JP2021188472A - 作業機及び地質調査の支援システム - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献2には、第1電極と第2電極とを有する棒状の測定フレーム体を土壌中に突き刺し、第1電極と第2電極との間の電流と電位差とに基づいて比抵抗値を測定する比抵抗測定装置が開示されている。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、埋設管の近傍の地質情報を容易且つ適切に取得することができる作業機及び地質調査の支援システムの提供を目的とする。
図1は、地質調査の支援システム1を示している。地質調査の支援システム1は、掘削作業を行う作業装置5に、土壌の腐食性についての地質情報(例えば、土質、地盤の種類、土壌比抵抗値ρ、土壌のpH、土壌の酸化還元電位、土壌における硫化物の検出の有無に関する情報のうちの一部又は全部)を検出する第1検出装置40を取り付け、掘削作業に併せて地質情報の収集を行うことで、当該地質情報の収集の効率性を向上させるシステムである。
まず、作業機2の全体構成を説明する。図14に示すように、作業機2は、機体(旋回台)3と、走行装置4と、作業装置5とを備えている。機体3上にはキャビン6が搭載されている。キャビン6の室内には、運転者(オペレータ)が着座する運転席(座席)7が設けられている。
図14に示すように、走行装置4は、機体3を走行可能に支持する装置である。走行装置4は、油圧モータ(油圧アクチュエータ)或いは電動モータ等で構成された走行モータによって駆動される。なお、本実施形態ではクローラ式の走行装置4を用いているが、これに限らず、ホイール式等の走行装置4を用いてもよい。
機体3は、走行装置4上に旋回ベアリング9を介して、上下方向に延びる旋回軸心回りに旋回可能に支持されている。機体3には、原動機が搭載されている。原動機は、ディーゼルエンジンである。なお、原動機は、ガソリンエンジン、LPGエンジン又は電動モータであってもよいし、エンジン及び電動モータを有するハイブリッド型であってもよい。
機体3の前部には、作業装置5を支持する支持体20が設けられている。支持体20は、支持ブラケット20Aと、スイングブラケット20Bとを有している。支持ブラケット20Aは、機体3から前方に突出状に設けられている。支持ブラケット20Aの前部(機体3から突出した部分)には、スイング軸21を介してスイングブラケット20Bが縦軸回りに揺動可能に取り付けられている。したがって、スイングブラケット20Bは、幅方向に(スイング軸21を中心として水平方向に)回動可能である。
作業装置5は、機体3に設けられ且つ掘削作業を行う。具体的には、作業装置5は、揺動装置24と、作業具装置27とを有している。揺動装置24は、作業具装置27を揺動させてバケット27aをスクイ動作及びダンプ動作可能である。詳しくは、揺動装置24は、ブーム装置25と、アーム装置26とを有している。ブーム装置25は、ブーム25aと、ブームシリンダ25bとを有している。ブーム25aの基端側は、スイングブラケット20Bの第1枢支部23aの幅方向に延伸する横軸(第1回転軸)25cを介して揺動自在(回動自在)に支持されている。ブーム25aの先端側は、アーム26aを揺動自在に支持している。また、ブーム25aの中間部は、長手方向に沿って長尺状であって、中途部で下方に屈曲している。
アーム装置26は、アーム26aと、アームシリンダ26bとを有している。アーム26aは、長尺状である。アーム26aの基端側は、横軸(第2回転軸)26cを介してブーム25aの先端側に揺動自在に支持されている。
作業具装置27は、作業具としてのバケット27aと、作業具シリンダとしてのバケットシリンダ27bとを有している。バケット27aは、横軸(第3回転軸)27cを介してアーム26aの先端側に揺動自在に支持されている。
図1に示すように、作業機2は、制御装置11と、第1通信部13と、位置検出装置14と、を備えている。言い換えると、地質調査の支援システム1は、位置検出装置14を備えている。制御装置11は、電気・電子回路、CPU等に格納されたプログラム等から構成された装置であり、作業機2が有する様々な機器を制御する。また、制御装置11は、不揮発性のメモリ等であって、情報を記憶する記憶領域を構成する第1記憶部11aを
有している。第1記憶部11aは、制御装置11の制御プログラムや外部から取得した情報を記憶する。
位置検出装置14は、D−GPS、GPS、GLONASS、北斗、ガリレオ、みちびき等の衛星測位システム(測位衛星Z)により、自己(機体3)の位置(緯度、経度を含む測位情報)を検出可能である。即ち、位置検出装置14は、測位衛星Zから送信された衛星信号(測位衛星Zの位置、送信時刻、補正情報等)を受信し、衛星信号に基づいて、作業機2の位置(例えば、緯度、経度)を検出する。なお、位置検出装置14は、車速センサ、画像処理、ジャイロセンサ等によって自己位置を推定する構成であってもよい。或いは、位置検出装置14は、衛星信号を正常に受信できる場合は衛星信号に基づいて位置を検出し、衛星信号を正常に受信できない場合に車速センサ、画像処理、ジャイロセンサ等により位置を推定する構成であってもよい。本実施形態において、位置検出装置14は、図14に示すように、作業機2の運転席7を覆うキャビン6の上部(ルーフ)に設けられている。なお、位置検出装置14は、作業機2の位置を検出することができればよく、その取り付け位置や構成は、上記構成に限定されない。位置検出装置14が検出した作業機2の位置情報のうち、少なくとも作業装置5が掘削作業を行った位置(掘削位置)を示す位置情報は、例えば第1記憶部11aに記憶される。
本実施形態において、第1検出装置40は、土壌比抵抗値ρを検出する比抵抗センサ41を含んでいる。第1検出装置40は、単一の比抵抗センサ41を有していてもよいし、複数の比抵抗センサ41を有していてもよい。比抵抗センサ41について具体的に説明すると、比抵抗センサ41は、複数の電極部42を有している。例えば、複数の電極部42は、第1電極部42aと、当該第1電極部42aと所定間隔(電極間隔)Lをあけて配置された第2電極部42bと、である。本実施形態では、比抵抗センサ41は、土壌杖法を採用している。
部42は、第3〜第6電極部42c,42d,42e,42fの4つの電極を含んでおり、第3〜第6電極部42c,42d,42e,42fは、所定間隔をあけて配置される。
図2Aに示すように、第1検出装置40は、バケット27aの内面側が形成する内部空間Xに設けられている。比抵抗センサ41は、底壁部34の内面側に設けられている。これにより、バケット27aのスクイ動作によって内部空間Xに収容された土砂等、即ち底壁部34に載置された土砂等の地質情報を検出することができる。比抵抗センサ41は、底壁部34のうち、最も土砂等が集まりやすい中央部に取り付けられる。なお、第1検出装置40が複数の比抵抗センサ41を有している場合、図2Bに示すように、複数の比抵抗センサ41は、底壁部34に幅方向に並んで互いに離間して配置されていてもよいし、底壁部34に代えて或いは加えて、先端部33のうち内面側(基端部31側)、基端部31のうち内面側(先端部33側)、及び一対の側壁部32の内面側(一方の側壁部32からみて他方の側壁部32側)のいずれかに取り付けられていてもよい。
また、第1検出装置40が複数の比抵抗センサ41を有している場合、図4Bに示すように、複数の比抵抗センサ41は、それぞれ複数の爪部35のうち一の爪部35において第1電極部42aと第2電極部42bとが対応するように配置されていてもよい。また、図4Cに示すように、複数の爪部35のうち一以上の爪部35を比抵抗センサ41が構成していてもよい。斯かる場合、第1電極部42aは爪部35の先端側を構成し、先細り形
状である。また、第2電極部42bは、爪部35の基端側を構成し、第1電極部42aとの間に絶縁体43が配置される。
以下、第1検出装置40が検出した地質情報の処理について説明する。なお、以下の説明において、地質情報のうち、第1検出装置40が有する比抵抗センサ41等のセンサが検出した信号(生データ)を第1情報といい、当該第1情報に所定の演算処理を行った情報を第2情報ということがある。
なお、第1取得部11bは、演算処理装置51が有しており、当該演算処理装置51が
有する電気・電子部品、電気回路、及び記憶媒体に格納されたプログラム等から構成されていてもよく、比抵抗センサ41の信号の出力先は、制御装置11に限定されず、サーバ50であってもよい。斯かる場合、地質情報(第1情報)は、当該第1情報に対応する位置情報と対応付けられ、第1通信部13や第2通信部52を介して、第1検出装置40からサーバ50に出力される。
地質調査の支援システム1は、第1取得部11bが取得した地質情報を記憶する記憶装置を備えている。本実施形態において、記憶装置は、サーバ50が有する第2記憶部53であり、作業機2の制御装置11が地質情報又は地質情報に基づく演算によって得られる情報と地質情報の検出を行ったときの作業機2の位置とを対応付けた記録データを生成して第1通信部(送信装置)13を介してサーバ50に送信し、サーバ50は作業機2から送信された記録データを第2通信装置(受信装置)52で受信して記憶装置53に記録させる。詳しくは、制御装置11は、演算処理した土壌比抵抗値ρ(第2情報)と当該土壌比抵抗値ρに対応する位置情報とを対応付けて第1地質データ(記録データ)を生成する。
られる情報と、当該地質情報の検出を行ったときの作業機2の位置と、当該位置に埋設している埋設管の情報とを対応付ける。これにより、埋設管の情報は、記録データとして、第1通信部13を介してサーバ50に出力される。
なお、上述した実施形態においては、記憶装置53が地質情報、当該地質情報に対応する位置情報、及び時期を登録する場合と、記憶装置53が地質情報、当該地質情報に対応する位置情報、及び埋設管の情報を登録する場合と、で別に説明したが、記憶装置53が地質情報、当該地質情報に対応する位置情報、時期、及び埋設管の情報を登録してもよい。
例えば、図6に示すように、地質調査の支援システム1は、バケット27aの内部空間Xの土砂等を検出する第2検出装置45を備え、第1検出装置40は、第2検出装置45が内部空間Xに土砂等を検出した場合、作業場の地質情報を検出し、第2検出装置45が内部空間Xに土砂等を検出しない場合、作業場の地質情報を検出しないような構成であってもよい。斯かる場合、制御装置11は第1検出装置40及び第2検出装置45と接続されており、第2検出装置45から出力された信号に基づいて、第1検出装置40を制御する。
40の制御について説明する。図8に示すように、作業装置5が掘削作業を行うと(S1)、第2検出装置45がバケット27aの内部空間Xの土砂等の検出処理を行い(S2)、制御装置11は、第2検出装置45の検出結果に基づいてバケット27aの内部空間Xに収容された土砂等の有無を判断する(S3)。
第1記憶部11aが土壌比抵抗値ρ及び位置情報を記憶すると(S7)、制御装置11は、記憶した土壌比抵抗値ρ及び位置情報を第1通信部13及び第2通信部52を介して、サーバ50の演算処理装置51に出力する(S8)。
なお、第1検出装置40による地質情報の検出処理のオン/オフを切り換える切換スイッチ(図示せず)を設け、地質情報の検出処理を行うか否かを作業機2のオペレータ等が切り換え操作するようにしてもよい。また、作業機2による作業種別を判別し、埋設管の掘削作業及び/又は埋め戻し作業である場合に地質情報の検出処理を行い、その他の場合には地質情報の検出処理を行わないようにしてもよい。作業種別の判別方法としては、例えば、作業機2に当該作業機2の周辺を撮像する撮像装置(図示せず)を備えるとともに、制御装置11に作業種別を分類するための分類情報を予め記憶(学習)させておき、撮像装置で撮像した画像と予め記憶させておいた分類情報とに基づいて制御装置11に作業種別を判別させる方法などを用いることができる。
表示制御装置62は、表示装置60を表示制御する装置である。表示制御装置62は、表示部61に掘削作業に関する様々な情報を表示させる。表示制御装置62は、表示制御プログラムの命令を実行するCPU、コンピュータプログラムを格納したROM(read only memory)、各種の制御プログラムの命令を展開するRAM(random access memory)、各種の制御プログラム及び各種データを格納するメモリ等の記録媒体などを備えている。
よい。また、表示制御装置62は、作業機2の全体の制御を行う制御装置11の一部であってもよく、制御装置11とは別に備えられ、制御装置11と各種情報の受け渡しを行う構成であってもよい。
図9に示すように、表示部61は、記憶装置53に記憶された地質情報及び作業機2の位置に基づいて、当該地質情報をマップで表示可能である。具体的には、表示部61は、作業場の周辺地図に第2情報を示す地質マップM1を表示可能である。表示部61が表示する地質マップM1には、少なくとも第1検出装置40が検出した地質情報が表示される。本実施形態においては、第1検出装置40が比抵抗センサ41を含んでいるため、表示部61は、第1情報に基づく土壌比抵抗値ρ(第2情報)、及び土壌比抵抗値ρに対応する位置情報を表示する。なお、第1検出装置40が比抵抗センサ41以外に、第1検出装置40が土質、地盤の種類、土壌のpH、土壌の酸化還元電位(Redox)、及び土壌における硫化物の検出の有無を検出するセンサを含んでいる場合、表示部61は、土壌比抵抗値ρを表示する地質マップM1に代えて、上記地質情報の少なくともいずれかを表示する他のマップに切り換え表示可能であってもよい。
図10に示すように、基本表示部E1は、作業場及び掘削作業を行う作業機2に関する情報を表示する表示領域である。作業場及び掘削作業を行う作業機2に関する情報は、予めサーバ50の第2記憶部53に記憶されており、表示制御装置62は、第3通信部63を介して当該情報を取得し、基本表示部E1に表示させる。基本表示部E1は、予め登録された作業場名、作業場の面積、及び作業場の位置情報を表示する。また、基本表示部E1は、掘削作業を行う作業機2の名称、型番等を表示する。
また、第1検出装置40が土質、地盤の種類、土壌の比抵抗(土壌比抵抗値ρ)、土壌のpH、土壌の酸化還元電位(Redox)、及び土壌における硫化物の検出の有無を検
出するセンサを含んでいる場合、表示部61は、地質マップM2に代えて、土質、地盤の種類、土壌の比抵抗(土壌比抵抗値ρ)、土壌のpH、土壌の酸化還元電位(Redox)、及び土壌における硫化物の検出の有無のいずれかを示すマップに切り換え操作可能な切換部E3を備えていてもよい。
図1、図6に示すように、演算処理装置51は、第1マップ演算部51aとグループ設定部51bを有している。第1マップ演算部51a及びグループ設定部51bは、演算処理装置51が有する電気・電子部品、電気回路、及び記憶媒体に格納されたプログラム等から構成されている。
グループ設定部51bは、第1マップ演算部51aで割り当てられたエリアQn毎の分割データD1nに対して、グループを設定する。サーバ50に、予めグループ数とグループ毎の基準値(上限値、下限値)との関係を示すグループ設定情報が記憶されている場合、グループ設定部51bは、グループ設定情報を参照し、分割データD1nとグループ毎の基準値とを比較して、分割データD1n毎にグループを割り当てることで、グループを設定する。
成されている。深度演算部11eは、作業機2に設けられたセンサが検出した信号に基づいて、第1検出装置40が地質情報(第1情報)を検出した位置において、作業装置5が行う掘削作業の深度を算出可能である。例えば、作業装置5には、第1回転軸25c、第2回転軸26c、及び第3回転軸27cの回転角度を検出する角度センサ(ブーム角度センサ25d、アーム角度センサ26d、及び作業具角度センサ27d)が設けられており、深度演算部11eは、角度センサが検出した深度と、予め第1記憶部11aに記憶されている演算式と、に基づいて、作業装置5が掘削した深度を算出可能である。
なお、制御装置11は、作業機2の位置(位置情報)と、当該位置において第1検出装置40が検出した地質情報と、作業装置5が掘削した深度と、を対応付けて第2地質データとして記憶装置53に記憶させることができればよく、深度演算部11eによる深度の演算方法は、上述したように作業機2が接地している地表Sとの位置関係によらず、例えば、図12Bに示すように、掘削作業を行う前の地表(基準面)Sとの位置関係によって深度d2を算出してもよいし、その演算方法は、上記方法に限定されない。
図13に示すように、地質マップM2は、地質マップM1同様に1つの作業場内を複数のエリアQn(n=1,2,3・・・n)に区分したメッシュ型のマップである。また、地質マップM2は、複数のエリアQnにそれぞれ対応する分割データD2n(n=1,2,3・・・n)に対して、当該分割データD2nの大きさ(値)に応じて、土壌比抵抗値ρを示す複数のグループ(複数のランク)が割り当てられたマップである。即ち、地質マップM2においては、複数のエリアQn毎に、予め割り当てられたグループ(ランク)が識別できるように、グループ(ランク)が色、数値、文字等で示されている。図13の例の場合、地質マップM2の複数のエリアQn内に示した数値が土壌比抵抗値ρを示している。
また、機体3は、上下方向の軸心廻りに旋回自在である旋回台であり、作業装置5は、土壌から被掘削物を掬うバケット27aと、バケット27aを揺動させる揺動装置24と、を有し、第1検出装置40は、バケット27aに取り付けられている。上記構成によれば、第1検出装置40は、揺動装置24がバケット27aを揺動し当該バケット27aを土壌に突き刺した際に地質情報を検出でき、記憶装置53は、効率よく地質情報を収集することができる。このため、作業場のうち比較的深度が深い場所においても地質情報を収集することができる。
また、作業機2は、内部空間Xに取り付けられ、且つ内部空間Xの被掘削物を検出する第2検出装置45を備え、第1検出装置40は、第2検出装置45が内部空間Xに被掘削物を検出した場合、作業場の地質情報を検出し、第2検出装置45が内部空間Xに被掘削物を検出しない場合、作業場の地質情報を検出しない。上記構成によれば、バケット27aが被掘削物(土砂等)を掬っていない場合に、第1検出装置40がバケット27aの内部空間Xの地質情報を検出することを抑制することができ、地質情報の誤検出を回避することができる。このため、地質情報の収集の精度を高めることができる。
また、第1検出装置40は、第1電極部42aと第2電極部42bとを有しており、バケット27aは、先端側に取り付けられた1又は複数の爪部35を有しており、第1電極部42a及び第2電極部42bは、共通の爪部35に互いに離間して配置されている。上記構成によれば、第1検出装置40は、揺動装置24がバケット27aを揺動し爪部35が土壌に突き刺されている際に地質情報を検出できる。また、爪部35を土壌の深くに突き刺すことができるため、第1検出装置40に土砂等が残留することを抑止しつつ、作業
場のうち比較的深度が深い場所においても地質情報の収集が可能になる。
また、作業機2は、機体3の位置を検出する位置検出装置14と、地質情報又は地質情報に基づく演算によって得られる情報と地質情報の検出を行ったときの機体3の位置とを対応付けた記録データを生成する制御装置11と、を備えている。上記構成によれば、位置情報と地質情報とが対応しているため、記録データに基づいて位置情報及び地質情報のいずれか一方から他方を参照することができる。
また、制御装置11は、記録データにおいて、地質情報又は地質情報に基づく演算によって得られる情報と、当該地質情報の検出を行ったときの機体3の位置と、当該位置に埋設している埋設管の情報とを対応付ける。上記構成によれば、埋設管の情報ごとに地質情報及び当該地質情報に対応する位置情報を参照することができ、埋設管の種類等ごとに地質情報の傾向を把握することができる。
また、地質調査の支援システム1は、作業機2と、記録データを受信する受信装置(第2通信部)52と、受信した記録データを記憶する記憶装置53とを有するサーバ50と、を備えている。上記構成によれば、記録データを蓄積することができ、記録データを一層容易に活用することができる。
以上、本発明について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 作業機
3 機体(旋回台)
5 作業装置
11 制御装置
13 第1通信部(送信装置)
14 位置検出装置
24 揺動装置
27a バケット
35 爪部
40 第1検出装置
42 電極部
42a 第1電極部
42b 第2電極部
45 第2検出装置
50 サーバ
53 記憶装置(第2記憶部)
60 表示装置
X 空間(内部空間)
ρ 土壌比抵抗値
Claims (14)
- 機体と、
前記機体に設けられ且つ掘削作業を行う作業装置と、
土壌の地質情報を検出する第1検出装置と、
を備えている作業機。 - 前記機体は、上下方向の軸心廻りに旋回自在である旋回台であり、
前記作業装置は、土壌から被掘削物を掬うバケットと、前記バケットを揺動させる揺動装置と、を有し、
前記第1検出装置は、前記バケットに取り付けられている請求項1に記載の作業機。 - 前記第1検出装置は、前記バケットの内面側が形成する内部空間に設けられている請求項2に記載の作業機。
- 前記内部空間に取り付けられ、且つ前記内部空間の被掘削物を検出する第2検出装置を備え、
前記第1検出装置は、
前記第2検出装置が前記内部空間に被掘削物を検出した場合、作業場の前記地質情報を検出し、
前記第2検出装置が前記内部空間に被掘削物を検出しない場合、前記作業場の前記地質情報を検出しない請求項3に記載の作業機。 - 前記第1検出装置は、前記バケットの外面側に設けられている請求項2に記載の作業機。
- 前記第1検出装置は、第1電極部と第2電極部とを有しており、
前記バケットは、先端側に取り付けられた1又は複数の爪部を有しており、
前記第1電極部及び前記第2電極部は、共通の前記爪部に互いに離間して配置されている請求項2に記載の作業機。 - 前記第1検出装置は、複数の電極部を有しており、
前記バケットは、先端側に離間して取り付けられた複数の爪部を有しており、
前記複数の電極部は、互いに異なる前記爪部に配置されている請求項2に記載の作業機。 - 前記第1検出装置は、前記地質情報のうち土壌比抵抗値を検出する請求項1〜7のいずれか1項に記載の作業機。
- 前記機体の位置を検出する位置検出装置と、
前記地質情報又は前記地質情報に基づく演算によって得られる情報と前記地質情報の検出を行ったときの前記機体の位置とを対応付けた記録データを生成する制御装置と、を備えている請求項1〜8のいずれか1項に記載の作業機。 - 前記制御装置は、前記記録データにおいて、前記地質情報又は前記地質情報に基づく演算によって得られる情報と、前記地質情報の検出を行ったときの前記機体の位置と、前記地質情報の検出を行った時期とを対応付ける請求項9に記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記記録データにおいて、前記地質情報又は前記地質情報に基づく演算によって得られる情報と、当該地質情報の検出を行ったときの前記機体の位置と、当該
位置に埋設している埋設管の情報とを対応付ける請求項9又は10に記載の作業機。 - 前記記録データを外部に送信する送信装置を備えている請求項9〜11のいずれか1項に記載の作業機。
- 請求項12に記載の作業機と、
前記記録データを受信する受信装置と、受信した前記記録データを記憶する記憶装置とを有するサーバと、
を備えている地質調査の支援システム。 - 前記記録データに応じた情報を表示する表示装置を備えている請求項13に記載の地質調査の支援システム。
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
WO2022239303A1 (ja) * | 2021-05-14 | 2022-11-17 | 日本国土開発株式会社 | 建設機械、掘削物測定方法ならびに無人飛行体 |
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2020
- 2020-06-04 JP JP2020097681A patent/JP7305596B2/ja active Active
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