JP2021188472A - 作業機及び地質調査の支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】埋設管の近傍の地質情報を容易且つ適切に取得する。【解決手段】作業機は、機体と、機体に設けられ且つ掘削作業を行う作業装置と、土壌の地質情報を検出する第1検出装置と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、土壌の地質情報を検出する検出装置を有する作業機、及び当該作業機を備えた地質調査の支援システムに関する。
従来、例えば特許文献1に開示されているように地中に埋設されている埋設管の腐食度合を、その埋設管が埋設されている土壌についての、土質、地盤の種類、土壌の比抵抗、土壌のpH、土壌の酸化還元電位、土壌における硫化物の検出の有無に関する情報と、その埋設管の埋設期間とにもとづいて予測する技術が知られている。
また、特許文献2には、第1電極と第2電極とを有する棒状の測定フレーム体を土壌中に突き刺し、第1電極と第2電極との間の電流と電位差とに基づいて比抵抗値を測定する比抵抗測定装置が開示されている。
特開2005−351821号公報 特開2018−072052号公報
しかしながら、特許文献2の技術では、腐食量を予測する埋設管の埋設位置まで比抵抗測定装置を運搬する必要があるという問題、比抵抗値の測定を他の作業とは別に個別に行う必要があるという問題、及び埋設深さが深い埋設管やアスファルト等の下層に埋設された埋設管の近傍の比抵抗値を測定することが困難であるという問題がある。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、埋設管の近傍の地質情報を容易且つ適切に取得することができる作業機及び地質調査の支援システムの提供を目的とする。
本発明の一態様に係る作業機は、機体と、機体に設けられ且つ掘削作業を行う作業装置と、土壌の地質情報を検出する第1検出装置と、を備えている。
上記作業機によれば、地質情報を検出する第1検出装置が掘削作業を行う作業機に備えられているので、検出装置を個別に運搬する必要がなく、また、掘削作業を行いながら地質情報の検出を行うことができる。このため、埋設管の近傍の地質情報を容易且つ適切に取得することができる。
地質調査の支援システムを示す図である。 バケット及び第1検出装置を示す図である。 第1の変形例におけるバケット及び第1検出装置を示す図である。 第2の変形例におけるバケット及び第1検出装置を示す図である。 第3の変形例におけるバケット及び第1検出装置を示す図である。 第4の変形例におけるバケット及び第1検出装置を示す図である。 第5の変形例におけるバケット及び第1検出装置を示す図である。 第6の変形例におけるバケット及び第1検出装置を示す図である。 第7の変形例におけるバケット及び第1検出装置を示す図である。 第8の変形例におけるバケット及び第1検出装置を示す図である。 第9の変形例における地質調査の支援システムを示す図である。 第9の変形例におけるバケット、第1検出装置、及び第2検出装置を示す図である。 地質調査の支援システムの一連の流れを説明する図である。 表示部が表示する画面を示す図である。 一覧表T1を示す図である。 第10の変形例における地質調査の支援システムを示す図である。 作業機による掘削作業及び当該掘削作業における深度を説明する第1図である。 作業機による掘削作業及び当該掘削作業における深度を説明する第2図である。 第10の変形例における表示部が表示する画面を示す図である。 作業機を示す全体図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、地質調査の支援システム1を示している。地質調査の支援システム1は、掘削作業を行う作業装置5に、土壌の腐食性についての地質情報(例えば、土質、地盤の種類、土壌比抵抗値ρ、土壌のpH、土壌の酸化還元電位、土壌における硫化物の検出の有無に関する情報のうちの一部又は全部)を検出する第1検出装置40を取り付け、掘削作業に併せて地質情報の収集を行うことで、当該地質情報の収集の効率性を向上させるシステムである。
図1に示すように、地質調査の支援システム1は、作業機2と、第1検出装置40と、サーバ50と、表示装置60と、を備えている。図14に示すように、本実施形態では、掘削作業を行う作業装置5を有する作業機2として、バケット27aを装着した旋回作業機であるバックホーを例示して説明する。
まず、作業機2の全体構成を説明する。図14に示すように、作業機2は、機体(旋回台)3と、走行装置4と、作業装置5とを備えている。機体3上にはキャビン6が搭載されている。キャビン6の室内には、運転者(オペレータ)が着座する運転席(座席)7が設けられている。
本実施形態においては、作業機2の運転席7に着座した運転者の前側(図14の矢印A1方向)を前方、運転者の後側(図14の矢印A2方向)を後方、運転者の左側を左方、運転者の右側を右方として説明する。また、前後方向に直交する方向である水平方向を幅方向(機体3の幅方向)として説明する。
図14に示すように、走行装置4は、機体3を走行可能に支持する装置である。走行装置4は、油圧モータ(油圧アクチュエータ)或いは電動モータ等で構成された走行モータによって駆動される。なお、本実施形態ではクローラ式の走行装置4を用いているが、これに限らず、ホイール式等の走行装置4を用いてもよい。
走行装置4の前部には、ドーザ装置8が装着されている。ドーザ装置8は、図示しないドーザシリンダ(油圧アクチュエータ)を伸縮することによりブレード(排土板)を昇降(上げ下げ)させることができる。
機体3は、走行装置4上に旋回ベアリング9を介して、上下方向に延びる旋回軸心回りに旋回可能に支持されている。機体3には、原動機が搭載されている。原動機は、ディーゼルエンジンである。なお、原動機は、ガソリンエンジン、LPGエンジン又は電動モータであってもよいし、エンジン及び電動モータを有するハイブリッド型であってもよい。
機体3は、旋回軸心回りに旋回する旋回基板10を有する。旋回基板10は、鋼板等から形成されており、機体3の底部を構成する。原動機は、この旋回基板10に搭載されている。
機体3の前部には、作業装置5を支持する支持体20が設けられている。支持体20は、支持ブラケット20Aと、スイングブラケット20Bとを有している。支持ブラケット20Aは、機体3から前方に突出状に設けられている。支持ブラケット20Aの前部(機体3から突出した部分)には、スイング軸21を介してスイングブラケット20Bが縦軸回りに揺動可能に取り付けられている。したがって、スイングブラケット20Bは、幅方向に(スイング軸21を中心として水平方向に)回動可能である。
スイングブラケット20Bには、本体22の上部に設けられた筒状の第1枢支部23aと、本体22の下部に設けられた筒状の第2枢支部23bとが形成されている。
作業装置5は、機体3に設けられ且つ掘削作業を行う。具体的には、作業装置5は、揺動装置24と、作業具装置27とを有している。揺動装置24は、作業具装置27を揺動させてバケット27aをスクイ動作及びダンプ動作可能である。詳しくは、揺動装置24は、ブーム装置25と、アーム装置26とを有している。ブーム装置25は、ブーム25aと、ブームシリンダ25bとを有している。ブーム25aの基端側は、スイングブラケット20Bの第1枢支部23aの幅方向に延伸する横軸(第1回転軸)25cを介して揺動自在(回動自在)に支持されている。ブーム25aの先端側は、アーム26aを揺動自在に支持している。また、ブーム25aの中間部は、長手方向に沿って長尺状であって、中途部で下方に屈曲している。
ブームシリンダ25bは、ブーム25aを揺動(回動)させる伸縮可能な油圧シリンダであり、伸縮することでブーム25aを上又は下方向に揺動させる。
アーム装置26は、アーム26aと、アームシリンダ26bとを有している。アーム26aは、長尺状である。アーム26aの基端側は、横軸(第2回転軸)26cを介してブーム25aの先端側に揺動自在に支持されている。
アームシリンダ26bは、アーム26aを揺動させる伸縮可能な油圧シリンダであり、伸縮することでアーム26aを上又は下方向に揺動させる。
作業具装置27は、作業具としてのバケット27aと、作業具シリンダとしてのバケットシリンダ27bとを有している。バケット27aは、横軸(第3回転軸)27cを介してアーム26aの先端側に揺動自在に支持されている。
バケット27aは、図2Aに示すように、基端部31と、一対の側壁部32と、先端部33と、底壁部34と、爪部35と、を有しており、先端側で土壌を掘削し、掘削した土砂等(被掘削物)を内面側に形成された内部空間Xに収容する。基端部31は、アーム26aの先端側と揺動自在に連結される部分であり、内部空間Xのうち基端側の壁部を構成する。一対の側壁部32は、基端部31の幅方向の端部からそれぞれ先端側に向かって延設されている部分であり、内部空間Xのうち幅方向の壁部を構成する。先端部33は、一対の側壁部32の先端側を連結する部分であり、内部空間Xのうち先端側の壁部を構成する。また、底壁部34は、基端部31と一対の側壁部32と先端部33とをそれぞれ連結し、内部空間Xのうち掘削した土砂等が載置される部分を構成する。本実施形態において、底壁部34は、中央部が湾曲しており、側方視で緩やかな曲面を形成する。爪部35は、バケット27aの先端側に取り付けられており、本実施形態においては、先端部33に複数取り付けられている。具体的には、爪部35は、先端部33から離れる方向に延設されており、先端側に向かって先細り形状である。爪部35は、幅方向に離間して配置されており、その数は特に限定されない。
バケットシリンダ27bは、バケット27aを揺動させる伸縮可能な油圧シリンダで構成されており、伸縮することでバケット27aを上又は下方向に揺動させる。詳しくは、作業具装置27(バケット27a)は、アーム26aの先端側にスクイ動作及びダンプ動作可能に設けられている。スクイ動作とは、バケット27aの先端側をブーム25aに近づける方向(スクイの方向)に揺動させる動作であり、例えば、土砂等を掬う場合の動作である。また、ダンプ動作とは、バケット27aの先端側をブーム25aから遠ざける方向(ダンプの方向)に揺動させる動作であり、例えば、掬った土砂等を落下(排出)させる場合の動作である。これによって、作業装置5は、掘削作業を行うことができる。
作業機2は、バケット27aに代えて或いは加えて、油圧アクチュエータにより駆動可能な他の作業具(油圧アタッチメント)を装着することが可能である。他の作業具としては、油圧ブレーカ、油圧圧砕機、アングルブルーム、アースオーガ、パレットフォーク、スイーパー、モア、スノウブロア等が例示できる。
図1に示すように、作業機2は、制御装置11と、第1通信部13と、位置検出装置14と、を備えている。言い換えると、地質調査の支援システム1は、位置検出装置14を備えている。制御装置11は、電気・電子回路、CPU等に格納されたプログラム等から構成された装置であり、作業機2が有する様々な機器を制御する。また、制御装置11は、不揮発性のメモリ等であって、情報を記憶する記憶領域を構成する第1記憶部11aを
有している。第1記憶部11aは、制御装置11の制御プログラムや外部から取得した情報を記憶する。
第1通信部13は、例えば、携帯電話通信網、Wi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)、その他のネットワーク網を介して情報(データ)の送受信を行うことができる。
位置検出装置14は、D−GPS、GPS、GLONASS、北斗、ガリレオ、みちびき等の衛星測位システム(測位衛星Z)により、自己(機体3)の位置(緯度、経度を含む測位情報)を検出可能である。即ち、位置検出装置14は、測位衛星Zから送信された衛星信号(測位衛星Zの位置、送信時刻、補正情報等)を受信し、衛星信号に基づいて、作業機2の位置(例えば、緯度、経度)を検出する。なお、位置検出装置14は、車速センサ、画像処理、ジャイロセンサ等によって自己位置を推定する構成であってもよい。或いは、位置検出装置14は、衛星信号を正常に受信できる場合は衛星信号に基づいて位置を検出し、衛星信号を正常に受信できない場合に車速センサ、画像処理、ジャイロセンサ等により位置を推定する構成であってもよい。本実施形態において、位置検出装置14は、図14に示すように、作業機2の運転席7を覆うキャビン6の上部(ルーフ)に設けられている。なお、位置検出装置14は、作業機2の位置を検出することができればよく、その取り付け位置や構成は、上記構成に限定されない。位置検出装置14が検出した作業機2の位置情報のうち、少なくとも作業装置5が掘削作業を行った位置(掘削位置)を示す位置情報は、例えば第1記憶部11aに記憶される。
サーバ50は、外部から受信(取得)した情報(データ)の記憶、演算処理や管理を行う。サーバ50は、演算処理装置51と、第2通信部52と、第2記憶部53を有している。演算処理装置51は、CPUや電子回路等から構成され、様々な演算処理を行う。第2通信部52は、例えば、携帯電話通信網、Wi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)、その他のネットワーク網を介して情報(データ)の送受信を行うことができる。
第1検出装置40は、作業装置5に取り付けられ、且つ作業場の土壌の腐食性についての地質情報を検出する。具体的には、第1検出装置40は、バケット27aに取り付けられており、第1検出装置40が検出可能な地質情報は、例えば埋設管の腐食予測方法等の予測に用いられる土質(例えば、粘土、泥炭、海成粘土、海成層、ガラ混じり等)、地盤の種類(例えば、埋立地、造成地等)、土壌の比抵抗(土壌比抵抗値ρ)、土壌のpH、土壌の酸化還元電位(Redox)、及び土壌における硫化物の検出の有無に関する情報等である。
第1検出装置40は、制御装置11と有線又は無線により通信可能に接続されており、第1検出装置40の検出結果は制御装置11に出力される。
本実施形態において、第1検出装置40は、土壌比抵抗値ρを検出する比抵抗センサ41を含んでいる。第1検出装置40は、単一の比抵抗センサ41を有していてもよいし、複数の比抵抗センサ41を有していてもよい。比抵抗センサ41について具体的に説明すると、比抵抗センサ41は、複数の電極部42を有している。例えば、複数の電極部42は、第1電極部42aと、当該第1電極部42aと所定間隔(電極間隔)Lをあけて配置された第2電極部42bと、である。本実施形態では、比抵抗センサ41は、土壌杖法を採用している。
比抵抗センサ41が検出する信号は、土壌を介して第1電極部42aと第2電極部42bとの間を流れる電流Iである。これにより、比抵抗センサ41は、第1電極部42aと第2電極部42bとの間に位置する土壌の抵抗値の検出が可能である。第1電極部42a及び第2電極部42bが取り付けられるバケット27aが導電性を有する金属等で構成されている場合、第1電極部42a及び第2電極部42bとバケット27aとの間は、絶縁体43が配置される。
なお、比抵抗センサ41の構成は、上述した構成に限定されず、ウェンナーの四電極法等の土壌杖法とは異なる方法を用いて土壌比抵抗値ρを検出するような構成であってもよい。例えば、比抵抗センサ41がウェンナーの四電極法を採用している場合、複数の電極
部42は、第3〜第6電極部42c,42d,42e,42fの4つの電極を含んでおり、第3〜第6電極部42c,42d,42e,42fは、所定間隔をあけて配置される。
また、第1検出装置40は、作業場の土壌の腐食性についての地質情報を検出することができればよく、比抵抗センサ41に限定されず、比抵抗センサ41に加えて或いは代えて、土壌のpHを検出するセンサ、土壌の酸化還元電位(Redox)を検出するセンサ、土壌の水分を測定するセンサ、及び土壌における硫化物を検出するセンサの少なくともいずれかを含んでいてもよい。この場合、異なる種類の地質情報を検出する複数種類のセンサが同一のバケット27aに備えられていてもよい。
また、第1検出装置40は、複数種類のセンサを備えていてもよい。この場合、これら複数種類のセンサの検出結果を個別に記録するようにしてもよく、1つのセンサの検出結果を他のセンサの検出結果で補正して記録するようにしてもよい。また、同一種類の地質情報を異なる検出方法で検出するそれら複数種類のセンサが同一のバケット27aに備えられていてもよい。
以下、図2A〜図5Bを用いて、第1検出装置40の取り付けについて説明する。
図2Aに示すように、第1検出装置40は、バケット27aの内面側が形成する内部空間Xに設けられている。比抵抗センサ41は、底壁部34の内面側に設けられている。これにより、バケット27aのスクイ動作によって内部空間Xに収容された土砂等、即ち底壁部34に載置された土砂等の地質情報を検出することができる。比抵抗センサ41は、底壁部34のうち、最も土砂等が集まりやすい中央部に取り付けられる。なお、第1検出装置40が複数の比抵抗センサ41を有している場合、図2Bに示すように、複数の比抵抗センサ41は、底壁部34に幅方向に並んで互いに離間して配置されていてもよいし、底壁部34に代えて或いは加えて、先端部33のうち内面側(基端部31側)、基端部31のうち内面側(先端部33側)、及び一対の側壁部32の内面側(一方の側壁部32からみて他方の側壁部32側)のいずれかに取り付けられていてもよい。
また、図3Aに示すように、第1検出装置40は、バケット27aの内部空間Xに代えて或いは加えて、バケット27aの外面側に設けられていてもよい。好ましくは、比抵抗センサ41は、先端部33の外面側(基端部31の反対側)に設けられており、揺動装置24がバケット27aを揺動させて当該バケット27aがスクイ動作を行う際に先端部33の外面側と接触している土砂等の地質情報を検出することができる。なお、第1検出装置40が複数の比抵抗センサ41を有している場合、図3Bに示すように、複数の比抵抗センサ41は、先端部33に幅方向に並んで配置されていてもよいし、先端部33に代えて或いは加えて、基端部31のうち外面側(先端部33の反対側)、底壁部34のうち外面側(土砂等が載置される面の反対側)、及び一対の側壁部32の外側(一方の側壁部32からみて他方の側壁部32の反対側)のいずれかに取り付けられていてもよい。
また、図4Aに示すように、第1検出装置40は、バケット27aの内部空間Xや外面側に代えて或いは加えて、爪部35に設けられていてもよい。比抵抗センサ41のうち第1電極部42aは、複数の爪部35のうち一の爪部35の先端側に設けられており、第2電極部42bは、当該一の爪部35の基端側に設けられており第1電極部42aと離間して配置されている。このため、揺動装置24がバケット27aを揺動させて当該バケット27aがスクイ動作を行う際に爪部35が土壌に突き刺されることで、爪部35の周囲の土壌の地質情報を検出することができる。
なお、上述した実施形態において、第1電極部42aが一の爪部35の先端側に設けられており、第2電極部42bが一の爪部35の基端側に設けられているが、第1電極部42aが一の爪部35の基端側に設けられており、第2電極部42bが一の爪部35の先端側に設けられていてもよい。
また、第1検出装置40が複数の比抵抗センサ41を有している場合、図4Bに示すように、複数の比抵抗センサ41は、それぞれ複数の爪部35のうち一の爪部35において第1電極部42aと第2電極部42bとが対応するように配置されていてもよい。また、図4Cに示すように、複数の爪部35のうち一以上の爪部35を比抵抗センサ41が構成していてもよい。斯かる場合、第1電極部42aは爪部35の先端側を構成し、先細り形
状である。また、第2電極部42bは、爪部35の基端側を構成し、第1電極部42aとの間に絶縁体43が配置される。
また、図5A及び図5Bに示すように、第1検出装置40が複数の電極部42(比抵抗センサ41が土壌杖法である場合は第1電極部42aと第2電極部42b、ウェンナーの四電極法である場合は第3〜第6電極部42c,42d,42e,42f)を有している場合、複数の電極部42は、それぞれ異なる複数の爪部35に設けられ、離間して配置されていてもよい。図5Aは、比抵抗センサ41が土壌杖法を採用しており、比抵抗センサ41が第1電極部42aと第2電極部42bを有している場合の例を示している。また、図5Bは、比抵抗センサ41がウェンナーの四電極法を採用しており、比抵抗センサ41が第3〜第6電極部42c,42d,42e,42fを有している場合の例を示している。
複数の電極部42は、それぞれに対応する爪部35の先端側に設けられている。このため、揺動装置24がバケット27aを揺動させて当該バケット27aがスクイ動作を行う際に爪部35が土壌に突き刺されることで、爪部35の周囲の土壌の地質情報を検出することができる。
以下、第1検出装置40が検出した地質情報の処理について説明する。なお、以下の説明において、地質情報のうち、第1検出装置40が有する比抵抗センサ41等のセンサが検出した信号(生データ)を第1情報といい、当該第1情報に所定の演算処理を行った情報を第2情報ということがある。
地質調査の支援システム1は、第1検出装置40が検出した地質情報を取得する第1取得部11bと、位置検出装置14が検出した作業機2の位置を取得する第3取得部11dと、を有している。制御装置11が第1取得部11bを有している場合を例に説明すると、比抵抗センサ41は、例えば制御装置11と通信可能に接続されており、検出した信号(第1情報)を制御装置11に出力する。第1取得部11bは、制御装置11が有する電気・電子部品、電気回路、及び記憶媒体に格納されたプログラム等から構成されている。第1取得部11b(制御装置11)が比抵抗センサ41から第1情報を取得すると、制御装置11は、当該第1情報(地質情報)に基づいて、第2情報である土壌比抵抗値ρを算出する。
第1電極部42aと第2電極部42bとの間の土壌比抵抗値ρは、第1電極部42aに印加される電圧(印加電圧)Vと第1電極部42aの表面積(土壌との接触面積)Aとの乗算から、電流Iと電極間隔Lとの乗算を除算することで算出される(ρ=(V×A)/(I×L))。第1電極部42aの表面積(土壌との接触面積)A、及び電極間隔Lは、第1記憶部11aに予め記憶されている。
第1検出装置40が複数の比抵抗センサ41を有し、当該複数の比抵抗センサ41がバケット27aに設けられている場合、制御装置11は、それぞれの比抵抗センサ41から取得した信号(電流)に基づいて、それぞれの比抵抗センサ41における土壌比抵抗値ρnを算出する。制御装置11は、算出した複数の土壌比抵抗値ρnの平均値を算出することで、第1検出装置40が検出した土壌比抵抗値ρを算出する。
また、制御装置11が第3取得部11dを有している場合を例に説明すると、位置検出装置14は、例えば制御装置11と通信可能に接続されており、検出した作業機2の位置情報を制御装置11に出力する。第3取得部11dは、制御装置11が有する電気・電子部品、電気回路、及び記憶媒体に格納されたプログラム等から構成されている。位置検出装置14は制御装置11と通信可能に接続されており、第3取得部11d(制御装置11)は、第1検出装置40が第1情報を検出した場合、当該検出した位置の位置情報を位置検出装置14から取得する。
制御装置11は、算出した土壌比抵抗値ρと当該土壌比抵抗値ρ(第2情報)に対応する第1情報(地質情報)が検出された場所の位置情報を対応付けて第1記憶部11aに記憶する。詳しくは、制御装置11は、位置検出装置14から第1情報に対応する作業機2の位置情報を取得し、土壌比抵抗値ρを位置情報と対応づける。
なお、第1取得部11bは、演算処理装置51が有しており、当該演算処理装置51が
有する電気・電子部品、電気回路、及び記憶媒体に格納されたプログラム等から構成されていてもよく、比抵抗センサ41の信号の出力先は、制御装置11に限定されず、サーバ50であってもよい。斯かる場合、地質情報(第1情報)は、当該第1情報に対応する位置情報と対応付けられ、第1通信部13や第2通信部52を介して、第1検出装置40からサーバ50に出力される。
また、第1検出装置40が比抵抗センサ41の信号を演算処理して、土壌比抵抗値ρを算出する処理装置を有していてもよく、斯かる場合、第1取得部11bは処理装置が有し、処理装置が有する電気・電子部品、電気回路、及び記憶媒体に格納されたプログラム等から構成されている。
地質調査の支援システム1は、第1取得部11bが取得した地質情報を記憶する記憶装置を備えている。本実施形態において、記憶装置は、サーバ50が有する第2記憶部53であり、作業機2の制御装置11が地質情報又は地質情報に基づく演算によって得られる情報と地質情報の検出を行ったときの作業機2の位置とを対応付けた記録データを生成して第1通信部(送信装置)13を介してサーバ50に送信し、サーバ50は作業機2から送信された記録データを第2通信装置(受信装置)52で受信して記憶装置53に記録させる。詳しくは、制御装置11は、演算処理した土壌比抵抗値ρ(第2情報)と当該土壌比抵抗値ρに対応する位置情報とを対応付けて第1地質データ(記録データ)を生成する。
なお、記憶装置53は、第1取得部11bが取得した地質情報を記憶すればよく、その地質情報は演算処理がなされた第2情報に限定されず、演算処理がなされる前の第1情報であってもよい。また、演算処理装置51が第1取得部11bを有しており、地質情報を取得する場合、記憶装置53は、地質情報と位置情報を対応付けて記憶してもよいし、演算処理装置51が地質情報に基づいて土壌比抵抗値ρを演算して、当該土壌比抵抗値ρに対応する位置情報と対応付けて記憶してもよいし、その記憶する情報は上述した情報に限定されない。
また、例えば、第1検出装置40が地質情報を検出した時期や埋設管の情報を記憶するようにしてもよい。記憶装置53が時期を登録する場合について説明すると、図1に示すように、制御装置11は、時間算出部12aを有しており、時間算出部12aは、現在の日付、時刻等を計時するタイマである。時間算出部12aは、制御装置11に組み込まれた電気・電子部品、プログラム等で構成されている。時間算出部12aは、第1検出装置40が地質情報を検出した日付、時刻等を計時し、制御装置11は、記録データにおいて、地質情報又は地質情報に基づく演算によって得られる情報と、地質情報の検出を行ったときの作業機2の位置と、地質情報の検出を行った時期とを対応付ける。これにより、当該日付及び時刻等は、記録データとして、第1通信部13及び第2通信部52を介してサーバ50に出力される。演算処理装置51が時間算出部12aの算出した日付、時刻等を取得することで、記憶装置53は、地質情報、並びに当該地質情報に対応する位置情報及び時期を記憶することができる。なお、記憶装置53が記憶する時期は、第1検出装置40が地質情報を検出した年、年/月、年/月/日、又は年/月/日/時間等であり、その組み合わせは上述した組み合わせに限定されない。
記憶装置53が埋設管の情報を登録する場合について説明すると、図1に示すように演算処理装置51は、情報取得部12bを有しており、情報取得部12bは、埋設管の情報として埋設管の材質、管径、管厚、埋設深さ等を取得する。情報取得部12bは、演算処理装置51に組み込まれた電気・電子部品、プログラム等で構成されている。具体的には、作業者が表示装置60、サーバ50に接続されたPC、或いは比較的演算能力の高いスマートフォン(多機能携帯電話)等の端末を操作して、埋設管の情報を予め設定入力し、情報取得部12bは、設定入力された当該探査位置を取得する。なお、記憶装置53は、埋設管の種類と埋設管の情報(埋設管の材質、管径、管厚、埋設深さ等)とのテーブルを予め記憶しており、作業者が表示装置60や端末を操作して埋設管の種類を選択することで、実際に埋設されている埋設管の情報を記憶するような構成であってもよい。
制御装置11は、記録データにおいて、地質情報又は地質情報に基づく演算によって得
られる情報と、当該地質情報の検出を行ったときの作業機2の位置と、当該位置に埋設している埋設管の情報とを対応付ける。これにより、埋設管の情報は、記録データとして、第1通信部13を介してサーバ50に出力される。
なお、上述した実施形態においては、記憶装置53が地質情報、当該地質情報に対応する位置情報、及び時期を登録する場合と、記憶装置53が地質情報、当該地質情報に対応する位置情報、及び埋設管の情報を登録する場合と、で別に説明したが、記憶装置53が地質情報、当該地質情報に対応する位置情報、時期、及び埋設管の情報を登録してもよい。
また、記録データに含める位置情報は、緯度及び経度に加えて深さを示す情報を含んでいてもよい。例えば、深さを示す情報は、衛星測位システムを用いて特定される高度の情報であってもよく、作業装置5の各部の姿勢の検出結果、作業機2に備えられる撮像装置による撮像結果、作業機2に備えられる各種センサの検知結果等によって特定される地表Sからの深さ情報であってもよく、これらを組み合わせて得られる情報であってもよい。
また、上述した実施形態では、作業機2の制御装置11が記録データを作成する場合について説明したが、これに限らず、記録データの作成をサーバ50で行ってもよい。この場合、例えば、作業機2の制御装置11は、地質情報又は地質情報に基づく演算によって得られる情報と、当該地質情報の検出を行ったときの作業機2の位置とを含む情報をサーバ50に送信し、サーバ50の演算処理装置51がこれらの情報を対応付けて記録データを作成する。また、作業機2の制御装置11が、地質報又は地質情報に基づく演算によって得られる情報と、当該地質情報の検出を行ったときの作業機2の位置とを含む情報に加えて、地質情報を検出した時期や地質情報を検出した位置に対応する埋設管の情報をサーバ50に送信し、サーバ50の演算処理装置51がこれらの情報を対応付けて記録データを作成するようにしてもよい。
図2Aに示すように、地質調査の支援システム1において、第1検出装置40がバケット27aの内部空間Xに設けられている場合、第1検出装置40は、バケット27aがスクイ動作を行い内部空間Xに土壌から掬い取った土砂等がある場合とない場合の両方で地質情報を検出するが、これに限るものではない。
例えば、図6に示すように、地質調査の支援システム1は、バケット27aの内部空間Xの土砂等を検出する第2検出装置45を備え、第1検出装置40は、第2検出装置45が内部空間Xに土砂等を検出した場合、作業場の地質情報を検出し、第2検出装置45が内部空間Xに土砂等を検出しない場合、作業場の地質情報を検出しないような構成であってもよい。斯かる場合、制御装置11は第1検出装置40及び第2検出装置45と接続されており、第2検出装置45から出力された信号に基づいて、第1検出装置40を制御する。
図7に示すように、第2検出装置45は、内部空間Xに取り付けられており、好ましくは、底壁部34の内面側に設けられている。このため、第2検出装置45は、バケット27aのスクイ動作によって掘削されて内部空間Xに収容された土砂等、即ち底壁部34にされた土砂等の有無を検出することができる。例えば、第2検出装置45は、内部空間Xに土砂等が収容されて、所定の圧力が入力されたことを検出可能な圧力センサ46や圧力スイッチである。第2検出装置45が圧力センサ46である場合を例に説明すると、圧力センサ46は、例えば入力された圧力に応じて抵抗値が変化する。詳しくは、圧力センサ46に入力される圧力が小さい場合、圧力センサ46の抵抗値が大きくなり、圧力センサ46に入力される圧力が大きい場合、圧力センサ46の抵抗値が小さくなる。
図7に示すように、圧力センサ46は、底壁部34のうち、最も土砂等が集まりやすい中央部に取り付けられる。なお、第1検出装置40が複数の圧力センサ46を有している場合、複数の圧力センサ46は、底壁部34に隣接して配置されていてもよいし、底壁部34に代えて或いは加えて、先端部33のうち内面側(基端部31側)、基端部31のうち内面側(先端部33側)、及び一対の側壁部32の内面側(一方の側壁部32からみて他方の側壁部32側)のいずれかに取り付けられていてもよい。
以下、第2検出装置45から出力された信号に基づく制御装置11による第1検出装置
40の制御について説明する。図8に示すように、作業装置5が掘削作業を行うと(S1)、第2検出装置45がバケット27aの内部空間Xの土砂等の検出処理を行い(S2)、制御装置11は、第2検出装置45の検出結果に基づいてバケット27aの内部空間Xに収容された土砂等の有無を判断する(S3)。
制御装置11がバケット27aの内部空間Xに土砂等がないと判断すると(S3,No)、S1に戻って作業装置5が掘削作業を行う(S1)。一方、制御装置11がバケット27aの内部空間Xに土砂等があると判断すると(S3,Yes)、位置検出装置14が作業機2の位置を検出する(S4)。位置検出装置14が作業機2の位置を検出すると(S4)、制御装置11は、第1検出装置40に地質情報を検出するよう指示して第1検出装置40が地質情報を検出する(S5)。
第1検出装置40が地質情報を検出すると(S5)、制御装置11が当該地質情報に基づいて土壌比抵抗値ρを算出する(S6)。制御装置11は、土壌比抵抗値ρを算出すると、算出した土壌比抵抗値ρと位置検出装置14が検出した位置情報とを対応づけて、第1記憶部11aに記憶する(S7)。
第1記憶部11aが土壌比抵抗値ρ及び位置情報を記憶すると(S7)、制御装置11は、記憶した土壌比抵抗値ρ及び位置情報を第1通信部13及び第2通信部52を介して、サーバ50の演算処理装置51に出力する(S8)。
制御装置11が土壌比抵抗値ρ及び位置情報を出力すると、第1取得部11bが当該土壌比抵抗値ρ及び位置情報を取得する(S9)。第1取得部11bが当該情報を取得すると(S9)、第2記憶部(記憶装置)53が取得した土壌比抵抗値ρ及び位置情報を第1地質データとして記憶する(S10)。
なお、第1検出装置40による地質情報の検出処理のオン/オフを切り換える切換スイッチ(図示せず)を設け、地質情報の検出処理を行うか否かを作業機2のオペレータ等が切り換え操作するようにしてもよい。また、作業機2による作業種別を判別し、埋設管の掘削作業及び/又は埋め戻し作業である場合に地質情報の検出処理を行い、その他の場合には地質情報の検出処理を行わないようにしてもよい。作業種別の判別方法としては、例えば、作業機2に当該作業機2の周辺を撮像する撮像装置(図示せず)を備えるとともに、制御装置11に作業種別を分類するための分類情報を予め記憶(学習)させておき、撮像装置で撮像した画像と予め記憶させておいた分類情報とに基づいて制御装置11に作業種別を判別させる方法などを用いることができる。
表示装置60は、地質情報を含む様々な情報を表示可能であり、詳しくは記録データに応じた情報を表示する。表示装置60は、作業者に地質情報を表示することができればよく、例えば作業機2の運転席7の周囲に設けられたターミナル表示装置や、作業機2の運転席7に着座して当該作業機2を操作する運転者が所持する携帯端末である。ターミナル表示装置は、キャビン6の室内における運転席7に着座した作業者から視認可能な位置(例えば、運転席7の前方、斜め前方、或いは側方)に配置され、作業機2と通信可能に接続されている。また、携帯端末は、PCや比較的演算能力の高いスマートフォン(多機能携帯電話)等で構成されている。
図1、図6に示すように、表示装置60は、表示部61と、表示制御装置62と、第3通信部63と、を有している。表示部61は、略矩形形状であり、液晶等のパネルから構成されており、様々な画面に遷移することができる。表示装置60が携帯端末である場合、表示部61は、指先等で操作可能なタッチパネル等である。
表示制御装置62は、表示装置60を表示制御する装置である。表示制御装置62は、表示部61に掘削作業に関する様々な情報を表示させる。表示制御装置62は、表示制御プログラムの命令を実行するCPU、コンピュータプログラムを格納したROM(read only memory)、各種の制御プログラムの命令を展開するRAM(random access memory)、各種の制御プログラム及び各種データを格納するメモリ等の記録媒体などを備えている。
表示制御装置62は、表示装置60と共通の筐体に収容されていている。なお、表示装置60がターミナル表示装置である場合、表示装置60とは別の筐体に備えられていても
よい。また、表示制御装置62は、作業機2の全体の制御を行う制御装置11の一部であってもよく、制御装置11とは別に備えられ、制御装置11と各種情報の受け渡しを行う構成であってもよい。
第3通信部63は、例えば、携帯電話通信網、Wi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)、その他のネットワーク網を介して情報(データ)の送受信を行うことができる。
図9に示すように、表示部61は、記憶装置53に記憶された地質情報及び作業機2の位置に基づいて、当該地質情報をマップで表示可能である。具体的には、表示部61は、作業場の周辺地図に第2情報を示す地質マップM1を表示可能である。表示部61が表示する地質マップM1には、少なくとも第1検出装置40が検出した地質情報が表示される。本実施形態においては、第1検出装置40が比抵抗センサ41を含んでいるため、表示部61は、第1情報に基づく土壌比抵抗値ρ(第2情報)、及び土壌比抵抗値ρに対応する位置情報を表示する。なお、第1検出装置40が比抵抗センサ41以外に、第1検出装置40が土質、地盤の種類、土壌のpH、土壌の酸化還元電位(Redox)、及び土壌における硫化物の検出の有無を検出するセンサを含んでいる場合、表示部61は、土壌比抵抗値ρを表示する地質マップM1に代えて、上記地質情報の少なくともいずれかを表示する他のマップに切り換え表示可能であってもよい。
図9に示すように、地質マップM1は、1つの作業場内を複数のエリアQn(n=1,2,3・・・n)に区分したメッシュ型のマップである。また、地質マップM1は、複数のエリアQnにそれぞれ対応する分割データD1n(n=1,2,3・・・n)に対して、当該分割データD1nの大きさ(値)に応じて、土壌比抵抗値ρを示す複数のグループ(複数のランク)が割り当てられたマップである。即ち、地質マップM1においては、複数のエリアQn毎に、予め割り当てられたグループ(ランク)が識別できるように、グループ(ランク)が色、数値、文字等で示されている。図9の例の場合、地質マップM1の複数のエリアQn内に示した数値が土壌比抵抗値ρを示している。
例えば、図10の一覧表T1に示すように、分割データD1nは、土壌比抵抗値ρの数値に応じて5段階のグループに分けられ、最も数値が小さなグループが「第1グループG1」、最も数値が大きいグループが「第5グループ」に割り当てられている。「第1グループG1」から「第5グループG5」の間に、数値の大きさの低いグループから順に、「第2グループG2」、「第3グループG3」、「第4グループG4」が割り当てられている。なお、分割データD1nを、どのグループに分けるかは任意であって、上述した例に限定されない。図10に示した数値は、グループ分けを説明するための数値であり、限定されない。また、第1検出装置40が土質、地盤の種類、土壌の比抵抗(土壌比抵抗値ρ)、土壌のpH、土壌の酸化還元電位(Redox)、及び土壌における硫化物の検出の有無を検出するセンサを含んでいる場合、上記地質情報に応じて第1〜第5グループとは異なるグループが割り当てられる。
表示部61は、地質マップM1に加えて、作業場及び掘削作業を行う作業機2に関する情報や、第1〜第5グループ並びに土壌比抵抗値ρを示す凡例を表示可能である。具体的には、表示部61は、地質マップM1とともに、基本表示部E1と凡例表示部E2とを表示する。
図10に示すように、基本表示部E1は、作業場及び掘削作業を行う作業機2に関する情報を表示する表示領域である。作業場及び掘削作業を行う作業機2に関する情報は、予めサーバ50の第2記憶部53に記憶されており、表示制御装置62は、第3通信部63を介して当該情報を取得し、基本表示部E1に表示させる。基本表示部E1は、予め登録された作業場名、作業場の面積、及び作業場の位置情報を表示する。また、基本表示部E1は、掘削作業を行う作業機2の名称、型番等を表示する。
凡例表示部E2は、分割データD1nのグループと当該グループに対応する土壌比抵抗値ρを表示する凡例を表示する表示領域である。
また、第1検出装置40が土質、地盤の種類、土壌の比抵抗(土壌比抵抗値ρ)、土壌のpH、土壌の酸化還元電位(Redox)、及び土壌における硫化物の検出の有無を検
出するセンサを含んでいる場合、表示部61は、地質マップM2に代えて、土質、地盤の種類、土壌の比抵抗(土壌比抵抗値ρ)、土壌のpH、土壌の酸化還元電位(Redox)、及び土壌における硫化物の検出の有無のいずれかを示すマップに切り換え操作可能な切換部E3を備えていてもよい。
次に、表示装置60の地質マップM1の表示方法について詳しく説明する。
図1、図6に示すように、演算処理装置51は、第1マップ演算部51aとグループ設定部51bを有している。第1マップ演算部51a及びグループ設定部51bは、演算処理装置51が有する電気・電子部品、電気回路、及び記憶媒体に格納されたプログラム等から構成されている。
第1マップ演算部51aは、第2記憶部53に記憶されている第1地質データ、即ち第1取得部11bが取得した地質情報、及び第3取得部11dが取得した位置情報に基づいて、土壌比抵抗値ρを作業場内のエリアQn毎に割り当てる処理を行う。例えば、メッシュサイズが5mである場合、第1マップ演算部51aは、エリアQnの1辺の幅(縦幅、横幅)を5mに設定して、5mごとに作業場を複数のエリアQnに区切り、土壌比抵抗値ρ(第2情報)を、当該メッシュサイズで区切ることで形成したエリアQnに入るデータとして分割する。ここで、第1マップ演算部51aは、エリアQnに入る土壌比抵抗値ρが複数ある場合には、例えば、データの値(土壌比抵抗値ρ)を平均し、平均値をエリアQnに対応する分割データD1nとして割り当てる。また、第1マップ演算部51aは、エリアQnに入るデータが1つである場合には、当該データをエリアQnに対応する分割データD1nとして割り当てる。
なお、メッシュサイズは、表示装置60を操作して設定変更することができてもよい。また、土壌比抵抗値ρ(第2情報)を、エリアQnに対応する分割データD1nに割り当てる方法は、上述した例に限定されない。
グループ設定部51bは、第1マップ演算部51aで割り当てられたエリアQn毎の分割データD1nに対して、グループを設定する。サーバ50に、予めグループ数とグループ毎の基準値(上限値、下限値)との関係を示すグループ設定情報が記憶されている場合、グループ設定部51bは、グループ設定情報を参照し、分割データD1nとグループ毎の基準値とを比較して、分割データD1n毎にグループを割り当てることで、グループを設定する。
なお、上述した実施形態において、地質マップM1は、作業場内を複数のエリアQn(n=1,2,3・・・n)に区分したメッシュ型であり、且つ土壌比抵抗値ρを示す複数のグループ(複数のランク)が割り当てられたマップであるが、表示部61は、第1取得部11bが取得した第1マップ演算部51aと、第3取得部11dが取得した作業機2の位置情報と、に基づいて、地質情報をマップに表示することができればよく、その表示するマップは上記構成に限定されない。
例えば、地質マップM1は、作業場における土壌比抵抗値ρを等高線で表示するようなマップであってもよい。また、本実施形態において、第1マップ演算部51a及びグループ設定部51bは、演算処理装置51が有する電気・電子部品、電気回路、及び第2記憶部53に格納されたプログラム等から構成されているが、第1マップ演算部51a及びグループ設定部51bは、表示装置60の表示制御装置62が有する電気・電子部品、電気回路、及び第3記憶部に格納されたプログラム等から構成されていてもよい。
上述した実施形態において、表示部61は、記憶装置53に記憶された地質情報及び作業機2の位置に基づいて、当該地質情報をマップで表示可能であるが、記憶装置53は、第1検出装置40が地質情報を検出した位置において、作業装置5が行う掘削作業の深度と当該深度と対応する地質情報及び位置情報を対応付け、第1地質データに代えて第2地質データとして記憶してもよい。また、図13に示すように、表示部61は、第2地質データに基づいて、地質情報を深度ごとにマップで表示してもよい。
図11に示すように、地質調査の支援システム1は、深度演算部11eと、第2取得部11cと、を備えている。深度演算部11e及び第2取得部11cは、制御装置11が有する電気・電子部品、電気回路、及び第1記憶部11aに格納されたプログラム等から構
成されている。深度演算部11eは、作業機2に設けられたセンサが検出した信号に基づいて、第1検出装置40が地質情報(第1情報)を検出した位置において、作業装置5が行う掘削作業の深度を算出可能である。例えば、作業装置5には、第1回転軸25c、第2回転軸26c、及び第3回転軸27cの回転角度を検出する角度センサ(ブーム角度センサ25d、アーム角度センサ26d、及び作業具角度センサ27d)が設けられており、深度演算部11eは、角度センサが検出した深度と、予め第1記憶部11aに記憶されている演算式と、に基づいて、作業装置5が掘削した深度を算出可能である。
具体的には、ブーム角度センサ25dは、ブーム25aの揺動角度(回動位置)を検出し、アーム角度センサ26dは、アーム26aの揺動角度(回動位置)を検出し、作業具角度センサ27dは、アーム26aの先端側に対するバケット27aの横軸27cの周りの揺動角度(回動位置)を検出する。本実施形態では、ブーム角度センサ25d、アーム角度センサ26d、及び作業具角度センサ27dとしてポテンショメータを用いているが、これに限らず、他の角度センサを用いてもよく、或いは、ブームシリンダ25b、アームシリンダ26b、及びバケットシリンダ27bのストローク(伸長位置)を検出し、その検出結果からブーム25a、アーム26a、及びバケット27aの揺動角度を算出するようにしてもよい。また、作業装置5の周辺を撮像する撮像装置(カメラ)を用いて、ブーム25a、アーム26a、及びバケット27aの揺動角度を算出し深度を検出するような構成であってもよい。
図12Aに示すように、深度演算部11eは、ブーム25a、アーム26a、及びバケット27aの揺動角度と各回動位置の間の距離等に基づいて、作業機2が接地している地表Sとの位置関係において作業装置5が掘削を行う深度d1を算出する。
なお、制御装置11は、作業機2の位置(位置情報)と、当該位置において第1検出装置40が検出した地質情報と、作業装置5が掘削した深度と、を対応付けて第2地質データとして記憶装置53に記憶させることができればよく、深度演算部11eによる深度の演算方法は、上述したように作業機2が接地している地表Sとの位置関係によらず、例えば、図12Bに示すように、掘削作業を行う前の地表(基準面)Sとの位置関係によって深度d2を算出してもよいし、その演算方法は、上記方法に限定されない。
深度演算部11eは、演算した深度を第2取得部11cに出力する。第2取得部11cは、深度演算部11eが演算した深度を取得する。制御装置11は、算出した土壌比抵抗値ρと、当該土壌比抵抗値ρに対応する位置情報及び深度を対応付けて第1記憶部11aに記憶する。第1記憶部11aが土壌比抵抗値ρ、位置情報、及び深度を記憶すると、制御装置11が第1通信部13及び第2通信部52を介して当該土壌比抵抗値ρ、位置情報、及び深度を取得し、対応付けて第2地質データとして記憶する。
また、図13に示すように、表示部61は、地質情報を検出した深度ごとに作業場の周辺地図に地質情報を示す地質マップM2を表示可能であってもよい。表示部61が表示する地質マップM2には、例えば第1検出装置40が検出した地質情報が表示される。
図13に示すように、地質マップM2は、地質マップM1同様に1つの作業場内を複数のエリアQn(n=1,2,3・・・n)に区分したメッシュ型のマップである。また、地質マップM2は、複数のエリアQnにそれぞれ対応する分割データD2n(n=1,2,3・・・n)に対して、当該分割データD2nの大きさ(値)に応じて、土壌比抵抗値ρを示す複数のグループ(複数のランク)が割り当てられたマップである。即ち、地質マップM2においては、複数のエリアQn毎に、予め割り当てられたグループ(ランク)が識別できるように、グループ(ランク)が色、数値、文字等で示されている。図13の例の場合、地質マップM2の複数のエリアQn内に示した数値が土壌比抵抗値ρを示している。
また、図13に示すように、表示部61は、地質マップM2に加えて、地質マップM2に表示する地質情報の深度を選択する選択部E4を表示する。選択部E4は、操作可能な表示画像であり、地質マップM2に表示する地質情報の深度の上限値と下限値を選択できる。なお、本実施形態において、選択部E4は地質情報の深度の上限値と下限値を選択するが、選択部E4は、地質情報の深度を選択するようなものであってもよい。
次に、表示装置60の地質マップM2の表示方法について詳しく説明する。図11に示すように、データ選択部51cと第2マップ演算部51dとを有している。データ選択部51c及び第2マップ演算部51dは、演算処理装置51が有する電気・電子部品、電気回路、及び記憶媒体に格納されたプログラム等から構成されている。データ選択部51cは、第2通信部52及び第3通信部63を介して、選択部E4で選択された地質情報の深度の上限値と下限値を取得し、当該上限値及び下限値に基づいて、当該深度の範囲内の第2地質データを選択する。
第2マップ演算部51dは、第2記憶部53に記憶されている第2地質データのうち、データ選択部51cが選択した第2地質データに基づいて、データ選択部51cで選択された深度に対応する土壌比抵抗値ρを作業場内のエリアQn毎に割り当てる処理を行う。例えば、選択部E4で地質情報の深度の上限値として「0.5m」と下限値「0m」が選択された場合、第2マップ演算部51dは、第2記憶部53に記憶されている第2地質データのうち、深度が0m以上、0.5m以下の土壌比抵抗値ρを作業場内のエリアQn毎に割り当てる処理を行う。第2マップ演算部51dは、第1マップ演算部51a同様、メッシュサイズごとに作業場を複数のエリアQnに区切り、土壌比抵抗値ρ(地質情報)を、当該メッシュサイズで区切ることで形成したエリアQnに入るデータとして分割する。このため、表示部61は、地質マップM2を表示することで所定の深度ごとに地質情報を作業場の周辺地図に表示可能である。
上述した作業機2は、機体3と、機体3に設けられ且つ掘削作業を行う作業装置5と、土壌の地質情報を検出する第1検出装置40と、を備えている。上記構成によれば、第1検出装置40は、作業装置5が掘削作業を行う際に、地質情報を検出でき、埋設管の近傍の地質情報を容易且つ適切に取得することができる。
また、機体3は、上下方向の軸心廻りに旋回自在である旋回台であり、作業装置5は、土壌から被掘削物を掬うバケット27aと、バケット27aを揺動させる揺動装置24と、を有し、第1検出装置40は、バケット27aに取り付けられている。上記構成によれば、第1検出装置40は、揺動装置24がバケット27aを揺動し当該バケット27aを土壌に突き刺した際に地質情報を検出でき、記憶装置53は、効率よく地質情報を収集することができる。このため、作業場のうち比較的深度が深い場所においても地質情報を収集することができる。
また、第1検出装置40は、バケット27aの内面側が形成する内部空間Xに設けられている。上記構成によれば、第1検出装置40は、バケット27aが掬った土壌の地質情報を検出できる。このため、掘削作業と地質情報の収集とを両立することができ、効率性を高めることができる。
また、作業機2は、内部空間Xに取り付けられ、且つ内部空間Xの被掘削物を検出する第2検出装置45を備え、第1検出装置40は、第2検出装置45が内部空間Xに被掘削物を検出した場合、作業場の地質情報を検出し、第2検出装置45が内部空間Xに被掘削物を検出しない場合、作業場の地質情報を検出しない。上記構成によれば、バケット27aが被掘削物(土砂等)を掬っていない場合に、第1検出装置40がバケット27aの内部空間Xの地質情報を検出することを抑制することができ、地質情報の誤検出を回避することができる。このため、地質情報の収集の精度を高めることができる。
また、第1検出装置40は、バケット27aの外面側に設けられている。上記構成によれば、第1検出装置40は、揺動装置24がバケット27aを揺動し当該バケット27aが土壌に突き刺されている際に地質情報を検出でき、当該第1検出装置40に土壌が残留することを抑止できる。このため、地質情報の収集の精度を高めることができる。
また、第1検出装置40は、第1電極部42aと第2電極部42bとを有しており、バケット27aは、先端側に取り付けられた1又は複数の爪部35を有しており、第1電極部42a及び第2電極部42bは、共通の爪部35に互いに離間して配置されている。上記構成によれば、第1検出装置40は、揺動装置24がバケット27aを揺動し爪部35が土壌に突き刺されている際に地質情報を検出できる。また、爪部35を土壌の深くに突き刺すことができるため、第1検出装置40に土砂等が残留することを抑止しつつ、作業
場のうち比較的深度が深い場所においても地質情報の収集が可能になる。
また、第1検出装置40は、複数の電極部42を有しており、バケット27aは、先端側に離間して取り付けられた複数の爪部35を有しており、複数の電極部42は、互いに異なる爪部35に配置されている。上記構成によれば、第1検出装置40は、揺動装置24がバケット27aを揺動し爪部35が土壌に突き刺されている際に地質情報を検出できる。また、爪部35を土壌の深くに突き刺すことができるため、第1検出装置40に土壌が残留することを抑止しつつ、作業場のうち比較的深度が深い場所においても地質情報の収集が可能になる。
また、第1検出装置40は、地質情報のうち土壌比抵抗値ρを検出する。上記構成によれば、第1検出装置40は、比較的簡単な構成であるため、作業装置5に取り付けた場合であっても、耐久性を維持することができ、上述した効果を奏する作業機2を容易に実現できる。
また、作業機2は、機体3の位置を検出する位置検出装置14と、地質情報又は地質情報に基づく演算によって得られる情報と地質情報の検出を行ったときの機体3の位置とを対応付けた記録データを生成する制御装置11と、を備えている。上記構成によれば、位置情報と地質情報とが対応しているため、記録データに基づいて位置情報及び地質情報のいずれか一方から他方を参照することができる。
また、制御装置11は、記録データにおいて、地質情報又は地質情報に基づく演算によって得られる情報と、地質情報の検出を行ったときの機体3の位置と、地質情報の検出を行った時期とを対応付ける。上記構成によれば、地質情報の検出を行った時期ごとに地質情報及び当該地質情報に対応する位置情報を参照することができる。
また、制御装置11は、記録データにおいて、地質情報又は地質情報に基づく演算によって得られる情報と、当該地質情報の検出を行ったときの機体3の位置と、当該位置に埋設している埋設管の情報とを対応付ける。上記構成によれば、埋設管の情報ごとに地質情報及び当該地質情報に対応する位置情報を参照することができ、埋設管の種類等ごとに地質情報の傾向を把握することができる。
また、作業機2は、記録データを外部に送信する送信装置(第1通信部)13を備えている。上記構成によれば、作業機2の外部において記録データを活用することができる。
また、地質調査の支援システム1は、作業機2と、記録データを受信する受信装置(第2通信部)52と、受信した記録データを記憶する記憶装置53とを有するサーバ50と、を備えている。上記構成によれば、記録データを蓄積することができ、記録データを一層容易に活用することができる。
また、地質調査の支援システム1は、記録データに応じた情報を表示する表示装置60を備えている。上記構成によれば、表示装置60に表示された情報を確認することで、記憶データに基づく情報を簡単に把握することができる。
以上、本発明について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 地質調査の支援システム
2 作業機
3 機体(旋回台)
5 作業装置
11 制御装置
13 第1通信部(送信装置)
14 位置検出装置
24 揺動装置
27a バケット
35 爪部
40 第1検出装置
42 電極部
42a 第1電極部
42b 第2電極部
45 第2検出装置
50 サーバ
53 記憶装置(第2記憶部)
60 表示装置
X 空間(内部空間)
ρ 土壌比抵抗値

Claims (14)

  1. 機体と、
    前記機体に設けられ且つ掘削作業を行う作業装置と、
    土壌の地質情報を検出する第1検出装置と、
    を備えている作業機。
  2. 前記機体は、上下方向の軸心廻りに旋回自在である旋回台であり、
    前記作業装置は、土壌から被掘削物を掬うバケットと、前記バケットを揺動させる揺動装置と、を有し、
    前記第1検出装置は、前記バケットに取り付けられている請求項1に記載の作業機。
  3. 前記第1検出装置は、前記バケットの内面側が形成する内部空間に設けられている請求項2に記載の作業機。
  4. 前記内部空間に取り付けられ、且つ前記内部空間の被掘削物を検出する第2検出装置を備え、
    前記第1検出装置は、
    前記第2検出装置が前記内部空間に被掘削物を検出した場合、作業場の前記地質情報を検出し、
    前記第2検出装置が前記内部空間に被掘削物を検出しない場合、前記作業場の前記地質情報を検出しない請求項3に記載の作業機。
  5. 前記第1検出装置は、前記バケットの外面側に設けられている請求項2に記載の作業機。
  6. 前記第1検出装置は、第1電極部と第2電極部とを有しており、
    前記バケットは、先端側に取り付けられた1又は複数の爪部を有しており、
    前記第1電極部及び前記第2電極部は、共通の前記爪部に互いに離間して配置されている請求項2に記載の作業機。
  7. 前記第1検出装置は、複数の電極部を有しており、
    前記バケットは、先端側に離間して取り付けられた複数の爪部を有しており、
    前記複数の電極部は、互いに異なる前記爪部に配置されている請求項2に記載の作業機。
  8. 前記第1検出装置は、前記地質情報のうち土壌比抵抗値を検出する請求項1〜7のいずれか1項に記載の作業機。
  9. 前記機体の位置を検出する位置検出装置と、
    前記地質情報又は前記地質情報に基づく演算によって得られる情報と前記地質情報の検出を行ったときの前記機体の位置とを対応付けた記録データを生成する制御装置と、を備えている請求項1〜8のいずれか1項に記載の作業機。
  10. 前記制御装置は、前記記録データにおいて、前記地質情報又は前記地質情報に基づく演算によって得られる情報と、前記地質情報の検出を行ったときの前記機体の位置と、前記地質情報の検出を行った時期とを対応付ける請求項9に記載の作業機。
  11. 前記制御装置は、前記記録データにおいて、前記地質情報又は前記地質情報に基づく演算によって得られる情報と、当該地質情報の検出を行ったときの前記機体の位置と、当該
    位置に埋設している埋設管の情報とを対応付ける請求項9又は10に記載の作業機。
  12. 前記記録データを外部に送信する送信装置を備えている請求項9〜11のいずれか1項に記載の作業機。
  13. 請求項12に記載の作業機と、
    前記記録データを受信する受信装置と、受信した前記記録データを記憶する記憶装置とを有するサーバと、
    を備えている地質調査の支援システム。
  14. 前記記録データに応じた情報を表示する表示装置を備えている請求項13に記載の地質調査の支援システム。
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