JP2021169280A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の意図を大幅に超えない加速とすること。【解決手段】車両は、トルクを発生可能であるエンジンと、電動機として動作して電力を受けてトルクを発生可能であるとともに発電機として動作してトルクを受けて電力を発生可能であるモータジェネレータと、エンジンまたはモータジェネレータからのトルクを路面に伝達する前輪と、モータジェネレータと前輪との間に設けられモータジェネレータと前輪との間でトルクを伝達可能であり伝達可能なトルク容量を変更可能であるクラッチとを備える。ECUは、クラッチのトルク容量を制御し(S114,S115)、モータジェネレータを電動機または発電機として動作させるよう切替え、モータジェネレータを発電機として動作させているとき(S113でYES)には、そうでないとき(S113でNO)と比較して、前輪に伝達するトルクに対する余裕度を小さくする(S114)。【選択図】図2

Description

この開示は、ハイブリッド車両の制御装置に関し、特に、モータジェネレータと駆動輪との間に係合要素を備えるハイブリッド車両の制御装置に関する。
従来、駆動源としてエンジンとモータジェネレータとを備え、モータジェネレータと駆動輪との間に係合要素を備えるハイブリッド車両があった(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1には、このようなハイブリッド車両において、エンジンの駆動力で駆動輪を動かすとともにモータジェネレータを発電機として機能させることが記載されている。
特開2013−35441号公報
しかし、特許文献1のようなハイブリッド車両においては、モータジェネレータの不具合などに起因してモータジェネレータを発電機として機能させることができない場合、モータジェネレータで発電に用いられていたトルクが駆動輪に伝わってしまう可能性がある。このため、運転者の意図しない加速が発生してしまう虞がある。
この開示は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、運転者の意図を大幅に超えない加速とすることが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供することである。
この開示に係る制御装置は、ハイブリッド車両の制御装置である。ハイブリッド車両は、トルクを発生可能であるエンジンと、電動機として動作して電力を受けてトルクを発生可能であるとともに発電機として動作してトルクを受けて電力を発生可能であるモータジェネレータと、エンジンまたはモータジェネレータからのトルクを路面に伝達する駆動輪と、モータジェネレータと駆動輪との間に設けられ、モータジェネレータと駆動輪との間でトルクを伝達可能であり、伝達可能なトルク容量を変更可能である伝達要素とを備える。制御装置は、伝達要素のトルク容量を制御し、モータジェネレータを電動機または発電機として動作させるよう切替え、モータジェネレータを発電機として動作させているときには、発電機として動作させていないときと比較して、駆動輪に伝達するトルクに対する余裕度を小さくする。
このような開示によれば、モータジェネレータを発電機として動作させているときに、モータジェネレータの不具合によりモータジェネレータを発電機として機能させることができなくなった場合であっても、駆動輪に伝達するトルクの余裕度が小さくされているので、駆動輪に伝わる余分なトルクを小さくすることができる。その結果、運転者の意図を大幅に超えない加速とすることができる。
この開示によれば、運転者の意図を大幅に超えない加速とすることが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供することができる。
この実施の形態に係るハイブリッド車両の概略構成を示す図である。 この実施の形態のクラッチトルク容量制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、この開示の実施の形態は説明される。以下の説明では、同一の部品には同一の符号が付されている。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返されない。
図1は、この実施の形態に係るハイブリッド車両1の概略構成を示す図である。図1を参照して、ハイブリッド車両1は、エンジン20と、モータジェネレータ30F,30Rと、バッテリ35と、インバータ40F,40Rと、AT(Automatic Transmission)50と、ディファレンシャルギヤ51F,51Rと、ドライブシャフト52FL,52FR,52RL,52RRと、前輪53FL,53FRと、後輪53RL,53RRと、油圧ユニット60と、第1のクラッチ71と、第2のクラッチ72と、ECU(Electronic Control Unit)100とを含む。
ECU100は、CPU(Central Processing Unit)およびメモリを含み、メモリに記憶されたプログラムに従ってメモリに記憶されたデータおよび外部から入力されたデータを処理して、処理結果をメモリに記憶させたり外部に出力したりすることにより、ハイブリッド車両1の各部を制御する。
エンジン20は、ECU100によって制御されて、燃料(たとえば、ガソリン、軽油など)の燃焼により駆動力(トルク)を発生する内燃機関である。
モータジェネレータ30F,30Rは、それぞれ、インバータ40F,40Rによって制御されて、電動機として動作して電力を受けて駆動力(トルク)を発生可能であるとともに、発電機として動作して駆動力(トルク)を受けて電力を発生可能である。モータジェネレータ30Fは、前輪53FL,53FRの駆動用である。モータジェネレータ30Rは、後輪53RL,53RRの駆動用である。
バッテリ35は、モータジェネレータ30F,30Rを駆動するための電力を供給したり、ハイブリッド車両1の外部から給電されたりモータジェネレータ30F,30Rによって回生されたりした電力を蓄えたりする。バッテリ35は、ECU100およびエンジン20などのハイブリッド車両1の他の各部にも電力を供給する。
インバータ40F,40Rは、それぞれ、ECU100からの制御信号に従って、バッテリ35からの直流の電力を交流に変換して、変換した電力をモータジェネレータ30F,30Rに供給することで、モータジェネレータ30F,30Rの駆動を制御したり、モータジェネレータ30F,30Rからの回生を制御して、回生された交流の電力を直流に変換してバッテリ35に充電したりする。
AT50は、ECU100によって制御されて、変速比(出力軸の回転速度に対する入力軸の回転速度の比)が異なる複数の変速段(ギヤ段)を選択的に形成可能な有段式の自動変速機である。なお、AT50は、遊星歯車機構を用いた自動変速機およびCVT(Continuously Variable Transmission)のような、無段式の自動変速機であってもよい。
第1のクラッチ71および第2のクラッチ72は、潤滑油に浸漬され重ねられた複数枚の摩擦板が油圧アクチュエータで押圧されることで係合する湿式多板型であり、伝達されるトルク容量を油圧アクチュエータの押圧力で調整可能である係合装置である。具体的には、油圧ユニット60からクラッチ71,72に供給される油圧によって、クラッチ71,72が伝達可能なトルク容量が調整される。クラッチ71,72への入力トルクがトルク容量を超えれば、クラッチ71,72はスリップし、クラッチ71,72の出力トルクは、入力トルク未満となる。クラッチ71,72への入力トルクがトルク容量以下であれば、クラッチ71,72はスリップせず係合し、クラッチ71,72の出力トルクは、入力トルクとほぼ等しくなる。クラッチ71,72の油圧アクチュエータの押圧力が所定値未満となると、クラッチ71,72のトルク容量が0、つまり、クラッチ71,72が非係合の状態となる。
油圧ユニット60は、AT50において変速に用いられる油圧、および、クラッチ71,72において係合に用いられる油圧を、ECU100による制御にしたがって変化させる。
ディファレンシャルギヤ51Fは、前輪53FL,53FRが走行状況に応じて差動するように、AT50から出力されたトルクを、ドライブシャフト52FL,52FRに差を付けて分配する歯車機構である。ディファレンシャルギヤ51Rは、後輪53RL,53RRが走行状況に応じて差動するように、モータジェネレータ30Rから出力されたトルクを、ドライブシャフト52RL,52RRに差を付けて分配する歯車機構である。
ドライブシャフト52FL,52FRは、それぞれ、ディファレンシャルギヤ51Fからのトルクを前輪53FL,53FRに伝達する。ドライブシャフト52RL,52RRは、それぞれ、ディファレンシャルギヤ51Rからのトルクを後輪53RL,53RRに伝達する。前輪53FL,53FRおよび後輪53RL,53RRは、それぞれ、ドライブシャフト52FL,52FR,52RL,52RRからのトルクを路面に伝達する。
上述したようなハイブリッド車両1においては、モータジェネレータ30Fの不具合などに起因してモータジェネレータ30Fを発電機として機能させることができない場合、モータジェネレータ30Fで発電に用いられていたトルクが前輪53FL,53FRに伝わってしまう。このため、運転者の意図しない加速が発生してしまう虞がある。
そこで、ECU100は、第2のクラッチ72のトルク容量を制御し、モータジェネレータ30Fを電動機または発電機として動作させるよう切替え、モータジェネレータ30Fを発電機として動作させているときには、発電機として動作させていないときと比較して、前輪53FL,53FRに伝達するトルクに対する余裕度を小さくする。これにより、運転者の意図を大幅に超えない加速とすることができる。
以下、この実施の形態での制御について説明する。図2は、この実施の形態のクラッチトルク容量制御処理の流れを示すフローチャートである。このクラッチトルク容量制御処理は、ECU100によって上位の処理から所定周期ごとに呼出されて実行される。
図2を参照して、ECU100は、第1のクラッチ71および第2のクラッチ72が係合状態に制御されているタイミングであるかを判断する(ステップS111)。クラッチ71,72が係合状態に制御されているタイミングでない(ステップS111でNO)と判断した場合、ECU100は、実行する処理をこの処理の呼出元の上位の処理に戻す。
一方、クラッチ71,72が係合状態に制御されているタイミングである(ステップS111でYES)と判断した場合、ECU100は、アクセル開度とハイブリッド車両1の車速に応じてハイブリッド車両1を加速させるために必要なトルクを算出し、エンジン20およびモータジェネレータ30F,30Rで分担するトルクを算出し、算出した分担トルクを、モータジェネレータ30F,30Rにそれぞれ対応するインバータ40F,40Rおよびエンジン20への指令トルクとして特定する(ステップS112)。なお、他の処理で指令トルクを算出している場合は、他の処理で算出された指令トルクをメモリから読込むことで、指令トルクを特定するようにしてもよい。
次に、ECU100は、フロントのモータジェネレータ30Fが負トルクの走行モード、つまり、モータジェネレータ30Fが発電しながら走行しているかを判断する(ステップS113)。
モータジェネレータ30Fが負トルクの走行モードである(ステップS113でYES)と判断した場合、ECU100は、第2のクラッチ72のトルク容量を、ステップS112で特定した第2のクラッチ72に入力される指令トルク(エンジン20への指令トルクとモータジェネレータ30Fへの指令トルクとを合算した指令トルク)のA倍となるよう、油圧ユニット60を制御する(ステップS114)。なお、Aは、後述のB未満である。
モータジェネレータ30Fが負トルクの走行モードでない(ステップS113でNO)と判断した場合、ECU100は、第2のクラッチ72のトルク容量を、ステップS112で特定した第2のクラッチ72に入力される指令トルク(エンジン20への指令トルクとモータジェネレータ30Fへの指令トルクとを合算した指令トルク)のB倍となるよう、油圧ユニット60を制御する(ステップS115)。なお、Bは、前述のA超である。ステップS114またはステップS115の後、ECU100は、実行する処理をこの処理の呼出元の上位の処理に戻す。
たとえば、車重M[kg]の車両が、低速で坂を登る場合に、運転者によってアクセルが踏み増される。この場合、アクセル開度および車速から、所定のマップから、AT50の変速段と必要駆動力とが特定される。この場合、F[N]と決定されることとする。また、ハイブリッド車両1の状態から、駆動力の前後配分がそれぞれ100−D[%]とD[%]と決定されることとする。すると、リヤの指令駆動力は、F[N]×D[%]=FD/100[N]となる。
このFD/100[N]をリヤのモータジェネレータ30Rで発生させるために、フロントのインバータ40Fからリヤのインバータ40Rに電力を供給する。このため、フロントのディファレンシャルギヤ比×AT変速比=リヤのディファレンシャルギヤ比×Cの関係から、リヤで必要な電力をフロントのモータジェネレータ30Fで発電するために、エンジン20によってFD/100[N]×C=FDC/100[N]を余剰に駆動力を発生させる。
このFDC/100[N]に相当する加速度は、FDC/100[N]/M[kg]/9.8[m/s2]=FDC/980M[G]である。つまり、フロントのモータジェネレータ30Fが失陥して発電ができなくなった場合、ハイブリッド車両1をFDC/980M[G]、余計に加速させる駆動力が、第2のクラッチ72に入力される。モータジェネレータ30Fの失陥は、たとえば、ハードウェアの故障、ECU100のハードウェアもしくはソフトウェアの故障、インバータ40F,40Rの異常(過電流、過電圧など)、または、ECU100と他の機器(インバータ40F,40R、エンジン20、油圧ユニット60など)との通信ネットワークの異常により、モータジェネレータ30Fの制御が不能になりトルクの出力が不能な状態である。
ここで、図2のステップS115で示したように、第2のクラッチ72のトルク容量を指令トルクのB倍となるように制御している場合、フロントの指令駆動力は、F[N]×(100−D)[%]=F(100−D)/100[N]であるので、第2のクラッチ72のトルク容量のトルクに対応する駆動力の余裕分は、F(100−D)/100[N]×(B−1.0)=F(100−D)(B−1.0)/100[N]となる。このF(100−D)(B−1.0)/100[N]に相当する加速度は、F(100−D)(B−1.0)/100[N]/M[kg]/9.8[m/s2]=F(100−D)(B−1.0)/980M[G]である。つまり、第2のクラッチ72が滑ることなく、第2のクラッチ72に入力された駆動力が出力される場合、ハイブリッド車両1をF(100−D)(B−1.0)/980M[G]、余計に加速させる駆動力が、第2のクラッチ72から出力される。
この場合は、発電に用いられるはずであった駆動力FDC/100[N]に対応するトルクが第2のクラッチ72に入力されると、余裕分のF(100−D)(B−1.0)/100[N]を上回る場合、クラッチ72が滑り始めるまでは、指令よりもF(100−D)(B−1.0)/980M[G]余分にハイブリッド車両1を加速させ、クラッチ72が滑り始めると、加速度の上昇が止まる。この運転者が意図した加速度を超える加速度を超過加速度という。運転者の意図を大幅に超えない超過加速度は、超過加速度が基準超過加速度以下であると定める。この場合、超過加速度がF(100−D)(B−1.0)/980M[G]>基準超過加速度であるとする。このため、発生駆動力をカットするまでは、基準超過加速度を超過する。
一方、図2のステップS114で示したように、第2のクラッチ72のトルク容量を指令トルクのA倍(A<B)となるように制御している場合、フロントの指令駆動力は、F[N]×(100−D)[%]=F(100−D)/100[N]であるので、第2のクラッチ72のトルク容量のトルクに対応する駆動力の余裕分は、F(100−D)/100[N]×(A−1.0)=F(100−D)(A−1.0)/100[N]となる。このF(100−D)(A−1.0)/100[N]に相当する加速度は、F(100−D)(A−1.0)/100[N]/M[kg]/9.8[m/s2]=F(100−D)(A−1.0)/980M[G]である。つまり、第2のクラッチ72が滑ることなく、第2のクラッチ72に入力された駆動力が出力される場合、ハイブリッド車両1をF(100−D)(A−1.0)/980M[G]、余計に加速させる駆動力が、第2のクラッチ72から出力される。
この場合は、発電に用いられるはずであった駆動力FDC/100[N]に対応するトルクが第2のクラッチ72に入力されるので、余裕分のF(100−D)(A−1.0)/100[N]を上回るとすると、クラッチ72が滑り始めるまでは、指令よりもF(100−D)(A−1.0)/980M[G]余分にハイブリッド車両1を加速させ、クラッチ72が滑り始めると、加速度は下がる。この場合、超過加速度がF(100−D)(A−1.0)/980M[G]≦基準超過加速度であるとする。このため、運転者の意図を大幅に超えない加速に抑えることが可能となる。
このように、図2のように制御することによって、フロントのモータジェネレータ30F(インバータ40F)が発電中に失陥した場合であっても、運転者の意図を大幅に超えない加速とすることができる。
[変形例]
(1) 前述した実施の形態においては、図1で示したように、ハイブリッド車両1は、リヤ用のインバータ40Rおよびモータジェネレータ30Rを備え、後輪53RL,53RRも駆動する構成とした。しかし、後輪53RL,53RRを駆動しない構成としてもよい。また、前後が逆の構成であってもよい。
(2) 前述した実施の形態においては、図1で示したように、ハイブリッド車両1は第1のクラッチ71を備えるようにした。しかし、これに限定されず、第1のクラッチ71のような伝達要素を備えず、エンジン20およびモータジェネレータ30Fが直結であってもよい。また、第1のクラッチ71が、湿式の多板式ではなく、乾式または単板式であってもよいし、クラッチとは異なる他の種類の伝達要素、たとえば、トルクコンバータであってもよい。
(3) 前述した実施の形態においては、図2のステップS114で示したように、フロントのモータジェネレータ30Fを発電機として動作させているときには、発電機として動作させていないときと比較して、第2のクラッチ72のトルク容量を小さくするようにした。つまり、駆動輪である前輪53FL,53FRに伝達するトルクに対する余裕度を小さくするようにした。これによって、結果的に、フロントのモータジェネレータ30F(インバータ40F)が失陥した場合であっても、超過加速度が基準超過加速度を超えないようにした。しかし、これに限定されず、フロントのモータジェネレータ30Fを発電機として動作させているときには、発電機として動作させていないときと比較して、駆動輪に伝達するトルクに対する余裕度を小さくするのであれば、他の方法で制御するようにしてもよい。
[まとめ]
図1で示したように、ECU100は、ハイブリッド車両1の制御装置である。図1で示したように、ハイブリッド車両1は、トルクを発生可能であるエンジン20と、電動機として動作して電力を受けてトルクを発生可能であるとともに発電機として動作してトルクを受けて電力を発生可能であるモータジェネレータ30Fと、エンジン20またはモータジェネレータ30Fからのトルクを路面に伝達する前輪53FL,53FRと、モータジェネレータ30Fと前輪53FL,53FRとの間に設けられ、モータジェネレータ30Fと前輪53FL,53FRとの間でトルクを伝達可能であり、伝達可能なトルク容量を変更可能である第2のクラッチ72とを備える。
図2で示したように、ECU100は、第2のクラッチ72のトルク容量を制御し(ステップS114,ステップS115)、モータジェネレータ30Fを電動機または発電機として動作させるよう切替え、モータジェネレータ30Fを発電機として動作させているとき(ステップS113でYESのとき)には、発電機として動作させていないとき(ステップS113でNOのとき)と比較して、前輪53FL,53FRに伝達するトルクに対する余裕度を小さくする(ステップS114)。
このような開示によれば、モータジェネレータ30Fを発電機として動作させているときに、モータジェネレータ30Fの不具合によりモータジェネレータ30Fを発電機として機能させることができなくなった場合であっても、前輪53FL,53FRに伝達するトルクの余裕度が小さくされているので、前輪53FL,53FRに伝わる余分なトルクを小さくすることができる。その結果、運転者の意図を大幅に超えない加速とすることができる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 ハイブリッド車両、20 エンジン、30F,30R モータジェネレータ、35 バッテリ、40F,40R インバータ、51F,51R ディファレンシャルギヤ、52FL,52FR,52RL,52RR ドライブシャフト、53FL,53FR 前輪、53RL,53RR 後輪、60 油圧ユニット、71,72 クラッチ、100 ECU。

Claims (1)

  1. ハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記ハイブリッド車両は、
    トルクを発生可能であるエンジンと、
    電動機として動作して電力を受けてトルクを発生可能であるとともに発電機として動作してトルクを受けて電力を発生可能であるモータジェネレータと、
    前記エンジンまたは前記モータジェネレータからのトルクを路面に伝達する駆動輪と、
    前記モータジェネレータと前記駆動輪との間に設けられ、前記モータジェネレータと前記駆動輪との間でトルクを伝達可能であり、伝達可能なトルク容量を変更可能である伝達要素とを備え、
    前記制御装置は、
    前記伝達要素のトルク容量を制御し、
    前記モータジェネレータを前記電動機または前記発電機として動作させるよう切替え、
    前記モータジェネレータを前記発電機として動作させているときには、前記発電機として動作させていないときと比較して、前記駆動輪に伝達するトルクに対する余裕度を小さくする、ハイブリッド車両の制御装置。
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