JP2021184249A - 画像処理方法、端末デバイスにおけるイメージシグナルプロセッサ - Google Patents

画像処理方法、端末デバイスにおけるイメージシグナルプロセッサ Download PDF

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Abstract

【課題】最終画像のダイナミックレンジを向上させるためのトーンマッピング方法及び端末デバイスを提供する。【解決手段】方法は、画像センサから初期画像データを入手し、画像データを複数のN個の画像ピラミッド層に分解し、k=N画像ピラミッド層をk=N−1画像ピラミッド層と共に折り畳み、中間層を創出する。中間層を次の画像ピラミッド層と共に折り畳み、新たな中間層を創出する。これを、最後の中間層をk=1画像ピラミッド層と共に折り畳んで最終画像を生成するまで繰り返す。トーンマッピング演算子が、中間層のうちの少なくとも1つ及び/又は、複数の画像ピラミッド層(k=N−1,...,2)のうちの少なくとも1つに適用される。【選択図】図2

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2020年5月22日に出願された欧州特許出願第EP201761012号に基づいており、それへの優先権を主張し、その内容は、それら全体が参照によって本明細書中に援用される。
(技術分野)
本開示は、画像処理方法に関しており、特に、画像のトーンマッピングプロセス、方法を実行するためのイメージシグナルプロセッサ(ISP)、およびそのようなISPを備えている端末に関している。
(背景)
今日、デジタルカメラおよび画像センサは、現実に存在するダイナミックレンジのうちの限定された範囲のみを捕捉し得る。さらに、捕捉された画像のためのモバイルデバイスディスプレイ、コンピュータディスプレイ、TV等の視認環境は、デジタルカメラおよび画像センサが捕捉し得るダイナミックレンジより遥かに狭いダイナミックレンジをサポートし得る。
この問題を和らげるために、トーンマッピングプロセスが、捕捉された画像データに適用される。トーンマッピングは、比較的高いダイナミックレンジを表す画像ピクセルを比較的低いダイナミックレンジを有する視認環境(すなわち、表示媒体)にマッピングするプロセスである。これを行う間、トーンマッピングプロセスは、実世界シーンに可能な限り近く表現されるように画像を提供する役割を担う。ここで、トーンマッピングは、画像データの捕捉から視認者に提示される最終画像までの間の画像処理のうちの重要なブロックの1つであり、トーンマッピングは、現実世界の元の高いダイナミックレンジをより低いダイナミックレンジディスプレイに表示される画像にうまく変換/マッピングするために画像のコントラストおよび輝度を変更する役割を担う。
とりわけ、ピラミッドベースのトーンマッピングアルゴリズムが、画像のダイナミックレンジを高めるために良く知られている。したがって、画像データは、複数のNレベルまたはN層に分解される。ガウシアンピラミッドアルゴリズムにおける第1のレベルは、例えば、初期画像のガウシアンフィルタリングされた画像であり、低減させられた解像度を有する。第2のレベルは、第1のレベルのガウシアンフィルタリングされた画像であり、第1のレベルに対して低減させられた解像度を有し、同様に、最も上のレベルまで続く。ラプラシアンフィルタ等の他のフィルタが、初期画像データを複数のレベルに分解するためにガウシアンフィルタの代わりに用いられ得る。続いて、1つ以上のレベルのコントラストが、適宜、適合され、その後、レベルは、最も上のレベルから始まり、折り畳まれて、高められたダイナミックレンジを有する最終画像を形成する。しかしながら、デジタル画像センサおよび画像視認媒体(すなわち、ディスプレイ)の限定されたダイナミックレンジに起因して、露光不足の暗い影領域を犠牲にしてハイライトを焼き/飽和させることを避けるために、シーンは、通常、露光不足である。したがって、既知のマッピングアルゴリズムは、詳細の喪失および不十分なダイナミックレンジを有する最終画像という受け入れがたい結果を導出する。
(概要)
本開示の目的は、画像処理方法、とくに、最終画像のダイナミックレンジを向上させるためのトーンマッピング方法を提供することである。
上で与えられる問題は、請求項1の画像処理方法、請求項14のイメージシグナルプロセッサ(ISP)および請求項15の端末デバイスによって解決される。
本開示による画像処理方法、特に画像トーンマッピングアルゴリズムは:好ましくは画像センサから初期画像データを入手するステップと;画像データを複数のN個の画像ピラミッド層に分解するステップと;k=N画像ピラミッド層(すなわち最上層)をk=N−1画像ピラミッド層と共に折り畳み、中間層を創出するステップであって、k=N,...,1である、ステップと;中間層を次の画像ピラミッド層と共に折り畳み、新たな中間層を創出するステップと、最後の中間層をk=1画像ピラミッド層と共に折り畳んで最終画像を生成するまで、このステップを繰り返すステップとを含む。
ここで、k=N画像ピラミッド層は、最上層としても示され、k=1画像ピラミッド層は、最下層としても示される。折り畳むことは、最上層k=N画像ピラミッド層がk=N−1画像ピラミッド層と共に折り畳まれることから始まる。これらの層を折り畳むことによって、中間層が創出される。この中間層は、新たな中間層を創出するための次のk=N−2画像ピラミッド層を折り畳んで新たな中間層を生成するステップの開始点であり、新たな中間層は、次の折り畳みステップの開始層であり、以下同様である。この工程は、k=1画像ピラミッド層(すなわち、最下層)が到達されるまで続けられる。このステップにおいて、最終画像を生成するために、最後の中間層が最下層(すなわち、k=1画像ピラミッド層)と共に折り畳まれる。ここで、Nは、2より大きい整数である。
本開示によるトーンマッピング演算子は、中間層のうちの少なくとも1つに適用される。したがって、上で言及されるN個の画像ピラミッド層を折り畳むステップによって生成される中間層のうちの少なくとも1つのトーンが、変化させられ、または操作される。トーンマッピング演算子を中間層に適用することによって、最終画像の見栄えは、初期画像データの所望のトーン(明るい、中位のトーン、または影がある)を与えることにより、最終画像において直感的かつユーザが満足するように調整され得る。したがって、本開示のトーンマッピング演算子によって、影領域が明るくされ得、比較的明るい領域内の暗い物体は、アーチファクトもコントラストの喪失も生み出すことなくそのまま残り得る。
少なくともいくつかの実施形態において、トーンマッピング演算子は、少なくとも2つ以上の中間層、さらに好ましくは中間層の各々に適用される。したがって、トーンマッピングは、所望の結果を達成するために中間層にわたって分配される。ここで、トーンマッピングは、制御アルゴリズムによって分配され得、制御アルゴリズムは、画像のヒストグラム等の画像統計を介して画像のコンテンツを分析し得るか、または、AIベースの画像分類/分析を実施し得る。
少なくともいくつかの実施形態において、トーンマッピング演算子は、最終画像の見栄えにさらに適合させるために、初期画像データおよび/または最終画像に適用される。加えて、または、あるいは、トーンマッピング演算子は、最上層(すなわち、k=N画像ピラミッド層)に適用される。
少なくともいくつかの実施形態において、コントラストマニピュレーションが、複数のN個の画像ピラミッド層のうちの少なくとも1つに、好ましくは2つ以上に、より好ましくは各々に適用される。加えて、または、あるいは、コントラストマニピュレーションは、少なくとも1つの中間層に、好ましくは複数の中間層に、より好ましくは中間層の各々に適用される。したがって、少なくとも1つの画像ピラミッド層または中間層にコントラストマニピュレーションを適用することによって、最終画像のコントラストが操作され得、および/または、最終画像のダイナミックレンジがさらに高められ得る。
少なくとも1つの実施形態において、トーンマッピング演算子は、それぞれの中間層のサブ領域に局所的に適用される。ここで、画像データのサブ領域は、全体の画像の領域より小さい領域である。特に、トーンマッピング演算子は、それぞれの中間層のうちの1つの中間層の複数のサブ領域に適用される。あるいは、トーンマッピング演算子は、全てのそれぞれの中間層に全体的に適用される。したがって、局所的または全体的なトーンマッピングは、最終画像の結果を細かく制御するために実行可能である。ここで、中間層のうちの1つ以上に局所的トーンマッピングを適用する一方で、全体的なトーンマッピングが少なくとも1つ以上の他の中間層に適用されることが可能である。したがって、局所的トーンマッピングおよび全体的なトーンマッピングは、自由に選択され、異なる中間層に適用され得る。
少なくともいくつかの実施形態において、コントラストマニピュレーションは、画像ピラミッド層および/または中間層のサブ領域に局所的に適用される。ここで、画像ピラミッド層および/または中間層のサブ領域は、全体の画像ピラミッド層および/または中間層の領域より小さい領域である。特に、コントラストマニピュレーションは、それぞれの画像ピラミッド層および/または中間層の複数のサブ領域に適用される。あるいは、コントラストマニピュレーションは、全てのそれぞれの画像ピラミッド層および/または中間層に全体的に適用される。したがって、局所的または全体的なコントラストマニピュレーションは、最終画像の結果を細かく制御するために実行可能である。ここで、中間層のうちの1つ以上および/または画像ピラミッド層のうちの1つ以上に局所的コントラストマニピュレーションを適用する一方で、全体的なコントラストマニピュレーションが、1つ以上の他の中間層および/または画像ピラミッド層に適用されることが可能である。したがって、局所的コントラストマニピュレーションおよび全体的なコントラストマニピュレーションは、好ましくは上で言及される輝度マニピュレーションに加えて、自由に選択され、異なる中間層および/または画像ピラミッド層に適用され得る。
少なくともいくつかの実施形態において、トーンマッピング演算子は、さらに、最終画像に適用される。加えて、または、あるいは、トーンマッピング演算子は、初期画像データに適用される。
少なくともいくつかの実施形態において、コントラストマニピュレーションは、さらに、最終画像に適用される。加えて、または、あるいは、コントラストマニピュレーションは、初期画像データに適用される。加えて、または、あるいは、コントラストマニピュレーションは、最上層(すなわち、k=N画像ピラミッド層)に適用される。
少なくともいくつかの実施形態において、折り畳むことは、
Img(i,j)=L(i,j), (k=Top_level)
k=N−1,...,1、および、
N画像ピラミッド層に関して、Img(i,j)=Upscale(Imgk+1(i,j))+L(i,j)
によって実施される。
ここで、L(i,j)は、k画像ピラミッド層の画像ピラミッド層であり、UPSCALEは、k+1画像ピラミッド層とk画像ピラミッド層との間の解像度適合関数であり、IMG(i,j)は、それぞれの中間層であり、IMGk=1は、最終画像である。ここで、i,jは、画像内のそれぞれのピクセルの位置を説明している。
少なくともいくつかの実施形態において、トーンマッピングが中間層IMGのうちの1つに適用される場合、トーンマッピングは、
Img(i,j)=ToneMapping(Img(i,j))
によって適用される。
トーンマッピングが画像ピラミッド層L(i,j)のうちの1つに直接的に適用される場合、トーンマッピングは、L(i,j)=ToneMapping(L(i,j))によって適用される。
少なくともいくつかの実施形態において、画像データは、ラプラシアンピラミッドに分解される。ここで、ラプラシアンピラミッドにおいて、好ましくは、k=1画像ピラミッド層は、初期画像データのラプラシアンフィルタリングされた低減させられた解像度を有する画像であり、次の画像ピラミッド層から最上層までは、それぞれの以前の層のラプラシアンフィルタリングされた低減させられた解像度を有する画像である。もちろん、異なるフィルタが、初期画像データをそれぞれの画像ピラミッドに分解するために用いられ得る。特に、異なるフィルタは、初期画像データと共同して、分解する間に用いられ得る。
少なくともいくつかの実施形態において、画像は、複数の画像ピラミッド層に分解され、ピラミッドにおける最上層(すなわち、k=N画像ピラミッド層)は、元の画像の低解像度表現である一方で、下の他の層はエッジ情報を担持している。いくつかの例は、ラプラシアンおよびウェブレット変換ベースのピラミッドである。
少なくともいくつかの実施形態において、トーンマッピング演算子は、輝度マニピュレーションとして実装される。
少なくともいくつかの実施形態において、輝度マニピュレーションは、ガンマ関数(例えば、out=inGammaによって与えられる)(ガンマ補正としても知られている)、または、コントラスト強化シグモイド関数(例えば、
Figure 2021184249
(pは、所与の/予め設定されたパラメータである)によって与えられる)等の所定の関数によって与えられる関数関係のうちの1つとして実装される。ここで、「in」は、それぞれの関数関係の入力ピクセルを説明しており、「out」は、それぞれの関数関係の出力ピクセルを説明している。
少なくともいくつかの実施形態において、適用されるトーンマッピング演算子、特に、適用される輝度マニピュレーションは、高/低コントラストシーン、縦方向シーンまたは横方向シーン、室内シーン、光源、動いている物体等のシーンコンテンツの1つ以上のパラメータに依存して決定される。したがって、トーンマッピング演算子または輝度マニピュレーションは、最終画像の所望の結果を達成するために、ユーザの要求および/または所与の状況に細かく調整され得る。
少なくともいくつかの実施形態において、適用されるトーンマッピング演算子、特に適用される輝度マニピュレーションは、低/高ダイナミックレンジ、低/高ルクス、画像センサのトータルゲイン、画像センサのノイズ、輝度のヒストグラム、およびユーザの好み等の環境特性の1つ以上に依存して決定される。したがって、トーンマッピング演算子または輝度マニピュレーションは、最終画像の所望の結果を達成するために、ユーザおよび/または所与の状況の要求に細かく調整され得る。
少なくともいくつかの実施形態において、輝度マニピュレーションは、ルックアップテーブル(LUT)として実装される。ここで、ルックアップテーブルは、関数関係として予め定義され得るか、または、シーンコンテンツ、環境特性、画像センサのトータルゲイン、画像センサのノイズ、輝度のヒストグラム、およびユーザの好みのうちの1つ以上に依存して生成され得る。したがって、ルックアップテーブルによる速成手法が、輝度マニピュレーションをそれぞれの中間層またはそれぞれの画像ピラミッド層に適用するために提供される。
少なくともいくつかの実施形態において、初期画像データと最終画像との間のトータルトーンマッピング、特にトータル輝度マニピュレーションが、1つ以上の中間層へのトーンマッピングの間で分配される。したがって、トータルトーンマッピング、特にトータル輝度マニピュレーションは、少なくとも2つの中間層の間で分配され得る。ここで、トータルトーンマッピング、特にトータル輝度マニピュレーションは、同一のトーンマッピング/輝度マニピュレーションが各中間層に適用されるように、均等に分配され得る。あるいは、少なくとも2つのトーンマッピングまたは輝度マニピュレーションは均等でなく、したがって、トータル輝度マニピュレーションは、最終画像の所望の結果を達成するために、さらなる要求を満たし、より高い自由度を提供するように均等でなく分配される。ここで、分配は、初期画像データの全体輝度等のシーンコンテンツにより決定され得る。少なくともいくつかの実施形態において、より明るい画像のために、輝度マニピュレーションは、均等に分配され得る一方で、暗い画像のために、輝度マニピュレーションは、異なる中間層の間で不均等に分配され得る。ここで、トータルトーンマッピングは、制御アルゴリズムによって分配され得、制御アルゴリズムは、画像のヒストグラム等の画像統計を介して画像のコンテンツを分析することもあるし、AIベースの画像分類/分析を実施することもある。さらに、輝度マニピュレーションのために、層にわたってLUTを分配するための能力を有することは、明るく修正するか、中くらいのトーンに修正するか、または影のあるように修正するかを決定するための能力を可能にするのみならず、画像分析に基づいてそれらおよび上述される特徴の局所性を制御することも可能にする。例えば、決定に基づく画像コンテンツ分析が、影のある小さな細部が抑制されるべきであるが、より大きい細部が強化されるべきことを示唆する場合、それは、提案される解決策によって可能である。
さらに、本開示の目的は、上で説明される方法のステップを実行するように構成されているイメージシグナルプロセッサ(ISP)を提供することである。
さらに、本開示の目的は、端末デバイスを提供することであり、端末デバイスは、既に説明された方法のステップを実行するように構成されているISPと、画像センサとを備え、画像センサは、画像データを入手するようにISPに接続され、さらなる処理のためにISPに画像データを提供する。
本発明は、例えば以下を提供する。
(項目1)
画像処理方法であって、前記方法は、
画像センサから初期画像データを入手することと、
前記画像データを複数のN個の画像ピラミッド層に分解することと、
k=N画像ピラミッド層をk=N−1画像ピラミッド層と共に折り畳み、中間層を創出することであって、k=N,...,1である、ことと、
前記中間層を次の画像ピラミッド層と共に折り畳み、新たな中間層を創出することと、最後の中間層をk=1画像ピラミッド層と共に折り畳んで最終画像を生成するまで、このステップを繰り返すことと、
を含み、
トーンマッピング演算子が、前記中間層のうちの少なくとも1つに適用される、方法。
(項目2)
前記トーンマッピング演算子は、前記中間層の各々に適用され、および/または、前記トーンマッピング演算子は、前記複数のN個の画像ピラミッド層の各々に適用される、上記項目に記載の方法。
(項目3)
前記トーンマッピング演算子は、前記それぞれの中間層および/または前記それぞれの画像ピラミッド層のサブ領域に局所的に適用される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目4)
前記トーンマッピング演算子は、前記全てのそれぞれの中間層に全体的に適用される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目5)
前記トーンマッピング演算子は、前記最終画像および/または前記画像データおよび/またはk=N画像ピラミッド層に適用される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目6)
折り畳むことは、
IMG(i,j)=UPSCALE(IMGk+1(i,j))+L(i,j), (k=N−1,...,1)および、
N画像ピラミッド層に関して、IMG(i,j)=L(i,j)
によって実施され、L(i,j)は、k画像ピラミッド層の画像ピラミッド層であり、UPSCALEは、k+1画像ピラミッド層とk画像ピラミッド層との間の解像度適合関数であり、IMG(i,j)は、前記それぞれの中間層であり、IMGk=1は、前記最終画像である、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目7)
前記トーンマッピング演算子は、
IMG(i,j)=ToneMapping(IMG(i,j))、および/または、
(i,j)=ToneMapping(L(i,j))
によって適用される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目8)
前記画像データは、ラプラシアンピラミッドに分解され、k=1画像ピラミッド層は、前記画像データの低減させられた解像度を有するラプラシアンフィルタリングされた画像であり、前記次の画像ピラミッド層は、以前の画像ピラミッド層の低減させられた解像度を有するラプラシアンフィルタリングされた画像である、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目9)
前記トーンマッピング演算子は、輝度マニピュレーションとして実装される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目10)
前記輝度マニピュレーションは、関数関係、ガンマ関数、コントラスト強化シグモイド関数のうちの1つとして実装される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目11)
前記輝度マニピュレーションは、シーンコンテンツ、環境特性、前記画像センサのトータルゲイン、前記画像センサのノイズ、輝度のヒストグラム、およびユーザの好みのうちの1つ以上に依存して決定される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目12)
前記輝度マニピュレーションは、ルックアップテーブルとして実装される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目13)
前記画像データと前記最終画像との間のトータルトーンマッピングは、前記中間層のうちの2つ以上の前記トーンマッピング間で均等に分配される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目14)
上記項目のいずれかに記載の方法を実行するように構成されているイメージシグナルプロセッサ(ISP)。
(項目15)
上記項目のいずれかに記載のISPと、画像センサとを備えている端末デバイスであって、前記画像センサは、前記画像データを入手し、前記ISPに前記画像データを提供するために前記ISPに接続されている、端末デバイス。
(摘要)
画像処理方法、イメージシグナルプロセッサおよび端末デバイスが提供される。方法は:画像センサから初期画像データを入手することと;画像データを複数のN個の画像ピラミッド層に分解することと;k=N画像ピラミッド層をk=N−1画像ピラミッド層と共に折り畳み、中間層を創出することであって、k=N,...,1である、ことと;中間層を次の画像ピラミッド層と共に折り畳み、新たな中間層を創出することと、最後の中間層をk=1画像ピラミッド層と共に折り畳んで最終画像を生成するまでこのステップを繰り返すことと;を備え、トーンマッピング演算子が、中間層のうちの少なくとも1つに、および/または、複数の画像ピラミッド層(k=N−1,...,2)のうちの少なくとも1つに適用される。
(図面の簡単な説明)
本開示は、添付の図を参照してさらに説明される。
図1は、ピラミッドベースのトーンマッピングプロセスの例を例証している。
図2は、本開示による第1の実施形態を例証している。
図3は、本開示による第2の実施形態を例証している。
図4は、本開示によるルックアップテーブルの実証を例証している。
図5は、本開示による輝度マニピュレーションの分配を例証している。
図6A−図6Cは、本開示による結果の比較を例証している。
図7は、図6A〜図6Cの比較の詳細な分析を例証している。
図8A−図8Cは、本開示による最終画像の実施形態を例証している。
図9は、本開示のある実施形態によるデバイスを例証している。
(詳細な説明)
図1は、ピラミッドベースのトーンマッピングプロセスの例を示しており、その例は、好ましくは画像センサからの初期画像データである入力画像から始まるラプラシアンピラミッドベースのトーンマッピングプロセスとして実装され得る。この画像データは、複数のN個の画像ピラミッド層を有する画像ピラミッドに分解される。図1の与えられる例では、N=4であり、ラプラシアンピラミッドベースの画像ピラミッドに関して、ラプラシアンフィルタが、k=1(すなわち、最下層)のために、入力画像の初期画像データに適用される。続いて、ラプラシアンフィルタが、次のk=2画像ピラミッド層を生成するために、ダウンサンプリングステップと組み合わせて最下層に適用される。このステップは、k=Nの最も上のレベルが到達されるまでさらに実行される。ここで、数Nは、入力画像の解像度に依存し得るか、または、演算能力等の他のパラメータに依存して選択され得る。その後、ラプラシアン画像ピラミッドは、最も上のレベルから始まり、レベルごとに最も下のレベルまで折り畳まれ、折り畳むプロセス中、輝度マニピュレーションが、折り畳むプロセス中に生成される中間レベルに適用される。ラプラシアン画像ピラミッドの全ての層が折り畳まれると、向上したダイナミックレンジを備えている最終画像が生成され、影領域が明るくされ、比較的明るい領域内の暗い物体は、画像におけるコントラストの劣化なくそのまま残っている。
図2は、本開示の方法の概略的表現を示しており、方法は、好ましくは画像センサから初期画像データを入手する第1のステップS01を有する。
ステップS02において、初期画像データが、複数のN個の画像ピラミッド層に分解される。
ステップS03において、第1のk=N画像ピラミッド層が、k=N−1画像ピラミッド層と共に折り畳まれ、中間層を創出する。続いて、中間層は、k=N−2の次の画像ピラミッド層と共に折り畳まれ、新たな中間層を創出し、最後の中間層をk=1画像ピラミッド層と共に折り畳むまで、このステップをk=N,...,1について繰り返して、最終画像を生成し、トーンマッピング演算子が、中間層のうちの少なくとも1つに適用される。
ラプラシアンピラミッドの折り畳みは、
Img(i,j)=Upscale(Imgk+1(i,j))+L(i,j) (k=N−1,...,1)
Img(i,j)=L(i,j)(ここで、k=N(すなわち、最上層))
によって説明される。
ここで、L(i,j)は、好ましくは、k画像ピラミッド層のラプラシアン画像ピラミッド層であり、UPSCALEは、k+1画像ピラミッド層とk画像ピラミッド層との間の解像度適合関数であり、IMG(k=N,...,1)は、それぞれの中間層であり、IMGk=1は、最終画像である。さらに、i,jは、それぞれの画像のピクセルインデックスを示す。
画像ピラミッドの折り畳み中、あるレベルを折り畳み、その中間層を生成した後、次のレベルとの折り畳みが続けられる前に、中間レベルのトーンマッピングが適用される。この追加のステップは、
Img(i,j)=ToneMapping(Img(i,j))
によって提供される。
ここで、トーンマッピング演算子は、中間層のうちの1つにのみ適用され得る。少なくともいくつかの実施形態において、トーンマッピング演算子は、複数の中間層に、好ましくは中間層の各々に適用される。この場合、以前の中間層との画像ピラミッド層の折り畳みの前、トーンマッピング演算子が、中間層に適用される。この状況が、図3に概略的に描写されており、ステップS031において、k=N画像ピラミッド層が、k=N−1画像ピラミッド層と共に折り畳まれ、中間層を創出する。ステップS032において、第1のトーンマッピング演算子が、中間層に適用される。その後、操作された中間層が、ステップS033においてk=N−2画像ピラミッド層と共に折り畳まれ、新たな中間層を創出する。ステップS034において、さらなるトーンマッピング演算子が、次の画像層と共に新たな中間層を折り畳む前、新たな中間層に適用される。これらのステップは、最終画像であるk=1の最下層が到達されるまで繰り返される。したがって、以前の中間層をそれぞれのピラミッド画像層と共に折り畳むことによって新たな中間層を創出する各ステップの後、トーンマッピング演算子がこの中間層に適用される。
ここで、トーンマッピング演算子は、輝度マニピュレーションとして実装され得る。輝度マニピュレーションは、関数関係、ガンマ関数(ガンマ補正としても知られている)、またはコントラスト強化シグモイド関数のうちの1つとして提供され得る。
少なくともいくつかの実施形態において、輝度マニピュレーションは、ルックアップテーブル(LUT)として提供される。
図4に描写されているように、輝度マニピュレーションは、輝度制御によって提供され得、輝度制御は、各層のために個々に適用されるべきLUTを生成するように構成されている。ここで、輝度制御は、ユーザの好みまたはアプリケーションの手動制御、チューニング/構成パラメータのみならず、ルクス、ゲイン、露光情報、ヒストグラム等のフレーム情報を考慮し得る。一緒にしたこの情報から、輝度制御は、個々の層に適用されるLUTを生成する。しかしながら、本開示は、特定のLUTまたは輝度マニピュレーションに限定されない。
所望される結果を達成するために画像に適用される全体またはトータル輝度マニピュレーションは、異なる層の間で分配され得る。これは、図5に示されている。図5の最も上に、画像に適用されるべきトータル輝度マニピュレーションが例として描写されている。異なるLUTが、上で説明されるように実装され得る。このトータル輝度マニピュレーションは、1つ以上の中間層の輝度マニピュレーションの間で分配される。ここで、トータル輝度マニピュレーションは、異なる層の間で均一に分配され得る。あるいは、トータル輝度マニピュレーションは、異なる中間層に異なるように適用され得る。この場合、異なる層のためのLUTは、異なっている。
図6Aは、本開示による方法の例を示しており、方法は、中間層間で分配された輝度マニピュレーションを用いて、左から右へ徐々に影領域を強化し、輝度マニピュレーションは、画像ピラミッド折り畳み中に適用される。ここで、画像のコントラストが保存され、影領域のみが明るくされ、それによって、ダイナミックレンジを高め、ユーザが満足する現実のシーンの表現を提供する。
比較として、図6Bは、ラプラシアンピラミッドの最上層のみに適用される輝度マニピュレーションを用いた影領域の強化を左から右への段階的に示しており、それは、輝度の不均一な分配およびアーチファクト(すなわち、露光不足領域)をもたらす。同様に、図6Cは、完全なピラミッド折り畳み後の最終画像にのみ輝度マニピュレーションを用いた影領域の強化を左から右へ段階的に示しており、それは、画像のダイナミックレンジを高めることなく画像を明るくする。
図7Aは、図6Aの中央の画像(中位の明るさ)と右の画像(最も明るい)との間のレシオ画像を示している。ここで、グレー領域は、暗いピクセルを有する元の画像と比較して大きな差異を有するピクセルが僅かに影響を受けていることを示している。同様に、図7Bは、図6Bの中央の画像(中位の明るさ)と右の画像(最も明るい)との間のレシオ画像を示しており、図7Cは、図6Cの中央の画像(中位の明るさ)と右の画像(最も明るい)との間のレシオ画像を示している。この比較から理解され得るように、本開示による方法では、折り畳む間、中間層に輝度マニピュレーションを適用することによって、明るい領域/影領域がよく切り離され、したがって、輝度マニピュレーションは、暗い領域のみに影響を及ぼし、一方で、より明るい領域は変化させられずに残っており、それによって、コントラストを保存する。図7Aに示されるように、本開示は、他の代替物(それぞれ、図6B、図6C、および図7B、図7Cに示される)より優れている。図7Bおよび図7Cにおいて視認可能であるように、露光不足領域が見られ、コントラストが喪失している。図8A、図8Bおよび図8Cは、それぞれ、図6A、図6Bおよび図6Cに関して説明される方法による最終画像を示している。図8Aは、コントラストの喪失のない高いダイナミックレンジを有し、画像内の細部の喪失または露光不足領域のない均等に分配された輝度を有する本開示の結果を示している。図8Bおよび図8Cは、暗い後光またはコントラストの悪化を被っている一方で、図8Aに示されている本開示の方法は、アーチファクトもコントラストの喪失もなく輝度を操作することが可能である。
ここで、図9を参照すると、図9は、上で説明される方法を実装するデバイス10を示している。少なくともいくつかの実施形態において、上で言及される方法は、イメージシグナルプロセッサ(ISP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、およびフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、汎用プロセッサまたはグラフィカルプロセッサ等のプロセッサ12において実装される。さらに、方法は、ハードウェア実装またはソフトウェア実装され得る。少なくともいくつかの実施形態において、プロセッサ10は、画像センサ14に接続されている。画像センサ14は、CCDセンサまたはカメラであり得る。画像センサ14によって、初期画像データが入手され得る。画像センサ14からのこの初期画像データは、プロセッサ12に伝送され、本開示によって処理される。少なくともいくつかの実施形態において、プロセッサは、最終画像を表示するためのディスプレイ16にさらに接続されている。
デバイス10は、デジタルカメラ、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、またはコンピュータ等の任意の種類の端末によって実装され得る。さらに、図9において、画像センサ14、プロセッサ12およびディスプレイ16が1つのデバイス10として実装されるように示されているが、個々のモジュールが、複数のデバイスとして実装され得る。したがって、画像センサ14は、例えば写真を撮影するためのスマートフォンとして実装され得る。そして、画像センサ14によって入手された初期画像データは、通信接続によってサーバまたは任意の他の演算デバイスに伝送され得る。サーバまたは他の演算デバイスは、本開示による方法を実行するためのプロセッサ12を備え得る。そして、最終画像が、最終画像を表示するためのディスプレイ16を備えているスマートフォン、タブレット、または任意の他のデバイスに伝送され得る。ここで、サーバまたは他の演算デバイスからの最終画像は、初期画像データを入手した同じデバイス、または別のデバイスに伝送され得る。少なくともいくつかの実施形態において、最終画像は、好ましくはクラウトストレージまたは任意の他のストレージデバイスに記憶され、その後、要求に応じて最終画像を表示するためのディスプレイデバイスに送達され得る。

Claims (15)

  1. 画像処理方法であって、前記方法は、
    画像センサから初期画像データを入手することと、
    前記画像データを複数のN個の画像ピラミッド層に分解することと、
    k=N画像ピラミッド層をk=N−1画像ピラミッド層と共に折り畳み、中間層を創出することであって、k=N,...,1である、ことと、
    前記中間層を次の画像ピラミッド層と共に折り畳み、新たな中間層を創出することと、最後の中間層をk=1画像ピラミッド層と共に折り畳んで最終画像を生成するまで、このステップを繰り返すことと、
    を含み、
    トーンマッピング演算子が、前記中間層のうちの少なくとも1つに適用される、方法。
  2. 前記トーンマッピング演算子は、前記中間層の各々に適用され、および/または、前記トーンマッピング演算子は、前記複数のN個の画像ピラミッド層の各々に適用される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記トーンマッピング演算子は、前記それぞれの中間層および/または前記それぞれの画像ピラミッド層のサブ領域に局所的に適用される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記トーンマッピング演算子は、前記全てのそれぞれの中間層に全体的に適用される、請求項1または3に記載の方法。
  5. 前記トーンマッピング演算子は、前記最終画像および/または前記画像データおよび/またはk=N画像ピラミッド層に適用される、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の方法。
  6. 折り畳むことは、
    IMG(i,j)=UPSCALE(IMGk+1(i,j))+L(i,j), (k=N−1,...,1)および、
    N画像ピラミッド層に関して、IMG(i,j)=L(i,j)
    によって実施され、L(i,j)は、k画像ピラミッド層の画像ピラミッド層であり、UPSCALEは、k+1画像ピラミッド層とk画像ピラミッド層との間の解像度適合関数であり、IMG(i,j)は、前記それぞれの中間層であり、IMGk=1は、前記最終画像である、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記トーンマッピング演算子は、
    IMG(i,j)=ToneMapping(IMG(i,j))、および/または、
    (i,j)=ToneMapping(L(i,j))
    によって適用される、請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記画像データは、ラプラシアンピラミッドに分解され、k=1画像ピラミッド層は、前記画像データの低減させられた解像度を有するラプラシアンフィルタリングされた画像であり、前記次の画像ピラミッド層は、以前の画像ピラミッド層の低減させられた解像度を有するラプラシアンフィルタリングされた画像である、請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記トーンマッピング演算子は、輝度マニピュレーションとして実装される、請求項1〜8のうちのいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記輝度マニピュレーションは、関数関係、ガンマ関数、コントラスト強化シグモイド関数のうちの1つとして実装される、請求項9に記載の方法。
  11. 前記輝度マニピュレーションは、シーンコンテンツ、環境特性、前記画像センサのトータルゲイン、前記画像センサのノイズ、輝度のヒストグラム、およびユーザの好みのうちの1つ以上に依存して決定される、請求項9または10に記載の方法。
  12. 前記輝度マニピュレーションは、ルックアップテーブルとして実装される、請求項9〜11のうちのいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記画像データと前記最終画像との間のトータルトーンマッピングは、前記中間層のうちの2つ以上の前記トーンマッピング間で均等に分配される、請求項1〜12のうちのいずれか一項に記載の方法。
  14. 請求項1〜13のうちのいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されているイメージシグナルプロセッサ(ISP)。
  15. 請求項14に記載のISPと、画像センサとを備えている端末デバイスであって、前記画像センサは、前記画像データを入手し、前記ISPに前記画像データを提供するために前記ISPに接続されている、端末デバイス。
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