JP2021191005A - 後方散乱通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】後方散乱通信システム及びシステムを使用する方法を提供する。【解決手段】システムは、第1の短距離無線通信(SRWC)デバイス12と、第2のSRWCデバイス14と、後方散乱ノードとを含む。第1のSRWCは、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な複数の命令を格納するメモリとを含む。複数の命令は、無線周波数信号用のリンクパラメータの第1及び第2のセットを決定するステップと、後方散乱通信用のリンクパラメータの選択されたセットを決定するステップと、を含む。リンクパラメータの選択されたセットは、リンクパラメータの第1又は第2のセットのうちの1つであり、リンクパラメータの選択されたセットは、第2のSRWCデバイスと共有される。さらに、リンクパラメータの第1及び第2のセットを繰り返し更新し、それに応じて、リンクパラメータの選択されたセットを繰り返し再決定、共有及び更新するステップを含む。【選択図】図2

Description

本開示は、概して後方散乱通信に関する。
背景技術
RF識別(RFID)タグなどの後方散乱デバイスは、送信機の無線周波数(RF)信号を反射する。後方散乱デバイスは、この後方散乱デバイスが意図されたターゲットではなかった場合においても、受信したRF信号を反射する場合がある。後方散乱デバイスは、弱いRF信号は反射しないなどのリンク障害の影響を受け易い。
概要
1つの実施形態によれば、後方散乱通信システムが開示されている。このシステムは、プロセッサと、当該プロセッサによって実行可能な複数の命令を格納するメモリとを含み得る第1の短距離無線通信(SRWC)デバイスを含み得る。複数の命令は、無線周波数(RF)信号用のリンクパラメータの第1及び第2のセットを決定するステップと、後方散乱通信用のリンクパラメータの選択されたセットを決定するステップであって、リンクパラメータの選択されたセットは、リンクパラメータの第1又は第2のセットのうちの1つである、ステップと、リンクパラメータの選択されたセットを第2のSRWCデバイスと共有するステップと、RF信号を介してリンクパラメータの選択されたセットを使用する後方散乱通信に続いて、リンクパラメータの第1及び第2のセットを繰り返し更新し、それに応じて、リンクパラメータの選択されたセットを繰り返し再決定、共有及び更新するステップと、を含み得る。
他の実施形態によれば、後方散乱通信の方法は、第1の短距離無線通信(SRWC)デバイスにおいて、無線周波数(RF)信号用のリンクパラメータの第1のセットを決定するステップと、RF信号用のリンクパラメータの第2のセットを決定するステップと、後方散乱通信用のリンクパラメータの選択されたセットを決定するステップであって、リンクパラメータの選択されたセットは、リンクパラメータの第1又は第2のセットのうちの1つである、ステップと、リンクパラメータの選択されたセットを第2のSRWCデバイスと共有するステップと、RF信号を介してリンクパラメータの選択されたセットを使用する後方散乱通信に続いて、リンクパラメータの第1及び第2のセットを繰り返し更新し、それに応じて、リンクパラメータの選択されたセットを繰り返し再決定、共有及び更新するステップと、を含み得る。
他の実施形態によれば、非一時的コンピュータ可読媒体が開示されている。この非一時的コンピュータ可読媒体は、当該非一次的コンピュータ可読媒体上に格納された複数の命令を含み得る。当該複数の命令は、短距離無線通信(SRWC)デバイスのプロセッサによって実行可能である。これらの複数の命令は、無線周波数(RF)信号用のリンクパラメータの第1及び第2のセットを決定するステップと、後方散乱通信用のリンクパラメータの選択されたセットを決定するステップであって、リンクパラメータの選択されたセットは、リンクパラメータの第1又は第2のセットのうちの1つである、ステップと、リンクパラメータの選択されたセットを第2のSRWCデバイスと共有するステップと、RF信号を介してリンクパラメータの選択されたセットを使用する後方散乱通信に続いて、リンクパラメータの第1及び第2のセットを繰り返し更新し、それに応じて、リンクパラメータの選択されたセットを繰り返し再決定、共有及び更新するステップと、を含み得る。
送信機、受信機及び少なくとも1つの後方散乱ノードを含む後方散乱通信システムの環境例を示す概略図である。 送信機、受信機及び1つの後方散乱ノードの例を示す概略的電子回路図である。 アンテナ回路、ウェイクアップ回路、コントローラ回路及び後方散乱回路を含む後方散乱ノードの例を示す概略的電子回路図である。 ウェイクアップ回路の非限定的な例の機能ブロック図である。 後方散乱回路の非限定的な例の機能ブロック図である。 送信機、受信機及び後方散乱ノード間の無線通信の概略図である。 送信機、受信機及び後方散乱ノード間の無線通信の他の概略図であり、後方散乱通信システムによって使用されるリンクパラメータのセットの更新を示している。 スマートポリシー及び探索ポリシーを使用するプロセスを示すフローチャートである。 図8に示されるプロセスの実施形態を示すフローチャートである。 後方散乱通信システムの他の環境例を示す概略図である。 後方散乱通信システムの他の環境例を示す概略図である。 後方散乱通信システムの他の環境例を示す概略図である。
詳細な説明
本開示の実施形態は、本明細書に記載されている。しかしながら、開示された実施形態は、単なる例に過ぎず、他の実施形態においては、種々の代替的形態を取ることができる点を理解されたい。図面は、必ずしも縮尺どおりではない。いくつかの特徴は、特定のコンポーネントの詳細を示すために誇張又は最小化されている可能性もある。それゆえ、本明細書に開示される特定の構造的及び機能的詳細は、限定として解釈されるべきではなく、むしろ、当業者に実施形態の種々の使用を教示するための単なる代表的な基礎として解釈されるべきである。当業者が理解するように、図面に示されそれらのいずれか1つを参照して説明された種々の特徴は、明示的に図示又は説明されていない実施形態の生成のために、1つ又は複数の他の図面に示された特徴と組み合わせることが可能である。図示されたこれらの特徴の組合せは、典型的な用途のための代表的な実施形態を提供するが、本開示の教示と一致するこれらの特徴の種々の組合せ及び修正が、特定の用途又は実装のために望まれる場合もある。
ここで、図1を参照すれば(ここでは、同様の参照番号は、同一又は類似の機能又は特徴を示している)、後方散乱通信システム10が示されており、この後方散乱通信システム10は、送信機12、受信機14、及び、1つ又は複数の後方散乱ノード20(以下「ノード」とも称し、本明細書においては、いくつかが例として示されている)を含む。このシステム10は、種々の器具及びデバイスとの通信が可能であることによって、ユーザの体験を改善することができる。例えば、ユーザ(図示せず)に、こんろ上において調理している食品が予め定められた温度に到達している可能性があることを通知することができ、又は、こんろ上の調理の中身が予め定められた温度におかれている持続時間をユーザに通知することができ、又は、予め定められた温度プロファイルが完了していることをユーザに通知することができる。これにより、料理の過熱や焼き過ぎを最小限に抑制することができる。以下においてより詳細に説明するように、送信機12は、メッセージを搬送する無線周波数(RF)信号を受信機14に無線で送信することができ、この信号を使用して、器具及びデバイスにおけるノード20は、器具/デバイスにとって固有のデータを受信機14に報告することができる。ノード20において受信すると、各ノード20は、RF信号の特性(例えばRF信号を用いて予め定められた波形、例えばRF信号がノード20に関連することを示すRF信号内のパターンの存在を含む)に基づいて(例えば低電力モードからアクティブモードに)ウェイクアップするか否かを決定することができる。いくつかの例においては、ノード20は、RF信号が比較的弱いか比較的強いかに関係なく、アクティブモードに切り替えることができる。さらに、ノード20がウェイクアップした場合、ノード20は、受信機14と無線で通信するために複数のリンクパラメータを使用することができる(例えば、送信機12によって送信されるRF信号のエネルギーの使用)。システム10は、システム10が使用するリンクパラメータのセットを統計的に決定し、最適化する1つ又は複数のポリシーを実行することができる。この最適化は、(例えば、送信機12とノード20との間における、及び/又は、ノード20と受信機14との間における)通信成功の見込みを改善することができる。後方散乱通信システム10の他の新規な態様も、以下において同様に説明する。
図示の(キッチンの)例によれば、送信機12は、食器洗浄機22の電子装置の一部を形成することができ、受信機14は、オーブンレンジ24の電子装置の一部を形成することができ、ノード20は、ティーケトル26、調理鍋28、キッチン用のナイフ30、又は、他の適当なキッチンツール若しくは調理器具の一部を形成することができる。ここでは、食器洗浄機やオーブンレンジ22,24は、家庭用、商業用、産業用などの交流(AC)電源(例えば、壁のコンセント(図示せず)など)に結合されるものとしてよい。一方、ティーケトル26、調理鍋28及びナイフ30は、AC電力を利用しない場合がある。いくつかのノード20は、(そのようなものは図示されていないが)直流(DC)バッテリー電力を使用することができるが、一方、ティーケトル26、調理鍋28及びナイフ30などの他のノード20は、電力がなくても機能し得る。さらに、この例においては、AC電力に接続された送信機12及び受信機14が説明されているが、それらは代わりに、DCバッテリー電源などに結合されるものとしてもよい。この例においては、システム10は、キッチンに接続されたモノのインターネット(IoT)として実施されているが、以下の説明から明らかなように、これは単なる例に過ぎず、他の実施形態も可能である(さらにいくつかの付加的で非限定的な実装は、以下にも記載されている)。
図2に概略的に示すように、送信機12は、短距離無線通信(SRWC)送信機であるものとしてよく、これは、送信回路40、発振器42及びアンテナ回路44を含み得る。このSRWCは、150メートル(m)未満の無線通信範囲を指す場合があり、他の例においては、SRWCは、500m未満又は1000m未満の無線通信範囲も指す場合があり、他の例においては、SRWCは、5000m未満の無線通信範囲を指す場合がある。送信回路40は、特に、プロセッサ46、メモリ48、クロック50及び無線周波数(RF)回路52を含み得る。
プロセッサ46は、送信機12の無線送信を制御する任意の適当なデバイスであるものとしてよい。プロセッサ46は、本明細書に記載されるタスクの少なくともいくつかを実行するために、デジタル命令を処理及び/又は実行するようにプログラミングされるものとしてよい。プロセッサ46の非限定的な例は、いくつかの例を挙げると、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ又はコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、予め定められたタスク又は命令などを実行するように配置されたディスクリートデジタル及び/又はアナログ電子コンポーネントを含む1つ以上の電子回路のうちの1つ又は複数を含む。少なくとも1つの例においては、プロセッサ46は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体(例えばメモリ48)に格納されたコンピュータプログラム製品として実施され得る複数の命令セットをメモリ48から読み取り及び/又は実行する。実行可能な命令は、送信の制御、予め定められた無線プロトコルへの準拠の維持、RF送信信号を介したデータの送信、搬送波信号内におけるデータのパッケージ化、ノード20によって認識可能であり得る予め定められた波形の送信などに関係し得る。これらの命令のいくつかの非限定的な例は、以下のプロセスで説明され、図面に示されている。これらの命令及び他の命令は、特に明記しない限り、任意の適当な順序により実行されるものとしてよい。以下に説明する命令及びプロセス例は、単なる実施形態に過ぎず、限定を意図するものではない。
メモリ48は、揮発性及び/又は不揮発性メモリデバイスを含み得る。不揮発性メモリデバイスは、持続性メモリ(例えば非揮発性)を含む任意の非一時的コンピュータ使用可能又はコンピュータ可読媒体、記憶デバイス、記憶商品などを含み得る。不揮発性メモリデバイスの非限定的な例には、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、光ディスク、磁気ディスク(例えばハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、磁気テープなど)、ソリッドステートメモリ(例えばフローティングゲート金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET))、フラッシュメモリ(例えば、NANDフラッシュ、ソリッドステートドライブなど)が含まれ、いくつかのタイプのランダムアクセスメモリ(RAM)(例えば、強誘電性RAMなど)でさえ含まれる。1つの例によれば、不揮発性メモリデバイスは、ソフトウェア、ファームウェアとして実施され得る命令の1つ又は複数のセット、又は、プロセッサ46によって実行可能な他の適当なプログラミング命令(本明細書に記載の命令例を含むがこれらに限定されるものではない)を格納することができる。
揮発性メモリデバイスは、非一時的コンピュータ使用可能又はコンピュータ可読媒体、ストレージデバイス、非永続メモリ(これは、例えば格納された情報を維持するために電力を要する場合がある)を含むストレージ商品などを含み得る。揮発性メモリの非限定的な例には、汎用ランダムアクセスメモリ(RAM)、スタティックRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)などが含まれる。
クロック50は、クロック信号を維持する任意の適当なデバイスを含み得る。例えば、非限定的な例によれば、クロック50は、48メガヘルツ(MHz)の信号を提供することができ、もちろん、他の例も可能である。
RF回路52は、送信を使用可能にする任意の適当な増幅器、フィルタ、アンテナなどを含み得る。さらに、プロセッサによって制御されるように、RF回路52は、搬送波信号とメッセージ信号とを混合し(結果としてRF信号になる)、RF信号を増幅し、このRF信号を送信用のアンテナ回路44に提供することができる。
発振器42は、周波数生成用の任意の適当な結晶を含み得る。例えば、非限定的な例によれば、発振器50は、24MHzの水晶振動子であってもよく、もちろん、他の例も可能である。
アンテナ回路44は、送信に適した1つ又は複数のアンテナと、1つ又は複数の所望の周波数とを含み得る。少なくとも1つの例によれば、アンテナ回路は、少なくとも2つのアンテナ(例えば、第1のアンテナ44a及び第2のアンテナ44b)を含む。少なくとも1つの例においては、第1のアンテナ44aは、3つの平面のうちの2つ(例えば、X−Z平面)に向けられ、一方、第2のアンテナ44bは、2つの異なる平面(例えば、Y−Z平面)に向けられる。さらに、アンテナ44a,44bは、互いに離間されるものとしてもよい(例えば、送信機12の2つの部分で互いに数センチメートル(cm)以内)。向きが異なるアンテナを用いれば、後方散乱通信が改善される(例えば、以下において論じるようなその成功率が改善される)可能性がある。RF回路52、発振器42及びアンテナ回路44は、任意の望ましい無線プロトコルを利用するように調整及び配置されるものとしてもよいことを理解されたい。非限定的な1つの例によれば、送信機12は、以下のような、ブルートゥース(登録商標)低エネルギー(BLE)プロトコル、ジグビープロトコル、Z波プロトコル、スレッドプロトコル、Wi−Fiプロトコル等のうちの1つ又は複数を利用するように構成されている。他の構成及び/又はプロトコルが代わりに使用されるものとしてもよい。
図2は、受信機14も示している。この受信機14は、SRWC受信機であるものとしてよく、特に、受信機回路56及びアンテナ回路58を含み得る。受信機回路56は、プロセッサ60、メモリ62、前置増幅器回路64(フィルタ、演算増幅器などを含む)、及び/又は、それらに類似するものなど任意の適当なハードウェアコンポーネントを含み得る。プロセッサ60のハードウェアは、プロセッサ46と類似又は同等であるものとしてもよいが、いくつかの例においては、プロセッサ60は、それらがプロセッサ46によって実行されるものとは異なるいくつかの命令を実行することができる。同様に、メモリ62は、メモリ48と類似又は同等であるものとしてもよいが、メモリ62は、プロセッサ60によって実行されるべき少なくともいくつかの異なる命令を記憶することができる。例えば、メモリ62は、1つ又は複数のスマートポリシー(これは後方散乱通信用のリンクパラメータのセットの選択を容易にする)、又は、通信の成功の可能性を改善するためにリンクパラメータのランダムなセットを使用する探索ポリシーを記憶することができる。さらに、プロセッサ60は、これらのポリシーを実行するために1つ又は複数の命令を実行することができる。ポリシー実装の例は、図8乃至図9に示されており、これについては、以下において論じる実例的なプロセスでより詳細に論じる。
アンテナ回路58は、送信機12からのRF信号を受信するように整合された1つ又は複数のアンテナを含み得る。少なくとも1つの例によれば、アンテナ回路58は、少なくとも2つのアンテナ(例えば、第1のアンテナ58a及び第2のアンテナ58b)を含む。上記の(例えば送信機12に関する)例と同様に、第1のアンテナ58aは、3つの平面のうちの2つ(例えばX−Z平面)に向けられるものとしてよく、一方、第2のアンテナ58bは、2つの異なる平面(例えばY−Z平面)に向けられるものとしてよい。さらに、上述のように、アンテナ58a,58bは、互いに離間されるものとしてもよい(例えば互いに数cm以内)。
図1乃至図2においては、送信機12及び受信機14は、別個のデバイスとして示されており、例えば、ここでは、受信機14は、送信機12(例えば食器洗浄機22)とは異なるデバイス(例えばオーブンレンジ24)内に配置されている。他の例においては、受信機14及び送信機12は、同一のデバイス内に配置されている(例えば、どちらも食器洗浄機22内において又はどちらもオーブンレンジ24内において、例えばトランシーバとして構成される)。少なくとも1つの例においては、送信機12がトランシーバ(例えば送信機と受信機の両方)であり、及び/又は、受信機14がトランシーバ(例えば送信機と受信機の両方)である。従って、少なくともいくつかの例においては、送信機12は、送信モード及び/又は受信モードで動作することができる。同様に、少なくともいくつかの例においては、受信機14は、送信モード及び/又は受信モードで動作することができる。
図2乃至図3は、後方散乱ノード20の実例的な例を示している。後方散乱ノード20は、特に、アンテナ回路70、ウェイクアップ回路72、コントローラ回路74及び後方散乱回路76を含み得る。これらの回路70〜76の総てが必要なわけではなく、例えば、他の実施形態においては、2つ以上の回路70〜76の種々の組合せが使用されるものとしてよい。これらの図面は、使用され得るハードウェア及び配置構成の単なる一例に過ぎず、他の例においては、他の同等のハードウェアが使用されるものとしてもよい。
アンテナ回路70は、1つ又は複数のアンテナ80(1つの例においては、回路70は1つのアンテナを含む)、スイッチング回路82、及び、整合ネットワーク84を含み得る。アンテナ80は、使用すべき所望の周波数に適するものとすることが可能であり、任意の適当な構成に従って配置されるものとしてもよい。ノード20を支持するデバイスは、携帯可能であるものとしてもよく、ユーザは、当該デバイスの位置を(例えばキッチン内において)変更することができ、及び/又は、送信機12のアンテナ44a,44b及び/又は受信機14のアンテナ58a,58bに関する当該デバイスの相対的な向きを変更することができる点を理解されたい。従って、アンテナ80は、アンテナ44a,44bのどちらが送信に使用されるかに依存してRF信号のより良好な受信を有し得ることが予期され、その後、ノード20からの後方散乱通信は、以下においてより詳細に説明するように、アンテナ58a,58bのどちらが受信に使用されるかに依存してより高い品質で受信され得ることが予期される。
1つの例によれば、スイッチング回路82は、アンテナ80と整合ネットワーク84との間に結合された第1のスイッチ86と、アンテナ80と対応するインピーダンス値(例えばZ,Z2,3,…,Z)との間に結合された複数のインピーダンス整合スイッチ88,88,88,88とを含み得る。ここで、インピーダンス値(Z,Z2,3,…,Z)は、インピーダンス整合スイッチ88〜88とグランド104との間に結合されている(ここで、「n」は、任意の適当な量であるものとしてよい)。さらに、インピーダンス値(例えばZ,Z2,3,…,Z)は、任意の適当な値であるものとしてよい。以下において説明するように、スイッチング回路82は、後方散乱回路76によって制御されるものとしてよい。
整合ネットワーク84は、ソース(例えば、送信機12のRF信号)と負荷(例えば、残余の回路72〜76)との間のインピーダンス関係を変換することによって適当な整合を使用可能にする任意の適当な電子ハードウェアであるものとしてよい。例えば、ソースの出力インピーダンス(例えばアンテナ回路44の出力インピーダンス)の複素共役に等しい入力インピーダンスを提示しながら、実質的に総ての電力を負荷に伝送するように設計されるものとしてもよい。整合ネットワークの他の態様は、当該技術分野で公知である。整合ネットワークは、ウェイクアップ回路72と第1のスイッチ86との間に結合されるものとしてもよい。
ウェイクアップ回路72は、パターン相関回路92及びデータデコーダ回路94に結合された包絡線検出回路90を含み得る。ここで、パターン相関回路92は、包絡線検出回路90とデータデコーダ回路94との間に結合されている。図4は、ウェイクアップ回路72の非限定的な例の機能ブロック図を示しており、アンテナ回路70からのRF信号は、包絡線検出回路90、パターン相関回路92及びデータデコーダ回路94を通って供給され、その後、コントローラ回路74に供給される。図3及び図4は、包絡線検出回路90がローパスフィルタ98(図3乃至図4)に結合された整流器96を含み得ることを示している。包絡線検出回路90は、送信機12からの送信から(例えばRF信号から)メッセージ信号(例えば高周波信号)を抽出するように構成されるものとしてもよい。
整流器96の非限定的な例が示されている。ここでは、整流器96は、(整合ネットワーク84に結合された)第1のノード100、グランド104と第1のノード100との間に結合された第1の(ツェナー)ダイオードD1、第2のノード106、並びに、第1及び第2のノード100,106間に結合された第2の(ツェナー)ダイオードD2を含み得る。(任意の適当なコンポーネントを有する)他の整流器配置構成も可能である。
ローパスフィルタ(LPF)98は、第2のノード106とグランド104との間に結合された蓄積コンデンサCと、第2のノード106とグランド104との間に結合された非線形抵抗RNLとを含み得る。この非線形抵抗RNLは、第2のノード106とグランド104との間に結合された抵抗R1、及び、第2のノード106とグランド104との間にそれぞれ結合された1つ又は複数のダイオード抵抗対(D3〜R2及びD4〜R3)を含み得る。例えば、図3においては、第2のノード106とグランドとの間に2つのダイオード抵抗対が示されており、各ダイオード抵抗対は、抵抗と直列のダイオード(例えば、R2と直列のD3、及び、R3と直列のD4)を含む。コンデンサC、抵抗R1、R2、R3、及び、ダイオードD3、D4の値は、コーナー周波数が(例えば第2のノード106における)入力信号レベルに比例するように選択されるものとしてもよい。上記LPF98は、単なる例に過ぎず、他の配置構成(他の非線形抵抗配置構成を含む)が代わりに使用されるものとしてもよい。
動作中に、包絡線検出回路90は、RF信号から所望の高周波信号を抽出することができる。RF信号が存在する場合、コンデンサCが充電され(かつ、第2のノード106の電圧が上昇し)、かつ、RF信号が存在しない場合、コンデンサCの電荷が放電される。包絡線検出回路90は、RF信号が第1の予め定められた閾値よりも大きいか、又は、RF信号が第2の予め定められた閾値よりも小さいかに関係なく、所望の高周波信号を抽出することができる。非線形抵抗RNLの代わりに線形抵抗が使用された場合、強いRF信号の間は、線形抵抗を比較的小さく(例えば、放電サイクル内においてコンデンサCを放電するために十分に小さく(例えば、これは、わずか4μsほどであるものとしてよい))すべき必要があり、弱いRF信号の間は、線形抵抗を比較的大きく(例えば、充電サイクル中の第2のノード106における電圧を上昇させるために十分な大きさに(例えば、これも、わずか4μsほどであるものとしてよい))すべき必要がある。従って、非線形抵抗RNLが、単一の線形抵抗とコンデンサCとを並列に接続する代わりに使用されるものとしてもよい。また、図示されている実装は、RF信号が比較的弱いか否か、比較的強いか否かの影響を受けず、両方のシナリオ及びその間のシナリオにより動作する。
パターン相関回路92は、プリアンブルビット及びデータパターン(例えばビットシーケンス)について着信信号データを解析する回路電子装置を含み得る。1つの例によれば、パターン相関回路92は、データパターンが識別されたときに、及び、タイミング一致が特定されたとき(例えば、単一ビットの持続時間が予め定められた持続時間と一致するとき)に、データデコーダ回路94及び/又はコントローラ回路74に使用可能信号を提供することができる。いくつかの非限定的な例によれば、ウェイクアッププロトコルは、単一パターン検出(例えば、16ビットパターン若しくは32ビットパターン)又は二重パターン検出(例えば、16ビットパターン若しくは32ビットパターン)を含み得る。
データデコーダ回路94は、抽出された信号をデコードするように構成された任意の回路電子装置であるものとしてもよい。ここでは、マンチェスターデコーダが使用されるものとしてもよいが、他の例が使用されるものとしてもよい。データデコーダ回路94の出力は、コントローラ回路74に提供されるものとしてもよい。Austriamicrosystems社のAS3933型受信機は、パターン相関及びデータデコーダ回路92,94の非限定的な例を使用するが、他の例が代わりに使用されるものとしてもよい。
コントローラ回路74は、プロセッサ110及びメモリ112を含み得る。プロセッサ110のハードウェアは、プロセッサ46と類似又は同等であるものとしてもよいが、プロセッサ110は、異なる命令を実行することができる。同様に、メモリ112は、メモリ48と類似又は同等であるものとしてもよいが、メモリ112は、プロセッサによって実行可能な異なる命令を格納することができる。例えば、コントローラ回路74は、後方散乱ノード20が低電力モードからアクティブモードに変化すべきであることを示す信号パターン(例えば、このパターンは、以下において説明するように予め定められた波形を含み得る)をRF信号が含むことをウェイクアップ回路72が特定したとき、後方散乱回路76を動作させる(例えば使用可能にする)ことができる。
少なくとも1つの例においては、コントローラ回路74は、センサSに結合されるものとしてよい。センサSは、後方散乱ノード20が結合されたデバイスに関するデータを提供することができる。例えば、図1に示される例に続けて、センサSは、温度センサ、圧力センサであるものとしてもよいし、又は、ティーケトル26、調理鍋28若しくはナイフ30についての情報を提供する他のデータセンサであるものとしてもよい。以下において論じるように、後方散乱ノード20は、このセンサデータを含む後方散乱送信を送信することができる。
ここで、図3及び図5を参照すれば、後方散乱回路76が説明されている。図5は、後方散乱回路76の非限定的な例の機能ブロック図を示し、図3は、回路のコンポーネントの非限定的な配置構成の例を示している。例えば、図5は、コントローラ回路74が、(後方散乱回路76の)通信インターフェース機能部114及びクロック生成機能部116に結合されるものとしてもよいことを示している。通信インターフェース及びクロック生成機能部114,116の両方は、パケット生成機能部118に入力を提供することができ、パケット生成機能部118は、メッセージデータをベースバンド変調機能部120(これはメッセージデータを変調し、通信インターフェース機能部114との双方向通信も示す)に出力することができる。最終的に、ベースバンド変調機能部120は、後方散乱信号をアンテナ回路70に出力することができる。これらの機能部114〜120の各々は、電子的ハードウェアを利用することができるが、一部の例においては、ソフトウェアが使用されるものとしてもよい。
図3は、クロック生成機能部116が、コントローラ回路74に結合されたクロック122(例えば12メガヘルツ(MHz))として実施されるものとしてもよいことを示している。このクロック122は、後方散乱ノード20の他の機能のためのクロック信号を提供することができる(さらに12MHzは、単なる例に過ぎない)。通信インターフェース、パケット生成及びベースバンド変調機能部114,118,120は、例えばフィールドプログラマブルゲートアレイ(例えばFPGA124)として実施されたプロセッサ124を使用して実施されるものとしてもよい。例えば、FPGA124は、有効なパケット(例えば、BLE規格に基づくBLEコード化又は非コード化物理層(PHY)パケット、他のプロトコルによるコード化又は非コード化パケットなど)を生成するように構成されるものとしてもよい。少なくとも1つの例においては、有効なパケットのパケットデータは、センサSからのセンサデータを含む。さらに、FPGA124は、有効なパケットのビットに基づいて、変調された波形(周波数シフトキー(FSK)変調された波形など)を生成することができる。例えば、FPGA124は、クロック122の出力を、周波数分離がBLE規格要件を満たすように2つの異なる数値126,128に分割することができる。1つの非限定的な例によれば、数値126は12(例えば、クロック÷12)であり、数値128は、3/4(例えば、クロック÷3/4)である。これらの数値126,128は、プロトコル実装に基づいて異なるものとしてもよい。
動作中に、送信機12、受信機14及びノード20は、望ましくは、周波数及び時間においてアライメントされている。例えば、送信機12は、中心周波数(fTX)でRF信号(例えば励起信号)を発信することができ、ノード20は、送信に整合されたインピーダンスを使用して励起信号を受信することができ、ノード20は、後方散乱通信を決定することができ、ノード20は、(異なるインピーダンスに変更する)スイッチング回路82を使用し後方散乱中心周波数(fbs)で送信することによって後方散乱通信を送信することができ、受信機14は、RF信号及び周波数(fTX±fbs)における後方散乱通信(例えば、後方散乱信号)の両方を受信することができる。
以下のプロセスは、個別に使用するものとしてもよいし、相互に組み合わせて使用するものとしてもよい。図6は、プロセス600(ブロック605〜645を含む)及びプロセス600’(ブロック605〜680を含む)、例えば、詳細には、単一のアライメントモード及び周期的なアライメントモードを示し、これらのプロセスにより、ノード20は、送信機12の送信とアライメントすることができる。プロセス600においては、単一のアライメントモードのために、(ブロック605,610において)送信機12及び受信機14は、通信設定を交換することができる(例えば、送信機12は設定を送信し、受信機14は確認応答することができる)。これらの設定は、複数のリンクパラメータ(本明細書においては、例えば後方散乱パラメータ又は送信パラメータとも称される)を含み得る。これらのリンクパラメータの非限定的な例には、複数の無線周波数(RF)の1つ、励起周波数(例えば、BLE構成においては、(例えばチャネルとも称される)75の励起周波数の1つ)(例えばfTX)、対応するRF励起電力、後方散乱ノードの対応する変調中心周波数(例えばfbs)(これは励起周波数の単一側波帯(SSB)であってもよく、従って、fbsは、fTXに依存し得る)、ウェイクアップソース識別子(例えば、送信機12又は受信機14のどちらが送信モードで動作しているかを示す識別子)、後方散乱送信遅延間隔、送信機アンテナ選択(例えば、複数のアンテナ44a,44bのいずれが送信機12によって使用されるかを示す識別子)、受信機アンテナ選択(例えば、複数のアンテナ58a,58bのいずれが受信機14によって使用されるかを示す識別子)、及び、後方散乱ノードアンテナ(例えば、アンテナ80の識別子)が含まれる。その後(ブロック615,620においては)、送信機12又は受信機14の少なくとも1つは、ノード20をウェイクアップするために任意のRF信号を提供することができ、例えば上記で説明したように、これは予め定められた波形を含み得る(例えば、振幅又は周波数変調などでフォーマットされた0sと1sとからなる予め定められた連続するもの)。それに応じて、ノード20は、例えば、上記で論じたように、RF信号が比較的弱いか又は比較的強いかに関係なく、予め定められた波形を検出することができ、さらにこの検出に応じて、ノード20は、低電力モードからアクティブモードに変更することができる(例えば、より高い電力を使用して)(ブロック625)。より具体的には、ノード20は、低電力モードからアクティブモードに切り替わる前に、予め定められた持続時間(Tpause)だけ休止(630)することができる。この持続時間(Tpause)に追従して、(ブロック635においては)送信機12は、周波数(fTX)を使用してRF信号を受信機14に送信することができ、この受信機14は、ノード20の近接のため、無線でノード20を励起し、後方散乱通信を送信させる(ブロック640)(例えば、周波数fbsで)。いくつかの例においては、ブロック640は、ノード20が後方散乱通信の送信を知ることができるように(例えばヘッダファイル内に)予め定められた波形をさらに含み得る(ただし、この予め定められた波形の追加の受信は要求されない)。このノード20からの(例えばパケットデータを含む)後方散乱通信は、例えば送信機12からのRF信号と共に、受信機14によって受信されるものとしてもよい(ブロック645)。従って、例えば受信機14は、fTX±fbsを受信することができる。その後、この単一のアライメントのプロセスは終了し得る。又は、いくつかの例においては、プロセス600が再び繰り返されるものとしてもよい。
プロセス600’においては、周期的アライメントモード、送信機12、受信機14、及び、ノード20は、ブロック605〜645も実行することができる。従って、これらのブロックの再度の説明は、以下においては記載しない。
プロセス600’においては、予め定められた持続時間(Tperiod)(650)が、ブロック645に追従することができる。より具体的には、プロセス600’は、ブロック655(送信機12からの励起送信)を含み得る。ここで、このブロック655は、ブロック660(ノード20からの後方散乱通信)によって追従され、このブロック660は、ブロック665(受信機14がノード20から通信を受信する)によって追従され、このブロック665は、他の持続時間Tperiod(670)によって追従される。ここで、これらのブロック655、660及び665は、それぞれブロック635、640及び645と類似又は同等であるものとしてもよい。図6は、任意の適当な量の反復が周期的に起こり得ることを示している(例えば、ブロック655〜670と同様に、例えば、ブロック675、ブロック680及びブロック685の最終シーケンスを含み、ここでは、ブロック675〜685は、それぞれブロック635〜645と類似又は同等であるものとしてもよい)。
ここで、図7を参照すれば、閉ループ制御を使用してリンクパラメータのセットを更新する概要を提供するプロセス700が示されている。このプロセスは、(受信機14の)プロセッサ60が通信要求を行うことから開始される(ブロック702)。この要求は、ノード20の固有の識別子、送信モードにおけるRF信号の中心周波数、RF励起電力、ノード20によって使用されるべき変調中心周波数、ウェイクアップソースの識別子(例えば、送信機12がソースであるものとしてよい(又は、受信機14がソースであるものとしてもよい、即ち、ノード20に近いいずれかであるものとしてよい))、送信機12の選択されたアンテナ(例えば、44a,44bのうちの1つ)、受信機14の選択されたアンテナ(例えば、58a,58bのうちの1つ)、及び、ノード20のアンテナ80を含み得る。要求に基づいて、プロセッサ60は、リンクパラメータのセットを決定することができる(ブロック704)。次いで、受信機14は、これらの現在のリンクパラメータを送信機12と共有することができ(ブロック706)、送信機12は、これらのリンクパラメータを受信する(ブロック708)。次に、受信機14は、ウェイク状態及び/又は待機状態に入ることができ(ブロック710)、送信機12は、ウェイク状態及び/又は待機状態に入ることを送信することができる(ブロック712)[注:例えば、送信機12がウェイク信号を送信すると、受信機14は待機状態になり、逆の場合も同様である]。受信すると、ノード20は、予め定められた波形が高周波信号に存在するか否かを特定するためにパターン検出を実行することができる(例えば、RF信号が(以前に論じられたように)一度抽出されると)(ブロック714)。ブロック714は、高周波信号(例えば、ウェイクアップ信号)の受信信号強度を特定することをさらに含み得る。図7は、予め定められた持続時間(Tpause)が追従することも示している(716)。(送信機12又は受信機14によって)ノード20に提供されるリンクパラメータのセットは、ウェイクアップメッセージ又は他のメッセージ内にあるものとしてもよいことを理解されたい。さらに、使用するリンクパラメータのセットは、識別子を介してノード20に通信されるものとしてもよい(例えば、複数の識別子のうちの1つ、複数の識別子の各々は、リンクパラメータのセットに対応するように予め定められている)。
716に追従して、連続サイクル720が発生し得る。各サイクル720は、類似又は同等であるものとしてよい。従って、ここでは1つだけを詳細に説明する。サイクル720内のステップ/ブロックは同様であるものとしてもよいが、送信機12及び/又はノード20によって送信されるデータは、各サイクル720で変化する可能性があることを理解されたい。さらに、以下においてより詳細に説明するように、(例えば受信機14における)ポリシーの実行に従って、リンクパラメータのセットは異なる可能性がある。
サイクル720は、ブロック722〜730を含み得る。ここで、各サイクル720のための持続時間は、図中においては後方散乱周期として定義されている。サイクル720は、ブロック722で開始することができ、送信機12は、RF励起として機能するRF信号をノード20に送信する。ノード20は、ブロック712において、送信されたリンクパラメータのセットを使用して後方散乱通信(例えば後方散乱RF信号)を生成することができる(ブロック724)。この後方散乱通信は、受信機14によって受信されるものとしてよい(ブロック726)。このブロック726は、後方散乱通信の受信信号強度を特定することをさらに含み得る。図7は、後方散乱通信が、後方散乱伝送のいずれかの側で(例えば、パケット衝突を回避するために)ガードインターバルを利用することができることを示している。追従可能なブロック730において、後方散乱通信結果は、それらの結果を評価する(ブロック732)プロセッサ60と共有されるものとしてよい。以下においてより詳細に説明するように、リンクパラメータの更新されたセット(ブロック734)は、プロセッサ60によって決定され、今後の通信要求(例えばブロック702のような)において使用されるものとしてよい。次のサイクル720は、ブロック730に続いて、例えば、後方散乱期間の後に開始することができる。以下において論じるように、リンクパラメータの1つ又は複数は、リンクパラメータの更新されたセットにおいて、送信機12によって以前に使用されたものと異なる場合がある。
図8は、スマートポリシー(ブロック810)及び探索ポリシー(ブロック820)を使用するプロセス800(これは、受信機14のプロセッサ60によって実行可能であるものとしてもよい)を示すフローチャートである。スマートポリシー(ブロック810)は、例えば、リンクパラメータのセット使用に関する、後方散乱通信の履歴及び結果(成功又は不成功)を分析することによって、後方散乱通信が成功する可能性が比較的高い1つ又は複数のリンクパラメータのセットを選択することができる。クロスエントロピーアプローチは、プロセッサ60によって決定されるものとしてもよく、ここでは、成功の確率が、リンクパラメータの各セットについて格納される。この確率は、式(1)を使用して各通信の試行後に更新されるものとしてよい。
式(1)、
Probnext=Probprevious*k+commscore*(1−k)、
ここで、Probnextは、(リンクパラメータの次のセット)を使用し、(以前の)成功した通信の第2の確率に基づいて(次の)成功した通信の第1の確率のうちの1つを指し、κは、予め定められた平滑化係数を指し、Probpreviousは、(リンクパラメータの次のセットとは異なった)リンクパラメータの以前のセットを使用した(以前の)成功した通信の第2の確率を指し、commscoreは、以前の通信の通信スコアを指す。
例えば、リンクパラメータの多数のセットに対応する多数の確率値が決定されるものとしてもよい。非限定的な例によれば、リンクパラメータの数百のセットが、システム10において使用することができる。例えば、上記の例に続けて、リンクパラメータの600のセットを使用することができ、例えば、ここでは、75の異なる励起周波数のうちの1つがRF信号(例えばfTX)のために使用されるものとしてもよいし、1つのRF励起電力値が使用されるものとしてもよいし、後方散乱ノードの1つの変調中心周波数(例えばfbs)が使用されるものとしてもよいし、2つのウェイクアップソース識別子のうちの1つが使用されるものとしてもよいし、2つの異なる送信機アンテナ44a,44bのうちの1つが使用されるものとしてもよいし、2つの異なる受信機アンテナ58a,58bのうちの1つが使用されるものとしてもよいし、1つの後方散乱ノードアンテナが使用されるものとしてもよい。例えば、600=75*1*1*2*2*2*1。
探索ポリシー(ブロック820)は、選択プロセスにおいてある程度のランダム性が使用されている間、通信が成功する可能性が高いリンクパラメータの1つ又は複数のセットを決定することができる。これについては、以下のプロセス900において、より詳細に論じる。
プロセス800によれば、プロセッサ60は、実行するポリシーを、例えばスマートポリシー810又は探査ポリシー820のいずれかを、信頼性予測による影響を受けて(ブロック850)選択し(ブロック830)、この信頼性予測は、ノード20の成功した通信に基づいている。ブロック830の選択においては、例えば、後続の後方散乱通信のためのリンクパラメータの次のセットを選択することができる。この選択プロセスは、各パケットの後に、各N個のパケット(例えば、ここで、Nは、予め定められた数量)の後に、各T秒(例えば、ここで、Tは、予め定められた数量)の後に、又は、性能指標(例えば、以下において論じるような成功率係数)が予め定められた閾値THを通過したときに、繰り返すことができる。
選択されたポリシーに基づいて、プロセッサ60は、リンクパラメータのセット(例えば、プロセス700におけるブロック734で選択されたリンクパラメータのセットなど)を選択し、送信機12、受信機14及びノード20は、これらのリンクパラメータを即時環境において使用する(ブロック840)。短距離無線通信の実装においては、周囲のわずかな変化が後方散乱通信の成功及び/又は品質に影響を与える可能性があることを理解されたい。例えば、図1に示されるキッチンにおける実装を考慮すれば、近傍の窓又はドア(図示せず)が開かれた場合に、送信機12によって送信されるRF信号は、ノード20に到達すると、より弱くなる可能性があり、ノード20からの後方散乱通信の信号品質は、受信機14に到達すると、より弱くなる可能性があるなど。他の例においては、ノード20において受信されるRF信号は、より強くなる可能性がある。他の要因が環境に影響を与える可能性もあり、非限定的な例には、部屋の内部を移動する人/送信機12、受信機14、及び/又は、ノード20の近傍を移動する人、他のデバイスからのRF干渉、装置のドアの開閉、部屋のドアの開閉などが含まれる。プロセッサ60は、(例えば、以下において論じるように後方散乱通信の成功又は失敗を含む)通信の結果を評価し、その後で、信頼性予測を決定することができる(ブロック850)。このブロック850は、リンクパラメータの選択されたセットの履歴及び結果(成功又は不成功)に基づいて、後続の後方散乱通信のための成功確率を推定することを含み得る。その後、本プロセス800は繰り返される。図8に示すように、探索ポリシー(ブロック820)へのフィードバックループは、任意であるものとしてよい。
図9は、図8に示されるプロセス800の実施形態を示している。ここで、ブロック970は、ブロック830の実施形態であり、ブロック960は、ブロック820の実施形態であり、ブロック910〜950は、ブロック810の実施形態であり、ブロック990は、ブロック850の実施形態であり、ブロック980は、ブロック840の実施形態である。図9は、スマートポリシー及び探索ポリシーを使用してリンクパラメータのセットを更新するプロセス900を示すフローチャートを示している。プロセス900は、後方散乱通信において使用されるリンクパラメータを最適化することができる、即ち、最高の成功確率を有するリンクパラメータを決定することができる。付加的に、プロセス900は、短い応答時間を有し得る。上記で論じたように、システム10の動作環境が変化する可能性があるため、プロセス900は繰り返されるものとしてよい。プロセス900は、複数のノード20を使用して実行されるものとしてよいが、各ノード20は同様に動作し得るものであるため、1つのノード20のみを説明する。
プロセス900は、送信機12がRF信号をノード20に送信し、ノードがそれぞれ後方散乱通信を受信機14に提供した後、ブロック910において開始することができる。ブロック910においては、(受信機14の)プロセッサ60は、式(2)を使用して、後方散乱通信用の後方散乱スコアを評価することができる。この後方散乱スコアは、失敗した通信に対してゼロ(0)のスコアを割り当てることにより、高い干渉チャネルを防止することができ、リンク感度からのマージンがより高いチャネルは、ウェイクアップ通信と後方散乱通信の両方に基づいてより高いスコアを受け取る。
式(2)、
Figure 2021191005
ここで、rsswakeは、ノード20における受信信号強度(例えば上述のブロック714)であるものとしてよく、rssbsは、後方散乱通信の受信機14における受信信号強度から感度を引いたものであってよい(例えば上述のブロック726)。
式(2)の他の例も存在する。例えば、rsswakeは、ウェイクアップ信号の信号強度の代わりに、ノード20において受信された送信パケットの受信信号強度であるものとしてもよい。
上記で論じたように、リンクパラメータの比較的大量のセットが使用されるものとしてもよく(例えば、1つの例においては、i=600の異なるセット)、これらのセットがメモリ62に格納されるものとしてもよい。ブロック920が追従可能であり、ここでは、[総てのiについて]ベクトルスコア(S)が、式(3)に示すように、先行の後方散乱通信イベントに基づいて(Sprevに基づいて)計算されるものとしてよい。
式(3)、
(i)=Sprev*α+scorebs*(1−α)、ここで、αは、平滑化係数である。
scorebsについては、式(2)の値が使用されるものとしてもよい。平滑化係数(α)は、予め定められた定数であるものとしてよい。例えば、スコアを50%カットするために20〜30のドロップすべきパケットを必要とする場合があり(例えば、α=0.97の場合)、又は、例えば、スコアを50%カットするために2つだけのドロップすべきパケットを必要とする場合もある(例えば、α=0.70の場合)。少なくとも1つの例によれば、ブロック930に示されるように、2つの平滑化係数が使用されるものとしてもよい。例えば、第1のアルファを使用したリンクパラメータのセットの複数の組合せ930a(例えば600の組合せ)及び第2のアルファを使用したリンクパラメータのセットの異なる複数の組合せ930b(例えば600の異なる組合せ)など(ここでも600の数量は、単なる例に過ぎず、他の数量が代わりに使用されるものとしてもよい)。
式(2)と、より大きい平滑化係数とを使用することは、(例えば、個人が部屋に入室するとき/部屋から退室するときなどの)一時的なチャネルの変動に、より良好に適合する場合があるが、式(2)と、より小さい平滑化係数とを使用することが、より長期のチャネル変動(例えば、個人が部屋に入室して着座する場合など)に、より良好に適合する場合もある。
ブロック940においては、プロセッサ60は、いずれのセットが最高のスコアを有するかに基づいて、リンクパラメータのセットのうちの1つを選択することができる。例えば、プロセッサ60は、最高のベクトルスコアを含む複数930a,930bからリンクパラメータのセットを決定することができる。
任意のブロック950においては、プロセッサ60は、政府規制のガイドラインとの互換性について、例えば最大電力出力が周波数ホッピングガイドライン内にあるか否かについて、リンクパラメータのセット(例えばブロック940において選択された第1のオプション)を検証することができる。1つの非限定的な例は、連邦通信委員会(FCC)のガイドラインである。リンクパラメータの選択されたセットが失敗した場合(例えばS(i)が失敗した場合)、本プロセス900は、ブロック940にフィードバックループすることができ、プロセッサ60は、(例えば、複数の930a,930bの中から)次に高いスコアを有する他のリンクパラメータのセット(例えば第2のオプション)を選択することができる。以下において論じるように、政府規制ごとに適合する承認済みのリンクパラメータのセットは、ブロック970に引き渡され、ブロック970によって評価される。
ブロック960においては、プロセッサ60は、適当であると以前に決定され、メモリ62に格納されたリンクパラメータの複数のセットから、リンクパラメータのセットをランダムに選択することができる。1つの例によれば、これは、複数930a,930bの中からのリンクパラメータのセットであるものとしてよいが、これは必ず要求されるものでもない。ランダムに選択されたリンクパラメータのセットは、システム10の性能を最適化する計算効率を向上させ得ることを理解されたい。例えば、複数930a,930bのリンクパラメータのセットのみの反復は、いくつかの例においては、より時間がかかる場合がある。ランダムに選択されたリンクパラメータのセットは、ブロック970に渡され、ブロック970によって評価もされる。
ブロック970においては、探索ポリシー又はスマートポリシーがプロセッサ60によって実行され、プロセッサ60は、リンクパラメータの2つのセットのうちの1つ、例えばブロック950を介して提供されたセット又はブロック960を介して提供されたセットのいずれかを選択する。この選択は、成功率係数と、ブロック990において計算され、以下に説明される確率Xとによって影響を受ける。この確率Xが閾値を超える場合(例えば、50%超(>50%))、プロセッサ60は、ブロック950のリンクパラメータのセットを選択することができ、確率Xが閾値以下(例えば、50%以下(≦50%))の場合、プロセッサ60は、ブロック960のリンクパラメータのセットを選択することができる。
ブロック980においては、プロセッサ60は、後方散乱通信においてブロック970で選択されたリンクパラメータのセットを使用する。例が図7に示されている。
ブロック990においては、プロセッサ60は、成功率係数を計算及び/又は更新し、確率値(X)の決定のために成功結果を使用し、この確率値(X)をブロック970に提供することができる。式(4)及び(5)は、成功率とXとを決定するための技術の例である。
式(4)、
成功率=(1−a)*(1−b)*(1−c)、ここで、aは、送信機12と受信機14との間のパケット誤り率であり、bは、(例えば予め定められた波形を含む)ウェイクアップ信号に応じてウェイクアップしたノード20のパケット誤り率であり、cは、ノード20と受信機14との間の後方散乱通信のパケット誤り率である。
式(5)、
X=1−tanh(3*成功率)/tanh(3)
ブロック990に続いて、プロセス900は繰り返すことができる(例えば、ブロック910へのフィードバックループ)。
上記においては、プロセス900は、受信機14によって実行された。他の実施形態においては、上記で論じられたように、プロセス900は、メモリ62に代わるメモリ48を使用して、代わりに(例えば、プロセッサ60に代わるプロセッサ46を介して)送信機12によって実行することができる。
他の実施形態も可能である。例えば、後方散乱ノード20間のチャネル調停実装は、後方散乱ノードに後方散乱周波数チャネルを明示的に選択可能にさせることにより使用することができる(例えば、選択可能な後方散乱チャネルモード)。チャネルは、対応する送信機12又は受信機14によって、デバイス初期化フェーズ中に決定することができる。チャネルは、後方散乱タグ上のボタンを押すことにより、ユーザによって明示的に選択することもできる。この場合、図3のブロック122は、適当なクロック(例えば、3.5MHzの中心周波数シフトについては12MHz、4.5MHzの中心周波数シフトについては20MHz)又はプログラミング可能なクロックを含む。付加的に、チャネルは、ハードウェア設計を使用して固定することもできる(この場合、異なる後方散乱ノード20は異なるチャネルに反映される)。そのようなネットワークアーキテクチャにおいては、それぞれの後方散乱ノード20をウェイクアップするために、(上記で論じたような)送信機12又は受信機14からの明示的なウェイクアップ信号は必要ない。総ての後方散乱ノード20は、同時に送信することができ、対応する受信機14は、それらが聞きたい後方散乱ノードに依存した適当な受信チャネルの選択によって受信することができる。この例は、エネルギー効率が悪いが(例えば単一の受信機14を有する)、この解決手段は、単一の送信機(例えば送信機12など)が、励起信号の生成のために潜在的に使用することができるようなシステム内において複数の後方散乱受信機対が存在する場合、より効率的である。この場合、ウェイクアップ回路72(図3)は後方散乱タグ上に必要ない。また、通信サイクルにおいても、ブロック615,620,625(図6に示す)及びブロック710,712,714(図7に示す)を含むウェイクアップ手順は必要とされない。
他の実施形態も可能である。例えば、後方散乱ノード20間のチャネル調停実装は、励起信号を受信した後、後方散乱ノードが予め定められた遅延で後方散乱パケットを送信可能とすることにより使用することができる。各ノード20についてのそれぞれの遅延は、対応する送信機(12又は受信機14)によってデバイス初期化フェーズ中に決定することができる。遅延は、後方散乱ノード20上のボタンを押すことにより、ユーザによって明示的に選択することもできる。そのようなネットワークアーキテクチャにおいては、後方散乱ノード20をウェイクアップするために、送信機12又は受信機14からの明示的なウェイクアップ信号は必要ない。総ての後方散乱ノード20は、励起信号を受信した後、それらの予め定められた時間遅延で送信する。この場合、ウェイクアップ回路72(図3)は、後方散乱ノード20においては不要である。次いで、通信サイクルにおいても、ブロック615,620,625(図6に示す)及びブロック710,712,714(図7に示す)を含むウェイクアップ手順は必要ない。
他の実施形態も可能である。例えば、図3のウェイクアップ回路72は、パターン相関器92及びデコーダ94なしで包絡線検出回路90のみを含み得る。そのようなシステムにおいては、後方散乱ノードは、自身がそれぞれのウェイクアップソース(送信機12又は受信機14など)の望ましい近傍にある場合にのみウェイクアップすることができる。そのような場合のチャネル調停は、前段で(例えば、例示的なチャネル調停実装に従って)説明したとおりである。図6に示される通信サイクルは、影響を受けないまま維持され得る。図7においては、パターン検出714は、ウェイクアップ検出のみを含む。
さらに、上記で引用したプロセスのいずれも、システム10の他の実施形態と共に使用されるものとしてもよい。図10乃至図12は、付加的にいくつかの非限定的な例を示している。
図10には、TRX1(例えば、これは、住宅環境、商業環境又は産業環境においてユーザとの対話が可能である)、トランシーバTRX2(例えば(図示されていない)他のデバイス上に配置されている)、及び、それぞれが後方散乱ノード20を含む複数のモノのインターネット(IoT)デバイス(例えば、ガス暖炉IoT1、ドアIoT2及び窓IoT3)を含むデジタルカウンタートップロボットを含み得る後方散乱通信システム10’が示されている。上記で論じたように、ロボットTRX1及びトランシーバTRX2は、送信機、受信機、又は、それらの組合せであるものとしてよい。このシステム10’は、システム10に関して上記で説明された任意の実施形態に従って、IoTデバイスIoT1,IoT2,IoT3のノード20と対話することができる。システム10’は、接続形成された家庭又は作業空間を便利にすることができる。
図11には、TRX1’(例えば、これは、住宅環境、商業環境又は産業環境においてユーザとの対話が可能である)、トランシーバTRX2’(例えば(図示されていない)他のデバイス上に配置されている)、及び、それぞれが後方散乱ノード20を含む複数のモノのインターネット(IoT)デバイス(例えば、ガス暖炉IoT1’、ドアIoT2’及び窓IoT3’)を含むモバイルデバイスを含み得る後方散乱通信システム10’’が示されている。上記で論じたように、モバイルデバイスTRX1’及びトランシーバTRX2’は、送信機、受信機、又は、それらの組合せであるものとしてよい。システム10’’は、システム10に関して上記で説明された任意の実施形態に従って、IoTデバイスIoT1’、IoT2’、IoT3’のノード20と対話することができる。システム10’’は、接続形成された家庭又は作業空間を便利にすることができる。
図12には、TRX1’’(例えば、これは、住宅環境、商業環境又は産業環境においてユーザとの対話が可能である)、トランシーバTRX2’’(例えば(図示されていない)他のデバイス上に配置されている)、及び、それぞれが後方散乱ノード20を含む複数のモノのインターネット(IoT)デバイス(例えば、ハンドツールIoT1’’、ハンドツールIoT2’’及びハンドツールIoT3’’)を含む電動工具を含み得る後方散乱通信システム10’’’が示されている。上記で論じたように、電動工具TRX1’’及びトランシーバTRX2’’は、送信機、受信機、又は、それらの組合せであるものとしてよい。システム10’’’は、システム10に関して上記で説明された任意の実施形態に従って、IoTデバイスIoT1’’、IoT2’’、IoT3’’のノード20と対話することができる。システム10’’’は、接続形成された家庭又は作業空間を便利にすることができる。
このように、送信機、受信機、及び、1つ又は複数の後方散乱ノードを含む後方散乱通信システムを説明してきた。1つの実施形態によれば、本システムは、スマートポリシー、探索ポリシー、又は、その両方を使用するように構成されるものとしてもよく、ここでは、これらのポリシーが、後方散乱通信において使用されるべきリンクパラメータのセットを決定している。他の実施形態によれば、本システムは、受信したRF信号が弱いか強いかに敏感ではない包絡線検出回路を含む後方散乱ノードを含み得る。他の実施形態によれば、後方散乱ノードは、送信機によって送信されたRF信号内の予め定められた波形を検出するように構成されるものとしてもよく、この検出に応じて、後方散乱ノードは、低電力モードからアクティブモードに切り替わることができる。これらの実施形態のいずれも、相互に組み合わせて使用されるものとしてよい。
本明細書に開示されるプロセス、方法又はアルゴリズムは、任意の既存のプログラミング可能な電子制御ユニット又は専用の電子制御ユニットを含み得る処理デバイス、コントローラ又はコンピュータに配信可能であり、それらによって実装可能である。同様に、本プロセス、本方法又は本アルゴリズムは、ROMデバイスなどの書き込み不能なストレージ媒体上に永続的に格納される情報や、フレキシブルディスク、磁気テープ、CD、RAMデバイス、その他の磁気的及び光学的媒体などの書き込み可能なストレージ媒体上に変更可能に格納される情報を含むがこれらに限定されるものではない多くの形態において、コントローラ又はコンピュータによって実行可能なデータ及び命令として格納することができる。本プロセス、本方法又は本アルゴリズムは、ソフトウェアで実行可能な対象に実装することも可能である。代替的に、本プロセス、本方法又は本アルゴリズムは、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、ステートマシン、コントローラ、又は、その他のハードウェアコンポーネント若しくはデバイス、又は、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアコンポーネントの組合せなど、適当なハードウェアコンポーネントを使用して、全体又は一部を実施することができる。
上記においては、例示的な実施形態を説明したが、これらの実施形態は、特許請求の範囲に包含される総ての可能な形式を説明することを意図したものではない。本明細書において使用される用語は、限定ではなく説明のための用語であり、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、種々の変更が可能であることが理解される。前述のように、種々の実施形態の特徴は、明確に説明又は図示されていない可能性がある本発明のさらなる実施形態を形成するために組み合わせることができる。種々の実施形態が、1つ又は複数の望ましい特性に関して、他の実施形態若しくは従来技術の実装に勝る利点を提供するものとして、又は、他の実施形態若しくは従来技術の実装よりも好適であるとして説明されてきたが、当業者は、特定の用途及び実装に依存する望ましい全体的なシステム属性を達成するためには、1つ又は複数の特徴又は特性は妥協し得ることを認識している。これらの属性には、コスト、強度、耐久性、ライフサイクルコスト、市場性、外観、パッケージング、サイズ、保守性、重量、製造性、組み立ての容易さなどが含まれ得るが、これらに限定されるものでもない。従って、任意の実施形態が、他の実施形態又は先行技術の実装よりも1つ又は複数の特性に関して望ましくないと説明されている限りにおいて、これらの実施形態は、本開示の範囲を逸脱するものではなく、特定の用途にとって望ましい場合がある。

Claims (20)

  1. プロセッサと、
    前記プロセッサによって実行可能な複数の命令を格納するメモリと、
    を備える第1の短距離無線通信(SRWC)デバイスを備える後方散乱通信システムであって、
    前記複数の命令は、
    無線周波数(RF)信号用のリンクパラメータの第1のセットを決定するステップと、
    前記RF信号用のリンクパラメータの第2のセットを決定するステップと、
    後方散乱通信用のリンクパラメータの選択されたセットを決定するステップであって、前記リンクパラメータの選択されたセットは、前記リンクパラメータの第1又は第2のセットのうちの1つである、ステップと、
    前記リンクパラメータの選択されたセットを第2のSRWCデバイスと共有するステップと、
    前記RF信号を介して前記リンクパラメータの選択されたセットを使用する後方散乱通信に続いて、前記リンクパラメータの第1及び第2のセットを繰り返し更新し、それに応じて、前記リンクパラメータの選択されたセットを繰り返し再決定、共有及び更新するステップと、
    を含む、
    後方散乱通信システム。
  2. 前記リンクパラメータの選択されたセットは、以下のリンクパラメータ、即ち、RF励起周波数、RF励起電力、後方散乱ノードの変調中心周波数、ウェイクアップソース識別子、後方散乱伝送遅延間隔、送信機アンテナ選択、受信機アンテナ選択、又は、後方散乱ノードアンテナのうちの少なくともいくつかを含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記システムは、少なくとも1つの後方散乱ノード及び第2のSRWCデバイスをさらに含み、前記第1のSRWCデバイスは、送信機又は受信機の一方であり、前記第2のSRWCデバイスは、送信機又は受信機の他方である、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記少なくとも1つの後方散乱ノードが前記リンクパラメータの選択されたセットを受信した場合、前記少なくとも1つの後方散乱ノードは、前記少なくとも1つの後方散乱ノードが予め定められた波形を検出したときに後方散乱通信に参加するように構成されている、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記予め定められた波形の検出に応じて、前記少なくとも1つの後方散乱ノードは、低電力モードとアクティブモードとの間において切り替わるように構成されている、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記RF信号は、以下のプロトコル、即ち、ブルートゥースプロトコル、ブルートゥース低エネルギー(BLE)プロトコル、ジグビープロトコル、スレッドプロトコル、又は、Wi−Fiプロトコルのうちの1つに準拠する、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記リンクパラメータの第1のセットを決定するステップは、
    以前の後方散乱通信イベント用の後方散乱スコアを計算するステップと、
    前記後方散乱スコアに基づいて、前記リンクパラメータの第1のセットの複数の組合せ用のベクトルスコアを更新するステップと、
    最高のベクトルスコアを有する複数の組合せのうちの1つに基づいて、前記リンクパラメータの第1のセットを選択するステップと、
    をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記後方散乱スコアは、(前記第2のSRWCデバイスからの)後方散乱ノードにおいて受信したウェイクアップ信号の信号強度と、(前記後方散乱ノードからの)前記第1のSRWCデバイスにおいて受信した後方散乱信号強度とを使用して計算される、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記ベクトルスコアを更新するステップは、
    前記後方散乱スコア、以前のベクトルスコア及び第1の平滑化係数を使用して計算するステップであって、前記以前のベクトルスコアは、以前に選択されたリンクパラメータのセットに関連付けられている、ステップと、
    前記第1の平滑化係数に基づいて第1の複数の組合せを決定するステップと、
    を含む、請求項7に記載のシステム。
  10. 前記ベクトルスコアを更新するステップは、
    前記後方散乱スコア、前記以前のベクトルスコア及び第2の平滑化係数を使用して計算するステップと、
    前記第2の平滑化係数に基づいて第2の複数の組合せを決定するステップと、
    をさらに含み、
    前記リンクパラメータの第1のセットを選択するステップは、前記第1又は前記第2の複数の組合せの最高のベクトルスコアに基づく、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記リンクパラメータの第1のセットを決定するステップは、
    前記リンクパラメータの第1のセット用の第1のオプションを決定するステップと、
    前記第1のオプションが政府規制の電力要件との互換性がないことを特定するステップと、
    前記リンクパラメータの第1のセット用の第2のオプションを決定するステップであって、前記第2のオプションは、2番目に高いベクトルスコアを有する、ステップと、
    前記第2のオプションが、政府規制の電力要件との互換性があるか否かを特定するステップと、
    をさらに含む、請求項7に記載のシステム。
  12. 前記リンクパラメータの第2のセットを決定するステップは、
    複数のリンクパラメータセットをメモリに格納するステップと、
    リンクパラメータの複数のセットのうちの1つをランダムに選択するステップと、
    をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
  13. 前記後方散乱通信用のリンクパラメータの選択されたセットを決定するステップは、
    後方散乱通信において使用された以前のRF信号に関連するリンクパラメータの以前に使用されたセットについての成功率係数を決定するステップと、
    前記成功率係数に基づいて、前記リンクパラメータの選択されたセットを選択するステップと、
    をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
  14. 後方散乱通信の方法であって、
    第1の短距離無線通信(SRWC)デバイスにおいて、無線周波数(RF)信号用のリンクパラメータの第1のセットを決定するステップと、
    前記RF信号用のリンクパラメータの第2のセットを決定するステップと、
    後方散乱通信用のリンクパラメータの選択されたセットを決定するステップであって、前記リンクパラメータの選択されたセットは、前記リンクパラメータの第1又は第2のセットのうちの1つである、ステップと、
    前記リンクパラメータの選択されたセットを第2のSRWCデバイスと共有するステップと、
    前記RF信号を介して前記リンクパラメータの選択されたセットを使用する後方散乱通信に続いて、前記リンクパラメータの第1及び第2のセットを繰り返し更新し、それに応じて、前記リンクパラメータの選択されたセットを繰り返し再決定、共有及び更新するステップと、
    を含む方法。
  15. 前記リンクパラメータの第1のセットを決定するステップは、
    以前の後方散乱通信イベント用の後方散乱スコアを計算するステップと、
    前記後方散乱スコアに基づいて、前記リンクパラメータの第1のセットの複数の組合せ用のベクトルスコアを更新するステップと、
    最高のベクトルスコアを有する複数の組合せのうちの1つに基づいて、前記リンクパラメータの第1のセットを選択するステップと、
    をさらに含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記後方散乱スコアは、(前記第2のSRWCデバイスからの)後方散乱ノードにおいて受信したウェイクアップ信号の信号強度と、(前記後方散乱ノードからの)前記第1のSRWCデバイスにおいて受信した後方散乱信号強度とを使用して計算される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記ベクトルスコアを更新するステップは、
    前記後方散乱スコア、以前のベクトルスコア及び第1の平滑化係数を使用して計算するステップであって、前記以前のベクトルスコアは、以前に選択されたリンクパラメータのセットに関連付けられている、ステップと、
    前記第1の平滑化係数に基づいて第1の複数の組合せを決定するステップと、
    を含む、請求項15に記載の方法。
  18. 前記ベクトルスコアを更新するステップは、
    前記後方散乱スコア、前記以前のベクトルスコア及び第2の平滑化係数を使用して計算するステップと、
    前記第2の平滑化係数に基づいて第2の複数の組合せを決定するステップと、
    をさらに含み、
    前記リンクパラメータの第1のセットを選択するステップは、前記第1又は前記第2の複数の組合せの最高のベクトルスコアに基づく、請求項17に記載の方法。
  19. 前記リンクパラメータの第1のセットを決定するステップは、
    前記リンクパラメータの第1のセット用の第1のオプションを決定するステップと、
    前記第1のオプションが政府規制の電力要件との互換性がないことを特定するステップと、
    前記リンクパラメータの第1のセット用の第2のオプションを決定するステップであって、前記第2のオプションは、2番目に高いベクトルスコアを有する、ステップと、
    前記第2のオプションが、政府規制の電力要件との互換性があるか否かを特定するステップと、
    をさらに含む、請求項15に記載の方法。
  20. 非一時的コンピュータ可読媒体であって、
    前記非一時的コンピュータ可読媒体は、前記非一時的コンピュータ可読媒体上に格納された複数の命令を含み、
    前記複数の命令は、短距離無線通信(SRWC)デバイスのプロセッサによって実行可能であり、
    前記複数の命令は、
    無線周波数(RF)信号用のリンクパラメータの第1のセットを決定するステップと、
    前記RF信号用のリンクパラメータの第2のセットを決定するステップと、
    後方散乱通信用のリンクパラメータの選択されたセットを決定するステップであって、前記リンクパラメータの選択されたセットは、前記リンクパラメータの第1又は第2のセットのうちの1つである、ステップと、
    前記リンクパラメータの選択されたセットを第2のSRWCデバイスと共有するステップと、
    前記RF信号を介して前記リンクパラメータの選択されたセットを使用する後方散乱通信に続いて、前記リンクパラメータの第1及び第2のセットを繰り返し更新し、それに応じて、前記リンクパラメータの選択されたセットを繰り返し再決定、共有及び更新するステップと、
    を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
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