JP2021190938A - 撮像装置、情報処理方法、及び情報処理システム - Google Patents

撮像装置、情報処理方法、及び情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像装置のレンタルに係るサービスの利便性の向上と、当該サービスの管理に係る作業の煩雑化の防止と、をより好適な態様で両立する。【解決手段】撮像装置200は、画像管理サーバ300bにおいてユーザアカウントに紐付けられた画像データ保管用のアルバムに関する情報を、チケット管理サーバ300aにより発行されたチケットのデータの読み取り結果に基づき取得する。撮像装置200は、チケットのデータの読み取り結果に応じた画像データ保管用のアルバムを転送先として登録する。撮像装置200は、画像データ保管用のアルバムを転送先として登録した場合に、撮像に係る動作の制限を解除する。【選択図】図1

Description

本開示は、撮像装置、情報処理方法、及び情報処理システムに関する。
近年では、スマートフォン等のような、動画像や静止画像等の画像を撮像可能であり、かつ通信機能を備えた情報処理端末の普及に伴い、当該画像を各種コミュニケーションに活用可能となってきている。このようなコミュニケーションの機会の増加に伴い、デジタルカメラ等の撮像装置により撮像されたより高画質な画像についても、当該コミュニケーションに活用可能とする仕組みの導入が期待されている。
また、遊園地やイベント会場等において提供されるサービスの一例として、所謂デジタルカメラのような撮像装置のレンタルサービスが知られている。当該レンタルサービスにおいては、例えば、利用者は、会場への入場時に撮像装置の貸し出しを受けることで、当該撮像装置を利用して会場内での撮影が可能となる。また、利用者は、会場からの退場時に撮像装置を返却し、当該撮像装置のレンタル料の支払いを行うことで、当該撮像装置を利用した撮影の結果に応じた画像データを受け取ることが可能となる。このように、撮像装置のレンタルサービスにおいては、撮像装置の返却を条件として画像データの受け渡しを可能とすることで、貸し出された撮像装置の回収漏れを防止している。例えば、特許文献1には、撮像装置のレンタルサービスを実現するための技術の一例が開示されている。
特開2003−304478号公報
特に近年では、ネットワークを利用したコミュニケーションの普及に伴い、撮像装置のレンタル中においても、SNS等に対して撮像装置を利用して撮影された画像の投稿が行われるような状況が想定され得る。このような状況を想定した場合には、撮像装置の返却後に限らず、当該撮像装置のレンタル中においても、撮像結果に応じた画像データが受け取ることが可能であることが望ましい場合があり、撮像装置のレンタルサービスの利便性の向上が求められている。
その一方で、撮像装置のレンタルサービスを提供するサービス事業者にとっては、当該サービスを実現するための各種管理に係る作業が煩雑化することは望ましくはない。
本発明は上記の問題を鑑み、撮像装置のレンタルに係るサービスの利便性の向上と、当該サービスの管理に係る作業の煩雑化の防止と、をより好適な態様で両立可能とすることを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、撮像手段と、通信手段と、所定のサーバにおいてユーザに割り当てられた記憶領域に関する情報を取得する取得手段と、前記記憶領域に関する情報に基づき、前記通信手段による画像データの転送先を登録する登録手段と、前記転送先が登録されることで、前記撮像手段による撮像に係る動作の制限を解除する制御手段と、を備える。
本発明によれば、撮像装置のレンタルに係るサービスの利便性の向上と、当該サービスの管理に係る作業の煩雑化の防止と、をより好適な態様で両立することが可能となる。
システムのシステム構成の一例を示した図である。 撮像装置のハードウェア構成の一例を示した図である。 撮像装置の外観の一例を示した図である。 サーバのハードウェア構成の一例を示した図である。 端末装置のハードウェア構成の一例を示した図である。 レンタルサービスの一例について説明するための図である。 レンタルサービスの一例について説明するための図である。 撮像装置の処理の一例を示したフローチャートである。 サーバの処理の一例を示したフローチャートである。 レンタルサービスの他の一例について説明するための図である。 レンタルサービスの他の一例について説明するための図である。 撮像装置の処理の他の一例を示したフローチャートである。 サーバの処理の他の一例を示したフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<システム構成>
図1を参照して、本開示の一実施形態に係るシステムのシステム構成の一例について説明する。本実施形態に係る情報処理システム100は、スポーツの試合会場、イベント会場、及びテーマパーク等における、デジタルカメラ等の撮像装置200の貸し出しや返却に係るサービス(以下、「レンタルサービス」とも称する)の実現に係る各種機能を提供する。
上記レンタルサービスでは、例えば、ユーザは、会場への入場に係る入場チケットを事前に購入する際に、撮像装置200のレンタルに係るチケットを購入することが可能である。具体的には、撮像装置200のレンタルに係る権限が付与された入場チケットを購入するこが可能であってもよいし、入場チケットとは別に撮像装置200のレンタルに係るレンタルチケットを購入することが可能であってもよい。なお、本実施形態では、便宜上、撮像装置200のレンタル期間としては、入場チケットの有効期間、すなわちスポーツの試合やイベント等では会場が解放されている期間に相当し、テーマパーク等では営業時間が適用されるものとする。
本実施形態に係る情報処理システム100は、レンタルの対象となる撮像装置200と、ユーザが使用する端末装置400(例えば、スマートフォン等)と、サーバ300とを含む。撮像装置200と、サーバ300と、端末装置400とは、所定のネットワークを介して互いに情報やデータを送受信可能に接続されている。
なお、上記ネットワークは、撮像装置200と、端末装置400と、サーバ300との間を接続することが可能であれば、その種別は特に限定されない。具体的な一例として、上記ネットワークとして、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、公衆回線(例えば、電話回線、移動体通信回線等)等が適用されてもよい。また、他の一例として、上記ネットワークとして、専用線、ATM(Asynchronous Transfer Mode)やフレームリレー回線、ケーブルテレビ回線、データ放送用無線通信回線等が適用されてもよい。また、上記ネットワークは、無線のネットワークであってもよく、有線のネットワークであってもよい。また、上記ネットワークは、複数種類の異なるネットワークを含んでもよい。具体的な一例として、撮像装置200と、端末装置400と、サーバ300との間の通信が、他の通信装置により中継されてもよい。
なお、本実施形態では、情報処理システム100の特徴をより分かりやすくするために、サーバ300として、チケット管理サーバ300aと、画像管理サーバ300bとが含まれるものとする。チケット管理サーバ300aは、入場チケットやレンタルチケット等のチケットの管理に係る各種処理を実行するサーバである。画像管理サーバ300bは、撮像装置200による撮像結果に応じた画像の管理に係る各種処理を実行するサーバである。
チケット管理サーバ300aは、ユーザからの指示に基づく依頼を端末装置400から受けて、当該ユーザの登録、入場チケット及びレンタルチケットの販売に係る各種処理を実行する。
画像管理サーバ300bは、チケットが販売されると、チケット管理サーバ300aからの通知に基づき、販売されたチケットに関するチケット情報と、当該チケットを購入したユーザに関するユーザ情報と、が紐付けられた画像データ保管用のアルバムを生成する。画像データ保管用のアルバムは、画像データを記憶するための記憶領域に相当し、画像管理サーバ300bが管理する記憶領域のうち少なくとも一部が割り当てられる。
なお、チケットを購入したユーザに関するユーザ情報が、「第1の情報」の一例に相当する。また、撮像装置200のレンタルに係るレンタル情報を含むチケット情報が、撮像装置の利用条件に関する「第2の情報」の一例に相当する。
撮像装置200は、貸し出されたユーザからの指示に基づき、当該ユーザに関するユーザ情報と、当該ユーザが購入したチケットに関するチケット情報と、に紐付けられた画像データ保管用のアルバムを、撮像結果に応じた画像データの転送先として登録する。当該転送先の登録後は、撮像装置200は、撮像を行った場合に、画像管理サーバ300bに対して、転送先として登録した上記アルバムを指定して撮像結果に応じた画像データを送信し、当該アルバムへの当該画像データの保管を依頼する。
端末装置400は、ユーザからの指示に応じて画像管理サーバ300bにアクセスすることで、上記画像データ保管用のアルバムに保管された画像データを取得する。
撮像装置200は、画像データの転送先(送信先)の登録状況に応じて、撮像に係る動作が制限される。具体的な一例として、撮像装置200は、画像データの転送先が登録されていない場合には、撮像結果に応じた画像データの記憶に係る動作が制限される。そのため、撮像装置200は、画像データの転送先が登録されていない場合には、所定の報知情報を報知することで、ユーザに対して撮像結果に応じた画像データの記憶に係る動作が制限されることを通知してもよい。
撮像装置200は、画像データの転送先が登録されると画像管理サーバ300bに対して自身を識別するための識別情報(例えば、シリアル番号等)を送信してもよい。この場合には、画像管理サーバ300bは、上記撮像装置200がレンタルされたユーザに関するユーザ情報が紐付けられた画像データ保管用のアルバムに対して、当該撮像装置200から送信された上記識別情報を紐付けてよい。これにより、画像管理サーバ300bは、上記画像データ保管用のアルバムに保管する画像データを、上記撮像装置200から受信した画像データに制限することが可能となる。
なお、撮像装置200に対して画像データの転送先が登録されている期間中(例えば、当該撮像装置200がレンタルされている期間中)は、当該転送先の上書き登録が制限されてもよい。撮像装置200が返却された後に他のユーザに改めて貸し出される場合には、例えば、返却後にサービス事業者からの所定の指示に基づき、当該撮像装置200への転送先の登録が解除されてもよい。
なお、上記では、ユーザが1台の撮像装置200をレンタルするケースに着目して各種説明を行っているが、必ずしも当該情報処理システム100が提供するレンタルサービスにおいて許容される利用形態を限定するものではない。
具体的な一例として、1人のユーザに対して同時に複数台の撮像装置200がレンタルされる利用形態が許容されてもよい。この場合には、画像管理サーバ300bは、画像データ保管用のアルバムに対して複数の撮像装置200それぞれの識別情報を関連付け、当該複数の撮像装置200から送信される画像データを共通の当該画像データ保管用のアルバムに保管してもよい。また、この場合には、貸し出された複数の撮像装置200それぞれに対して転送先として共通の画像データ保管用のアルバムの登録が許容されてもよい。また、この場合には、複数の撮像装置200それぞれに対して共通の画像データ保管用のアルバムを転送先として登録するためのチケット情報については、複数の撮像装置200に共通のチケット情報が発行されてもよい。
<撮像装置の構成>
本実施形態に係る撮像装置200の構成の一例について説明する。
まず、図2Aを参照して、撮像装置200のハードウェア構成の一例について説明する。撮像装置200は、制御部201と、撮像部202と、不揮発性メモリ203と、作業用メモリ204と、操作部205と、RTC(Real Time Clock)206と、記録媒体210とを含む。また、撮像装置200は、公衆網接続部213と、通信部211とのうち少なくともいずれかを含んでもよい。また、撮像装置200は、近接無線通信部214を含んでもよい。
制御部201は、撮像装置200の各部の動作を制御する。例えば、制御部201は、入力された信号や後述のプログラムに従って、撮像装置200の各部の動作を制御してもよい。なお、制御部201に替えて、または制御部201と共に、複数のハードウェアが各種処理を分担することで、撮像装置200全体の動作を制御してもよい。
撮像部202は、被写体を撮像し、当該撮像結果に応じた画像データを所定の出力先に出力する。
撮像部202は、例えば、光学レンズユニットと絞り・ズーム・フォーカス等を制御する光学系と、光学レンズユニットを経て導入された光(被写体像)を電気的な画像信号に光電変換する撮像素子等を含む。撮像素子としては、一般的には、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が利用される。撮像部202は、制御部201による制御に基づき、レンズ等の光学系により撮像素子に結像された被写体像(被写体からの光)を、当該撮像素子により電気信号に変換し、ノイズ低減処理等の信号処理を施したうえで、デジタルの画像データとして出力する。
なお、本実施形態では、撮像部202による撮像結果に応じた画像データは、DCF(Design Rule for Camera File System)の規格に従い、所定の記憶領域(例えば、記録媒体210)に記録されるものとする。
不揮発性メモリ203は、各種データを電気的に記録したり、記録された当該データを消去することが可能な不揮発性の記録媒体である。不揮発性メモリ203は、例えば、制御部201により実行される各種プログラム等を記憶してもよい。
作業用メモリ204は、撮像部202による撮像結果に応じた画像データを一時的に保持するバッファメモリや、制御部201の作業領域等として使用される記憶領域である。
操作部205は、ユーザから各種指示を受け付けるための入力インタフェースである。操作部205は、例えば、撮像装置200の電源のオン及びオフに係る電源ボタン、撮像装置200の動作モード(例えば、撮影モード等)の切り替えに係るダイヤル、撮像に係る指示を受け付けるためのレリーズ釦等を含み得る。
RTC206は、時刻の管理を行う。具体的な一例として、RTC206は、後述する通信部211等を利用して所定のネットワークを介して時刻情報を取得し、当該時刻情報を利用して時刻の管理を行ってもよい。また、他の一例として、RTC206は、衛星から送信される電波の受信結果を利用して時刻の管理を行ってもよい。もちろん上記はあくまで一例であり、RTC206は、時刻の管理を行うことが可能であれば、その方法は特に限定はされない。
記録媒体210は、各種情報や各種データを記憶する記憶領域である。記録媒体210は、例えば、撮像部202が撮像結果に応じて出力する画像データを記憶してもよい。
なお、撮像装置200は、撮像結果に応じた画像データをサーバ等の外部装置に転送する場合等のように、記録媒体210に対する当該画像データの記録が制限されるモードで動作する場合もある。このような場合においても、例えば、通信状態の変動に伴い画像データの転送が制限されるような状況下では、記録媒体210に対して当該画像データが一時的に保持されてもよい。なお、この場合には、記録媒体210に一時的に保持された画像データは、外部装置への転送完了後に削除されてもよい。
記録媒体210は、例えば、撮像装置200に内蔵されていてもよい。この場合には、記録媒体210に記憶された画像データに対する、ユーザからの指示に応じたアクセスが制限されてもよい。
公衆網接続部213は、公衆無線通信を利用した外部装置との間での各種情報や各種データの送受信に利用される通信インタフェースである。具体的な一例として、撮像部202による撮像結果に応じた画像データが、公衆網接続部213を介して、外部装置(例えば、画像管理サーバ300b)に送信されてもよい。
公衆網接続部213は、例えば、5Gと称される通信規格に応じた無線通信を実現するためのインタフェースを含んでもよい。また、5Gに限らず、他の通信規格に基づく通信が利用されてもよい。上記通信規格の一例として、LTE(Long Term Evolution)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、及び4G等が挙げられる。また、上記通信規格の他の一例として、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)及びFTTH(Fiber To The Home)等が挙げられる。
通信部211は、撮像装置200と外部装置とを接続するためのインタフェースである。例えば、撮像装置200は、無線LANの動作モードであるインフラストラクチャモードにおけるスレーブ装置として動作可能であってもよい。この場合には、通信部211は、撮像装置200が周辺のアクセスポイント(AP:Access Point)に接続し、APが形成するネットワークに参加するための通信インタフェースの役割を担ってもよい。また、この場合には、撮像装置200は、公衆網接続部213に替えて通信部211を利用して、撮像部202による撮像結果に応じた画像データを外部装置に送信してもよい。
なお、公衆網接続部213と通信部211とは、必ずしもそれぞれが独立した通信部として構成されていなくてもよい。具体的な一例として、公衆網接続部213と通信部211とがアンテナを共有していてもよい。また、他の一例として、公衆網接続部213と通信部211とが一体的に構成されていてもよい。
近接無線通信部214は、所謂非接触通信を利用した外部装置との間での各種情報や各種データの送受信に利用される通信インタフェースである。近接無線通信部214は、例えば、無線通信のためのアンテナ、送信対象となる信号を変調する変調回路、無線信号の受信結果を復調する復調回路、及び無線通信の制御を行う通信コントローラ等を含む。近接無線通信部214は、変調回路による変調結果に応じた無線信号をアンテナから送信し、アンテナで受信した無線信号を復調回路により復調する。
近接無線通信部214は、例えば、ISO/IEC 18092の規格(所謂、NFC:Near Field Communication)に基づく非接触通信を実現してもよい。
次いで、図2Bを参照して、本実施形態に係る撮像装置200の外観について一例を説明する。図2B(a)は、撮像装置200を正面側(被写体側)から見た概略的な斜視図である。また、図2B(b)は、撮像装置200を正面側(被写体側)とは反対の背面側から見た概略的な斜視図である。
まず、図2B(a)を参照して、撮像装置200を正面側から見た外観について説明する。撮像装置200は、筐体となる前部カバー1a及び後部カバー1bと、レンズ部2とを含む。また、撮像装置200は、筐体の一部にカラビナ構造を有する。なお、以降では、撮像装置200の筐体のうちカラビナ構造を有する部分をカラビナ部3とも称する。
また、撮像装置200の筐体は、着せ替えパネル4を着脱可能に構成されていてもよい。例えば、図2B(a)に示す例では、撮像装置200の筐体は、前部カバー1aの一部に着せ替えパネル4を装着することが可能である。
撮像装置200の筐体の一部にはマイク穴5が設けられている。マイク穴5は、環境音や音声等の音響を取り込むために設けられており、内部に支持されたマイク等の収音装置によりマイク穴5を介して取り込まれた音響が収音される。例えば、図2B(a)に示す例では、マイク穴5は、前部カバー1a及び後部カバー1bそれぞれの端部に沿って延伸する端面の一部に設けられている。
例えば、動画像の撮像時に、マイク穴5を介して取り込まれた環境音や音声等の音響の収音が行われる。
また、撮像装置200の筐体の一部にはレリーズ釦6が設けられている。例えば、図2B(a)に示す例では、前部カバー1a及び後部カバー1bそれぞれの端部に沿って延伸する端面の一部に、押圧式のレリーズ釦6が設けられている。なお、以降の説明では、前部カバー1a及び後部カバー1bそれぞれの端部に沿って延伸する端面のうち、レリーズ釦6が設けられている面を便宜上「上面」とも称する。
次いで、図2B(b)を参照して、撮像装置200を背面側から見た外観について説明する。後部カバー1b側には、モード切替ダイヤル7、背面グリップ部8、スピーカ穴9、発光部10、及びリセット釦11が設けられている。また、撮像装置200の筐体のうち上面とは反対側の面(以降では、便宜上「底面」とも称する)には、三脚穴12が設けられている。
モード切替ダイヤル7は、撮像装置200の動作モードの切り替えに係る指示をユーザから受け付けるための入力インタフェースである。具体的な一例として、モード切替ダイヤル7は、静止画像や動画像の撮像に係る各種撮像モードの切り替えや、電源のオン/オフの切り替え等に指示をユーザから受け付けてもよい。
背面グリップ部8は、ユーザが撮像装置200を利用して撮影を行う際に、当該撮像装置200を支持するために当該ユーザの手により把持される。背面グリップ部8の表面には凹凸が設けられており、ユーザが撮像装置200の筐体を手で把持する際に、当該凹凸が設けられた部分に当該手の指が当接することで、当該筐体の把持に係るグリップ性を向上させることが可能となる。
ねじ13は、前部カバー1aと後部カバー1bとを締結させる締結部材である。ねじ13により締結された前部カバー1a及び後部カバー1bが、撮像装置200の外装(筐体)となる。また、図2B(b)に示す例では、外装の一部に切り欠きが設けられることで一部のねじ13のねじ軸部13aの一部が露出しており、当該ねじ軸部13aがストラップの紐掛け部を形成している。
以上、撮像装置200の構成の一例について説明した。
<サーバの構成>
本実施形態に係るサーバ300の構成の一例について説明する。例えば、図3は、本実施形態に係るサーバ300のハードウェア構成の一例を示した図である。サーバ300は、CPU(Central Processing Unit)303と、一次記憶部304と、二次記憶部305と、通信部306とを含む。また、サーバ300は、表示部301と、操作部302とのうち少なくともいずれかを含んでもよい。
表示部301は、画像等の表示情報を画面に表示させることで、ユーザに各種情報を提示する出力インタフェースである。表示部301は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置により実現され得る。なお、サーバ300は、必ずしも表示部301を含んでいなくてもよい。サーバ300は、表示部301を含む場合には、当該表示部301の動作を制御する表示制御機能を有していてもよい。
操作部302は、ユーザからの指示を受け付ける入力インタフェースである。操作部302は、例えば、キーボード、ポインティングディバイス、及びタッチパネル等により実現され得る。
一次記憶部304は、データを一時的に保持するバッファメモリや、CPU303の作業領域等として使用される記憶領域である。一次記憶部304は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等により実現され得る。
二次記憶部305は、各種情報や各種データを記憶する記憶領域である。二次記憶部305は、例えば、ハードディスクドライブや、フラッシュメモリに代表される不揮発性メモリ等により実現され得る。また、二次記憶部305は、DVD−RW、CD−ROM、CD−R、DVD−RAM等の光ディスクや、MO等の磁気ディスク等の外部記録媒体に対して情報やデータの書き込み及び読み出しを行う装置により実現されてもよい。
CPU303は、サーバ300の各種動作を制御する。例えば、CPU303は、一次記憶部304や二次記憶部305に記憶された制御プログラムを展開して実行することで、サーバ300が提供する各種機能を実現する。
通信部306は、サーバ300と外部装置とを接続するためのインタフェースである。サーバ300は、通信部306を利用することで、外部装置との間で各種情報や各種データの送受信を行うことが可能となる。具体的な一例として、サーバ300は、通信部306を利用して、端末装置400に画像データを送信してもよい。また、他の一例として、サーバ300は、通信部306を利用して、撮像装置200から画像データを受信してもよい。また、サーバ300は、通信部306を利用して印刷機能を有する外部装置にデータを送信したうえで、当該外部装置に当該データの印刷を指示してもよい。
<端末装置の構成>
本実施形態に係る端末装置400の構成の一例について説明する。例えば、図4は、本実施形態に係る端末装置400のハードウェア構成の一例を示した図である。
端末装置400は、制御部401と、不揮発性メモリ403と、作業用メモリ404と、操作部405と、表示部406と、RTC407と、記録媒体410とを含む。また、端末装置400は、撮像部402を含んでもよい。また、端末装置400は、通信部411と、公衆網接続部413とのうち少なくともいずれかを含んでもよい。また、端末装置400は、近接無線通信部416を含んでもよい。
端末装置400は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、及びPC(Personal Computer)等により実現され得る。
制御部401は、端末装置400の各部の動作を制御する。例えば、制御部401は、入力された信号や後述のプログラムに従って、端末装置400の各部の動作を制御してもよい。なお、制御部401に替えて、または制御部401と共に、複数のハードウェアが各種処理を分担することで、端末装置400全体の動作を制御してもよい。
不揮発性メモリ403は、各種データを電気的に記録したり、記録された当該データを消去することが可能な不揮発性の記録媒体である。不揮発性メモリ403は、例えば、制御部401により実行されるOS(Operating System)等のような各種アプリケーションの実行基盤となるソフトウェアや、当該OSと協働して応用的な機能を実現するアプリケーション等を記憶してもよい。
作業用メモリ404は、表示部406が画像等を表示する際に使用する表示用のメモリや、制御部401の作業領域等として使用される記憶領域である。
操作部405は、ユーザから各種指示を受け付けるための入力インタフェースである。操作部205は、例えば、端末装置400の電源のオン及びオフに係る電源ボタン、RTC407の各種設定の指定に係る操作部材、表示部406の画面上に形成されるタッチパネル等を含み得る。
表示部406は、画像等の表示情報を画面に表示させることで、ユーザに各種情報を提示する出力インタフェースである。例えば、表示部406は、画像データに応じた画像の表示や、対話的な操作を実現するための各種情報(例えば、文字情報)の表示等を行ってもよい。なお、端末装置400は、表示部406を含まなくてもよい。この場合には、例えば、表示部406に相当する構成要素が端末装置400に接続可能な外部装置に含まれていてもよい。また、この場合には、端末装置400は、接続された外部装置の表示部406に相当する構成要素の動作を制御する表示制御機能を有していてもよい。
RTC407は、時刻の管理を行う。具体的な一例として、RTC407は、後述する通信部411または公衆網接続部413を利用して所定のネットワークを介して時刻情報を取得し、当該時刻情報を利用して時刻の管理を行ってもよい。また、他の一例として、RTC407は、衛星から送信される電波の受信結果を利用して時刻の管理を行ってもよい。また、RTC407は、ユーザからの指示に応じて時刻の設定を行ってもよい。また、RTC407は、アナログ時計のようなメカニカル機構からの検出機構によって、時刻に関する情報を取得してもよい。この場合には、RTC407は、上記検出機構を含んでもよい。もちろん上記はあくまで一例であり、RTC407は、時刻の管理を行うことが可能であれば、その方法は特に限定はされない。
記録媒体410は、各種情報や各種データを記憶する記憶領域である。記録媒体410は、例えば、サーバ300から転送された画像データを記憶してもよい。記録媒体410は、端末装置400に対して着脱可能に構成されていてもよく、端末装置400に内蔵されていてもよい。このように、端末装置400が記録媒体410にアクセスすることが可能であれば、そのための構成や方法は特に限定されない。
通信部411は、端末装置400と外部装置とを接続するためのインタフェースである。端末装置400は、通信部411を利用することで、外部装置との間で各種情報や各種データの送受信が可能となる。
例えば、端末装置400が無線のネットワークを介して外部装置と接続される場合には、通信部411は、無線信号の送受信に係るアンテナを含んでもよい。この場合におけるより具体的な一例として、端末装置400は、IEEE802.11の規格に従った無線LANを介して外部装置と通信を行うためのインタフェースを含んでもよい。
制御部401は、通信部411の動作を制御することで、外部装置との間の通信を実現することが可能となる。
なお、通信部411が通信に適用する通信方式は上記無線LANに限定されない。例えば、通信部411は、赤外線を利用した通信を行ってもよい。なお、通信部411が通信に適用する通信方式に応じて、当該通信部411の構成が適宜変更されてもよい。
公衆網接続部413は、公衆無線通信を利用した外部装置との間での各種情報や各種データの送受信に利用される通信インタフェースである。端末装置400は、公衆網接続部413を利用することで、外部装置との間で各種情報や各種データの送受信が可能となる。
公衆網接続部213は、例えば、5Gと称される通信規格に応じた無線通信を実現するためのインタフェースを含んでもよい。また、5Gに限らず、他の通信規格に基づく通信が利用されてもよい。上記通信規格の一例として、LTE、WiMAX、及び4G等が挙げられる。また、上記通信規格の他の一例として、ADSL及びFTTH等が挙げられる。
なお、通信部411と公衆網接続部413とは、必ずしもそれぞれが独立した通信部として構成されていなくてもよい。具体的な一例として、通信部411と公衆網接続部413とがアンテナを共有していてもよい。また、他の一例として、通信部411と公衆網接続部213とが一体的に構成されていてもよい。
近接無線通信部416は、所謂非接触通信を利用した外部装置との間での各種情報や各種データの送受信に利用される通信インタフェースである。近接無線通信部416は、例えば、無線通信のためのアンテナ、送信対象となる信号を変調する変調回路、無線信号の受信結果を復調する復調回路、及び無線通信の制御を行う通信コントローラ等を含む。近接無線通信部416は、変調回路による変調結果に応じた無線信号をアンテナから送信し、アンテナで受信した無線信号を復調回路により復調する。
近接無線通信部416は、例えば、ISO/IEC 18092の規格(所謂、NFC)に基づく非接触通信を実現してもよい。
<レンタルサービスの概要>
図5A及び図5Bを参照して、本実施形態に係る情報処理システム100により実現されるレンタルサービスの一例について、スポーツイベントにおいて当該レンタルサービスの提供が行われる場合の手続きの流れに着目して概要を以下に説明する。
まず、図5Aを参照して説明を行う。T500において、端末装置400は、レンタルサービスの利用者(以下、「ユーザ」とも称する)からの指示に基づき、所定の配信サイトからスポーツイベントのチケットの購入に係るアプリケーションをダウンロードする。ダウンロードされたアプリケーションは、例えば、不揮発性メモリ403等のような所望の記憶領域に記憶される。
T501において、端末装置400は、T500においてダウンロードしたアプリケーションをインストールする。なお、当該アプリケーションについては、スポーツイベントの管理を行う会社により提供されるものとする。また、当該アプリケーションは、チケットの購入のみに限らず、試合のスケジュールや選手の情報等のようなスポーツイベントに関連する各種情報の提供に利用されてもよい。
T502において、端末装置400は、ユーザから、上記アプリケーションの利用者としてチケット購入等のサービスを利用可能とするためのユーザ登録に係る指示を受け付ける。具体的な一例として、端末装置400は、ユーザから、登録対象となる情報として、少なくともユーザID及びログインパスワードの指定を受け付け、付加的な情報として住所、氏名、及び電話番号等の指定を受け付けてもよい。なお、以降では、ユーザから指定されたユーザ登録に係る上記各種情報を総じて「ユーザ情報」とも称する。
T503において、端末装置400は、T502においてユーザから指定されたユーザ情報をチケット管理サーバ300aに送信し、当該チケット管理サーバ300aに当該ユーザ情報に基づくユーザ登録に係る手続きを依頼する。
T504において、チケット管理サーバ300aは、端末装置400から受信したユーザ情報を、ユーザアカウントとして管理する。
T505において、端末装置400は、ユーザからスポーツイベントのチケットの購入に係る指示を受け付ける。この際に、端末装置400は、チケットの購入に係る情報(以下、「チケット情報」とも称する)として、イベントの日付及び時間や、撮像装置200のレンタルの有無等の指定をユーザから受け付ける。
T506において、端末装置400は、T505においてユーザから指定されたチケット情報をチケット管理サーバ300aに送信し、当該チケット管理サーバ300aに当該チケット情報に基づくチケットの購入に係る手続きを依頼する。
T507において、チケット管理サーバ300aは、端末装置400から受信したチケット情報を、当該端末装置400のユーザに対応するユーザアカウントに紐付ける。
T508において、チケット管理サーバ300aは、T507において紐づけたチケット情報とユーザアカウントとを画像管理サーバ300bに送信する。
T509において、画像管理サーバ300bは、チケット管理サーバ300aから送信されたチケット情報に基づき画像データ保管用のアルバムを作成する。当該アルバムは、画像データが記憶される記憶領域に相当し、T505においてユーザにより購入されたチケットに関連付けられる。これにより、チケット情報に関連付けられたユーザアカウントが示すユーザに対して、上記アルバムとして、画像データの記憶領域が割り当てられる。なお、T509の処理が、撮像装置を利用するユーザに関する情報(ユーザ情報)が関連付けられた撮像装置の利用条件に関する情報(チケット情報)に基づき、データを記憶する記憶領域を当該ユーザに割り当てる割り当て処理の一例に相当する。
また、画像管理サーバ300bは、アルバムに対して画像データを追加保管することが可能な期間(以下、「追加保管可能期間」とも称する)を、チケットが購入された際に登録された撮像装置200のレンタル期間に基づき設定してもよい。具体的な一例として、画像管理サーバ300bは、追加保管可能期間を、撮像装置200のレンタル期間と略一致する期間に設定してもよい。このような制御が適用されることで、例えば、スポーツイベントの終了時間(例えば、イベント会場の閉門時間)以降における、アルバムへの画像データの追加保管を制限することも可能となる。また、追加保管可能期間が、撮像装置200の「利用可能期間」の一例に相当する。なお、撮像装置200の通信状態が悪く、撮影直後に画像データを送信できなかった場合に備え、画像管理サーバ300bは、追加保管可能期間の後に画像データを受信した場合は、受信した画像データに含まれる撮像日時に関する情報から、受信した画像データが追加保管可能期間に撮影された画像データか否かを判定してもよい。
また、画像管理サーバ300bは、アルバムに保管された画像データの閲覧を許可する期間(以下、「閲覧期間」とも称する)を、追加保管可能期間とは別に設定してもよい。具体的な一例として、画像管理サーバ300bは、追加保管可能期間の経過後から所定の期間が経過するまでを閲覧期間として設定してもよい。これにより、追加保管可能期間の経過後においても、閲覧期間が経過するまでは、アルバムに保管された画像データに対応する画像の閲覧や、当該画像データ自体のダウンロード等を許容することが可能となる。
なお、画像管理サーバ300bは、追加保管可能期間及び閲覧期間の双方が経過した後(換言すると、追加保管可能期間及び閲覧期間のうちより後に満了する期間が経過した後)は、対応するアルバムに保管されている画像データを削除してもよい。具体的な一例として、画像管理サーバ300bは、追加保管可能期間の経過後から30日が経過するまでの期間が閲覧期間として設定された場合には、追加保管可能期間の経過後から31日目に、対応するアルバムに保管されている画像データを削除することとなる。
T510において、画像管理サーバ300bは、作成したアルバムに関する情報(以下、「アルバム情報」とも称する)を、チケット管理サーバ300aに送信する。
T511において、チケット管理サーバ300aは、T506において受信したチケット情報に基づき電子データのチケットのデータを発行し、当該チケットのデータを端末装置400に送信する。チケットのデータには、例えば、イベントの日時、会場、席の種別等のようなチケット情報や、当該チケット情報に関連付けられたアルバムに関する情報が含まれる。なお、チケットのデータの形式については特に限定はされない。具体的な一例として、チケットのデータが、所謂QRコード(登録商標)等のように各種情報を画像として記録したデータとして発行されてもよい。また、QRコードに限らず、例えば、文字情報やバーコード等の他の形式のデータとして、チケットのデータが発行されてもよい。なお、図5A及び図5Bに示す例では、チケットのデータが、QRコードの形式のデータとして発行されたものとする。
端末装置400に送信されたチケットのデータは、当該端末装置400が閲覧可能な記憶領域に記憶される。これにより、例えば、ユーザは、端末装置400において動作するアプリケーション(例えば、T501においてインストールされたアプリケーション)を介して、発行されたチケットに関する情報を確認することが可能となる。
続いて、イベント当日における撮像装置200の貸し出しに係る手続きの流れについて説明する。
T512において、端末装置400は、ユーザからの指示に基づき、チケットのデータを他の装置(例えば、撮像装置200)で読み取るための情報を、当該読み取るに係る方法に応じた態様で出力する。なお、図5A及び図5Bに示す例では、端末装置400は、表示部406にQRコードの形式のチケットのデータを表示させるものとする。これにより、ユーザは、例えば、端末装置400の表示部406に表示されたチケットのQRコードを所定の読み取り機に読み取らせることで、イベント会場への入場に係る手続きや、撮像装置200のレンタルに係る手続きを行うことが可能となる。
T513及びT514において、ユーザに貸し出された撮像装置200は、ユーザからの指示に基づき、端末装置400の表示部406に表示されたQRコード(チケット)を撮像することで、当該QRコードを読み取る。
T515において、撮像装置200は、QRコード(チケット)の読み取り結果に基づき、画像データ保管用のアルバムに関する情報を認識し、画像データの転送先(送信先)として当該アルバムを設定する。この際に、撮像装置200は、画像データ保管用のアルバムに関する情報(換言すると、画像データの転送先に関する情報)を所定の記憶領域(例えば、不揮発性メモリ203等)に記憶させることで保持してもよい。
本実施形態に係る撮像装置200は、画像データの転送先が設定されると、被写体の撮像に係る制限が解除され、撮像結果に応じた画像データを当該転送先に転送することで、当該転送先に当該画像データを記憶させることが可能となる。
なお、図5A及び図5Bに示す例では、チケットのデータがQRコードの形式のデータであるため、撮像装置200が当該QRコードを撮像して読み取ることで、当該QRコードが示す情報を認識する仕様としている。一方で、撮像装置200がチケットに関する情報を認識することが可能であれば、当該認識に係る方法は特に限定はされない。具体的な一例として、チケットに関する情報が文字情報として表示される場合には、撮像装置200は、操作部205を介してユーザからの入力に基づき、チケットに関する情報を認識してもよい。より具体的な一例として、画像データの転送先を示すURL等の情報が、操作部205を介したユーザ入力に基づき、撮像装置200に入力されてもよい。
なお、画像データ保管用のアルバムが、ユーザに割り当てる割り当て画像データ等を記憶するための「記憶領域」の一例に相当する。また、上述したQRコードのように、画像データ保管用のアルバムに関する情報を含むチケットのデータが、「第3の情報」の一例に相当する。
T516において、撮像装置200は、T515におけるQRコードの読み取り結果に基づき、画像管理サーバ300bに対して、認識した画像データの転送先であるアルバムを指定して、自身を識別可能な識別情報を送信する。なお、図5A及び図5Bに示す例では、撮像装置200を識別するための識別情報として、当該撮像装置200のシリアル番号が使用されるものとする。
T517において、画像管理サーバ300bは、撮像装置200から受信したシリアル番号を、画像データの転送先として指定されたアルバムに登録する。これにより、当該アルバムに紐付けられたユーザアカウントと、当該シリアル番号(換言すると、当該シリアル番号が示す撮像装置200)と、が紐付けられる。
上述したように、撮像装置200は、画像データの転送先が設定されることで、被写体の撮像に係る制限が解除される(例えば、被写体の撮像が可能となる)。また、撮像装置200に対して画像の転送先が設定されることで、T517の処理により、ユーザに関する情報(例えば、ユーザアカウント)やチケット情報に含まれるレンタル情報と、撮像装置200に関する情報(例えば、シリアル番号)とが紐付けられる。
これにより、撮像装置200の貸し出しに際し、当該撮像装置200に対してユーザに関する情報やレンタル情報の設定等のような事前に行われる煩雑な操作を伴わずに、レンタル条件に応じた当該撮像装置200の利用の制限に係る設定を行うことが可能となる。また、撮像装置200の貸し出し後に当該撮像装置200に対してユーザに関する情報やレンタル情報が紐付けられるため、撮像装置200のレンタルに係るサービスを提供するサービス事業者は、貸し出しの対象となる撮像装置200の個体を意識しなくてもよい。すなわち、サービス事業者による撮像装置200の貸し出しに係る手間を大幅に軽減することが可能となる。
なお、撮像装置200に対する画像データの転送先の設定に係る処理の一例については、図6を参照して別途後述する。
次いで、図5Bを参照して、撮像装置200により撮像が行われた場合における、撮像結果に応じた画像データの転送及び保管に係る手続きの流れについて一例を説明する。
T518において、撮像装置200は、ユーザからの指示に基づき被写体の撮像を行う。具体的な一例として、撮像装置200は、レリーズ釦6が押下されると、画角内に位置する被写体を撮像する。
T519において、撮像装置200の制御部201は、撮像結果に応じて画像データを生成する。
T520において、撮像装置200の通信部211または公衆網接続部213は、T519において生成された画像データを、転送先として登録されたアルバムを指定して画像管理サーバ300bに送信する。この際、撮像装置200の通信状態が悪く、画像管理サーバ300bへの画像データの送信に失敗した場合は、撮像装置200の記録媒体210に一時的に画像を保管しておき、再送信することとしてもよい。
なお、撮像装置200を利用した撮影については、静止画像及び動画像のいずれの撮影であってもよい。具体的な一例として、撮像装置200は、静止画像及び動画像のいずれの撮像に係る撮像モードが設定されているかに応じて、撮像に係る動作や、撮像結果に応じた画像データの生成に係る動作を適宜切り替えてもよい。
T521において、画像管理サーバ300bは、撮像装置200から受信した画像データが、当該撮像装置200により転送先として指定されたアルバムへの保管対象であれば、当該画像データを当該アルバムに保管する。一方で、画像管理サーバ300bは、撮像装置200から受信した画像データが、当該撮像装置200により転送先として指定されたアルバムへの保管対象でない場合には、当該画像データを当該アルバムに保管せずに削除してもよい。
この場合において、アルバムへの保管対象となる画像データとは、例えば、当該アルバムに紐付けられたレンタル期間中の撮像装置200による撮像結果に応じた画像データに相当する。なお、撮像装置200から送信された画像データがアルバムへの保管対象となる画像データか否かの判定に係る処理の一例については、図7を参照して別途後述する。
なお、T518〜T521の一連の処理については、例えば、撮像装置200により被写体の撮像が行われるごとに実行されてもよい。また、画像管理サーバ300bが、撮像装置200から画像データを受信し、当該画像データをアルバムに保管する処理の一例については、図7を参照して別途後述する。
次いで、画像管理サーバ300bにおいてアルバムに保管された画像データに応じた画像の閲覧や、当該画像データ自体の取得に係る手続きの流れについて一例を説明する。
例えば、ユーザは、追加保管可能期間中や閲覧期間中であれば、端末装置400等を利用して画像管理サーバ300bにアクセスすることで、アルバムに保管された画像データに応じた画像の閲覧や、当該画像データ自体のダウンロードを行うことが可能である。
T527において、端末装置400は、ユーザからの指示に基づきアプリケーションを起動し、当該アプリケーションに、画像データの取得に係る所定のサービスへの認証に係る処理を、ユーザから指定された認証情報に基づき実行させる。これにより、端末装置400は、上記アプリケーションを介して、画像管理サーバ300bで管理されている、認証が行われたユーザアカウントに紐付けられたアルバムにアクセスすることが可能となる。
T528において、端末装置400は、アプリケーションを介してアルバムの閲覧に係る指示をユーザから受け付けると、画像管理サーバ300bに対して、当該アルバムに保管されている画像データに応じた画像の表示に係る要求を送信する。
T529において、端末装置400は、T528において送信した要求に対する応答として、閲覧対象として指定したアルバムに保管されている画像データに応じたサムネイル画像を画像管理サーバ300bから取得する。
T530において、端末装置400は、T529において画像管理サーバ300bから受信した一連のサムネイル画像を表示部406に表示させることで、当該一連のサムネイル画像をユーザに提示する。
これにより、ユーザは、貸し出された撮像装置200を利用した撮影の結果に応じた画像を閲覧することが可能となる。
T531において、端末装置400は、表示部406に表示した一連のサムネイル画像のうち少なくとも一部のサムネイル画像の選択をユーザから受け付ける。端末装置400は、ユーザにより選択されたサムネイル画像に対応する画像データ本体の送信に係る要求を画像管理サーバ300bに送信する。
T532において、端末装置400は、T531において送信した要求に対する応答として、ユーザにより指定されたサムネイル画像に対応する画像データを画像管理サーバ300bから取得する。
T533において、端末装置400は、T532において取得した画像データを所定の記憶領域(例えば、記録媒体410)に記憶させる。
以上のように、ユーザは、撮像装置200の返却後においても、閲覧期間中(換言すると、アルバムの保管期間中)であれば、アルバムに保管された画像データに対応する画像の閲覧や、当該画像データのダウンロードを行うことが可能である。
そして、閲覧期間が経過すると、T534において、画像管理サーバ300bは、対象となる画像データをアルバムごと削除する。
なお、画像管理サーバ300bは、所定の条件に基づき閲覧期間を延長されてもよい。具体的な一例として、画像管理サーバ300bは、ユーザから要求に応じて、当該ユーザのユーザアカウントに紐付けられたアルバムの閲覧期間を延長してもよい。また、この際に、画像管理サーバ300bは、閲覧期間を延長するためにユーザに対して課金を要求してもよい。
なお、図5Bでは図示を省略しているが、貸し出された撮像装置200は、ユーザがイベント会場から退場する際に退場口等において返却されることとなる。
一方で、撮像装置200の返却が行われなかったとしても、本実施形態に係る情報処理システムに依れば、追加保管可能期間(例えば、撮像装置200のレンタル期間)の経過後は、当該撮像装置200の利用が制限される。具体的には、追加保管可能期間の経過後は、例えば、撮像装置200による撮像結果に応じた画像データの記録が制限され、ユーザは撮像結果に応じた画像データを入手することが困難となる。このような仕組みにより、例えば、ユーザが意図的に撮像装置200を返却せずに持ち帰るといった事態の発生を防止する効果が期待できる。なお、ユーザが意図せずに撮像装置200の返却を失念するような状況も想定され得る。そのため、例えば、撮像装置200の貸し出し時に、当該撮像装置200を郵送により返却するための配送パックをユーザに配布する等のような、事後的に当該撮像装置200の返却を可能とするためのサービスが提供されてもよい。
続いて、図5A及び図5Bに示す一連の手続きのうち、特に、サービス事業者からの指示に応じて実行される手続きについて以下に説明する。
まず、撮像装置200の貸出準備に係る手続きの一例について説明する。本実施形態に係る撮像装置200は、画像データの転送先の登録が行われていない場合に、撮像結果に応じた画像の転送を制限する。この際に、撮像装置200は、発光部10を点滅させる等の所定の報知態様により、撮像結果に応じた画像データの転送が制限されていることを報知する。そのため、サービス事業者は、撮像装置200がユーザに貸し出される前に、貸出準備として、当該撮像装置200に対して転送先の登録が行われてないことを確認してもよい。
具体的な一例として、T550において、撮像装置200は、サービス事業者からの指示に基づき被写体の撮像(テスト撮像)を行う。具体的な一例として、撮像装置200は、レリーズ釦6が押下されると、画角内に位置する被写体を撮像する。
なお、T550においては、撮像装置200に対して転送先の登録が行われていないものとする。この場合には、T551において、撮像装置200は、所定の報知態様により、撮像結果に応じた画像データの転送が制限されていることを報知する。具体的な一例として、撮像装置200は、発光部10を点滅させることで、サービス事業者に対して上記報知を行ってもよい。これにより、サービス事業者は、撮像装置200に対して転送先の登録が行われていないことを確認することが可能となる。
一方で、撮像装置200に対して転送先の登録が行われている(従前に登録された転送先の情報が保持されている)場合には、T551において、撮像装置200は、上記報知を行わないこととなる。この場合には、サービス事業者は、別途後述する転送先の解除に係る手続きを行えばよい。
次いで、図5Bを参照して、ユーザから返却された撮像装置200に対して、サービス事業者からの指示に応じて実行される手続きについて説明する。
T552において、ユーザから返却された撮像装置200は、サービス事業者からの指示に応じて、登録された転送先の解除に係る処理を実行する。具体的な一例として、撮像装置200は、サービス事業者からの指示に応じて転送先の登録解除用のQRコードを撮像することで、当該QRコードとして示された転送先の登録の解除に係る指示を認識する。なお、撮像装置200がQRコードを読み取ることで転送先の登録の解除に係る指示を認識することが可能であれば、QRコードが示す内容は特に限定はされない。具体的な一例として、当該QRコードが空のURLを示していてもよい。
T553において、撮像装置200は、通信部211または公衆網接続部213を介して、画像管理サーバ300bに対して、自身のシリアル番号(すなわち、撮像装置200を識別可能な識別情報)を送信のうえ、転送先の解除要求を送信する。
T554において、画像管理サーバ300bは、撮像装置200からの依頼に応じて、該当するアルバムに対する当該撮像装置200のシリアル番号の紐付けを解除する。なお、以降は、当該アルバムに対する画像データの追加保存は制限され、当該アルバムに保存された画像データの閲覧については許容された状態となる。
T555において、撮像装置200は、自身に登録されている画像データの転送先の登録を解除する。具体的な一例として、撮像装置200は、不揮発性メモリ203等の所定の記憶領域に記憶された上記転送先に関する情報を削除することで、当該転送先の登録を解除してもよい。
撮像装置200に対する画像データの転送先の登録の解除に係る処理の一例については、図6を参照して詳細を別途後述する。
以上により、上記撮像装置200は、次の利用者に対して貸し出しを行うことが可能な状態となる。
なお、図5A及び図5Bに示す例では、チケット管理サーバ300aと画像管理サーバ300bとが異なる装置により実現される場合について説明したが、必ずしも本実施形態に係る情報処理システム100のシステム構成を限定するものではない。具体的な一例として、チケット管理サーバ300aと画像管理サーバ300bと一体的に構成されていてもよい。
以上、図5A及び図5Bを参照して、本実施形態に係る情報処理システム100により実現されるレンタルサービスの一例について、スポーツイベントにおいて当該レンタルサービスの提供が行われる場合の手続きの流れに着目して概要を説明した。
<処理>
以下に、本実施形態に係る情報処理システム100の処理の一例について説明する。
(画像データの転送先の登録及び解除)
まず、図6を参照して、撮像装置200に対する画像データの転送先の登録及び解除に係る当該撮像装置200の処理の一例について説明する。なお、図6に示す処理が実行される前提として、撮像装置200のモード切替ダイヤル7がユーザからの操作を受け付けることで、当該撮像装置200の電源がオン状態となり、ユーザからの指示を受付可能な状態であるものとする。
S600において、撮像装置200は、レリーズに係る操作が受け付けられたか否か(例えば、レリーズ釦6が操作を受け付けたか否か)を判定する。
撮像装置200は、S600において、レリーズに係る操作を受け付けていないと判定した場合には、改めて処理をS600に進めることで、引き続きユーザからの操作を受け付ける状態を継続する。
そして、撮像装置200は、S600において、レリーズに係る操作を受け付けたと判定した場合には、処理をS601に進める。S601において、撮像装置200の制御部201は、画像データの転送先が未登録か否かを判定する。
撮像装置200の制御部201は、S601において画像データの転送先が未登録であると判定した場合には、処理をS602に進める。S602において、撮像装置200の制御部201は、撮像結果に対して解析処理を施すことで、当該撮像結果に応じた画像がアルバム情報を含むQRコードか否かを判定する。
撮像装置200の制御部201は、S602において撮像結果に応じた画像がアルバム情報を含むQRコードであると判定した場合には、処理をS603に進める。S603において、撮像装置200の制御部201は、上記QRコードが示す画像データ保管用のアルバムに関する情報を、不揮発性メモリ203等の所定の記憶領域に記憶させることで画像データの転送先の登録を行う。
S604において、撮像装置200は、通信部211または公衆網接続部213を介して、画像管理サーバ300bに自身のシリアル番号(すなわち、撮像装置200を識別するための識別情報)を送信する。なお、S604の処理は、図5AにT514からT515の処理に相当する。
撮像装置200の制御部201は、S602において撮像結果に応じた画像がアルバム情報を含むQRコードでないと判定した場合(例えば、他の画像と判定した場合)には、処理をS605に進める。S605において、撮像装置200の制御部201は、発光部10(例えば、LED等)を点滅させることで、転送先の登録が行われていないことを意味するエラー(撮影転送エラー)をユーザに報知する。
また、撮像装置200の制御部201は、S601において画像データの転送先が登録済みであると判定した場合には、処理をS606に進める。S606において、撮像装置200の制御部201は、撮像結果に対して解析処理を施すことで、当該撮像結果に応じた画像がアルバム情報を含むQRコードか否かを判定する。
撮像装置200の制御部201は、S606において撮像結果に応じた画像がアルバム情報を含むQRコードでないと判定した場合には、処理をS611に進める。S611において、撮像装置200の制御部201は、撮像結果に応じた画像データを生成する。そして、S612において、撮像装置200は、通信部211または公衆網接続部213を介して、画像管理サーバ300bに画像データを送信する。なお、S611及びS612の処理は、図5Bに示すT519及びT520の処理に相当する。
一方で、撮像装置200の制御部201は、S606において撮像結果に応じた画像がアルバム情報を含むQRコードであると判定した場合には、処理をS607に進める。S607において、撮像装置200の制御部201は、撮像結果に応じて読み取ったQRコードが画像データの転送先の解除用のQRコードか否かを判定する。
撮像装置200の制御部201は、S607において撮像結果に応じて読み取ったQRコードが画像データの転送先の解除用のQRコードであると判定した場合には、処理をS608に進める。S608において、撮像装置200は、通信部211または公衆網接続部213を介して、画像管理サーバ300bに対して転送先の解除に係る要求を送信する。
S609において、撮像装置200は、不揮発性メモリ203等の所定の記憶領域に記憶された画像データ保管用のアルバムに関する情報を削除することで、画像データの転送先の登録を解除する。
なお、S608及びS609の処理は、図5Bに示すT553及びT555の処理に相当する。
また、撮像装置200の制御部201は、S607において撮像結果に応じて読み取ったQRコードが画像データの転送先の解除用のQRコードでないと判定した場合には、処理をS610に進める。S610において、撮像装置200の制御部201は、発光部10(例えば、LED等)を点滅させることで、画像データの転送先がすでに登録されており上書き登録が制限されていることを意味するエラー(登録済みエラー)を報知する。
S613において、撮像装置200は、電源がオフとなったか否かを判定する。
撮像装置200は、S613において電源がオフとなっていないと判定した場合には、処理をS600に進める。この場合には、S600以降の処理が改めて実行されることとなる。
また、撮像装置200は、S613において電源がオフとなったと判定した場合には、図6に示す一連の処理を終了する。
以上、図6を参照して、撮像装置200に対する画像データの転送先の登録及び解除に係る処理の一例について説明した。
なお、図6では図示を省略しているが、S602及びS606において、撮像装置200は、撮像結果に応じた画像の解析を行うが、ピントがあっていない等により撮像自体が失敗した場合にも、発光部10を点滅させる等によりエラーを報知してもよい。
本実施形態に係る撮像装置200では、レリーズ操作に伴うエラーとして、撮像自体に失敗した場合のエラー、S605において報知されるエラー、及びS610において報知されるエラー等のような複数種類のエラーが報知される可能性がある。そのため、例えば、各エラーを識別可能とするために、エラーごとに発光部10の点滅パターンや、発光部10が発光する光の色等が選択的に切り替えられてもよい。
(チケットの販売及び画像データの保管)
次いで、図7を参照して、チケットの販売及び画像データの保管に係るサーバ300(チケット管理サーバ300a及び画像管理サーバ300b)の処理の一例について説明する。サーバ300は、チケットの販売に係るチケット管理サーバ300aに相当する部分と、画像データの保管に係る画像管理サーバ300bに相当する部分とを含む。そこで、まず、図7(a)を参照して、チケットの販売に係るチケット管理サーバ300aに相当する部分の処理について説明する。
S700において、サーバ300は、端末装置400からユーザの登録に係る情報を受信したか否かを判定する。
サーバ300は、S700において端末装置400からユーザの登録に係る情報を受信していないと判定した場合には、改めて処理をS700に進めることで、引き続き端末装置400からのユーザの登録に係る情報の送信を待ち受ける。
そして、サーバ300は、S700において端末装置400からユーザの登録に係る情報が受信したと判定した場合には、処理をS701に進める。S701において、サーバ300は、端末装置400から送信された情報に基づき、チケットの管理に係る領域にユーザアカウントを作成して管理する。なお、S700及びS701の処理は、図5Aに示すT503及びT504の処理に相当する。
S702において、サーバ300は、端末装置400からチケットの購入に係る情報(チケット情報)を受信したか否かを判定する。
サーバ300は、S702において端末装置400からチケット情報を受信していないと判定した場合には、改めて処理をS702に進めることで、引き続き端末装置400からのチケット情報の送信を待ち受ける。
そして、サーバ300は、S702において端末装置400からチケット情報を受信したと判定した場合には、処理をS703に進める。S703において、サーバ300は、端末装置400から送信されたチケット情報を、当該端末装置400のユーザに対応するユーザアカウントに紐付ける。
S704において、サーバ300は、ユーザがチケットの購入に際して撮像装置200のレンタルを指定した場合には、画像データの管理に係る領域に、ユーザアカウント及びチケット情報を紐づけた画像データ保管用のアルバムを作成する。なお、サーバ300は、ユーザがチケットの購入に際して撮像装置200のレンタルを指定しなかった場合には、S704の処理をスキップしてもよい。
S705において、サーバ300は、チケット情報と画像データ保管用のアルバムに関する情報とを含む電子データのチケットを発行し、当該チケットのデータを端末装置400に送信する。なお、サーバ300は、ユーザがチケットの購入に際して撮像装置200のレンタルを指定しなかった場合には、発行する電子データのチケットに、画像データ保管用のアルバムに関する情報を含めなくてもよい。
なお、S702〜S705の処理が、図5AにおけるT506からT511の処理に相当する。
次いで、図7(b)を参照して、画像データの保管に係る画像管理サーバ300bに相当する部分の処理について説明する。
S750において、サーバ300は、撮像装置200からシリアル番号(すなわち、撮像装置200を識別するための識別情報)を受信したか否かを判定する。
サーバ300は、S750において撮像装置200からシリアル番号を受信していないと判定した場合には、改めて処理をS750に進めることで、引き続き撮像装置200からのシリアル番号の送信を待ち受ける。
そして、S750において撮像装置200からシリアル番号を受信したと判定した場合には、処理をS751に進める。S751において、サーバ300は、撮像装置200から受信したシリアル番号を、画像データの転送先として指定されたアルバム(画像データ保管用のアルバム)に登録する。
なお、S750及びS751の処理は、図5Aに示すT516及びT517の処理に相当する。
S752において、サーバ300は、撮像装置200から画像データを受信したか否かを判定する。
サーバ300は、S752において撮像装置200から画像データを受信していないと判定した場合には、改めて処理をS752に進めることで、引き続き撮像装置200からの画像データの送信を待ち受ける。
そして、サーバ300は、S752において撮像装置200から画像データを受信したと判定した場合には、処理をS753に進める。S753において、サーバ300は、画像データの送信元である撮像装置200のシリアル番号と、当該画像データの保存先として指定されたアルバムに紐づけられたシリアル番号とを照合することで、当該画像データが保存対象か否かを判定する。また、この際にサーバ300は、対象となるアルバムに紐付けられたチケット情報に基づき、レンタル期間中の撮像装置200から送信された画像データか否かを鑑みて、受信した画像データが保存対象か否かを判定してもよい。
サーバ300は、S753において撮像装置200から受信した画像データが保存対象であると判定した場合には、処理をS754に進める。S754において、サーバ300は、撮像装置200から受信した画像データを、対象となるアルバムに保管する。
一方で、サーバ300は、S753において撮像装置200から受信した画像データが保存対象でないと判定した場合には、処理をS755に進める。S755において、サーバ300は、受信した画像データを削除する。
なお、S752〜S755の処理が、図5BにおけるT520及びT521の処理に相当する。
なお、S753において、サーバ300が、画像データの送信元となる撮像装置200がレンタル期間中か否かを判定する方法については、必ずしもチケット情報に基づく方法のみには限定されない。例えば、サーバ300は、受信した画像データに含まれる撮影日時に関する情報を利用して、対象となる撮像装置200がレンタル期間中か否かを判定してもよい。また、サーバ300が画像データの送信元となる撮像装置200を識別する方法についても特に限定されない。具体的な一例として、撮像装置200が画像データを送信する際に、自身のシリアル番号をあわせて送信してもよい。
以上、図7を参照して、チケットの販売及び画像データの保管に係るサーバ300(チケット管理サーバ300a及び画像管理サーバ300b)の処理の一例について説明した。
以上のような構成及び制御が適用されることで、ユーザは、撮像装置200のレンタル中においても、画像管理サーバ300bが管理するアルバムにアクセスすることで、撮像結果に応じた画像を確認したり、画像データ自体を取得して利用することが可能となる。
また、サービス事業者は、レンタル条件に応じた、撮像装置200に対する各種設定、貸し出しや返却に係る管理、返却された撮像装置の初期化等の作業の実行に際し、撮像装置200の個体を意識する必要がなくなる。そのため、撮像装置200のレンタルに係る各種管理を実現するための作業をより簡略化することが可能となる。
<変形例>
続いて、本実施形態に係る情報処理システムの変形例について説明する。上述した実施形態では、撮像装置200は、端末装置400の表示部406に表示されるQRコードを撮像することで、撮像結果に応じた画像データの転送先に関する情報を読み取り、当該転送先の登録を行っていた。本変形例では、撮像装置200は、自身の筐体にICタグが埋め込まれた着せ替えパネル4が装着された際に、ICタグに記録された画像データの転送先に関する情報を読み取り、当該転送先の登録を行う。
なお、本変形例では、上述した実施形態と異なる部分に着目して各種説明を行い、上述した実施形態と実質的に同様の部分については詳細な説明は省略するものとする。
(システム構成)
図1を参照して、本変形例に係る情報処理システムのシステム構成の一例について説明する。本変形例に係る情報処理システム100は、スポーツの試合会場、イベント会場、及びテーマパーク等における、デジタルカメラ等の撮像装置200の貸し出しや返却に係るレンタルサービスの実現に係る各種機能を提供する。
上記レンタルサービスでは、例えば、ユーザは、事前に会場への入場に係る入場チケットの購入に際し、撮像装置200のレンタルに係るチケットを購入することが可能である。具体的には、撮像装置200のレンタルに係る権限が付与された入場チケットを購入するこが可能であってもよいし、入場チケットとは別に撮像装置200のレンタルに係るレンタルチケットを購入することが可能であってもよい。なお、本実施形態では、便宜上、撮像装置200のレンタル期間としては、入場チケットの有効期間、すなわちスポーツの試合やイベント等では会場が解放されている期間に相当し、テーマパーク等では営業時間が適用されるものとする。
本変形例に係る情報処理システム100は、撮像装置200と、端末装置400(例えば、スマートフォン等)と、サーバ300とを含む。撮像装置200と、サーバ300と、端末装置400とは、所定のネットワークを介して互いに情報やデータを送受信可能に接続されている。
なお、本変形例では、情報処理システム100の特徴をより分かりやすくするために、サーバ300として、チケット管理サーバ300aと、画像管理サーバ300bとが含まれるものとする。
チケット管理サーバ300aは、ユーザからの指示に基づく依頼を端末装置400から受けて、当該ユーザの登録、入場チケット及びレンタルチケットの販売に係る各種処理を実行する。
画像管理サーバ300bは、チケットが販売されると、チケット管理サーバ300aからの通知に基づき、販売されたチケットに関するチケット情報と、当該チケットを購入したユーザに関するユーザ情報と、が紐付けられた画像データ保管用のアルバムを生成する。
そのうえで、上記画像データ保管用のアルバムに関する情報がICタグに書き込まれた撮像装置200の着せ替えパネル4が、ユーザが受け取り可能な配送先(例えば、ユーザの自宅等)に配送される。これにより、ユーザは、イベント当日に会場で撮像装置200の貸し出しを受けた場合に、当該撮像装置200に対して事前に配送された着せ替えパネル4を装着することで、当該撮像装置200への画像データの転送先を登録することが可能となる。
撮像装置200は、着せ替えパネル4が装着された状態で撮像を行った場合には、転送先として登録した画像管理サーバ300bに対して、撮像結果に応じた画像データを送信し、上記画像データ保管用のアルバムへの保管を依頼する。画像管理サーバ300bは、撮像装置200から画像データを受信すると、当該画像データが保存対象の場合には、対象となるアルバム(ユーザ情報やチケット情報に紐付けられたアルバム)に当該画像データを保存する。
端末装置400は、ユーザからの指示に応じて画像管理サーバ300bにアクセスすることで、上記画像データ保管用のアルバムに保管された画像データを取得する。
撮像装置200は、画像データの転送先が登録されていない場合には、撮像結果に応じた画像データの記憶に係る動作が制限される。そのため、撮像装置200は、画像データの転送先が登録されていない場合には、所定の報知情報を報知することで、ユーザに対して撮像結果に応じた画像データの記憶に係る動作が制限されることを通知してもよい。
また、撮像装置200は、転送先の登録が行われた状態であっても、着せ替えパネル4が取り外された状態で撮像に係る指示を受け付けた場合には、エラーとして画像の撮像や画像データの記憶に係る動作を制限してもよい。
本変形例では、画像管理サーバ300bは、画像データ保管用のアルバムに関する情報が書き込まれた着せ替えパネル4が装着された撮像装置200から送信された画像データであれば、当該アルバムへの保管対象としてもよい。このような特性から、撮像に利用される撮像装置200の個体を限定されず、当該撮像装置200のレンタル期間中(換言すると、追加保管可能期間中)であれば、ユーザは、着せ替えパネル4を他の撮像装置200に付け替えて使用することも可能である。
なお、ユーザがレンタル中の撮像装置200に装着された着せ替えパネル4を取り外したうえで、改めて当該撮像装置200に装着した場合においても、レンタル期間中であれば、引き続き当該撮像装置200の使用が許容される。
以上、図1を参照して、本変形例に係る情報処理システムのシステム構成の一例について説明した。
(撮像装置の着せ替えパネル)
図2Bを参照して、本変形例に係る撮像装置200の構成の一例について、特に着せ替えパネルの構成に着目して説明する。図2B(a)は、撮像装置200を正面側(被写体側)から見た概略的な斜視図である。また、図2B(b)は、撮像装置200を正面側(被写体側)とは反対の背面側から見た概略的な斜視図である。
本変形例に係る着せ替えパネル4は、前述したようにICタグ(図示を省略する)が内蔵されている。撮像装置200に対して着せ替えパネル4が装着されると、着せ替えパネル4に内蔵されたICタグと、撮像装置200の近接無線通信部214とが近接した状態となり、非接触通信等に代表される近距離無線通信が確立される。これにより、撮像装置200の制御部201は、着せ替えパネル4のICタグに書き込まれた情報を読み取ることが可能となる。
なお、必ずしも着せ替えパネル4のICタグと撮像装置200の近接無線通信部214とを接触させる必要はない。撮像装置200に対して着せ替えパネル4が装着された状態で、上記近接無線通信を確立することが可能であれば、着せ替えパネル4のICタグと撮像装置200の近接無線通信部214との間が離間していてもよい。
そこで、以降では、着せ替えパネル4のICタグと撮像装置200の近接無線通信部214とを「近接させる」と記載した場合には、当該ICタグと近接無線通信部214との間で近接無線通信が確立可能な距離に近づけることを意味し得るものとする。
また、撮像装置200に対して着せ替えパネル4を装着した場合には、当該着せ替えパネル4のICタグと当該撮像装置200の近接無線通信部214とが近接した状態が確立し得るものとする。
また、着せ替えパネル4のICタグと近接無線通信部214とが、近接無線通信を確立可能な範囲から、近接無線通信を確立することが困難な範囲に離間した場合には、当該ICタグと当該近接無線通信部214との間での通信が困難となる。本変形例においては、撮像装置200に装着していた着せ替えパネル4が取り外された場合に、当該着せ替えパネル4のICタグと当該撮像装置200の近接無線通信部214とが離間し、当該ICタグと当該近接無線通信部214との間での通信が困難となる。
また、本変形例では、撮像装置200に対して画像データの転送先が登録されていない場合には、当該撮像装置200の近接無線通信部214は、近接するICタグから情報を読み取り可能な待機状態となる。撮像装置200の制御部201は、撮像結果に応じた画像データの転送先が登録されると、近接無線通信部214の待機状態を解除する。
撮像装置200の制御部201は、撮像結果に応じた画像データの転送先が登録済みの状態で撮像に係る指示を受け付けた場合に、近接無線通信部214を介して当該近接無線通信部214に近接するICタグとの通信の開始を試みてもよい。この際に、近接無線通信部214と着せ替えパネル4のICタグとが近接無線通信が可能な範囲にある場合には、当該近接無線通信部214と当該ICタグとの間で通信が可能となる。また、近接無線通信部214と着せ替えパネル4のICタグとが近接無線通信が可能な範囲にない場合には、当該近接無線通信部214と当該ICタグとの間で通信が困難となる。
撮像装置200の制御部201は、近接無線通信部214を介して着せ替えパネル4のICタグとの間で通信が可能であれば、着せ替えパネル4が装着されている状態であると判定してもよい。また、撮像装置200の制御部201は、近接無線通信部214を介して着せ替えパネル4のICタグとの間で通信が困難であれば、着せ替えパネル4が装着されていない状態(撮像装置200から着せ替えパネル4が取り外された状態)であると判定してもよい。
なお、近接無線通信部214による近接無線通信の通信方式は、NFCに代表される非接触通信に限られず、他の通信方式が適用されてもよい。
(着せ替えパネルへの情報の書き込み及び印刷)
前述したように、本変形例では、撮像装置200による撮像結果に応じた画像データを保管するためのアルバムに関する情報が、撮像装置200の着せ替えパネル4のICタグに書き込まれる。
また、着せ替えパネル4のICタグに書き込まれた情報と同様の情報を、端末装置400が読み取るために、当該着せ替えパネル4に対して当該端末装置400が読み取り可能な情報が印刷されてもよい。具体的な一例として、着せ替えパネル4に対して、撮像装置200による撮像結果に応じた画像データを保管するためのアルバムに関する情報が、QRコードとして印刷されてもよい。
なお、上記機能については、サーバ300が備えていてもよいし、当該サーバ300と協働して動作する他の装置が備えていてもよい。
(レンタルサービスの概要)
図8A及び図8Bを参照して、本変形例に係る情報処理システム100により実現されるレンタルサービスの一例について、スポーツイベントにおいて当該レンタルサービスの提供が行われる場合の手続きの流れに着目して概要を以下に説明する。
まず、図8Aを参照して説明を行う。端末装置400は、T800において、ブラウザ等の入力インタフェースを介してユーザ(レンタルサービスの利用者)からの指示を受けて、T801において、チケットの販売に係る所定のウェブサイトにアクセスする。当該ウェブサイトは、所謂プレイガイドが運営するサイトであってもよいし、スポーツイベントの特設サイト等であってもよく、ユーザ登録を行うことでユーザがチケットを購入することが可能であれば、その態様は特に限定されない。
T802において、端末装置400は、ブラウザ等の入力インタフェースを介してユーザから、ウェブサイトを介してチケットの購入等を行うためのユーザ登録に係る指示を受け付ける。具体的な一例として、端末装置400は、ユーザから、登録対象となる情報(ユーザ情報)として、少なくともユーザID及びログインパスワードの指定を受け付け、付加的な情報として住所、氏名、及び電話番号等の指定を受け付けてもよい。
T803において、端末装置400は、T802においてユーザから指定されたユーザ情報をチケット管理サーバ300aに送信し、当該チケット管理サーバ300aに当該ユーザ情報に基づくユーザ登録に係る手続きを依頼する。
T804において、チケット管理サーバ300aは、端末装置400から受信したユーザ情報を、ユーザアカウントとして管理する。
T805において、端末装置400は、ユーザからスポーツイベントのチケットの購入に係る指示を受け付ける。この際に、端末装置400は、チケットの購入に係る情報(チケット情報)として、イベントの日付及び時間や、撮像装置200のレンタルの有無等の指定をユーザから受け付ける。
T806において、端末装置400は、T805においてユーザから指定されたチケット情報をチケット管理サーバ300aに送信し、当該チケット管理サーバ300aに当該チケット情報に基づくチケットの購入に係る手続きを依頼する。
T807において、チケット管理サーバ300aは、端末装置400から受信したチケット情報を、当該端末装置400のユーザに対応するユーザアカウントに紐付ける。
T808において、チケット管理サーバ300aは、T807において紐づけたチケット情報とユーザアカウントとを画像管理サーバ300bに送信する。
T809において、画像管理サーバ300bは、チケット管理サーバ300aから送信されたチケット情報に基づき画像データ保管用のアルバムを作成する。当該アルバムは、画像データが記憶される記憶領域に相当し、T805においてユーザにより購入されたチケットに関連付けられる。これにより、チケット情報に関連付けられたユーザアカウントが示すユーザに対して、上記アルバムとして、画像データの記憶領域が割り当てられる。
また、画像管理サーバ300bは、アルバムに対して画像データを追加保管することが可能な期間(追加保管可能期間)を、チケットが購入された際に登録された撮像装置200のレンタル期間に基づき設定してもよい。具体的な一例として、画像管理サーバ300bは、追加保管可能期間を、撮像装置200のレンタル期間と略一致する期間に設定してもよい。このような制御が適用されることで、例えば、スポーツイベントの終了時間(例えば、イベント会場の閉門時間)以降における、アルバムへの画像データの追加保管を制限することも可能となる。なお、撮像装置200の通信状態が悪く、撮影直後に画像データを送信できなかった場合に備え、画像管理サーバ300bは、追加保管可能期間の後に画像データを受信した場合は、受信した画像データに含まれる撮像日時に関する情報から、受信した画像データが追加保管可能期間に撮影された画像データか否かを判定してもよい。
また、画像管理サーバ300bは、アルバムに保管された画像データの閲覧を許可する期間(閲覧期間)を、追加保管可能期間とは別に設定してもよい。具体的な一例として、画像管理サーバ300bは、追加保管可能期間の経過後から所定の期間が経過するまでを閲覧期間として設定してもよい。これにより、追加保管可能期間の経過後においても、閲覧期間が経過するまでは、アルバムに保管された画像データに対応する画像の閲覧や、当該画像データ自体のダウンロード等を許容することが可能となる。
なお、画像管理サーバ300bは、追加保管可能期間及び閲覧期間の双方が経過した後は、対応するアルバムに保管されている画像データを削除してもよい。具体的な一例として、画像管理サーバ300bは、追加保管可能期間の経過後から30日が経過するまでの期間が閲覧期間として設定された場合には、追加保管可能期間の経過後から31日目に、対応するアルバムに保管されている画像データを削除することとなる。
T810において、画像管理サーバ300bは、作成した画像データ保管用のアルバムに関する情報を、撮像装置200に装着可能な着せ替えパネル4に内蔵しているICタグに書き込む。また、画像管理サーバ300bは、上記画像データ保管用のアルバムに関する情報を示すQRコードを発行し、着せ替えパネル4の一部(例えば、表面)に対して当該QRコードが印刷されるように、当該印刷に係る機能を有する装置の動作を制御してもよい。
なお、着せ替えパネル4に内蔵されたICタグは、撮像装置200が近接無線通信部214を介して画像データ保管用のアルバムに関する情報を読み取るために利用される。また、着せ替えパネル4の一部に印刷されたQRコードは、端末装置400が画像データ保管用のアルバムに関する情報を読み取るために利用される。
T810においてICタグへの情報の書き込みやQRコードの印刷が行われた着せ替えパネル4は、発送用のパッケージ化が行われたうえで、ユーザへの発送作業が行われる。なお、発送用のパッケージ化の際に、発送用のラベルの印刷に、ユーザアカウントにより管理さているユーザ情報に含まれるユーザの氏名や住所等の情報が利用されてもよい。また、入場チケットが紙媒体として発行される場合には、当該入場チケットと上記着せ替えパネル4とがあわせて発送されてもよい。入場チケットの発行に際し、撮像装置200のレンタルが指定された場合には、当該入場チケットに対してレンタルカメラ付きの入場チケットである旨の情報が示されていてもよい。
また、入場チケットは、紙媒体のチケットに限らず、電子データのチケットとして発行されてもよい。なお、入場チケットの形式に限らず、撮像装置200のレンタルが指定された場合には、当該入場チケットに対してレンタルカメラ付きである旨の情報が示されているとよい。
T811において、端末装置400は、ユーザからの指示を受けて、配送された着せ替えパネル4の一部に印刷されたQRコードを撮像部402により撮像することで、当該QRコードの読み取りを行う。このQRコードには、例えば、ユーザが購入したチケットに対応した画像データ保管用のアルバムにアクセスするためのURLや、ログインを行うためのデフォルトのパスワード等のような、当該アルバムをユーザが利用するための情報が含まれる。
T812において、端末装置400は、T811におけるQRコードの読み取り結果に基づき、対応する画像データ保管用のアルバムにアクセスする。なお、端末装置400は、ユーザからの指示に応じて、画像データ保管用のアルバムにアクセスするためのパスワードの変更を画像管理サーバ300bに依頼してもよい。これにより、例えば、着せ替えパネル4が紛失する等により、当該着せ替えパネル4が他者により利用されたとしても、当該着せ替えパネル4に印刷されたQRコードの読み取り結果に基づきアルバムにアクセスされるような事態の発生を防止することが可能となる。
続いて、イベント当日における撮像装置200の貸し出しに係る手続きの流れについて説明する。例えば、ユーザは、イベント会場の入場口等で入場チケットを提示することで撮像装置200が貸し出される。
T813及びT814において、撮像装置200の制御部201は、ユーザに事前に配送された着せ替えパネル4が装着されると、近接無線通信部214を介して当該着せ替えパネル4のICタグに記録された画像データ保管用のアルバムに関する情報を読み取る。そして、制御部201は、着せ替えパネル4のICタグから読み取った情報が示す画像データ保管用のアルバムを、画像データの転送先として設定する。この際に、撮像装置200は、画像データ保管用のアルバムに関する情報(換言すると、画像データの転送先に関する情報)を所定の記憶領域(例えば、不揮発性メモリ203等)に記憶させることで保持してもよい。
本変形例に係る撮像装置200は、画像データの転送先が設定されると、被写体の撮像に係る制限が解除され、撮像結果に応じた画像データを当該転送先に転送することで、当該転送先に当該画像データを記憶させることが可能となる。
なお、図8A及び図8Bに示す例では、画像データの転送先に関する情報が着せ替えパネル4のICタグに記録されているため、撮像装置200が近接無線通信により当該ICタグに記録された情報を読み取る仕様としている。一方で、撮像装置200が画像データの転送先に関する情報を認識すること可能であれば、当該認識に係る方法は特に限定はされない。具体的な一例として、チケットに関する情報が文字情報として表示される場合には、撮像装置200は、操作部205を介してユーザからの入力に基づき、チケットに関する情報を認識してもよい。より具体的な一例として、画像データの転送先を示すURL等の情報が、操作部205を介したユーザ入力に基づき、撮像装置200に入力されてもよい。
次いで、図8Bを参照して、撮像装置200により撮像が行われた場合における、撮像結果に応じた画像データの転送及び保管に係る手続きの流れについて一例を説明する。
T815において、撮像装置200は、ユーザからの指示に基づき被写体の撮像を行う。具体的な一例として、撮像装置200は、レリーズ釦6が押下されると、画角内に位置する被写体を撮像する。なお、本変形例に係る撮像装置200は、ユーザから撮像に係る指示を受け付けた際に、着せ替えパネル4が装着されている場合に、撮像結果に応じた画像データの転送を許容する。同制御の詳細については、図9を参照して別途後述する。
T816において、撮像装置200の制御部201は、当該撮像装置200に着せ替えパネル4が装着されている場合に、撮像結果に応じて画像データを生成する。
T817において、撮像装置200の通信部211または公衆網接続部213は、T816において生成された画像データを、転送先として登録されたアルバムを指定して画像管理サーバ300bに送信する。この際、撮像装置200の通信状態が悪く、画像管理サーバ300bへの画像データの送信に失敗した場合は、撮像装置200の記録媒体210に一時的に画像を保管しておき、再送信することとしてもよい。
なお、撮像装置200を利用した撮影については、静止画像及び動画像のいずれの撮影であってもよい。具体的な一例として、撮像装置200は、静止画像及び動画像のいずれの撮像に係る撮像モードが設定されているかに応じて、撮像に係る動作や、撮像結果に応じた画像データの生成に係る動作を適宜切り替えてもよい。
T818において、画像管理サーバ300bは、撮像装置200から受信した画像データが、当該撮像装置200により転送先として指定されたアルバムへの保管対象であれば、当該画像データを当該アルバムに保管する。一方で、画像管理サーバ300bは、撮像装置200から受信した画像データが、当該撮像装置200により転送先として指定されたアルバムへの保管対象でない場合には、当該画像データを当該アルバムに保管せずに削除してもよい。
なお、T815〜T818の一連の処理については、例えば、撮像装置200により被写体の撮像が行われるごとに実行されてもよい。また、画像管理サーバ300bが、撮像装置200から画像データを受信し、当該画像データをアルバムに保管する処理の一例については、図10を参照して別途後述する。
次いで、画像管理サーバ300bにおいてアルバムに保管された画像データに応じた画像の閲覧や、当該画像データ自体の取得に係る手続きの流れについて一例を説明する。
例えば、ユーザは、追加保管可能期間中や閲覧期間中であれば、端末装置400等を利用して画像管理サーバ300bにアクセスすることで、アルバムに保管された画像データに応じた画像の閲覧や、当該画像データ自体のダウンロードを行うことが可能である。
T819において、端末装置400は、ユーザからの指示に基づきアプリケーションを起動し、当該アプリケーションに、画像データの取得に係る所定のサービスへの認証に係る処理を、ユーザから指定された認証情報に基づき実行させる。これにより、端末装置400は、上記アプリケーションを介して、画像管理サーバ300bで管理されている、認証が行われたユーザアカウントに紐付けられたアルバムにアクセスすることが可能となる。
T820において、端末装置400は、アプリケーションを介してアルバムの閲覧に係る指示をユーザから受け付けると、画像管理サーバ300bに対して、当該アルバムに保管されている画像データに応じた画像の表示に係る要求を送信する。
T821において、端末装置400は、T820において送信した要求に対する応答として、閲覧対象として指定したアルバムに保管されている画像データに応じたサムネイル画像を画像管理サーバ300bから取得する。
T822において、端末装置400は、T821において画像管理サーバ300bから受信した一連のサムネイル画像を表示部406に表示させることで、当該一連のサムネイル画像をユーザに提示する。
これにより、ユーザは、貸し出された撮像装置200を利用した撮影の結果に応じた画像を閲覧することが可能となる。
T823において、端末装置400は、表示部406に表示した一連のサムネイル画像のうち少なくとも一部のサムネイル画像の選択をユーザから受け付ける。端末装置400は、ユーザにより選択されたサムネイル画像に対応する画像データ本体の送信に係る要求を画像管理サーバ300bに送信する。
T824において、端末装置400は、T823において送信した要求に対する応答として、ユーザにより指定されたサムネイル画像に対応する画像データを画像管理サーバ300bから取得する。
T825において、端末装置400は、T824において取得した画像データを所定の記憶領域(例えば、記録媒体410)に記憶させる。
以上のように、ユーザは、撮像装置200の返却後においても、閲覧期間中(換言すると、アルバムの保管期間中)であれば、アルバムに保管された画像データに対応する画像の閲覧や、当該画像データのダウンロードを行うことが可能である。
そして、閲覧期間が経過すると、T826において、画像管理サーバ300bは、対象となる画像データをアルバムごと削除する。
なお、画像管理サーバ300bは、所定の条件に基づき閲覧期間を延長されてもよい。具体的な一例として、画像管理サーバ300bは、ユーザから要求に応じて、当該ユーザのユーザアカウントに紐付けられたアルバムの閲覧期間を延長してもよい。また、この際に、画像管理サーバ300bは、閲覧期間を延長するためにユーザに対して課金を要求してもよい。
なお、図8Bでは図示を省略しているが、貸し出された撮像装置200は、ユーザがイベント会場から退場する際に退場口等において返却されることとなる。この際に、着せ替えパネル4については、撮像装置200から取り外されたうえで、ユーザに持ち替えられることが許容されてもよい。例えば、着せ替えパネル4に対してイベントのロゴや日付を印刷しておくことで、ユーザが当該着せ替えパネル4を紙媒体とのチケット同様に記念に持ち帰って保管するといった利用形態を実現することも可能である。
一方で、撮像装置200の返却が行われなかったとしても、本変形例に係る情報処理システムに依れば、追加保管可能期間(例えば、撮像装置200のレンタル期間)の経過後は、当該撮像装置200の利用が制限される。具体的には、追加保管可能期間の経過後は、例えば、撮像装置200による撮像結果に応じた画像データの記録が制限され、ユーザは撮像結果に応じた画像データを入手することが困難となる。このような仕組みにより、例えば、ユーザが意図的に撮像装置200を返却せずに持ち帰るといった事態の発生を防止する効果が期待できる。なお、ユーザが意図せずに撮像装置200の返却を失念するような状況も想定され得る。そのため、例えば、撮像装置200の貸し出し時に、当該撮像装置200を郵送により返却するための配送パックをユーザに配布する等のような、事後的に当該撮像装置200の返却を可能とするためのサービスが提供されてもよい。
続いて、図8A及び図8Bに示す一連の手続きのうち、特に、サービス事業者からの指示に応じて実行される手続きについて以下に説明する。
まず、撮像装置200の貸出準備に係る手続きの一例について説明する。本変形例に係る撮像装置200は、画像データの転送先の登録が行われていない場合に、撮像結果に応じた画像の転送を制限する。この際に、撮像装置200は、発光部10を点滅させる等の所定の報知態様により、撮像結果に応じた画像データの転送が制限されていることを報知する。そのため、サービス事業者は、撮像装置200がユーザに貸し出される前に、貸出準備として、当該撮像装置200に対して転送先の登録が行われてないことを確認してもよい。
具体的な一例として、T850において、撮像装置200は、サービス事業者からの指示に基づき被写体の撮像(テスト撮像)を行う。具体的な一例として、撮像装置200は、レリーズ釦6が押下されると、画角内に位置する被写体を撮像する。
なお、T850においては、撮像装置200に対して転送先の登録が行われていないものとする。この場合には、T851において、撮像装置200は、所定の報知態様により、撮像結果に応じた画像データの転送が制限されていることを報知する。具体的な一例として、撮像装置200は、発光部10を点滅させることで、サービス事業者に対して上記報知を行ってもよい。これにより、サービス事業者は、撮像装置200に対して転送先の登録が行われていないことを確認することが可能となる。
一方で、撮像装置200に対して転送先の登録が行われている(従前に登録された転送先の情報が保持されている)場合には、T851において、撮像装置200は、上記報知を行わないこととなる。この場合には、サービス事業者は、別途後述する転送先の解除に係る手続きを行えばよい。
次いで、図8Bを参照して、ユーザから返却された撮像装置200に対して、サービス事業者からの指示に応じて実行される手続きについて説明する。なお、撮像装置200については、着せ替えパネル4が取り外された状態で返却が行われたものとする。
T852において、撮像装置200は、サービス事業者からの指示に基づき被写体の撮像(テスト撮像)を行う。この場合には、撮像装置200は、着せ替えパネル4が装着されていないため、撮像結果に応じた画像データの転送を制限する。そのため、T853において、所定の報知態様により、撮像結果に応じた画像データの転送が制限されていること(換言すると、着せ替えパネル4が装着されていないこと)を報知する。
T854において、撮像装置200は、自身に登録されている画像データの転送先の登録を解除する。具体的な一例として、撮像装置200は、不揮発性メモリ203等の所定の記憶領域に記憶された上記転送先に関する情報を削除することで、当該転送先の登録を解除してもよい。
撮像装置200に対する画像データの転送先の登録の解除に係る処理の一例については、図9を参照して詳細を別途後述する。
以上により、上記撮像装置200は、次の利用者に対して貸し出しを行うことが可能な状態となる。
なお、図8A及び図8Bに示す例では、チケット管理サーバ300aと画像管理サーバ300bとが異なる装置により実現される場合について説明したが、必ずしも本実施形態に係る情報処理システム100のシステム構成を限定するものではない。具体的な一例として、チケット管理サーバ300aと画像管理サーバ300bと一体的に構成されていてもよい。
(処理)
続いて、本変形例に係る情報処理システム100の処理の一例について説明する。
(画像データの転送先の登録及び解除)
まず、図9を参照して、撮像装置200に対する画像データの転送先の登録及び解除に係る当該撮像装置200の処理の一例について説明する。なお、図9に示す処理が実行される前提として、撮像装置200のモード切替ダイヤル7がユーザからの操作を受け付けることで、当該撮像装置200の電源がオン状態となり、ユーザからの指示を受付可能な状態であるものとする。
まず、撮像装置200に対して画像データの転送先が登録されていない場合の処理について説明する。
S900において、撮像装置200の制御部201は、画像データの転送先が未登録か否かを判定する。上述したように、本変形例に係る撮像装置200は、画像データの転送先が未登録の場合には、近接無線通信部214に対してICタグが近接された場合に当該近接無線通信部214が当該ICタグとの間で通信が行えるように待機状態となる。
撮像装置200の制御部201は、S900において画像データの転送先が未登録であると判定した場合には、近接無線通信部214を待機状態に遷移させ、処理をS901に進める。
S901において、撮像装置200の制御部201は、近接無線通信部214を介して着せ替えパネル4のICタグとの通信を試みることで、着せ替えパネル4が装着されているか否かを判定する。具体的には、撮像装置200の制御部201は、着せ替えパネル4のICタグとの通信が確立された場合に、着せ替えパネル4が装着されていると判定してもよい。
撮像装置200の制御部201は、S901において、着せ替えパネル4が装着されていると判定した場合には、処理をS902に進める。S902において、撮像装置200の制御部201は、着せ替えパネル4のICタグから画像データ保管用のアルバムに関する情報を読み取る。撮像装置200の制御部201は、読み取った当該アルバムに関する情報を不揮発性メモリ203等の所定の記憶領域に記憶させることで画像データの転送先の登録を行う。なお、S901の処理は、図8Aに示すT813及びT814の処理に相当する。
撮像装置200の制御部201は、S901において、着せ替えパネル4が装着されていないと判定した場合には、処理をS903に進める。S903において、撮像装置200の制御部201は、レリーズに係る操作が受け付けられたか否か(例えば、レリーズ釦6が操作を受け付けたか否か)を判定する。
撮像装置200の制御部201は、S903においてレリーズに係る操作が受け付けられていないと判定した場合には、処理をS901に進める。
一方で、撮像装置200の制御部201は、S903においてレリーズに係る操作が受け付けられたと判定した場合には、処理をS904に進める。S904において、撮像装置200の制御部201は、発光部10(例えば、LED等)を点滅させることで、転送先の登録が行われていないことを意味するエラーをユーザに報知する。
次いで、撮像装置200に対して画像データの転送先が登録されている場合の処理について説明する。
撮像装置200の制御部201は、S900において画像データの転送先が登録済みであると判定した場合には、処理をS905に進める。
S905において、撮像装置200は、レリーズに係る操作が受け付けられたか否か(例えば、レリーズ釦6が操作を受け付けたか否か)を判定する。
撮像装置200は、S905において、レリーズに係る操作を受け付けていないと判定した場合には、改めて処理をS905に進めることで、引き続きユーザからの操作を受け付ける状態を継続する。
そして、撮像装置200は、S905において、レリーズに係る操作を受け付けたと判定した場合には、処理をS906に進める。S906において、撮像装置200の制御部201は、近接無線通信部214を介して着せ替えパネル4のICタグとの通信を試みることで、着せ替えパネル4が装着されているか否かを判定する。具体的には、撮像装置200の制御部201は、着せ替えパネル4のICタグとの通信が確立された場合に、着せ替えパネル4が装着されていると判定してもよい。
撮像装置200の制御部201は、S906において、着せ替えパネル4が装着されていると判定した場合には、処理をS907に進める。S907において、撮像装置200の制御部201は、S906において通信を確立したICタグから画像データ保管用のアルバムに関する情報を読み出し、当該情報が、画像データの転送先として登録されている情報と一致するか否かを判定する。
撮像装置200の制御部201は、S907においてICタグから読み出した情報が、画像データの転送先として登録されている情報と一致すると判定した場合には、処理をS908に進める。S908において、撮像装置200の制御部201は、撮像結果に応じた画像データを生成する。そして、S909において、撮像装置200は、通信部211または公衆網接続部213を介して、画像管理サーバ300bに画像データを送信する。なお、S908及びS909の処理は、図5Bに示すT815からT817の処理に相当する。
一方で、撮像装置200の制御部201は、S907においてICタグから読み出した情報が、画像データの転送先として登録されている情報と一致しないと判定し場合には、処理をS910に進める。S910において、撮像装置200の制御部201は、発光部10を点滅させることで、装着されている着せ替えパネル4のICタグに記録された情報と、画像データ転送先として登録されている情報とが一致していないことを意味するエラーを報知する。なお、この場合には、撮像結果に応じた画像データの転送が制限されることとなる。
また、撮像装置200の制御部201は、S906において着せ替えパネル4が装着されていないと判定した場合には、処理をS911に進める。S911において、発光部10を点滅させることで、着せ替えパネル4が装着されていないことを意味するエラー(装着なしエラー)を報知する。
S912において、撮像装置200は、不揮発性メモリ203等の所定の記憶領域に記憶された画像データ保管用のアルバムに関する情報を削除することで、画像データの転送先の登録を解除する。
なお、S911及びS912の処理は、図8Bに示すT853及びT854の処理に相当する。
このように、本変形例に係る撮像装置200は、画像データの転送先が登録済みであり、かつ着せ替えパネル4が取り外された状態で、レリーズに係る操作を受け付けた場合に、画像データの転送先の登録を解除してもよい。
そして、S913において、撮像装置200は、電源がオフとなったか否かを判定する。
撮像装置200は、S913において電源がオフとなっていないと判定した場合には、処理をS900に進める。この場合には、S900以降の処理が改めて実行されることとなる。
また、撮像装置200は、S913において電源がオフとなったと判定した場合には、図9に示す一連の処理を終了する。
(チケットの販売及び画像データの保管)
次いで、図10を参照して、チケットの販売及び画像データの保管に係るサーバ300(チケット管理サーバ300a及び画像管理サーバ300b)の処理の一例について説明する。サーバ300は、チケットの販売に係るチケット管理サーバ300aに相当する部分と、画像データの保管に係る画像管理サーバ300bに相当する部分とを含む。そこで、まず、図10(a)を参照して、チケットの販売に係るチケット管理サーバ300aに相当する部分の処理について説明する。
S1000において、サーバ300は、端末装置400からユーザの登録に係る情報を受信したか否かを判定する。
サーバ300は、S1000において端末装置400からユーザの登録に係る情報を受信していないと判定した場合には、改めて処理をS1000に進めることで、引き続き端末装置400からのユーザの登録に係る情報の送信を待ち受ける。
そして、サーバ300は、S1000において端末装置400からユーザの登録に係る情報が受信したと判定した場合には、処理をS1001に進める。S1001において、サーバ300は、端末装置400から送信された情報に基づき、チケットの管理に係る領域にユーザアカウントを作成して管理する。なお、S1000及びS1001の処理は、図8Aに示すT803及びT804の処理に相当する。
S1002において、サーバ300は、端末装置400からチケットの購入に係る情報(チケット情報)を受信したか否かを判定する。
サーバ300は、S1002において端末装置400からチケット情報を受信していないと判定した場合には、改めて処理をS1002に進めることで、引き続き端末装置400からのチケット情報の送信を待ち受ける。
そして、サーバ300は、S1002において端末装置400からチケット情報を受信したと判定した場合には、処理をS1003に進める。S1003において、サーバ300は、端末装置400から送信されたチケット情報を、当該端末装置400のユーザに対応するユーザアカウントに紐付ける。
S1004において、サーバ300は、ユーザがチケットの購入に際して撮像装置200のレンタルを指定した場合には、画像データの管理に係る領域に、ユーザアカウント及びチケット情報を紐づけた画像データ保管用のアルバムを作成する。なお、サーバ300は、ユーザがチケットの購入に際して撮像装置200のレンタルを指定しなかった場合には、S1004〜1006の処理をスキップしてもよい。
S1005において、サーバ300は、撮像装置200の着せ替えパネル4のICタグに、ユーザ情報、チケット情報、及び画像データ保管用のアルバムに関する情報を書き込む。また、サーバ300は、端末装置400が画像データ保管用のアルバムにアクセスするための情報を、QRコードの形式で着せ替えパネル4の一部(例えば、表面)に印刷されるように、当該印刷に係る機能を有する装置の動作を制御してもよい。
S1006において、ICタグへの情報の書き込みやQRコードの印刷が行われた着せ替えパネル4は、発送用のパッケージ化が行われたうえで、ユーザへの発送作業が行われる。この際に、サーバ300は、発送用のラベルの印刷に、ユーザアカウントにより管理さているユーザ情報に含まれるユーザの氏名や住所等の情報が利用されるように、パッケージ化の機能を有する装置の動作を制御してもよい。
なお、S1005及びS1006の処理が、図8Aに示すT810の処理に相当する。
次いで、図10(b)を参照して、画像データの保管に係る画像管理サーバ300bに相当する部分の処理について説明する。
S1050において、サーバ300は、撮像装置200から画像データを受信したか否かを判定する。また、サーバ300は、撮像装置200から画像データを受信する際に、レンタル情報をあわせて受信する。
サーバ300は、S1050において撮像装置200から画像データを受信していないと判定した場合には、改めて処理をS1050に進めることで、引き続き撮像装置200からの画像データの送信を待ち受ける。
そして、サーバ300は、S1050において撮像装置200から画像データを受信したと判定した場合には、処理をS1051に進める。S1051において、サーバ300は、画像データとあわせて受信したレンタル情報に基づき、撮像装置200のレンタル期間中か否かを判定することで、当該画像データが保存対象か否かを判定する。具体的な一例として、サーバ300は、撮像装置200のレンタル期間中の場合には、受信した画像データが保存対象であると判定し、撮像装置200のレンタル期間外の場合には、受信した画像データが保存対象外であると判定してもよい。
サーバ300は、S1051において、撮像装置200から受信した画像データが保存対象であると判定した場合には、処理をS1052に進める。S1052において、サーバ300は、サーバ300は、撮像装置200から受信した画像データを、対象となるアルバムに保管する。
一方で、サーバ300は、S1052において撮像装置200から受信した画像データが保存対象でないと判定した場合には、処理をS1053に進める。S1053において、サーバ300は、受信した画像データを削除する。
なお、S1050〜S1053の処理が、図8BにおけるT817及びT818の処理に相当する。
なお、図10(b)に示す例では、S1051において、サーバ300は、撮像装置200から受信したレンタル情報に基づき、撮像装置200がレンタル期間中か否かを判定することで、あわせて受信した画像データが保存対象か否かを判定していた。一方で、サーバ300が、撮像装置200から受信した画像データが保存対象か否かを、当該撮像装置200のレンタル情報に基づき判定することが可能であれば、その方法は特に限定はされない。
具体的な一例として、図9のS908において、撮像装置200は、撮像結果に応じた画像データを生成する際に、当該画像データに対して付帯情報としてレンタル情報を書き込んでもよい。この場合には、サーバ300は、受信した画像データに付帯情報として書き込まれたレンタル情報を抽出し、当該レンタル情報に基づき、当該画像データが保存対象か否かを判定してもよい。
また、他の一例として、サーバ300は、撮像装置200から受信した画像データに含まれる撮像日時に関する情報を、当該画像データの保管先となるアルバムに紐付けられたチケット情報と照合することで、当該画像データが保存対象か否かを判定してもよい。
以上、図10を参照して、チケットの販売及び画像データの保管に係るサーバ300(チケット管理サーバ300a及び画像管理サーバ300b)の処理の一例について説明した。
以上のような構成及び制御が適用されることで、ユーザは、撮像装置200のレンタル中においても、画像管理サーバ300bが管理するアルバムにアクセスすることで、撮像結果に応じた画像を確認したり、画像データ自体を取得して利用することが可能となる。
また、サービス事業者は、レンタル条件に応じた、撮像装置200に対する各種設定、貸し出しや返却に係る管理、返却された撮像装置の初期化等の作業の実行に際し、撮像装置200の個体を意識する必要がなくなる。そのため、撮像装置200のレンタルに係る各種管理を実現するための作業をより簡略化することが可能となる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記録媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 情報処理システム
200 撮像装置
300 サーバ
300a チケット管理サーバ
300b 画像管理サーバ

Claims (10)

  1. 撮像手段と、
    通信手段と、
    所定のサーバにおいてユーザに割り当てられた記憶領域に関する情報を取得する取得手段と、
    前記記憶領域に関する情報に基づき、前記通信手段による画像データの転送先を登録する登録手段と、
    前記転送先が登録されることで、前記撮像手段による撮像に係る動作の制限を解除する制御手段と、
    を備える、撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記転送先が登録されていない場合に、前記撮像手段による撮像結果に応じた画像データの転送を制限する、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記転送先が登録されていない場合に、前記撮像手段による撮像結果に応じた画像データの記録を制限する、請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 所定の条件に基づき、前記転送先の登録を解除する解除手段を備え、
    前記制御手段は、前記転送先の登録が解除された場合に、前記撮像手段による撮像に係る動作を制限する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. ネットワークを介して接続された、撮像手段及び通信手段を備える撮像装置と、サーバと、を含む情報処理システムにより実行される情報処理方法であって、
    前記サーバが、前記撮像装置を利用するユーザにデータを記憶する記憶領域を割り当てる割り当てステップと、
    前記サーバが、前記記憶領域に関する情報を発行する発行ステップと、
    前記撮像装置が、前記サーバにより発行された前記記憶領域に関する情報を取得する取得ステップと、
    前記撮像装置が、前記記憶領域に関する情報に基づき、前記通信手段による画像データの転送先を登録する登録ステップと、
    前記撮像装置が、前記転送先が登録されることで、前記撮像手段による撮像に係る動作の制限を解除する制御ステップと、
    を含む、情報処理方法。
  6. 前記撮像装置が、登録された前記転送先を指定して、前記撮像手段による撮像結果に応じた画像データを、前記サーバに送信する送信ステップと、
    前記サーバが、前記撮像装置から送信される前記画像データを、指定された前記転送先に対応する前記記憶領域に記憶させる記憶ステップと、
    を含む、請求項5に記載の情報処理方法。
  7. 前記割り当てステップにおいて、前記サーバが、前記撮像装置の利用条件に基づき、前記ユーザに前記記憶領域を割り当て、
    前記記憶ステップにおいて、前記サーバが、前記利用条件に応じて、前記撮像装置から送信される前記画像データを、指定された前記転送先に対応する前記記憶領域に記憶させる、
    請求項6に記載の情報処理方法。
  8. 前記利用条件は、前記撮像装置の利用可能期間に関する条件を含み、
    前記記憶ステップにおいて、前記サーバが、前記利用可能期間を超えている場合に、前記記憶領域に前記画像データを記憶させる動作を制限する、
    請求項7に記載の情報処理方法。
  9. 前記送信ステップにおいて、前記撮像装置が、前記画像データに対して当該撮像装置を識別するための識別情報を関連付けて、当該画像データを前記サーバに送信し、
    前記記憶ステップにおいて、前記サーバが、前記画像データに関連付けられた前記識別情報に基づき、前記撮像装置を識別する、
    請求項6〜8のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  10. ネットワークを介して接続された撮像装置とサーバとを含み、
    前記サーバは、
    前記撮像装置を利用するユーザにデータを記憶する記憶領域を割り当てる割り当て手段と、
    前記記憶領域に関する情報を発行する発行手段と、
    を備え、
    前記撮像装置は、
    撮像手段と、
    通信手段と、
    前記サーバにより発行された前記記憶領域に関する情報を取得する取得手段と、
    前記記憶領域に関する情報に基づき、前記通信手段による画像データの転送先を登録する登録手段と、
    前記転送先が登録されることで、前記撮像手段による撮像に係る動作の制限を解除する制御手段と、
    を備える、
    情報処理システム。
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