JP2021179915A - 加入者識別カードの自動発行機、管理システム - Google Patents

加入者識別カードの自動発行機、管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】自動発行機内の加入者識別カードの在庫を適切に管理したい。【解決手段】携帯通信端末に装着されて使用される加入者識別カードの自動発行機10において、収納部は、複数の加入者識別カードを収納する。読取部は、収納部に補充される加入者識別カードの識別情報を読み取る。通信部は、自動発行機10の識別情報と、読取部により読み取られた加入者識別カードの識別情報を、ネットワーク2を介して在庫管理システム1に送信する。【選択図】図9

Description

本発明は、携帯通信端末に装着されて使用される加入者識別カードの自動発行機、管理システムに関する。
スマートフォン、フィーチャーフォン、タブレット、モバイルルータ等の携帯通信端末が携帯電話網(例えば、LTE網)を利用するには、加入者識別カードの一態様であるSIM(Subscriber Identity Module)カードを装着する必要がある。日本では、通信事業者が設置している携帯ショップや家電量販店で、携帯通信端末を購入し、回線契約を締結し、SIMカードの貸与を受けることが一般的である。この場合、契約者の本人確認は店舗スタッフと対面で行われる。
これに対して、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)業者を中心に、オンラインで回線契約を締結し、携帯通信端末とSIMカードを郵送で受け取る販売形態も利用されている。なお、契約者が携帯通信端末を別に用意している場合は、SIMカードのみが郵送される(例えば、特許文献1参照)。この販売形態では、オンラインで契約する際、免許証などの本人確認書類の写真を撮影し、MVNO業者や通信事業者に送信し、当該業者から契約住所に限定郵便で郵送物を送り、着荷確認を行うことにより、本人確認を行う。
特開2003−50972号
店舗販売では、営業時間内に店舗に赴く必要がある。また、混雑時には長時間、順番を待つ必要がある。一方、オンライン契約に基づく通信販売では、このような煩わしさは発生しない。しかしながら、契約完了からSIMカードが郵送されてくるまでに時間がかかり、契約完了から実際に携帯通信端末を利用できるまでのタイムラグが長くなる。
そこで、コンビニエンスストア等にSIMカードの自動発行機を設置し、オンラインで契約を締結したエンドユーザが、自動発行機から好きな時間にSIMカードを受け取る仕組みが考えられる。この仕組みでは、自動発行機の内部に保有されるSIMカードの在庫管理が重要となる。
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その一つの目的は、自動発行機内の加入者識別カードの在庫を適切に管理するための技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の自動発行機は、携帯通信端末に装着されて使用される加入者識別カードの自動発行機であって、複数の加入者識別カードを収納する収納部と、前記収納部に補充される加入者識別カードの識別情報を読み取る読取部と、前記自動発行機の識別情報と、前記読取部により読み取られた加入者識別カードの識別情報を、ネットワークを介して管理システムに送信する通信部と、を備える。
本開示の別の態様は、自動発行機である。この自動発行機は、携帯通信端末に装着されて使用される加入者識別カードの自動発行機であって、複数の加入者識別カードを収納する収納部と、識別情報を読み取るための読取部と、予め契約を完了した契約者に配布された識別情報が、前記読取部により読み取られると、前記収納部に収納されている前記加入者識別カードを排出する排出部と、前記排出部から前記加入者識別カードが排出されると、前記自動発行機の識別情報と、前記読取部により読み取られた前記契約者に配布された識別情報と、前記排出部から排出された前記加入者識別カードの識別情報を、ネットワークを介して管理システムに送信する通信部と、を備える。
本開示のさらに別の態様は、管理システムである。この管理システムは、携帯通信端末に装着されて使用される加入者識別カードを発行する自動発行機を管理する管理システムであって、複数の場所に設置された複数の前記自動発行機の識別情報と、各自動発行機が内部に保有している複数の前記加入者識別カードの識別情報を関連付けて管理するカード在庫管理テーブルを保持する記憶部と、ある自動発行機の識別情報と、当該自動発行機に補充される前記加入者識別カードの識別情報を、ネットワークを介して受信すると、前記カード在庫管理テーブルを更新する処理部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を、装置、システム、方法、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、自動発行機内の加入者識別カードの在庫を適切に管理することができる。
SIMカードの一例を示す図である。 実施の形態に係るSIMカードの自動発行機の外観を示す概略図である。 SIMカードの自動発行機を使用した契約プロセスの流れを説明するための概念図である。 SIMカードの第1の在庫管理業務フローの一部を示す図である(その1)。 SIMカードの第1の在庫管理業務フローの一部を示す図である(その2)。 SIMカードの第1の在庫管理業務フローの一部を示す図である(その3)。 SIMカードの第2の在庫管理業務フローの一部を示す図である(その1)。 SIMカードの第2の在庫管理業務フローの一部を示す図である(その2)。 自動発行機を用いたSIMカードの受渡と、自動発行機の内部に保有されているSIMカードの在庫管理システムを説明するための全体ブロック図である。 実施の形態に係る自動発行機の構成を示すブロック図である。 図9に示した実施の形態に係る、読取装置、発行機管理サーバ、顧客管理サーバ、在庫管理サーバのそれぞれの構成を示すブロック図である。 SIMカード在庫管理テーブルの一例を示す図である。 発行機管理テーブルの一例を示す図である。 自動発行機に補充されたSIMカードの在庫登録処理の第1実施例を示すフローチャートである。 自動発行機に補充されたSIMカードの在庫登録処理の第2実施例を示すフローチャートである。 自動発行機に補充されたSIMカードの在庫登録処理の第3実施例を示すフローチャートである。 自動発行機から排出されたSIMカードの在庫減算処理の一実施例を示すフローチャートである。 SIMカードの在庫アラート通知処理の第1実施例を示すフローチャートである。 SIMカードの在庫アラート通知処理の第2実施例を示すフローチャートである。 自動発行機を設置する施設管理者への支払料金算出処理の一実施例を示すフローチャートである。
本実施の形態は、SIMカードの自動発行機と、自動発行機の内部に保有されるSIMカードの在庫管理に関する。SIMカードは、携帯通信端末のSIMカードスロットに差し込んで利用されるICカードである。SIMカードの自動発行機は、コンビニエンスストア、駅、空港、スポーツ競技場、カフェなど、様々な場所に設置される。
SIMカードは不揮発性の半導体メモリを内蔵する。当該半導体メモリには、電話番号、ICCID(Integrated Circuit Card IDentifier)などの各種の識別情報が保存される。ICCIDは、SIMカード自体を一意に識別するために、各SIMカードに付与された固有の識別番号である。最長19桁の数字からなり、先頭の6〜7桁に発行者識別番号が割り当てられる。発行者識別番号は、用途(電気通信目的の場合は89)、国番号(日本の場合は81)、事業者番号を含む。発行者識別番号以降の残りの桁に、各事業者により発行された各カードの識別番号が割り当てられる。ICCIDは、SIMカードの製造番号ともいえる。
図1は、SIMカードの一例を示す図である。SIMカードは、プラスチック素材の台紙に切り離しできる状態ではめ込まれた状態でエンドユーザに提供される。本明細書では、台紙にはめ込まれた状態のSIMカードを単にSIMカード3といい、台紙から分離された状態のSIMカードをSIMカード本体3aという。図1に示す例では、SIMカード3の台紙の裏面に、ICCIDの番号とバーコード3bが印字されている。なお、SIMカード3の台紙の裏面に、ICCIDの番号とバーコード3bが印字されたシールが貼付されていてもよい。
図2は、実施の形態に係るSIMカードの自動発行機10の外観を示す概略図である。図2に示す自動発行機10は、長尺で自立型の発行機であり、内部に複数のSIMカード3を収納している。内部に収納されているSIMカード3は、排出部13から一枚づつ排出される。排出部13の下方に、外紙ケースポケット14が設置されている。外紙ケースポケット14には、紙を素材とする袋形状をしたSIMカード3を入れるための外紙ケース4が収納されている。なお、自動発行機10は長尺方向の長さを短くし、卓上設置型にすることもできる。
外紙ケース4には、APN(Access Point Name)設定などに関する説明やSIMカード本体3aの切り離し手順などが記載された取扱説明書、SIMカード本体3aを携帯通信端末のSIMカードスロットに挿入する際に使用するSIMピンが入っている。排出部13から排出されたSIMカード3を受け取ったエンドユーザは、外紙ケースポケット14から外紙ケース4を取り出し、取り出した外紙ケース4にSIMカード3を入れて、SIMカード3を持ち帰る。
自動発行機10の上部に表示操作部11が設置されている。表示操作部11は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイを利用したタッチパネルディスプレイを備える。当該タッチパネルディスプレイには、SIMカード3の受取方法を示す画面が表示される。また、当該タッチパネルディスプレイはデジタルサイネージとしても機能し、本サービスのPR画像や、本サービス以外の広告画像も表示される。
排出部13の上方に読取部12が設置されている。読取部12は、固体撮像素子(例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ))を含み、QRコード(登録商標)、バーコードなどの識別コードを読み取る。
各自動発行機10には、各自動発行機10を一意に識別するための固有の識別情報が割り当てられている。例えば、各自動発行機10にシリアル番号が付与されている。各自動発行機10の目立ちにくい場所に、シリアル番号の数字と識別コード(例えば、バーコード、QRコード)が印字されたシールが貼付されている。なお、シリアル番号の数字と識別コードは、自動発行機10の筐体に直接、印字または刻印されていてもよい。自動発行機10の内部構成は後述する。
図3は、SIMカード3の自動発行機10を使用した契約プロセスの流れを説明するための概念図である。図3の説明では、SIMカード本体3aを装着すべき携帯通信端末としてスマートフォンを想定する。
(1)自動発行機10を設置している通信事業者(以下、通信事業者Aという)と回線契約の締結を希望するエンドユーザは、自己のスマートフォンに契約締結用アプリケーションソフトをダウンロードする。例えば、別の通信事業者のSIMカードを利用した携帯電話網、またはWi−Fi(登録商標)を経由して当該アプリケーションソフトをスマートフォンにダウンロードする。
(2)エンドユーザは、スマートフォン上で当該アプリケーションソフトを起動し、契約プランを選択する。契約プランには、音声通話機能付きのプランとデータ通信専用のプランがあり、さらにデータ容量に応じて各プランが細分化されている。また、様々なオプションや付帯サービスを追加することができる。
新規契約の場合、提示された複数の電話番号候補の中から一つを選択することができる。MNP(Mobile Number Portability)契約の場合、現在使用している電話番号を入力する。回線契約とともに、新しいスマートフォンを購入する場合は、購入するスマートフォンを選択する。購入したスマートフォンは後日、指定の場所に郵送される。また、支払方法として銀行口座番号やクレジットカード番号を入力する。
エンドユーザは、当該アプリケーションソフト上で契約者情報として、住所、氏名、性別、生年月日、メールアドレス、職業などを入力する。その際、本人確認書類の画像データを添付する。例えば、免許証と自分の顔をスマートフォンのカメラで撮影し、生成された免許証の画像データと自分の顔の画像データを添付する。エンドユーザは、当該アプリケーションソフト上で申込内容と本人確認書類の画像データを確認する。エンドユーザによる確認後、当該アプリケーションソフトは、画像データ付きの申込データを通信事業者Aの顧客管理サーバに送信する。
(3)通信事業者Aは、送信されてきた画像データ付きの申込データをもとに本人確認と信用審査を行う。この本人確認と信用審査は数分で完了する。このように、eKYC(electronic Know Your Customer)を用いることにより、オンラインでアップロードしてもらった本人確認書類にもとづき、申込者の住所に契約書類を郵送して受取確認をもらう従来の本人確認方法より、契約完了までの期間を短縮することができる。
(4)本人確認と信用審査に問題がない場合、通信事業者Aの顧客管理サーバから、契約申込者のスマートフォンに、SIMカード3の受取IDを埋め込んだQRコードを発行する。QRコードの発行を受けたエンドユーザは、自動発行機10が設置されている場所に赴く。例えば、コンビニエンスストアに設置されている自動発行機10であれば、24時間、SIMカード3を受け取ることができる。
自動発行機10の内部に保有されているSIMカード3は、電話番号やIMSI(International Mobile Subscriber Identity)などの加入者を識別するための情報が書き込まれていない、いわゆる「白SIM」の状態である。白SIMの状態では、ICCIDのみが書き込まれている。従って、エンドユーザは、どの場所に設置された自動発行機10からでもSIMカード3を受け取ることができる。エンドユーザは、SIMカード3の郵送を待つ必要がなく、好きな場所で好きな時間にSIMカード3を受け取ることができる。
(5)エンドユーザは、SIMカード3を受け取る際、配布されたQRコードをスマートフォンの画面に表示させ、自動発行機10の読取部12にかざす。読取部12により読み取られたQRコードに埋め込まれた受取IDは、通信事業者Aの顧客管理サーバに送信される。
(6)自動発行機10は、顧客管理サーバから受取IDが有効であるとの確認結果を受信すると、排出部13からSIMカード3を排出する。これにより、エンドユーザは、SIMカード3を受け取ることができる。
エンドユーザは、受け取ったSIMカード3を、スマートフォンのSIMカードスロットに装着し、SIMカード3をアクティベーションする。SIMカード3は、装着されたスマートフォンから自己のICCIDを通信事業者Aの顧客管理サーバに送信する。通信事業者Aの顧客管理サーバは、受信したICCIDをもとに、ICCIDに紐付けられている契約者情報を特定し、当該契約者に割り当てるべき電話番号とIMSIを当該スマートフォンに返信する。当該スマートフォンに装着されているSIMカード3は、受信した電話番号とIMSIを内部の不揮発性メモリに書き込む。このように、SIMカード3はOTA(Over the Air)で白SIMから黒SIMの状態に変わる。
以上の図3の説明では、オンラインで回線契約を締結する際、スマートフォンにダウンロードした契約締結用アプリケーションソフトを使用した。この点、通信事業者Aのウェブページにアクセスして回線契約を締結してもよい。また、スマートフォンの代わりにPCやタブレットを使用してもよい。PCの場合、配布されたQRコードを紙に印刷し、紙に印刷されたQRコードを自動発行機10の読取部12にかざしてもよい。また、QRコードの代わりに、SIMカード発行用の識別番号の配布を受け、自動発行機10の表示操作部11に当該識別番号を手入力する方法でもよい。
以上に説明した自動発行機10を使用したSIMカード3の引渡方法では、各自動発行機10内のSIMカード3の在庫を切らさずに、各自動発行機10内のSIMカード3を適切な数量に維持する必要がある。そのため、各自動発行機10内のSIMカード3の在庫管理が重要となる。
図4は、SIMカード3の第1の在庫管理業務フローの一部を示す図である(その1)。まず、SIMカード3の製造委託業者C1への発注工程を説明する。通信事業者Aのオペレーション部門の担当者は、製造委託業者C1に、SIMカード3のメイン物流拠点C2への出荷を依頼する発注情報(D1)を通知する。図4に示す例では、1ロット500枚単位で発注する。
次に、製造委託業者C1からの出荷工程を説明する。製造委託業者C1は、1ロットを構成する複数のSIMカード3に連番のICCIDを割り当てて、ロット単位で複数のSIMカード3を製造する。製造委託業者C1は、製造したロット単位(図4に示す例では500枚)のSIMカード3を連番保証した状態でメイン物流拠点C2に出荷する。製造委託業者C1は、ロット単位で出荷した複数のSIMカード3のICCID情報(D2)を通信事業者Aのオペレーション部門に通知する。メイン物流拠点C2は例えば、外部委託業者が管理する倉庫に設置されてもよいし、通信事業者Aが直接管理する倉庫に設置されてもよい。
次に、メイン物流拠点C2への入荷・在庫管理工程を説明する。メイン物流拠点C2の担当者は、ロット単位で入荷された複数のSIMカード3に実際に印字または貼付されているICCIDと、通信事業者Aのオペレーション部門から受領したロット単位のICCID情報を照合する。両者が一致することを確認すると、メイン物流拠点C2の担当者は、メイン物流拠点C2に入荷されたSIMカード3のICCID情報をメイン物流拠点C2の在庫情報として、通信事業者Aの在庫管理サーバ40に登録する。メイン物流拠点C2の担当者は、メイン物流拠点C2の在庫日報(D3)と、メイン物流拠点C2に入荷されたSIMカード3のICCID情報(D4)を、通信事業者Aのオペレーション部門に通知する。
次に、メイン物流拠点C2への発注工程を説明する。通信事業者Aのエリアマネージャ(日本国内における特定地域を単位とする地域に設置される一以上の自動発行機10を管理する管理者をいう。以下同じ。)は、在庫ファイル(F1)をもとに、自己の担当エリアに設置された中間物流拠点C3に保管されているSIMカード3の在庫状況を確認する。在庫ファイル(F1)には、自己の担当エリアに設置された中間物流拠点C3に保管されているSIMカード3の枚数と、当該担当エリアに設置された複数の自動発行機10内に保有されているSIMカード3の枚数とICCIDが記録されている。在庫ファイル(F1)は、例えば表計算ソフトで作成され、エリアマネージャが所持する情報処理端末(例えば、ノートPC)が参照可能なフォルダ(例えば、クラウド上の共有フォルダ)内に保持される。
エリアマネージャは、中間物流拠点C3に保管されているSIMカード3の在庫が不足しているとき、当該中間物流拠点C3へのSIMカード3の補充依頼(D5)を、オペレーション部門に通知する。オペレーション部門の担当者は、エリアマネージャから補充依頼(D5)を受けると、在庫管理サーバ40に登録されているメイン物流拠点C2に保管されているSIMカード3の在庫状況を確認する。オペレーション部門の担当者は、エリアマネージャからの補充依頼(D5)にもとづき、メイン物流拠点C2の担当者に発注情報(D6)を通知して、メイン物流拠点C2から中間物流拠点C3へのSIMカード3の出荷を依頼する。図4に示す例では、1ロット500枚単位で発注する。なお、オペレーション部門の担当者は、メイン物流拠点C2に保管されているSIMカード3の在庫数量の範囲内で、SIMカード3を発注する。
中間物流拠点C3はメイン物流拠点C2より多くの場所に設置される。中間物流拠点C3は例えば、外部委託業者が管理する倉庫に設置されてもよいし、通信事業者Aが直接管理する倉庫に設置されてもよい。
次に、メイン物流拠点C2からの出荷工程を説明する。メイン物流拠点C2から、発注情報(D6)により指示されたロット数のSIMカード3とその納入リスト(D8)が中間物流拠点C3へ出荷される。メイン物流拠点C2の担当者は、メイン物流拠点C2からのSIMカード3の出荷情報(D7)を通信事業者Aのオペレーション部門に通知する。オペレーション部門の担当者は、メイン物流拠点C2からのSIMカード3の出荷情報を、在庫管理サーバ40に登録する。
次に、中間物流拠点C3への入荷・保管工程を説明する。エリアマネージャは、中間物流拠点C3に入荷されたSIMカード3の数量をカウントし、カウントした数量と納入リスト(D8)に記載されているSIMカード3の数量を照合する。両者が一致することを確認すると、エリアマネージャは、所持する情報処理端末から上述したフォルダ内の在庫ファイル(F1)にアクセスし、中間物流拠点C3に入荷されたSIMカード3の納入枚数を在庫ファイル(F1)に入力する。
図5は、SIMカード3の第1の在庫管理業務フローの一部を示す図である(その2)。次に中間物流拠点C3への発注工程を説明する。エリアマネージャは、通信事業者Aが管理運用する発行機管理サーバ20から、自動発行機10別の在庫数量アラートの通知を受けると、自動発行機10別のSIMカード3の補充依頼(D9)を生成する。発行機管理サーバ20から通知される在庫数量アラートは、自動発行機10別のSIMカード3の在庫数量が、それぞれの下限値を下回ったときに発行される。
自動発行機10別のSIMカード3の補充依頼(D9)はエリア別に発行される。図5では、エリアAに属する第1自動発行機10aへのSIMカード3の補充枚数が150枚、エリアAに属する第2自動発行機10bへのSIMカード3の補充枚数が150枚、エリアBに属する第1自動発行機のSIMカード3の補充枚数が100枚、・・・、の例を示している。図5に示す例では、1ロット50枚単位で補充する。
次に、自動発行機10への配送・補充工程を説明する。エリアマネージャは、自動発行機10別の補充依頼(D9)に記載された自動発行機10別の補充枚数に応じて、中間物流拠点C3に保管されているSIMカード3を小口分割する。図4、図5に示す例では、SIMカード3の製造委託業者C1→メイン物流拠点C2→中間物流拠点C3に、1ロット500枚単位で納入され、中間物流拠点C3で1ロット50枚単位に分割される。
エリアマネージャは、自動発行機10別のSIMカード3の納入枚数を、発行機管理サーバ20に登録する。例えば、エリアマネージャが所持している情報処理端末から発行機管理サーバ20にアクセスして、自動発行機10別のSIMカード3の納入枚数を入力する。
エリアマネージャは、自動発行機10別に、各SIMカード3に印字または貼付されているICCIDのバーコードを、一枚ずつ読取機51で読み取る。読取機51は、エリアマネージャが所持している情報処理端末に接続されて使用される。エリアマネージャは、当該情報処理端末から、上述したフォルダ内の在庫ファイル(F1)にアクセスし、自動発行機10別に納入された各SIMカード3のICCIDを含む、自動発行機10別の納入情報(D10)を在庫ファイル(F1)に入力する。
図5に示す例では、エリアAに属する第1自動発行機10aに、ICCIDが001のSIMカード3、ICCIDが002のSIMカード3、ICCIDが003のSIMカード3、・・・・、が納入され、エリアBに属する第2自動発行機10bに、ICCIDが101のSIMカード3、ICCIDが102のSIMカード3、ICCIDが103のSIMカード3、・・・・、が納入された例を示している。なお、図5に示すICCIDは、説明を簡略化するために短縮したものであり、実際の桁数を反映したものではない。
エリアマネージャによる、発行機管理サーバ20へSIMカード3の納入枚数を入力する作業と、SIMカード3の納入情報(D10)を在庫ファイル(F1)に入力する作業は、中間物流拠点C3で行われてもよいし、自動発行機10の設置場所で行われてもよい。
次に、顧客が自動発行機10からSIMカード3の引渡を受けるフェーズを説明する。自動発行機10は、顧客にSIMカード3を発行すると、発行したSIMカード3のICCIDと受取IDを含むICCID発行情報を発行機管理サーバ20に送信する。発行機管理サーバ20は、受信したICCID発行情報を顧客管理サーバ30及び在庫管理サーバ40との間で共有する。すなわち、ICCID発行情報は、発行機管理サーバ20と顧客管理サーバ30と在庫管理サーバ40間で自動連携される。
図6は、SIMカード3の第1の在庫管理業務フローの一部を示す図である(その3)。次にSIMカード3の在庫の監査工程を説明する。以下に説明する監査は、少なくとも四半期に一回実施される。
エリアマネージャは、棚卸日に自動発行機10が設置されている場所に赴き、自動発行機10内に保有されているSIMカード3の実地棚卸残数を確認する。エリアマネージャは、所持している情報処理端末から、上述したフォルダ内の在庫ファイル(F1)にアクセスして、棚卸中の自動発行機10に対するSIMカード3の納入情報を取得する。エリアマネージャは、取得した納入情報をもとに、棚卸中の自動発行機10に保有されているべきSIMカード3の枚数の理論値を計算する。
エリアマネージャは、SIMカード3の実地棚卸残数と理論値を比較する。両者に差異がある場合、エリアマネージャは、自動発行機10内に保有されている各SIMカード3のICCIDを取得して、各SIMカード3のICCIDを含む実地棚卸結果(D12)を生成する。
エリアマネージャは、発行機管理サーバ20にアクセスして、棚卸中の自動発行機10から発行されたSIMカード3のICCID発行情報を取得する。エリアマネージャは、在庫ファイル(F1)から取得した上記の納入情報に含まれるICCIDから、発行機管理サーバ20から取得したICCID発行情報に含まれるICCIDを取り除いて、棚卸中の自動発行機10の在庫リスト(D11)を生成する。在庫リスト(D11)は、棚卸中の自動発行機10に保有されているべきSIMカード3のICCIDの理論値を示す。
エリアマネージャは、実地棚卸結果(D12)に含まれるICCIDと、在庫リスト(D11)に含まれるICCIDを突合し、両者の間で差異が発生しているICCIDを特定する。エリアマネージャは、発行機管理サーバ20にアクセスして、差異が発生している、棚卸中の自動発行機10から発行されたSIMカード3のICCID発行情報を修正する。図6に示す例では、ICCIDが003のSIMカード3を発行済みに修正する。なお、ICCIDが003のSIMカード3が、顧客の情報通信端末でアクティベーションされていない場合は、紛失として処理する。
発行機管理サーバ20は、自動発行機10の監査データ(D13)を在庫管理サーバ40と共有する。突合作業により、SIMカード3の実地棚卸残数と、在庫管理サーバ40に保持されている在庫数量に差異が発生している場合、在庫管理サーバ40内の在庫数量が、当該実地棚卸残数に修正される。
次に、SIMカード3の第2の在庫管理業務フローについて説明する。第2の在庫管理業務フローでは、発行機管理サーバ20に、自動発行機10別のSIMカード3の在庫管理機能が追加される。これにより、第1の在庫管理業務フローでは、表計算ソフトで別に作成されていた自動発行機10別の在庫ファイル(F1)は作成する必要がなくなる。
図7は、SIMカード3の第2の在庫管理業務フローの一部を示す図である(その1)。以下、図4に示した第1の在庫管理業務フローの一部との相違点を説明する。第2の在庫管理業務フローでは、製造委託業者C1からメイン物流拠点C2へ納入されるSIMカード3が小ロット化される。具体的には、製造委託業者C1からメイン物流拠点C2へ、1ロット50枚単位で納入される。
各ロットを構成する複数のSIMカード3のICCIDは、連番保証されている。各ロットを構成する複数のSIMカード3を収容するパッケージには、ロットの先頭のSIMカード3に付与されているICCIDの数字及びバーコードと、ロットの末尾のSIMカード3に付与されているICCIDの数字及びバーコードが、印字または貼付されている。例えば、先頭のSIMカード3に付与されているICCIDの数字及びバーコードがパッケージの表面に印字または貼付され、末尾のSIMカード3に付与されているICCIDの数字及びバーコードがパッケージの裏面に印字または貼付されていてもよい。
第2の在庫管理業務フローでは、メイン物流拠点C2への発注工程において、自己の担当エリアに設置された複数の自動発行機10内に保有されているSIMカード3の在庫状況を、発行機管理サーバ20に管理されたSIMカード3の在庫情報をもとに確認する。
中間物流拠点C3への入荷・保管工程において、エリアマネージャは、中間物流拠点C3に入荷されたSIMカード3の数量をカウントし、カウントした数量と納入リスト(D8)に記載されているSIMカード3の数量を照合する。両者が一致することを確認すると、第2の在庫管理業務フローでは、エリアマネージャは、中間物流拠点C3に入荷されたSIMカード3の納入枚数を発行機管理サーバ20に登録する。
図8は、SIMカード3の第2の在庫管理業務フローの一部を示す図である(その2)。以下、図5に示した第1の在庫管理業務フローの一部との相違点を説明する。第2の在庫管理業務フローでは、製造委託業者C1からメイン物流拠点C2へ納入されるSIMカード3が小ロット化されているため、エリアマネージャが中間物流拠点C3に保管されているSIMカード3を小口分割する必要がない。図8に示す例では、中間物流拠点C3から、1ロット50枚単位でパッケージ化されたSIMカードセットがそのまま、各エリアの各自動発行機10に配送される。
第2の在庫管理業務フローでは、エリアマネージャは、自動発行機10別のSIMカード3の納入枚数を、発行機管理サーバ20に手動で登録する必要がない。第2の在庫管理業務フローでは、自動発行機10は、内部に保有しているSIMカード3の枚数を検出可能なセンサを有する。自動発行機10は、エリアマネージャによりSIMカード3が補充されると、補充されたSIMカード3の枚数を検出し、検出した枚数を納入枚数として発行機管理サーバ20に登録する。
第2の在庫管理業務フローでは、エリアマネージャは、自動発行機10に補充するSIMカードセットが収容されたパッケージに印字または貼付されている、SIMカードセットの先頭のICCIDのバーコードと、末尾のICCIDのバーコードを読取機51で読み取る。読取機51が接続された情報処理端末は、読取機51により読み取られたICCIDを、発行機管理サーバ20に送信する。発行機管理サーバ20は、受信した先頭のICCIDと末尾のICCIDとの間のICCIDを補間し、自動発行機10に補充されたSIMカードセット全体のICCIDを導出する。発行機管理サーバ20は、導出したICCIDを、当該自動発行機10が内部に保有するSIMカード3のICCIDとして記録する。
このように、第2の在庫管理業務フローでは、自動発行機10別のSIMカード3の納入枚数と、自動発行機10別に納入されたSIMカード3のICCIDが統合されて、自動発行機10別のSIMカード3の在庫データが生成され、発行機管理サーバ20内に保持される。第1の在庫管理業務フローのように、在庫ファイル(F1)を生成して自動発行機10別に納入されたSIMカード3のICCIDを、発行機管理サーバ20で管理されている自動発行機10別のSIMカード3の納入枚数と別に管理する必要がない。
第1の在庫管理業務フローでは図6に示したように、SIMカード3の在庫の監査工程において、エリアマネージャは、手動で棚卸中の自動発行機10の在庫リスト(D11)を生成した。この点、第2の在庫管理業務フローでは、SIMカード3の納入情報もSIMカード3のICCID発行情報も発行機管理サーバ20で管理されているため、発行機管理サーバ20が、棚卸中の自動発行機10の在庫リスト(D11)を自動で生成することができる。
このように第2の在庫管理業務フローでは、第1の在庫管理業務フローと比較して、エリアマネージャの作業が大幅に軽減される。具体的には、中間物流拠点C3に保管されているSIMカード3を小口に分割する作業が不要になる。これにより、中間物流拠点C3でSIMカード3が紛失するリスクも低減される。また、自動発行機10にSIMカード3を補充する際に、ICCIDのバーコードを読取機51で読み取る作業が簡素化される。これにより、自動発行機10にSIMカード3を補充する際にSIMカード3が紛失するリスクも低減される。また、自動発行機10に納入されるSIMカード3の納入枚数を発行機管理サーバ20に手動で入力する作業も不要になる。これにより、発行機管理サーバ20への入力漏れのリスクも削減される。また、自動発行機10内に保有されているSIMカード3の在庫ファイル(F1)を手動で作成・管理する作業も不要になる。また、棚卸中の自動発行機10の在庫リスト(D11)を手動で作成する作業も不要になる。
図9は、自動発行機10を用いたSIMカード3の受渡と、自動発行機10の内部に保有されているSIMカード3の在庫管理システム1を説明するための全体ブロック図である。上述したように、複数の自動発行機10a、10b、10c、・・・は、コンビニエンスストア、駅、空港、スポーツ競技場、カフェなど、様々な場所に設置される。
在庫管理システム1は、発行機管理サーバ20、顧客管理サーバ30、及び在庫管理サーバ40を備える。発行機管理サーバ20、顧客管理サーバ30、及び在庫管理サーバ40は、データセンタに設置されたクラウドサーバである。なお、発行機管理サーバ20、顧客管理サーバ30、及び在庫管理サーバ40の一部または全部が、通信事業者Aまたは外部委託業者の社内に設置されたサーバであってもよい。
複数の自動発行機10a、10b、10c、・・・と在庫管理システム1はネットワーク2を介して接続される。ネットワーク2は、インターネットや専用線などの通信路の総称であり、その通信媒体やプロトコルは問わない。通信媒体として例えば、携帯電話網、無線LAN、有線LAN、光ファイバ網、ADSL網、CATV網などを使用することができる。通信プロトコルとして例えば、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)、UDP(User Datagram Protocol)/IPなどを使用することができる。
複数のユーザ端末60a、60b、・・・は、通信事業者Aとの回線契約の締結を希望する又は通信事業者Aとの回線契約が完了したエンドユーザが所持する携帯通信端末である。以下、ユーザ端末60としてスマートフォンを想定する。ユーザ端末60は、ネットワーク2を介して顧客管理サーバ30と通信接続することができる。ユーザ端末60は、携帯電話網またはWi−Fiを経由して、ネットワーク2にアクセスすることができる。
顧客管理サーバ30から、SIMカード3の受取IDが埋め込まれたQRコードをユーザ端末60が受信した後、エンドユーザは、自動発行機10が設置されている場所に赴く。エンドユーザは、QRコードをユーザ端末60の画面に表示させ、自動発行機10の読取部12にかざして、SIMカード3を受け取る。
読取装置50は、SIMカード3に印字または貼付されているICCIDのバーコードを読み取るための装置である。上述した在庫管理業者フローでは、エリアマネージャにより使用される。読取装置50は、読み取ったICCIDを、ネットワーク2を介して発行機管理サーバ20に送信する。読取装置50は、携帯電話網またはWi−Fiを経由して、ネットワーク2にアクセスすることができる。
図10は、実施の形態に係る自動発行機10の構成を示すブロック図である。表示操作部11、排出部13、及び外紙ケースポケット14については、図2で説明したため、図10では説明を省略する。
自動発行機10は、複数のSIMカード3を収納するための収納部15を備える。収納部15は、複数のSIMカード3を収納するための少なくとも一つのカートリッジを有する。本実施の形態では、収納部15は最大210枚のSIMカード3を収納することができる。収納部15は、収納されているSIMカード3の枚数を検出する枚数センサ16を有する。枚数センサ16は、光学式センサ、超音波センサ、接触センサ、及び重量センサの、一つ又は複数の組み合わせにより構成することができる。枚数センサ16は、検出したSIMカード3の枚数を処理部18に出力する。
第1読取部12は固体撮像素子を含み、エンドユーザによりかざされた、ユーザ端末60の画面に表示されたQRコードを読み取り、読み取ったQRコード画像を処理部18に出力する。処理部18は、第1読取部12から入力されたQRコード画像から受取IDを読み取る。また、第1読取部12は、エリアマネージャによりかざされた、SIMカード3に印字または貼付されているICCIDのバーコードを読み取ることもできる。第1読取部12は、読み取ったバーコード画像を処理部18に出力する。処理部18は、第1読取部12から入力されるバーコード画像からICCIDを読み取る。
第2読取部17は、収納部15から排出部13に押し出されるSIMカード3にはめ込まれているSIMカード本体3aの金属端子と接触する金属接点を有する。当該金属接点は、処理部18の信号端子に配線で接続されている。処理部18は、第2読取部17を介して、SIMカード本体3aのICチップから、ICチップ内に内蔵されているICCIDを取得する。なお、第2読取部17は第1読取部12と同様に、画像を読み取る読取機で構成されてもよい。その場合、第2読取部17は固体撮像素子を含む、収納部15から排出部13に押し出されるSIMカード3に印字または貼付されているICCIDのバーコードを読み取る専用の読取機として構成される。第2読取部17は、読み取ったバーコード画像を処理部18に出力する。処理部18は、第2読取部17から入力されるバーコード画像からICCIDを読み取る。
処理部18は、自動発行機10全体を統括的に制御する処理部である。処理部18は、ハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、又はハードウェア資源のみにより実現できる。ハードウェア資源として、CPU、ROM、RAM、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源としてファームウェア等のプログラムを利用できる。
通信部19は、ネットワーク2に接続するための通信制御を行う。通信部19は例えば、自動発行機10用のSIMカードが装着されたWi−Fiルータを備えていてもよい。この場合、自動発行機10は、携帯電話網を利用してネットワーク2に接続することができる。また、通信部19は、自動発行機10が設置されている施設の無線LANアクセスポイントに接続するためのWi−Fiモジュールを備えていてもよい。この場合、SIMカードは不要であり、施設のアクセスポイントからネットワーク2に接続することができる。また、有線LANや電力線通信(PLC)を利用してネットワーク2に接続してもよい。
図11は、図9に示した実施の形態に係る、読取装置50、発行機管理サーバ20、顧客管理サーバ30、在庫管理サーバ40のそれぞれの構成を示すブロック図である。読取装置50は、読取機51及び情報処理端末52で構成される。読取機51は固体撮像素子を含む、ハンディタイプの読取機である。読取機51は情報処理端末52に接続されて使用される。情報処理端末52は例えば、ノート型PCやタブレットで構成される。情報処理端末52は、操作入力部53、処理部54、及び通信部55を備える。
操作入力部53は、キーボード、マウス、タッチパネル等のユーザインタフェースを含み、エリアマネージャからの操作を受け付ける。操作入力部53は、受け付けた操作内容を処理部54に出力する。処理部54は、読取装置50全体を統括的に制御する処理部である。通信部55は、ネットワーク2に接続するための通信制御を行う。例えば、Wi−Fiまたは携帯電話網を利用してネットワーク2に接続する。
なお、読取装置50は、カメラが搭載された一つの情報処理端末で構成することもできる。例えば、読取装置50は、一つのスマートフォン又はタブレットで構成されてもよい。この場合、スマートフォン又はタブレットに搭載されているカメラが、読取機51として機能する。
発行機管理サーバ20は、処理部21、記憶部22、及び通信部23を備える。発行機管理サーバ20の記憶部22は、発行機管理テーブル221及びSIMカード在庫管理テーブル222を含む。顧客管理サーバ30は、処理部31、記憶部32、及び通信部33を備える。顧客管理サーバ30の記憶部32は、顧客情報テーブル321を含む。在庫管理サーバ40は、処理部41、記憶部42、及び通信部43を含む。在庫管理サーバ40の記憶部42は、複数の在庫管理テーブル421を含む。
読取装置50の処理部54、発行機管理サーバ20の処理部21、顧客管理サーバ30の処理部31、及び在庫管理サーバ40の処理部41のそれぞれは、ハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、又はハードウェア資源のみにより実現できる。ハードウェア資源として、CPU、ROM、RAM、GPU、ASIC、FPGA、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源としてオペレーティングシステム、アプリケーション等のプログラムを利用できる。発行機管理サーバ20の記憶部22、顧客管理サーバ30の記憶部32、及び在庫管理サーバ40の記憶部42のそれぞれは、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性の記録媒体を含む。
発行機管理サーバ20の通信部23、顧客管理サーバ30の通信部33、及び在庫管理サーバ40の通信部43のそれぞれは、ネットワーク2に接続するための通信制御を行う。例えば、有線LANや電力線通信(PLC)を利用してネットワーク2に接続する。
在庫管理サーバ40は、通信事業者Aが扱う商品全般の在庫を管理するサーバである。例えば、SIMカード3、販売用の各種スマートフォン、SIMピン入りの外紙ケース4、その他の付属アクセサリの在庫情報が、複数の在庫管理テーブル421でそれぞれ管理されている。SIMカード3の在庫管理テーブル421のデータ内容と、発行機管理サーバ20のSIMカード在庫管理テーブル222のデータ内容は自動連携される。
顧客管理サーバ30は、通信事業者Aの顧客情報を管理するサーバである。顧客情報テーブル321は、契約者ごとに、住所、氏名、性別、生年月日、メールアドレス、職業、回線契約の内容、SIMカードのICCID、電話番号、IMSI、支払方法(例えば、クレジットカード番号、銀行口座番号)などの本人情報と契約情報を管理する。
顧客管理サーバ30は、回線契約者への請求料金を算出する機能、回線契約者への請求書発行機能、回線契約者が指定したクレジットカード会社または銀行の決済システムへの決済依頼機能を有する。
発行機管理サーバ20は、複数の自動発行機10と、各自動発行機10の内部に保有されるSIMカード3を管理するサーバである。また、発行機管理サーバ20は、施設管理者へ支払う料金を算出する機能、通信事業者Aが口座を持つ銀行に施設管理者が指定した銀行口座への入金を指示する機能を有する。SIMカード在庫管理テーブル222は、複数の自動発行機10のID(以下、発行機IDと表記する)と、各自動発行機10が内部に保有している複数のSIMカード3のICCIDを関連付けて管理する。
図12は、SIMカード在庫管理テーブル222の一例を示す図である。図12に示すSIMカード在庫管理テーブル222は、地域ID、発行機ID、SIMカードのICCIDを紐付けて管理するテーブルである。地域IDは、自動発行機10の設置エリアを複数の地域に分割し、分割した各地域に付与されるIDである。例えば、各地域は、一人のエリアマネージャが担当する地域であってもよい。各地域には、少なくとも一つの自動発行機10が設置される。
SIMカード在庫管理テーブル222では、自動発行機10ごとに、内部に保有しているSIMカード3のICCIDが管理される。SIMカード在庫管理テーブル222内のICCIDはSIMカード補充や発行時にリアルタイムに更新され、各自動発行機10が現時点で保有しているSIMカード3の枚数とICCIDが、SIMカード在庫管理テーブル222で管理される。
特定の自動発行機10にSIMカード3が補充されると、発行機管理サーバ20の処理部21は、読取装置50または当該自動発行機10からネットワーク2を介して、当該自動発行機10の発行機IDと、補充されたSIMカード3のICCIDを受信する。発行機管理サーバ20の処理部21は、SIMカード在庫管理テーブル222の当該発行機IDに関連付いたICCIDの欄に、受信したICCIDを追加する。
なお、特定の自動発行機10にSIMカード3がロットで補充される場合において、読取装置50または当該自動発行機10から、ロットの先頭と末尾のICCIDが送信されてくる場合がある。その場合、発行機管理サーバ20の処理部21は、2つのICCIDの間のICCIDを補間し、当該自動発行機10にロットで補充されたSIMカード3全体のICCIDを生成する。発行機管理サーバ20の処理部21は、SIMカード在庫管理テーブル222の当該発行機IDに関連付いたICCIDの欄に、受信したICCIDと生成したICCIDを追加する。
なお、1ロットを構成するSIMカード3の枚数が固定であり、特定の自動発行機10にロットでSIMカード3が補充される場合において、読取装置50または当該自動発行機10から、ロットの先頭のICCIDが送信されてくる場合がある。その場合、発行機管理サーバ20の処理部21は、受信したICCIDの後に、(1ロットを構成する枚数−1枚)分のICCIDを昇順に生成する。なお、ロットの末尾のICCIDが送信されてくる場合、発行機管理サーバ20の処理部21は、受信したICCIDの前に、(1ロットを構成する枚数−1枚)分のICCIDを降順に生成する。発行機管理サーバ20の処理部21は、SIMカード在庫管理テーブル222の当該発行機IDに関連付いたICCIDの欄に、受信したICCIDと生成したICCIDを追加する。
特定の自動発行機10からSIMカード3が排出されると、発行機管理サーバ20の処理部21は、当該自動発行機10からネットワーク2を介して、当該自動発行機10の発行機IDと、排出されたSIMカード3のICCIDを受信する。発行機管理サーバ20の処理部21は、SIMカード在庫管理テーブル222の当該発行機IDに関連付いたICCIDの欄から、受信したICCIDを削除する。以上のように、SIMカード在庫管理テーブル222を用いて、各自動発行機10の内部に保有されているSIMカード3の増減と、各自動発行機10の内部に現時点で保有されているSIMカード3のICCIDがリアルタイムに管理される。
図13は、発行機管理テーブル221の一例を示す図である。図13に示す発行機管理テーブル221は、自動発行機10ごとの、発行機ID、ステータス、SIMカード3の保有枚数、SIMカード3の下限枚数を管理するテーブルである。
発行機管理サーバ20の処理部21は、SIMカード在庫管理テーブル222内の各自動発行機10に紐付いているICCIDの数に同期して、発行機管理テーブル221内の各自動発行機10のSIMカード3の保有枚数を更新する。
自動発行機10のステータスは、自動発行機10に不具合が発生すると、正常からエラーに切り替わる。発行機管理サーバ20は、管理している複数の自動発行機10の稼働状況を定期的に(例えば、1時間に1回)モニタリングしている。自動発行機10にエラーが発生した場合、発行機管理サーバ20による定期モニタリングにより検知される。また、自動発行機10のエラーは、施設管理者またはエンドユーザからの連絡により検知されることもある。
自動発行機10の再起動など簡易な作業で復旧しない場合、エラーが発生している自動発行機10(以下、旧自動発行機10という)を、別の自動発行機10に入れ替える。エリアマネージャは、自動発行機10の保守管理を委託している業者に連絡して、自動発行機10の入れ替えを依頼する。エリアマネージャは、設置場所に新たな自動発行機10(以下、新自動発行機10と表記する)が到着すると、旧自動発行機10の収納部15からSIMカード3を取り出して、取り出したSIMカード3を新自動発行機10の収納部15に入れる。
新自動発行機10の枚数センサ16は、収納部15に入れられたSIMカード3の枚数を検出し、検出した枚数を処理部18に出力する。処理部18は、通信部19からネットワーク2を介して、発行機IDと、検出されたSIMカード3の枚数を発行機管理サーバ20に送信する。発行機管理サーバ20の処理部21は、受信したSIMカード3の枚数と、発行機管理テーブル221内に管理されている旧自動発行機10のSIMカード3の保有枚数を比較する。
両者が一致した場合、発行機管理サーバ20の処理部21は、通信部23からネットワーク2を介して新自動発行機10に稼働許可信号を送信する。両者が一致しない場合、発行機管理サーバ20の処理部21は、新自動発行機10に稼働禁止信号を送信する。
新自動発行機10の処理部18は、通信部19を通じて発行機管理サーバ20から稼働禁止信号を受信した場合、排出部13からのSIMカード3の排出を禁止する。その際、新自動発行機10の処理部18は、SIMカード3の在庫が一致しないことをエリアマネージャに伝達するためのアラートを表示操作部11に表示させてもよい。エリアマネージャは、旧自動発行機10から取り出したSIMカード3と、新自動発行機10に入れたSIMカード3との間に齟齬がないか確認し、両者の枚数が一致するように対処する。これにより、旧自動発行機10から新自動発行機10へ、SIMカード3が適正に引継がれたことを担保することができる。
また、エリアマネージャが旧自動発行機10から取り出したSIMカード3に印字または貼付されているICCIDを読取機51で全て読み取り、読取装置50の処理部54が、読み取られたICCIDを、ネットワーク2を介して発行機管理サーバ20に送信してもよい。この場合、発行機管理サーバ20の処理部21は、受信したSIMカード3の全てのICCIDと、旧自動発行機10の発行機IDに紐付けられている全てのICCIDを比較する。
全てのICCIDが一致した場合、発行機管理サーバ20の処理部21は、新自動発行機10に稼働許可信号を送信する。全てのICCIDが一致しない場合、発行機管理サーバ20の処理部21は、新自動発行機10に稼働禁止信号を送信する。この例では、旧自動発行機10から新自動発行機10へ、SIMカード3が適正に引継がれたことを、より厳格に担保することができる。
発行機管理テーブル221には、最低限保有すべきSIMカード3の下限枚数を自動発行機10ごとに設定することができる。各エリアマネージャは、自動発行機10が設置される地域性を考慮して、自動発行機10ごとに下限枚数を設定することができる。通常、都市部に設置される自動発行機10のSIMカード3の下限枚数のほうが、地方に設置される自動発行機10のSIMカード3の下限枚数より多く設定される。
発行機管理サーバ20の処理部21は、特定の自動発行機10のSIMカード3の保有枚数が、当該自動発行機10のSIMカード3の下限枚数を下回ると、当該自動発行機10の在庫数量アラートを出力する。例えば、発行機管理サーバ20の処理部21は、当該自動発行機10が設置されている地域を担当するエリアマネージャの電子メールアカウントに、当該在庫数量アラートを送信する。
エリアマネージャは、当該在庫数量アラートを受信すると、中間物流拠点C3に保管されているSIMカード3をロット単位で、当該自動発行機10の設置場所に運搬し、当該自動発行機10にSIMカード3を補充する。
発行機管理サーバ20の記憶部22は、自動発行機10ごとのSIMカード3の発行履歴を蓄積する発行履歴蓄積部(不図示)をさらに含む。各SIMカード3の発行履歴には、発行日時が含まれる。発行機管理サーバ20の処理部21は、発行履歴蓄積部(不図示)に保存された特定の自動発行機10の発行履歴を、日付範囲指定で検索することにより、特定の自動発行機10から特定の期間(例えば、一ヶ月)に発行されたSIMカード3の枚数を取得することができる。なお、図13に示した発行機管理テーブル221に、当月のSIMカード3の発行枚数を管理する項目を設けて、発行機管理テーブル221で自動発行機10ごとに当月のSIMカード3の発行枚数を管理してもよい。その場合、各自動発行機10のSIMカード3の発行枚数は、当月開始日(通常、1日)にリセットされる。
図14は、自動発行機10に補充されたSIMカード3の在庫登録処理の第1実施例を示すフローチャートである。エリアマネージャは、SIMカード3を補充する自動発行機10の発行機IDを読取装置50の操作入力部53に入力する。読取装置50の処理部54は、エリアマネージャにより操作入力部53に対して入力された発行機IDを取得する(S10)。
エリアマネージャは、自動発行機10に補充する1ロットのSIMカード3が収容されたパッケージに印字または貼付されている、1ロットのSIMカード3の、先頭のICCIDのバーコードと末尾のICCIDのバーコードを読取機51で読み取る。読取装置50の処理部54は、読取機51により読み取られた、自動発行機10に補充する1ロットのSIMカード3の先頭と末尾のICCIDを取得する(S11)。読取装置50の処理部54は、通信部55からネットワーク2を介して、発行機IDと1ロットのSIMカード3の先頭と末尾のICCIDを発行機管理サーバ20に送信する(S12)。
発行機管理サーバ20の処理部21は、通信部23を通じて、発行機IDと1ロットのSIMカード3の先頭と末尾のICCIDを受信する(S13)。処理部21は、1ロットのSIMカード3の先頭と末尾のICCIDから、1ロットに含まれる全てのSIMカード3のICCIDを導出する(S14)。処理部21は、SIMカード在庫管理テーブル222に、導出したICCIDを、受信した発行機IDに紐付けて追加する(S15)。なお、自動発行機10に複数ロットのSIMカード3が補充される場合、ステップS10からステップS15までの処理が、ロットごとに繰り返される。
図15は、自動発行機10に補充されたSIMカード3の在庫登録処理の第2実施例を示すフローチャートである。第2実施例では、各自動発行機10に、発行機IDの識別コード(例えば、バーコード)が印字または貼付されていることが前提となる。エリアマネージャは、SIMカード3を補充する自動発行機10に印字または貼付されている発行機IDの識別コードを読取機51で読み取る。読取装置50の処理部54は、読取機51により読み取られた発行機IDを取得する(S10a)。以下の処理は、図14に示した第1実施例と同様であるため説明を省略する。
図16は、自動発行機10に補充されたSIMカード3の在庫登録処理の第3実施例を示すフローチャートである。エリアマネージャは、自動発行機10に補充する1ロットのSIMカード3が収容されたパッケージに印字または貼付されている、1ロットのSIMカード3の、先頭のICCIDのバーコードと末尾のICCIDのバーコードを、自動発行機10の第1読取部12にかざす。自動発行機10の処理部18は、第1読取部12により読み取られたバーコード画像から、補充される1ロットのSIMカード3の先頭と末尾のICCIDを取得する(S20)。処理部18は、通信部19からネットワーク2を介して、自己の発行機IDと1ロットのSIMカード3の先頭と末尾のICCIDを発行機管理サーバ20に送信する(S21)。以下の処理は、図14に示した第1実施例と同様であるため説明を省略する。
図17は、自動発行機10から排出されたSIMカード3の在庫減算処理の一実施例を示すフローチャートである。エンドユーザは、顧客管理サーバ30から配布された受取IDが埋め込まれたQRコードを、ユーザ端末60の画面に表示させ、自動発行機10の第1読取部12にかざす。自動発行機10の処理部18は、第1読取部12により読み取られたQRコード画像から受取IDを取得する(S30)。処理部18は、通信部19からネットワーク2を介して、受取IDを発行機管理サーバ20に送信し、発行機管理サーバ20の処理部28は、自動発行機10から受信した受取IDを顧客管理サーバ30に送信する(S31)。
顧客管理サーバ30の処理部31は、通信部33を通じて受取IDを受信し、受信した受取IDが有効であるか否か判定する(S32)。顧客管理サーバ30が先に発行した受取IDの一つであり、受取が未完了で有効期限内である受取IDである場合、顧客管理サーバ30の処理部31は、受信した受取IDを有効であると判定する。処理部31は、通信部33からネットワーク2を介して受取IDの判定結果を発行機管理サーバ20に送信し、発行機管理サーバ20の処理部28は、顧客管理サーバ30から受信した受取IDの判定結果を送信元の自動発行機10に送信する(S33)。
自動発行機10の処理部18は、通信部19を通じて受取IDの判定結果を受信し、受信した判定結果が有効である場合、排出部13からSIMカード3を一枚排出する(S34)。その際、処理部18は、第2読取部17を介して、排出部13から排出されるSIMカード3にはめ込まれているSIMカード本体3aのICチップ内からICCIDを取得する(S35)。処理部18は、通信部19からネットワーク2を介して、自己の発行機IDと排出されたSIMカード3のICCIDを発行機管理サーバ20に送信する(S36)。
発行機管理サーバ20の処理部21は、通信部23を通じて、発行機IDと排出されたSIMカード3のICCIDを受信すると、受信したICCIDをSIMカード在庫管理テーブル222から削除する(S37)。処理部21は、発行機管理テーブル221に管理されている、受信した発行機IDに紐付いているSIMカード3の保有枚数をデクリメントする(S38)。発行機管理サーバ20の処理部21は、通信部23からネットワーク2を介して、SIMカード在庫管理テーブル222から削除したICCIDを顧客管理サーバ30に送信する(S39)。
顧客管理サーバ30の処理部31は、通信部33を通じて、SIMカード在庫管理テーブル222から削除されたICCIDを受信すると、顧客情報テーブル321に管理されている、当該ICCIDで特定されるSIMカード3を受け取った契約者の顧客情報に、当該ICCIDを紐付けて登録する(S310)。
図18は、SIMカード3の在庫アラート通知処理の第1実施例を示すフローチャートである。発行機管理サーバ20の処理部21は、発行機管理テーブル221を参照して、SIMカード3の保有枚数が下限枚数を下回っている自動発行機10が発生しているか否か判定する(S40)。下限枚数を下回っている自動発行機10が発生している場合(S40のY)、処理部21は、通信部23からネットワーク2を介して、当該自動発行機10の在庫アラートを、当該自動発行機10が設置されている地域を担当するエリアマネージャのアカウントに通知する(S41)。アカウントは、メールアカウントでもよいし、ビジネスチャットアプリのアカウントでもよい。
図19は、SIMカード3の在庫アラート通知処理の第2実施例を示すフローチャートである。自動発行機10の処理部18は、枚数センサ16の検出結果をもとに、SIMカード3の保有枚数が下限枚数を下回っているか否か判定する(S50)。下限枚数を下回っている場合(S50のY)、処理部18は、通信部19からネットワーク2を介して、自己の発行機IDと在庫数量アラートを発行機管理サーバ20に送信する(S51)。
発行機管理サーバ20の処理部21は、通信部23を通じて、発行機IDと在庫アラートを受信する(S52)。処理部21は、通信部23からネットワーク2を介して、当該自動発行機10の在庫アラートを、当該自動発行機10が設置されている地域を担当するエリアマネージャのアカウントに通知する(S53)。
図20は、自動発行機10を設置する施設管理者への支払料金算出処理の一実施例を示すフローチャートである。施設管理者への支払料金は、通信事業者Aの自動発行機10を設置することに対する対価である。発行機管理サーバ20の処理部21は、発行機契約情報テーブル(不図示)から、各施設管理者との間でそれぞれ取り決められたSIMカード3一枚発行あたりのインセンティブ単価を取得する(S60)。
当該発行機契約情報テーブルは、自動発行機10を設置している施設管理者ごとに、住所、法人名、設置される自動発行機10の識別情報、契約内容、支払方法(例えば、銀行口座番号)などの施設管理者情報と契約情報を管理する。契約内容には、自動発行機10から一枚のSIMカード3が発行される度に、通信事業者Aから施設管理者に支払われるインセンティブ単価が含まれる。なお、インセンティブ単価は、通信事業者Aと各施設管理者との契約にもとづき、施設管理者ごとに異なる金額が設定されてもよい。当該発行機契約情報テーブルは、例えば表計算ソフトで作成され、通信事業者Aの担当者が参照可能なフォルダ(例えば、クラウド上の共有フォルダ)内に保持される。
発行機管理サーバ20の処理部21は、各自動発行機10が一定期間に発行したSIMカード3の枚数を取得する(S61)。各自動発行機10が一定期間に発行したSIMカード3の枚数は、月単位の発行枚数であってもよいし、四半期単位の発行枚数であってもよいし、半年単位の発行枚数であってもよいし、年単位の発行枚数であってもよい。集計する単位期間は、各施設管理者との契約内容に依存する。
発行機管理サーバ20の処理部21は、施設管理者ごとに、インセンティブ単価と、自動発行機10が一定期間に発行したSIMカード3の枚数を乗算して、各施設管理者へ支払う料金を算出する(S62)。
なお、インセンティブ料金に加えて、基本となる固定料金が設定されている場合、顧客管理サーバ30の処理部31は、上記算出したインセンティブ料金に固定料金を加算して、最終的な支払料金を算出する。なお、インセンティブ料金が設定されていない施設管理者の場合、当該施設管理者には固定料金のみが支払われる。
以上説明したように本実施の形態によれば、SIMカード3の自動発行機10を設置することにより、通信事業者Aとの回線契約の締結後、エンドユーザは、好きな時間に自動発行機10からSIMカード3を受け取ることができる。契約締結後にSIMカード3が郵送されてくる場合と比較して、エンドユーザは、早期にSIMカード3を受け取ることができる。不在による再配達の指定などの煩雑な作業も発生しない。また、店舗販売のように、混雑時に長時間、順番を待つ必要もない。このように本実施の形態では、エンドユーザの利便性を向上させることができる。
また、自動発行機10の設置数が増えれば、エンドユーザは、多くの受取場所から受け取りやすい場所を選ぶことができ、エンドユーザの利便性をさらに向上させることができる。本実施の形態では、自動発行機10の内部にSIMカード3が白SIMの状態で保有されるため、エンドユーザは、任意の自動発行機10からSIMカード3を受け取ることができる。エンドユーザが受け取ることができるSIMカード3は、販売されているあらゆる種類のSIMカード3(プリペイド/ポストペイド/音声/データ/4G/5Gなど)が対象となる。
また、通信事業者にとって多数の販売店舗を構築し、維持・運営していくことは大きなコスト負担になる。既に全国的なチャネル網を構築しているコンビニエンスストア等の店舗に自動発行機10を設置すれば、エンドユーザは24時間、SIMカード3を受け取ることができるようになる。通信事業者は比較的低コストで、エンドユーザの満足度を高めることができる。
また、本実施の形態では、発行機管理サーバ20のSIMカード在庫管理テーブル222で、自動発行機10ごとに、内部に保有しているSIMカードのICCIDが管理される。すなわち、自動発行機10が内部に保有しているSIMカード3が個体で管理される。自動発行機10にSIMカード3が補充された場合、または自動発行機10からSIMカード3が排出された場合、そのSIMカード3の増減がSIMカード在庫管理テーブル222にリアルタイムに反映される。自動発行機10内のSIMカード3の保有枚数が下限枚数を下回ると、エリアマネージャのアカウントにSIMカード3の補充を促す在庫アラートが通知される。これにより、各自動発行機10内のSIMカード3の保有枚数を適正な枚数に維持することができ、在庫切れを防止することができる。
また、各自動発行機10から発行されるSIMカード3の枚数を管理することにより、施設管理者に、自動発行機10の設置の対価として支払われる料金を自動的に算出することができる。これにより、通信事業者の事務管理コストを削減することができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の実施の形態では、SIMカード3の在庫管理システム1が、発行機管理サーバ20、顧客管理サーバ30、及び在庫管理サーバ40により構築される例を説明した。この点、在庫管理システム1は様々なハードウェア構成で構築されることが可能である。例えば、発行機管理サーバ20と顧客管理サーバ30が統合されて単一のサーバで構成されていてもよい。また、発行機管理サーバ20と在庫管理サーバ40が統合されて単一のサーバで構成されていてもよい。また、発行機管理サーバ20と顧客管理サーバ30と在庫管理サーバ40が統合されて単一のサーバで構成されていてもよい。
上述の実施の形態では、各SIMカード3に、ICCIDのバーコードが印字または貼付されている例を説明した。この点、ICCIDのQRコードが印字または貼付されていてもよい。
また、各SIMカード3に、バーコードやQRコードの代わりに、RFID(Radio Frequency Identifier)等のタグが取り付けられてもよい。この場合、収納部15のSIMカード3の補充口にタグリーダが設置される。当該タグリーダは、補充口を通過するSIMカード3に取り付けられたタグからICCIDを読み取り、処理部18に出力する。処理部18は、通信部19からネットワーク2を介して、発行機IDと、補充口のタグリーダにより読み取られたICCIDを発行機管理サーバ20に送信する。この場合、エリアマネージャが読取装置50を使用して、補充するSIMカード3のICCIDを読み取る作業を省略することができる。また、収納部15の排出口に、第2読取部17の代わりにタグリーダが設置される。当該タグリーダは、排出口を通過するSIMカード3に取り付けられたタグからICCIDを読み取る。処理部18は、通信部19からネットワーク2を介して、発行機IDと、排出口のタグリーダにより読み取られたICCIDを発行機管理サーバ20に送信する。
上述した実施の形態では、自動発行機10から、毎月払いの回線契約を締結したエンドユーザにSIMカード3を発行する例を説明した。この点、自動発行機10から、事前に料金を支払ったエンドユーザにSIMカード3を発行することもできる。このプリペイド式のSIMカード3を発行する自動発行機10は、例えば空港に設置される。例えば、日本を訪れた外国人は、自己のユーザ端末60から別の通信事業者のSIMカードを利用した携帯電話網、またはWi−Fiを経由してネットワーク2に接続する。当該外国人は、オンライン決済を済ませ、SIMカード3の受取IDが埋め込まれたQRコードの配布を受ける。以下、上述した実施の形態と同様に自動発行機10から、SIMカード3を受け取る。
発行機管理サーバ20の処理部21は、発行機管理テーブル221に管理される、各自動発行機10の各月の発行枚数を複数月分サンプリングし、サンプリングしたデータをもとに、各自動発行機10のSIMカード3の下限枚数を導出してもよい。具体的には、自動発行機10が保有すべきSIMカード3の枚数の基準値を設定する。処理部21は自動発行機10ごとに、一定期間におけるSIMカード3の平均保有枚数を算出する。SIMカード3の平均保有枚数は、各日のSIMカード3の保有枚数を一定期間で平均化した枚数である。処理部21は、各自動発行機10のSIMカード3の平均保有枚数が上記基準値に一致または近似するように、各自動発行機10のSIMカード3の下限枚数を導出する。処理部21は、現在設定されている各自動発行機10のSIMカード3の下限枚数を、導出した各下限枚数に変更する。
また、発行機管理サーバ20の処理部21は、当該サンプリングしたデータをもとに、各自動発行機10にSIMカード3を補充する際のロット数を決定してもよい。この例では、エリアマネージャに通知される在庫アラートに、補充すべきSIMカード3のロット数が指定される。処理部21は、各自動発行機10のSIMカード3の平均保有枚数が上記基準値に一致または近似するように、各自動発行機10にSIMカード3を補充する際のロット数を導出する。処理部21は、現在設定されている各自動発行機10にSIMカード3を補充する際のロット数を、導出した各ロット数に変更する。
なお、発行機管理サーバ20の処理部21は、当該サンプリングしたデータをもとに、各自動発行機10のSIMカード3の下限枚数と、SIMカード3を補充する際のロット数の両方を導出してもよい。
このように、下限枚数および補充する際のロット数の少なくとも一方を適応的に変更すれば、SIMカード3のICCIDの番号と、SIMカード3がエンドユーザに発行される順番との関係が乖離することを抑制することができる。
また、発行機管理サーバ20の処理部21は、各自動発行機10のSIMカード3の保有枚数に関わらず、カレンダーイベントをもとに、各エリアマネージャのアカウントに、SIMカード3の補充依頼を通知してもよい。例えば、通信事業者Aの販売促進期間の所定日前に補充依頼を通知してもよい。また、訪日外国人が増加する期間の所定日前に補充依頼を通知してもよい。
1 在庫管理システム、 2 ネットワーク、 3 SIMカード、 3a SIMカード本体、 3b バーコード、 4 外紙ケース、 10 自動発行機、 11 表示操作部、 12 第1読取部、 13 排出部、 14 外紙ケースポケット、 15 収納部、 16 枚数センサ、 17 第2読取部、 18 処理部、 19 通信部、 20 発行機管理サーバ、 21 処理部、 22 記憶部、 221 発行機管理テーブル、 222 SIMカード在庫管理テーブル、 23 通信部、 30 顧客管理サーバ、 31 処理部、 32 記憶部、 321 顧客情報テーブル、 33 通信部、 40 在庫管理サーバ、 41 処理部、 42 記憶部、 421 在庫管理テーブル、 43 通信部、 50 読取装置、 51 読取機、 52 情報処理端末、 53 操作入力部、 54 処理部、 55 通信部、 60 ユーザ端末。

Claims (13)

  1. 携帯通信端末に装着されて使用される加入者識別カードの自動発行機であって、
    複数の加入者識別カードを収納する収納部と、
    前記収納部に補充される加入者識別カードの識別情報を読み取る読取部と、
    前記自動発行機の識別情報と、前記読取部により読み取られた加入者識別カードの識別情報を、ネットワークを介して管理システムに送信する通信部と、を備える、
    自動発行機。
  2. 前記加入者識別カードは、ロット単位で前記収納部に補充され、
    各ロットに含まれる複数の加入者識別カードには、前記識別情報として、連番の識別番号がそれぞれ割り当てられており、
    前記読取部は、前記ロットで補充される複数の加入者識別カードの先頭の識別番号及び末尾の識別番号の少なくとも一方を読み取り、
    前記通信部は、前記自動発行機の識別情報と、前記読取部により読み取られた前記加入者識別カードの先頭の識別番号及び末尾の識別番号の少なくとも一方を、前記ネットワークを介して前記管理システムに送信する、
    請求項1に記載の自動発行機。
  3. 前記収納部に収納された前記加入者識別カードを排出する排出部をさらに備え、
    前記排出部は、予め契約を完了した契約者に配布された識別情報が前記読取部により読み取られると、前記加入者識別カードを排出し、
    前記通信部は、前記自動発行機の識別情報と、前記読取部により読み取られた前記契約者に配布された識別情報と、前記排出部から排出された前記加入者識別カードの識別情報を、前記ネットワークを介して前記管理システムに送信する、
    請求項1または2に記載の自動発行機。
  4. 携帯通信端末に装着されて使用される加入者識別カードの自動発行機であって、
    複数の加入者識別カードを収納する収納部と、
    識別情報を読み取るための読取部と、
    予め契約を完了した契約者に配布された識別情報が、前記読取部により読み取られると、前記収納部に収納されている前記加入者識別カードを排出する排出部と、
    前記排出部から前記加入者識別カードが排出されると、前記自動発行機の識別情報と、前記読取部により読み取られた前記契約者に配布された識別情報と、前記排出部から排出された前記加入者識別カードの識別情報を、ネットワークを介して管理システムに送信する通信部と、を備える、
    自動発行機。
  5. 前記収納部に収納されている前記加入者識別カードの数が、予め設定された下限値を下回ると、前記通信部は、前記加入者識別カードの在庫アラートを、前記ネットワークを介して前記管理システムに送信する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の自動発行機。
  6. 携帯通信端末に装着されて使用される加入者識別カードを発行する自動発行機を管理する管理システムであって、
    複数の場所に設置された複数の自動発行機の識別情報と、各自動発行機が内部に保有している複数の加入者識別カードの識別情報を関連付けて管理する在庫管理テーブルを保持する記憶部と、
    ある自動発行機の識別情報と、当該自動発行機に補充される前記加入者識別カードの識別情報を、ネットワークを介して受信すると、前記在庫管理テーブルを更新する処理部と、を備える、
    管理システム。
  7. 前記加入者識別カードは、ロット単位で前記自動発行機に補充され、
    各ロットに含まれる複数の加入者識別カードには、前記識別情報として、連番の識別番号がそれぞれ割り当てられており、
    前記処理部は、前記自動発行機の識別情報と、当該自動発行機に前記ロットで補充される複数の加入者識別カードの先頭の識別番号及び末尾の識別番号の少なくとも一方を、前記ネットワークを介して受信すると、前記先頭の識別番号及び前記末尾の識別番号の少なくとも一方をもとに、前記ロットに含まれる全ての加入者識別カードの識別番号を導出し、導出した複数の加入者識別カードの識別番号を、前記在庫管理テーブルに、受信した自動発行機の識別情報に関連付けて追加する、
    請求項6に記載の管理システム。
  8. 前記自動発行機の識別情報は、当該自動発行機に印字または貼付されており、
    前記加入者識別カードの識別情報は、当該加入者識別カードに印字または貼付されており、
    前記自動発行機の識別情報と前記加入者識別カードの識別情報は、前記加入者識別カードを前記自動発行機に補充する担当者が所持する読取装置により読み取られ、
    前記処理部は、前記読取装置から、前記自動発行機の識別情報と、当該自動発行機に補充される前記加入者識別カードの識別情報を、前記ネットワークを介して受信する、
    請求項6または7に記載の管理システム。
  9. 前記加入者識別カードの識別情報は、当該加入者識別カードに印字または貼付されており、
    前記加入者識別カードの識別情報は、前記自動発行機の読取部により読み取られ、
    前記処理部は、前記自動発行機から、当該自動発行機の識別情報と、当該自動発行機に補充される前記加入者識別カードの識別情報を、前記ネットワークを介して受信する、
    請求項6または7に記載の管理システム。
  10. 前記処理部は、ある自動発行機から当該自動発行機の識別情報と、当該自動発行機の排出部から排出された前記加入者識別カードの識別情報を、前記ネットワークを介して受信すると、前記在庫管理テーブルから、受信した加入者識別カードの識別情報を削除する、
    請求項6から9のいずれか1項に記載の管理システム。
  11. 前記処理部は、削除した加入者識別カードの識別情報を、当該加入者識別カードの契約者の契約情報に関連付ける、
    請求項10に記載の管理システム。
  12. 前記在庫管理テーブルで管理される前記複数の自動発行機のそれぞれに、内部に保有すべき前記加入者識別カードの下限値を設定可能であり、
    前記処理部は、前記加入者識別カードの保有数が前記下限値を下回った前記自動発行機が発生すると、当該自動発行機の在庫アラートを出力する、
    請求項10または11に記載の管理システム。
  13. 前記処理部は、前記複数の自動発行機をそれぞれ設置している複数の施設管理者との間でそれぞれ取り決められた前記加入者識別カードを一枚発行した際の単価と、前記複数の自動発行機がそれぞれ一定期間に発行した前記加入者識別カードの数をもとに、前記複数の施設管理者のそれぞれに支払う料金を算出する、
    請求項6から12のいずれか1項に記載の管理システム。
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