JP2021173788A - 光学系および撮像装置 - Google Patents

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JP2021173788A JP2020074931A JP2020074931A JP2021173788A JP 2021173788 A JP2021173788 A JP 2021173788A JP 2020074931 A JP2020074931 A JP 2020074931A JP 2020074931 A JP2020074931 A JP 2020074931A JP 2021173788 A JP2021173788 A JP 2021173788A
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Yosuke Sakai
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Abstract

【課題】薄型かつ小型であって望遠な光学系を提供する。【解決手段】光学系(1a)は、物体側から像側へ順に、少なくとも1つの回転非対称な形状の屈折面(S1、S2)と少なくとも1つの回転非対称な形状の反射面(R1)を有する第1群(L1)と、開口絞り(SP)と、少なくとも2つの回転非対称な形状の反射面(R2、R3)を有する第2群(L2)とを有し、第1群の最も像側の反射面(R1)と第2群の最も物体側の反射面(R2)とを結ぶ光路と第2群の最も像側の反射面(R3)と像面とを結ぶ光路とが交差し、物体側から第1群の最も像側の反射面(R1)までの基準光線(OA)に沿う方向をX方向とし、第1群の最も像側の反射面(R1)で基準光線が折り曲げられる平面をX−Y平面とし、第1群の最も物体側の面(屈折面S1)から第1群の最も像側の反射面(R1)までのY方向の合成屈折力が正となる。【選択図】図1

Description

本発明は、光学系および撮像装置に関する。
近年、タブレット端末やスマートフォンなどのデジタル機器の小型化に伴い、光学系の小型化および薄型化が要求されている。特許文献1および特許文献2には、反射面に屈折力を持たせ光軸方向の光路を折りたたむことで、小型化かつ薄型化を実現した光学系(非共軸光学系)が開示されている。
特開2003−84200号公報 特開2005−62803号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に開示されている光学系(非共軸光学系)は、広角な光学系であり、その構成を保ちつつ望遠化すると大型化してしまう。非共軸光学系は、反射面に屈折力を持たせることで小型化に有利であるが、光学系の回転対称性がないため、共軸光学系では発生しない収差が発生する点で不利である。収差を補正しつつ、望遠な非共軸光学系を実現するには、特許文献1や特許文献2に開示されている光学系とは異なる構成が必要である。
そこで本発明は、薄型かつ小型であって望遠な光学系および撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての光学系は、物体側から像側へ順に、少なくとも1つの回転非対称な形状の屈折面と少なくとも1つの回転非対称な形状の反射面を有する第1群と、開口絞りと、少なくとも2つの回転非対称な形状の反射面を有する第2群とを有し、前記第1群の最も像側の反射面と前記第2群の最も物体側の反射面とを結ぶ光路と前記第2群の最も像側の反射面と像面とを結ぶ光路とが交差し、基準光線を前記開口絞りの中心と像面中心で決まる光線の延長線とし、物体側から前記第1群の最も像側の前記反射面までの前記基準光線に沿う方向をX方向とし、前記第1群の最も像側の反射面で基準光線が折り曲げられる平面をX−Y平面とし、前記第1群の最も物体側の面から前記第1群の最も像側の反射面までのY方向の合成屈折力が正となる。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、薄型かつ小型であって望遠な光学系および撮像装置を提供することができる。
実施例1における光学系のX−Y断面図である。 実施例1における光学系の無限遠合焦時のスポットダイアグラムである。 実施例2における光学系のX−Y断面図である。 実施例2における光学系の無限遠合焦時のスポットダイアグラムである。 実施例3における光学系のX−Y断面図である。 実施例3における光学系の無限遠合焦時のスポットダイアグラムである。 実施例3における光学系の至近物体(第1面から1000mm)合焦時のスポットダイアグラムである。 実施例4における光学系のX−Y断面図である。 実施例4における光学系の無限遠合焦時のスポットダイアグラムである。 実施例5における光学系のX−Y断面図である。 実施例5における光学系の無限遠合焦時のスポットダイアグラムである。 各実施例における光学系を備えた撮像装置の構成図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各実施例は、例えばタブレット端末やスマートフォンなどの撮像装置に適した薄型かつ小型で望遠な光学系に関する。
図1、図3、図5、図8、図10はそれぞれ、本発明の実施例1〜5(数値実施例1〜5)における光学系(撮像光学系)1a〜1eのX−Y断面図である。各図中の左側が物体側、右側が像側である。OAは、基準光線である。L1は、回転非対称な形状の反射面を有する第1群である。L2は、回転非対称な形状の反射面を有する第2群である。Riは、第i番目の反射面である。Niは、第i番目の反射面の面法線である。Siは、第i番目の屈折面である。SPは、開口絞り(開口部)である。IPは、像面である。像面は、CMOSセンサなどの光電変換素子(撮像素子)の撮像面に相当する。GBは、ローパスフィルターやIRカットフィルターなどのガラスブロックである。
基準光線(光軸)OAに関しては、図1に示されるように、光学系1aの絞りSPの中心と像面IPの中心とで決まる光線の延長線と定義する。物体側から第1面に向かい基準光線OAに沿う方向をX軸正方向とし、第1群L1の最も像側の反射面で基準光線OAが折り曲げられる平面をX−Y平面とし、X−Y平面に直交する方向をZ方向とする。以下、薄型かつ小型であって望遠な光学系(非共軸光学系)の構成について説明する。
本発明の撮像光学系(光学系1a〜1e)は、物体側から像側へ順に、第1群L1、開口絞りSP、および、第2群L2を有する。第1群L1は、少なくとも1つの回転非対称な形状の屈折面と少なくとも1つの回転非対称な形状の反射面を有する。第2群L2は、少なくとも2つの回転非対称な形状の反射面を有する。第1群L1の最も像側の反射面と第2群L2の最も物体側の反射面とを結ぶ光路と第2群L2の最も像側の反射面と像面IPとを結ぶ光路とが交差し、基準光線OAを開口絞りSPの中心と像面IPの中心(像面中心)で決まる光線の延長線とする。物体側から第1群L1の最も像側の反射面までの基準光線OAに沿う方向をX方向とする。第1群L1の最も像側の反射面で基準光線OAが折り曲げられる平面をX−Y平面とする。第1群L1の最も物体側の面(屈折面S1)から第1群L1の最も像側の反射面までのY方向の合成屈折力は正となるように構成される。
薄型かつ小型の光学系を実現するには、光軸を折り曲げる反射面を設けることが有効である。屈折面だけで構成された光学系は、光軸を折り曲げることができず、光学系全体を小型にすることが困難である。第1群L1の反射面により、X方向の短縮すなわち薄型化が実現できる。また、第1群L1の最も像側の反射面と第2群の最も物体側の反射面とを結ぶ光路と第2群の最も像側の反射面と像面を結ぶ光路が交差するように構成することで、Y方向の短縮すなわち小型化が可能である。同じ光路長をとる場合に、光線が同領域を通過することになり第2群L2を小型にすることができる。物体側から像側へ順に、第1群L1、開口絞りSP、および、第2群L2からなることで、開口絞りSPに対する対称性を考慮した構成をとるため、軸外収差を良好に補正することができる。
第1群L1と第2群L2の各反射面は、光軸に対して回転非対称な面形状を有する。反射面は屈折力を持たせても原理的に色収差の発生がなく、色収差補正のための光学系を付加する必要はない。そのため、屈折光学系を用いた光学系に比べて、光学素子の構成を少なくすることで、小型化、薄型化が得られる。
第1群L1は、回転非対称な形状の屈折面を有する。回転非対称な面形状の反射面を配置すると、従来の共軸光学系では発生しない収差が発生する。屈折面を光軸に対し回転非対称な面形状とすることにより、収差を補正することができる。
第1群L1の最も物体側の面から第1群L1の最も像側の反射面までのY方向の合成屈折力が正となるように構成することで、望遠な光学系を実現することができる。また、第1群L1の最も像側の反射面から射出する軸上マージナル光線が収斂される。このため、第2群L2の最も物体側の面の光学有効径を小さくすることができ、X方向の短縮すなわち薄型化を実現することができる。
各実施例では、以上の構成により、薄型かつ小型であって望遠な光学系(非共軸光学系)を実現している。
好ましくは、各実施例において、以下の条件式(1)〜(5)の少なくとも1つを満足する。
0.50<P1PY/PY<2.50 ・・・(1)
0.50<P1R/PY<2.00 ・・・(2)
1.20<P2Y/PY<2.50 ・・・(3)
1.50<P2Z/PZ<4.00 ・・・(4)
−1.50<P1Z/PZ<−0.28 ・・・(5)
ここで、第1群L1の最も物体側の面から第1群L1の最も像側の反射面までのY方向の合成屈折力をP1PYとする。第1群L1の最も像側の反射面のY方向の屈折力をP1Rとする。第1群L1のZ方向の屈折力をP1Zとする。第2群L2のY方向の屈折力をP2Yとする。第2群L2のZ方向の屈折力をP2Zとする。光学系(全系)のY方向の屈折力をPYとする。光学系(全系)のZ方向の屈折力をPZとする。
条件式(1)は、第1群L1の最も物体側の面から第1群L1の最も像側の反射面までのY方向の合成屈折力に関する。条件式(1)の下限を下回ると、第1群L1の最も物体側の面から第1群L1の最も像側の反射面までのY方向の合成屈折力が弱くなり過ぎる。このため、正の屈折力が弱くなり過ぎ、光学系の全長(第1面から像面までの各面間隔の総和)が大きくなり、小型化を達成できない。一方、条件式(1)の上限を上回ると、第1群L1の最も物体側の面から第1群L1の最も像側の反射面までのY方向の合成屈折力が強くなり過ぎ、収差が劣化する。第1群L1の屈折面に強い正の屈折力を持たせた場合、色収差が大きく発生し補正のため多くの屈折光学系が必要となり、小型化を達成できない。第1群L1の反射面に強い正の屈折力を持たせた場合、偏心コマ収差が大きくなるため好ましくない。
条件式(2)は、第1群L1の最も像側の反射面のY方向の屈折力に関する。条件式(2)の下限を下回ると、第1群L1の最も像側の反射面のY方向の屈折力が弱くなり過ぎる。このため、第1群L1の最も物体側の物体側の反射面から射出する軸上マージナル光線が十分に収斂されず、X方向の短縮すなわち薄型化が達成できない。一方、条件式(2)の上限を上回ると、反射面の正の屈折力が強くなり過ぎ、偏心コマ収差が大きくなるため好ましくない。
条件式(3)は、第2群L2のY方向の屈折力P2Yに関する。条件式(3)の下限を下回ると、第2群L2のY方向の屈折力が弱くなり過ぎる。このため、バックフォーカスが大きくなり、小型化が達成できない。一方、条件式(3)の上限を上回ると、第2群L2のY方向の屈折力が強くなり過ぎる。このため、第2群L2の反射面の屈折力が強くなりすぎ、軸外の偏心コマ収差が大きく発生し、補正が困難となり好ましくない。
条件式(4)は、第2群L2のZ方向の屈折力P2Zに関する。条件式(4)の下限を下回ると、第2群L2のZ方向の屈折力が弱くなり過ぎる。このため、バックフォーカスが大きくなり、小型化が達成できない。一方、条件式(4)の上限を上回ると、第2群L2のZ方向の屈折力が強くなり過ぎる。このため、第2群L2の反射面の屈折力が強くなりすぎ、軸外の偏心コマ収差が大きく発生し、補正が困難となり好ましくない。
条件式(5)は、第1群L1のZ方向の屈折力P1Zに関する。条件式(5)の下限を下回ると、第1群L1のZ方向の屈折力が強くなり過ぎ、収差が劣化する。第1群L1の屈折面に強い負の屈折力を持たせた場合、色収差が大きく発生し補正のため多くの屈折光学系が必要となり、小型化を達成できない。第1群L1の反射面に強い負の屈折力を持たせた場合、偏心コマ収差が大きくなるため好ましくない。一方、条件式(5)の上限を上回ると、第1群L1のZ方向の負の屈折力が弱くなり過ぎるか、正の屈折力をもつようになる。このため、第2群L2の正の屈折力で生じる色収差の補正が困難になるため、好ましくない。
より好ましくは、条件式(1)〜(5)の数値範囲はそれぞれ、以下の条件式(1a)〜(5a)のように設定される。
0.60<P1PY/PY<2.00 ・・・(1a)
0.70<P1R/PY<1.75 ・・・(2a)
1.30<P2Y/PY<2.30 ・・・(3a)
1.60<P2Z/PZ<3.50 ・・・(4a)
−1.20<P1Z/PZ<−0.29 ・・・(5a)
さらに好ましくは、条件式(1a)〜(5a)の数値範囲はそれぞれ、以下の条件式(1b)〜(5b)のように設定される。
0.70<P1PY/PY<1.80 ・・・(1b)
0.75<P1R/PY<1.50 ・・・(2b)
1.35<P2Y/PY<2.25 ・・・(3b)
1.70<P2Z/PZ<3.40 ・・・(4b)
−1.00<P1Z/PZ<−0.30 ・・・(5b)
また好ましくは、光学系の屈折面を有する光学部材は、樹脂で構成される。樹脂として、ポリエステル樹脂、環状オレフィンポリマー等が挙げられる。これにより、回転非対称な形状の製造が容易になる。
以下、各実施例の光学系1a〜1eの具体的な構成について説明する。各実施例の光学系1a〜1eは、物体側から像側へ順に、第1群L1、開口絞りSP、および、第2群L2を有する。第1群L1は、少なくとも1つの回転非対称な形状の屈折面と少なくとも1つの回転非対称な形状の反射面を有する。第2群L2は、少なくとも2つの回転非対称な形状の反射面を有する。また、第1群L1の最も像側の反射面と第2群L2の最も物体側の反射面とを結ぶ光路と第2群L2の最も像側の反射面と像面IPとを結ぶ光路とが交差するように構成される。
図1に示されるように、実施例1の光学系1aにおいて、第1群L1は物体側から像側へ順に、回転非対称な形状の屈折面S1、回転非対称な形状の反射面R1、および、回転非対称な形状の屈折面S2で構成される。反射面R1は、基準光線(光軸)OAと面法線N1とのなす角が−47.2度となるように配置される。第2群L2は、物体側から像側へ順に、回転非対称な形状の屈折面S3、回転非対称な形状の反射面R2、回転非対称な形状の反射面R3、および、回転非対称な形状の屈折面S4で構成される。反射面R2は、基準光線OAと面法線N2とのなす角が−18.4度となるように配置される。反射面R3は、基準光線OAと面法線N3とのなす角が−24.4度となるように配置される。第1群L1と第2群L2はそれぞれプリズムで構成されるため、光学系1aの屈折力を有する光学部材の数を少なくし、製造および組立てが容易になる。また、プリズムの内部は空気よりも高い屈折率になるため、空気よりも光路長を長くとることができ、光学系1aの薄型化および小型化が可能である。
図3に示されるように、実施例2の光学系1bにおいて、第1群L1は物体側から像側へ順に、回転非対称な形状の屈折面S1、回転非対称な形状の反射面R1、および、回転非対称な形状の屈折面S2で構成される。反射面R1は、基準光線(光軸)OAと面法線N1とのなす角が−45.7度となるように配置される。第2群L2は、物体側から像側へ順に、回転非対称な形状の屈折面S3、回転非対称な形状の反射面R2、回転非対称な形状の反射面R3、および、回転非対称な形状の屈折面S4で構成される。反射面R2は、基準光線OAと面法線N2とのなす角が−23.0度となるように配置される。反射面R3は、基準光線OAと面法線N3とのなす角が−21.3度となるように配置される。第1群L1と第2群L2はそれぞれプリズムで構成されるため、光学系1bの薄型化および小型化が可能である。
図5に示されるように、実施例3の光学系1cにおいて、第1群L1は物体側から像側へ順に、回転非対称な形状の屈折面S1、回転非対称な形状の反射面R1、および、回転非対称な形状の屈折面S2で構成される。反射面R1は、基準光線(光軸)OAと面法線N1とのなす角が−42.3度となるように配置される。第2群L2は、物体側から像側へ順に、回転非対称な形状の屈折面S3、回転非対称な形状の反射面R2、回転非対称な形状の反射面R3、および、回転非対称な形状の屈折面S4で構成される。反射面R2は、基準光線OAと面法線N2とのなす角が−24.5度となるように配置される。反射面R3は、基準光線OAと面法線N3とのなす角が−23.2度となるように配置される。第1群L1と第2群L2はそれぞれプリズムで構成されるため、光学系1bの薄型化および小型化が可能である。実施例3の光学系1cは、実施例1の光学系1aと比較して、光学系の全体をX方向に−0.20mm移動することにより無限遠の物体から至近距離(1000mm)の物体にフォーカスが可能である。
図7に示されるように、実施例4の光学系1dにおいて、第1群L1は物体側から像側へ順に、回転非対称な形状の屈折面S1、回転非対称な形状の反射面R1、および、回転非対称な形状の屈折面S2で構成される。反射面R1は、基準光線(光軸)OAと面法線N1とのなす角が−42.6度となるように配置される。第2群L2は、物体側から像側へ順に、回転非対称な形状の屈折面S3、回転非対称な形状の屈折面S4、回転非対称な形状の屈折面S5、回転非対称な形状の反射面R2、回転非対称な形状の反射面R3、および、回転非対称な形状の屈折面S6で構成される。反射面R2は、基準光線OAと面法線N2とのなす角が−26.2度となるように配置される。反射面R3は、基準光線OAと面法線N3とのなす角が−21.2度となるように配置される。第1群L1はプリズムで構成され、第2群L2はレンズとプリズムで構成される。実施例4の光学系1dは、実施例1の光学系1aと比較して、第2群L2に回転非対称な形状のレンズを挿入することで、より偏心収差の補正された高性能な光学系を実現することができる。
図10に示されるように、実施例5の光学系1eにおいて、第1群L1は、物体側から像側へ順に、回転非対称な形状の屈折面S1、回転非対称な形状の屈折面S2、および、回転非対称な形状の反射面R1で構成される。反射面R1は、基準光線(光軸)OAと面法線N1とのなす角が−47.0度となるように配置される。第2群L2は、物体側から像側へ順に、回転非対称な形状の反射面R2、および、回転非対称な形状の反射面R3で構成される。反射面R2は、基準光線OAと面法線N2とのなす角が−15.3度となるように配置される。反射面R3は、基準光線OAと面法線N3とのなす角が−27.6度となるように配置される。第1群L1はレンズとミラーで構成され、第2群L2はミラーで構成される。実施例5の光学系1eは、実施例1の光学系1aと比較して、中空であるため光学系の軽量化が可能である。
以下、実施例1〜5のそれぞれの具体的な数値実施例1〜5を示す。各数値実施例において、iは物体側から基準軸光線が通過する順番に数えた順序を示し、riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径、diは第i面と第(i+1)面との間の光軸に沿った軸上間隔を示す。また、ndi、νdiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数である。thetaiは第i面の面法線と光軸のなす角度である。*は、非球面形状を有する面を意味している。回転非対称な面形状は、以下の式(A)のように表される。ここで、面法線方向をX′軸、X−Y平面上の面法線と垂直な方向をY′軸、X′軸およびY′軸のそれぞれと右手直交系座標を形成する方向をZ′軸とする。また、C20、C02、C30、C12、C40、C22、C04、C50、C32、C14、C60、C42、C24、C06はそれぞれ、非球面係数である。
Figure 2021173788
図2、図4、図6、図9、および、図11はそれぞれ、数値実施例1〜5の光学系1a〜1eにおける無限遠合焦時のスポットダイアグラムである。図7は、数値実施例3における至近物体(第1面から1000mm)合焦時のスポットダイアグラムである。スポットダイアグラムの計算波長はd線(波長0.5876μm)である。方位角は、像面のY方向から時計回りを正とした角度である。
表1は、前述の各条件式と各数値実施例との関係を示す。

(数値実施例1)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd theta
1* ∞ 2.73 1.64220 22.4 0.0
2* ∞ 3.25 (反射面) -47.2
3* ∞ 0.50 air 0.0
4(絞り) ∞ 0.10 air 0.0
5* ∞ 6.18 1.54390 56.0 0.0
6* ∞ 4.32 (反射面) -18.4
7* ∞ 3.89 (反射面) -24.4
8* ∞ 0.55 air 0.0
9 ∞ 0.23 1.51633 64.1 0.0
10 ∞ 0.16 air 0.0
像面 ∞

非球面データ
第1面
C20 = 3.667884E-02 C02 = 4.140991E-02
C30 = 1.329827E-03 C12 = 1.951509E-04
C40 = -7.653264E-05 C22 = 3.483758E-05
C04 = 7.701439E-05

第2面
C20 = -6.944100E-03 C02 = -1.731925E-03
C30 = -2.698807E-04 C12 = -6.632726E-05
C40 = -1.364810E-05 C22 = -1.261176E-05
C04 = -1.026168E-05

第3面
C20 = 1.195791E-01 C02 = 1.077480E-01
C30 = 3.299825E-03 C12 = 5.958943E-04
C40 = -6.905434E-04 C22 = 3.644266E-04
C04 = -1.219773E-03

第5面
C20 = 1.200078E-01 C02 = 1.500186E-01
C30 = 3.606674E-04 C12 = -6.235057E-04
C40 = -5.827845E-04 C22 = 1.005753E-03
C04 = -6.272382E-04

第6面
C20 = 2.820464E-02 C02 = -3.305480E-04
C30 = 1.015500E-04 C12 = -6.076267E-04
C40 = -7.496194E-05 C22 = 3.189612E-04
C04 = 4.454685E-04

第7面
C20 = -2.552185E-02 C02 = 9.398848E-03
C30 = 5.205811E-05 C12 = 2.067389E-03
C40 = 1.538189E-04 C22 = 8.867041E-04
C04 = 5.272203E-04

第8面
C20 = 7.369164E-02 C02 = 5.471092E-02
C30 = -4.480186E-03 C12 = -3.621831E-02
C40 = -3.739922E-03 C22 = -6.039228E-03
C04 = -9.141810E-04

各種データ
(物体距離無限遠)
X−Y断面の焦点距離 14.45
X−Z断面の焦点距離 14.45
X−Y断面のFナンバー 3.40
X−Z断面のFナンバー 3.95
X−Y断面像高 3.00
X−Z断面像高 4.00

レンズ群データ
(物体距離無限遠)
群 始面 X−Y断面の焦点距離 X−Z断面の焦点距離
1 1 1491.52 -20.24
2 5 10.34 4.99


(数値実施例2)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd theta
1* ∞ 2.57 1.64220 22.4 0.0
2* ∞ 4.03 (反射面) -45.7
3* ∞ 0.30 air 0.0
4(絞り) ∞ 0.10 air 0.0
5* ∞ 6.57 1.54390 56.0 0.0
6* ∞ 3.17 (反射面) -23.0
7* ∞ 3.55 (反射面) -21.3
8* ∞ 0.55 air 0.0
9 ∞ 0.23 1.51633 64.1 0.0
10 ∞ 0.15 air 0.0
像面 ∞

非球面データ
第1面
C20 = 3.052865E-02 C02 = 3.557731E-02
C30 = 1.470848E-03 C12 = -1.169304E-04
C40 = -1.408088E-05 C22 = 4.616946E-05
C04 = 2.351634E-04

第2面
C20 = -5.916712E-03 C02 = -1.133912E-03
C30 = -2.104912E-04 C12 = 4.088796E-05
C40 = -1.139266E-05 C22 = -8.463397E-06
C04 = -7.990212E-06

第3面
C20 = 1.040937E-01 C02 = 1.001065E-01
C30 = 5.472606E-03 C12 = -1.735384E-03
C40 = -5.286141E-04 C22 = -1.100666E-03
C04 = -1.092401E-03

第5面
C20 = 1.214197E-01 C02 = 1.658296E-01
C30 = 1.060770E-03 C12 = -8.184515E-04
C40 = -3.919554E-04 C22 = 3.191830E-05
C04 = -6.419199E-04

第6面
C20 = 1.929810E-02 C02 = 1.929968E-03
C30 = -1.043763E-03 C12 = 1.500686E-04
C40 = -2.758099E-05 C22 = 6.175353E-04
C04 = 7.821894E-04

第7面
C20 = -1.788048E-02 C02 = 1.320826E-02
C30 = 4.651808E-04 C12 = 1.645096E-03
C40 = 4.613679E-04 C22 = 1.373168E-03
C04 = 1.064359E-03

第8面
C20 = 9.472577E-02 C02 = 7.487999E-02
C30 = -2.287625E-03 C12 = -3.511236E-02
C40 = -4.031257E-03 C22 = -9.998165E-03
C04 = -4.476913E-03

各種データ
(物体距離無限遠)
X−Y断面の焦点距離 14.45
X−Z断面の焦点距離 14.45
X−Y断面のFナンバー 3.40
X−Z断面のFナンバー 3.93
X−Y断面像高 3.00
X−Z断面像高 4.00

レンズ群データ
(物体距離無限遠)
群 始面 X−Y断面の焦点距離 X−Z断面の焦点距離
1 1 -250.19 -18.89
2 5 9.47 4.27

(数値実施例3)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd theta
1* ∞ 4.17 1.64220 22.4 0.0
2* ∞ 4.85 (反射面) -42.3
3* ∞ 0.80 air 0.0
4(絞り) ∞ 1.50 air 0.0
5* ∞ 5.91 1.54390 56.0 0.0
6* ∞ 3.25 (反射面) -24.5
7* ∞ 4.02 (反射面) -23.2
8* ∞ (可変) air 0.0
9 ∞ 0.23 1.51633 64.1 0.0
10 ∞ 0.14 air 0.0
像面 ∞

非球面データ
第1面
C20 = 2.152155E-02 C02 = 3.394049E-02
C30 = 6.064703E-04 C12 = 2.928144E-04
C40 = 7.015035E-05 C22 = -3.141943E-05
C04 = -1.243034E-04

第2面
C20 = -1.021149E-02 C02 = -6.094318E-03
C30 = -3.921699E-04 C12 = -6.030081E-05
C40 = -1.118968E-05 C22 = 9.185973E-07
C04 = -8.945339E-06

第3面
C20 = 8.866250E-02 C02 = 1.167463E-01
C30 = 3.180233E-03 C12 = -2.306950E-03
C40 = 1.163456E-03 C22 = 4.419579E-03
C04 = -5.249893E-04

第5面
C20 = 3.710753E-03 C02 = 1.237452E-01
C30 = -3.324206E-03 C12 = -2.083819E-03
C40 = 7.338698E-04 C22 = 3.763208E-03
C04 = 4.415929E-04

第6面
C20 = 6.274255E-03 C02 = -1.075014E-02
C30 = 5.607236E-04 C12 = 1.701969E-03
C40 = 5.017859E-05 C22 = -1.138534E-04
C04 = 2.899014E-04

第7面
C20 = -2.022352E-02 C02 = 1.404251E-02
C30 = -9.123427E-04 C12 = -5.452585E-04
C40 = 8.911201E-06 C22 = 2.267763E-04
C04 = 7.231543E-04

第8面
C20 = -2.705211E-02 C02 = 8.273892E-02
C30 = 1.187604E-04 C12 = -7.158925E-03
C40 = 3.638250E-04 C22 = -1.901976E-03
C04 = -3.467973E-03

各種データ
(物体距離無限遠)
X−Y断面の焦点距離 14.45
X−Z断面の焦点距離 14.45
X−Y断面のFナンバー 3.40
X−Z断面のFナンバー 5.12
X−Y断面像高 3.00
X−Z断面像高 4.00
d8 0.91

(物体距離1000mm)
X−Y断面の焦点距離 14.45
X−Z断面の焦点距離 14.45
X−Y断面のFナンバー 3.40
X−Z断面のFナンバー 5.12
X−Y断面像高 3.00
X−Z断面像高 4.00
d8 1.11

レンズ群データ
(物体距離無限遠)
群 始面 X−Y断面の焦点距離 X−Z断面の焦点距離
1 1 22.89 -30.78
2 5 7.70 5.68
(物体距離1000mm)
群 始面 X−Y断面の焦点距離 X−Z断面の焦点距離
1 1 22.89 -30.78
2 5 7.70 5.68

(数値実施例4)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd theta
1* ∞ 4.17 1.64220 22.4 0.0
2* ∞ 4.43 (反射面) -42.6
3* ∞ 0.80 air 0.0
4(絞り) ∞ 0.50 air 0.0
5* ∞ 0.50 1.54390 56.0 0.0
6* ∞ 0.64 air 0.0
7* ∞ 4.94 1.54390 56.0 0.0
8* ∞ 3.50 (反射面) -26.2
9* ∞ 4.12 (反射面) -21.2
10* ∞ 0.90 air 0.0
11 ∞ 0.23 1.51633 64.1 0.0
12 ∞ 0.15 air 0.0
像面 ∞

非球面データ
第1面
C20 = 2.539582E-02 C02 = 3.155558E-02
C30 = 2.403698E-04 C12 = 4.015534E-04
C40 = -3.649099E-05 C22 = 4.073587E-05
C04 = -1.489233E-04

第2面
C20 = -1.078212E-02 C02 = -6.559300E-03
C30 = -4.443539E-04 C12 = -1.411350E-04
C40 = -1.595687E-05 C22 = 1.600285E-05
C04 = -7.321571E-06

第3面
C20 = 1.149129E-01 C02 = 1.013178E-01
C30 = -2.057760E-03 C12 = -4.393030E-04
C40 = 4.421738E-04 C22 = 4.535386E-03
C04 = -1.877896E-03

第5面
C20 = 4.825277E-02 C02 = 3.395375E-02
C30 = -8.117807E-03 C12 = 1.240115E-02
C40 = -1.056843E-03 C22 = 2.897863E-03
C04 = -7.461488E-03

第6面
C20 = -3.193834E-02 C02 = 3.371614E-04
C30 = -1.160548E-02 C12 = 1.416036E-02
C40 = 1.869747E-03 C22 = 5.877776E-03
C04 = -3.451388E-03

第7面
C20 = -2.253925E-02 C02 = 8.494240E-02
C30 = -1.444805E-02 C12 = -2.522371E-03
C40 = 2.596826E-03 C22 = 7.038893E-03
C04 = 3.137578E-03

第8面
C20 = 4.220685E-02 C02 = -9.206839E-03
C30 = -1.043948E-03 C12 = 7.682837E-05
C40 = 1.319759E-04 C22 = -1.437657E-04
C04 = 2.989652E-04

第9面
C20 = -4.157052E-02 C02 = 1.309312E-02
C30 = 2.632130E-04 C12 = 1.142433E-03
C40 = -1.533060E-04 C22 = 2.771571E-04
C04 = 4.544518E-04

第10面
C20 = -1.095407E-02 C02 = 7.608871E-02
C30 = 4.652498E-03 C12 = -4.874464E-03
C40 = -8.458346E-04 C22 = -2.333024E-03
C04 = -1.496501E-03

各種データ
(物体距離無限遠)
X−Y断面の焦点距離 14.45
X−Z断面の焦点距離 14.45
X−Y断面のFナンバー 3.40
X−Z断面のFナンバー 5.27
X−Y断面像高 3.00
X−Z断面像高 4.00

レンズ群データ
(物体距離無限遠)
群 始面 X−Y断面の焦点距離 X−Z断面の焦点距離
1 1 29.73 -42.48
2 5 6.57 6.60

単レンズデータ
レンズ 始面 X−Y断面の焦点距離 X−Z断面の焦点距離
1 5 11.54 27.34

(数値実施例5)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd theta
1* ∞ 2.13 1.54390 56.0 0.0
2* ∞ 2.39 air 0.0
3* ∞ 3.00 (反射面) -47.0
4(絞り) ∞ 7.59 air 0.0
5* ∞ 5.50 (反射面) -15.3
6* ∞ 4.74 (反射面) -27.6
7 ∞ 0.23 1.51633 64.1 0.0
8 ∞ 0.15 air 0.0
像面 ∞

非球面データ
第1面
C20 = -7.130665E-02 C02 = 2.776367E-01
C30 = 4.287588E-03 C12 = -8.199963E-03
C40 = -1.754128E-03 C22 = -1.948149E-02
C04 = 3.074785E-03 C50 = -7.325449E-05
C32 = 4.309650E-04 C14 = 2.172527E-04
C60 = 9.978704E-06 C42 = 3.912097E-04
C24 = -4.894097E-04 C06 = -1.596577E-03

第2面
C20 = -4.713408E-02 C02 = 7.102675E-01
C30 = -2.064938E-03 C12 = -2.384013E-02
C40 = -1.144574E-03 C22 = -5.508510E-02
C04 = -1.647143E-02 C50 = -2.439868E-05
C32 = 2.296503E-05 C14 = 3.171603E-03
C60 = -3.623658E-05 C42 = 1.785831E-03
C24 = 8.632383E-03 C06 = -1.577066E-02

第3面
C20 = -1.149807E-02 C02 = -4.070554E-02
C30 = 4.072013E-04 C12 = 4.617276E-03
C40 = 2.274434E-05 C22 = 1.462435E-04
C04 = -6.154391E-04 C50 = 1.362316E-06
C32 = 1.573121E-05 C14 = 6.289297E-04
C60 = 4.831178E-07 C42 = 6.553202E-06
C24 = -1.885146E-04 C06 = 1.760005E-05

第5面
C20 = 1.209311E-02 C02 = -4.211023E-02
C30 = -2.767955E-04 C12 = 2.335468E-03
C40 = -4.069073E-04 C22 = 3.672779E-04
C04 = -7.981965E-05 C50 = -9.089072E-05
C32 = -2.527022E-04 C14 = 8.044808E-05
C60 = 2.772331E-05 C42 = 9.512926E-05
C24 = -5.543103E-05 C06 = -1.920951E-05

第6面
C20 = -2.702011E-02 C02 = 7.695158E-02
C30 = -4.555983E-04 C12 = 1.598721E-02
C40 = 1.855967E-04 C22 = -5.423642E-04
C04 = 4.938407E-03 C50 = 6.922045E-05
C32 = 9.025293E-05 C14 = 1.025746E-03
C60 = -1.221370E-05 C42 = -2.999908E-05
C24 = -1.548424E-04 C06 = -9.863144E-05

各種データ
(物体距離無限遠)
X−Y断面の焦点距離 13.00
X−Z断面の焦点距離 13.00
X−Y断面のFナンバー 4.00
X−Z断面のFナンバー 6.13
X−Y断面像高 3.00
X−Z断面像高 4.00

レンズ群データ
(物体距離無限遠)
群 始面 X−Y断面の焦点距離 X−Z断面の焦点距離
1 1 17.47 -22.66
2 5 9.48 7.49

単レンズデータ
レンズ 始面 X−Y断面の焦点距離 X−Z断面の焦点距離
1 1 -48.09 -6.76
Figure 2021173788
次に、図12を参照して、各実施例の光学系1a〜1eのいずれかを撮像光学系として備えた撮像装置について説明する。図12は、撮像装置100の構成図であり、撮像装置100としてのスマートフォンやタブレット端末を背面側から見た図を示している。図12において、110は撮像光学系(光学系1a〜1e)が配置されている領域を示す。120は、撮像光学系の開口部である。130は、CMOSセンサなどの撮像素子であり、撮像光学系によって形成された像を受光する。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、第2群L2の最も像側の反射面を射出する基準光線OAがZ方向(正負は問わない)に射出するように第2群L2の反射面を配置してもよい。また、反射面R1は基準光線OAと面法線Nとのなす角を−45.0度となるように配置してもよい。基準光線OAを垂直に折り曲げることにより、製造および組立てが容易にすることが可能である。一方、反射面R1は基準光線OAと面法線Nとのなす角が−45.0度に限定されないように配置することで、光学系の小型化および薄型化が可能である。
1a〜1e 光学系
L1 第1群
L2 第2群
SP 開口絞り
OA 基準光線

Claims (10)

  1. 物体側から像側へ順に、
    少なくとも1つの回転非対称な形状の屈折面と少なくとも1つの回転非対称な形状の反射面を有する第1群と、
    開口絞りと、
    少なくとも2つの回転非対称な形状の反射面を有する第2群と、を有し、
    前記第1群の最も像側の反射面と前記第2群の最も物体側の反射面とを結ぶ光路と前記第2群の最も像側の反射面と像面とを結ぶ光路とが交差し、
    基準光線を前記開口絞りの中心と像面中心で決まる光線の延長線とし、
    物体側から前記第1群の最も像側の前記反射面までの前記基準光線に沿う方向をX方向とし、前記第1群の最も像側の反射面で基準光線が折り曲げられる平面をX−Y平面とし、
    前記第1群の最も物体側の面から前記第1群の最も像側の反射面までのY方向の合成屈折力が正となることを特徴とする光学系。
  2. 前記合成屈折力をP1PY、前記光学系のY方向の屈折力をPYとするとき
    0.50<P1PY/PY<2.50
    を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 前記第1群の最も像側の反射面のY方向の屈折力をP1R、前記光学系のY方向の屈折力をPYとするとき
    0.50<P1R/PY<2.00
    を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の光学系。
  4. 前記第2群のY方向の屈折力をP2Yとするとき
    1.20<P2Y/PY<2.50
    を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光学系。
  5. X−Y平面と直交する方向をZ方向とし、
    前記第2群のZ方向の屈折力をP2Z、前記光学系のZ方向の屈折力をPZとするとき
    1.50<P2Z/PZ<4.00
    を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光学系。
  6. 前記第1群のZ方向の屈折力をP1Zとするとき
    −1.50<P1Z/PZ<−0.28
    を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光学系。
  7. 前記光学系の屈折面を有する光学部材は、樹脂で構成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光学系。
  8. 前記第1群は、物体側から像側へ順に、回転非対称な形状の屈折面、回転非対称な形状の反射面、回転非対称な形状の屈折面で構成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の光学系。
  9. 前記第2群は、物体側から像側へ順に、回転非対称な形状の屈折面、回転非対称な形状の反射面、回転非対称な形状の反射面、回転非対称な形状の屈折面で構成されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の光学系。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光学系と、
    前記光学系によって形成された像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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