JP2021196087A - 熱伝導部材及びそれを備えた冷却装置 - Google Patents

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Masashi Takao
仕▲ゆ▼ 楊
Shi Yu Yang
貴宏 菊一
Takahiro Kikuichi
広大 ▲高▼橋
Kota Takahashi
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Abstract

【課題】発熱体の冷却を行う場合に使用する熱伝導部材を複数の発熱体に、それぞれ独立して設けると製造コストが上がる問題があった。熱輸送効率の低下を抑えながら製造コストを下げることができる熱伝導部材及びそれを備えた冷却装置を提供する。【解決手段】熱伝導部材は、筐体と、ウィック構造体と、作動媒体と、を有する。筐体は、内部に空間を有する。ウィック構造体は、筐体の内面に配置される。作動媒体は、空間に収容される。そこで、筐体およびウィック構造体を、複数の発熱体に跨って配置するようにした。これにより、製造コストを下げることができる熱伝導部材及びそれを備えた冷却装置の提供が可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は、熱伝導部材及びそれを備えた冷却装置に関する。
従来の熱伝導部材は、筐体と、ウィック構造体と、作動部材と、を有する。筐体は、内部に空間を有する。ウィック構造体は、筐体の内面に配置される。作動媒体は、空間に収容される。
筐体は、発熱体と接触して配置される。作動媒体は、発熱体によって加熱されてウィック構造体から気化する。気化した蒸気は、筐体の内部を放熱側に移動する。放熱側では、放熱によって蒸気が冷却され、液化する。液体となった作動媒体は、毛細管現象によってウィック構造体中を発熱体側に移動する。これにより、発熱体側から放熱側に熱が輸送される(例えば、例えば、特開2019−96790号公報)。
特開2019−96790号公報
しかしながら、上記のような熱伝導部材を、複数の発熱体にそれぞれ独立して設けた場合に、製造コストが上がる問題があった。
本発明は、熱輸送効率の低下を抑えながら製造コストを下げることができる熱伝導部材及びそれを備えた冷却装置を提供することを目的とする。
本発明の例示的な熱伝導部材は、筐体と、ウィック構造体と、作動媒体と、を有する。筐体は、内部に空間を有する。ウィック構造体は、筐体の内面に配置される。作動媒体は、空間に収容される。筐体およびウィック構造体は、複数の発熱体に跨って配置される。
本発明によると、熱輸送効率の低下を抑えながら製造コストを下げることができる熱伝導部材及びそれを備えた冷却装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る冷却装置の分解斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る冷却装置の上面図を示す。 図3は、本発明の第1実施形態に係る冷却装置の正面図を示す。 図4は、本発明の第1実施形態に係る冷却装置の側面図を示す。 図5は、本発明の第1実施形態に係る冷却装置の模式的な側面断面図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る冷却装置の上面図である。 図7は、本発明の第3実施形態に係る冷却装置の上面図である。 図8は、本発明の第4実施形態に係る冷却装置の分解斜視図を示す。 図9は、本発明の第4実施形態に係る冷却装置の上面図を示す。 図10は、本発明の第4実施形態に係る冷却装置の正面図を示す。 図11は、本発明の第4実施形態に係る冷却装置の側面図を示す。 図12は、本発明の第4実施形態に係る冷却装置の模式的な側面断面図である。
なお、図面においては、長手方向をX方向として、X1を長手方向一方側、X2を長手方向他方側として示す。また、幅方向をY方向として、Y1を幅方向一方側、Y2を幅方向他方側として示す。また、上下方向をZ方向として、Z1を上方、Z2を下方として示す。上下方向、長手方向、および幅方向は、互いに直交する。また、後述するように、冷却媒体が流れる方向を流通方向Fとして、上流側をF1、下流側をF2として示す。流通方向Fは、長手方向Xと平行である。上流側F1は、長手方向一方側X1であり、下流側F2は、長手方向他方側X2である。なお、上下方向は、冷却装置1を各種機器に組み込んだときの方向を限定しない。
<第1実施形態>
<1.冷却装置の構成>
図1は、本発明の例示的な実施形態に係る冷却装置1の分解斜視図である。図2、図3、図4は、冷却装置1の上面図、正面図、および側面図を示す。なお、図2において便宜上、ベース部51の図示を省略して、フィン52の配置構成を示している。
冷却装置1は、長手方向に配置される複数の発熱体10A〜10Cを冷却する装置である。発熱体10A〜10Cは、例えば、車両の車輪を駆動するためのトラクションモータに備えられるインバータのパワートランジスタである。当該パワートランジスタは、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。この場合、冷却装置1は、トラクションモータに搭載される。なお、発熱体の個数は、3個以外の複数個であってもよい。
冷却装置1は、収容部材2と、熱伝導部材3と、プレート4と、放熱部材5と、カバー511とを有する。
収容部材2は、長手方向および幅方向に拡がって上下方向を厚み方向とする板状に形成され、例えばアルミニウム合金により形成される。図1の例では、収容部材2の長手方向長さは、収容部材2の幅方向長さよりも長い。収容部材2は、上面から下方へ向けて凹む収容凹部21を有する。収容部材2の下面には、発熱体10A〜10Cのそれぞれの上面が接する。
熱伝導部材3は、ベーパーチャンバーとも呼ばれ、発熱体10B,10Cの熱を輸送する部材であり、熱伝導部材3は、長手方向に延びる。熱伝導部材3は、収容凹部21内に収容される。なお、熱伝導部材3の構成については、後で詳細に説明する。
プレート4は、例えばアルミニウム合金により形成される金属板であり、収容部材2の上方に配置されて収容部材2に固定される。プレート4は、熱伝導部材3を上方より覆いつつ、熱伝導部材3の筐体31(図5参照)の上面に接触する。また、プレート4は、収容部材2の上面に接触する。なお、プレート4は、必ずしも設ける必要はない。
カバー511は、上壁部512と、一対の側壁部513とを有する。上壁部512は、上方視矩形に形成され、プレート4と上下方向に対向する。側壁部513は、上壁部512の幅方向に対向する2辺から夫々下方に延び、下端がプレート4の上面と接合する。
カバー511は、長手方向に対向して流入口503と流出口504とが開口する。流入口503と流出口504とは、図示しないポンプを介して連結される。ポンプの駆動により冷却媒体Wが、循環する。
<2.放熱部材の構成>
放熱部材5は、それぞれ複数のフィン52により形成された第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cとを有する。フィン52間には冷却媒体Wが流通する冷媒流路50が形成される。第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cは、それぞれ複数のフィン52が幅方向に平行に並んで構成される。冷媒流路50は、カバー511と、プレート4とで囲まれる内部空間に形成される。すなわち、放熱部材5は、熱伝導部材3の熱を放熱し、熱伝導部材3を挟んで発熱体10A〜10Cの反対側に配置される。また、放熱部材5は、冷却媒体Wが流通し、発熱体10A〜10Cが並ぶ並設方向に延びる冷媒流路50を有する。
第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cは、発熱体10A〜10Cのそれぞれの熱を放熱させるための部材である。第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cは、上方視において、発熱体10A〜10Cのそれぞれと重なる(図2参照)。第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cは、プレート4の上面に配置され、流通方向Fに沿って上流側F1から下流側F2に順に並ぶ。
第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cは、それぞれ、板状のベース部51と、複数のフィン52と、を有し、例えばアルミニウム合金から形成される。第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cを構成するフィン52は、全てベース部51の下面から下方へ向けて突出し、長手方向(流通方向F)に延びる板状に形成される。
フィン52の下端部は、プレート4の上面に接する。なお、プレート4を設けない場合は、フィン52の下端部は、熱伝導部材3の上面に接する。また、ベース部51と、ベース部51より下方の別のベース部によりフィン52を上下方向に挟み込む構成としてもよく、その場合、下方のベース部がプレート4に接する。
なお、第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cにおける各フィン52は、長手方向に延びる共通のベース部から突出してもよい。
また、図2に示す例では、第1フィン群5Aと、第2フィン群5Bと、第3フィン群5Cとは、フィンを設けない領域を介して隣り合うが、上流側F1から下流側F2へかけて第1フィン群5Aと、第2フィン群5Bと、第3フィン群5Cとを接触させて配置してもよい。この場合、長手方向に延びる1枚のフィンが、第1フィン群5Aと、第2フィン群5Bと、第3フィン群5Cとに跨って配置されてもよい。
また、フィン52は、ベース部51と同一部材により構成してもよいし、ベース部51とは別部材であってもよい。
第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cにおいて、フィン52は、それぞれ幅方向に等間隔で平行に一列に並ぶ。幅方向に隣り合うフィン52同士の間には、長手方向に延びる隙間S(図2参照)が形成される。すなわち、複数のフィン52は、発熱体10A〜10C上に上下方向に突出して配置され、冷却媒体Wの流通方向Fと、幅方向とに複数並んで配置される。また、フィン52が幅方向に複数並んで構成される複数の第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cが形成される。
第3フィン群5Cを構成するフィン52の幅方向の間隔は、第1フィン群5Aを構成するフィン52の幅方向の間隔及び第2フィン群5Bを構成するフィン52の幅方向の間隔よりも狭い。また、第2フィン群5Bを構成するフィン52の幅方向の間隔は、第1フィン群5Aを構成するフィン52の幅方向の間隔よりも狭い。
すなわち、冷却媒体Wの流通方向Fの下流側F2に配置されるフィン52は、流通方向Fの上流側F1に配置されるフィン52よりも上方視において高い密度で配置される。従って、第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cの順に下流側に向かうにしたがって放熱性が高くなる。なお、フィン52が、上方視において高い密度で配置されることにより、上方視においてフィン52の単位面積当たりの占有面積が大きくなる。
冷却媒体Wは、冷媒流路50内を上流側F1から下流側F2へ向けた方向である流通方向Fに流れる。冷却媒体Wは、例えば水などの液体であるが、空気などの気体であってもよい。
流入口503を介して冷媒流路50に流入した冷却媒体Wは、第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cにおいて、隙間Sを流通し、流出口504を介して冷媒流路50の外部に流出する。流出した冷却媒体Wは、ポンプ(不図示)により循環して流入口503から再び冷媒流路50に流入する。このとき、流出口504から流出した冷却媒体Wは、ヒートシンク等で冷却されて流入口503に流入する。
発熱体10A〜10Cの熱は、収容部材2、熱伝導部材3、プレート4、およびフィン52を介して、フィン52に接触する冷却媒体Wへ移動する。
このとき、上流側F1から下流側F2へ流通する冷却媒体Wは、第1フィン群5A及び第2フィン群5Bを通過する際に熱を吸収して下流側へ向かうに従って温度が上昇する。本実施形態では、冷却媒体Wの流通方向Fの下流側F2に配置されるフィン52は、流通方向Fの上流側F1に配置されるフィン52よりも上方視において高い密度で配置されている。このため、第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cの順に下流側に向かうにしたがって放熱性が高くなっている。これにより、上流側F1のフィン52から放熱される熱を抑えて冷却媒体Wの温度上昇が抑制され、下流側F2のフィン52から放熱される熱を増加させることができる。
従って、冷却媒体Wの流通方向Fにおける放熱部材5の冷却効果の偏りを低減でき、放熱部材5の冷却性能を向上できる。なお、放熱部材5の上流側ではフィン52の密度が低いが、低温の冷却媒体と熱交換する。放熱部材5の下流側ではフィン52の密度が高いが、昇温された冷却媒体と熱交換する。このため、第1フィン群5A、第2フィン群5B及び第3フィン群5Cのそれぞれによる冷却効果は、冷却媒体の温度、発熱体の温度、フィン52の密度、フィン52の長さ等の条件によって大小関係が変化する。
<3.熱伝導部材の構成>
図5は、冷却装置1の模式的な正面断面図である。なお、図5において、収容部材2の一部およびプレート4の一部は図示を省略している。
図5に示すように、熱伝導部材3は、筐体31と、ウィック構造体32と、作動媒体33と、を有する。
筐体31は、例えば銅などの金属により構成され、内部に空間31Sを有する。空間31Sは、密閉空間であり、例えば大気圧よりも気圧が低い減圧状態に維持される。空間31Sが減圧状態であることにより、空間31Sに収容される作動媒体33が蒸発しやすくなる。
筐体31の空間31Sには、作動媒体33と、ウィック構造体32とが収容される。作動媒体33は、例えば水であるが、アルコールなどの他の液体であってもよい。ウィック構造体32は、作動媒体33を輸送し、例えば、多孔質の銅の焼結体で構成される。
筐体31は、第1金属板311を有する。第1金属板311は、ウィック構造体32を下方から支持する。すなわち、ウィック構造体32は、筐体31の内面に配置される。
筐体31は、第2金属板312をさらに有する。第2金属板312は、上下方向において第1金属板311と対向して位置する。第2金属板312は、第1金属板311に対して上方に位置し、第1金属板311上のウィック構造体32を上方から覆う。第2金属板312には、ウィック構造体32が、配置されていない。
筐体31は、ウィック構造体32が形成された形成領域32aと、ウィック構造体32が未形成の未形成領域32bとを有する。形成領域32aは、発熱体10A〜10C側の内面に配置され、未形成領域32bは、形成領域32aと対向して第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5C側に配置される。すなわち、ウィック構造体32は、筐体31の発熱体10A〜10C側の内面にのみ配置される。
第2金属板312は、複数のリブ312Aを有する。リブ312Aは、第2金属板312の下面から下方に延びてウィック構造体32と接触する。このようなリブ312Aは、例えば上方から見て円形の円柱で構成される。また、リブ312Aは、XY方向において2次元的に、かつ、規則的に並んで位置する。上下方向においてリブ312Aがウィック構造体32と接触することにより、筐体31の上下方向の厚みが一定に保たれる。なお、リブ312Aは、第2金属板312と同一部材により構成してもよいし、第2金属板312とは別部材であってもよい。
筐体31は、接合部31Cをさらに有する。接合部31Cは、第1金属板311と第2金属板312とをそれぞれの外縁でつなぎ合わせる接合構造である。接合部31Cは、上方から見てウィック構造体32の周囲に位置して、第1金属板311と第2金属板312とを接合する。第1金属板311と第2金属板312との接合方法は、特に限定されない。例えば、ホットプレス、拡散接合、ろう材を用いた接合、などのいずれの接合方法であってもよい。
なお、接合部31Cは、封止部を含んでいてもよい。封止部は、例えば熱伝導部材3の製造過程において、作動媒体33を筐体31内に注入するための注入口を溶接によって封止した箇所である。
また、筐体31およびウィック構造体32は、複数の発熱体10A〜10Cに跨って配置される。これにより、ウィック構造体32は、上方視において、発熱体10A〜10Cと重なる。
(4.冷却装置の動作)
冷却装置1は、ポンプ(不図示)を駆動することにより、冷却媒体Wが、冷媒流路50を流通し、放熱部材5及び熱伝導部材3により発熱体10A〜10Cが冷却される。
なお、図5には、作動媒体33が気化して生成される蒸気の流れを熱伝導部材3内の黒矢印で示し、液状の作動媒体33の流れを熱伝導部材3内の白抜き矢印で示す。また、冷却媒体Wの流れを熱伝導部材3外の白抜き矢印で示す。
発熱体10A〜10Cで発生した熱は、それぞれ熱伝導部材3の第1領域301、第2領域302、第3領域303にそれぞれ伝達される。第1領域301、第2領域302、第3領域303は、発熱体10A〜10Cとそれぞれ上下方向に対向する。
第1領域301、第2領域302、第3領域303では、ウィック構造体32の温度がそれぞれ上昇する。これにより、第1領域301、第2領域302、第3領域303において、ウィック構造体32に含まれた液状の作動媒体33が、気化する。
このとき、第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cが、未形成領域32b側に配置されるため、蒸気はウィック構造体32が形成された形成領域32aではなく筐体31の内面に直接接触して冷却される。これにより、蒸気の冷却効率が向上する。
第3領域303において、気化した蒸気の一部は、第3フィン群5Cのフィン52を介して冷却媒体Wへ放熱される。これにより、蒸気の一部が、液化する。同様に、第1領域301及び第2領域302においても、気化した蒸気の一部は、第1フィン群5A及び第2フィン群5Bのフィン52を介してそれぞれ冷却媒体Wへ放熱される。
このとき、冷却効果の高い方から順に第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cである場合、同じ順で液化する蒸気の量が多い。このため、空間31Sは、上流側F1の内圧が下がり、第2領域302、第3領域303で液化しなかった蒸気の一部が、空間31Sを流通して上流側F1へ移動する。
第1領域301において気化した蒸気の一部と、第2領域302及び第3領域303から第1領域301に移動した蒸気の一部とは、第1フィン群5Aのフィン52を介して冷却媒体へ放熱され、液化する。
第1領域301及び第2領域302で液化した作動媒体33は、毛細管現象によってウィック構造体32中を下流側F2へ向かって移動する。上記のように作動媒体33が状態変化を伴いながら移動することにより、冷却効果の低い下流側に配置された第3フィン群5Cから冷却効果の高い上流側F1に配置された第1フィン群5A側への熱輸送が連続的に行われる。特に、筐体31およびウィック構造体32は、複数の発熱体10A〜10Cに跨って配置されており、熱輸送を効率的に行うことができる。これにより、冷却装置1は、冷却媒体Wの流通方向Fにおける冷却効果の偏りを低減し、冷却性能を向上できる。また、各発熱体10A〜10Cにそれぞれ熱伝導部材3を設けるよりも製造コストを下げることができる。
なお、冷却効果の高い方から順に第3フィン群5C、第2フィン群5B、第1フィン群5Aである場合は、熱輸送の方向が上記と反対になる。具体的には、第1領域301、第2領域302で液化しなかった蒸気の一部が、空間31Sを流通して下流側F2へ移動する。また、第2領域302及び第3領域303で液化した作動媒体33は、毛細管現象によってウィック構造体32中を上流側F1へ向かって移動する。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図6は、第2実施形態に係る冷却装置1を模式的に示す上面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図5に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付す。第2実施形態では第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cにおけるフィン52の配列が第1実施形態とは異なる。その他の部分は第1実施形態と同様である。
第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cにおいて、幅方向の中央部に配置されるフィン52は、幅方向の両端部に配置されるフィン52よりも上方視において低い密度で配置される。
これにより、流入口503から冷媒流路50に流入した冷却媒体Wは、発熱体10A〜10Cの幅方向の中央部に向けて導かれる。発熱体10A〜10Cが、例えばIGBTなどで幅方向の中央部に発熱が集中する場合、上記中央部の温度が上昇しやすい。このため、冷却媒体Wを発熱体10Cの中央部に集中させることで、より冷却が必要となる上記中央部の冷却を促進できる。その他、第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図7は、第3実施形態に係る冷却装置1を模式的に示す上面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図5に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付す。第3実施形態では第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cにおけるフィン52の形状が第1実施形態とは異なる。その他の部分は第1実施形態と同様である。
第1フィン群5A、第2フィン群5B、第3フィン群5Cにおいて、フィン52は、柱状に形成されて一定の間隔で規則的に配置される。隣り合う柱状のフィン52の間隔を変えることにより、冷却媒体Wの流通方向Fの下流側F2に配置されるフィン52は、流通方向Fの上流側F1に配置されるフィン52よりも上方視において高い密度で配置される。これにより、第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図8は、第3実施形態に係る冷却装置1の分解斜視図であり、図9、図10、図11は、冷却装置1の上面図、正面図、および側面図を示す。説明の便宜上、前述の図1〜図5に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付す。第4実施形態では熱伝導部材3にヒートパイプを用いた。その他の部分は第1実施形態と同様である。
ヒートパイプとしての複数の熱伝導部材3A〜3Dは、収容部材2に収容される。具体的には、熱伝導部材3A〜3Dはそれぞれ、収容部材2に形成される収容凹部21A〜21Dのそれぞれに収容される。なお、ヒートパイプの個数は、4個以外の複数個であってもよいし、1個でもよい。熱伝導部材3A〜3Dは、長手方向(流通方向F)に延びる。
図12は、冷却装置1の模式的な正面断面図である。なお、図12には、熱伝導部材3Aを切断した断面図を示しており、他の熱伝導部材3B〜3Dについても構成は同様である。
熱伝導部材3Aは、筐体31と、ウィック構造体32と、を有する。筐体31は、長手方向に延びるパイプの両端部を封止して構成される。ウィック構造体32は、長手方向に延びるパイプ状であり、筐体31の内面の全周に沿って配置される。すなわち、筐体31は、内面の全周に亘ってウィック構造体32が形成された形成領域32aを有する。これにより、ウィック構造体32は、空間31Sに臨む表面積が大きくなり、作動媒体33の気化を促すことができる。なお、ウィック構造体32は、全周の一部が途切れて形成された場合でも、作動媒体33の気化を促す効果は得られる。また、筐体31内部には、作動媒体も収容される。
発熱体10Cの熱により作動媒体が気化して生成される蒸気は、筐体31内部を上流側へ移動する。発熱体10A上方に移動した蒸気は、放熱部材5による冷却により液化され、ウィック構造体32によって下流側へ還流される。
<5.その他>
以上、本発明の実施形態を説明した。なお、本発明の範囲は上述の実施形態に限定されない。本発明は、発明の主旨を逸脱しない範囲で上述の実施形態に種々の変更を加えて実施することができる。また、上述の実施形態で説明した事項は、矛盾を生じない範囲で適宜任意に組み合わせることができる。
例えば、カバー511を省いてもよい。冷却媒体Wが、気体の場合、カバー511を省いてもファンから冷却媒体Wを長手方向に送風することにより、同様の効果が得られる。
また、冷却装置1は、放熱部材5を省いてもよい、また、放熱部材5は、冷却媒体Wの流通方向Fの下流側F2に配置されるフィン52と、流通方向Fの上流側F1に配置されるフィン52の上方視における密度が同じでもよい。また、フィン52を省いてもよい。
本発明によると、例えば、各種発熱体の冷却に利用することができる。
1 冷却装置
2 収容部材
3 熱伝導部材
3A〜3D 熱伝導部材
4 プレート
5 放熱部材
5A 第1フィン群
5B 第2フィン群
5C 第3フィン群
6A 熱伝導部材
10A〜10C 発熱体
21 収容凹部
21A〜21D 収容凹部
31 筐体
31C 接合部
31S 空間
32 ウィック構造体
32a 形成領域
32b 未形成領域
33 作動媒体
50 冷媒流路
51 ベース部
52 フィン
301 第1領域
302 第2領域
303 第3領域
311 第1金属板
312 第2金属板
312A リブ
503 流入口
504 流出口
511 カバー
512 上壁部
513 側壁部
F 流通方向
F1 上流側
F2 下流側
S 隙間
W 冷却媒体
X 長手方向
X1 長手方向一方側
X2 長手方向他方側

Claims (7)

  1. 内部に空間を有する筐体と、
    前記筐体の内面に配置されるウィック構造体と、
    前記空間に収容される作動媒体と、を有し、
    前記筐体および前記ウィック構造体は、複数の発熱体に跨って配置される、熱伝導部材。
  2. 前記ウィック構造体は、前記筐体の前記発熱体側の内面のみに配置される、請求項1に記載の熱伝導部材。
  3. 前記筐体は、内面の全周に亘って前記ウィック構造体が形成された形成領域を有する、請求項1に記載の熱伝導部材。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の熱伝導部材と、
    前記熱伝導部材の熱を放熱し、前記熱伝導部材を挟んで前記発熱体の反対側に配置される放熱部材と、備え、
    前記放熱部材は、冷却媒体が流通し、前記発熱体が並ぶ並設方向に延びる冷媒流路を有する、冷却装置。
  5. 前記放熱部材は、前記冷媒流路上に立設し、前記冷却媒体の流通方向と、前記流通方向と前記上下方向に直交する幅方向とに複数並んで配置される複数のフィンを有し、
    前記流通方向の下流側に配置される前記フィンは、前記流通方向の上流側に配置される前記フィンよりも上方視において高い密度で配置される、請求項4に記載の冷却装置。
  6. 前記幅方向の中央部に配置される前記フィンは、前記幅方向の両端部に配置される前記フィンよりも上方視において低い密度で配置される、請求項5に記載の冷却装置。
  7. 前記フィンが前記幅方向に複数並んで構成されるフィン群が、複数形成され、
    各前記フィン群は、前記発熱体のそれぞれと上方視において重なって配置される、請求項5又は請求項6に記載の冷却装置。
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