JP2021185647A - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線マルチホップネットワークの通信効率を改善する。【解決手段】無線通信装置は、無線マルチホップネットワークにおいて使用される。この無線通信装置は、エラー検出部、ヘッダ解析部、再送要求生成部、送信部を備える。エラー検出部は、受信パケットのエラーを検出する。ヘッダ解析部は、受信パケットのヘッダ部を解析して受信パケットの送信元を特定する。再送要求生成部は、エラー検出部によりエラーが検出され、且つ、ヘッダ解析部が受信パケットの送信元を特定したときに、受信パケットの再送を要求する再送要求を生成する。送信部は、再送要求を受信パケットの送信元に送信する。【選択図】図8

Description

本発明は、無線マルチホップネットワークにおいて使用される無線通信装置および無線通信方法に係わる。
複数のノードを備える無線ネットワークにおいて、マルチホップ方式で全ノードに情報を配布する際には、例えば、以下の手順のよりパケットが送信される。
(1)送信元ノードは、パケットをブロードキャストする。
(2)パケットを受信した各ノードは、中継ノードとして、そのパケットをブロードキャストする(マルチホップ転送)。
(3)ただし、各ノードは、過去に受信したパケットと同じパケットを新たに受信したときは、その新たに受信パケットを中継しない(重複送信の回避)。
上述の手順によれば、無線ネットワーク内のすべてのノードに効率よく情報が配布される。また、各ノードは、パケットを受信すると、送信元ノードにACK信号を送信する。このとき、各ノードは、通信効率を向上させるために、所定数のパケットの受信に対して1つのACK信号を送信することがある。なお、所定数のパケットの受信に対して1つのACK信号を送信する方式は、例えば、特許文献1に記載されている。そして、送信元ノードは、すべてのノードからACK信号を受信すると、次のパケットを送信する。
特開2006−060408号公報
上述の無線マルチホップネットワークにおいては、複数のノードが同時にブロードキャストを行うことがあるので、ノード数が多いときは、パケット衝突に起因するパケット損失が発生することがある。加えて、少ない消費電力で長距離伝送が可能な無線通信規格の1つとして、LPWA(Low Power Wide Area)通信が普及しつつある。そして、現在、データ送信の開始前にキャリアセンスを行わないLPWA通信が検討されている。このため、上述の無線マルチホップネットワークおよびLPWA通信の周波数帯が互いに重複するときは、無線マルチホップネットワークの通信がLPWAにより妨害されるおそれがある。
パケット損失が発生すると、送信元ノードは、いくつかのノードからACK信号を受信できなくなる。そうすると、送信元ノードは、パケット再送を行う。このとき、送信元ノードは、ACK信号を送信してこない各ノードに対して、例えば、先に送信したパケットをユニキャストで再送する。この場合、先のパケットを受信できなかったノードが多いケースでは、パケット再送のためのユニキャスト通信の回数が多くなり、通信効率が悪くなる。
本発明の1つの側面に係わる目的は、無線マルチホップネットワークの通信効率を改善することである。
本発明の1つの態様の無線通信装置は、無線マルチホップネットワークにおいて使用される。この無線通信装置は、受信パケットのエラーを検出するエラー検出部と、前記受信パケットのヘッダ部を解析して前記受信パケットの送信元を特定するヘッダ解析部と、前記エラー検出部によりエラーが検出され、且つ、前記ヘッダ解析部が前記受信パケットの送信元を特定したときに、前記受信パケットの再送を要求する再送要求を生成する再送要求生成部と、前記再送要求を前記受信パケットの送信元に送信する送信部と、を備える。
上述の態様によれば、無線マルチホップネットワークの通信効率が改善する。
本発明の実施形態に係わる無線通信システムの一例を示す図である。 ブロードキャストの一例を示す図である。 MPRノードを利用したブロードキャストの一例を示す図である。 無線通信システムの構成例およびマルチホップ経路の一例を示す図である。 マルチホップ通信によるブロードキャストの一例を示す図である。 ブロードキャストシーケンスの一例を示す図である。 ブロードキャスト転送において受信エラーが発生したときのシーケンスの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係わるブロードキャスト転送において受信エラーが発生したときのシーケンスの一例を示す図である。 各ノードに実装される無線通信装置の一例を示す図である。 自ノード情報および隣接ノード情報の例を示す図である。 パケットのフォーマットの例を示す図である。 送信元ノードに実装される無線通信装置の処理の一例を示すフローチャートである。 パケットを受信する無線通信装置の処理の一例を示すフローチャートである。
図1は、本発明の実施形態に係わる無線通信システムの一例を示す。無線通信システム100は、複数のノードを含み、マルチホップ方式でパケットを伝送する。この実施例では、無線通信システム100は、例えば、OLSRプロトコルに従ってパケットを伝送する。
無線通信システム100は、親ノード1および複数のノード2(2a〜2e、2p〜2v)を備える。ここで、無線通信システム100は、特に限定されるものではないが、例えば、センサネットワークである。この場合、各ノードにセンサが設けられる。そして、各ノードにおいて検出されるセンサデータは、親ノード1に送信される。このとき、親ノード1に隣接していないノードにおいて検出されるセンサデータは、1または複数のノードを経由して親ノード1に転送される。すなわち、マルチホップ転送が行われる。
親ノード1には、上位装置50が接続される。すなわち、親ノード1は、ゲートウェイとして動作する。上位装置50は、例えば、各ノード2から収集するデータを解析するサーバコンピュータである。また、上位装置50は、無線通信システム100に対して必要な通信制御指示を与えることができる。
親ノード1および各ノード2には、それぞれ無線通信装置が実装される。無線通信装置は、無線信号を送信できる。また、無線通信装置は、隣接ノードから送信される無線信号を受信できる。
親ノード1は、全ノード2a〜2e、2p〜2vにデータを配布することがある。この場合、データは、ブロードキャストパケットに格納されて送信される。例えば、無線通信装置が実行すべきプログラムを各ノード2に配布するときには、そのプログラムがブロードキャストパケットに格納されて送信される。この場合、親ノード1は、無線通信システム100においてブロードキャストされるデータの送信元である。よって、以下の記載では、親ノード1を「送信元ノード」と呼ぶことがある。
ノード2は、隣接ノードから受信するパケットを他のノードに転送できる。すなわち、ノード2は、中継ノードとして動作することがある。例えば、親ノード1からブロードキャストパケットが送信されたときは、ノード2は、必要に応じて、親ノード1または隣接ノードから受信するブロードキャストパケットを転送する。
上記構成の無線通信システム100において、各ノード2は、定期的に、Helloパケットをブロードキャストする。Helloパケットは、自分の存在を隣接ノードに通知するための制御パケットである。よって、各ノード2は、受信したHelloパケットの送信元を特定することにより、自分に隣接するノードを認識できる。そして、各ノード2は、自分に隣接するノードを表す隣接ノード情報を作成し、自ノード内のメモリに保存する。また、各ノード2により作成される隣接ノード情報は、ノード間で交換される。
各ノード2により作成される隣接ノード情報は、親ノード1に送信される。すなわち、親ノード1は、各ノード2の隣接ノード情報を収集する。したがって、親ノード1は、無線通信システム100のトポロジを認識できる。
図2は、ブロードキャストの一例を示す。図2に示す例では、親ノード1がノード2a〜2e、2p〜2vにデータを配布する。すなわち、親ノード1は、ブロードキャストパケットを送信する。ただし、親ノード1から送信されるブロードキャストパケットは、ノード2a〜2eに到達するが、ノード2p〜2vには到達しない。なお、ブロードキャストパケットには、例えば、宛先アドレスとしてブロードキャストアドレスが設定される。
各ノード2a〜2eは、親ノード1から受信したパケットをブロードキャストする。このとき、ノード2aから送信されるパケットは、ノード2p〜2rに到達する。同様に、ノード2bから送信されるパケットはノード2q〜2sに到達し、ノード2cから送信されるパケットはノード2r〜2tに到達し、ノード2dから送信されるパケットはノード2s〜2uに到達し、ノード2eから送信されるパケットはノード2t〜2vに到達する。これにより、ゲートウェイノード1から送信されるデータが全ノード2a〜2e、2p〜2vにより受信される。
なお、ノード2aから送信されるパケットは、ノード2p〜2r以外のノードにも到達し得る。たとえば、ノード2aから送信されるパケットは、親ノード1に到達する。ただし、このパケットに含まれるデータは、親ノード1が送信したデータと同じである。よって、この場合、親ノード1は、ノード2aから受信したパケットを転送しない。また、ノード2aから送信されるパケットは、ノード2bにも到達するものとする。ただし、このパケットに含まれるデータは、ノード2bが先に親ノード1から受信したデータと同じである。よって、この場合、ノード2bは、ノード2aから受信したパケットの再転送を行わない。
このように、図2に示す例では、ブロードキャストパケットを受信した各ノード2がそのパケットをブロードキャスト(再転送を除く)する。具体的には、ノード2a〜2eがそれぞれブロードキャスト転送を行う。このため、パケット衝突が起こりやすく、また、通信効率が低下することがある。
これらの問題は、例えば、MPR(multipoint relay)ノードを選択することにより緩和される。MPRノードは、ノード2a〜2e、2p〜2vの中から選択され、ブロードキャスト転送を実行する。即ち、MPRノードは、ブロードキャスト通信において中継ノードとして動作する。これに対して、MPRノードとして選択されていないノード2は、ブロードキャストパケットを受信してもブロードキャスト転送を実行しない。この結果、過剰なパケット転送が抑制されるので、パケットの衝突が抑制され、また、通信効率が改善する。
図3は、MPRノードを利用したブロードキャストの一例を示す。図3に示す例では、ノード2a、2c、2eがMPRノードとして選択されている。
親ノード1は、図2に示すケースと同様に、ブロードキャストパケットを送信する。そして、親ノード1から送信されるブロードキャストパケットは、ノード2a〜2eに到達する。
ノード2a、2c、2eは、MPRノードとして選択されているので、それぞれ親ノード1から受信したブロードキャストパケットを転送する。このとき、ノード2aから送信されるパケットはノード2p〜2rに到達し、ノード2cから送信されるパケットはノード2r〜2tに到達し、ノード2eから送信されるパケットはノード2t〜2vに到達する。したがって、親ノード1から送信されるデータが全ノード2a〜2e、2p〜2vにより受信される。
他方、MPRノードとして選択されていないノード(図3に示す例では、ノード2b、2d)は、ブロードキャスト転送を行わない。したがって、図2に示すケースと比較すると、パケット衝突が発生する確率が低下し、通信効率が改善し得る。
図4は、無線通信システムの構成例およびマルチホップ経路の一例を示す。この実施例では、無線通信システムは、図4(a)に示すように、親ノードPおよび複数のノードA〜Hを備える。親ノードPおよび複数のノードA〜Hには、それぞれ、無線通信装置が実装されている。
各ノードA〜Hは、上述したように、Helloパケットを利用して隣接ノードを検出する。例えば、各ノードA〜Hは、他のノードから送信される無線信号の受信レベルに基づいて隣接ノードを検出する。この場合、あるノードから送信される無線信号の受信レベルが所定の閾値より高いときに、そのノードを隣接ノードと判定する。或いは、他のパラメータに基づいて隣接ノードを検出してもよい。例えば、通信成功率または受信信号の信号対雑音比などに基づいて隣接ノードを検出してもよい。
各ノードA〜Hは、検出した隣接ノードを表す隣接ノード情報を自ノード内のメモリに保存すると共に、その隣接ノード情報を親ノードPに送信する。即ち、親ノードPは、各ノードA〜Hの隣接ノード情報を受信する。よって、親ノードPは、無線通信システムのネットワークトポロジを認識することができる。この実施例では、図4(b)に示すネットワークトポロジが得られるものとする。なお、図4(b)において、ノード間を接続する実線はリンクを表す。また、1本のリンクにより接続される1組のノードは、互いに隣接ノードである。
親ノードPは、ネットワークトポロジに基づいて、ブロードキャストのためのマルチホップ経路を決定する。マルチホップ経路の決定は、中継ノード(図3に示す例では、MPRノード)を指定することで実現される。この実施例では、図4(c)に示すように、ノードA、B、Cが中継ノードとして選択されている。
親ノードPから各ノードA〜Hへのブロードキャストは、以下のよう行われる。まず、図5(a)に示すように、親ノードPは、ブロードキャストパケットを送信する。このパケットは、親ノードPの隣接ノード(即ち、ノードA、E)に到達する。そうすると、中継ノードとして選択されているノードAは、図5(b)に示すように、受信パケットをブロードキャストする。このパケットは、ノードAの隣接ノード(即ち、ノードB、F、E、および親ノードP)に到達する。但し、ノードEは、先に親ノードPから同じパケットを受信しているので、そのパケットを廃棄する。また、親ノードは、そのパケットの送信元なので、そのパケットを廃棄する。なお、図5(b)〜図5(d)に示す破線矢印は、受信先ノードで廃棄されることになるパケットに伝送を表している。
中継ノードとして選択されているノードBは、図5(c)に示すように、受信パケットをブロードキャストする。このパケットは、ノードBの隣接ノード(即ち、ノードC、G、F、E、A)に到達する。ただし、ノードF、E、Aは、先に同じパケットを受信しているので、そのパケットを廃棄する。さらに、中継ノードとして選択されているノードCは、図5(d)に示すように、受信パケットをブロードキャストする。このパケットは、ノードCの隣接ノード(即ち、ノードD、H、G、F、B)に到達する。ただし、ノードG、F、Bは、先に同じパケットを受信しているので、そのパケットを廃棄する。このように、親ノードPから送信されるブロードキャストパケットは、マルチホップ通信により全ノードA〜Hにブロードキャストされる。
図6は、ブロードキャストシーケンスの一例を示す。この例では、図4(b)に示す無線ネットワークにおいて、図4(c)に示すマルチホップ経路が設定されているものとする。また、連続する10個のパケットに対して1個のACK信号が返送される。
親ノードPは、パケットP1〜P10を順番にブロードキャストする。各パケットP1〜P10は、図4(c)に示す経路を介してノードA〜Hに転送される。各ノードA〜Hは、パケットP1〜P10を受信すると、親ノードPにACK信号を送信する。ACK信号は、例えば、図4(c)に示す経路を逆方向に転送される。そして、親ノードPは、すべてのノードからACK信号を受信すると、次のパケットを送信する。図6では、ノードB〜D、F〜Hから送信されるACK信号は省略されている。
なお、本発明は、上述のシーケンスに限定されるものではない。例えば、各ノードは、1つのパケットを受信する毎に親ノードPにACK信号を送信してもよい。
図7は、ブロードキャスト転送において受信エラーが発生したときのシーケンスの一例を示す。この例では、ノードAにおいて、親ノードPから送信されるパケットPnの受信エラーが発生している。受信エラーは、例えば、受信信号を復号することで得られるビット列がエラーを含む状態を表す。この場合、受信エラーは、例えば、パケットの末尾に付与されている誤り検出コード/誤り訂正コードを用いて検出される。なお、図7においては、説明を簡単にするために、各ノードは、1つのパケットを受信する毎に親ノードPにACK信号を送信するものとする。
ノードAにおいてパケットPnの受信エラーが発生したときは、ノードAからノードB〜D、F〜Hへの転送は行われない。すなわち、ノードAにおいてパケットPnの受信エラーが発生したときは、ノードB〜D、F〜HはパケットPnを受信しない。この場合、親ノードPは、ノードEからACK信号を受信するが、ノードA〜D、F〜HからACK信号を受信することはない。そして、親ノードPは、パケットPnを送信した時刻から所定のタイムアウト期間が経過するまでの間に全てのノードからACK信号を受信できなかったときには、再送処理を実行する。具体的には、親ノードPは、ユニキャスト通信で、ノードA〜D、F〜Hに対してパケットPnを再送する。すなわち、パケットPnを受信できなかったノードの数と同じ回数のユニキャスト通信が実行される。この結果、通信効率が悪くなる。なお、親ノードPに近いノードで受信エラーが発生したときほど、通信効率が悪くなりやすい。また、中継ノードで受信エラーが発生したときに、通信効率が悪くなりやすい。
図8は、本発明の実施形態に係わるブロードキャスト転送において受信エラーが発生したときのシーケンスの一例を示す。この例では、図7に示すケースと同様に、ノードAにおいてパケットPnの受信エラーが発生している。また、各ノードは、1つのパケットを受信する毎に親ノードPにACK信号を送信するものとする。
ノードAは、パケットPnの受信エラーを検出したときは、そのパケットPnの送信元を特定できるか否かを判定する。受信パケットの送信元は、例えば、そのパケットのヘッダ部内の所定の領域に設定されている。なお、受信パケットのデータ部においてエラーが検出されたときであっても、ヘッダ部が正しく再生されることがある。
パケットPnの送信元を特定できたときは、ノードAは、パケットPnの再送を要求する再送要求を生成する。そして、ノードAは、パケットPnの送信元に対して再送要求を送信する。この例では、パケットPnの送信元は親ノードPである。したがって、ノードAは、親ノードPに再送要求を送信する。そうすると、親ノードPは、ノードAから受信する再送要求に応じて、パケットPnの再送を実行する。このとき、親ノードPは、パケットPnをブロードキャストする。この結果、再送されたパケットPnは、ノードA〜Hに転送される。なお、ノードEは、先にパケットPnを受信しているので、新たに受信するパケットPnを廃棄してもよい。
このように、本発明の実施形態に係わるブロードキャスト転送においては、あるノードにおいて受信エラーが発生した場合であっても、受信パケットの送信元が特定されるときには、再送要求が生成される。そして、送信元ノード(図8では、親ノードP)は、再送要求に応じて、ブロードキャストパケットを再送する。したがって、本発明の実施形態に係わるシーケンスによれば、受信エラーを回復させるために必要な通信量が削減される。例えば、図7に示すケースでは、受信エラーが発生した後に、7回のユニキャスト通信が行われる。これに対して本発明の実施形態では、図8に示すように、受信エラーが発生した後に1回のブロードキャスト通信が行われるだけである。
なお、送信元ノードは、パケットを送信した時刻からタイムアウト期間内にACK信号を受信できるか否かをモニタするが、図8に示す例では、送信元ノードは、再送要求を受信したときに、タイムアウト期間をカウントするタイマをリセットしてもよい。この場合は、送信元ノードは、再送要求に起因する再送信を行った時刻からタイムアウト期間内にACK信号を受信できるか否かをモニタする。
また、受信エラーに起因する再送要求の生成は、各ノードが実行できる。例えば、ノードBにおいて受信エラーが検出され、受信パケットの送信元としてノードAが特定された場合、ノードBは、再送要求を生成してノードAに送信する。そうすると、ノードAは、先に送信したパケットをブロードキャストする。なお、各ノードは、受信パケットを自ノード内のメモリに保存しているものとする。
図9は、各ノードに実装される無線通信装置の一例を示す。各ノードに実装される無線通信装置10は、図9に示すように、無線送信部11、無線受信部12、通信IF13、メモリ14、および制御部15を備える。なお、無線通信装置10は、図9に示していない他の回路または機能を備えてもよい。
無線送信部11は、制御部15から与えられる指示に従って無線信号を送信する。したがって、制御部15が送信パケットまたは転送パケットを出力したときは、無線送信部11は、そのパケットを送信する。無線受信部12は、他のノードから送信される無線信号を受信する。したがって、他のノードからパケットが送信されたときは、無線受信部12は、そのパケットを受信する。通信IF13は、自ノード内に実装されているデバイスとの間のインタフェースを提供する。この例では、各ノードにセンサが実装されている。よって、通信IF13は、センサから出力されるセンサデータを受信することができる。
メモリ14には、自ノード情報および隣接ノード情報が保存される。また、メモリ14は、無線受信部12が受信したパケットを一時的に保存するパケットバッファを含む。なお、メモリ14には、特に図示しないが、無線通信装置10の動作を記述したプログラムが格納される。
自ノード情報は、図10(a)に示すように、自ノードアドレス、上流ノードアドレスおよび中継ノードフラグを含む。自ノードアドレスは、無線通信装置10が実装されているノードを識別する。上流ノードアドレスは、親ノードPから各ノードA〜Hへのブロードキャストのためのマルチホップ経路において、親ノード側の隣接ノードを識別する。例えば、図4(c)に示す例では、ノードD、Hにとっての上流ノードはノードCであり、ノードC、Gにとっての上流ノードはノードBであり、ノードB、Fにとっての上流ノードはノードAであり、ノードA、Eにとっての上流ノードは親ノードPである。中継ノードフラグは、ブロードキャストパケットを中継するか否かを表す。図4(c)に示す例では、ノードA〜Cがそれぞれ中継ノードとして選択されている。なお、自ノードアドレスは、予め各ノードに割り当てられている。また、上流ノードアドレスおよび中継ノードフラグは、例えば、親ノードPから各ノードに通知される。
隣接ノード情報は、図10(b)に示すように、受信監視手順において検出された1または複数のノードのアドレスおよび受信品質を表す情報を含む。受信監視手順は、たとえば、Helloパケットを監視する。受信品質としては、例えば、受信レベル、通信成功率、または受信信号の信号対雑音比が検出される。そして、隣接ノード情報として、例えば、所定の閾値より良好な受信品質を提供するノードが登録される。或いは、隣接ノード情報として、受信品質が良好な方から順番に所定数のノードが登録される。
制御部15は、無線通信装置10のパケット通信を制御する。例えば、通信IF13がセンサデータを取得したときは、制御部15は、そのセンサデータを含むパケットを作成し、無線送信部11を利用して送信する。また、無線受信部12が他のノードからパケットを受信したときは、制御部15は、そのパケットを解析して処理する。さらに、制御部15は、エラー検出部21、ヘッダ解析部22、再送要求生成部23、および再送制御部24を備える。なお、制御部15は、この実施例では、プロセッサにより実現される。
エラー検出部21は、無線受信部12が受信したパケットの受信エラーを検出する。ここで、無線通信システム100において送信されるパケットは、例えば、図11(a)に示すように、ヘッダ部、データ部、チェックコードから構成される。ここで、チェックコードは、誤り検出符号または誤り訂正符号であり、例えば、データ部のビット列に基づいて作成される。そして、エラー検出部21は、チェックコードを利用して、受信エラーが発生しているか否かを検出する。なお、チェックコードが誤り訂正符号であるときは、エラー検出部21は、訂正できないエラーが発生したときに受信エラーが発生したと判定してもよい。
ヘッダ解析部22は、無線受信部12が受信したパケットのヘッダ部を解析する。ヘッダ部は、パケットの送信元アドレス(SA)および宛先アドレス(DA)を含む。なお、ブロードキャストパケットの宛先アドレスは、予め決められたブロードキャストアドレスである。そして、受信パケットのヘッダ部を再生できたときには、ヘッダ解析部22は、受信パケットのヘッダ部からそのパケットの送信元アドレスおよび宛先アドレスを取得する。
なお、図11(a)に示す例では、データ部に対してチェックコードが付与されているが、本発明はこのフォーマットに限定されるものではない。例えば、図11(b)に示すように、ヘッダ部に対してチェックコードHが付与され、データ部に対してチェックコードDが付与されるフォーマットであってもよい。このフォーマットによれば、ヘッダ部で受信エラーが発生しているか否か、及び、データ部で受信エラーが発生しているか否かを個々に判定できる。
また、一般に、データ部と比較してヘッダ部のサイズは小さい(例えば、ヘッダ部:20バイト、データ部:200バイト)。よって、データ部と比較して、ヘッダ部において受信エラーが発生する確率は低い。すなわち、データ部において受信エラーが発生し、且つ、ヘッダ部において受信エラーが発生していない状況は、十分に起こり得る。
再送要求生成部23は、エラー検出部21により受信エラーが検出され、且つ、ヘッダ解析部22が受信パケットの送信元を特定できたときに、受信パケットの再送を要求する再送要求を生成する。このとき、再送要求生成部23は、受信エラーが検出され、且つ、受信パケットがブロードキャストパケットであり、且つ、受信パケットの送信元を特定できたときに、受信パケットの再送を要求する再送要求を生成してもよい。
再送要求は、ユニキャストパケットに格納される。このパケットの送信先アドレスは、ヘッダ解析部22により特定された送信元を表す。そして、無線送信部11は、このパケットを送信する。この結果、再送要求を含むパケットは、無線受信部12が受信したパケットの送信元に到達する。
再送制御部24は、パケット再送に係わる処理を実行する。すなわち、再送制御部24は、再送要求を含むパケットを受信したときに、先に送信したパケットを再送する。先に送信したパケットは、メモリ14内のパケットバッファに保存されている。なお、再送制御部24は、ACK信号の監視を行ってもよい。この場合、再送制御部24は、すべてのノードからACK信号を受信すると、パケット再送が不要であると判定する。
図12は、送信元ノードに実装される無線通信装置の処理の一例を示すフローチャートである。この例では、無線通信装置10は、S1において、ブロードキャストパケットを送信する。また、再送制御部24は、ブロードキャストパケットの送信時にタイマを起動する。なお、S1で送信したブロードキャストパケットは、メモリ14内のパケットバッファに保存されている。
S2〜S4において、再送制御部24は、再送要求およびACK信号の受信をモニタする。そして、再送要求を受信したときは、再送制御部24は、S5において、先に送信したブロードキャストパケットを再送する。この場合、タイマが再設定され、再送制御部24の処理はS2に戻る。なお、タイマがタイムアウトする前にすべてのノードからACK信号を受信したときは、再送制御部24の処理は終了する。
すべてのノードからACK信号を受信する前にタイマがタイムアウトしたときは、再送制御部24は、S6において、ユニキャスト通信による再送処理を実行する。すなわち、再送制御部24は、ACK信号を送信してこない各ノードに、ユニキャスト通信で、先に送信したパケットを送信する。このとき、パケットの宛先アドレスは、それぞれ、ACK信号を送信してこないノードを表す。
図13は、パケットを受信する無線通信装置の処理の一例を示すフローチャートである。この例では、無線通信装置10は、他の無線通信装置から送信される無線信号を受信する。なお、無線通信装置10は、パケットの先頭を検知できるものとする。
S11において、制御部15は、受信信号を復号する。ただし、受信信号からビット列を再生する処理は、無線受信部12が行ってもよい。そして、S12において、エラー検出部21は、受信エラーの有無を判定する。受信エラーは、上述したように、例えば、受信パケットのチェックコードを利用して検出される。
受信エラーが発生していないとき(あるいは、受信エラーを訂正可能なとき)は、S13において、制御部15は、受信パケットをメモリ14内に設けられているパケットバッファに保存する。S14において、制御部15は、自ノードが中継ノードか否かを判定する。自ノードが中継ノードか否かを表すフラグは、図10(a)に示すように、自ノード情報としてメモリ14に保存されている。そして、自ノードが中継ノードであるときは、S15において、制御部15は、受信パケットを転送する。
受信エラーが検出されたときは、S16において、ヘッダ解析部22は、受信パケットのヘッダ部を解析する。そして、ヘッダ部が有効であれば、ヘッダ解析部22は、S17において、受信パケットがブロードキャストパケットであるか否かを判定する。なお、受信パケットがブロードキャストパケットであるか否かは、例えば、宛先アドレスにより判定可能である。
受信パケットがブロードキャストパケットであるときは、S18において、ヘッダ解析部22は、受信パケットの送信元アドレスを特定する。S19において、再送要求生成部23は、受信パケットの再送を要求する再送要求を生成する。再送要求は、ユニキャストパケットに格納される。また、このユニキャストパケットの宛先アドレスとして、S18で特定された送信元を識別する値が設定される。そして、S20において、無線送信部11は、再送要求を含むユニキャストパケットを送信する。
このように、無線通信装10は、受信エラーを検出し、且つ、受信パケットの送信元を特定でき、且つ、受信パケットがブロードキャストパケットであったときに、その受信パケットの送信元に再送要求を送信する。この再送要求は、図12に示すフローチャートでは、S2おいて受信される。
なお、図13に示す例では、受信パケットがブロードキャストパケットであったときに再送要求が生成されるが、本発明はこの方式に限定されるものではない。すなわち、無線通信装置10は、受信パケットがブロードキャストパケットでないときに再送要求を生成してもよい。
また、無線通信装置10は、自ノードが中継ノードであるときに限って再送要求を生成してもよい。例えば、図7〜図8に示す例では、中継ノードとして動作するノードAにおいて受信エラーが検出されている。この場合、図7に示すように、再送を行わないケースでは、この中継ノードの下流側のノード(即ち、ノードB〜D、F〜H)がパケットを受信できないことになり、多数のユニキャスト通信が必要となる。すなわち、中継ノードで受信エラーが検出されたときに再送が行われれば、図7に示すユニキャスト通信が回避または抑制される。
更に、S18において受信パケットの送信元を特定する処理は、必ずしも、受信パケットのヘッダ部から送信元アドレスを取得しなくてもよい。例えば、図4(c)に示すように、ブロードキャスト通信のためのマルチホップ経路が予め指定されているときは、図10(a)に示すように、無線通信装置10は、そのマルチホップ経路上での上流ノードのアドレスを自ノード情報として保持している。よって、この場合、無線通信装置10は、受信パケットを処理する必要があると判定したとき(例えば、受信パケットがブロードキャストパケットであり、そのパケットを転送する必要があるとき)に、自ノード情報を参照することで、受信パケットの送信元を特定できる。
10 無線通信装置
11 無線送信部
12 無線受信部
13 通信IF
14 メモリ
15 制御部
21 エラー検出部
22 ヘッダ解析部
23 再送要求生成部
24 再送制御部
100 無線通信システム

Claims (6)

  1. 無線マルチホップネットワークにおいて使用される無線通信装置であって、
    受信パケットのエラーを検出するエラー検出部と、
    前記受信パケットのヘッダ部を解析して前記受信パケットの送信元を特定するヘッダ解析部と、
    前記エラー検出部によりエラーが検出され、且つ、前記ヘッダ解析部が前記受信パケットの送信元を特定したときに、前記受信パケットの再送を要求する再送要求を生成する再送要求生成部と、
    前記再送要求を前記受信パケットの送信元に送信する送信部と、
    を備える無線通信装置。
  2. 前記受信パケットのヘッダ部が有効であり、且つ、前記受信パケットのデータ部においてエラーが検出されたときに、前記ヘッダ解析部は、前記受信パケットのヘッダ部に設定されている送信元アドレスを取得し、前記送信部は、前記再送要求を前記送信元アドレスに送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記無線マルチホップネットワークにおいて転送されるパケットは、前記ヘッダ部のエラーを検出する第1のチェックコードおよび前記データ部のエラーを検出する第2のチェックコードを含み、
    前記第1のチェックコードを利用するエラー検出において前記ヘッダ部のエラーが検出されず、且つ、前記第2のチェックコードを利用するエラー検出において前記データ部のエラーが検出されたときに、前記送信部は、前記再送要求を前記送信元アドレスに送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記ヘッダ解析部は、前記受信パケットがブロードキャストパケットであるか否かを判定し、
    前記受信パケットがブロードキャストパケットであるときに、前記送信部は、前記再送要求を前記受信パケットの送信元に送信する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の無線通信装置。
  5. 前記無線マルチホップネットワークにおいてブロードキャストパケットの経路が予め決められており、
    前記無線通信装置のメモリには、前記経路上の1ホップ上流側のノードを識別する上流ノードアドレスが記録されており、
    前記受信パケットがブロードキャストパケットであるときに、前記送信部は、前記再送要求を、前記メモリに記録されている上流ノードアドレスに送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  6. 複数のノードを備える無線マルチホップネットワークにおいて使用される無線通信方法であって、
    前記複数のノードの中の第1のノードに実装される第1の無線通信装置は、ブロードキャストパケットを送信し、
    前記複数のノードの中の第2のノードに実装される第2の無線通信装置は、
    前記ブロードキャストパケットを受信し、
    前記ブロードキャストパケットのエラーを検出し、且つ、前記ブロードキャストパケットの送信元を特定したときに、前記ブロードキャストパケットの再送を要求する再送要求を生成し、
    前記再送要求を前記ブロードキャストパケットの送信元に送信し、
    前記第1の無線通信装置は、前記再送要求に応じて、前記ブロードキャストパケットを再送する
    ことを特徴とする無線通信方法。
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