JP2021190619A - 抵抗器 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付時などに生ずる応力を抑制することが可能な抵抗器を提供する。【解決手段】抵抗体22の両側から電極24、26が延出して板状に形成され、互いに厚み方向に重ねて配置される複数の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dを備える。近接した抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの電極24、26間に設けられ、抵抗器構成体の抵抗体22間に間隙50を形成し抵抗器構成体の電極同士を電気的に接続して抵抗器構成体を並列接続する凸部20A、20B、20C、20D、20Eを備える。抵抗器構成体の電極24、26には、電圧を検出するための検出部60が電流を流すための通電部よりも抵抗体22に近い位置に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、抵抗器に関する。
特許文献1には、抵抗体の両脇に母材が接続された抵抗器が示されている。各母材の端部には、ボルト孔が形成されており、ボルト孔の内側には、測定端子が設けられている。
特開2019−165057号公報
この抵抗器を大電流の測定に用いる場合、抵抗体の電流通過面積を広くするために抵抗体の厚み寸法が大きくなる。これに伴って、抵抗体に接続される母材である端子も厚み寸法が大きくなる。
このような抵抗器を電流ラインに接続する場合、抵抗器、特にはその電極部に大きな応力が生ずる。このため、抵抗器の強度管理に苦労を要する。
そこで本発明は、取付時などに生ずる応力を抑制することが可能な抵抗器を提供することを目的とする。
本発明のある態様によれば、抵抗器は、抵抗体の両側から電極が延出して板状に形成され、互いに厚み方向に重ねて配置される複数の抵抗器構成体と、互いに近接した前記抵抗器構成体同士の前記電極間に設けられ、前記抵抗器構成体同士の前記抵抗体間に間隙を形成した状態で前記抵抗器構成体同士の前記電極同士を電気的に接続して前記抵抗器構成体同士を並列接続する接続部と、を備え、前記抵抗器構成体の前記電極には、電圧を検出するための検出部が電流を流すための通電部よりも前記抵抗体に近い位置に設けられている。
本態様によれば、並列接続された複数の抵抗器構成体によって抵抗器が構成されるため、各抵抗器構成体を薄肉化することができる。
また、近接する抵抗器構成体間には、間隙が形成されており、各抵抗器構成体の撓みが許容される。このため、一例として電極を電流ラインに接続する際に抵抗器に外力が加えられた場合であっても、抵抗器を構成する各抵抗器構成体がそれぞれ撓むことにより、抵抗器の電極部への応力集中、及び抵抗体と電極との接続部分への応力集中の抑制が可能となる。
図1は、第一実施形態に係る抵抗器を示す側面図である。 図2は、第一実施形態に係る抵抗器の抵抗器構成体を示す底面図である。 図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。 図4は、第一実施形態に係る抵抗器を分解した状態を示す平面図である。 図5は、第一実施形態の変形例に係る抵抗器を示す側面図である。 図6は、第二実施形態に係る抵抗器を示す底面図である。 図7は、第三実施形態に係る抵抗器を示す底面図である。 図8は、図7のVII−VII線に沿った断面図である。 図9は、第四実施形態に係る抵抗器を示す底面図である。 図10は、第一比較例に係る抵抗器を示す斜視図である。 図11は、第一比較例に係る抵抗器を示す側面図である。 図12は、第一比較例に係る抵抗器の抵抗体に生ずる応力を示す線図である。 図13は、第一比較例に係る抵抗器の電極に生ずる応力を示す線図である。 図14は、第二比較例に係る抵抗器を示す斜視図である。 図15は、第二比較例に係る抵抗器を示す側面図である。 図16は、第二比較例に係る抵抗器の抵抗体に生ずる応力を示す線図である。 図17は、第二比較例に係る抵抗器の電極に生ずる応力を示す線図である。 図18は、比較対象である抵抗器を示す斜視図である。 図19は、比較対象である抵抗器を示す側面図である。 図20は、比較対象である抵抗器の抵抗体に生ずる応力を示す線図である。 図21は、比較対象である抵抗器の電極に生ずる応力を示す線図である。
近年、環境対応のために各国で排ガス規制が強化されており、自動車のEV(Electric Vehicle)化が急速に進んでいる。電気自動車では、部品の一例であるモータの駆動に大電流が使用される。これに伴い、大電流を測定するための電流検出用抵抗器(シャント抵抗器)の需要が増加している。
このような抵抗器では、大電流の検出に対応するため、抵抗体の抵抗値を極小にするとともに抵抗体と電極とを厚肉形状とし電流容量を大きくする必要がある。
しかし、厚肉形状とすると、切断や曲げなどの加工性が低下する。また、厚肉の抵抗体と電極とを溶接する際には、電子ビーム溶接などを採用する必要がある。さらに、抵抗器が厚肉となるため、電極をボルト止め又は溶接で電流ラインに接続する際に、抵抗体又は電極に大きな応力が生ずる。これに加え、厚肉の抵抗器においては、ヒートサイクル又はパルス状の繰り返し電流入力に対して、耐久性が低下する虞があった。
これらの少なくとも一つを解決するための一例を次に示す。以下、添付図面を参照しながら各実施形態について説明する。
<第一実施形態>
第一実施形態に係る抵抗器について、図1から図4を用いて説明する。図1は、第一実施形態に係る抵抗器10を示す側面図であり、図2は、第一実施形態に係る抵抗器10の抵抗器構成体を示す底面図である。また、図3は、図2のIII−III線に沿った断面図であり、図4は、第一実施形態に係る抵抗器10を分解した状態を示す平面図である。
抵抗器10は、図1に示すように、積層された複数の抵抗器構成体12と、近接する抵抗器構成体同士を並列接続する接続部を構成する凸部20とを備えている。抵抗器構成体12は、抵抗器10を構成する板体であり、上部から順に配置された第一抵抗器構成体12A、第二抵抗器構成体12B、第三抵抗器構成体12C、及び第四抵抗器構成体12Dで構成されている。
なお、本実施形態では、四つの抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dで抵抗器10を構成する場合について説明するが、これに限定されるものではない。用途に応じて要求される抵抗値に基づいて、抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの数を増減しても良い。
(抵抗器構成体)
各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dは、同形状に形成されており、図2及び図3に示した第四抵抗器構成体12Dを用いて各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの構成を説明する。なお、この第四抵抗器構成体12Dは、後述する検出部60を有する点で、他の抵抗器構成体12A、12B、12Cと相違する。
第四抵抗器構成体12Dは、板状の抵抗体22と、抵抗体22の一端から延出した金属板からなる第一電極24と、抵抗体22の他端から延出した金属板からなる第二電極26とによって長方形の板状に形成されている。両電極24、26は、長方形状に形成されており、第二電極26の一方の角部には、斜めに切り欠かれた切欠部28が形成されている。この切欠部28は、第二電極26を示す目印を構成し、切欠部28の位置によって第一抵抗器構成体12Aを配置した際の向きを知ることができる。
各電極24、26の端面は、抵抗体22の端面に突き合せられており、この突き合せ部分は、レーザ溶接によって接合されている。これにより、各電極24、26の端面と抵抗体22の端面とを電子ビーム溶接で接合する場合と比較して、製造コストが抑えられている。
各電極24、26には、厚み方向Tに貫通する円形の貫通穴30が抵抗体22から離れた位置に形成されている。各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの貫通穴30は、図1に示したように、貫通部材32を貫通できるように形成されている。この貫通部材32は、一例としてボルトで構成されており、ボルトで構成された貫通部材32は、ねじ部34と、ねじ部34の一端に設けられた大径の頭部35とを有する。
貫通部材32のねじ部34は、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの貫通穴30を貫通した状態で、一例として配線用のバスバー36に設けられた取付穴38を挿通する。そして、取付穴38を挿通したねじ部34の先端には、ナット40が装着され締め付けられる。
これにより、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dは、厚み方向Tに重ねて配置された状態で貫通部材32によって一体化されるとともに、抵抗器10の各電極24、26が金属製のバスバー36に電気的に接続される。
なお、本実施形態では、抵抗器10をバスバー36に接続する場合について説明するが、これに限定されるものではない。一例として、ケーブルに設けられた端子の穴に貫通部材32のねじ部34を挿通してナット40を締め付けることで、抵抗器10をケーブルの端子に接続してもよい。
(凸部)
貫通穴30の外周部には、図2に示したように、前述した凸部20が形成されている。凸部20は導電性を有し、凸部20は電流を流す。第一電極24の凸部20は、貫通穴30を中心として順に反時計回りCCWに配置された第一凸部20A、第二凸部20B、第三凸部20C、第四凸部20D、及び第五凸部20Eによって構成されている。第二電極26の凸部20は、貫通穴30を中心として順に時計回りCWに配置された第一凸部20A、第二凸部20B、第三凸部20C、第四凸部20D、及び第五凸部20Eによって構成されている。
各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、貫通穴30を中心として円を描くように配置されており、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、72度おきに等間隔で配置されている。上下の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dを貫通部材32で固定する際には、締め付けトルクが各凸部20A、20B、20C、20D、20Eの接触面に均等に加わる。これにより、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eが均等に上あるいは下の抵抗器構成体12の電極24,26又はバスバー36に接触し、押し付けられることで連結する。
各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、貫通穴30よりも小径の円形状である。また、詳しくは後述するが、隣接する凸部20A、20B、20C、20D、20Eの間には、別の抵抗器構成体12の凸部20A、20B、20C、20D、20Eを配置できる空間が形成されている。
ここで本実施形態では、各電極24、26が鍛造プレスで絞り加工され、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eが形成された場合を例に挙げて説明する。すなわち、各電極24、26は、ダイとパンチとでプレスされ、各電極24、26の一部が一面側へ押し出されることによって、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eが形成されている。
これにより、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、図3に示したように、各電極24、26の一面44より厚み方向Tに突出した電極24、26の一部で構成されている。また、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eの突出方向から第一抵抗器構成体12Aの裏表を判断することができる。
そして、各電極24、26の一面44には、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eが突出する。一方、各電極24、26の他面46には、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eに対応する箇所に凹部48A、48B、48C、48D、48Eが形成されている。
各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dを重ねて配置する際には、図4に示すように、同形状に形成された抵抗器構成体12を、一層毎に長さ方向中心部を中心として180度回転させて重ねる。これにより、上下の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dにおいて、第一電極24と第二電極26とが交互に重なる。
すると、上部の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの各凸部20A、20B、20C、20D、20Eと下部の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの各凹部48A、48B、48C、48D、48Eとの重なりが抑制される。この状態において、上部の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、下部の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの電極24、26の一般面24A,26Aに接触する。
図3に示したように、各電極24、26の一面44からの各凸部20A、20B、20C、20D、20Eの突出寸法PDは、各電極24、26の厚み寸法TD以下とされている。これにより、プレス絞り加工による極度な薄肉部の形成が回避され、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを通過する電流による過度な発熱が抑制される。
これにより、図1に示したように、積層された各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの各電極24、26間の各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの抵抗体22間に間隙50を形成する。
この状態において、近接する抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの電極24、26同士を各凸部20A、20B、20C、20D、20Eによる接触によって電気的に接続する。これにより、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12D同士を並列接続する。
具体的に説明すると、第一抵抗器構成体12Aの各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、第一抵抗器構成体12A及び第二抵抗器構成体12Bの各電極24、26間に配置される。各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、スペーサーの役割を果たし、両抵抗器構成体12A、12Bの抵抗体22間に間隙50を形成する。
この状態において、第一抵抗器構成体12Aの各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、両抵抗器構成体12A、12Bの各電極24、26同士を電気的に接続して両抵抗器構成体12A、12B同士を並列接続する接続部を構成する。
第二抵抗器構成体12Bの各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、第二抵抗器構成体12B及び第三抵抗器構成体12Cの各電極24、26間に設けられ、両抵抗器構成体12B、12Cの抵抗体22間に間隙50を形成する。この状態において、第二抵抗器構成体12Bの各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、両抵抗器構成体12B、12Cの各電極24、26同士を電気的に接続して両抵抗器構成体12B、12C同士を並列接続する接続部を構成する。
第三抵抗器構成体12Cの各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、第三抵抗器構成体12C及び第四抵抗器構成体12Dの各電極24、26間に設けられ、両抵抗器構成体12C、12Dの抵抗体22間に間隙50を形成する。この状態において、第三抵抗器構成体12Cの各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、両抵抗器構成体12C、12Dの各電極24、26同士を電気的に接続して両抵抗器構成体12C、12D同士を並列接続する接続部を構成する。
第四抵抗器構成体12Dの各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、第四抵抗器構成体12Dとバスバー36との間に設けられ、第四抵抗器構成体12Dの各電極24、26をバスバー36に電気的に接続する。
バスバー36から抵抗器10を介して流れる電流の一部は、第四抵抗器構成体12Dの各電極24、26に設けられた各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを介して第四抵抗器構成体12Dを流れる。各電極24、26の各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、当該凸部20A、20B、20C、20D、20Eが設けられた第四抵抗器構成体12Dに電流を流すための通電部を構成する。
第四抵抗器構成体12Dの各電極24、26を流れる電流の一部は、第四抵抗器構成体12Dの各電極24、26に接続された第三抵抗器構成体12Cの各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを介して第三抵抗器構成体12Cを流れる。各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、当該凸部20A、20B、20C、20D、20Eが設けられた第三抵抗器構成体12Cに電流を流すための通電部を構成する。
第三抵抗器構成体12Cの各電極24、26を流れる電流の一部は、第三抵抗器構成体12Cの各電極24、26に接続された第二抵抗器構成体12Bの各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを介して第二抵抗器構成体12Bを流れる。各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、当該凸部20A、20B、20C、20D、20Eが設けられた第二抵抗器構成体12Bに電流を流すための通電部を構成する。
第二抵抗器構成体12Bの各電極24、26を流れる電流の一部は、第二抵抗器構成体12Bの各電極24、26に接続された第一抵抗器構成体12Aの各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを介して第一抵抗器構成体12Aを流れる。各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、当該凸部20A、20B、20C、20D、20Eが設けられた第一抵抗器構成体12Aに電流を流すための通電部を構成する。
各電極24、26の第二凸部20Bは、図2に示したように、貫通穴30よりも抵抗体22から離れた位置に配置されており、各電極24、26の第三凸部20Cは、貫通穴30よりも抵抗体22から離れた位置に存在する部分を有する。
すなわち、抵抗体22から離れた方向に位置する貫通穴30の縁部に接するとともに抵抗体22に平行する外側仮想直線SKを想定した場合、各電極24、26の第二凸部20Bは、外側仮想直線SKよりも抵抗体22から離れた方向に配置されている。また、各電極24、26の第三凸部20Cの一部は、外側仮想直線SKよりも抵抗体22から離れた位置に存在する部分を有する。
一方、各電極24、26の第五凸部20Eは、貫通穴30よりも抵抗体22に近い位置に配置されており、各電極24、26の第四凸部20Dの一部は、貫通穴30よりも抵抗体22に近い位置に存在する部分を有する。
各凸部20A、20B、20C、20D、20Eの表面の面積は、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを流れる電流に基づいて定められる。すなわち、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを流れる電流と各凸部20A、20B、20C、20D、20Eの表面の面積と関係は、電流100A当たり面積が30mm2以上となるようにする。
具体的には、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eの表面の面積が前述した条件を満たすように、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eの直径を設定する。なお、この電流と面積との関係は「日本配電制御システム工業会の銅バスバー許容電流表」に記載された規格によるものである。
(検出部)
そして、第四抵抗器構成体12Dの各電極24、26には、電圧を検出するための検出部60が電流を流すための通電部を構成する各凸部20A、20B、20C、20D、20Eよりも抵抗体22に近い位置に設けられている。
すなわち、抵抗体22に最も近い位置に配置された第五凸部20Eにおいて、抵抗体22に近い位置の縁部に接するとともに抵抗体22に平行する内側仮想直線UKを想定した場合、検出部60は、内側仮想直線UKよりも抵抗体22に近い位置に配置されている。
この検出部60は、図1に示したように、重ねられた各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dのうち最も下部に配置された第四抵抗器構成体12Dのみに設けられており、各検出部60は、金属製の棒状部材で構成されている。
これにより、この抵抗器10は、電流を流した状態において、各電極24、26に設けられた両検出部60間の電圧を検出することで、当該抵抗器10を流れる電流を検出することができる電流検出用抵抗器を構成する。
なお、本実施形態では、検出部60を、最も下部に配置された第四抵抗器構成体12Dのみに設けた場合について説明するが、これに限定されるものではない。例えば、第四抵抗器構成体12D以外の抵抗器構成体12A、12B、12Cの電極24、26のみに検出部60を設けてもよい。また、総ての抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの電極24、26を貫通するとともに各電極24、26に電気的に接続された検出部60を設けてもよい。
また、本実施形態では、検出部60が金属製の棒状部材で構成された場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、検出部60を、各電極24、26に形成されたねじ穴で構成してもよい。この場合、例えばハーネスの先端に設けられた端子をねじ穴にねじ込まれるねじによって電極24、26に固定する。
さらに、本実施形態では、電流を検出するための電流検出用の抵抗器10を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。この抵抗器10は、一例として電力を放電するための放電抵抗器であってもよい。
ここで、本実施形態では、複数の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dが重ねて配置され並列接続されたものを抵抗器10として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、電極24、26に貫通穴30及び凸部20を有した各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dのそれぞれを抵抗器としてもよい。
この場合、用途に応じて要求される抵抗値に基づいて、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dが構成する抵抗器の数を定め、各抵抗器を重ねて並列接続することが可能となる。また、抵抗値の異なる抵抗器を重ねて並列接続することで、目的とする抵抗値を得ることも可能となる。以下で説明する実施形態の場合も同様とする。
(作用及び効果)
次に、第一実施形態による作用効果について説明する。
本実施形態の抵抗器10は、抵抗体22の両側から電極24、26が延出して板状に形成され、互いに厚み方向Tに重ねて配置される複数の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dを備えている。また、抵抗器10は、互いに近接した抵抗器構成体12A、12B、12C、12D同士の電極24、26間に、接続部である凸部20A、20B、20C、20D、20Eが設けられている。そして、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12D同士の抵抗体22間に間隙50を形成した状態で各抵抗器構成体12A、12B、12C、12D同士の電極24、26同士を電気的に接続する。また、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、抵抗器構成体12A、12B、12C、12D同士を並列接続する。そして、第一抵抗器構成体12Aの電極24、26には、電圧を検出するための検出部60が電流を流すための通電部を構成する各凸部20A、20B、20C、20D、20Eよりも抵抗体22に近い位置に設けられている。
この構成によれば、並列接続された各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dによって構成されるため、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dを薄肉化することができる。また、近接する抵抗器構成体12A、12B、12C、12D間には、間隙50が形成されており、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの撓みが許容される。
また、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dが各凸部20A、20B、20C、20D、20Eの接触により接続されため、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの電極24、26同士を接合するために、はんだ付けや溶接を要しない。このため、突入電流入力時において、瞬間的な接合部のずれを許容することができるので、電極部分への応力を緩和することが可能となる。
そして、一例として電極24、26を電流ラインに接続する際に抵抗器10に外力が加えられた場合には、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dが撓むことができる。これにより、抵抗体22への応力集中、及び抵抗体22と電極24、26との接合部への応力集中の抑制が可能となる。
特に、大電流を流せる抵抗値が小さい抵抗体22の場合、電流の通過面積は広く、電流経路は短くする必要があり、分厚い形状となる。これに伴って抵抗体22及び抵抗体22に接合される各電極24、26の厚み寸法が大きくなるため、端子接続時において、抵抗体22及び抵抗体22と電極との接合部分に大きな応力が生ずる。
そこで、本実施形態では、抵抗器10を並列接続された複数の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dで構成することで、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの抵抗体22及び電極24、26の薄肉化が可能となる。これにより、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの抵抗体22に生ずる応力、及び抵抗体22と電極24、26との接合部分に生ずる応力を共に小さくすることができ、耐久性の向上が可能となる。さらに、厚肉の抵抗器10と比較して、ヒートサイクルに対する耐久性の向上が可能となる。
また、この抵抗器10には、通電時に大電流が流される。一例として抵抗器10が電気自動車で用いられる場合、パルス状の電流が繰り返し入力される。この通電時の突入電流によって抵抗器10に振動が生ずると、その振動に対する応力が抵抗体22及び抵抗体22と電極24、26との接合部分に悪影響を及ぼす。
しかし、本実施形態では、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eの接触接続よってのみ各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dが連結されている。また、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの撓みが許容される。このため、抵抗体22及び抵抗体22と電極24、26との接続部分への応力集中が抑制され、耐久性の向上が可能となる。
また、抵抗器10を並列接続された複数の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dで構成することで、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの抵抗体22及び電極24、26を薄肉化することができる。このため、抵抗体22が厚肉の場合と比較して、切断加工又は曲げ加工などが容易となり、加工性の向上を図ることが可能となる。
さらに、抵抗体22の薄肉化を図ることによって、抵抗体22への電極24、26の接合をレーザ溶接で行うことができる。このため、抵抗体22及び電極24、26が厚肉のため、レーザ溶接よりもコストが高い電子ビーム溶接で抵抗体22と電極24、26との接合しなければならない場合と比較して、製造コストの抑制が可能となる。
そして、各電極24、26において、電圧を検出するための検出部60は、電流を流すための通電部を構成する各凸部20A、20B、20C、20D、20Eよりも抵抗体22に近い位置に設けられている。このため、電圧を検出するための検出部60が電流を流すための通電部よりも抵抗体22に近い位置に設けられた抵抗器10と比較して、本実施形態にあっては、検出精度を高めることが可能となる。
また、抵抗値が小さい抵抗体22を製造する場合、抵抗値の精度管理が難しい。しかし、本実施形態では、複数の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dを並列接続して抵抗値の小さい抵抗器10を製造する。
このため、単一の抵抗体22で抵抗値の小さい抵抗器10を形成する場合と比較して、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの抵抗体22の抵抗値を大きくすることができる。これにより、抵抗体22の精度管理が容易となり、製造コストの抑制が可能となる。
さらに、上下の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dは、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを介して電気的に接続されるため、上下の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dにおける電気的な接続位置が定まる。これにより、上下の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの電極24、26の全面を面接触させる場合と比較して、電流の通電経路が安定し、検出精度の向上が可能となる。
例えば、上下の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dが電極24、26の全面で接続される場合、一例として上下の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dを一体化するボルトの締め付け方により上下の電極24、26同士の接続位置が安定しない。また、電極24、26の平滑性の違いによって、上下の電極24、26同士の接続位置が安定しない。これらの場合、電流の流れる位置が変化し得るので、検出精度が低下する恐れがある。
これに対して、本実施形態では、電極24、26に各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを設けることで、上下の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dにおける電気的な接続位置が定まるため、検出精度の低下を抑制することが可能となる。
また、本実施形態において、検出部60は、重ねられた複数の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dのうち最も外側に配置された抵抗器構成体12A、12Dに設けられている。
この構成により、総ての抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの電極24、26を貫通し、それぞれの電極24、26に電気的に接続された検出部60を設けた場合と比較して、電圧の検出精度を高めることが可能となる。
また、重ねられた複数の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dのうち最も外側に配置された抵抗器構成体12A、12Dに検出部60が設けられている。このため、各抵抗器構成体12B、12C、に検出部60を設けた場合と比較して、製造容易性が向上するとともに、検出部60への信号線の接続が容易となる。
さらに、本実施形態において、検出部60は、重ねられた複数の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dのうち最も下部に配置された第四抵抗器構成体12Dのみに設けられている。
ここで、重ねられた複数の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dのうち最も下部に配置された第四抵抗器構成体12Dは、生ずる応力が最も小さい(図21参照)。このため、生ずる応力が最も小さい第四抵抗器構成体12Dに検出部60を配置することができる。
なお、本実施形態では、最も下部に配置された第四抵抗器構成体12Dに検出部60を設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、他の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dに設けても良い。
その一例として、図5に示すように、最も上部に配置された第一抵抗器構成体12Aの電極24、26に検出部60を設けてもよい。
また、本実施形態において、接続部を構成する各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eが設けられた抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dに電流を流すための通電部を構成する。
この構成によれば、接続部を構成する凸部20A、20B、20C、20D、20Eと電流を流すための通電部とを個別に設ける場合と比較して、構成の簡素化を図ることが可能となる。
さらに、本実施形態において、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの電極24、26は、厚み方向Tに貫通する貫通穴30を有する。また、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの貫通穴30を各々貫通し、重ねて配置された各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dを一体化する貫通部材32をさらに備えている。
この構成によれば、貫通部材32によって各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dを一体化することができる。
また、本実施形態において、接続部を構成する各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、貫通穴30よりも抵抗体22から離れた位置に存在する部分を少なくとも有する。
この構成によれば、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eが貫通穴30よりも抵抗体22に近い位置のみに設けられた場合と比較して、抵抗体22と、電極24、26及び抵抗体22の接続部分との応力集中の抑制効果を高めることが可能となる。
さらに、本実施形態において、接続部を構成する各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、貫通穴30の外周部に設けられている。
この構成によれば、貫通穴30を貫通した貫通部材32から加えられる力を、貫通穴30の外周部に設けられた接続部を構成する各凸部20A、20B、20C、20D、20Eに均等に分散して加えることが可能となる。
さらに、本実施形態において、接続部を構成する各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは、電極24、26の一面44より厚み方向Tに突出した電極24、26の一部で構成されている。
この構成によれば、接続部を構成する各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを電極24、26と別部材で構成する場合と比較して、部材の管理コストを抑制することができる。また、各電極24、26への別部材の固定も不要なので、製造コストを抑制することが可能となる。
また、本実施形態において、電極24、26の一面44からの接続部を構成する各凸部20A、20B、20C、20D、20Eの突出寸法PDは、電極24、26の厚み寸法TD以下である。
この構成によれば、一面44からの接続部の突出寸法PDが電極24、26の厚み寸法TDよりも大きい場合と比較して、電極24、26の局所的な薄肉化を回避し、電流通過時の発熱量を抑制することが可能となる。
なお、本実施形態では、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを電極24、26の一部で構成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを電極24,26と別部材で構成してもよい。この場合、一例として、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを電極24、26の一面44に溶接すれば、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを、溶接部を介して各電極24、26に接合することができる。
次に、電極24、26に貫通穴30及び凸部20を有した各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dのそれぞれを抵抗器とした場合の作用効果について説明する。
すなわち、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dは、複数重ねて配置される板状の抵抗器を構成し、抵抗体22と、抵抗体22の両側から延出するとともに一面44に導電性を有する凸部20が設けられた各電極24、26とを備える。
この構成によれば、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dを構成する抵抗器を、用途に応じて厚み方向Tに重ねて配置し並列接続することができる。これにより、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dで構成された抵抗器の抵抗体22を厚肉形状とすることなく、大電流を流せる抵抗値が小さい抵抗器を構成することが可能となる。よって、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dで構成された抵抗器の薄肉化が可能となる。
そして、近接する抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dが構成する抵抗器の間には、電極24、26に形成された凸部20によって間隙50が形成され、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dを構成する抵抗器の撓みが許容される。
このため、一例として電極24、26を電流ラインに接続する際に各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dが構成する抵抗器に外力が加えられた場合には、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dが構成する抵抗器が撓むことができる。これにより、抵抗体22への応力集中、及び抵抗体22と電極24、26との接合部への応力集中の抑制が可能となる。
また、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dが構成する抵抗器において、電極24、26には、厚み方向Tに貫通する貫通穴30が設けられ、凸部20は、貫通穴30の外周部に配置されている。
この構成によれば、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dが構成する抵抗器の各貫通穴30に貫通部材32を貫通し、重ねて配置された各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dを構成する抵抗器を一体化することが可能となる。
また、貫通穴30を貫通した貫通部材32から加えられる力を、貫通穴30の外周部に設けられた各凸部20A、20B、20C、20D、20Eに均等に分散して加えることが可能となる。
これにより、各電極24、26又はバスバー36への各凸部20A、20B、20C、20D、20Eの接触抵抗を抑制するとともに、各電極24、26の変形を抑制することが可能となる。
「実施例1」
実施例1では、第一実施形態と同じ構成であって、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの厚み寸法TDを1mm、幅寸法を18mm以上36mm以下、長さ寸法を65mm以上85mm以下とし、抵抗値が0.2mΩの抵抗器10を作製した。
また、厚み寸法が1mmの銅板に、直径5mmの絞り加工を施し、一面44からの突出寸法PDが0.5mmであって、表面の面積が20mm2の各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを有する電極24、26を形成した。各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを、貫通穴30を中心とした円を描くように、72度おきに等間隔をおいて配置し、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを電極24、26の五箇所に配置した。
電極24、26に形成された各凸部20A、20B、20C、20D、20Eの表面の合計面積は、100mm2あり、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dを重ねて配置した場合、330Aまでの電流を安定して流すことが可能となる。
各凸部20A、20B、20C、20D、20Eは絞り加工によって形成される。このため、単一の抵抗体22で低抵抗値を実現するために抵抗体22の厚み寸法に応じて電極24、26の厚み寸法が大きくなる場合と比較して、電極24、26の厚み寸法が小さいので絞り加工が容易となる。
なお、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eの表面の面積は、これに限定されるものではない。凸部20A、20B、20C、20D、20Eの表面の面積を変更した抵抗器を次に示す。
「実施例2」
実施例2に係る抵抗器10は、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eの直径を、8mmとし、その他の条件は、実施例1と同様とする。この場合、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eの表面の合計面積は、約250mm2となり、830Aまでの電流を流すことが可能となる。
ここで、銅板に流すことが可能な許容電流値は、100A/30mm2が基本とされており(日本配電制御システム工業会の銅バスバー許容電流表の規格値参照)、この値を超えて電流を流すと発熱が50℃よりも大きくなり得る。
この許容電流値は、使用される用途や銅板上に施された保護膜(めっき、絶縁樹脂等)によっても大きく違う。このため、凸部の表面の面積を保護膜の有無や材質に基づいて定めるものとする。
このように、抵抗器10の規格に応じて、各凸部20A、20B、20C、20D、20Eの表面の面積を設定することが可能である。
この抵抗器10において、許容可能な電流値に合わせて抵抗値を選定する必要がある。本実施例のように、830Aの電流を流す抵抗器10にあっては、抵抗値を約50μΩとすることが望ましい。
このため、0.2mΩの抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dを四枚重ねて並列接続することで、抵抗値が50μΩの抵抗器10を形成する。
ここで、抵抗値が50μΩの抵抗体22を用いて抵抗器10を形成する場合、抵抗値を50μΩ±5%以内に調整することは困難である。
しかし、本実施例では、0.2mΩの抵抗体22を用いた各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dを四枚使用することで、抵抗値が50μΩの抵抗器10を形成する。このため、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dで用いる抵抗体22の抵抗値は、0.2mΩとなり、抵抗値が50μΩの抵抗体22と比較して、抵抗値が一桁大きくなる。
これにより、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの抵抗値を、0.2mΩ±5%以内に調整することが容易となる。したがって、本実施例の抵抗器10は、抵抗値が、50μΩの抵抗体22を使用する抵抗器10と比較して、極小さい抵抗値を高精度で実現することが可能になる。
なお、前述した実施形態及各実施例では、貫通穴30の外周部に円形の各凸部20A、20B、20C、20D、20Eを五つ設けた場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、凸部の形状を次の実施形態に示すようにしてもよい。
<第二実施形態>
図6は、第二実施形態に係る抵抗器100を示す底面図であり、第一実施形態と同一又は同等部分に付いては同符号を付して説明を割愛し、異なる部分についてのみ説明する。
(凸部)
各電極24、26の貫通穴30の外周部には、貫通穴30の縁部に沿って延在する円弧状の第一円弧凸部102と、第二円弧凸部104とが間隔をおいて形成されており、各円弧凸部102、104は、接続部を構成する。各円弧凸部102、104は、各電極24、26が鍛造プレスで絞り加工されて形成されており、各電極24、26の一面44には、各円弧凸部102、104が突出する。一方、各電極24、26の他面46には、各円弧凸部102、104に対応する図示しない円弧凹部が形成されている。
各円弧凸部102、104の間には、同形状の円弧凸部102、104を配置可能なスペースが形成されている。このため、同形状に形成された抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dを、一層毎に長さ方向中心部を中心として180度回転しながら重ねると、第一電極24の各円弧凸部102、104が第二電極26の各円弧凹部の間に配置される。これにより、上部の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの各円弧凸部102、104が下部の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの電極24、26の一般面24A、26Aに電気的に接続される。
抵抗体22から離れた方向に位置する貫通穴30の縁部に接するとともに抵抗体22に平行する外側仮想直線SKを想定した場合、各電極24、26の第一円弧凸部102は、外側仮想直線SKよりも抵抗体22から離れた位置に存在する部分を有する。また、各電極24、26の第二円弧凸部104は、貫通穴30よりも抵抗体22に近づく位置に存在する部分を有する。
(検出部)
第四抵抗器構成体12Dの各電極24、26の一面44には、電圧を検出するための検出部60が電流を流すための通電部を構成する各円弧凸部102,104よりも抵抗体22に近い位置に設けられている。
すなわち、抵抗体22に最も近い位置に配置された第二円弧凸部104において、抵抗体22に近い方向に位置する縁部に接し、抵抗体22に平行する内側仮想直線UKを想定する。この場合、検出部60は、内側仮想直線UKよりも抵抗体22に近い位置に配置されている。
(作用及び効果)
このような第二実施形態の構成であっても、第一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
<第三実施形態>
図7は、第三実施形態に係る抵抗器200を示す底面図であり、図8は、図7のVII−VII線に沿った断面図である。本実施形態に係る抵抗器200について、第一実施形態と同一又は同等部分に付いては同符号を付して説明を割愛し、異なる部分についてのみ説明する。
(凸部)
各電極24、26の貫通穴30の外周部には、円形リング状の円形凸部202が形成されており、各円形凸部202は、接続部を構成する。
この円形凸部202は、円形リング状の金属板で構成されており、円形凸部202は、図8に示すように、各電極24、26と別部材で構成されている。各円形凸部202は、溶接によって対応する電極24、26に接合されており、各円形凸部202は、対応する電極24、26の一面44に溶接部204を介して接合されている。
これにより、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dを重ねて配置すると、上部の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの円形凸部202が下部の抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの電極24、26の他面46に電気的に接続される。
図7に示したように、抵抗体22から離れた方向に位置する貫通穴30の縁部に接するとともに抵抗体22に平行する外側仮想直線SKを想定する。この場合、各電極24、26の円形凸部202は、外側仮想直線SKよりも抵抗体22から離れる位置に存在する部分を有する。また、各電極24、26の円形凸部202は、貫通穴30よりも抵抗体22に近づく位置に存在する部分を有する。
(検出部)
第四抵抗器構成体12Dの各電極24、26の一面44には、電圧を検出するための検出部60が電流を流すための通電部を構成する各円形凸部202よりも抵抗体22に近い位置に設けられている。
すなわち、円形凸部202において、抵抗体22に近い方向に位置する縁部に接するとともに抵抗体22に平行する内側仮想直線UKを想定した場合、検出部60は、内側仮想直線UKよりも抵抗体22に近い位置に配置されている。
(作用及び効果)
このような第三実施形態の構成であっても、第一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、本実施形態において、接続部を構成する各円形凸部202は、各電極24、26と別部材で構成されている。
この構成によれば、各電極24、26を加工して凸部を形成する場合と比較して、各電極24、26の構成を簡素化するとともに、各電極24、26の加工コストを抑制することが可能となる。
さらに、本実施形態において、接続部を構成する各円形凸部202は、接続する電極24、26の一方に溶接部204によって接合されている。
この構成によれば、各電極24、26と別部材で構成された各円形凸部202を対応する電極24、26に固定することができる。これにより、円形凸部202の予期せぬ位置ずれを抑制することが可能となる。
そして、本実施形態では、貫通穴30を包囲するように円形凸部202が形成されている。このため、貫通穴30の外周部に複数分割された凸部を設ける場合と比較して、下部に配置された抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの電極24、26との接触面積を広げることが可能となる。
なお、本実施形態では、円形リング状に形成された円形凸部202を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、次に示すようにしてもよい。
<第四実施形態>
図9は、第四実施形態に係る抵抗器300を示す底面図であり、第三実施形態と比較して、接続部を構成する凸部が、矩形リング状の矩形凸部302で構成されている点が異なる。
本実施形態においても、第一実施形態及び第三実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、各実施形態では、各電極24、26に各凸部20A、20B、20C、20D、20E、202、302を一体形成又は一体的に設けたが、これに限定されるものではない。例えば、貫通部材32に装着されるナットによって別部材からなる凸部を構成してもよい。
<応力試験>
図10から図21は、応力試験を示す図であり、応力試験では、第一比較例に係る抵抗器に生ずる応力と、第二比較例に係る抵抗器に生ずる応力と、第三実施形態に係る抵抗器に生ずる応力とを測定する。なお、各比較例において、第一実施形態又は第三実施形態と同一又は同等部分に関しては、同符号を付して説明を割愛する。
(第一比較例)
図10は、第一比較例に係る抵抗器を示す斜視図であり、図11は、第一比較例に係る抵抗器を示す側面図である。また、図12は、第一比較例に係る抵抗器の抵抗体に生ずる応力を示す線図であり、図13は、第一比較例に係る抵抗器各電極に生ずる応力を示す線図である。
第一比較例に係る抵抗器は、図10及び図11に示すように、第一比較抵抗器400で構成され、第一比較抵抗器400は、板状の抵抗体22と、抵抗体22の一端から延出した第一電極24と、抵抗体22の他端から延出した第二電極26とを備える。第一比較抵抗器400は、長方形の板状に形成されており、厚み寸法は、1mmである。
この第一比較抵抗器400の各電極24、26に設けられた貫通穴30とバスバー36に設けられた取付穴38とに貫通部材32を貫通するとともに貫通部材32にナット40を締め付けて、第一比較抵抗器400をバスバー36に固定する(図示省略)。
そして、第一比較抵抗器400に、100Hz以上2000Hz以下の各周波数で振動を加え、各周波数において抵抗体22に生じた応力と、各電極24、26に生じた応力とを測定する。各周波数において抵抗体22に生じた応力の測定結果を図12に示し、各周波数において電極に生じた応力(各電極24、26に生じた応力の平均値)の測定結果を図13に示す。
この第一比較例では、電極に生ずる応力は各周波数において約70MPa以下であり、抵抗体22に生ずる応力は、200Hzにおいて約70MPaであった。
(第二比較例)
図14は、第二比較例に係る抵抗器を示す斜視図であり、図15は、第二比較例に係る抵抗器を示す側面図である。また、図16は、第二比較例に係る抵抗器の抵抗体に生ずる応力を示す線図であり、図17は、第二比較例に係る抵抗器の電極に生ずる応力を示す線図である。
第二比較例に係る抵抗器は、図14及び図15に示すように、第二比較抵抗器500で構成され、第二比較抵抗器500は、板状の抵抗体22と、抵抗体22の一端から延出した第一電極24と、抵抗体22の他端から延出した第二電極26とを備える。第二比較抵抗器500は、長方形の板状に形成されており、厚み寸法TDは、4mmである。
第二比較抵抗器500は、第一比較抵抗器400と比較して、厚み寸法TDが異なり、他の部位は、第一比較抵抗器400と同寸法に設定されている。
この第二比較抵抗器500の各電極24、26に設けられた貫通穴30とバスバー36に設けられた取付穴38とに貫通部材32を貫通するとともに貫通部材32にナット40を締め付けて、第二比較抵抗器500をバスバー36に固定する(図示省略)。
そして、第二比較抵抗器500に、100Hz以上2000Hz以下の各周波数で振動を加え、各周波数において抵抗体22に生じた応力と、電極に生じた応力(各電極24、26に生じた応力の平均値)とを測定する。各周波数において抵抗体22に生じた応力の測定結果を図16に示し、各周波数において電極に生じた応力の測定結果を図17に示す。
この第二比較例では、抵抗体22に生ずる応力は、300Hzにおいて最大値である約70MPaであり、電極に生ずる応力は、300Hzにおいて最大値である約400MPaであった。
(比較対象)
図14は、比較対象である抵抗器を示す斜視図であり、図15は、比較対象である抵抗器を示す側面図である。図16は、比較対象である抵抗器の抵抗体に生ずる応力を示す線図であり、図17は、比較対象である抵抗器の電極に生ずる応力を示す線図である。
図18及び図19には、比較対象である抵抗器200が示されており、この抵抗器200は、第三実施形態の抵抗器200と同じ構成のため、第三実施形態と同一の符号を付して説明を割愛する。
この抵抗器200を構成する各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dは、長方形の板状に形成されている。各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの厚み寸法TDは、1mmであり、近接した抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの間隔50は、0.5mmである。各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dは、第二比較抵抗器500と比較して、厚み寸法TDが異なり、他の部位は、第二比較抵抗器500と同寸法に設定されている。
この抵抗器200の各電極24、26に設けられた貫通穴30とバスバー36に設けられた取付穴38とに貫通部材32を貫通するとともに貫通部材32にナット40を締め付けて、抵抗器200をバスバー36に固定する(図示省略)。
そして、抵抗器200に対し、100Hz以上2000Hz以下の各周波数で振動を加える。この状態で、各周波数において各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの抵抗体22に生じた応力と、各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの電極に生じた応力(各電極24、26に生じた応力の平均値)とを測定する。各周波数において各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの抵抗体22に生じた応力の測定結果を図20に示し、各周波数において各抵抗器構成体12A、12B、12C、12Dの電極に生じた応力の測定結果を図21に示す。
この抵抗器200では、抵抗体22に生ずる応力が、最上部に配置された第一抵抗器構成体12Aにおいて、300Hzで最大値である約50MPaであり、最下部に配置された第四抵抗器構成体12Dにおいては、300Hzでわずか数MPaである。これにより、この抵抗器200では、各比較抵抗器400、500の抵抗体22に生ずる応力よりも小さいことを確認することができた。
また、電極に生ずる応力は、最上部に配置された第一抵抗器構成体12Aにおいて、300Hzで最大値である約370MPaであり、最下部に配置された第四抵抗器構成体12Dにおいて、300Hzで約60MPaである。これにより、この抵抗器200では、第二比較抵抗器500の電極に生ずる応力よりも小さいことを確認することができた。
なお、応力試験で得られた応力値は計測状況、環境や条件、設計構造によって変動するものであるため、これに限るものではないが、一定の条件のもとで計測した一例であることはいうまでもない。
10 抵抗器
12 抵抗器構成体
12A 第一抵抗器構成体
12B 第二抵抗器構成体
12C 第三抵抗器構成体
12D 第四抵抗器構成体
20 凸部
20A 第一凸部
20B 第二凸部
20C 第三凸部
20D 第四凸部
20E 第五凸部
22 抵抗体
24 第一電極
26 第二電極
30 貫通穴
32 貫通部材
44 一面
46 他面
50 間隙
60 検出部
100 抵抗器
102 第一円弧凸部
104 第二円弧凸部
200 抵抗器
202 円形凸部
204 溶接部
300 抵抗器
302 矩形凸部
PD 突出寸法
SK 外側仮想直線
T 厚み方向
TD 厚み寸法
UK 内側仮想直線

Claims (13)

  1. 抵抗体の両側から電極が延出して板状に形成され、互いに厚み方向に重ねて配置される複数の抵抗器構成体と、
    互いに近接した前記抵抗器構成体同士の前記電極間に設けられ、前記抵抗器構成体同士の前記抵抗体間に間隙を形成した状態で前記抵抗器構成体同士の前記電極同士を電気的に接続して前記抵抗器構成体同士を並列接続する接続部と、を備え、
    前記抵抗器構成体の前記電極には、電圧を検出するための検出部が電流を流すための通電部よりも前記抵抗体に近い位置に設けられている、
    抵抗器。
  2. 請求項1に記載の抵抗器であって、
    前記検出部は、重ねられた複数の前記抵抗器構成体のうち最も外側に配置された前記抵抗器構成体に設けられている、
    抵抗器。
  3. 請求項2に記載の抵抗器であって、
    前記検出部は、重ねられた複数の前記抵抗器構成体のうち最も下側に配置された前記抵抗器構成体のみに設けられている、
    抵抗器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の抵抗器であって、
    前記接続部は、当該接続部が設けられた前記抵抗器構成体に電流を流すための前記通電部を構成する、
    抵抗器。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の抵抗器であって、
    各抵抗器構成体の前記電極は、厚み方向に貫通する貫通穴を有し、
    各抵抗器構成体の前記貫通穴を各々貫通し重ねて配置された各抵抗器構成体を一体化する貫通部材をさらに備える抵抗器。
  6. 請求項5に記載の抵抗器であって、
    前記接続部は、前記貫通穴よりも前記抵抗体から離れた位置に存在する部分を少なくとも有する、
    抵抗器。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の抵抗器であって、
    前記接続部は、前記貫通穴の外周部に設けられている、
    抵抗器。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の抵抗器であって、
    前記接続部は、前記電極の一面より厚み方向に突出した前記電極の一部で構成されている、
    抵抗器。
  9. 請求項8に記載の抵抗器であって、
    前記一面からの前記接続部の突出寸法は、前記電極の厚み寸法以下である、
    抵抗器。
  10. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の抵抗器であって、
    前記接続部は、前記電極と別部材で構成されている、
    抵抗器。
  11. 請求項10に記載の抵抗器であって、
    前記接続部は、接続する前記電極の一方に溶接部によって接合されている、
    抵抗器。
  12. 複数重ねて配置される板状の抵抗器であって、
    抵抗体と、
    前記抵抗体の両側から延出するとともに一面に導電性を有する凸部が設けられた電極と、
    を備える抵抗器。
  13. 請求項12に記載の抵抗器であって、
    前記電極には、厚み方向に貫通する貫通穴が設けられ、前記凸部は、前記貫通穴の外周部に配置されている、
    抵抗器。
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