JP2021168250A - 車両用灯具 - Google Patents

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Toshiyuki Nakamura
隆明 小松
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Abstract

【課題】空間光変調器および投影レンズを備えた灯具ユニットが灯室内に収容された車両用灯具において、路面描画用配光パターン等を精度良く形成可能とする。【解決手段】空間光変調器30で反射した光源52からの光を、投影レンズ72を介して灯具前方へ向けて照射する構成とすることにより、種々の路面描画用配光パターンを精度良く形成可能とする。その上で、灯具ユニット10として、空間光変調器30を支持するブラケット40と投影レンズ72を支持するレンズホルダ74との灯具前後方向の相対的な位置関係を調整するための調整機構90を備えた構成とし、この調整機構90を灯室外から操作可能な態様で設ける。これにより、透光カバー104をも含めた車両用灯具100としての投影光学系の焦点が本来の位置から灯具前後方向に微妙にズレてしまっても、調整機構90の操作により本来の位置に合わせることができるようにする。【選択図】図3

Description

本願発明は、空間光変調器および投影レンズを備えた灯具ユニットが灯室内に収容された車両用灯具に関するものである。
従来より、車両用灯具の灯具ユニットとして、空間光変調器で反射した光源からの光を、投影レンズを介して灯具前方へ向けて照射するように構成されたものが知られている。
「特許文献1」には、このような灯具ユニットにおける空間光変調器の構成として、光源からの光を投影レンズへ向けて反射させる第1の角度位置と投影レンズから外れた方向へ向けて反射させる第2の角度位置とを選択的に採り得るように構成された複数の反射素子を備えたものが記載されている。
この「特許文献1」に記載された灯具ユニットは、空間光変調器において反射光の空間的な分布を制御することにより、車両前方路面に路面描画用配光パターン(すなわち文字や記号等の描画を行うための配光パターン)を精度良く形成することが可能な構成となっている。
特開2016−91976号公報
しかしながら、一般に車両用灯具の灯具ユニットは、ランプボディと透光カバーとで構成される灯室内に収容されているので、灯具ユニットからの照射光は透光カバーを介して灯具前方へ向けて照射されることとなる。
このため、灯具ユニット単体としては投影光学系の焦点が本来の位置にあり、これにより路面描画用配光パターン等を精度良く形成することができる構成となっていたとしても、透光カバーをも含めた車両用灯具全体としては投影光学系の焦点が本来の位置から灯具前後方向に微妙にズレてしまい、路面描画用配光パターン等を精度良く形成することができなくなってしまうおそれがある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、空間光変調器および投影レンズを備えた灯具ユニットが灯室内に収容された車両用灯具において、路面描画用配光パターン等を精度良く形成することができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、所定の調整機構を備えた構成とすることにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、
ランプボディと透光カバーとで構成される灯室内に灯具ユニットが収容された車両用灯具において、
上記灯具ユニットは、空間光変調器で反射した光源からの光を、投影レンズを介して灯具前方へ向けて照射するように構成されており、
上記空間光変調器は、上記光源からの光を上記投影レンズへ向けて反射させる第1の角度位置と上記投影レンズから外れた方向へ向けて反射させる第2の角度位置とを選択的に採り得るように構成された複数の反射素子を備えており、
上記灯具ユニットは、上記空間光変調器を支持するブラケットと、上記投影レンズを支持するレンズホルダとを備えており、
上記ブラケットと上記レンズホルダとの灯具前後方向の相対的な位置関係を調整するための調整機構が、上記灯室外から操作可能な態様で設けられている、ことを特徴とするものである。
上記「灯具ユニット」は、光源からの出射光をそのまま空間光変調器に入射させるように構成されていてもよいし、光源からの出射光をリフレクタやレンズ等により制御した状態で空間光変調器に入射させるように構成されていてもよい。
上記「空間光変調器」は、第1および第2の角度位置を選択的に採り得るように構成された複数の反射素子を備えていれば、その具体的な構成は特に限定されるものではない。
上記「投影レンズ」は、単一のレンズで構成されていてもよいし、複数のレンズで構成されてもよい。
上記「調整機構」は、空間光変調器を支持するブラケットと投影レンズを支持するレンズホルダとの灯具前後方向の相対的な位置関係を、灯室外から操作可能な態様で設けられたものであれば、その具体的な構成は特に限定されるものではない。
本願発明に係る車両用灯具は、その灯室内に収容された灯具ユニットが、空間光変調器で反射した光源からの光を、投影レンズを介して灯具前方へ向けて照射するように構成されているので、空間光変調器において反射光の空間的な分布を制御することにより、種々の配光パターンを精度良く形成することができる。
その上で、上記灯具ユニットは、空間光変調器を支持するブラケットと投影レンズを支持するレンズホルダとの灯具前後方向の相対的な位置関係を調整するための調整機構を備えており、この調整機構は灯室外から操作可能な態様で設けられているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、灯室内に収容された灯具ユニットからの照射光は透光カバーを介して灯具前方へ向けて照射されるので、灯具ユニット単体としては投影光学系の焦点が本来の位置にあったとしても、透光カバーをも含めた車両用灯具全体としては投影光学系の焦点が本来の位置から灯具前後方向に微妙にズレてしまうことがある。しかしながら、調整機構を灯室外から操作して、ブラケットとレンズホルダとの灯具前後方向の相対的な位置関係を調整することにより、投影光学系の焦点を本来の位置に合わせることができる。したがって、これにより路面描画用配光パターン等を精度良く形成することができる。
このように本願発明によれば、空間光変調器および投影レンズを備えた灯具ユニットが灯室内に収容された車両用灯具において、路面描画用配光パターン等を精度良く形成することができる。
上記構成において、さらに、灯具ユニットがランプボディに対して上下方向および左右方向にエイミング可能に支持された構成となっている場合には、このエイミングによっても投影光学系の焦点が本来の位置から灯具前後方向に微妙にズレてしまうので、本願発明の構成を採用することが特に効果的である。
上記構成において、さらに、レンズホルダがブラケットに対して灯具前後方向にスライド可能な態様で支持された構成とすれば、空間光変調器と投影レンズとの灯具前後方向と直交する方向の相対的な位置関係が不用意にズレてしまわないようにすることができ、また、調整機構に無理な荷重が作用しないようすることができる。
上記構成において、さらに、調整機構として、ブラケットに対して灯具前後方向に延びる軸線回りに回転可能な態様で支持されたスクリュウがレンズホルダと螺合することによって構成されたものとすれば、スクリュウの位置を略一定に維持した状態で、投影光学系の焦点を本来の位置に合わせることができる。
その際、上記スクリュウは、直接レンズホルダと螺合する構成となっていてもよいし、ナット等を介してレンズホルダと螺合する構成となっていてもよい。
また、レンズホルダがブラケットに対して灯具前後方向にスライド可能な態様で支持された構成となっている場合において、調整機構として、ランプボディに対して灯具前後方向に延びる軸線回りに回転可能な態様で支持されたスクリュウが、レンズホルダと螺合することによって構成されたものとすれば、灯具構成を簡素化した上で、投影光学系の焦点を本来の位置に合わせることができる。
本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す側断面図 図1のII方向矢視図 図1のIII 方向矢視図 図1の要部詳細図 図4の要部詳細図 上記車両用灯具の灯具ユニットを示す斜視図 上記車両用灯具からの照射光により形成される配光パターンを透視的に示す図 上記実施形態の第1変形例に係る車両用灯具を示す、図3と同様の図 上記実施形態の第2変形例に係る車両用灯具を示す、図2と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具100を示す側断面図である。また、図2は、図1のII方向矢視図であり、図3は、図1のIII 方向矢視図である。
これらの図において、Xで示す方向が「灯具前方」であり、Yで示す方向が「灯具前方」と直交する「左方向」(灯具正面視では「右方向」)であり、Zで示す方向が「上方向」である。これら以外の図においても同様である。
図1に示すように、車両用灯具100は、車両の前端部に設けられる路面描画用ランプであって、ランプボディ102と透光カバー104とで形成される灯室内に、灯具ユニット10がその前後方向を灯具前後方向(および車両前後方向)と一致させるように光軸調整が行われた状態で収容された構成となっている。
灯具ユニット10は、空間光変調ユニット20と、光源側サブアッシー50と、レンズ側サブアッシー70と、これらを支持するブラケット40とを備えている。 ブラケット40は、金属製の部材であって、灯具前後方向と直交する鉛直面に沿って延びる鉛直面部40Aと、この鉛直面部40Aの下端縁から灯具前方へ向けて略水平面に沿って延びる水平面部40Bとを備えている。
図2、3に示すように、灯具ユニット10は、ランプボディ102に対して上下方向および左右方向にエイミング可能に支持されている。
具体的には、灯具ユニット10は、ブラケット40の鉛直面部40Aにおいて右上(灯具正面視では左上)に位置するピボット12と左上および右下に位置する2つのエイミングスクリュウ14、16とによって、ランプボディ102に対して上下方向および左右方向に回動可能に支持されている。
ピボット12は、灯具前後方向に延びるように配置されており、その基端部(後端部)においてランプボディ102に固定支持されている。このピボット12は、その先端部(前端部)12aが球状に形成されており、この先端部12aにおいて、ブラケット40に装着された樹脂製のスフェリカルステップベアリング42と全方向回動可能に係合している。
エイミングスクリュウ14は、灯具前後方向に延びるように配置されており、その基端部(後端部)においてランプボディ102に回転可能に支持されている。このエイミングスクリュウ14は、そのネジ部14aにおいて、ブラケット40に装着された樹脂製のエイミングナット44と螺合している。このエイミングナット44は、エイミングスクリュウ14との螺合位置を中心とする鉛直軸線回りにブラケット40が回動するのを許容し得る態様でブラケット40に装着されている。
エイミングスクリュウ16も、灯具前後方向に延びるように配置されており、その基端部(後端部)においてランプボディ102に回転可能に支持されている。このエイミングスクリュウ16は、そのネジ部16aにおいて、ブラケット40に装着された樹脂製のエイミングナット46と螺合している。このエイミングナット46は、エイミングスクリュウ16との螺合位置を中心とする水平軸線回りにブラケット40が回動するのを許容し得る態様でブラケット40に装着されている。
図1に示すように、空間光変調ユニット20は、空間光変調器30と、この空間光変調器30よりも灯具後方側に配置された支持基板22と、この支持基板22よりも灯具後方側に配置されたヒートシンク24とを備えており、空間光変調器30よりも灯具前方側においてブラケット40の鉛直面部40Aに支持されている。
光源側サブアッシー50は、基板56に搭載された左右1対の光源(具体的には緑色に発光する発光ダイオード)52と、各光源52からの出射光を空間光変調ユニット20へ向けて反射させるリフレクタ54と、これらを支持するベース部材60とを備えており、そのベース部材60においてブラケット40の水平面部40Bに支持されている。その際、リフレクタ54の反射面は、各光源52からの出射光を投影レンズ72の後側焦点Fに対して上方側に変位した位置に収束させるように構成されている。
レンズ側サブアッシー70は、灯具前後方向に延びる光軸Axを有する投影レンズ72と、この投影レンズ72を支持するレンズホルダ74とを備えており、そのレンズホルダ74においてブラケット40の鉛直面部40Aおよび水平面部40Bに支持されている。
そして、灯具ユニット10は、リフレクタ54で反射した各光源52からの光を空間光変調器30および投影レンズ72を介して灯具前方へ向けて照射することにより、車両前方路面に文字や記号等を描画する配光パターン(すなわち路面描画用配光パターン)を精度良く形成し得る構成となっている。
なお、光源側サブアッシー50よりも灯具前方側でかつレンズ側サブアッシー70よりも下方側には、各光源52の点灯によって発生する熱を放散させるためのヒートシンク80と放熱ファン82とが配置されている。ヒートシンク80は、伝熱板84および左右1対のヒートパイプ86を介して光源側サブアッシー50の伝熱板62と連結されている。
図4は、空間光変調ユニット20の詳細構造を示す、図1の要部詳細図である。
図4に示すように、空間光変調器30は、デジタルマイクロミラーディバイス(DMD)であって、複数の反射素子(具体的には数十万個の微小ミラー)30Asがマトリクス状に配置された反射制御部30Aと、この反射制御部30Aを収容する筐体部30Bと、反射制御部30Aよりも灯具前方側に配置された状態で筐体部30Bに支持された透光板30Cとを備えた構成となっている。
空間光変調器30は、その反射制御部30Aが投影レンズ72の後側焦点Fにおいて光軸Axと直交する鉛直面上に位置するように配置されている。その際、反射制御部30Aの中心軸線Ax1は、光軸Axに対して上方側に変位した位置において灯具前後方向に延びている。
そして、この空間光変調器30は、その反射制御部30Aを構成する複数の反射素子30Asの各々の反射面の角度を制御することによって、各反射素子30Asに到達した各光源52からの光の反射方向を選択的に切り換え得る構成となっている。具体的には、各光源52からの光を投影レンズ72へ向かう光路R1の方向(図中実線で示す方向)に反射させる第1の角度位置と、投影レンズ72から外れた方向(すなわち配光パターンの形成に悪影響を及ぼさない方向)へ向かう光路R2の方向(図中2点鎖線で示す方向)に反射させる第2の角度位置とが選択されるようになっている。
図5は、反射制御部30Aの詳細構造を示す、図4の要部詳細図である。
図5に示すように、反射制御部30Aを構成する各反射素子30Asは、左右方向に延びる水平軸線回りに回動し得る構成となっており、第1の角度位置では、反射制御部30Aの中心軸線Ax1と直交する鉛直面に対して所定角度(例えば12°程度)下向きに回動に対して、リフレクタ54(図1参照)からの反射光をやや上向きの光(光路R1の光)として灯具前方へ向けて反射させる一方、第2の角度位置では、中心軸線Ax1と直交する鉛直面に対して所定角度(例えば12°程度)上向きに回動に対して、リフレクタ54からの反射光をかなり上向きの光(光路R2の光)として灯具前方へ向けて反射させるようになっている。
第1の角度位置と第2の角度位置との切換えは、各反射素子30Asを回動可能に支持する部材(図示せず)の近傍に配置された電極(図示せず)への通電を制御することによって行われるようになっている。そして、この通電が行われていない中立状態では、各反射素子30Asは、その反射面が中心軸線Ax1と直交する鉛直面に沿って互いに面一で配置されるように構成されている。
なお、図5においては、反射制御部30Aの中心軸線Ax1の近傍領域に位置する反射素子30Asが第1の角度位置にあり、その下方領域に位置する反射素子30Asが第2の角度位置にある状態を示している。
図4に示すように、支持基板22は、光軸Axと直交する鉛直面に沿って延びるように配置されており、その前面には導電パターン(図示せず)が形成されている。そして、空間光変調器30は、ソケット26を介してこの支持基板22と電気的に接続されている。
空間光変調器30は、ブラケット40の鉛直面部40Aとヒートシンク24とによって灯具前後方向両側から支持されている。その際、ブラケット40の鉛直面部40Aと空間光変調器30との間には、板状部材32とガスケット34とが配置されている。
ブラケット40の鉛直面部40Aには、空間光変調器30の透光板30Cを囲む開口部40Aaが形成されており、板状部材32には、開口部40Aaよりもひとまわり小さい開口部32aが形成されている。
ブラケット40の鉛直面部40Aには、その開口部40Aaを灯具前方側から覆う防塵用の透光カバー36が支持されている。この透光カバー36は、その左右両側部においてブラケット40の鉛直面部40Aにネジ締めによって固定されている。
次に、レンズ側サブアッシー70の具体的な構成について説明する。
図1に示すように、投影レンズ72は、光軸Ax上において灯具前後方向に並んで配置された第1、第2および第3レンズ72A、72B、72Cで構成されている。
最も灯具前方側に位置する第1レンズ72Aは、灯具前方へ向けて膨らんだ平凸レンズとして構成されており、中央に位置する第2レンズ72Bは、両凹レンズとして構成されており、最も灯具後方側に位置する第3レンズ72Cは、両凸レンズとして構成されている。
第1〜第3レンズ72A〜72Cは、いずれも樹脂レンズで構成されている。具体的には、第1および第3レンズ72A、72Cはアクリル樹脂製であり、第2レンズ72Bはポリカーボネート樹脂製である。
第1〜第3レンズ72A〜72Cは、その上端部が水平面に沿って僅かに切除されるとともにその下端部が水平面に沿って比較的大きく切除された構成となっている。そして、第1〜第3レンズ72A〜72Cは、その外周縁部において共通のレンズホルダ74に支持されている。
投影レンズ72は、その光軸Axが空間光変調器30の反射制御部30Aの中心軸線Ax1に対して下方側に変位しているので、反射制御部30Aから投影レンズ72に到達した光は、水平方向に対してやや下向きの光として投影レンズ72から灯具前方へ向けて照射され、これにより車両前方路面に路面描画用配光パターンを形成するようになっている。
図6は、灯具ユニット10を左斜め上前方から見て示す斜視図である。
図6にも示すように、レンズホルダ74は、金属製(例えばアルミダイカスト製)の部材であって、投影レンズ72を筒状に囲むように形成されたホルダ本体74Aと、このホルダ本体74Aの外周面の下端部から左右両側に張り出すようにして下方側へ屈曲した左右1対の脚部74Bと、ホルダ本体74Aの外周面の左右両側部から左右両側に張り出すように形成された左右1対のフランジ部74Cとを備えている。
ホルダ本体74Aには、灯具前方側から第1金具76Aが装着されるとともに灯具後方側から第2金具76Bが装着されており、これにより第1〜第3レンズ72A〜72Cがホルダ本体74Aに固定される構成となっている。
左右1対の脚部74Bは、その先端部においてブラケット40の水平面部40Bに載置されている。一方、ブラケット40の水平面部40Bには、左右1対の脚部74Bの先端部と係合する左右1対の係合溝部40Baが形成されている。
各脚部74Bの先端部は、灯具前後方向に細長く延びるとともに真下の方向へ向かって延びるように形成されており、その下端面が各係合溝部40Baの底面に当接している。各係合溝部40Baは、各脚部74Bの先端部よりも僅かに広い左右幅で、各脚部74Bの先端部よりも長く灯具前後方向に延びるように形成されている。これによりレンズホルダ74は、ブラケット40に対して灯具前後方向にスライドし得るように構成されている。
左右1対のフランジ部74Cは、投影レンズ72の光軸Axと同じ高さ位置において光軸Axと直交する鉛直面に沿って板状に延びるように形成されており、その先端部には灯具前後方向に延びるネジ孔74Caがそれぞれ形成されている。
灯具ユニット10には、ブラケット40とレンズホルダ74との灯具前後方向の相対的な位置関係を調整するための調整機構90が、車両用灯具10の灯室外から操作可能な態様で設けられている。
この調整機構90は、ブラケット40に対して灯具前後方向に延びる軸線Ax2回りに回転可能な態様で支持された左右1対のスクリュウ92が、レンズホルダ74の左右1対のフランジ部74Cと螺合することによって構成されている。
具体的には、各スクリュウ92は、ブラケット40に形成されたスクリュウ挿通孔(図示せず)に挿通された状態で、その軸部の中間部分においてブラケット40に対して回転可能に支持されている。その際、各スクリュウ92は、前後1対の保持金具94が各スクリュウ92とブラケット40との間に装着されることによって灯具前後方向の位置決めがなされている。
そして、各スクリュウ92は、その先端部(前端部)に形成されたネジ部92aにおいてレンズホルダ74の各フランジ部74Cに形成されたネジ孔74Caと螺合しており、その基端部(後端部)に形成されたスクリュウ頭部92bにおいて回転操作が行われるようになっている。
この調整機構90においては、各スクリュウ92を操作してブラケット40とレンズホルダ74との灯具前後方向の相対的な位置関係を調整することにより、投影レンズ72の焦点位置合わせが行われるようになっている。
この焦点位置合わせを精度良く行い得るようにするため、図3に示すように、各スクリュウ92のネジ部92aのピッチは、各エイミングスクリュウ14、16のネジ部14a、16aのピッチよりも細かい値(例えば1/4〜3/4程度の値)に設定されている。
この焦点位置合わせを、灯具ユニット10のエイミング調整とは独立した状態で灯室外から行い得るようにするため、ランプボディ102には、左右1対のスクリュウ92に対応する位置に左右1対の開口部102aが形成されている。
各スクリュウ92の基端部には、各開口部102aを塞ぐためのゴムキャップ96が装着されている。各ゴムキャップ96は、各開口部102aの周囲においてランプボディ102に装着されている。
そしてこれにより、投影レンズ72の焦点位置合わせが行われた後に、灯具ユニット10のエイミング調整が行われても、これに伴って生じるランプボディ102と各スクリュウ92との位置関係の変化をゴムキャップ96が弾性変形することにより吸収するようになっている。そしてこれにより、ランプボディ102と各スクリュウ92との干渉が生じてしまうのを未然に回避するとともに灯室内の気密性を維持するようになっている。
上述したとおり、レンズホルダ74は左右1対のスクリュウ92を介してブラケット40の鉛直面部40Aに支持された構成となっているが、レンズホルダ74は左右1対の脚部74Bの先端部においてブラケット40の水平面部40Bに対して灯具前後方向にスライドし得る状態で載置されているので、左右1対のスクリュウ92と左右1対のフランジ部74Cとの螺合部分等に無理な荷重が作用してしまうことはない。
図7は、本実施形態に係る車両用灯具10からの照射光によって車両前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンを透視的に示す図である。
図7に示す配光パターンは路面描画用配光パターンPAであって、図示しない他の車両用灯具からの照射光によって形成されるロービーム用配光パターンPLと共に(あるいは独立して)形成されるようになっている。
路面描画用配光パターンPAについて説明する前に、ロービーム用配光パターンPLについて説明する。
ロービーム用配光パターンPLは、左配光のロービーム用配光パターンであって、その上端縁にカットオフラインCL1、CL2を有している。
カットオフラインCL1、CL2は、灯具正面方向の消点であるH−Vを鉛直方向に通るV−V線を境にして左右段違いで水平方向に延びており、V−V線よりも右側の対向車線側部分が下段カットオフラインCL1として形成されるとともに、V−V線よりも左側の自車線側部分が、この下段カットオフラインCL1から傾斜部を介して段上がりになった上段カットオフラインCL2として形成されている。
ロービーム用配光パターンPLにおいて、下段カットオフラインCL1とV−V線との交点であるエルボ点Eは、H−Vの0.5〜0.6°程度下方に位置している。
路面描画用配光パターンPAは、周囲への注意喚起を促すための路面描画を行う配光パターンであって、車両前方路面において文字や記号等の描画を行う配光パターンとして形成されている。図7に示す路面描画用配光パターンPAは、車両正面方向を向いた矢印形状の配光パターンとして形成されている。
この路面描画用配光パターンPAは、空間光変調器30の反射制御部30Aを構成する複数の反射素子30Asのうちの一部(例えば矢印形状に設定された領域に位置する反射素子30As)を第1の角度位置に回動させ、これら反射素子30Asで反射した光源52からの光を投影レンズ72へ向かわせることにより形成されるようになっている。その際、光源52は緑色に発光する発光ダイオードで構成されているので、路面描画用配光パターンPAも緑色の配光パターンとして形成されている。
夜間の車両走行時に、このような矢印形状の路面描画用配光パターンPAを形成することにより、例えば車両前方の交差点に自車が近づいていることを周囲に報知して注意喚起を促すようになっている。
なお、図7において2点鎖線で囲んで示す台形形状の領域Z1は、反射制御部30Aを構成する複数の反射素子30Asがすべて第1の角度位置にあるときに車両前方路面に投影される最大投影領域であって、種々の路面描画用配光パターンPAが形成され得る範囲を示している。
次に本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係る車両用灯具100は、その灯室内に収容された灯具ユニット10が、空間光変調器30で反射した光源52からの光を、投影レンズ72を介して灯具前方へ向けて照射するように構成されているので、空間光変調器30において反射光の空間的な分布を制御することにより、種々の路面描画用配光パターンPAを精度良く形成することができる。
その上で、灯具ユニット10は、空間光変調器30を支持するブラケット40と投影レンズ72を支持するレンズホルダ74との灯具前後方向の相対的な位置関係を調整するための調整機構90を備えており、この調整機構90は灯室外から操作可能な態様で設けられているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、灯室内に収容された灯具ユニット10からの照射光は透光カバー104を介して灯具前方へ向けて照射されるので、灯具ユニット10単体としては投影光学系(すなわち透光カバー36および投影レンズ72からなる投影光学系)の焦点が本来の位置にあったとしても、車両用灯具100全体としての投影光学系(すなわち灯具ユニット10の透光カバー36および投影レンズ72だけでなく透光カバー104をも含めた投影光学系)の焦点が本来の位置から灯具前後方向に微妙にズレてしまうことがある。しかしながら、調整機構90を灯室外から操作して、ブラケット40とレンズホルダ74との灯具前後方向の相対的な位置関係を調整することにより、投影光学系の焦点を本来の位置に合わせることができる。したがって、これにより路面描画用配光パターンPAを精度良く形成することができる。
このように本実施形態によれば、空間光変調器30および投影レンズ72を備えた灯具ユニット10が灯室内に収容された車両用灯具100において、路面描画用配光パターンPAを精度良く形成することができる。
特に、本実施形態に係る車両用灯具100は、灯具ユニット10がランプボディ102に対して上下方向および左右方向にエイミング可能に支持された構成となっているので、このエイミングによっても投影光学系の焦点が本来の位置から灯具前後方向に微妙にズレてしまう。したがって本実施形態の構成を採用することが特に効果的である。
また本実施形態においては、レンズホルダ74がブラケット40に対して灯具前後方向にスライド可能な態様で支持されているので、空間光変調器30と投影レンズ72との灯具前後方向と直交する方向の相対的な位置関係が不用意にズレてしまわないようにすることができ、また、調整機構90に無理な荷重が作用しないようすることができる。
さらに、本実施形態の調整機構90は、ブラケット40に対して灯具前後方向に延びる軸線Ax2回りに回転可能な態様で支持されたスクリュウ92がレンズホルダ74と螺合することによって構成されているので、スクリュウ92の位置を略一定に維持した状態で、投影光学系の焦点を本来の位置に合わせることができる。
その際、本実施形態においては、スクリュウ92がレンズホルダ74の左右両側に配置されているので、レンズホルダ74に対する支持を安定的に行うことができる。
しかも本実施形態においては、各スクリュウ92のネジ部92aのピッチが、エイミングスクリュウ14、16のネジ部14a、16aのピッチよりも細かい値に設定されているので、投影光学系の焦点を本来の位置に精度良く合わせることが容易に可能となる。
上記実施形態においては、左右1対のスクリュウ92がレンズホルダ74の左右1対のフランジ部74Cに対して直接螺合する構成となっているものとして説明したが、樹脂製の調整用ナット等を介して左右1対のフランジ部74Cと螺合する構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、調整機構90として、ブラケット40に対して灯具前後方向に延びる軸線Ax2回りに回転可能な態様で支持されたスクリュウ92が、レンズホルダ74と螺合する構成となっているものとして説明したが、灯具前後方向に延びるように配置された状態でブラケット40と螺合するスクリュウ92が、レンズホルダ74に連結された構成とすることも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
まず、上記実施形態の第1変形例について説明する。
図8は、本変形例に係る車両用灯具200を示す、図3と同様の図である。
本変形例の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、灯具ユニット110におけるブラケット140とレンズ側サブアッシー170のレンズホルダ174との灯具前後方向の相対的な位置関係を調整するための調整機構190の構成が上記実施形態の場合と一部異なっており、これに伴ってランプボディ202の構成も上記実施形態の場合と一部異なっている。
すなわち、本変形例の調整機構190は、ランプボディ202に対して灯具前後方向に延びる軸線回りに回転可能な態様で支持された左右1対のスクリュウ192が、レンズホルダ174と螺合することによって構成されている。
具体的には、各スクリュウ192は、その先端部(前端部)に形成されたネジ部192aにおいてレンズホルダ174の各フランジ部174Cに装着された樹脂製の調整用ナット198と螺合している。この調整用ナット198は、スクリュウ192に対するレンズホルダ174の傾斜角度が多少変化してもこれを吸収し得る態様でフランジ部174Cに装着されている。
また、各スクリュウ192は、その基端部(後端部)においてランプボディ202に回転可能に支持されており、そのスクリュウ頭部192bにおいて回転操作が行われるようになっている。
ブラケット140の鉛直面部140Aには、左右1対のスクリュウ192を挿通させるための挿通孔140Abが形成されており、これによりブラケット140と左右1対のスクリュウ192との干渉を未然に回避するようになっている。
なお、本変形例のレンズホルダ174も、上記実施形態のレンズホルダ74と同様のホルダ本体174Aおよび左右1対の脚部174Bを備えている。また、本変形例のブラケット140も、その水平面部140Bには、左右1対の脚部174Bの先端部と係合する左右1対の係合溝部140Baが形成されている。
本変形例の構成を採用した場合においても、調整機構190を灯室外から操作して、ブラケット140とレンズホルダ174との灯具前後方向の相対的な位置関係を調整することにより、灯室内に灯具ユニット10が収容された車両用灯具200としての投影光学系の焦点を本来の位置に合わせることができる。
また本変形例のように、左右1対のスクリュウ192がランプボディ202に支持された構成とすることにより、上記実施形態のようにランプボディ102に左右1対の開口部102aを形成してこれらをゴムキャップ96の装着によって塞ぐ必要をなくすことができ、これにより灯具構成の簡素化を図ることができる。
さらに本変形例においては、各スクリュウ192とレンズホルダ174との螺合が樹脂製の調整用ナット198を介して行われているので、灯具ユニット110とランプボディ202との間に多少の相対変位が発生したとしても螺合部分に無理な荷重が作用しないようにすることができる。
一方、本変形例においては、車両用灯具200の組付け完了後に灯具ユニット110のエイミングが行われると、レンズホルダ174がブラケット140に対して灯具前後方向にスライドして灯具前後方向の相対的な位置関係が変化してしまうが、このような場合には改めて調整機構190を灯室外から操作して、ブラケット140とレンズホルダ174との灯具前後方向の相対的な位置関係を調整するようにすればよい。
なお、エイミング機能を備えていない車両用灯具においては、その組付け完了後に灯具ユニット110のエイミングが行われることはないので、本変形例の構成を採用することが特に効果的である。
上記第1変形例のスクリュウ192の代わりに、その軸部の中間部分の2箇所にユニバーサルジョイントが設けられたスクリュウを用いることも可能であり、このような構成を採用することによりレンズホルダ174との螺合部分に無理な荷重が作用しないようにすることが可能となる。
次に、上記実施形態の第2変形例について説明する。
図9は、本変形例に係る車両用灯具300を示す、図2と同様の図である。
本変形例の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、その灯具ユニット210においてレンズホルダ274をブラケット240に対して灯具前後方向にスライド可能な態様で支持するための構成が上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例のレンズホルダ274は、上記実施形態のレンズホルダ74と同様のホルダ本体274Aおよび左右1対のフランジ部274Cを備えているが、上記実施形態のレンズホルダ74における左右1対の脚部74Bの代わりに単一の脚部274Bを備えた構成となっている。
この脚部274Bは、投影レンズ72の光軸Axの真下の位置においてホルダ本体274Aから下方へ向けて突出しており、その先端部は左右両側へ拡がるように形成されている。
また、本変形例のブラケット240は、上記実施形態のブラケット40と同様の鉛直面部240Aおよび水平面部240Bを備えているが、その水平面部240Bには、上記実施形態のブラケット240における左右1対の係合溝部40Baの代わりに単一の係合溝部240Baが形成されている。
この係合溝部240Baは、レンズホルダ274の脚部274Bの先端部よりも広い左右幅で灯具前後方向に延びるように形成されている。また、ブラケット240の水平面部240Bには、脚部274Bの先端部を上方側から覆うようにして水平方向に張り出す左右1対の張出し部240Bbが形成されている。
そして本変形例においては、レンズホルダ274の脚部274Bがブラケット240の係合溝部240Baに対して灯具前方側から挿入されることによって、レンズホルダ274がブラケット240の水平面部240Bに載置された状態で、脚部274Bと係合溝部240Baが係合するようになっている。
本変形例の構成を採用した場合においても、レンズホルダ274がブラケット240に対して灯具前後方向にスライド可能な態様で支持されているので、空間光変調器30と投影レンズ72との灯具前後方向と直交する方向の相対的な位置関係が不用意にズレてしまわないようにすることができ、また、調整機構90に無理な荷重が作用しないようすることができる。
また本変形例の構成を採用することにより、脚部274Bと係合溝部240Baと係合によりレンズホルダ274がブラケット240に対して上方側に変位してしまうのを規制することができ、これにより車両振動等に対する車両用灯具300としての耐久性を高めることができる。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
10、110、210 灯具ユニット
12 ピボット
12a 先端部
14、16 エイミングスクリュウ
14a、16a ネジ部
20 空間光変調ユニット
22 支持基板
24 ヒートシンク
26 ソケット
30 空間光変調器
30A 反射制御部
30As 反射素子
30B 筐体部
30C 透光板
32 板状部材
32a 開口部
34 ガスケット
36 透光カバー
40、140、240 ブラケット
40A、140A、240A 鉛直面部
40B、140B、240B 水平面部
40Aa 開口部
40Ba、140Ba、240Ba 係合溝部
42 スフェリカルステップベアリング
44、46 エイミングナット
50 光源側サブアッシー
52 光源
54 リフレクタ
56 基板
60 ベース部材
62、84 伝熱板
70、170 レンズ側サブアッシー
72 投影レンズ
72A 第1レンズ
72B 第2レンズ
72C 第3レンズ
74、174、274 レンズホルダ
74A、174A、274A ホルダ本体
74B、174B、274B 脚部
74C、174C、274C フランジ部
74Ca ネジ孔
76A 第1金具
76B 第2金具
80 ヒートシンク
82 放熱ファン
84 伝熱板
86 ヒートパイプ
90、190 調整機構
92、192 スクリュウ
92a、192a ネジ部
92b、192b スクリュウ頭部
94 保持金具
96 ゴムキャップ
100、200、300 車両用灯具
102、202 ランプボディ
102a 開口部
104 透光カバー
140Ab 挿通孔
198 調整用ナット
240Bb 張出し部
Ax 光軸
Ax1 中心軸線
Ax2 軸線
CL1 下段カットオフライン
CL2 上段カットオフライン
E エルボ点
F 後側焦点
PA 路面描画用配光パターン
PL ロービーム用配光パターン
R1、R2 光路
Z1 領域

Claims (5)

  1. ランプボディと透光カバーとで構成される灯室内に灯具ユニットが収容された車両用灯具において、
    上記灯具ユニットは、空間光変調器で反射した光源からの光を、投影レンズを介して灯具前方へ向けて照射するように構成されており、
    上記空間光変調器は、上記光源からの光を上記投影レンズへ向けて反射させる第1の角度位置と上記投影レンズから外れた方向へ向けて反射させる第2の角度位置とを選択的に採り得るように構成された複数の反射素子を備えており、
    上記灯具ユニットは、上記空間光変調器を支持するブラケットと、上記投影レンズを支持するレンズホルダとを備えており、
    上記ブラケットと上記レンズホルダとの灯具前後方向の相対的な位置関係を調整するための調整機構が、上記灯室外から操作可能な態様で設けられている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 上記灯具ユニットは、上記ランプボディに対して上下方向および左右方向にエイミング可能に支持されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 上記レンズホルダは、上記ブラケットに対して灯具前後方向にスライド可能な態様で支持されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
  4. 上記調整機構は、上記ブラケットに対して灯具前後方向に延びる軸線回りに回転可能な態様で支持されたスクリュウが、上記レンズホルダと螺合することによって構成されている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の車両用灯具。
  5. 上記調整機構は、上記ランプボディに対して灯具前後方向に延びる軸線回りに回転可能な態様で支持されたスクリュウが、上記レンズホルダと螺合することによって構成されている、ことを特徴とする請求項3記載の車両用灯具。
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