JP2021175246A - インバータを主電源とする配電系統の保護装置および保護方法 - Google Patents
インバータを主電源とする配電系統の保護装置および保護方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021175246A JP2021175246A JP2020076466A JP2020076466A JP2021175246A JP 2021175246 A JP2021175246 A JP 2021175246A JP 2020076466 A JP2020076466 A JP 2020076466A JP 2020076466 A JP2020076466 A JP 2020076466A JP 2021175246 A JP2021175246 A JP 2021175246A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- overcurrent
- inverter
- relay
- distribution system
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 9
- 230000001629 suppression Effects 0.000 claims abstract description 24
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 31
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 claims description 16
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 1
- 238000010792 warming Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Protection Of Static Devices (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
Description
発電機と、主電源としてのインバータを母線に連系した配電系統の短絡事故を検出して保護を行う保護装置であって、
前記母線の電圧を検出した母線電圧検出信号と、母線に接続される複数の配電線に流れる電流を各々検出した配電線電流検出信号とを入力とし、
前記インバータが過電流停止することなく運転が可能な電流値に整定された第1の過電流継電器の出力と、前記複数の配電線の線間電圧の低下を検出する不足電圧継電器の出力との論理積が成立したときに限時動作する第1の保護要素と、
第2の過電流継電器の瞬時要素を有し、入力電流が、整定された過電流レベルを超えたときに瞬時動作する第2の保護要素と、
第2の過電流継電器の限時要素を有し、入力電流が、整定された過電流レベルを超えたら限時動作する第3の保護要素と、を備え、
前記第1〜第3の保護要素の各動作の論理和条件成立時に短絡事故有りと判定することを特徴としている。
前記第1の保護要素は、
前記配電系統に流れる電流の方向を検出する電流方向検出手段を備え、電流方向検出手段が順方向を検出したことと、前記第1の過電流継電器および不足電圧継電器の出力有りとの論理積条件成立時に限時動作することを特徴としている。
前記第1の保護要素は、
前記配電系統に流れる電流の方向を検出する電流方向検出手段を備え、電流方向検出手段が逆方向を検出していないことと、前記第1の過電流継電器および不足電圧継電器の出力有りとの論理積条件成立時に限時動作することを特徴としている。
前記インバータが過電流抑制制御中であることを示す信号を、前記第1の保護要素における論理積条件に追加したことを特徴とする。
前記インバータが過電流抑制制御を開始してから設定した時間内に、過電流抑制制御における過電流制限値を、過電流停止回避可能レベルから連続運転可能レベルに低減させ、短絡事故除去後は再び元の過電流停止回避可能レベルに戻す機能を設けたことを特徴とする。
前記配電線に接続される高圧需要家には、インバータが供給できる短絡電流よりも小さい電流においてロック機能を持つ柱上気中開閉器が設けられていることを特徴とする。
前記第1の保護要素および第3の保護要素に反限時特性を各々持たせたことを特徴とする。
発電機と、主電源としてのインバータを母線に連系した配電系統の短絡事故を検出して保護を行う保護方法であって、
前記母線の電圧を検出した母線電圧検出信号と、母線に接続される複数の配電線に流れる電流を各々検出した配電線電流検出信号とを入力するステップと、
前記インバータが過電流停止することなく運転が可能な電流値に整定された第1の過電流継電器の出力と、前記複数の配電線の線間電圧の低下を検出する不足電圧継電器の出力との論理積をとる論理積処理ステップと、
前記論理積処理ステップの論理積が成立したときに限時動作する第1の保護要素と、第2の過電流継電器の瞬時要素を有し、入力電流が、整定された過電流レベルを超えたときに瞬時動作する第2の保護要素と、第2の過電流継電器の限時要素を有し、入力電流が、整定された過電流レベルを超えたら限時動作する第3の保護要素と、の論理和をとる論理和処理ステップと、を備え、
前記論理和処理ステップの論理和条件成立時に短絡事故有りと判定することを特徴としている。
(2)請求項2に記載の発明によれば、順潮流による過電流のみを検出することにより、健全な配電線の不要トリップを防止することができる。
(3)請求項3に記載の発明によれば、潮流方向を判定することができない程度まで電圧が低下した場合の短絡事故において、検出漏れを防止することができる。
(4)請求項4に記載の発明によれば、インバータの過電流抑制制御中の信号を直接取り込んでいるので、不要動作を一層防止することができる。
(5)請求項5に記載の発明によれば、インバータの電流抑制動作を長時間継続させることができ、配電線に接続された高圧需要家設備内の事故との保護協調を図ることができる。
(6)請求項6に記載の発明によれば、配電線に接続された高圧需要家の設備内における事故継続を回避することができる。
51INV…第1の過電流継電器
51H…第2の過電流継電器瞬時要素
51L…第2の過電流継電器限時要素
67S…交流電力方向継電器
67R…交流逆電力方向継電器
101…インバータ電源
102…発電機
103…母線
104−1〜104−N…遮断器
110−1〜110−N…配電線
121…太陽光発電装置(PV)
122…負荷
123…高圧需要家
130−1〜130−N…保護リレー
131…計器用変圧器
132−1〜132−N…変流器
210…アンド回路
221,222…反限時特性部
230…オア回路
261V,261I…ベクトル化部
262…位相比較部
263…有効電力演算部
PAS…柱上気中開閉器
Claims (8)
- 発電機と、主電源としてのインバータを母線に連系した配電系統の短絡事故を検出して保護を行う保護装置であって、
前記母線の電圧を検出した母線電圧検出信号と、母線に接続される複数の配電線に流れる電流を各々検出した配電線電流検出信号とを入力とし、
前記インバータが過電流停止することなく運転が可能な電流値に整定された第1の過電流継電器の出力と、前記複数の配電線の線間電圧の低下を検出する不足電圧継電器の出力との論理積が成立したときに限時動作する第1の保護要素と、
第2の過電流継電器の瞬時要素を有し、入力電流が、整定された過電流レベルを超えたときに瞬時動作する第2の保護要素と、
第2の過電流継電器の限時要素を有し、入力電流が、整定された過電流レベルを超えたら限時動作する第3の保護要素と、を備え、
前記第1〜第3の保護要素の各動作の論理和条件成立時に短絡事故有りと判定することを特徴としたインバータを主電源とする配電系統の保護装置。 - 前記第1の保護要素は、
前記配電系統に流れる電流の方向を検出する電流方向検出手段を備え、電流方向検出手段が順方向を検出したことと、前記第1の過電流継電器および不足電圧継電器の出力有りとの論理積条件成立時に限時動作することを特徴とした請求項1に記載のインバータを主電源とする配電系統の保護装置。 - 前記第1の保護要素は、
前記配電系統に流れる電流の方向を検出する電流方向検出手段を備え、電流方向検出手段が逆方向を検出していないことと、前記第1の過電流継電器および不足電圧継電器の出力有りとの論理積条件成立時に限時動作することを特徴とした請求項1に記載のインバータを主電源とする配電系統の保護装置。 - 前記インバータが過電流抑制制御中であることを示す信号を、前記第1の保護要素における論理積条件に追加したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のインバータを主電源とする配電系統の保護装置。
- 前記インバータが過電流抑制制御を開始してから設定した時間内に、過電流抑制制御における過電流制限値を、過電流停止回避可能レベルから連続運転可能レベルに低減させ、短絡事故除去後は再び元の過電流停止回避可能レベルに戻す機能を設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のインバータを主電源とする配電系統の保護装置。
- 前記配電線に接続される高圧需要家には、インバータが供給できる短絡電流よりも小さい電流においてロック機能を持つ柱上気中開閉器が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のインバータを主電源とする配電系統の保護装置。
- 前記第1の保護要素および第3の保護要素に反限時特性を各々持たせたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のインバータを主電源とする配電系統の保護装置。
- 発電機と、主電源としてのインバータを母線に連系した配電系統の短絡事故を検出して保護を行う保護方法であって、
前記母線の電圧を検出した母線電圧検出信号と、母線に接続される複数の配電線に流れる電流を各々検出した配電線電流検出信号とを入力するステップと、
前記インバータが過電流停止することなく運転が可能な電流値に整定された第1の過電流継電器の出力と、前記複数の配電線の線間電圧の低下を検出する不足電圧継電器の出力との論理積をとる論理積処理ステップと、
前記論理積処理ステップの論理積が成立したときに限時動作する第1の保護要素と、第2の過電流継電器の瞬時要素を有し、入力電流が、整定された過電流レベルを超えたときに瞬時動作する第2の保護要素と、第2の過電流継電器の限時要素を有し、入力電流が、整定された過電流レベルを超えたら限時動作する第3の保護要素と、の論理和をとる論理和処理ステップと、を備え、
前記論理和処理ステップの論理和条件成立時に短絡事故有りと判定することを特徴としたインバータを主電源とする配電系統の保護方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020076466A JP7378342B2 (ja) | 2020-04-23 | 2020-04-23 | インバータを主電源とする配電系統の保護装置および保護方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020076466A JP7378342B2 (ja) | 2020-04-23 | 2020-04-23 | インバータを主電源とする配電系統の保護装置および保護方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021175246A true JP2021175246A (ja) | 2021-11-01 |
JP7378342B2 JP7378342B2 (ja) | 2023-11-13 |
Family
ID=78280100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020076466A Active JP7378342B2 (ja) | 2020-04-23 | 2020-04-23 | インバータを主電源とする配電系統の保護装置および保護方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7378342B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6084920A (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-14 | 株式会社日立製作所 | 力率検出リレ−方式 |
JPH0230236U (ja) * | 1988-08-19 | 1990-02-26 | ||
JP2018183034A (ja) * | 2017-04-17 | 2018-11-15 | 日新電機株式会社 | 電力供給システムの保護装置及びそれを備えたシステム |
WO2019097580A1 (ja) * | 2017-11-14 | 2019-05-23 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 電力システムおよび継電器 |
-
2020
- 2020-04-23 JP JP2020076466A patent/JP7378342B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6084920A (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-14 | 株式会社日立製作所 | 力率検出リレ−方式 |
JPH0230236U (ja) * | 1988-08-19 | 1990-02-26 | ||
JP2018183034A (ja) * | 2017-04-17 | 2018-11-15 | 日新電機株式会社 | 電力供給システムの保護装置及びそれを備えたシステム |
WO2019097580A1 (ja) * | 2017-11-14 | 2019-05-23 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 電力システムおよび継電器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7378342B2 (ja) | 2023-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Nikkhajoei et al. | Microgrid protection | |
US10199861B2 (en) | Isolated parallel UPS system with choke bypass switch | |
US10284008B2 (en) | Isolated parallel ups system with fault location detection | |
US20240097427A1 (en) | Protection apparatus and protection method for photovoltaic power generation system | |
JPWO2018092303A1 (ja) | 電力変換装置 | |
KR20130030757A (ko) | 예상 밖 동작 방지 기능이 있는 누전 검출 장치 | |
US12003096B2 (en) | Photovoltaic power generation system, photovoltaic inverter, and direct current combiner box | |
US9787080B2 (en) | Microgrid distribution manager with dynamically adjustable trip curves for multi-source microgrids | |
JP5094062B2 (ja) | 送配電系統の短絡電流減少システムおよび短絡電流減少方法 | |
Lazzari et al. | Selectivity and security of DC microgrid under line-to-ground fault | |
JP2021175246A (ja) | インバータを主電源とする配電系統の保護装置および保護方法 | |
JP2007006673A (ja) | 発電機主回路のディジタル保護継電システム | |
WO2004042883A1 (ja) | 保護継電器 | |
JP7159236B2 (ja) | 直流電源設備の短絡電流遮断装置 | |
EP2498360B1 (en) | DC electrical power system | |
Bradt et al. | Wind plant collector system fault protection and coordination | |
US12051895B2 (en) | Auxiliary circuit to inject fault current during grid faults | |
JP2620916B2 (ja) | 系統連系保護装置 | |
Nagpal et al. | Enhancing Distributed Energy Resource Integration and Supply Reliability: The Two-to-One rule | |
Anwar et al. | Fault-Aware-Soft-Restart method for shipboard MVAC power system using inverter coupled energy storage system | |
Candelaria | Fault detection and isoloation in low-voltage DC-bus microgrid systems | |
JP2022148181A (ja) | 電気鉄道用三相電力変換システム | |
JP2558585B2 (ja) | 系統連系保護検出装置 | |
CN110718900A (zh) | 用于检测混合电力系统中的故障的方法和装置 | |
JP2007060871A (ja) | 配電線のループ運用方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230915 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231010 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231031 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7378342 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |