JP2021192573A - 集電装置取付構造 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明において、「軸箱と梁との間に配置されている」とは、軸箱と梁とに挟まれた空間に配置されている場合だけに限られない。例えば、軸箱と梁とがある部材を介して接続されている場合、本発明では、ある部材が軸箱と梁とに挟まれた空間に配置されているかに関わらず、ある部材は「軸箱と梁との間に配置されている」。
また、軸箱に接続された梁は、車体積載量等が変化しても上下方向に殆ど変位しない。そのため、梁に取り付けられた集電装置及び集電靴も上下方向に殆ど変位しない。したがって、集電靴をガイドするエンドアプローチとして、傾斜が大きい専用のエンドアプローチを必要としない。そのため、既存の設備(第三軌条)の改修が不要である。
上記により、既存の設備の改修が不要であり、且つ、集電装置の振動を低減できる。また、集電装置が複雑な構造である場合、振動により集電装置が故障しやすい。上記構成によると、集電装置の振動が低減されるため、集電装置が複雑な構造であっても、故障しにくい。そのため、複雑な構造の集電装置を取り付けることが可能である。
また、上記構成において、前記駆動機構は、前記集電靴を水平方向又は水平方向に対して傾斜した方向に移動させることが可能であり、且つ、前記集電靴を第三軌条から離れる方向及び第三軌条へ近付く方向へ回転させることが可能であることが好ましい。
上記構成によると、梁に形成された長孔が上下方向に長いため、長孔での固定具の位置を上下方向に変えることにより、梁に対する集電装置の位置を上下方向に変えることができる。例えば、車輪が摩耗することにより、梁の位置が下がった場合、長孔での固定具の位置を高くすることにより、梁に対する集電装置の位置を高くすることができる。これにより、集電装置が有する集電靴の高さを、車輪の摩耗前とほぼ同じ高さにすることができる。そのため、車輪の摩耗前と同様に、集電靴を第三軌条に摺動させることができる。
鉄道車両100の走行中、図3に示す軸箱6が振動した場合、軸箱6の周辺では、第1弾性部材13及び第2弾性部材14が弾性変形することにより、梁11の振動が低減する。
図2に示す軸箱7の周辺でも、軸箱6の周辺と同様に、第1弾性部材13及び第2弾性部材14により梁11の振動が低減する。
これにより、梁11に取り付けられた集電装置12の振動が低減する。
本実施形態では、図6(a)に示すように、梁本体部21に、ボルト等の固定具90が嵌まる長孔21mが形成されている。長孔21mは、上下方向に細長い。車輪の摩耗等により梁本体部21の位置が下がった場合、長孔21mで固定具90の位置を高くすることにより、梁本体部21に対する保持枠81及び集電装置12の位置を高くすることができる。これにより、集電靴60の高さを車輪の摩耗前とほぼ同じ高さにすることができるため、車輪の摩耗前と同様に、集電靴60を第三軌条110に摺動可能である。
図2に示す梁11と軸箱7とを接続する構成についても、上記と同様に変更可能である。
第2弾性部材14と第2ストッパー16との位置関係についても、上記と同様に変更可能である。
第2弾性部材14と第2ストッパー16との位置関係についても、上記と同様に変更可能である。
第2ストッパー16と第2支持部材32とについても、上記と同様に変更可能である。
また、集電靴を収納可能な集電装置は、図6及び図7に示す集電装置12に限られない。図6及び図7に示す集電装置12以外の構成により、集電靴を収納可能な集電装置でもよい。上記では、集電靴60を水平方向に対して傾斜した方向に移動させ、且つ、集電靴60を回転させる駆動機構70を備えた集電装置12について説明したが、集電靴を移動だけ又は回転だけさせる駆動機構を備えた集電装置でもよい。集電靴を水平方向に移動及び/又は回転させる駆動機構を備えた集電装置でもよい。
例えば、本実施形態において、ダンパーが、図3に示す梁本体部21又は第1梁接続部22に接続されていてもよい。ダンパーが、図3に示す軸箱6に接続されていてもよい。ダンパーが、図3に示す第1支持部材31又は第1接続部材41に接続されていてもよい。ダンパーが、図3に示す台車3の台車枠に接続されていてもよい。
ダンパーにより梁の共振時の振動の大きさ(振幅)を小さく抑えられる。これにより、共振時の集電装置の振動の大きさを小さく抑えられる。
2 架線集電装置
3 台車
4、5 車輪
6、7 軸箱
8 集電装置取付構造
11 梁
12 集電装置
13 第1弾性部材
14 第2弾性部材
15 第1ストッパー
16 第2ストッパー
21 梁本体部
21m 長孔
22 第1梁接続部
22p 支持体
23 第2梁接続部
25 第1ストッパー対向部
26 第2ストッパー対向部
31 第1支持部材
32 第2支持部材
41 第1接続部材
42 第2接続部材
60 集電靴
61 回転軸
62 回転部材
70 駆動機構
71 シリンダ
72 ピストン
73 駆動装置
74 ガイド部材
75 ねじりバネ
90 固定具
100 鉄道車両
101 内部電源装置(内部電源)
110 第三軌条
A 架空線及び非電化区間の車両限界
B 第三軌条用車両限界
Claims (6)
- 鉄道車両の長手方向に離れた軸箱に接続される梁と、
前記軸箱と前記梁との間に配置されているとともに、前記梁の上方に配置された第1弾性部材と、
前記軸箱と前記梁との間に配置されているとともに、前記梁の下方に配置された第2弾性部材と、
集電靴を有するとともに、前記梁に取り付けられる集電装置とを備え、
前記第1弾性部材と前記第2弾性部材とが前記梁を上下方向に挟んでいることを特徴とする集電装置取付構造。 - 前記梁の上方に配置される第1ストッパーと、
前記梁の下方に配置される第2ストッパーとを備え、
前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材が静止状態のとき、前記梁と前記第1ストッパーとの間に間隙が存在するとともに、前記梁と前記第2ストッパーとの間に間隙が存在し、
前記第1ストッパーの弾性定数は、前記第1弾性部材の弾性定数より高く、
前記第2ストッパーの弾性定数は、前記第2弾性部材の弾性定数より高いことを特徴とする請求項1に記載の集電装置取付構造。 - 前記軸箱に支持されているとともに、前記梁の上方に配置された第1支持部材と、
前記軸箱に支持されているとともに、前記梁の下方に配置された第2支持部材とを備え、
前記第1支持部材及び前記第2支持部材は、前記第1弾性部材、前記梁、及び、第2弾性部材を上下方向に挟んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の集電装置取付構造。 - 前記集電装置は、前記集電靴を移動及び/又は回転させる駆動機構を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の集電装置取付構造。
- 前記駆動機構は、前記集電靴を水平方向又は水平方向に対して傾斜した方向に移動させることが可能であり、且つ、前記集電靴を第三軌条から離れる方向及び第三軌条へ近付く方向へ回転させることが可能であること特徴とする請求項4に記載の集電装置取付構造。
- 前記梁に、上下方向に細長い長孔が形成され、
前記集電装置を前記梁に取り付ける固定具が、前記長孔に嵌まることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の集電装置取付構造。
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2020
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