JP2021174165A - サーバ - Google Patents

Abstract

【課題】ユーザの趣味思考に適した情報を提示することができるサーバを提供する。【解決手段】ウォレットサーバ１は、制御部１１を備え、制御部１１は、ユーザの行動履歴情報、ユーザ情報、予約情報、ウォレット情報および位置情報を取得し、学習済みモデル５４に対して、ユーザの行動履歴情報、ユーザ情報、予約情報、ウォレット情報および位置情報を出力し、学習済みモデル５４から出力結果を取得し、この出力結果をユーザ端末３へ出力する。【選択図】図２

Description

本開示は、サーバに関する。

特許文献１には、評価対象に対する評価情報についての有効性情報の信頼性を持たせた形で評価情報を効率的に収集し、この評価情報を顧客に提示する技術が知られている。

特開２００６−１７２５０９号公報

ところで、ユーザは、携帯電話を用いて評価サイトで観光地について検索した場合、評価サイトで評価が高い店または場所が優先的に表示される。このため、ユーザは、自身が望む値段のお店や場所の情報が表示されず、自身に適切なお店や場所の情報を得ることができなかった。

本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの趣味思考に適した情報を提示することができるサーバを提供することを目的とする。

本開示に係るサーバは、ハードウェアを有するプロセッサを備え、前記プロセッサは、ユーザの行動履歴情報および該ユーザに関するユーザ情報を取得し、前記ユーザが予約サイトで予約した予約情報を取得し、前記ユーザが所持する端末で指定された決済手段に対応する口座に関するウォレット情報を取得し、前記ユーザの位置情報を取得し、前記ユーザに適した複数の観光地、サービス、お店および宿泊施設を少なくとも１つを出力結果として出力する学習済みモデルに対して、前記行動履歴情報、前記ユーザ情報、前記予約情報、前記ウォレット情報および前記位置情報を出力し、前記出力結果を取得し、前記出力結果を前記端末へ出力する。

本開示によれば、ユーザの趣味思考に適した情報を提示することができるという効果を奏する。

図１は、一実施の形態に係るウォレットシステムの構成を概略的に示す図である。 図２は、一実施の形態に係るウォレットシステムの各構成要素の詳細を示すブロック図である。 図３は、一実施の形態に係るウォレットサーバが実行する処理の概要を示すフローチャートである。

以下、本開示の一実施の形態に係る店舗端末を備えるウォレットシステムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態により本開示が限定されるものではない。

〔ウォレットシステムの概要〕
図１は、一実施の形態に係るウォレットシステムの構成を概略的に示す図である。図２は、一実施の形態に係るウォレットシステムの各構成要素の詳細を示すブロックである。図１および図２に示すウォレットシステム１００は、ウォレットサーバ１と、決済事業者サーバ２と、ユーザ端末３と、旅行予約サーバ４と、学習サーバ５と、を備える。ウォレットシステム１００は、ネットワークＮＷを通じて相互に通信可能に構成されている。このネットワークＮＷは、例えばインターネット回線網、携帯電話回線網等から構成される。

〔ウォレットサーバの構成〕
まず、ウォレットサーバ１の構成について説明する。ウォレットサーバ１は、ウォレットシステム１００を統括的に管理するためのサーバである。ウォレットサーバ１は、制御部１１（第２のプロセッサ）と、通信部１２と、記憶部１３と、を備えている。

制御部１１は、ウォレットサーバ１を構成する各部を制御する。制御部１１は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）およびＦＰＧＡ（Field-Programmable Gate Array）等のハードウェアを有するプロセッサと、ＲＡＭ（Random Access Memory）およびＲＯＭ（Read Only Memory）等からなるメモリ（主記憶部）と、を備える。制御部１１は、記憶部１３に格納されているプログラムを主記憶部の作業領域にロードすることによって実行し、プログラムの実行を通じて各部を制御する。

通信部１２は、公衆通信網であるインターネット等のネットワークＮＷに接続され、ネットワークＮＷを経由して決済事業者サーバ２、ユーザ端末３、旅行予約サーバ４および学習サーバ５との各々と通信を行う。通信部１２は、例えばＬＡＮ（Local Area Network）インターフェースボード、無線通信のための無線通信回路等を用いて実現される。

記憶部１３は、ウォレットサーバ１が実行する各種のプログラムを記憶する。記憶部１３は、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）およびＳＳＤ（Solid State Drive）等を用いて実現される。また、記憶部１３は、ウォレットシステム１００におけるユーザ毎のユーザ情報記憶部１３１と、ウォレット情報記憶部１３２と、決済情報記憶部１３３と、行動履歴情報記憶部１３４と、を有する。

ユーザ情報記憶部１３１は、ウォレットシステム１００を利用するユーザに関するユーザ情報を記憶する。ユーザ情報としては、例えばウォレットシステム１００の利用登録を行ったユーザのユーザＩＤ、パスワード、ユーザの氏名、ユーザの生年月日、ユーザの性別、ユーザの連絡先（例えば住所、電話番号、メールアドレス等）、ユーザの端末情報（ＩＰアドレス）、登録履歴情報、複数の決済手段の履歴情報、入金手段として登録された支払い手段に関する情報、ユーザ端末３の決済手段として登録された複数の決済手段（決済アプリケーション名）を示す登録情報、決済時の暗証番号等が挙げられる。

ウォレット情報記憶部１３２は、ウォレットシステム１００のウォレットに関するウォレット情報を記憶する。ウォレット情報としては、電子マネーの仮想的な入出金口座である。具体的には、ウォレット情報は、例えばユーザＩＤ、電子マネーの残高、電子マネーの入金履歴、電子マネーの使用履歴等が挙げられる。

決済情報記憶部１３３は、ウォレットシステム１００の決済に関する決済情報を記憶する。決済情報としては、ユーザＩＤ、決済で利用した決済手段（例えば電子マネー支払い（非接触決済）、スキャン支払い、コード支払い等）、決済履歴および複数の決済手段の履歴情報等が挙げられる。

行動履歴情報記憶部１３４は、ユーザの行動履歴を記憶する。具体的には、行動履歴情報記憶部１３４は、ユーザが所持するユーザ端末３に対応付けられた日時毎の位置情報であって、ユーザ端末３の位置取得部３８が取得した日時毎の位置情報（移動ログ情報）を記憶する。なお、行動履歴情報記憶部１３４は、行動履歴情報として、位置情報以外にも、ユーザ端末３の撮像部３７が撮影した画像と位置情報と日時とを対応付けて記憶してもよい。

〔決済事業者サーバの構成〕
次に、決済事業者サーバ２の構成について説明する。決済事業者サーバ２は、ユーザの口座およびクレジットカードを管理するためのサーバである。決済事業者サーバ２は、金融機関（例えば銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫等）およびクレジットカード会社に設けられている。決済事業者サーバ２は、制御部２１と、通信部２２と、記憶部２３と、を備えている。制御部２１、通信部２２および記憶部２３は、制御部１１、通信部１２および記憶部１３と同様の機能を有するため、詳細な説明を省略する。

記憶部２３には、ウォレットシステム１００のユーザごとの、口座情報およびクレジットカード情報が格納されている。口座情報としては、例えばユーザの氏名、口座番号、口座残高、入出金履歴等が挙げられる。また、クレジットカード情報としては、例えばユーザの氏名、クレジットカード番号、クレジットカードの有効期限、利用限度額、カード利用履歴等が挙げられる。

〔ユーザ端末の構成〕
次に、ユーザ端末３の構成について説明する。ユーザ端末３は、例えばユーザが所有するスマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ウェアラブルコンピュータ、パーソナルコンピュータ、車両に搭載されたカーナビ等が挙げられる。ユーザ端末３は、ウォレットサーバ１と情報のやりとりが可能であれば、どのような端末であってもよい。

ユーザ端末３は、制御部３１（第１のプロセッサ）と、通信部３２と、記憶部３３と、近距離無線通信部３４と、表示部３５と、操作部３６と、撮像部３７と、位置取得部３８と、を備える。通信部３２は、通信部１２と同様の機能を有するため、詳細な説明を省略する。

制御部３１は、ユーザ端末３を構成する各部を制御する。制御部３１は、ＣＰＵ、ＤＳＰ等のハードウェアを有するプロセッサと、ＲＡＭおよびＲＯＭ等からなるメモリ（主記憶部）と、を備える。制御部３１は、記憶部３３に格納されているプログラムを主記憶部の作業領域にロードすることによって実行し、プログラムの実行を通じて各部を制御する。

記憶部３３は、表示部３５が表示する各種画面のデータが格納されている。記憶部３３は、ＨＤＤおよびＳＳＤ等を用いて実現される。記憶部３３は、必要に応じて、ユーザ情報記憶部１３１と、ウォレット情報記憶部１３２と、決済情報記憶部１３３および行動履歴情報記憶部１３４等を有する。

近距離無線通信部３４は、例えばＮＦＣ（Near field radio communication）、ＢＬＥ（Bluetooth（登録商標） Low Energy）、ＩｒＤＡ（Infrared Data Association）等の規格に準拠した通信機能を有している。ユーザ端末３は、例えば電子マネー支払いを行う際に、近距離無線通信部３４を通じて、店舗端末と近距離無線通信を行う。

表示部３５は、液晶ディスプレイまたは有機ＥＬディスプレイ（Organic Electroluminescent Display）等を用いて実現され、制御部３１の制御のもと、各種情報や画像を表示する。

操作部３６は、タッチパネル、ボタンおよびスイッチ等を用いて実現され、ユーザによる操作を受け付け、受け付けた操作に応じた内容を制御部３１へ出力する。

撮像部３７は、所定の視野を撮像し、この撮像した画像（画像データ）を制御部３１へ出力する。撮像部３７は、１または複数のレンズと、ＣＣＤ（Charge Coupled Device）センサやＣＭＯＳ（Complementary Metal Oxide Semiconductor）センサ等のイメージセンサを用いて実現される。

位置取得部３８は、ユーザ端末３の現在の位置に関する位置情報取得し、取得した位置情報を制御部３１へ出力する。位置取得部３８は、ＧＰＳセンサを用いて実現され、複数のＧＰＳ衛星や送信アンテナからの信号を受信し、受信した信号に基づいてユーザ端末３の位置情報を取得する。

〔旅行予約サーバの構成〕
次に、旅行予約サーバ４の構成について説明する。旅行予約サーバ４は、ユーザ端末３を介してユーザが予約サイトを行うホテル、レストランおよびサービスの予約を受け、かつ、ユーザ端末３の端末情報（ＩＰアドレスや機器アドレス）と予約情報とを対応付けて記憶する。旅行予約サーバ４は、制御部４１、通信部４２および記憶部４３は、制御部１１、通信部１２および記憶部１３と同様の機能および構成を有するため、詳細な説明を省略する。なお、記憶部４３は、ユーザのユーザ端末３の端末情報（ＩＰアドレス）と、このユーザ端末３に対応付けられたユーザの予約情報を記憶する。ここで、予約情報としては、ホテル、レストランおよびサーバの各々の体験日時、値段およびテキストデータによるユーザの要望等が挙げられる。ユーザの要望としては、ユーザの嗜好、付随サービスの要望や有無、例えばホテルのサービスを常連扱いしてほしくない、食事時における箸やナイフ等の有無等が挙げられる。

〔学習サーバの構成〕
次に、学習サーバ５の構成について説明する。学習サーバ５は、制御部５１と、通信部５２と、記憶部５３と、学習済みモデル５４と、を備える。制御部５１、通信部５２および記憶部５３は、制御部１１、通信部１２および記憶部１３と同様の機能および構成を有するため、詳細な説明を省略する。

学習済みモデル５４は、制御部５１の制御のもと、ネットワークＮＷを経由してウォレットサーバ１から入力されるユーザの行動履歴情報、ユーザ情報、ユーザが旅行予約サーバ４において予約した予約情報、ユーザのウォレット情報およびユーザ端末３の位置情報を入力され、ユーザに適した複数の観光地、サービス、お店および宿泊施設を少なくとも１つを出力結果としてウォレットサーバ１へ出力する。学習済みモデル５４は、ユーザの行動履歴情報、ユーザ情報、ユーザが旅行予約サーバ４において予約した予約情報、ユーザのウォレット情報およびユーザ端末３の位置情報等を学習パラメータ（教師データ）として、この学習パラメータをディープラーニング（Deep Learning）等によって機械学習する。そして、学習済みモデル５４は、出力パラメータとしてユーザに適した複数の観光地、サービス、お店および宿泊施設を少なくとも１つを出力結果（推論結果）として出力する。ここで、機械学習としては、ＤＮＮ（Deep Neural Network）、ＣＮＮ（Convolutional Neural Network）およびＲＮＮ（Recurrent Neural Network）等が用いられる。また、学習済みモデル５４は、メモリと、ＧＰＵ等のハードウェアを有するプロセッサと、を備える。

〔ウォレットサーバの処理〕
次に、ウォレットサーバ１が実行する処理について説明する。図３は、ウォレットサーバ１が実行する処理の概要を示すフローチャートである。

図３に示すように、まず、制御部１１は、行動履歴情報記憶部１３４からユーザの行動履歴情報を取得し（ステップＳ１）、ユーザ情報記憶部１３１からユーザ情報を取得する（ステップＳ２）。具体的には、制御部１１は、ユーザが所持するユーザ端末３に対応付けられたユーザの行動履歴情報およびユーザ情報を取得する。

続いて、制御部１１は、旅行予約サーバ４の記憶部４３が記憶するユーザの識別情報に対応付けられた予約情報を取得し（ステップＳ３）、ウォレット情報記憶部１３２からウォレット情報を取得する（ステップＳ４）。具体的には、制御部１１は、ユーザが所持するユーザ端末３の端末情報（ＩＰアドレスや機器アドレス）に対応付けられたユーザの予約情報を取得する。さらに、制御部１１は、ユーザが所持するユーザ端末３に対応付けられたウォレット情報を取得する。

その後、制御部１１は、ユーザ端末３の位置取得部３８を介してユーザの位置情報を取得し（ステップＳ５）、行動履歴情報、ユーザ情報、予約情報、ウォレット情報および位置情報を学習サーバ５の学習済みモデル５４へ入力情報として出力する（ステップＳ６）。

続いて、制御部１１は、学習済みモデルが出力した出力結果を取得し（ステップＳ７）、出力結果をユーザ端末３へ出力する（ステップＳ８）。この場合、ユーザ端末３は、ユーザに適した複数の観光地、サービス、お店および宿泊施設を少なくとも１つを表示する。これにより、ユーザは、自身の趣味思考に適した情報を把握することができる。

以上説明した一実施の形態によれば、制御部１１がユーザの行動履歴情報、ユーザ情報、予約情報、ウォレット情報および位置情報を取得し、取得したユーザの行動履歴情報、ユーザ情報、予約情報、ウォレット情報および位置情報を学習済みモデル５４へ出力する。そして、制御部１１が学習済みモデル５４からユーザが適したユーザに適した複数の観光地、サービス、お店および宿泊施設を少なくとも１つを出力結果として取得し、この出力結果をユーザ端末３へ出力する。これにより、ユーザは、自身の趣味思考に適した情報を把握することができる。

（その他の実施の形態）
また、一実施の形態に係るウォレットシステムでは、「部」を、「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部は、制御回路に読み替えることができる。

また、一実施の形態に係るウォレットシステムに実行させるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルデータでＣＤ−ＲＯＭ、フレキシブルディスク（ＦＤ）、ＣＤ−Ｒ、ＤＶＤ（Digital Versatile Disk）、ＵＳＢ媒体、フラッシュメモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。

また、一実施の形態に係るウォレットシステムに実行させるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。

なお、本明細書におけるフローチャートの説明では、「まず」、「その後」、「続いて」等の表現を用いてステップ間の処理の前後関係を明示していたが、本実施の形態を実施するために必要な処理の順序は、それらの表現によって一意的に定められるわけではない。即ち、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序は、矛盾のない範囲で変更することができる。

さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施の形態に限定されるものではない。したがって、添付のクレームおよびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。

なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
ハードウェアを有するプロセッサが実行する提案方法であって、
前記プロセッサが、
ユーザの行動履歴情報および該ユーザに関するユーザ情報を取得し、
前記ユーザが予約サイトで予約した予約情報を取得し、
前記ユーザが所持する端末で指定された決済手段に対応する口座に関するウォレット情報を取得し、
前記ユーザの位置情報を取得し、
前記ユーザに適した複数の観光地、サービス、お店および宿泊施設を少なくとも１つを出力結果として出力する学習済みモデルに対して、前記行動履歴情報、前記ユーザ情報、前記予約情報、前記ウォレット情報および前記位置情報を出力し、
前記出力結果を取得し、
前記出力結果を前記端末へ出力する、
提案方法。

１ ウォレットサーバ
２ 決済事業者サーバ
３ ユーザ端末
４ 旅行予約サーバ
５ 学習サーバ
１１，２１，３１，４１，５１ 制御部
１２，２２，３２，４２，５２ 通信部
１３，２３，３３，４３，５３ 記憶部
３４ 近距離無線通信部
３５ 表示部
３６ 操作部
３７ 撮像部
３８ 位置取得部
５４ 学習済みモデル
１００ ウォレットシステム
１３１ ユーザ情報記憶部
１３２ ウォレット情報記憶部
１３３ 決済情報記憶部
１３４ 行動情報記憶部
ＮＷ ネットワーク

Claims (1)

1. ハードウェアを有するプロセッサを備え、
   前記プロセッサは、
   ユーザの行動履歴情報および該ユーザに関するユーザ情報を取得し、
   前記ユーザが予約サイトで予約した予約情報を取得し、
   前記ユーザが所持する端末で指定された決済手段に対応する口座に関するウォレット情報を取得し、
   前記ユーザの位置情報を取得し、
   前記ユーザに適した複数の観光地、サービス、お店および宿泊施設を少なくとも１つを出力結果として出力する学習済みモデルに対して、前記行動履歴情報、前記ユーザ情報、前記予約情報、前記ウォレット情報および前記位置情報を出力し、
   前記出力結果を取得し、
   前記出力結果を前記端末へ出力する、
   サーバ。

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