JP2021168569A - パルス幅変調制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁加振力による騒音が人間の可聴域に入らず、かつベアリングの電食の進行を抑制できるパルス幅変調制御装置を得ること。【解決手段】パルス幅変調制御装置1は、回転機15の回転速度を取得する回転速度取得部111と、三角波のキャリア波を生成する三角波生成部112と、鋸波のキャリア波を生成する鋸波生成部113と、三角波のキャリア波と鋸波のキャリア波とを切り替える判断に用いる切替回転速度を記憶する記憶部120と、ゲートドライブ信号を生成する比較器116と、三角波のキャリア波及び鋸波のキャリア波のいずれを比較器116に入力するかを切り替えるキャリア切替部114とを備えたパルス幅変調制御部11と、ゲートドライブ信号によりスイッチング動作を行うインバータ13とを有する。【選択図】図1

Description

本開示は、パルス幅変調を行うパルス幅変調制御装置に関する。
近年、ブラシレス直流モータの駆動には、モータの可変速性の向上及び高効率化を目的として、パルス幅変調(Pulse Width Modulation,PWM)でインバータを駆動するパルス幅変調制御装置が用いられることが多くなっている。
パルス幅変調でインバータを駆動する場合、モータ巻線の中性点電位がゼロとはならないため、モータ内部の浮遊容量によって中性点電位が分圧され、モータのシャフトを支持するベアリングの外輪と内輪との間には、軸電圧と称される電位差が発生する。軸電圧が軸受内部の油膜の絶縁破壊電圧に達すると、油膜の絶縁破壊が発生し、ベアリング内部に電流が流れ、ベアリングが損傷する。この現象は電食と称されている。
電食が進行した場合、ベアリングの内輪、外輪及び転動体に波状の摩耗現象が発生して異常音が生じることがある。電食の進行は、モータに発生する不具合の主要因の一つになっている。
特許文献1には、回転速度を変化させる変速運転時に、搬送波とも称されるキャリア波の周波数を低減させることで、軸電圧の変動頻度を低減させて、ベアリングの電食の進行を抑制する技術が開示されている。
特開2005−6466号公報
静音性が求められる換気送風機といった負荷を駆動するモータは、500rpm以下の低速回転で定常的に回される場合がある。特許文献1に開示されるパルス幅変調制御装置は、キャリア周波数を下げることによってキャリア周波数が人間の可聴域に入ると、モータ内部での磁石と電磁石との吸引及び反発によって発生する電磁加振力による騒音が生じるという問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、電磁加振力による騒音が人間の可聴域に入らず、かつベアリングの電食の進行を抑制できるパルス幅変調制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係るパルス幅変調制御装置は、回転機の運転状態を示す状態値を取得する状態取得部と、三角波のキャリア波を生成する三角波生成部と、鋸波のキャリア波を生成する鋸波生成部と、速度指令を出力する速度指令部とを有する。本開示に係るパルス幅変調制御装置は、三角波のキャリア波と鋸波のキャリア波とを切り替える判断に用いる基準値を記憶する記憶部と、三角波のキャリア波又は鋸波のキャリア波と速度指令とを比較してゲートドライブ信号を生成する比較器と、三角波のキャリア波及び鋸波のキャリア波のいずれを比較器に入力するかを、状態値と基準値との比較結果に基づいて切り替えるキャリア切替部とを備えたパルス幅変調制御部と、ゲートドライブ信号によりスイッチング動作を行い、交流の駆動電力を回転機に供給するインバータとを有する。
本開示によれば、電磁加振力による騒音が人間の可聴域に入らず、かつベアリングの電食の進行を抑制できるパルス幅変調制御装置を得られるという効果を奏する。
実施の形態1に係るパルス幅変調制御装置の構成を示す図 実施の形態1に係るパルス幅変調制御装置の単位時間当たりのスイッチング回数及びキャリア周波数と回転機の回転速度との関係を示す図 実施の形態1に係るパルス幅変調制御装置のインバータのスイッチングに基づく中性点電位の変化を示す図 実施の形態1に係るパルス幅変調制御装置のインバータのスイッチングに基づく中性点電位の変化を示す図 実施の形態1の第1の変形例に係るパルス幅変調制御装置の構成を示す図 実施の形態1の第2の変形例に係るパルス幅変調制御装置の単位時間当たりのスイッチング回数と回転機の回転速度との関係を示す図 実施の形態1の第4の変形例に係るパルス幅変調制御装置の構成を示す図 実施の形態2に係るパルス幅変調制御装置の構成を示す図 実施の形態2に係るパルス幅変調制御装置のキャリア波の周波数と回転機の回転速度との関係を示す図 実施の形態2の第1の変形例に係るパルス幅変調制御装置のキャリア波の周波数と回転機の回転速度との関係を示す図 実施の形態2の第2の変形例に係るパルス幅変調制御装置のキャリア波の周波数と回転機の回転速度との関係を示す図 実施の形態1又は実施の形態2に係るパルス幅変調制御装置のパルス幅変調制御部の機能をハードウェアで実現した構成を示す図 実施の形態1又は実施の形態2に係るパルス幅変調制御装置のパルス幅変調制御部をソフトウェアで実現した構成を示す図
以下に、実施の形態に係るパルス幅変調制御装置を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るパルス幅変調制御装置の構成を示す図である。実施の形態1に係るパルス幅変調制御装置1は、パルス幅変調制御部11と、ゲートドライブ回路12と、インバータ13と、直流電源14とを備える。パルス幅変調制御装置1は、回転機15の不図示の巻線に電力を供給して回転機15を駆動する。
パルス幅変調制御部11は、回転機15の運転状態を示す状態値である回転速度を取得する回転速度取得部111と、三角波のキャリア波を生成する三角波生成部112と、鋸波のキャリア波を生成する鋸波生成部113と、鋸波のキャリア波及び三角波のキャリア波のいずれを比較器116に出力するかを回転速度取得部111が取得した状態値に基づいて切り替えるキャリア切替部114とを有する。また、パルス幅変調制御部11は、速度指令を出力する速度指令部115と、キャリア波と速度指令とを比較してゲートドライブ信号を生成する比較器116と、鋸波のキャリア波と三角波のキャリア波とを切り替える判断に用いる基準値である切替回転速度N1を記憶する記憶部120とを有する。比較器116は、ゲートドライブ信号をゲートドライブ回路12へ出力する。
ゲートドライブ回路12は、パルス幅変調制御部11とインバータ13との電気的絶縁、及びインバータ13へ供給するゲート電流の大きさを維持するといった、パルス幅変調制御部11とインバータ13との間のバッファの役割を担う。なお、回転機15の定格出力が小さい場合には、ゲートドライブ回路12を省略することも可能である。ゲートドライブ回路12を省略した構成の場合には、比較器116の出力がパルス幅変調制御部11からインバータ13に直接入力される。すなわち、ゲートドライブ回路12を省略する場合には、比較器116の出力がゲートドライブ信号となる。
インバータ13は、回転機15が三相駆動である場合には、六つのパワー半導体のスイッチング素子により、三相各々に対応する上下アームを備えた回路構成とされる。パワー半導体のスイッチング素子には、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(Metal-Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor,MOSFET)又は絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor,IGBT)を適用できる。インバータ13は、ゲートドライブ回路12から入力されるゲートドライブ信号に基づき、六つのパワー半導体のスイッチング素子をオンオフし、直流電源14から供給される直流電圧をチョッピングして三相交流で駆動電力を回転機15へ出力する。なお、インバータ13は、三相交流以外の交流で回転機15に駆動電力を供給してもよい。
図2は、実施の形態1に係るパルス幅変調制御装置の単位時間当たりのスイッチング回数及びキャリア周波数と回転機の回転速度との関係を示す図である。図2において、縦軸は、インバータ13の単位時間当たりのスイッチング回数を示す。また、図2において、横軸は、回転機15の回転速度を示す。キャリア切替部114は、回転機15の回転速度が記憶部120に記憶されている切替回転速度N1以上であれば、三角波のキャリア波を比較器116へ出力する。また、キャリア切替部114は、回転機15の回転速度が記憶部120に記憶されている切替回転速度N1未満であれば、鋸波のキャリア波を比較器116へ出力する。なお、三角波のキャリア波が比較器116へ出力される場合のスイッチング回数は、キャリア周波数の6倍であり、鋸波のキャリア波が比較器116へ出力される場合のスイッチング回数は、キャリア周波数の4倍である。このため、キャリア周波数が同じであれば、鋸波のキャリア波を用いた場合は、三角波のキャリア波を用いた場合と比較して、単位時間当たりのスイッチング回数が2/3倍となる。
図3及び図4は、実施の形態1に係るパルス幅変調制御装置のインバータのスイッチングに基づく中性点電位の変化を示す図である。図3は、三角波のキャリア波と、回転機15の変調波及び中性点電位との関係を示している。図4は、鋸波のキャリア波と、回転機15の変調波及び中性点電位との関係を示している。三角波のキャリア波では、三角波一つにつき中性点電位が6回変化している。一方、鋸波のキャリア波では、鋸波一つにつき中性点電圧が4回変化している。このため、鋸波のキャリア波を用いた場合は、単位時間当たりの中性点電位の変動回数が減少して、油膜の絶縁破壊が生じる回数が減り、電食の進行が抑制される。よって、同じキャリア周波数の場合は、三角波のキャリア波よりも鋸波のキャリア波の方が、単位時間あたりの中性点電位の変動回数が少なく、電食の進行を抑制するには有利となる。
しかし、回転機15の回転速度を精度良く制御するためには、単位時間当たりのスイッチング回数を一定数以上にする必要があるため、実際には三角波のキャリア波を用いる場合と鋸波のキャリア波を用いる場合とでキャリア周波数に対する要求が異なる。
鋸波のキャリア波を用いる場合は、単位時間あたりのスイッチング回数が三角波のキャリア波を用いる場合の2/3倍となるため、単位時間当たりのスイッチング回数が同じであるならば、鋸波のキャリア周波数は、三角波のキャリア周波数の1.5倍となる。したがって、回転機15を高速回転させる際に鋸波のキャリア波を用いると、キャリア周波数が高くなってしまい、発熱量の増加、漏れ電流の増大及びパルス幅変調制御部11での処理回数の増加に伴う他の制御の制約といった問題が発生しやすくなる。
したがって、回転機15を高速回転させる際には、三角波のキャリア波を用いることで、発熱量の増加、漏れ電流の増大及びパルス幅変調制御部11での処理回数の増加に伴う他の制御の制約といった問題が発生することを避けることができる。
ところで、荷重をかけた状態でベアリングを回転させたときに内輪又は外輪と転動体との間のグリスの最小油膜厚さhcは、粘度の圧力係数をαとし、等価弾性係数をE’とし、大気圧下のグリスの粘度をη(kgf・sec/mm)とし、平均速度をu(mm/sec)とし、等価曲率半径をRとし、単位幅当りの荷重をω(kgf)とすると、下記式(1)に示すDowson-Higgisonの油膜計算式で表されることが知られている。
hc=2.65・α0.54・E’0.03・η0.7・u0.7・R0.43・ω−0.13 ・・・(1)
上記式(1)より、平均速度uが低速であるほど最小油膜厚さhcは小さくなることが分かる。ベアリングの絶縁破壊電圧vbdは、最小油膜厚さhcに比例するため、平均速度uが低いほど絶縁破壊電圧vbdも低くなる。したがって、回転機15の回転速度が低速であると、油膜が薄くなって絶縁破壊が生じやすくなる。一方、高速運転時には、最小油膜厚さhcが厚いことにより絶縁破壊電圧vbdが高くなるため、単位時間あたりのスイッチング回数が多くとも、絶縁破壊による放電が起きにくい。したがって、高速回転時に三角波のキャリア波を用いても、絶縁破壊は生じにくい。すなわち、高速回転時に三角波のキャリア波を用いても、電食は進行しにくい。
また、例えば、極数が10極の回転機15を回転速度600rpmで運転すると、電気角1周期の時間はおよそ20000μsecとなる。1周期の中で精度よく制御を行うための単位時間あたりのスイッチング回数の目安を500回と仮定すると、鋸波のキャリア波では一波あたり4回スイッチングが行われるため、単位時間中のキャリア波数は125個となる。したがって、20000μsecの間に125個のキャリア波が出力されることから、6.25kHz以上のキャリア周波数で鋸波のキャリア波が出力されれば、1周期中に500回以上のスイッチングを行える。
同様に、三角波のキャリア波では、一波あたり6回スイッチングが行われるため、単位時間中のキャリア波数は83個となる。したがって、20000μsecの間に83個のキャリア波が出力されることから、4.15kHz以上のキャリア周波数で三角波のキャリア波が出力されれば、1周期中に500回以上のスイッチングを行える。
人間の可聴域は、5kHz以下の音に対する感度が良いことが一般的に知られている。したがって、三角波のキャリア波を用いて回転機15を600rpm程度の低速で回転させる場合、1周期中に500回以上のスイッチングを行える下限である4.15kHzに近い周波数をキャリア周波数に設定すると、キャリア波による音が可聴音になってしまう。キャリア波による音は、電食によるベアリング損傷音とは異なり、電磁加振力によって発生する音であるが、回転機15を用いた製品の使用者にとってはベアリング損傷音と同様に騒音とみなされる。
一方、鋸波のキャリア波を用いて回転機15を600rpm程度の低速で回転させる場合には、1周期中に500回以上のスイッチングを行える下限である6.25kHzに近い周波数をキャリア周波数に設定しても、感度のよい可聴域から外れるため、キャリア波による音は人間には聞こえない。
実施の形態1に係るパルス幅変調制御装置1は、予め設定された切替回転速度N1以上の回転速度で回転機15を回転させる場合には三角波のキャリア波を用い、切替回転速度N1未満の回転速度で回転機15を回転させる場合には、鋸波のキャリア波を用いるため、電磁加振力による騒音が人間の可聴域に入らず、かつベアリングの電食の進行を抑制できる。
図5は、実施の形態1の第1の変形例に係るパルス幅変調制御装置の構成を示す図である。実施の形態1の第1の変形例に係るパルス幅変調制御装置1は、回転速度取得部111の代わりに印加電圧取得部411を備えている点と、記憶部120に切替基準電圧が記憶されている点で、実施の形態1に係るパルス幅変調制御装置1と相違する。実施の形態1の第1の変形例において、回転機15の運転状態を示す状態値は、印加電圧の大きさを示す値である。印加電圧取得部411は、インバータ13から回転機15に供給される印加電圧を取得する。印加電圧取得部411は、実際にインバータ13から出力されている電圧値をセンサによって検出することによって印加電圧を取得してもよいし、速度指令部115から出力される速度指令値から印加電圧を取得してもよい。回転機15に供給される印加電圧は、回転機15の巻線に印加される電圧の実効値によって表されてもよいし、インバータ13のオンオフ時間の比率であるデューティ値によって表されてもよい。キャリア切替部114は、印加電圧が切替基準電圧以上であれば、三角波のキャリア波を比較器116へ出力し、印加電圧が切替基準電圧未満であれば、鋸波のキャリア波を比較器116へ出力する。この他は、実施の形態1に係るパルス幅変調制御装置1と同様である。
実施の形態1の第1の変形例に係るパルス幅変調制御装置1は、三角波のキャリア波を用いるか鋸波のキャリア波を用いるかを、印加電圧が切替基準電圧以上であるか否かに基づいて切り替えるため、回転機15の回転速度よりも負荷の大きさが絶縁破壊の発生頻度に影響する場合でも、電食の進行を抑制できる。また、回転機15の回転速度を検出しない非フィードバック制御を行う場合でも、電食の進行を抑制できる。なお、実施の形態1の第1の変形例において、印加電圧取得部411を、駆動電力を取得する駆動電力取得部に置き換え、駆動電力の大きさに基づいて三角波と鋸波とを切り替えるようにしても同様の効果が得られる。
図6は、実施の形態1の第2の変形例に係るパルス幅変調制御装置の単位時間当たりのスイッチング回数と回転機の回転速度との関係を示す図である。図6において、縦軸は、インバータ13の単位時間当たりのスイッチング回数を示し、横軸は、回転機15の回転速度を示す。実施の形態1の第2の変形例に係るパルス幅変調制御装置1は、回転機15の回転速度が増加する速度変化の場合、すなわち印加電圧の増大時には、回転機15の回転速度が切替回転速度N1+10%以上になったら鋸波のキャリア波から三角波のキャリア波に切り替える。回転機15の回転速度が減少する速度変化の場合、すなわち印加電圧の低下時には、回転機15の回転速度が切替回転速度N1−10%未満となったら、三角波のキャリア波から鋸波のキャリア波に切り替える。三角波のキャリア波と鋸波のキャリア波とを切り替える回転速度を加速時と減速時とで異ならせることで、切替回転速度N1を跨ぐ回転速度の変動が多く発生する状況において、キャリア波の波形が頻繁に変化することに起因する誤動作を防止することができる。また、パルス幅変調制御部11による制御処理を安定させることができる。
実施の形態1の第3の変形例に係るパルス幅変調制御装置1は、パルス幅変調制御装置1の製造日といった基準時刻の情報が記憶部120に記憶されている。経年変化により、グリスの物性が変化して最小油膜厚さhcが小さくなると、絶縁破壊が生じやすくなり、電食が進行する。実施の形態1の第3の変形例に係るパルス幅変調制御装置1のキャリア切替部114は、基準時から一定時間が経過すると、切替回転速度N1を10%増大させる。このため、基準時から一定時間が経過すると、鋸波のキャリア波で回転機15を回転させる速度範囲が広くなり、スイッチング回数を低減して絶縁破壊による放電回数を減らすことができる。なお、一定時間が経過するごとに切替回転速度N1を増大させる処理を繰り返し行ってもよい。
図7は、実施の形態1の第4の変形例に係るパルス幅変調制御装置の構成を示す図である。実施の形態1の第4の変形例に係るパルス幅変調制御装置1は、回転機15の周囲温度を検出する温度センサ19を備える点で、実施の形態1に係るパルス幅変調制御装置1と相違する。
回転機15の周囲温度が上昇すると、ベアリング内部のグリスの粘度が低下する。グリスの粘度が低下すると、上記式(1)により、最小油膜厚さhcが小さくなるため、絶縁破壊が生じやすくなり、電食が進行する。実施の形態1の第4の変形例に係るパルス幅変調制御装置1は、回転機15の周囲温度が基準温度よりも上昇した場合には、切替回転速度N1よりも高い回転速度において三角波のキャリア波と鋸波のキャリア波とを切り替える。これにより、回転機15の周囲温度が基準温度よりも高い場合には、鋸波のキャリア波で回転機15を回転させる速度範囲が広くなり、スイッチング回数を低減して絶縁破壊による放電回数を減らすことができる。
実施の形態2.
図8は、実施の形態2に係るパルス幅変調制御装置の構成を示す図である。実施の形態2に係るパルス幅変調制御装置1は、パルス幅変調制御部11がキャリア調整部117を備える点で実施の形態1に係るパルス幅変調制御装置1と相違する。キャリア調整部117は、回転速度取得部111が取得した状態値に基づいて鋸波のキャリア波及び三角波のキャリア波の周波数を切り替える。実施の形態2に係るパルス幅変調制御装置1は、キャリア波の波形だけでなく、キャリア周波数を回転機15の回転速度に合わせて変化させる。
図9は、実施の形態2に係るパルス幅変調制御装置のキャリア波の周波数と回転機の回転速度との関係を示す図である。図9中の実線の縦軸は、単位時間当たりのスイッチング回数を示し、図9中の破線の縦軸は、キャリア周波数を示す。回転機15の回転速度が切替回転速度N1以上では、キャリア切替部114は、三角波のキャリア波を比較器116へ出力する。さらに、キャリア調整部117は、切替回転速度N1以上の速度領域において、回転速度がN1の時のキャリア周波数fcminから回転速度の増大に伴ってキャリア周波数をfcmaxまで徐々に増大させる。一方、回転機15の回転速度が切替回転速度N1未満では、キャリア切替部114は、鋸波のキャリア波を比較器116へ出力する。さらに、キャリア調整部117は、切替回転速度N1未満の速度領域において、回転速度がN1の時のキャリア周波数fcmaxから回転速度の低下に伴ってキャリア周波数をfcminまで徐々に減少させる。
なお、キャリア周波数の変化は、回転速度に対して線形でなくてもよい。図10は、実施の形態2の第1の変形例に係るパルス幅変調制御装置のキャリア波の周波数と回転機の回転速度との関係を示す図である。キャリア調整部117は、切替回転速度N1以上の速度領域において、回転速度がN1の時のキャリア周波数fcminから回転速度の増大に伴ってキャリア周波数をfcmaxまで徐々に増大させる。このとき、回転速度が高いほど、速度変化に対するキャリア周波数の変動量が大きくなっている。また、キャリア調整部117は、切替回転速度N1未満の速度領域において、回転速度がN1の時のキャリア周波数fcmaxから回転速度の減少に伴ってキャリア周波数をfcminまで徐々に減少させる。このとき、回転速度が高いほど、速度変化に対するキャリア周波数の変動量が大きくなっている。
図11は、実施の形態2の第2の変形例に係るパルス幅変調制御装置のキャリア波の周波数と回転機の回転速度との関係を示す図である。キャリア調整部117は、切替回転速度N1以上の速度領域において、回転速度がN1の時のキャリア周波数fcminから回転速度の増大に伴ってキャリア周波数をfcmaxまで段階的に増大させる。キャリア調整部117は、切替回転速度N1未満の速度領域において、回転速度がN1の時のキャリア周波数fcmaxから回転速度の減少に伴ってキャリア周波数をfcminまで段階的に減少させる。
回転速度の変動に対してキャリア周波数を線形に変化させると、キャリア調整部117の計算負荷が高くなる。実施の形態2の第2の変形例に係るパルス幅変調制御装置1は、回転速度の変動に対してキャリア周波数を線形に変化させるための計算が不要であるため、キャリア調整部117の計算負荷を低減できる。また、マイクロコントローラを用いないハードウェア構成でもパルス幅変調制御部11を構成することが可能となる。
電食という現象は未だ理論的に未解明の部分もあり、回転機15の構造又は回転機15が接続される負荷によっては、非線形に変化させた方が電食を抑制する効果が大きい可能性もある。実施の形態2の第1の変形例及び第2の変形例は、単位時間あたりのスイッチング回数と電食の関係が何らかの理由で線形では無い場合に有効である。また、実施の形態2の第2の変形例に係るパルス幅変調制御装置1は、回転速度の変動に対して、キャリア周波数を線形に変化させることが困難な場合、または線形に変化させる必要が無い場合に有効である。
実施の形態2に係るパルス幅変調制御装置1は、三角波のキャリア波及び鋸波のキャリア波のそれぞれの周波数を、回転機15の回転速度の増減に合わせて増減させるため、回転機15の回転速度範囲が広く、キャリア周波数を一定にしたままでは効果的な電食抑制効果が得られない場合でも、電食抑制効果が得られる。
上記の実施の形態1及び実施の形態2に係るパルス幅変調制御装置1のパルス幅変調制御部11の機能は、処理回路により実現される。処理回路は、専用のハードウェアであっても、記憶装置に格納されるプログラムを実行する処理装置であってもよい。パルス幅変調制御部11には、マイクロコントローラを適用可能であるが、これに限定されない。
処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路は、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又はこれらを組み合わせたものが該当する。図12は、実施の形態1又は実施の形態2に係るパルス幅変調制御装置のパルス幅変調制御部の機能をハードウェアで実現した構成を示す図である。処理回路39には、パルス幅変調制御部11の機能を実現する論理回路39aが組み込まれている。
処理回路39が処理装置の場合、パルス幅変調制御部11の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。
図13は、実施の形態1又は実施の形態2に係るパルス幅変調制御装置のパルス幅変調制御部をソフトウェアで実現した構成を示す図である。処理回路39は、プログラム39bを実行するプロセッサ391と、プロセッサ391がワークエリアに用いるランダムアクセスメモリ392と、プログラム39bを記憶する記憶装置393を有する。記憶装置393に記憶されているプログラム39bをプロセッサ391がランダムアクセスメモリ392上に展開し、実行することにより、パルス幅変調制御部11の機能が実現される。ソフトウェア又はファームウェアはプログラム言語で記述され、記憶装置393に格納される。プロセッサ391は、中央処理装置を例示できるがこれに限定はされない。記憶装置393は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、又はEEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)といった半導体メモリを適用できる。半導体メモリは、不揮発性メモリでもよいし揮発性メモリでもよい。また記憶装置393は、半導体メモリ以外にも、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク又はDVD(Digital Versatile Disc)を適用できる。なお、プロセッサ391は、演算結果といったデータを記憶装置393に出力して記憶させてもよいし、ランダムアクセスメモリ392を介して不図示の補助記憶装置に当該データを記憶させてもよい。
処理回路39は、記憶装置393に記憶されたプログラム39bを読み出して実行することにより、パルス幅変調制御部11の機能を実現する。プログラム39bは、パルス幅変調制御部11の機能を実現する手順及び方法をコンピュータに実行させるものであるとも言える。
なお、処理回路39は、パルス幅変調制御部11の機能の一部を専用のハードウェアで実現し、パルス幅変調制御部11の機能の一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。
このように、処理回路39は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 パルス幅変調制御装置、11 パルス幅変調制御部、12 ゲートドライブ回路、13 インバータ、14 直流電源、15 回転機、19 温度センサ、39 処理回路、39a 論理回路、39b プログラム、111 回転速度取得部、112 三角波生成部、113 鋸波生成部、114 キャリア切替部、115 速度指令部、116 比較器、117 キャリア調整部、120 記憶部、391 プロセッサ、392 ランダムアクセスメモリ、393 記憶装置、411 印加電圧取得部。

Claims (13)

  1. 回転機の運転状態を示す状態値を取得する状態取得部と、
    三角波のキャリア波を生成する三角波生成部と、
    鋸波のキャリア波を生成する鋸波生成部と、
    速度指令を出力する速度指令部と、
    前記三角波のキャリア波と前記鋸波のキャリア波とを切り替える判断に用いる基準値を記憶する記憶部と、
    前記三角波のキャリア波又は前記鋸波のキャリア波と前記速度指令とを比較してゲートドライブ信号を生成する比較器と、
    前記三角波のキャリア波及び前記鋸波のキャリア波のいずれを前記比較器に入力するかを、前記状態値と前記基準値との比較結果に基づいて切り替えるキャリア切替部とを備えたパルス幅変調制御部と、
    前記ゲートドライブ信号によりスイッチング動作を行い、交流の駆動電力を前記回転機に供給するインバータとを有することを特徴とするパルス幅変調制御装置。
  2. 前記状態値及び前記基準値は、前記回転機の回転速度を示す値であり、
    前記キャリア切替部は、前記状態値が前記基準値以上であれば、前記三角波のキャリア波を前記比較器に入力し、前記状態値が前記基準値未満であれば、前記鋸波のキャリア波を前記比較器に入力することを特徴とする請求項1に記載のパルス幅変調制御装置。
  3. 前記状態値及び前記基準値は、前記回転機の回転速度を示す値であり、
    前記キャリア切替部は、前記回転機の減速時には、前記状態値が前記基準値よりも一定量低い回転速度未満となったら前記比較器に入力するキャリア波を前記三角波のキャリア波から前記鋸波のキャリア波に変更し、前記回転機の加速時には、前記状態値が前記基準値よりも一定量高い回転速度以上になったら前記比較器に入力するキャリア波を前記鋸波のキャリア波から前記三角波のキャリア波に変更することを特徴とする請求項1に記載のパルス幅変調制御装置。
  4. 前記三角波のキャリア波及び前記鋸波のキャリア波のそれぞれの周波数を、前記回転機の回転速度の増減に合わせて増減させることを特徴とする請求項2又は3に記載のパルス幅変調制御装置。
  5. 前記三角波のキャリア波及び前記鋸波のキャリア波のそれぞれの周波数を、前記回転速度の変化量に対して非線形に変化させることを特徴とする請求項4に記載のパルス幅変調制御装置。
  6. 前記三角波のキャリア波及び前記鋸波のキャリア波のそれぞれの周波数を、前記回転速度の変化量に対してステップ状に変化させることを特徴とする請求項4に記載のパルス幅変調制御装置。
  7. 前記状態値及び前記基準値は、前記回転機に供給する印加電圧の大きさを示す値であり、
    前記キャリア切替部は、前記状態値が前記基準値以上であれば、前記三角波のキャリア波を前記比較器に入力し、前記状態値が前記基準値未満であれば、前記鋸波のキャリア波を前記比較器に入力することを特徴とする請求項1に記載のパルス幅変調制御装置。
  8. 前記状態値及び前記基準値は、前記回転機に供給する印加電圧の大きさを示す値であり、
    前記キャリア切替部は、前記印加電圧の低下時には、前記状態値が前記基準値よりも一定量低い電圧未満となったら前記比較器に入力するキャリア波を前記三角波のキャリア波から前記鋸波のキャリア波に変更し、前記印加電圧の増大時には、前記状態値が前記基準値よりも一定量高い電圧以上になったら前記比較器に入力するキャリア波を前記鋸波のキャリア波から前記三角波のキャリア波に変更することを特徴とする請求項1に記載のパルス幅変調制御装置。
  9. 前記三角波のキャリア波及び前記鋸波のキャリア波のそれぞれの周波数を、前記印加電圧の増減に合わせて増減させることを特徴とする請求項7又は8に記載のパルス幅変調制御装置。
  10. 前記三角波のキャリア波及び前記鋸波のキャリア波のそれぞれの周波数を、前記印加電圧の変化量に対して非線形に変化させることを特徴とする請求項9に記載のパルス幅変調制御装置。
  11. 前記三角波のキャリア波及び前記鋸波のキャリア波のそれぞれの周波数を、前記印加電圧の変化量に対してステップ状に変化させることを特徴とする請求項9に記載のパルス幅変調制御装置。
  12. 前記回転機の周辺温度が基準温度を上回ると、前記基準値を増大させることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のパルス幅変調制御装置。
  13. 前記基準値を経時的に増大させることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のパルス幅変調制御装置。
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