JP2021180374A - ドローン警備システム、ドローン警備システムのプログラム、移動体警備システム、移動体警備システムのプログラム - Google Patents

ドローン警備システム、ドローン警備システムのプログラム、移動体警備システム、移動体警備システムのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】警備者は侵入行為や火災などの異常があった現場へ急行するなどの対応をとることができるドローン警備システムを提供する。【解決手段】ドローン警備システム100は、カメラ111を有したドローン110とクラウドサーバ120と警備者端末130とを備えている。ドローンが、所定のコースを飛行中にカメラを用いて撮影した撮影データをクラウドサーバに送信し、クラウドサーバが、ドローンから受信した撮影データを、映像分析手段を用いて分析し、所定領域への侵入行為検出、火災検出、煙検出、暴力行為検出、落下物検出、物品持ち去り行為検出、不法投棄行為検出、不法投棄物検出、不法駐車行為検出、不法駐車検出、転倒者検出、要救助ジェスチャ検出のいずれかを行ったとき、警備者端末へその旨を通知する構成である。【選択図】図1

Description

本発明は、カメラを有したドローンとクラウドサーバと警備者端末とを備えてドローンによる撮影データの内容の異常を警備者端末に通知するドローン警備システム、そのプログラム、カメラを有した移動体とクラウドサーバと警備者端末とを備えて移動体による撮影データの内容の異常を警備者端末に通知する移動体警備システム、および、そのプログラムに関する。
従来、警備機器としてのカメラを搭載した略円盤状のロボット本体と、ロボット本体の走行に係る電動移動手段と、少なくとも警備経路を記憶する警備関連情報記憶部とを備えた自律移動型警備ロボットが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2019−32579号公報(特に、段落0020〜段落0022参照)
しかしながら、上述した従来の自律移動型警備ロボットは、カメラで撮影した警備関連情報を警備関連情報記憶部に記憶する構成であったため、異常があった場合に警備者が現場へ急行するなどの対応をとることが困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、警備者は侵入行為や火災などの異常があった現場へ急行するなどの対応をとることができるドローン警備システム、そのプログラム、移動体警備システム、および、そのプログラムを提供することである。
本請求項1に係る発明は、カメラを有したドローンとクラウドサーバと警備者端末とを備えてドローンによる撮影データの内容の異常を警備者端末に通知するドローン警備システムであって、前記ドローンが、所定のコースを飛行中にカメラを用いて撮影した撮影データをクラウドサーバに送信し、前記クラウドサーバが、前記ドローンから受信した撮影データを、映像分析手段を用いて分析し、所定領域への侵入行為検出、火災検出、煙検出、暴力行為検出、落下物検出、物品持ち去り行為検出、不法投棄行為検出、不法投棄物検出、不法駐車行為検出、不法駐車検出、転倒者検出、要救助ジェスチャ検出のいずれかを行ったとき、警備者端末へその旨を通知する構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載されたドローン警備システムの構成に加えて、前記ドローンが、マイクを備え、前記クラウドサーバが、前記ドローンから受信した撮影データを、音声分析手段を用いて分析し、暴力検出、爆発音検出、悲鳴検出のいずれかを行ったとき、警備者端末へその旨を通知する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載されたドローン警備システムの構成に加えて、前記ドローンが、位置情報取得手段を有し、位置情報を撮影データとともにクラウドサーバへ送信し、前記クラウドサーバが、検出した内容を警備者端末へ通知するとともに検出した内容の撮影データに対応する位置情報を警備者端末へ送信する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載されたドローン警備システムの構成に加えて、前記ドローンが、スピーカを備え、前記クラウドサーバが、前記所定領域への侵入行為検出、暴力行為検出、物品持ち去り行為検出、不法投棄行為検出、不法駐車行為検出のいずれかを行ったとき、ドローンに対して行為者への音声による警告指令を送信し、前記ドローンが、前記行為者へ向かってスピーカを用いて音声による警告をする構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載されたドローン警備システムの構成に加えて、前記ドローンが、液体塗料、粉末塗料および防犯用カラーボールのいずれかを備え、前記クラウドサーバが、前記所定領域への侵入行為検出、暴力行為検出、物品持ち去り行為検出、不法投棄行為検出、不法駐車行為検出のいずれかを行ったとき、ドローンに対して行為者への塗料マーク指令を送信し、前記ドローンが、前記行為者へ向かって液体塗料を噴射する、粉末塗料を散布する、または、防犯用カラーボールを落下する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項6に係る発明は、カメラを有したドローンとクラウドサーバと警備者端末とを備えてドローンによる撮影データの内容の異常を警備者端末に通知するドローン警備システムのプログラムであって、前記ドローンが、所定のコースを飛行中にカメラを用いて撮影した撮影データをクラウドサーバに送信する撮影データ送信ステップと、前記クラウドサーバが、映像分析手段を用いてドローンから受信した撮影データを分析し、所定領域への侵入行為、火災、煙、暴力行為、落下物、物品持ち去り行為、不法投棄行為、不法投棄物、不法駐車行為、不法駐車、転倒者、要救助ジェスチャのいずれかを検出したか否かを判定する分析・判定ステップと、検出したと判定したとき、前記クラウドサーバが、前記警備者端末へその旨を通知する異常検出通知ステップとを具備していることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項7に係る発明は、カメラを有した移動体とクラウドサーバと警備者端末とを備えて移動体による撮影データの内容の異常を警備者端末に通知する移動体警備システムであって、前記移動体が、所定のコースを移動中にカメラを用いて撮影した撮影データをクラウドサーバに送信し、前記クラウドサーバが、前記移動体から受信した撮影データを、映像分析手段を用いて分析し、所定領域への侵入行為検出、火災検出、煙検出、暴力行為検出、落下物検出、物品持ち去り行為検出、不法投棄行為検出、不法投棄物検出、不法駐車行為検出、不法駐車検出、転倒者検出、要救助ジェスチャ検出のいずれかを行ったとき、警備者端末へその旨を通知する構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項8に係る発明は、カメラを有した移動体とクラウドサーバと警備者端末とを備えて移動体による撮影データの内容の異常を警備者端末に通知する移動体警備システムのプログラムであって、前記移動体が、所定のコースを移動中にカメラを用いて撮影した撮影データをクラウドサーバに送信する撮影データ送信ステップと、前記クラウドサーバが、映像分析手段を用いて移動体から受信した撮影データを分析し、所定領域への侵入行為、火災、煙、暴力行為、落下物、物品持ち去り行為、不法投棄行為、不法投棄物、不法駐車行為、不法駐車、転倒者、要救助ジェスチャのいずれかを検出したか否かを判定する分析・判定ステップと、検出したと判定したとき、前記クラウドサーバが、前記警備者端末へその旨を通知する異常検出通知ステップとを具備していることにより、前述した課題を解決するものである。
本発明のドローン警備システムは、カメラを有したドローンとクラウドサーバと警備者端末とを備えていることにより、クラウドサーバは、ドローンおよび警備者端末と通信することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
本請求項1に係る発明のドローン警備システムによれば、侵入行為や火災などの異常があった場合にその旨が警備者端末へ通知されるため、警備者は侵入行為や火災などの異常があった現場へ急行するなどの対応をとることができる。
本請求項2に係る発明のドローン警備システムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、暴力や爆発などの音の異常があった場合にその旨が警備者端末へ通知されるため、警備者は暴力や爆発などの音の異常があった現場へ急行するなどの対応をとることができる。
本請求項3に係る発明のドローン警備システムによれば、請求項1または請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、何らかの異常があった場合にその異常があった現場の位置情報が警備者端末へ送信されるため、警備者は異常があった現場の正確な位置を把握することができる。
本請求項4に係る発明のドローン警備システムによれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、行為者に対して音声による警告によって行為者は自身が見られていることを認識するため、行為者による迷惑行為を途中でやめるように誘導することができる。
本請求項5に係る発明のドローン警備システムによれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、所定領域への侵入行為、暴力行為、物品持ち去り行為、不法投棄行為、不法駐車行為のいずれかがあった場合、塗料によって行為者にマーキングされるため、現場に急行した警備者は行為者を特定することができる。
本請求項6に係る発明のドローン警備システムのプログラムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、侵入行為や火災などの異常があった場合にその旨が警備者端末へ通知されるため、警備者は侵入行為や火災などの異常があった現場へ急行するなどの対応をとることができる。
本請求項7に係る発明の移動体警備システムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、侵入行為や火災などの異常があった場合にその旨が警備者端末へ通知されるため、警備者は侵入行為や火災などの異常があった現場へ急行するなどの対応をとることができる。
本請求項8に係る発明の移動体警備システムのプログラムによれば、請求項1、請求項6または請求項7に係る発明が奏する効果と同様、侵入行為や火災などの異常があった場合にその旨が警備者端末へ通知されるため、警備者は侵入行為や火災などの異常があった現場へ急行するなどの対応をとることができる。
本発明の実施例であるドローン警備システムの概念を示す図。 本発明の実施例であるドローン警備システムの動作例を示すチャート図。 (A)(B)は本発明の実施例であるドローン警備システムの撮影データにおいて所定領域への侵入行為を検出した例を示す図および火災を検出した例を示す図。 (A)(B)は本発明の実施例であるドローン警備システムの撮影データにおいて煙を検出した例を示す図および暴力行為を検出した例を示す図。 (A)(B)は本発明の実施例であるドローン警備システムの撮影データにおいて落下物を検出した例を示す図および物品持ち去り行為を検出した例を示す図。 (A)(B)は本発明の実施例であるドローン警備システムの撮影データにおいて不法投棄行為を検出した例を示す図および不法投棄物を検出した例を示す図。 (A)(B)は本発明の実施例であるドローン警備システムの撮影データにおいて不法駐車行為を検出した例を示す図および不法駐車を検出した例を示す図。 (A)(B)は本発明の実施例であるドローン警備システムの撮影データにおいて転倒者を検出した例を示す図および要救助ジェスチャを検出した例を示す図。
本発明のドローン警備システムは、カメラを有したドローンとクラウドサーバと警備者端末とを備え、ドローンが、所定のコースを飛行中にカメラを用いて撮影した撮影データをクラウドサーバに送信し、クラウドサーバが、ドローンから受信した撮影データを、映像分析手段を用いて分析し、所定領域への侵入行為検出、火災検出、煙検出、暴力行為検出、落下物検出、物品持ち去り行為検出、不法投棄行為検出、不法投棄物検出、不法駐車行為検出、不法駐車検出、転倒者検出、要救助ジェスチャ検出のいずれかを行ったとき、警備者端末へその旨を通知する構成であることにより、警備者は侵入行為や火災などの異常があった現場へ急行するなどの対応をとることができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
また、本発明のドローン警備システムのプログラムは、ドローンが、所定のコースを飛行中にカメラを用いて撮影した撮影データをクラウドサーバに送信する撮影データ送信ステップと、クラウドサーバが、映像分析手段を用いてドローンから受信した撮影データを分析し、所定領域への侵入行為、火災、煙、暴力行為、落下物、物品持ち去り行為、不法投棄行為、不法投棄物、不法駐車行為、不法駐車、転倒者、要救助ジェスチャのいずれかを検出したか否かを判定する分析・判定ステップと、検出したと判定したとき、クラウドサーバが、警備者端末へその旨を通知する異常検出通知ステップとを具備していることにより、警備者は侵入行為や火災などの異常があった現場へ急行するなどの対応をとることができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
さらに、本発明の移動体警備システムは、カメラを有した移動体とクラウドサーバと警備者端末とを備え、移動体が、所定のコースを移動中にカメラを用いて撮影した撮影データをクラウドサーバに送信し、クラウドサーバが、移動体から受信した撮影データを、映像分析手段を用いて分析し、所定領域への侵入行為検出、火災検出、煙検出、暴力行為検出、落下物検出、物品持ち去り行為検出、不法投棄行為検出、不法投棄物検出、不法駐車行為検出、不法駐車検出、転倒者検出、要救助ジェスチャ検出のいずれかを行ったとき、警備者端末へその旨を通知する構成であることにより、警備者は侵入行為や火災などの異常があった現場へ急行するなどの対応をとることができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
また、本発明の移動体警備システムのプログラムは、移動体が、所定のコースを移動中にカメラを用いて撮影した撮影データをクラウドサーバに送信する撮影データ送信ステップと、クラウドサーバが、映像分析手段を用いて移動体から受信した撮影データを分析し、所定領域への侵入行為、火災、煙、暴力行為、落下物、物品持ち去り行為、不法投棄行為、不法投棄物、不法駐車行為、不法駐車、転倒者、要救助ジェスチャのいずれかを検出したか否かを判定する分析・判定ステップと、検出したと判定したとき、クラウドサーバが、警備者端末へその旨を通知する異常検出通知ステップとを具備していることにより、警備者は侵入行為や火災などの異常があった現場へ急行するなどの対応をとることができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
例えば、警備者端末は、デスクトップ型パーソナルコンピュータ端末、ノート型パーソナルコンピュータ端末、スマートフォン端末、タブレット端末、腕時計型端末、眼鏡型端末など、検出内容の通知や撮影データを表示部のブラウザにおいて画面表示するものであって、所謂インターネットである広域ネットワーク、ローカルネットワーク、電話回線などを含む通信ネットワークによりクラウドサーバと接続してデータを送受信するものであれば如何なるものであっても構わない。
また、クラウドサーバは、クラウド環境に作られたものであって、クラウドサーバを構成する物理サーバの数は1つでも複数でもよい。
さらに、移動体は、クラウドサーバと通信自在であって動力による移動手段を有していればよく、地面と接触する車輪を有して地面に沿って移動するものや、プロペラを有して空中を飛行するドローンや、プロペラを有して水中を移動する潜水可能ドローンなど如何なるものであっても構わない。
以下に、本発明の実施例である移動体警備システムの下位概念であるドローン警備システム100について、図1乃至図8(B)に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の実施例であるドローン警備システム100の概念を示す図であり、図2は、本発明の実施例であるドローン警備システム100の動作例を示すチャート図であり、図3(A)は、本発明の実施例であるドローン警備システム100の撮影データDTにおいて所定領域への侵入行為を検出した例を示す図であり、図3(B)は、本発明の実施例であるドローン警備システム100の撮影データDTにおいて火災を検出した例を示す図であり、図4(A)は、本発明の実施例であるドローン警備システム100の撮影データDTにおいて煙を検出した例を示す図であり、図4(B)は、本発明の実施例であるドローン警備システム100の撮影データDTにおいて暴力行為を検出した例を示す図であり、図5(A)は、本発明の実施例であるドローン警備システム100の撮影データDTにおいて落下物を検出した例を示す図であり、図5(B)は、本発明の実施例であるドローン警備システム100の撮影データDTにおいて物品持ち去り行為を検出した例を示す図であり、図6(A)は、本発明の実施例であるドローン警備システム100の撮影データDTにおいて不法投棄行為を検出した例を示す図であり、図6(B)は、本発明の実施例であるドローン警備システム100の撮影データDTにおいて不法投棄物を検出した例を示す図であり、図7(A)は、本発明の実施例であるドローン警備システム100の撮影データDTにおいて不法駐車行為を検出した例を示す図であり、図7(B)は、本発明の実施例であるドローン警備システム100の撮影データDTにおいて不法駐車を検出した例を示す図であり、図8(A)は、本発明の実施例であるドローン警備システム100の撮影データDTにおいて転倒者を検出した例を示す図であり、図8(B)は、本発明の実施例であるドローン警備システム100の撮影データDTにおいて要救助ジェスチャを検出した例を示す図である。
本発明の実施例であるドローン警備システム100は、図1に示すように、移動体の一例であるドローン110と、クラウドサーバ120と、警備者端末130とを備えている。
このうち、ドローン110は、カメラ111を有している。
そして、ドローン警備システム100は、ドローン110による撮影データDTの内容の異常を警備者端末130に通知するように設けられている。
具体的には、ドローン110が、所定のコースを飛行中にカメラ111を用いて撮影した撮影データDTをクラウドサーバ120に送信する。
すると、クラウドサーバ120が、ドローン110から受信した撮影データDTを、インテリジェントビデオ分析技術による映像分析手段を用いて解析・分析する。
この際、所謂、ストリーミング技術を用いて撮影データDTがクラウドサーバ120において解析・分析される。
そして、所定領域への侵入行為検出、火災検出、煙検出、暴力行為検出、落下物検出、物品持ち去り行為検出、不法投棄行為検出、不法投棄物検出、不法駐車行為検出、不法駐車検出、転倒者検出、要救助ジェスチャ検出のいずれかを行ったとき、警備者端末130へその旨を通知するように構成されている。
これにより、侵入行為や火災などの異常があった場合にその旨が警備者端末130へ通知される。
その結果、警備者は侵入行為や火災などの異常があった現場へ急行するなどの対応をとることができる。
なお、警備者の理解を容易にするために、クラウドサーバ120が撮影データDTを常に、または、異常を検出したときのみに警備者端末130へ送信し、撮影データDTを警備者端末130の表示部に表示するように構成してもよい。
また、ドローン110とクラウドサーバ120との間の通信、警備者端末130とクラウドサーバ120との間の通信において、クラウドサーバ120側が各地に設けられた基地局などのアンテナを用いて電波の送受信をするのは勿論である。
続いて、ドローン警備システム100の動作について、より詳しく説明する。
図2に示すように、ステップS1では、ドローン110によるパトロール撮影の開始トリガーの有無を、ドローン110の制御部またはクラウドサーバ120が判定する。
例えば、予め設定され時刻になったか否かを判定する構成でもよいし、警備者端末130におけるパトロール撮影の開始指令の入力の有無を判定する構成でもよい。
開始トリガーありと判定した場合はステップS2へ進み、他方、まだないと判定した場合はステップS1を繰り返す。
ステップS2では、撮影データ送信ステップとして、ドローン110が、所定のコースを飛行中にカメラ111を用いて撮影した撮影データDTをクラウドサーバ120に送信する。
所定のコースは、予め設定され、ドローン110が有している位置情報取得手段に基づいて所定のコースに沿って飛行するように構成されている。
なお、ドローン110のカメラ111が所定のコース上にある障害物を捉えた場合、ドローン110の制御部またはクラウドサーバ120がドローン110と障害物との衝突を回避するようにドローン110の飛行を制御する。
さらに、位置情報取得手段として、例えば、ドローン110に設けられたGPS(グローバル・ポジショニング・システム)受信機が3つ以上のGPS衛星からの信号を受信し、信号の位相差によって現在の位置情報を取得するものでもよい。
また、複数のGPS衛星、複数の準天頂軌道衛星および静止軌道衛星のうちの少なくとも8機からの受信電波からの受信電波に基づいてドローン110の現在の位置情報を取得するものでもよい。
さらに、近距離無線通信信号の発信機からの受信電波に基づいてドローン110の現在の位置情報を取得するものでもよい。
ステップS3では、分析・判定ステップとして、クラウドサーバ120が、映像分析手段を用いてドローン110から受信した撮影データDTを解析・分析する。
映像分析手段は、例えば、人工知能により予め学習した画像により撮影データDTに何が映っていて、何をしているかを解析・分析するように構成されている。
例えば、図3(A)に示すように、位置情報に基づいて予め立入禁止領域を設定しておき、人物2人が立入禁止領域に侵入する様子が映っている場合、撮影データDTにおいて予め設定された立入禁止領域と、人物2人とが映っていることを映像分析手段が認識する。
そして、映像分析手段が、立入禁止領域と、人物2人の動きとに基づいて、人物2人がフェンスを跨いで立入禁止領域に侵入したことを認識・判定し、所定領域への侵入行為を検出する。
また、図3(B)に示すように、撮影データDTにおいて炎が映っているはずのない場所で炎が映っていた場合、炎が映っていることを映像分析手段が認識する。
そして、映像分析手段が、炎の動きに基づいて、本物の炎が発生していることを認識・判定して火災を検出する。
図4(A)に示すように、撮影データDTにおいて煙が映っているはずのない場所で煙が映っていた場合、煙が映っていることを映像分析手段が認識する。
そして、映像分析手段が、煙の動きに基づいて、本物の煙が発生していることを認識・判定して検出する。
また、図4(B)に示すように、撮影データDTにおいて複数の人が喧嘩している様子や少なくとも1人が他人に対して暴力行為を行っている様子が映っていた場合、人物が映っていることを映像分析手段が認識する。
そして、映像分析手段が、人物の手足の動きと、その手足が他人に当たっていることとを認識・判定して人物の少なくとも1人が他人に対して暴力行為を行っていることを検出する。
図5(A)に示すように、撮影データDTにおいて物がないはずの通路上の場所で物が映っていた場合、映像分析手段が、物を認識・判定して落下物を検出する。
なお、複数のカメラ111による撮影データDTから空間や物の表面を認識し、物の有無を認識・判定する構成でもよいし、物の輪郭から物が映っていると認識・判定する構成でもよい。
また、図5(B)に示すように、撮影データDTにおいて物が置いてある場所で人が物を持ち去る様子が映っていた場合、人物と物とが映っていることを映像分析手段が認識する。
そして、映像分析手段が、人物の手の動きと、手で物を持ち上げて運んでいることとを認識・判定して物品持ち去り行為を行っていることを検出する。
図6(A)に示すように、位置情報に基づいて予め不法投棄禁止領域を設定しておき、撮影データDTにおいて物が置かれていないはずの場所で人が物を置いて去る様子が映っていた場合、物と、物を持った人物とが映っていることを映像分析手段が認識する。
そして、映像分析手段が、人物の動き、手の動きと、手で持って運んでいる物を下ろして物から離れる方向へ歩き去っていることを認識・判定して不法投棄行為を行っていることを検出する。
なお、位置情報に基づいて予め不法投棄禁止領域を設定しておき、映像分析手段が、撮影データDTにおいて予め設定された不法投棄禁止領域と、人物と、物とを認識するように構成してもよい。
また、図6(B)に示すように、位置情報に基づいて予め不法投棄禁止領域を設定しておき、撮影データDTにおいて物が置かれていないはずの不法投棄禁止領域で物が置かれている様子が映っていた場合、撮影データDTにおいて予め設定された不法投棄禁止領域と、物とが映っていることを映像分析手段が認識する。
そして、映像分析手段が、撮影データDTにおいて物がないはずの不法投棄禁止領域で物が置かれていることを認識・判定し、不法投棄物を検出する。
図7(A)に示すように、位置情報に基づいて予め駐車禁止領域を設定しておき、撮影データDTにおいて駐車禁止領域に自動車が進入して自動車が停止・駐車されて運転手が自動車から降りて自動車に対して離れる方向へ歩き去る様子が映っていた場合、撮影データDTにおいて予め設定された駐車禁止領域と、駐車禁止領域に進入して停止した自動車と、自動車から降りてきた人物とが映っていることを映像分析手段が認識する。
そして、映像分析手段が、撮影データDTにおいて自動車が停止・駐車されていないはずの駐車禁止領域で自動車が停止・駐車されたと認識・判定し、さらに、運転手だった人物が自動車に対して離れる方向へ歩き去るという動きから不法駐車行為を行っていることを検出する。
また、図7(B)に示すように、位置情報に基づいて予め駐車禁止領域を設定しておき、撮影データDTにおいて駐車禁止領域に自動車が駐車されている様子が映っていた場合、撮影データDTにおいて予め設定された駐車禁止領域と、自動車とが映っていることを映像分析手段が認識する。
そして、映像分析手段が、撮影データDTにおいて自動車が停止・駐車されていないはずの駐車禁止領域で自動車が停止・駐車されたと認識・判定し、不法駐車を検出する。
図8(A)に示すように、撮影データDTにおいて人が倒れていないはずの場所で人が倒れている(寝ている、横になっている)様子が映っていた場合、人物が映っていることを映像分析手段が認識する。
そして、映像分析手段が、人物が横になっている(倒れている)状態から人物が転倒者であることを検出する。
また、図8(B)に示すように、撮影データDTにおいて人が要救助ジェスチャの一例として顔をドローン110のカメラ111に向けるとともに両腕を挙げて左右両側に開閉するように振る様子が映っていた場合、人物が映っていることを映像分析手段が認識する。
そして、映像分析手段が、人物の顔の向き、両腕の動きから人物が要救助ジェスチャを行っていることを検出する。
ステップS4では、分析・判定ステップとして、クラウドサーバ120が、映像分析手段を用いて、所定領域への侵入行為、火災、煙、暴力行為、落下物、物品持ち去り行為、不法投棄行為、不法投棄物、不法駐車行為、不法駐車、転倒者、要救助ジェスチャのいずれかを検出したか否かを判定する。
検出したと判定した場合はステップS5へ進み、他方、まだないと判定した場合はステップS6へ進む。
ステップS5では、異常検出通知ステップとして、クラウドサーバ120が、警備者端末130へその旨を通知する。
これにより、前述したように、侵入行為や火災などの異常があった場合にその旨が警備者端末130へ通知される。
その結果、警備者は侵入行為や火災などの異常があった現場へ急行するなどの対応をとることができる。
ステップS6では、ドローン110によるパトロール撮影が終了したか否かを、ドローン110の制御部またはクラウドサーバ120が判定する。
例えば、予め設定され終了時刻になったか否かを判定する構成でもよいし、ドローン110のよる所定のコースの飛行が終了したか否かを判定する構成でもよいし、警備者端末130におけるパトロール撮影の終了指令の入力の有無を判定する構成でもよい。
パトロール撮影が終了したと判定した場合はシーケンスを終了し、他方、まだ終了していないと判定した場合はステップS2に戻る。
また、本実施例では、ドローン110が、マイクを備えている。
さらに、クラウドサーバ120が、ドローン110から受信した撮影データDTを、音声分析手段を用いて解析・分析する。
例えば、図4(A)に示すように、建築物の内部から外部へ煙が発生する際、何らかの爆発により煙が生じた場合、その爆発音の例えば「バン!」がマイクで録音されて撮影データDTとしてドローン110からクラウドサーバ120へ送信される。
そして、撮影データDTにおける「バン!」の音が爆発音であると音声分析手段が判定し、クラウドサーバ120が、爆発音を検出する。
また、図4(B)に示すように、暴力行為に伴う例えば「ゴン!」などの打撃音がマイクで録音されて撮影データDTとしてドローン110からクラウドサーバ120へ送信される。
そして、撮影データDTにおける「ゴン!」の音が暴力による音であると音声分析手段が判定し、クラウドサーバ120が、暴力を検出する。
さらに、暴力行為に伴う例えば「おらー!」などの怒鳴り声(言葉の暴力)や「やめてくれ!」などの叫び声や悲鳴がマイクで録音されて撮影データDTとしてドローン110からクラウドサーバ120へ送信される。
そして、撮影データDTにおける「おらー!」の音声が暴力時の威嚇する音声(言葉の暴力)であることや「やめてくれ!」の音声が悲鳴であることを音声分析手段が判定し、クラウドサーバ120が、言葉の暴力および悲鳴を検出する。
また、図8(B)に示すように、何らか緊急時の例えば「助けてくれ!」などの救護の声や悲鳴がマイクで録音されて撮影データDTとしてドローン110からクラウドサーバ120へ送信される。
そして、撮影データDTにおける「助けてくれ!」の音声が救護の声や悲鳴であると音声分析手段が判定し、クラウドサーバ120が、悲鳴を検出する。
クラウドサーバ120が、暴力検出、爆発音検出、悲鳴検出のいずれかを行ったとき、警備者端末130へその旨を通知するように構成されている。
これにより、暴力や爆発などの音の異常があった場合にその旨が警備者端末130へ通知される。
その結果、警備者は暴力や爆発などの音の異常があった現場へ急行するなどの対応をとることができる。
さらに、本実施例では、ドローン110が、位置情報取得手段を有している。
そして、ドローン110が、位置情報取得手段によって取得した位置情報を撮影データDTとともにクラウドサーバ120へ送信する。
すると、クラウドサーバ120が、検出した内容を警備者端末130へ通知するとともに検出した内容の撮影データDTに対応する位置情報を警備者端末130へ送信するように構成されている。
これにより、何らかの異常があった場合にその異常があった現場の位置情報が警備者端末130へ送信される。
その結果、警備者は異常があった現場の正確な位置を把握することができる。
また、本実施例では、ドローン110が、スピーカを備えている。
クラウドサーバ120が、所定領域への侵入行為検出、暴力行為検出、物品持ち去り行為検出、不法投棄行為検出、不法駐車行為検出のいずれかを行ったとき、ドローン110に対して行為者への音声による警告指令を送信する。
ドローン110が、行為者へ向かってスピーカを用いて音声による警告をするように構成されている。
これにより、行為者に対して音声による警告によって行為者は自身が見られていることを認識する。
その結果、行為者による迷惑行為を途中でやめるように誘導することができる。
なお、警告した場合、クラウドサーバ120がドローン110に対して行為者を撮影し続けるように制御し、ドローン110が所定のコースから外れて行為者を追跡しながら位置情報をクラウドサーバ120に送信し続けるように構成してもよい。
例えば、図3(A)に示すように、撮影データDTにおいて人物2人が立入禁止領域に侵入する様子が映っている場合で、クラウドサーバ120が、所定領域への侵入行為を検出したとき、ドローン110のスピーカを用いて警告の一例として「ここは立入禁止です!」の旨を音声出力する。
また、図4(B)に示すように、撮影データDTにおいて複数の人が喧嘩している様子や少なくとも1人が他人に対して暴力行為を行っている様子が映っていた場合で、クラウドサーバ120が、暴力行為を検出したとき、ドローン110のスピーカを用いて警告の一例として「暴力行為発見! 通報します!」の旨を音声出力する。
さらに、図5(B)に示すように、撮影データDTにおいて物が置いてある場所で人が物を持ち去る様子が映っていた場合で、クラウドサーバ120が、物品持ち去り行為を検出したとき、ドローン110のスピーカを用いて警告の一例として「持ち去り禁止です!」の旨を音声出力する。
また、図6(A)に示すように、撮影データDTにおいて物が置かれていないはずの場所で人が物を置いて去る様子が映っていた場合で、クラウドサーバ120が、不法投棄行為を検出したとき、ドローン110のスピーカを用いて警告の一例として「不法投棄禁止です!」の旨を音声出力する。
さらに、図7(A)に示すように、撮影データDTにおいて駐車禁止領域に自動車が進入して自動車が停止・駐車されて運転手が自動車から降りて自動車に対して離れる方向へ歩き去る様子が映っていた場合で、クラウドサーバ120が、不法駐車行為を検出したとき、ドローン110のスピーカを用いて警告の一例として「ここは駐車禁止です!」の旨を音声出力する。
なお、図8(B)に示すように、クラウドサーバ120が、要救助ジェスチャを検出したとき、または、悲鳴を音声で検出したとき、ドローン110のスピーカを用いて応答の一例として「人を呼びました!」の旨を音声出力するように構成してもよい。
さらに、本実施例では、ドローン110が、液体塗料、粉末塗料および防犯用カラーボールのいずれかを備えている。
そして、クラウドサーバ120が、所定領域への侵入行為検出、暴力行為検出、物品持ち去り行為検出、不法投棄行為検出、不法駐車行為検出のいずれかを行ったとき、ドローン110に対して行為者への塗料マーク指令を送信する。
すると、ドローン110が、行為者へ向かって液体塗料を噴射する、粉末塗料を散布する、または、防犯用カラーボールを落下するように構成されている。
これにより、所定領域への侵入行為、暴力行為、物品持ち去り行為、不法投棄行為、不法駐車行為のいずれかがあった場合、塗料によって行為者にマーキングされる。
その結果、現場に急行した警備者は行為者を特定することができる。
なお、塗料によって行為者にマーキングするためにドローン110が行為者に対して接近する必要がある場合、クラウドサーバ120がドローン110に対して行為者を撮影し続けるように制御し、所定のコースから所定距離以内の範囲でドローン110が行為者に接近移動する。
そして、マーキングした後、ドローン110が、位置情報に基づいて所定のコースに戻るように構成してもよいし、行為者を追跡しながら位置情報をクラウドサーバ120に送信し続けるように構成してもよい。
例えば、図3(A)に示すように、撮影データDTにおいて人物2人が立入禁止領域に侵入する様子が映っている場合で、クラウドサーバ120が、所定領域への侵入行為を検出したとき、ドローン110が、行為者へ向かって液体塗料を噴射する、粉末塗料を散布する、または、防犯用カラーボールを落下する。
また、図4(B)に示すように、撮影データDTにおいて複数の人が喧嘩している様子や少なくとも1人が他人に対して暴力行為を行っている様子が映っていた場合で、クラウドサーバ120が、暴力行為を検出したとき、ドローン110が、行為者へ向かって液体塗料を噴射する、粉末塗料を散布する、または、防犯用カラーボールを落下する。
さらに、図5(B)に示すように、撮影データDTにおいて物が置いてある場所で人が物を持ち去る様子が映っていた場合で、クラウドサーバ120が、物品持ち去り行為を検出したとき、ドローン110が、行為者へ向かって液体塗料を噴射する、粉末塗料を散布する、または、防犯用カラーボールを落下する。
また、図6(A)に示すように、撮影データDTにおいて物が置かれていないはずの場所で人が物を置いて去る様子が映っていた場合で、クラウドサーバ120が、不法投棄行為を検出したとき、ドローン110が、行為者へ向かって液体塗料を噴射する、粉末塗料を散布する、または、防犯用カラーボールを落下する。
さらに、図7(A)に示すように、撮影データDTにおいて駐車禁止領域に自動車が進入して自動車が停止・駐車されて運転手が自動車から降りて自動車に対して離れる方向へ歩き去る様子が映っていた場合で、クラウドサーバ120が、不法駐車行為を検出したとき、ドローン110が、行為者へ向かって液体塗料を噴射する、粉末塗料を散布する、または、防犯用カラーボールを落下する。
なお、本実施例では、ドローン110を飛行移動させたが、水中移動させてもよい。
本実施例では、移動体としてドローン110を例に挙げて説明したが、移動体は、車輪を有して地面に沿って移動するものでもよい。
このようにして得られた本発明の移動体警備システムの実施例であるドローン警備システム100は、カメラ111を有したドローン110とクラウドサーバ120と警備者端末130とを備え、ドローン110が、所定のコースを飛行中にカメラ111を用いて撮影した撮影データDTをクラウドサーバ120に送信し、クラウドサーバ120が、ドローン110から受信した撮影データDTを、映像分析手段を用いて分析し、所定領域への侵入行為検出、火災検出、煙検出、暴力行為検出、落下物検出、物品持ち去り行為検出、不法投棄行為検出、不法投棄物検出、不法駐車行為検出、不法駐車検出、転倒者検出、要救助ジェスチャ検出のいずれかを行ったとき、警備者端末130へその旨を通知する構成であることにより、警備者は侵入行為や火災などの異常があった現場へ急行するなどの対応をとることができる。
さらに、ドローン110が、マイクを備え、クラウドサーバ120が、ドローン110から受信した撮影データDTを、音声分析手段を用いて分析し、暴力検出、爆発音検出、悲鳴検出のいずれかを行ったとき、警備者端末130へその旨を通知する構成であることにより、警備者は暴力や爆発などの音の異常があった現場へ急行するなどの対応をとることができる。
また、ドローン110が、位置情報取得手段を有し、位置情報を撮影データDTとともにクラウドサーバ120へ送信し、クラウドサーバ120が、検出した内容を警備者端末130へ通知するとともに検出した内容の撮影データDTに対応する位置情報を警備者端末130へ送信する構成であることにより、警備者は異常があった現場の正確な位置を把握することができる。
さらに、ドローン110が、スピーカを備え、クラウドサーバ120が、所定領域への侵入行為検出、暴力行為検出、物品持ち去り行為検出、不法投棄行為検出、不法駐車行為検出のいずれかを行ったとき、ドローン110に対して行為者への音声による警告指令を送信し、ドローン110が、行為者へ向かってスピーカを用いて音声による警告をする構成であることにより、行為者による迷惑行為を途中でやめるように誘導することができる。
また、ドローン110が、液体塗料、粉末塗料および防犯用カラーボールのいずれかを備え、クラウドサーバ120が、所定領域への侵入行為検出、暴力行為検出、物品持ち去り行為検出、不法投棄行為検出、不法駐車行為検出のいずれかを行ったとき、ドローン110に対して行為者への塗料マーク指令を送信し、ドローン110が、行為者へ向かって液体塗料を噴射する、粉末塗料を散布する、または、防犯用カラーボールを落下する構成であることにより、所定領域への侵入行為、暴力行為、物品持ち去り行為、不法投棄行為、不法駐車行為のいずれかがあった場合、現場に急行した警備者は行為者を特定することができる。
また、本発明の移動体警備システムのプログラムの実施例であるドローン警備システム100のプログラムは、ドローン110が、所定のコースを飛行中にカメラ111を用いて撮影した撮影データDTをクラウドサーバ120に送信する撮影データ送信ステップS2と、クラウドサーバ120が、映像分析手段を用いてドローン110から受信した撮影データDTを分析し、所定領域への侵入行為、火災、煙、暴力行為、落下物、物品持ち去り行為、不法投棄行為、不法投棄物、不法駐車行為、不法駐車、転倒者、要救助ジェスチャのいずれかを検出したか否かを判定する分析・判定ステップS3、S4と、検出したと判定したとき、クラウドサーバ120が、警備者端末130へその旨を通知する異常検出通知ステップS5とを具備していることにより、警備者は侵入行為や火災などの異常があった現場へ急行するなどの対応をとることができるなど、その効果は甚大である。
100 ・・・ ドローン警備システム(移動体警備システム)
110 ・・・ ドローン(移動体)
111 ・・・ カメラ
120 ・・・ クラウドサーバ
130 ・・・ 警備者端末
DT ・・・ 撮影データ

Claims (8)

  1. カメラを有したドローンとクラウドサーバと警備者端末とを備えてドローンによる撮影データの内容の異常を警備者端末に通知するドローン警備システムであって、
    前記ドローンが、所定のコースを飛行中にカメラを用いて撮影した撮影データをクラウドサーバに送信し、
    前記クラウドサーバが、前記ドローンから受信した撮影データを、映像分析手段を用いて分析し、所定領域への侵入行為検出、火災検出、煙検出、暴力行為検出、落下物検出、物品持ち去り行為検出、不法投棄行為検出、不法投棄物検出、不法駐車行為検出、不法駐車検出、転倒者検出、要救助ジェスチャ検出のいずれかを行ったとき、警備者端末へその旨を通知する構成であることを特徴とするドローン警備システム。
  2. 前記ドローンが、マイクを備え、
    前記クラウドサーバが、前記ドローンから受信した撮影データを、音声分析手段を用いて分析し、暴力検出、爆発音検出、悲鳴検出のいずれかを行ったとき、警備者端末へその旨を通知する構成であることを特徴とする請求項1に記載のドローン警備システム。
  3. 前記ドローンが、位置情報取得手段を有し、位置情報を撮影データとともにクラウドサーバへ送信し、
    前記クラウドサーバが、検出した内容を警備者端末へ通知するとともに検出した内容の撮影データに対応する位置情報を警備者端末へ送信する構成であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のドローン警備システム。
  4. 前記ドローンが、スピーカを備え、
    前記クラウドサーバが、前記所定領域への侵入行為検出、暴力行為検出、物品持ち去り行為検出、不法投棄行為検出、不法駐車行為検出のいずれかを行ったとき、ドローンに対して行為者への音声による警告指令を送信し、
    前記ドローンが、前記行為者へ向かってスピーカを用いて音声による警告をする構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のドローン警備システム。
  5. 前記ドローンが、液体塗料、粉末塗料および防犯用カラーボールのいずれかを備え、
    前記クラウドサーバが、前記所定領域への侵入行為検出、暴力行為検出、物品持ち去り行為検出、不法投棄行為検出、不法駐車行為検出のいずれかを行ったとき、ドローンに対して行為者への塗料マーク指令を送信し、
    前記ドローンが、前記行為者へ向かって液体塗料を噴射する、粉末塗料を散布する、または、防犯用カラーボールを落下する構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のドローン警備システム。
  6. カメラを有したドローンとクラウドサーバと警備者端末とを備えてドローンによる撮影データの内容の異常を警備者端末に通知するドローン警備システムのプログラムであって、
    前記ドローンが、所定のコースを飛行中にカメラを用いて撮影した撮影データをクラウドサーバに送信する撮影データ送信ステップと、
    前記クラウドサーバが、映像分析手段を用いてドローンから受信した撮影データを分析し、所定領域への侵入行為、火災、煙、暴力行為、落下物、物品持ち去り行為、不法投棄行為、不法投棄物、不法駐車行為、不法駐車、転倒者、要救助ジェスチャのいずれかを検出したか否かを判定する分析・判定ステップと、
    検出したと判定したとき、前記クラウドサーバが、前記警備者端末へその旨を通知する異常検出通知ステップとを具備していることを特徴とするドローン警備システムのプログラム。
  7. カメラを有した移動体とクラウドサーバと警備者端末とを備えて移動体による撮影データの内容の異常を警備者端末に通知する移動体警備システムであって、
    前記移動体が、所定のコースを移動中にカメラを用いて撮影した撮影データをクラウドサーバに送信し、
    前記クラウドサーバが、前記移動体から受信した撮影データを、映像分析手段を用いて分析し、所定領域への侵入行為検出、火災検出、煙検出、暴力行為検出、落下物検出、物品持ち去り行為検出、不法投棄行為検出、不法投棄物検出、不法駐車行為検出、不法駐車検出、転倒者検出、要救助ジェスチャ検出のいずれかを行ったとき、警備者端末へその旨を通知する構成であることを特徴とする移動体警備システム。
  8. カメラを有した移動体とクラウドサーバと警備者端末とを備えて移動体による撮影データの内容の異常を警備者端末に通知する移動体警備システムのプログラムであって、
    前記移動体が、所定のコースを移動中にカメラを用いて撮影した撮影データをクラウドサーバに送信する撮影データ送信ステップと、
    前記クラウドサーバが、映像分析手段を用いて移動体から受信した撮影データを分析し、所定領域への侵入行為、火災、煙、暴力行為、落下物、物品持ち去り行為、不法投棄行為、不法投棄物、不法駐車行為、不法駐車、転倒者、要救助ジェスチャのいずれかを検出したか否かを判定する分析・判定ステップと、
    検出したと判定したとき、前記クラウドサーバが、前記警備者端末へその旨を通知する異常検出通知ステップとを具備していることを特徴とする移動体警備システムのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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