JP2021168336A - 熱電変換システム - Google Patents

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千咲紀 田窪
Chisaki Takubo
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Abstract

【課題】熱電変換モジュールの熱経路における熱電変換素子の熱抵抗とそれ以外の部分の熱抵抗を最適値に近づけることによって最大出力を得る。【解決手段】本発明に係る熱電変換システムは、温熱源と冷熱源との間の第1温度差を計測し、さらに、前記熱電変換素子に対して加えられる第2温度差を計測し、前記第1温度差と前記第2温度差にしたがって前記熱抵抗を制御することにより、前記熱電変換素子の変換効率を最適化する。【選択図】図5

Description

本発明は、熱電変換システムに関する。より具体的には、熱エネルギを電気エネルギに変換する熱電変換のシステムに関する。
近年注目されているインフラメンテナンス、都市モニタリング、装置の寿命予測などにおいては、温度や加速度やミリ波など多くのセンサを使ったデータ収集が必須である。センサ端末のデータ送受信と電源供給をワイヤレスで実施することにより、工事コストが減少して低コストなセンサシステムが構築できる。さらに、商用電源を施設することが容易でない屋外等にも設置できるので、多くのデータを取得できる利点がある。一方、電源供給のために電池を使う場合は電池の寿命に伴う電池交換が必要になり、交換のための人員コストがかかる。これに対し、電源供給を環境発電のみで賄い、電池と環境発電を併用することによって電池寿命を延ばすことができるのであれば、電池の交換頻度を減らしてコストを低減させることができる。さらに、電池の使用量を減らすことによって環境負荷低減にも貢献できる。
熱電変換は環境発電のひとつであり、センサ端末の電源や廃熱利用などへ活用することが検討されている。熱電変換モジュールは、熱電変換材料によって構成された熱電変換素子を複数使って電極とともに組み立てたものである。温熱源と冷熱源の間に熱電変換モジュールを設置する。温熱源から熱電変換モジュールを経由して冷熱源へ熱が流れる熱経路において、温度差により熱流が発生した時、熱電変換モジュールはその熱エネルギの一部を電気エネルギに変換して取り出す。熱経路には、発電に寄与する熱電変換素子と、発電に寄与しない部分とが存在している。熱電変換の研究分野では、熱電変換素子の材料や熱電変換モジュールの研究は多いが、熱源を含む熱経路まで考慮した熱電変換システムの最適化についてはまだ少ない。
熱経路における熱電変換素子にかかる温度差を調整する技術として、特許文献1が開示されている。特許文献1においては、熱電変換素子に対して加えられる温度差が低下した場合に、温熱源から低熱源への熱経路における熱電変換素子以外の部分の熱抵抗を変更することにより、熱電変換素子にかかる温度差を確保する。これにより、常に熱電変換素子に対して温度差が加えられるので、発電が継続できる。
特開2013−062299号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の方法は、熱経路における熱電変換素子の熱抵抗とそれ以外の部分の熱抵抗は最適化されておらず、最大出力を得る方法を検討していない。また、熱電変換素子の熱抵抗は変更しないので、熱電変換素子以外の部分の熱抵抗の変更だけでは発電効率を最適化できない場合がある。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、熱電変換モジュールの熱経路における熱電変換素子の熱抵抗とそれ以外の部分の熱抵抗を最適値に近づけることによって最大出力を得ることを目的とする。
本発明に係る熱電変換システムは、温熱源と冷熱源との間の第1温度差を計測し、さらに、前記熱電変換素子に対して加えられる第2温度差を計測し、前記第1温度差と前記第2温度差にしたがって前記熱抵抗を制御することにより、前記熱電変換素子の変換効率を最適化する。
本発明に係る熱電変換システムによれば、高効率な熱電変換システムを提供することができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の発明を実施するための形態の説明により明らかにされる。
熱電変換モジュール13の構成を説明する断面図である。 熱電変換素子の出力電力を計算した結果を示す。 電気回路と熱回路それぞれの構成要素を対比する図である。 熱回路を模式的に示す回路図である。 実施形態1に係る熱電変換システムの構成図である。 温度センサを設置する箇所に関する変形例を示す。 一般的な熱電変換モジュールの斜視図である。 実施形態2における熱電変換素子の側面図である。 熱電変換素子の高さを短くした状態を示す。 熱電変換素子の変形例を示す。 実施形態3における熱電変換素子の側面図である。 熱電変換素子の素子断面積を変化させた様子を示す。 熱電変換素子の変形例を示す。 実施形態4における熱電変換素子の側面図である。 一部の中空部から充填剤を除去した例である。 中空部の構成例を示す側断面図である。 中空部に液体の充填液69を充填した例を示す。 中空部に金属粒70を充填させた例を示す。
<実施の形態1>
図1は、熱電変換モジュール13の構成を説明する断面図である。熱電変換モジュール13は、熱電変換素子を組み立てることによって形成されている。熱電変換モジュール13を温熱源11と冷熱源12との間に設置することにより、温熱源11から熱電変換モジュール13を経由して冷熱源12へ流れる熱エネルギの一部を電気エネルギに変換して出力電力が得られることが知られている。ところが実際は、温熱源11から冷熱源12までの熱経路には多くの部材による熱抵抗があり、エネルギの損失がある。熱経路に存在する部材の例を図1にしたがって説明する。
熱電変換モジュール13は、熱電変換材料から作成される複数の熱電変換素子18、それらを接続する上部電極17および下部電極19、それらを支持する上部支持基板16および下部支持基板20、によって構成されている。熱電変換素子18と電極の間や電極と支持基板の間には、接合材が存在する場合もあるが、ここでは接合材の熱抵抗が小さいものとして省略する。各電極と熱電変換素子は、熱を通すとともに電気も通す材料によって構成されている。
熱電変換モジュール13を温熱源11と冷熱源12の間に設置する場合、熱伝導を良くするためにグリースや熱伝導シートなどの温熱源用実装材15と冷熱源用実装材21を使用することが多い。温熱源11と冷熱源12としては、排ガスや通常の空気などの気体、温水や冷水などの液体、ヒータや蓄熱材などの固体、が用いられる。環境発電によって発電する時には、フィンや配管の中を流れている状態のものを温熱源11や冷熱源12として使用する場合が多いので、図1において温熱源11は温熱供給源72と配管14を備え、冷熱源12は冷熱供給源73と配管22を備える。熱経路におけるこれらの部材のうち、発電に寄与するのは熱電変換素子18のみであり、他の部材は発電に寄与しない。本発明では、発電に寄与しない部材で発生する熱抵抗を、まとめて外部熱抵抗と呼ぶ。配管のかわりにフィンでも同様である。
次に熱電変換素子よる熱電変換出力について説明する。熱電変換素子の出力電圧Vは、一般に熱電変換材料のゼーベック係数Sを用いると式1のように与えられる。
V=S×Δt ・・・式1
熱電変換素子の熱抵抗TR_elと電気抵抗Rを、熱伝導率κ、電気抵抗率ρ、素子の断面積A、素子の高さLであらわすと式2および式3になる。温熱源11から熱電変換素子あるいはモジュールを経由して冷熱源12へ熱が流れる熱経路と平行な長さを高さLと呼び、垂直な面を断面積Aと呼ぶ。
TR_el=L/(A×κ) ・・・式2
R=ρ×L/A ・・・式3
図2は、熱電変換素子の出力電力を計算した結果を示す。出力電力はP=V×V/Rなので、これに式1から式3を代入して熱電変換素子の出力電力Pを計算したものを図2に示す。外部熱抵抗が3、6、11K/Wそれぞれの場合における、熱抵抗に対する熱電変換素子の出力電力Pを示している。図2によれば、それぞれある素子熱抵抗TR_elの時に出力電力Pのピークがあり、それは熱電変換素子の熱抵抗と外部熱抵抗が等しいときであることがわかる。たとえば、外部熱抵抗が3K/Wのときは、熱電変換素子の熱抵抗が3K/Wの場合に出力電力Pは最大になる。
図3は、電気回路と熱回路それぞれの構成要素を対比する図である。熱経路における熱回路は、図3に示すように電気回路に対応して考えることができる。この考え方にしたがって、熱回路を電気回路に対応させて、熱電変換素子の熱抵抗と外部熱抵抗を等しくすることについて、図4を用いてさらに考察する。
図4は、熱回路を模式的に示す回路図である。熱電変換システムの熱回路は、熱電変換素子の熱抵抗TR_el(23)、外部熱抵抗TR_ext(24)、温熱源の温度T_high、冷熱源の温度T_low、温熱源と冷熱源との間の温度差をΔT、熱流をQとして表される。これより、熱電変換素子の熱抵抗と外部熱抵抗の比は、これらの温度差の比と等しくなることがわかる。したがって、最大出力が得られる条件であるTR_el=TR_extのとき、熱電変換素子TR_elにかかる温度差Δtは式4で表される。温度差を計測しながら、式4になるように熱抵抗を変動させることができれば、最大出力が得られることになる。
Δt=ΔT/2 ・・・式4
図1のように熱電変換モジュール13を熱源に設置する前には、最大出力が得られるように熱抵抗を最適化して設計するが、熱電変換モジュール13と温熱源11および冷熱源12との接合時の締め具合により、温熱源用実装材15と冷熱源用実装材21は厚みが変わる。したがって設計通りの外部熱抵抗になるように設置できる保証はない。また、設置後に温熱供給源72や冷熱供給源73のガスや液体などの流量や流速が変動する場合もある。その場合には配管14、22との界面部分の熱抵抗が変動するので、外部熱抵抗が全体的に増減し、設置時に設計した最適値からずれる可能性がある。
図5は、本実施形態1に係る熱電変換システムの構成図である。温熱源11、冷熱源12、熱電変換モジュール13、温度計測部26、熱抵抗制御部27、蓄電部28、少なくとも4か所の温度を計測する温度センサ(温熱源11の温度を計測する温度センサ29、冷熱源12の温度を計測する温度センサ32、熱電変換モジュール13内の熱電変換素子の高温端部の温度センサ30と低温端部の温度センサ31)、熱電変換モジュール13からの発電出力端子33、外部デバイスへの出力端子34、内部装置供給用端子25、を備える。
温熱源11は、温水が流れる流路、排ガスなどの高温ガス、ヒータや輻射熱などを蓄熱する蓄熱材、などである。冷熱源12は、冷水が流れる流路、大気など比較的温度の低いガス、冷却熱を蓄熱する蓄熱材などである。熱電変換モジュール13は、温熱源11と冷熱源12に接触させた状態で設置されている。熱電変換モジュール13は、熱電変換素子を電極で接続し、さらにそれらを絶縁性の支持基板で挟み込んだ形状となっている。熱電変換モジュール13は、熱電変換素子の熱電変換に寄与する高さや断面積を調整することによって熱抵抗を可変できる機構を有している。熱電変換モジュール13の構造と可変方法に関しては後述する。熱電変換モジュール13を熱源に設置する時には、空気の熱抵抗より小さい熱抵抗性の熱伝導シートや熱伝導グリースを用いる。
温度計測部26は、温度センサ29と32が計測した温度差ΔTと、熱電変換素子の高温部の温度センサ30と低温部の温度センサ31が計測した熱電変換素子の両端の温度差Δtを算出し、式4にしたがって、ΔtとΔT/2を比較する。ΔtとΔT/2が等しくない場合、熱抵抗制御部27は、ΔT/2=Δtに近くなるように、熱電変換素子の熱抵抗を変動させる制御信号を送る。具体的には、Δt<ΔT/2の場合は、熱電変換素子の熱抵抗を大きくし、Δt>ΔT/2の場合は、熱電変換素子の熱抵抗を小さくさせる。
熱電変換モジュールからの出力電力は蓄電部28に蓄えられ、出力端子34から外部デバイスへ供給するとともに、内部装置供給用端子25から本システム自身の温度計測部26および熱抵抗制御部27へ供給し、それらの駆動電力として用いる。熱電変換モジュール13が発電した電力はいったん蓄電部28に貯めるので、熱源の温度や熱抵抗の変動による出力値が変動しても、外部デバイスへの出力を一定にできるので接続するデバイスへの影響は小さい。
図6は、温度センサを設置する箇所に関する変形例を示す。図5では温熱源11、冷熱源12、熱電変換素子の高温端部と低温端部の4か所にそれぞれ1つずつの温度センサを設置しているが、図6のように、それぞれに複数の温度センサを設置してもよい。その場合、温度計測部26は、複数の温度センサの平均温度を算出して、熱電変換素子部の熱抵抗を一括で変動させる。具体的には、温熱源の温度センサ35、36、37の平均温度と、冷熱源の温度センサ44、45、46の平均温度との間の差をΔTとし、熱電変換素子の高温部の温度センサ38、39、40の平均温度と低温部の温度センサ41、42、43の平均温度との間の差をΔtとする。
温熱源11と冷熱源12として気体や液体などの流体を用いている場合、流量や流速が変化することにより、熱抵抗が変動する状況がある。たとえば、温熱源11として流路を流れる温水を使用している場合には、温水使用量に対応する流速によって流路の伝熱性が変わり、熱電変換モジュール13側に接する界面の熱抵抗が変動し、熱経路における外部熱抵抗の値が変化する。このとき、本実施形態1では、熱抵抗の変化が温度差の変化によって計測される。計測した温度差の関係が式4からずれていた場合、熱抵抗制御部27は熱電変換素子の熱抵抗を変動させて最適化するための制御信号を送る。その結果、熱電変換素子の熱抵抗値を外部熱抵抗値に近い値にすることができ、温度差が式4に調整されると最大出力が出せるようになる。
<実施の形態1:まとめ>
本実施形態1に係る熱電変換システムは、温度差ΔTと温度差Δtを常時計測することによって、熱電変換素子の熱抵抗と外部熱抵抗を常に最適値(式4を満たす値)に近づけるように調整する。これにより、設置環境や熱源の変動に追従して最大出力を得ることができる。
<実施の形態2>
本発明の実施形態2では、熱電変換素子の発電に関わる部分の熱抵抗を変動させる可変機構の具体例を説明する。本実施形態2においては、熱電変換モジュール13の素子の高さを変化させることにより、熱抵抗を変動させる。熱電変換モジュール13の素子の高さを変化させる構造以外は実施形態1と同様である。
図7は、一般的な熱電変換モジュールの斜視図である。熱電変換モジュールは、P型とN型の各素子を1つずつ接続したπ型素子を複数接続することによって構成されている。以下では簡単のために、1対のモジュールを用いて、熱抵抗の可変機構の実施例を説明する。
図8Aは、本実施形態2における熱電変換素子の側面図である。高さL1のP型あるいはN型熱電変換素子47とN型あるいはP型熱電変換素子48を上部電極49によって接続し、下部電極50および51で次の素子に接続する。この熱電変換モジュールを、温熱源11と冷熱源12の間に設置する。温熱源11と冷熱源12との間の間隔は、それらをつなぐバネやねじ52などのように長さを伸長または短縮できる伸縮部材によって調節可能である。
図8Bは、熱電変換素子の高さを短くした状態を示す。バネやねじ52を縮めることにより、熱電変換素子の一部が熱源の中に侵入する。本実施形態2では温熱源11と冷熱源12はガスなどの流体を想定しており、熱電変換素子の周囲53の温度は、温熱源11より低く、冷熱源12より高い。温熱源11に侵入した熱電変換素子の一部54および55は、温熱源11の中に入れることにより、温熱源11の温度と等しくなる。これにより温度差が生じる熱電変換素子の高さはL2(<L1)となり、熱電変換素子の熱抵抗を小さくできる。
図8Cは、熱電変換素子の変形例を示す。図8Bにおいては上部電極49を熱電変換素子の端に形成したが、図8Cのように温熱源11(または冷熱源12)の外壁に構成した電極56を用いて、P型熱電変換素子とN型熱電変換素子を接続してもよい。
図8Bにおいては、温熱源11に対して熱電変換素子を挿入する構成を説明したが、冷熱源12に対して熱電変換素子を挿入してもよく、さらに温熱源11と冷熱源12両側に対して熱電変換素子を挿入してもよい。
本実施形態2においては、熱電変換モジュール13としてP型とN型を接続したπ型素子を例示しが、P型あるいはN型のどちらか片方のみを電極で接続したユニレグ型でもよい。
<実施の形態2:まとめ>
本実施形態2に係る熱電変換システムは、温熱源11と冷熱源12との間の距離を可変にすることにより、熱電変換素子の高さのうち発電(熱電変換)に寄与する部分を変える。これにより熱回路の熱抵抗を調整することができる。したがって、外部熱抵抗と熱電変換素子の熱抵抗の比を最適値に近づけることができ、その結果、状況に応じた最大出力を得ることができる。
<実施の形態3>
本発明の実施形態3では、熱電変換モジュール13の熱電変換素子の断面積を変化させることにより、熱抵抗を変動させる構成例を説明する。温熱源11から熱電変換モジュール13を経由して冷熱源12へ熱が流れる熱経路において、電極が熱電変換素子と接する断面積を変えることにより、発電にかかわる部分の熱抵抗を変える。断面積を変化させる構造以外は実施形態1と同様である。
図9Aは、本実施形態3における熱電変換素子の側面図である。説明簡略化のため熱源は記載していない。従来の1対モジュールは図7BのようにP型およびN型が1つずつで形成されているが、本実施形態3では図9AのようにP型の熱電変換素子を57−1、57−2、57−3のように複数に分割し、N型の熱電変換素子を58−1、58−2、58−3のように複数に分割する。さらに熱電変換素子に接続する電極49、50、51と熱電変換素子を、熱電変換素子の高さと直交する方向にスライドできるようにする。
図9Bは、熱電変換素子の素子断面積を変化させた様子を示す。電極と熱電変換素子をスライドさせて、電極と接続する熱電変換素子を57−1、57−2、58−2、58−3のみとする。これにより、熱経路に含まれる素子の断面積を小さくできる。実際には電極のない部分には熱伝導率の低い支持基板を形成するか、分割した熱電変換素子同士を熱伝導率の低い材料で接続しておくことによって、電極を移動したときに電極に触れていない熱電変換素子57−3および58−1が落下することはないようにする。
図9Cは、熱電変換素子の変形例を示す。分離した熱電変換素子の端部に、金属からなる接続電極59、60、61、62を形成してもよい。こうすることによってスライドの界面は金属同士となるので、凹凸が少なくなりスライドによる隙間や異物挟込みが少なくできる。また、金属に比べてもろい熱電変換素子の破損を防止することもできる。
<実施の形態3:まとめ>
本実施形態3に係る熱電変換システムは、熱電変換素子の断面積のうち発電(熱電変換)に寄与する部分を可変にすることにより、外部熱抵抗と熱電変換素子の熱抵抗の比を最適値に近づけるように調整でき、その結果、状況に応じた最大出力を得ることができる。
本実施形態3に係る熱電変換システムにおいて、分割されている熱電変換素子間に絶燃部材を配置してもよい。この絶縁部材は、熱電変換素子よりも電気と熱を通しにくい材料を用いて形成する。これにより熱電変換素子間における熱と電気の導通を抑制することができるので、素子断面積のうち発電に寄与する部分を、確実に変化させることができる。絶縁部材がなければ、素子間隙を介してある程度の熱が素子間で伝搬するからである。このことは、熱電変換素子を分割せずに電極と素子その間の接触面積のみを変化させた場合も同様である。ただし熱電変換素子間の熱と電気の導通が十分低ければ、絶縁部材に代えて例えば空気などを配置するのみであってもよい。
<実施の形態4>
本発明の実施形態4では、温熱源11から熱電変換モジュール13を経由して冷熱源12へ熱が流れる熱経路の断面積を変えることにより、熱抵抗を変動させる構成例を説明する。断面積を変化させる構造以外は実施形態1と同様である。
図10Aは、本実施形態4における熱電変換素子の側面図である。実施形態3と同様に、P型熱電変換素子とN型の熱電変換素子のそれぞれを複数に分割する。分割した熱電変換素子と電極との接合面に中空部63−1〜3、64−1〜64−3、65−1〜65−3、66−1〜66−3を形成する。中空部には、通電可能でかつ熱伝導率の大きい液体や、金属粒等の充填材を出し入れすることができるようにする。
充填材が充填された部分は熱が伝導するので熱経路に含まれて、その経路の熱電変換素子は発電に寄与し、電気的にも接続できるので出力電力を得ることができる。一方、中空部に充填材を入れていない部分の熱電変換素子は電気と熱が伝導しないので、その熱電変換素子は発電に寄与しない。このように充填材の有無によって熱経路の熱電変換素子の断面積を増減することにより、発電する熱電素子の断面積を調整する。
図10Aにおいては、すべての中空部63−1〜3と64−1〜3、65−1〜3と66−1〜66−3に充填材を充填した状態となっている。したがってすべての熱電変換素子57−1〜3と58−1〜3に熱が流れるので、断面積が最大になる。
図10Bは、一部の中空部から充填剤を除去した例である。図10Bにおいては、中空部63−1、64−1、65−1、66−1には充填材を充填して電気および熱が流れるようにしているが、中空部63−2〜3、64−2〜3、65−2〜3、66−2〜3は空にして電気および熱が流れない。したがって、発電に寄与するのは熱電変換素子57−1および58−3のみになるので、温度差発電にかかわる熱電変換素子の断面積を小さくでき、熱抵抗を増大させることができる。
図11Aは、中空部の構成例を示す側断面図である。電極に接触する面67−1と熱電変換素子に接触する面67−2は、電気と熱が伝導する金属材料などで形成する。側面68は電気と熱を通しにくい絶縁材料で形成するのが最も良いが、金属材料であっても薄く形成することにより電気と熱を通しにくい構造にする。こうすることによって、中空部が空の場合はほとんど電気も熱も通さないので、熱経路に含まないようにできる。
図11Bは、中空部に液体の充填液69を充填した例を示す。充填液69としては、粘度の小さい高熱伝導導電性グリースや液体金属などを用いることができる。電極に接触する面67−1と充填液69と熱電変換素子に接触する面67−2が連続するので、電気と熱を通すことができ、中空部を熱経路に含めることになる。したがって接続する熱電変換素子から出力電力を取り出すことができるようになる。
図11Cは、中空部に金属粒70を充填させた例を示す。金属粒の周囲71は空気等の気体でも液体でもかまわない。金属粒同士が接触する程度に十分に充填することにより、液体の場合と同様に電極に接触する面67−1と金属粒70と熱電変換素子に接触する面67−2が連続するので、電気と熱を通すことができ、中空部を熱経路に含めることになる。これにより、接続する熱電変換素子から出力電力を得ることができるようになる。
充填材の量を調整するためには、例えば以下のような構成を用いることができる。各中空部に接続する配管をあらかじめ配置しておき、充填材を導入するときはその配管を介して充填材を中空部へ配送し、充填材を排出するときはその配管を介して空気や洗浄液を中空部へ配送すればよい。
<実施の形態4:まとめ>
本実施形態4に係る熱電変換システムは、中空部に対して充填材を出し入れすることにより、熱経路の断面積を変動させて発電に寄与する熱電変換素子の熱抵抗を変動させることができる。これにより、外部熱抵抗と熱電変換素子の熱抵抗の比を最適値に近づけることができ、その結果、状況に応じた最大出力を得ることができる。また、電極や熱電変換素子のスライドと異なり、充填材の出し入れによって熱電変換モジュールを構成する構造物が動くことはないので、移動時の摩擦力による破損等の可能性はない。また、電極と熱電変換素子の界面に異物を挟んで空隙を作ることもないので、熱抵抗の大きな空気による外部熱抵抗増加を発生させることもない。
<本発明の変形例について>
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば実施形態1で説明した素子高さを変化させる構成例と、実施形態2〜4で説明した断面積を変化させる構成例を、併用することができる。例えば、1つの熱電変換素子においてこれら構成例を併用してもよいし、実施形態1を採用する熱電変換素子と実施形態2〜4を採用する熱電変換素子を混在させることができる。
以上の実施形態において、熱電変換素子の熱抵抗を制御することを説明したが、これに代えてまたはこれと併用して、外部熱抵抗(TR_ext)を変化させることにより、式4を充足させてもよい。例えば温熱源11や冷熱源12など熱電変換モジュール13以外の構成要素における部材の配置、締め付け強度、電気抵抗、などの電気的機械的パラメータのうち可変であるものを制御することにより、外部熱抵抗を実効的に変化させることができる。
以上の実施形態において、温度計測部26と熱抵抗制御部27は、これらの機能を実装した回路デバイスなどのハードウェアによって構成することもできるし、これらの機能を実装したソフトウェアを演算装置(Central Processing Unit:CPUなど)が実行することによって構成することもできる。
以上の実施形態において、熱抵抗と記載されているものは、単位面積当たりの熱抵抗を示すことを付言しておく。
11 温熱源
12 冷熱源
13 熱電変換モジュール
14 配管
15 温熱源用実装材
16 上部支持基板
17 上部電極
18 熱電変換素子
19 下部電極
20 下部支持基板
21 冷熱源用実装材
22 配管
25 内部装置供給用端子
26 温度計測部
27 熱抵抗制御部
28 蓄電部
29 温度センサ
30 温度センサ
31 温度センサ
32 温度センサ
33 発電出力端子
34 出力端子
35〜46 温度センサ
47 P型あるいはN型熱電変換素子
48 N型あるいはP型熱電変換素子
49 上部電極
50、51 下部電極
52 バネやねじ
56 電極
57−1〜57−3 P型熱電変換素子
58−1〜58−3 N型熱電変換素子
59、60、61、62 接続電極
63−1〜63−3、64−1〜64−3、65−1〜65−3、66−1〜66−3 中空部
69 充填液
70 金属粒
72 温熱供給源
73 冷熱供給源

Claims (15)

  1. 温度差を起電力に変換する熱電変換素子、
    温度差を計測する計測部、
    前記計測部が計測した前記温度差にしたがって前記熱電変換素子の熱抵抗を制御する制御部、
    を備え、
    前記熱電変換素子は、温熱源に対して熱的に接するとともに、冷熱源に対して熱的に接しており、
    前記計測部は、前記温熱源と前記冷熱源との間の第1温度差を計測し、
    前記計測部はさらに、前記熱電変換素子に対して加えられる第2温度差を計測し、
    前記制御部は、前記第1温度差と前記第2温度差にしたがって前記熱抵抗を制御することにより、前記熱電変換素子の変換効率を最適化する
    ことを特徴とする熱電変換システム。
  2. 前記制御部は、前記温熱源と前記熱電変換素子との間の接触面または前記冷熱源と前記熱電変換素子との間の接触面のうち少なくともいずれかを素子高さ方向に移動して、前記変換に寄与する前記熱電変換素子の素子高さを変化させることにより、前記熱電変換素子の熱抵抗を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の熱電変換システム。
  3. 前記熱電変換システムはさらに、
    前記温熱源と前記冷熱源との間に配置され、前記熱電変換素子の素子高さ方向において伸縮可能に構成された、伸縮部材を備え、
    前記制御部は、前記伸縮部材の長さを伸長または短縮することにより、前記変換に寄与する前記熱電変換素子の素子高さを変化させる
    ことを特徴とする請求項2記載の熱電変換システム。
  4. 前記熱電変換素子は、前記温熱源または前記冷熱源のうち少なくともいずれかに対して部分的に侵入することにより、前記変換に寄与する前記熱電変換素子の素子高さが変化するように構成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の熱電変換システム。
  5. 前記熱電変換素子は、P型熱電変換素子とN型熱電変換素子を接続する電極を備え、
    前記電極は、前記P型熱電変換素子の頂部と前記N型熱電変換素子の頂部を架橋する位置に配置されており、
    前記熱電変換素子は、前記電極、前記P型熱電変換素子の一部と前記N型熱電変換素子の一部が前記温熱源または前記冷熱源のうち少なくともいずれかに対して侵入することにより、前記変換に寄与する前記熱電変換素子の素子高さが変化するように構成されている
    ことを特徴とする請求項4記載の熱電変換システム。
  6. 前記熱電変換素子は、P型熱電変換素子とN型熱電変換素子を備え、
    前記熱電変換システムは、前記P型熱電変換素子と前記N型熱電変換素子を接続する電極を備え、
    前記電極は、前記温熱源の外壁に配置されており、
    前記熱電変換素子は、前記伸縮部材が圧縮することにともなって、前記前記P型熱電変換素子の一部と前記N型熱電変換素子の一部が前記温熱源または前記冷熱源のうち少なくともいずれかに対して侵入するとともに、前記電極と前記冷熱源との間の距離が短縮することにより、前記変換に寄与する前記熱電変換素子の素子高さが変化するように構成されている
    ことを特徴とする請求項3記載の熱電変換システム。
  7. 前記制御部は、前記温熱源と前記熱電変換素子との間の接触面または前記冷熱源と前記熱電変換素子との間の接触面のうち少なくともいずれかを素子高さに対して垂直な方向に移動して、前記変換に寄与する前記熱電変換素子の素子断面積を変化させることにより、前記熱電変換素子の熱抵抗を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の熱電変換システム。
  8. 前記熱電変換素子は、P型熱電変換素子とN型熱電変換素子を備え、
    前記熱電変換システムは、前記P型熱電変換素子と前記N型熱電変換素子を接続する電極を備え、
    前記P型熱電変換素子と前記N型熱電変換素子のうち少なくともいずれかは、複数の熱電素子によって構成されており、
    前記制御部は、前記接触面を素子高さに垂直な方向に移動して、前記複数の熱電素子のうち前記電極と接触するものの個数を変化させることにより、前記変換に寄与する前記熱電変換素子の素子断面積を変化させる
    ことを特徴とする請求項7記載の熱電変換システム。
  9. 前記複数の熱電素子それぞれと、前記電極との間には、金属電極が配置されている
    ことを特徴とする請求項8記載の熱電変換システム。
  10. 前記複数の熱電素子の間には、絶縁部材が配置されており、
    前記絶縁部材は、前記熱電変換素子よりも電気と熱を通しにくい材料によって形成されている
    ことを特徴とする請求項8記載の熱電変換システム。
  11. 前記熱電変換素子は、P型熱電変換素子とN型熱電変換素子を備え、
    前記熱電変換システムは、前記P型熱電変換素子と前記N型熱電変換素子を接続する電極を備え、
    前記熱電変換素子と前記電極との間には、中空部材が配置されており、
    前記制御部は、前記中空部材のなかに充填する充填材の量を調整することにより、前記熱抵抗を変化させる
    ことを特徴とする請求項1記載の熱電変換システム。
  12. 前記熱電変換素子は、複数の熱電素子によって構成されており、
    前記複数の熱電素子それぞれと、前記電極との間には、中空部材が配置されており、
    前記制御部は、各前記中空部材のうち一部には充填材を充填するとともに、各前記中空部材のうち残部には充填材を充填しないことにより、前記熱抵抗を変化させる
    ことを特徴とする請求項11記載の熱電変換システム。
  13. 前記中空部材は、
    前記温熱源または前記冷熱源と接触する第1金属面、
    前記熱電変換素子と接触する第2金属面、
    前記第1金属面と前記第2金属面との間の空間の側面を覆い、前記第1金属面と前記第2金属面よりも電気と熱を通しにくい材料によって形成された、側面部材、
    を備える
    ことを特徴とする請求項11記載の熱電変換システム。
  14. 前記充填材は、導電性の液体または金属粒によって構成されており、
    前記制御部は、前記中空部材のなかへ充填する前記液体または前記金属粒の量を調整することにより、前記熱抵抗を変化させる
    ことを特徴とする請求項11記載の熱電変換システム。
  15. 前記制御部は、前記温熱源から前記冷熱源までの間の熱経路上に存在する熱抵抗のうち前記熱電変換素子による発電に寄与しない外部熱抵抗を変化させることにより、前記熱電変換素子の熱抵抗を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の熱電変換システム。
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