JP2021182920A - ペット管理システム、ペット管理方法、ペット管理装置およびペット管理プログラム - Google Patents

ペット管理システム、ペット管理方法、ペット管理装置およびペット管理プログラム Download PDF

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JP2021182920A JP2021116146A JP2021116146A JP2021182920A JP 2021182920 A JP2021182920 A JP 2021182920A JP 2021116146 A JP2021116146 A JP 2021116146A JP 2021116146 A JP2021116146 A JP 2021116146A JP 2021182920 A JP2021182920 A JP 2021182920A
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一彦 池田
Kazuhiko Ikeda
臣之介 松吉
Shinnosuke Matsuyoshi
恭子 北
Kyoko Kita
竜 仲木
Tatsu Nakagi
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Abstract

【課題】ペットの健康状態を簡易に把握できるペット管理システム、ペット管理方法、ペット管理装置およびペット管理プログラムを提供する。【解決手段】ペットの飲水量を取得して該飲水量を示す飲水量情報を生成する飲水量取得部を有する給水トレーと、前記ペットの排尿量を取得して該排尿量を示す排尿量情報を生成する排尿量取得部を有するペット用トイレと、前記飲水量情報および前記排尿量情報に基づいてペットの健康状態を判断し、該ペットの健康状態を示す健康状態情報を生成する健康状態判断部と、前記健康状態情報を受信し、前記ペットの健康状態を表示する表示制御部と、を備えるペット管理システムが提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、ネコなどのペットを管理するペット管理システム、ペット管理方法、ペット
管理装置およびペット管理プログラムに関する。
ペットの代表としてネコが広く飼われている。できるだけペットには長生きしてほしい
と飼い主は考えるが、ネコは我慢強いため健康状態が悪化していても病気を発見するのは
容易ではない。
特許文献1では、動物の健康状態を診断するために、ウエアラブル・デバイスを動物に
装着して監視することが開示されている。しかしながら、そのようなウエアラブル・デバ
イスを用いた手法では、正確に監視を行える状態での装着が難しかったり、高齢な飼い主
には使いづらかったりする。また、装着することが動物にとっての負担にもなりかねない

以上のことは、ネコに限らずペット全般に当てはまる。
特開2016−514961号公報
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、ペットの健
康状態を簡易に把握できるペット管理システム、ペット管理方法、ペット管理装置および
ペット管理プログラムを提供することである。
本発明の一態様によれば、ペットの飲水量を取得して該飲水量を示す飲水量情報を生成
する飲水量取得部を有する給水トレーと、前記ペットの排尿量を取得して該排尿量を示す
排尿量情報を生成する排尿量取得部を有するペット用トイレと、前記飲水量情報および前
記排尿量情報に基づいてペットの健康状態を判断し、該ペットの健康状態を示す健康状態
情報を生成する健康状態判断部と、前記健康状態情報を受信し、前記ペットの健康状態を
表示する表示制御部と、を備えるペット管理システムが提供される。
前記ペット用トイレは、前記ペットの体重を測定して該体重を示す体重情報を生成する
体重測定部を有し、前記健康状態判断部は、前記体重情報も考慮して前記健康状態情報を
診断するのが望ましい。
前記健康状態判断部は、前記体重情報が示すペットの体重に応じた飲水量の基準値およ
び排尿量の基準値を取得し、前記飲水量情報が示す飲水量と、前記飲水量の基準値との比
較、および、前記排尿量情報が示す排尿量と、前記排尿量の基準値との比較によって、前
記ペットの健康状態を判断するのが望ましい。
前記ペットの飲水量、前記ペットの排尿量および前記ペットの健康状態の少なくとも1
つに基づき、前記ペットに与える水を示す水情報を生成する水決定部を備え、前記給水ト
レーは、前記水情報に基づく水を作成する水作成部を有するのが望ましい。
前記ペットの飲水量、前記ペットの排尿量および前記ペットの健康状態の少なくとも1
つに基づき、前記ペットに与える餌を示す餌情報を生成する餌決定部を備え、当該ペット
管理システムは、前記餌情報に基づく餌を作成する餌作成部を有する給仕トレーを備える
のが望ましい。
本発明の別の態様によれば、ペットの尿成分を取得して該尿成分を示す尿成分情報を生
成する尿成分取得部を有するペット用トイレと、前記尿成分情報に基づいてペットの健康
状態を判断し、該ペットの健康状態を示す健康状態情報を生成する健康状態判断部と、前
記健康状態情報を受信し、前記ペットの健康状態を表示する表示制御部と、を備えるペッ
ト管理システムが提供される。
前記尿成分は、尿比重および/またはタンパク質含有量を含むのが望ましい。
本発明の別の態様によれば、ペットがトイレに滞在する時間を取得して該滞在時間を示
す滞在時間情報を生成する滞在時間取得部を有するペット用トイレと、前記滞在時間情報
に基づいてペットの健康状態を判断し、該ペットの健康状態を示す健康状態情報を生成す
る健康状態判断部と、前記健康状態情報を受信し、前記ペットの健康状態を表示する表示
制御部と、を備えるペット管理システムが提供される。
本発明の別の態様によれば、ペットの体重を測定して該体重を示す体重情報を生成する
体重測定部を有するペット用トイレと、前記体重情報の経時変化に基づいてペットの健康
状態を判断し、該ペットの健康状態を示す健康状態情報を生成する健康状態判断部と、前
記健康状態情報を受信し、前記ペットの健康状態を表示する表示制御部と、を備えるペッ
ト管理システムが提供される。
本発明の別の態様によれば、水トレーの飲水量取得部が、ペットの飲水量を取得して該
飲水量を示す飲水量情報を生成し、ペット用トイレの排尿量取得部が、前記ペットの排尿
量を取得して該排尿量を示す排尿量情報を生成し、健康状態判断部が、前記飲水量情報お
よび前記排尿量情報に基づいてペットの健康状態を判断し、該ペットの健康状態を示す健
康状態情報を生成し、表示制御部が、前記健康状態情報を受信し、前記ペットの健康状態
を表示する、ペット管理方法が提供される。
本発明の別の態様によれば、ペットの飲水量を取得して該飲水量を示す飲水量情報を生
成する飲水量取得部を有する給水トレーから受信される前記飲水量情報と、前記ペットの
排尿量を取得して該排尿量を示す排尿量情報を生成する排尿量取得部を有するペット用ト
イレから受信される前記排尿量情報と、に基づいてペットの健康状態を判断し、該ペット
の健康状態を示す健康状態情報を生成し、前記健康状態情報を表示制御部に送信する健康
状態判断部を備えるペット管理装置が提供される。
本発明の別の態様によれば、コンピュータを、ペットの飲水量を取得して該飲水量を示
す飲水量情報を生成する飲水量取得部を有する給水トレーから受信される前記飲水量情報
と、前記ペットの排尿量を取得して該排尿量を示す排尿量情報を生成する排尿量取得部を
有するペット用トイレから受信される前記排尿量情報と、に基づいてペットの健康状態を
判断し、該ペットの健康状態を示す健康状態情報を生成し、前記健康状態情報を表示制御
部に送信する健康状態判断部として機能させるペット管理プログラムが提供される。
本発明の別の態様によれば、ペット用トイレの滞在時間取得部が、ペットがトイレに滞
在する時間を取得して該滞在時間を示す滞在時間情報を生成し、健康状態判断部が、前記
滞在時間情報に基づいてペットの健康状態を判断し、該ペットの健康状態を示す健康状態
情報を生成し、表示制御部が、前記健康状態情報を受信し、前記ペットの健康状態を表示
する、ペット管理方法が提供される。
本発明の別の態様によれば、ペットがトイレに滞在する時間を取得して該滞在時間を示
す滞在時間情報を生成する滞在時間取得部を有するペット用トイレから受信される前記滞
在時間情報に基づいてペットの健康状態を判断し、該ペットの健康状態を示す健康状態情
報を生成し、前記健康状態情報を表示制御部に送信する健康状態判断部を備えるペット管
理装置が提供される。
本発明の別の態様によれば、コンピュータを、ペットがトイレに滞在する時間を取得し
て該滞在時間を示す滞在時間情報を生成する滞在時間取得部を有するペット用トイレから
受信される前記滞在時間情報に基づいてペットの健康状態を判断し、該ペットの健康状態
を示す健康状態情報を生成し、前記健康状態情報を表示制御部に送信する健康状態判断部
として機能させるペット管理プログラムが提供される。
本発明の別の態様によれば、ペット用トイレの体重測定部が、ペットの体重を測定して
該体重を示す体重情報を生成し、健康状態判断部が、前記体重情報の経時変化に基づいて
ペットの健康状態を判断し、該ペットの健康状態を示す健康状態情報を生成し、表示制御
部が、前記健康状態情報を受信し、前記ペットの健康状態を表示する、ペット管理方法が
提供される。
本発明の別の態様によれば、ペットの体重を測定して該体重を示す体重情報を生成する
体重測定部を有するペット用トイレから受信される前記体重情報の経時変化に基づいてペ
ットの健康状態を判断し、該ペットの健康状態を示す健康状態情報を生成し、前記健康状
態情報を表示制御部に送信する健康状態判断部を備えるペット管理装置が提供される。
本発明の別の態様によれば、コンピュータを、ペットの体重を測定して該体重を示す体
重情報を生成する体重測定部を有するペット用トイレから受信される前記体重情報の経時
変化に基づいてペットの健康状態を判断し、該ペットの健康状態を示す健康状態情報を生
成し、前記健康状態情報を表示制御部に送信する健康状態判断部として機能させるペット
管理プログラムが提供される。
簡易にペットの健康状態を把握できる。
一実施形態に係るペット管理システムの概略構成を示すブロック図。 ペット管理システムの処理動作の一例を示すフローチャート。 ペット管理システムの処理動作の別の例を示すフローチャート。 ペット管理システムの処理動作のまた別の例を示すフローチャート。 ペット管理システムの処理動作のさらに別の例を示すフローチャート。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、
本発明は、室内で与えられた餌や水のみを摂取し、決まった場所で排泄をするネコに特に
好適であるが、他のペットにも適用可能である。
図1は、一実施形態に係るペット管理システムの概略構成を示すブロック図である。ペ
ット管理システムは、トイレ1と、給水トレー2と、給餌トレー3と、サーバ4と、端末
装置5とを備えている。そして、トイレ1とサーバ4、給水トレー2とサーバ4、給餌ト
レー3とサーバ4はネットワークで接続され、通信可能となっている。通信手段に特に制
限はなく、有線あるいは無線ネットワークでもよいし、Blutooth(登録商標)な
どの近距離通信を適用してもよい。また、サーバ4と端末装置5も当然、ネットワークで
接続され、通信可能となっている。あるいは、端末装置5からトイレ1、給水トレー2、
給餌トレー3と直接通信可能であってもよい。
トイレ1は、通常のトイレとしての機能に加え、排尿量取得部11と、体重測定部12
と、尿成分取得部13と、滞在時間取得部14とを有する。
排尿量取得部11はペットの排尿量を測定し、その排尿量を示す排尿量情報を生成する
。そして、排尿量取得部11は排尿量情報をサーバ4に送信する。
体重測定部12は、ペットが排泄する際にペットの体重を測定し、その体重を示す体重
情報を生成する。そして、体重測定部12は体重情報をサーバ4に送信する。
尿成分取得部13はペットの尿成分を計測し、その尿成分を示す尿成分情報を生成する
。そして、尿成分取得部13は尿成分情報をサーバ4に送信する。本実施形態では、尿成
分の例として、尿比重およびタンパク質含有量を計測するものとする。
尿比重とは、尿における水分と、水分以外の物質(尿素や塩化ナトリウムなど)との割
合であり、腎機能を調べる指標の1つである。腎機能に異常があると尿比重が低下するた
め、尿比重を計測することで慢性腎臓病の兆候を早期に発見できる。なお、尿比重を計測
するデバイスは公知のものを適用すればよい。
また、腎機能が低下すると血液中のタンパク質が尿として排泄されてしまい、タンパク
尿が見られることがある。そのため、タンパク質含有量を計測することで腎機能低下を早
期に発見できる。また、膀胱炎の兆候も早期に発見できる。なお、タンパク質含有量を計
測するデバイスは公知のものを適用すればよい。
滞在時間取得部14はペットがトイレ1に滞在している時間を計測し、その滞在時間を
示す滞在時間情報を生成する。そして、滞在時間取得部14は滞在時間情報をサーバ4に
送信する。
なお、上述した各種情報はリアルタイムにトイレ1からサーバ4に送信されるのが望ま
しい。
給水トレー2は、水をペットに提供する機能に加え、飲水量取得部21と、水作成部2
2とを有する。
飲水量取得部21はペットの飲水量を計測し、その飲水量を示す飲水量情報を生成する
。そして、飲水量取得部21は飲水量情報をサーバ4に送信する。飲水量情報はリアルタ
イムに給水トレー2からサーバ4に送信されるのが望ましい。
水作成部22は、後述する水情報に基づいて水に風味付けしたり、香り付けしたりして
、ペットに提供される水を作成する。
給餌トレー3は、餌をペットに提供する機能に加え、餌作成部31を有する。餌作成部
31は後述する餌情報に基づいてペットに提供される餌を作成する。
サーバ4は、健康状態判断部41と、水決定部42と、餌決定部43とを有する。これ
ら各部の少なくとも一部は、例えばサーバ4が有するプロセッサが所定のプログラムを実
行することによって実現されてもよいし、ハードウェアで実装されてもよい。なお、サー
バ4をペット管理装置と考えることもできる。
健康状態判断部41は、トイレ1および給水トレー2からの各種情報のうちの少なくと
も一部を用いて、ペットの健康状態を判断する。一例として、健康状態判断部41は、排
尿量情報および飲水量情報に基づき、水分の摂取と排出のバランスからペットの健康状態
を判断する。そして、健康状態判断部41はペットの健康状態を示す健康状態情報を生成
し、端末装置5に送信する。
水決定部42は、ペットに与える水、言い換えると、水作成部22がどのような水を作
成すべきかを示す水情報を生成する。より具体的には、水決定部42は、ペットの健康状
態や、トイレ1および給水トレー2からの各種情報に応じて、ペットに提供する水を決定
する。一例として、ペットの飲水量が少なすぎる場合、にぼし風味の水とすることで、飲
水を促すようにする。
餌決定部43は、ペットに与える餌、言い換えると、餌作成部31がどのような餌を作
成すべきかを示す餌情報を生成する。より具体的には、餌決定部43は、ペットの健康状
態や、トイレ1および給水トレー2からの各種情報に応じて、ペットに提供する餌を決定
する。一例として、ペットの飲水量が少なすぎる場合、ウエットフードとすることで、水
分摂取量が高くなるようにする。
端末装置5はペットの飼い主が用いるものであり、典型的にはスマートフォンやタブレ
ットなどの携帯端末であるが、パーソナルコンピュータや専用コンピュータであってもよ
い。端末装置5は、ペット情報登録部51と、表示制御部52とを有する。これら各部の
少なくとも一部は、いわゆる「アプリ」であって、端末装置5が有するプロセッサが所定
のプログラムを実行することによって実現されてもよいし、ハードウェアで実装されても
よい。なお、端末装置5はタッチパネルなどの入力インターフェース、ディスプレイなど
の出力インターフェースを有するが、説明は省略する。
ペット情報登録部51はユーザからの指示に基づいてペット情報を登録する。ペット情
報とは、例えばペットの品種(種別)、年齢、性別、嗜好、体重などを含み得るが、これ
らに限られない。ペット情報はサーバ4に送信される。
表示制御部52はサーバ4からの健康状態情報に基づいて、ペットの健康状態をディス
プレイに表示させる。一例として、ペットの健康状態が異常である場合、表示制御部52
は受診を勧めるアラートを表示させる。なお、表示制御部52は端末装置のディスプレイ
に表示するのが一般的であるが、トイレ1、給水トレー2または給餌トレー3に設けられ
たディスプレイに表示してもよい。
図2は、ペット管理システムの処理動作の一例を示すフローチャートであり、ペットの
排尿量および飲水量に基づいて健康状態を判断するものである。
予め端末装置5のペット情報登録部51はユーザからの指示に基づいてペット情報を登
録する(ステップS1)。
ペットがトイレ1で排泄する際に、排尿量取得部11がペットの排尿量を測定して排尿
量情報をサーバ4に送信するとともに、体重測定部12がペットの体重を測定し体重情報
をサーバ4に送信する。また、ペットが給水トレー2から飲水する際に、飲水量取得部2
1がペットの飲水量を計測して飲水量情報をサーバ4に送信する(ステップS2)。
そして、健康状態判断部41は、飲水量情報が示すペットの飲水量および排尿量情報が
示すペットの排尿量に基づいて、ペットの健康状態を診断する(ステップS3)。
具体例として、ペットの排尿量および飲水量がともに多い場合(多飲多尿、ステップS
4a)、ペットの排尿量が少ないが飲水量が多い場合(多飲少尿、ステップS4b)、排
尿量に関わらず飲水量が少ない場合(少飲、ステップS4c)には、健康状態判断部41
はペットの健康状態に異常があると判断する(ステップS5a)。一方、排尿量および飲
水量とも正常である場合(ステップS4d)、健康状態判断部41はペットの健康状態は
正常であると判断する(ステップS5b)。
なお、飲水量が多いか少ないか正常であるかの判断は、所定の基準値との比較によって
行うことができる。例えば、ペットがネコである場合、健康状態判断部41は、飲水量が
体重×50ml以上である場合、あるいは、ペット個体の標準的な飲水量の1.2倍以上
である場合に多飲と判断してもよい。一方、飲水量が体重×20ml以下である場合、あ
るいは、標準的な飲水量の0.8倍以下である場合に少飲と判断してもよい。
同様に、排尿量が多いか少ないか正常であるかの判断も、所定の基準値との比較によっ
て行うことができる。例えば、ペットがネコである場合、健康状態判断部41は、排尿量
が体重×40ml以上である場合、あるいは、ペット個体の標準的な排尿量の1.2倍以
上である場合に多尿と判断してもよい。一方、排尿量が体重×6.5ml以下である場合
、あるいは、標準的な排尿量の0.8倍以下である場合に少尿と判断してもよい。
異常と判断された場合(ステップS5a)、水決定部42および餌決定部43はそれぞ
れ適切な水情報および餌情報を生成し、給水トレー2および給餌トレー3に送信してもよ
い(ステップS6)。水情報に応じて給水トレー2の水作成部22はペットに与える水を
作成し、餌情報に応じて給餌トレー3の餌作成部31はペットに与える餌を作成する(ス
テップS7)。
例えば、少飲(ステップS4c)である場合、水のアミノ酸濃度を高くしたり、にぼし
風味としたり、浄水にするといった加工を行った水を与えて飲水を促す。あるいは、ドラ
イフードに水分を含ませてウエットフード化した餌を与えて水分補給を促す。このように
することで脱水が予防される。
また、健康状態判断部41は診断結果を示す健康状態情報を端末装置5に送信し、端末
装置5の表示制御部52によって健康状態が表示される(ステップS8)。例えば、ペッ
トの健康状態が異常と診断された場合には、受診を促すアラートが表示される。
なお、より簡易に、少飲か否か(ステップS4c)に基づいて診断を行うのであれば、
排尿量情報は不要である。あるいは、排尿量情報のみを用い、少尿である場合には、尿が
出ないという異常や、トイレに間に合わない下部尿道疾患の異常の可能性があると判断し
てもよい。
図3は、ペット管理システムの処理動作の別の例を示すフローチャートであり、ペット
の尿成分に基づいて健康状態を判断するものである。
ペットがトイレ1で排泄する際に、尿成分取得部13がペットの尿成分を測定して尿成
分情報をサーバ4に送信する(ステップS11)。
そして、健康状態判断部41は尿成分情報が示すペットの尿成分に基づいて、ペットの
健康状態を診断する(ステップS12)。具体的には、健康状態判断部41は、尿におけ
る特定の成分が基準値を逸脱している場合にはペットの健康状態は異常であると判断し(
ステップS13a)、基準値内である場合にはペットの健康状態は正常であると判断する
(ステップS13b)。
ペットがネコである場合の具体例として、尿比重が基準値である1.032以下である
場合や、タンパク質含有量が基準値である15mg/dl以上である場合、異常であると
判断してもよい。
健康状態判断部41は診断結果を示す健康状態情報を端末装置5に送信し、端末装置5
の表示制御部52によって健康状態が表示される(ステップS14)。
図4は、ペット管理システムの処理動作のまた別の例を示すフローチャートであり、ペ
ットの滞在時間に基づいて健康状態を判断するものである。
ペットがトイレ1で排泄する際に、滞在時間取得部14がペットの滞在時間を測定して
滞在時間情報をサーバ4に送信する(ステップS21)。
そして、健康状態判断部41は、滞在時間情報が示すペットがトイレ1に滞在している
時間に基づいて、ペットの健康状態を診断する(ステップS22)。具体例として、健康
状態判断部41は、滞在時間が基準値(例えば、個体の標準値の1.2倍)より長い場合
にはペットの健康状態は異常であると判断し(ステップS23a)、基準値より短い場合
にはペットの健康状態は正常であると判断する(ステップS23b)。滞在時間が長い場
合、常時尿意を感じているなどの異常の可能性があるためである。
健康状態判断部41は診断結果を示す健康状態情報を端末装置5に送信し、端末装置5
の表示制御部52によって健康状態が表示される(ステップS24)。
図5は、ペット管理システムの処理動作のさらに別の例を示すフローチャートであり、
ペットの体重に基づいて健康状態を判断するものである。
ペットがトイレ1で排泄する際に、体重測定部12がペットの体重を測定して体重情報
をサーバ4に送信する(ステップS31)。
そして、健康状態判断部41は体重情報が示すペットの体重(好ましくは、その経時変
化)に基づいて、ペットの健康状態を診断する(ステップS22)。具体例として、健康
状態判断部41は、ペットの現在の体重と過去の体重とを比較し、減少傾向にある場合に
はペットの健康状態は異常であると判断し(ステップS33a)、増加傾向あるいは大き
な変化がない場合にはペットの健康状態は正常であると判断してもよい(ステップS33
b)。
さらに具体的な例として、ペットの現在の体重が前年の0.9倍以下である場合や、一
昨年の0.8倍以下である場合に、減少傾向にあるとしてもよい。
健康状態判断部41は診断結果を示す健康状態情報を端末装置5に送信し、端末装置5
の表示制御部52によって健康状態が表示される(ステップS34)。
このように、本実施形態では、ウエアラブル・デバイスをペットに装着させるといった
ことが不要であり、トイレ1、給水トレー2および給餌トレー3でペットの情報を取得し
、簡易かつリアルタイムに健康状態を把握・管理できる。なお、図2〜図5で示した診断
を適宜組み合わせてもよい。また、図1に示すペット管理システムのうち、図2〜図5で
示した診断に不要な機能部は適宜省略してもよい。
本実施形態は特にネコにとって有用である。ネコは乾きに鈍感であり、自身が水分不足
であることに気づかないこともあるし、給水場所が近くにないと給水を行わないこともあ
る。また、ネコは尿排泄によって毒素を体外に排出するため、尿が数日間出ないと死に至
ることもある。
そのため、飲水量や排尿量を把握したり、尿成分を取得したりすることで、早期にネコ
の異常を発見するのがよい。
また、ネコの死因の1つは腎臓疾患であるが、腎臓疾患の発見は遅れる傾向にある。腎
臓疾患が進行すると、排尿量が少なくなったり、尿比重が異常値になったり、体重が減っ
たりするため、本実施形態によれば腎臓疾患を早期に発見でき、進行抑制につなげること
ができる。
さらに、本実施形態に係るサーバ4には様々な情報が蓄積される。例えば、端末装置5
のペット情報登録部51からは、ペットの品種、年齢、性別、嗜好といったペット情報が
登録される。トイレ1の排尿量取得部11からは排尿量、体重測定部12からは体重の変
化、尿成分取得部13からは尿成分、滞在時間取得部14からはトイレ1での滞在時間に
関する情報が蓄積される。給水トレー2の飲水量取得部21からは、ペットの飲水量に関
する情報が蓄積される。サーバ4自身は、水決定部42および餌決定部43により、ペッ
トの嗜好を把握できる。
これらサーバ4に蓄積された情報を一括して取得することで、ペットの品種や年齢に応
じた適切な餌や給餌タイミング、ペットの体重(およびその変化)に応じた適切な摂取カ
ロリー、病気の兆候の事前把握などを精度良く行うことも可能となる。
なお、図1に示したペット管理システムはあくまで構成例に過ぎない。例えば、サーバ
4および/または端末装置5内の一部の機能がトイレ1、給水トレー2または給餌トレー
3内にあってもよい。さらに、ペット情報の登録を、ユーザからの指示に基づく端末装置
5からの登録ではなく、他の装置を介して登録を行ってもよい。例えば、ネットワークカ
メラなどの画像認識端末がペットを撮影して品種などを認識して登録を行ってもよいし、
スマートスピーカなどの音声認識端末がペットの鳴き声を聞き取って品種などを認識して
登録を行ってもよい。この場合、認識結果を直接サーバ4に送信して登録を行ってもよい
し、端末装置5、トイレ1、給水トレー2あるいは給餌トレー3に設けられたディスプレ
イに認識結果を表示し、誤りがないことをユーザが確認して(誤っていればユーザが訂正
して)登録を行うようにしてもよい。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明
を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、
当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用
しうることである。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく
、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲とすべきである。
1 トイレ
11 排尿量取得部
12 体重測定部
13 尿成分取得部
14 滞在時間取得部
2 給水トレー
21 飲水量取得部
22 水作成部
3 給餌トレー
31 餌作成部
4 サーバ
41 健康状態判断部
42 水決定部
43 餌決定部
5 端末装置
51 ペット情報登録部
52 表示制御部

Claims (5)

  1. ペットの尿成分を取得して該尿成分を示す尿成分情報を生成する尿成分取得部を有するペット用トイレと、
    前記尿成分情報に基づいてペットの健康状態を判断し、該ペットの健康状態を示す健康状態情報を生成する健康状態判断部と、
    前記健康状態情報を受信し、前記ペットの健康状態を表示する表示制御部と、を備えるペット管理システム。
  2. 前記尿成分は、尿比重および/またはタンパク質含有量を含む、請求項1に記載のペット管理システム。
  3. 前記健康状態判断部は、尿における特定の成分と基準との比較によって、健康状態を判断する、請求項1または2に記載のペット管理システム。
  4. ペット用トイレの尿成分取得部が、ペットの尿成分を取得して該尿成分を示す尿成分情報を生成し、
    健康状態判断部が、前記尿成分情報に基づいてペットの健康状態を判断し、該ペットの健康状態を示す健康状態情報を生成し、
    表示制御部が、前記健康状態情報を受信し、前記ペットの健康状態を表示する、ペット管理方法。
  5. ペットの尿成分を取得して該尿成分を示す尿成分情報を生成する尿成分取得部を有するペット用トイレから受信される前記尿成分情報に基づいてペットの健康状態を判断し、該ペットの健康状態を示す健康状態情報を生成し、前記健康状態情報を表示制御部に送信する健康状態判断部を備えるペット管理装置。
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