JP2021184555A - 読取装置、出力装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、本発明は、光源の光量を共通にした拡散反射光及び正反射光がイメージセンサに到達したときの光量の差異を抑制することを目的とする。
請求項2に係る発明によれば、読取領域に直接到達する光を用いない場合に比べて、拡散反射光による画像の輝度を高めることができる。
請求項3に係る発明によれば、光量の関係が本発明と反対の場合に比べて、光源の光量を共通にした拡散反射光及び正反射光が受光素子に到達したときの光量の差異を抑制することができる。
請求項4に係る発明によれば、原稿から光源までの離れ具合が本発明と反対の場合に比べて、各反射面の配置を、光源の光量を共通にした拡散反射光及び正反射光が受光素子に到達したときの光量の差異が抑制される配置にしやすくすることができる。
請求項5に係る発明によれば、光源が異なる側に配置されている場合に比べて、光源への電力供給のための配線が短くて済むようにすることができる。
請求項6に係る発明によれば、第1端及び前記第2端を隣接させない場合に比べて、各発光部への電力供給のための配線を短くすることができる。
請求項7に係る発明によれば、第1基板及び第2基板が別部品である場合に比べて、部品製造のコストを削減することができる。
請求項8に係る発明によれば、留め具の位置が本発明と異なる場合に比べて、第1発光部及び第2発光部をより近づけて配置することができる。
請求項9に係る発明によれば、本発明と異なる順番で部品を取り付ける場合に比べて、取り付けの作業を容易にすることができる。
請求項10に係る発明によれば、1方向から部品を取り付ける場合に比べて、取り付け位置の誤差が大きくなることを抑制することができる。
請求項11に係る発明によれば、原稿から反射部までの離れ具合が本発明と反対の場合に比べて、各反射部の配置を、光源の光量を共通にした拡散反射光及び正反射光が受光素子に到達したときの光量の差異が抑制される配置にしやすくすることができる。
図1は実施例に係る画像読取装置10のハードウェア構成を表す。画像読取装置10は、原稿に表された画像を読み取る装置である。画像読取装置10は本発明の「読取装置」の一例である。画像読取装置10は、プロセッサ11と、メモリ12と、ストレージ13と、通信部14と、UI部15(UI=User Interface)と、画像形成部16と、画像読取部20とを備えるコンピュータである。
図4は拡散反射用リフレクタ33の周辺を拡大して表す。拡散反射用リフレクタ33は、出射面313から出射された光を原稿2の読取領域R1に向けて反射し、正反射用の光(原稿2により正反射される光)を読取領域R1に向け照射する反射面331を有する部材である。拡散反射用リフレクタ33は本発明の「第1反射部」の一例である。反射面331は、本実施例では、平面の形をしている。
図6は正反射用リフレクタ34の周辺を拡大して表す。正反射用リフレクタ34は、出射面323から出射された光を原稿2の読取領域R1に向けて反射し、拡散反射用の光(原稿2により拡散反射される光)を読取領域R1に向け照射する反射面341を有する部材である。正反射用リフレクタ34は本発明の「第2反射部」の一例である。反射面341は、本実施例では、平面の形をしている。
図9は原稿2が浮いた場合を説明するための図である。図9(a)はミラー35を読取領域R1からみて鉛直下方に配置しない場合を示し、図9(b)はミラー35を読取領域R1からみて鉛直下方に配置した場合を示す。
図10は光源311及び光源321を拡大して表す。光源311は、電子回路を支持する基板111と、光を発する発光部112と、基板111を固定する留め具113とを有する。発光部112は、例えばLEDアレイであり、基板111の下側の端114に寄せて設けられている。
上述した実施例は本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、実施例及び各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
拡散反射光用の拡散反射用リフレクタ33の反射面331及び正反射光用の正反射用リフレクタ34の反射面341は実施例では平面であったが、これに限らない。例えば反射面341は、導光体322の出射面323から出射された光を原稿2に向けて収束光になるように反射する形状(通常は凹面の形状)にして、光の幅を狭めるようにしたものであってもよい。
なお、上記実施例ではLEDが長手方向に複数設けられている例を説明したが、導光体が長手方向に伸び、その長手方向の端部にパワーLEDが設けられている構成であってもよい。また、導光体を使用せず、長手方向に複数設けられたLEDからの光を直接原稿に向けてもよい。
上記実施例では、入射光と反射光の角度を小さく設定する例を示したが、正反射光をイメージセンサ60まで導ける角度配置になっていればよい。また、上記実施例では、拡散反射光を照射する部材(出射部及びリフレクタ)の方が正反射光を照射する部材よりも原稿に近い例を示したが、拡散反射光を照射する部材の方が原稿から遠くてもよい。その場合、例えば、正反射光の入射角度及び出射角度を例えば原稿に対して40°ずつ傾けるように配置する。このようにすることで、なるべく0°に近い角度を狙うよりも、原稿に向けた光路と原稿からの光路を距離的に離すことができるため、部品の配置が容易になる。
図14は本変形例のキャリッジ30bを拡大して表す。キャリッジ30bは、正反射用光照射部32bと、拡散反射用光照射部31bと、正反射用リフレクタ34bと、ミラー35bとを有する。
上記実施例では、光軸C1が光路の中央に位置していたが、光軸C1を含みつつ光路の片側に寄せてもよいし、光軸C1を光路に含めないようにしてもよい。
図15は本変形例のキャリッジ30cを拡大して表す。キャリッジ30cは、図3に表す拡散反射用光照射部31に加えて、光軸C1cが正反射用リフレクタ34cからずれた位置に向いている正反射用光照射部32cを備える。
図16は正反射用光照射部32cが出射した光の光量分布の一例を表す。図16の例では、正反射用光照射部32cから所定の距離に位置する平面を主走査方向A1に沿った方向に見た場合における光量の分布D1cがグラフに表されている。
光照射部の形状は実施例で述べたものに限らない。例えば、光照射部は、出射面が長方形以外の形をしていてもよい。また、出射部は、1つの面ではなく2以上の面を出射面として備えていてもよい。
上記実施例では縮小光学系の読取装置を示したが、等倍光学系の読取装置に適用してもよい。等倍光学系は、例えばCIS(Contact Image Sensor:密着型イメージセンサ)などがあり、光を発するLED光源と原稿2で反射した光が通る等倍レンズであるセルフォック(登録商標)レンズとその延長上に設けられた受光素子など一体になって構成されている。
上記実施例では、原稿台に置かれた原稿を読み取る読取装置を説明したが、これに限らず、例えば、搬送中の原稿の搬送方向に配置されたインラインセンサーなどに適用し、搬送中の用紙を原稿として読み取る読取装置に適用してもよい。上記実施例では、1つの原稿に対して、正反射用光源を点灯させる読み取りと、拡散反射用光源を点灯させる読み取りとの2回の読み取りを行った。
画像読取装置10が読み取った結果が出力されてもよい。
図18は本変形例の画像形成装置70を表す。画像形成装置70は、図2に記載の画像読取装置10を備える。読取領域における正反射光が強ければ強いほど、その読取領域の光沢度が高くなっているので、原稿のどの位置がどの程度光沢原稿であったかが、CPUなどでの算出により求められる。この場合、拡散反射光との差分も用いてもよい。
Claims (13)
- 第1光源が発した決められた光量の光を原稿の読取領域で拡散反射させて受光素子まで導く拡散光学系と、
第2光源が発した前記光量の光を前記読取領域で正反射させて受光素子まで導く正反射光学系であって、前記読取領域に到達する光の光量が前記拡散光学系における当該光量に比べて少ない正反射光学系と
を備える読取装置。 - 前記拡散光学系は、前記第1光源が発して前記読取領域に直接到達して拡散反射された光も前記受光素子まで導く
請求項1に記載の読取装置。 - 前記拡散光学系は第1反射部を、前記正反射光学系は第2反射部をそれぞれ有し、
前記第2反射部で反射される光は、前記第1反射部で反射される光よりも少ない
請求項1に記載の読取装置。 - 前記第2光源は、前記第1光源よりも前記原稿から離れた位置に設けられている
請求項1から3のいずれか1項に記載の読取装置。 - 前記第1光源及び前記第2光源は、前記読取領域において反射された光に対して同じ側に配置されている
請求項4に記載の読取装置。 - 前記第1光源は、第1基板と、前記第1基板の第1端に寄せて設けられ且つ光を発する第1発光部とを有し、前記第2光源は、第2基板と、前記第2基板の第2端に寄せて設けられ且つ光を発する第2発光部とを有し、前記第1光源及び前記第2光源は、前記第1端及び前記第2端を隣接させて設けられている
請求項4又は5に記載の読取装置。 - 前記第1基板及び前記第2基板は、共通の部品として製造される
請求項6に記載の読取装置。 - 前記第1基板は、前記第1端とは反対側に設けられる留め具によって固定され、前記第2基板は、前記第2端とは反対側に設けられる留め具によって固定される
請求項6又は7に記載の読取装置。 - 部品が取り付けられるフレームと、前記部品として、前記第1発光部が発した光を出射する第1導光体と、前記第1導光体が出射した光を反射する第1反射部と、前記第2発光部が発した光を出射する第2導光体と、前記第2導光体が出射した光を反射する第2反射部とを備え、前記フレームには、前記第2基板、前記第2導光体、前記第2反射部、前記第1基板、前記第1導光体、前記第1反射部の順番で前記部品が取り付けられる
請求項6から8のいずれか1項に記載の読取装置。 - 前記第1基板、前記第1導光体及び前記第1反射部は、前記フレームに対して第1の方向から取り付けられ、前記第2基板、前記第2導光体及び前記第2反射部は、前記フレームに対して前記第1の方向とは反対向きの第2の方向から取り付けられる
請求項9に記載の読取装置。 - 前記第1反射部は、前記第2反射部よりも前記原稿から離れた位置に設けられている
請求項9又は10に記載の読取装置。 - 請求項1から11のいずれか1項に記載の読取装置を備え、
前記読取装置で読み取った正反射光に基づいて正反射度合いを出力する
出力装置。 - 請求項12に記載の出力装置を備え、
前記読取装置で読み取った正反射度合いに基づいて形成した画像を出力する
画像形成装置。
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