JP2021174790A - 蓄電デバイスユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立て作業性を向上させる。【解決手段】蓄電デバイスユニット1は、6本のセル2を支持するホルダ10と、5つのバスバー41〜45と、12個のネジ部品81,82と、セル2の電極2a,2b側の端部を覆いつつホルダ10に取り付けられるトレイ20とを含む。トレイ20は、底部23a〜27aに電極2a,2bが貫通する貫通孔23b〜27bが形成されバスバー41〜45を収容可能な凹部23〜27を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、複数の蓄電デバイスを集合させた蓄電デバイスユニットに関する。
従来、リチウムイオンキャパシタ、電気二重層コンデンサ、アルミニウム電解コンデンサなどの蓄電デバイスセルを複数本集合させた蓄電デバイスユニットとして、例えば、角型の複数のセル(リチウムイオンキャパシタ)が樹脂ケースに収容され、複数のセルの一方の端部から突出する正負の電極をダクトカバーおよび基板カバーで覆いつつ樹脂ケースに固定されて構成されたリチウムイオンキャパシタモジュールが知られている(特許文献1参照)。これらセルの電極は、ダクトカバーを貫通しており、複数のフランジ付きナットで締結されたバスバーを介して、ダクトカバーと基板カバーとの間に配置されたバランス回路基板と電気的に接続されている。
特開2017−54866号公報
上記特許文献1には、複数のセルが直列接続されていることが記載されているものの電極同士がどのように電気的に接続されているかが記載されていない。一方、これらセルの電極が、複数のフランジ付きナットで締結されたバスバーを介してバランス回路基板と電気的に接続されていることが記載されている。これより、複数のセルは、バスバーを介して電極同士が接続されることで電気的に接続されることが考えられる。しかしながら、フランジ付きナットで締結されたバスバーを筒状のダクトカバー内に配置するためには、ダクトカバーを樹脂ケースに固定する前に、バスバーを介してこれらセルを電気的に接続し、その後、ダクトカバーを樹脂ケースに固定することが考えられるが、電極同士をバスバーで接続する際にバスバーの保持が煩雑であるとともに、バスバーやフランジ付きナットなどのネジ部品がセル間に落下しやすく、その組み立て作業性が非常に悪いという問題がある。
そこで、本発明の目的は、組み立て作業性が向上する蓄電デバイスユニットを提供することである。
本発明の蓄電デバイスユニットは、第1ネジ部を有する正および負極の電極をそれぞれ含む複数の蓄電デバイスセルと、前記複数の蓄電デバイスセルを支持するホルダと、前記複数の蓄電デバイスセルの前記電極同士を接続するためのバスバーと、前記第1ネジ部に螺合する第2ネジ部を有し、前記バスバーと前記電極とを締結するための複数のネジ部品と、前記複数の蓄電デバイスセルの前記電極側の端部を覆いつつ前記ホルダに取り付けられる絶縁性を有するトレイとを備えている。そして、前記トレイは、底部に前記電極が貫通する複数の孔が形成され前記バスバーを収容可能な第1凹部を有している。
これによると、トレイは、第1凹部の底部の孔に蓄電デバイスセルの電極を貫通させた状態で、第1凹部内にバスバーを収容することができる。これにより、ネジ部品で電極とバスバーとを締結する際に、第1凹部でバスバーを保持することが可能になると共に、バスバーやネジ部品が脱落しても、トレイで受け取ることが可能となる。この結果、蓄電デバイスユニットの組み立て作業性が向上する。また、バスバーの配置位置が分かりやすくなる。
本発明において、前記複数の蓄電デバイスセルと電気的に接続され、各蓄電デバイスセルの電圧および充電量をバランスさせる保護回路を有する基板をさらに備えている。そして、前記トレイは、前記第1凹部に隣接して配置され、前記基板を収容可能な第2凹部を有していることが好ましい。これにより、トレイに基板を収容することが可能になり、蓄電デバイスユニットの組み立て作業性がより向上する。また、保護回路と複数の蓄電デバイスセルとを電気的に接続しやすくなる。
また、本発明において、前記複数のネジ部品と対向して配置された放熱板と、前記複数のネジ部品と前記放熱板との間において両者に接触しつつ配置され、絶縁性および熱伝導性を有する弾性部材とをさらに備えている。そして、前記放熱板は、前記弾性部材が変形してその一部が前記バスバーと接触するように当該弾性部材を前記ネジ部品に押圧した状態で前記トレイに固定されていることが好ましい。これにより、バスバーと放熱板とを熱的に接続することが可能となる。このため、放熱性が向上する。
また、本発明において、前記トレイは、前記放熱板を収容可能な第3凹部を有しており、前記第3凹部の底部には、前記第1凹部および前記第2凹部が形成されていることが好ましい。これにより、トレイ内に、基板、バスバー、複数のネジ部品、弾性部材および放熱板を収容可能になる。
また、本発明において、前記トレイの前記ホルダと対向する面には、前記ホルダに向かって突出するアンカー部が形成されており、前記ホルダの前記トレイと対向する面には、前記アンカー部が嵌合可能な嵌合凹部が形成されており、前記アンカー部の外周側面は、前記アンカー部の先端に近づくに連れて前記アンカー部の中心に近づくように傾斜していることが好ましい。これにより、ホルダにトレイを取り付ける際に、アンカー部を嵌合凹部に嵌合させやすくなり、ホルダに対するトレイの位置決めを容易に行うことが可能となる。
また、本発明において、前記蓄電デバイスセルが一方向に延在しており、前記ホルダは、前記一方向に沿って互いに離隔した状態で前記複数の蓄電デバイスセルを支持する2つの支持フレームと、前記2つの支持フレームを連結する支柱とを有していることが好ましい。これにより、ホルダの構成が簡素化される。
本発明の蓄電デバイスユニットによると、トレイは、第1凹部の底部の孔に蓄電デバイスセルの電極を貫通させた状態で、第1凹部内にバスバーを収容することができる。これにより、ネジ部品で電極とバスバーとを締結する際に、第1凹部でバスバーを保持することが可能になると共に、バスバーやネジ部品が脱落しても、トレイで受け取ることが可能となる。この結果、蓄電デバイスユニットの組み立て作業性が向上する。また、バスバーの配置位置が分かりやすくなる。
本発明の一実施形態に係る蓄電デバイスユニットの斜視図である。 図1に示す蓄電デバイスユニットの分解斜視図である。 (a)は図1に示す上部支持フレームの斜視図であり、(b)は図3(a)に示すIII−III線に沿った断面図である。 (a)は図1に示すトレイの斜視図であり、(b)は図4(a)に示すIV−IV線に沿った断面図である。 (a)は図1に示すトレイおよび上部支持フレームが組み付けられた状態の平面図であり、(b)は図5(a)に示すV−V線に沿った断面図である。 図1に示す蓄電デバイスユニットの放熱板および弾性部材を分解したときの斜視図である。 図1に示すVII−VII線に沿った断面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(蓄電デバイスユニットの構成)
図1および図2に示すように、蓄電デバイスユニット1は、主として、6つのセル2、ホルダ10、トレイ20、放熱板30、5つのバスバー41〜45、基板50、5つの弾性部材61〜65、および、12個のネジ部品81,82などを有している。図1に示す上下方向A、上下方向Aに直交する左右方向B、上下方向Aおよび左右方向Bに直交する前後方向Cを、説明の便宜上、図2〜図7にも反映して示す。
セル(蓄電デバイスセル)2は、図2に示すように、それぞれ同一の円柱形状に形成され、上下方向Aに沿って長尺に形成されている。また、セル2の上端部には、正の電極2aおよび負の電極2bが形成されている。電極2a,2bは、セル2の上面から上方に向かって突出して形成されている。また、電極2a,2bは、円筒形状を有しており、内周面に雌ネジ(第1ネジ部)2a1,2b1が形成されている。雌ネジ2a1,2b1は、ネジ部品81,82の雄ネジ81a,82aに螺合可能なものである。本実施形態におけるセル2は、電気二重層コンデンサであるが、特に限定するものではなく、リチウムイオンキャパシタ、アルミニウム電解コンデンサ、フィルムコンデンサなどの他の蓄電デバイスセルであればよく、ネジ部が形成された電極2a,2bを有しておればよい。なお、ネジ部としては、雌ネジ2a1,2b1に代えて、例えば、電極2a,2bの外周面に雄ネジが形成されていてもよい。つまり、セル2は、ネジ部品で電気的接続を行うタイプの蓄電デバイスセルであればよい。
ホルダ10は、図2に示すように、上部支持フレーム11と、下部支持フレーム15と、2本の支柱19とを有する。本実施形態における上部支持フレーム11は、合成樹脂から構成されているが、アルミダイカストなど他の材質から構成されていてもよい。また、上部支持フレーム11は、図3に示すように、左右方向Bに長尺な長方形平面形状を有する板状部材から構成されている。上部支持フレーム11には、6つの貫通孔12と、2つの上凹部13と、2つの下凹部14とが形成されている。6つの貫通孔12は、左右方向Bに沿って2列に3つずつ並んで配置されている。各貫通孔12は、円形平面形状を有しており、その内径がセル2の外径よりも若干大きく形成されており、セル2を挿通可能に構成されている。また、各貫通孔12の内周面の上端部には、内側に突出した環状突出部12aが形成されている。環状突出部12aの内径は、セル2の外径よりも小さく形成されている。これにより、セル2は、その上端角部が環状突出部12aに係合された状態で上部支持フレーム11に支持される。これにより、上下方向Aにおいて、セル2と上部支持フレーム11との位置関係が決められる。
2つの上凹部(嵌合凹部)13は、図3(a)に示すように、上部支持フレーム11の前後方向Cの中央において、左右方向Bに沿って並んで配置されており、上方に向かって開口している。2つの下凹部14は、図3(b)に示すように、上凹部13と上下方向Aに重なる位置に形成されている。なお、図3(a)には、2つの下凹部14が示されていないものの、2つの下凹部14は、2つの上凹部13と同様に、左右方向Bに沿って並んで配置されており、下方に向かって開口している。これら上凹部13および下凹部14は、略正方形平面形状を有し、底部に貫通孔11aが形成されている。
下部支持フレーム15は、図2に示すように、上部支持フレーム11と同様な形状および材質から形成されており、上下方向Aで反転しているものである。下部支持フレーム15においては、上部支持フレーム11の下方に開口する6つの貫通孔12は上方に開口する6つの貫通孔16となり、2つの下凹部14は2つの上凹部17となる。また、各上凹部17の底部においては、貫通孔11aが反転した貫通孔15aとなる。また、各貫通孔16の内周面の下端部においては、各貫通孔12の内側に突出した環状突出部12aが環状突出部16aとなる。環状突出部16aの内径は、セル2の外径よりも小さく形成されている。これにより、セル2は、その下端が環状突出部16a上に配置された状態で下部支持フレーム15に支持される。
2本の支柱19は、ともに角柱形状を有し、上下方向Aに長尺に延在している。また、本実施形態における支柱19は、金属製から構成されているが、特に限定するものではなく、合成樹脂から構成されていてもよい。また、支柱19は、上端部が上部支持フレーム11の下凹部14に、下端部が下部支持フレーム15の上凹部17に嵌合可能に形成されている。
本実施形態におけるトレイ20は、合成樹脂から構成されており、絶縁性を有しているが、絶縁性を有しておれば、他の材質から構成されていてもよい。また、トレイ20は、図4に示すように、左右方向Bに長尺な長方形平面形状を有し、凹部(第3凹部)21と、凹部21の底部21aに形成された6つの凹部22〜27と、凹部22の底部22aに形成された2つの凹部28とが形成されている。凹部21は、左右方向Bに長尺な長方形平面形状を有し、上方に向かって開口している。凹部21は、図1に示すように、放熱板30をちょうど収容可能な大きさを有する。凹部21の底部21aの前後方向Cの中央には、図5に示すように、凹部22(第2凹部)が形成されている。また、底部21aには、放熱板30をネジ止めするための4つの貫通孔21bが形成されている。これら4つの貫通孔21bは、左右方向Bにおいて、5つの凹部23〜27間に配置されている。
凹部22は、図4および図5に示すように、左右方向Bに長尺な長方形平面形状を有し、上方に向かって開口している。凹部22は、図6に示すように、後述の基板50をちょうど収容可能な大きさを有する。また、凹部22の底部22aには、図5(a)に示すように、2つの貫通孔22bが形成されている。これら2つの貫通孔22bは、トレイ20の前後方向Cの中央において左右方向Bに並んで配置されている。
4つの凹部(第1凹部)23〜26は、図4および図5に示すようにいずれも同じ大きさを有し、前後方向Cにおいて、凹部22を挟んで2つずつ配置されている。4つの凹部23〜26のうちの2つの凹部23,24が左右方向Bに沿って並び、もう2つの凹部25,26が左右方向Bに沿って並んでいる。各凹部23〜26は、左右方向Bに長尺な長方形平面形状を有し、上方に向かって開口している。これら凹部23〜26は、図6に示すように、バスバー41〜44をちょうど収容可能な大きさを有する。凹部23〜26の底部23a〜26aには、図5(a)に示すように、2つの貫通孔23b〜26bが形成されている。これら貫通孔23b〜26bは、円形平面形状を有しており、セル2の各電極2a,2bが挿通可能なサイズに形成されている。
凹部27(第1凹部)は、図4および図5に示すように、前後方向Cに長尺な長方形平面形状を有し、上方に向かって開口している。また、凹部27は、3つの凹部22,24,26の左側に配置されている。凹部27は、図6に示すように、前後方向Cに長尺なバスバー45をちょうど収容可能な大きさを有する。凹部27の底部27aには、図5(a)に示すように、2つの貫通孔27bが形成されている。これら貫通孔27bは、円形平面形状を有しており、セル2の各電極2a,2bが挿通可能なサイズに形成されている。
2つの凹部28は、図4および図5(a)に示すように、トレイ20の前後方向Cの中央において、左右方向Bに沿って並んで配置されており、上方に向かって開口している。各凹部28は、略正方形平面形状を有し、底部28aに貫通孔28bが形成されている。トレイ20は、図4に示すように、底部22aに各凹部28が形成されることで形成された2つのアンカー部29を有している。これら2つのアンカー部29は、トレイ20の底部22から下方に向かって突出して形成されており、図5(b)に示すように、上部支持フレーム11の上凹部13にちょうど嵌合可能な角柱状に形成されている。また、各アンカー部29の外周側面29aは、アンカー部29の先端に近づくに連れてアンカー部29の中心に近づくように傾斜している。これにより、ホルダ10にトレイ20を取り付ける際に、アンカー部29を上凹部13に嵌合させやすくなり、ホルダ10に対するトレイ20の位置決めを容易に行うことが可能となる。
また、トレイ20には、図4および図5に示すように、左右方向Bの右端部に2つの貫通孔20aが形成されている。2つの貫通孔20aは、前後方向Cに沿って並んで配置されている。各貫通孔20aは、図1に示すように、最も右方に配置された2つのセル2の右方の電極2a,2bにネジ込まれたネジ部品81が挿通可能に形成されている。
4つのバスバー41〜44は、図2に示すように、いずれも同じ大きさおよび形状を有している。各バスバー41〜44は、左右方向Bに沿って長尺な長方形平面形状を有する板状部材であり、両端部に2つの貫通孔41a〜44aが形成されている。これら2つの貫通孔41a〜44aは、円形平面形状を有しており、ネジ部品82の雄ねじ82aが挿通可能に形成されている。各バスバー41〜44は、凹部23〜26に収容可能なサイズに形成されている。また、バスバー45は、前後方向Cに沿って長尺な長方形平面形状を有する板状部材であり、両端部にバスバー41〜44と同様な2つの貫通孔45aが形成されている。バスバー45は、凹部27に収容可能なサイズに形成されている。これら5つのバスバー41〜45は、ともに金属製からなり、導電性を有し、隣接する2つのセル2を電気的に接続する。つまり、5つのバスバー41〜45は、図6に示すように、トレイ20の貫通孔23b〜27bを貫通した各電極2a,2bに貫通孔41a〜45aを貫通したネジ部品82の雄ねじ82aがネジ込まれることで、6本のセル2を電気的に直列接続した状態で固定される。
4つの弾性部材61〜64は、図2に示すように、いずれも同じ大きさおよび形状を有している。各弾性部材61〜64は、左右方向Bに沿って長尺な略長方形平面形状を有する板状部材である。各弾性部材61〜64は、トレイ20の凹部23〜26に収容可能なサイズに形成されている。また、弾性部材65は、前後方向Cに沿って長尺な略長方形平面形状を有する板状部材である。弾性部材65は、トレイ20の凹部27に収容可能なサイズに形成されている。これら5つの弾性部材61〜65は、絶縁性、熱伝導性および耐熱性を有する高熱伝導性エラストマーから構成されており、図1に示すように、放熱板30がトレイ20に取り付けられることで、放熱板30とネジ部品82との間において両者に接触しつつ配置される。このとき、放熱板30によってネジ部品82およびバスバー41〜45に向けて押圧される。本実施形態における弾性部材61〜65は、ともにシリコーンを基材としたエラストマー(シリコーンゴム)からなるが、ウレタンを基材としたエラストマーの他、絶縁性、熱伝導性、耐熱性および弾性を有しておればよくバネ性を有する金属部材の放熱板および/またはネジ部品ならびにバスバーとの接触面を絶縁被覆する部材から構成されていてもよい。また、エラストマーで構成された場合の弾性部材61〜65の硬度は、アスカーC型の計測器を用いた場合、10度以下が望ましく、5度以下であればより好ましい。このような硬度とすることで、放熱板30をトレイ20に取り付けたときの押圧によって弾性部材61〜65が変形しやすくなって、ネジ部品82およびバスバー41〜45に過剰なストレスが加えられにくくなる。
12個のネジ部品81,82は、金属製であり首下部分に雄ネジ(第2ネジ部)81a,82aが形成されており、導電性を有する公知のネジ部品である。2つのネジ部品81は、図1に示すように、最も右方に配置された2つのセル2の右方の電極2a,2bに取り付けて末端の電極とするためのものである。10個のネジ部品82は、図6に示すように、ネジ部品81が取り付けられる電極2a,2b以外の電極2a,2bに取り付けるためのものである。ネジ部品82は、ネジ部品81よりも頭部が上下方向Aに短い低頭タイプのものである。換言すると、ネジ部品81は、図7に示すように、ネジ部品82よりも頭部が上下方向Aに長く形成されている。
放熱板30は、図1に示すように、左右方向Bに長尺な長方形平面形状を有する板状部材である。放熱板30は、金属、グラファイト等からなり、熱伝導性を有している。また、放熱板30は、トレイ20の凹部21に収容可能なサイズであって、凹部21の開口全体を塞ぐサイズに形成されている。放熱板30には、図6に示すように、4つの貫通孔31が形成されている。これら4つの貫通孔31は、放熱板30がトレイ20の凹部21に収容された状態において、上下方向Aに貫通孔21bとちょうど対向する位置に配置されている。
基板50は、図2に示すように、左右方向Bに長尺な長方形平面形状を有する板状部材であり、図示しない保護回路および保護回路から引き出された複数の配線を有している。複数の配線は、ネジ部品81および82をセル2の電極2a,2bに取り付ける際に、各電極2a,2bに共締めされるか、別途バスバーに接続用のネジ穴を設けるなどして保護回路と6つのセル2とを電気的に接続する。保護回路は、充電時などに、各セル2の電圧および充電量をバランスさせる動作を行い、6つのセル2を過充電から保護する。また、基板50には、2つの貫通孔50aが形成されている。これら2つの貫通孔50aは、基板50がトレイ20の凹部22に収容された状態において、上下方向に貫通孔22bとちょうど対向する位置に配置されている。
続いて、蓄電デバイスユニット1の組み立て方法について以下に説明する。蓄電デバイスユニット1を組み立てる際は、まず、下部支持フレーム15に2本の支柱19を取り付ける。つまり、下部支持フレーム15の各上凹部17に支柱19の下端部を嵌合させた状態で、図2に示すように、2本のネジ70を下方から貫通孔15aに挿通させて支柱19の下端にネジ止めする。この後、6本のセル2の下端部を貫通孔16に挿入する。これにより、各セル2が貫通孔16の環状突出部16a上に配置される。そして、6本のセル2の上端部を上部支持フレーム11の貫通孔12に挿入しつつ各下凹部14に支柱19の上端部を嵌合させる。このとき、各セル2の上端角部が上部支持フレーム11の環状突出部12aに係合する。この後、トレイ20の各アンカー部29を各上凹部13に嵌合させるとともに、電極2a,2bを各貫通孔23b〜27bに挿入させた状態で、図2に示すように、2本のネジ71を上方から貫通孔28b,11aに挿通させて支柱19の上端にネジ止めする。こうして、ホルダ10が6本のセル2を支持した状態となる。このとき、トレイ20が6本のセル2の上端部を、セル2の電極2a,2b以外を覆った状態で、ホルダ10に固定される。
次に、トレイ20の凹部22に基板50を収容し、図6に示すように、上方から2つのネジ73を貫通孔50aに挿入させて、トレイ20の貫通孔22bにネジ止めする。こうして、基板50をトレイ20に固定する。また、トレイ20の凹部23〜27にバスバー41〜45を収容する。このとき、バスバー41〜45の貫通孔41a〜45aはセル2の電極2a,2bに対応している。この後、12本のネジ部品81,82をセル2の電極2a,2bにネジ止めして取り付ける。ネジ部品82を電極2a,2bに取り付ける際に、基板50の複数の配線を各電極2a,2bに共締めするか、別途バスバー41〜45に接続用のネジ穴を設けるなどして接続する。また、ネジ部品82を電極2a,2bに取り付ける際に、5つのバスバー41〜45を各電極2a,2bに固定する。これにより、6本のセル2が電気的に直列接続される。
次に、図6に示すように、5つの弾性部材61〜65を10個のネジ部品82およびバスバー41〜45上に配置する。この後、放熱板30をトレイ20の凹部21に収容し、図1に示すように、上方から4つのネジ72を貫通孔31に挿入させて、トレイ20の貫通孔21bにネジ止めする。こうして、放熱板30をトレイ20に固定する。このとき、放熱板30が5つの弾性部材61〜65をネジ部品82およびバスバー41〜45に向けて押圧する。これにより、図7に示すように、弾性部材61〜65のネジ部品82に押圧された部分の一部がバスバー41〜45と対向する領域に向かって変形し、弾性部材61〜65のバスバー41〜45に対向する部分がバスバー41〜45と放熱板30とに密着する。したがって、放熱板30と5つのバスバー41〜45および10個のネジ部品82とが、5つの弾性部材61〜65に密着して互いに熱的に接続され、5つのバスバー41〜45および10個のネジ部品82からの熱を放熱板30へと効果的に伝達させることが可能となる。この結果、放熱性が向上する。こうして、蓄電デバイスユニット1の組み立てが完了する。
以上に述べたように、本実施形態の蓄電デバイスユニット1によると、トレイ20は、凹部23〜27の底部23a〜27aの貫通孔23b〜27bにセル2の電極2a,2bを挿通させた状態で、凹部23〜27内にバスバー41〜45を収容することができる。これにより、ネジ部品81,82で電極2a,2bとバスバー41〜45とを締結する際に、凹部23〜27でバスバー41〜45を保持することが可能になると共に、バスバー41〜45やネジ部品81,82が脱落してもトレイ20で受け取ることが可能となる。この結果、蓄電デバイスユニット1の組み立て作業性が向上する。また、バスバー41〜45の配置位置が分かりやすくなり、これにおいても蓄電デバイスユニット1の組み立て作業性が向上する。
トレイ20が凹部22を有している。このため、トレイ20に基板50を収容することが可能となり、基板50の配置位置がわかりやすくなって、蓄電デバイスユニット1の組み立て作業性がより向上する。また、凹部22が凹部23〜27と隣接して配置されているため、基板50の保護回路と複数のセル2の電極2a,2bとを電気的に接続しやすくなる。
トレイ20が底部21aに凹部22〜27が形成された凹部21を有している。このため、トレイ20内に、基板50、5つのバスバー41〜45、10個のネジ部品82、5つの弾性部材61〜65および放熱板30を収容可能になる。
ホルダ10が、上部支持フレーム11と、下部支持フレーム15と、2本の支柱19とを有している。これにより、複数のセル2を支持するホルダ10の構成が簡素化される。なお、本実施形態における蓄電デバイスユニット1の6本のセル2の外周側面が、図示しない合成樹脂製の筒状のスリーブで被覆されていてもよい。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。上述の実施形態においては、トレイ20に凹部21,22が設けられていなくてもよい。また、トレイ20に形成された複数の凹部22〜27は1つだけ形成されていてもよい。また、トレイ20にアンカー部29が形成されていなくてもよい。この場合、ホルダ10に上凹部13が形成されていなくてもよい。
また、ホルダ10は、支柱19と下部支持フレーム11、または、支柱19と上部支持フレーム11が一体的に形成されていてもよい。また、ホルダ10が上部支持フレーム11を有していなくてもよい。この場合、支柱19とトレイ20とを直接固定すればよい。また、このときのトレイとしては、トレイ20と上部支持フレーム11とを一体的に構成したものであってもよい。
1 蓄電デバイスユニット
2 セル(蓄電デバイスセル)
2a,2b 電極
2a1,2b1 雌ネジ(第1ネジ部)
10 ホルダ
11 上部支持フレーム
15 下部支持フレーム
19 支柱
13 上凹部(嵌合凹部)
20 トレイ
21 凹部(第3凹部)
21a 底部
22 凹部(第2凹部)
23〜27 凹部(第1凹部)
23a〜27a 底部
23b〜27b 貫通孔
29 アンカー部
30 放熱板
41〜45 バスバー
50 基板
61〜65 弾性部材
81,82 ネジ部品
81a,82a 雄ネジ(第2ネジ部)

Claims (6)

  1. 第1ネジ部を有する正および負の電極をそれぞれ含む複数の蓄電デバイスセルと、
    前記複数の蓄電デバイスセルを支持するホルダと、
    前記複数の蓄電デバイスセルの前記電極同士を接続するためのバスバーと、
    前記第1ネジ部に螺合する第2ネジ部を有し、前記バスバーと前記電極とを締結するための複数のネジ部品と、
    前記複数の蓄電デバイスセルの前記電極側の端部を覆いつつ前記ホルダに取り付けられる絶縁性を有するトレイとを備えており、
    前記トレイは、底部に前記電極が貫通する複数の孔が形成され前記バスバーを収容可能な第1凹部を有していることを特徴とする蓄電デバイスユニット。
  2. 前記複数の蓄電デバイスセルと電気的に接続され、各蓄電デバイスセルの電圧および充電量をバランスさせる保護回路を有する基板をさらに備えており、
    前記トレイは、前記第1凹部に隣接して配置され、前記基板を収容可能な第2凹部を有していることを特徴とする請求項1に記載の蓄電デバイスユニット。
  3. 前記複数のネジ部品と対向して配置された放熱板と、
    前記複数のネジ部品と前記放熱板との間において両者に接触しつつ配置され、絶縁性および熱伝導性を有する弾性部材とをさらに備えており、
    前記放熱板は、前記弾性部材が変形してその一部が前記バスバーと接触するように当該弾性部材を前記ネジ部品に押圧した状態で前記トレイに固定されていることを特徴とする請求項2に記載の蓄電デバイスユニット。
  4. 前記トレイは、前記放熱板を収容可能な第3凹部を有しており、
    前記第3凹部の底部には、前記第1凹部および前記第2凹部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の蓄電デバイスユニット。
  5. 前記トレイの前記ホルダと対向する面には、前記ホルダに向かって突出するアンカー部が形成されており、
    前記ホルダの前記トレイと対向する面には、前記アンカー部が嵌合可能な嵌合凹部が形成されており、
    前記アンカー部の外周側面は、前記アンカー部の先端に近づくに連れて前記アンカー部の中心に近づくように傾斜していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電デバイスユニット。
  6. 前記蓄電デバイスセルが一方向に延在しており、
    前記ホルダは、前記一方向に沿って互いに離隔した状態で前記複数の蓄電デバイスセルを支持する2つの支持フレームと、前記2つの支持フレームを連結する支柱とを有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓄電デバイスユニット。
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