JP2021189743A - データ分析支援装置、及びデータ分析支援方法 - Google Patents

データ分析支援装置、及びデータ分析支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】現場から提供される態様の異なる複数の実績情報に基づき製品の生産状況の異常の有無を適切に判断できるようにする。【解決手段】データ分析支援装置は、所定の工程の処理を経て生産される製品について取得される、上記製品の第1個数についての上記工程の処理時間である第1処理時間を示す情報を含む実績情報である第1実績情報と、上記工程を経て生産される上記製品の上記第1個数と異なる個数である第2個数についての上記工程の処理時間である第2処理時間を示す情報を含む実績情報である第2実績情報と、を取得する実績情報取得部と、第1実績情報及び第2実績情報のうちの少なくともいずれかを時間分割することにより、第1実績情報及び第2実績情報を、上記製品の同じ単位個数についての上記工程の処理に要した時間を表す複数の実績情報に変換する、実績情報変換部と、を備える、【選択図】図3

Description

本発明は、データ分析支援装置、及びデータ分析支援方法に関する。
特許文献1には、オーダ単位で生産管理がなされる製造現場であっても、より細かい生産管理を実現可能とすることを目的として構成された管理システムについて記載されている。管理システムは、1または複数の設備を含む製造ラインに関連付けられ、1または複数の設備の各々は、製造対象の種別の指定及び製造対象の個数の指定を含むオーダ情報に従って個々のワークを処理するように構成され、1または複数の設備の各々で生じる処理に関するイベント情報を収集し、収集されたイベント情報を、各イベント情報の発生元及び内容に基づき、同一のワークに起因して生じたイベント情報の集合に分類し、分類された集合の各々に属するイベント情報に基づき、ワーク毎の処理状況を示すデータを生成し、生成されるデータに基づき、オーダ情報に従って処理される各ワークに対する処理の進捗状況を視覚化する。
特開2017−68816号公報
近年、製品の生産現場においてはスマートファクトリー化が進められている。スマートファクトリーにおいては、様々なセンサや設備から各種のデータ(設備の稼動状況、製品品質検査、環境等に関するデータ)を取得し、取得したデータを可視化し、分析することで製品の生産性向上や品質向上を図る。
製品の生産現場においては生産状況の管理が重要であり、工程の処理遅延等の生産状況の異常が生じた場合には、担当部門の管理者等のユーザが異常の発生や生産状況を迅速に把握できるようにする必要がある。現場の状況をユーザが迅速に把握できるようするための方法として、現場の状況を示す情報(各製品の各製造工程(切削工程、組立工程等)の開始時刻や終了時刻等に関する情報。以下、「実績情報」と称する。)をユーザにリアルタイムに提示する仕組みがある。
生産状況の異常の検知に際しては、例えば、所定の単位個数(例えば一つ)の製品についてのある工程における生産効率(所定の単位個数の製品が工程を経るのに要した時間)を把握したいことがある。しかし生産工場等の現場から送られてくる情報が必ずしも所定の単位工数についての情報を含んでいるとは限らず、複数の上記単位個数の製品の全体が工程を経るのに要した時間を示す情報しか含んでいないことがあり、その場合は生産状況の異常を適切に把握することができないか、もしくは、別途の方法で情報を取得する必要がある。
この状況を図14とともに具体的に説明する。同図に示すグラフA,Bは、いずれも縦軸を工程の進捗状況、横軸を時間として、各実績情報の内容を表したグラフである。各グラフにおいて、円形の図案(プロット)は工程の開始時刻に対応し、三角形の図案(プロット)は工程の終了時間に対応する。また、各実績情報の開始時刻と終了時刻の対応を線で結んで示している。尚、線の傾きは単位時間当たりの工程の進捗度を表す。
ここでグラフAでは、いずれの線も製品の同じ単位個数についての実績情報に基づくものであるため、ユーザは各線の傾きを比較することで、容易に生産状況の異常の有無を判断することができる。即ち本例では、開始時刻が「9:40」で終了時刻が「9:50」の線の傾きが他の線に比べて緩やかであり、当該線に対応する実績情報が異常であることをユーザは容易に判断することができる。しかし現場から取得した複数の実績情報が同じ単位個数に基づくものでない場合、上記と同様の方法で実績情報をグラフに表してもユーザは異常の有無を適切に判断することができない。例えば、グラフBでは、グラフAと同様、開始時刻「9:00」から終了時刻「9:15」の間に3個、開始時刻「9:25」から終了時刻「9:35」の間に2個、開始時刻「9:40」から終了時刻「9:55」の間に2個の製品が製造されたことが表されている。しかしグラフAと異なり、グラフBでは、開始時刻「9:00」と終了時刻「9:15」を結ぶ線は製品を「3個」製造した場合であり、開始時刻「9:25」と終了時刻「9:35」を結ぶ線は製品を「2個」製造した場合であり、開始時刻「9:40」と終了時刻「9:55」とを結ぶ線は製品を「2個」製造した場合であり、各線の傾きの意味が異なるため、各線の傾きを単純に比較してもユーザは異常の有無を適切に判断することができない。
上記の特許文献1では、設備のオン/オフ情報を追加で取得し利用することで、複数の製品を製造して1つの実績情報(とくに開始時刻と終了時刻)が取得される場合においても、製品1個を製造した際の実績情報を疑似的に推定し、生産状況を表示する。しかし、設備のオン/オフ情報を取得するために、例えば、PLC(Programmable Logic Controller)等の特別な装置の導入や通信環境の準備が必要となり、また、大がかりなシステム
改修が必要になる等、実現のための負担が大きいという課題がある。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、現場から提供される態様の異なる複数の実績情報に基づき製品の生産状況の異常の有無を適切に判断することが可能な、データ分析支援装置、及びデータ分析支援方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明のうちの一つは、データ分析支援装置であって、情報処理装置を用いて構成され、所定の工程の処理を経て生産される製品について取得される、前記製品の第1個数についての前記工程の処理時間である第1処理時間を示す情報を含む実績情報である第1実績情報と、前記工程を経て生産される前記製品の前記第1個数と異なる個数である第2個数についての前記工程の処理時間である第2処理時間を示す情報を含む実績情報である第2実績情報と、を取得する実績情報取得部と、前記第1実績情報及び前記第2実績情報のうちの少なくともいずれかを時間分割することにより、前記第1実績情報及び前記第2実績情報を、前記製品の同じ単位個数についての前記工程の処理に要した時間を表す複数の実績情報に変換する、実績情報変換部と、を備える。
本発明によれば、現場から提供される態様の異なる複数の実績情報に基づき製品の生産状況の異常の有無を適切に判断することができる。
尚、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の発明を実施するための形態の説明により明らかにされる。
分析支援システムの概略的な構成を示す図である。 分析支援システムを構成する情報処理装置のハードウェア構成例である。 データ分析支援装置が備える主な機能を示す図である。 実績情報の一例である。 生産管理情報の一例である。 表示情報の一例である。 データ分析処理を説明するフローチャートである。 変換要否判定処理を説明するフローチャートである。 表示処理を説明するフローチャートである。 異常判定/情報提示処理を説明するフローチャートである。 分析支援情報の表示画面の一例である。 分析支援情報の表示画面の一例である。 生産管理情報の更新処理の一例を説明するフローチャートである。 実績情報の表示例である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。尚、以下の記載及び図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略及び簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。とくに限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
また、以下の説明において、「情報」という表現にて各種のデータを説明することがあるが、各種のデータは、テーブルやリスト等の他のデータ構造で表現されていてもよい。また、識別情報について説明する際に、「識別子」、「ID」等の表現を用いるが、これらについてはお互いに置換することが可能である。また、以下の説明において、符号の前に付した「S」の文字は処理ステップの意味である。
図1に、本発明の一実施形態として示す情報処理システム(以下、「データ分析支援システム1」と称する。)の概略的な構成を示している。同図に示すように、データ分析支援システム1は、データ分析支援装置100、実績情報管理装置200、及びユーザ装置300(データ分析装置)を含む。これらはいずれも情報処理装置(コンピュータ)であり、通信ネットワーク5を介して相互通信が可能な状態で接続されている。通信ネットワーク5は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、イ
ンターネット等のデータ通信網、専用線等である。
実績情報管理装置200は、例えば、工場等の製品の生産現場や当該現場を管理する企業等の組織によって運用される情報処理装置であり、例えば、IoTシステムやエッジコンピューティングにおけるIoTサーバである。実績情報管理装置200は、現場に設けられたセンサや製造設備等から取得される実績情報111を管理(記憶)する。実績情報111は、例えば、センサデータやIoTデータであり、現場の生産状況に関する情報(生産された製品の数、各工程の開始時刻及び終了時刻、各工程の作業を行う作業者等)の情報を含む。
ユーザ装置300は、例えば、現場を管理する企業等の組織によって運用され、当該組織における管理者等のユーザによって操作される。ユーザ装置300は、データ分析支援装置100から送られてくる情報(実績情報の内容や実績情報の分析結果等)をユーザに提示する。また、ユーザ装置300は、ユーザから取得した情報をデータ分析支援装置100に送信する。
データ分析支援装置100は、製品の生産状況の管理に関する情報処理を行う。データ分析支援装置100は、実績情報管理装置200から送られてくる実績情報111に基づき、現場の生産状況に関する情報(実績情報、現場の生産状況の異常を知らせる情報等)をユーザ装置300に提供する。
図2に、データ分析支援システム1を構成する情報処理装置(データ分析支援装置100、実績情報管理装置200、及びユーザ装置300)のハードウェア構成例を示す。同図に示すように、例示する情報処理装置10は、プロセッサ11、主記憶装置12、補助記憶装置13、入力装置14、出力装置15、及び通信装置16を備える。情報処理装置10は、その全部または一部が、例えば、クラウドシステムによって提供される仮想サーバのように、仮想化技術やプロセス空間分離技術等を用いて提供される仮想的な情報処理資源を用いて実現されるものであってもよい。また、情報処理装置10によって提供される機能の全部または一部を、例えば、クラウドシステムがAPI(Application Programming Interface)等を介して提供するサービスによって実現してもよい。また、データ分
析支援装置100、実績情報管理装置200、及びユーザ装置300は、通信可能に接続された複数の情報処理装置10を用いて構成してもよい。
同図において、プロセッサ11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、M
PU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit
)、AI(Artificial Intelligence)チップ等を用いて構成されている。
主記憶装置12は、プログラムやデータを記憶する装置であり、例えば、ROM(Read
Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリ(NVRAM(Non Volatile RAM))等である。
補助記憶装置13は、例えば、SSD(Solid State Drive)、ハードディスクドライ
ブ、光学式記憶装置(CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等)、ストレージシステム、ICカード、SDカードや光学式記録媒体等の記録媒体の読取/書込装置、クラウドサーバの記憶領域等である。補助記憶装置13には、記録媒体の読取装置や通信装置16を介してプログラムやデータを読み込むことができる。補助記憶装置13に格納(記憶)されているプログラムやデータは主記憶装置12に随時読み込まれる。尚、補助記憶装置13は、各種のデータを記憶する機能(以下、「記憶部」と称する。)を構成する。
入力装置14は、外部からの入力を受け付けるインタフェースであり、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、カードリーダ、ペン入力方式のタブレット、音声入力装置等である。
出力装置15は、処理経過や処理結果等の各種情報を出力するインタフェースである。出力装置15は、例えば、上記の各種情報を可視化する表示装置(液晶モニタ、LCD(Liquid Crystal Display)、グラフィックカード等)、上記の各種情報を音声化する装置(音声出力装置(スピーカ等))、上記の各種情報を文字化する装置(印字装置等)である。尚、例えば、情報処理装置10が通信装置16を介して他の装置との間で情報の入力や出力を行う構成としてもよい。例えば、情報処理装置10は、インターネットを介して他の装置との間で入出力を行ってもよい。
尚、入力装置14及び出力装置15は、ユーザとの間で情報の受け付けや情報の提示を行うユーザインタフェースを構成する。
通信装置16は、他の装置との間の通信を実現する装置である。通信装置16は、通信ネットワーク(インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、専用線、公衆通信網棟)を介した他の装置との間の通信を実現する、有線方式
または無線方式の通信インタフェースであり、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線通信モジュール、USBモジュール等である。
情報処理装置10には、例えば、オペレーティングシステム、ファイルシステム、DBMS(DataBase Management System)(リレーショナルデータベース、NoSQL等)、KVS(Key-Value Store)、その他の各種のソフトウェア(入力装置14と出力装置1
5によりGUI(Graphical User Interface)等によるユーザインタフェースを実現するソフトウェア、ミドルウェア、各種のアプリケーション等)が導入されていてもよい。
データ分析支援システム1を構成する情報処理装置(データ分析支援装置100、実績情報管理装置200、及びユーザ装置300)が備える各種の機能は、プロセッサ11が、主記憶装置12に格納されているプログラムを読み出して実行することにより、もしくは、これらの装置を構成するハードウェア(FPGA、ASIC、AIチップ等)によって実現される。また、各情報処理装置は、各種の情報(データ)を、例えば、DBMS(DataBase Management System)が提供するデータベースのテーブルや、ファイルシステムが管理するファイルとして記憶する。
図3に、データ分析支援装置100が備える主な機能を示す。同図に示すように、データ分析支援装置100は、記憶部110、情報管理部120(実績情報取得部)、変換要否判定部130、実績情報変換部140、データ分析部150、情報提示部160、及び通信処理部170の各機能を備える。これらの機能は、データ分析支援装置100のプロセッサ11が、データ分析支援装置100の主記憶装置12に格納されているプログラムを読み出して実行することにより、もしくは、データ分析支援装置100が備えるハードウェア(FPGA、ASIC、AIチップ等)によって実現される。
記憶部110は、実績情報111、生産管理情報112、及び実績情報(変換後)113を記憶する。記憶部110は、例えば、データベースのテーブルやファイルシステムが管理するファイルとしてこれらの情報を記憶する。
情報管理部120は、通信ネットワーク5を介して実績情報管理装置200から実績情報111を取得する。また、情報管理部120は、取得した実績情報111を用いて生産管理情報112を更新する。生産管理情報112の更新方法の詳細については後述する。
変換要否判定部130は、実績情報111の変換要否(実績情報111の、製品の所定の単位個数についての情報(実績情報(変換後)113)への変換要否)を判定する。実績情報111の変換及び変換要否の判定の詳細については後述する。
実績情報変換部140は、変換要否判定部130が変換が必要と判定した実績情報111を変換して実績情報(変換後)113を生成する。
データ分析部150は、実績情報111または実績情報(変換後)113と、生産管理情報112とに基づき、現場の生産状況の異常の有無を判定する。尚、データ分析部150は、実績情報111を変換した場合は実績情報(変換後)113に基づき現場の生産状況の異常の有無を判定し、実績情報111を変換していない場合は実績情報111に基づき現場の生産状況の異常の有無を判定する。
情報提示部160は、生産現場の状況を示す情報や、現場の生産状況の異常の有無を示す情報(以下、「分析結果」と称する。)を、ユーザ装置300に提供(送信)する。情報提示部160は、例えば、分析結果を記載した画面(以下、「分析結果提示画面」と称する。)を生成し、生成した分析結果提示画面をユーザ装置300に送信する。
通信処理部170は、通信ネットワーク5を介して他の装置との間で各種情報の送受信
を行う。例えば、通信処理部170は、実績情報管理装置200から実績情報111を取得する。また、例えば、通信処理部170は、分析結果提示画面をユーザ装置300に送信する。
図4に実績情報111の一例を示す。同図に示すように、例示する実績情報111は、実績情報ID411、製品ID412、工程ID413、作業者ID414、開始時刻415、終了時刻416、及び処理個数417の各項目を有する一つ以上のエントリ(レコード)で構成される。実績情報111の一つのエントリは、実績情報管理装置200から取得した実績情報の一つに対応する。
上記項目のうち、実績情報ID411には、実績情報の識別子(以下、「実績情報ID」と称する。)が設定される。製品ID412には、当該実績情報がいずれの製品(製品種別)についての情報であるかを示す情報であるかを示す情報(本例では製品(製品種別)の識別子。以下、「製品ID」と称する。)が設定される。尚、製品や製品種別の概念は、例えば、現場において任意に設定される。工程ID413には、当該実績情報が当該製品のいずれの工程に関するものであるかを示す情報(本例では工程の識別子。以下、「工程ID」と称する。)が設定される。作業者ID414には、当該工程を実施する作業者を示す情報(以下、「作業者ID」と称する。)が設定される。開始時刻415には、当該製品(複数個製造する場合は複数個全て)について当該工程の処理を開始した時刻が設定される。終了時刻416には、当該製品(複数個製造する場合は複数個全て)について当該工程の処理を終了した時刻が設定される。尚、開始時刻415や終了時刻416は日付の情報を含んでいてもよい。処理個数417には、当該工程において処理した当該製品の数を示す情報が設定される。
例えば、同図における実績情報IDが「1」のエントリは、製品IDが「ドアA」という製品の、工程IDが「プレス」という工程が、作業者IDが「作業者A」という作業者により、「10:08」から「10:20」まで行われ、当該製品が「3個」処理されたことを示している。
尚、実績情報111は、例えば、工程を実施する設備に関する情報や加工される材料等の生産状況に関わる各種の情報を更に含んでいてもよい。また、実績情報111の提供主体は、必ずしも実績情報管理装置200に限定されない。
図5に生産管理情報112の一例を示す。同図に示すように、例示する生産管理情報112は、生産管理情報ID511、製品ID512、工程ID513、作業者ID514、処理個数と処理時間の関係515、及び基準時間516の各項目を有する一つ以上のエントリ(レコード)で構成される。生産管理情報112の一つのエントリは、一つの生産管理情報に対応する。
生産管理情報ID511には、生産管理情報の識別子(以下、「生産管理情報ID」と称する。)が設定される。製品ID512には、前述した製品IDが設定される。工程ID513には、前述した工程IDが設定される。作業者ID514には、前述した作業者IDが設定される。処理個数と処理時間の関係515には、当該製品、当該工程、及び当該作業者の組合せについての、当該工程の処理個数と処理時間の関係を示す情報(例えば、「線形」、「固定」等)が設定される。基準時間516には、当該製品を当該工程で一つ処理するのに要する基準(標準)の処理時間(以下、「基準時間」と称する。)が設定される。同図に示すように、本例では、基準時間Yを製品の個数Xとの関係を表す式(「Y=4X」、「Y=2X」等)で表している。
例えば、同図における生産管理情報IDが「1」のエントリは、製品IDが「ドアA」
という製品の、工程IDが「プレス」という工程が、作業者IDが「作業者A」という作業者により行われた場合、工程の処理時間が処理個数に「線形」に比例して増加し、基準時間Yが「4X」であることを示している。
尚、生産管理情報112は、例示した情報以外の情報を含んでいてもよい。例えば、生産管理情報112は、工程で使用される設備に関する情報や、製品の製造オプション等の情報を含んでいてもよい。また、処理個数と処理時間の関係は例示するものに限られず、例えば、「処理個数が所定個数毎に段階的に増加する」、「処理個数に対して指数関数的に処理時間が増加する」等でもよい。
図6に実績情報(変換後)113の一例を示す。実績情報(変換後)113は、実績情報111を変換(エントリを時間分割)することにより得られる情報であり、実績情報111を単位個数(例えば一つ)の製品についての生産効率(工程に要した処理時間)を示す情報に変換(時間分割)した情報を含む。同図に示すように、例示する実績情報(変換後)113は、実績情報ID611、製品ID612、工程ID613、作業者ID614、開始時刻615、終了時刻616、及び処理個数617の各項目を有する一つ以上のエントリ(レコード)で構成される。実績情報(変換後)113の一つのエントリは、実績情報を単位個数(例えば一つ)についての情報に時間分割して得られる情報(以下、「実績情報(変換後)」と称する。)の一つに対応する。
実績情報ID611、実績情報の識別子(以下、「実績情報ID」と称する。)が設定される。本例の場合、実績情報111の変換(実績情報111のエントリの分割)が行われたエントリの実績情報ID611には、元の実績情報111の実績情報IDに枝番(サブ番)を付した実績情報IDが設定される。例えば、例示する実績情報(変換後)113の実績情報ID611が「1−1」、「1−2」、「1−3」の3つのエントリは、図4の実績情報ID411が「1」のエントリを変換(3つに時間分割)したものである。製品ID612には、前述した製品IDが設定される。工程ID613には、前述した工程IDが設定される。開始時刻615には、当該製品について当該工程の処理を開始した時刻が設定される。終了時刻616には、当該製品について当該工程の処理を終了した時刻が設定される。尚、開始時刻615や終了時刻616は日付の情報を含んでいてもよい。処理個数617には、当該工程において処理した当該製品の数を示す情報が設定される。
続いて、データ分析支援装置100が行う処理について具体的に説明する。
図7は、データ分析支援装置100が行う処理(以下、「データ分析処理S700」と称する。)を説明するフローチャートである。データ分析支援装置100は、例えば、ユーザ装置300から当該処理の実行指示を受け付けたことや、開始時刻(例えば、定期的(毎時間、各日所定の時刻等))が到来したことを契機としてデータ分析処理S700を開始する。
データ分析処理S700において、まずデータ分析支援装置100は、実績情報111の変換要否を判定する処理(以下、「変換要否判定処理S711」と称する。)を行う。変換要否判定処理S711の詳細については後述する。
続いて、データ分析支援装置100は、実績情報111の変換(時間分割)に関する処理(以下、「実績情報変換処理S712」と称する。)を行い実績情報(変換後)113を生成する。実績情報変換処理S712の詳細については後述する。
続いて、データ分析支援装置100は、実績情報111または実績情報(変換後)113と、生産管理情報112とに基づき、現場の生産状況に異常が有るか否かを判定し、実
績情報111または実績情報(変換後)113の内容や、上記判定の結果をユーザに提示する処理(以下、「異常有無判定処理S713」と称する。)を行う。異常有無判定処理S713の詳細については後述する。以上で、データ分析処理S700は終了する。
図8は、図7に示した変換要否判定処理S711の詳細を説明するフローチャートである。以下、同図とともに変換要否判定処理S711について説明する。
まずデータ分析支援装置100は、分析対象とする実績情報111の検索条件をユーザ装置300を介してユーザから受け付ける(S811)。ここでは、製品、工程、作業者、及び時間区間を検索条件として、作業者「A」が実施した製品「ドアA」の工程「プレス」に関する「10:00」から「11:00」の時間区間を受け付けるものとする。尚、検索条件は一例に過ぎず、例えば、工程で加工される材料等を指定するものでもよい。
続いて、データ分析支援装置100は、検索条件に該当する実績情報111を実績情報管理装置200から取得する(S812)。
続いて、データ分析支援装置100は、取得した実績情報111の各エントリにおける処理個数と処理時間の関係が固定か否かを判定する(S813)。具体的には、データ分析支援装置100は、取得した実績情報111の各エントリについて、図5の生産管理情報112の処理個数と処理時間の関係515の内容を確認することにより、処理個数と処理時間の関係が固定か否かを判定する。例えば、図4の実績情報111の実績情報ID411が「1」、「2」、「3」の各エントリの場合、生産管理情報112の生産管理情報ID511が「1」のエントリの処理個数と処理時間の関係515の内容が「線形」であることから、処理個数と処理時間の関係は「固定」でないと判定する。処理個数と処理時間の関係が固定であると判定した場合(S813:YES)、データ分析支援装置100は、実績情報111の変換は不要と判定するとともに当該判定結果を記憶し(S820)、変換要否判定処理S711を終了する。一方、処理個数と処理時間の関係が固定でないと判定した場合(S813:NO)、データ分析支援装置100は、S814からの処理を実行する。
S814では、データ分析支援装置100は、S812で取得したエントリのうちの1つを選択する。
続いて、データ分析支援装置100は、S812で取得したエントリのうちS814で選択したエントリとは異なる他のエントリを選択する(S815)。
続いて、データ分析支援装置100は、S814で選択したエントリとS815で選択したエントリの夫々の処理個数417の値が同じか否かを判定する(S816)。例えば、データ分析支援装置100が、図4の実績情報111から、実績情報ID411が「1」のエントリと「2」のエントリを夫々選択した場合、前者の個数は「3」、後者の個数は「2」であるので、データ分析支援装置100は個数が異なると判断する。夫々の処理個数417が同じ場合(S816:YES)、データ分析支援装置100は、S817の処理を行う。一方、夫々の処理個数417が異なる場合(S816:NO)、データ分析支援装置100は実績情報111の変換が必要と判定するとともに当該判定結果を記憶し(S821)、変換要否判定処理S711を終了する。
S817では、データ分析支援装置100は、S815においてS812で選択したエントリ(但しS814で選択したエントリを除く)を全て選択済か否かを判定する。未選択のエントリがある場合(S817:NO)、処理はS815に戻り、未選択の他のエントリについてS816からの処理を行う。一方、全て選択済である場合(S817:YE
S)、データ分析支援装置100は、実績情報111の変換は不要と判定するとともに当該判定結果を記憶し(S820)、変換要否判定処理S711を終了する。
以上のように、データ分析支援装置100は、S812で取得した実績情報の各エントリの処理個数417の値が異なるエントリの組み合わせがあった場合に「実績情報の変換が必要」と判定し、S812で取得した実績情報の各エントリの処理個数417の値が全て同じであるときは「実績情報の変換は不要」と判定する。
図9は、図7に示した実績情報変換処理S712の詳細を説明するフローチャートである。以下、同図とともに実績情報変換処理S712について説明する。
同図に示すように、まずデータ分析支援装置100は、図8の変換要否判定処理S711において実績情報111の変換が必要と判定したか否かを判定する(S911)。実績情報111の変換が必要と判定した場合(S911:YES)、処理はS912に進む。一方、実績情報111の変換が不要と判定した場合(S911:NO)、データ分析支援装置100は、実績情報変換処理S712を終了する。
S912では、データ分析支援装置100は、図8の変換要否判定処理S711のS812で取得した実績情報111の各エントリの夫々の処理個数417の値を取得する。上記の例では、図4の実績情報111の実績情報ID411が「1」、「2」、「3」の各エントリから、処理個数417として「3」、「2」、「2」を取得する。
続いて、データ分析支援装置100は、実績情報111の変換に用いる、各エントリの処理個数417の粒度(単位個数)を求める(S913)。本例では、S912で取得した各実績情報の処理個数417の最大公約数を上記粒度とする。上記の例では、データ分析支援装置100は、「3」、「2」、「2」の最大公約数である「1」を粒度とする。尚、粒度の定め方は必ずしも限定されず、例えば、固定値(例えば「1」)としてもよいし、予めユーザ等が設定した値としてもよい。
続いて、データ分析支援装置100は、S913で決定した粒度を用いて、図8の変換要否判定処理S711のS812で取得した実績情報111の各エントリの変換(時間分割)を行う(S913)。具体的には、データ分析支援装置100は、上記の各エントリを上記の粒度ごとのエントリになるように時間分割し、その結果を実績情報(変換後)113に反映する(S914)。その後、データ分析支援装置100は、実績情報変換処理S712を終了する。
例えば、図4の実績情報111の実績情報ID411が「1」のエントリの場合、処理個数417が「3」であるので、データ分析支援装置100は、これを粒度「1」で除した数、即ち3つのエントリに時間分割する。当該エントリを時間分割した例が、図6の実績情報(変換後)113の実績情報ID611が「1−1」、「1−2」、「1−3」の3つのエントリに相当する。尚、本例では、データ分析支援装置100は、時間分割前のエントリの開始時刻「10:08」から終了時刻「10:20」までの時間を3分割するように、上記3つの各エントリの開始時刻615と終了時刻616を設定している。
図10は、図7に示した異常有無判定処理S713の詳細を説明するフローチャートである。以下、同図とともに異常有無判定処理S713について説明する。
まずデータ分析支援装置100は、生産管理情報112を用いて現場の生産状況に異常が有るか否かを判定する(S1011)。具体的には、データ分析支援装置100は、実績情報111または実績情報(変換後)113における処理個数と処理時間の関係(単位
時間あたりの工程の進捗度)が、生産管理情報112における基準時間516の関係を満たすか否かを判定し、満たす場合は現場の生産状況に異常は無いと判定し、満たす場合は現場の生産状況に異常が有ると判定する。
例えば、図6の実績情報(変換後)113の実績情報ID611が「1−1」、「1−2」、「1−3」、「2−1」、「2−2」のエントリは、処理個数617が「1」で、開始時刻615と終了時刻616の差(処理時間)が「4分」であり、生産管理情報112の基準時間516の「Y=4X」を満たすため、データ分析支援装置100は、現場の生産状況に異常は無いと判定する。
また例えば、図6の実績情報(変換後)113の実績情報ID611が「3−1」「3−2」のエントリは、処理個数617が「1」で、開始時刻615と終了時刻616の差(処理時間)が「6分」であり、生産管理情報112の基準時間516の「Y=4X」を満たさないため、データ分析支援装置100は、現場の生産状況に何らかの異常が有ると判定する。尚、異常判定の算出方法は、必ずしも例示した方法に限られない。例えば、基準時間に多少の処理時間のばらつきを許容するためのバッファ時間を設けておき、バッファ時間を考慮しても処理時間が基準時間を逸脱する場合に現場の生産状況に異常が有ると判定するようにしてもよい。
続いて、データ分析支援装置100は、異常の有無の判定結果等を記載した分析結果提示画面を生成し、生成した分析結果提示画面をユーザ装置300を介してユーザに提示する(S1012)。
例えば、データ分析支援装置100は、実績情報111の実績情報ID411が「1」と「2」のエントリに関して、実績情報(変換後)113の実績情報ID611が「1−1」、「1−2」、「1−3」、「2−1」、「2−2」のエントリは正常である旨を分析結果提示画面に表示する。また、データ分析支援装置100は、実績情報111の実績情報ID611が「3」のエントリに関し、実績情報(変換後)113の実績情報ID611が「3−1」、「3−2」のエントリは、夫々異常である旨を分析結果提示画面に表示する。
図11に分析結果提示画面の一例を示す。例示する分析結果提示画面1100は、実績情報(変換後)113の実績情報ID611が「1−1」、「1−2」、「1−3」、「2−1」、「2−2」、「3−1」、「3−2」の7つのエントリの情報を可視化したグラフを含む。同図において、円形の図案は工程の開始時間に対応する点(位置)を表し、三角形の図案は工程の終了時間に対応する点(位置)を表す。また、同じ製品または同じ製品群の開始時刻と終了時刻を線で結んで示している。これらのエントリは、実績情報111の実績情報ID411が「1」、「2」、「3」のエントリを夫々、3分割、2分割、2分割したものである。同グラフにおける図案と線の各組合せは、いずれも同じ単位個数(1個)についての実績情報を示しているため、各組合せの傾き(単位時間あたりの工程の進捗度)を比較することで、ユーザは現場における生産状況の異常の有無を容易かつ適切に判断することができる。本例では、実績情報111の実績情報ID411が「3」のエントリに関する表示情報、即ち、実績情報(変換後)113の実績情報ID611が「3−1」、「3−2」の実績情報(変換後)の線の傾きが他の実績情報(変換後)の線の傾きよりも緩やかである(処理時間が長い)ため、ユーザは現場の生産状況に異常が有ると判断することができる。
図12は、分析結果提示画面の他の一例である。例示する分析結果提示画面1200は、図11の実績情報(変換後)113の変換元の実績情報111の実績情報ID411が「1」、「2」、「3」のエントリを図11と同様の方法でグラフ化したものである。同
図に示すように、この例では、異常が生じているエントリについての図案と線の組合せを強調表示(本例では破線で表示)し、他のエントリの組合せについては通常表示(本例では実線で表示)している。このように、異常が生じているエントリの図案と線の組合せを強調表示することで、ユーザは当該エントリに関して現場の生産状況に異常が生じていることを容易に知ることができる。尚、協調表示の方法は必ずしも限定されず、例えば、色や線の太さを変えることで強調表示してもよい。また、図11のグラフと図12のグラフを態様(線種、色、線の太さ等)を変えて合成して(重ねて)表示してもよい。
図13は、データ分析支援装置100が、生産管理情報112の更新に際して行う処理(以下、「生産管理情報更新処理S1300」と称する。)を説明するフローチャートである。データ分析支援装置100は、例えば、データ分析支援装置100が、実績情報管理装置200から実績情報111を取得したことや、所定のタイミング(定期的(例えば毎時間または各日所定の時刻等)等)が到来したことを契機として生産管理情報更新処理S1300を実行する。以下、同図とともに生産管理情報更新処理S1300について説明する。
まずデータ分析支援装置100は、実績情報111から、工程ID413と作業者ID414に同一の情報が格納されているエントリを取得する(S1311)。例えば、データ分析支援装置100は、図4の実績情報111において、製品ID412が「ドアA」、工程ID413が「プレス」、作業者ID414が「A」のエントリとして、実績情報ID411が「1」、「2」のエントリを取得する。尚、実績情報111の取得方法は必ずしも限定されず、例えば、実績情報111の製品ID412と工程ID413に同一の情報が格納されている実績情報111を取得してもよいし、予め指定した任意の時間区間(例えば日毎、月毎等)のエントリを取得してもよい。
続いて、データ分析支援装置100は、取得した実績情報111のエントリに基づき、処理個数と処理時間の関係、及び基準時間を求める(S1312)。具体的には、データ分析支援装置100は、取得した実績情報111を用い、製品を1個製造したときの平均の処理時間を求める。例えば、図4の実績情報111の実績情報ID411が「1」、「2」の各エントリの場合、「3個」を「12分」、「2個」を「8分」で製造している。つまりこの場合は「5個」を「20分」で製造しており、データ分析支援装置100は、平均の処理時間を「4分/1個=20分/5個」と求める。そしてデータ分析支援装置100は、処理個数をX、処理時間の基準時間をYとして式で表せば「Y=4X」となるので、処理個数と処理時間の関係が「線形」に比例する形で製造していることを特定する。尚、処理個数と処理時間の関係と基準時間の算出方法は必ずしも限定されない。例えば、異常と思われる実績情報111を予め除いた上で処理個数と処理時間の関係や基準時間を求めてもよい。また、予め用意した関数(二次関数や対数関数等)と比較し最もよく近似される関数を処理個数と処理時間の関係としてもよいし、基準時間に多少の処理時間のばらつきとしてバッファ時間を考慮するようにしてもよい。
続いて、データ分析支援装置100は、求めた処理個数と処理時間の関係と基準時間とを生産管理情報112に反映する(S1313)。例えば、S1312で求めた作業者「A」による製品「ドアA」の工程「プレス」については、処理個数と処理時間の関係515に「線形」を設定し、基準時間516に「Y=4X」を設定する。
以上に説明したように、本実施形態のデータ分析支援装置100によれば、現場から態様の異なる複数の実績情報111(異なる単位個数についての工程の処理時間を示す情報を含む実績情報111)を取得している場合に、これらのうちの少なくともいずれかを時間分割することにより、これらの実績情報を製品の同じ単位個数についての工程の処理に要した時間を表す複数の実績情報に変換するので、現場における製品の生産状況の異常の
有無を容易かつ適切に判断することが可能になる。
また、データ分析支援装置100は、複数の実績情報を横軸を時間軸とし縦軸を工程の進捗状況としたグラフに表した画面を生成してユーザに提示するので、ユーザは画面に表示された複数の実績情報(各実績情報の線(グラフ)の傾き)を比較することで容易かつ適切に現場における生産状況の異常の有無を判断することができる。
また、データ分析支援装置100は、封数の実績情報の単位時間あたりの進捗度と基準となる進捗度と比較することにより実績情報(現場の生産状況)の異常の有無を判定し、異常が有ると判定した実績情報の線(グラフ)を強調表示するので、ユーザは異常を示す実績情報を容易に把握することができ、異常に対する対策を迅速に講じることができる。
また、以上の仕組みによれば、PLC(Programmable Logic Controller)等の特別な
仕掛けを別途設ける必要がなく、以上に説明した仕組みは低負荷かつ低コストで実現することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記実施形態の構成の一部について、他の構成の追加や削除、置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能部、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、
ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、以上に説明した各情報処理装置の各種機能部、各種処理部、各種データベースの配置形態は一例に過ぎない。各種機能部、各種処理部、各種データベースの配置形態は、これらの装置が備えるハードウェアやソフトウェアの性能、処理効率、通信効率等の観点から最適な配置形態に変更し得る。
また、前述した各種のデータを格納するデータベースの構成(スキーマ(Schema)等)は、リソースの効率的な利用、処理効率向上、アクセス効率向上、検索効率向上等の観点から柔軟に変更し得る。
1 データ分析支援システム、5 通信ネットワーク、100 データ分析支援装置、110 記憶部、111 実績情報、112 生産管理情報、113 実績情報(変換後)、120 情報管理部、130 変換要否判定部、140 実績情報変換部、150 データ分析部、160 情報提示部、170 通信処理部、200 実績情報管理装置、300 ユーザ装置、1100 分析結果提示画面、1200 分析結果提示画面、S700 データ分析処理、S711 変換要否判定処理、S712 実績情報変換処理、S713 異常有無判定処理、S1300 生産管理情報更新処理

Claims (12)

  1. 情報処理装置を用いて構成され、
    所定の工程の処理を経て生産される製品について取得される、前記製品の第1個数についての前記工程の処理時間である第1処理時間を示す情報を含む実績情報である第1実績情報と、
    前記工程を経て生産される前記製品の前記第1個数と異なる個数である第2個数についての前記工程の処理時間である第2処理時間を示す情報を含む実績情報である第2実績情報と、
    を取得する実績情報取得部と、
    前記第1実績情報及び前記第2実績情報のうちの少なくともいずれかを時間分割することにより、前記第1実績情報及び前記第2実績情報を、前記製品の同じ単位個数についての前記工程の処理に要した時間を表す複数の実績情報に変換する、実績情報変換部と、
    を備える、データ分析支援装置。
  2. 請求項1に記載のデータ分析支援装置であって、
    時間分割した前記複数の実績情報の夫々を、横軸を時間軸とし縦軸を前記工程の進捗状況としたグラフに表した画面を生成する情報提示部
    を更に備えるデータ分析支援装置。
  3. 請求項2に記載のデータ分析支援装置であって、
    前記処理時間は、前記工程の処理が開始された時刻である開始時刻と当該処理が終了した時刻である終了時刻とによって表され、
    前記情報提示部は、前記グラフに、前記開始時刻に対応する点と前記終了時刻に対応する点とを結ぶ線を表す、
    データ分析支援装置。
  4. 請求項1に記載のデータ分析支援装置であって、
    前記実績情報変換部は、前記第1個数と前記第2個数の最大公約数を前記単位個数とする、
    データ分析支援装置。
  5. 請求項1に記載のデータ分析支援装置であって、
    前記時間分割した複数の実績情報の夫々について、単位時間あたりの工程の進捗度を求め、求めた前記進捗度を基準となる進捗度と比較することにより前記実績情報の異常の有無を判定する、
    データ分析支援装置。
  6. 請求項5に記載のデータ分析支援装置であって、
    前記時間分割した複数の実績情報の夫々を表示した画面を生成する情報提示部を更に備え、
    前記情報提示部は、前記時間分割した複数の実績情報のうち、異常が有ると判定した前記実績情報を強調表示する、
    データ分析支援装置。
  7. 情報処理装置が、
    所定の工程の処理を経て生産される製品について取得される、前記製品の第1個数についての前記工程の処理時間である第1処理時間を示す情報を含む実績情報である第1実績情報と、
    前記工程を経て生産される前記製品の前記第1個数と異なる個数である第2個数につい
    ての前記工程の処理時間である第2処理時間を示す情報を含む実績情報である第2実績情報と、
    を取得するステップと、
    前記第1実績情報及び前記第2実績情報のうちの少なくともいずれかを時間分割することにより、前記第1実績情報及び前記第2実績情報を、前記製品の同じ単位個数についての前記工程の処理に要した時間を表す複数の実績情報に変換するステップと、
    を実行する、データ分析支援方法。
  8. 請求項7に記載のデータ分析支援方法であって、
    前記情報処理装置が、時間分割した前記複数の実績情報の夫々を、横軸を時間軸とし縦軸を前記工程の進捗状況としたグラフに表した画面を生成するステップ、
    を更に実行する、データ分析支援方法。
  9. 請求項8に記載のデータ分析支援方法であって、
    前記処理時間は、前記工程の処理が開始された時刻である開始時刻と当該処理が終了した時刻である終了時刻とによって表され、
    前記情報処理装置が、前記グラフに、前記開始時刻に対応する点と前記終了時刻に対応する点とを結ぶ線を表すステップ
    を更に実行する、データ分析支援方法。
  10. 請求項7に記載のデータ分析支援方法であって、
    前記情報処理装置が、前記第1個数と前記第2個数の最大公約数を前記単位個数とするステップ、
    を更に実行する、データ分析支援方法。
  11. 請求項7に記載のデータ分析支援方法であって、
    前記情報処理装置が、前記時間分割した複数の実績情報の夫々について、単位時間あたりの工程の進捗度を求め、求めた前記進捗度を基準となる進捗度と比較することにより前記実績情報の異常の有無を判定するステップ、
    を更に実行する、データ分析支援方法。
  12. 請求項11に記載のデータ分析支援方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記時間分割した複数の実績情報の夫々を表示した画面を生成するステップと、
    前記時間分割した複数の実績情報のうち、異常が有ると判定した前記実績情報を強調表示するステップと
    を更に実行する、データ分析支援方法。
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WO2023233927A1 (ja) * 2022-06-03 2023-12-07 オムロン株式会社 異常検知装置、異常検知方法およびプログラム

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