伝送される必要があると決定することができ、リソースを通信デバイスに割り当てる。MACエンティティは、下位レイヤエンティティから、基地局によって返されたランダム・アクセス・レスポンスRARを受信し、このとき、RARはアップリンクリソースを運ぶ。MACエンティティは、アップリンクリソースで、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを送信するか、あるいは、基地局によって割り当てられているアップリンクリソースの中から、伝送されるべきデータを含む全て又は一部のRRCメッセージをアップロードするための適切なリソースを選択する。すなわち、MACエンティティは、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを図1に示されるメッセージ3において送信する。
実施例1及び実施例2と同様に、任意に、ステップ7の具体的な実施において、MACエンティティは、基地局によって割り当てられているリソースに基づいて、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを伝送してよい。MACエンティティは更に、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送可能であるかどうかを判定するように、RARで運ばれるリソースに基づいて再び判定を実行してもよい。具体的なプロセスは、実施例1及び実施例2におけるそれらと同様である。リソースが比較的に小さい場合には、MACエンティティは、データがランダム・アクセス・プロセスで伝送不可能であることを示すために、具体的に言えば、設定されたアップリンクリソースが比較的に小さく、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを伝送するには不十分であることを示すために、RRCエンティティへ指示を送信する。MACエンティティが伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを送信し、設定されたアップリンクリソースが伝送されるべきデータを含むRRCメッセージを伝送するには不十分であると気づくとき、MACエンティティは、従来のRRCメッセージが送信される必要があることをRRCエンティティに示す必要がある。データがランダム・アクセス・プロセスで伝送不可能であることを示す指示情報を受信した後、RRCエンティティは、伝送されるべきデータを含まない従来のRRCメッセージを生成し、従来のRRCメッセージをMACエンティティへ送信する。MACエンティティは、従来のRRCメッセージを受信し、ランダム・アクセス・レスポンス内のアップリンクリソースで、伝送されるべきデータを含まない従来のRRCメッセージを送信する。すなわち、MACエンティティは、従来のRRCメッセージを図1に示されるメッセージ3において送信する。
この実施形態で提供される通信装置のランダム・アクセス方法は、ランダム・アクセス・プロセスにおけるMACエンティティとRRCエンティティとの間の相互作用のための解決法を提供する。上記の2つの解決法とは異なって、この解決法では、RRCエンティティがアーリーデータ伝送を実行すべきかどうかを決定し、RRCレイヤは、通信装置のカバレッジレベルを知った後に決定を行って、決定結果に基づいて、MACエンティティへ送られるRRCメッセージが伝送されるべきデータを含むかどうかを決定し、それにより、アーリーデータ伝送プロシージャと従来のランダム・アクセス・プロシージャとの間でフレキシブルスイッチングが実行され得る。その上、アーリーデータ伝送プロシージャは、従来のランダム・アクセス・プロセスへシームレスにロールバック可能であり、ランダム・アクセス・プリアンブルは再送される必要がなく、ランダム・アクセス・レスポンスは再び受信される必要がなく、それによって、シグナリング・オーバヘッドを低減し、通信装置の電力消費及び伝送レイテンシを低減することを助ける。
上記のいくつかの実施形態において、RRCエンティティは、伝送されるべきデータをRRCメッセージに加え、RRCメッセージをMACエンティティへ伝送し、次いで、ランダム・アクセス・プロセスで、データを運ぶRRCメッセージを伝送する。解決法の実際の適用プロセスでは、伝送されるべきデータがMACレイヤにあるとき、データをランダム・アクセス・プロセスで伝送すべきかどうかは、依然としてMACエンティティ又はRRCエンティティによって決定されてよく、MACエンティティがデータをランダム・アクセス・プロセスで伝送すると決定した後、MACエンティティは、RRCエンティティによって転送されたRRCメッセージを受信した後、伝送されるべきデータを伝送のためにRRCメッセージに加えてよい。どのエンティティが伝送されるべきデータをRRCメッセージに加えるかは、本願において制限されない。
上記のいくつかの実施形態から、本願で提供される通信装置のランダム・アクセス方法では、サービスデータのような非シグナリングデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきかどうかは、MACエンティティによって決定されてよく、あるいは、RRCエンティティによって決定されてもよいことが分かる。上記の実施形態から、ランダム・アクセス方法は、少なくとも、次の具体的な実施解決法を含むことが分かる。
具体的な実施解決法において、通信装置のMACエンティティは、第1RRCメッセージを上位レイヤエンティティから受け取り、このとき、第1RRCメッセージは、伝送されるべきデータを含み、MACエンティティは、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第1ランダム・アクセス・プリアンブルを決定し、このとき、第1ランダム・アクセス・プリアンブルは、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用される。
この解決法では、具体的な実施について、実施例1及び実施例2におけるステップ1及びステップ6から9を参照されたい。
上位レイヤエンティティは、RRCエンティティであってよく、第1RRCメッセージは、RRCエンティティによってMACエンティティへ送られる。すなわち、RRCエンティティは、第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信し、このとき、第1RRCメッセージは、伝送されるべきデータを含む。換言すれば、第1ランダム・アクセス・プリアンブルは、シグナリング以外のデータが現在のランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであることを受信端に通知するために使用されてよい。第1ランダム・アクセス・プリアンブルの機能は、複数の方法で表現される可能性があることが理解され得る。例えば、第1ランダム・アクセス・プリアンブルは、伝送されるべきデータを運ぶRRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用されてよい。他の例として、第1ランダム・アクセス・プリアンブルは、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用されてよい。他の例として、第1ランダム・アクセス・プリアンブルは、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスでRRCメッセージを使用することによって送信されるべきであることを示すために使用されてよい。他の例として、第1ランダム・アクセス・プリアンブルは、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスでMSG3において送信されるべきであることを示すために使用されてよい。他の例として、第1ランダム・アクセス・プリアンブルは、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスでメッセージを使用することによって送信されるべきであることを示すために使用されてよい。第1ランダム・アクセス・プリアンブルの機能の表現方法は、本願において制限されない。
加えて、第1ランダム・アクセス・プリアンブル及び既存のランダム・アクセス・プリアンブルは、異なるリソースを使用してよく、それにより、受信端は、プリアンブルによって使用されているリソースを使用することによって、第1ランダム・アクセス・プリアンブルと既存のランダム・アクセス・プリアンブルとを区別することができる。リソース次元は、時間領域(プリアンブルを送るためのリソースの周期、期間、開始時間、など)、周波数領域(プリアンブルを送るために使用されるキャリア、サブキャリア、など)、符号領域(プリアンブルによって使用される符号語)、などを含む。リソース間の違いは、時間領域、周波数領域、及び符号領域のうちのいずれか1つ以上における違いであってよい。これは、本願において制限されない。MACエンティティは、複数の方法で、第1ランダム・アクセス・プリアンブル及び既存のランダム・アクセス・プリアンブルによって使用され得るリソースを取得し、例えば、関連するコンフィグレーションを上位レイヤエンティティから取得してよい。これも制限されない。
任意に、上記の解決法に基づいて、この解決法は、
MACエンティティによって、下位レイヤエンティティから、通信装置に割り当てられているリソースを含む、第1ランダム・アクセス・プリアンブルに応答する応答メッセージを受け取ることと、
MACエンティティによって、リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信することと
を更に含む。この解決法の具体的な実施について、上記の実施例1におけるステップ6での具体的な実施を参照されたい。
任意に、上記の解決法のうちのいずれか1つに基づいて、この解決法は、
MACエンティティによって、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第1指示情報を上位レイヤエンティティへ送信することを更に含む。この解決法では、RRCエンティティが上位レイヤエンティティである場合に、RRCエンティティは、下位レイヤエンティティによって送信された第1指示情報を受信し、このとき、第1指示情報は、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される。この解決法の具体的な実施について、上記の実施例1におけるステップ3から5での具体的な実施を参照されたい。
任意に、上記の解決法のうちのいずれか1つに基づいて、この解決法は、
MACエンティティによって、リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第2指示情報を上位レイヤエンティティへ送信することを更に含む。
RRCエンティティは、下位レイヤエンティティによって送信された第2指示情報を受け取り、このとき、第2指示情報は、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される。
結論として、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しないか、あるいは、通信装置に割り当てられているリソースが第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、RRCエンティティは、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される指示情報を受信し得る。詳細については、実施例1における第1指示情報及び第2指示情報の説明を参照されたい。
上記の解決法のうちのいずれか1つに基づいて、この解決法は、
RRCエンティティによって、第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信することを更に含む。第2RRCメッセージは、送信されるべきデータを含まない。
MACエンティティは、上位レイヤエンティティから第2RRCメッセージを受信し、このとき、第2RRCメッセージは、送信されるべきデータを含まない。第2RRCメッセージは、上記の解決法における従来のRRCメッセージであり、開始時に第1RRCメッセージとともに受信されてよく(実施例2におけるステップ1を参照)、あるいは、第2指示情報が上位レイヤエンティティへ送信された後に受信されてよい(実施例1におけるステップ4を参照)。
MACエンティティは、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信し、あるいは、MACエンティティは、リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する。
この解決法では、カバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しないことは、第1RRCメッセージのサイズがカバレッジレベルによってサポートされるデータ量制御閾値を超えることを意味することが理解されるべきである。リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足しないことは、基地局によって設定されたアップリンクリソースが第1RRCメッセージを伝送するには不十分であることを意味する。
上記のいくつかの実施において、サービスデータのような非シグナリングデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであるかどうかは、通信装置のMACエンティティによって決定される。その上、MACエンティティは、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足するかどうかを決定する必要があることが理解されるべきである。第1RRCメッセージのサイズがカバレッジレベルによってサポートされるデータ量以下である場合に、カバレッジレベルによってサポートされるデータ量は、第1RRCメッセージのサイズを満足し、あるいは、第1RRCメッセージのサイズがカバレッジレベルによってサポートされるデータ量よりも大きい場合に、カバレッジレベルによってサポートされるデータ量は、第1RRCメッセージのサイズを満足しない。
MACエンティティは、複数の方法で、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量を取得し得る。例えば、MACエンティティは、上位レイヤエンティティからネットワークのコンフィグレーション情報又は通信装置のコンフィグレーション情報を取得してよい。これは、本願において制限されない。
第1指示情報の主な目的は、MACエンティティの判定結果が、データがランダム・アクセス・プロセスで伝送不可能であることであることを、RRCエンティティに知らせることである。第1指示情報の機能は、複数の方法で表現される可能性があることが理解され得る。例えば、第1指示情報は、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用されてよい。他の例として、第1指示情報は、現在のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しないことを示すために使用されてよい。他の例として、第1指示情報は、第1RRCメッセージが伝送不可能であることを示すために使用されてよい。他の例として、第1指示情報は、データを含まないRRCメッセージが必要とされることを示すために使用されてよい。他の例として、第1指示情報は、アーリーデータ伝送プロシージャが現在のランダム・アクセス・プロセスでは実行されるべきではないこと、又はデータが現在のランダム・アクセス・プロセスでは伝送不可能であることを示すために使用されてよい。これは、本願において制限されない。同様に、第2指示情報の目的も、リソースが、伝送プロセスで第1RRCメッセージを伝送するには不十分であると判明することを示すことである。第2指示情報の機能は、複数の方法で表現される可能性があることが理解され得る。例えば、第2指示情報は、アップリンクリソースが第1RRCメッセージを伝送するには不十分であることを示すために使用されてよい。他の例として、第2指示情報は、伝送されるべきデータを含まない第2RRCメッセージが取得されるべきであることを示すために使用されてよい。他の例として、第2指示情報は、第1RRCメッセージが伝送に失敗することを示すために使用されてよい。他の例として、第2指示情報は、データが現在のランダム・アクセス・プロセスで伝送不可能であることを示すために使用されてよい。これは、本願において制限されない。
他の可能な実施では、通信装置のMACエンティティは、上位レイヤエンティティから第1指示情報を受け取り、このとき、第1指示情報は、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであることを示すために使用される(実施例3におけるステップ3を参照)。
MACエンティティは、通信装置のカバレッジレベルを上位レイヤエンティティへ返す(実施例3におけるステップ2を参照)。
この解決法では、上位レイヤエンティティがRRCエンティティである場合に、RRCエンティティは、第1指示情報を下位レイヤエンティティへ送信し、このとき、第1指示情報は、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであることを示すために使用され、RRCエンティティは、下位レイヤエンティティによって返された通信装置のカバレッジレベルを受け取り、RRCエンティティは、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信し、このとき、第1RRCメッセージは、伝送されるべきデータを含む。
第1指示情報の意味は、上記の解決法での第1指示情報のそれとは異なっている。ここで、RRCエンティティによってMACエンティティへ第1指示情報を送信する目的は、カバレッジレベルを取得することである。従って、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであることを示すことに加えて、第1指示情報は、カバレッジレベルが取得されるべきであることを示すか、あるいは、MACエンティティにカバレッジレベルをRRCエンティティへ返すよう指示するために、更に使用されてよい。これは、本願において制限されない。
任意に、上記の解決法に基づいて、RRCエンティティは、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信し、このとき、第1RRCメッセージは、伝送されるべきデータを含む。
MACエンティティは、上位レイヤエンティティから第1RRCメッセージを受信し、このとき、第1RRCメッセージは、伝送されるべきデータを含み、
MACエンティティは、第1ランダム・アクセス・プリアンブルを決定し、このとき、第1ランダム・アクセス・プリアンブルは、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用される。
任意に、上記の解決法に基づいて、方法は、
MACエンティティによって、下位レイヤエンティティから、通信装置に割り当てられているリソースを含む、第1ランダム・アクセス・プリアンブルに応答する応答メッセージを受け取ることと、MACエンティティによって、リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信することとを更に含む。上記の解決法の実施については、実施例3におけるステップ3及び6を参照されたい。
任意に、上記の解決法に基づいて、方法は、
MACエンティティによって、リソースが前記第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第2指示情報を上位レイヤエンティティへ送信することを更に含む。この解決法の実施については、実施例3におけるステップ7を参照されたい。
この解決法では、上位レイヤエンティティがRRCエンティティである場合に、RRCエンティティは、下位レイヤエンティティによって送信された第2指示情報を受信し、このとき、第2指示情報は、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用され、
RRCエンティティは、第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信し、このとき、第2RRCメッセージは、送信されるべきデータを含まない。この解決法の具体的な実施については、実施例3におけるステップ4及び5を参照されたい。
任意に、上記の解決法に基づいて、RRCエンティティは、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信し、このとき、第2RRCメッセージは、送信されるべきデータを含まない。
MACエンティティは、上位レイヤエンティティから第2RRCメッセージを受信し、このとき、第2RRCメッセージは、送信されるべきデータを含まず、MACエンティティは、第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する。
上記の解決法では、サービスデータのような非シグナリングデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであるかどうかは、通信装置のRRCエンティティによって決定される。この解決法での第2指示情報の意味は、上記の解決法での第2指示情報のそれと同じである。詳細は、ここで再び記載されない。
上記の解決法では、上位レイヤエンティティは、現在のエンティティよりも高いレイヤに位置し、かつ、現在のエンティティに隣接する又は隣接しないエンティティを含むことが更に理解されるべきである。例えば、他の機能エンティティが、RRCエンティティとMACエンティティとの間に更に含まれてもよい。
本願で提供される通信装置のランダム・アクセス方法は、ランダム・アクセス・プロセスにおけるMACエンティティとRRCエンティティとの間の相互作用のための解決法を提供し、それにより、アーリーデータ伝送プロシージャと従来のランダム・アクセス・プロシージャとの間でフレキシブルスイッチングが実行され得る。その上、アーリーデータ伝送プロシージャは、従来のランダム・アクセス・プロセスへシームレスにロールバック可能であり、ランダム・アクセス・プリアンブルは再送される必要がなく、ランダム・アクセス・レスポンスは再び受信される必要がなく、それによって、シグナリング・オーバヘッドを低減し、通信装置の電力消費及び伝送レイテンシを低減することを助ける。
図6は、本願に従う通信装置の実施例1の略構造図である。図6に示されるように、通信装置10は、MACエンティティ11及びRRCエンティティ12を含む。通信装置の具体的な実施において、MACエンティティ11及びRRCエンティティ12は、同じ装置に配置されてよく、あるいは、異なる装置において分散して配置されてもよい。これは、本願において制限されない。
MACエンティティ11は、
伝送されるべきデータを含む第1RRCメッセージを上位レイヤエンティティから受け取り、
通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用される第1ランダム・アクセス・プリアンブルを決定する
よう構成される。
任意に、MACエンティティ11は、
下位レイヤエンティティから、通信装置に割り当てられているリソースを含む、第1ランダム・アクセス・プリアンブルに応答する応答メッセージを受け取り、
リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう更に構成される。
任意に、MACエンティティ11は、
通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第1指示情報を上位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される。
任意に、MACエンティティ11は、
リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第2指示情報を上位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される。
任意に、MACエンティティ11は、
送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを上位レイヤエンティティから受け取り、
通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信するか、あるいは、リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう更に構成される。
任意に、RRCエンティティ12は、
伝送されるべきデータを含む第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信するよう構成される。
任意に、RRCエンティティ12は、
第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される、下位レイヤエンティティによって送信された指示情報を受け取るよう更に構成される。
任意に、通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量は、第1RRCメッセージのサイズを満足せず、あるいは、
通信装置に割り当てられているリソースは、第1RRCメッセージのサイズを満足しない。
任意に、RRCエンティティ12は、
送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される。
上記で如何なる実施形態で提供される通信装置も、上記の方法の実施形態で提供される通信装置のランダム・アクセス方法を実装するよう構成される。それらの実施原理及び技術的効果は同様である。詳細は、ここで再び記載されない。
通信装置10の他の実施解決法において、MACエンティティ11は、
伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであること示すために使用される第1指示情報を上位レイヤエンティティから受け取り、
通信装置のカバレッジレベルを上位レイヤエンティティへ返す
よう構成される。
任意に、MACエンティティ11は、
伝送されるべきデータを含む第1RRCメッセージを上位レイヤエンティティから受け取り、
第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用される第1ランダム・アクセス・プリアンブルを決定する
よう更に構成される。
任意に、MACエンティティ11は、
下位レイヤエンティティから、通信装置に割り当てられているリソースを含む、第1ランダム・アクセス・プリアンブルに応答する応答メッセージを受け取り、
リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう更に構成される。
任意に、MACエンティティ11は、
リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第2指示情報を上位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される。
任意に、MACエンティティ11は、
送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを上位レイヤエンティティから受け取り、
第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう更に構成される。
任意に、RRCエンティティ12は、
伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであること示すために使用される第1指示情報を下位レイヤエンティティへ送信し、
下位レイヤエンティティによって返された通信装置のカバレッジレベルを受け取り、
通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が、伝送されるべきデータを含む第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう構成される。
任意に、RRCエンティティ12は、
第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される、下位レイヤエンティティによって送信された第2指示情報を受け取り、
送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう更に構成される。
任意に、RRCエンティティ12は、
通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される。
上記で如何なる実施形態で提供される通信装置も、上記の方法の実施形態で提供される通信装置のランダム・アクセス方法を実装するよう構成される。それらの実施原理及び技術的効果は、同様である。詳細は、ここで再び記載されない。
図7は、本願に従う通信装置の実施例1の略構造図である。図7に示されるように、通信装置は、コンピュータ命令を記憶するよう構成されたメモリと、プロセッサとを含む。プロセッサは、
伝送されるべきデータを含む第1RRCメッセージを上位レイヤエンティティから受け取り、
通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用される第1ランダム・アクセス・プリアンブルを決定する
よう構成される。
任意に、プロセッサは、
下位レイヤエンティティから、通信装置に割り当てられているリソースを含む、第1ランダム・アクセス・プリアンブルに応答する応答メッセージを受け取り、
リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう更に構成される。
任意に、プロセッサは、
通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第1指示情報を上位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される。
任意に、プロセッサは、
リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第2指示情報を上位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される。
任意に、プロセッサは、
送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを上位レイヤエンティティから受け取り、
通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信するか、あるいは、リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう更に構成される。
任意に、プロセッサは、
伝送されるべきデータを含む第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信するよう構成される。
任意に、プロセッサは、
第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される、上位レイヤエンティティによって送信された第1指示情報を受け取るよう更に構成される。
任意に、プロセッサは、
第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される、上位レイヤエンティティによって送信された第2指示情報を受け取るよう更に構成される。
任意に、プロセッサは、
送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される。
通信デバイスの他のタイプの具体的な実施では、プロセッサは、
伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであること示すために使用される第1指示情報を上位レイヤエンティティから受け取り、
通信装置のカバレッジレベルを上位レイヤエンティティへ返す
よう構成される。
任意に、プロセッサは、
伝送されるべきデータを含む第1RRCメッセージを上位レイヤエンティティから受け取り、
第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用される第1ランダム・アクセス・プリアンブルを決定する
よう更に構成される。
任意に、プロセッサは、
下位レイヤエンティティから、通信装置に割り当てられているリソースを含む、第1ランダム・アクセス・プリアンブルに応答する応答メッセージを受け取り、
リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう更に構成される。
任意に、プロセッサは、
リソースが第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第2指示情報を上位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される。
任意に、プロセッサは、
送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを上位レイヤエンティティから受け取り、
第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう更に構成される。
任意に、プロセッサは、
伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであること示すために使用される第1指示情報を下位レイヤエンティティへ送信し、
下位レイヤエンティティによって返された通信装置のカバレッジレベルを受け取り、
通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が、伝送されるべきデータを含む第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう構成される。
任意に、プロセッサは、
第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される、下位レイヤエンティティによって送信された第2指示情報を受け取り、
送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信する
よう更に構成される。
任意に、プロセッサは、
通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が第1RRCメッセージのサイズを満足しない場合に、送信されるべきデータを含まない第2RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される。
通信装置の如何なる実施においても、メモリに記憶されている実行可能命令、すなわち、コンピュータプログラムを実行するよう構成された少なくとも1つのプロセッサが存在する。通信装置は、データを受信及び送信するよう構成されたトランシーバを更に含んでもよい。任意に、メモリは更に、プロセッサに組み込まれてもよい。
本願は、読み出し可能な記憶媒体及びコンピュータ命令を含む読み出し可能な記憶媒体を更に提供し、コンピュータプログラムは、いずれかの上記の実施解決法で提供される通信装置のランダム・アクセス方法を実装するために使用される。
本願は、読み出し可能な記憶媒体及びコンピュータ命令を含む読み出し可能な記憶媒体を更に提供し、コンピュータプログラムは、いずれかの上記の実施解決法で提供される通信装置のランダム・アクセス方法を実装するために使用される。
本願は、コンピュータ命令が、読み出し可能な記憶媒体に記憶されており、通信装置の少なくとも1つのプロセッサが、読み出し可能な記憶媒体からコンピュータ命令を読み出し、コンピュータ命令を実行して、通信装置が、いずれかの上記の実施で提供される通信装置のランダム・アクセス方法を実行することを可能にするところのプログラム製品を更に提供する。
通信装置の上記の実施形態で、プロセッサは、中央演算処理装置(Central Processing Unit,略してCPU)であってよく、あるいは、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,略してDSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit,略してASIC)、又はそのようなものであってよいことが更に理解されるべきである。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、あるいは、プロセッサは、如何なる従来のプロセッサ又はそのようなものであってもよい。本願の実施形態を参照して開示されている方法のステップは、ハードウェア・プロセッサによって直接実行されてよく、あるいは、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実行されてもよい。
当業者であれば、方法の実施形態のステップの全て又は一部が、関連するハードウェアに命令するプログラムによって実装されてよいと理解し得る。プログラムは、コンピュータ読み出し可能なメモリに記憶されてよい。プログラムが実行されるとき、実施形態における方法のステップが実行される。メモリ(記憶媒体)には、リード・オンリー・メモリ(read-only memory,略してROM)、RAM、フラッシュメモリ、ハードディスク、ソリッドステートディスク、磁気テープ(magnetic tape)、フロッピーディスク(floppy disk)、光ディスク(optical disc)、及びそれらの任意の組み合わせがある。
最後に、上記の実施形態は、本願を限定することよりむしろ、単に、本願の技術的解決法について記載することを目的としている。
本願の第11の態様は、コンピュータ命令を含む読み出し可能な記憶媒体を更に提供し、コンピュータ命令は、第1の態様のいずれかの実施解決法で提供される通信装置のランダム・アクセス方法を実装するために使用される。
本願の第12の態様は、コンピュータ命令を含む読み出し可能な記憶媒体を更に提供し、コンピュータ命令は、第2の態様のいずれかの実施解決法で提供される通信装置のランダム・アクセス方法を実装するために使用される。
本願の第13の態様は、コンピュータ命令を含む読み出し可能な記憶媒体を更に提供し、コンピュータ命令は、第3の態様のいずれかの実施解決法で提供される通信装置のランダム・アクセス方法を実装するために使用される。
本願の第14の態様は、コンピュータ命令を含む読み出し可能な記憶媒体を更に提供し、コンピュータ命令は、第4の態様のいずれかの実施解決法で提供される通信装置のランダム・アクセス方法を実装するために使用される。
本願の第15の態様は、プログラム製品を提供し、プログラム製品はコンピュータ命令を有し、コンピュータ命令、読み出し可能な記憶媒体に記憶されており、通信装置の少なくとも1つのプロセッサ、読み出し可能な記憶媒体からコンピュータ命令を読み出し、コンピュータ命令を実行して、通信装置が、第1の態様のいずれかの実施に従う通信装置のランダム・アクセス方法を実行することを可能にする。
本願の第16の態様は、プログラム製品を提供し、プログラム製品はコンピュータ命令を有し、コンピュータ命令、読み出し可能な記憶媒体に記憶されており、通信装置の少なくとも1つのプロセッサ、読み出し可能な記憶媒体からコンピュータ命令を読み出し、コンピュータ命令を実行して、通信装置が、第2の態様のいずれかの実施に従う通信装置のランダム・アクセス方法を実行することを可能にする。
本願の第17の態様は、プログラム製品を提供し、プログラム製品はコンピュータ命令を有し、コンピュータ命令、読み出し可能な記憶媒体に記憶されており、通信装置の少なくとも1つのプロセッサ、読み出し可能な記憶媒体からコンピュータ命令を読み出し、コンピュータ命令を実行して、通信装置が、第3の態様のいずれかの実施に従う通信装置のランダム・アクセス方法を実行することを可能にする。
本願の第18の態様は、プログラム製品を提供し、プログラム製品はコンピュータ命令を有し、コンピュータ命令、読み出し可能な記憶媒体に記憶されており、通信装置の少なくとも1つのプロセッサ、読み出し可能な記憶媒体からコンピュータ命令を読み出し、コンピュータ命令を実行して、通信装置が、第4の態様のいずれかの実施に従う通信装置のランダム・アクセス方法を実行することを可能にする。
本願で提供される解決法は、2Gシステム、3G通信システム、4G通信システム、5Gシステム、及びワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークのような様々な無線通信システムに適用され、特に、端末の電力消費が低くかつ複雑度が低い無線通信システム、例えば、ナローバンド・インターネット・オブ・シングス(NarrowBand Internet of Things,NB−IoT)ネットワーク及びMTCネットワークに適用されてよい。図2は、本願に従う通信装置のランダム・アクセス方法の適用シナリオの概略図である。図2に示されるように、シナリオは、ネットワークデバイス(例えば、基地局)、及びネットワークデバイスへ接続された様々なタイプの端末、及びまとめて通信デバイスと呼ばれ得る携帯電話機、コンピュータ、様々なセンサ、又は通信チップのような、通信機能を含む特定のデバイスを含む。本願における通信装置は、RRCエンティティ及びMACエンティティを含む。MACエンティティ及びRRCエンティティは、分散した様態で配置されてよい。これは、本願において制限されない。本願の全ての実施形態で、伝送されるべきデータ、送信されるべきデータ、サービスデータ、データ、などは、同じ意味を有している。
指示情報の主な目的は、MACエンティティの判定結果が、データがランダム・アクセス・プロセスで伝送不可能であることであることを、RRCエンティティに通知することであることが理解され得る。指示情報の機能は、複数の方法で表現される可能性があることが理解され得る。例えば、指示情報は、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用されてよい。他の例として、指示情報は、現在のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が伝送されるべきデータを含むRRCメッセージのサイズを満足しないことを示すために使用されてよい。他の例として、指示情報は、伝送されるべきデータを含むRRCメッセージが伝送不可能であることを示すために使用されてよい。他の例として、指示情報は、データを含まないRRCメッセージが必要とされることを示すために使用されてよい。他の例として、指示情報は、アーリーデータ伝送プロシージャが現在のランダム・アクセス・プロセスでは実行されるべきではないこと、又はデータが現在のランダム・アクセス・プロセスでは伝送不可能であることを示すために使用されてよい。これは、本願において制限されない。
本願は、コンピュータ命令を含む読み出し可能な記憶媒体を更に提供し、コンピュータ命令は、いずれかの上記の実施解決法で提供される通信装置のランダム・アクセス方法を実装するために使用される。
本願は、コンピュータ命令を含む読み出し可能な記憶媒体を更に提供し、コンピュータ命令は、いずれかの上記の実施解決法で提供される通信装置のランダム・アクセス方法を実装するために使用される。
本願は、プログラム製品を提供し、プログラム製品はコンピュータ命令を有し、コンピュータ命令、読み出し可能な記憶媒体に記憶されており、通信装置の少なくとも1つのプロセッサが、読み出し可能な記憶媒体からコンピュータ命令を読み出し、コンピュータ命令を実行して、通信装置が、いずれかの上記の実施で提供される通信装置のランダム・アクセス方法を実行することを可能にする。

Claims (37)

  1. 媒体アクセス制御MACエンティティを有する通信装置のランダム・アクセス方法であって、
    前記MACエンティティによって、上位レイヤエンティティから、伝送されるべきデータを有する第1無線リソース制御RRCメッセージを受け取ることと、
    前記MACエンティティによって、前記通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が前記第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、前記第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用される第1ランダム・アクセス・プリアンブルを決定することと
    を有する方法。
  2. 前記MACエンティティによって、下位レイヤエンティティから、前記通信装置に割り当てられているリソースを有する、前記第1ランダム・アクセス・プリアンブルに応答する応答メッセージを受け取ることと、
    前記MACエンティティによって、前記リソースが前記第1RRCメッセージの前記サイズを満足する場合に、前記第1RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信することと
    を更に有する、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記MACエンティティによって、前記通信装置の前記カバレッジレベルによってサポートされる前記データ量が前記第1RRCメッセージの前記サイズを満足しない場合に、前記第1RRCメッセージが前記ランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第1指示情報を前記上位レイヤエンティティへ送信することを更に有する、
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記MACエンティティによって、前記リソースが前記第1RRCメッセージの前記サイズを満足しない場合に、前記第1RRCメッセージが前記ランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第2指示情報を前記上位レイヤエンティティへ送信することを更に有する、
    請求項2に記載の方法。
  5. 前記MACエンティティによって、前記送信されるべきデータを有さない第2RRCメッセージを前記上位レイヤエンティティから受け取ることと、
    前記MACエンティティによって、前記通信装置の前記カバレッジレベルによってサポートされる前記データ量が前記第1RRCメッセージの前記サイズを満足しない場合に、前記第2RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信し、あるいは、
    前記MACエンティティによって、前記リソースが前記第1RRCメッセージの前記サイズを満足しない場合に、前記第2RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信することと
    を更に有する、
    請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の方法。
  6. 無線リソース制御RRCエンティティを有する通信装置のランダム・アクセス方法であって、
    前記RRCエンティティによって、伝送されるべきデータを有する第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信することを有する、
    方法。
  7. 前記RRCエンティティによって、前記第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される、前記下位レイヤエンティティによって送信された指示情報を受け取ることを更に有する、
    請求項6に記載の方法。
  8. 前記通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量は、前記第1RRCメッセージのサイズを満足せず、あるいは、
    前記通信装置に割り当てられているリソースは、前記第1RRCメッセージのサイズを満足しない、
    請求項7に記載の方法。
  9. 前記RRCエンティティによって、前記送信されるべきデータを有さない第2RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信することを更に有する、
    請求項6乃至8のうちいずれか一項に記載の方法。
  10. 媒体アクセス制御MACエンティティを有する通信装置のランダム・アクセス方法であって、
    前記MACエンティティによって、上位レイヤエンティティから、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであること示すために使用される第1指示情報を受け取ることと、
    前記MACエンティティによって、前記通信装置のカバレッジレベルを前記上位レイヤエンティティへ返すことと
    を有する方法。
  11. 前記方法は、
    前記MACエンティティによって、前記上位レイヤエンティティから、前記伝送されるべきデータを有する第1RRCメッセージを受け取ることと、
    前記MACエンティティによって、前記第1RRCメッセージが前記ランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用される第1ランダム・アクセス・プリアンブルを決定することと
    を更に有する、
    請求項10に記載の方法。
  12. 前記方法は、
    前記MACエンティティによって、下位レイヤエンティティから、前記通信装置に割り当てられているリソースを有する、前記第1ランダム・アクセス・プリアンブルに応答する応答メッセージを受け取ることと、
    前記MACエンティティによって、前記リソースが前記第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、前記第1RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信することと
    を更に有する、
    請求項11に記載の方法。
  13. 前記方法は、
    前記MACエンティティによって、前記リソースが前記第1RRCメッセージの前記サイズを満足しない場合に、前記第1RRCメッセージが前記ランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第2指示情報を前記上位レイヤエンティティへ送信することを更に有する、
    請求項12に記載の方法。
  14. 前記方法は、
    前記MACエンティティによって、前記送信されるべきデータを有さない第2RRCメッセージを前記上位レイヤエンティティから受け取ることと、
    前記MACエンティティによって、前記第2RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信することと
    を更に有する、
    請求項10に記載の方法。
  15. 無線リソース制御RRCエンティティを有する通信装置のランダム・アクセス方法であって、
    前記RRCエンティティによって、伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであること示すために使用される第1指示情報を下位レイヤエンティティへ送信することと、
    前記RRCエンティティによって、前記下位レイヤエンティティによって返された前記通信装置のカバレッジレベルを受け取ることと、
    前記RRCエンティティによって、前記通信装置の前記カバレッジレベルによってサポートされるデータ量が、前記伝送されるべきデータを有する第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、前記第1RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信することと
    を有する方法。
  16. 前記方法は、
    前記RRCエンティティによって、前記第1RRCメッセージが前記ランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される、前記下位レイヤエンティティによって送信された第2指示情報を受け取ることと、
    前記RRCエンティティによって、前記送信されるべきデータを有さない第2RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信することと
    を更に有する、
    請求項15に記載の方法。
  17. 前記RRCエンティティによって、前記通信装置の前記カバレッジレベルによってサポートされる前記データ量が前記第1RRCメッセージの前記サイズを満足しない場合に、前記送信されるべきデータを有さない前記第2RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信することを更に有する、
    請求項15又は16に記載の方法。
  18. 媒体アクセス制御MACエンティティを有する通信装置であって、
    前記MACエンティティは、
    伝送されるべきデータを有する第1無線リソース制御RRCメッセージを上位レイヤエンティティから受け取り、
    前記通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量が前記第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、前記第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用される第1ランダム・アクセス・プリアンブルを決定する
    よう構成される、
    装置。
  19. 前記MACエンティティは、
    下位レイヤエンティティから、前記通信装置に割り当てられているリソースを有する、前記第1ランダム・アクセス・プリアンブルに応答する応答メッセージを受け取り、
    前記リソースが前記第1RRCメッセージの前記サイズを満足する場合に、前記第1RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信する
    よう更に構成される、
    請求項18に記載の装置。
  20. 前記MACエンティティは、
    前記通信装置の前記カバレッジレベルによってサポートされる前記データ量が前記第1RRCメッセージの前記サイズを満足しない場合に、前記第1RRCメッセージが前記ランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第1指示情報を前記上位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される、
    請求項18又は19に記載の装置。
  21. 前記MACエンティティは、
    前記リソースが前記第1RRCメッセージの前記サイズを満足しない場合に、前記第1RRCメッセージが前記ランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第2指示情報を前記上位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される、
    請求項19に記載の装置。
  22. 前記MACエンティティは、
    前記送信されるべきデータを有さない第2RRCメッセージを前記上位レイヤエンティティから受け取り、
    前記通信装置の前記カバレッジレベルによってサポートされる前記データ量が前記第1RRCメッセージの前記サイズを満足しない場合に、前記第2RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信するか、あるいは、前記リソースが前記第1RRCメッセージの前記サイズを満足しない場合に、前記第2RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信する
    よう更に構成される、
    請求項18乃至21のうちいずれか一項に記載の装置。
  23. 無線リソース制御RRCエンティティを有する通信装置であって、
    前記RRCエンティティは、
    伝送されるべきデータを有する第1RRCメッセージを下位レイヤエンティティへ送信するよう構成される、
    装置。
  24. 前記RRCエンティティは、
    前記第1RRCメッセージがランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される、前記下位レイヤエンティティによって送信された指示情報を受け取るよう更に構成される、
    請求項23に記載の装置。
  25. 前記通信装置のカバレッジレベルによってサポートされるデータ量は、前記第1RRCメッセージのサイズを満足せず、あるいは、
    前記通信装置に割り当てられているリソースは、前記第1RRCメッセージのサイズを満足しない、
    請求項24に記載の装置。
  26. 前記RRCエンティティは、
    前記送信されるべきデータを有さない第2RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される、
    請求項23乃至25のうちいずれか一項に記載の装置。
  27. 媒体アクセス制御MACエンティティを有する通信装置であって、
    前記MACエンティティは、
    伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであること示すために使用される第1指示情報を上位レイヤエンティティから受け取り、
    前記通信装置のカバレッジレベルを前記上位レイヤエンティティへ返す
    よう構成される、
    装置。
  28. 前記MACエンティティは、
    前記伝送されるべきデータを有する第1RRCメッセージを前記上位レイヤエンティティから受け取り、
    前記第1RRCメッセージが前記ランダム・アクセス・プロセスで送信されるべきであることを示すために使用される第1ランダム・アクセス・プリアンブルを決定する
    よう更に構成される、
    請求項27に記載の装置。
  29. 前記MACエンティティは、
    下位レイヤエンティティから、前記通信装置に割り当てられているリソースを有する、前記第1ランダム・アクセス・プリアンブルに応答する応答メッセージを受け取り、
    前記リソースが前記第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、前記第1RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信する
    よう更に構成される、
    請求項28に記載の装置。
  30. 前記MACエンティティは、
    前記リソースが前記第1RRCメッセージの前記サイズを満足しない場合に、前記第1RRCメッセージが前記ランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される第2指示情報を前記上位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される、
    請求項29に記載の装置。
  31. 前記MACエンティティは、
    前記送信されるべきデータを有さない第2RRCメッセージを前記上位レイヤエンティティから受け取り、
    前記第2RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信する
    よう更に構成される、
    請求項27に記載の装置。
  32. 無線リソース制御RRCエンティティを有する通信装置であって、
    前記RRCエンティティは、
    伝送されるべきデータがランダム・アクセス・プロセスで伝送されるべきであること示すために使用される第1指示情報を下位レイヤエンティティへ送信し、
    前記下位レイヤエンティティによって返された前記通信装置のカバレッジレベルを受け取り、
    前記通信装置の前記カバレッジレベルによってサポートされるデータ量が、前記伝送されるべきデータを有する第1RRCメッセージのサイズを満足する場合に、前記第1RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信する
    よう構成される、
    装置。
  33. 前記RRCエンティティは、
    前記第1RRCメッセージが前記ランダム・アクセス・プロセスで送信され得ないことを示すために使用される、前記下位レイヤエンティティによって送信された第2指示情報を受け取り、
    前記送信されるべきデータを有さない第2RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信する
    よう更に構成される、
    請求項32に記載の装置。
  34. 前記RRCエンティティは、
    前記通信装置の前記カバレッジレベルによってサポートされる前記データ量が前記第1RRCメッセージの前記サイズを満足しない場合に、前記送信されるべきデータを有さない前記第2RRCメッセージを前記下位レイヤエンティティへ送信するよう更に構成される、
    請求項32又は33に記載の装置。
  35. コンピュータ命令を記憶しているメモリと、プロセッサとを有し、
    前記プロセッサは、請求項1乃至17のうちいずれか一項に記載の、通信装置のランダム・アクセス方法を実行するよう構成される、
    通信装置。
  36. 読み出し可能な記憶媒体及びコンピュータ命令を有し、
    前記コンピュータプログラムは、請求項1乃至17のうちいずれか一項に記載の、通信装置のランダム・アクセス方法を実装するために使用される、
    読み出し可能な記憶媒体。
  37. プログラム製品であって、
    前記コンピュータ命令は、読み出し可能な記憶媒体に記憶され、
    通信装置の少なくとも1つのプロセッサは、前記読み出し可能な記憶媒体から前記コンピュータ命令を読み出し、該コンピュータ命令を実行して、前記通信装置が、請求項1乃至17のうちいずれか一項に記載の、通信装置のランダム・アクセス方法を実行することを可能にする、
    プログラム製品。
JP2020525864A 2017-11-09 2017-11-09 通信装置のランダム・アクセス方法、装置、及び記憶媒体 Active JP7111812B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/CN2017/110285 WO2019090646A1 (zh) 2017-11-09 2017-11-09 通信装置的随机接入方法、装置和存储介质

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021502756A true JP2021502756A (ja) 2021-01-28
JP7111812B2 JP7111812B2 (ja) 2022-08-02

Family

ID=66438631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020525864A Active JP7111812B2 (ja) 2017-11-09 2017-11-09 通信装置のランダム・アクセス方法、装置、及び記憶媒体

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11516852B2 (ja)
EP (1) EP3697163A4 (ja)
JP (1) JP7111812B2 (ja)
CN (1) CN111295924B (ja)
WO (1) WO2019090646A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11438797B2 (en) * 2018-05-17 2022-09-06 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for discarding data among associated transmission buffers in wireless communication system
CN113825245A (zh) * 2020-06-20 2021-12-21 华为技术有限公司 一种数据传输方法及装置
CN112262597B (zh) * 2020-09-17 2024-01-19 北京小米移动软件有限公司 通信方法及装置、网络设备、ue及存储介质

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103260251B (zh) * 2012-02-17 2016-06-15 华为技术有限公司 数据传输方法、基站及用户设备
CN104521302A (zh) * 2013-08-09 2015-04-15 华为技术有限公司 一种消息传输方法及设备
CN105009663B (zh) * 2013-08-09 2020-02-21 华为技术有限公司 一种消息传输方法及设备
EP3032870B1 (en) * 2013-08-30 2020-05-13 Huawei Technologies Co., Ltd. Control method and device for data transmission of wireless communication network
JP6509853B2 (ja) * 2013-11-19 2019-05-08 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド ランダムアクセス手順を実行する方法
JP2018085545A (ja) 2015-03-25 2018-05-31 シャープ株式会社 端末装置、基地局装置、通信システム、通信方法および集積回路
EP3813482B1 (en) * 2017-07-27 2023-04-12 LG Electronics, Inc. Method and apparatus for performing edt
US10397833B2 (en) * 2017-07-27 2019-08-27 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for performing EDT
US11350445B2 (en) * 2017-08-10 2022-05-31 Kyocera Corporation Communication control method for controlling a user equipment to perform early data transmission

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
ERICSSON: "Early data transmission for MTC[online]", 3GPP TSG RAN WG1 #90B R1-1716996, JPN6021015506, 30 September 2017 (2017-09-30), ISSN: 0004667470 *
ERICSSON: "Early Data Transmission over NAS[online]", 3GPP TSG RAN WG2 #99BIS R2-1710521, JPN6021015504, 29 September 2017 (2017-09-29), ISSN: 0004667469 *

Also Published As

Publication number Publication date
EP3697163A1 (en) 2020-08-19
US20200329505A1 (en) 2020-10-15
WO2019090646A1 (zh) 2019-05-16
CN111295924A (zh) 2020-06-16
CN111295924B (zh) 2022-05-24
EP3697163A4 (en) 2020-08-26
US11516852B2 (en) 2022-11-29
JP7111812B2 (ja) 2022-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6708744B2 (ja) データ伝送方法
US10623981B2 (en) Information transmission method, apparatus, and system
EP3565303B1 (en) Data packet transmission method and terminal
WO2013091161A1 (en) A method and apparatus for mobility robustness optimization
WO2018176422A1 (zh) 资源调度的方法和装置以及基站
CN110351194B (zh) 一种组播组创建、组播组加入方法及装置
WO2020164142A1 (zh) 同步信号块信息处理方法、装置及通信装置
JP2018510562A (ja) ランダムアクセス方法、ユーザ機器、および基地局
US11516852B2 (en) Random access method of communications apparatus, apparatus, and storage medium
JP2019531009A (ja) データ伝送方法、端末デバイス及びネットワーク側デバイス
WO2022171119A1 (zh) 通信方法及装置
US20220141746A1 (en) Method, network device, and apparatus communication system handover, and medium
JP6697095B2 (ja) 通信方法と通信装置
TW201944839A (zh) 為早期資料傳輸建立協定資料單元之技術
CN111867125B (zh) 一种随机接入方法和装置
WO2017101042A1 (zh) 接纳控制参数的更新装置、方法以及通信系统
US20220232619A1 (en) Method processing for split resources and processing device
CN114828116A (zh) 一种终端信息的通信处理方法和相关设备
CN112291848B (zh) 一种终端能力配置的方法及通信装置
US11108597B2 (en) Data transmission method and apparatus
WO2021087886A1 (zh) 定时器设置方法及相关设备
WO2021017016A1 (zh) 随机接入方法及相关设备
JP6510734B2 (ja) 無線リソース決定方法および装置、ならびにサービスサーバ
JPWO2019176068A1 (ja) 無線通信システム、基地局、移動局および無線通信方法
KR102362560B1 (ko) 이동통신 서비스 제공 방법 및 이를 위한 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200603

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210726

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220408

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220408

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220418

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7111812

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150