JP2021181044A - フィルタエレメントの製造方法 - Google Patents

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和昭 竹内
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Abstract

【課題】容易に製造することのできるフィルタエレメントの製造方法を提供する。【解決手段】フィルタエレメントの製造方法は、波板状の主壁部及び主壁部の各山部の側面を閉塞する側壁部を有する濾過部20と、濾過部20の外周に設けられるシール部30とを備える。熱可塑性樹脂製の繊維及び前記繊維よりも融点の低い熱可塑性樹脂製の結合材を含む不織布シートを、成形型100を用いて熱プレスすることにより、濾過部20及びシール部30を一度に一体成形する。【選択図】図5

Description

本発明は、フィルタエレメントの製造方法に関する。
特許文献1には、同一の濾材から成形され、波板状の主壁部及び主壁部の各山部の側面を閉塞する側壁部を有する濾過部と、濾過部の外周に設けられるシール部とを備えるフィルタエレメントの製造方法が開示されている。
この製造方法は、板状の濾材を折り曲げて波板状の中間体を成形する工程と、成形型を用いて中間体を熱プレスすることによって上記側壁部及びシール部を成形する工程とを備えている。
シール部では、濾過部から連続する濾材が折り重ねられて多層に積層されている。
特許第3801231号公報
ところで、特許文献1に記載のフィルタエレメントの製造方法においては、波板状の中間体を成形する工程の後に、側壁部及びシール部を成形する工程が行われる。このため、フィルタエレメントの製造に際して多くの工程が必要となる。
本発明の目的は、容易に製造することのできるフィルタエレメントの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するためのフィルタエレメントの製造方法は、波板状の主壁部及び前記主壁部の各山部の側面を閉塞する側壁部を有する濾過部と、前記濾過部の外周に設けられるシール部とを備えるフィルタエレメントを製造する方法である。この方法は、熱可塑性樹脂製の繊維及び前記繊維よりも融点の低い熱可塑性樹脂製の結合材を含む不織布シートを、成形型を用いて熱プレスすることにより、前記濾過部及び前記シール部を一度に一体成形する。
同方法によれば、上記不織布シートを、成形型を用いて熱プレスすることにより、濾過部とシール部とが一度に一体成形される。このため、濾過部を成形する工程とは別にシール部を成形する工程を設ける必要がなくなる。したがって、フィルタエレメントを容易に製造することができる。
フィルタエレメントの一実施形態を示す斜視図。 複合繊維の断面図。 同実施形態のフィルタエレメントの製造工程を示す断面図。 同実施形態のフィルタエレメントの製造工程を示す断面図。 同実施形態のフィルタエレメントの製造工程を示す断面図。
以下、図1〜図5を参照して、一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、内燃機関のエアクリーナに用いられるフィルタエレメントの製造方法として本発明を具体化している。
図1に示すように、フィルタエレメント10は、濾過部20と、濾過部20の外周に設けられるシール部30とを備えている。
図1に示すように、濾過部20は、エアクリーナ(図示略)に吸入された空気を濾過するものであり、波板状の主壁部21と主壁部21の各山部22,23の両側面を閉塞する側壁部26とを備えている。
主壁部21は、第1山部22と、第1山部22とは反対側に向かって突出するとともに第1山部22と交互に設けられた第2山部23とを有している。
各山部22,23の頂部24,25は、互いに平行に延在している。
図1に示すように、シール部30は、四角環状であり、濾過部20の高さ方向の中央部に形成されている。すなわち、第1山部22は、シール部30から高さ方向の一方に向かって突出している。また、第2山部23は、シール部30から高さ方向の他方に向かって突出している。
フィルタエレメント10を構成する濾過部20及びシール部30は、熱可塑性樹脂製の繊維及び当該繊維よりも融点の低い熱可塑性樹脂製の結合材を含む不織布シート40を、成形型100を用いて熱プレスすることにより、一体成形されている。
不織布シート40を構成する繊維は、例えば、芯鞘構造を有する複合繊維41である。
図2に示すように、この複合繊維41は、熱可塑性樹脂製の繊維からなる芯部42と、上記結合材からなる鞘部43とを有している。芯部42よりも融点の低い鞘部43を熱プレスにより軟化させることで、鞘部43を介して複合繊維41同士が熱融着される。芯部42及び鞘部43を構成する樹脂材料の組み合わせとしては、例えばポリプロピレン及びポリエチレン、ポリエステル及びポリエチレン、ポリエステル及び低融点ポリエステルなどが挙げられる。
本実施形態では、シール部30の厚さは、濾過部20の厚さよりも小さい。より詳しくは、シール部30の圧縮度合は、濾過部20の圧縮度合よりも大きい。
ここで、成形型100の構成について説明する。
図3〜図5に示すように、成形型100は、固定型110と、固定型110に対して近接可能に設けられる可動型120とを備えている。
固定型110は、濾過部20の第1面21aに沿った形状の成形面111と、シール部30の第1面30aに沿った形状の成形面112とを有している。固定型110の内部には、加熱装置の電熱線113が設けられている。
可動型120は、濾過部20の第1面21aの裏面である第2面21bに沿った形状の成形面121と、シール部30の第1面30aの裏面である第2面30bに沿った形状の成形面122とを有している。可動型120の内部には、加熱装置の電熱線123が設けられている。
次に、フィルタエレメント10の製造方法について説明する。
まず、図3に示すように、不織布シート40を固定型110の成形面111上に載置する。不織布シート40の厚さは、フィルタエレメント10の高さ、すなわち濾過部20の高さ以上である。また、不織布シート40は、所定の目付量であり、単層である。また、加熱装置の電熱線113,123に通電することによって固定型110及び可動型120を加熱する。
続いて、図4に示すように、可動型120を固定型110に向けて近接させることにより、固定型110の成形面111と、可動型120の成形面121とによって、不織布シート40をその厚さ方向の両側から押圧する。
続いて、図5に示すように、固定型110と可動型120とを型閉じする。ここで、成形面112,122間の距離は、成形面111,121間の距離よりも小さい。これにより、不織布シート40が、固定型110の成形面111と可動型120の成形面121とによって濾過部20に成形されるとともに、固定型110の成形面112と可動型120の成形面122とによってシール部30に成形される。またこのとき、加熱された成形型100によって、不織布シート40を構成する複合繊維41の鞘部43が軟化されることで、鞘部43を介して複合繊維41同士が熱融着される。
このようにして、濾過部20及びシール部30が一度に一体成形される。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)熱可塑性樹脂製の繊維及び当該繊維よりも融点の低い熱可塑性樹脂製の結合材を含む不織布シート40を、成形型100を用いて熱プレスすることにより、濾過部20及びシール部30を一度に一体成形する。
こうした方法によれば、不織布シート40を、成形型100を用いて熱プレスすることにより、濾過部20とシール部30とが一度に一体成形される。このため、濾過部20を成形する工程とは別にシール部30を成形する工程を設ける必要がなくなる。したがって、フィルタエレメント10を容易に製造することができる。
(2)不織布シート40の厚さは、濾過部20の高さ以上である。
不織布シート40を厚さ方向に熱プレスすることによって濾過部20及びシール部30が一度に一体成形されることでフィルタエレメント10を製造する場合、不織布シート40の厚さが小さいと、濾過部20を成形する際に、不織布シート40が大きく引き伸ばされることとなり、濾過部20の密度の制御、すなわち濾過性能の制御が難しくなる。
この点、上記方法によれば、濾過部20を成形する際に、不織布シート40が引き伸ばされることを抑制できる。したがって、濾過性能の制御を容易に行うことができる。
(3)シール部30を、濾過部20の高さ方向の中央部に形成する。
例えば、シール部30を、濾過部20の高さ方向において各山部22,23の頂部24,25寄りに形成する場合、側壁部26が他の部分に比べて大きく引き伸ばされることとなり、側壁部26の密度、すなわち濾過性能が主壁部21と異なりやすくなる。
この点、上記方法によれば、側壁部26が引き伸ばされることを抑制できるため、側壁部26の濾過性能が主壁部21と異なることを抑制できる。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・不織布シート40は、本実施形態で例示したように所定の目付量である単層のものに限定されず、例えば、互いに目付量の異なる複数の不織布を含んでいるものであってもよい。
こうした方法によれば、単層の不織布シート40を用いる場合に比べて、濾過部20の圧縮度合、すなわち濾過性能の設計の自由度を高めることができる。
・シール部30は、本実施形態で例示したように濾過部20の高さ方向の中央部に形成されるものに限定されず、例えば、濾過部20の高さ方向の両端のうちいずれか一方に形成されるものであってもよい。
・不織布シート40の厚さは、濾過部20の高さ以上であるものに限定されない。すなわち、濾過部20が濾過性能を有するものであれば、不織布シート40の厚さが濾過部20の高さよりも小さくてもよい。
10…フィルタエレメント
20…濾過部
21…主壁部
21a…第1面
21b…第2面
22…第1山部
23…第2山部
24…頂部
25…頂部
26…側壁部
30…シール部
30a…第1面
30b…第2面
40…不織布シート
41…複合繊維
42…芯部
43…鞘部
100…成形型
110…固定型
111…成形面
112…成形面
113…電熱線
120…可動型
121…成形面
122…成形面
123…電熱線

Claims (4)

  1. 波板状の主壁部及び前記主壁部の各山部の側面を閉塞する側壁部を有する濾過部と、前記濾過部の外周に設けられるシール部とを備えるフィルタエレメントの製造方法において、
    熱可塑性樹脂製の繊維及び前記繊維よりも融点の低い熱可塑性樹脂製の結合材を含む不織布シートを、成形型を用いて熱プレスすることにより、前記濾過部及び前記シール部を一度に一体成形する、
    フィルタエレメントの製造方法。
  2. 前記不織布シートの厚さは、前記濾過部の高さ以上である、
    請求項1に記載のフィルタエレメントの製造方法。
  3. 前記シール部を、前記濾過部の高さ方向の中央部に形成する、
    請求項1または請求項2に記載のフィルタエレメントの製造方法。
  4. 前記不織布シートは、互いに密度の異なる複数の不織布を含む、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のフィルタエレメントの製造方法。
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