JP2021196001A - 流量調整弁 - Google Patents

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将和 永尾
Showa Nagao
圭吾 小林
Keigo Kobayashi
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Abstract

【課題】金属の不純物による電気的な短絡やバネの劣化による影響を受けることなく全閉位置の検出ができる流量調整弁を提供すること。【解決手段】アクチュエータ4の作動によって移動するスライダ5と、このスライダ5の反アクチュエータ4側に取り付けられ、付勢部材6によって弁座23側に付勢されるとともに、先端に弁体30を形成するステム3とを備え、ステム3の後端部は、電流の印加によって磁界を発生するコイル7内に挿通されるコア部31を形成し、コイルのインピーダンスを、計測手段によって計測するようにしている。【選択図】 図1

Description

本発明は流量調整弁に関し、より詳しくは、全閉位置の検出を正確に行うことのできる流量調整弁に関する。
流量調整弁、特に精密な流量制御が必要な電子バルブでは、弁体が弁座に着座した全閉位置を全閉検知信号から検知し、マイコン等の制御手段でモータ(例えば、ステッピングモータ)を制御し、広範囲のCv値制御を可能としている(例えば、特許文献1参照)。
そして、この種の流量調整弁は、アクチュエータの作動によって、移動するスライダと、スライダと共に移動するも、先端の弁体が着座することでその移動が停止するステムとから構成される。ステムとスライダの間には弾性体が介在し、ステムが停止した後は弾性体が圧縮され、ステムとスライダの間には反弾性体側で間隙が生じる。全閉位置の検出は、この間隙を電気的な短絡からの開放で検知することで行われている。
また、全閉位置の検出の別の方法としては、アクチュエータとして用いるモータのトルクを検知・計測し、ステム先端の弁体が着座することによって上昇し、閾値を越えたことで全閉位置を検知する技術も公開されている(例えば、特許文献2参照)。
特公平07−058444号公報 国際公開第2018−199063号
特許文献1記載の電気信号の遮断を検知する方法では、間隙に金属の不純物が介在すると電気的に短絡してしまい正確な開閉位置が検知できないという問題があった。また、特許文献2に記載のモータトルクから全閉位置を検知する場合、経年変化などでバネ定数が変動したとき、例えば、バネ定数が小さくなると発生するトルクは正規の全閉位置で閾値を越えない場合がある等の問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、金属の不純物による電気的な短絡やバネの劣化による影響を受けることなく全閉位置の検出ができる流量調整弁を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明に係る流量調整弁は、ボディ内部に形成される流入口と流出口とを連通する流路と、この流路に形成される弁座と、弁座に当接離間し、流路を連通遮断する弁体と、弁体を移動させるアクチュエータとを備える流体調整弁であって、アクチュエータの作動によって移動するスライダと、スライダの反アクチュエータ側に取り付けられ、付勢部材によって弁座側に付勢されるとともに、先端に弁体を形成するステムとを備え、このステムの後端部は、電流の印加によって磁界を発生するコイル内に挿通されるコア部を形成し、コイルのインピーダンスを、計測手段によって計測するようにしている。
この流量調整弁は、ステムの後端部を電流の印加によって磁界を発生するコイル内に挿通し、コイルのインピーダンスを、計測手段によって計測し、インピーダンスの変化によって弁体が弁座に着座した全閉位置を検出ようにしている。
この場合において、付勢手段を、コイル兼用スプリングとすることができる。
コイル兼用スプリングとすることで、構造を簡素化し、装置の低廉化を図ることができる。
本発明に係るバルブによれば、弁体が弁座に着座した全閉位置から、さらにアクチュエータにより弁座側への押圧によりコイル内へのステム後端部分の侵入距離が変動する事によって生じるコイルのインピーダンス変化を検知することで正確な全閉位置を検出することができる。
本発明に係る流量調整弁の全閉状態を示す一部切り欠きの正面断面図である。 同流量調整弁の全開状態を示す一部切り欠きの正面断面図である。 同流量調整弁の全閉位置を検知するコイル部分の一部切り欠きの拡大図である。 同流量調整弁の全開状態から全閉状態の偏移を示す説明図で、(a)は全閉状態を、(b)はスライダが下降し、全閉状態となった全閉位置未検知状態を(c)はさらにスライダが下降し、コイルインピーダンスが変化して全閉位置が検知された状態を示す。 差動トランスの概要を説明する回路図である。 本発明に係る流量調整弁の別の実施例の全閉位置を検知するコイル部分の一部切り欠きの拡大図である。 同流量調整弁のコイル兼用スプリングの別の実施例を示す概略平面図である。
以下、本発明に係るバルブの好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。この実施例に記載されている構成部品の形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。また、便宜的に図面上での方向によって部材等の方向を上下左右と指称することがあるが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
<実施形態1>
本発明に係る流量調整弁1の第1実施形態を、図1〜図4に示す。
本発明に係る流量調整弁1は、ボディ2内部に形成される流入口21と流出口22とを連通する流路20と、この流路20に形成される弁座23と、弁座23に当接離間し、流路20を連通遮断する弁体30と、弁体30を移動させるアクチュエータ4とを備えている。
そして、アクチュエータ4の作動によって移動するスライダ5と、このスライダ5の反アクチュエータ4側に取り付けられ、付勢部材6によって弁座23側に付勢されるとともに、先端に弁体30を形成するステム3とを備え、ステム3の後端部は、電流の印加によって磁界を発生するコイル7内に挿通されるコア部31を形成するようにしている。
コイル7は、そのインピーダンスをコイル7のインピーダンスは計測手段(図示省略)によって計測される。そして、計測された値は、アクチュエータ4を制御する制御装置(図示省略)に送信される。
[アクチュエータ]
アクチュエータ4は、弁体30を弁座23に対し当接離間するようにステム3を上下動させるものであれば特に限定するものではないが、本実施形態ではステッピングモータを採用している。アクチュエータ4のステッピングモータの回転軸41は、筒状の上部カバー40A内に上下動可能に備えられたスライダ5に配設されるボールねじ42と接続されている。このボールねじ42によって、ステッピングモータの回転運動をスライダ5の直進運動に変換する。
スライダ5の反アクチュエータ4側には、弁座23側に突設し、底面に貫通孔50aを有する底板51を備えた筒状部材50が形成される。貫通孔50aには、先端に弁体30を形成するステム3が挿通されている。ステム3は、筒状部材50内に位置する鍔部3aを備え、筒状部材5の上面に一端を当接させる付勢部材6(スプリング6)の他端が鍔部3aと当接し、ステム3を、弁座23側へを押圧する。これによって、鍔部3aは貫通孔50aが開口される底板51と当接している。筒状部材50のスライダ5に対しての固定手段は特に限定するものではなく、溶接などを用いても構わないが、本実施形態では、スライダ5の下面に雌ねじ孔、筒状部材50の底板51に貫通孔設け、底板51側からボルト等の締結手段(図示省略)を用いて締結固定するようにしている。
[ボディ]
流入口21、流出口22及びこれらを連通する流路20を形成するボディ2は、その上部に、ステム3が挿通されるボンネット43が配置される。ボンネット43は、ボンネットナット44によって固定される。ボンネット43内にはボディ2内を流通する流体が外部に漏洩することを防止する環状のシール部材が配設され、ボンネット43の上部に螺合するグランドナット45によってシール部材は固定されている。
ボンネット43の外周面中央部には雄ねじが形成され、上部カバー40Aから延設される脚部40Bの下部に形成された内周面に雌ねじを備えた環状の取付部が螺合され、ロックナット40Cによって固定される。脚部40Bは、2本のバー形状で、上部カバー40Aと環状の取付部と一体構造、例えば鋳物構造であっても構わない。
流路20に形成される弁座23は、ボンネット43と同心上の適所に形成されるもので、ボディ2の内部に直接形成しても構わないが、本実施形態では、ボディ2に螺合するよう外周面に雄ねじを刻設した筒状体の内周端面に形成するようにしている。
ボディ2に螺合される弁座23を形成する筒状体の適所にはOリング等のシール部材を配設し、流入口21側からの流体が流出口22側に漏洩することを防止するようにしている。
[コイル]
コイル7(励磁コイル)は、絶縁性を有する素材、例えば、樹脂からなる円柱状の巻き線保持部材であるボビン70の外周面にに巻き付けられて装着されている。本実施形態では、図3に示すように、2つの独立した励磁コイル7が同軸に装着されている。なお、コイル7への配線については図示を省略する。
ステム3の後端部に形成される鍔部3aから延設されるコア部31は、内部にコア32を設けられている。コア32は、鉄やアモルファス合金等の磁性体で構成されている。コア部31を、鉄やアモルファス合金等の磁性体で構成する場合には内部にコア32を内設する必要はない。また、ステム3は、鍔部3aから弁体30まで一体形状であっても構わないが、本実施形態では、適宜部分で分割し、ボルトナットを用いて接合するようにしている。
図5は、ステム3の後端部(コア部31)の位置を検出する一例を示す回路図である。これはコイル7(励磁コイル)及びコア32からなる差動トランスを示す簡易的な回路図で、各コイル7のインピーダンスL1、L2は、コア部31の軸方向の移動(図例矢付方向)によって変化する。端子B、Cに逆位相の交流電流を印加すると、インピーダンスL1、L2の比に応じた信号が端子Aに生成され、この信号の振幅と位相からコア部31、つまりステム3の後端部の位置を判別することができる。
次に、本流量制御弁の全閉位置検知の流れを説明する。まず、弁体30が弁座23から離間した全開状態(図4(a)参照)から、アクチュエータ4を作動させ、ステム3を下降させる。
所定距離だけステム3が下降すると、弁体30は弁座23に着座する(図4(b)参照)。このとき、ステム3の後端部のコア部31は、コイル12内の位置は全開状態の時と同様であり、コイル12のインピーダンスに変化はなく、アクチュエータ4の作動は停止しない。
図4(b)の状態から、さらにスライダ5が下降すると、ステム3の鍔部3aと筒状部材50の底板51との間に僅かな間隙Cが生じる。この位置関係は、コイル12内のコア部31も間隙Cと同距離移動することとなり、コイル12のインピーダンスが変化する(図4(c)参照)。
コイル12のインピーダンスは、計測手段によって計測されており、インピーダンスの変化を検知すると制御装置に信号が印加され、全閉位置として記録し、アクチュエータ4(例えば、ステッピングモータ)の基本位置として流量調整弁1の運転制御行う。
<実施形態2>
本発明に係る流量調整弁の第2実施形態を、図6に示す。
この流量調整弁は、第1実施形態の付勢手段6であるスプリングを、コイル12(励磁コイル)の役割を持たせるようにしたコイル兼用スプリング60にしたものである。これ以外の構成は、第1実施例とどうようであり、説明は省略する。
このコイル兼用スプリング60は、図6に示すように、鍔部71aを有するボビン71の外周面に近接するように配設し、内部にコア32が内接されるコア部31をボビン71の内周面に摺接するように配設している。
また、コイル兼用スプリング60は、図7に示すように、ボビン71を上方から平面視したとき、ボビン71の円環状の鍔部71a下に均等に複数(図例4個)配設することもできる。
複数のコイル兼用スプリング60を配設することで、それぞれのスプリングとしての線径を細く、巻き数を多くすることができ、コイルとしての機能をより発揮することができる。
本発明の流量調整弁は、正確な全閉位置の検知を行い精密な流量制御を、ステッピングモータを用いて行うことができるから、エアー源が設置できない設備での流体の精密な制御用として、また、カロリーメータの冷媒制御、水素燃料、圧縮天然ガス等の流量制御を行うための流量調整弁として好適に用いることができる。さらに、位置検出となるコイル等の部品のみを用い、既設の流量調整弁の改造の用途にも用いることができる。
1 流量調整弁
2 ボディ
20 流路
21 流入口
22 流出口
23 弁座
3 ステム
30 弁体
4 アクチュエータ
5 スライダ
50 円筒部材
6 付勢手段(スプリング)
7 コイル
70 ボビン

Claims (2)

  1. ボディ内部に形成される流入口と流出口とを連通する流路と、
    該流路に形成される弁座と、
    該弁座に当接離間し、前記流路を連通遮断する弁体と、
    該弁体を移動させるアクチュエータとを備える流体調整弁であって、
    前記アクチュエータの作動によって移動するスライダと、
    該スライダの反アクチュエータ側に取り付けられ、付勢部材によって弁座側に付勢されるとともに、先端に前記弁体を形成するステムとを備え、
    該ステムの後端部は、電流の印加によって磁界を発生するコイル内に挿通されるコア部を形成し、
    前記コイルのインピーダンスを、計測手段によって計測するようにした流量調整弁。
  2. 前記付勢手段は、コイル兼用スプリングである請求項1に記載の流量調整弁。
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