JP2021188607A - 排気管 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関の非稼働時には凝縮水を排水しない排気管を提案する。【解決手段】排気管10の下面には管壁11を貫通する孔12を設け、U字状の鉤型管である排水管20の一端21を孔12に嵌挿し外部に露出させて、屈曲部22及び他端23を排気管10の内部に配設する。【選択図】図2
Description
本発明は、排気管に関する。
内燃機関が停止し排気管の温度が下がると、排気ガス中に含まれていた水蒸気が冷却されて結露することで、排気管内に凝縮水が発生する。
多量に発生した凝縮水が凍結すると排気管が閉塞する惧れがあるので、凝縮水を排気管外に排出する排水孔を排気管の下面に設ける構造や、排水孔の中に多孔質体を配設する構造が特開2018−31358に開示されている。なお「排気管の下面」とは使用状態における下方の面のことを指す。
特開2018−31358では、図5に示すように排気管100の下面側の管壁110を貫通する排水孔120により排水を行う。この構造では凝縮水が生じると排水孔120により常に排水されるので、例えば駐車場内が凝縮水によって汚れる場合があり、自動車の所有者にとっては好ましくない。これは特開2018−31358に開示されている排水孔内に多孔質体を設ける構造においても同様である。
そこで、本発明は、凝縮水を内燃機関の非稼働時には排水しない排気管を提案する。
前記の課題を解決するために、排気流路を形成する排気管であって、排気管の使用状態における下面側に管壁を貫通する孔が設けられており、孔に鉤型管の一端を嵌挿し外部に露出させ、鉤型管の他端及び屈曲部を前記排気管の内部に配設する。
排気管の内部と外部は鉤型管により連通しており、鉤型管は使用状態において逆U字状となるように排気管内に配設されているので、内燃機関が非稼働時やアイドリングのように排気ガスの圧力が低い低回転時には排水は行われないが、通常走行時のように中〜高回転時には排気ガスの圧力が高くなることで滞留した凝縮水の液面を押圧し、凝縮水は鉤型管の内部に侵入し屈曲部を超えて排水が行われる。
以下、本発明の望ましい実施形態について図1乃至図4を参照して説明する。本明細書等では鉛直方向の上下を図面における上下、水平方向を図面における左右方向とする。
図1は本発明の実施形態にかかる排気管を用いた排気システム1の使用状態における模式的な側面図である。
図1に示すように車両の図示しない内燃機関には、排気システム1の一端1aが接続されている。内燃機関で発生した排気ガスは、排気システム1では矢印Fで示すように左から右に流れ、排気システム1の他端1bから外部に排出される。排気システム1には排気中の特定物質を除去する触媒装置40や、消音装置50及び消音装置60が介装されている。触媒装置40の下流に当たる排気管10の下面には図2に示すように管壁11を貫通する孔12が設けられており、孔12から排水管20が外部に露出している。図2は、円筒状である排気管10の中心軸CLを通過する鉛直面で切断した形状を示している。U字状の鉤型管である排水管20の一端21を孔12に嵌挿し外部に露出させて、屈曲部22及び他端23を排気管10の内部に配設している。図3は排気管10に設けられた孔12を排気管の下側から見た図となっている。図3では境界をわかりやすくするために孔12と排水管20の間に隙間があるが、実際には排水管20周縁が孔12に密着した状態で固定されている。図4には排気管内部に滞留した凝縮水を排水する様子を示している。
本発明にかかる排気管によると、図4(a)に示すように、内燃機関の非稼働時に排気管10内に凝縮水30が滞留した場合であっても、屈曲部22が上方にあるため排水されない。次に内燃機関が始動しているがアイドリング時又は低回転時には、図4(b)に示すように排気管10内に流れてきた排気ガスの圧力に水面を押圧され、凝縮水30は排水管20内を上昇するが、十分な圧力がかからず屈曲部22まで上昇できず排水されない。そして内燃機関が中回転〜高回転のような通常走行時には、図4(c)に示すように排気ガスの圧力が更に上昇することで凝縮水30は排水管20の屈曲部22を超えるまで上昇することで排水が行われる。上記したように内燃機関の非稼働時やアイドリング時及び低回転時には排水が行われないので、駐車場を汚さず、一方、通常運転時には凝縮水が排出されるので、排気管の閉塞を回避できる。
本実施形態において排水管20は触媒装置40の下流側となる排気管10に設けたが、凝縮水は排気管内において相対的に位置が低い所に滞留するので、例えば消音装置50及び消音装置60の間の排気管70の位置に排水管20を設けてもよい。また本実施形態において排気管の形状は円筒状であるが、角柱状でもよいしそれ以外の形でもよい。また孔の形状は本実施形態においては円形であるが、四角状でもその他の形状でもよい。また孔は本実施形態においては排気管の最下面に設けられているが、中心軸CLよりも下方側であれば他の位置に設けられていてもよい。また排水管の形状は本実施形態ではU字状であるが、C字状であってもよいしコの字状であってもよい。
以上、本発明の実施形態を説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱し範囲の変更があっても本発明に包含される。
1 排気システム
1a 排気システムの一端
1b 排気システムの他端
10、70 排気管
11 管壁
12 孔
20 排水管
21 排水管の一端
22 屈曲部
23 排水管の他端
30 凝縮水
40 触媒装置
50、60 消音装置
1a 排気システムの一端
1b 排気システムの他端
10、70 排気管
11 管壁
12 孔
20 排水管
21 排水管の一端
22 屈曲部
23 排水管の他端
30 凝縮水
40 触媒装置
50、60 消音装置
Claims (1)
- 排気流路を形成する排気管であって、
前記排気管の使用状態における下面側に管壁を貫通する孔が設けられており、
前記孔に鉤型管の一端を嵌挿し外部に露出させ、
前記鉤型管の他端及び屈曲部を前記排気管の内部に配設する
ことを特徴とする排気管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020107324A JP2021188607A (ja) | 2020-05-26 | 2020-05-26 | 排気管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020107324A JP2021188607A (ja) | 2020-05-26 | 2020-05-26 | 排気管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021188607A true JP2021188607A (ja) | 2021-12-13 |
Family
ID=78849101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020107324A Pending JP2021188607A (ja) | 2020-05-26 | 2020-05-26 | 排気管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021188607A (ja) |
-
2020
- 2020-05-26 JP JP2020107324A patent/JP2021188607A/ja active Pending
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