JP2021176970A - インキ組成物、当該インキ組成物を用いて印刷してなる印刷物 - Google Patents
インキ組成物、当該インキ組成物を用いて印刷してなる印刷物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021176970A JP2021176970A JP2021119438A JP2021119438A JP2021176970A JP 2021176970 A JP2021176970 A JP 2021176970A JP 2021119438 A JP2021119438 A JP 2021119438A JP 2021119438 A JP2021119438 A JP 2021119438A JP 2021176970 A JP2021176970 A JP 2021176970A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- pigment yellow
- ink composition
- pigment
- halogen atom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
【課題】顔料の分散安定性、印刷物の耐候性、印刷物の発光適性、印刷物の耐ブロッキング性などの印刷適性を十分に備えたインキ組成物を提供すること。【解決手段】顔料、バインダー樹脂、および溶剤を含む裏刷り印刷用インキ組成物であって、前記インキ組成物は、紫外線照射下での印刷物の真贋判定に用いられ、前記顔料が、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー16、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー55等からなる群より選ばれる1種以上の蛍光性有機顔料であり、前記バインダー樹脂が、ポリウレタン樹脂であるベースポリマーと、セルロース誘導体であり、前記ベースポリマーと前記セルロース誘導体の質量比が65/35〜90/10であるインキ組成物。【選択図】なし
Description
本発明は、インキ組成物、当該インキ組成物を用いて印刷してなる印刷物に関する。
蛍光体、燐光体、蓄光体などに代表される、いわゆる紫外線励起発光体は、紫外線を照射することで励起して発光する特性を有している。この発光という現象は、容易に目視確認可能であるとともに、コピー機による複写物や家庭用プリンターによる出力物では再現が困難であるため、銀行券や諸証券などのセキュリティ印刷物に対して、真正品と偽造品を区別するための真偽判別要素の一つとして、従来から広く用いられてきた。
上記の真偽判別の技術としては、例えば、紫外線遮断材であるチタンを含有する白インキなどを使用した偽造防止システム(特許文献1)、メタリックインキを使用した偽造防止システム(特許文献2)、ユウロピウム付活酸化イットリウム蛍光体とマンガン付活ケイ酸亜鉛蛍光体を含有する受容層塗工液を使用した偽造防止システム(特許文献3)などが挙げられる。
一方、上記の真贋判定技術をプラスチックフィルム印刷物に適用するために、フレキソ印刷またはグラビア印刷適性を有するセキュリティ印刷用インキ組成物が求められている。一般的に、かかる印刷に使用される印刷構成では、包装材料が製袋されたときに、その表面に印刷されるものを表刷り印刷といわれ、または裏面に印刷され、印刷面に必要に応じて接着剤やアンカーコート剤を塗布し、ラミネーション加工を施すものを裏刷り印刷といわれる。
しかし、上記特許文献1や特許文献2に使用されるインキ組成物は、オフセット印刷用インキ組成物であり、これらをフレキソまたはグラビア印刷組成物として用いた場合、粘度や溶解性の違いからインキの保存安定性が損なわれたり、顔料の分散状態が変化するためにドクター切れ性が低下する等の不具合を生じやすい。また、上記特許文献3はグラビア印刷方式であるが、ドクター切れ性と耐候性に劣る。
このように、フレキソ印刷またはグラビア印刷インキ組成物として必要な性能である顔料(染料)の分散安定性、印刷物の耐候性、印刷物の発光適性、印刷物の耐ブロッキング性などの印刷適性を十分に備えたセキュリティ印刷用インキ組成物は未だ見出されていないのが現状であった。
本発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、顔料の分散安定性、印刷物の耐候性、印刷物の発光適性、印刷物の耐ブロッキング性などの印刷適性を十分に備えたインキ組成物を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、顔料、バインダー樹脂、および溶剤を含むインキ組成物であって、前記顔料が、一般式(1):
(一般式(1)中、R1〜R5は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9のうち、少なくとも1つは、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表す。)で表される化合物、一般式(2):
(一般式(2)中、R1〜R5は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9のうち、少なくとも1つは、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表す。)で表される化合物、および一般式(3):
(一般式(3)中、R1〜R5は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9のうち、少なくとも1つは、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表す。)で表される化合物からなる群より選ばれる1種以上の蛍光性有機顔料であり、前記バインダー樹脂が、ポリウレタン樹脂、およびポリアミド樹脂からなる群より選ばれる1種以上であるベースポリマーと、セルロース誘導体であり、前記ベースポリマーと前記セルロース誘導体の質量比(ベースポリマー/セルロース誘導体)が65/35〜90/10であるインキ組成物に関する。
また、本発明は、前記インキ組成物を用いて印刷してなる印刷物に関する。
本発明のインキ組成物は、顔料、バインダー樹脂、および溶剤を含み、前記顔料は、特定の構造を有する蛍光性有機顔料であり、かつ前記バインダー樹脂は、ポリウレタン樹脂、およびポリアミド樹脂からなる群より選ばれる1種以上であるベースポリマーと、セルロース誘導体である。本発明は、前記顔料を、特定比で構成されるベースポリマーとセルロース誘導体を含むバインダー樹脂に配合することにより、顔料の分散安定性、印刷物の耐候性、印刷物の発光適性、印刷物の耐ブロッキング性などの印刷適性を十分に備えたインキ組成物を提供することができることから、セキュリティ印刷用インキ組成物として好適である。また、前記顔料(蛍光性有機顔料)は、可視光に対しては蛍光を出さず、ブラックライトなどの紫外光を当てると蛍光を発するものであるのに対し、一般的に知られている蛍光顔料は、可視光に対しても蛍光を出すため、本発明のインキ組成物は、ブラックライト照射下での真贋判定に有用なインキ組成物である。
本発明のインキ組成物は、顔料、バインダー樹脂、および溶剤を含む。
<顔料>
本発明の顔料は、一般式(1):
(一般式(1)中、R1〜R5は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9のうち、少なくとも1つは、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表す。)で表される化合物、一般式(2):
(一般式(2)中、R1〜R5は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9のうち、少なくとも1つは、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表す。)で表される化合物、および一般式(3):
(一般式(3)中、R1〜R5は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9のうち、少なくとも1つは、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表す。)からなる群より選ばれる1種以上の蛍光性有機顔料である。前記顔料は、少なくとも1種を用いればよく、2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の顔料は、一般式(1):
前記一般式(1)中、R1〜R5は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9のうち、少なくとも1つ(ビフェニル基中、合計2つ)は、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表す。前記一般式(1)で表される化合物は、化合物の入手容易性の観点から、R1〜R5のうち、1つまたは2つが、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基であることが好ましく、また、R6〜R9のうち、1つまたは2つが、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基であることが好ましい。前記ハロゲン原子の中でも、塩素原子が好ましい。
前記一般式(2)中、R1〜R5は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9のうち、少なくとも1つ(ビフェニル基中、合計2つ)は、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表す。前記一般式(2)で表される化合物は、化合物の入手容易性の観点から、R1〜R5のうち、1つまたは2つが、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基であることが好ましく、また、R6〜R9のうち、1つまたは2つが、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基であることが好ましい。前記ハロゲン原子の中でも、塩素原子が好ましい。
前記一般式(3)中、R1〜R5は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表し、R6〜R9のうち、少なくとも1つ(ビフェニル基中、合計2つ)は、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基を表す。前記一般式(3)で表される化合物は、化合物の入手容易性の観点から、R1〜R5のうち、1つまたは2つが、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基であることが好ましく、また、R6〜R9のうち、1つまたは2つが、ハロゲン原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、またはエトキシ基であることが好ましい。前記ハロゲン原子の中でも、塩素原子が好ましい。
前記顔料としては、例えば、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー16、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー55、C.I.ピグメントイエロー63、C.I.ピグメントイエロー77、C.I.ピグメントイエロー81、C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメントイエロー87、C.I.ピグメントイエロー106、C.I.ピグメントイエロー113、C.I.ピグメントイエロー114、C.I.ピグメントイエロー124、C.I.ピグメントイエロー126、C.I.ピグメントイエロー127、C.I.ピグメントイエロー152、C.I.ピグメントイエロー170、C.I.ピグメントイエロー172、C.I.ピグメントイエロー176、C.I.ピグメントオレンジ15、C.I.ピグメントオレンジ16などが挙げられる。これらの中でも、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントオレンジ16が好ましい。
<バインダー樹脂>
本発明のバインダー樹脂は、ポリウレタン樹脂、およびポリアミド樹脂からなる群より選ばれる1種以上であるベースポリマーと、セルロース誘導体を含む。前記ポリアミド樹脂は、本発明のインキ組成物を、包装材料が製袋されたときに、その表面に印刷されるような表刷り印刷に使用する際に適しており、一方、前記ポリウレタン樹脂は、本発明のインキ組成物を、包装材料の裏面に印刷され、印刷面に必要に応じて接着剤やアンカーコート剤を塗布し、ラミネーション加工を施すような裏刷り印刷に使用する際に適している。
本発明のバインダー樹脂は、ポリウレタン樹脂、およびポリアミド樹脂からなる群より選ばれる1種以上であるベースポリマーと、セルロース誘導体を含む。前記ポリアミド樹脂は、本発明のインキ組成物を、包装材料が製袋されたときに、その表面に印刷されるような表刷り印刷に使用する際に適しており、一方、前記ポリウレタン樹脂は、本発明のインキ組成物を、包装材料の裏面に印刷され、印刷面に必要に応じて接着剤やアンカーコート剤を塗布し、ラミネーション加工を施すような裏刷り印刷に使用する際に適している。
<ポリウレタン樹脂>
本発明のポリウレタン樹脂は、分子中に2個以上のウレタン結合を有する樹脂であり、特に制限なく使用できるが、例えば、ジイソシアネート化合物とジオール化合物を反応させて得られたウレタンプレポリマーに、さらに、鎖伸長剤および反応停止剤を反応させて得られるものが挙げられる。前記ポリウレタン樹脂は、少なくとも1種を用いればよく、2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明のポリウレタン樹脂は、分子中に2個以上のウレタン結合を有する樹脂であり、特に制限なく使用できるが、例えば、ジイソシアネート化合物とジオール化合物を反応させて得られたウレタンプレポリマーに、さらに、鎖伸長剤および反応停止剤を反応させて得られるものが挙げられる。前記ポリウレタン樹脂は、少なくとも1種を用いればよく、2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記ジイソシアネート化合物としては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネート化合物;イソホロンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネートなどの脂環族ジイソシアネート化合物;キシリレンジイソシアネート、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネートなどの芳香脂肪族ジイソシアネート化合物;トルイレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートなどの芳香族ジイソシアネート化合物などが挙げられる。これらの中でも、反応の制御が簡単で、得られるポリウレタン樹脂の性能のバランスが良好である観点から、脂環族または芳香脂肪族ジイソシアネート化合物が好ましく、特に、イソホロンジイソシアネート、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネートが好ましい。前記ジイソシアネート化合物は、少なくとも1種を用いればよく、2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記ジオール化合物としては、例えば、ポリエステルジオール化合物、ポリエーテルジオール化合物、ポリカーボネート化合物、ポリブタジエングリコール化合物などの高分子ジオールなどが挙げられる。ジオール化合物は、少なくとも1種を用いればよく、2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記ジオール化合物の数平均分子量は、顔料分散性の観点から、400以上が好ましく、1,000以上がより好ましい。また、ジオール化合物の数平均分子量は、ジイソシアネート化合物との反応性を高める観点から、10,000以下が好ましく、6,000以下がより好ましい。
前記ポリエステルジオール化合物としては、例えば、低分子ジオール成分(エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオールなどの直鎖状グリコール類;1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオールなどの分岐グリコール類;ジエチレングリコール、トリエチレングリコールなどのエーテル系ジオール類)と、ジカルボン酸成分(コハク酸、アジピン酸、マレイン酸などの飽和および不飽和脂肪族ジカルボン酸類;フタル酸などの芳香族ジカルボン酸類)を反応させて得られるものなどが挙げられる。
前記ポリエーテルジオール化合物としては、例えば、環状エステル化合物(ラクトンなど)を開環反応させて得られるポリエステルジオール化合物、あるいはジオール化合物((ポリ)アルキレングリコール化合物、ビスフェノールなど)にオキシアルキレン(酸化エチレン、酸化プロピレンなど)やテトラヒドロフランなどを重付加させて得られるポリエーテルジオール化合物などが挙げられる。
前記ジオール化合物は、インキ諸物性の観点から、ポリエステルジオールやポリエーテルジオールが好ましい。
前記鎖伸長剤は、分子内にイソシアネート基との反応可能な官能基(アミノ基、水酸基など)を2つ以上有する化合物が利用できる。分子内にアミノ基を2つ以上含有化合物としては、例えば、1級アミノ基を2つ有するジアミン類(エチレンジアミン、1,3−プロピレンジアミン、1,4−ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、イソホロンジアミンなど)、1級アミノ基と2級アミノ基を1つずつ有するジアミン類(2−エチルアミノエチルアミンなど)、1級アミノ基を2つと2級アミノ基を1つ以上有するポリアミン類(ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなど)などが挙げられる。また、分子内に水酸基を2つ以上含有する水酸基含有化合物としては、低分子ジオール類(エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコールなど)などが挙げられる。さらに、分子内にアミノ基を2つと水酸基を1つ有する化合物としては、例えば、アミノエチルエタノールアミン、アミノプロピルエタノールアミンなど、上記1級アミノ基を2つ有するジアミン類にエチレンオキサイドの1モル付加物などが挙げられる。前記鎖伸長剤は、少なくとも1種を用いればよく、2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記鎖伸長剤は、ポリウレタン樹脂の分子内に水酸基やアミノ基などの官能基を導入する観点から、アミノ基、水酸基などの官能基を3つ以上有する化合物を用いることができる。前記アミノ基、水酸基などの官能基を3つ以上有する化合物としては、グリセリン、アミノエチルエタノールアミンなどが挙げられる。
前記反応停止剤は、分子内にイソシアネート基との反応可能な官能基(アミノ基、水酸基など)を1つ以上有する化合物が利用でき、具体的には、モノアルコール類(メタノール、エタノールなど)、モノアミン類(n−ブチルアミン、ジ−n−ブチルアミンなど)、分子内にアミノ基と水酸基と1つずつ有するアルカノールアミン類(モノエタノールアミン、エチルエタノールアミン、ジエタノールアミン)などが挙げられる。また、前記反応停止剤としては、前記鎖伸長剤として挙げた化合物も利用できる。反応停止剤は、ポリウレタン樹脂の分子内に水酸基やアミノ基などの官能基を導入する観点から、前記分子内にアミノ基と水酸基と1つずつ有するアルカノールアミン類や、前記鎖伸長剤として例示した、1級アミノ基を2つ有するジアミン類や、低分子ジオール類を用いることができる。前記反応停止剤は、少なくとも1種を用いればよく、2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記ジイソシアネート化合物とジオール化合物を反応させて得られるウレタンプレポリマーの製造において、ジイソシアネート化合物のNCOとジオール化合物のOHの当量比(ジイソシアネート化合物のNCOの当量/ジオール化合物のOHの当量)は、1.3〜3で反応させることが好ましく、1.5〜2で反応させることがより好ましい。
前記鎖伸長剤は、前記プレポリマーの残存するイソシアネート基に対して、0.5〜0.95当量程度の範囲で反応させることが好ましい。また、前記反応停止剤は、鎖伸長後のポリウレタン樹脂1モルに対して、2モル程度の比率で反応させることが好ましい。
前記ポリウレタン樹脂の重量平均分子量は、5,000〜50,000であることが好ましく、10,000〜30,000であることがより好ましい。なお、本発明の重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法によって測定することができる。一例として、GPC装置としてWater2690(ウォーターズ社製)、カラムとしてPLgel、5μ、MIXED−D(Polymer Laboratories社製)を使用して、展開溶媒としてテトラヒドロフラン、カラム温度25℃、流速1ミリリットル/分、RI検出器、試料注入濃度10ミリグラム/ミリリットル、注入量100マイクロリットルの条件下、クロマトグラフィーを行ない、ポリスチレン換算の重量平均分子量として求めることができる。
前記ポリウレタン樹脂は、水酸基やアミノ基などの官能基を有するポリウレタン樹脂が好ましい。このような官能基を有するポリウレタン樹脂を得る方法としては、上記のアミノ基、水酸基などの官能基を3つ以上有する化合物を鎖伸長剤として用いる方法や、前記鎖伸長剤や前記反応停止剤を用いずに、前記ジイソシアネート化合物を前記ジオール化合物の1.0倍未満のモル比率で反応させる方法などの既知の方法が採用できる。
<ポリアミド樹脂>
本発明のポリアミド樹脂は、分子中に2個以上のアミド結合を有する樹脂であり、特に制限なく使用できるが、例えば、重合脂肪酸を含む酸成分と、ポリアミンを含むアミン成分を反応させて得られるものが挙げられる。
本発明のポリアミド樹脂は、分子中に2個以上のアミド結合を有する樹脂であり、特に制限なく使用できるが、例えば、重合脂肪酸を含む酸成分と、ポリアミンを含むアミン成分を反応させて得られるものが挙げられる。
前記重合脂肪酸は、一般に、炭素数が10から22の不飽和脂肪酸、またはそのエステル化物の重合により得られるものである。前記重合脂肪酸としては、例えば、一塩基性脂肪酸、二量化重合脂肪酸、三量化重合脂肪酸などが挙げられる。
また、前記酸成分は、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、マレイン酸などの脂肪族ジカルボン酸;シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸;イソフタル酸、テレフタル酸など芳香族ジカルボン酸などジカルボン酸や、酢酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸などのモノカルボン酸などを含むことができる。
前記ポリアミンは、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、メチルアミノプロピルアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどの脂肪族ポリアミン;シクロヘキシレンジアミン、イソホロンジアミンなどの脂環族ポリアミン;キシリレンジアミン、フェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタンなどの芳香族ポリアミンなどが挙げられる。
また、前記アミン成分には、ブチルアミン、オクチルアミン、ジエチルアミン、モノエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジエタノールアミン、ジプロパノールアミンなどの一級および二級モノアミンなどを含むことができる。
前記ポリアミド樹脂の合成方法としては、反応成分のカルボキシル基/アミノ基の比率を0.9/1〜1/0.9、好ましくは1/1とし、反応温度を160〜280℃、好ましくは180〜230℃として、最終段階では100torr程度の減圧下で反応させることが望ましい。
<セルロース誘導体>
本発明のセルロース誘導体は、例えば、ニトロセルロース(ニトロ基置換体)、セルロースアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレートなどの低級アシル基置換体、メチルセルロース、エチルセルロースなどの低級アルキル基置換体、ベンジルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルプロピルセルロースなどの水酸基を有するものが挙げられる。セルロース誘導体は、顔料分散性の観点から、ニトロセルロースが好ましく、インキの皮膜物性の観点から、低級アシル基置換体および低級アルキル基置換体が好ましい。また、前記セルロース誘導体の水酸基の置換度は30〜85%程度が好ましい。セルロース誘導体は、少なくとも1種を用いればよく、2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明のセルロース誘導体は、例えば、ニトロセルロース(ニトロ基置換体)、セルロースアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレートなどの低級アシル基置換体、メチルセルロース、エチルセルロースなどの低級アルキル基置換体、ベンジルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルプロピルセルロースなどの水酸基を有するものが挙げられる。セルロース誘導体は、顔料分散性の観点から、ニトロセルロースが好ましく、インキの皮膜物性の観点から、低級アシル基置換体および低級アルキル基置換体が好ましい。また、前記セルロース誘導体の水酸基の置換度は30〜85%程度が好ましい。セルロース誘導体は、少なくとも1種を用いればよく、2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記セルロース誘導体の重量平均分子量は、10,000〜500,000であることが好ましく、10,000〜300,000であることがより好ましい。なお、重量平均分子量は、前記ポリウレタン樹脂の重量平均分子量と同様な方法より求めることができる。
本発明のバインダー樹脂には、前記ポリウレタン樹脂、前記ポリアミド樹脂、および前記セルロース誘導体以外のその他の樹脂を用いることができる。前記その他の樹脂としては、例えば、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、(メタ)アクリル系共重合体、ブチラール樹脂などが挙げられる。
<溶剤>
本発明の溶剤は、特に制限なく使用できるが、環境に配慮する観点から、芳香族炭化水素系有機溶剤を含有しないことが好ましい。このような溶剤としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、ブタノールなどのアルコール系有機溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系有機溶剤;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチルなどのエステル系有機溶剤;n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタンなどの脂肪族炭化水素系有機溶剤;シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタンなどの脂環族炭化水素系有機溶剤などが挙げられる。前記溶剤は、少なくとも1種を用いればよく、バインダー樹脂の溶解性や乾燥性などを考慮して、2種以上を組み合わせて用いることができる。ただし、環境により配慮する観点から、前記溶剤の中でも、ケトン系有機溶剤の使用を抑制することが好ましい。
本発明の溶剤は、特に制限なく使用できるが、環境に配慮する観点から、芳香族炭化水素系有機溶剤を含有しないことが好ましい。このような溶剤としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、ブタノールなどのアルコール系有機溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系有機溶剤;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチルなどのエステル系有機溶剤;n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタンなどの脂肪族炭化水素系有機溶剤;シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタンなどの脂環族炭化水素系有機溶剤などが挙げられる。前記溶剤は、少なくとも1種を用いればよく、バインダー樹脂の溶解性や乾燥性などを考慮して、2種以上を組み合わせて用いることができる。ただし、環境により配慮する観点から、前記溶剤の中でも、ケトン系有機溶剤の使用を抑制することが好ましい。
前記溶剤は、本発明のインキ組成物を、フレキソ印刷インキ組成物に適用する場合、前記溶剤中、前記アルコール系有機溶剤および前記エステル系有機溶剤の合計の割合は、90質量%以上であることが好ましく、95質量%以上であることがより好ましい。
前記溶剤は、本発明のインキ組成物を、表刷りグラビア印刷インキ組成物に適用する場合、前記溶剤中、前記アルコール系有機溶剤、前記エステル系有機溶剤、および前記脂環族炭化水素系有機溶剤の合計の割合は、90質量%以上であることが好ましく、95質量%以上であることがより好ましい。また、前記溶剤は、本発明のインキ組成物を、裏刷りグラビア印刷インキ組成物に適用する場合、前記溶剤中、前記アルコール系有機溶剤および前記エステル系有機溶剤の合計の割合は、90質量%以上であることが好ましく、95質量%以上であることがより好ましい。
以下に、本発明のインキ組成物に含まれる各成分の割合について説明する。
前記顔料は、前記バインダー樹脂100質量部に対して、50〜200質量部であることが好ましい。前記顔料は、蛍光特性の観点から、前記バインダー樹脂100質量部に対して、50質量部以上であることが好ましく、75質量部以上であることがより好ましく、そして、顔料分散性と印刷適性の観点から、200質量部以下であることが好ましく、150質量部以下であることがより好ましい。
前記バインダー樹脂において、前記ベースポリマーと前記セルロース誘導体の質量比(ベースポリマー/セルロース誘導体)は、65/35〜90/10である。前記ベースポリマーと前記セルロース誘導体の質量比は、前記ベースポリマーとして、前記ポリアミド樹脂を用いた場合、顔料の分散性を向上させる観点から、85/15以下であることが好ましい。また、前記ベースポリマーと前記セルロース誘導体の質量比は、前記ベースポリマーとして、前記ポリウレタン樹脂を用いた場合、基材への密着性を向上させる観点から、70/30以上であることが好ましく、75/25以上であることがより好ましい。
前記溶剤の割合は、本発明のインキ組成物を、フレキソ印刷インキ組成物に適用する場合、インキ組成物中、55〜80質量%であることが好ましく、60〜75質量%であることがより好ましい。前記溶剤の割合は、本発明のインキ組成物を、グラビア印刷インキ組成物に適用する場合、インキ組成物中、65〜90質量%であることが好ましく、70〜85質量%であることがより好ましい。
前記顔料と前記バインダー樹脂と前記溶剤の合計の割合は、インキ組成物中、印刷適性を考慮する観点から、80質量%以上であることが好ましく、90質量%以上であることがより好ましく、95質量%以上であることがさらに好ましく、98質量%以上であることがよりさらに好ましい。
本発明のインキ組成物には、インキ組成物の性能が低下しない範囲でチタンキレート、ジルコニウムキレートなどの金属キレート架橋剤;ポリオレフィンワックス、パラフィンワックスなどのワックス類;飽和脂肪酸アミド、不飽和脂肪酸アミド、変性脂肪酸アミドなどの脂肪酸アミド;ダイマー酸系樹脂、ロジン系樹脂、マレイン酸系樹脂、石油樹脂、テルペン樹脂、ケトン樹脂、ダンマー樹脂、コーパル樹脂、塩素化ポリプロピレン、酸化ポリプロピレンなどのハードレジン;レベリング剤、界面活性剤、可塑剤などを任意に添加することができる。
<インキ組成物の調製方法>
本発明のインキ組成物を調製する方法としては、特に限定されず、例えば、上記の成分を順番に、あるいは同時に添加して、ビーズミル、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、パールミル、高速攪拌装置、ペイントコンディショナーなどで混合して調製することができる。
本発明のインキ組成物を調製する方法としては、特に限定されず、例えば、上記の成分を順番に、あるいは同時に添加して、ビーズミル、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、パールミル、高速攪拌装置、ペイントコンディショナーなどで混合して調製することができる。
<印刷物の作製方法>
本発明の印刷物は、前記インキ組成物を支持体(基材)に塗工(印刷)し、乾燥することによって得られ、前記支持体上にインキ層(印刷皮膜)が形成されたものである。前記印刷の方法は、フレキソ印刷機、あるいはグラビア印刷機を用いることが好ましい。前記乾燥は、熱風などにより溶剤を蒸発させる工程を設けてもよい。前記印刷機による印刷条件は、従来公知の条件が適宜採用できる。
本発明の印刷物は、前記インキ組成物を支持体(基材)に塗工(印刷)し、乾燥することによって得られ、前記支持体上にインキ層(印刷皮膜)が形成されたものである。前記印刷の方法は、フレキソ印刷機、あるいはグラビア印刷機を用いることが好ましい。前記乾燥は、熱風などにより溶剤を蒸発させる工程を設けてもよい。前記印刷機による印刷条件は、従来公知の条件が適宜採用できる。
前記支持体(基材)としては、金属、木材、紙およびプラスチックのいずれでも良いが、これらの中でもプラスチックフィルムが好ましい。前記プラスチックフィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル、ポリシクロオレフィン、ポリアセテート、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、(メタ)アクリル系ポリマー、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリアリレート、ポリフェニレンサルファイド、ジアセチルセルロースやトリアセチルセルロースなどのセルロース系ポリマーなどのフィルムが挙げられる。
なお、本発明の顔料は、前記バインダー樹脂として、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース誘導体、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、(メタ)アクリル系共重合体、ブチラール樹脂、ロジン系樹脂、スチレン−マレイン酸系樹脂、エポキシ樹脂、フェノール系樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、アルキッド樹脂などを用い、水や有機溶剤などの各種媒体中で顔料分散して印刷インキとすることで、公知の種々の印刷方式によって印刷することができる。このような印刷方式としては、前述のグラビア印刷、フレキソ印刷のほか、オフセット印刷、枚葉印刷、デジタル印刷(インクジェット方式、トナー方式)などが挙げられる。当該印刷インキは、本発明のインキ組成物と同様に、ブラックライトなどの紫外線照射下での印刷物の真贋判定に適用できる。
以下に本発明を実施例などによって説明するが、本発明はこれらのみに限定されない。
<製造例1>
<フレキソ裏刷り用ポリウレタン樹脂ワニスの製造>
撹拌機、冷却管および窒素ガス導入管を備えた四つ口フラスコに、数平均分子量1,000のポリ(3−メチル−1,5−ペンチレンアジペート)ジオール100質量部およびイソホロンジイソシアネート44.4質量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら100〜105℃で6時間反応させた。室温近くまで放冷し、酢酸プロピル94.9質量部、イソプロピルアルコール379.4質量部を加えた後、イソホロンジアミン7.1質量部、アミノエチルエタノールアミン4.2質量部を加えて鎖伸長反応させ、さらにエチレンジアミン2.4質量部を加えて反応停止させて、フレキソ裏刷り用ポリウレタン樹脂ワニス(固形分:25質量%、ポリウレタン樹脂の質量平均分子量約12,000)を得た。
<フレキソ裏刷り用ポリウレタン樹脂ワニスの製造>
撹拌機、冷却管および窒素ガス導入管を備えた四つ口フラスコに、数平均分子量1,000のポリ(3−メチル−1,5−ペンチレンアジペート)ジオール100質量部およびイソホロンジイソシアネート44.4質量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら100〜105℃で6時間反応させた。室温近くまで放冷し、酢酸プロピル94.9質量部、イソプロピルアルコール379.4質量部を加えた後、イソホロンジアミン7.1質量部、アミノエチルエタノールアミン4.2質量部を加えて鎖伸長反応させ、さらにエチレンジアミン2.4質量部を加えて反応停止させて、フレキソ裏刷り用ポリウレタン樹脂ワニス(固形分:25質量%、ポリウレタン樹脂の質量平均分子量約12,000)を得た。
<グラビア裏刷り用ポリウレタン樹脂ワニスの製造>
撹拌機、冷却管および窒素ガス導入管を備えた四つ口フラスコに、数平均分子量1,000のポリ(3−メチル−1,5−ペンチレンアジペート)ジオール100質量部およびイソホロンジイソシアネート44.4質量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら100〜105℃で6時間反応させた。室温近くまで放冷し、酢酸プロピル379.4質量部、イソプロピルアルコール94.9質量部を加えた後、イソホロンジアミン7.1質量部、アミノエチルエタノールアミン4.2質量部を加えて鎖伸長反応させ、さらにエチレンジアミン2.4質量部を加えて反応停止させて、グラビア裏刷り用ポリウレタン樹脂ワニス(固形分:25質量%、ポリウレタン樹脂の質量平均分子量約12,000)を得た。
撹拌機、冷却管および窒素ガス導入管を備えた四つ口フラスコに、数平均分子量1,000のポリ(3−メチル−1,5−ペンチレンアジペート)ジオール100質量部およびイソホロンジイソシアネート44.4質量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら100〜105℃で6時間反応させた。室温近くまで放冷し、酢酸プロピル379.4質量部、イソプロピルアルコール94.9質量部を加えた後、イソホロンジアミン7.1質量部、アミノエチルエタノールアミン4.2質量部を加えて鎖伸長反応させ、さらにエチレンジアミン2.4質量部を加えて反応停止させて、グラビア裏刷り用ポリウレタン樹脂ワニス(固形分:25質量%、ポリウレタン樹脂の質量平均分子量約12,000)を得た。
<製造例2>
<フレキソ表刷り用ポリアミド樹脂ワニスの製造>
ポリアミド樹脂(ニューマイド850、ハリマ化成社製)50質量部を、ノルマルプロピルアルコール25質量部およびイソプロピルアルコール25質量部からなる混合溶媒に溶解させて固形分50%のフレキソ表刷り用ポリアミド樹脂ワニスを得た。
<フレキソ表刷り用ポリアミド樹脂ワニスの製造>
ポリアミド樹脂(ニューマイド850、ハリマ化成社製)50質量部を、ノルマルプロピルアルコール25質量部およびイソプロピルアルコール25質量部からなる混合溶媒に溶解させて固形分50%のフレキソ表刷り用ポリアミド樹脂ワニスを得た。
<グラビア表刷り用ポリアミド樹脂ワニスの製造>
ポリアミド樹脂(ニューマイド850、ハリマ化成社製)25質量部を、メチルシクロヘキサン37.5質量部およびイソプロピルアルコール37.5質量部からなる混合溶媒に溶解させて固形分25%のフレキソ表刷り用ポリアミド樹脂ワニスを得た。
ポリアミド樹脂(ニューマイド850、ハリマ化成社製)25質量部を、メチルシクロヘキサン37.5質量部およびイソプロピルアルコール37.5質量部からなる混合溶媒に溶解させて固形分25%のフレキソ表刷り用ポリアミド樹脂ワニスを得た。
<製造例3>
<フレキソ表刷り及び裏刷り用セルロース誘導体ワニスの製造>
ニトロセルロース(SS1/8S、KOREA CNC社製、固形分70質量%)28.6質量部を、酢酸プロピル16質量部およびノルマルプロピルアルコール55.4質量部からなる混合溶媒に溶解させて固形分20質量%のフレキソ表刷り及び裏刷り用ニトロセルロース誘導体ワニスを得た。
<フレキソ表刷り及び裏刷り用セルロース誘導体ワニスの製造>
ニトロセルロース(SS1/8S、KOREA CNC社製、固形分70質量%)28.6質量部を、酢酸プロピル16質量部およびノルマルプロピルアルコール55.4質量部からなる混合溶媒に溶解させて固形分20質量%のフレキソ表刷り及び裏刷り用ニトロセルロース誘導体ワニスを得た。
<グラビア表刷り及び裏刷り用セルロース誘導体ワニスの製造>
ニトロセルロース(SS1/4S、KOREA CNC社製、固形分70質量%)28.6質量部を、酢酸プロピル64質量部およびノルマルプロピルアルコール7.4質量部からなる混合溶媒に溶解させて固形分20質量%のグラビア表刷り及び裏刷り用ニトロセルロース誘導体ワニスを得た。
ニトロセルロース(SS1/4S、KOREA CNC社製、固形分70質量%)28.6質量部を、酢酸プロピル64質量部およびノルマルプロピルアルコール7.4質量部からなる混合溶媒に溶解させて固形分20質量%のグラビア表刷り及び裏刷り用ニトロセルロース誘導体ワニスを得た。
<実施例1−1〜4−4、比較例1−1〜4−7>
<インキ組成物の調製>
表1〜4に示す材料をペイントコンディショナーで混練し、実施例1−1〜4−4、比較例1−1〜4−7のインキ組成物を調製した。なお、表1に記載の数値は質量%である。
<インキ組成物の調製>
表1〜4に示す材料をペイントコンディショナーで混練し、実施例1−1〜4−4、比較例1−1〜4−7のインキ組成物を調製した。なお、表1に記載の数値は質量%である。
<印刷物の作製>
<表刷り用フレキソ印刷物の作製>
上記で得られた実施例1−1〜1−4、および比較例1−1〜1−7のインキ組成物を、PETフィルム(商品名「E5102#12」、東洋紡株社製)に、フレキソ印刷機(塗工速度:100m/分、60℃)で印刷、乾燥させ、1日経過させた後、以下の評価を行った。
<表刷り用フレキソ印刷物の作製>
上記で得られた実施例1−1〜1−4、および比較例1−1〜1−7のインキ組成物を、PETフィルム(商品名「E5102#12」、東洋紡株社製)に、フレキソ印刷機(塗工速度:100m/分、60℃)で印刷、乾燥させ、1日経過させた後、以下の評価を行った。
<裏刷り用フレキソ印刷物の作製>
上記で得られた実施例2−1〜2−4、および比較例2−1〜2−7のインキ組成物を、PETフィルム(商品名「E5102#12」、東洋紡株社製)に、フレキソ印刷機(塗工速度:100m/分、60℃)で印刷、乾燥させ、1日経過させた後、以下の評価を行った。
上記で得られた実施例2−1〜2−4、および比較例2−1〜2−7のインキ組成物を、PETフィルム(商品名「E5102#12」、東洋紡株社製)に、フレキソ印刷機(塗工速度:100m/分、60℃)で印刷、乾燥させ、1日経過させた後、以下の評価を行った。
<表刷り用グラビア印刷物の作製>
上記で得られた実施例3−1〜3−4、および比較例3−1〜3−7のインキ組成物を、PETフィルム(商品名「E5102#12」、東洋紡株社製)に、グラビア印刷機(塗工速度:100m/min、印刷版:ダイレクト175線ベタ版、乾燥温度:50℃(風量80%))で印刷、乾燥させ、1日経過させた後、以下の評価を行った。
上記で得られた実施例3−1〜3−4、および比較例3−1〜3−7のインキ組成物を、PETフィルム(商品名「E5102#12」、東洋紡株社製)に、グラビア印刷機(塗工速度:100m/min、印刷版:ダイレクト175線ベタ版、乾燥温度:50℃(風量80%))で印刷、乾燥させ、1日経過させた後、以下の評価を行った。
<裏刷り用グラビア印刷物の作製>
上記で得られた実施例4−1〜4−4、および比較例4−1〜4−7のインキ組成物を、PETフィルム(商品名「E5102#12」、東洋紡株社製)に、グラビア印刷機(塗工速度:100m/min、印刷版:ダイレクト175線ベタ版、乾燥温度:50℃(風量80%))で印刷、乾燥させ、1日経過させた後、以下の評価を行った。
上記で得られた実施例4−1〜4−4、および比較例4−1〜4−7のインキ組成物を、PETフィルム(商品名「E5102#12」、東洋紡株社製)に、グラビア印刷機(塗工速度:100m/min、印刷版:ダイレクト175線ベタ版、乾燥温度:50℃(風量80%))で印刷、乾燥させ、1日経過させた後、以下の評価を行った。
上記の実施例および比較例で得られた、インキ組成物、または印刷物について以下の評価を行った。評価結果を表1〜4に示す。
<分散安定性の評価>
分散安定性の評価は、上記で得られた各インキ組成物を、B型粘度計の30rpmでの粘度(初期粘度)を測定した。さらに、各インキ組成物を、ガラス瓶で密閉し、40℃で7日間放置した後のB型粘度計の30rpmでの粘度(経時粘度)を測定し、以下の3段階で評価した。
A:初期粘度が2.0±1.0psであり、経時粘度が初期粘度の±0.2ps未満
B:初期粘度が2.0±1.0psであり、経時粘度が初期粘度の±0.2ps以上
C:初期粘度が2.0±1.0psにならない
分散安定性の評価は、上記で得られた各インキ組成物を、B型粘度計の30rpmでの粘度(初期粘度)を測定した。さらに、各インキ組成物を、ガラス瓶で密閉し、40℃で7日間放置した後のB型粘度計の30rpmでの粘度(経時粘度)を測定し、以下の3段階で評価した。
A:初期粘度が2.0±1.0psであり、経時粘度が初期粘度の±0.2ps未満
B:初期粘度が2.0±1.0psであり、経時粘度が初期粘度の±0.2ps以上
C:初期粘度が2.0±1.0psにならない
<耐候性の評価>
耐候性の評価は、上記で得られた各印刷物をフェードメーターにて光照射し、目視による変褪色の度合いについて、以下の3段階で評価した。
A:40時間照射で変褪色がない
B:20時間照射で変褪色がないが、40時間照射で変褪色がある
C:20時間照射で変褪色がわずかにある
耐候性の評価は、上記で得られた各印刷物をフェードメーターにて光照射し、目視による変褪色の度合いについて、以下の3段階で評価した。
A:40時間照射で変褪色がない
B:20時間照射で変褪色がないが、40時間照射で変褪色がある
C:20時間照射で変褪色がわずかにある
<発光適性の評価>
発光適性の評価は、上記で得られた各印刷物にブラックライトをかざし、目視による印刷皮膜からの発光について、以下の2段階で評価した。
A:発光する
C:発光しない
発光適性の評価は、上記で得られた各印刷物にブラックライトをかざし、目視による印刷皮膜からの発光について、以下の2段階で評価した。
A:発光する
C:発光しない
<耐ブロッキング性の評価>
耐ブロッキング性の評価は、上記で得られた各印刷物における各印刷面と非印刷面を合わせて、バイスでしめこみ、40℃で12時間放置後に手で剥がし、印刷皮膜の剥離の程度と剥離抵抗の強度について、以下の3段階で評価した。
A:印刷皮膜の剥離がなく、剥離抵抗が感じられない
B:印刷皮膜の剥離がないが、剥離抵抗が感じられる
C:印刷皮膜の剥離があり、剥離抵抗が強く感じられる
耐ブロッキング性の評価は、上記で得られた各印刷物における各印刷面と非印刷面を合わせて、バイスでしめこみ、40℃で12時間放置後に手で剥がし、印刷皮膜の剥離の程度と剥離抵抗の強度について、以下の3段階で評価した。
A:印刷皮膜の剥離がなく、剥離抵抗が感じられない
B:印刷皮膜の剥離がないが、剥離抵抗が感じられる
C:印刷皮膜の剥離があり、剥離抵抗が強く感じられる
<接着性の評価>
接着性の評価は、上記で得られた各印刷物における印刷皮膜にセロハンテープを貼り付け、これを急速に剥がしたときの印刷皮膜がフィルムから剥離する度合いについて、以下の3段階で評価した。
A:印刷皮膜のフィルムからの剥離がない
B:印刷皮膜のフィルムからの剥離があるが、剥離面積は30%未満である
C:印刷皮膜のフィルムからの剥離があり、剥離面積は30%以上である
接着性の評価は、上記で得られた各印刷物における印刷皮膜にセロハンテープを貼り付け、これを急速に剥がしたときの印刷皮膜がフィルムから剥離する度合いについて、以下の3段階で評価した。
A:印刷皮膜のフィルムからの剥離がない
B:印刷皮膜のフィルムからの剥離があるが、剥離面積は30%未満である
C:印刷皮膜のフィルムからの剥離があり、剥離面積は30%以上である
<耐摩擦適性の評価>
学振型摩擦堅牢度試験機(商品名「RT200」、大栄科学精機社製)を用いて、各印刷物の印刷皮膜を晒布(商品名「染色堅ろう度試験用添付白布カナキン3号」)で200gの荷重下100回摩擦し、印刷皮膜のフィルムからの剥離の程度について、以下の3段階で評価した。
A:印刷皮膜のフィルムからの剥離がない
B:印刷皮膜のフィルムからの剥離があるが、剥離面積は30%未満である
C:印刷皮膜のフィルムからの剥離があり、剥離面積は30%以上である
学振型摩擦堅牢度試験機(商品名「RT200」、大栄科学精機社製)を用いて、各印刷物の印刷皮膜を晒布(商品名「染色堅ろう度試験用添付白布カナキン3号」)で200gの荷重下100回摩擦し、印刷皮膜のフィルムからの剥離の程度について、以下の3段階で評価した。
A:印刷皮膜のフィルムからの剥離がない
B:印刷皮膜のフィルムからの剥離があるが、剥離面積は30%未満である
C:印刷皮膜のフィルムからの剥離があり、剥離面積は30%以上である
<ラミネート強度の評価>
ラミネート強度の評価は、上記で得られた各印刷物における印刷皮膜に、接着剤(商品名「タケラックA―515」と商品名「タケネートA―50」を10/1質量比で混合したものを酢酸エチルで固形分を30質量%に調整したもの、いずれも三井化学社製)を塗布し、ポリエチレンフィルム(商品名「ユニラックスLS−711C#50」、出光ユニテック社製)を貼り合わせた。40℃、72時間にてエージングした後、剥離速度300mm/minのピール強度について、以下の3段階で評価した。
A:強度が500g/15mm以上である
B:強度が200g以上500g/15mm未満である
C:強度が200g/15mm未満である
ラミネート強度の評価は、上記で得られた各印刷物における印刷皮膜に、接着剤(商品名「タケラックA―515」と商品名「タケネートA―50」を10/1質量比で混合したものを酢酸エチルで固形分を30質量%に調整したもの、いずれも三井化学社製)を塗布し、ポリエチレンフィルム(商品名「ユニラックスLS−711C#50」、出光ユニテック社製)を貼り合わせた。40℃、72時間にてエージングした後、剥離速度300mm/minのピール強度について、以下の3段階で評価した。
A:強度が500g/15mm以上である
B:強度が200g以上500g/15mm未満である
C:強度が200g/15mm未満である
<ドクター切れ性の評価>
ドクター切れ性の評価は、上記で得られた実施例3−1〜4−4、および比較例3−1〜4−7にかかるインキ組成物を、グラビア印刷機にて、印刷スピードが100m/分のときの、印刷面の状態について、以下の3段階で評価した。
A:版カブリ、ベタスジ、ツーツー汚れ(線状汚れ)などが発生しない
B:版カブリ、ベタスジ、ツーツー汚れ(線状汚れ)などが若干発生する
C:版カブリ、ベタスジ、ツーツー汚れ(線状汚れ)などが多く発生する
ドクター切れ性の評価は、上記で得られた実施例3−1〜4−4、および比較例3−1〜4−7にかかるインキ組成物を、グラビア印刷機にて、印刷スピードが100m/分のときの、印刷面の状態について、以下の3段階で評価した。
A:版カブリ、ベタスジ、ツーツー汚れ(線状汚れ)などが発生しない
B:版カブリ、ベタスジ、ツーツー汚れ(線状汚れ)などが若干発生する
C:版カブリ、ベタスジ、ツーツー汚れ(線状汚れ)などが多く発生する
表1〜4中、
Pigment Yellow 14は、C.I.ピグメントイエロー14(前記一般式(1)中、R1〜R4が水素原子、R5がメチル基、R6が水素原子、R7が塩素原子、R8〜R9が水素原子のもの);
Pigment Orange 16は、C.I.ピグメントオレンジ16(前記一般式(1)中、R1〜R5が水素原子、R6が水素原子、R7がメトキシ基、R8〜R9が水素原子のもの);
Pigment Yellow 74は、C.I.ピグメントイエロー74;
Pigment Orange 13は、C.I.ピグメントオレンジ13;
黄 蛍光顔料は、FZ−3045S Lemon Yellow(シンロイヒ社製);
オレンジ 蛍光顔料は、FZ−3044 Orange(シンロイヒ社製);を示す。
Pigment Yellow 14は、C.I.ピグメントイエロー14(前記一般式(1)中、R1〜R4が水素原子、R5がメチル基、R6が水素原子、R7が塩素原子、R8〜R9が水素原子のもの);
Pigment Orange 16は、C.I.ピグメントオレンジ16(前記一般式(1)中、R1〜R5が水素原子、R6が水素原子、R7がメトキシ基、R8〜R9が水素原子のもの);
Pigment Yellow 74は、C.I.ピグメントイエロー74;
Pigment Orange 13は、C.I.ピグメントオレンジ13;
黄 蛍光顔料は、FZ−3045S Lemon Yellow(シンロイヒ社製);
オレンジ 蛍光顔料は、FZ−3044 Orange(シンロイヒ社製);を示す。
Claims (5)
- 顔料、バインダー樹脂、および溶剤を含む裏刷り印刷用インキ組成物であって、
前記インキ組成物は、紫外線照射下での印刷物の真贋判定に用いられ、
前記顔料が、一般式(1):
一般式(2):
一般式(3):
前記バインダー樹脂が、ポリウレタン樹脂であるベースポリマーと、セルロース誘導体であり、
前記ベースポリマーと前記セルロース誘導体の質量比(ベースポリマー/セルロース誘導体)が65/35〜90/10であることを特徴とするインキ組成物。 - 前記顔料が、前記バインダー樹脂100質量部に対して、50〜200質量部であることを特徴とする請求項1記載のインキ組成物。
- 前記顔料が、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー16、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー55、C.I.ピグメントイエロー63、C.I.ピグメントイエロー77、C.I.ピグメントイエロー81、C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメントイエロー87、C.I.ピグメントイエロー106、C.I.ピグメントイエロー113、C.I.ピグメントイエロー114、C.I.ピグメントイエロー124、C.I.ピグメントイエロー126、C.I.ピグメントイエロー127、C.I.ピグメントイエロー152、C.I.ピグメントイエロー170、C.I.ピグメントイエロー172、C.I.ピグメントイエロー176、C.I.ピグメントオレンジ15、およびC.I.ピグメントオレンジ16からなる群より選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1または2記載のインキ組成物。
- グラビア印刷インキ組成物、またはフレキソ印刷インキ組成物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインキ組成物。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のインキ組成物を用いて印刷してなることを特徴とする印刷物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017103527 | 2017-05-25 | ||
JP2017103527 | 2017-05-25 | ||
JP2017136773A JP6985831B2 (ja) | 2017-05-25 | 2017-07-13 | インキ組成物、当該インキ組成物を用いて印刷してなる印刷物 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017136773A Division JP6985831B2 (ja) | 2017-05-25 | 2017-07-13 | インキ組成物、当該インキ組成物を用いて印刷してなる印刷物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021176970A true JP2021176970A (ja) | 2021-11-11 |
JP7116227B2 JP7116227B2 (ja) | 2022-08-09 |
Family
ID=64667044
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017136773A Active JP6985831B2 (ja) | 2017-05-25 | 2017-07-13 | インキ組成物、当該インキ組成物を用いて印刷してなる印刷物 |
JP2021119438A Active JP7116227B2 (ja) | 2017-05-25 | 2021-07-20 | インキ組成物、当該インキ組成物を用いて印刷してなる印刷物 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017136773A Active JP6985831B2 (ja) | 2017-05-25 | 2017-07-13 | インキ組成物、当該インキ組成物を用いて印刷してなる印刷物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP6985831B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230167374A (ko) | 2021-04-09 | 2023-12-08 | 루브리졸 어드밴스드 머티어리얼스, 인코포레이티드 | 중화된 다중-아민 분산제 조성물 |
CN114591728B (zh) * | 2022-01-20 | 2023-12-26 | 华南理工大学 | 一种防伪颜料及其制备方法和应用 |
JP7265066B1 (ja) * | 2022-05-18 | 2023-04-25 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 水性フレキソインキ、印刷物及び積層体 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1092486A (ja) * | 1996-09-18 | 1998-04-10 | Kawamura Electric Inc | 端子台 |
JPH1091283A (ja) * | 1996-09-12 | 1998-04-10 | Kofu Nippon Denki Kk | 携帯端末の保護カバー |
JP2003095312A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | Nitto Denko Corp | 遮光性包装材を用いた包装構造 |
JP2003321620A (ja) * | 2002-05-01 | 2003-11-14 | Dainippon Ink & Chem Inc | 表面被覆アゾ顔料及びその製造方法 |
JP2004514045A (ja) * | 2000-11-17 | 2004-05-13 | チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド | 顔料の蛍光を改良する方法 |
JP2005234162A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用紙、その製造方法、電子写真画像形成方法 |
JP2010012674A (ja) * | 2008-07-03 | 2010-01-21 | T & K Toka Co Ltd | カラープロセス印刷方法 |
JP2016141031A (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-08 | セイコーエプソン株式会社 | シート製造装置およびシート製造方法 |
WO2017111142A1 (ja) * | 2015-12-22 | 2017-06-29 | ホヤ レンズ タイランド リミテッド | 光学部材、光学部材管理システム、及び光学部材の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6482502B2 (ja) * | 2016-07-19 | 2019-03-13 | 東京インキ株式会社 | 表刷り紙用溶剤型グラビア印刷インキ組成物、印刷塗膜、積層体、積層体の製造方法ならびに紙容器、ラベル、蓋材、紙袋、紙製品 |
-
2017
- 2017-07-13 JP JP2017136773A patent/JP6985831B2/ja active Active
-
2021
- 2021-07-20 JP JP2021119438A patent/JP7116227B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1091283A (ja) * | 1996-09-12 | 1998-04-10 | Kofu Nippon Denki Kk | 携帯端末の保護カバー |
JPH1092486A (ja) * | 1996-09-18 | 1998-04-10 | Kawamura Electric Inc | 端子台 |
JP2004514045A (ja) * | 2000-11-17 | 2004-05-13 | チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド | 顔料の蛍光を改良する方法 |
JP2003095312A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | Nitto Denko Corp | 遮光性包装材を用いた包装構造 |
JP2003321620A (ja) * | 2002-05-01 | 2003-11-14 | Dainippon Ink & Chem Inc | 表面被覆アゾ顔料及びその製造方法 |
JP2005234162A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用紙、その製造方法、電子写真画像形成方法 |
JP2010012674A (ja) * | 2008-07-03 | 2010-01-21 | T & K Toka Co Ltd | カラープロセス印刷方法 |
JP2016141031A (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-08 | セイコーエプソン株式会社 | シート製造装置およびシート製造方法 |
WO2017111142A1 (ja) * | 2015-12-22 | 2017-06-29 | ホヤ レンズ タイランド リミテッド | 光学部材、光学部材管理システム、及び光学部材の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6985831B2 (ja) | 2021-12-22 |
JP2018199802A (ja) | 2018-12-20 |
JP7116227B2 (ja) | 2022-08-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7116227B2 (ja) | インキ組成物、当該インキ組成物を用いて印刷してなる印刷物 | |
JP6391035B1 (ja) | グラビアインキおよびその印刷物と積層体 | |
JP6363941B2 (ja) | グラビア白色インキ組成物 | |
JP6406329B2 (ja) | グラビアインキおよび印刷物 | |
JPH06206972A (ja) | ポリウレタン樹脂、その製造方法、およびその用途 | |
JP2010248466A (ja) | ラミネート用印刷インキ組成物 | |
JP2017039896A (ja) | 表刷り用グラビア印刷インキ組成物及びそれを印刷した表刷りグラビア印刷物 | |
JP6464403B2 (ja) | グラビアインキおよび印刷物 | |
JP6599678B2 (ja) | 表刷り用グラビア印刷インキ組成物及びそれを印刷した表刷りグラビア印刷物 | |
JP5940882B2 (ja) | 表刷り用グラビア印刷インキ組成物 | |
JP7108534B2 (ja) | 軟包装容器用積層フィルムの製造方法 | |
JP2018177854A (ja) | リキッドインキ組成物、印刷物及びラミネート積層体 | |
JP6604408B2 (ja) | 有機溶剤系グラビアインキおよび印刷物 | |
JP6585350B2 (ja) | シュリンク包装用印刷インキ組成物およびシュリンク包装用印刷物 | |
JP2018009110A (ja) | ラミネート用グラビアインキ組成物、印刷物、および積層体 | |
JP2021088690A (ja) | 表刷り用グラビア印刷インキ組成物および印刷物 | |
JP7057236B2 (ja) | レーザーマーキング用インキ組成物、レーザーマーキング用インキ層、積層体、レーザーマーキング方法 | |
JP2020002259A (ja) | レーザーマーキング用インキ組成物、レーザーマーキング用インキ層、積層体、レーザーマーキング方法 | |
WO2018051801A1 (ja) | フィルム用印刷インキ組成物及びその用途 | |
JP2019001932A (ja) | リキッドインキ組成物 | |
JP5461019B2 (ja) | オートクレーブ用インジケーターインキ、オートクレーブ用インジケーターインキ層を有する塗工物、オートクレーブ用インジケーターシートおよび滅菌バッグ | |
JP7073696B2 (ja) | リキッドインキ組成物 | |
JP2006070190A (ja) | 印刷インキ及び包装材料 | |
JP2021187871A (ja) | ラミネート用グラビアインキ、印刷物および積層体 | |
JP7022016B2 (ja) | レーザーマーキング用インキ組成物、レーザーマーキング用インキ層、積層体、レーザーマーキング方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210726 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220728 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7116227 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |